JP2003347372A - 被測定ウエハおよびそのウエハ試験装置 - Google Patents

被測定ウエハおよびそのウエハ試験装置

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JP2003347372A JP2002153053A JP2002153053A JP2003347372A JP 2003347372 A JP2003347372 A JP 2003347372A JP 2002153053 A JP2002153053 A JP 2002153053A JP 2002153053 A JP2002153053 A JP 2002153053A JP 2003347372 A JP2003347372 A JP 2003347372A
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film
metal
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lsi
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Katsu Sanada
克 眞田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特に少量多品種のLSIに対する故障品選別の
ためのウエハバーンイン装置として、簡易なテスト構成
を実現する。 【解決手段】ウエハ10上に形成された多数のLSI1
1を一括して測定又は、バーンインテストするウエハ試
験装置において、金属基台2上に被測定ウエハ10を搭
載し、このウエハ10上に配線パターン4を有するフィ
ルム3がそのウエア10の任意の電極箇所とフィルム3
の配線4とを接触させるように搭載し、そのフィルム3
上の押圧手段6を用いて被測定ウエハ10とフィルム3
とを押圧固定すると共に、基台2上の端子はフィルム3
上の配線4と導通する手段を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定ウエハおよ
びそのウエハ試験装置に関して、特に少量多品種のLS
Iに対する故障品選別のためのウエハバーンイン試験装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】最初に、ウエハバーンインを可能にする
背景であるテスタ環境について説明する。まず、ウエハ
試験を実施するための大きな改善となるテスト方式の動
向について述べる。これは、例えばDesign Wa
ve Magazine2001年3月号、pp.55
−56に記載されている。
【0003】図22(a)に示すように、従来のテスト
方式はストアド・テスト方式と呼ぶ、テストパターンを
LSIテスタ40から被測定回路42のLSI11bの
入力パッドを介して入力し、その出力結果をLSIの出
力パッドを介してLSIテスタ40に取り出し、LSI
テスタ内で期待値との比較を行う方式である。このLS
Iテスタ40は、テストパターン発生回路41と、テス
ト判定回路43とからなる。
【0004】これに対して、図22(b)に示すよう
に、近年のテストは、例えば、BIST(Built
In Self Test)自己診断テストと呼ぶ、テ
ストパターン発生回路41と、テスト結果判定回路43
とをLSIチップ11c内に取り込んだテスト方式で、
簡易機能テスタ40aにより測定するものである。すな
わち、このテスト方式の利点は多数パッドを有するLS
Iにおいて、少数の入出力ピンでテストが可能であり、
さらに、テスト機能が不足したテスタにおいても、テス
ト回路として高調波発生機能を付けることで、遅いクロ
ック入力も内部回路にて高速動作を行うことができ、あ
たかもハイエンドテスタを用いたテスタが可能となる方
式である。
【0005】ここでBISTについて説明する。BIS
TはLFSR(Linear Feedba ck Sh
ift Resister)と呼ぶ疑似乱数パターン発
生回路は任意の回路にパターンを入力し、MISR(M
ultiple InputSignature Re
sister)と呼ぶ出力された論理をパターン圧縮回
路を用いて圧縮し、出力する論理と期待値を比較するこ
とで動作回路の機能を判定する機構である。この場合、
使用するピン数はLFSRに最小限Clock信号のみ
で、MISRから出力する信号も1ピンのみでテストが
可能である。さらに、高度なテストを目指す場合、SC
ANと呼ぶ順序回路ブロックをあたかも組合せ回路によ
うに扱う事で内部動作をより簡略化したり、任意の論理
を所望の組合せ回路に入力したりする機能を追加するこ
とができる。
【0006】このように目的に応じた簡易なテストをウ
エハバーンインのテスト方式に適用することで、従来困
難であったウエハバーンインテストの可能性が見えてく
る。さらに、ウエハバーンインテストの主旨を考えた
時、バーンインは所望の温度(通常LSI内部の接合部
温度として125℃〜150℃)にてLSI内部を動作
させることが主であり、任意の時間に取り出してテスタ
を用いて測定するフローが有効である。
【0007】すなわち、バーンインによる論理動作時は
出力値をモニタしない仕様も可能である。その結果、複
雑な試験装置が必要なくなる。更に、下記に示す簡易な
試験装置のため、少量他品種対応で、ウエハ全体の一括
プロービングによるバーンインテストが容易となる。以
上述べたように、テスト環境の変化はハード面で小ピン
対応を可能とした点が重要である。
【0008】さらに、ウエハバーンインの目的はウエハ
レベルで初期故障を含む故障LSIを選別する技術であ
り、出力期待値をバーンイン中にモニタする必要がない
点である。
【0009】従来技術の問題としては、大きく2点ある
が、1つはバーンイン装置であり、もう1つはウエハレ
ベルにおけるバーンインのための接触シートである。ま
た、LSI試験におけるバーンインテストには、2つの
目的がある。図22はその目的を説明するためのバスタ
ブ曲線を示すグラフである。その1つ目は、図中のA点
にて示す出荷時における初期故障を含む故障品を除くた
めの選別を目的とするものであり、もう1つは、図中の
B点にて示す信頼性の観点から高温加速状態での劣化を
モニタを目的とするものである。本発明にて対応する技
術は前者である。
【0010】従来、上記2つのテストは共に、LSIを
選別しチップ化した後にパッケージに搭載し、パッケー
ジ品をボードに差し込み、ボードを高温槽に入れ、ボー
ド端子とテスタ間を配線にて接続することでバーンイン
テストを実施していた。その違いは、テスト時間のみで
あり、テスト内容はほぼ同じであった。すなわち、LS
Iをフルに選別する機能テスト用パターンを入力端子に
入力することで内部論理動作を行い、任意の時間毎に高
温槽から取り出し、テスタにて電気的特性を測定し、L
