JP2003342310A - 重合性組成物 - Google Patents

重合性組成物

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JP2003342310A JP2002153597A JP2002153597A JP2003342310A JP 2003342310 A JP2003342310 A JP 2003342310A JP 2002153597 A JP2002153597 A JP 2002153597A JP 2002153597 A JP2002153597 A JP 2002153597A JP 2003342310 A JP2003342310 A JP 2003342310A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】保存安定性に優れ、かつフォトクロミック作用
の発色濃度および退色速度に優れたフォトクロミック重
合体を与える重合性組成物を提供する。 【解決手段】フォトクロミック化合物と25℃での粘度
が60cP以上のラジカル重合性単量体とよりなる重合
性組成物であって、該ラジカル重合性単量体が芳香族基
を有するラジカル重合性単量体、例えば、2,2−ビス
(4−メタクリロイルオキシエトキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−メタクリロイルオキシペンタエ
トキシフェニル)プロパン、α−メチルスチレンダイマ
ー等を含み、かつ該ラジカル重合性単量体中に占める該
芳香族基を有するラジカル重合性単量体の割合が45重
量%以上である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保存安定性に優
れ、なおかつフォトクロミック作用の発色濃度および退
色速度に優れたフォトクロミック重合体を与える重合性
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】フォトクロミズムとは、ここ数年来注目
されてきた現象であって、ある化合物に太陽光あるいは
水銀灯の光のような紫外線を含む光を照射すると速やか
に色が変わり(発色という)、光の照射をやめて暗所に
おくと元の色に戻る(退色という)可逆作用のことであ
る。この性質を有する化合物はフォトクロミック化合物
と呼ばれている。
【0003】フォトクロミック性を有する重合体の製造
方法としては、フォトクロミック化合物をラジカル重合
性単量体に分散させ硬化させる技術が多数報告されてい
る。こうして得られたフォトクロミック重合体は、例え
ばサングラスなどに実用化されている。また、フォトク
ロミック化合物を含有するラジカル重合性単量体を重合
体表面にコーティングし硬化させることによって、重合
体に簡便にフォトクロミック性を付与する方法も提案さ
れている。この方法の場合、重合体表面に形成するフォ
トクロミック化合物を含むコート層の厚みが薄い。した
がって、実用的な発色濃度のフォトクロミック重合体を
得るためには、コート層中にフォトクロミック化合物を
高濃度で含有させる必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者等らが、フォトクロミック化合物をラジカル重合性単
量体に分散させて保存したところ、時間の経過にしたが
ってフォトクロミック化合物が析出するという問題が発
生することが明らかとなった。そして、フォトクロミッ
ク化合物の析出は、フォトクロミック化合物の含有量が
ラジカル重合性単量体100重量部に対して2重量部以
上のときに、より顕著となることが判明した。
【0005】したがって、本発明の目的は、ラジカル重
合性単量体中で過飽和溶解状態にあるフォトクロミック
化合物の析出を抑制して保存安定性を向上させ、なお且
つフォトクロミック作用の発色濃度および退色速度に優
れた重合性単量体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を行ってきた。その結果、フ
ォトクロミック化合物を溶解させるラジカル重合性単量
体が特定の粘度以上であり、且つ該ラジカル重合性単量
体が45重量%以上の芳香族基を有するラジカル重合性
単量体を含んでいる場合には、過飽和溶解状態にあるフ
ォトクロミック化合物の析出を抑制でき、なお且つフォ
トクロミック作用の発色濃度および退色速度に優れたも
のとなることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、フォトクロミック化
合物と25℃での粘度が60cP以上のラジカル重合性
単量体とよりなり、該ラジカル重合性単量体が芳香族基
を有するラジカル重合性単量体を含み、かつ該ラジカル
重合性単量体中に占める該芳香族基を有するラジカル重
合性単量体の割合が45重量%以上であることを特徴と
するフォトクロミック重合性組成物である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明においては、ラジカル重合
性単量体の粘度が25℃において60cP以上であるこ
とが必要である。ラジカル重合性単量体の粘度が25℃
において60cP未満のときには、該フォトクロミック
重合性組成物を光学材料の表面にコーティングし硬化さ
せることが困難であり、且つフォトクロミック化合物の
過飽和溶解状態が不安定なためフォトクロミック化合物
が析出しやすくなり、保存安定性が悪化する。また、該
ラジカル重合性単量体の粘度が25℃において1000
cPを越えるときには該フォトクロミック重合性組成物
を光学材料の表面に均一にコーティングさせることが困
難となることから、ラジカル重合性単量体の粘度は60
〜1000cPの範囲であることが好ましい。
【0009】ラジカル重合性単量体は、通常2種以上を
組み合わせて使用することが多く、この場合、ある種の
ラジカル重合性単量体の粘度が上記値未満であってもラ
ジカル重合性単量体全体としての粘度が上記値以上であ
れば良い。
【0010】さらに、本発明においては、上記のラジカ
ル重合性単量体が芳香族基を有するラジカル重合性単量
体を含み、かつ該ラジカル重合性単量体中に占める該芳
香族基を有するラジカル重合性単量体の割合が45重量
%以上である必要がある。芳香族基を有するラジカル重
合性単量体の割合が45重量%未満のときにはフォトク
ロミック化合物の過飽和溶解状態が十分に安定化されな
いため、析出が抑えられずに保存安定性が低くなる。
【0011】芳香族基を有するラジカル重合性単量体の
割合が45重量%以上であれば、本発明の効果を得るこ
とができるが、より良好な保存安定性を得るためには、
芳香族基を有するラジカル重合性単量体の割合が多けれ
ば多いほどよいが、良好なフォトクロミック性能を得る
ためには該単量体の割合が50重量%〜80重量%の範
囲内であることが好ましい。
【0012】本発明において、ラジカル重合性単量体の
一部として使用される芳香族基を有するラジカル重合性
単量体としては、分子中に芳香族基を有するものであれ
ば公知のものを特に制限なく使用することができる。芳
香族基としては、置換基を有していても良いベンゼン環
から誘導される1価または2価の基、置換基を有してい
てもよいナフタレン環から誘導される1価または2価の
基を挙げることができる。これらベンゼン環またはナフ
タレン環の置換基としては、炭素数1〜10のアルキル
基、炭素数6〜20のアリール基、ハロゲン原子等を挙
げることができる。これらの芳香族基を具体的に例示す
れば、フェニル基、トリル基、キシリル基、ビフェニル
基、クロロフェニル基、ブロモフェニル基、フェニレン
基等を挙げることができる。
【0013】本発明においては、芳香族基を有するラジ
カル重合性単量体としては、入手の容易さや重合性の良
さから下記式(1)、(2)および(3)で示される化
合物を好適に使用することができる。 (a)下記一般式(1)
【0014】
【化1】
【0015】(式中、Rは水素原子またはメチル基で
あり、Rはエチレン基もしくはプロピレン基であり、
はハロゲン原子または炭素数1〜10のアルキル基
であり、aは1〜20の整数である。)で示されるアク
リレート化合物またはメタクリレート化合物、(b)下
記一般式(2)
【0016】
【化2】
【0017】{式中、Rはそれぞれ同種または異種の
水素原子またはメチル基であり、Rはエチレン基もし
くはプロピレン基であり、bはそれぞれ独立に0〜10
の整数であり、Rはそれぞれアルキル基または置換基
を有していてもよいアリール基またはハロゲン原子であ
り、cはRの置換基数を示す0〜4の整数であり、E
は酸素原子、硫黄原子、−S(O)−、−C(O)
−、−CH−、−CH=CH−、−C(CH
−、−C(CH)(C)−から選ばれるいず
れかの基である}で示されるジアクリレート化合物また
はジメタクリレート化合物、(c)下記一般式(3)
