JP2003348334A - 画像合成方法およびプログラム - Google Patents

画像合成方法およびプログラム

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JP2003348334A
JP2003348334A JP2002153715A JP2002153715A JP2003348334A JP 2003348334 A JP2003348334 A JP 2003348334A JP 2002153715 A JP2002153715 A JP 2002153715A JP 2002153715 A JP2002153715 A JP 2002153715A JP 2003348334 A JP2003348334 A JP 2003348334A
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Hidekazu Kito
英一 鬼頭
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複雑な操作を行うことなく、任意のサイズや縦
横比の画像と、写真枠等のテンプレートとをバランスよ
く合成した合成画像を作成できる画像合成方法、およ
び、これをコンピュータに実行させるプログラムを提供
する。 【解決手段】供給された画像データが担持する画像と、
テンプレートとを合成した画像を作成に際し、供給され
た画像データから選択された画像を指定位置に組み込む
工程(機能)と、予め設定されている中から選択された
テンプレートを指定位置に組み込む工程と、画像に応じ
てテンプレートを電子変倍処理する工程とを有すること
により、前記課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データ処理に
よる画像合成の技術分野に属し、詳しくは、複雑な操作
をすることなく、フリーサイズの画像と各種のテンプレ
ートとの合成を行うことができる画像合成方法、およ
び、この画像合成方法を実施するプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像技術の普及により、写真フ
ィルムに撮影された画像(これをスキャナ等で光電的に
読み取った画像データ)やデジタルカメラ等で撮影した
画像、さらには、これらから切り出した画像(以下、こ
れらを写真とする)等と、好みに応じて選択された写真
枠(フレーム)やキャラクタ等とを合成した画像(合成
画像)を作成し、写真プリントとして出力するサービス
が行われている。このサービスでは、通常、テンプレー
トのサイズが決まっている。そのため、プリント作成依
頼者(以下、顧客とする)の要求に十分に答えることが
できない場合も多い。
【0003】例えば、写真を写真枠に組み込んだ合成画
像を作成する場合には、写真枠のサイズや形状が固定さ
れているので、写真の切り出しを写真枠に応じて行う必
要があり、写真から顧客が希望する部分のみを切り出し
て写真枠に組み込むことができない。また、切り出しを
行わずに写真枠に写真を組み込む場合には、写真と写真
枠の縦横比が一致していないと、適正な合成画像ができ
ない。
【0004】また、このようなサービスでは、プリント
の空白部分に、キャラクタや星型の飾りなどのテンプレ
ートを合成する合成画像も作成できる。この場合にも、
テンプレートのサイズが固定されているため、写真とテ
ンプレートとのバランスが悪く、例えば、テンプレート
が小さすぎる、主要被写体である人物の顔にテンプレー
トがかかってしまうなどの不都合を生じる場合もある。
【0005】アドビ社の PhotoShopTMなどの画像編集ソ
フトを利用して、写真のサイズやテンプレートのサイズ
等を任意に設定できるようにすることにより、このよう
な不都合を回避して、希望する合成画像を得ることはで
きる。しかしながら、周知のように、このような画像編
集ソフトによる合成画像の作成は、ある程度の知識や複
雑な操作が必要であり、よほど熟練していないと、希望
する合成画像が得られるまでに、非常に時間と手間がか
かる。そのため、例えば、プリント店の店頭に設置され
る写真の注文受付機など、不特定多数の者が取り扱う装
置に組み込むことはできない。
【0006】一方、特開平9−200496号公報に
は、複数の写真を1枚の用紙に割り付ける際に、写真画
像の縦横比やサイズ等に応じてレイアウトを自動補正す
る自動画像編集装置が開示されている。この編集装置に
よれば、サイズや縦横比の異なる写真を1枚の用紙にバ
ランス良く割り付けることはできるが、写真枠などのテ
