JP2003506182A - カストマイズした飲料をオンデマンドで供給するための遅延希釈を使用する方法およびシステム - Google Patents

カストマイズした飲料をオンデマンドで供給するための遅延希釈を使用する方法およびシステム

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Abstract

(57)【要約】 消費者の要求に応じて、調製した飲料を幅広い種類および濃さで提供するための改良型システム。上記調製システムは、消費の直前に消費者が選んだ特定の種類および/または濃さで、入れたてのコーヒー飲料を比較的多量に作るのに有用である。上記システムは使用が容易であり、個人の注意をほんのわずかしか必要としない。この調製システムは、個々の消費者の選択に応じながらも、多量の、商業的または施設向きの量でコーヒーを提供するのに特に有用である。濃縮液の抽出が可能になると、抽出された飲料濃縮液の(個々の消費者の選択に基づいた)選択的な希釈をただちに提供する飲料調製システム。カストマイズした飲料製品を作り、消費者に供するためのシステムであって、ユーザインタフェース(102)と、カストマイズデータストア(106)およびユーザインタフェース(102)と通信可能な状態にあり、ユーザ用のカストマイズした配合を決定するための実行可能命令を含むカストマイズディレクタ(104)と、カストマイズディレクタ(104)と通信可能な状態にあり、カストマイズした飲料製品を供するための実行可能命令を含む飲料デリバリシステム(109)と、を有するシステム。カストマイズした飲料製品を個人に供する方法であって、消費者の好みのデータを入手するステップと、消費者の好みのデータに対応する消費者飲料の配合を決定するステップと、カストマイズした飲料配合に対応するカストマイズした飲料を消費者に提供するステップとからなる方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) 本発明は、消費者に(自宅または自宅以外で)多量のすぐ飲める飲料、特にい
れたての調製したコーヒーやお茶、およびコーヒー飲料や茶飲料(ラテ、カプチ
ーノ、チャイティーなど)を供給する方法およびシステムを対象とする。消費者
は、自分の味の好みに基づいて、飲料選択のタイプとその様々な特徴とをカスト
マイズすることができ、その一杯のすぐ飲める飲料が消費者に提供される。
【0002】 より詳細には、本発明は、消費者からタイプ、分量、その消費者の味と濃度の
好みに関する情報を収集するシステムを対象とする。収集された情報は、一人一
人の消費者に合わせた1つまたは複数の飲料製品をカストマイズするために使用
される。飲料の希釈または濃縮をカストマイズするための手段をこの情報システ
ムにリンクし、(例えば、調製した)抽出液/濃縮液をカストマイズする濃度に
従って希釈し、消費者の好みの濃度に合わせることができる。
【0003】 本発明の「遅延希釈」の態様を使用し、調製システム中で、複数種の特定タイ
プの飲料(例えばコーヒーおよび/または茶の複数の選択)とともに、異なる種
類の茶またはコーヒー(焙煎時間、挽き具合の選択、植物および/または豆の種
類)を利用することにより、消費者個々の味の好みに合わせることができる。ま
た、「遅延希釈」の態様を使用して複数種の飲料オプションを提供することもで
き、これは、未希釈の濃縮液/抽出液を使用し、他の飲料合成物またはフレーバ
ーを混合/溶解して、最終的な飲料の最小限の希釈で、チャイティー、カプチー
ノ、ラッテなどを作ることによって行う。
【0004】 すぐ飲める飲料を入れ、連続して個々にカストマイズした一杯の飲料を分配す
るためのハイボリュームシステムを提供することによって、本発明は特に、レス
トラン(特にファーストフード店)環境、ならびに広い待合場所を有する民生環
境および産業環境(オフィスビルディング、作業場、病院など)でも望まれる。
【0005】 本発明は、また、何人もの家族の味の好みに合わせていくつもの異なる種類の
飲料製品を作製することが望まれる家庭環境でも使用される。この多くのバリエ
ーションは、1杯または複数杯を入れる前半の初期の段階で作ることができるの
で、同種類の飲料(例えば、コーヒー、お茶)のバリエーションを一人一人が選
択した際に即座に供することができる。
【0006】 (発明の背景) コーヒーまたはお茶といった飲料を入れるのに最適な方式に関して多くの研究
がなされており、高級なコーヒーまたはお茶であっても、不適当な調製方法によ
って事実上消費に向かないものになる可能性があることが分かっている。一般に
、品質が高く、飲む者を満足させるコーヒーまたはお茶といった飲料は、上質の
香り、繊細な風味、コクの深さがあり、また暖かさと刺激となる性質がある場合
にしか得られない。
【0007】 また、多くの消費者が、コーヒー製品のための選択肢(例えば様々な強さ、種
類、クリームの濃さ、フレーバー)を多く利用できることを歓迎するようになっ
ており、コーヒーのオプション(ラッテ、エスプレッソ、カプチーノなど)およ
びお茶のオプション(レギュラーティー、クリーミーティー、および緑茶)が幅
広くなっているのも重要な点である。しかし、特に商業/産業的な設定(例えば
レストラン、ファーストフード産業、職場、病院)では、特にオンデマンドで幅
広い消費者に好みに応じたコーヒーを供する際に、克服すべき困難(例えば空間
、難しさ、時間、不都合)が数多くある。
【0008】 さらに、大半の個人の家庭は味の好みが異なる家族員からなっており、従来は
、最適に個々の好みに対処するのは煩雑で厄介なことであり、異なる飲料を入れ
るのに何回ものサイクルが必要であり、また材料の異なる画分および種類を混合
するのに合わせて様々な容器が必要とされた。家庭環境ではオンデマンドで効率
的に様々な味の好みに合わせるために、単一の調理台で1つ(あるいは少なくと
も最低限の数)の抽出液を用いるのが望ましいと言える。
【0009】 本発明の好適な実施態様の1つはコーヒー飲料である。コーヒー飲料は、アカ
ネ科の木の豆を焙煎して挽いた、水溶性の(不溶性の場合もある)成分を水に溶
かしたものである。この木には多くの品種があるが、商業的に最も重要なのは「
Caffee arabica(アラビカ種)および「Caffea cane
phora(ロブスタ種)」の2品種である。
【0010】 コーヒーまたはお茶などの飲料を入れるための器具は、通例「シングルステー
ション」タイプである。すなわち、例えば焙煎し挽いたコーヒー豆または茶葉な
ど、飲料を作るための乾燥材料を一定量計測して入れた容器または抽出用漏斗の
下部にある、加熱用エレメントの上に空のカラフまたはポットを置く。次いで熱
湯をその材料中に通して、飲料の成分となる精油、フレーバー、およびコクを抽
出した後、漏斗の開口部から下方のポットまたはカラフの中に流出させる。第2
のポットまたはカラフの飲料が必要とされる場合は、最初のポットまたはカラフ
を別の加熱用のエレメントまたはプレートに移さなければならない。
【0011】 このような以前の飲料ブリューワは、比較的少量の飲料を作る際には十分な機
能を果たすが、レストランや他の商業的または産業的な施設では、大量の調製飲
料を作れ、しかも様々な消費者の味の好みに即座に対応することのできる機器が
常に必要とされている。さらにこの機器は使用が簡単で、かつ比較的自動的に作
動して、飲料を入れる際に人間がそれほど注意を払わなくて済むものでなければ
ならない。レストラン、施設、および他の商業的施設における需要は特に、空間
、注意、および時間的な制約をふまえて、個々の消費者に受け入れられる一杯の
コーヒーを入れるための器具に関するものである。
【0012】 現在利用が可能ないくつかの飲料抽出装置では、基本的に瞬間的に熱湯を提供
して、短時間で飲料を作っている。通例こうした装置には熱湯を入れる容器があ
り、それにより一定量の熱湯を所定温度で保持する。この容器の内側には、加熱
される容器の上に配置された別の水用の容器または浅い容器の水を注入するチュ
ーブが取り付けられており、その一端は、熱湯容器の底近くまで伸びているが底
には接触していない。熱湯を排出するチューブは、その一端が、熱湯容器内の、
一般には上部にある放出ゾーンの近くに配置されている。排出チューブのもう一
端は、チューブによって運ばれる熱湯を飲料抽出物質に届け、飲料濃縮液を作る
【0013】 上述したような飲料抽出装置で飲料を作るには、水を浅い容器に注入する。水
は、水と熱湯の温度差のために、水注入チューブを流れて熱湯容器の底部に蓄積
する。熱湯は水と置換し、蓋で密閉された熱湯容器の上部に向かって移動し、熱
湯排出チューブを通じて排出される。飲料抽出物質の中に熱湯が供給されると、
熱湯と飲料抽出物質によって飲料濃縮液ができる(熱湯による瞬間飲料抽出装置
の代表例としては、Martinによる米国特許第3,385,201号、An
sonによる米国特許第4,920,871号、およびともにBrewerによ
る米国特許第5,025,714号および米国特許第5,113,752号を参
照のこと)。
【0014】 作った抽出液/濃縮液の希釈は、作った抽出液/濃縮液が濃くなりすぎるのを
防ぐとともに、抽出液/濃縮液を作った後にさらに手動で希釈する工程をなくす
ために必要とされる。作られた濃縮液の希釈は、水を浅い容器から調製漏斗に供
給して、それを挽いた豆/茶葉の中を通すか、または内側の抽出用漏斗と外側の
抽出用漏斗との間の領域に水を供給することによって達成される。
【0015】 従業員によるメンテナンスが最小限で済む器具を提供することが必要とされる
。作りすぎることなく、従業員による最小限の注意により、妥当な時間で補充す
ることのできる適切な量で、顧客の要求を満たすのに十分な量の飲料(brew
)を作る器具を提供することが重要である。さらに、この器具はコンパクトであ
ることが好ましい。
【0016】 したがって、実質的に無限の可能な選択肢から、消費者が自分の好む飲料の種
類をカストマイズすることが可能になる飲料調製システムを提供することが望ま
しい。本発明のシステムは、所望の温度で供され、すぐに飲むことのできる個々
に合わせた飲料を提供する。
【0017】 (発明の概要) したがって、本発明の一般的な目的は、消費者に対して、個々にカスタマイズ
した入れたてのすぐに飲める飲料を、幅広い種類と濃さで提供するための改良型
システムを提供することである。
【0018】 本発明のさらなる目的は、消費の直前に行われる複数の消費者それぞれの選択
に従って、種々の調製飲料(詳細には所望の種類、コク、性質および/または濃
さに合わせた)を比較的多量に作るための調製システムを提供することである。
上述のシステムは、消費者および他の者(例えばレストランのウェイター)が容
易に使用して、個々に合わせた飲料を得ることができる。さらに、この器具はメ
ンテナンスを行うのに、器具の所有者/操作者による個人の注意をごくわずかし
か必要としない。
【0019】 本発明の一般的な目的は、濃縮された抽出液の「遅延希釈」を利用して飲料調
製システムを提供することであり、このシステムは、抽出液の調製が可能になり
、未希釈の抽出液として保持されると、(消費者が選択すると)ただちに入れた
てのコーヒー抽出液を選択的に(個々の消費者の選択に基づいて)希釈する。本
発明の一般的な目的はまた、未希釈の抽出液を利用し、他の飲料成分を混合およ
び溶解してフレーバーコーヒーおよびティー、カプチーノ、ラッテ、クリーミー
コーヒーおよびティー、チャイティー、緑茶、などを作ることである。
【0020】 本発明の一般的な目的はまた、調製飲料のデリバリシステムを提供することで
あって、消費者が、種々の分類の飲料から選択およびその消費者の好みにしたが
って選択をカストマイズすることを可能にする調製飲料のデリバリシステムを提
供することである。
【0021】 本発明の一態様は、個々に合わせた飲料製品を消費者に供する方法である。例
示的方法は、消費者からその好みに関するデータを得るステップと、消費者の好
みに関するデータに対応する飲料配合を決定するステップと、飲料配合に対応す
る、個々に合わせた飲料製品を消費者に提供するステップとを含む。
【0022】 本発明の別の態様は、個々に合わせた飲料製品を消費者に供するための対話式
システムである。一実施例では、このシステムは、ユーザインタフェース、およ
びカスタマイズデータストアと通信可能な状態にあるカストマイズディレクタと
を備え、カストマイズディレクタは、ユーザに合わせた配合を決定するための実
行可能命令を含み、カストマイズディレクタと通信可能な状態にある飲料デリバ
リシステムは、個々に合わせた飲料製品を供するための実行可能命令を含む。
【0023】 さらに別の態様は、飲料デリバリシステムを制御して、個々に合わせた飲料製
品を作るための命令を含んだコンピュータ可読媒体である。一実施形態では、こ
の命令は、消費者の好みに関するデータを得るステップと、消費者の好みに関す
るデータに対応する消費者用飲料の配合を決定するステップと、消費者用飲料の
配合に対応する個々に合わせた飲料を消費者に提供するステップとを含む。
【0024】 当業者には、本発明のその他の目的、利点、および新規の特性は以下の詳細な
説明から明らかになろう。この説明は単に例示を目的とするもので、本発明の実
施には種々の方式が企図される。理解されるように、本発明には、そこから逸脱