SIの良/不良の判定を行っていた。
【0011】その後、後述する問題点のため、ウエハバ
ーンインテストが実施されるようになった。このウエハ
バーンインテストは、上述したLSI製造工程が終了し
たウエハ状態でのバーンインテストである。従来のウエ
ハバーンインテストは、LSI内部のパッドをすべて使
用した形態でのテスト方式である。
【0012】まず、特開平6−140483号公報(従
来例2)に示される構成がある。LSIを配列した被測
定ウエハを基台に搭載し、被測定ウエハ上に超高密度異
方導電性フィルムを重ね、その上に選別用ウエハを重
ね、さらに弾力的導通部材と、これらのウエハ間の導通
をとるための押圧手段からなるシステム構成となってお
り、この被測定用ウエハ上の信号や電源はLSI内部の
ボンデイングパッドから弾力的導通部材のエッジコネク
タにて取り出される形態になっている。すなわち、選別
用ウエハ上の任意のパッドは超高密度異方導電性フィル
ムを介して被測定ウエハ上のパッド部と導通し、選別用
ウエハの反対面に設けられた開孔部からの電極を取り出
し、この選別用ウエハ上の弾力的導通部材中の金属柱と
接触され、弾力的導通部材を介して端子が取り出され、
エッジコネクタに接続されている。選別用ウエハの上に
形成される端子は、「LSIの端子の配列パターンと同
じ配列パターンにて接点端子が設けられている」と記載
されているように、被測定用ウエハ上の各LSI の端子と
同一個数で同一配列を特徴としており、さらに、共通に
できる端子は同一配線上に設定され終端される。
【0013】次に、特開平10−321686号公報
(従来例3)に示される構成もある。LSIを配列した
被測定ウエハを温度調整機能を備え、昇降機能を備えた
ウエハ支持台に固定され、その上にポリイミドで作られ
たフレキシブル多層配線基板となるプローブカードがカ
バー部の空間を密閉するように装着されている。この密
閉部には流体が温度調整を兼ねて流し込むことで被測定
ウエハとプローブカードを接続するようにしている。ま
た、プローブカードの下面には導電性突起バンプが設け
られ、被測定ウエハ内の全LSI の全パッド部と対応する
ように配置されている。外部への電極はプローブカード
の終端と接触するカバー部にバンプがあり、このバンプ
接点からカバー部内の導電路を介して接続される。
【0014】プローブカードに設けられた導電性突起バ
ンプは、被測定ウエハ内の全LSI の全パッド部と対応し
なければならないため、LSI にサイズの違いやパッド位
置及び、配置に違いによる品種の異なり毎にプローブカ
ードを準備しなければならないという問題がある。
【0015】プローブカードと被測定用ウエハ間の接触
はプローブカードを固定するカバー部の密閉空間に流体
を流し込むことで調整する機構になっているが、プロー
ブカードがポリイミドといった固形のため、流体を高圧
にしなければその膨らみによる接触を実現できず、さら
に、密閉は完全な密閉を実現しなければならないという
問題があった。そのためプローブカード自体も下面との
接続孔を含むカード全体に空孔が発生しない精度の高い
カードを用いねばならないという問題があった。これら
は技術的な問題と共に、コスト高の問題も併発する。さ
らに、本発明の目的である、少量多品種に対応できない
という問題がある。
【0016】さらに、特開平7−115113号公報
(従来例4)に示されるものは、被測定ウエハ上のLS
Iをテストするためテステイング基板と被測定ウエハ間
を異方性導電膜を介して接触し、これらを押圧固定する
ことでパッド間の導通をとっている。テステイング基板
は熱膨張係数が13×10-6/℃以下という大きな係数
を有したシリコン基板であり、テストに必要な電気回路
が構成されている。さらに、被測定ウエハは真空引きに
よるステージとの固定を行っている。
【0017】また、LSIテステイングシンポジウム1
999,pp.182−187の「ウエーハレベルバー
ンインテスト技術」(従来例5)に示された、TPS
(Three Parts Structure)プロ
ーブと称する測定用ウエハ上の多数のパッドに電極を接
続するための配線基板、異方導電ゴム、バンプ付きポリ
イミド薄膜から構成されたプローバを測定用ウエハ上に
固定する構造になっていた。
【0018】この方法は、配線基板及び、バンプ付きポ
リイミド薄膜を用いることで熱膨張によるバラツキをお
さえ、異方導電ゴムを用いることでウエハ上に形成され
たバンプの高低ばらつきを吸収するクッション性を高
め、さらに、ウエハトレーと配線基板間を気密シールと
することで大気圧による均一加圧を行うことでTPSと
測定用ウエハ間のコンタクト性の向上を図っている。
【0019】さらに、ウエハレベルにおけるバーンイン
のための接触シートに関して、以下の提案が為されてい
る。すなわち、特開平10−284556(従来例6)
には、接触シートは多孔質基材をメインにしたシートで
あり、フルオロポリマーを基本にした重合体である。さ
らに、フッ化エチレンプロピレンを基本とした重合体で
あり、この重合体に接着材を挿入した重合体でもある。
これらの重合体は30〜70%の初期空隙体積を有する
多孔質記基材であり、その中にフィラー、ポリエステ
ル、ポリエチレンといった添加物を含んでいる。この接
触シートは被測定ウエハからの信号や電源を供給するた
め、複数の重合体の間に導電性金属による貫通孔を形成
している。さらに、上記のシートを組み合わせた大きく
3層構造をしている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術は以
下に説明する問題点があった。まず、バーンイン装置と
して、パッケージ搭載したLSIのバーンインテスト
は、本来、定常状態で正常と判定されているがバーンイ
ン工程で故障として発覚するLSIもパッケージ搭載ま
での工数と時間、さらにコストが掛るという無駄となる
問題点があった。さらに、パッケージによるバーンイン
は個数に制限があり、全数テストができないという問題
点があった。
【0021】これらの問題を解決すべくウエハバーンイ
ンテスト方式(従来例2)があるが、測定用ウエハとテ
スト用ウエハ間を異方性導電膜を介して接続する形態で
あるため、これら3部材を押さえるために最上部から強
力な圧力を加えなければならないという問題があった。
【0022】LSIとのすべての信号や電源のやり取り
は、弾性用導通部材を介し、選別用ウエハ内の電極を介
して外部と接続される形態になり、さらに、選別用ウエ
ハ上のパッドは被測定ウエハ上のパッド部と同一位置に
設定しなければならないため、LSIレイアウトの変化
と共に、配線パターンを組み込んだ選別用ウエハを準備
せねばならない少量多品種にとってコスト高になる仕様
となっていた。また、信号や電源の出し入れのためにテ
スト用ウエハ上にこれらの接続のための弾性用導通部材
を設けねばならないためウエハバーンインを行う本体部