ンプレートと写真とのサイズや縦横比等まで考慮して、
高品位な合成画像を作成することはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前記
従来技術の問題点を解決することにあり、複雑な操作を
行うことなく、任意のサイズや縦横比の画像と、写真枠
やキャラクタ等のテンプレートとをバランスよく合成し
た合成画像を作成することができる画像合成方法、およ
び、この画像合成方法をコンピュータに実行させるプロ
グラムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の画像合成方法は、供給された画像データが
担持する画像と、テンプレートとを合成した画像を作成
する画像合成方法であって、供給された画像データから
選択された画像を指定位置に組み込む工程と、予め設定
されている中から選択されたテンプレートを指定位置に
組み込む工程と、前記画像に応じて、前記テンプレート
を電子変倍処理する工程とを有することを特徴とする画
像合成方法を提供する。
【0009】また、本発明のプログラムは、コンピュー
タに、画像データを取得する機能、前記取得した画像デ
ータから再生する画像を選択する機能、予め設定された
テンプレートを選択する機能、前記選択された画像を指
定位置に組み込む機能、前記選択されたテンプレートを
指定位置に組み込む機能、および、前記選択された画像
に応じて、前記テンプレートを電子変倍処理する機能を
実現させることにより、供給された画像データが担持す
る画像と、テンプレートとを合成した画像を作成するプ
ログラムを提供する。
【0010】このような本発明において、前記テンプレ
ートとして、前記画像を囲むための枠が設定され、この
枠の電子変倍処理は、前記画像を間隙なく囲むように、
縦方向と横方向とで、それぞれに変倍率が設定されるの
が好ましく、さらに、前記テンプレートとして、前記画
像あるいはさらに枠以外の領域に配置される絵が設定さ
れ、この絵の電子変倍処理は、前記画像あるいはさらに
前記枠と重ならないように、この絵の拡大/縮小するも
のであるのが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像合成方法およ
びプログラムについて、添付の図面に示される好適実施
例を基に、詳細に説明する。
【0012】図1に、本発明のプログラムを利用して、
本発明の画像合成方法を実施する、写真注文受付機の一
例の構成を概念図で示す。図示例の写真注文受付機10
(以下、注文受付機10とする)は、例えば、写真プリ
ント店の店頭に設置され、基本的に、プリント作成の依
頼者(以下、顧客とする)が操作する。このような注文
受付機10は、顧客の注文に応じて、写真フィルムなど
に撮影された画像と、写真枠などのテンプレートとを合
成した画像を作成し、プリンタ等に出力するものであ
り、基本的に、受付機本体12と、フィルム読取部14
と、記録媒体読取部16と、テンプレート蓄積部18と
を有して構成される。なお、注文受付機10は、これ以
外にも、画像の合成等を行わない通常のプリント作成の
注文受付機能を有してもよいのは、もちろんである。
【0013】受付機本体12は、CPU20、RAM2
2、表示部(ディスプレイ)24、指示入力部26、伝
票印刷部28、およびハードディスク等の記憶手段(図
示省略)と、これらによって形成される、画像データ記
憶手段30、テンプレート記憶手段32、画像合成手段
34、画像配置演算手段36、料金計算手段38、画像
拡縮手段40、および通信制御手段42とを有して構成
される。受付機本体12は、例えば、コンピュータと、
後述するような機能をコンピュータで実現する、本発明
のプログラムとで構成すればよい。
【0014】受付機本体12において、表示部24は、
公知のディスプレイでよく、CRTでも液晶ディスプレ
イ(LCD)でもよい。また、指示入力部26も、キー
ボードやマウス、表示部を利用するタッチパネル(表示
部と併用でも可)、適宜設定されるボタン等、公知のも
ので構成すればよい。受付機本体12においては、指示
入力部26による入力や、表示部24と指示入力部26
とを利用するGUI(Graphical User Interface)等の
公知の手段で、後述する各種の操作を行う。
【0015】伝票印刷部28はインクジェットプリンタ
やドットインパクトプリンタやサーマルプリンタ等のプ
リンタを用いて、後述する料金計算手段38による料金
計算結果や、合成画像作成(プリント)の受付日、注文
受付機10が設置されている店舗名や電話番号等を記録