することなく他の種々の明白な態様が可能である。したがって図面および説明は
本質的に例示的であり、制限的なものではない。本発明の上記の目的および他の
目的は、以下の詳細な説明でより明確かつ完全に述べる。
【0025】 本明細書は、本発明を詳細に示し、明確に特許請求する特許請求の範囲をもっ
てその結論とするが、その内容は、添付の図面と合わせた以下の説明からも理解
されると考える。
【0026】 システム100は、1つまたは複数の家庭外のカストマイズ可能飲料デリバリ
システム502、1つまたは複数の家庭内のカストマイズ可能飲料デリバリシス
テム504、および1つまたは複数の遠隔にある飲料プログラミングステーショ
ン506を備える。家庭外のシステム502は、レストラン、職場、コンビニエ
ンスストア、あるいは食料雑貨店などに置くことができる。遠隔のプログラミン
グステーション506は、家庭内システム504および家庭外システム502と
同じ物理的位置に置いても、その他の遠隔の物理的位置に置いてもよい。
【0027】 システム100の構成要素はそれぞれ、ネットワークコネクタ509によりネ
ットワーク507で接続されている。ネットワークコネクタ509は当技術分野
で知られる任意のネットワークコネクタでよく、これにはトークンリング、イー
サネット(登録商標)、電話回線、光ファイバ、セルラー、同軸ケーブル、ユニバ
ーサルシリアルバス、パラレルケーブル、シリアルケーブル、IEEE1394
ファイアワイヤ、ブルートゥース、赤外線(IR)、無線周波数(RF)、レー
ザなど、あるいはこれらの組合せが含まれるがこれらに限定しない。ネットワー
クコネクタ509は、ネットワーク接続装置508を介して種々の構成要素に接
続される。ネットワーク接続装置には、電話モデム、ケーブルモデム、DSLモ
デム、周辺ポート(例えばシリアル、パラレル、USB、IR)など、およびこ
れらの組合せが含まれるがこれらに限定しない。ネットワーク507は、ピア・
ツウ・ピアネットワーク、クライアントサーバネットワーク、インターネット、
イントラネットなど、あるいはこれらの組合せでよい。
【0028】 本発明の一実施形態では、家庭外システム502および家庭内システム504
はどちらも、カストマイズディレクタ104、飲料デリバリシステム109、デ
ータ表示装置510、データ入力装置512、データ記憶装置106、およびネ
ットワーク接続装置508を備える。当業者なら、データ表示装置510および
データ入力装置512はともに同一の装置でも(タッチスクリーンの場合のよう
に)、個別の装置(例えばキーボードおよびLCD表示画面)でもよいことを理
解されよう。また、データ入力装置および表示装置(512および510)は、
当技術分野で知られる、あるいは使用される任意のそのような装置でよいことも
理解されよう。この装置には、視覚、音声、磁気、光、電気信号など、あるいは
これらの組合せによって作動する装置が含まれるがこれに限定しない。カストマ
イズディレクタ104は、ネットワーク接続装置508を介して、ネットワーク
およびシステム100の他の構成要素に接続される。カストマイズディレクタ1
04は、データ入力装置512、データ表示装置510、飲料デリバリシステム
109、およびデータ記憶装置106にも接続される。データ記憶装置106は
、当技術分野で一般に知られ、使用されるもののうち1つまたは複数のデータ記
憶装置からなることができる。データ記憶装置106は、飲料の配合、ユーザ識
別、ユーザの好みなどのデータを含むことが可能である。
【0029】 リモートプログラミングステーション506は、ネットワーク接続装置508
を介してネットワーク507に接続され、ネットワーク接続装置508は、カス
トマイズディレクタ104、データ表示装置510、データ入力装置512、お
よびデータ記憶装置106に接続される。リモートプログラミングステーション
506は、ワークステーションのようなスタンドアロンの専用コンピュータ装置
でよい。あるいは、ステーション506は、ユーザが個々に合わせた飲料配合を
作製し、その情報をデータ記憶装置106に記憶することを可能にするソフトウ
ェアプログラムを実行する、汎用コンピュータ装置の組合せでもよい。これに適
したプログラムは、Java(登録商標)、CGIスクリプト、HTML、XTM
L、SHTMLなどのプログラミング言語を使用して構築することができる。
【0030】 図5に表すシステム100に関して、システム資源を共用し、かつシステム構
成要素の冗長性を低減するシステムの設計および構築は、当分野における技術者
の技術の範囲内にあることが理解されよう。こうしたシステムでは、例えばネッ
トワーク507で単一のデータ記憶装置106を用いることができ、この記憶装
置は、ユーザがその時点で位置するシステム構成要素に物理的に近接して置くこ
ともでき、また近接して置かなくともよい。さらに、システム100では、全て
の装置がネットワーク507を介して接続された単一のデータディレクタ104
を用いることができる。
【0031】 カストマイズが可能な飲料システム100は、筐体608の中に含まれる。筐
体608に配置されたタッチスクリーンディスプレイ602は、システムユーザ
からデータを集めるための入力装置、およびユーザによる飲料の選択に関する情
報を表示する出力装置の両方として機能する。タッチスクリーン602は、一連
のグラフィカルユーザインタフェース(GUI)603を表示し、これにより、
ユーザとカストマイズ飲料システム100との間の情報の収集および表示が容易
になる。情報は、識別カード607に記憶された情報を読み取るカードリーダ6
04を使用して、システム100が電子的に集めることもできる。視覚が不自由
なシステムユーザの場合、あるいは単に情報の交換をさらに容易にするために、
マイクロフォン606を利用して音声(verbal)コマンドをシステム10
0に入力することができ、スピーカ609を利用して選択およびその他の情報を
ユーザに伝えることができる。マイクロフォン606を介した音声コマンドは、
音声認識ソフトウェアを使用して、カストマイズディレクタ104(図示せず)
が解釈できる命令に翻訳する。
【0032】 ここで説明している実施形態を参照すると、ユーザがシステム100に接近す
ると、標準的な歓迎用GUI603が提示される。標準的な歓迎用GUIに表示
される情報は、静止画像、動画、あるいはその組合せにすることができる。本発
明の一実施形態では、標準的な歓迎用GUI603には、システム100が提供
できるカストマイズ可能飲料の種類を記述する情報の他に、現在のニュース、天
気情報、およびスポーツ情報が表示される。標準歓迎用GUI603には、シス
テムを使用する際の指示も表示してよい。
【0033】 ユーザは次いで、標準歓迎用GUI603が表示されたタッチスクリーン60
2に触れるか、自分の識別カード607をカードリーダ604に挿入するか、あ
るいはマイクロフォン606によって拾われるセッション開始コマンドを口で言
うことにより、システム100を起動する。システムの起動後、システム100
は、タッチスクリーンディスプレイ602の表示を、標準の歓迎用GUI603
から飲料選択用GUI700に変更する。
【0034】 飲料選択GUI700は、個別設定された挨拶エリア702を含み、ここには
現在のユーザに関する情報が表示される。この情報は、ユーザ名、残高などのア
カウント情報、それまでの消費パターンおよび/または予想される飲料選択の希
望に基づく飲料選択の提案などを含むことができる。飲料選択GUI700はこ
れとは別のデータ表示エリア704も含み、ここには現在のユーザと関連しても
、あるいは関連していなくてもよい様々な情報を表示することができる。例えば
、もう一方のデータ表示エリア704には、ユーザの金融ポートフォリオの最新
情報、電子メールアカウントの情報(すなわち、新しいメッセージのステータス
、メッセージの送信者、件名、あるいはメッセージの全文)、最新の天気情報、
主要ニュース項目、スポーツのスコアなどを表示することができる。表示される
その情報内容はユーザによって、あるいはユーザとの過去および/現在の経験(
例えば人口統計的な基準、飲料の選択など)に基づいてシステム100によって
、あるいは両者の組合せによって選択することができる。もう一方のデータ表示
エリア704には、広告あるいは他の宣伝情報を表示してもよい。
【0035】 飲料選択GUI700は、所定の飲料選択アイコン、および標準の飲料配合に
対応したラベル706も含んでいる。この標準の飲料配合は、起動の時間に関係
なく全てのユーザに表示しても、あるいは時刻、季節、天気などに応じてシステ
ム100によって変更してもよい。あるいは、所定の飲料選択アイコンおよびラ
ベル706は、例えば現在のユーザが気に入っている午後用の飲料の選択など、
現在のユーザが保存している飲料配合に対応するものでもよい。保存された飲料
配合は、ユーザ識別カード上に設定してカードからアクセスしても、ローカルの
データ記憶装置に記憶しても、システム100からアクセスするリモートのデー
タ記憶装置に設定してもよい。飲料選択GUI700には、カストマイズオプシ
ョンアイコンおよびラベル708も表示され、これをユーザが選択すると、カス
トマイズGUI800の起動および表示が開始される。
【0036】 飲料カストマイズGUI800は、任意選択で、個別設定された挨拶エリア7
02および/または別のデータ表示エリア704を含んでもよい。主として、飲
料カストマイズGUI800は、1つまたは複数のカストマイズ可能な飲料の特
性の表示802を表示する。これは、システム100がシステムユーザ指定の好
みに従って調製できる所与の飲料特性に対応している。カストマイズ可能飲料の
特性表示802は、所与のカストマイズ可能飲料の特性で可能な変化(すなわち
焙煎の色合い、飲料の濃さ、飲料の温度、追加フレーバーなど)の全体範囲を伝
えるカストマイズ可能飲料特性スケール804と、カストマイズ可能飲料特性ス
ケール804におけるカストマイズ可能飲料特性の現在のレベルに対応する、カ
ストマイズ可能飲料特性位置マーカ805とを含む。タッチスクリーンの場合、
システムユーザは、カストマイズ可能飲料特性スケール804の、所与のカスト
マイズ可能飲料特性に関する所望のレベルを表す部分に触れる。すると飲料カス
トマイズGUI800が更新し、カストマイズ可能飲料特性スケール804の該
当する部分の上に、カストマイズ可能飲料特性表示802が、カストマイズ可能
飲料特性位置マーカ805を表示することによりユーザの好みを反映する。ユー
ザは、カストマイズした飲料の配合を終えると、保存アイコン806を選択して
カストマイズした飲料の配合を保存するか、または供給アイコン808を選択し
てシステム100に飲料を供給させることができる。保存アイコン806を選択
すると、システム100は、プログラムされた飲料配合を、カストマイズされた
飲料の情報を記憶することができる任意の装置に転送することができる。任意選
択で、ユーザは、リターンアイコン810を選択して前のGUIに戻ることもで
きる。リターンアイコンは、飲料選択GUI700など、それより前のGUIを
表示するようにシステムに指示を出す。
【0037】 システム100は、カストマイズされた飲料と、カストマイズできない所定配
合の飲料の両方を供給することができる。飲料の種類は飲料の種類表示アイコン
902によって示され、このアイコンは所与の飲料の選択に関する情報を表示す
る。所与の飲料種類表示アイコン902が、カストマイズできる飲料の選択に対
応する場合は、1つまたは複数のカストマイズ可能飲料特性表示802がすぐ近
くに配置され、ユーザは飲料をカストマイズすることができる。本発明の一実施
形態では、カストマイズ可能飲料特性表示802は、2つ以上の個別のカストマ
イズ可能飲料特性表示908を含み、これはカストマイズできる飲料の特性(す
なわち焙煎の色合い、飲料の濃さ、飲料の温度、追加のフレーバーなど)に対応
している。システム100では、ユーザがカストマイズできない飲料を選択する
ことも可能である。ユーザが所望の飲料を選択し、その飲料の選択がカストマイ
ズ可能な飲料に対応している場合には、飲料をカストマイズすると、供給ボタン
906を押して飲料を供給することができる。
【0038】 (発明の詳細な説明) 次に、本発明の様々な実施形態について詳細に参照する。その様々な実施例を
添付の図面に示し、図面全体を通して同様の参照番号は対応する要素を示すもの
とする。
【0039】 本発明は、複数の消費者に向けたすぐに飲める、調製した飲料製品の個々のカ
ストマイズと、消費者入力後のカストマイズされたすぐに飲める飲料の供給に関
するシステムを対象とする。本発明の方法は3つの基本的なステップを含む。す
なわち、消費時点で消費者が望む飲料のタイプと特性についての消費者の希望に
関する情報を消費者から収集するステップ、およびシステムが、消費者の製品の
選択を、抽出液/濃縮液の分量を含む飲料デリバリシステムにリンクするステッ
プ、所望の場合には遅延希釈の1つまたは複数の態様に対応する、飲料デリバリ
システム中のエリアにリンクするステップを含む。本発明のシステムでは、任意
選択で、「遅延希釈」を利用することにより、消費者それぞれの好みに基づいて
個々の消費者にオンデマンドで供することができる、飲料のオプションをさらに
増すことができる。