の構造が大規模となる問題点があった。
【0023】また、従来例3では、プローブカードに設
けられた導電性突起バンプは、被測定ウエハ内の全LS
Iの全パッド部と対応しなければならないため、LSI
にサイズの違いやパッド位置及び、配置に違いによる品
種の異なり毎にプローブカードを準備しなければならな
いという問題がある。
【0024】プローブカードと被測定用ウエハ間の接触
はプローブカードを固定するカバー部の密閉空間に流体
を流し込むことで調整する機構になっているが、プロー
ブカードがポリイミドといった固形のため、流体を高圧
にしなければその膨らみによる接触を実現できず、さら
に、密閉は完全な密閉を実現しなければならないという
問題があった。そのためプローブカード自体も下面との
接続孔を含むカード全体に空孔が発生しない精度の高い
カードを用いねばならないという問題があった。これら
は技術的な問題と共に、コスト高の問題も併発する。さ
らに、少量多品種に対応できないという問題がある。
【0025】また、従来例4では、その構造が、テステ
イング基板と称するテスト回路を作り込んだウエハと測
定用ウエハを重ね合わせることで自己テストが可能な装
置であるが、これら全体を高温状態で駆動させるために
テステイング基板の素子も加速劣化され、複数回の使用
が困難となる問題があり、さらに測定用ウエハは平坦化
させるべくウエハステージの開孔部から真空引きするた
めの設備が必要となりウエハバーンインへの適用には問
題があった。
【0026】また、被測定ウエハ上のLSIのパッドと
対応した位置にテスト回路を形成したテステイング基板
のパッドが準備されているため、被測定ウエハのLSI
サイズやパッド位置の変更と共に、常にそのウエハに対
応したテステイング基板を準備しなければならないた
め、少量多品種LSIに対応することはコスト的に困難
となる問題点があった。さらに、本文にはテステイング
基板への外部装置からの電源供給機構の説明はないが、
提示している形態では電源供給は困難である。
【0027】また、従来例5の場合は、配線基板、異方
導電ゴム、バンプ付きポリイミド薄膜から構成されたT
PSプローブを用いて測定用ウエハ上の多数のパッドに
電極を接続しているが、TPSプローブ自体が大きなシ
ステムでありコストが掛るという問題点があった。
【0028】さらに、従来例4と同様に、TPSプロー
バは下面に引き出されるコンタクト部が測定用ウエハの
パッド位置と対応を取らねばならず、測定用ウエハのL
SIサイズの変更に対してその都度、LSIサイズに依
存したTPSプローバを準備しなけばならず、少量多品
種に適用するには困難となる問題点があった。これらの
共通点としては、4つの従来例では大掛かりな装置とな
り、本来不良品を川上工程で選別するというコストと工
数の削減を目的としているにも関わらず、大掛かりな装
置と共に、測定用ウエハの各LSIからの信号を取り出
したり、測定したりするテスト基板やウエハは製品のレ
イアウトに依存する構造にならねばならいという問題点
があった。
【0029】また、従来例6のバーンインのための接触
シートの場合、この場合に使用される重合体はフルオロ
ポリマーを主体としているため、ポリエステルやポリス
チレン及びフェラーといった色々な添加物を混合した複
重合体といえども、そのままではシリコンウエハの熱膨
張率に比べて5倍〜10倍以上を有するという問題点が
あった。
【0030】さらに、この接触シートは接着材を用いた
複合構造になっているため、バーンイン時の高温雰囲気
において有機ガスが発生しLSIを汚染する危険性があ
る。さらに、この接触シートを用いたスクリーニング装
置は、機械的押圧機構のため、上記した複重合体下に導
電性Z軸部材を、その下にラミネート加工の接触シート
を置き、被測定ウエハと接触するという緩衝を補完する
ために複雑な機構になっているためコスト高になるとい
う問題があった。
【0031】本発明の目的は、これらの問題を解決し、
少量多品種のLSIに対する故障品選別のためのウエハ
バーンイン装置として、簡易なテストを実現できるよう
にした被測定ウエハおよびそのウエハ試験装置を提供す
るこにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、ウエハ
上に形成された多数のLSIを一括して測定又は、バー
ンインテストするウエハ試験装置において、基台上に被
測定ウエハを搭載し、このウエハ上を金属パターンを有
するフィルムで覆うことで、そのウエハ表面任意の電極
箇所とフィルム上の金属パターンと接触させ、このフィ
ルム上の押圧手段を用いて該被測定ウエハと該フィルム
を押圧固定すると共に、基台上の端子は被測定ウエハ上
の配線及び、フィルム上の配線と導通する手段を有する
ことを特徴とする。
【0033】また、本発明の被測定ウエハの構成は、被
測定ウエハに搭載されている各LSIに対して本来の電
気回路機能に、テスト機能を付加した回路、レイアウト
を搭載した構成とし、そのレイアウトは、LSI間を分
離するスクライブ線領域に金属配線を配線して各LSI
の任意の入出力端子に接続し、この金属配線はウエハの
コーナ部に終端することができる。また、LSI間を分
離するスクライブ線と入出力端子間にフリップフロップ
を設け、このフリップフロックと対応する入出力端子間
を接続し、スクライブ線領域にレイアウトされた金属配
線がフリップフロップの信号端子と接続されていること
ができる。
【0034】また、本発明の被測定ウエハの構成は、L
SIが製造されたウエハ面の裏面に、LSIを駆動する
低電位側電極パッド面から半導体基板に金属を充填した
貫通孔を形成し、裏面に金属バンプを設けたことを特徴
とし、そのウエハ裏面全体を金属で覆い、低電位側電極
パッド面と貫通孔を介して裏面に引き出された電極と導
通することができ、さらには、電気回路素子を構成する
領域内にパッドを設けたことを特徴とする。
【0035】また、本発明の構成において、金属パター
ンを有するフィルムは、ウエハ表面と対面する該フィル
ム面に設けた金属パターンと該ウエハ上の任意の電極部
と接触させることを特徴とし、その金属パターン構造
は、等電位レイアウトパターンで構成され、また、任意
のパッド間を等電位レイアウトパターンで構成されてい
ることができる。
【0036】また、本発明のフィルムの貫通孔は、この
フィルムで覆われた被測定用ウエハを構成する各LSI
の任意のパッド部の一辺より長いサイズの貫通孔であ
リ、また、本発明のウエハ試験装置の構成における、フ
ィルムは、このフィルムで覆われた被測定用ウエハを構
成する任意のLSIの位置に対して該LSIと同一サイ
ズ又は、近いサイズの開孔部を設けたことを特徴とし、
また、このフィルムで覆われた被測定用ウエハを構成す
る任意のLSIのパッド部を含む周囲に開孔部を設けた
ことを特徴とする。
【0037】また、本発明のウエハ試験装置の構成にお
けるフィルム裏面の金属突起部は、ウエハ表面と対面す
