JP2003346678A - カラー陰極線管およびその製造方法 - Google Patents

カラー陰極線管およびその製造方法

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JP2003346678A JP2002147916A JP2002147916A JP2003346678A JP 2003346678 A JP2003346678 A JP 2003346678A JP 2002147916 A JP2002147916 A JP 2002147916A JP 2002147916 A JP2002147916 A JP 2002147916A JP 2003346678 A JP2003346678 A JP 2003346678A
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electron beam
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Takeshi Nakayama
剛士 中山
Takuya Mashita
拓也 真下
Toru Takahashi
亨 高橋
Hiroyuki Oda
裕之 織田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】十分なマスク曲面強度を有したシャドウマスク
を備えているとともに画像品位の良好なカラー陰極線管
およびその製造方法を提供する。 【解決手段】シャドウマスク7は、主マスク14と補助
マスク20とを重ねて構成されている。主マスクは、電
子ビーム通過孔が形成された有孔部13、有孔部の周辺
に位置した無孔部16、無孔部の周辺部を折り曲げて形
成されたスカート部17、スカート部のほぼ全周に設け
られたビード18、を有している。補助マスクは、電子
ビーム通過孔が形成された有孔部21、有孔部の両端に
位置した無孔部、無孔部の周辺部を主マスクのスカート
部と重畳するように折り曲げて形成された一対のスカー
ト部24、各スカート部に形成され主マスクのビードと
重なったビード25、を有している。主マスクおよび補
助マスクのビードの高さまたは幅は、主マスクと補助マ
スクとの重畳部と非重畳部とで相違している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シャドウマスク
を備えたカラー陰極線管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー陰極線管は、内面に蛍光
体スクリーンが形成されたパネルを有する外囲器と、こ
の外囲器内で蛍光体スクリーンに対向して設けられたほ
ぼ矩形状のシャドウマスクと、を備えている。シャドウ
マスクの蛍光体スクリーンと対向する有効面には、電子
ビーム通過孔として多数の開孔が所定の配列で形成され
ている。そして、シャドウマスクは、各開孔により電子
銃から放出された3電子ビームを選別し、蛍光体スクリ
ーンを構成する3色蛍光体層に入射させる機能を備えて
いる。
【0003】このようなシャドウマスクは、パネルの内
面形状に対応した曲面に多数の開孔が所定の配列で形成
された有孔部、有孔部の周囲に設けられ開孔の形成され
ていない無孔部、およびこの無孔部の周辺部を折り曲げ
て形成されたスカート部で構成されている。また、スカ
ート部にはビードが形成されている。
【0004】シャドウマスクは、所定の開孔が形成され
た平板状のマスク基材をプレス成形することにより製作
される。この場合、まず、マスク基材をプレス成形機の
ノックアウトおよびダイ間に載置する。そして、ブラン
クホルダとダイとにより、マスク基材の周辺部を挟持し
てマスク基材を固定する。続いて、ポンチによりマスク
基材を所定の曲面に張り出させた後、ブランクホルダと
ダイとを離してマスク基材の周辺部を開放する。
【0005】次に、ノックアウトおよびポンチを下方に
移動させ、マスク基材の周辺部をポンチとダイとの間の
スペースに引き込むことによりほぼ直角に折り曲げ、ス
カート部を形成する。その後、全ての型を元に戻し、成
形されたシャドウマスクを取り出す。なお、スカート部
に形成するビードは、シャドウマスクのプレス成形時、
有孔面形成部分を放射方向に引張ってマスク基材のシワ
を延ばし、塑性変形をお越し易くするとともに、成形後
のシャドウマスクの形状保持強度を高める機能を有して
いる。
【0006】また、近年、カラー陰極線管のパネル外面
の曲率半径を100m以上とし実質的に平坦にしたフラ
ット管が普及してきている。通常、シャドウマスクの電
子ビーム通過孔が形成されている有孔部は、パネルの内
