JP2003341110A - インクジェットヘッド及び画像形成装置並びに画像形成方法 - Google Patents

インクジェットヘッド及び画像形成装置並びに画像形成方法

Info

Publication number
JP2003341110A
JP2003341110A JP2002151444A JP2002151444A JP2003341110A JP 2003341110 A JP2003341110 A JP 2003341110A JP 2002151444 A JP2002151444 A JP 2002151444A JP 2002151444 A JP2002151444 A JP 2002151444A JP 2003341110 A JP2003341110 A JP 2003341110A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
ink
head
image data
print head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002151444A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Kuwabara
宗市 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002151444A priority Critical patent/JP2003341110A/ja
Publication of JP2003341110A publication Critical patent/JP2003341110A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクジェットヘッドのばらつきによる印画
結果のばらつきを低減する。 【解決手段】 一色又は複数色のインクを各色ごとに吐
出するノズルの列が設けられたプリントヘッド4を有す
るインクジェットヘッド1を駆動しそのノズルからイン
クを液滴化して吐出し、記録媒体21上に画像形成を行
う画像形成装置において、上記インクジェットヘッド1
に、プリントヘッド4のインク吐出特性情報又はそれに
応じた色変換テーブルを記憶する記憶手段30を備え、
上記インクジェットヘッド1の記憶手段30からインク
吐出特性情報又はそれに応じた色変換テーブルを読み出
し、該プリントヘッド4のインク吐出特性情報に応じて
RGB画像データを印刷用の画像データに色変換し、該
インクジェットヘッド1の駆動信号を生成する画像処理
手段31を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一色又は複数色の
インクを各色ごとに吐出するノズルの列が設けられたプ
リントヘッドを有するインクジェットヘッド及び画像形
成装置並びに画像形成方法に関し、詳しくは、インクジ
ェットヘッド個々のばらつきによる印画結果の濃度や色
のばらつきを低減できるインクジェットヘッド及び印画
形成装置並びに印画形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にデジタルカメラやイメージスキャ
ナなどの入力機器では、入力した画像をR(赤),G
(緑),B(青)の三つの成分に色分解してデータ化
し、またCRTやLCDなどの表示装置においても画像
データをR,G,Bの三つのパラメータを用いて表現し
ている。一方、プリンタや印刷機においては、C(シア
ン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(ブラッ
ク)などのインクを用いて画像を形成することから、R
GB画像データを印刷用のCMYK画像データに色変換
する必要があり、この色変換のアルゴリズムによってプ
リンタなどの色再現特性が決まる。
【0003】このような色変換のアルゴリズムのうちも
っとも簡便なものとして、いわゆる線形1次多項式によ
る色変換方式がある。この方式はリソースが少なくてす
むというメリットがある反面、調整できる変数に制限が
あるため、インクジェットプリンタのような非線形性の
強いプリンタには適していない。そこで、より再現性の
高い色変換のアルゴリズムとして、ルックアップテーブ
ル(以下「LUT」と略称する)方式による色変換方式
が用いられている。LUT方式による色変換方式とは、
入力値とそれに対する出力値との対応関係を実験的ある
いは理論的に求め、これらの対応関係を記述しておき、
それを参照してある入力値に対する出力値を求める方法
である。
【0004】このLUT方式による色変換では、色再現
特性の精度向上が望めるが、入力した画像データの階調
に相当するだけのデータを保持する必要があり、例えば
入力した画像データを構成するRGB各色が8ビットの
階調を有する場合には、およそ1670万個のデータを
保持しなければならず、またこれだけ多数のデータを実
際に測色することは大変手間がかかり、実際には行われ
ない。一般的には、図4に示すように、画像データを構
成するRGB各色の階調を適当な間隔で間引いて、例え