るこのフィルムに設けた金属パターン面の裏面の金属突
起部と該被測定ウエハ上の任意の電極部と接触するもの
て、また、このフィルム表面に設けた金属パターンと裏
面の金属突起部間を導通する貫通孔を設けてあることを
特徴とする。
【0038】また、フィルム面の金属パターンは、全貫
通孔間が同一レイアウトで覆われており、また、任意の
貫通孔間を同一レイアウトで覆うこともでき、また、2
つに分離したパターンであることもできる。 このフィ
ルム上の貫通孔は、フィルムで覆われた被測定用ウエハ
を構成する各LSIの任意のパッド部と同一位置に設け
られ、また、このフィルムで覆われた被測定用ウエハを
構成する各LSIの任意のパッド部の一辺より大きいサ
イズの貫通孔であることができる。
【0039】さらに、本発明のウエハ試験装置のフィル
ムは、フィルムで覆われたウエハを構成する任意のLS
I位置に対してそのLSIと同一サイズ又は、近いサイ
ズの開孔部、または、フィルムで覆われたウエハを構成
する任意のLSIのパッド部を含む周囲に開孔部を設け
ることができる。
【0040】また、本発明のウエハ試験装置の構成にお
ける、押圧方式は、このフィルム上に重ねる基板に固定
された金属平板をネジにより圧力を制御することがで
き、また、フィルム上に重ねる基板に固定された平板の
裏面部に測定ウエハ面とフィルム面の重なり箇所全面を
覆う袋に流体を供給し、そのフィルム上に重ねる平板の
裏面部の袋への流体は気体または液体とし、その流体は
任意の温度に制御された流体であることができる。
【0041】また、本発明のウエハ試験装置の構成にお
ける、フィルムに関しては、その基材は、セルロースを
主体とした繊維性重合体からなり、熱硬化性や熱可塑性
物質を混合した複重合体である事もできる。さらに、繊
維性重合体フィルム面の毛繊は全て一方向に向いてお
り、また、繊維性重合体フィルムの表面はポリイミドの
薄膜で覆われることができる。さらに、フィルムの構成
は、このフィルム下面の貫通孔間に窪みを設けること、
また、このフィルム上にスリットを設けることにより、
フィルムの熱膨張による問題を解決している。
【0042】また、本発明のウエハ試験装置の構成にお
ける、電極の取り出し方式は、基台上の端子は被測定ウ
エハ上の配線及び、このフィルム上の配線と導通する手
段は、被測定ウエハのコーナ部に終端された配線と該基
台部の電極部及び、フィルムのコーナ部に終端された配
線と該基台部の電極部を接続することで該基台部の端子
に導通することが出来る。
【0043】さらに、本発明のウエハ試験装置の構成に
おける、バーンインのための温度印加の方法は、金属基
台の下から熱を供給することで、この基台上の被測定ウ
エハ全体を任意の温度に保つか、または、熱供給手段
は、電気抵抗に発熱によるものや、基台下から任意の温
度の熱風を吹き付けるものとし、さらに、ウエハ試験装
置は全体を任意の恒温槽中に設置することで、該基台上
の被測定ウエハ全体を任意の温度に保つことが出来る。
【0044】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施形
態のウエハ試験装置の構成図、図2(a)(b)は図1
を部分に分解し、合成して示した断面図である。このウ
エハ試験装置は、被測定ウエハ10を載置して温度など
の環境設定をし信号を取出すウエハボードシステム1
と、ごのウエハボードシステム1との信号接続と電源接
続を行う測定システム、パラメータ処理システムからな
るテストシステム(図示せず)とから構成される。
【0045】ウエハボードシステム1は、被測定ウエハ
10上に形成された多数のLSI11を、前述したテス
ト環境を有する回路構成になっている。すなわち、基台
2上に搭載された被測定ウエハ10の上に金属パターン
4を有するフィルム3が載せられ、その上から、被測定
ウエハ10とフィルム3を押圧板6で押圧することによ
り、被測定ウエハ10の表面任意の電極箇所とフィルム
3上の金属パターン4と接触させる構成となっている。
押圧手段5は、例えば、風船のように流体を流入させる
ことで膨張させた袋にて押圧する。
【0046】このウエハボードシステム1は、図2
(a)のように、分解して示され、基台2に、被測定ウ
エハ10を載置し、この被測定ウエハ10の上から配線
(金属)パターン4を有するフィルム3をのせ、押圧板
6で押圧すると、基台2上に設けた外部リード配線5か
ら必要な信号、電極配線が取り出され、基台2に終端し
た端子を通して外部システムと接続される構成になって
いる。
【0047】なお、図示されていないが、基台2の下部
からの温度制御を行い、または、上述した装置全体を恒
温槽に入れることでバーンイン試験を行うことができ
る。以上述べた構成の各部材の組合せた構成が、図2
(b)に示される。
【0048】上述したテスト環境を実現したLSIは、
信号配線をウエハ10上のスクライブ線(15)上に設
け、電源電極をウエハ以外から取り込む、すなわち、こ
の電源電極は被測定ウエハ10を搭載した基台2やフィ
ルム3の側から供給することで簡単にウエハ試験を実現
する形態となっている。
【0049】まず、このウエハ試験装置に用いられる被
測定ウエハ10について説明する。上述したテスト環境
を実現する被測定ウエハ10は、そのテスト機能を付加
した回路、レイアウトを搭載した構成について説明す
る。1つ目は、図3(a)(b)のウエハ10の平面図
およびその部分拡大図に示される。すなわち、図3
(a)に示すように、ウエハ10には多数のLSI11
が配設され、その数個所にクロック信号終端部14aが
設けられている。各LSI11は、図3(b)に示すよ
うに、パッド12と、クロック信号線14に接続するク
ロックパッド13とがあるが、LSI11間を分離する
スクライブ線15の領域に金属配線をレイアウトし、各
LSIの任意の入出力端子に接続し、その金属配線はウ
エハのコーナ部に終端することを特徴とする。
【0050】2つ目は、図4に示すように、LSI11
間を分離するスクライブ線15と入出力端子間にフリッ
プフロップ16を設け、このフリップフロップ16と対
応する入出力端子(パッド)12の間を接続し、さらに
スクライブ線領域15にレイアウトされた金属配線はフ
リップフロップ16の信号端子と接続されている。これ
らフリップフロップ16は、ブロック毎に全て連結され
でSCANチェーン17を構成し、このSCANチェー
ン17の最初の入力には、イネーブル信号の配線18と
入力信号の配線19とが接続される。
【0051】さらに、この被測定ウエハ10のウエハ一
括コンタクトを実現するために、図5(a)(b)のよ
うな、ウエハ10の配線を示す断面図およびその部分拡
大図を示す。この被測定ウエハ10は、表面に酸化膜2
1が形成された半導体(シリコン)基板20に、貫通孔
22を設け、この貫通孔22には金属が充填され、貫通
孔22の表面にはGND電極パッド23が、その裏面に