した伝票(レシート)を出力する。
【0016】画像データ記憶手段30は、後述するフィ
ルム読取部14および記録媒体読取部16が読み取った
画像(その画像データ)を記憶するものである。なお、
以下の説明では、フィルム読取部14等が読み取った画
像から選択された画像(1コマ(1画像)の選択、およ
び、1コマから切り出し(トリミング)された画像の両
者を含む)を、写真と称する。また、同様に、1以上の
写真と1以上のテンプレートとが合成された画像を、合
成画像とする。
【0017】テンプレート記憶手段32は、後述するテ
ンプレート蓄積部18が蓄積しているテンプレート(そ
の画像データ)から選択された、合成画像に合成するテ
ンプレートを記憶するものである。
【0018】画像配置演算手段36は、指示入力された
写真およびテンプレートの位置に応じて、合成画像上に
おける、これらの位置を演算するものである。また、画
像合成手段34は、合成画像に記録するように選択され
た写真およびテンプレートを、画像配置演算手段36に
よる位置演算結果に応じて配置した合成画像を作成する
ものである。
【0019】画像拡縮手段40は、画像合成手段34が
合成した画像について、写真のサイズや縦横比、配置位
置等に応じて、写真枠(各写真のフレーム)や後述する
オブジェクト等のテンプレートの拡縮(拡大/縮小=電
子変倍処理)を行うものである。画像拡縮手段40にお
ける拡縮は、間引きや補間等を利用する公知の方法によ
ればよい。後に詳述するが、写真枠の変倍率は、合成す
る写真の縦横比に応じて、合成画像の縦方向と横方向と
で、それぞれに設定される。また、オブジェクトの拡縮
は、基本的に、写真枠(写真枠を有さない場合は写真)
と重ならず、かつ、最大限大きなサイズとなるように、
拡縮が行われる。
【0020】料金算出手段38は、予め設定されてい
る、合成画像のサイズ(プリントサイズ)、出力画像に
組み込む写真やテンプレートの数、各テンプレートの使
用料等に応じて、合成画像を再生したプリントや合成画
像を記録した記録媒体の料金を計算するものである。
【0021】なお、図示例は、本発明を写真の注文受付
機10に利用した例であるが、本発明は、これに限定は
されず、料金計算手段38や伝票印刷部28等を有さな
い、通常の画像合成装置(画像処理装置)に利用しても
よい。
【0022】さらに、通信制御手段42は、完成した合
成画像(画像データ)を受け取り、例えば通信手段によ
って、合成画像を再生したプリントを作成するプリンタ
に送るものである。なお、本発明においては、合成画像
の出力は、プリンタには限定されず、CD−R等の各種
の記録媒体に合成画像を記録してもよく、この場合に
は、後述する記録媒体読取部16を利用して記録媒体に
合成画像(その画像ファイル)を出力してもよい。通信
手段は、特に限定はなく、インターネットやLANなど
のコンピュータ通信ネットワーク等に利用される、各種
の通信手段が全て利用可能であり、また、注文受付機1
0とプリンタとが直接接続されていてもよい。
【0023】前述のように、受付機本体12には、フィ
ルム読取部14、記録媒体読取部16、およびテンプレ
ート蓄積部18が接続される。
【0024】フィルム読取部14は、写真フィルムに読
取光を入射し、フィルムを透過した画像を担持する投影
光をCCDセンサ等で読み取ることによって、写真フィ
ルムに撮影された画像を光電的に読み取る、公知のフィ
ルムスキャナである。
【0025】他方、記録媒体読取部16は、記録媒体に
対応するドライブ等で構成される公知の記録媒体の読取
手段で、記録媒体に記録された画像等を読み取る。な
お、対称とする記録媒体には特に限定はなく、CD−
R、MO、Zip、スマートメディアTM、メモリスティ
ックTM等の各種の記録媒体が利用可能であり、また、複
数種の記録媒体を読取可能にしてもよい。さらに、記録
媒体読取部16は、デジタルカメラ等の撮像装置から、
直接、画像を読み取れるようにしてもよい。
【0026】フィルム読取部14ならびに記録媒体読取
部16が読み取った画像(画像データ)は、共に、画像
データ記憶手段30に記憶される。
【0027】なお、本発明においては、これ以外にも、
写真プリント等の反射原稿で読み取った画像を用いて画
像を合成してもよく、また、インターネット等の通信手
段から画像を取得(ダウンロード)して、画像を合成し
てもよい。
【0028】テンプレート蓄積部18は、画像に合成す
るためのテンプレートを蓄積/記憶する部位である。ま
た、注文受付機10においては、記録媒体や前述のよう
な通信手段を用いた公知の手段で、随時、テンプレート
