JP2003501379A - ガン治療のための薬剤を充填したナノパーティクルの使用 - Google Patents
ガン治療のための薬剤を充填したナノパーティクルの使用Info
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Abstract
(57)【要約】
本発明は、ガン治療用、特に脳におけるガン治療用、より特に人間の脳腫瘍治療用の医薬品の調製のための薬剤を充填したナノパーティクル使用に関する。本発明は、また、脳腫瘍の治療のための、特に人間の脳腫瘍の治療のための、ガン治療において効果を有するまたは免疫抑制性を有する物質を含むナノパーティクルを効果的な量で投与することによるプロセスに関する。
Description
【0001】
本発明は、ガン治療用、好ましくは脳におけるガンの治療、さらに好ましくは
人間における脳腫瘍の治療用の医薬品を調整として薬剤を充填したナノパーティ
クルの使用に関する。本発明は、また、ガン治療における効果または免疫抑制効
果を有する物質を含むナノパーティクルを効果的な量で投与することによる、脳
腫瘍の治療、好ましくは人間の脳腫瘍の治療の方法に関する。
人間における脳腫瘍の治療用の医薬品を調整として薬剤を充填したナノパーティ
クルの使用に関する。本発明は、また、ガン治療における効果または免疫抑制効
果を有する物質を含むナノパーティクルを効果的な量で投与することによる、脳
腫瘍の治療、好ましくは人間の脳腫瘍の治療の方法に関する。
【0002】
米国特許第08/203,326号および国際特許出願番号PCT/EP95
/00724(WO95/22963に対応)には、薬剤が、哺乳動物の体、好
ましくは人間の体に移送され、そして、薬剤が複合され(組み込まれ、吸着され
、または吸収され)かつ適当な界面活性剤でのコーティングによって囲まれたナ
ノパーティクルによって、脳血液関門(「bbb」ともいう)を横切って輸送され
ることが報告されている。類似した技術は、出願中の国際特許出願番号PCT/
EP97/03099に見ることができる。前記両出願において、前記薬剤が免
疫抑制効果または抗ガン剤であることが記載されている。前記適当な界面活性剤
としては、例えば、登録商標ポリソルベート80(PolysorbateR80)または登録
商標トゥイーン80(TweenR80)のような一般的な市販の有用な界面活性剤が多
数記載されている。
/00724(WO95/22963に対応)には、薬剤が、哺乳動物の体、好
ましくは人間の体に移送され、そして、薬剤が複合され(組み込まれ、吸着され
、または吸収され)かつ適当な界面活性剤でのコーティングによって囲まれたナ
ノパーティクルによって、脳血液関門(「bbb」ともいう)を横切って輸送され
ることが報告されている。類似した技術は、出願中の国際特許出願番号PCT/
EP97/03099に見ることができる。前記両出願において、前記薬剤が免
疫抑制効果または抗ガン剤であることが記載されている。前記適当な界面活性剤
としては、例えば、登録商標ポリソルベート80(PolysorbateR80)または登録
商標トゥイーン80(TweenR80)のような一般的な市販の有用な界面活性剤が多
数記載されている。
【0003】
哺乳動物の脳、好ましくは人間の脳におけるガンの非侵入性治療は、例えば、
脳腫瘍のような所望のターゲットに輸送される、非常に少ない量の免疫抑制性も
しくは抗ガン医薬品または薬剤に頼らなければならない事が、一般に知られてい
る。特に、抗ガン治療において高い効果を示すことが知られている抗ガン剤は、
脳血液関門(bbb)を、少しも、または十分に効果的な量で通過せず、直接、脳
内に移送する時のみ効果的である。しかしながら、このような移送工程は、適切
な注射針(point)で頭蓋骨内へ移送することを意味し、これは、非常に複雑で
、時には危険な外科手術の工程である。
脳腫瘍のような所望のターゲットに輸送される、非常に少ない量の免疫抑制性も
しくは抗ガン医薬品または薬剤に頼らなければならない事が、一般に知られてい
る。特に、抗ガン治療において高い効果を示すことが知られている抗ガン剤は、
脳血液関門(bbb)を、少しも、または十分に効果的な量で通過せず、直接、脳
内に移送する時のみ効果的である。しかしながら、このような移送工程は、適切
な注射針(point)で頭蓋骨内へ移送することを意味し、これは、非常に複雑で
、時には危険な外科手術の工程である。
【0004】
ここで使用される脳血液関門(bbb)という語句は、厳密な意味におけるbbbを
言い、例えば、この語句の意味は、脊椎血液関門(blood spinal barrier)や
網膜血液関門(blood retina barrier)と同様に、医学分野における当業者に
より通常使用される言葉である。
言い、例えば、この語句の意味は、脊椎血液関門(blood spinal barrier)や
網膜血液関門(blood retina barrier)と同様に、医学分野における当業者に
より通常使用される言葉である。
【0005】
驚くことに、従来技術、特に前記二つの特許出願に従って調製されたナノパー
ティクルは、ガン治療に効果を有する(特に、例えば人間における、脳のガン治
療に効果を有する)物質が効果的な量で充填され、また、それから、前記薬剤が
充填されたナノパーティクルがbbbを横切って通過し、前記効果的な薬剤を、抗
ガンおよび/または免疫抑制活性を発揮する部位に移送させるように、適当な界
面活性剤でコーティングされることがわかった。特に、薬剤/界面活性剤結合の
適切な選択により、ガン(特に脳におけるガン)治療において、前記薬剤が充填
され、界面活性剤でコーティングされたこのようなナノパーティクルの効果的な