は金属パターン25と接続するGND電極パッド24が
設けられている。
【0052】被測定ウエハ10は、LSI11が製造さ
れたウエハ面の裏面に、LSIを駆動する低電位側電極
(GND)パッド24の面から半導体基板20に金属を
充填した貫通孔22を形成し、裏面に金属バンプを設け
る事で被測定ウエハ10を搭載する基台2からGND電
位を供給することができる。
【0053】さらに、図6(a)(b)は、ウエハ10
の他の配線を示す断面図およびその部分拡大図を示す。
図6では、被測定ウエハ10の面全体を金属パターン2
5aで覆い、低電位側電極(GND)パッド23の面と
貫通孔22を介して裏面に引き出された電極24と導通
した構成により、図5と同様に、基台2からGND電位
を供給することができる。
【0054】この技術は、シリコン基板に貫通孔を形成
し、貫通孔の側面に絶縁膜を形成し、そして、貫通孔に
金属を充填することで可能である。ここで、シリコン基
板に貫通孔を形成には、RIEを用いた技術、レーザ加
工技術、そして、PAECE(Photo Assis
t Electro Chemical Etchin
g)法と呼ぶ光アシスト電解エッチング技術を用いたウ
エットエッチング方式が公知であるが、PAECE法は
N型シリコンにのみしか適用できないため、一般に使用
されているP型ウエハに対する貫通孔の形成にはRIE
法又は、レーザ加工法しかない。さらに、加工時間はR
IE加工は50μm径を深さ方向に10μm/分である
のに対して、レーザ加工は50μm径を深さ方向に1秒
で形成可能である。但し、レーザ加工は反応生成物によ
る汚染の問題があり、RIEとレーザ加工の組み合わせ
による形成方式が一般化している。
【0055】また、貫通孔内の絶縁はスチーム酸化によ
り形成できる。但し、今回の貫通孔はP型基板に最低電
位を貫通させるため、絶縁の必要性はない。貫通孔への
金属充填は、公知の溶融金属吸引法を用いたインジウ
ム、スズ、ハンダなどがある。図7はウエハ10上の通
常のLSI11の配置を示す平面図である。このLSI
11は、その活性領域11aの周囲に正規のパッド12
が配置され、活性領域11aの内部にテスト用パッド1
2aが配置されている。このようなテスト用パッド12
aにフィルム3から信号が供給される。
【0056】この本実施形態におけるフィルム3の形態
は2つある。その1つは、被測定ウエハ10と対面する
側のフィルム3の面に金属パターン4を有する形態であ
り、もう1つは被測定ウエハ10と対面する反対側のフ
ィルム3の面に金属パターンを有する形態である。まず
被測定ウエハ10の表面と対面するフィルム3の面に金
属パターンを設けた場合について述べる。この試験とし
ては、図8に示すように、被測定ウエハとその表面と対
面する面に配線されたフィルムを接触させることで可能
となる。
【0057】図8(a)〜(c)は 被測定ウエハ10
とその表面と対面する面に配線されたフィルム3を接触
させた場合で、被測定ウエハ10の表面と対面するフィ
ルム3の面に金属パターン4が設けられたものであり、
その組み合わせの傾斜図、その断面図およびその一部を
拡大した断面図を示す。図8(a)(b)のように被測
定ウエハ10とフィルム3が接触され、図8(c)のよ
うに、被測定ウエハ10上の配線10aとフィルム3の
裏面の配線4dとがフィルム3の金属突起部を介して接
続される。
【0058】上述した電極の供給において、基台2側に
GND電極を設けたとき、フィルム3側からの電源は最
高電位であるVDDのみである。従って、フィルム3面
の金属パターン4は、図8に示すように、一面を等電位
レイアウトパターンで構成した金属パターン4bでよ
い。図9(a)は基台2に搭載したLSI10の上にフ
ィルム3を覆った形態を上から見た平面図であり、単一
パターンで構成された等電位パターンとなる金属パター
ン4bはフィルム3の裏面に位置している。図9(b)
はその断面図である。さらに、図には記載されていない
が、金属パターンの終端4cは基台4上に位置し、基台
4の端末と接続されている。
【0059】2つの電極(VDD、GND)の供給をフ
ィルムから行う時のフィルム面の金属パターンは 図1
0に示すように、ウエハ上のVDDパッド側とGNDパ
ッド側に接続される金属パターン4dが櫛状に配置し、
各パッド上に配置することで、1層にて金属パターン4
aを構成できる。図10(a)は基台に搭載したLSI
の上にフィルム3を覆った形態を上から見た平面図であ
り、2つの電極(VDD、GND)を供給する等電位パ
ターン(30)となる2分された金属パターン4eはフ
ィルムの裏面に位置している。図10(b)はこの形態
の断面図である。さらに、図には記載されていないが、
金属パターンの終端4cは基台2上に位置し、基台2の
端末と接続されている。ここで、電極の供給に関して述
べたが、この配置やパターン形状は複数の信号の供給に
関しても同様である。
【0060】次に、P/Wにて不良判定されたLSI
を、バーンイン試験しないために、フィルムに設ける開
孔部を設ける方式について述べる。基本的に一方側の電
源を供給しない事で未試験が可能となる。1つは、図1
1の配置図に示すように、等電位パターン30の配線
(金属パターン4e)をもつフィルム3で覆われた被測
定用ウエハ10を構成する任意のLSI11の位置に対
して、このLSI11と同一サイズ又は、近いサイズの
開孔部3aを設けてあり、もう1つは図示していない
が、フィルム3で覆われた被測定用ウエハ10を構成す
る任意のLSIのパッド部12を含む周囲に開孔部3a
を設けたものである。
【0061】次に、被測定ウエハ10の表面と対面する
反対面のフィルム面に金属パターンを設けた場合につい
て述べる。この場合の試験は 図12に示すように、被
測定ウエハ10とその表面と対面する反対面に配線され
たフィルム3の貫通孔22を介して裏面に設けた金属突
起部7とを接触させることで可能となる。図12(a)
〜(c)はその組み合わせの傾斜図、その断面図および
その一部を拡大した断面図である。
【0062】フィルム3の表面の金属パターン4と裏面
の金属突起部7とは貫通孔22を介して接続されてい
る。その金属突起部7の位置は被測定ウエハ10上の任
意の電極部と接触する位置である。上述した電極の供給
において、基台2側にGND電極を設けたとき、フィル
ム3の側からの電源は最高電位であるVDDのみであ
る。従って、フィルム面の金属パターン4は 図13に
示すように、一面を等電位レイアウトパターンで構成し
た金属パターン4aでよい。図13(a)は基台(図面
上、省略)に搭載したLSIの上にフィルム3を覆った
形態を上から見た平面図であり、単一パターンで構成さ
れた等電位パターンとなる金属パターン4aはフィルム
3の表面に位置している。図13(b)はフィルム裏面
の図であり、被測定ウエハ10上の対応するGNDパッ