記憶部18に新しいテンプレートを追加もしくは更新で
きるようになっているのが好ましい。
【0029】本発明において、テンプレートには、特に
限定はなく、例えば、写真を囲む各種の絵柄や図柄の写
真枠(フレーム)や、ワンポイント的な飾り(以下、オ
ブジェクトとする)が例示される。また、オブジェクト
としては、テーマパークやアニメーションなどのキャラ
クタ、各種の花、各種の動物、各種の昆虫、各種の乗り
物、ハートや星や三日月等の形、幾何学的な模様、ロゴ
文字等、各種の絵柄や図柄が全て利用可能である。テン
プレートとしては、これ以外にも、出力画像(プリン
ト)を縁取る各種の絵柄や図柄のフレーム、余白を埋め
る各種の絵柄や図柄の背景等が蓄積(設定)されていて
もよい。
【0030】以下、図2のフローチャートを参照して、
注文受付機10における写真とテンプレートとの合成を
説明することにより、本発明の画像合成方法およびプロ
グラムについて、より詳細に説明する。なお、以下の説
明は、写真フィルムに撮影された写真と、テンプレート
とを合成した合成画像を作成するものであるが、本発明
は、これに限定はされず、記録媒体読取部16において
CD−R等の記録媒体から読み取った画像を用いて合成
画像を作成してもよいのは、もちろんのことである。
【0031】前述のように、注文受付機10の操作は、
基本的に、顧客が行う。また、顧客による以下の操作
は、指示入力部26や、これを用いたGUI等の公知の
方法で行えばよいのは、前述のとおりである。本例にお
いては、まず、顧客によってフィルム読取部14の所定
位置に写真フィルムがセットされ、フィルム読取部14
が写真フィルムに撮影された画像を読み取る。この際に
おける読み取りは、1コマずつであってもよく、複数コ
マを一回で読み取るものであってもよい。読み取られた
画像は、画像データ記憶手段30に記憶され、また、表
示部24に表示される。
【0032】表示部24に画像が表示されると、次い
で、顧客によって、合成画像に再生する写真の選択が行
われる。なお、この写真の選択は、コマの選択であって
も、1コマからの画像の切り出し(トリミング)であっ
てもよい。また、1つの合成画像に合成される写真は1
つでも複数でもよい。さらに、1つの合成画像に再生す
る数を超えた数の選択を行ってもよく、また、複数の合
成画像に対応する写真を選択してもよい。合成画像に再
生する写真を拡縮する際には、この選択の際に、顧客の
指示等に応じて、画像合成手段34が写真の拡縮(電子
変倍処理)を行う。
【0033】選択された写真は、画像データ記憶手段3
0に記憶される。また、選択された写真を、表示部24
の所定位置にサムネイル画像として表示する。なお、写
真の選択を終了した時点で、画像データ記憶手段30に
記憶されている不要な画像データを消去してもよい。
【0034】必要コマ数の写真選択を終了したら、次い
で、合成画像に組み込む画像(写真およびテンプレー
ト)の数および位置を指定する(画像配置基本テンプレ
ート指定)。
【0035】画像配置基本テンプレート指定は、一例と
して、表示部24に合成画像(プリント)の枠を表示
し、顧客が指示入力部26を用いて枠内の位置を指定
(マウスによるクリック等)することによって行う。1
つの合成画像に割り振る写真およびテンプレートは、1
つに限定はされず、共に、複数であってもよい。画像配
置演算部36は、この位置の指定に応じて、指示された
位置を画像の中心として、各画像を配置する仮配置位置
を生成する。
【0036】なお、注文受付機10においては、写真、
あるいはさらにオブジェクトの基本的な位置を予め割り
振った、配置テンプレートを作成しておき、これを指定
することにより、画像配置基本テンプレート指定を行う
ようにしてもよい。
【0037】次いで、顧客によって、合成するテンプレ
ートの指定が行われる。テンプレートの指定は、例え
ば、テンプレート蓄積部18に蓄積されているテンプレ
ートを表示部24に表示し、指示入力部26を用いたク
リック等によって、写真枠およびオブジェクトを選択す
ることで行われる。なお、テンプレートの表示は、蓄積
している全てのテンプレートを一度に表示してもよく、
あるいは、写真枠とオブジェクトとを別々に表示しても
よく、さらに、オブジェクトを種類別に表示するように
してもよい。
【0038】指定されたテンプレートは、テンプレート
記憶手段32に記憶され、また、写真と同様に、サムネ
イル画像(サイズによっては、実物大でも可)を表示部
24の所定位置に表示する。
【0039】次いで、顧客が、先に指定した画像配置基
本テンプレートに応じて、それぞれの画像(写真、写真