【0040】 A.定義 本明細書で使用する「調製した飲料製品」および「入れたての飲料製品」とい
う用語は、コーヒーおよび茶に関するものである。
【0041】 本明細書で使用するように、特に指定しない限り、「抽出液」と「濃縮液」と
いう用語は互換に使用される。本発明の文脈内、すなわち個々にカストマイズさ
れた飲料を消費者にオンデマンドで提供することにおいては、抽出液と濃縮液の
どちらが使用されてもかまわない。「入れたて」の抽出液は確かに許容範囲内で
はあるが、必ずしも必須ではない。
【0042】 飲料製品の付加的な種類を作製することができるが、本発明の「カストマイズ
されたオンデマンドの種類」の態様が使用されるとき(遅延希釈)、出発原料と
して抽出液と濃縮液の両方とも使用するカストマイズされた飲料製品を供するこ
とができる。「抽出液」、「濃縮液」、「抽出液/濃縮液」および「濃縮液/抽
出液」という用語には「抽出液」、濃縮液、「トディ」、浸出液などが含まれる
【0043】 本明細書で使用する用語「抽出したて(入れたて)」とは、抽出され、少なく
とも約5分間の「保持時間」保持された飲料濃縮/抽出液を指す。この時間は、
少なくとも約15分であることが望ましく、少なくとも約30分であるのが最も
好ましい。またこの時間は約48時間以内であり、好ましくは約24時間以内、
より好ましくは約12時間以内、最も好ましくは約6時間以内である。
【0044】 本明細書で使用する「コーヒー飲料」は、カプチーノ、エスプレッソ、ラテ、
フレーバーコーヒー飲料、クリーミーコーヒー飲料、その他上述の派生および/
または変形であるコーヒーベース飲料を含む。
【0045】 本明細書で使用する「茶飲料」は、紅茶、緑茶、ハーブティー、フレーバーテ
ィー、チャイティー、クリーミーティー、その他上述の派生および/または変形
である茶をベースにした飲料を含む。
【0046】 本明細書で使用する「すぐに供せる飲料」および「すぐに飲める飲料」という
用語は、即時に使用可能な状態の、消費可能な形態の飲料製品、およびその上述
の派生および/または変形であるコーヒーおよび/または茶をベースにした飲料
を意味するように互換に使用される。これらは、コーヒーの抽出液または茶の抽
出液から作られ、また、幅広い様々な配合の、ドライミックス、パウダー、液体
、抽出液、濃縮液、およびエマルジョンを含むこともできる。
【0047】 抽出液が抽出装置を出る際の温度は華氏100度を超え、華氏120度を超え
ることが好ましく、華氏150度を超えることがより好ましく、最も好ましくは
華氏約170度を超える。また抽出液の固形分は約6%未満であるが、約5%未
満であることが好ましく、より好ましくは約4%未満である。
【0048】 本明細書で使用する「飲料タイプ」という用語は、コーヒーと茶を意味する。
【0049】 本明細書で使用する「分類」という用語は、飲料のある種の特性または属性を
意味するものであり、温度、濃度、コク(フルボディまたはライトボディ)、焙
煎(色または度合い)、酸味、甘み、苦み、および/または口当たりを含むもの
である。
【0050】 「種類」という用語は、属の中の1つまたは複数の所与の種類の中の原産国(
栽培)および/または栽培された特定の領域(例えば、変種)を、収穫技術およ
びポストハーベスト技術を含めて意味するものである。挽きの粗さは、抽出の度
合い(量)だけでなくその風味(質)にも影響を及ぼす。本発明で有用なコーヒ
ー豆は、一種類の豆または1つの等級の豆からであっても、あるいは様々な種類
と等級の豆のブレンドから作ることもでき、また、カフェイン抜きでなくてもま
たはカフェイン抜きであってもよい。これら高地産種の豆は、通常、高級コーヒ
ーと呼ばれる。強い酸味を有する適切な高級コーヒーには、「コクがあり」、「
酸味があり」、「薫り高く」、「芳香があり」、時には「チョコレート風味のあ
る」アラビアコーヒーやコロンビアコーヒーがある。代表的な高品質のコーヒー
の例は高級アラビアコーヒーの代名詞としてしばしば「マイルド」と呼ばれるも
のがあり、その他にもコロンビア、メキシカン、その他ストリクトリーハードビ
ーンコスタリカ、ケニヤAおよびケニヤB、ストリクトリーハードビーンガテマ
ラなどのウォシュドタイプのマイルドが含まれる。
【0051】 「保持期間」という用語は、抽出液の調製開始に始まり、消費者に分配された
時点で終了する期間を意味する。
【0052】 本明細書で使用する「含む」という用語は、様々なコーヒー、他の材料、また
はステップを、本発明の実施に関して結合して使用することができることを意味
する。したがって、「含む」という用語は、「から基本的に構成される」および
「からなる」というより限定的な用語を包含するものである。
【0053】 本明細書の全ての比率およびパーセンテージは、特に指定のない限り、重量を
基準としている。
【0054】 B.飲料の抽出液/濃縮液の作製 本発明の1つの特に好ましい実施形態は、調製したコーヒー抽出液の使用を必
要とする。ほぼ普遍的に、抽出液は、焙煎して挽いたコーヒーを沸点よりやや低
めから沸点よりやや高めの温度で所定の調製期間だけ湯と接触させることによっ
て調製し、この抽出液(溶質を含む)は不溶物から分離され、その結果生じた飲
料が消費される。一般的に入手可能ないかなる抽出液/濃縮液も、本発明のシス
テムを実施する上で使用することができる。一実施形態では、焙煎して挽いたコ
ーヒーは、ポッドまたはサシェに収納され、ブリューイングチャンバー内に挿入
される。この種のポッドの一例としては、参照により本明細書に組み込まれる米
国特許第5,325,765号および第5,840,189号で開示されている
Keurig社製の「K−Cup」がある。
【0055】 調製方法は、一般に大別して次の3つに分類される。(1)焙煎して挽いたコ
ーヒー豆(一部がそれ自体のフィルタとして働く)を湯が濾過され、または圧力
をかけて通され、次いで、金属、紙、または布の漉し器を通してろ過するシング
ルパス浸出、(2)必要な濃度で抽出液を絞りきらないうちに、一杯または複数
杯分の量の挽き豆を連続的に並流または向流で通過させた抽出液を再利用するパ
ーコレーション法、(3)一定量のコーヒーを調製容器中で一定量の水と混合し
、攪拌しながら、あるいは攪拌しないでこれを浸漬し、次いで抽出液を取り出す
ためにフィルタで濾過するかまたは機械的に分離するバッチスラリー法である。
【0056】 調製した飲料、特にコーヒーまたはお茶を供給するシステムは、一般に「シン
グルステーション」タイプであった。このタイプでは、空のカラフまたはポット
が加熱部品の上の、計量した、乾いた飲料作製材料、例えば挽いたコーヒーまた
は茶葉を収納する容器または調製漏斗の下に配置される。次いで、湯がその材料
中を通過して飲料を構成する揮発性物質、風味およびコクを抽出し、次いで漏斗
開口部から下方にポットまたはカラフ内に排出される。飲料の第2のポットまた
はカラフが必要になる場合、第1のポットまたはカラフは、別個の加熱部品また
は加熱プレートの方に移動する必要がある。このような従来型の飲料ブリューワ
は比較的少量の飲料を作製するには満足に機能するが、レストランおよび他の商
業施設および産業施設では、調製期間中に過度の人的な注意を必要としないよう
な、使用し易くかつ比較的自動的な多量の飲料を作製する機器が依然として求め
られている。
【0057】 本発明のシステムにおいて有用な茶の抽出液を作製する適切な方法は、198
8年6月19日に発行され、参照により本明細書に組み込まれた(Genera
l Foods社に譲渡された)Robbinsの米国特許第4,757,75
2号で開示される。
【0058】 一般に入手可能な抽出液/濃縮液を本発明のシステムに使用することができ、
調製飲料を提供する特に好ましい方法は、抽出液を提供し、その抽出液を本発明
のシステムの「遅延希釈」態様と組み合わることである。
【0059】 本発明のいくつかの実施形態を図示し説明したが、それによって本発明を限定
しようとするものではない。むしろ、本発明の趣旨および範囲を逸脱せずに様々
な変形形態および修正形態が可能であるということが当業者には明らかであろう
。したがって、本発明の範囲内にある全てのそれらの変形形態および修正形態は
頭記の特許請求の範囲を包含することを意図している。
【0060】 C.遅延希釈 本発明のシステムは、消費者の選択に基づいた、抽出飲料のカストマイズを提
供することが好ましい。これは、任意選択で、飲料コーヒー抽出液の遅延希釈を
利用して提供される。
【0061】 本明細書で使用する用語「遅延希釈」とは、抽出したてのコーヒー抽出液を、
最低約5分間保持しておく態様を指すが、この時間は最低約15分であることが
好ましく、最低約30分間であることがより好ましい。好ましい方式では、「遅
延希釈」は、抽出液を最大約48時間、好ましくは最大約24時間、より好まし
くは最大約12時間、最も好ましくは最大約6時間保持しておく態様も指す。
【0062】 重要なのは、本発明の好ましい実施形態の主要な態様により、供給の直前に、
好みの飲料タイプおよび分類を選択できるようになることを認識することである
。多くの自動化システムに見られるように、特性や濃さを予め決定しておくこと
はしない。「遅延希釈」の態様により、最小回数の抽出サイクル、好ましくは1
回のサイクルで、同じ飲料タイプを個々に合わせた飲料を複数杯作ることが可能
になる。さらに、所望の場合には、こうした個々に合わせた飲料(servin
gs)をオンデマンドで供給することができる。
【0063】 本発明の特に好ましい一実施形態では、前記の希釈比は約ゼロ(希釈しない)
から約1:15のコーヒー/水の比まであり、濃さに関する消費者の選択の入力
を受け取ると、現在利用可能な方法を利用して容易に変えることができる。個々
の消費者が消費する時の温度の好みに合わせるために、希釈水の温度も変更可能
である。すなわち、これを容易に達成することができるいくつかの方法があるが
、1つの好ましい方法には、湯用(華氏170〜200度)と水用(華氏40〜
80度)の2つの希釈ラインがあり、それらの比率と流れを調整して好ましい温
度でそれぞれの消費者に個別にコーヒーを分配する。
【0064】 本発明の好ましい実施例では、抽出部分における水対焙煎して挽いた乾燥した
コーヒー豆との重量比率は約5:1から約24:1、好ましくは約8:1から約
13:1である。この分量の水が(ドリップ)抽出に使用されるとき、比較的濃
く(すなわち、濃縮されているが苦くはない)ろ過されたコーヒー抽出液が得ら
れる。通常、この抽出液は、重量で約1.2%を超える、好ましくは1.5%を
超える可溶性の固形分内容を有することになる。比較的濃くろ過されたコーヒー
抽出液は、次いで好ましい飲料濃度まで十分な分量のろ過水で希釈される。
【0065】 明らかに、本発明のシステムのこの態様は、入れたての抽出液に多くの利点を
与えることによって、消費者にとってより美味しい最終的なコーヒー飲料を生じ
る。例えば、抽出したコーヒーの遅延ろ過によって、「すぐに消費できる」すな
わち、「すぐに飲める」状態(例えば、好ましい温度で希釈された状態)にコー
ヒーを保持する必要はなくなる。希釈されていない状態では、コーヒーは水分が
少なく、よりゆっくりと劣化する。さらに、保持期間中に加熱または冷却する必
要性も最小限に抑えられる。
【0066】 さらに、希釈されていない抽出液は、より小さい空間しか占めず、所与の物理
的形状でより容易に沸騰させることができる。より小さい空間のさらなる利点は
、機器(ステーション)を酸素に対してより効率よく密閉することができる点で
ある。抽出液の濃度により、抽出液は、溶解したコーヒー固形分に対してより少
ない酸素が溶解しており、これは酸化反応を遅らせることになる(コーヒー固形
分に対する水溶液の分量がより少ない)。
【0067】 本発明の「遅延希釈」の態様を使用することによって、仕上がった一杯のコー
ヒーには多くの利点がもたらされる。これで、最終的に「古すぎる」または「か
び臭い」コーヒーまたは茶をサービスすることが少なくなるのである。保持期間
中に起こる化学変化の比率は遅延希釈によって最小限に抑えられる。本発明の特
に好ましい実施形態では、調製した抽出液は、華氏170度より低い温度まで、
好ましくは華氏160度より低い温度まで、より好ましくは華氏140度より低
い温度まで、最も好ましくは華氏30度から華氏50度の間まで冷却されるか冷
蔵保存されて、抽出液の保持期間中に発生する変化をさらに低減する。このシス
テムを実行するには、調製した熱い飲料をすぐに分配できる状態で保つよりも湯
を加熱して保温しておく方が、より少ないエネルギーと空間ですむ。抽出液を冷
却し冷蔵保存することは、所望の風味の属性を維持することができる最大保持時
間をさらに延長することが当業者には理解されよう。
【0068】 D.システムインタフェース 必要とされる可能性のある購入コスト、人的な時間の投資、および否定的な体
験に対する不安などから、消費者は、最も望ましいタイプの飲料製品を見つける
のに伴う試みや「試行錯誤」を、受け入れがたい、あるいは不愉快なものと感じ
る可能性がある。消費者の多くは、飲料製品に利用できる様々なオプションが、
自分自身の個人的な味の好みにどのように対応しているかを理解していない。こ
うした状況は、所与の場所では、消費の際に飲料製品に関するオプションが文字
通り多数利用できる場合もあることにより、さらに難しいものになっている。