使用が提供されることもわかった。
ティクルは、ガン治療に効果を有する(特に、例えば人間における、脳のガン治
療に効果を有する)物質が効果的な量で充填され、また、それから、前記薬剤が
充填されたナノパーティクルがbbbを横切って通過し、前記効果的な薬剤を、抗
ガンおよび/または免疫抑制活性を発揮する部位に移送させるように、適当な界
面活性剤でコーティングされることがわかった。特に、薬剤/界面活性剤結合の
適切な選択により、ガン(特に脳におけるガン)治療において、前記薬剤が充填
され、界面活性剤でコーティングされたこのようなナノパーティクルの効果的な
使用が提供されることもわかった。
【0006】
ここから、本発明は、ポリマー材料製のナノパーティクルの使用に関し、前記
ナノパーティクルが、前記ポリマー材料、哺乳動物への移送によるガン治療にお
いて生理的効果のある1以上の物質、前記哺乳動物内部の特異部位への前記生理
的効果のある物質の攻撃を可能にする前記ナノパーティクルに対する1以上の安
定化剤、および/または前記ナノパーティクルをコーティングする界面活性剤を
含み、前記ナノパーティクルが、前記哺乳動物におけるガン治療用医薬品の製造
として、投与後における前記哺乳動物内部のターゲットへの前記ナノパーティク
ルの移送を可能にする、生理的に許容されるキャリアーおよび/または希釈剤の
中に任意に供給されている。
ナノパーティクルが、前記ポリマー材料、哺乳動物への移送によるガン治療にお
いて生理的効果のある1以上の物質、前記哺乳動物内部の特異部位への前記生理
的効果のある物質の攻撃を可能にする前記ナノパーティクルに対する1以上の安
定化剤、および/または前記ナノパーティクルをコーティングする界面活性剤を
含み、前記ナノパーティクルが、前記哺乳動物におけるガン治療用医薬品の製造
として、投与後における前記哺乳動物内部のターゲットへの前記ナノパーティク
ルの移送を可能にする、生理的に許容されるキャリアーおよび/または希釈剤の
中に任意に供給されている。
【0007】
本発明の好ましい形態において、前記ガン治療は、脳におけるガン治療である
。より好ましい形態において、前記脳腫瘍治療は人間に対する治療である。ガン
(cancer)および腫瘍(tumor(s))という語句は、同義語として明細書およびク
レームで使用される。
。より好ましい形態において、前記脳腫瘍治療は人間に対する治療である。ガン
(cancer)および腫瘍(tumor(s))という語句は、同義語として明細書およびク
レームで使用される。
【0008】
本発明で使用されるガン治療用の前記ナノパーティクルは、主に3つの主成分
から構成されるナノパーティクルであり、例えば、薬剤もしくは生理的効果のあ
る物質が組込まれ、またはそれに(例えば、その表面上)吸着もしくは吸収され
た壁を形成するために使用する前記ポリマー材料、前記ナノパーティクル内部ま
たはナノパーティクル上に含まれる前記生理的効果のある一つの物質もしくは複
数の物質、および前記bbbを通過して前記ナノパーティクルを通過させるための
、一つの安定化剤または1より多くの安定化剤である。
から構成されるナノパーティクルであり、例えば、薬剤もしくは生理的効果のあ
る物質が組込まれ、またはそれに(例えば、その表面上)吸着もしくは吸収され
た壁を形成するために使用する前記ポリマー材料、前記ナノパーティクル内部ま
たはナノパーティクル上に含まれる前記生理的効果のある一つの物質もしくは複
数の物質、および前記bbbを通過して前記ナノパーティクルを通過させるための
、一つの安定化剤または1より多くの安定化剤である。
【0009】
前述の3つの成分およびそれらの組み合わせに関しては、意図する目標を達成
することができる限りは、基本的に制限されないが、本発明は、好ましい形態の
一つとして、前記ナノパーティクルが、直径1000nm以下、好ましくは直径
1〜1000nmの前記ポリマー材料の粒子を含む、前記ナノパーティクルの使
用である。
することができる限りは、基本的に制限されないが、本発明は、好ましい形態の
一つとして、前記ナノパーティクルが、直径1000nm以下、好ましくは直径
1〜1000nmの前記ポリマー材料の粒子を含む、前記ナノパーティクルの使
用である。
【0010】
さらに好ましい形態においては、本発明は、前記ナノパーティクルを構成する
前記ポリマー材料が、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリシアノアク
リレート、ポリアクリルアミド、ポリアセテート(polyactates)、ポリグリコ
レート、ポリアンヒドレート、ポリオルトエステル、ゼラチン、ポリサッカライ
ド、アルブミン、ポリスチレン、ポリビニル、ポリアクロオエイン(polyacrooe
in)、ポリグルタルアルデヒドならびに誘導体、共重合体およびこれらの混合物
からなる群から選択される、前記ナノパーティクルの使用に関する。もちろん、
前記ナノパーティクルの特有の材料に関しては、前記生理的効果のある物質また
は複数の物質がbbbを横切って有効に輸送または通過することを可能にし、また
は促進できる限り、制限されない。
前記ポリマー材料が、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリシアノアク
リレート、ポリアクリルアミド、ポリアセテート(polyactates)、ポリグリコ
レート、ポリアンヒドレート、ポリオルトエステル、ゼラチン、ポリサッカライ
ド、アルブミン、ポリスチレン、ポリビニル、ポリアクロオエイン(polyacrooe
in)、ポリグルタルアルデヒドならびに誘導体、共重合体およびこれらの混合物
からなる群から選択される、前記ナノパーティクルの使用に関する。もちろん、
