JP2003346344A - 記録情報再生装置 - Google Patents

記録情報再生装置

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JP2003346344A
JP2003346344A JP2002155088A JP2002155088A JP2003346344A JP 2003346344 A JP2003346344 A JP 2003346344A JP 2002155088 A JP2002155088 A JP 2002155088A JP 2002155088 A JP2002155088 A JP 2002155088A JP 2003346344 A JP2003346344 A JP 2003346344A
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crosstalk
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Hiroki Kuribayashi
祐基 栗林
Takamaro Yanagisawa
琢麿 柳澤
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/004Recording, reproducing or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
    • G11B7/005Reproducing

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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報データの記録されている記録済み領域と
未記録領域とが存在する記録媒体からでも、隣接トラッ
クからのクロストークを正しく除去することが可能な記
録情報再生装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 メイントラックから読み取られたメイン
読取信号と隣接トラックから読み取られたサブ読取信号
との相関によって、隣接トラックからのクロストーク成
分を検出するにあたり、サブ読取信号の絶対値が所定値
よりも小なる場合にはサブ読取信号のレベルを所定の低
レベルに変換する、又はサブ読取信号及びメイン読取信
号間の相対位相をシフトさせる、あるいは上記相関の値
から所定のオフセット値を減算することにより、メイン
トラックから隣接トラックへの漏れ込みの影響による自
己相関分を排除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録媒体から記録
情報の再生を行う記録情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高密度記録してある記録媒体から高精度
に記録情報の読み取りを行うには、読み取り対象となる
トラックの片側もしくは両側に隣接しているトラックか
らのクロストークの影響を排除する必要がある。クロス
トークを除去するには、先ず、読取対象となるトラック
(以下、メイントラックと称する)と共に、その片側もし
くは両側に隣接するトラック各々(以下、サブトラック
と称する)からも同時に記録情報の読み取りを行って個
別に読取信号を得る。次に、メイントラックから読み取
られた読取信号(以下、メイン読取信号と称する)と、サ
ブトラックから読み取られた読取信号(以下、サブ読取
信号と称する)とのレベル相関により、隣接トラックか
らのクロストーク成分を検出する。そして、メイン読取
信号からこのクロストーク成分を減算することにより、
クロストークの排除された読取信号を得るのである。
【0003】ここで、再生対象となる記録媒体が例えば
CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RWの如
き書込可能な記録ディスクであると、このディスク内
に、情報データが書き込まれている記録済み領域と、未
だ書込が為されていない未記録領域とが混在する場合が
ある。すると、ピックアップが記録済み領域内における
最外周(又は最内周)をトレースしている際には、サブト
ラックが未記録領域内に存在することになる。この際、
サブトラックには情報データが一切記録されていないの
で、メイントラックから読み取られたメイン読取信号
と、サブトラックから読み取られたサブ読取信号との相
関を検出することが出来なくなる。更に、サブトラック
に情報データが記録されていないと、サブ読取信号中に
漏れ込んだ微少なメイン読取信号成分の影響により、メ
イン読取信号とサブ読取信号との相関が大になる。つま
り、メイントラックからサブトラックへの漏れ込みによ
り自己相関がとられてしまう為、相関が大となるような
状況ではないにも拘わらず大なる相関が検出される。よ
って、この自己相関の影響を受けたクロストーク検出に
よって、誤ったクロストーク除去が為されてしまうとい
う問題が発生した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決すべくなされたものであり、情報データの記録さ
れている記録済み領域と未記録領域とが存在する記録媒
体からでも、隣接トラックからのクロストークを正しく
除去することが可能な記録情報再生装置を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴によ
る記録情報再生装置は、記録媒体に記録されている記録
情報を再生する記録情報再生装置であって、前記記録媒
体の記録トラックにメイン読取ビーム光を照射した際の
反射光に基づいてメイン読取信号を得るメイン読取手段
と、前記メイン読取ビーム光の照射された前記記録トラ
ックの近傍位置にサブ読取ビーム光を照射した際の反射
光に基づいてサブ読取信号を得るサブ読取手段と、前記
メイン読取信号と前記サブ読取信号とのレベル相関に基
づいて前記メイン読取信号に重畳されている隣接トラッ
クからのクロストーク成分を検出するクロストーク検出
手段と、前記クロストーク成分を前記メイン読取信号か
ら減算することによりクロストークの除去された読取信
号を得る減算手段と、からなり、前記クロストーク検出
手段は、前記サブ読取信号及び前記メイン読取信号間の