【0069】 したがって、味の好みの点から見て、他の入手可能な飲料製品よりも、ある消
費者が受け入れて楽しむ可能性が統計的に高い、1種類または複数種の飲料製品
を消費者が識別できるようにする方法を提供することが望まれる。そのようなシ
ステムは、容易に習得され使用できるものであることが理想的である。
【0070】 本発明の方法は3つの基本ステップを含む。すなわち、消費時に消費者が望む
飲料の種類について、消費者の希望に関する情報を消費者から集めるステップ、
およびプロセスが、消費者が選んだ飲料製品を、一定量の抽出したての抽出液を
含んだ保持エリアとリンクするステップ、飲料の濃さおよび種類に関する消費者
の選択と一致した水と入れたての飲料抽出液との割合で飲料の希釈を行うエリア
とリンクするステップを含む。
【0071】 定義 本明細書で使用する用語「種類を作り出すシステム/装置」とは、1つまたは
複数の入力された材料を複数種類の飲料へと変換することができる装置およびプ
ロセスを指す。このようなシステムおよび装置は、遅延希釈のための手段/シス
テム、遅延濾過のための手段/システム、遅延混合のための手段/システムを含
む。
【0072】 本明細書で使用する用語「カストマイズインタフェース」とは、消費者と飲料
デリバリシステムとの間の情報(例えば、消費者情報、カストマイズ情報、およ
びカストマイズに関する提案)を伝送する、非人的な伝達手段(vehicle
)を指す。このインタフェースは多くの方式で実施することができ、消費者は遠
隔位置からカストマイズインタフェースにアクセスすることができる。
【0073】 本明細書で使用する用語「飲料デリバリシステム」とは、カストマイズインタ
フェースにリンクされたステーション、装置、デバイス、機器、あるいはこれら
のシリーズを指し、任意選択で、遅延希釈の手段/システムを含む、「種類を作
り出すシステム/装置」を備える。
【0074】 本明細書で使用する用語「カストマイズされた選択の識別」とは、カストマイ
ズインタフェースまたは飲料デリバリシステムが消費者を認識し、カストマイズ
された飲料を消費者に供する(飲料デリバリシステムの場合)か、あるいは供給
を命令する(カストマイズインタフェースの場合)ことができるプロセス、およ
びそのための手段を指す。消費者を識別するのに適した方式には、キーパッド、
タッチスクリーン、マトリックスカード、網膜スキャナ、親指指紋読取り装置、
または無線周波数識別タグ(RFID)を介してシステムに通信される個人識別
番号(PIN)が含まれるがこれに限定しない。
【0075】 本明細書で使用する用語「消費者の識別」とは、カストマイズディレクタまた
はID装置が、適用可能な消費者の好みを認識し、それに従って適切にカストマ
イズした飲料を作り出し、決定することができるプロセス、およびそのための手
段を指す。適用可能な消費者の好みを識別するのに適した方式には、キーパッド
、タッチスクリーン、マトリックスカード、網膜スキャナ、親指指紋読取り装置
、磁気カードリーダ、バーコード、あるいは無線周波数識別タグ(RFID)な
どの入力装置またはプロセスを介してシステムに通信することができる、個人識
別番号(PIN)、ユーザ名、パスコードなどが含まれるがこれに限定しない。
【0076】 本明細書で使用する用語「消費者」とは、飲料オプションの入力、カストマイ
ズ情報、カストマイズの提案、あるいは飲料製品の受取りのために、カストマイ
ズディレクタと対話する任意のシステムユーザを指す。これは、シェフ、店員、
顧客、ウェイター、給仕人などである。消費者は、例えば電話、インターネット
、無線接続などにより、遠隔位置からユーザインタフェースにアクセスすること
ができる。
【0077】 本明細書で使用する用語「飲料の配合」とは、カストマイズディレクタが決定
する情報であり、個々の消費者または消費者の好み(飲料を飲む者が複数あり、
多量の注文がある場合には複数の好み)に関連するようにカストマイズディレク
タが処理した、選択された製品、オプション、特性、または飲料製品に対応する
、カストマイズされた選択を提供する。
【0078】 本明細書で使用する用語「カストマイズ情報」とは、カストマイズインタフェ
ースまたは飲料デリバリシステムが伝搬する情報であり、カストマイズインタフ
ェースによって個々の消費者に関連するように処理された、製品、オプション、
特性または飲料製品に関するカストマイズ情報の個人的な選択を提供する。
【0079】 本明細書で使用する用語「カストマイズの提案」とは、カストマイズディレク
タによって決定される情報であり、カストマイズディレクタにより個々の消費者
または消費者の好みに関連させて処理された、製品、オプション、特性または飲
料製品に関する、個々に合わせた提案を提供する。一実施形態では、カストマイ
ズ提案は過去の対話に基づく。別の実施形態では、カストマイズの提案は、宣伝
用および/または季節的な選択を含むことができる。
【0080】 本発明のシステムは、個々の消費者がシステムと通信して、自分に合わせた選
択を飲料デリバリシステムに受け入れさせることも可能にする。本発明のこの態
様を達成するように個々のシステムを開発する方式は数多くある。本明細書で論
じる実施例はその代表に過ぎず、制限的なものではない。消費者との通信に適し
た方式には、音声、キーボード、インターネット、タッチスクリーン、およびセ
レクタ、スライドバー、ボタン、スイッチといった従来の手段が含まれるがこれ
らに限定しない。このシステムでは、特定の主要な質問、試飲、または好みに関
する直接的な質問によって個々の消費者の希望を把握することにより、消費者が
好む味とニーズを供することができる。
【0081】 個々の希望は常に変わるものであり、例えば、時刻、曜日、日付、季節、様々
な機会、環境、仕事/娯楽、気分、身体状態、精神状態など、時間の経過および
/または出来事や経験によって変化する可能性がある。またその希望は、実験、
経験、教育、知識、ライフスタイルの変化、および年齢に基づいて変化していく
。カストマイズインタフェースは、消費者情報を処理する際に、このような個人
または過去の情報を含むことができ、かつ消費者情報を処理する際に、人口統計
的な傾向、特徴、および一般的な経験を組み込むこともできる。別の実施形態で
は、カストマイズの提案は、宣伝用および/または季節的な選択を含むことがで
きる。例えば、それぞれの年齢に応じて、カストマイズした飲料に栄養補給剤を
加えることを選択することができる(例えば、閉経後の女性がカルシウムの添加
を希望するなど)。飲料デリバリシステムは、特定の場所では、特別の添加物(
例えば健康食品店やヘルスクラブでは、粉末のビタミンやミネラルのような新し
い製品ラインを加えることを希望するなど)をサンプルとして提供して、小売の
売上額を増すことができ、ヘルスクラブは脱水状態からの回復をサポートするた
めの運動後用の製品を提供することを希望するかもしれない。
【0082】 また、カストマイズインタフェースは入手可能なデータを継続的に取り入れ(
assimilate)て、カストマイズの可能性および現行の提案を増やすこ
とができる。本発明のシステムの特に好ましい実施形態では、この種の情報およ
び入力を継続的に監視、更新、および精密化して、個々の消費者に合わせたオプ
ションを変更および予測する。情報処理のこの態様は、グローバルアシミレータ
カストマイズシステムである。
【0083】 本発明の好ましい一実施形態では、システムは、消費者の味の好みに関する情
報を使用して、その消費者が試す可能性のある特定の小売用飲料を提案する。こ
の態様の1バージョンでは、消費者は飲料システムを使用して、様々な小売ブラ
ンドを試してみることができる。逆に様々な小売ブランドは、飲料供給システム
において、特定のフレーバーや飲料デリバリシステムにおいて選択されたものを
知らせるか、またはその他の形でそれらに関連付けることができる。
【0084】 本発明のシステムは、消費者およびメニュー項目のどちらにも適応できるよう
に、十分かつ適切なメモリ機能を備えていなければならない。これには、製品の
使用、発生率、消費者による選択、および応答が含まれる。本発明のこの態様に
適応させて個々のシステムを開発するには多くの方式があるが、本明細書で扱う
実施例は単にその代表例に過ぎず、制限的なものではない。本発明のシステムの
メモリ機能の適切な実施形態には、中央データベース、システムデータベース、
ポータブルデータベースが含まれるがこれらに限定しない。
【0085】 本発明のシステムは、個々の消費者を識別、すなわち認識するためのカストマ
イズインタフェースの手段を有することができる。これにより、個々の消費者が
、システムの物理的位置(カストマイズインタフェースまたは飲料デリバリシス
テム)に行き/戻り、ステップごとの連続的な選択プログラミングを繰り返さず
に、自分が希望する飲料の選択をシステムに伝えることが可能になる。こうした
個々の好みは、過去のシステム使用履歴によって決定される、時間および場所に
基づいた調整を含むこともできる。本発明のこの態様に適応するように個々のシ
ステムを開発する方式は数多くあるが、本明細書で扱う実施例は単にその代表例
であり、制限的なものではない。消費者の識別に適した方式には、キーパッド、
タッチスクリーン、マトリックスカード、網膜スキャナ、親指指紋読取り装置、
あるいは無線周波数識別タグ(RFID)を介してシステムに通信される個人識
別番号(PIN)が含まれるがこれに限定しない。さらに、システムは事前にプ
ログラミングしても、周期的にプログラミングしても、かつ/またはネットワー
ク化して、このような全てのシステムで、個々の消費者の識別および関連付けら
れた好みを広く認識できるようにしてもよい。
【0086】 図1に概略的に表す本発明の一態様は、カストマイズされた飲料製品を消費者
に供するためのシステム100から理解することができるが、このシステム10
0は、ユーザインタフェース102、ユーザインタフェース102と通信可能な
状態にあるカストマイズディレクタ104、カストマイズディレクタ104と通
信可能な状態にあるデータストア106、およびカストマイズディレクタ104
と通信可能な状態にある飲料デリバリシステム109を備える。本発明の別の実
施形態では、このシステムはさらに、カストマイズディレクタ104と通信可能
な状態にある識別装置108と、消費者識別手段(identifier)11
0を備える。
【0087】 カストマイズディレクタ104は、ソフトウェア、ルーチン、プログラム、ア
ルゴリズム、コード、論理などの形態の実行可能命令セットを含み、これが特に
、カストマイズする飲料の配合決定を容易にする。
【0088】 本発明の一実施形態では、カストマイズディレクタ104は、トークンリング
、イーサネット(登録商標)、電話モデム接続、無線またはマイクロ波接続、パラ
レルケーブル、シリアルケーブル、電話回線、ユニバーサルシリアルバス(US
B)、ファイアワイヤ、ブルートゥース、光ファイバ、赤外線(IR)、無線周
波数(RF)など、あるいはこれらの組合せを介して、データストア106およ
びユーザインタフェース102と通信できる状態で提供される。カストマイズデ
ィレクタ104は、飲料供給装置中に内蔵することができ、あるいは代替実施形
態では、リモートの装置内に配置または収納される。リモート装置は、他の消費
者製品、パーソナルコンピュータ、あるいはインターネット上の任意の場所に位
置する外部サーバを含む。
【0089】 本発明の別の実施形態では、ユーザインタフェース102は、コンピュータ、
携帯情報端末(PDA)、キオスク、および携帯電話、自動コンピュータまたは
PDA、対話式テレビ、あるいはインターネット機器などの無線アプリケーショ
ンプロトコルプログラム(WAP)を備えた装置を含むことができる。ユーザイ
ンタフェース102は、ユーザが対話式システム100と対話することを可能に
し、また理解されるように、実質的に無限にある、代替の音声、視覚および/ま
たはその他の通信形態をどれでもとることができる。例示的実施形態では、ユー
ザインタフェース104は、CPU、メモリ、視覚ディスプレイ装置、および入
力手段を備えたコンピュータシステムを含むことが可能である。好ましい入力手
段は、キーボード/キーパッド、マウス、または音声認識入力装置を備えた入力
用マイクロフォン、タッチスクリーン入力装置、および/またはビデオカメラを
利用した視覚入力といった他の入力手段を含むことができる。図の実施形態では
、ユーザインタフェース104は、通信リンク120を通じてインターネットに
接続されたコンピュータで、Microsoft社製のInternet Ex
plorerやNetscape Communications社製のNet
scape Navigatorといったウェブブラウザを実行するコンピュー
タを含むことができる。消費者が提供する消費者入力の一例は、例えば、ホット
、暖かい、冷たいなど、調製する飲料の所望温度を含み、あるいは代替実施形態
では、この入力で、入力される実際温度を要求することができる。その他の入力
範囲はさらに、飲料の濃さ(すなわち様々なレベルのブラック度)、飲料のサイ
ズ(すなわち容器のサイズ)、クリーム、砂糖、牛乳、人口甘味料、フレーバー
などの添加物を含む。
【0090】 この例の飲料デリバリシステム109は、当業者に知られる標準的な飲料デリ