前記ナノパーティクルの特有の材料に関しては、前記生理的効果のある物質また
は複数の物質がbbbを横切って有効に輸送または通過することを可能にし、また
は促進できる限り、制限されない。
【0011】
本発明に従ったナノパーティクルの本使用において、哺乳動物への移送による
ガン治療において生理的効果のある1以上の物資が、前記ナノパーティクル内部
または前記ナノパーティクル上に(結合され、吸収され、および/または吸着さ
れて)供給される。前記物質は、単一の物質でもよいし、別個の経路または連結
した経路もしくは相乗経路において人体に作用する、二つ以上の物質であっても
よい。
ガン治療において生理的効果のある1以上の物資が、前記ナノパーティクル内部
または前記ナノパーティクル上に(結合され、吸収され、および/または吸着さ
れて)供給される。前記物質は、単一の物質でもよいし、別個の経路または連結
した経路もしくは相乗経路において人体に作用する、二つ以上の物質であっても
よい。
【0012】
本発明に従った好ましい使用において、哺乳動物に移送させる前記生理的効果
のある物質は、ガン治療のため、特に前記哺乳動物の脳におけるガン治療のため
、さらには人体(例えば、脳)におけるガン治療のために、1以上の化学療法剤
を含む。このような抗ガン剤の人間の脳への移送は、前記化学療法剤の作用部位
に供給できる効果的な量が重要である従来技術においては非常に困難であった。
驚くことに、本発明の使用は、容易に投与できる組成物において、その作用部位
にこのような物質を効果的に、また、制御可能な量で供与できる。
のある物質は、ガン治療のため、特に前記哺乳動物の脳におけるガン治療のため
、さらには人体(例えば、脳)におけるガン治療のために、1以上の化学療法剤
を含む。このような抗ガン剤の人間の脳への移送は、前記化学療法剤の作用部位
に供給できる効果的な量が重要である従来技術においては非常に困難であった。
驚くことに、本発明の使用は、容易に投与できる組成物において、その作用部位
にこのような物質を効果的に、また、制御可能な量で供与できる。
【0013】
本発明に従って、前記化学療法抗ガン剤が、アルキル化剤、代謝拮抗剤、天然
抗ガン産物、ホルモン、金属配位複合体およびこれらの混合物からなる群から選
択される、このような前記ナノパーティクルの使用であることが好ましい。1つ
の単一グループの物質、または、前記グループのうち1以上のグループの物質の
投与に関して制限されない。本発明において使用される前記ナノパーティクルに
より、安定に内部に組込まれ、または吸着し、吸収されること、および、このよ
うな使用の間にそれぞれが干渉しないことがただ必要である。
抗ガン産物、ホルモン、金属配位複合体およびこれらの混合物からなる群から選
択される、このような前記ナノパーティクルの使用であることが好ましい。1つ
の単一グループの物質、または、前記グループのうち1以上のグループの物質の
投与に関して制限されない。本発明において使用される前記ナノパーティクルに
より、安定に内部に組込まれ、または吸着し、吸収されること、および、このよ
うな使用の間にそれぞれが干渉しないことがただ必要である。
【0014】
本発明の好ましい形態に従って使用する特有の物質として、以下に示す物質が
あげられるが、以下に示す物質を使用する発明に制限されない。 − ニトロゲンマスタード、 例えば、シクロホスファミド、トロフォスファミ
ド(Trofosfamide)、イフォスファミド(Ifosfamide)およびクロラムブシル(
Chlorambucil) − ニトロソウレア、 例えば、カルムスチン(Carmustine)(BCNU)、ロ
ムスチン(Lomustine)(CCNU)、セムスチン(Semustine)(メチルCCNU)
およびニムスチン(Nimustine)(ACNU) − エチレンイミンならびにメチルメラミン、 例えば、チオテパ(Thiotepa) − 葉酸類縁体、 例えば、メトトレキセート(Methotrexate) − ピリミジン類縁体、 例えば、5−フルオロウラシルおよびシタラビン(Cyt
arabine) − プリン類縁体、 例えば、メルカプトプリンおよびアザチオプリン(Azathio
prine) − ビニカ アルカロイド、 例えば、ビンブラスチン、ビンクリスチンおよび
ビンデシン(Vindesine) − エピポドフィロトキシン(epipodophyllotoxins)、 例えば、エトポシド(Et
oposide)およびテニポシド(Teniposide) − 抗生物質、 例えば、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン
、エピルビシン(Epirubicin)、ブレオマイシンA2、マイトマイシンCおよび
ミトキサントロン(Mitoxantrone) − エストロゲン、 例えば、ジエチルスチルベストロール(Diethyl stilbest
rol) − ゴナドトロピン放出ホルモン類縁体、 例えば、ロイプロリド(Leuprolide)
、ブセレリン(Buserelin)およびゴセレリン(Goserelin) − 抗エストロゲン、 例えば、タモキシフェン、アミノグルテチミド(Aminogl
utethimide) − アンドロゲン、 例えば、テストラクトン(Testolactone)およびドロスタノ
ォンプロプリネート(Drostanolonproprionate);および − プラチナ複合体、 例えば、シスプラチン(Cisplatin)およびカルボプラチ
ン(Carboplatin)
あげられるが、以下に示す物質を使用する発明に制限されない。 − ニトロゲンマスタード、 例えば、シクロホスファミド、トロフォスファミ
ド(Trofosfamide)、イフォスファミド(Ifosfamide)およびクロラムブシル(