ば9×9×9個の入力値と出力値の対応関係をサンプリ
ングした3次元LUT(以下「3D−LUT」という)
を作成し、この3D−LUTを参照してある入力値に対
する出力値を求める。
【0005】また、RGB画像データに含まれるある入
力値Pが、図4に示す3D−LUTの格子点上に位置し
ない場合には、例えば立方体補間法などの補間方法によ
って、入力値Pに対応する出力値を求める。その手順と
してまず、RGB画像データに含まれるある入力値P
が、3D−LUTにおいて分割された小さな単位立法体
のどの位置に含まれているかを求める。ここで入力値P
は、例えば図5に示すように、格子点P1,P2,…,P
8に囲まれた単位立方体の内部に含まれているとする。
次に、上記入力値Pを含んだ単位立方体を該入力値Pに
よって8個の直方体V1〜V8に分割し、その加重平均を
求める。これにより、任意の入力値Pに対する出力値を
算出することができる。そして、RGB画像データに含
まれるすべての入力値Pに対して同様の演算を行うこと
により、RGB画像データをCMYK画像データに色変
換することができる。したがって、少ないリソースで、
任意の入力値Pに対する出力値として直接変換すべき印
刷用のCMYK画像データを得ることができる。
【0006】以上の説明において、図4に示す3D−L
UTは、任意の入力値Pに対する出力値を直接変換する
ように作成された色変換テーブルであるとして説明した
が、それを応用した他の例もある。例えば、C,M,
Y,K各色の階調特性が視覚的に均等な尺度に対して直
線になると仮定して、RGB画像データをCMYK画像
データに変換する3D−LUTを作成しておき、この3
D−LUTを用いて変換した後に、C,M,Y,K各色
の実際の階調特性に合わせるように変換するテーブルを
別途用意し、これを用いて実際に変換すべき出力値を求
めてもよい。この場合、C,M,Y,K各色の階調が8
ビットの場合でも、4色で1024個のデータを用意し
ておけばよく、また出力装置の階調特性が非線形の場合
でもそれを忠実にテーブル化することができる。したが
って、RGB画像データからCMYK画像データへの色
変換を行うためのLUTや各種パラメータを印画モード
や記録用紙の種類ごとに用意しておけば、インクジェッ
トプリンタのような非線形性の強いプリンタについて
も、忠実に階調表現することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、インクジェッ
トプリンタのように、インクジェットヘッド個々のイン
ク吐出特性のばらつきが大きなデバイスを用いて画像を
形成する場合には、同じLUTや色変換パラメータを用
いたのでは実際の印画結果がデバイスごとに大きく異な
ることがあった。また、インクジェットヘッドを交換し
た場合、同じ画像データによる印画結果が交換前と交換
後で大きく異なることがあった。
【0008】そこで、本発明は、このような問題点に対
処し、インクジェットヘッド個々のばらつきによる印画
結果の濃度や色のばらつきを低減することができるイン
クジェットヘッド及び印画形成装置並びに印画形成方法
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によるインクジェットヘッドは、一色又は複
数色のインクを各色ごとに吐出するノズルの列が設けら
れたプリントヘッドと、該プリントヘッドに設けられた
ノズルの列からのインクの吐出を駆動制御する駆動回路
と、を備えて成るインクジェットヘッドにおいて、上記
プリントヘッドのインク吐出特性情報又はそれに応じた
色変換テーブルを記憶する記憶手段を備えたものとし
た。
【0010】このような構成により、上記記憶手段で、
プリントヘッドのインク吐出特性情報又はそれに応じた
色変換テーブルが記憶される。
【0011】また、本発明による画像形成装置は、一色
又は複数色のインクを各色ごとに吐出するノズルの列が
設けられたプリントヘッドを有するインクジェットヘッ
ドを駆動しそのノズルからインクを液滴化して吐出し、
記録媒体上に画像形成を行う画像形成装置において、上
記インクジェットヘッドに、プリントヘッドのインク吐
出特性情報又はそれに応じた色変換テーブルを記憶する
記憶手段を備え、上記インクジェットヘッドの記憶手段
からインク吐出特性情報又はそれに応じた色変換テーブ
ルを読み出し、該プリントヘッドのインク吐出特性情報
に応じてRGB画像データを印刷用の画像データに色変
換し、該インクジェットヘッドの駆動信号を生成する画
像処理手段を備えたものである。
【0012】このような構成により、上記画像処理手段
によって、上記インクジェットヘッドの記憶手段に記憶
されたプリントヘッドのインク吐出特性情報又はそれに
応じた色変換テーブルを読み出し、該プリントヘッドの
インク吐出特性情報に応じてRGB画像データを印刷用
の画像データに色変換し、インクジェットヘッドの駆動
信号を生成する。これにより、一色又は複数色のインク
を各色ごとに吐出するノズルの列が設けられたプリント
ヘッドを有するインクジェットヘッド個々のばらつきに