面形状に対応した形状に形成される。そのため、フラッ
ト管のシャドウマスクは、従来のカラー陰極線管に対し
て曲率が小さくなり、ほぼ平坦化している。
【0007】このようにシャドウマスクの曲率が小さく
なると、シャドウマスク自体がその自重または外力に対
してマスク曲面を保持することが難しくなる。すなわ
ち、有孔部の曲率を小さくすると、マスク曲面の保持力
(以下、マスク曲面強度)が低下する。そして、マスク
曲面強度が低い場合、製造中、あるいは輸送中の微小な
外力によってシャドウマスクの有効面が変形してしま
う。この場合、シャドウマスクの電子ビーム通過孔とパ
ネル内面との距離関係が変動し、電子銃から放出された
電子ビームが所定の蛍光体層にランディングせず、色ず
れの原因となる。
【0008】また、マスク曲面強度の低下は、シャドウ
マスクが変形まで到達しないまでも、テレビジョンセッ
トに組みこんだ際、音声などの振動により、マスク有効
面が共振し易くなり、画面上に不要な明暗を映し出して
しまう。
【0009】そこで、このようなマスク曲面強度の低下
を防止するため、特願2000−392891には、主
マスクの中央部に補助マスクを固定したシャドウマスク
が提案されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このようなシャドウマ
スクは、エッチングにより開孔が形成された有孔部を有
する平坦な状態の主マスクと補助マスクとを重ねて位置
合わせした後、レーザー溶接等で固定し、更に、プレス
成形することにより製造される。
【0011】主マスクと補助マスクとを重ね合わせた状
態でこれらをプレス成形する場合、蛍光体スクリーン側
のマスクが電子銃側のマスクに対して板厚分だけ大きく
張り出され、すなわち、曲面の外側に位置するマスクが
曲面の内側に位置するマスクに対してマスクの板厚分だ
け大きく張り出される。そのため、蛍光体スクリーン側
のマスクが、電子銃側のマスクに対して、シャドウマス
クの短軸方向短軸端側へずれるという現象が起きてしま
う。これは主マスクと補助マスクとの開孔に位置ずれが
生じることを意味する。
【0012】そして、両マスクの開孔に位置ずれが生じ
た場合、重畳部の開孔面積が非重畳部の開孔面積より小
さくなる。そのため、開孔を通過して蛍光体スクリーン
に照射する電子ビームが小さくなり、重畳部に対応する
蛍光面の輝度が著しく低下し画像品位が低下する。
【0013】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、十分なマスク曲面強度を有したシャド
ウマスクを備えているとともに画像品位の良好なカラー
陰極線管およびその製造方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の態様に係るカラー陰極線管は、内面に蛍
光体スクリーンが設けられたパネルと、上記蛍光体スク
リーンに向かって電子ビームを放出する電子銃と、上記
パネルの内側に上記蛍光体スクリーンに対向して配置さ
れ、互いに直交しているとともに管軸と直交した長軸お
よび短軸を備えたほぼ矩形状のシャドウマスクと、を備
えている。
【0015】上記シャドウマスクは、上記蛍光体スクリ
ーン全域に対向しているとともに多数の電子ビーム通過
孔が形成された主マスクと、上記短軸近傍領域で上記主
マスクに重ねて固定され、上記蛍光体スクリーンの一部
に対応した複数の電子ビーム通過孔を有した補助マスク
と、を備え、上記主マスクは、上記電子ビーム通過孔が
形成された有孔部と、上記有孔部の周辺に位置した無孔
部と、上記無孔部の周辺部を折り曲げて形成されたスカ
ート部と、上記スカート部のほぼ全周に渡って設けられ
たビードと、を有し、上記補助マスクは、上記電子ビー
ム通過孔が形成された有孔部と、上記有孔部の上記短軸
方向両端に連続した無孔部と、上記無孔部の周辺部を上
記主マスクの上記スカート部と重畳するように折り曲げ
て形成された一対のスカート部と、各スカート部に形成
され上記主マスクのビードと重なって位置したビード
と、を有している。上記主マスクおよび上記補助マスク
に形成されたビードの高さまたは幅は、上記主マスクと
補助マスクとの重畳部と非重畳部とで異なることを特徴
としている。
【0016】また、この発明の他の態様に係るカラー陰
極線管の製造方法は、多数の電子ビーム通過孔が形成さ
れた有孔部を有した平坦な主マスク用の第1マスク基材
と、多数の電子ビーム通過孔が形成された有効部を有し
た平坦な補助マスク用の第2マスク基材と、を用意し、
上記第2マスク基材を上記第1マスク基材の短軸近傍領
域と重ね合わせて配置し、上記重ね合わされた第1マス