Chlorambucil) − ニトロソウレア、 例えば、カルムスチン(Carmustine)(BCNU)、ロ
ムスチン(Lomustine)(CCNU)、セムスチン(Semustine)(メチルCCNU)
およびニムスチン(Nimustine)(ACNU) − エチレンイミンならびにメチルメラミン、 例えば、チオテパ(Thiotepa) − 葉酸類縁体、 例えば、メトトレキセート(Methotrexate) − ピリミジン類縁体、 例えば、5−フルオロウラシルおよびシタラビン(Cyt
arabine) − プリン類縁体、 例えば、メルカプトプリンおよびアザチオプリン(Azathio
prine) − ビニカ アルカロイド、 例えば、ビンブラスチン、ビンクリスチンおよび
ビンデシン(Vindesine) − エピポドフィロトキシン(epipodophyllotoxins)、 例えば、エトポシド(Et
oposide)およびテニポシド(Teniposide) − 抗生物質、 例えば、ダクチノマイシン、ダウノルビシン、ドキソルビシン
、エピルビシン(Epirubicin)、ブレオマイシンA2、マイトマイシンCおよび
ミトキサントロン(Mitoxantrone) − エストロゲン、 例えば、ジエチルスチルベストロール(Diethyl stilbest
rol) − ゴナドトロピン放出ホルモン類縁体、 例えば、ロイプロリド(Leuprolide)
、ブセレリン(Buserelin)およびゴセレリン(Goserelin) − 抗エストロゲン、 例えば、タモキシフェン、アミノグルテチミド(Aminogl
utethimide) − アンドロゲン、 例えば、テストラクトン(Testolactone)およびドロスタノ
ォンプロプリネート(Drostanolonproprionate);および − プラチナ複合体、 例えば、シスプラチン(Cisplatin)およびカルボプラチ
ン(Carboplatin)
【0015】
本発明に従って、上記物質の混合物もまた、例えば、人間のような哺乳動物に
おけるガン(特に脳腫瘍)の有効な治療を結果として生じる限り使用できる。本
発明のナノパーティクル使用において、ナノパーティクルを用いたこれらの物質
の投与は、有効な抗ガン治療、特に、例えば、人間のような哺乳動物における有
効な脳腫瘍治療を結果として生じることから、より好ましくはドキソルビシンお
よび/またはミトキサントロンである。特に、治療上、効果的な量で前記物質に
よるbbbの通過が観察され、この事実は、脳において治療上効果的な量の抗ガン
剤を供給するという従来技術の問題に関係する当業者にとって、全く驚くべきこ
とである。
おけるガン(特に脳腫瘍)の有効な治療を結果として生じる限り使用できる。本
発明のナノパーティクル使用において、ナノパーティクルを用いたこれらの物質
の投与は、有効な抗ガン治療、特に、例えば、人間のような哺乳動物における有
効な脳腫瘍治療を結果として生じることから、より好ましくはドキソルビシンお
よび/またはミトキサントロンである。特に、治療上、効果的な量で前記物質に
よるbbbの通過が観察され、この事実は、脳において治療上効果的な量の抗ガン
剤を供給するという従来技術の問題に関係する当業者にとって、全く驚くべきこ
とである。
【0016】
本発明において使用されるナノパーティクルの不可欠な(critical)成分は、
安定化剤である。好ましい使用において、たった1つの安定化剤が使用され、こ
れにより、抗ガン剤を充填した前記ナノパーティクルによるbbbの通過が、有効
な方法で提供できる。そして、前記ナノパーティクル内の抗ガン剤は、高濃度で
脳の腫瘍部位に直接作用する。これは従来技術においては、まだ可能ではなかっ
た。この結果、脳腫瘍の治療は、ずいぶん改善され、治療の成功率も同様に増加
した。
安定化剤である。好ましい使用において、たった1つの安定化剤が使用され、こ
れにより、抗ガン剤を充填した前記ナノパーティクルによるbbbの通過が、有効
な方法で提供できる。そして、前記ナノパーティクル内の抗ガン剤は、高濃度で
脳の腫瘍部位に直接作用する。これは従来技術においては、まだ可能ではなかっ
た。この結果、脳腫瘍の治療は、ずいぶん改善され、治療の成功率も同様に増加
した。
【0017】
本発明において使用するナノパーティクルの他の不可欠な成分は、上述のよう
な化合物と同じグループに属する材料であるコーティングの界面活性剤材料であ
る。前記安定化剤は、製造工程で少量残存する結果として、本発明に従って使用
されるナノパーティクル内に存在してもよく、また、bbbを横切る前記効果的物
質の通過を可能にするコーティングを形成してもよい。また、分離したコーティ
ングを供給してもよい。結果として、本発明において使用されるナノパーティク
ルの外壁は、bbbの通過を可能にする前記材料でコーティングされる。このよう
なナノパーティクルにおけるコーティングの提供または安定化剤の供給は、基本
的に、引例によりここに組込んだ上述の国際特許出願の明細書に記載されている
。
な化合物と同じグループに属する材料であるコーティングの界面活性剤材料であ
る。前記安定化剤は、製造工程で少量残存する結果として、本発明に従って使用
されるナノパーティクル内に存在してもよく、また、bbbを横切る前記効果的物
質の通過を可能にするコーティングを形成してもよい。また、分離したコーティ
ングを供給してもよい。結果として、本発明において使用されるナノパーティク
ルの外壁は、bbbの通過を可能にする前記材料でコーティングされる。このよう
なナノパーティクルにおけるコーティングの提供または安定化剤の供給は、基本
的に、引例によりここに組込んだ上述の国際特許出願の明細書に記載されている
。
【0018】
