JP2003348365A - 色変換装置及び色変換方法 - Google Patents

色変換装置及び色変換方法

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JP2003348365A
JP2003348365A JP2002156905A JP2002156905A JP2003348365A JP 2003348365 A JP2003348365 A JP 2003348365A JP 2002156905 A JP2002156905 A JP 2002156905A JP 2002156905 A JP2002156905 A JP 2002156905A JP 2003348365 A JP2003348365 A JP 2003348365A
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color signal
color
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JP2002156905A
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English (en)
Inventor
Katsuhiro Kanamori
克洋 金森
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多次元色変換LUT402を用いた色変換、
特に、広く使用されている3次元色変換LUTでは、従
来から用いられているTri−Linear法のよう
な、線形の3次元補間を用いているため、多次元色変換
LUT402に設定する色変換の内容によっては、補間
結果の階調がスムーズにならないものがある。 【解決手段】 多次元色変換LUT402に設定された
入力色空間内の補正を行う注目格子点403に対して、
複数の異なる方向に位置する中間点での補間結果を、生
成する補間を実施して、注目格子点403の出力値と補
間結果とから複数の異なる方向への差分値を求め、異な
る方向への差分値の差が減少するように、個々の格子点
での出力値を補正するスムージングを行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多次元色変換テー
ブル及び補間法を用いて色変換を行う色変換装置及び方
法において、多次元色変換テーブルを作成する過程で特
に多次元色変換テーブルのスムージングに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、複雑な多次元の色信号入力をおな
じく多次元の色信号に変換する方法として、多次元の色
変換テーブルである多次元色変換ルックアップテーブル
(Look Up Table:LUT)及び補間を用
いた方法が知られている。例えば、カラープリンタの色
信号処理においては、ディスプレイ表示系のRGB3次
元色信号を、CMYKなどのプリンタ色信号に変換する
ため、RGB空間を各軸で格子点に区切って、その頂点
となる格子点位置に出力値CMYKを設定する。
【0003】この色変換LUTを用いて、任意の入力色
に対する出力値を計算するために、3次元補間法を用い
る。3次元補間手段としては、補間図形の設定、すなわ
ち用いる格子点の組み合わせに応じて様々な種類があ
る。
【0004】ここでは、最も一般的なtri−line
ar補間と呼ばれる方法を説明する。図19は、入力信
号空間を(X、Y、Z)として、出力空間をスカラー値
とした場合の図であり、1成分8ビットの3成分からな
る入力信号pの例について説明する。
【0005】ここで、入力信号pがR、G、Bの3成分
で構成され、各成分が8ビットで構成される場合に、赤
の成分をR[7..0]と示し、R[7]が最上位ビッ
トを示し、R[0]が最下位ビットを示す。
【0006】入力信号pの上位3ビット部分で3次元色
変換LUT103を生成し、この3次元色変換LUTの
なかで、上位3ビット信号が囲まれる立体105を選択
し、その8頂点を確定する。
【0007】一方、入力信号pの下位5ビット数は、上
記立体内での重み係数となる。上位ビットと下位ビット
の数値は、3次元色変換LUTの大きさにより決定す
る。ここでは、上位ビットを3ビット、下位ビットを5
ビットとした。補間手段106は8点の格子点位置での
出力値を読み出し、重み係数を用いて線形補間して出力
値を生成する。
【0008】次に、Tri−linear補間演算の詳
細について、図20を用いて説明する。この図20で
は、XYZ空間内の確定した立方体abcdefgh内
に入力信号pが含まれている状態を示している。ここで
は、3成分8ビットを用いて表示しているのため、上位
3ビットが立方体abcdefghを示し、下位5ビッ
トが(ΔX、ΔY、ΔZ)を示している。この入力信号
pを通り、辺に平行な平面で単位立方体を8個の小直方
体に分割し、小直方体の体積と単位立方体の体積比を考
え、頂点の出力値をその頂点と対角関係にある小直方体
の体積比にて重み付加算する。例えば、頂点aの重み係