【0018】
【化3】
【0019】(式中、RおよびR10は、それぞれ同
種または異種の水素原子またはメチル基であり、R
よびRはそれぞれ独立に炭素数1〜10のアルキレン
基であり、dおよびeはそれぞれ独立に0または1の整
数である。)で示されるエポキシ基含有アクリレート化
合物またはメタクリレート化合物などを挙げることがで
きる。
【0020】一般式(1)で示されるアクリレート化合
物またはメタクリレート化合物を具体的に例示すると、
ノニルフェノキシテトラエチレングリコールアクリレー
ト、ノニルフェノキシノナエチレングリコールメタクリ
レート、ノニルフェノキシテトラプロピレングリコール
アクリレート、ノニルフェノキシテトラプロピレングリ
コールメタクリレート、ノニルフェノキシノナプロピレ
ングリコールメタクリレート等が挙げられる。
【0021】一般式(2)で示されるジアクリレート化
合物またはジメタクリレート化合物を具体的に例示する
と、2,2−ビス(4−アクリロイルオキシエトキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(4−アクリロイルオ
キシジエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−アクリロイルオキシトリエトキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−アクリロイルオキシペンタエト
キシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−メタクリ
ロイルオキシエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(4−メタクリロイルオキシジエトキシフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−メタクリロイルオキシトリ
エトキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−メタ
クリロイルオキシペンタエトキシフェニル)プロパン等
が挙げられる。
【0022】また上記構造式で示される化合物の他に
も、スチレン、クロロスチレン、メチルスチレン、ビニ
ルナフタレン、α−メチルスチレンダイマー、ブロモス
チレン、ジビニルベンゼン等のビニル化合物なども好適
に用い得る単量体として挙げられる。
【0023】上記の芳香族基を有するラジカル重合性単
量体の中でも、後述のフォトクロミック化合物とラジカ
ル重合性単量体との混合物を重合して得られるフォトク
ロミック重合体のフォトクロミック性の発色濃度、退色
速度を勘案すれば、芳香族基を有するラジカル重合性単
量体としては前記一般式(2)で示されるジアクリレー
ト化合物またはジメタクリレート化合物を、芳香族基を
有するラジカル重合性単量体中に占める割合で35〜1
00重量%の範囲で使用することが好ましい。
【0024】本発明におけるラジカル重合性単量体とし
て、上記した芳香族基を有するラジカル重合性単量体と
共に芳香族基を有しないラジカル重合性単量体を用いる
ことができる。芳香族基を有さないラジカル重合性単量
体は、ラジカル重合性基を有する公知の単量体が特に制
限なく使用される。ラジカル重合性基としては、アクリ
レート基、メタクリレート基およびビニル基などが挙げ
られる。
【0025】このような芳香族基を有さないラジカル重
合性単量体としては、例えばトリメチロールプロパント
リメタクリレート、トリメチロールプロパントリアクリ
レート、テトラメチロールメタントリメタクリレート、
テトラメチロールメタントリアクリレート、トリメチロ
ールプロパントリメタクリレート、テトラメチロールメ
タンテトラメタアクリレート、テトラメチロールメタン
テトラアクリレート、トリメチロールプロパントリエチ
レングリコールトリメタクリレート、トリメチロールプ
ロパントリエチレングリコールトリアクリレート、エト
キシ化ペンタエリスリトールテトラアクリレート、エト
キシ化ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ペ
ンタエリスリトールトリメタクリレート、ペンタエリス
リトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトー
ルヘキサアクリレート、ウレタンオリゴマーテトラアク
リレート、ウレタンオリゴマーヘキサメタクリレート、
