JP2003347780A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2003347780A
JP2003347780A JP2002157327A JP2002157327A JP2003347780A JP 2003347780 A JP2003347780 A JP 2003347780A JP 2002157327 A JP2002157327 A JP 2002157327A JP 2002157327 A JP2002157327 A JP 2002157327A JP 2003347780 A JP2003347780 A JP 2003347780A
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JP
Japan
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cooling fan
fan motor
housing
electronic device
mounting member
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Application number
JP2002157327A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Endo
良一 遠藤
Takashi Ichihara
多香士 市原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却用ファンモータの振動に起因した騒音の
発生を低減可能な電子機器を提供すること。 【解決手段】 冷却用ファンモータ3は、このケース1
1の外表面を弾性部材10で覆い、DVD装置5を取り
付けた取付部材7の保持部70と支持部材8の保持部8
0との間に弾性部材10の弾性部分10c、10d、1
0fなどを介在させた状態で冷却用ファンモータ3を取
付部材7と支持部材8とで挟持して弾性支持する。冷却
用ファンモータ5の振動は、弾性部材10により低減さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両搭載のオーデ
ィオ装置やカーナビゲーション装置等の電子機器でその
内部を空冷するための冷却用ファンモータを備えた電子
機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から車載用等の電子機器において
は、冷却用ファンモータを駆動回転し電子機器内の空気
を排出するなどして電子機器の外部からこの内部へ取り
込んだ空気で電子機器内部を冷却することにより、ディ
スク装置の駆動モータなどの内蔵装置の過熱を防ぐよう
にしている。この場合、冷却用ファンモータの電子機器
への取り付けは、電子機器の筐体(シャシーフレームを
含む)に冷却用ファンモータをビスで直接固定したり、
あるいは内蔵装置を取り付けた基板に冷却用ファンモー
タの取付金具を半田付けやビス止めで固定したりして行
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の電子機器では、上記いずれの場合にあっても冷却用
ファンモータの振動が上記前者の取り付け方法では筐体
を直接、また上記後者の取り付け方法では基板を介して
筐体を振動させ、筐体の平板部分やその取り付け部分な
どから騒音を放射するため、乗員等に不快感をもたらす
ことがあるという問題があった。
【0004】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、冷却用ファンモータに起因した騒音の
発生を低減することが可能な電子機器を提供するもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電子機器は、筐
体内に内蔵装置を内蔵する電子機器本体と、筐体の内外
間で空気を流通させる冷却用ファンモータと、空気を流
通するための開口部を有し、内蔵装置が取り付けられた
状態で筐体に固定される取付部材と、筐体の内外間で空
気を流通するための開口部を有し、筐体または取付部材