数は、頂点gを含む小直方体から求められる。入力信号
pを、3次元色変換LUTに設定された各頂点計算での
出力値をf(a)・・・f(g)として、各頂点への重
み係数Wa・・・Wgをとすると、入力信号pにおける
補間結果Iは以下の式で実行される。
【0009】
【数1】
【0010】また、補間に用いる重み係数は、単位立方
体の格子点間隔をDとして入力信号の下位信号(ΔX、
ΔY、ΔZ)とすると、以下のように求められる。
【0011】
【数2】
【0012】この補間式では、出力値をスカラーと考え
るため、出力がCMYKのように4成分持つ場合には、
色変換LUTも4面必要になり、補間演算も4面につき
行われることは勿論であるが、重み係数は同一である。
補間演算の誤差解析においては、CMYKの出力色の成
分毎に議論しても一般性を失わない。
【0013】そこで、以降の説明においては、入力を多
次元とし、多次元色変換LUTの出力値に関しては、ス
カラー値と考えて、出力を複数面持つという説明は省略
する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】多次元色変換LUTを
用いた色変換、特に、広く使用されている3次元色変換
LUTでは、従来から用いられているTri−Line
ar法のような、線形の3次元補間を用いているため、
色変換LUTに設定する色変換の内容によっては、補間
結果の階調がスムーズにならないものがある。
【0015】これは補間結果の階調が関数値として連続
であるが、関数の微分値が不連続になっていることを意
味する。例えば、RGBをCMYKに変換する際に、K
を求める墨発生演算で用いる最小値演算であるK=MI
N(C、M、Y)などを、予め格子点上で計算し、3次
元色変換LUTに設定し、それを補間すると補間結果が
繰り返し波打つ現象が現れ、画像のスムーズな階調性を
損なうことが知られている。
【0016】このように補間法は、階調性に大きな障害
を与える。グレイ軸上でこの結果を観察すると、図21
に示すようになるので、一般にこれを「リップル」と呼
んでいる。
【0017】このように格子点上では、3次元色変換L
UTの設定値をとり、その間の空間では補間結果のリッ
プル現象が現れた場合、出力色が3成分であると、各成
分にリップル振幅が異なるため、グレイを入力しても出
力色がグレイにならず、周期的な色づき現象となる。こ
れは、モノクロ階調部分に色がつく問題として観察され
る。
【0018】また、ディスプレイ上の色をプリンタによ
り再現する目的から、カラーディスプレイの色域をカラ
ープリンタの色域内にマッピングする色域マッピング処
理は、カラープリンタの分野では現在広く実施されてい
るが、その処理が3次元空間を大きく変形又は色域境界
で大きくマッピング方向が変わるなどの原因によって、
色変換LUTの非線形性が増大し、結果として補間後
に、カラーの階調方向に対して、不自然なリップルやア
ーティファクトを発生することが多くあった。これは階
調が不自然というより、色再現の問題として画質に多大
な悪影響を与える。
【0019】さて、以上の問題に対しては従来、3つの
解決方法がとられてきた。
【0020】第1の方法は、補間方法、特に補間立体を
改良するものであり、グレイ軸を稜線としてもつ四面体
や斜三角柱といった図形を補間立体として選択すると、
グレイ軸上では、必ずグレイ軸両端の2つの格子点を用
いて補間が行われるため、上記のような補間結果にリッ
プル現象が発生しない。しかし、この方法では補間立体
に制限があり、グレイ軸以外の方向では同じような問題
が出てくる可能性がある。
【0021】第2の方法は、補間方法の計算処理を最適
化するものである。特許2001−251524号公報
に見られるように、グレイ軸近傍領域では、補間方法を
色づきなどが発生しにくい別手法に連続的に変える方法
が開示されている。しかし、この方法は、補間演算を場
合分けして切り替えるため、処理が複雑化するため、ソ
フトウエア処理では利用できても、補間回路がハードウ
エアの場合や補間法を固定化している既存の色変換ソフ
トウェアモジュールを用いる場合などには、使えないな
どの欠点がある。
【0022】第3の方法は、補間法ではなく3次元色変
換LUTを最適化するものであり、なるべく連続的な補
間を容易にするため、3次元色変換LUTを色空間内で
スムージングするものである。これは、例えば、ジャー
ナル・オブ・エレクトロニック・イメージング 199
4年 vol.3(4)の415頁から424頁(jo
urnal of electronic imagi
ng 1994/vol.3(4),pp415−42
4)、特開平8−275007号公報、特開2001−
144981号公報及び特開2001−16476号公
報に記載されている。
【0023】本発明は、以上述べたうちの第3の方法で
ある3次元色変換LUTを色空間内でスムージングする
方法に関するものである。
【0024】従来のスムージング方法では、そのスムー
ジング係数は周囲を単純に重み付け平均化するものであ
り、補間方法に対して無関係であり、最適なスムージン