ウレタンオリゴマーヘキサアクリレート、ポリエステル
オリゴマーヘキサアクリレート、カプロラクトン変性ジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ジトリメチ
ロールプロパンテトラアクリレート等の多官能モノマ
ー、エチレングリコールジアクリレート、エチレングリ
コールジメタクリレート、1,4−ブチレングリコール
ジメタクリレート、1,9−ノニレングリコールジメタ
クリレート、ネオペンチレングリコールジメタクリレー
ト、ネオペンチレングリコールジアクリレート、ジエチ
レングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコ
ールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメ
タクリレート、トリプロピレングリコールジメタクリレ
ート、テトラプロピレングリコールジメタクリレート等
の2官能モノマー、平均分子量526のポリエチレング
リコールメタアクリレート、平均分子量360のポリエ
チレングリコールメタアクリレート、平均分子量475
のメチルエーテルポリエチレングリコールメタアクリレ
ート、平均分子量1000のメチルエーテルポリエチレ
ングリコールメタアクリレート、平均分子量375のポ
リプロピレングリコールメタアクリレート、平均分子量
430のポリプロピレンメタアクリレート、平均分子量
622のポリプロピレンメタアクリレート、平均分子量
620のメチルエーテルポリプロピレングリコールメタ
アクリレート、平均分子量566のポリテトラメチレン
グリコールメタアクリレート、平均分子量2034のオ
クチルフェニルエーテルポリエチレングリコールメタク
リレート、平均分子量610のノニルエーテルポリエチ
レングリコールメタクリレート、平均分子量640のメ
チルエーテルポリエチレンチオグリコールメタクリレー
ト、平均分子量498のパーフルオロヘプチルエチレン
グリコールメタクリレート、トリアルキレングリコール
ジアクリレート、テトラアルキレングリコールジアクリ
レート、ノニルアルキレングリコールジアクリレート、
メチルアクリレート、エチルアクリレート、ブチルアク
リレート、ラウリルアクリレート、ステアリルメタクリ
レート、ラウリルメタアクリレート、エチルヘキシルメ
タクリレート、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、ブチルアクリレート、ラウリルアクリレート等の単
官能モノマーや、グリシジルアクリレート、グリシジル
メタクリレートおよび平均分子量540のグリシジルオ
キシポリエチレングリコールメタアクリレート等のエポ
キシ系モノマーや、γ−メタクリロイルオキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロピ
ルトリエトキシシラン、γ−メタクリロイルオキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、(3−アクリロキシプロ
ピル)ジメチルメトキシシラン、(3−アクリロキシプ
ロピル)メチルジメトキシシラン、(3−アクリロキシ
プロピル)トリメトキシシラン、(メタクリロキシメチ
ル)ジメチルエトキシシラン、メタクリロキシメチルト
リエトキシシラン、メタクリロキシメチルトリメトキシ
シラン、メタクリロキシプロピルジメチルエトキシシラ
ン、メタクリロキシプロピルジメチルメトキシシラン等
のシリルモノマーや分子量2500〜3500の4官能
ポリエステルオリゴマー(ダイセルユーシービー社、E
B80等)、分子量6000〜8000の4官能ポリエ
ステルオリゴマー(ダイセルユーシービー社、EB45
0等)、分子量45000〜55000の6官能ポリエ
ステルオリゴマー(ダイセルユーシービー社、EB18
30等)、平均分子量10000の4官能ポリエステル
オリゴマー(第一工業製薬社、GX8488B等)等の
ポリエステルオリゴマー等を挙げることができる。
【0026】次に、本発明の重合性組成物におけるフォ
トクロミック化合物は、フォトクロミック性を有するこ
とが知られているフルギド化合物、フルギミド化合物、
クロメン化合物、スピロオキサジン化合物等の公知の有
機化合物を何ら制限なく用いることができる。特に、優
れたフォトクロミック性を有するという点でクロメン骨
格を有するクロメン化合物を好適に用いることができ