に取り付けられる支持部材と、冷却ファン装置および取
付部材の間と冷却用ファンモータおよび支持部材の間と
に介在される弾性部材とを備えた構成を有している。こ
の構成により、冷却用ファンモータは、弾性部材を介し
て取付部材と支持部材とで挟まれた状態で電子機器本体
に固定することができ、この場合、冷却用ファンモータ
の振動は弾性部材で吸収低減されるので、筐体等へ強い
振動が伝わり発生する騒音を低減できることとなる。
【0006】また、本発明の電子機器は、筐体内に内蔵
装置を内蔵する電子機器本体と、筐体の内外間で空気を
流通させる冷却用ファンモータと、空気を流通するため
の開口部を有し、内蔵装置が取り付けられた状態で筐体
に固定される取付部材と、筐体の内外間で空気を流通す
るための開口部を有し、筐体または取付部材に取り付け
られる支持部材と、冷却ファン装置および取付部材の間
と冷却用ファンモータおよび支持部材の間とに介在され
る弾性部材とを備え、取付部材と支持部材とが、冷却用
ファンモータの外表面の少なくとも一部を外表面ごとに
覆う保持部を有しており、弾性部材が、冷却用ファンモ
ータの各外表面に対応して冷却用ファンモータの各外表
面と保持部との間に介在させられた構成を有している。
この構成により、冷却用ファンモータの全面が弾性支持
されるため、冷却用ファンモータの振動がどの方向に生
じても確実にその振動を低減することができることとな
る。
【0007】また、本発明の電子機器は、筐体内に内蔵
装置を内蔵する電子機器本体と、筐体の内外間で空気を
流通させる冷却用ファンモータと、空気を流通するため
の開口部を有し、内蔵装置が取り付けられた状態で筐体
に固定される取付部材と、筐体の内外間で空気を流通す
るための開口部を有し、筐体または取付部材に取り付け
られる支持部材と、冷却ファン装置および取付部材の間
と冷却用ファンモータおよび支持部材の間とに介在され
る弾性部材とを備え、取付部材と支持部材とが、冷却用
ファンモータの外表面の少なくとも一部を外表面ごとに
覆う保持部を有しており、弾性部材が、冷却用ファンモ
ータの各外表面に対応して冷却用ファンモータの各外表
面と保持部との間に介在させられるとともに、保持部
が、取付部材側の保持部と支持部材側の保持部とを有
し、取付部材側の保持部が冷却用ファンモータの両サイ
ド面部分とボトム面部分と取付部材側面部分とを覆う保
持部分を有し、支持部材側の保持部が冷却用ファンモー
タのトップ面部分と支持部材側面部分とを覆う保持部分
とを有する構成を有している。この構成により、内蔵装
置を取り付けた取付部材を筐体に固定した状態で、冷却
用ファンモータを弾性部材とともに取付部材にセットし
て仮保持させることができ、この状態で支持部材の保持
部を冷却用ファンモータのトップ面側に乗せることで容
易にこれらの位置決めと支持部材の仮保持ができ、冷却
用ファンモータの電子機器本体への取付作業が容易とな
ることとなる。
【0008】また、本発明の電子機器は、筐体内に内蔵
装置を内蔵する電子機器本体と、筐体の内外間で空気を
流通させる冷却用ファンモータと、空気を流通するため
の開口部を有し、内蔵装置が取り付けられた状態で筐体
に固定される取付部材と、筐体の内外間で空気を流通す
るための開口部を有し、筐体または取付部材に取り付け
られる支持部材と、冷却ファン装置および取付部材の間
と冷却用ファンモータおよび支持部材の間とに介在され
る弾性部材とを備え、取付部材と支持部材とが、冷却用
ファンモータの外表面の少なくとも一部を外表面ごとに
覆う保持部を有しており、弾性部材が、冷却用ファンモ
ータの各外表面に対応して冷却用ファンモータの各外表
面と保持部との間に介在させられ、保持部が、取付部材
側の保持部と支持部材側の保持部とを有し、取付部材側
の保持部が冷却用ファンモータの両サイド面部分とボト
ム面部分と取付部材側面部分とを覆う保持部分を有し、
支持部材側の保持部が冷却用ファンモータのトップ面部
分と支持部材側面部分とを覆う保持部分とを有するとと
もに、ファン装置の両サイド面部分の少なくとも一方を
取付部材側の保持部と支持部材側の保持部とで覆うよう
にした構成を有している。この構成により、支持部材を
冷却用ファンモータと弾性部材とを仮保持した取付部材