バリシステムでよい。その例には、シングルパス注入システム、パーコレーショ
ンシステム、およびバッチスラリーシステムが含まれる。本発明の一実施形態で
は、対話式システム100は飲料デリバリシステム109に内蔵される。別の実
施形態では、対話式システム100は飲料デリバリシステム109とは別個のも
のである。
【0091】 本発明のさらに別の実施形態では、カストマイズされた飲料を望む消費者には
、当業者に知られる利用可能な任意の識別装置またはプロトコルを含む、識別カ
ード、パスワード、または番号といった識別手段110が提供される。この識別
は、バーコード、無線周波数識別タグ、データ、チップ、スマートカードなどを
任意に組み合わせて構成することができる。種々の識別/識別装置の組合せが当
業者に知られており、これらを本発明の各種実施形態で用いることができる。
【0092】 本発明の別の実施形態では、識別装置108はバーコードスキャナを備える。
各種のバーコードスキャナが当業者に知られているが、これには、(1)ペンタ
イプのリーダおよびレーザスキャナ、(2)CCDリーダ、(3)カメラベース
のリーダ、が含まれる。ペンタイプのリーダは、ペンまたはワンドの先端に並べ
て配置された光源およびフォトダイオードを含んでいる。バーコードを読み取る
には、ユーザは、バーを横切るようにペンの先端を動かす。するとフォトダイオ
ードが、光源から反射された光の強度を測定して、波形を生成し、これを使用し
てバーコード中のバーおよびスペースの幅を測定する。バーコード中の黒いバー
は光を吸収し、白いスペースは光を反射することから、フォトダイオードによっ
て生成された電圧波形はバーコード中のバーおよびスペースのパターンの正確な
複写となる。この波形をスキャナで復号する。レーザスキャナはペンタイプのリ
ーダと同じ方式で作動するが、ペンタイプと異なるのは、レーザビームを光源と
して使用しており、通例はバーコード横方向にレーザビームをスキャンするため
に、往復運動をする鏡か、または回転プリズムを用いる点である。ペンタイプリ
ーダと同様に、フォトダイオードを使用して、バーコードから反射された光の強
度を測定する。ペンリーダでもレーザスキャナでも、リーダが発した光を特定の
周波数に同調させ、フォトダイオードはこの同じ周波数光だけを検出するように
設計する。ペンタイプリーダおよびレーザスキャナは解像度が異なるものを購入
して、サイズが異なるバーコードを読み取れるようにすることができる。スキャ
ナの解像度は、リーダが発する光のドットサイズによって測定する。CCD(電
荷結合素子)リーダは、リーダの先端に一列に並べた、何百もの微小の光センサ
のアレイを使用している。それぞれのセンサは、そのすぐ前にある光の強度を測
定する単一のフォトダイオードであると考えることができる。CCDリーダ中の
個々の光センサは非常に小さなもので、何百ものセンサを一列に並べることによ
って、列になった各センサにわたって電圧を連続的に測定することにより、バー
コードのパターンと同じ電圧パターンがリーダに生成される。CCDリーダとペ
ンまたはレーザのスキャナとの主要な違いは、CCDリーダがバーコードから発
せられた周辺光を測定するのに対し、ペンまたはレーザのスキャナは、スキャナ
自体が発する特定の周波数の反射光を測定する点である。現在入手が可能な最新
タイプのバーコードリーダはカメラをベースとしたリーダで、これは小型のビデ
オカメラを使用してバーコードの画像を取り込むものである。このリーダはその
後、精密なデジタル画像処理技術を使用して、バーコードを復号する。ビデオカ
メラはCCDバーコードリーダと同じCCD技術を使用しているが、一列のセン
サを有する代わりに、画像を生成できるように二次元配列に配列された何百もの
センサの列を有する点が異なる。
【0093】 本発明の別の実施形態では、識別装置108は、無線周波数スキャン装置を備
える。無線周波数識別(RFID)では無線周波数通信を使用して、物体、人、
あるいは動物を自動的に識別、追跡、および管理する。低周波数で、受動の、磁
気的に結合されたRFIDシステムは2つの部分、すなわちリーダおよびタグか
ら構成される。タグは通例、一意の識別番号を必要とする物体や動物にとりつけ
る。このタグには、電子回路(トランスポンダ)、および同調されたアンテナキ
ャパシタ回路が含まれている。タグは、小型で精密な無線送信器および受信器で
ある。これらは、リーダが発生するRF電磁界を動力源とする。動力を与えられ
ると、タグは、入ってくるRF電磁界を減衰させることによってそのデータを継
続的に伝送する。RFIDリーダには、通電、復調、および復号という3つの主
要機能がある。リーダは、同調されたアンテナキャパシタ回路を使用して、低周
波の電波磁界を発する。これを使用してタグに動力を供給する。タグが伝送した
情報は復調しなければならない。符号化された情報は、リーダに搭載されたマイ
クロコントローラによって復号する。するとこの情報を、制御プロセッサで使用
することができる。リーダでもタグでも、アンテナは様々な形状およびサイズに
することができる。タグはサイズが小さいので、ほぼあらゆる状況に合うように
形成することができる。接触や表示が必要でないので、RFIDシステムではタ
グを非常に自由に移動および配置することができ、リーダはそれほど重要な問題
ではなくなる。
【0094】 本発明の一実施形態では、管理ユーザは、管理インタフェース130を利用し
てカストマイズディレクタ104およびデータストア106にアクセスすること
ができ、カストマイズデータおよび消費者フィードバックデータを利用、分析、
あるいは他の形で適用して、企業の製品を開発あるいは改良し、また飲料調製シ
ステムの構成要素を開発あるいは改良することができる。消費者から得るこれら
の洞察は、将来の製品およびシステムの調査、開発、マーケティング、および改
良にとって非常に有益な情報も提供する。また、企業が、その対話式データスト
アの結果およびそのデータの分析を、他者が利用できるようにすることも企図す
ることができる。これには、インターネット、印刷された報告、コンピュータ上
の対話式ソフトウェア、周期的なデータ購読サービスなどを介して、他者にデー
タへのアクセスを許すことが必要となる。
【0095】 本発明のさらに別の実施形態では、システムはさらに小売インタフェース18
0を備える。小売インタフェースは、カストマイズディレクタ104との間で、
購買データおよび消費者データを通信するように適合することができる。例えば
、消費者はキャッシャーチェックアウトで飲料を購入することができるが、飲料
システムにはチェックアウトから直接アクセスできない場合がある。小売インタ
フェース180はカストマイズディレクタ104にデータを送信し、カストマイ
ズディレクタ104は、購買者との対話を行って飲料を作る。別の実施形態では
、小売インタフェース180はカストマイズディレクタ104と通信して、消費
者が飲料製品を受け取る権利を確実に与えられるようにする。例えば消費者は遠
隔の位置から飲料を購入することができ、ユーザインタフェースで特別のアクセ
スコードを入力すると、それによって消費者に飲料が供給される。
【0096】 飲料デリバリシステムの、関連するカストマイズされた調製の配合を決定する
方式はいくつかある。一実施形態では、消費者には、ユーザインタフェースを通
じて消費者の好みに関するデータを入力するように指示が出される。このデータ
はその後、飲料デリバリシステムを後に使用する際に取り出せるように記憶して
おくことができる。一例では、ユーザインタフェースを通じて入力される、また
はデータストアから取り出される消費者の好みに関するデータは、1つまたは複
数のデシジョントリーと照合することができる。デシジョントリーは通例、応答
/特徴/カテゴリのセットを備え、これと消費者の好みに関するデータとを比較
することができる。例えば、デシジョントリーは、可能な消費者の好みに関する
データのあらゆる組合せを含むことが可能である。次いで好みに関するデータは
、一致するブランチを求めてデシジョントリーと比較され、一致するブランチは
さらに、その一致の結果実行すべき命令を提供する。このようなデシジョントリ
ーは、システムが意図する応用例によって設計した、消費者の好みに関するデー
タの可能な組合せを含むことが好ましく、これにより、供給されるカストマイズ
飲料に関する、最適化された適切な操作条件を確立することができる。デシジョ
ントリーは数学的アルゴリズムに変換されることが好ましく、このアルゴリズム
がデシジョントリーの比較や「決定」を電子的に処理して、飲料デリバリシステ
ムに適切な、最適化された飲料配合を迅速に突き止めることが好ましい。
【0097】 最適化プロセスを更新して、適切な修正または「モーフィング」を可能にする
ために、本発明の一実施形態は、ニューラルネットワーク111によって更新さ
れるカストマイズディレクタ104のデシジョントリーまたはアルゴリズムを備
える。カストマイズ飲料デリバリの実施例では、ニューラルネットワーク111
は、データストアから取り出した種々の適用可能な消費者の好み、およびフィー
ドバックデータにアクセスし、カストマイズする飲料の配合を決定する意思決定
過程を促進または最適化するのに、数学的アルゴリズムまたはダイアログスクリ
プトに何らかの変更が必要でないかどうかを判定する。例えば、ニューラルネッ
トワークは、フィードバックなどのユーザ入力を、人口知能または「スマート」
ロジックに類似した意思決定過程に組み込むことにより、その意思決定アルゴリ
ズムを継続的に更新することができる。Haykin,S.著「Neural
Networks:A Comprehensive Foundation」
1994、NY:Macmillan、p.2によると、ニューラルネットワー
クとは、経験的な知識を記憶し、それを使用できるようにする本質的な性質を持
った、広範囲に並列分散されたプロセッサである。ニューラルネットワークは次
の2つの点で脳に類似している。(1)このネットワークは学習過程を通じて知
識を獲得する。(2)シナプスウエイトとして知られる介在ニューロンの接続の
強度を使用して知識を記憶する。ニューラルネットワークは、傾向、フィードバ
ックデータ、消費者の好みに関するデータ、およびその他のデータについてデー
タストア106を分析し、意思決定のアルゴリズムを展開し、精密なものにする
。一実施形態では、ニューラルネットワークは、次第に増える消費者の好みに関
するデータおよびユーザフィードバックデータに基づいて、カストマイズディレ
クタ104のデシジョントリーまたはアルゴリズムを自動的に変更する。このよ
うな適切なニューラルネットワークの一例の説明は、1999年8月19日にR
obert P.Piotrowski他の名前で提出された同時係属の米国特
許出願第60/149,857号に示される。この出願は参照により本明細書に
組み込む。
【0098】 図2に示す本発明の別の実施形態は、カストマイズされた飲料製品を顧客に提
供する方法を含む。この方法は、ある顧客に対応する消費者の好みに関するデー
タを入手するステップ(ステップ200)と、消費者の好みに関するデータに対
応する消費者用の飲料配合を決定するステップ(ステップ204)と、消費者用
の飲料配合に対応するカストマイズした飲料を消費者に提供するステップ(ステ
ップ206)とを含む。
【0099】 本発明のシステムでは、個々の顧客が飲料デリバリシステムと通信して、自分
に合わせた選択を飲料デリバリシステムに受け入れてもらうことも可能になる。
本発明のこの態様を達成するように個々のシステムを開発する方式は多数あるが
、本明細書で扱う実施例は単にその代表例であり、限定的なものではない。消費
者と通信するのに適した方式には、音声、キーボード、インターネット、タッチ
スクリーン、およびセレクタ、スライドバー、ボタン、スイッチといった従来の
手段が含まれるがこれに限定しない。このシステムでは、特定の主要な質問、試
飲、あるいは味に関する直接的な質問によって個々の消費者の希望を把握するこ
とにより、消費者が好む味とニーズを供することができる。顧客の希望は絶えず
変わるものであり、例えば時刻、曜日、日付、季節、様々な機会、環境、仕事/
娯楽、気分、身体状態、精神状態など、時間の経過および/または出来事や経験
によって変化する可能性がある。顧客の希望はまた、実験、経験、教育、気分、
健康状態、知識、ライフスタイルの変化、および年齢に基づいて変化していく。
カストマイズインタフェースは消費者情報を処理する際に、上記のような個人的
または過去の情報を含むことができ、また、消費者情報を処理する際に、人口統
計的な傾向および性質と一般的な経験を取り込むこともできる。さらに、カスト
マイズインタフェースは、利用可能なデータを継続的に取り入れて、カストマイ
ズの可能性および現行の提案を増すこともできる。本発明のシステムの特に好ま
しい実施形態では、この種の情報および入力を継続的に監視、更新、および精密
化して、個々の消費者に合わせたオプションを変更または予測する。情報処理の
この態様は、ニューラルネットワークまたは当業者に知られる他の技術によって
達成することができる。
【0100】 図3は、本発明の一実施形態を実施するのに用いることができる、クライアン
ト/サーバネットワーク300の例を概略的に表したものである。当技術分野の
標準的な技術を有する者には容易に理解されるように、クライアント/サーバネ