る。さらにその中でも置換もしくは非置換のフェニル基
を少なくとも1つ有するクロメン化合物は、クロメン化
合物と後述する芳香族化合物とを構成成分とする分子化
合物を形成することができ、該分子化合物は本発明にお
けるラジカル重合性単量体に対する溶解性が高く、かつ
本発明による保存安定効果が大きいため、特に好適に用
いることができる。
【0027】さらに、その発色濃度、退色速度、耐久性
等の各種フォトクロミック特性が特に良好なクロメン化
合物として、下記一般式(4)で示される化合物を好適
に用いることができる。
【0028】
【化4】
【0029】なお、前記式(4)中のR11およびR
12は、それぞれ置換若しくは非置換のアリール基、ま
たは置換もしくは非置換の芳香族複素環基であり、下記
式(5)
【0030】
【化5】
【0031】で示される2価の基は、前記式(4)中の
2H―ピラン環に縮合するベンゼン環を有し、そして置
換基を有していてもよい2価の縮合多環式有機基であ
る。
【0032】上記R11またはR12で示されるアリー
ル基および芳香族複素環基としては、フェニル基、1−
または2−ナフチル基、2−または3−フリル基、2−
または3−チエニル基、2−または3−ピロリジル基等
を挙げることができる。
【0033】また、上記R11またはR12で示される
アリール基および芳香族複素環基の置換基は特に限定さ
れないが、アルキル基、アルコキシ基、アラルコキシ
基、置換若しくは非置換のアミノ基、シアノ基、置換も
しくは非置換のアリール基、フッ素原子、塩素原子、臭
素原子、沃素原子、アラルキル基、トリフルオロメチル
基、トリフルオロメトキシ基、シアノメチル基、アリー
ルスルホニル基、アルキルスルホニル基、および、窒素
原子をヘテロ原子として有し該窒素原子でアリール基と
結合する置換もしくは非置換の複素環基、または該複素
環基に芳香族炭化水素環もしくは芳香族複素環が縮合し
た縮合複素環基を挙げることができる。
【0034】なお、上記の置換基の説明中における複素
環基にはアリール基に結合する窒素原子の他にさらに酸
素原子、硫黄原子、窒素原子等のヘテロ原子が存在して
いてもよい。
【0035】また、上記の置換基の説明中におけるアリ
ール基および複素環基の置換基としては、アルキル基、
アルコキシ基、アラルコキシ基、アミノ基、シアノ基、
フッ素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子、アラルキ
ル基、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ
基、シアノメチル基、アリールスルホニル基、およびア
ルキルスルホニル基等を挙げることができる。
【0036】また、同じく上記の置換基の説明中におけ
るアミノ基の置換基としてはアルキル基、アルコキシ
基、アラルコキシ基、シアノ基、アリール基、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子、沃素原子、アラルキル基、ト
リフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、シアノ
メチル基、アリールスルホニル基、およびアルキルスル
ホニル基等を挙げることができる。
【0037】また、フォトクロミック性の観点から、前
記式(4)中のR11およびR12のどちらか一方は、
置換若しくは非置換のアミノ基が置換したフェニル基で
あるのが好適である。このときの好適な置換もしくは非
置換のアミノ基を例示すると、アミノ基;メチルアミノ
基、エチルアミノ基、n−プロピルアミノ基、i−プロ
ピルアミノ基、n−ブチルアミノ基、t−ブチルアミノ
基等のアルキルアミノ基;ジメチルアミノ基、ジエチル
アミノ基、ジ−n−プロピルアミノ基、ジ−i−プロピ
ルアミノ基、ジ−n−ブチルアミノ基、ジ−t−ブチル
アミノ基等のジアルキルアミノ基;フェニルアミノ基、
ナフチルアミノ基等のアリールアミノ基;ジフェニルア
ミノ基等のジアリールアミノ基等を挙げることができ
る。
【0038】また、前記式(4)中のR11およびR
12のどちらか一方は、複素環基を構成する炭素原子の
数が2〜10、特に2〜6である、窒素原子をヘテロ原
子として有し該窒素原子でフェニル基に結合する置換も
しくは非置換の複素環基、または該複素環基に芳香族炭
化水素環もしくは芳香族複素環が縮合した縮合複素環基
が置換したフェニル基であることが好適である。このよ