に対し、支持部材の上下方向だけでなく横方向の位置決
めもできるので、取付作業が容易になることとなる。
【0009】また、本発明の電子機器は、筐体内に内蔵
装置を内蔵する電子機器本体と、筐体の内外間で空気を
流通させる冷却用ファンモータと、空気を流通するため
の開口部を有し、内蔵装置が取り付けられた状態で筐体
に固定される取付部材と、筐体の内外間で空気を流通す
るための開口部を有し、筐体または取付部材に取り付け
られる支持部材と、冷却ファン装置および取付部材の間
と冷却用ファンモータおよび支持部材の間とに介在され
る弾性部材とを備え、取付部材と支持部材とが、冷却用
ファンモータを挟む部分に連結した部分の少なくとも一
部を重ね合わせて固定されるようにした構成を有してい
る。この構成により、取付部材と支持部材とが重ね合わ
せられて固定されるので、取付部材の強度が向上し、そ
の分、内蔵装置を支持する取付部材を薄くして安価にで
きることとなる。
【0010】また、本発明の電子機器は、筐体内に内蔵
装置を内蔵する電子機器本体と、筐体の内外間で空気を
流通させる冷却用ファンモータと、空気を流通するため
の開口部を有し、内蔵装置が取り付けられた状態で筐体
に固定される取付部材と、筐体の内外間で空気を流通す
るための開口部を有し、筐体または取付部材に取り付け
られる支持部材と、冷却ファン装置および取付部材の間
と冷却用ファンモータおよび支持部材の間とに介在され
る弾性部材とを備え、取付部材と支持部材のうちの一方
の部材が、筐体の一部を兼用する構成を有している。こ
の構成により、筐体の一部を取付部材または前記支持部
材と兼用することが可能となり安価となることとなる。
【0011】また、本発明の電子機器は、筐体内に内蔵
装置を内蔵する電子機器本体と、筐体の内外間で空気を
流通させる冷却用ファンモータと、空気を流通するため
の開口部を有し、内蔵装置が取り付けられた状態で筐体
に固定される取付部材と、筐体の内外間で空気を流通す
るための開口部を有し、筐体または取付部材に取り付け
られる支持部材と、冷却ファン装置および取付部材の間
と冷却用ファンモータおよび支持部材の間とに介在され
る弾性部材とを備え、取付部材と支持部材のうちの一方
の部材が筐体の一部を兼用するとともに、冷却用ファン
モータを保持する保持部が筐体の一部を兼用する部材か
ら外側へ突出する構成を有している。この構成により、
筐体の一部を取付部材または前記支持部材と兼用して安
価にできるとともに、筐体が大型化するのを防ぐことが
可能となることとなる。
【0012】また、本発明の電子機器は、筐体内に内蔵
装置を内蔵する電子機器本体と、筐体の内外間で空気を
流通させる冷却用ファンモータと、空気を流通するため
の開口部を有し、内蔵装置が取り付けられた状態で筐体
に固定される取付部材と、筐体の内外間で空気を流通す
るための開口部を有し、筐体または取付部材に取り付け
られる支持部材と、冷却ファン装置および取付部材の間
と冷却用ファンモータおよび支持部材の間とに介在され
る弾性部材とを備え、弾性部材が、冷却用ファンモータ
および取付部材の間に介在される弾性部分と冷却用ファ
ンモータおよび支持部材との間に介在される弾性部分と
が連結した形状とされている構成を有している。この構
成により、弾性部材を一体化でき、この結果、その都度
弾性部材を仮置きする必要がなく取付作業が容易になる
こととなる。
【0013】また、本発明の電子機器は、筐体内に内蔵
装置を内蔵する電子機器本体と、筐体の内外間で空気を
流通させる冷却用ファンモータと、空気を流通するため
の開口部を有し、内蔵装置が取り付けられた状態で筐体
に固定される取付部材と、筐体の内外間で空気を流通す
るための開口部を有し、筐体または取付部材に取り付け
られる支持部材と、冷却ファン装置および取付部材の間
と冷却用ファンモータおよび支持部材の間とに介在され
る弾性部材とを備え、弾性部材が冷却用ファンモータを
内部に挿入するための挿入部を有する構成を有してい
る。この構成により、あらかじめ冷却用ファンモータを
弾性部材の挿入口から弾性部材内部に入れてこれらを一
体化でき、この状態で取付部材に仮保持すればよく取付
作業が容易になることとなる。
【0014】また、本発明の電子機器は、筐体内に内蔵