枠およびオブジェクト)の配置位置を決定する。各画像
の配置位置の指示は、例えば、指示入力部26を用い
て、表示部に表示しているサムネイル画像をドラッグド
ロップすること等で行えばよい。
【0040】なお、本例においては、以下の操作(後述
する、重なりのチェック等)も顧客が行うが、本発明の
注文受付機10は、これに限定はされず、顧客による操
作はこれまでとして、これ以降の操作は、注文受付機1
0を設置する店のオペレータが行ってもよく、もしく
は、注文受付機10が自動で行ってもよい。
【0041】各画像の配置位置が指示されると、画像配
置演算部36が、先に設定した仮配置位置、および、各
仮配置位置に組み込みを指示された画像に応じて、合成
画像上における各画像の配置位置を演算する。次いで、
画像合成手段34が、画像データ記憶手段30およびテ
ンプレート記憶手段32から、写真とテンプレートを読
み出して、画像配置演算部36によって演算された各画
像の配置位置に応じて、写真とテンプレートを合成した
合成画像を作成する。画像合成手段34が作成した合成
写真は、画像データ記憶手段30に記憶される。また、
合成画像を作成したら、画像データ記憶手段30および
テンプレート記憶手段32から、写真およびテンプレー
トを削除してもよい。
【0042】前述のように、写真は既に拡縮が行われて
おり、作成する合成画像に対応するサイズとなってい
る。一方、図示例においては、各テンプレートは、標準
サイズが決められており、さらに、写真枠は標準縦横比
(一例として1:1)が決められており、最初は、この
標準サイズおよび縦横比で合成画像が作成される。
【0043】一例として、図3(A)の概念図のように
写真、写真枠、オブジェクト(星と月とハート)が合成
されたとする。なお、この合成画像は、表示部24で表
示しても、しなくてもよい。この状態から、写真はその
ままで、画像拡縮手段40が、画像データ記憶手段30
が記憶している合成画像のテンプレートの拡縮を行う。
テンプレートの拡縮(電子変倍処理)は、公知の方法で
行えばよいのは前述のとおりである。
【0044】本例においては、まず、写真枠の拡縮を行
う。写真枠の拡縮は、基本的に、隙間を作ることなく、
かつ、写真に重ねることなく、写真枠が写真を囲むよう
に行われる。従って、写真のサイズや縦横比等に応じ
て、写真枠の変倍率は、縦方向(画像の天地方向)と横
方向とで異なるように設定される。
【0045】図3(A)に示される例においては、図中
左側の写真における写真枠の変倍は、共に縮小である
が、写真が横長で写真枠は縦横比が1:1であるので、
横方向に比して縦方向の方が大きな変倍率が設定され
て、縮小を行う。他方、右側の写真は、縦横比が大きな
縦長で、かつ、縦方向が写真枠よりも若干大きい。ま
た、写真枠の縦横比は同様に1:1である。従って、こ
ちらの写真枠では、縦方向は若干の拡大を行い、横方向
は若干大きめの縮小を行う。これにより、図3(B)に
示されるように、互いに重なることなく、かつ、間隙を
形成することなく、写真を写真枠で囲むことができる。
【0046】次いで、この図3(B)の状態から、画像
拡縮手段40が、オブジェクトの拡縮処理を行う。オブ
ジェクトの拡縮は、基本的に、オブジェクトが写真枠に
重ならず(写真枠を有さない場合には写真に重なら
ず)、かつ、できる限り大きなサイズとなるように、行
われる。
【0047】ここで、オブジェクトの拡縮は、例えば、
画像配置演算部36が合成画像上におけるオブジェクト
配置位置の余白面積を演算して、そこに配置されたオブ
ジェクトの形状および標準サイズ、ならびにオブジェク
ト配置位置から、変倍率を算出して画像拡縮手段40が
拡縮処理を行ってもよい。しかしながら、この方法で
は、演算が複雑で、かつ、演算量が多く、演算に時間が
かかってしまうので、好ましい方法として、図4のフロ
ーチャートに示す方法が例示される。
【0048】まず、図3(B)の状態の合成画像、すな
わち、写真枠の拡縮を終了した状態の合成画像を表示部
24に表示して、写真枠とオブジェクトとの重なりのチ
ェック(重なりの有無の判定)を行う。重なりのチェッ
クは、画像データを解析することにより、受付機本体1
2が自動的に判定してもよいが、本例においては、一例
として、顧客(前述のようにオペレータでも可)が指示
入力部26を操作して行う。なお、自動判断の場合に
は、合成画像の表示は不要である。
【0049】重なりが有る場合(Yes)には、画像拡
縮手段40が全てのオブジェクトを5%縮小して、この
画像を表示部24に表示する。なお、この縮小は、表示