ク基材および上記第2マスク基材を互いに位置決めした
後、上記第1および第2マスク基材を互いに固定し、上
記固定された第1および第2マスク基材の周辺部を挟持
してビードを形成した状態で、第1および第2マスク基
材を所定形状にプレス成形し上記主マスクおよび補助マ
スクを有したシャドウマスクを形成し、上記ビードを形
成する際、ビードの高さまたは幅を、上記主マスクと補
助マスクとの重畳部と非重畳部とで異ならしめることを
特徴としている。
【0017】上記のように構成されたカラー陰極線管お
よびその製造方法によれば、補助マスクを設けることに
より、シャドウマスクの最も変形しやすい画面中央近傍
の変形を抑制することが可能となり、結果的にマスク曲
面強度を向上させることができる。これにより、シャド
ウマスクの変形や、振動による画像の劣化を防止し、画
像品位の向上を図ることができる。
【0018】また、主マスクおよび補助マスクの両方の
スカート部にビードが形成された構造を有している。こ
の場合、ビード形成部において、重畳部は非重畳部に比
べて板厚が厚くなっているため、張り出し加工や絞り加
工する際、重畳部での張り出し部や絞り込み部の張力を
小さくすることが可能となる。その結果、蛍光体スクリ
ーン側のマスクが短軸Y方向に沿って短軸端側へずれる
という現象を抑制することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下図面を参照しながら、この発
明の実施の形態に係るカラー陰極線管について詳細に説
明する。図1および図2に示すように、カラー陰極線管
はガラスで形成された外囲器を備え、この外囲器は、周
縁部にスカート部2を有した矩形状のパネル1と、パネ
ル1のスカート部2に接合されたファンネル3と、ファ
ンネル3の小径部から伸びたネック4とを有している。
パネル1の内面には蛍光体スクリーン5が形成されてい
る。そして、外囲器は、パネル1の中心およびネック4
の中心を通る管軸Z、管軸と直交して延びた長軸(水平
軸)X、並びに、管軸および長軸と直交して延びた短軸
(垂直軸)Yを有している。
【0020】画面アスペクト比16対9で画面有効径7
6cmの32インチワイドタイプのカラー陰極線管を一
例とした場合、パネル1の外面は、曲率半径が100,
000mmと実質的に平坦となっている。また、パネル
1内面は、X軸上でX軸に沿った曲率半径が約7,00
0mm、Y軸上でY軸に沿った曲率半径が約1,500
mmと円筒状になっている。
【0021】外囲器内には、色選別電極であるシャドウ
マスク構体6が蛍光体スクリーン5に対向して配置され
ている。このシャドウマスク構体6は、電子ビーム通過
孔となる開孔が多数形成されたシャドウマスク7と、シ
ャドウマスク7の周辺部が固定された断面L字形の矩形
枠状のマスクフレーム8と、を有している。このシャド
ウマスク構体6は、マスクフレーム8の側壁に設けられ
た弾性支持体(図示せず)をパネル1のスカート部2に
埋設されたスタッドピン(図示せず)に係止すること
で、パネル1の内側に支持されている。なお、シャドウ
マスク7に形成された電子ビーム通過孔の開孔形状は、
用途に応じて矩形状または円形状に形成される。
【0022】ネック4内には長軸X上にインライン配列
された3本の電子ビーム9R、9G、9Bを放出する電
子銃10が配置されている。そして、上記カラー陰極線
管では、電子銃10から放出された電子ビーム9R、9
G、9Bをファンネル3の外側に取り付けられた偏向ヨ
ーク11により偏向し、シャドウマスク構体6を介し
て、蛍光体スクリーン5を水平、垂直走査することで画
像を表示する。
【0023】次に、シャドウマスク7の構成について詳
細に説明する。図3ないし図5に示すように、シャドウ
マスク7は、主マスク14と、この主マスクの一部に重
複して取付けられた補助マスク20と、を備え、部分的
に2重構造に構成されている。
【0024】主マスク14は、パネル1の内面と対向し
て配置されるとともに所定の曲面形状に形成されたほぼ
矩形状のマスク主面38と、マスク主面の周縁から管軸
Z方向に沿って電子銃側に延出したスカート部17と、
を一体に備えている。マスク主面38は、電子ビーム通
過孔として機能する多数の開孔12が形成された矩形状
の有孔部13と、有効部を囲むように位置しているとと
もに開孔を持たないほぼ矩形枠状の無孔部16と、を有
している。
【0025】主マスク14の各開孔12は、有孔部13
の長軸X方向を幅方向とするほぼ矩形状に形成されてい
る。そして、複数個の開孔12が有孔部13の短軸Y方
向にブリッジ15を介して直線状に配置されてなる開孔
列が、長軸X方向に所定の配列ピッチPHで多数列設け
られている。