相対位相をシフトさせた後に前記サブ読取信号と前記メ
イン読取信号とのレベル相関に供する位相シフト手段を
含む。
【0006】又、本発明の第2の特徴による記録情報再
生装置は、記録媒体に記録されている記録情報を再生す
る記録情報再生装置であって、前記記録媒体の記録トラ
ックにメイン読取ビーム光を照射した際の反射光に基づ
いてメイン読取信号を得るメイン読取手段と、前記メイ
ン読取ビーム光の照射された前記記録トラックの近傍位
置にサブ読取ビーム光を照射した際の反射光に基づいて
サブ読取信号を得るサブ読取手段と、前記メイン読取信
号と前記サブ読取信号とのレベル相関に対応した相関値
に基づいて前記メイン読取信号に重畳されている隣接ト
ラックからのクロストーク成分を検出するクロストーク
検出手段と、前記クロストーク成分を前記メイン読取信
号から減算することによりクロストークの除去された読
取信号を得る減算手段と、からなり、前記クロストーク
検出手段は、前記相関値から所定のオフセット値を減算
した後に前記サブ読取信号と前記メイン読取信号とのレ
ベル相関に供する相関オフセット手段を含む。
【0007】又、本発明の第3の特徴による記録情報再
生装置は、記録媒体に記録されている記録情報を再生す
る記録情報再生装置であって、前記記録媒体の記録トラ
ックにメイン読取ビーム光を照射した際の反射光に基づ
いてメイン読取信号を得るメイン読取手段と、前記メイ
ン読取ビーム光の照射された前記記録トラックの近傍位
置にサブ読取ビーム光を照射した際の反射光に基づいて
サブ読取信号を得るサブ読取手段と、前記メイン読取信
号と前記サブ読取信号とのレベル相関に基づいて前記メ
イン読取信号に重畳されている隣接トラックからのクロ
ストーク成分を検出するクロストーク検出手段と、前記
クロストーク成分を前記メイン読取信号から減算するこ
とによりクロストークの除去された読取信号を得る減算
手段と、からなり、前記クロストーク検出手段は、前記
サブ読取信号の絶対値が所定値よりも小なる場合には前
記サブ読取信号のレベルを低減させた後に前記メイン読
取信号とのレベル相関に供するレベル変換手段を含む。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について説
明する。図1は、本発明によるクロストーク除去回路を
備えた記録情報再生装置の構成を示す図である。図1に
おいて、情報読取手段としてのピックアップ100に搭
載されているレーザ発振器103から発せられたレーザ
ビームは、グレーティング104を介してメイン読取ビ
ーム及び2本のサブ読取ビームに分割される。これら3
本の読取ビームは、ハーフミラー105及び対物レンズ
106を介して記録ディスク3に照射される。
【0009】図2は、上記メイン読取ビーム及び2本の
サブ読取ビームにより記録ディスク3の記録面に照射さ
れたビームスポットを示す図である。図2に示されるよ
うに、メイン読取ビームの照射によりトラックT上にメ
インビームスポットMBが形成される。この際、その隣
接トラック(T+1)には第1のサブ読取ビームの照射に
よるサブビームスポットSB1が形成される。更に、ト
ラックTの隣接トラック(T−1)には第2のサブ読取ビ
ームの照射によるサブビームスポットSB2が形成され
る。これらメインビームスポットMB、サブビームスポ
ットSB1及びSB2各々からの反射光は、対物レンズ
106及びハーフミラー105を介して光検出器107
に照射される。光検出器107は、夫々独立した光検出
器107a〜107cからなる。
【0010】光検出器107aは、上記ハーフミラー1
05を介して供給されたサブビームスポットSB1から
の反射光を光電変換して得られた読取信号をA/D変換
器5aに供給する。光検出器107bは、上記ハーフミ
ラー105を介して供給されたメインビームスポットM
Bからの反射光を光電変換して得られた読取信号をA/
D変換器5bに供給する。光検出器107cは、上記ハ
ーフミラー105を介して供給されたサブビームスポッ
トSB2からの反射光を光電変換して得られた読取信号
をA/D変換器5cに供給する。
【0011】尚、図2に示されるように、サブビームス
ポットSB1及びメインビームスポットMBは互いにそ
の読取方向において距離LABだけ離間して形成されてい
る。又、メインビームスポットMB及びサブビームスポ
ットSB2は互いに距離LBCだけ離間して形成されてい
る。A/D変換器5aは、光検出器107aから供給さ
れた読取信号をサンプリングして得た読取サンプル値系
列を、サブ読取サンプル値系列SS1としてクロストー
ク除去回路40に供給する。A/D変換器5bは、光検
出器107bから供給された読取信号をサンプリングし
て得た読取サンプル値系列を遅延回路7に供給する。遅
延回路7は、A/D変換器5bから供給された読取サン
プル値系列を下記の如き第1遅延時間だけ遅延させたも
のをメイン読取サンプル値系列MSとしてクロストーク
除去回路40に供給する。
【0012】第1遅延時間=LAB/V LAB:サブビームスポットSB1及びメインビームスポ
ットMB間の距離 V:記録ディスク3に対するピックアップ100の読取
線速度 A/D変換器5cは、光検出器107cから供給された
読取信号をサンプリングして得た読取サンプル値系列を
遅延回路8に供給する。遅延回路8は、A/D変換器5
cから供給された読取サンプル値系列を下記の如き第2
遅延時間だけ遅延させたサブ読取サンプル値系列SS2
をクロストーク除去回路40に供給する。
【0013】第2遅延時間=(LAB+LBC)/V LAB:サブビームスポットSB1及びメインビームスポ
ットMB間の距離 LBC:メインビームスポットMB及びサブビームスポッ
トSB2間の距離 V:記録ディスク3に対するピックアップ100の読取
線速度 すなわち、図2に示す如きトラック(T+1)の位置Q1
から読み取られたサブ読取サンプル値系列SS1がクロ
ストーク除去回路40に供給された時、これと同時に、
トラックTの位置Q2から読み取られたメイン読取サン
プル値系列MSがクロストーク除去回路40に供給され
る。更に、トラック(T−1)の位置Q3から読み取られ
たサブ読取サンプル値系列SS2が同時にクロストーク
除去回路40に供給される。尚、上記位置Q1〜Q3各々
は、図2に示されるように、トラックの直交方向に沿っ