部24に表示した表示画像(その画像データ)で行えば
よい(拡大も同じ)。この合成画像によって、再度、重
なりのチェックが行われ、重なりがあれば、さらに全オ
ブジェクトを5%縮小して、再度、重なりのチェックを
行う。このルーチンを、全ての写真枠とオブジェクトと
の重なりが無くなるまで繰り返す。重なりが無くなった
ら、画像拡縮手段40は、その時点の縮小倍率で、画像
データ記憶部30が記憶している合成画像のオブジェク
トを縮小し、合成画像を完成する。
【0050】逆に、図3(B)の状態で、写真枠とオブ
ジェクトとの重なりが無い場合(No)には、逆に、画
像拡縮手段40が全てのオブジェクトを5%拡大して、
再度、重なりチェックを行い、重なりが無い場合には、
再度、5%拡大を行うルーチンを、写真枠とオブジェク
トとの重なり1つ生じるまで繰り返す。重なりが生じた
ら、重なりが生じる1つ前の拡大倍率で、画像拡縮手段
40は、画像データ記憶部30が記憶している合成画像
のオブジェクトを拡大し、合成画像を完成する(図3
(C)参照)。
【0051】合成画像が完成したら、完成した合成画像
を表示部24に表示して、顧客による画像の確認(検
定)を促すようにしてもよい。また、顧客が重なりのチ
ェックを行う本態様では、重なりがあっても、逆に、オ
ブジェクトが小さくても、顧客の判断によって、オブジ
ェクトの拡縮処理を終了し、それを完成した合成画像と
してもよいのは、もちろんである。また、前記オブジェ
クトの拡縮は、1つずつ行ってもよい。
【0052】以上の説明から明らかなように、本発明に
よれば、写真(合成する画像)とテンプレートの配置位
置を決定して、写真の配置位置や縦横比、サイズ等に応
じてテンプレートの拡縮処理(電子変倍処理)を行う。
そのため、簡単な操作で、任意のサイズおよび縦横比の
写真を、一部を消すことなく、かつ、余分な空白を形成
することなく、好みの写真枠に組み込むことができ、さ
らに、キャラクタ等のオブジェクトも、写真枠等に重ね
ることなく、最大限のサイズとした合成画像を作成する
ことができる。すなわち、本発明を利用することによ
り、複雑な操作を行うことなく、任意のサイズや縦横比
の写真(画像)と、写真枠やキャラクタ等のテンプレー
トとをバランスよく合成した任意の合成画像を容易に作
成することができ、例えば、不特定多数の者が操作する
写真の注文受付機等であっても、簡易な操作で、顧客が
希望する合成画像を作成することが可能になる。
【0053】オブジェクトの拡縮は、一律に行うのでは
なく、それぞれに条件付けを行って、拡縮を行ってもよ
い。例えば、オブジェクトおよび写真枠によっては、所
定量までの「重なり可」の属性を付与しておいてもよ
く、また、拡縮処理に先立って、注文受付機10の操作
者が重なり可の属性を付与できるようにしてもよい。ま
た、複数のオブジェクトが配置された場合に、最終的に
得られた合成画像において、オブジェクト同士が重なっ
てしまった場合には、いずれかのオブジェクトを選択し
て、そのオブジェクトのみを重なりが無くなるまで縮小
してもよい。あるいは、予め、優先するオブジェクトを
決定しておいて、重なった場合には、優先するオブジェ
クトのみを写真枠に重なる直前まで拡大し、他方を縮小
するようにしてもよい。また、写真枠に重ならなくて
も、オブジェクト同志が重なる直前のサイズとなるよう
に、オブジェクトの拡縮を行うようにしてもよい。さら
に、オブジェクトによっては、最大サイズや最小サイズ
を決定しておいて、それを超える拡縮は行わないように
してもよく、また、規定のサイズを設定しておいてもよ
い。
【0054】このようにして合成画像を完成したら、通
信制御手段42が画像データ記憶手段30が記憶する完
成した合成画像(合成画像の画像データ)を、通信手段
等を用いてプリンタに出力する。また、料金計算手段3
8は、前述のように、合成画像のサイズ(プリントサイ
ズ)、写真やテンプレートの数、テンプレートの使用料
等に応じて、合成画像を再生したプリントの料金を計算
して、これを伝票印刷部28に送る。これを受けた伝票
印刷部28は、料金計算手段38が計算した料金や、プ
リント作成受付日等の所定の事項を記録した伝票を出力
する。
【0055】以上、本発明の画像合成方法およびプログ
ラムについて、詳細に説明したが、本発明は上記実施例
に限定はされず、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て、各種の変更や改良を行ってもよいのは、もちろんで
ある。
【0056】例えば、本発明における操作手順は、図2
のフローチャートに限定はされず、一例として、使用す