【0026】図6に示すように、各開孔12の断面形状
は、有孔部13の蛍光体スクリーン5側の表面に開口し
たほぼ矩形状の大孔19aと、有孔部の電子銃10側の
表面に開口したほぼ矩形状の小孔19bと、を連通した
連通孔によって構成されている。また、開孔12は、有
孔部13の周辺にいくにしたがって、大孔19aの中心
位置C1が小孔19bの中心位置C2に対して相対的に
有孔部周辺側にΔだけオフセットして形成され、いわゆ
るオフセンマスクを構成している。これは電子ビームが
小孔19bを通過した後に、主マスク14の板厚内の側
面で衝突して反射し、画面上に不要発光を生じるのを抑
制するためであり、大孔は短軸Y方向、長軸X方向とも
にオフセットさせている。
【0027】主マスク14としては、鉄材または低膨張
材として知られるインバー材(Fe−36%Ni合金)
などの金属材料で、板厚0.1〜0.25mm程度もの
を使用できる。
【0028】一方、図3ないし図6に示すように、補助
マスク20は細長い帯状に形成され、主マスク14の外
面側、つまり、蛍光体スクリーン5側の表面上で、有孔
部13の全域ではなく短軸Y近傍の領域に重ねて固定さ
れている。そして、補助マスク20は、その長軸方向
が、主マスク14の短軸Yと一致して設けられている。
図3の斜線領域は、補助マスク20が固定されて2重構
造となっている重畳部を示している。
【0029】補助マスク20は、長軸X方向に沿った幅
LH1が主マスク14の有孔部13の長軸方向長LH2
よりも小さく、また、短軸Y方向に沿った長さは主マス
ク14の同方向長さとほぼ等しく形成されている。補助
マスク20は、電子ビーム通過孔として機能する多数の
開孔42が設けられた有孔部21と、有孔部21の外側
で補助マスクの長手方向両端部に位置した無孔部23
と、更に、各無孔部23から両端方向へ延出した一対の
スカート部24と、を一体に備えている。
【0030】そして、補助マスク20は、その有孔部2
1、無孔部23、スカート部24が主マスク14の有孔
部13、無孔部16およびスカート部17とそれぞれ重
なった状態で主マスクに固定されている。これにより、
主マスク14の短軸Y上の領域は全て2重構造となって
いる。
【0031】なお、図7に示すように、補助マスク20
において、有孔部21の短軸Y方向長LV1bは、主マ
スク14の有孔部13の短軸Y方向長LV2よりも大き
く形成されている。
【0032】また、図7で示したように、補助マスク2
0の有孔部21の短軸方向長LV1bは、主マスク14
の有孔部13の短軸方向長LV2と同じか若干大きく設
定することが望ましい。この場合、主マスク14と補助
マスク20との間に短軸Y方向の位置ズレが発生して
も、位置合わせの誤差を吸収することが可能となる。
【0033】補助マスク20を構成する素材は、主マス
ク14を構成する素材と熱膨張係数が近い方がよく、理
想としては同一の熱膨張係数の素材であることが望まし
い。カラー陰極線管の製造工程では400℃程度の熱を
受けるため、主マスク14と補助マスク20とで熱膨張
係数が大きく異なると、補助マスク20を貼り合わせた
部分がバイメタル化し、熱処理を受けたシャドウマスク
7が変形したり、完全に変形しないまでもマスク形状に
バラツキを生じるためである。
【0034】また、本実施の形態に係るフラット管のよ
うに、曲面の曲率が小さいシャドウマスク7は、熱膨張
による色ずれが顕著である。このように、色ずれが生じ
易い形状のシャドウマスクについては、Fe−Ni系合
金、Fe−Ni−Co系合金、Fe−Ni−Cr系合金
のような熱膨張係数の小さい材料から形成されたシャド
ウマスクを用いることが望ましい。以上の理由から、本
実施の形態では、主マスク14、補助マスク20ともに
インバー材を用いている。また、補助マスク20の長軸
X方向に幅LH1と、主マスク14の長軸X方向の長さ
LH3との比は、約1対5程度に形成されている。従っ
て、主マスク14の長軸X方向の長さの5分の1程度の
領域に、補助マスク20が固定され2重構造となってい
る。
【0035】また、図6に示すように、補助マスク20
と主マスク14とは、補助マスク20の小孔26b側と
主マスク14の大孔19a側とが密着するように接合さ
れている。なお、補助マスク20の周辺では、蛍光体ス
クリーン側の大孔26aの中心を電子銃側の小孔25b
の中心よりマスク周辺側にずらす、オフセンを行うこと
が好ましい。更に、補助マスク20の有孔部21に形成
された開孔42の形状および配列間隔は、シャドウマス
クとして機能する範囲で適宜設定可能であり、特に問題
なければ、主マスク14と同様に形成される。
【0036】図3ないし図5に示すように、主マスク1