たライン上に存在するものである。従って、クロストー
ク除去回路40には、互いに隣接する3つのトラックの
各々上において互いに隣接した位置から読み取られた3
つの読取サンプル値系列(MS、SS1及びSS2)が
同時に供給されることになるのである。
【0014】クロストーク除去回路40は、上記サブ読
取サンプル値系列SS1及びSS2に基づき、メイン読
取サンプル値系列MSに重畳している隣接トラック(T
+1)及び(T−1)からのクロストーク成分を除去した
読取サンプル値系列Pを得る。2値判定回路9は、かか
る読取サンプル値系列Pに基づいて2値の再生データを
求めて出力する。
【0015】図3は、上記クロストーク除去回路40の
内部構成を示す図である。図3に示すように、クロスト
ーク除去回路40は、バッファメモリ30〜32、ラン
ダム位相シフト制御回路33及び34、トランスバーサ
ルフィルタ41及び51、フィルタ係数演算回路42及
び52、相関演算回路43及び53、及び減算器50を
備えている。
【0016】バッファメモリ30は、上記メイン読取サ
ンプル値系列MSにおける各サンプル値を順次書き込
み、これを書き込んだ順に読み出して減算器50に供給
する。バッファメモリ31は、上記サブ読取サンプル値
系列SS1における各サンプル値を順次書き込み、これ
をランダム位相シフト制御回路33から供給された読出
信号に応じて、書き込んだ順に読み出す。ランダム位相
シフト制御回路33は、バッファメモリ30における読
み出しタイミングよりも所定時間だけ進んだタイミング
で読み出すべき読出信号、及び遅れたタイミングで読み
出すべき読出信号をランダムなタイミングにて交互に発
生し、これをバッファメモリ31に供給する。これによ
り、バッファメモリ31は、バッファメモリ30から読
み出されたメイン読取サンプル値系列MSに対し、その
位相のシフト方向(進み方向/遅れ方向)をランダムなタ
イミングで変更しつつ所定の微量だけシフトさせたサブ
読取サンプル値系列SS1'を出力する。バッファメモ
リ31は、かかるサブ読取サンプル値系列SS1'をト
ランスバーサルフィルタ41及び相関演算回路43各々
に供給する。
【0017】バッファメモリ32は、上記サブ読取サン
プル値系列SS2における各サンプル値を順次書き込
み、これをランダム位相シフト制御回路34から供給さ
れた読出信号に応じて、書き込んだ順に読み出す。ラン
ダム位相シフト制御回路34は、上記バッファメモリ3
0における読み出しタイミングよりも所定時間だけ進ん
だタイミングで読み出すべき読出信号、及び遅れたタイ
ミングで読み出すべき読出信号をランダムなタイミング
にて交互に発生し、これをバッファメモリ32に供給す
る。これにより、バッファメモリ32は、バッファメモ
リ30から読み出されたメイン読取サンプル値系列MS
に対し、その位相のシフト方向(進み方向/遅れ方向)を
ランダムなタイミングで変更しつつ所定の微量だけシフ
トさせたサブ読取サンプル値系列SS2'を出力する。
バッファメモリ32は、かかるサブ読取サンプル値系列
SS2'をトランスバーサルフィルタ51及び相関演算
回路53に供給する。
【0018】トランスバーサルフィルタ41及び51の
各々は、例えば図4に示す如き構成を有する。図4にお
いて、直列n段のDフリップフロップD1〜Dnは、上
記サブ読取サンプル値系列SS1'(SS2')を順次シフ
トしつつ取り込む。係数乗算器M0は、サブ読取サンプ
ル値系列SS1'(SS2')における各サンプル値に、フ
ィルタ係数演算回路42(52)から供給されたフィルタ
係数C0を乗算する。係数乗算器M1〜Mnの各々はD
フリップフロップD1〜Dnの各出力に、フィルタ係数
演算回路42(52)から供給されたフィルタ係数C1
nを夫々乗算する。加算器AD1は、係数乗算器M0
〜Mn各々の乗算結果を全て加算したものをクロストー
クサンプル値系列CR1(CR2)として出力する。
【0019】かかる構成によりトランスバーサルフィル
タ41は、上記サブ読取サンプル値系列SS1'に対し
てフィルタ係数演算回路42から供給されたフィルタ係
数C0〜Cnに応じたフィルタリング処理を施すことによ
り、隣接トラック(T+1)からのクロストークに対応し
たクロストークサンプル値系列CR1を求める。又、ト
ランスバーサルフィルタ51は、上記サブ読取サンプル
値系列SS2'に対してフィルタ係数演算回路52から
供給されたフィルタ係数C0〜Cnに応じたフィルタリン
グ処理を施すことにより、隣接トラック(T−1)からの
クロストーク成分に対応したクロストークサンプル値系
列CR2を求める。
【0020】減算器50は、バッファメモリ30から供
給されたメイン読取サンプル値系列MSから上記クロス
トークサンプル値系列CR1及びCR2を夫々減算する
ことにより、クロストークの除去された上記読取サンプ
ル値系列Pを得て、これを相関演算回路43及び53の
各々に供給する。相関演算回路43は、先ず、上記読取
サンプル値系列P中の連続する2つのサンプル値におい
てその値が正から負、又は負から正へと推移した時に絶
対値の小なる方を抽出し、その系列をゼロクロスサンプ
ル値系列として得る。そして、相関演算回路43は、か
かるゼロクロスサンプル値系列と上記サブ読取サンプル
値系列SS1'との乗算結果に基づき、両者のレベル相
関を表す論理レベル0及び1からなる系列の相関信号C
Lを得て、これをフィルタ係数演算回路42に供給す
る。フィルタ係数演算回路42は、(n+1)の連続した
サンプリングタイミングの各々で得られた上記相関信号
CL各々の積分結果を、夫々フィルタ係数C0〜Cnとし
てトランスバーサルフィルタ41に供給する。
【0021】相関演算回路53は、先ず、上記読取サン
プル値系列P中の連続する2つのサンプル値においてそ
の値が正から負、又は負から正へと推移した時に絶対値
の小なる方を抽出し、その系列をゼロクロスサンプル値
系列として得る。そして、相関演算回路53は、かかる
ゼロクロスサンプル値系列と上記サブ読取サンプル値系
列SS2'との乗算結果に基づき、両者のレベル相関を
表す論理レベル0及び1からなる系列の相関信号CLを
得て、これをフィルタ係数演算回路52に供給する。フ
ィルタ係数演算回路52は、(n+1)の連続したサンプ
リングタイミング各々で得られた上記相関信号CL各々
の積分結果を夫々フィルタ係数C0〜Cnとしてトランス
