JP2003344845A - 液晶表示装置および電子機器 - Google Patents

液晶表示装置および電子機器

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JP2003344845A
JP2003344845A JP2002157240A JP2002157240A JP2003344845A JP 2003344845 A JP2003344845 A JP 2003344845A JP 2002157240 A JP2002157240 A JP 2002157240A JP 2002157240 A JP2002157240 A JP 2002157240A JP 2003344845 A JP2003344845 A JP 2003344845A
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crystal display
opening
pixel
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JP2002157240A
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Nobutaka Suzuki
信孝 鈴木
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 明るい透過表示が可能で、かつ、広視野角の
半透過反射型のカラー液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係る液晶表示装置は、液晶パネ
ル5の1画素15が平面視三角形状に配列された3ドッ
ト10R,10G,10Bにより構成され、前記各ドッ
ト毎にカラーフィルタ9R,9G,9Bが設けられ、前
記画素15内に反射表示を行うための反射層8と、透過
表示を行うための開口部12とを有しており、前記開口
部12が、前記画素15内の3ドット10R,10G,
10Bに跨って形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半透過反射型の液
晶表示装置及びこれを備えた電子機器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半透過反射型の液晶表示装置としては、
画素内に反射表示用の反射層と、透過表示用の開口とを
任意の比率で設け、反射表示と透過表示を両立させたも
のが知られている。図7はこの種の液晶表示装置の複数
の画素部分を示す部分平面図であり、3個のドット50
R,50G,50Bからなる画素55が、マトリクス状
に配列されている。各ドット50R,50G,50Bに
おいては、長方形状の反射層51R,51G,51Bの
中央部にそれぞれ開口部52R,52G,52Bが形成
されている。また、各ドット50R,50G,50Bは
それぞれ赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィル
タを備えている。
【0003】この種の液晶表示装置では、外光を利用し
た反射表示は反射層51R,51G,51Bによる光の
反射を利用して行い、上記開口部52R,52G,52
Bを介してバックライトの光を透過させることで、透過
表示を行うようになっている。しかしながら、このよう
な構成の液晶表示装置では、反射層51R,51G,5
1Bと開口部52R,52G,52Bとの面積比を変え
ることで透過表示と反射表示のバランスをとっている
が、反射表示を明るくするには反射層51R,51G,
51Bの面積比を大きく設定する必要がある。従って、
反射表示の明るさを重視する程、画素に設けられた開口
部52R,52G,52Bの面積が小さくなるため、バ
ックライトからの光の大部分は反射層で反射されてしま
い、開口部を透過する僅かな光のみが透過表示に利用さ
れている。また、反射層の裏面で反射されたバックライ
トの光を再利用する方法も提案されているが、ほとんど
の光は散乱や吸収を繰り返し、開口部52R,52G,
52Bから出射されない損失光になってしまうという問
題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、バックライト
と、上記開口部との間に、マイクロレンズアレイを設
け、バックライトの光を集光して微小な開口部に入射さ
せるものが提案されている。図8Aは、図7に示す液晶
表示装置に用いられるマイクロレンズアレイを示す平面
図であり、図8B、図8Cはそれぞれ図8Aに示すマイ
クロレンズアレイ40の正面図、側面図である。図8に