うな複素環基または縮合複素環基を例示すると、モルホ
リノ基、ピペリジノ基、ピロリジニル基、ピペラジノ
基、N−メチルピペラジノ基、インドリニル基等の基を
挙げることができる。
【0039】前記式(4)中の前記式(5)で示される
2価の基は、置換基を有していてもよい2価の縮合多環
式有機基であって、前記式(4)中の2H―ピラン環に
縮合するベンゼン環を含む基であり、該基が結合したク
ロメン化合物がフォトクロミック性を示すものであれば
特に限定されないが、フォトクロミック性が優れるとい
う観点より、下記式(6)、(7)、(8)および
(9)で示される基であるのが好適である。
【0040】
【化6】
【0041】
【化7】
【0042】
【化8】
【0043】
【化9】
【0044】ただし、上記式(6)中のR13およびR
14は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、アラルキルオキシ基、アラルキル基、カルボ
キシ基、アルコキシカルボニル基、置換基を有していて
もよいアリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシ
カルボニル基、置換基を有していてもよいアミノ基、シ
アノ基、ニトロ基、置換基を有していてもよいアリール
基、ハロゲン原子、窒素原子をヘテロ原子として有し該
窒素原子で縮合多環式有機基の環に結合する、置換基を
有していてもよい複素環基、または該複素環基に芳香族
炭化水素環もしくは芳香族複素環が縮合した縮合複素環
基である。R13の結合数を表すfは0〜3の整数であ
り、R14の結合数を表すgは0〜2の整数であり、f
またはgがそれぞれ2以上であるときに複数結合する各
13またはR14は互いに同一でも異なっていてもよ
い。なお、上記R13およびR14の各基が置換基を有
していてもよい場合の置換基とは、アルキル基、アルコ
キシ基、アリール基、およびハロゲン原子からなる群よ
り選ばれる少なくとも1種の置換基を意味する。
【0045】また、上記式(7)中のR15およびR
16は、それぞれ上記式(6)中のR 13およびR14
と同義であり、R15の結合数を表すhは0〜2の整数
であり、R16の結合数を表すiは0〜3の整数であ
り、hまたはiがそれぞれ2以上であるときに複数結合
する各R15またはR16は互いに異なっていてもよ
い。
【0046】また、上記式(8)中のR17およびR
18は、それぞれ上記式(6)中のR 13およびR14
と同義であり、R17およびR18の結合数を表すjお
よびkはそれぞれ0〜3の整数であり、jまたはkがそ
れぞれ2以上であるときに複数結合する各R17または
18は互いに異なっていてもよい。
【0047】また、上記式(9)中の下記式(10)
【0048】
【化10】
【0049】で示される基は、芳香族炭化水素基または
不飽和複素環基であり、R19およびR20は、それぞ
れ上記式(6)中のR13およびR14と同義である。
19およびR20の結合数を表すmおよびnはそれぞ
れ0〜3の整数であり、mまたはnがそれぞれ2以上で
あるときに複数結合する各R19またはR20は互いに
異なっていてもよい。R21およびR22としては、そ
れぞれ独立に水素原子、ヒドロキシル基、アルキル基、
アルコキシ基、アラルキルオキシ基、アラルキル基、カ
ルボキシ基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシ
カルボニル基、アラルキルオキシカルボニル基、置換あ
るいは非置換のアミノ基、シアノ基、ニトロ基、置換あ
るいは非置換のアリール基であるか、または互いに結合
してオキソ基、置換基を有していてもよいビニレン基、
置換基を有していてもよい酸素原子を1あるいは2個含
む複素環基、置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素
環基、または下記式(11)
【0050】
【化11】
【0051】{式(11)中の−Y−で示される基は、
下記式
【0052】
【化12】
【0053】(式中、ZおよびZはそれぞれ独立に
酸素原子または硫黄原子であり、R 、R24、R
25およびR26はアルキレン基であり、p、q、rお
よびsは、それぞれ1〜4の整数である。)で示される
基である。}で示される基を挙げることができる。
【0054】また、前記式(4)で示されるクロメン化
合物のうち、置換もしくは非置換のフェニル基を少なく