ットワークはネットワークの一種類に過ぎず、ピア・ツウ・ピア接続など、様々
な他の構成もネットワークと考えられる。クライアント/サーバネットワークで
は、複数のノードが相互接続されて、種々のノードは互いに情報を送信および/
または受信する。図に示すように、サーバノード302は、トークンリング、イ
ーサネット(登録商標)、電話モデム接続、無線またはマイクロ波接続、パラレル
ケーブル、シリアルケーブル、電話回線、ユニバーサルシリアルバス(USB)
、ファイアワイヤ、ブルートゥース、光ファイバ、赤外線(IR)、無線周波数
(RF)、あるいは他の無線通信など、あるいはこれらの組合せ、などの接続3
16を使用して複数のクライアントノード314と相互接続されている。
【0101】 図にCD ROM(318)として示しているコンピュータ可読媒体は、プロ
グラム、データ、論理、ファイルなど、コンピュータが読み取ることのできる情
報を保持する。容易に理解されるように、コンピュータ可読媒体は様々な形態を
とることができ、これには、磁気記憶装置(ハードディスクドライブ、フロッピ
ー(登録商標)ディスケットなど)、光記憶装置(レーザーディスク、コンパクト
ディスク、DVDなど)、電子記憶装置(ランダムアクセスメモリ(RAM)、
読出し専用メモリ(ROM)、プログラマブル読出し専用メモリ(PROM)な
ど)などが含まれる。
【0102】 本発明の一実施形態は、カストマイズした飲料製品を消費者に提供する方法を
含む。図4のフローチャートに例示的実施形態を示す。この実施例では、消費者
はすでに飲料システムに登録しており、システムを利用するためのRFIDキー
タグが発行されている。消費者はRFIDキータグを、システムのID装置エリ
アに通す(ステップ400)。ID装置はRFIDタグを起動し、タグに記憶さ
れている顧客識別子を受け取る(ステップ402)。次いで顧客識別子をカスト
マイズディレクタに渡し(ステップ404)、カストマイズディレクタはその消
費者識別子に対応する消費者データを求めてデータストアを検索する(ステップ
406)。消費者データを取り出すと、カストマイズディレクタがそのデータを
分析し(ステップ408)、消費者に1つまたは複数のカストマイズオプション
を提示する(ステップ410)。一実施形態では、カストマイズディレクタは、
前回の対話、およびこのシステムによる飲料の供給についてのフィードバックデ
ータを入力するように消費者に指示を出すこともできる。別の実施形態では、カ
ストマイズディレクタは、1つまたは複数の宣伝用および/または季節に応じた
オプション選択を消費者に提示することができる。カストマイズオプションには
、濃さ、フレーバー、豆(コーヒー)の種類、温度、および仕上げのオプション
(クリーム、牛乳など)が含まれるが、これに限定しない。カストマイズディレ
クタは急ぎ用の配合を表示することもでき、この場合、消費者が急ぎ用の配合を
選択すると、他の全ての決定はシステムが自動的に完了する。一実施形態では、
消費者は急ぎ用の配合としてカストマイズオプションを手動で作製して、保存し
ておくことができ、これにより後に飲料を供給する際に時間が省け、配合の誤り
も減る。消費者が自分のカストマイズオプションを入力すると(ステップ412
)、カストマイズディレクタはそのオプションを分析し(ステップ414)、そ
れに対応するコマンドを飲料デリバリシステムに送信する(ステップ416)。
さらに、カストマイズディレクタは、選択されたカストマイズオプションを、デ
ータストア中のその消費者識別子に対応するレコードに記憶しておくことが好ま
しい。
【0103】 一実施形態では、カストマイズディレクタは、後の対話中に、以前の飲料配合
に対応するフィードバックデータを入力するように消費者に指示を出す。例えば
、カストマイズディレクタは、前回使用した際にカストマイズした飲料製品につ
いて、1から10の評価を入力するように消費者に指示することができる。別の
実施形態では、消費者は顧客サービスの代表者と話をすることを選択でき、カス
トマイズディレクタが、消費者と顧客サービス担当者をつなぐ接続を確立する。
本発明のさらに別の実施形態では、消費者の識別と関連付けられた以前の飲料購
入をカストマイズディレクタが表示し、フィードバックデータを入力するか、以
前の飲料の購入に関する調査に答えるように消費者に指示する。完全なフィード
バックデータに対して、消費者は謝礼(すなわちコインや割引など)を得ること
ができる。
【0104】 本発明の別の実施形態では、消費者はユーザインタフェースにアクセスして、
遠隔位置から予め自分の飲料の好みを選択しておくことができる。例えば、シス
テムが多数のカストマイズ配合のオプションを備えて、実際に購入する前に希望
の配合をカストマイズして時間を節約することができる。例示的実施形態では、
ワイドエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、インターネットなど
といったネットワーク上にウェブサイトを設置し、消費者は何らかの通信装置を
通じてそのサイトにアクセスすることができる。ウェブブラウザはウェブサーバ
に接触し、ユニフォームリソースロケータ(URL)の形態のデータ情報を要求
する。このデータ情報が、本発明の対話式システムのユーザインタフェースを含
む。通例、URLアドレスをブラウザにタイプしてウェブページにアクセスして
いる。またURLアドレスはページ自体の中に埋め込まれて、他のページへのハ
イパーテキストリンクを提供する。ハイパーテキストリンクは、ユーザがそのリ
ンクをクリックすると、そのハイパーテキストリンクのURLアドレスに対応す
るウェブサイトにリダイレクトされることを可能にする。World Wide
Webにアクセスするためのブラウザは数多く存在し、Netscape C
ommunications社製のNetscape Navigatorや、
Microsoft社製のInternet Explorerがある。同様に
、World Wide Webにコンテンツを提供するためのウェブサーバも
数多く存在し、例えばApache Group製のApache、Micro
soft社製のInternet Information Server、I
BM製のLotus Domino Go Webserver、Netsca
pe Communications社製のNetscape Enterpr
ise Server、およびOracle社製のOracle Web Ap
plication Serverがある。こうしたブラウザおよびウェブサー
バを利用することにより、実質的にはウェブアクセスが可能なあらゆる装置から
本発明にアクセスすることができる。
【0105】 本発明の別の実施形態では、リモートのデータストアと通信するようにシステ
ムを構成する。この能力により、これまでにその場所にあるシステムと対話した
ことがない個々の顧客をカストマイズディレクタが識別し、中央に記憶されてい
るその消費者のプロファイルを取り出すことが可能になる。これにより、個々の
消費者がステップごとに連続した選択プログラミングを繰り返すことなしに、シ
ステムの様々な物理的位置へ行き、所望の飲料の選択をシステムに送信すること
ができる。消費者の個々の好みは、それまでのシステムの使用履歴によって決定
される、時刻および場所に基づいた調整を含んでもよい。本発明のこの態様に適
応するように個々のシステムを開発する方式は数多くあるが、本明細書で扱う実
施例はその代表的なものに過ぎず、制限的なものではない。消費者を識別するの
に適した方式には、キーパッド、タッチスクリーン、マトリックスカード、網膜
スキャナ、親指指紋読取り装置、あるいは無線周波数識別タグ(RFID)を介
してシステムに通信される個人識別番号(PIN)が含まれるがこれに限定しな
い。さらにシステムは、事前にプログラミングしても、周期的にプログラミング
しても、かつ/またはネットワーク化して、個々の消費者の識別およびそれに関
連付けられた好みを、このような全てのシステムで広く認識できるようにするこ
とができる。
【0106】 (実施例) (実施例1) 消費者は、インターネットを介して、またはシステム上で個人プロファイルを
確立し、飲料および関連する好みに関するいくつかの簡単な質問に回答する。こ
の質問は、正しいプロファイルを有する製品を供するために役立ち、その時点で
の取引または将来の取引においてユーザに適切な提案および/または配合変更を
行うことを可能にする場合がある。このプロファイルは、その消費者がどこにい
ようとも、無線、ローカルエリアネットワーク(LAN)、または電話通信デバ
イスによってシステムがアクセスする中央データベースに維持されている。消費
者は、高周波IDタグRFID、マトリックスカード、または消費者のクレジッ
トカードに記憶されている個人識別番号(PIN)を介して認識される。消費者
は、独自にデザインしたドリンクを得ることや、自分の許容範囲内にある自分の
所定の飲料に類似した様々なドリンクから選択することができる。
【0107】 消費者は、自分独自の飲み物を作る際に、様々な属性のフレーバプロファイル
から選択することができる。これは、スライドバーとセレクタ、または濃度、甘
み、クリーミー度、風味を含めて飲料の味領域を表現する多次元空間によって行
うことができる。
【0108】 ユーザは、消費者インタフェースウィンドウを介して、様々な時刻に自分の好
むコーヒーの特性を選択する。
【0109】 消費者は、インターネットを介して、あるいはシステム上で個人プロファイル
を確立するが、その個人プロファイルは、飲料の好みに関するいくつかの質問に
回答することを必要とする場合がある。それらの質問に対する応答は、正しいプ
ロファイルを有する製品を配合し供するために、カストマイズディレクタによっ
て分析される。消費者には、自分独自の飲料をカストマイズする機会、またはそ
の消費者の個人プロファイルにほぼ一致する事前に構成済みの様々な飲料から選
択するように提示される。
【0110】 本発明の一実施形態では、管理ユーザは、管理インタフェース130を利用す
ることにより、カストマイズディレクタ104およびデータストア106にアク
セスすることができ、カストマイズデータおよび消費者フィードバックデータを
利用、分析、あるいは他の形で応用して、企業の製品を開発または改良し、かつ
飲料調製システムの構成要素を開発または改良することができる。消費者から得
たこの洞察は、今後の製品およびシステムの調査、開発、マーケティング、およ
び改良のために非常に有益な情報を提供することもできる。また、企業が、その
双方向データストアの結果およびそのデータの分析を他の企業(entity)
が利用できるようにすることも企図できる。これには、その他企業が、インター
ネット、印刷されたレポート、コンピュータ上の対話式ソフトウェア、定期的な
データ購読サービスなどを通じて、そのようなデータにアクセスできるようにす
ることが必要となる。
【0111】 本発明の別の実施形態では、システムはさらに小売りインタフェース180を
備える。小売りインタフェースは、カストマイズディレクタ104との間で、購
買データおよび消費者データを通信するように適合することができる。例えば、
消費者はキャッシャーレジ(checkout)で飲料を購入することができる
が、飲料システムにはレジから直接アクセスできない場合がある。小売りインタ
フェース180は、カストマイズディレクタ104にデータを送信し、するとカ
ストマイズディレクタ104は、購買者と対話を行った上で飲料を調製する。別
の実施形態では、小売りインタフェース180はカストマイズディレクタ104
と通信して、消費者に、飲料を受け取る許可を確実に与えるようにする。例えば
、消費者は遠隔位置から飲料を購入することができ、ユーザインタフェースで特
別のアクセスコードを入力すると、それによって消費者に飲料が供給される。
【0112】 (実施例2) A)抽出液は、工業用のコーヒー抽出カラムトレイン(column tra
in)中で、100%アラビカ種の、焙煎し、挽いたコーヒー豆を抽出すること
によって作る。コーヒーは、最終的な抽出液の固形分が30%かつ抽出収量が3
8%になるように抽出する。次いでコーヒーを冷却し、凍結可能な容器に詰める
。その後この容器を凍結し、様々な場所へ出荷する。 B)その後コーヒー抽出液は各場所で凍結した状態で受け取られ、必要となる
まで凍結したまま保持される。抽出から16日後に、抽出液を華氏45度に温め
て、冷蔵したディスペンサに入れる。このディスペンサは可変式の希釈システム
を有しており、0.2〜2.0%の抽出固形分のコーヒーの濃さ、かつ華氏50
〜190度の供給温度で飲料を供給することができる。抽出液はその後、冷蔵デ
ィスペンサで最大20日間保持しておくことができる。 C)消費者はシステムで個人プロファイルを設定し、好みに関するいくつかの
簡単な質問に答える。この質問は、正しいプロファイルで製品をカストマイズす
る助けとなる。プロファイルは、消費者のいる場所に関係なく、システムが電話
通信装置を介してアクセスする中央データベースに保持する。消費者は、マトリ
ックスカードまたは各々のクレジットカードを通じて認識される。消費者は自分
で設定した飲料を得るか、または許容範囲内にある、予め自分で定めたカストマ