本発明の使用の好ましい形態において、前記安定化剤/界面活性剤の前記材料は
、前記生理的効果のある物資を含む前記ナノパーティクルが前記哺乳動物の脳血
液関門を横切って通過することを可能にする安定化剤/界面活性剤、および前記
ナノパーティクルから前記生理的効果のある物質を放出すること、ならびに前記
ナノパーティクルから分離して前記物質が前記脳血液関門を横切って通過するこ
とを可能にする安定化剤/界面活性剤からなる群から選択される。さらに好まし
くは、前記安定化剤/界面活性剤が、ポリソルベート、デキストラン、多機能型
アルコールのカルボン酸エステル、ポリオキサマー、ポリオキサミン、アルコキ
シル化エーテル、アルコキシル化エステル、アルコキシル化モノ−、ジ−ならび
にトリグリセライド、アルコキシル化フェノールならびにジフェノール、登録商
標GenapolRならびに登録商標BaukiR系物質、カルボン酸の金属塩、硫酸アルコー
ルの金属塩、スルホコハク酸の金属塩および前記物質の2以上の混合物からなる
群から選択された物質を含む。
、前記生理的効果のある物資を含む前記ナノパーティクルが前記哺乳動物の脳血
液関門を横切って通過することを可能にする安定化剤/界面活性剤、および前記
ナノパーティクルから前記生理的効果のある物質を放出すること、ならびに前記
ナノパーティクルから分離して前記物質が前記脳血液関門を横切って通過するこ
とを可能にする安定化剤/界面活性剤からなる群から選択される。さらに好まし
くは、前記安定化剤/界面活性剤が、ポリソルベート、デキストラン、多機能型
アルコールのカルボン酸エステル、ポリオキサマー、ポリオキサミン、アルコキ
シル化エーテル、アルコキシル化エステル、アルコキシル化モノ−、ジ−ならび
にトリグリセライド、アルコキシル化フェノールならびにジフェノール、登録商
標GenapolRならびに登録商標BaukiR系物質、カルボン酸の金属塩、硫酸アルコー
ルの金属塩、スルホコハク酸の金属塩および前記物質の2以上の混合物からなる
群から選択された物質を含む。
【0019】
前記ナノパーティクルのコーティングに使用する前記安定化剤および/または
界面活性剤の特有の例を、以下に記載する。前記化合物または以下に示す化合物
のグループには制限されない。好ましくは、前記安定化剤/界面活性剤は、ポリ
ソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート8
0、ポリソルベート81、ポリソルベート85、デキストラン12,000、デ
キストラン70,000、グリセロールモノステアレートのようなグリセロール
ならびにソルビトールの脂肪酸エステル、ソルビタンモノステアレートならびに
ソルビタンモノオレエート、ポリオキサマー188(プルロニック R F68
(Pluronic R F68))、エトキシル化エーテル、エトキシル化エステル、エト
キシル化トリグリセライド、エトキシル化フェノールならびにジフェノール、脂
肪酸ならびに脂質硫酸アルコールの金属塩、より好ましくは脂肪酸ならびに脂質
アルコールサルフェートのナトリウム塩であり、より一層好ましくは、ナトリウ
ムステアレートならびにナトリウムラウリルサルフェートおよび前記物質の二以
上の混合物である。
界面活性剤の特有の例を、以下に記載する。前記化合物または以下に示す化合物
のグループには制限されない。好ましくは、前記安定化剤/界面活性剤は、ポリ
ソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート8
0、ポリソルベート81、ポリソルベート85、デキストラン12,000、デ
キストラン70,000、グリセロールモノステアレートのようなグリセロール
ならびにソルビトールの脂肪酸エステル、ソルビタンモノステアレートならびに
ソルビタンモノオレエート、ポリオキサマー188(プルロニック R F68
(Pluronic R F68))、エトキシル化エーテル、エトキシル化エステル、エト
キシル化トリグリセライド、エトキシル化フェノールならびにジフェノール、脂
肪酸ならびに脂質硫酸アルコールの金属塩、より好ましくは脂肪酸ならびに脂質
アルコールサルフェートのナトリウム塩であり、より一層好ましくは、ナトリウ
ムステアレートならびにナトリウムラウリルサルフェートおよび前記物質の二以
上の混合物である。
【0020】
最も好ましい安定化剤/界面活性剤材料は、ポリソルベート80、ポリソルベ
ート85、デキストラン12,000、デキストラン70,000ならびにこれ
らの混合物、および前記安定化剤と他の安定化剤の混合物である。前記後者の化
合物は、抗ガン治療における、特に人間の脳腫瘍治療におけるナノパーティクル
の優れた使用を達成することが可能である。
ート85、デキストラン12,000、デキストラン70,000ならびにこれ
らの混合物、および前記安定化剤と他の安定化剤の混合物である。前記後者の化
合物は、抗ガン治療における、特に人間の脳腫瘍治療におけるナノパーティクル
の優れた使用を達成することが可能である。
【0021】
さらに好ましい前記ナノパーティクルにおいて、本発明において使用されるナ
ノパーティクルの投与に使用する前記キャリアーおよび/または希釈剤は、水、
塩および/または緩衝剤を含む生理的に許容される水溶液、および哺乳動物への
投与に対して許容される他の溶液からなる群から選択される。
ノパーティクルの投与に使用する前記キャリアーおよび/または希釈剤は、水、
塩および/または緩衝剤を含む生理的に許容される水溶液、および哺乳動物への
投与に対して許容される他の溶液からなる群から選択される。
【0022】
本発明において、供給されるナノパーティクルは、前記ポリマー材料、哺乳動
物への移送によるガン治療において生理的効果のある1以上の物質、前記哺乳動