装置を内蔵する電子機器本体と、筐体の内外間で空気を
流通させる冷却用ファンモータと、空気を流通するため
の開口部を有し、内蔵装置が取り付けられた状態で筐体
に固定される取付部材と、筐体の内外間で空気を流通す
るための開口部を有し、筐体または取付部材に取り付け
られる支持部材と、冷却ファン装置および取付部材の間
と冷却用ファンモータおよび支持部材の間とに介在され
る弾性部材とを備え、冷却用ファンモータが、筐体内の
空気を筐体の外側へ排出する冷却用ファンモータである
構成を有している。この構成により、取付部材に取り付
けた内蔵装置により加熱された空気を電子機器内部へ送
り込むことなく、ただちに排出して電子機器内部を冷却
することが可能となることとなる。
【0015】また、本発明の電子機器は、筐体内に内蔵
装置を内蔵する電子機器本体と、筐体の内外間で空気を
流通させる冷却用ファンモータと、空気を流通するため
の開口部を有し、内蔵装置が取り付けられた状態で筐体
に固定される取付部材と、筐体の内外間で空気を流通す
るための開口部を有し、筐体または取付部材に取り付け
られる支持部材と、冷却ファン装置および取付部材の間
と冷却用ファンモータおよび支持部材の間とに介在され
る弾性部材とを備え、取付部材に取り付ける内蔵装置
が、ディスク装置である構成を有している。この構成に
より、ディスクを駆動する駆動モータの発熱による温度
上昇を抑えることができることとなる。
【0016】また、本発明の電子機器は、筐体内に内蔵
装置を内蔵する電子機器本体と、筐体の内外間で空気を
流通させる冷却用ファンモータと、空気を流通するため
の開口部を有し、内蔵装置が取り付けられた状態で筐体
に固定される取付部材と、筐体の内外間で空気を流通す
るための開口部を有し、筐体または取付部材に取り付け
られる支持部材と、冷却ファン装置および取付部材の間
と冷却用ファンモータおよび支持部材の間とに介在され
る弾性部材とを備え、電子機器本体が車載用の電子機器
本体である構成を有している。この構成により、冷却用
ファンモータの振動により車室内の乗員へ伝わる騒音を
低減できることとなる。また、車両搭載の電子機器は、
車両側から振動を含む変動荷重を絶えず受ける結果、ビ
ス等の留め具が緩みがちになりやすいが、弾性部材によ
る弾性反発力で取付部材と支持部材とが相反する方向に
付勢されるので、留め具の緩みを防止できることとな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0018】図2に示す電子機器1は、車両に搭載する
カーナビゲーション装置であって、電子機器本体2に冷
却用ファンモータ3が取り付けてある。電子機器本体2
は、図3から図5にそれぞれ分解斜視図として示すよう
に、その筐体4内に内蔵装置を有するが、ここでは内蔵
装置にディスク装置としてのDVD(DigitalV
ersatile Disc)装置5を用いている。
【0019】筐体4は、図3および図4に示すように、
DVD装置5の上方を覆う上部パネル4Aと、DVD装
置5を下方から支えるシャシーフレーム4Bと、シャシ
ーフレーム4Bの下方に配置したプリント基板6をこの
下方から覆う下部パネル4Cと、DVD装置5を前方
(車両へ取り付けたとき、操作する人の側)から覆う前
面パネル4Dと、DVD装置5を後方から覆い冷却用フ
ァンモータ3の支持部材8を兼用する後面パネル4E
と、DVD装置5をそれぞれ両側面から覆う側面パネル
4F、4Gとを有する。上部パネル4A、DVD装置
5、シャシーフレーム4B、プリント基板6、および下
部パネル4Cは、この順にこれらの中心軸線を合わせて
配置される。
【0020】なお、上記筐体4にあっては、前面パネル
4Dとプリント基板6の前面部とを2つのビス留め箇所
19Aにてそれぞれビスで固定し、前面パネル4Dとシ
ャシーフレーム4Bの前面部とDVD装置5の前面部と
を2つのビス留め箇所19Bにてそれぞれビスで共締め
して固定する。支持部材8と側面パネル4Fおよび側面
パネル4Gの後部とは、2つのビス留め箇所19Cにて
それぞれビスで、また支持部材8と下部パネル4Cの後
部とは2つのビス留め箇所19Dにてそれぞれビスでそ
れぞれ固定する。支持部材8とプリント基板6の後部に