グにならないという課題があった。また、前記の色域マ
ッピングのような非常に大きな非線形性や、テーブルに
ノイズが存在する場合などは、平滑化を確保するため何
度も繰り返しスムージングすることが行われており、連
続性は確保されるものの得られた曲線形状が、本来求め
るものから大きく崩れてしまうという課題があった。
【0025】本発明は、従来の単純な平均化により多次
元色変換LUTのスムージング方法では不可能であった
補間結果の連続性を最適化し、少ない回数のスムージン
グで大きな効果のある多次元色変換LUTのスムージン
グ方法を提供するものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、従来の手法により作成された初期多次元色
変換LUTに対して、実際に色変換時に使用される補間
方法を考慮し、その補間結果の微分値が連続になるよう
にスムージングを行う。このスムージングは繰り返し法
により実施してもよい。
【0027】具体的には、色変換LUTに設定された入
力色空間内の格子点に対して、複数の異なる方向に位置
する中間点での補間出力値を、生成する補間を実施し
て、離散格子点上の出力値と該補間出力値とから複数の
異なる方向への差分値を求め、異なる方向への差分値の
差が減少するように、個々の離散格子点での出力値を補
正するスムージングを行うものである。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、入力したカラー画像の入力色信号を多次元の色信号
に変換し、前記色信号を区切る格子点に色信号出力値を
作成する初期多次元色変換テーブル作成手段と、前記格
子点に対する色信号出力値を蓄積する多次元色変換テー
ブルと、前記格子点から複数の異なるベクトルである補
間値を生成する補間出力生成手段と、前記格子点に対す
る色信号出力値から前記補間値を減算し、複数の異なる
差分値を求める差分生成手段と、前記入力色信号から求
められる重み付け係数を前記差分値に乗算し、その合算
を求める重み付け加算手段と、前記格子点に対する色信
号出力値から前記重み付け加算手段の出力信号を減算
し、前記多次元色変換テーブルに出力する減算手段とを
含む色変換装置としたものであり、色変換結果の出力階
調をスムーズにできるという作用を有する。
【0029】本発明の請求項2に記載の発明は、減算手
段から入力される複数の異なる差分値を合算した絶対値
及び予め定めた閾値を比較し、前記絶対値が前記閾値以
上である場合は、重み付け加算手段に前記差分値を出力
する比較手段とを更に具備する請求項1記載の色変換装
置としたものであり、多次元色変換LUTのスムージン
グを適切に制御できるという作用を有する。
【0030】本発明の請求項3に記載の発明は、入力し
たカラー画像の入力色信号を多次元の色信号に変換する
ステップと、前記色信号を区切る格子点に色信号出力値
を入力する初期多次元色変換テーブルを作成するステッ
プと、前記格子点に対する色信号出力値を多次元色変換
テーブルに蓄積するステップと、前記格子点から複数の
異なるベクトルである補間値を生成するステップと、前
記格子点に対する色信号出力値から前記補間値を減算
し、複数の異なる差分値を求めるステップと、前記入力
色信号から求められる重み付け係数を前記差分値に乗算
し、その合算値を求めるステップと、前記格子点に対す
る色信号出力値から前記合算値を減算し、前記多次元色
変換テーブルに出力するステップとを具備する色変換方
法としたものであり、色変換結果の出力階調をスムーズ
にできるという作用を有する。
【0031】本発明の請求項4に記載の発明は、複数の
異なる差分値を合算した絶対値及び予め定めた閾値を比
較し、前記絶対値が前記閾値以上である場合は、前記差
分値を出力するステップとを更に具備する請求項3記載
の色変換方法としたものであり、多次元色変換LUTの
スムージングを適切に制御できるという作用を有する。
【0032】本発明の請求項5に記載の発明は、入力し
たカラー画像の入力色信号を多次元の色信号に変換し、
前記色信号を区切る格子点に色信号出力値を作成する初
期多次元色変換テーブル作成処理を実行するプログラム
コードと、前記格子点に対する色信号出力値を多次元色
変換テーブルに蓄積し、前記格子点から複数の異なるベ
クトルである補間値を生成し、前記格子点に対する色信
号出力値から前記補間値を減算し、複数の異なる差分値
を求め、前記入力色信号から求められる重み付け係数を
前記差分値に乗算し、その合算を求め、更に、前記格子
点に対する色信号出力値から前記重み付け加算手段の出
力信号を減算し、前記多次元色変換テーブルに出力する
減算処理を実行するプログラムコードと、を具備するコ
ンピュータ記録媒体としたものであり、色変換結果の出
力階調をスムーズにできるという作用を有する。
【0033】本発明の請求項6に記載の発明は、複数の
異なる差分値を合算した絶対値及び予め定めた閾値を比
較し、前記絶対値が前記閾値以上である場合は、前記差
分値を出力するプログラムコードとを更に具備する請求
項5記載のコンピュータ記録媒体としたものであり、多