物内部の特異部位への前記生理的効果のある物質の攻撃を可能にする前記ナノパ
ーティクルに対する1以上の安定化剤、および/または前記ナノパーティクルを
コーティングする界面活性剤を含み、前記ナノパーティクルが、前記哺乳動物に
おけるガン治療用のために、投与後における前記哺乳動物内部のターゲットへの
前記ナノパーティクルの移送を可能にする、生理的に許容されるキャリアーおよ
び/または希釈剤の中に任意に供給されている
物への移送によるガン治療において生理的効果のある1以上の物質、前記哺乳動
物内部の特異部位への前記生理的効果のある物質の攻撃を可能にする前記ナノパ
ーティクルに対する1以上の安定化剤、および/または前記ナノパーティクルを
コーティングする界面活性剤を含み、前記ナノパーティクルが、前記哺乳動物に
おけるガン治療用のために、投与後における前記哺乳動物内部のターゲットへの
前記ナノパーティクルの移送を可能にする、生理的に許容されるキャリアーおよ
び/または希釈剤の中に任意に供給されている
【0023】
本発明の他の側面において、哺乳動物におけるガン治療、特に脳腫瘍治療のプ
ロセスであって、前記プロセスは、哺乳動物にポリマー材料製ナノパーティクル
を投与する工程を含み、前記ナノパーティクルが、前記ポリマー材料、哺乳動物
への移送によるガン治療において生理的効果のある1以上の物質、前記哺乳動物
内部の特異部位への前記生理的効果のある物質の攻撃を可能にする前記ナノパー
ティクルに対する1以上の安定化剤、および/または前記ナノパーティクルをコ
ーティングする界面活性剤を含み、前記ナノパーティクルが、投与後における前
記哺乳動物内部のターゲットへの前記ナノパーティクルの移送を可能にする、生
理的に許容されるキャリアーおよび/または希釈剤の中に、ガン治療に効果的な
量で、任意に供給されている。
ロセスであって、前記プロセスは、哺乳動物にポリマー材料製ナノパーティクル
を投与する工程を含み、前記ナノパーティクルが、前記ポリマー材料、哺乳動物
への移送によるガン治療において生理的効果のある1以上の物質、前記哺乳動物
内部の特異部位への前記生理的効果のある物質の攻撃を可能にする前記ナノパー
ティクルに対する1以上の安定化剤、および/または前記ナノパーティクルをコ
ーティングする界面活性剤を含み、前記ナノパーティクルが、投与後における前
記哺乳動物内部のターゲットへの前記ナノパーティクルの移送を可能にする、生
理的に許容されるキャリアーおよび/または希釈剤の中に、ガン治療に効果的な
量で、任意に供給されている。
【0024】
本発明における好ましいプロセスは、前記投与が静脈投与である。特に好まし
くは、前記治療が、例えば、人間などの哺乳動物における脳腫瘍の治療である。
くは、前記治療が、例えば、人間などの哺乳動物における脳腫瘍の治療である。
【0025】
本発明は、さらに、続く実施例により例示されるが、本発明はこれに限定して
理解すべきではない。
理解すべきではない。
【0026】
ドキソルビシン調製品の抗腫瘍効果は、頭蓋骨内に神経グリア芽細胞腫101
/8が移植されたラットでテストされた。この腫瘍は、上皮細胞成長因子に対す
る実質的な量のレセプターを有することが知られている。
/8が移植されたラットでテストされた。この腫瘍は、上皮細胞成長因子に対す
る実質的な量のレセプターを有することが知られている。
【0027】
前記マウスは、全過程の投与量が4.5mg/kg(通常マウスへの全投与量
は7〜8mg/kg)となるように、ドキソルビシン1.5mg/kg×3で処
理された。
は7〜8mg/kg)となるように、ドキソルビシン1.5mg/kg×3で処
理された。
【0028】
前記薬剤は、腫瘍移植後、2日(腫瘍移植後48時間)、5日、8日に静脈投
与した。
与した。
【0029】
実験は、1998年12月9日〜13日に開始され、マウスの数匹がまだ生存
いるため、1999年5月20日までに終了しなかった。
いるため、1999年5月20日までに終了しなかった。
【0030】
薬剤調製品は、通常のように、食塩水または1%TweenR80で投与され
た。ドキソルビシンを充填した前記ナノパーティクルをコーティングするために
、攪拌しながら、懸濁液に1%TweenR80を添加した。前記混合液は2時
間インキューベートされた。
た。ドキソルビシンを充填した前記ナノパーティクルをコーティングするために
、攪拌しながら、懸濁液に1%TweenR80を添加した。前記混合液は2時
間インキューベートされた。
【0031】
後述のドキソルビシンが投与された(Dox)ケースにおける表に明らかに示
すように、ラットは上の表のカラム1において与えられた時間(時間、h)後に
死亡した。Tween80とともに薬剤を投与した場合においては、ほとんどの
ラットが死亡した。最初のケースとして、Tween80でコートされたナノパ
ーティクルおよびコーティングしてないドキソルビシンを充填したナノパーティ
クルの投与後に全てのラットが死亡した(上の表のカラム3およびカラム4)。
Tween80でコートされたドキソルビシンを充填したナノパーティクルの場
合のみ、8匹のうち3匹が生存した。
すように、ラットは上の表のカラム1において与えられた時間(時間、h)後に
死亡した。Tween80とともに薬剤を投与した場合においては、ほとんどの
ラットが死亡した。最初のケースとして、Tween80でコートされたナノパ
ーティクルおよびコーティングしてないドキソルビシンを充填したナノパーティ
クルの投与後に全てのラットが死亡した(上の表のカラム3およびカラム4)。
Tween80でコートされたドキソルビシンを充填したナノパーティクルの場
合のみ、8匹のうち3匹が生存した。
【0032】