示すマイクロレンズアレイ40は、複数のマイクロレン
ズ40Lが平面視マトリクス状に配列された構成とされ
ており、それぞれのマイクロレンズ40Lによりバック
ライトの光を集光し、図7に示すそれぞれの開口部に入
射するようになっている。しかし、図7に示す液晶表示
装置では、典型的には、長方形状のドット50R,50
G,50Bをその短辺方向に3つ配列することで、1つ
の画素55を構成しているため、例えばドット50R内
の反射層51Rに形成される開口部52Rの形状もドッ
ト50Rの形状に沿った長方形状となる。従って、マイ
クロレンズアレイ40により集光された光を長方形の開
口部52R,52G,52Bに入射させることとなるた
め、集光によって開口部52R,52G,52Bを通過
する光量を増加させることはできるものの、開口部5を
通過した光の出射特性が開口部の長辺方向と短辺方向と
で異なるという問題があった。すなわち、出射角が長辺
方向と短辺方向とで異なるため、液晶表示装置の視角特
性は長辺方向で広く、短辺方向では狭くなってしまう。
【0005】本発明は、上記課題を解決するために成さ
れたものであって、明るい透過表示が可能で、且つ、広
視野角の半透過反射型のカラー液晶表示装置を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の液晶表示装置は、対向して配置された一対
の基板と、前記一対の基板間に挟持された液晶層とを有
する液晶パネルと、前記液晶パネルの背面側に配設され
た照明手段とを備えた液晶表示装置であって、前記液晶
パネルの各ドット毎に着色部が設けられ、互いに異なる
色種の着色部を有する複数のドットにより1画素が構成
され、前記画素内に反射表示を行うための反射層と、透
過表示を行うための開口部とを有し、前記開口部が、前
記1画素内の複数のドットに跨って形成されており、前
記反射層と前記照明手段との間に、前記照明手段の光を
前記開口部に集光するための集光手段を備えたことを特
徴としている。
【0007】上記構成の液晶表示装置は、複数のドット
により構成される画素毎に、前記ドットに跨る開口部が
形成されており、その開口部に、照明手段からの照明光
を集光手段により集光させた光を照射するものである。
このような構成とすることで、開口部へ照明光を集光す
ることにより表示輝度を向上させることができる。ま
た、等ピッチで整列配置される画素に対して集光を行う
ため、集光手段のピッチを画素とほぼ同じくすることが
できるので、従来のドット配列では長辺方向と短辺方向
で集光角が異なることにより、長辺方向と短辺方向とで
出射角が異なるという問題があったが、ほぼ均等な集光
角になるため、集光手段から出射される光を基板面内で
等方的にすることで広角に光が出射され、良好な光出射
特性を得ることができる。
【0008】次に、本発明の液晶表示装置においては、
前記液晶パネルの1画素が、平面視三角形状に3ドット
が配置されて構成されていてもよい。係る構成によれ
ば、例えばRGB(赤、緑、青)の3色の着色部をそれ
ぞれ備えたドットが平面視三角形状に配置されるように
することができるので、これらのドットの中央部に上記
開口部を配置することで、画素中央部では開口部を介し
た透過表示を行うことができ、画素周辺部では反射層を
利用した反射表示を行うことができる。また、従来各ド
ット毎に開口部に集光していたのに対して、各画素毎へ
の集光になるため、マイクロレンズの成型が容易になる
と共に、集光ロスが軽減されるため集光効率が高くな
る。
【0009】次に、本発明の液晶表示装置においては、
前記開口部のうち、各ドットに含まれる部分の面積比
が、各ドットに設けられた前記着色部の色調を1画素全
体でバランスさせる比率とされた構成とすることができ
る。係る構成によれば、カラーフィルタ材料を変えるこ
となく色調のバランスを調整することができる。したが
って、優れた表示品質の液晶表示装置を容易に得ること
ができる。
【0010】次に、本発明の液晶表示装置は、前記開口
部の平面形状が、円形状又は多角形状とされた構成とす
るのがよい。係る構成によれば、照明手段から前記開口
部を介して液晶層に入射する光を、基板面方向で等方的
な出射特性を有するものとすることができる。つまり、
従来の液晶表示装置の問題点とされていた長方形状の開
口部を透過した光が、開口部形状に沿って開口部の長辺
方向と短辺方向とで異なる出射特性となるのを防止し、
視野角特性に優れた液晶表示装置とすることができる。
【0011】次に、本発明の液晶表示装置は、前記集光
手段が、前記液晶パネルの基板外面に形成され、複数の
マイクロレンズを整列配設させたマイクロレンズアレイ