よる印画結果の濃度や色のばらつきが低減される。
【0013】さらに、本発明による画像形成方法は、一
色又は複数色のインクを各色ごとに吐出するノズルの列
が設けられたプリントヘッドを有するインクジェットヘ
ッドを駆動しそのノズルからインクを液滴化して吐出
し、記録媒体上に画像形成を行う画像形成方法におい
て、上記インクジェットヘッドに備えられた記憶手段
に、プリンタヘッドのインク吐出特性情報を記憶し、該
記憶されたインク吐出特性情報を記憶手段から読み出
し、このプリンタヘッドのインク吐出特性情報に応じた
ルックアップテーブルを参照してRGB画像データを印
刷用の画像データに色変換するものである。
【0014】このような方法の実施により、プリントヘ
ッドのインク吐出特性情報に応じてRGB画像データが
印刷用の画像データに色変換される。これにより、一色
又は複数色のインクを各色ごとに吐出するノズルの列が
設けられたプリントヘッドを有するインクジェットヘッ
ド個々のばらつきによる印画結果の濃度や色のばらつき
が低減される。
【0015】そして、本発明の他の例による画像形成方
法は、一色又は複数色のインクを各色ごとに吐出するノ
ズルの列が設けられたプリントヘッドを有するインクジ
ェットヘッドを駆動しそのノズルからインクを液滴化し
て吐出し、記録媒体上に画像形成を行う画像形成方法に
おいて、上記インクジェットヘッドに備えられた記憶手
段に、プリンタヘッドのインク吐出特性情報に応じた色
変換テーブルを記憶し、該記憶された色変換テーブルを
記憶手段から読み出し、この色変換テーブルをルックア
ップテーブルとして用いてRGB画像データを印刷用の
画像データに色変換するものである。
【0016】このような方法の実施により、プリントヘ
ッドのインク吐出特性情報に応じてRGB画像データが
印刷用の画像データに色変換される。これにより、一色
又は複数色のインクを各色ごとに吐出するノズルの列が
設けられたプリントヘッドを有するインクジェットヘッ
ド個々のばらつきによる印画結果の濃度や色のばらつき
が低減される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明によるイ
ンクジェットヘッド1及びこのインクジェットヘッド1
が装着されるプリンタ2の実施の形態を示す斜視図であ
る。図1は、インクジェットヘッド1が独立した形態を
有してプリンタ2に直接装着される形式のものを示して
いる。そして、上記インクジェットヘッド1を矢印Hの
ように収納してプリンタ2に固定状態でセットして画像
形成装置、例えばインクジェットプリンタを構成する。
【0018】上記インクジェットヘッド1は、液体イン
クを例えば電気熱変換式又は電気機械変換式などで微細
に液滴化して吐出し、記録用紙などの記録媒体上にイン
クドットを形成するもので、インクカートリッジ3と、
プリントヘッド4とを備え、駆動回路5(図2参照)を
内蔵し、さらに記憶手段30(図3参照)を備えてい
る。
【0019】上記インクカートリッジ3は、内部に複数
色のインクを収容するもので、その筐体がプリンタ2の
幅方向に全幅にわたって細長く伸びている。このインク
カートリッジ3の内部には、例えば四つに分かれたイン
ク収容室があり、例えばY(イエロー),M(マゼン
タ),C(シアン),K(ブラック)の4色のインクが
充填されている。なお、インクカートリッジ3は硬質樹
脂等で形成されている。
【0020】インクカートリッジ3の底面部にはプリン
トヘッド4が設けられている。このプリントヘッド4
は、インクカートリッジ3から供給されるインクを微細
に液滴化して吐出させるもので、その下面には、一色又
は複数色のインクを各色ごとに吐出するノズル8(図2
参照)の列が設けられている。
【0021】上記駆動回路5は、上記プリントヘッド4
に設けられたノズル8の列からのインクの吐出を駆動制
御するもので、図2に示すように、例えば炭素系樹脂か
らなるシート状のオリフィスプレート10に形成された
ノズル8からインク液滴を吐出させるためにヒータ12
の加熱を駆動制御するようになっており、例えばシリコ
ン基板13上に形成されている。また、上記シリコン基
板13とオリフィスプレート10とに挟まれて両者を隔
てるドライフィルム9は、シリコン基板13上に並べて
形成された各ヒータ12の隔壁となる櫛形の形状を有
し、これにより各ヒータ12の周りにインク液室14が
形成される。そして、上記シリコン基板13の側方に
て、上記インク液室14の開放された部位側には、イン
ク流路15が形成されており、それぞれのインク液室1
4にインクが導かれるようになっている。これにより、
上記駆動回路5によってヒータ12の加熱を駆動制御す
ると、ノズル8からインク液滴を吐出することができ
る。なお、上記駆動回路5には、パッドが形成されたフ
レキシブル配線基板16が接続されている。
【0022】また、図1に示すプリンタ2は、以上のよ
うに構成されたインクジェットヘッド1に形成されたノ
ズル8(図2参照)からインクを微細に液滴化して吐出
し、記録用紙21などの記録媒体上にインクを吹付けて
画像形成を行う画像形成装置となるもので、RGB画像