設けた電子部品18とは2つのビス留め箇所19Eにて
それぞれビスで、また上部パネル4AとDVD装置5と
側面パネル4Fおよび側面パネル4F4Gと前面パネル
4Dと取付部材7とは、4つのビス留め箇所19Fにて
上方からビスでそれぞれ共締めする。また、取付部材7
とシャシーフレーム4Bの後部とは、2つのビス留め箇
所19Gにてそれぞれビスで固定する。前面パネル4D
と側面パネル4Fおよび側面パネル4Gとは、2つのビ
ス留め箇所にてそれぞれビスで固定する。
【0021】プリント基板6には、冷却用ファンモータ
3を駆動および制御する電気回路を設けるとともに、電
源接続用としての、また車両側コントロールユニット等
との間における信号の入出力用としてのコネクタ9を取
り付けてある。
【0022】一方、冷却用ファンモータ3は、ケース1
1内に排気用のロータタイプのファン(図示せず)およ
びこのファンを駆動するようにこの中心部に設けたモー
タ(図示せず)を備えた公知のものである。ファンやモ
ータは、図6に示すように、前面(取付部材側面)11
aおよび後面(支持部材側面)11bが略正方形をし、
トップ面11c、ボトム面11d、および両サイド面1
1e、11fを有する直方体状のケース11内に収納さ
れている。
【0023】ケース11の前面11aから後面11bに
かけては円形断面の空気通路12が形成され、図1中矢
印17で示すファンの軸方向に沿って空気を流すことが
可能である。なお、ケース11からは冷却用ファンモー
タへ電力を供給するためのハーネス13が取り出され、
プリンタ基板6に設けた冷却用ファンモータ3の電子回
路に接続するようにしてある。
【0024】冷却用ファンモータ3は、シリコンゴム等
で製造した弾性部材10にてその外表面を覆う。すなわ
ち、図7に示すように、弾性部材10は、円形断面の開
口部14が形成され冷却用ファンモータ3のケース11
の前面11aを覆う前面部分10aと、冷却用ファンモ
ータ3のトップ面11c、ボトム面11d、および両サ
イド面11e、11fをそれぞれ覆うトップ面部分10
c、ボトム面部分10d、および両サイド面部分10
e、10fと、円形断面の開口部15が形成され冷却用
ファンモータ3のケース12の後面11bを覆う後面部
分10bとを有し、この内部に冷却用ファンモータ3を
収納可能である。
【0025】弾性部材10は、この前面部分10aの各
辺にトップ面部分10c、ボトム面部分10d、および
両サイド面部分10e、10fの各前面側端部を一体で
筒状に連続形成するとともに、トップ面部分10c、ボ
トム面部分10d、および一方のサイド面部分10fの
各後面側端部に後面部分10bを一体に連続形成し、箱
状としている。
【0026】一方、他方のサイド面部分10eの後面側
上下端部の一部と、トップ面部分10cおよびボトム面
部分10dのサイド面部分10e側端の一部と、後面部
分10bのサイド面部分10e側端とをそれぞれ切り欠
いて冷却用ファンモータ3の挿入部16を形成してあ
る。
【0027】冷却用ファンモータ3を電子機器本体2へ
取り付けた状態では、要部を拡大してその断面を示した
図1のようになる。すなわち、冷却用ファンモータ3
は、DVD装置5を取り付けた取付部材7と支持部材8
との間に配置してこれらで挟み込んだ状態で電子機器本
体2に取り付ける。この取付状態では、取付部材7およ
び冷却用ファンモータ3の間と、支持部材8および冷却
用ファンモータ3の間とに弾性部材10の各面部分10
aから10f(ただし、同図中では10aから10dし
かみえていない)がそれぞれ圧縮された状態で介在され
る。
【0028】上記取り付けにあたっては、取付部材7お
よび支持部材8を以下のような形状としてある。すなわ
ち、取付部材7は、図3から図5に示すように、冷却用
ファンモータ3を保持する保持部70を後面側に突出さ
せて形成する。この保持部70は、弾性部材10の前面
部分10a、ボトム面部分10d、および両サイド面部
分10e、10fにそれぞれ対応させた取付部材7の本
体に沿った前面部分71、この前面部分71の下端部か
ら垂直水平方向に折り曲げ後面側へ突出させたボトム面
部分72、およびボトム面部分72の両側端部から垂直