4のスカート部17には、全周に渡ってビード18が形
成されている。また、補助マスク20の各スカート部2
4にもビード25が形成され、補助マスクの幅方向全長
に渡って延びている。補助マスク20のビード25は、
主マスク14のビード18と重なっている。
【0037】ここで、主マスク14のビード18の内、
主マスク14と補助マスク20とが重なった重畳部に位
置したビード18a、および補助マスクに形成されたビ
ード25の幅あるいは高さは、主マスク14のビード1
8の内、非重畳部に形成されたビード18bの幅あるい
は高さよりも小さく形成されている。本実施の形態で
は、重畳部におけるビード18a、25は、幅および高
さ共に、非重畳部におけるビード18bよりも小さく形
成されている。
【0038】重畳部におけるビード18a、25の幅あ
るいは高さは、非重畳部におけるビード18bの幅ある
いは高さの0.5〜0.9倍に設定されていることが望
ましい。
【0039】また、主マスク14のスカート部17の
内、シャドウマスク7の長辺側の各スカート部におい
て、非重畳部に形成されたビード18bは、重畳部から
離れるに従って、つまり、補助マスク20のスカート部
24から離れるに従って、徐々に幅あるいは高さが増加
している。
【0040】以上のように、主マスク14に補助マスク
20を重ねて固定し2重構造とすることにより、シャド
ウマスク7の強度、特に、短軸Y付近の強度が向上し、
その結果、シャドウマスクのマスク曲面強度を上げるこ
とができる。
【0041】次に、以上のように構成されたシャドウマ
スク7の製造方法について説明する。まず、図8および
図9に示すように、インバー材の薄板をエッチング加工
することにより、多数の開孔が所定の径およびピッチで
形成された有孔部13を有した所定の外形寸法の平坦な
主マスク用のマスク基材(第1マスク基材)40を用意
する。同様に、インバー材の薄板をエッチング加工する
ことにより、多数の開孔が所定の径およびピッチで形成
された有孔部21を有した所定の外形寸法の平坦な補助
マスク用のマスク基材(第2マスク基材)45を用意す
る。なお、これらのマスク基材40、45は、プレス成
形性の向上を図るため、アニール処理が施される。
【0042】各マスク基材40、45は、電子ビーム通
過孔である多数の開孔が形成された有孔部13、21、
周辺の非有孔部42、47からなり、非有孔部42、4
7には切り込み43、48と位置決め用開孔44、49
とがそれぞれ形成されている。このように、平坦なマス
ク基材40、45の非有孔部42、47に位置決め用開
孔44、49を形成しているのは、両マスク基材40、
45の正確な位置決め、固定を可能とするためである。
【0043】上述したように、有孔部内では、両マスク
基材40、45間で開孔位置をずらしたり、開孔径を変
えたりするので、有孔部13、21の開孔を基準として
両マスク基材40、45の位置を決定することが困難に
なる。このような場合、マスク基材40、45の同一位
置に位置決め開孔44、49を設けておくことにより、
両マスク基材40、45の位置決めを確実、容易に行う
ことができる。
【0044】続いて、図10に示すように、マスク基材
40、45を重ね合わせる。その後、位置決め用開孔4
4、49が形成されている場合はその位置決め用開孔4
4、49を用いて、そうでない場合は有孔部13、21
の開孔を用いて、両マスク基材40、45の位置合わせ
を行う。
【0045】位置合わせが終了した後、両マスク基材4
0、45を互いに密着固定する。この場合、両マスク基
材40、45は、有孔面内の全域で、ほぼ密着した状態
で固定されることが望ましい。その固定には圧着と呼ば
れる拡散接合や、レーザーまたは抵抗による溶接などの
手法を用いることができる。溶接により固定する場合、
マスク基材45の有孔部21内には、複数の溶接点(図
10中の×印)が形成されている。
【0046】その後、図11に示すように、互いに固定
されたマスク基材40、45を同時にプレス成形する。
この場合、まず、平坦な状態のマスク基材40、45を
プレス装置の上型50と下型54との間に位置決めして
配置する。次に、上型50のブランクホルダ51を下降
して、ブランクホルダと下型54のダイ55とにより、
マスク基材40、45の周辺部、つまり、スカート部形
成部分を挟持する。ブランクホルダ51とダイ55との
挟持面には、ビード形成部である環状の凸部52および
凹部56が形成され、その高さまたは幅は、マスク基材
40、45の非重畳部に対応する領域よりも重畳部に対
応する領域のほうが小さく形成されている。このビード
形成部によってマスク基材40、45を挟持することに
より、スカート部形成部分に、高さまたは幅が非重畳部