次元色変換LUTのスムージングを適切に制御できると
いう作用を有する。
【0034】(実施の形態1)図1は、本発明の色変換
装置による第1の実施の形態を示す図であり、3次元色
変換LUTのスムージングに関わるものである。
【0035】401は入力信号の上位3ビットから色変
換LUTを作成する初期多次元色変換LUT作成手段を
示し、402は初期多次元色変換LUT作成手段401
で作成された色変換LUTを元に補正された格子点を蓄
積する3次元色変換LUTを示し、403は補正を行う
注目格子点を示し、404は補正に用いる補正格子点を
示し、405は注目格子点403を補正するための補間
結果を生成する補間出力生成手段を示し、406は注目
格子点403から補間結果を減算する差分生成手段を示
し、407は入力信号の下位5ビットから重み付け係数
を演算し、差分生成手段406の出力信号に乗算し、す
べてを合算する重み付け加算手段を示し、408は注目
格子点403から重み付け加算手段407の出力信号を
減算し、3次元色変換LUT402に出力する減算手段
を示す。
【0036】はじめに、初期多次元色変換LUT作成手
段401が、初期3次元色変換LUTを生成する。この
手法は例えば、特開平5−290155号公報記載のよ
うに、高次多項式の計算により各格子点での出力を計算
してもよいし、特開平8−275007号公報記載のよ
うに、カラーパッチの印刷からテーブルの直接探索と逆
補間によって求めてもよい。また、色域マッピングなど
の手法を加えてもよい。その結果、設定された色変換L
UTには、補間結果に微分連続性が保障されておらず、
補間を行うと階調性が悪くなる。
【0037】上記のような色変換が3次元色変換LUT
402として与えられた場合、これをスムーズに補間す
るためには、与られた3次元色変換LUT402の数値
をなるべく変えずに、スムージングを行うことが重要で
ある。ここで、スムージングとは、補間結果に対して行
われるものではなく、あくまで色変換LUT自身、すな
わち3次元色変換LUT402を構成する格子点に対し
て行われるものであることに注意されたい。
【0038】従来行われてきたスムージング法は、多次
元空間内で出力点を中心にある重みをつける単純な平均
化演算であった。図2に、3次元の場合の平均化スムー
ジング手法において、使用する格子点配置について示
す。色変換LUTにおける出力値fijkは、3次元空間
に規則正しく整列する格子点群の注目格子点403であ
るΠ(i、j、k)のスムージングによって、
【0039】
【数3】
【0040】となる。ここでi、j、kに対応する積分
値は、a、b、cに−1、0、1を代入することで演算
される。図2における注目格子点403での出力をスム
ージングするために、注目格子点Π(i、j、k)40
3を含む周囲27個の補正格子点404a〜zについて
上記重み係数Wが全て1/27とする平均化、注目格子
点Π(i、J、K)403を含んで周囲の8連結点を用
いるmnkpveの7点の補正格子点404を用いる平
均化などがよく使われる。
【0041】多次元の色変換LUTをスムージングする
ことによって、補間が容易な色変換LUTへ変換をする
ことが本発明の目的であるが、補間結果に現れる微分係
数の不連続値を減少させる目的において、上記の単純な
平均化を行うだけのスムージングは最適であるとは言い
がたい。
【0042】むしろ、予め補間値を生成して、実際の補
間曲線の微分値が連続に近くなるように色変換LUT内
の格子点値を、強制的に変更することが望ましい。そこ
で本第1の実施の形態においては、以下のように色変換
LUTの値を補正してスムージングを実現する。
【0043】まず、図1に示した3次元色変換LUT4
02に対して、補正を行う注目格子点403をΠ(i、
j、k)と設定する。ここで、i、j、kは3次元色変
換LUT402の各軸での格子点位置の3次元指標であ
る。次に、注目格子点Π(i、j、k)403に対し
て、それを囲む格子点間の中間点での補間を行うため、
注目格子点Π(i、j、k)403を取り囲む複数の補
正格子点404の出力値が読み出され、補間出力生成手
段405で補間される。
【0044】実施例では、この中間点は格子点が形成す
る各立方体の体心点としているが、これに限定されるも
のではない。補間結果はI1からI8で表現する。図3
は、この補間結果の位置を示す図である。注目格子点Π
(i、j、k)403に対して、異なる8方向での中間
点での補間結果I1からI8は、Tri−linear補
間を用いて同じく以下のように算出される。
【0045】
【数4】
【0046】ここで用いる補間法は、Tri−line
ar補間に限定するものではなく、より簡易な補間法、
あるいは実際に色変換を行う際の補間法を用いることも
可能である。しかしながら、色空間の各方向に対して、
均等に補間の重みが設定されていることが望ましいとい
える。
【0047】差分生成手段406では、注目格子点40
3での出力と前記補間値との差分値が、(数5)のよう
に生成される。ここで、rは1〜8となる。図3におけ
る8個の矢印が、この差分をとる向きを表現している。