ドに対応する位置に金属突起部7を示している。電極パ
ターンの終端4cフィルム表面のコーナー部に設けてあ
り、基台の端末と接続される。
【0063】2つの電極(VDD、GND)の供給をフ
ィルム3から行う時のフィルム面の金属パターンは、図
14に示すように、ウエハ10上のVDDパッド側とG
NDパッド側に接続される金属パターン4fを櫛状に配
置し、各パッド12に位置する金属突起部7の貫通孔3
aを介した表面部に配置することで、1層にて金属パタ
ーン4fを構成できる。図14(a)は基台(図面上、
省略)に搭載したLSI11の上にフィルムを覆った形
態を上から見た平面図であり、2つの電極(VDD、G
ND)を供給する等電位パターンとなる金属パターン4
fはフィルムの表面に形成されている。図14(b)は
フィルム裏面の図であり、被測定ウエハ10上の対応す
る2つの電極パッド12に対応する位置に金属突起部7
を示している。電極パターンの終端4cは、フィルム表
面のコーナー部に設けてあり、基台の端末と接続され
る。さらに、図には記載されていないが、電極パターン
の終端は基台上に位置し、基台の端末と接続されてい
る。ここで、電極の供給に関して述べたが、この配置や
パターン形状は複数の信号の供給に関しても同様であ
る。
【0064】次に、フィルム3の金属突起部7の形状に
関して述べる。このフィルム3の金属突起部7は、この
フィルム3で覆われた被測定用ウエハ10を構成する各
LSI11の任意のパッド部12の一辺より長いサイズ
であり、図15(a)では金属突起部7が一辺方向にあ
り、図15(b)では十字方向に長い金属突起部7aを
示す。さらに、図15(c)に示すように、金属突起部
7bはこのフィルム3で覆われた被測定用ウエハ10を
構成する各LSI11の任意のパッド部12より大きい
サイズである。以上の金属突起部7の形状は、後述する
フィルムと被測定ウエハ間の熱膨張率の違いにより、高
温時に対応すべき箇所間にずれが生じたとき、そのずれ
を補完する事で、フィルム3と被測定ウエハ11との間
の接触を可能にできる。更に、この形状のサイズはウエ
ハの中心部から外側へ広がるにつれて、大きくすること
でより完全な接触の補完を可能にできる。
【0065】次に、フィルム3上の金属パターン4につ
いて述べる。1つは、図16の平面図にに示すように、
フィルム3表面に絶縁被膜で覆われた配線による金属細
線4gを任意の、金属を充填した貫通孔3a上に接続し
ていくことで可能となる。もう1つは、図17に示すよ
うに、光蝕刻技術を用いた方式である。すなわち、絶縁
体であるフィルム3表面に約5〜10μm厚の金属薄膜
8を付け、その上にフォトレジスト32を塗布し、その
上からパターンを形成したフォトマスク31を介して光
を照射し(図17(a))、露光箇所以外をエッチング
にて除去することで所望の金属パターン8aを形成する
(図17(b))事ができる。
【0066】さらに、図18に示すように、公知のレー
ザやイオンビーム33により、例えばタングステンカル
ボニル(W(CO)6 )といった金属有機気体を用いた
金属CVD(Chemical Vapor Depo
sition)技術を用いて、金属パターン8bを形成
する事ができる。さらに、これらの技術を併用すること
で、複数の配線幅、配線膜厚をもつ金属パターンの形成
が可能である。
【0067】さらに、被測定用ウエハ10とフィルム3
の押圧方式は、1つは、図19(a)(b)に示すよう
に、このフィルム3上に重ねる基板に固定された金属平
板からなる固定金具6aをネジにより圧力を制御するこ
とで押圧する方式がある。図は押圧した装置の構成部材
と、その構成図を示す。
【0068】もう1つは、図2に示すように、フィルム
上に重ねる基板に固定された平板の裏面部に被測定ウエ
ハ面とフィルム面の重なり箇所全面を覆うように袋に流
体を供給(図中、供給管や省略)すること押圧する方式
である。そのフィルム上に重ねる平板の裏面部の袋への
流体は気体や、液体の利用が可能である。更に、それら
の流体は任意の温度に制御した流体を供給することが可
能である。
【0069】また、本実施形態のフィルム3の素材が、
被測定用ウエハ10と同等の熱膨張係数約3X10-6
Kを持つ重合体が望ましい。この重合体は、また繊維性
重合体であり、また、この繊維性重合体は、炭素チェー
ンによる重合体に比べて膨張係数が低いセルロースを主
体とした重合体に熱硬化性や熱可塑性物質を混合した複
重合体がよい。例えば、Electrolytic C
apacitor Paper Type MER3が
ある。
【0070】また、その多孔質の空間にフィラーや絶縁
金属を介在させることで膨張係数を制御できる。なお、
繊維ゴミ対策さらに、繊維性重合体フィルム面の毛繊は
微小硯材と化学エッチングを用いることで全て横方向に
向かす事ができる。また、繊維性重合体フィルムの表面
は、ポリイミドの薄膜で覆われている事とができる。
【0071】さらに、このフィルム3の構造は、フィル
ム3の厚さが、約100〜1500μmであり、例え
ば、空気圧による押圧でレキシブルに反応させることが
でき、また、フレキシブル性と膨張係数の制御のため
に、フィルムを約50〜100μmの厚さに切り、それ
らの基材を複数枚重ねた構造にすることでより効果が上
がる。同様に、フィルムは平面方向に幅100〜150
0μmに切った小片を縦方向に重ねて平面を構成した
り、平面方向に幅100〜1500μm及び、長さ10
0〜1500μmに切った小片を縦方向に重ねて平面を
構成することでよりフレキシブル性と膨張係数の制御を
可能にする。 このようなフィルム構造体は横切片の小
片を縦方向に組合せたシート状にしたフィルムとしたた
め、フィルム横方向の膨張を抑える効果がある。
【0072】また、フィルム3の構成として、特に熱膨
張率の違いによる被測定ウエハ10とフィルム3間のず
れを解消するために、図20(a)(b)に示すよう
に、フィルム3下面の貫通孔3a間に窪み3cを設けた
構成にもできる。この構成は、フィルム3の熱による膨
張が大きいとき、接触箇所を基点に窪みにすれ分が吸収
されるため、接触箇所においてずれが発生しないためで
ある。
【0073】また、図21では、このフィルム3上にス
リット3bを設けたことで各スリット3bにより、ずれ
分を吸収するため、フィルム全体のずれが解消させる。
さらに、フィルムの上面を正の膨張係数をもつフィルム
を下面を負の膨張係数をもつフィルムで重ねた構造であ
り、この場合は双方のずれの引き合いによる効果で、フ
ィルム全体のずれが解消される。さらには、これらフィ
ルムは、上述の2つの形態を複合した構造を有すること
を特徴としている。
【0074】このフィルム構造体は、フィルム裏面の金
属突起部間に窪みを設けているため、大きな熱膨張率を
有するフィルムであっても、シリコンウエハ間との熱に
よる、接触位置のずれを吸収でき、また、熱熱膨張率が
大きい部材であっても、スリットや膨張率の違いによる