この結果から、前記界面活性剤でコートされたナノパーティクルは、有効な抗
ガン治療のために、bbbを横切って効果的な投与量の抗ガン剤ドキソルビシンが
通過することの促進に適当である。
ガン治療のために、bbbを横切って効果的な投与量の抗ガン剤ドキソルビシンが
通過することの促進に適当である。
【0033】
ドキソルビシン調製品の投与後における
神経グリア芽細胞腫101/8を有するラットの生存率(日)コントロール
Dox Dox NP Dox-NP Dox-NP
+ + + Tween80 Tween80 Tween80
9 11 13 9 13 22
11 13 13 11 13 22
12 14 23 11 15 22
13 14 38 12 15 23
13 14 51 18 17 37
13 15 生存 19 38 生存
14 20 40 生存
17 21 50 生存
17 23
【0034】ク゛ルーフ゜
生存時間 MSTの延長 生存数
の中間値 (MST、日) % 60日まで コントロール
13.2
Dox 16.1 22 0/9
Dox-NP 25.1 90 0/8
Dox+Tween 27.6 112 1/6
Dox-NP+Tween 25.1 91 3/8
NP+Tween 13.3 0 0/6
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
A61K 47/18 A61K 47/18
47/40 47/40
A61P 35/00 A61P 35/00
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ
,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML,
MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K
E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E
A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ
,TM),AL,AM,AU,AZ,BA,BB,BG
,BR,BY,CA,CN,CU,CZ,EE,GE,
GH,GM,HR,HU,ID,IL,IS,JP,K
E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS
,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,
NZ,PL,RO,RU,SD,SG,SI,SK,S
L,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ
,VN,YU,ZW
(72)発明者 ゲルペリナ、スヴェトラナ
ロシア、117647、モスクワ、113−3、プ
ロフソユーズナヤ ユーエル、アパートメ
ント ナンバー 719
(72)発明者 シュレーダー、ウルリケ
ドイツ、デー−39171 ドーデンドルフ、
アム ズュルツェハング 7
Fターム(参考) 4C076 AA22 AA65 BB13 BB21 CC27
DD07F DD39F DD39Q DD46F
DD46Q EE38F EE38Q FF06
FF43 GG21
4C086 AA01 AA02 EA10 MA01 MA05
MA08 MA09 MA23 MA37 MA56
MA66 NA11 ZB26
4C206 AA01 AA02 FA31 MA02 MA05
MA43 MA57 MA76 MA86 NA11
ZB26
Claims (14)
- 【請求項1】 ポリマー材料製のナノパーティクルの使用であって、前記ナノ
パーティクルが、前記ポリマー材料、哺乳動物への移送によるガン治療において
生理的効果のある1以上の物質、前記哺乳動物内部の特異部位への前記生理的効
果のある物質の攻撃を可能にする前記ナノパーティクルに対する1以上の安定化
剤、および/または前記ナノパーティクルをコーティングする界面活性剤を含み
、前記ナノパーティクルが、前記哺乳動物におけるガン治療用医薬品の製造とし
て、投与後における前記哺乳動物内部のターゲットへの前記ナノパーティクルの
移送を可能にする、生理的に許容されるキャリアーおよび/または希釈剤の中に
任意に供給されている前記ナノパーティクルの使用。 - 【請求項2】 前記哺乳動物における脳腫瘍治療のための請求項1記載の使用
。 - 【請求項3】 前記ナノパーティクルが、直径1000nm以下、好ましくは
直径1〜1000nmの前記ポリマー材料の粒子を含む、請求項1または2記載
の使用。 - 【請求項4】 前記ポリマー材料が、ポリアクリレート、ポリメタクリレート
、ポリシアノアクリレート、ポリアクリルアミド、ポリアセテート(polyactate
s)、ポリグリコレート、ポリアンヒドレート、ポリオルトエステル、ゼラチン
、ポリサッカライド、アルブミン、ポリスチレン、ポリビニル、ポリアクロオエ
イン(polyacrooein)、ポリグルタルアルデヒドならびに誘導体、共重合体およ
びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜3のいずれか記載の使
用。 - 【請求項5】 前記ナノパーティクルが、前記哺乳動物へ移送させる前記生理
的効果のある物質を、それに吸着、吸収および/または組込まれた形態で含む請
求項1〜4のいずれかに記載の使用。 - 【請求項6】 前記哺乳動物に移送させる前記生理的効果のある物質が、ガン
治療のための1以上の化学療法剤を含み、好ましくは、アルキル化剤、代謝拮抗
剤、天然抗ガン産物、ホルモン、金属配位複合体およびこれらの混合物を含み、