【0048】
【数5】
【0049】重み付け加算手段407と減算手段408
によって、注目格子点403は、t回目の繰り返し回数
からt+1回目の値に逐次的に更新される。この繰り返
しループは、必ずしも行うものではなく、1回の更新で
補正を終了してもよく、繰り返し回数が多くなるほどス
ムージング操作がかかりテーブルは平滑化される。
【0050】
【数6】
【0051】ここで、重み付け係数Mrは各方向の差分
値への重みをつける目的の補正係数である。
【0052】次に図4及び図5を用いて、本発明の基本
的な概念を説明する。図4は、図21によるグレイ軸上
のMIN演算の補間結果を表現している。横軸が入力グ
レイ値、縦軸が補間出力値を示し、色変換多次元LUT
での格子点出力値を示す。ここで格子点において、隣接
する補間区間で補間結果のカーブの接線601及び60
2が滑らかに接続されず、補間結果の微分値が不連続に
なる。この現象は、補間結果が区分直線の集合体になる
場合と、区分曲線の集合体になる場合があるが、どちら
の場合も、補間結果は視覚的に滑らかとはいえない。
【0053】実際には、補間結果の曲線に対して接線を
求めることは、複雑な計算であるから、これを簡単に行
う方法として、図5のように、実際の微分値である接線
の代わりに、注目格子点403及び補正格子点404の
中点での補間結果I1701及びI2702を計算し、こ
の補間結果と注目格子点403の値の差分値703及び
704にて上記接線の代用とする。すなわち、2種類の
異なる方向への差分値
【0054】
【数7】
【0055】を求める。次に注目格子点403の値か
ら、これらの差分値を減算して新たな注目格子点403
の出力値fの値を決定する。ここでは注目格子点Π
(i)403において、t回目の注目格子点403の出
力値fからt+1回目の注目格子点403の出力値fを
求める式が
【0056】
【数8】
【0057】と表現できる。ここで補正の係数Mは、1
回の補正を調節するものであり、あまり大きい値をとる
とスムージングが適切に動作しない。ここでは0.3程
度の値をとる。この過程を繰り消すことによって、注目
格子点Π(i)403における補間結果の2つの異なる
方向への微分値の差の近似値が減少し、最終的には2つ
の微分値が等しくなる。ただし、過度の繰り返しを行う
と、1次元の場合には曲線が直線に変形されるため、な
るべく少ない回数で繰り返しは終了し、望ましくは1回
が良い。
【0058】第1の実施の形態は、以上のような原理に
よって色変換LUTのスムージングを実現する装置であ
る。
【0059】(実施の形態2)図6は、第2の実施の形
態を示すフローチャートであり、色変換LUTのスムー
ジングを、コンピュータソフトウエア等により実現する
方法を示す。
【0060】ステップS801では、初期多次元色変換
LUT402を生成する。この手法は例えば、特開平5
−290155号公報記載のように、高次多項式の計算
により各格子点での出力を計算してもよいし、特開平8
−275007号公報記載のように、カラーパッチの印
刷からテーブルの直接探索と逆補間によって求めてもよ
い。また、色域マッピングなどの手法を加えてもよい。
【0061】ステップS802では、スムージングの繰
り返し回数をセットする。ステップS803では、繰り
返し回数の終了条件を判定して終了の場合にはステップ
S809に進んでスムージング終了となる。それ以外の
場合には、ステップS804に進み、多次元色変換LU
T402の全格子点について、スムージングが終了した
か判定し終了していなければステップS805に進み、
多次元色変換LUT402内の注目格子点Π(i、j、
k)403につき、(数4)に基づき補正格子点404
の中間点での複数の補間結果I1〜I8を求める。
【0062】次にステップS806において、補正格子
点404上で、注目格子点の出力値との異なる方向での
補間結果との差分値Δ1〜Δ8を(数5)に基づき求め
る。次にステップS807において、(数6)に基づ
き、注目格子点Π(i、j、k)403における出力値
ijkから、重み付き差分i値Mr・Δrを減算して、新
たなfijkに補正する。この補正が終了したらステップ
S808に進み、次の注目格子点403に進んで、以上
の処理を繰り返す。
【0063】(実施の形態3)図7は、第3の実施の形
態を示すフローチャートであり、特に、2次元での色変
換LUTのスムージングを、コンピュータソフトウエア
等により実現する場合の方法を示す。
【0064】2次元の色変換LUTは、3次元色変換L
UT402を明度1次元の軸と色度2次元の平面に分解
した場合の色度の平面として考えることができ、色域マ
ッピングでは、等しい明度上での色のマッピングを行う
ため、このような2次元平面内でのスムージングも実用
上は有効である。
【0065】図7は、3次元が2次元に変更された以外
は、図6と同一のステップからなるため、類推が可能な
数式は省略して説明する。
【0066】まず、ステップS801では、初期2次元
色変換LUTを生成する。これは3次元LUTの1つの