上方へそれぞれ折り曲げ後面側からみてコ字状となるよ
うに形成した両サイド面部分73、74を有する。ま
た、取付部材7の両サイド面部分73、74の各上方位
置部分の一部を両サイド面部分73、74と平行になる
ように切り起こした一対の突起部分75、76を設け
る。さらに、保持部70には、前面部分71に空気流通
のための円形断面の開口部77を形成する。
【0029】一方、筐体4の後面パネル4Eを兼ねる支
持部材8は、図3から図5に示すように、冷却用ファン
モータ3を保持するように後面側に突出させた保持部8
0を有する。この保持部80は、支持部材8の中央部付
近を上面側からみてコ字状となるように折り曲げた両サ
イド面部分81、82とこれらの間を結ぶ後面部分83
とを一体に連続形成するとともに、後面部分83の上端
部から前面側へほぼ垂直水平方向に折り曲げたトップ面
部分84を形成する。なお、後面部分83には、空気流
通のための円形断面の開口部85を設ける。また、プリ
ント基板6側のコネクタ9用の開口部も複数設ける。
【0030】上記のように構成した冷却用ファンモータ
3は、取付部材7および支持部材8を用いて以下のよう
に組付ける。まず弾性部材10の挿入部16から冷却用
ファンモータ3を挿入し、冷却用ファンモータ3のケー
ス11の各外表面11aから11fに弾性部材10の各
部分10aから10fを対面させて冷却用ファンモータ
3を覆う。
【0031】この後、あらかじめDVD装置5を取り付
けてある取付部材7の保持部70に弾性部材10で覆っ
た冷却用ファンモータ3を保持させる。この保持にあっ
ては、弾性部材10の前面部分10a、ボトム面部分1
0d、および両サイド面部分10e、10fを、取付部
材7の保持部70の前面部分71、ボトム面部分72、
そして両サイド面部分73、74と突出部分75、76
の各保持部分にそれぞれ当てて弾性部材10の上記各部
分が弾性圧縮されるように、冷却用ファンモータ3を保
持部70内へ挿入することにより位置決めした状態で仮
保持する。
【0032】次いで、取付部材7に仮保持した冷却用フ
ァンモータ3をこれらの後方から支持部材8で覆う。す
なわち、支持部材8の保持部80の後面部分83、トッ
プ面部分84および後面部分83を、弾性部材10のト
ップ面部分10cおよび後面部分10bにそれぞれ当
て、これらの弾性部分を圧縮した状態で支持部材8を2
本のビス19Cで筐体4の側面パネル4F、4Gの上端
部に、また2本のビス19Dで筐体4の下部パネル4C
の後端部に固定する。なお、このとき支持部材8の両サ
イド面部分81、82は、取付部材7のサイド面部分7
3、74の外側にある。
【0033】上記のように電子機器本体2に弾性支持し
た冷却用ファンモータ3の動作を説明する。冷却用ファ
ンモータ3は、モータによりファンを回転させ、電子機
器本体2内の空気を取付部材7の開口部77、冷却ファ
ン装置3の空気通路12、支持部材8の開口部85を通
じて外部へ排出する。この冷却用ファンモータの回転駆
動にあっては、これに起因して冷却用ファンモータ3自
身に振動が生じるが、冷却用ファンモータ3と取付部材
7および支持部材8との間に上下前後左右にわたって弾
性部材10の各弾性部分が介在されているので、筐体4
等へ伝わる振動が低減され、騒音も低減する。
【0034】以上のように、本発明の実施の形態の電子
機器にあっては、弾性部材10を介して取付部材7と支
持部材8とで冷却用ファンモータ3を挟持するので、冷
却用ファンモータ3の振動が筐体4側に伝わるのが低減
される結果、騒音も低減される。このとき、冷却用ファ
ンモータ3は、このケース11の各外表面部11a乃至
外表面部11fが取付部材7の保持部70と支持部材8
の保持部80との間に介在されているので、いずれの方
向の振動も確実に低減できるとともに、冷却用ファンモ
ータ3を確実に筐体4側に固定保持することができる。
【0035】また、取付部材7と支持部材8とで弾性部
材10を挟み込む圧力や弾性部材の弾性係数を適宜選択
することで容易に振動低減に合った設定とすることがで
きる。さらに、車両に搭載した場合には、弾性部材10
が取付部材7と支持部材8とをこれらが互いに反発する
方向に弾性力を作用するので、支持部材8のビス19C