とも1つ有するクロメン化合物は、クロメン化合物と芳
香族化合物とを構成成分とする分子化合物を形成するこ
とができる。このような芳香族化合物としては、上記し
たようなクロメン化合物と分子化合物を形成し得る化合
物であれば特に限定されないが、分子化合物を形成しや
すいという観点から、分子量300〜800のクロメン
化合物に対して、特に分子量70〜150の芳香族化合
物であるのが好適である。好適に使用できる芳香族化合
物を具体的に例示すると、トルエン、ベンゼン、クロロ
ベンゼン、ジクロロベンゼン、ナフタレン、チオフェ
ン、ピロール等を挙げることができる。
【0055】本発明でフォトクロミック化合物として好
適な「置換もしくは非置換のフェニル基を少なくとも1
つ有するクロメン化合物」を具体的に例示すると次のよ
うな化合物を挙げることができる。
【0056】
【化13】
【0057】
【化14】
【0058】
【化15】
【0059】
【化16】
【0060】
【化17】
【0061】
【化18】
【0062】なお、上に例示したクロメン化合物は、W
O98/45281号、WO96/14596号、ドイ
ツ国特許公開DE19902771、およびWO98/
04937号等に開示されているものである。
【0063】これらフォトクロミック化合物は適切な発
色色調を発現させるため、複数の種類のものを適宜混合
して使用することができる。
【0064】
【実施例】以下、本発明を実施例を挙げて説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0065】以下に使用した化合物の略号と名称を示
す。 (1)フォトクロミック化合物 PC1:
【0066】
【化19】
【0067】で示されるクロメン化合物とトルエンとの
モル比1:1の分子化合物。 PC2:
【0068】
【化20】
【0069】で示されるクロメン化合物とトルエンとの
モル比1:1の分子化合物。 (2)芳香族基を有するラジカル重合性単量体 MA1:2,2−ビス(4−メタクリロイルオキシエト
キシフェニル)プロパン MA2:2,2−ビス(4−メタクリロイルオキシペン
タエトキシフェニル)プロパン MA3:α−メチルスチレンダイマー MA4:ナフタレンメタノールメタクリレート MA5:ベンジルメタノールメタクリレート (3)芳香族基を有さないラジカル重合性単量体 MB1:トリエチレングリコールジメタクリレート MB2:グリシジルメタクリレート MB3:トリメチロールプロパントリメタクリレート MB4:ポリエステルオリゴマーヘキサアクリレート
(ダイセルユーシービー社、EB−1830) MB5:ポリエチレングリコールジアクリレート(平均
分子量532) 実施例1 フォトクロミック重合性組成物として、上記のラジカル
重合性単量体を表1に記載した配合割合で配合した。こ
の混合液の動粘度を、キャノン−フェンスケ粘度計を用
いて測定した。測定はJISK2283に準拠し、25℃で行っ
た。得られた動粘度とあらかじめ測定した試料の比重よ
り、式〔粘度(cP)=動粘度(cSt)×比重(g/
cm)〕を用いて試料の粘度を算出したところ131
cPであった。
【0070】このラジカル重合性単量体の混合物100
重量部に対してフォトクロミック化合物PC1を3重量
部加え、十分に混合した後に、40℃のインキュベータ
ーを用いて恒温下で静置状態で保存し、フォトクロミッ
ク化合物が析出するまでの時間を測定し、保存安定性の
評価の指数とした。結果を表2に示した。
【0071】また、フォトクロミック重合性組成物を硬
化して得られるフォトクロミック硬化薄膜のフォトクロ
ミック性能の発色濃度、退色速度を評価するために、以
下の方法で硬化薄膜を得た。
【0072】上記のフォトクロミック重合性組成物に、
重合開始剤である1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニ
ルケトンを0.5重量部、安定剤であるビス(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケー
トを5重量部、シランカップリング剤であるγ−メタク
リロイルオキシプロピルトリメトキシシランを7重量
部、およびN−メチルジエタノールアミンを3重量部添
加し、十分に混合した。光学材料としてはCR39(ア
リル樹脂プラスチックレンズ)を用いた。
【0073】続いて上記方法で得られた混合液の約2g
をMIKASA製スピンコーター1H−DX2を用い