平面を取り出したものでもかまわない。ステップS80
2では、スムージングの繰り返し回数をセットする。ス
テップS803では、繰り返し回数の終了条件を判定
し、終了の場合にはステップS809に進んでスムージ
ング終了となる。それ以外の場合には、ステップS80
4に進み、色変換LUTの全格子点についてスムージン
グが終了したか判定し、終了していなければステップS
901に進み、2次元色変換LUT内の注目格子点40
3であるΠ(i、j)につき、補正格子点404の中間
点での複数の補間結果I1〜I4を求める。この補間方法
は図8に示すように、4点の中間点での補間を周囲の4
点を用いて実行するものであり、以下のBi−Line
ar補間が用いられる。
【0067】
【数9】
【0068】次にステップS902において、注目格子
点403の出力値との異なる方向での補間結果との差分
値Δ1〜Δ4を求める。図8の4個の矢印は、この差分値
を求める方向を示している。次にステップS903にお
いて、注目格子点Π(i、j)403における出力値f
ijから差分値の積分値ΣMr・Δrを減算し、新たなfij
に補正する。この補正が終了したらステップS904に
進み、次の注目格子点403に進んで、以上の処理を繰
り返す。 図9から図14は、上記第3の実施の形態に
よる2次元スムージングの効果を示す実験結果である。
2次元色変換LUTに設定される2変数関数形は、以下
のように最小値をとるMIN関数を組み合わせたもので
ある。
【0069】
【数10】
【0070】図9は、(数10)を9×9格子点に設定
した2次元色変換LUTを、3次元表示したものであ
り、急激な変化点が山部となって表示されていることが
わかる。
【0071】図10は、図9の2次元色変換LUTを、
実際にBi−Linear補間した結果を、i=jの対
角軸上で観察した結果である。急激な変化点である山部
で、補間の結果が凹凸を繰り返すリップルが発生してい
る。
【0072】図11は、図9の2次元色変換LUTを、
周囲からの4点の平均化により、1回スムージングした
結果の2次元色変換LUTであり、図12は、スムージ
ングされた2次元色変換LUTを、実際にBi−Lin
ear補間した上記対角軸上の補間結果である。リップ
ルは、大分消滅したものの完全には消えてはいないこと
がわかる。
【0073】図13は、図9の2次元色変換LUTを、
本発明の第3の実施の形態により1回スムージングした
結果の2次元色変換LUTであり、図14は、スムージ
ングされた2次元色変換LUTを、実際にBi−Lin
ear補間した上記対角軸上の結果である。スムージン
グ処理がかからない端点以外では、リップルが完全に消
え直線的な形状に変形していることがわかる。
【0074】直線的な形状は本来(数10)の正しい計
算結果であるが、平均化によるスムージングでは、数回
の繰り返しから、このような直線を形成することが困難
である。また、多数回の繰り返しでは、確かに全体的な
平滑性は増すものの、全体が上に凸の曲線に急速に変形
してしまう。これより、第3の実施の形態による有効性
が確認できる。
【0075】(実施の形態4)図15は、本発明第4の
実施の形態を示すフローチャートであり、特に、1次元
での色変換LUTのスムージングを、コンピュータソフ
トウエア等により実現する場合の方法を示す。1次元色
変換LUTは、3次元色変換LUT402を、明度1次
元の軸と色度2次元の平面に分解した場合の明度と考
え、階調変換を意味するものとする。
【0076】図15は、3次元が1次元に変更された以
外は、図6と同一のステップからなるため、類推が可能
な数式は省略して説明する。
【0077】まず、ステップS801では、初期1次元
色変換LUTを生成する。これは、3次元色変換LUT
402の1つの平面を取り出したものでもかまわない
が、ここでは、グレイステップなどのカラーパッチをカ
ラープリンタなどでプリントし、その明度や濃度の測定
によって得られる順方向の階調カーブを逆補正するカー
ブと考える。このような階調カーブは、測定時の誤差や
ノイズによって滑らかな曲線が得られることは少ないた
め、適切なスムージングが所望されている。
【0078】次に、ステップS802では、スムージン
グの繰り返し回数をセットする。ステップS803で
は、繰り返し回数の終了条件を判定し、終了の場合には
ステップS809に進んでスムージング終了となる。そ
れ以外の場合には、ステップS804に進み、1次元色
変換LUTの全格子点についてスムージングが終了した
か判定し、終了していなければステップS1701に進
み、1次元色変換LUT内の注目格子点403であるΠ
(i)につき、補正格子点404から中間点での複数の
補間結果I1及びI2を求める。この補間方法は、図5で
既に説明したように、2点の中間点での補間を周囲の2
点を用いて実行するものであり、以下の線形補間が用い
られる。
【0079】
【数11】
【0080】次に、ステップS1702において、補間
区間格子点上で格子点出力値との異なる方向での中間補
間値との差分値Δ1及びΔ2を求める。図5の2個の矢印
は、この差分値を求める方向を示している。次にステッ