であることを特徴とする。係る構成によれば、液晶パネ
ルの基板が集光手段を兼ねるため、別基板でマイクロレ
ンズアレイを配設するのに比して液晶表示装置の薄型化
を実現することができる。また、熱変形や衝撃等により
開口部とマイクロレンズの光軸のズレが生じることも無
い。
【0012】次に、本発明の液晶表示装置は、前記集光
手段が、マイクロレンズアレイとされており、各マイク
ロレンズのピッチが、前記画素のピッチとほぼ同一とさ
れたことを特徴とする。係る構成の液晶表示装置では、
マイクロレンズによる集光を画素単位で行うことができ
るため、従来のドット毎にマイクロレンズによる集光を
行う場合に比して、マイクロレンズのピッチを粗くする
ことができるため、マイクロレンズアレイの形成が容易
になる。また、従来は長辺方向と短辺方向とで集光比が
異なり出射特性に異方性があったが、前述の構成とした
ことにより全方位に広い出射特性が得られ、透過表示の
広視野角化が可能になる。
【0013】次に、本発明の液晶表示装置は、少なくと
も前記開口部及び/又は前記開口部の対向面に光散乱手
段を備えたことを特徴とする。係る構成によれば、外光
を用いた反射表示を行う際の鏡面反射を防止することが
でき、反射モードの表示品質を向上させることができ
る。また、開口部に入射される照明光が集光されている
場合には、開口部からの出射特性が狭くなりすぎるのを
緩和し、広い出射角特性が得られる。
【0014】次に、本発明の電子機器は、先のいずれか
に記載の液晶表示装置を備えたことを特徴とする。係る
構成によれば、表示が明るく、視野角特性に優れた液晶
表示部を備えた電子機器を提供することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して以下に説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態で
ある液晶表示装置の平面構成図であり、図2は、図1の
A−A線に沿う断面構成図である。まず、図2に示すよ
うに、本実施形態の液晶表示装置は、対向して配置され
た上基板1と下基板2と、これらの基板1,2間に挟持
された液晶層4とを備えて構成された液晶パネル5と、
液晶パネル5の背面側(図示下方側)に配設されたバッ
クライト(照明手段)20と、液晶パネル5とバックラ
イト20との間に配設されたマイクロレンズアレイ21
とを備えて構成されている。尚、液晶パネル5は、アク
ティブマトリクス型のカラー液晶パネルであり、図1及
び図2では、その画素の表示領域のみを図示している。
また、液晶パネル5の表示方式はアクティブマトリクス
型に限定されず、パッシブマトリクス型等の他の表示方
式も容易に適用できるのは勿論である。
【0016】図1の平面図に示すように、本実施形態の
液晶表示装置は、図示左右方向に矩形状のドット10
R,10G,10Bが配列形成されており、図示上下方
向では、隣接するドットが互いに1/2ピッチずらされ
て配置されている。すなわち、平面視三角形状に配置さ
れた3ドット10R,10G,10Bにより1つの画素
15が構成された、いわゆるデルタ配列の液晶表示装置
である。各ドット10R,10G,10Bには、それぞ
れ赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタ(着
色部)9R、9G、9Bが設けられている。また、これ
らのカラーフィルタ9R、9G、9Bの下側には、反射
層8が画素15内で部分的に設けられており、画素15
内でこの反射層8が設けられていない領域が開口部12
とされている。そして、この開口部12は、図1に示す
ように、画素15を構成する3ドット10R、10G、
10Bに跨って形成されている。従って、ドット10R
においては、開口部12と平面視で重なる領域が透過表
示領域とされ、その他の部分が反射表示領域とされてお
り、ドット10B、10Gも同様の構成とされている。
【0017】本実施形態の液晶パネル5において、開口
部12とカラーフィルタ9R,9B,9Gとの重なる領
域の面積は、図1に示す如く、各色でほぼ同一面積とな
るように形成しても良いし、画素15全体における色バ
ランスを考慮して、前記重なる領域の面積を各色で互い
に異ならせても良い。例えば緑(G)のカラーフィルタ
9Gと開口部12との重なる面積が相対的に大きくなる
ように配置しても良い。従って、本実施形態に係る液晶
パネル5は、画素15毎の色調の調整が容易なものとな
っている。
【0018】上記液晶パネル5では、開口部12の形状
が正方形状とされているので、図示左右方向及び図示上
下方向において、開口部の縦横比がほぼ等しい形状とな
るため、開口部12を通過して液晶層4側へ出射される