バーサルフィルタ51に供給する。
【0022】以下に、図3に示すクロストーク除去回路
40の動作について、メイントラック及びサブトラック
が共に記録済み領域内にある場合と、メイントラックが
記録済み領域内にあり、かつサブトラックが未記録領域
内にある場合とに分けて、図5を参照しつつ説明する。 (1)メイントラック及びサブトラックが共に記録済み領
域内にある場合 この際、図5(a)の破線にて示す如きサブ読取サンプル
値系列SS1(SS2)が、進み方向に位相シフトされた
場合には実線、遅れ方向に位相シフトされた場合には一
点鎖線にて示す如き形態となる。ここで、メイン読取サ
ンプル値系列MS中のゼロクロスサンプル値が図5に示
す如きゼロクロスサンプル値Q1〜Q6である際に、ラン
ダム位相シフト制御回路33(34)及びバッファメモリ
31(32)によって、 ゼロクロスサンプル値Q1の時点:進み方向位相シフト ゼロクロスサンプル値Q2の時点:遅れ方向位相シフト ゼロクロスサンプル値Q3の時点:進み方向位相シフト ゼロクロスサンプル値Q4の時点:進み方向位相シフト ゼロクロスサンプル値Q5の時点:遅れ方向位相シフト ゼロクロスサンプル値Q6の時点:進み方向位相シフト の如き位相シフトが為されたとする。すると、これらゼ
ロクロスサンプル値Q 1〜Q6各々の時点にて得られるサ
ブ読取サンプル値系列SS1'(SS2')の各サンプル値
は、図5(a)に示す如きサンプル値A1〜A6となる。従
って、微量な位相シフトが為された後でも、ゼロクロス
サンプル値Q1〜Q6によって表されるクロストーク成分
は、サブ読取サンプル値系列SS1'(SS2')のサンプ
ル値A1〜A6として反映される。よって、ゼロクロスサ
ンプル値Q1〜Q6及び上記サンプル値A1〜A6の相関検
出により、隣接トラックからのクロストーク成分を取得
することが出来る。
【0023】(2)メイントラックが記録済み領域内、か
つサブトラックが未記録領域内にある場合 この際、メイントラックからサブトラックへの漏れ込み
があると、サブ読取サンプル値系列SS1(SS2)の波
形は図5(b)の破線にて示す如く、メイン読取サンプル
値系列MSとほぼ同一となる。そして、かかるサブ読取
サンプル値系列SS1(SS2)が進み方向に位相シフト
された場合には図5(b)の実線、遅れ方向に位相シフト
された場合には図5(b)の一点鎖線にて示す如き形態と
なる。ここで、メイン読取サンプル値系列MS中のゼロ
クロスサンプル値Q1〜Q6各々の時点において、ランダ
ム位相シフト制御回路33(34)及びバッファメモリ3
1(32)によって、 ゼロクロスサンプル値Q1の時点:進み方向位相シフト ゼロクロスサンプル値Q2の時点:遅れ方向位相シフト ゼロクロスサンプル値Q3の時点:進み方向位相シフト ゼロクロスサンプル値Q4の時点:進み方向位相シフト ゼロクロスサンプル値Q5の時点:遅れ方向位相シフト ゼロクロスサンプル値Q6の時点:進み方向位相シフト の如き位相シフトが為されたとする。すると、これらゼ
ロクロスサンプル値Q 1〜Q6各々の時点にて得られるサ
ブ読取サンプル値系列SS1'(SS2')の各サンプル値
は、図5(b)に示す如きサンプル値B1〜B6となる。こ
の際、メイン読取サンプル値系列MS中のゼロクロスサ
ンプル値Q1〜Q6なる系列と、サブ読取サンプル値系列
SS1'(SS2')中のサンプル値B1〜B6なる系列との
相関は小である。
【0024】従って、メイントラックが記録済み領域
内、サブトラックが未記録領域内にある際にメイントラ
ックからサブトラックへの漏れ込みが生じていても、こ
の漏れ込みによる自己相関を略0にすることが出来る。
よって、自己相関による誤ったクロストーク検出が防止
されるのである。以上の如く、図3に示すクロストーク
除去回路は、サブトラックが記録済み領域にある場合に
はサブ読取サンプル値系列の位相を微量にシフトさせて
もサンプル値は大きく変化しないが、未記録領域にある
場合には位相を僅かにシフトさせただけでサンプル値が
大きく変化する点に着目して為されたものである。つま
り、サブトラックが未記録領域にある場合にはサブ読取
サンプル値系列中の各サンプル値自体がゼロ付近の値と
なるので、サブ読取サンプル値系列の位相を僅かにシフ
トさせただけで、メイン読取サンプル値系列との相関が
小なる系列に推移させることができる。そこで、かかる
着眼点に基づき図3に示すクロストーク除去回路では、
バッファメモリ31(32)及びランダム位相シフト制御
回路33(34)からなるランダム位相シフト回路によ
り、サブ読取サンプル値系列の位相をメイン読取サンプ
ル値系列MSに対して強制的に微量にシフトさせている
のである。これにより、メイントラックからサブトラッ
クへの漏れ込みの影響による自己相関分のみを排除して
いるのである。
【0025】尚、図3においては、バッファメモリ31
(32)及びランダム位相シフト制御回路33(34)によ
りランダム位相シフト回路を構成しているが、サブ読取
サンプル値系列の位相を、その位相シフト方向を変更し
つつシフト出来るものであれば、如何なる回路構成であ
っても良い。又、このような位相シフト機能を有するラ
ンダム位相シフト回路を、図3に示す如き相関演算回路
43(53)の前段F1又はF2の位置に設けるようにし
ても良い。又、サブ読取サンプル値系列に対する位相シ
フトを実行するにあたり、一定期間おきに位相シフト方
向を反転させるようにしても良く、更に、各タイミング
毎に位相シフトする量及び方向を変更するようにしても
良い。
【0026】又、サブ読取サンプル値系列SS1(SS
2)に対する位相シフトを実施する代わりに、相関演算
回路43(53)にて得られた相関信号CLから、メイン
トラックからサブトラックへの漏れ込みによる自己相関
値を常時、減算しておくようにしても良い。図6は、か
かる点に鑑みて為された本発明の他の実施例によるクロ
ストーク除去回路40の構成を示す図である。
【0027】図6に示すクロストーク除去回路40は、
トランスバーサルフィルタ41及び51、フィルタ係数
演算回路42及び52、相関オフセット回路45及び5
5、相関演算回路43及び53、及び減算器50を備え
ている。トランスバーサルフィルタ41は、遅延回路8
から供給されたサブ読取サンプル値系列SS1に対して
フィルタ係数演算回路42から供給されたフィルタ係数