プS1703において、差分値の和の絶対値が、予め定
めたしきい値より大きいか判定し、大きい場合にのみ次
のステップS1704へ進み、注目格子点Π(i)40
3における出力値fiから差分値の和を減算し、(数
8)で示すように新たなfiに補正する。
【0081】ステップS1703において、差分値の和
がしきい値以下の場合には、補正自体が行われない。こ
の処理によって、隣接する補間結果の微分値同士の差
が、一定範囲内にあれば、十分に滑らかな曲線が得られ
ているものとして、それ以上曲線の形状を崩さない効果
が得られ、スムージング結果が非常に望ましいものとな
る。補正が終了したらステップS1704に進み、次の
注目格子点403に進む。以降は、以上の処理を繰り返
す。
【0082】ここで、閾値は、格子点の間隔が1である
場合は、0.2に設定すると、スムージング結果が非常
に望ましいものとなる。ただし、この値に限らなくと
も、スムージング結果が非常に望ましいものとなること
は、明らかである。 次に、第4の実施の形態による効
果を示す実験結果について説明する。1次元の階調カー
ブを設定した色変換LUTをスムージングする例であ
る。
【0083】図16は、SIN関数により9個の格子点
が設定されたものに、ノイズを付加して、人為的に作成
した初期1次元色変換LUTによるfi(i=1−8)
を示す。各格子点間は点線で接続してあるが実際には離
散した格子点だけが存在する。横軸は、格子点を示し、
縦軸は、各格子点の出力値を示す。
【0084】図17(a)は、初期1次元色変換LUT
に対して、従来の単純な平均化によるスムージングを1
0回繰り返して施した結果であり、図17(b)は、お
なじく50回施した結果である。平均化によるスムージ
ングでは階調が滑らかになるものの、望ましい曲線から
次第にずれていき、最終的には直線状の関数に変化して
しまっていることがわかる。
【0085】一方、図18(a)は、本実施例によるス
ムージングを10回繰り返して行った結果を示し、図1
8(b)は50回繰り返して行った結果を示す。両者と
も、滑らかな階調が得られ、繰り返し処理においても、
適切な形状へ安定して収束することが理解できる。
【0086】なお、以上の説明で、差分値をしきい値と
比較して、補正を行うかどうかを決定するステップS1
703は、第1ないし第3の実施の形態であっても同様
に実施可能であることは言うまでもない。
【0087】また、第1ないし第4の実施の形態による
色変換LUTの入力次元は、3次元、2次元、1次元の
場合を説明したが、4次元、5次元、6次元・・・のよ
うに次元が増加しても、各次元での超立方体を考え、中
間点での補間が実施する構成は、全く同一であることも
言うまでもない。
【0088】また、第2ないし第4の実施の形態によ
る、各ステップを実現するソフトウエアのプログラムコ
ードが記録されたコンピュータ記録媒体を、システムあ
るいは装置に提供すれば、そのシステムあるいは装置の
コンピュータ、CPUにより実行可能であることは言う
までもない。この場合、プログラムコードを記録した記
録媒体は本発明を構成することとなる。
【0089】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来の
多次元スムージング法では困難であって補間結果の連続
性を考慮した、視覚的に連続性が確保される多次元色変
換LUTのスムージング方法を提供することができる。
【0090】また、スムージング前の色変換LUTにお
ける格子点出力値の大幅な変更を防ぐために、1回程度
の少ない繰り返し回数のスムージングを行う場合には、
従来の単純な平均化スムージング技術に比較して、効果
的なスムージング結果を得ることができる。更に、多数
回の繰り返しを行うスムージングを行う場合には、従来
の技術に比較して、形状の崩れを少なくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1の実施の形態による色変換装置を示
す図
【図2】同第1の実施の形態による3次元の格子点配置
を示す図
【図3】同第1の実施の形態による補間点の位置を示す
【図4】同第1の実施の形態による1次元の補間結果の
接線を示す図
【図5】同第1の実施の形態による1次元補間点を示す
【図6】同第2の実施の形態による色変換の手順を示す
フローチャート
【図7】同第3の実施の形態による色変換の手順を示す
フローチャート
【図8】同第3の実施の形態による2次元補間点を示す
【図9】同第3の実施の形態による2次元色変換LUT
の例を示す図
【図10】同第3の実施の形態による2次元色変換LU
Tの補間結果を示す図
【図11】同第3の実施の形態による2次元色変換LU
Tを単純平均化スムージングした結果を示す図
【図12】同第3の実施の形態による2次元色変換LU
Tを単純平均化スムージングして補間した結果を示す図
【図13】同第3の実施形態による2次元色変換LUT
を処理した結果を示す図
【図14】同第3の実施形態による2次元色変換LUT
を処理した補間結果を示す図
【図15】同第4の実施の形態による色変換の手順を示