よりも重畳部のほうが小さいビード18、25を形成す
る。
【0047】このようにビード18、25を形成してマ
スク基材40、45の周辺部を挟持した状態で、上型5
0のポンチ53を下降させ、マスク主面部分を所定の曲
面に張り出し加工する。その後、ブランクホルダ51と
ダイ55とを離してマスク基材40、45の周辺部を開
放する。次に、ポンチ53とノックアウト57を押し下
げ、マスク基材40、45の周辺部をダイ55とポンチ
53との隙間に引き込むことによりほぼ直角に折り曲
げ、スカート部17、24を形成する。その後、全ての
型を元に戻し、成形されたシャドウマスク7を取り出
す。
【0048】なお、本実施の形態では、両マスク基材4
0、45を平坦な状態で固定した後にプレス成形してい
るが、これは、開孔の位置精度を確保するためである。
上述したように、両マスク基材40、45の開孔位置は
厳密に一致させる必要がある。各マスク基材40、45
を曲面成形した後に位置合わせしようとすると、プレス
時の成形位置のズレが発生した場合、開孔位置のズレも
引き起こすため、両マスク基材40、45の開孔を正確
に一致させることが困難となる。また、成形後、両マス
ク基材40、45は曲面形状を呈するようになるため、
その位置を一致させることは著しく困難となる。
【0049】そのため、本実施の形態ではマスク成形前
のフラットな状態で両マスク基材40、45を位置決
め、および固定し、その後プレス成形することとしてい
る。そして、プレス成形されたシャドウマスクは通常の
カラー受像管を製造する場合と同様に、表面に酸化膜を
形成するマスク黒化処理を経た後、マスクフレームと組
合せればよい。
【0050】以上のように構成されたカラー陰極線管お
よびその製造方法によれば、補助マスク20を設けるこ
とにより、シャドウマスク7の最も変形しやすい画面中
央近傍の変形を抑制することが可能となり、結果的にマ
スク曲面強度を向上させることができる。これにより、
シャドウマスクの変形や、振動による画像の劣化を防止
し、画像品位の向上したカラー陰極線管を得ることがで
きる。
【0051】また、上記のように構成されたシャドウマ
スク7によれば、主マスク14および補助マスク20の
両方のスカート部17、24にビード18、25が形成
された構造を有している。この場合、ビード形成部にお
いて、重畳部は非重畳部に比べて板厚が厚くなっている
ため、張り出し加工や絞り加工する際、重畳部での張り
出し部や絞り込み部の張力を小さくすることが可能とな
る。その結果、蛍光体スクリーン側のマスク、ここで
は、補助マスク20、が短軸Y方向に沿って短軸端側へ
ずれるという現象を抑制することができる。
【0052】また、スカート部17、24にそれぞれ形
成されたビード18、25は、その高さまたは幅が非重
畳部よりも重畳部の方が小さく形成されている。そのた
め、プレス成形時における重畳部での張力を小さくする
効果が一層大きくなる。これにより、主マスク14と補
助マスク20との位置ずれを一層効果的に抑制すること
ができる。
【0053】プレス成形時、蛍光体スクリーン側に位置
した補助マスク20が主マスク14に対して短軸Y方向
短軸端側へずれる量は、補助マスクの短軸端の複数箇所
で測定した平均値で比較すると、ビードの高さおよび幅
が重畳部と非重畳部とで同一の場合、66.3μm、本
実施の形態のようにビードの高さおよび幅を重畳部と非
重畳部とで変えた場合、19.7μmであった。このよ
うに、本実施の形態によれば、プレス成形による主マス
ク14と補助マスク20との位置ずれ量を大幅に低減で
きることが分かる。
【0054】また、重畳部は非重畳部に比べて板厚が厚
くなっているため、フラットマスクの状態でシワが少な
く、また、成形後のシャドウマスクの形状保持強度は強
くなっている。このため、重畳部の張力を小さくするこ
とは、重畳部と非重畳部との成形性のバランスをとる意
味においても効果的であり、重畳部のビードの高さまた
は幅を小さくすることは成形性において問題とならな
い。
【0055】ここで、上述したように、ビード18、2
5の高さまたは幅は、長辺上の非重畳部において重畳部
から離れるに従い増加する形状となっていることが望ま
しい。このような形状であれば重畳部と非重畳部との境
界において急激に成形性が変化するということがなく、
シャドウマスク成形時おける曲面の変形を防ぎ、高い精
度でシャドウマスクを形成することができる。
【0056】例えば、シャドウマスク7を画面アスペク
ト比が16対9で画面有効径が76cmの32インチワ
イドタイプのカラー陰極線管に適用した場合、主マスク
14のスカート部17に設けられたビード18の高さは