0〜Cnに応じたフィルタリング処理を施す。かかるフ
ィルタリング処理により、トランスバーサルフィルタ4
1は、隣接トラック(T+1)からのクロストークに対応
したクロストークサンプル値系列CR1を求める。トラ
ンスバーサルフィルタ51は、A/D変換器5aから供
給されたサブ読取サンプル値系列SS2に対してフィル
タ係数演算回路52から供給されたフィルタ係数C0
nに応じたフィルタリング処理を施す。かかるフィル
タリング処理により、トランスバーサルフィルタ51
は、隣接トラック(T−1)からのクロストーク成分に対
応したクロストークサンプル値系列CR2を求める。
尚、トランスバーサルフィルタ41及び51は、例えば
図4に示す如き、直列n段のDフリップフロップD1〜
Dn、係数乗算器M0〜Mn、及び加算器AD1から構
成される。
【0028】減算器50は、上記メイン読取サンプル値
系列MSから上記クロストークサンプル値系列CR1及
びCR2を夫々減算することにより、クロストークの除
去された上記読取サンプル値系列Pを得て、これを相関
演算回路43及び53の各々に供給する。相関演算回路
43は、先ず、上記読取サンプル値系列P中の連続する
2つのサンプル値においてその値が正から負、又は負か
ら正へと推移した時に絶対値の小なる方を抽出し、その
系列をゼロクロスサンプル値系列として得る。そして、
相関演算回路43は、かかるゼロクロスサンプル値系列
と上記サブ読取サンプル値系列SS1との乗算結果に基
づき、両者のレベル相関を表す論理レベル0及び1から
なる系列の相関信号CLを得て、これを相関オフセット
回路45に供給する。
【0029】相関オフセット回路45は、相関信号CL
から所定のオフセット値OFを減算したものを補正相関
信号CCLとしてフィルタ係数演算回路42に供給す
る。フィルタ係数演算回路42は、(n+1)の連続した
サンプリングタイミングの各々で得られた上記補正相関
信号CCL各々の積分結果を、夫々フィルタ係数C0
nとしてトランスバーサルフィルタ41に供給する。
【0030】相関演算回路53は、先ず、上記読取サン
プル値系列P中の連続する2つのサンプル値においてそ
の値が正から負、又は負から正へと推移した時に絶対値
の小なる方を抽出し、その系列をゼロクロスサンプル値
系列として得る。そして、相関演算回路53は、かかる
ゼロクロスサンプル値系列と上記サブ読取サンプル値系
列SS2との乗算結果に基づき、両者のレベル相関を表
す論理レベル0及び1からなる系列の相関信号CLを得
て、これを相関オフセット回路55に供給する。
【0031】相関オフセット回路55は、上記相関信号
CLから所定のオフセット値OFを減算したものを補正
相関信号CCLとしてフィルタ係数演算回路52に供給
する。フィルタ係数演算回路52は、(n+1)の連続し
たサンプリングタイミングの各々で得られた上記補正相
関信号CCL各々の積分結果を、夫々フィルタ係数C 0
〜Cnとしてトランスバーサルフィルタ51に供給す
る。
【0032】図7は、サブ読取ビームの各々をメイント
ラックと隣接トラック各々との間に夫々照射した際に、
フィルタ係数演算回路42及び52にて得られるフィル
タ係数C(n/2)、つまりセンタータップ係数と、オフセ
ット値OFとの対応関係を示す図である。尚、ピックア
ップ100に搭載されている対物レンズ106の開口数
NA=0.85、読取ビームの波長λ=405[nm]であ
り、かつ記録ディスク3がトラックピッチ=0.32
[μm]、データビット長=0.112[μm/bit]の相変化
型の書換可能ディスクである。更に、メイントラックの
ディスク内周側に隣接したトラックは未記録領域内にあ
り、ディスク外周側に隣接したトラックは記録済み領域
内にあるものとする。
【0033】図7の破線は、記録済み領域内にある隣接
トラックとメイントラックとの間の領域から読み取られ
たサブ読取サンプル値系列SS2に基づいて得られるセ
ンタータップ係数を示す図である。一方、図7の実線
は、未記録領域にある隣接トラックとメイントラックと
の間の領域から読み取られたサブ読取サンプル値系列S
S1に基づいて得られるセンタータップ係数を示す図で
ある。この際、未記録領域から読み取られたサブ読取サ
ンプル値系列SS1に基づいて得られるセンタータップ
係数は本来0にならなければならないが、オフセット値
OFが1×10-7よりも小なる場合には自己相関の影響
により0以外の数値になってしまう。そこで、センター
タップ係数を0に近づけるように、オフセット値OFを
1×10-7よりも大なる値に設定する。ところが、オフ
セット値OFを大きくし過ぎると図7の一点鎖線にて示
すようにジッタが増加してしまう。従って、オフセット
値としては、図7に示すように1×10-7〜2×10-6
なる値が好ましい。
【0034】以上の如く、図6に示すクロストーク除去
回路40では、上記相関信号CLから自己相関分に相当
するオフセット値OFを常時、減算しておくことにより
自己相関の排除を図るのである。この際、自己相関の値
はクロストークによる相関値に比して小なる値になる可
能性が高いので、これを常に相関信号CLから減算して
しまってもクロストーク検出に弊害を与えるものではな
い。
【0035】尚、図6においては、自己相関分に相当す
るオフセット値OFを相関信号CLから減算するように
したが、フィルタ係数C0〜Cn各々から、上記オフセッ
ト値OFに対応した値を減算した新たなフィルタ係数C
0〜Cnをトランスバーサルフィルタ41(51)に供給す
るようにしても良い。図8は、本発明の他の実施例によ
るクロストーク除去回路40の内部構成を示す図であ
る。
【0036】図8に示されるクロストーク除去回路40
は、トランスバーサルフィルタ41及び51、フィルタ
係数演算回路42及び52、相関演算回路43及び5
3、レベル変換回路44及び54、並びに減算器50を
備えている。トランスバーサルフィルタ41は、遅延回
路8から供給されたサブ読取サンプル値系列SS1に対
してフィルタ係数演算回路42から供給されたフィルタ
係数C0〜Cnに応じたフィルタリング処理を施す。かか
るフィルタリング処理により、トランスバーサルフィル
タ41は、隣接トラック(T+1)からのクロストークに
対応したクロストークサンプル値系列CR1を求める。
トランスバーサルフィルタ51は、A/D変換器5aか