光の出射角度が上下左右で等しくなり、全方位にわたっ
てほぼ均一な出射特性が得られ、視認しやすい液晶パネ
ルとされている。開口部の形状は、全方位に均一な出射
形状が得られるように、円形形状、或いは、開口比が全
方位でほぼ等しい多角形形状であることが好ましい。ま
た、上記の液晶パネル5では、従来のドット毎に開口部
が設けられた液晶パネルに比して、反射層8と開口部1
2の境界領域を小さく設定できるため、反射層8と開口
部12との境界付近における液晶層4の配向の乱れによ
る表示特性の劣化を最小限に抑えることができる。
【0019】次に、図2に示す断面構成では、上基板1
の内面側にITO等からなる透光性の電極層6と、この
電極層6を覆う配向膜7が形成されており、下基板2の
内面側には、反射層8と、各色のカラーフィルタ9R、
9B、9Gと、ITO等からなる透光性の電極層3と、
配向膜11とが順に積層形成されている。尚、上基板1
の外面側及び下基板2の外面側には、必要に応じて偏光
板、位相差板、前方散乱板等が設けられる。尚、カラー
フィルタ9R、9B間及びカラーフィルタ9B、9G間
は、遮光部9Mにより隔離されている。
【0020】バックライト20は、その側端部に設けら
れたLEDや冷陰極管などの光源25から出射された光
を図示上面から液晶パネル5に向けて出射するようにな
っている。本実施形態の液晶表示装置に用いるバックラ
イト20としては、その出射光量分布の半値幅が、バッ
クライト20上面の法線に対して±30°の範囲とされ
ているものを用いることが好ましく、上記半値幅が±2
0°以下、ないしは±10°以下とされたものを用いる
ことが望ましい。上記半値幅が狭いほど、光軸を通る光
線量が増加し開口部への集光効率が向上する。
【0021】図3は、図2に示すマイクロレンズアレイ
40を示す図であり、図3Aは平面構成図、図3Bは図
3Aに示すH−H線に沿う断面構成図、図3Cは図3A
に示すV−V線に沿う断面構成図である。図3に示すマ
イクロレンズアレイ21は、配列形成されたマイクロレ
ンズ21Lを備えており、これらのマイクロレンズ21
Lは図2に示すように、液晶パネル5の画素15とほぼ
同ピッチに形成されており、それぞれのマイクロレンズ
21Lにより、バックライト20から出射された光を開
口部12に集光するようになっている。本実施形態の液
晶表示装置では、図1及び図2に示すように、開口部1
2が3ドット10R、10G、10Bに跨って形成され
ているので、従来の各ドット毎に集光する構成に比して
マイクロレンズ21Lのピッチを大きくすることがで
き、マイクロレンズアレイ21の製造を容易なものとす
ることができるとともに、液晶パネル5の画素15に設
けられた開口部12が大きくなるので、マイクロレンズ
21Lの焦点と開口部12との位置決めが容易になると
いう利点もある。さらには、マイクロレンズ21Lの面
方向におけるピッチを等ピッチにすることができるの
で、従来のドットの開口部それぞれに集光する場合に比
して、全方位に対してより均一な照明が可能となり、液
晶表示装置の表示品位を向上させることもできる。ま
た、上述のように、画素毎にマイクロレンズ21Lを配
置するので、従来に比して形成されるマイクロレンズの
数が削減され、画素の高精細化に対応しやすくなる利点
もある。
【0022】図2及び図3に示すマイクロレンズアレイ
21では、マイクロレンズの形状を球面状としている
が、液晶パネル5の開口部12に対して効率よく集光で
きる形状であれば、図示の形状に限定されず、非球面状
のマイクロレンズを備えていてもよい。この場合にはバ
ックライトからの出射特性を考慮した設計とすることが
できるため球面レンズに比較して効率が高くなる。図4
は、図2及び図3に示すマイクロレンズアレイ21に代
えて用いることができるフレネルレンズアレイ23を示
す図であり、図4Aは部分平面図、図4Bは図4Aに示
すG−G線に沿う断面構造図である。フレネルレンズア
レイ23は、図4に示すように、矩形領域内に複数の輪
帯状のレンズが配列形成されて構成されている。このフ
レネルレンズアレイ23を適用するならば、マイクロレ
ンズアレイの厚みを薄くでき、もって液晶表示装置を薄
型化することができるという効果を有する。
【0023】本実施形態の液晶表示装置では、マイクロ
レンズアレイ21を液晶パネル5やバックライト20と
は別体として備えているが、本発明に係る液晶表示装置
はこの構成に限定されず、液晶パネル5の下基板2外面
側に、エッチングや型成形により直接マイクロレンズを
形成してもよい。この場合には、マイクロレンズと下基
板2を一体化できるため薄型化することが可能になると
共に、熱変形や衝撃等による光軸のズレを解消できる。