より好ましくは、ニトロゲンマスタード、ニトロソウレア(nitroso ureas)、
エチレンイミンならびにメチルメラミン、葉酸類縁体、ピリミジン類縁体、プリ
ン類縁体、ビニカアルカロイド、エピポドフィロトキシン(epipodophyllotoxins
)、抗生物質、エストロゲン、ゴナドトロピン放出ホルモン類縁体、抗エストロ
ゲン、アンドロゲン、プラチナ複合体およびこれらの混合物を含み、特に好まし
くは、ドキソルビシンおよび/またはミトキサントロン(mitoxantrone)を含む
、請求項1〜5のいずれかに記載の使用。 - 【請求項7】 前記安定化剤および/または材料をコーティングする界面活性
剤が、前記生理的効果のある物資を含む前記ナノパーティクルが前記哺乳動物の
脳血液関門を横切って通過することを可能にする安定化剤/界面活性剤、および
前記ナノパーティクルから前記生理的効果のある物質を放出すること、ならびに
前記物質が前記ナノパーティクルから分離して前記脳血液関門を横切って通過す
ることを可能にする安定化剤/界面活性剤からなる群から選択され、好ましくは
、前記安定化剤/界面活性剤がポリソルベート、デキストラン、多機能型アルコ
ールのカルボン酸エステル、ポリオキサマー、ポリオキサミン、アルコキシル化
エーテル、アルコキシル化エステル、アルコキシル化モノ−、ジ−ならびにトリ
グリセライド、アルコキシル化フェノールならびにジフェノール、登録商標Gena
polRならびに登録商標BaukiR系物質、カルボン酸の金属塩、硫酸アルコールの金
属塩、スルホコハク酸の金属塩および前記物質の2以上の混合物からなる群から
選択された物質を含み、より好ましくは、前記安定化剤/界面活性剤がポリソル
ベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、ポリソルベート80、
ポリソルベート81、ポリソルベート85、デキストラン12,000、デキス
トラン70,000、グリセロールモノステアレートのようなグリセロールなら
びにソルビトールの脂肪酸エステル、ソルビタンモノステアレートならびにソル
ビタンモノオレエート、ポリオキサマー188(プルロニック R F68(Pl
uronic R F68))、エトキシル化エーテル、エトキシル化エステル、エトキシ
ル化トリグリセライド、エトキシル化フェノールならびにジフェノール、脂肪酸
ならびに脂質硫酸アルコールの金属塩、より好ましくは脂肪酸ならびに脂質アル
コールサルフェートのナトリウム塩であり、より一層好ましくは、ナトリウムス
テアレートならびにナトリウムラウリルサルフェートおよび前記物質の二以上の
混合物であり、より一層好ましくはポリソルベート80、ポリソルベート85、
デキストラン12,000またはデキストラン70,000、およびこれらの混
合物ならびに前記安定化剤/界面活性剤と他の安定化剤/界面活性剤との混合物
である、請求項1〜6のいずれかに記載の使用。 - 【請求項8】 前記キャリアーおよび/または希釈剤が、水、塩および/また
は緩衝剤を含む生理的に許容される水溶液、および哺乳動物への投与に対して許
容される他の溶液からなる群から選択される請求項1〜7のいずれかに記載の使
用。 - 【請求項9】 前記投与が静脈(i.v)投与である請求項1〜8のいずれか
に記載の使用。 - 【請求項10】 前記哺乳動物が人間である請求項1〜9のいずれかに記載の
使用。 - 【請求項11】 ポリマー材料製のナノパーティクルであって、前記ナノパー
ティクルが、前記ポリマー材料、哺乳動物への移送によるガン治療において生理
的効果のある1以上の物質、前記哺乳動物体内の特異部位への前記生理的効果の
ある物質の攻撃を可能にする前記ナノパーティクルに対する1以上の安定化剤、
および/または前記ナノパーティクルをコーティングする界面活性剤を含み、前
記ナノパーティクルが、前記哺乳動物におけるガン治療のために、投与後におけ
る前記哺乳動物内部のターゲットへの前記ナノパーティクルの移送を可能にする
、生理的に許容されるキャリアーおよび/または希釈剤の中に任意に供給されて
いる、ポリマー材料製ナノパーティクル。 - 【請求項12】 哺乳動物におけるガン治療、特に脳腫瘍治療のプロセスであ
って、前記哺乳動物にポリマー材料製ナノパーティクルを投与する工程を含み、
前記ナノパーティクルが、前記ポリマー材料、哺乳動物への移送によるガン治療
において生理的効果のある1以上の物質、前記哺乳動物内部の特異部位への前記
生理的効果のある物質の攻撃を可能にする前記ナノパーティクルに対する1以上
の安定化剤、および/または前記ナノパーティクルをコーティングする界面活性
剤を含み、前記ナノパーティクルが、投与後における前記哺乳動物内部のターゲ
ットへの前記ナノパーティクルの移送を可能にする、生理的に許容されるキャリ
アーおよび/または希釈剤の中に、ガン治療に効果的な量で、任意に供給されて
いる、前記プロセス。 - 【請求項13】 前記投与は静脈(i.v)または腹腔内(i.p)投与であ
る請求項12記載のプロセス。 - 【請求項14】 前記治療が脳腫瘍の治療である請求項12または13記載の
プロセス。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/EP1999/003838 WO2000074658A1 (en) | 1999-06-02 | 1999-06-02 | Use of drug-loaded nanoparticles for the treatment of cancers |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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