イズ飲料に近い複数種の飲料の中から選ぶことができる。 D)製品は、保持してある抽出液を様々な温度の水と混ぜ合わせるシステムを
介して、消費者に供される。水と抽出液の割合が、飲料(brew)の最終的な
濃さを決定する。使用履歴の表。コーヒー抽出液は下記のように混ぜ合わせてか
ら、指定の固形分レベルに希釈した。「時間」とは、抽出液を冷蔵ディスペンサ
中に保持する時間である。
【0113】
【表1】
【0114】 (実施例3) A)抽出液は、ピストン、および穿孔のある金属製のろ過用メッシュスクリー
ンを使用して、コロンビアコーヒーを1度に1カップずつ60秒間抽出するシス
テムで作る。得られる抽出液は「そのまま」供給しても、希釈しても、かつ/ま
たはこれを使用してインスタントカプチーノ粉末を溶解してもよい。最終的な抽
出液は、様々な抽出固形分および粉末のレベルを有することができる。 B)コーヒー抽出液は抽出の直後から使用して、所望の完成飲料を作り出す。 C)消費者はインターネットを介して、またはシステムで個人プロファイルを
設定し、好みに関するいくつかの簡単な質問に答える。この質問は、正しいプロ
ファイルで製品をカストマイズする助けとなる。プロファイルは、消費者のいる
場所に関係なく、ワイヤレス、ローカルエリアネットワーク(LAN)、あるい
は電話通信装置を介してシステムがアクセスする中央データベースに保持する。
消費者は、無線周波数識別タグ(RFID)、マトリックスカード、あるいは各
々のクレジットカードに記憶された個人識別番号(PIN)によって認識される
。消費者は自分で設定した飲料を得るか、または許容範囲内にある、自分で予め
定めた飲料に近い複数種の飲料の中から選ぶことができる。 D)使用履歴の表。コーヒー抽出液は下記のように混ぜ合わせてから、指定の
割合で希釈した。
【0115】
【表2】
【0116】 (実施例4) A)抽出液は、工業用コーヒー抽出カラムトレイン中で、非常に深く焙煎した
、細挽きの100%アラビカ種のコーヒー豆を抽出することによって作る。コー
ヒーの抽出は、最終的な抽出液の固形分が29%、抽出収量が34%になり、か
つ抽出装置(extractor)からの出口温度が華氏84度になるように行
う。次いでコーヒーを冷却し、容器に詰める。次いでこの容器を冷蔵し、様々な
場所へ出荷する。 B)コーヒー抽出液は冷蔵した状態で各場所で受け取られ、必要となるまで冷
蔵したまま保持される。抽出から5日後に、冷蔵したディスペンサに抽出液を入
れる。ディスペンサは可変式の希釈システムを有しており、抽出固形分が0.2
〜2.0%のコーヒーの濃さ、華氏50〜190度の供給時温度で飲料を供給す
ることができる。抽出液はその後、最大15日間、冷蔵ディスペンサ中で保持す
ることができる。 C)消費者は、システムで個人プロファイルを設定し、好みに関するいくつか
の簡単な質問に答える。この質問は、正しいプロファイルで製品をカストマイズ
する助けとなる。プロファイルは、消費者のいる場所に関係なく、システムが電
話通信装置を介してアクセスする中央データベースに保持する。消費者は、マト
リックスカードまたは各々のクレジットカードを通じて認識される。消費者は、
自分で設定した飲料を得るか、または許容範囲内にある、自分で定めた飲料に近
い複数種の飲料の中から選ぶことができる。 D)製品は、保持されている抽出液を様々な温度の水と混ぜ合わせるシステム
を介して、消費者に供される。水と抽出液の割合が、飲料(brew)の最終的
な濃さを決定する。使用履歴の表。コーヒー抽出液は下記のように混ぜ合わせて
から、指定の固形分レベルに希釈した。「時間」とは、抽出液を冷蔵ディスペン
サ中で保持する時間である。
【0117】
【表3】
【0118】 (実施例5) A)実施例1の抽出液および実施例3の抽出液を上記のように抽出し、個別に
容器に梱包し、凍結して出荷する。 B)コーヒー抽出液は凍結した状態で各場所で受け取られ、必要となるまで凍
結したまま保持される。抽出から10日後に、抽出液を華氏45度に温め、冷蔵
したディスペンサに入れる。2種類の画分は、任意の割合で混ぜ合わせることが
でき、また水で希釈することもできる。抽出液はその後、最大20日間、冷蔵デ
ィスペンサで保持することができる。 C)消費者は様々な時に、消費者インタフェースウィンドウを介して、好みの
コーヒーの特性を選択する。 D)使用履歴の表。コーヒー抽出液は下記のように混ぜ合わせてから、指定の
抽出固形分になるように希釈した。「時間」とは、抽出液を冷蔵ディスペンサ中
で保持する時間である。
【0119】
【表4】
【0120】 (実施例6) この実施例では、カストマイズディレクタとの例示的対話を説明する。消費者
Frankは、ユーザインタフェースに接近し、自分の飲料カードを、ユーザイ
ンタフェースの一部を構成するカードリーダに通す。Frankは、既にその飲
料カードを申し込んでおり、その後、固有の飲料カードの送付を受けている。F
rankの飲料カードは、カストマイズディレクタがFrankのプロファイル
を取り出すために使用する一意の識別番号を含んでいる。この実施例において、
Frankは、自分の飲料カードが不法に使用されないよう保護するために既に
パスワード/パスナンバーを選択している。Frankのカードをカードリーダ
に通す際、カストマイズディレクタは、ユーザインタフェースを介してFran
kにそのパスワードを入力するよう促す。Frankは、ユーザインタフェース
のタッチスクリーンディスプレイを介して自分のパスワードを入力する。カスト
マイズディレクタは、その識別番号とパスワードとが既存の記録と一致するかど
うか判定するためにそれらをデータストアに送信する。一致が確認されると、カ
ストマイズディレクタは、Frankのカストマイズプロファイルを受け取り、
そのプロファイルを分析して、Frankに対して表示する飲料オプションを決
定する。カストマイズディレクタは、Frankに対して、コーヒー豆の種類、
温度、濃度、仕上げオプション、ならびにいくつかの高速オプションとして最後
に購入したコーヒー、今月の当店お勧めスペシャル飲料など多数のカストマイズ
オプションを表示する。Frankは、次いで今月のスペシャルの選択を入力す
る。カストマイズディレクタはFrankの選択を受け取り、飲料デリバリシス
テムに送信する対応するコマンドを決定する。飲料デリバリシステムは、コマン
ドを受け取り、選択された飲料をFrankに供する。カストマイズディレクタ
はFrankの飲料購入をデータストアに記録する。
【0121】 (実施例7) この実施例では、カストマイズディレクタとの別の例示的対話を説明する。典
型的な消費者であるAliceは、飲料の購入をカストマイズするためにユーザ
インタフェースに接近する。Aliceはまだこのカストマイズシステムを使用
した経験がなく、自分の好みの事前登録もしていない。ユーザインタフェースは
Aliceにユーザ識別番号を入力するか、または新規の消費者ならば「新規」
を選択するよう促す。Aliceは、ユーザインターフェースのタッチスクリー
ンで「新規」を選択する。カストマイズディレクタは「新規」の選択を受け取り
、Aliceにどの選択オプションを提示するかを決定する。カストマイズディ
レクタは、ユーザインタフェースを介してAliceに様々なカストマイズオプ
ションを提示する。いくつかのオプションには、高速提案、配合オプションおよ
び登録オプションが含まれる。登録オプションは、消費者が自分の好みのデータ
を入力するための様々な入力領域を含んでいる。カストマイズオプションは、次
いで、その消費者用の新しい記録をデータストア内に作成し、その記録を新規の
ユーザ識別(番号、パスワード等)と関連付ける。次いでこの新しい識別がユー
ザに提示され、好適には別の手段でそのユーザに送られる。この実施例では、A
liceは配合オプションを選択し、豆の種類を選択するよう求められる。Al
iceが所望の豆の種類を選択すると、次いで、カストマイズディレクタが、そ
の飲料の所望の温度範囲を入力するよう促す。Aliceは、次いで、その配合
にクリームや砂糖を加えるなどのいくつかの仕上げオプションを選択する。カス
トマイズディレクタは、次いで、飲料デリバリシステムがカストマイズされた飲
料を入れるための対応するコマンドを判定する。カストマイズディレクタは、飲
料デリバリシステムにそのコマンドを送信し、カストマイズされた配合をデータ
ストアに記録する。飲料デリバリシステムはコマンドを受け取り、Aliceの
ためにカストマイズされた飲料を作る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による業務を行うための例示的な対話式システムの概略図である。
【図2】 本発明による、個々に合わせた飲料製品を消費者に提供する方法のフローチャ
ートである。
【図3】 本発明による例示的サーバ/クライアントネットワークの概略図である。
【図4】 個々に合わせた飲料を消費者に提供する例示的方法のフローチャートである。
【図5】 カストマイズ可能飲料デリバリシステム100の各種構成要素が、異なる物理
的位置に配置され、かつ/または複製されている、本発明の別の実施形態を表す
図である。
【図6】 本発明の別の実施形態を表す図である。
【図7】 飲料選択用GUI700の図である。
【図8】 カストマイズされた飲料の設定(design)に対応する情報を表示する、
飲料カストマイズGUI800の詳細な図である。
【図9】 本発明の別の実施形態を表す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 クリストファー ウォード コナー アメリカ合衆国 45231 オハイオ州 シ ンシナティー メレディス ドライブ 1063 Fターム(参考) 4B004 AA01 BA22 BA34 CA01 CA21 【要約の続き】 行可能命令を含む飲料デリバリシステム(109)と、 を有するシステム。カストマイズした飲料製品を個人に 供する方法であって、消費者の好みのデータを入手する ステップと、消費者の好みのデータに対応する消費者飲 料の配合を決定するステップと、カストマイズした飲料 配合に対応するカストマイズした飲料を消費者に提供す るステップとからなる方法。

Claims (54)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抽出液の調製を開始してから最低約5分間、飲料抽出液の希
    釈を遅らせることによって、カストマイズした飲料製品を作ることを特徴とする
    システム。
  2. 【請求項2】 抽出液の調製を開始してから最低約15分間、飲料抽出液の
    希釈を遅らせることによって、カストマイズしたコーヒー飲料製品を作ることを
    特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 抽出液の調製を開始してから最低約30分間、飲料抽出液の
    希釈を遅らせることによって、カストマイズした飲料製品を作ることを特徴とす
    る請求項2に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 抽出液の調製を開始してから最大約48時間、飲料抽出液の
    希釈を遅らせることによって、カストマイズした飲料製品を作ることを特徴とす
    るシステム。
  5. 【請求項5】 抽出液の調製を開始してから最大約24時間、飲料抽出液の
    希釈を遅らせることによって、カストマイズした飲料製品を作ることを特徴とす
    る請求項4に記載のシステム。
  6. 【請求項6】 抽出液の調製を開始してから最大約12時間、飲料抽出液の
    希釈を遅らせることによって、カストマイズした飲料製品を作ることを特徴とす
    る請求項5に記載のシステム。
  7. 【請求項7】 抽出液/水の希釈比率が0から約1:15であることを特徴
    とする請求項1に記載のシステム。
  8. 【請求項8】 抽出液/水の希釈比率が0から約1:15であることを特徴
    とする請求項4に記載のシステム。
  9. 【請求項9】 飲料抽出液が約10%未満の抽出固形分を有することを特徴
    とする請求項1に記載のシステム。
  10. 【請求項10】 飲料抽出液が約5%未満の抽出固形分を有することを特徴
    とする請求項9に記載のシステム。
  11. 【請求項11】 飲料抽出液が約4%未満の抽出固形分を有することを特徴
    とする請求項10に記載のシステム。
  12. 【請求項12】 飲料抽出液が約3.5%未満の抽出固形分を有することを
    特徴とする請求項11に記載のシステム。
  13. 【請求項13】 飲料抽出液が約1.2%を超える最低抽出固形分を有する
    ことを特徴とする請求項4に記載のシステム。
  14. 【請求項14】 飲料抽出液が約1.5%を超える最低抽出固形分を有する
    ことを特徴とする請求項13に記載のシステム。
  15. 【請求項15】 飲料抽出液が約2.0%を超える最低抽出固形分を有する
    ことを特徴とする請求項14に記載のシステム。
  16. 【請求項16】 個々にカストマイズした飲料製品を個々の消費者に供する
    ための方法であって、 a)カストマイズインタフェース(消費者インタフェース)が前記消費者の好
    みに関する情報を獲得するステップと、 b)前記カストマイズインタフェースが前記情報を処理するステップと、 c)前記カストマイズインタフェースが飲料デリバリシステムと通信するステ