また、バックライト20の導光体上面(液晶パネル5側
面)に同様の方法でマイクロレンズを形成しても良い。
この場合には、マイクロレンズアレイ21を別途設ける
必要が無くレンズ成型時に導光板表面に一体的に成型す
ることが可能になると共に液晶表示装置を容易に薄型化
することができる。
【0024】また、図示は省略したが、本実施形態の液
晶パネル5には、少なくとも透過部の開口領域に光散乱
手段を設けることができる。すなわち、少なくとも透過
開口部又は透過開口部に対向する領域に散乱層を設ける
ことが望ましい。具体的には光散乱手段を、カラーフィ
ルタ9R,9G,9B上に設けてもよいし、上基板1の
外面側に前方散乱板として配設しても良い。上記構成と
することにより、透過表示において法線方向に集光され
て出射される指向性の強い光は拡散層により散乱され、
広い出射特性を持つため、液晶パネルは広い視角特性を
持つ。
【0025】(第2の実施形態)次に、図5を参照して
本発明の第2の実施形態を説明する。図5は、本実施形
態の液晶表示装置の平面構成図であり、図1に示す第1
の実施形態の液晶表示装置と同一部材により構成するこ
とができる構成要素には図1と同一の符号を付してい
る。本実施形態の液晶表示装置では、液晶パネル5の画
素15を構成する各ドット10R,10G,10Bの形
状が、平面視正六角形状とされており、図5に示すA−
A線に沿う画素15の断面構造は、図2に示す断面構造
と同様の構成である。このような形状とすることで、図
5に示す画素15を構成する3ドットに跨って形成され
ている開口部12と、各ドットのカラーフィルタ9R,
9G,9Bとの重なる領域の面積を制御し易く、画素毎
の色調の調整が容易である。図5では、開口部の形状も
正六角形状とされていることで、カラーフィルタと開口
部12との重なる領域が、各ドット10R,10G,1
0Bでほぼ同面積となっている。また、開口部12の形
状が円形に近くなるため、この開口部12を通過する光
の出射角がより規制され難くなり、出射特性の対称性が
さらに改善され、全方位に対して均一な出射特性を示
す。尚、本実施形態の液晶表示装置においても、図4に
示すフレネルレンズアレイ23を備えた構成とすること
ができるのは勿論である。
【0026】(第3の実施形態)次に、図6を参照して
本発明の第3の実施形態について説明する。図6は、本
実施形態の液晶表示装置の断面構成図であり、液晶パネ
ル5及びバックライト20は図2に示すものと同一であ
る。図2に示す第1の実施形態の液晶表示装置と同一部
材により構成することができる構成要素には図1と同一
の符号を付している。また、液晶表示装置の平面構成
は、図1及び図5に示すいずれの構成であっても良い。
【0027】マイクロレンズアレイ22は、図6に示す
ように、複数のマイクロレンズ22Lが面内で配列され
て構成されており、これら複数のマイクロレンズ22L
により開口部12への集光を行う構成となっている。こ
のような構成とすることで、マイクロレンズアレイ22
と液晶パネル5との位置合わせ精度を緩和することがで
きる。また、隣接レンズからの入射も連続的になるた
め、開口部12を通過後の光の出射角を広くすることが
できるので、広い出射特性が得られ、液晶表示装置の視
認性を向上させることができる。法線方向に集光されて
出射される指向性の強い光は拡散層により散乱され、広
い出射特性を持つため、液晶パネルは広い視角特性を持
つ。
【0028】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る液晶表示装置は、前記液晶パネルの1画素が平面視
三角形状に配列された3ドットにより構成され、前記各
ドット毎にカラーフィルタが設けられ、前記画素内に反
射表示を行うための反射層と、透過表示を行うための開
口部とを有しており、前記開口部が、前記1画素内の3
ドットに跨って形成されたことで、従来の各ドット毎に
独立した開口部が形成された液晶表示装置よりも明るい
透過表示が可能で、かつ、広視野角の液晶表示装置の実
現が可能になる。また、従来のように各ドットに対応さ
せてマイクロレンズを配置させる必要はなく、1画素に
対してレンズを1個配置させれば良いため、マイクロレ
ンズの製造が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の一実施の形態である液晶表
示装置の平面構成図である。
【図2】 図2は、図1に示すA−A線に沿う断面構成
図である。
【図3】 図3Aは、図2に示すマイクロレンズアレイ
の平面図、図3Bは図3Aに示すH−H線に沿う断面構
造図、図3Cは図3Aに示すV−V線に沿う断面構造図