ら供給されたサブ読取サンプル値系列SS2に対してフ
ィルタ係数演算回路52から供給されたフィルタ係数C
0〜Cnに応じたフィルタリング処理を施す。かかるフィ
ルタリング処理により、トランスバーサルフィルタ51
は、隣接トラック(T−1)からのクロストーク成分に対
応したクロストークサンプル値系列CR2を求める。
尚、トランスバーサルフィルタ41及び51は、例えば
図4に示す如き、直列n段のDフリップフロップD1〜
Dn、係数乗算器M0〜Mn、及び加算器AD1から構
成される。
【0037】減算器50は、上記メイン読取サンプル値
系列MSから上記クロストークサンプル値系列CR1及
びCR2を夫々減算することにより、クロストークの除
去された上記読取サンプル値系列Pを得て、これを相関
演算回路43及び53の各々に供給する。レベル変換回
路44は、例えば図9に示す如き非線形特性にてサブ読
取サンプル値系列SS1における各読取サンプルの値を
変換し、これをサブ読取サンプル値系列SS1'として
相関演算回路43に供給する。レベル変換回路54は、
図9に示す如き非線形特性にてサブ読取サンプル値系列
SS2における各読取サンプルの値を変換し、これをサ
ブ読取サンプル値系列SS2'として相関演算回路53
に供給する。すなわち、レベル変換回路44(54)は、
サブ読取サンプル値系列SS1(SS2)における各読取
サンプル値の絶対値が所定値Vtよりも小なる場合に
は、これを「0」に変換する。又、レベル変換回路44
(54)は、サブ読取サンプル値系列SS1(SS2)にお
ける各読取サンプル値が所定値Vtよりも大なる場合に
はこれを「1」に変換し、所定値−Vtよりも小なる場
合にはこれを「−1」に変換するのである。
【0038】相関演算回路43は、先ず、上記読取サン
プル値系列P中の連続する2つのサンプル値においてそ
の値が正から負、又は負から正へと推移した時に絶対値
の小なる方を抽出し、その系列をゼロクロスサンプル値
系列として得る。そして、相関演算回路43は、かかる
ゼロクロスサンプル値系列と上記サブ読取サンプル値系
列SS1'との乗算結果に基づき、両者のレベル相関を
表す論理レベル0及び1からなる系列の相関信号CLを
得て、これをフィルタ係数演算回路44に供給する。フ
ィルタ係数演算回路42は、(n+1)の連続したサンプ
リングタイミングの各々で得られた上記相関信号CL各
々の積分結果を、夫々フィルタ係数C0〜Cnとしてトラ
ンスバーサルフィルタ41に供給する。
【0039】相関演算回路53は、先ず、上記読取サン
プル値系列P中の連続する2つのサンプル値においてそ
の値が正から負、又は負から正へと推移した時に絶対値
の小なる方を抽出し、その系列をゼロクロスサンプル値
系列として得る。そして、相関演算回路53は、かかる
ゼロクロスサンプル値系列と上記サブ読取サンプル値系
列SS2'との乗算結果に基づき、両者のレベル相関を
表す論理レベル0及び1からなる系列の相関信号CLを
得て、これを相関オフセット回路55に供給する。フィ
ルタ係数演算回路52は、(n+1)の連続したサンプリ
ングタイミングの各々で得られた上記相関信号CL各々
の積分結果を、夫々フィルタ係数C0〜Cnとしてトラン
スバーサルフィルタ51に供給する。
【0040】次に、かかる構成からなるクロストーク除
去回路40の動作についてを、メイントラック及びサブ
トラックが共に記録済み領域内にある場合と、メイント
ラックが記録済み領域内にありかつサブトラックが未記
録領域内にある場合とに分けて、図10を参照しつつ説
明する。 (1)メイントラック及びサブトラックが共に記録済み領
域内にある場合 メイン読取サンプル値系列MS中の連続する2サンプル
間において、サンプル値が正から負(又は0)、あるいは
負から正(又は0)へと推移した場合、その絶対値の小な
る方、つまりゼロクロスサンプル値は本来「0」にな
る。ところが、クロストークが生じていると、メイン読
取サンプル値系列MS中において本来「0」となるべき
ゼロクロスサンプル値が「0」以外の値となる。すなわ
ち、隣接トラックからのクロストーク成分がメイン読取
サンプル値系列MSに混入して、メイン読取サンプル値
系列MSの各サンプル値がクロストークの分だけレベル
シフトする為、これがメイン読取サンプル値系列MS中
のゼロクロスサンプル値に表れてしまうのである。そこ
で、相関演算回路43(53)は、図10(a)に示す如
き、上記ゼロクロスサンプル値各々を取得した時点での
サブ読取サンプル値系列SS1'(SS2')の各サンプル
値(白丸にて示す)と読取サンプル値系列P中のゼロクロ
スサンプル値(黒丸にて示す)との乗算により両者の相関
値を求める。フィルタ係数演算回路42(52)は、両者
の相関値を「0」、つまり、読取サンプル値系列P中の
ゼロクロスサンプル値を「0」にすべく、トランスバー
サルフィルタ41(51)に供給するフィルタ係数C0
nを徐々に更新して行く。これら相関演算回路43(5
3)、フィルタ演算回路42(52)、トランスバーサル
フィルタ41(51)、及び減算器50によるフィードバ
ック制御により、隣接トラックからのクロストーク成分
の除去された読取サンプル値系列Pが得られる。
【0041】(2)メイントラックが記録済み領域内、か
つサブトラックが未記録領域内にある場合 この際、メイントラックからサブトラックへの漏れ込み
があると、サブ読取サンプル値系列SS1(SS2)の波
形は図10(b)の破線に示すように、メイン読取サンプ
ル値系列MSとほぼ同一となる。従って、メイン読取サ
ンプル値系列MS中のゼロクロスサンプル値(黒丸にて
示す)各々を取得した時点でのサブ読取サンプル値系列
SS1(SS2)の各サンプル値(白三角にて示す)は、メ
イン読取サンプル値系列MS中のゼロクロスサンプル値
各々と略同一となる。つまり、サブ読取サンプル値系列
SS1(SS2)が未記録領域から読み取られたものであ
るにも拘わらず、メイントラックから取られたメイン読
取サンプル値系列MSとの相関が大になってしまう。こ
のように、メイントラックが記録済み領域内、かつサブ
トラックが未記録領域内にある際にメイントラックから
サブトラックへの漏れ込みが生じると自己相関がとられ
てしまい、本来、小であるべき相関が大となってしまう
のである。
【0042】そこで、図8に示すクロストーク除去回路
においては、サブ読取サンプル値系列SS1(SS2)を