全周一定で1mm、また、補助マスク20のビード25
の高さも1mmに形成されている。重畳部において、ビ
ード18、25の幅は5mm、非重畳部において、長辺
上に位置したビード18bの幅は、長辺上中心から10
0mm離れた点で5.5mm、長辺上中心から200m
m離れた点で6mm、長辺以外では6mmとなってい
る。
【0057】補助マスク20のスカート部24にビード
25を設け、さらにビード18、25を上述した構造と
することにより、2枚のマスクの位置ずれ抑制および曲
面の成形性向上を両立でき、2枚のマスクを固定した状
態でプレス成形をした後でも両マスクの開孔の位置精度
を確保することが可能となる。これにより、主マスク1
4に補助マスク20を重ねて固定することにより十分な
マスク曲面強度を有したシャドウマスク7を備えている
とともに、画像品位の良好なカラー陰極線管およびその
製造方法を得ることができる。
【0058】なお、この発明は上述した実施の形態に限
定されることなく、この発明の範囲内で種々変形可能で
ある。例えば、上述した実施の形態では、補助マスク2
0が主マスク14の蛍光体スクリーン側に配置された構
成について説明したが、図12に示すように、補助マス
ク20が主マスク14の電子銃側に配置された構成とし
ても上記と同様の作用効果を得ることができる。
【0059】また、補助マスクは1枚に限らず複数設け
てもよい。更に、上述した実施の形態では、シャドウマ
スクの重畳部におけるビードの幅および高さを非重畳部
におけるビードの幅および高さよりも小さくする構成と
したが、幅あるいは高さの少なくとも一方が非重畳部に
おけるビードの幅あるいは高さよりも小さくすることに
より、上述した実施の形態と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0060】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
主マスクに補助マスクを重ねて固定することによりシャ
ドウマスクのマスク曲面強度を向上することができると
ともに画像品位の良好なカラー陰極線管およびその製造
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るカラー陰極線管の
長軸を含む断面図。
【図2】上記カラー陰極線管の短軸を含む断面図。
【図3】上記カラー陰極線管におけるシャドウマスクを
示す斜視図および電子ビーム通過孔を示す平面図。
【図4】図3に示すシャドウマスクの長軸方向に沿った
断面図。
【図5】図3に示すシャドウマスクの短軸方向に沿った
断面図。
【図6】上記シャドウマスクの主マスクおよび補助マス
クを拡大して示す断面図。
【図7】上記主マスクと補助マスクとの間の有効部長の
関係を示す平面図。
【図8】上記主マスク成形用のマスク基材を示す平面
図。
【図9】上記補助マスク成形用のマスク基材を示す平面
図。
【図10】位置決め固定された上記マスク基材を示す平
面図。
【図11】固定されたマスク基材をプレス成形装置に載
置した状態を示す断面図。
【図12】この発明の他の実施の形態に係るカラー陰極
線管のシャドウマスクを示す断面図。
【符号の説明】
1…パネル 5…蛍光体スクリーン 6…シャドウマスク構体 7…シャドウマスク 8…マスクフレーム 9B、9G、9R…電子ビーム 10…電子銃 14…主マスク 20…補助マスク 12、42…開孔 13、21…有孔部 17、24…スカート部 18、25…ビード 18a…重畳部におけるビード 18b…非重畳部におけるビード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 亨 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2 株式 会社東芝深谷工場内 (72)発明者 織田 裕之 埼玉県深谷市幡羅町一丁目9番地2 株式 会社東芝深谷工場内 Fターム(参考) 5C027 HH16 5C031 EE04 EH06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内面に蛍光体スクリーンが設けられたパネ
    ルと、 上記蛍光体スクリーンに向かって電子ビームを放出する
    電子銃と、 上記パネルの内側に上記蛍光体スクリーンに対向して配
    置され、互いに直交しているとともに管軸と直交した長
    軸および短軸を備えたほぼ矩形状のシャドウマスクと、
    を備え、 上記シャドウマスクは、上記蛍光体スクリーン全域に対
    向しているとともに多数の電子ビーム通過孔が形成され
    た主マスクと、上記短軸近傍領域で上記主マスクに重ね