である。
【図4】 図4Aは、図1,2に示す液晶表示装置に適
用することができるマイクロレンズアレイの他の例を示
す部分平面図、図4Bは図4AのG−G線に沿う断面構
造図である。
【図5】 図5は、本発明の第2の実施形態の液晶表示
装置の平面構成図である。
【図6】 図6は、他の形態のマイクロレンズアレイを
備えた本発明に係る液晶表示装置の断面構成図である。
【図7】 図7は、従来の半透過反射型液晶表示装置の
平面構成図である。
【図8】 図8Aは、図7に示す液晶表示装置に備えら
れたマイクロレンズアレイの平面構成図であり、図8B
は、同、正面図、図8Cは、同、側面図である。
【符号の説明】
1 上基板(一対の基板) 2 下基板(一対の基板) 3,6 電極層 4 液晶層 5 液晶パネル 7,11 配向膜 8 反射層 9R,9G,9B カラーフィルタ(着色部) 10R,10G,10B ドット 12 開口部 15 画素 20 バックライト(照明手段) 21,22,23 マイクロレンズアレイ(集光手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 5/02 G02B 5/02 B 5/20 101 5/20 101 G02F 1/13357 G02F 1/13357 1/1343 1/1343 Fターム(参考) 2H042 BA01 BA11 BA20 2H048 BB02 BB07 BB08 BB42 2H091 FA02Y FA15Y FA29Z FA31Y FA41Z FD04 FD23 FD24 GA03 LA13 LA15 LA17 2H092 GA13 GA22 GA23 PA08 PA12 PA13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向して配置された一対の基板と、前記
    一対の基板間に挟持された液晶層とを有する液晶パネル
    と、前記液晶パネルの背面側に配設された照明手段とを
    備えた液晶表示装置であって、 前記液晶パネルの各ドット毎に着色部が設けられ、互い
    に異なる色種の着色部を有する複数のドットにより1画
    素が構成され、 前記画素内に反射表示を行うための反射層と、透過表示
    を行うための開口部とを有し、前記開口部が、前記1画
    素内の複数のドットに跨って形成されており、 前記反射層と前記照明手段との間に、前記照明手段の光
    を前記開口部に集光するための集光手段を備えたことを
    特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記液晶パネルの1画素が、平面視三角
    形状に3ドットが配置されて構成されたことを特徴とす
    る請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記開口部のうち、各ドットに含まれる
    部分の面積比が、各ドットに設けられた前記着色部の色
    調を1画素全体でバランスさせる比率とされたことを特
    徴とする請求項1又は2に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記開口部の平面形状が、円形状又は多
    角形状とされたことを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか1項に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記集光手段が、前記液晶パネルの基板
    外面に形成され、複数のマイクロレンズを整列配設させ
    たマイクロレンズアレイであることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記集光手段が、マイクロレンズアレイ
    とされており、各マイクロレンズのピッチが、前記画素
    のピッチとほぼ同一とされたことを特徴とする請求項1
    ないし5のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記開口部及び/又は前記開
    口部の対向面に光散乱手段を備えたことを特徴とする請
    求項1ないし6のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれか1項に記載
    の液晶表示装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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