て、厚さ2mmのプラスチックレンズ(CR39)の表
面にスピンコートした。この表面がコートされたレンズ
を窒素ガス雰囲気中で出力120/cmのメタルハライ
ドランプを用いて、3分間照射し、塗膜を硬化させた後
にさらに120℃の恒温器にて1時間加熱処理を行うこ
とでフォトクロミック硬化薄膜を得た。得られる薄膜の
膜厚はスピンコートの条件によって調整が可能である。
本発明においてフォトクロミック硬化薄膜の膜厚を40
±1μmとなるように調整した。
【0074】上記の方法で得られた硬化薄膜のフォトク
ロミック性能を評価するために、以下に示す方法で発色
濃度および退色速度を測定した。
【0075】発色濃度:フォトクロミック硬化薄膜を有
するプラスチックレンズに、浜松ホトニクス製のキセノ
ンランプL−2480(300W)SHL−100をエ
アロマスフィルター(コーニング社製)を介して20℃
±1℃、重合体表面でのビーム強度365nm=2.4
mW/cm,245nm=24μW/cmで120
秒間照射して発色させ、このときの最大吸収波長を
(株)大塚電子工業製の分光光度計(瞬間マルチチャン
ネルフォトディテクターMCPD1000)により求め
た。この最大吸収波長における吸光度{ε(120)}
と、光照射していない状態の硬化体の該波長における吸
光度{ε(0)}との差{ε(120)−ε(0)}を
求めこれを発色濃度とした。この値が高いほどフォトク
ロミック性能が優れているといえる。
【0076】退色速度:120秒間光照射した後、光の
照射を止め、該硬化体の最大波長における吸光度が前記
{ε(120)−ε(0)}の1/2まで低下するのに
要する時間{t1/2(min)}を測定した。この時間
が短いほどフォトクロミック性が優れているといえる。 実施例2〜6 ラジカル重合性単量体を下記表1のように配合し、実施
例1と同様の手法を用いて、保存安定性、フォトクロ性
を評価した。結果を表2に示した。 比較例1〜3 表1に記載した配合量で、芳香族基を有するラジカル重
合性単量体の含量が実施例よりも少なくなるようにラジ
カル重合性単量体を配合した。実施例1と同様に保存安
定性、フォトクロ性の評価を行った結果を表2に示し
た。
【0077】
【表1】
【0078】
【表2】
【0079】比較例に示すように、芳香族基を有するラ
ジカル重合性単量体の割合の合計が50重量%未満であ
る組成では保存安定期間が短いために保存安定性が悪
く、またフォトクロミック性能は満足のできるものでは
なかった。これに対し実施例1〜6では、保存安定性に
優れ、かつフォトクロミック性能も優れており、本発明
の効果が充分に発揮されている。
【0080】
【発明の効果】本発明は、フォトクロミック化合物とラ
ジカル重合性単量体との重合性組成物において、芳香族
基を有するラジカル重合性単量体を特定量使用すること
によって、フォトクロミック化合物の析出を防いで保存
安定性を向上させることができる。また、重合性組成物
を重合したフォトクロミック重合体は、フォトクロミッ
ク作用の発色濃度および退色速度に優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H123 AA00 AA09 AA19 AA60 4J011 AA05 PA30 PA35 PA43 PB40 QA07 QA09 QA13 QA18 QA34 QA46 4J027 AC03 AC04 AC06 AC09 CA25 CA29 CA34 CC02 CC03 CD04 4J100 AL08P AL66P BA07P BA09P BC43P BC45P BC54P CA01 CA04 DA65 JA32 JA33

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォトクロミック化合物と25℃での粘度
    が60cP以上のラジカル重合性単量体とよりなり、該
    ラジカル重合性単量体が芳香族基を有するラジカル重合
    性単量体を含み、かつ該ラジカル重合性単量体中に占め
    る該芳香族基を有するラジカル重合性単量体の割合が4
    5重量%以上であることを特徴とするフォトクロミック
    重合性組成物。
  2. 【請求項2】請求項1記載のフォトクロミック重合性組
    成物の重合体よりなるフォトクロミック重合体。
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