2種類の組合せにおいて、シリコンウエハ間との熱によ
る、位置ずれが発生しないようにできる。
【0075】次に、電極の取り出し方式について述べ
る。信号や電極の取り出しは基台上の端子に終端させる
構成になっている。すなわち、被測定ウエハのスクライ
ブ線上に設けた信号配線はコーナ部に終端され、基台部
の電極端末に接続される。また、フィルム上の金属パタ
ーンはコーナ部に終端され、基台部の電極端末に接続さ
れ、この基台部の外部端子から、外部に取り出す構成に
なっている。
【0076】次に、バーンインのための加熱方法として
は、金属基台2の下から熱を供給することで、この基台
2上の被測定ウエハ10全体を任意の温度に保つか、ま
たは、金属基台2の下から熱を供給手段は、電気抵抗に
発熱による熱供給を行う。さらに、金属基台の下から熱
を供給手段は、該基台下から任意の温度の熱風を吹き付
けることによる熱供給を行う。また、ウエハ試験装置は
全体を任意の恒温槽中に設置することで、基台上の被測
定ウエハ全体を任意の温度に保つことが可能である。
【0077】
【発明の効果】以上説明した本発明の構成によれば、被
測定ウエハと最小限の金属配線を形成したフィルムを重
ね、その上から、簡単な圧力や、特に気体による押圧で
電源間を接触するだけで低コストで、少量多品種の試験
が容易に行うことができる大きな効果を有する。
【0078】また、本発明のテスト方式ねおいて、LS
I内部にテスト機構を搭載した形態は、特に少ないピン
数でテストを行うコンセプトを有し、テストのために被
測定ウエハのスクライブ線上に信号線を設けることで信
号供給を実現し、電源は被測定ウエハ裏面と上面のフィ
ルムから供給する事で、簡易なテスト構成が実現できる
効果がある。
【0079】まず、電源供給を被測定ウエハの裏面と表
面上のフィルムから供給し、信号線を被測定ウエハのス
クライブ線上に構成した形式のため、品種に依存する部
材はフィルムとなり、このフィルムも貫通孔の位置のみ
に依存するため、ほとんど工数をかけずに対応できるた
め、少量多品種に効果的な構成となる。さらに、LSI
内部のテスト回路は多少のエリアを必要とするが、多ピ
ンLSIにおいてLSI面積を決定するのはピン配置で
あるため、多ピンLSIの場合、テスト回路の面積はま
ったく影響を及ぼさない。さらに、パッドとスクライブ
線間に設けたフリップフロップ回路も、通常のデザイン
ルールにおいて、チップ時のクラックによる障害を防ぐ
エリア内のため面積的に問題なく、従って、内部にテス
ト回路を設ける構造は、LSIのオーバヘッドがなくて
済む。
【0080】また、本発明に用いるフィルムでは、フィ
ルム上の配線構造に関して、フィルム上の金属パターン
を一層構造でパターニングできる配線としたため、フィ
ルムの構成を簡単にでき、また、フィルム上の金属パタ
ーンは配線幅や膜圧を任意のサイズにできるため、使用
LSI の違いに柔軟に対応できる効果があり、さらにフィ
ルム上の金属パターンは絶縁皮膜で覆われた配線にて構
成できるため、金属パターンを容易に構成できる効果が
ある。また、フィルム上の任意の箇所に開孔部を設ける
ことで、試験を行いたくないLSIの選択を容易に行う
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のウエハ試験装置の構成を
示す断面図。
【図2】(a)(b)は図1に示すウエハ試験装置の部
分分解し、また組合せた構成を示す断面図。
【図3】(a)(b)は図1に示す被測定ウエハ10の
平面図およびその部分拡大図。
【図4】図1に示す被測定ウエハ10に入出力回路を設
けた部分平面図。
【図5】(a)(b)は図1の被測定ウエハ10の配線
構造を示す断面図およびその部分拡大図。
【図6】(a)(b)は図1の被測定ウエハ10の配線
構造を示す他の断面図およびその部分拡大図。
【図7】通常のLSIの電気回路素子を構成する領域内
にパッドを設けた場合の平面図。
【図8】(a)〜(c)は図1の被測定ウエハに対向し
て配線されたフィルムの斜視図、断面図およびその部分
拡大図。
【図9】(a)(b)は図1の被測定ウエハに対向して
配線された他のフィルムの平面図およびその断面図。
【図10】(a)(b)は図1の被測定ウエハに対向し
て配線されたさらに他のフィルムの平面図およびその断
面図。
【図11】図1の被測定ウエハに対向して配線されたさ
らに別のフィルムの平面図。
【図12】(a)〜(c)は図1の被測定ウエハに対向
して配線された別のフィルムの斜視図、断面図およびそ
の部分拡大図。
【図13】(a)(b)は図1のフィルムの正面図およ
び裏面図。
【図14】(a)(b)は図1の他のフィルムの正面図
および裏面図。
【図15】(a)(b)(c)は図1のウエハのパッド
に対応する3つの金属突起部の平面図。
【図16】図1のフィルム3に金属細線を用いた場合の
断面図。
【図17】図1のフィルム3に金属薄膜を用いた場合の
製造方法を示す断面図。
【図18】図1のフィルム3に金属薄膜を用いた場合の
他の製造方法を示す断面図。
【図19】本発明のウエハ試験装置の第2の実施形態に
おける部材の分解し、さらに組合せた断面図。
【図20】(a)(b)は図1のフィルム下面の貫通孔
間に窪みを設けた場合の断面図およびその部分拡大図。
【図21】図1のフィルム3にスリットを設けた構造を
示す平面図。
【図22】(a)(b)は従来のLSIのテスト方式の
ストアド・テスト方式およびBITS方式を説明するブ
ロック図。
【図23】一般の製品の故障率を説明し、縦軸に故障
率、横軸に時間をとったバスタブ曲線を示すグラフ。
【符号の説明】
1 ウエハボードシステム 2 基台 3 フィルム 3a 開孔部 3b スリット 3c 窪み 4 配線パターン 4a,4b,4f,25,25a 金属パターン 4c 金属パターンの終端部 4d,10a 配線 4e 二分した金属パターン 5 外部リード配線 6 押圧板 6a 固定金具 7,7a,7b 金属突起部 8 金属薄膜 10 被測定ウエハ 11,11b,11c LSI 11a 活性領域 12 パッド 12a テストパッド 13 クロックパッド 14 クロック信号線 15 スクライブ線 16 フリップフロップ(F/F) 17 SCANチェーン 18 配線(入力) 19 配線(イネーブル) 20 シリコン基板 21 酸化膜 22 貫通孔 23,24 電極パット 30 等電位パターン 31 フォトマスク 32 レジスト 33 レーザビーム 40 LSIテスタ 40a 簡易LSIテスタ 41 テストパターン発生回路 42 被測定回路 43 テスト判定回路

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定ウエハ上に形成された多数のLSI
    を一括して測定、又は、バーンインテストするウエハ試
    験装置において、前記被測定ウエハを搭載する基台と、