図9に示す変換特性に従って変換したサブ読取サンプル
値系列SS1'(SS2')を用いて、メイン読取サンプル
値系列MSとの相関を求めるようにしている。図9に示
す如き変換特性によれば、サブ読取サンプル値系列SS
1(SS2)の絶対値が小なる場合には、サブ読取サンプ
ル値系列SS1'(SS2')の各サンプル値は図10(b)
の実線に示すように「0」になる。よって、メイン読取
サンプル値系列MS中のゼロクロスサンプル値(黒丸に
て示す)各々を取得した時点でのサブ読取サンプル値系
列SS1'(SS2')の各サンプル値(黒三角にて示す)
と、メイン読取サンプル値系列MS中のゼロクロスサン
プル値各々との相関が小になる。
【0043】従って、メイントラックが記録済み領域
内、サブトラックが未記録領域内にある際にメイントラ
ックからサブトラックへの漏れ込みが生じていても、こ
の漏れ込みによる自己相関を略0にすることが出来る。
よって、自己相関による誤ったクロストーク検出が防止
されるのである。尚、上記レベル変換回路44(54)の
変換特性としては、図9に示すものに限定されるもので
はなく、例えば図11(a)又は図11(b)に示す如き非
線形特性を採用しても良い。要するに、レベル変換回路
44(54)の変換特性としては、サブ読取サンプル値系
列SS1(SS2)の各サンプル値の絶対値が小なる場合
には、メイン読取サンプル値系列MSとの相関を強制的
に小にするような非線形特性であれば良いのである。
【0044】このように、図8に示すクロストーク除去
回路40では、クロストークによる相関はサブ読取サン
プル値系列の絶対値が比較的大なるときに検出される
が、上記自己相関はサブ読取サンプル値系列の絶対値が
小なる時に検出されることに着目して、この自己相関の
みを排除する機能を搭載したものである。つまり、サブ
読取サンプル値系列の絶対値が小なる場合にはこれをメ
イントラックからサブトラックへの漏れ込み成分である
と捉え、この漏れ込み成分をレベル変換回路44(54)
によって強制的に低下させることにより自己相関分を排
除したのである。
【0045】尚、上記実施例においては、図2に示すよ
うに、メイントラックTの隣接トラック(T+1)及び
(T−2)上に夫々サブ読取ビームを照射するようにして
いるが、これらサブ読取ビームを、メイントラックから
隣接トラックまでの間に形成されている鏡面部に照射す
るようにしても良い。要するに、メイントラック及び隣
接トラック間におけるメイントラックの近傍位置にサブ
読取ビーム光を照射すれば良いのである。この際、かか
るサブ読取ビーム光の照射による反射光に基づいて得ら
れたサブ読取サンプル値系列によっても、自己相関によ
る誤ったクロストーク検出を防止しつつ、隣接トラック
からのクロストークを除去することが出来る。
【0046】又、図3、図6及び図8に夫々搭載されて
いるランダム位相シフト回路、相関オフセット回路及び
レベル変換回路を全てクロストーク除去回路40に搭載
するようにしても良い。例えば、ランダム位相シフト回
路のみを搭載した場合には、自己相関の低減効果は、図
4に示す如きトランスバーサルフィルタのセンタータッ
プ(DフリップフロップD(2/n)からの出力値)付近に対
しては高いが、サイドタップに対しては低くなる。そこ
で、図6に示す相関オフセット回路45(55)、及び図
8に示すレベル変換回路44(54)を図3に示すクロス
トーク除去回路内に搭載することにより、全てのタップ
に対してより効果的に自己相関の低減を図ることが可能
になる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明においては、
記録媒体の記録トラックから読み取られたメイン読取信
号と隣接トラックから読み取られたサブ読取信号とのレ
ベル相関に基づいてクロストークを検出する際に、この
記録トラックから隣接トラックへの漏れ込みの影響によ
る自己相関分を排除するようにしている。
【0048】よって、読取対象となっている記録トラッ
クに隣接するトラックが未記録領域にあっても、又はサ
ブ読取ビームが記録トラックと隣接トラックとの間にあ
る鏡面部に照射されていても、又はこの隣接トラックが
未記録領域から記録済み領域に移動した際にも安定した
クロストーク除去を実施させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記録情報再生装置の構成を示す図
である。
【図2】図1に示される記録情報再生装置のピックアッ
プ100によって記録ディスク3に照射されたビームス
ポットと、記録ディスク3上の各トラックとの位置関係
を示す図である。
【図3】図1に示される記録情報再生装置におけるクロ
ストーク除去回路40の構成の一例を示す図である。
【図4】クロストーク除去回路40に搭載されているト
ランスバーサルフィルタ41(51)の内部構成を示す図
である。
【図5】図3に示すクロストーク除去回路40の動作を
説明する為の図である。
【図6】図1に示される記録情報再生装置におけるクロ
ストーク除去回路40の構成の他の一例を示す図であ
る。
【図7】図6に示される相関オフセット回路45(55)
におけるオフセット値OFの最適値の一例を示す図であ
る。
【図8】クロストーク除去回路40の他の一例を示す図
である。
【図9】図8に示すクロストーク除去回路40に搭載さ
れているレベル変換回路44(54)における変換特性の
一例を示す図である。
【図10】図8に示すクロストーク除去回路40の動作
を説明する為の図である。
【図11】図8に示すクロストーク除去回路40に搭載
されているレベル変換回路44(54)における変換特性
の他の一例を示す図である。
【主要部分の符号の説明】
3 記録ディスク 31,32 バッファメモリ 33,34 ランダム位相シフト制御回路 40 クロストーク除去回路 44,54 レベル変換回路 45,55 相関オフセット回路 100 ピックアップ
フロントページの続き Fターム(参考) 5D044 BC02 CC06 FG01 FG02 FG05 5D090 AA01 BB02 BB03 BB04 CC04 CC16 DD03 EE17 KK15 5D119 AA14 BA01 BB02 BB04 DA05 EB13 EC44 FA02 JA11 JA22 JA43 KA04 KA43 5D789 AA14 BA01 BB02 BB04 DA05 EB13 EC44 FA02 JA11 JA22 JA43 KA04 KA43