    て固定され、上記蛍光体スクリーンの一部に対応する複
    数の電子ビーム通過孔を有した補助マスクと、を備え、 上記主マスクは、上記電子ビーム通過孔が形成された有
    孔部と、上記有孔部の周辺に位置した無孔部と、上記無
    孔部の周辺部を折り曲げて形成されたスカート部と、上
    記スカート部のほぼ全周に渡って設けられたビードと、
    を有し、 上記補助マスクは、上記電子ビーム通過孔が形成された
    有孔部と、上記有孔部の上記短軸方向両端に連続した無
    孔部と、上記無孔部の周辺部を上記主マスクの上記スカ
    ート部と重畳するように折り曲げて形成された一対のス
    カート部と、各スカート部に形成され上記主マスクのビ
    ードと重なって位置したビードと、を有し、 上記主マスクおよび上記補助マスクに形成されたビード
    の高さまたは幅は、上記主マスクと補助マスクとの重畳
    部と非重畳部とで異なることを特徴とするカラー陰極線
    管。
  2. 【請求項2】上記主マスクおよび上記補助マスクに形成
    された上記ビードの高さまたは幅は、非重畳部よりも重
    畳部のほうが小さく形成されていることを特徴とする請
    求項1に記載のカラー陰極線管。
  3. 【請求項3】上記シャドウマスクの長辺側に位置したス
    カート部において、非重畳部に形成されたビードの幅あ
    るいは高さは、重畳部から離れるに従って増加していく
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のカラー陰極
    線管。
  4. 【請求項4】内面に蛍光体スクリーンが設けられたパネ
    ルと、上記蛍光体スクリーンに向かって電子ビームを放
    出する電子銃と、上記パネルの内側に上記蛍光体スクリ
    ーンに対向して配置され、互いに直交しているとともに
    管軸と直交した長軸および短軸を備えたほぼ矩形状のシ
    ャドウマスクと、を備え、 上記シャドウマスクは、上記蛍光体スクリーン全域に対
    向しているとともに多数の電子ビーム通過孔が形成され
    た主マスクと、上記短軸近傍領域で上記主マスクに重ね
    て固定され、上記蛍光体スクリーンの一部に対応する複
    数の電子ビーム通過孔を有した補助マスクと、を備え、 上記主マスクは、上記電子ビーム通過孔が形成された有
    孔部と、上記有孔部の周辺に位置した無孔部と、上記無
    孔部の周辺部を折り曲げて形成されたスカート部と、上
    記スカート部のほぼ全周に渡って設けられたビードと、
    を有し、 上記補助マスクは、上記電子ビーム通過孔が形成された
    有孔部と、上記有孔部の上記短軸方向両端に連続した無
    孔部と、上記無孔部の周辺部を上記主マスクの上記スカ
    ート部と重畳するように折り曲げて形成された一対のス
    カート部と、各スカート部に形成され上記主マスクのビ
    ードと重なって位置したビードと、を有しているカラー
    陰極線管の製造方法において、 多数の電子ビーム通過孔が形成された有孔部を有した平
    坦な主マスク用の第1マスク基材と、多数の電子ビーム
    通過孔が形成された有孔部を有した平坦な補助マスク用
    の第2マスク基材と、を用意し、 上記第2マスク基材を上記第1マスク基材の短軸近傍領
    域と重ね合わせて配置し、 上記重ね合わされた第1マスク基材および上記第2マス
    ク基材を互いに位置決めした後、上記第1および第2マ
    スク基材を互いに固定し、 上記固定された第1および第2マスク基材の周辺部を挟
    持してビードを形成した状態で、第1および第2マスク
    基材を所定形状にプレス成形し上記主マスクおよび補助
    マスクを有したシャドウマスクを形成し、上記ビードを
    形成する際、ビードの高さまたは幅を、上記主マスクと
    補助マスクとの重畳部と非重畳部とで異ならしめること
    を特徴とするカラー陰極線管の製造方法。
  5. 【請求項5】上記ビードの高さまたは幅を、非重畳部よ
    りも重畳部のほうを小さく形成することを特徴とする請
    求項4に記載のカラー陰極線管の製造方法。
  6. 【請求項6】上記シャドウマスクの長辺側に位置したス
    カート部において、非重畳部に位置したビードの幅ある
    いは高さを、重畳部から離れるに従って増加するように
    形成することを特徴とする請求項4または5に記載のカ
    ラー陰極線管の製造方法。
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