るテンプレートを指定した後に、画像配置基本テンプレ
ートを指定してもよく、あるいは、画像配置基本テンプ
レートを指定した後に、フィルムの読み取りや画像選択
を行ってもよい。また、写真のトリミングは、図示例の
ような矩形に限定はされず、円形や楕円形、五角形等の
多角形であってもよく、また、それに応じた形状の写真
枠を設定してもよい。また、写真が楕円形である場合に
は、円形の写真枠を縦横で異なる変倍率で拡縮して、重
なることなく、かつ、隙間なく、写真を写真枠で囲って
もよい。
【0057】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、複雑な操作を行うことなく、任意のサイズや縦
横比の画像と、写真枠やキャラクタ等のテンプレートと
をバランスよく合成した、任意の合成画像を作成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプログラムによって本発明の画像合
成方法を実施する写真注文受付機の一例の構成を示す概
念図である。
【図2】 本発明の画像合成方法の一例を説明するため
のフローチャートである。
【図3】 (A)〜(C)は、本発明の画像合成方法に
おけるテンプレートの拡縮処理を説明するための概念図
である。
【図4】 図2に示されるフローチャートにおけるオブ
ジェクトの拡縮処理を説明するためのフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10 (写真)受付注文機 12 受付機本体 14 フィルム読取部 16 記録媒体読取部 18 テンプレート蓄積部 20 CPU 22 RAM 24 表示部 26 指示入力部 28 伝票印刷部 30 画像データ記憶手段 32 テンプレート記憶手段 34 画像合成手段 36 画像配置演算手段 38 料金計算手段 40 画像拡縮手段 42 通信制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 11/60 100 G06T 11/60 100C H04N 1/387 H04N 1/387 // H04N 5/262 5/262 Fターム(参考) 5B050 AA10 BA06 BA15 CA07 EA12 EA19 FA02 FA09 FA13 5B057 BA24 BA26 CC01 CD05 CE08 CH08 CH11 CH12 CH18 DA07 DA08 DA16 DB02 DB09 DC04 DC09 DC34 5C023 AA02 AA11 AA31 BA11 CA01 DA01 DA08 5C076 AA14 AA17 AA21 AA22 CA02 CB02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給された画像データが担持する画像と、
    テンプレートとを合成した画像を作成する画像合成方法
    であって、 供給された画像データから選択された画像を指定位置に
    組み込む工程と、予め設定されている中から選択された
    テンプレートを指定位置に組み込む工程と、前記画像に
    応じて、前記テンプレートを電子変倍処理する工程とを
    有することを特徴とする画像合成方法。
  2. 【請求項2】前記テンプレートとして、前記画像を囲む
    ための枠が設定され、この枠の電子変倍処理は、前記画
    像を間隙なく囲むように、縦方向と横方向とで、それぞ
    れに変倍率が設定される請求項1に記載の画像合成方
    法。
  3. 【請求項3】前記テンプレートとして、前記画像あるい
    はさらに枠以外の領域に配置される絵が設定され、この
    絵の電子変倍処理は、前記画像あるはさらに前記枠と重
    ならないように、この絵の拡大/縮小するものである請
    求項1または2に記載の画像合成方法。
  4. 【請求項4】コンピュータに、画像データを取得する機
    能、前記取得した画像データから再生する画像を選択す
    る機能、予め設定されたテンプレートを選択する機能、
    前記選択された画像を指定位置に組み込む機能、前記選
    択されたテンプレートを指定位置に組み込む機能、およ
    び、前記選択された画像に応じて、前記テンプレートを
    電子変倍処理する機能を実現させることにより、供給さ
    れた画像データが担持する画像と、テンプレートとを合
    成した画像を作成するプログラム。
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