やビス19Dが緩むのを防ぐことができる。
【0036】また、冷却用ファンモータ3の筐体4側へ
の取り付けにあっては、冷却用ファンモータ3を取付部
材7と支持部材8とで挟持するので、冷却用ファンモー
タ3専用の取付ビスを用いることなく取り付けることが
できる。この場合、冷却用ファンモータ3は電子機器本
体2へ弾性部材10を介して取り付けられているだけな
ので、これら間の取り付け精度を高精度とする必要がな
い。また、取付部材7の保持部70の前面部分71、ボ
トム面部分72、サイド面部分73、およびサイド面部
74に弾性部材10で覆った冷却用ファンモータ3を挿
入して仮保持した後に支持部材8を取り付ければよいの
で、取付作業が容易になる。また、弾性部材10は、各
弾性部分が一体でつながっているため、取付作業性が向
上し、しかもこの一体形成した弾性部材10の内部に冷
却用ファンモータ3を挿入するには、弾性部材10に設
けた挿入部16から入れることができるので、弾性部材
10で冷却用ファンモータ3を覆う作業が容易になる。
【0037】なお、上記実施の形態では、電子機器1と
してカーナビゲーション装置を用いた場合について説明
したが、本発明はカーナビゲーション装置のほかに、オ
ーディオ装置等の電気装置を用いても同様の効果が得ら
れるものである。また、同様にDVD装置5のほかにC
D(Compact Disc)、CD−ROM(Co
mpact Disc Read Only Memo
ry)、MD(Mini Disc)などのディスクを
駆動再生するディスク装置などを用いても良い。また、
弾性部材10は冷却用ファンモータ3の全面にわたる必
要は必ずしもなく振動低減に必要な範囲であればよいの
で、いくつかの弾性部分に分離することも可能である。
さらに支持部材8が筐体4の後面パネル4Eを兼用する
ようにしたが、取付部材7が筐体4の後面パネル4Eを
兼用するようにして取付部材7に支持部材8を固定して
も同様の効果が得られるものである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は電子機器
の内部の内蔵装置を冷却する冷却用ファンモータから生
じる振動を弾性部材で吸収低減することにより発生する
騒音を低減することが可能となるというすぐれた効果を
有する電子機器を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の態様に係る冷却用ファンモータ
の取付部分を示す要部断面図
【図2】同冷却用ファンモータを取り付けた電子機器の
斜め後方からみた斜視図
【図3】同冷却用ファンモータと電子機器との一部を斜
め前方からみた分解斜視図
【図4】本発明の実施の態様に係る電子機器の図3の残
りの部分を何目前方からみた分解斜視図
【図5】冷却用ファンモータを取り付けた電子機器の斜
め後方からみた斜視図
【図6】同冷却用ファンモータの斜め前方からみた斜視
【図7】本発明の実施の態様に係る弾性部材の斜め前方
からみた斜視図
【符号の説明】
1 電子機器 2 電子機器本体 3 冷却用ファンモータ 4 筐体 5 DVD装置 6 プリント基板 7 取付部材 8 支持部材 10 弾性部材 10a 前面部分 10b 後面部分 10c トップ面部分 10d ボトム面部分 10e、10f サイド面部分 11 ケース 11a 前面部分 11b 後面部分 11c トップ面部分 11d ボトム面部分 11e、11f サイド面部分 12 空気通路 14、15 開口部 16 挿入部 70 保持部 77 開口部 80 保持部 85 開口部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体内に内蔵された内蔵装置と、前記筐
    体の内外間で空気を流通させる冷却用ファンモータと、
    前記空気を流通するための開口部を有し、前記内蔵装置
    が取り付けられた状態で前記筐体に固定された取付部材
    と、前記筐体の内外間で空気を流通するための開口部を
    有し、前記筐体または前記取付部材に取り付けられた支
    持部材と、前記冷却ファンモータおよび前記取付部材の
    間と前記冷却用ファンモータおよび前記支持部材の間と