    ップと、 d)前記飲料デリバリシステムが、カストマイズインタフェースによって処理
    された情報に基づいて個々にカストマイズした飲料を供するステップであって、 前記飲料デリバリシステムが、飲料抽出液の希釈を、抽出液の調製を開始して
    から最低約5分間にわたり遅らせるステップ とを含むことを特徴とする方法。
  17. 【請求項17】 個々にカストマイズした飲料製品を個々の消費者に供する
    ための方法であって、 a)カストマイズインタフェース(消費者インタフェース)が前記消費者の好
    みに関する情報を獲得するステップと、 b)前記カストマイズインタフェースが前記情報を処理するステップと、 c)前記カストマイズインタフェースが、消費者が飲料デリバリシステムから
    適切な飲料オプションを選択する際に使用する、個々にカストマイズした提案を
    提供するために消費者と通信するステップであって、飲料デリバリシステムが、
    飲料抽出液の希釈を、抽出液の調製を開始してから最低約5分間にわたり遅らせ
    るステップ とを含むことを特徴とする方法。
  18. 【請求項18】 消費者が飲料デリバリシステムに前記提案を入力すること
    を特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】 カストマイズした飲料が飲料デリバリシステムによって供
    されることを特徴とする請求項17に記載の方法。
  20. 【請求項20】 個々にカストマイズした飲料製品を個々の消費者に供する
    ための方法であって、 a)カストマイズインタフェース(消費者インタフェース)が前記消費者の好
    みに関する情報を獲得するステップと、 b)前記カストマイズインタフェースが前記情報を処理するステップと、 c)前記カストマイズインタフェースが、消費者が飲料デリバリシステムから
    適切な飲料オプションを選択する際に使用する、個々にカストマイズした選択識
    別を提供するために消費者と通信するステップであって、飲料デリバリシステム
    が、抽出液の希釈を、抽出液の調製を開始してから最低約5分間にわたり遅らせ
    るステップ とを含むことを特徴とする方法。
  21. 【請求項21】 消費者が飲料デリバリシステムに前記識別を入力すること
    を特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 カストマイズした飲料が飲料デリバリシステムによって供
    されることを特徴とする請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 飲料製品オプションに関する個々にカストマイズした情報
    を個々の消費者に供するための方法であって、 a)カストマイズインタフェース(消費者インタフェース)が前記消費者の好
    みに関する情報を獲得するステップと、 b)前記カストマイズインタフェースが前記情報を処理するステップと、 c)前記カストマイズインタフェースが個々の消費者にカストマイズ情報を提
    供するステップであって、飲料デリバリシステムが、抽出液の調製を開始してか
    ら最低約5分間、抽出液の希釈を遅らせるステップ とを含むことを特徴とする方法。
  24. 【請求項24】 飲料製品オプションに関する個々にカストマイズした提案
    を個々の消費者に供するための方法であって、 a)カストマイズインタフェース(消費者インタフェース)が前記消費者の好
    みに関する情報を獲得するステップと、 b)前記カストマイズインタフェースが前記情報を処理するステップと、 c)前記カストマイズインタフェースが、個々にカストマイズされた提案を、
    消費者が飲料デリバリシステムから適切な飲料オプションを選択する際に使用す
    るように消費者に供するステップ とを含み、 前記飲料デリバリシステムが抽出液の希釈を、抽出液の調製を開始してから最
    低約5分間にわたり遅らせることを特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 消費者が飲料供給システムに前記提案を入力することを特
    徴とする請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 カストマイズした飲料が飲料供給システムによって供され
    ることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 【請求項27】 飲料製品に関して個々にカストマイズした選択識別を個々
    の消費者に供する方法であって、 a)カストマイズインタフェース(消費者インタフェース)が前記消費者の好
    みに関する情報を獲得するステップと、 b)前記カストマイズインタフェースが前記情報を処理するステップ とを含み、 前記カストマイズインタフェースが、消費者が飲料デリバリシステムから適切
    な飲料オプションを選択する際に使用するように個々にカストマイズした選択識
    別を提供するために消費者と通信する方法であり、 前記飲料デリバリシステムが、飲料抽出液の希釈を抽出液の調製を開始してか
    ら最低約5分間にわたり遅らせることを特徴とする方法。
  28. 【請求項28】 消費者が前記識別を飲料デリバリシステムに入力すること
    を特徴とする請求項27に記載の方法。
  29. 【請求項29】 カストマイズした飲料が飲料デリバリシステムによって供
    されることを特徴とする請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 消費者に、飲料デリバリシステムで将来使用するための識
    別機構が付与されることを特徴とする請求項27に記載の方法。
  31. 【請求項31】 カストマイズインタフェースがグローバルアシミレーショ
    ンカストマイズシステムを使用することを特徴とする請求項16に記載の方法。
  32. 【請求項32】 カストマイズインタフェースがグローバルアシミレーショ
    ンカストマイズシステムを使用することを特徴とする請求項23に記載の方法。
  33. 【請求項33】 カストマイズインタフェースがグローバルアシミレーショ
    ンカストマイズシステムを使用することを特徴とする請求項24に記載の方法。
  34. 【請求項34】 カストマイズインタフェースがグローバルアシミレーショ
    ンカストマイズシステムを使用することを特徴とする請求項27に記載の方法。
  35. 【請求項35】 カストマイズした飲料製品を消費者に供給するための方法
    であって、 a)消費者の好みのデータを獲得するステップと、 b)消費者の好みのデータに対応する消費者飲料配合を決定するステップと、 c)カストマイズした飲料配合に対応するカストマイズした飲料を消費者に供
    給するステップであって、調製した濃縮抽出液をもとにして、カストマイズした
    飲料が作られるステップ とを含むことを特徴とする方法。
  36. 【請求項36】 消費者の好みのデータを獲得するステップが、 a)消費者からユーザ識別を収集すること、および b)ユーザ識別に対応するデータストアから消費者の好みのデータを取り出す
    こと を含むことを特徴とする請求項35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 消費者飲料配合を決定するステップが数学的アルゴリズム
    の実施を含むことを特徴とする請求項35に記載の方法。
  38. 【請求項38】 a)消費者からカストマイズした飲料に関する消費者フィ
    ードバックデータを獲得するステップと、 b)消費者フィードバックデータを数学的アルゴリズムに組み込むステップ とをさらに含むことを特徴とする請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 カストマイズした飲料製品を消費者に供するための対話式
    システムであって、 a)ユーザインタフェースと、 b)カストマイズデータストアおよびユーザインタフェースと通信するカスト
    マイズディレクタであって、ユーザの個別調製した配合を決定するための実行可
    能な命令を含むカストマイズディレクタと、 c)カストマイズした飲料製品を供するための実行可能な命令を含むカストマ
    イズディレクタと通信する飲料デリバリシステムと、 d)カストマイズした飲料製品 とを含むことを特徴とするシステム。
  40. 【請求項40】 カストマイズディレクタが、調製した濃縮抽出液をもとに
    して作られるカストマイズした飲料製品を供するための実行可能な命令を含むこ
    とを特徴とする請求項39に記載のシステム。
  41. 【請求項41】 カストマイズした飲料製品を入れるための飲料デリバリシ
    ステムを制御するための命令を含むコンピュータ可読媒体であって、 a)消費者の好みのデータを獲得するステップと、 b)消費者の好みのデータに対応する消費者飲料配合を決定するステップと、 c)消費者飲料配合に対応するカストマイズした飲料を消費者に供給するステ
    ップ とを含むことを特徴とするコンピュータ可読媒体。
  42. 【請求項42】 請求項41のステップを実行するためのデジタル処理機器
    が実行可能な機械可読命令のプログラムを実施する信号記憶媒体を含むことを特
    徴とするプログラム製品。
  43. 【請求項43】 消費者への小売飲料製品に関する提案を消費者に提供する
    ための方法であって、 a)消費者の好みのデータを獲得するステップと、 b)消費者の好みのデータに対応する1つまたは複数の小売消費者飲料製品を
    決定するステップと、 c)前記消費者の好みに基づいた、前記消費者に適した一つまたは複数の小売
    消費者飲料製品に対応する一つまたは複数の小売飲料製品の提案を消費者に提供
    するステップ とを含むことを特徴とする方法。
  44. 【請求項44】 前記消費者の好みのデータを獲得するステップが、 a)消費者からユーザ識別を収集すること、および b)ユーザ識別に対応するデータストアから消費者の好みのデータを取り出す
    こと を含むことを特徴とする請求項43に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記消費者の好みのデータを獲得するステップが、小売環
    境で販売される一つまたは複数の消費者最終製品を消費者が試飲することを可能
    にすることを含むことを特徴とする請求項43に記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記消費者飲料製品を決定するステップが、数学的アルゴ
    リズムの実施を含むことを特徴とする請求項43に記載の方法。
  47. 【請求項47】 小売環境において、カストマイズした飲料製品に関する消
    費者への提案を作成するための対話式システムであって、 a)ユーザインタフェースと、 b)カストマイズデータストアおよびユーザインタフェースと通信するカスト
    マイズディレクタであって、ユーザのカストマイズした配合を決定するための実
    行可能な命令を含むカストマイズディレクタ とを含むことを特徴とする対話式システム。
  48. 【請求項48】 カストマイズした飲料製品を供するための実行可能な命令
    を含むカストマイズディレクタと通信する飲料デリバリシステムをさらに含むこ
    とを特徴とする請求項47に記載の対話式システム。
  49. 【請求項49】 カストマイズした飲料製品を消費者に供給するための方法
    であって、 a)消費者の好みのデータを獲得するステップと、 b)消費者の好みのデータに対応する消費者飲料配合を決定するステップと、 c)カストマイズした飲料配合に対応するカストマイズした飲料を消費者に供
    給するステップであって、調製した抽出液をもとにして、カストマイズした飲料
    が作られるステップ とを含むことを特徴とする方法。
  50. 【請求項50】 カストマイズした飲料が消費者に供給された後で、消費者
    の好みのデータに基づいて、前記消費者に適した他の最終製品の提案が消費者に
    提供されることを特徴とする請求項49に記載の方法。
  51. 【請求項51】 消費者への提案に入力される前記消費者の好みのデータが
    季節提供品または販売促進提供品と結合されることを特徴とする請求項50に記
    載の方法。
  52. 【請求項52】 消費者への提案が一つまたは複数の小売製品に関する情報
    を含むことを特徴とする請求項50に記載の方法。
  53. 【請求項53】 消費者の好みのデータが小売環境で販売される製品のサン
    プルから生成されたデータを含むことを特徴とする請求項50に記載の方法。
  54. 【請求項54】 消費者の好みのデータが以前に供されたカストマイズした
    飲料またはそのサンプルから生成されたデータを含むことを特徴とする請求項5
    0に記載の方法。
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