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に記録されている記録情報を再
    生する記録情報再生装置であって、 前記記録媒体の記録トラックにメイン読取ビーム光を照
    射した際の反射光に基づいてメイン読取信号を得るメイ
    ン読取手段と、前記メイン読取ビーム光の照射された前
    記記録トラックの近傍位置にサブ読取ビーム光を照射し
    た際の反射光に基づいてサブ読取信号を得るサブ読取手
    段と、前記メイン読取信号と前記サブ読取信号とのレベ
    ル相関に基づいて前記メイン読取信号に重畳されている
    隣接トラックからのクロストーク成分を検出するクロス
    トーク検出手段と、前記クロストーク成分を前記メイン
    読取信号から減算することによりクロストークの除去さ
    れた読取信号を得る減算手段と、からなり、 前記クロストーク検出手段は、前記サブ読取信号及び前
    記メイン読取信号間の相対位相をシフトさせた後に前記
    サブ読取信号と前記メイン読取信号とのレベル相関に供
    する位相シフト手段を含むことを特徴とする記録情報再
    生装置。
  2. 【請求項2】 前記位相シフト手段は、前記相対位相の
    シフト方向をランダムなタイミングで変更する手段を含
    むことを特徴とする請求項1記載の記録情報再生装置。
  3. 【請求項3】 前記クロストーク検出手段は、前記位相
    シフト手段によって位相シフト処理の施された前記サブ
    読取信号と前記メイン読取信号との相関に対応した相関
    値を求める相関演算回路と、 前記相関値を積分して得られた積分結果をフィルタ係数
    として求めるフィルタ係数演算回路と、 前記サブ読取信号に対して前記フィルタ係数に応じたフ
    ィルタリング処理を施すことにより前記隣接トラックか
    らの前記クロストーク成分を求めるトランスバーサルフ
    ィルタと、を有することを特徴とする請求項1記載の記
    録情報再生装置。
  4. 【請求項4】 記録媒体に記録されている記録情報を再
    生する記録情報再生装置であって、 前記記録媒体の記録トラックにメイン読取ビーム光を照
    射した際の反射光に基づいてメイン読取信号を得るメイ
    ン読取手段と、前記メイン読取ビーム光の照射された前
    記記録トラックの近傍位置にサブ読取ビーム光を照射し
    た際の反射光に基づいてサブ読取信号を得るサブ読取手
    段と、前記メイン読取信号と前記サブ読取信号とのレベ
    ル相関に対応した相関値に基づいて前記メイン読取信号
    に重畳されている隣接トラックからのクロストーク成分
    を検出するクロストーク検出手段と、前記クロストーク
    成分を前記メイン読取信号から減算することによりクロ
    ストークの除去された読取信号を得る減算手段と、から
    なり、 前記クロストーク検出手段は、前記相関値から所定のオ
    フセット値を減算した後に前記サブ読取信号と前記メイ
    ン読取信号とのレベル相関に供する相関オフセット手段
    を含むことを特徴とする記録情報再生装置。
  5. 【請求項5】 前記オフセット値は、前記記録トラック
    から前記隣接トラックへの漏れ込みの影響による自己相
    関の値よりも大なることを特徴とする請求項4記載の記
    録情報再生装置。
  6. 【請求項6】 前記クロストーク検出手段は、前記サブ
    読取信号と前記メイン読取信号との相関に対応した相関
    値を求める相関演算回路と、 前記相関値を積分して得られた積分結果をフィルタ係数
    として求めるフィルタ係数演算回路と、 前記サブ読取信号に対して前記フィルタ係数に応じたフ
    ィルタリング処理を施すことにより前記隣接トラックか
    らの前記クロストーク成分を求めるトランスバーサルフ
    ィルタと、を有することを特徴とする請求項4記載の記
    録情報再生装置。
  7. 【請求項7】 記録媒体に記録されている記録情報を再
    生する記録情報再生装置であって、 前記記録媒体の記録トラックにメイン読取ビーム光を照
    射した際の反射光に基づいてメイン読取信号を得るメイ
    ン読取手段と、前記メイン読取ビーム光の照射された前
    記記録トラックの近傍位置にサブ読取ビーム光を照射し
    た際の反射光に基づいてサブ読取信号を得るサブ読取手
    段と、前記メイン読取信号と前記サブ読取信号とのレベ
    ル相関に基づいて前記メイン読取信号に重畳されている
    隣接トラックからのクロストーク成分を検出するクロス
    トーク検出手段と、前記クロストーク成分を前記メイン
    読取信号から減算することによりクロストークの除去さ
    れた読取信号を得る減算手段と、からなり、 前記クロストーク検出手段は、前記サブ読取信号の絶対
    値が所定値よりも小なる場合には前記サブ読取信号のレ
    ベルを低減させた後に前記メイン読取信号とのレベル相
    関に供するレベル変換手段を含むことを特徴とする記録
    情報再生装置。
  8. 【請求項8】 前記レベル変換手段は、前記サブ読取信
    号の絶対値が前記所定値よりも大なる場合には前記サブ
    読取信号のレベルを所定の高レベルに変換する手段を含
    むことを特徴とする請求項7記載の記録情報再生装置。
  9. 【請求項9】 前記クロストーク検出手段は、前記レベ
    ル変換手段によってレベル変換処理の施された前記サブ
    読取信号と前記メイン読取信号とのレベル相関に対応し
    た相関値を求める相関演算回路と、 前記相関値を積分して得られた積分結果をフィルタ係数
    として求めるフィルタ係数演算回路と、 前記サブ読取信号に対して前記フィルタ係数に応じたフ
    ィルタリング処理を施すことにより前記隣接トラックか
    らの前記クロストーク成分を求めるトランスバーサルフ
    ィルタと、を有することを特徴とする請求項7記載の記
    録情報再生装置。
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