    前記被測定用ウエハ上を覆って接続する金属パターンを
    有するフィルムと、前記被測定ウエハ表面の任意の電極
    箇所と前記フィルム上の金属パターンと接触させ、前記
    測定ウエハと前記フィルムを押圧固定する押圧手段と、
    前記基台上の端子は前記被測定ウエハ上の配線及び、前
    記フィルム上の配線と導通させる導通手段とを有するこ
    とを特徴とするウエハ試験装置。
  2. 【請求項2】 請求項1のウエハ試験装置により試験さ
    れる被測定ウエハにおいて、LSIが必要とする電気回
    路機能に、テスト機能を付加した回路がレイアウトされ
    ていることを特徴とする被測定ウエハ。
  3. 【請求項3】 ウエハ上のテスト機能を付加した回路
    は、LSI間を分離するスクライブ線領域に金属配線が
    レイアウトされ、これら金属配線が前記各LSIの任意
    の入出力端子に接続され、前記金属配線が前記ウエハの
    コーナ部に終端された請求項2記載の被測定ウエハ。
  4. 【請求項4】 ウエハ上のテスト機能を付加した回路
    は、LSI間を分離するスクライブ線と入出力端子間に
    複数のフリップフロップを設け、これらフリップフロッ
    プが対応する入出力端子間に接続され、スクライブ線領
    域にレイアウトされた金属配線が前記フリップフロップ
    の信号端子と接続された請求項3記載の被測定ウエハ。
  5. 【請求項5】 ウエハは、LSIが製造されたウエハ面
    の裏面に、LSIを駆動する低電位側電極パッドから、
    このウエハの半導体基板に金属を充填した貫通孔が形成
    され、その裏面に金属バンプが設けられた請求項2,3
    または4記載の被測定ウエハ。
  6. 【請求項6】 ウエハは、ウエハ裏面全体を金属で覆わ
    れ、低電位側電極パッド面と貫通孔を介して裏面に引き
    出された電極と導通した請求項2,3または4記載の被
    測定ウエハ。
  7. 【請求項7】 金属パターンを有するフィルムは、ウエ
    ハ表面と対面するフィルム面に設けた金属パターンと前
    記ウエハ上の任意の電極部とを接触させた請求項1記載
    のウエハ試験装置。
  8. 【請求項8】 金属パターンを有するフィルムは、ウエ
    ハ表面と対面するフィルム面に設けた金属パターン面の
    裏面に金属突起部を設け、この金属突起部が前記ウエハ
    上の任意の電極部と接触すようにした請求項7記載ウエ
    ハ試験装置。
  9. 【請求項9】 金属パターンを有するフィルムは、この
    フィルム表面に設けた金属パターンと裏面の金属突起部
    の間を導通する貫通孔を設けた請求項8記載のウエハ試
    験装置。
  10. 【請求項10】 フィルム面の金属パターンは、等電位
    レイアウトパターンで構成された請求項7,8または9
    記載のウエハ試験装置。
  11. 【請求項11】 フィルム面の金属パターンは、任意の
    パッド間を等電位レイアウトパターンで構成された請求
    項7,8または9記載のウエハ試験装置。
  12. 【請求項12】 フィルム面の金属パターンは、2つに
    分離したパターンである請求項7,8または9記載のウ
    エハ試験装置。
  13. 【請求項13】 フィルム面の金属パターンは、全貫通
    孔が同一パターン、または所定の貫通孔間が同一パター
    ンで覆われている請求項9記載のウエハ試験装置。
  14. 【請求項14】 フィルム上の貫通孔は、ウエハ内の各
    LSIの所定パッドと同一位置に設けられた請求項9記
    載のウエハ試験装置。
  15. 【請求項15】 フィルム上の貫通孔は、ウエハ内の各
    LSIの所定パッドよりも大きい形状である請求項9記
    載のウエハ試験装置。
  16. 【請求項16】 フィルムは、ウエハ中で不良と判定さ
    れた特定のLSI位置に対してこのLSIと同一サイ
    ズ、又はこれと近いサイズの開孔部を設け、またはその
    特定のLSIのパッド部を含む周囲に開孔部を設け、そ
    のLSIを試験しないようにした請求項7,8または9
    記載のウエハ試験装置。
  17. 【請求項17】 フィルムは、その基材が、セルロース
    を主体とした繊維性重合体、または、熱硬化性や熱可塑
    性物質を混合した複重合体からなり、また、繊維性重合
    体フィルム面の毛繊が全て一方向に向いたり、また、繊
    維性重合体フィルムの表面がポリイミドの薄膜で覆われ
    ることができる請求項7,8または9記載のウエハ試験
    装置。
  18. 【請求項18】 フィルムは、このフィルム下面の貫通
    孔の間に、窪みを配設し、このフィルム材質による膨張
    が吸収されるようにした請求項9記載のウエハ試験装
    置。
  19. 【請求項19】 フィルムは、このフィルム面上に所定
    間隔毎にスリットが設けられ、このフィルム材質による
    膨張が吸収されるようにした請求項7,8または9記載
    のウエハ試験装置。
  20. 【請求項20】 フィルム上の押圧手段は、フィルム上
    に重ねる基板に固定された金属平板をネジにより圧力を
    制御することで押圧する請求項1記載のウエハ試験装
    置。
  21. 【請求項21】 フィルム上の押圧手段は、フィルム上
    に重ねる基板に固定された平板の裏面部にウエハ面とフ
    ィルム面の重なり箇所全面を覆う袋に気体または液体の
    流体が供給されて押圧される請求項1記載のウエハ試験
    装置。
  22. 【請求項22】 流体が、所定の温度に制御され、ウエ
    ハが温度制御される請求項21記載のウエハ試験装置。
  23. 【請求項23】 基台上の端子が、ウエハ上の配線及び
    フィルム上の配線と導通する手段は、前記ウエハのコー
    ナ部に終端された配線と前記基台の電極部及び、前記フ
    ィルムのコーナ部に終端された配線と前記基台部電極部
    を接続することにより前記基台の端子に接続させる請求
    項1記載のウエハ試験装置。
  24. 【請求項24】 ウエハを所定温度に保つ熱供給手段
    が、基台の下側から熱を供給され、前記基台上のウエハ
    全体を所定温度に保つようにした請求項1記載のウエハ
    試験装置。
  25. 【請求項25】 熱供給手段が、電気抵抗による加熱さ
    れる請求項24記載のウエハ試験装置。
  26. 【請求項26】 ウエハを所定温度に保つ熱供給手段
    が、ウエハ試験装置全体を任意の恒温槽中に配置するこ
    とにより、基台上のウエハ全体を所定温度にした請求項
    1記載のウエハ試験装置。
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