すフローチャート
【図16】同第4の実施形態による初期1次元色変換L
UTを示す図
【図17】(a)同第4の実施形態による単純な平均化
のスムージングを10回繰り返した結果を示す図 (b)同第4の実施形態による単純な平均化のスムージ
ングを50回繰り返した結果を示す図
【図18】(a)同第4の実施形態によるスムージング
を10回繰り返した結果を示す図 (b)同第4の実施形態によるスムージングを50回繰
り返した結果を示す図
【図19】従来の多次元の色変換LUTによる色変換を
示す図
【図20】従来の単位補間立方体を示す図
【図21】従来のMIN演算のグレイ上での補間結果の
階調の崩れを示す図
【符号の説明】
401 初期多次元色変換LUT作成手段 402 3次元色変換LUT 403 注目格子点 404 補正格子点 405 補間出力生成手段 406 差分生成手段 407 重み付け加算手段 408 減算手段
フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 BA02 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 CE17 CE18 CH07 5C077 LL01 LL19 MP08 PP02 PP32 PQ23 RR19 TT02 5C079 HB01 HB12 LA28 LB01 MA04 NA03 NA29 PA03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力したカラー画像の入力色信号を多次
    元の色信号に変換し、前記色信号を区切る格子点に色信
    号出力値を作成する初期多次元色変換テーブル作成手段
    と、前記格子点に対する色信号出力値を蓄積する多次元
    色変換テーブルと、前記格子点から複数の異なるベクト
    ルである補間値を生成する補間出力生成手段と、前記格
    子点に対する色信号出力値から前記補間値を減算し、複
    数の異なる差分値を求める差分生成手段と、前記入力色
    信号から求められる重み付け係数を前記差分値に乗算
    し、その合算を求める重み付け加算手段と、前記格子点
    に対する色信号出力値から前記重み付け加算手段の出力
    信号を減算し、前記多次元色変換テーブルに出力する減
    算手段とを含む色変換装置。
  2. 【請求項2】 減算手段から入力される複数の異なる差
    分値を合算した絶対値及び予め定めた閾値を比較し、前
    記絶対値が前記閾値以上である場合は、重み付け加算手
    段に前記差分値を出力する比較手段とを更に具備する請
    求項1記載の色変換装置。
  3. 【請求項3】 入力したカラー画像の入力色信号を多次
    元の色信号に変換するステップと、前記色信号を区切る
    格子点に色信号出力値を入力する初期多次元色変換テー
    ブルを作成するステップと、前記格子点に対する色信号
    出力値を多次元色変換テーブルに蓄積するステップと、
    前記格子点から複数の異なるベクトルである補間値を生
    成するステップと、前記格子点に対する色信号出力値か
    ら前記補間値を減算し、複数の異なる差分値を求めるス
    テップと、前記入力色信号から求められる重み付け係数
    を前記差分値に乗算し、その合算値を求めるステップ
    と、前記格子点に対する色信号出力値から前記合算値を
    減算し、前記多次元色変換テーブルに出力するステップ
    とを具備する色変換方法。
  4. 【請求項4】 複数の異なる差分値を合算した絶対値及
    び予め定めた閾値を比較し、前記絶対値が前記閾値以上
    である場合は、前記差分値を出力するステップとを更に
    具備する請求項3記載の色変換方法。
  5. 【請求項5】 入力したカラー画像の入力色信号を多次
    元の色信号に変換し、前記色信号を区切る格子点に色信
    号出力値を作成する初期多次元色変換テーブル作成処理
    を実行するプログラムコードと、前記格子点に対する色
    信号出力値を多次元色変換テーブルに蓄積し、前記格子
    点から複数の異なるベクトルである補間値を生成し、前
    記格子点に対する色信号出力値から前記補間値を減算
    し、複数の異なる差分値を求め、前記入力色信号から求
    められる重み付け係数を前記差分値に乗算し、その合算
    を求め、更に、前記格子点に対する色信号出力値から前
    記重み付け加算手段の出力信号を減算し、前記多次元色
    変換テーブルに出力する減算処理を実行するプログラム
    コードと、を具備するコンピュータ記録媒体。
  6. 【請求項6】 複数の異なる差分値を合算した絶対値及
    び予め定めた閾値を比較し、前記絶対値が前記閾値以上
    である場合は、前記差分値を出力するプログラムコード
    とを更に具備する請求項5記載のコンピュータ記録媒
    体。
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