    に介在された弾性部材とを備えたことを特徴とする電子
    機器。
  2. 【請求項2】 前記取付部材と前記支持部材とは、前記
    冷却用ファンモータの外表面の少なくとも一部を外表面
    ごとに覆う保持部を有しており、前記弾性部材は、前記
    冷却用ファンモータの各外表面に対応して前記冷却用フ
    ァンモータの前記各外表面と前記保持部との間に介在さ
    せたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 前記保持部は、前記取付部材側の保持部
    と前記支持部材側の保持部とを有し、前記取付部材側の
    保持部が前記冷却用ファンモータの両サイド面部分とボ
    トム面部分と取付部材側面部分とを覆う保持部分を有
    し、前記支持部材側の保持部が前記冷却用ファンモータ
    のトップ面部分と支持部材側面部分とを覆う保持部分と
    を有することを特徴とする請求項2に記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記保持部は、前記ファン装置の両サイ
    ド面部分の少なくとも一方を前記取付部材側の保持部と
    前記支持部材側の保持部とで覆うようにしたことを特徴
    とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 前記取付部材と前記支持部材とは、前記
    冷却用ファンモータを挟む部分に連結した部分の少なく
    とも一部を重ね合わせて固定するようにしたことを特徴
    とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電子
    機器。
  6. 【請求項6】 前記取付部材と前記支持部材のうちの一
    方の部材が、前記筐体の一部を兼用することを特徴とす
    る請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の電子機
    器。
  7. 【請求項7】 前記筐体の一部を構兼用する部材は、前
    記冷却用ファンモータを保持する保持部が前記筐体の一
    部を兼用する部材から外側へ突出することを特徴とする
    請求項6に記載の電子機器。
  8. 【請求項8】 前記弾性部材は、前記冷却用ファンモー
    タおよび前記取付部材の間に介在される弾性部分と前記
    冷却用ファンモータおよび前記支持部との間に介在され
    る弾性部分とが連結した形状としたことを特徴とする請
    求項1ないし請求項7のいずれかに記載の電子機器。
  9. 【請求項9】 前記弾性部材は、前記冷却用ファンモー
    タを内部に挿入するための挿入部を有することを特徴と
    する請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の電子機
    器。
  10. 【請求項10】 前記冷却用ファンモータは、前記筐体
    内の空気を前記筐体の外側へ排出する冷却用ファンモー
    タであることを特徴とする請求項1ないし請求項9のい
    ずれかに記載の電子機器。
  11. 【請求項11】 前記取付部材に取り付ける内蔵装置
    は、ディスク装置であることを特徴とする請求項1ない
    し請求項10のいずれかに記載の電子機器。
  12. 【請求項12】 前記電子機器は、車載用の電子機器で
    あることを特徴とする請求項1ないし請求項11のいず
    れかに記載の電子機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006176112A (ja) * 2004-12-20 2006-07-06 Harman Becker Automotive Systems Gmbh 電子ビルトインシステム
JP2010171232A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Casio Computer Co Ltd 電子機器

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