データから色変換された印刷用の画像データに基づいて
インクジェットヘッド1を駆動するようになっている。
このプリンタ2は、全体が直方体形状の筐体20に収納
され、記録用紙21を収納した用紙トレイ22をプリン
タ2の正面に形成されたトレイ出入口より装着すること
により、記録用紙21を給紙できるようになっている。
【0023】用紙トレイ22は、このようにトレイ出入
口からプリンタ2に装着されると、所定の機構により記
録用紙21が給紙ローラ23に押し当てられ、この給紙
ローラ23の回転により、矢印Aに示すように、記録用
紙21が用紙トレイ22より背面側に向かって送り出さ
れるようになっている。また、プリンタ2の用紙送りの
側には、反転ローラ24が配置され、この反転ローラ2
4の回転等により、矢印Bに示すように、記録用紙21
の送り方向が正面方向に向かって切り換えられる。
【0024】そして、プリンタ2には拍車ローラ25等
が設けられ、このように用紙送り方向が切り換えらた記
録用紙21をインクジェットヘッド1のプリントヘッド
4の下方を横切るように搬送するようになっている。こ
のとき、上記インクジェットヘッド1が記録用紙21上
に画像を形成し、矢印Cに示すように、プリンタ2の正
面側の排出口から排出されるようになっている。なお、
プリンタ2は、矢印Hに示すように、インクジェットヘ
ッド1が交換可能に構成されている。
【0025】ここで、本発明においては、図3に示すよ
うに、一色又は複数色のインクを各色ごとに吐出するノ
ズル8(図2参照)の列が設けられたプリントヘッド4
を有するインクジェットヘッド1に、記憶部30が設け
られている。この記憶部30は、上記プリントヘッド4
のインク吐出特性情報を記憶する記憶手段となるもの
で、例えばノズル8から吐出されるインク液滴の液量や
ベタ印画時の濃度そのもの、あるいはそれらの情報につ
いて例えば大中小、又は1〜3といった固体差のレベル
を多段階に判別可能な値として記憶されている。
【0026】ここで、上記記憶部30に記憶されたイン
ク吐出特性情報は、プリントヘッド4に設けられたノズ
ル8(図2参照)の全色に共通であってもよいし、上記
インク吐出特性情報は、プリントヘッド4に設けられた
ノズル8のC,M,Y,Kの各色ごとに記憶されていて
もよい。
【0027】また、上記記憶部30には、インク吐出特
性情報として特に、階調特性補正テーブル(以下「1D
−LUT」という)を複数記憶していてもよい。この1
D−LUTとは、プリントヘッド4のインク吐出特性情
報に応じて印刷用の画像データの階調特性を各色ごとに
補正するもので、具体的にはRGB画像データを色変換
して作成された印刷用のCMYK画像データの階調特性
について、C,M,Y,Kの各色ごとに補正するもので
ある。この1D−LUTは、プリントヘッド4のインク
吐出特性情報に応じて、また印画モードや記録用紙の種
類ごとに用意されるが、一つの1D−LUTは256バ
イト程度のデータ容量で作成されるため、後述する色変
換テーブル(3D−LUT)を記憶する場合に比べて記
憶部30の記憶容量が少なくて済む。
【0028】また、他の例によるインクジェットヘッド
1によれば、上記記憶部30に、プリントヘッド4のイ
ンク吐出特性情報に応じた色変換テーブルが予め記憶さ
れている。この記憶部30に記憶された色変換テーブル
は、RGB画像データを印刷用のCMYK画像データに
変換するための3D−LUTや、印刷用のCMYK画像
データの階調特性をC,M,Y,K各色ごとに補正する
1D−LUTなどからなっている。
【0029】そして、図1に示すプリンタ2には、図3
に示す画像処理部31が設けられている。この画像処理
部31は、上記インクジェットヘッド1の記憶部30に
記憶されたインク吐出特性情報又はそれに応じた色変換
テーブルを読み出し、プリントヘッド4のインク吐出特
性情報に応じてRGB画像データを印刷用のCMYK画
像データに色変換し、該インクジェットヘッド1の駆動
回路5を制御する駆動信号を生成する画像処理手段とな
るもので、ルックアップテーブル保持部32と、信号変
換部33と、出力変換部34とから成る。
【0030】ルックアップテーブル保持部(以下「LU
T保持部」という)32は、インクジェットヘッド1の
記憶部30からインク吐出特性情報又はそれに応じた色
変換テーブルを読み出してルックアップテーブル(LU
T)として保持するテーブル保持手段となるもので、R
GB画像データを印刷用のCMYK画像データに変換す
るための3D−LUTや、印刷用のCMYK画像データ
の階調特性をC,M,Y,K各色ごとに補正する1D−
LUTなどを保持するようになっている。そして、LU
T保持部32には、印画モードや記録用紙21の種類に
対応した3D−LUTや1D−LUT、あるいはインク
ジェットヘッド1のプリントヘッド4のインク吐出特性
情報に応じた1D−LUTが保持されている。
【0031】信号変換部33は、プリントヘッド4のイ
ンク吐出特性情報に応じてLUTを参照し、RGB画像
データを印刷用の画像データに色変換する信号変換手段
となるもので、図3に示すように、RGB画像データを
受け取ると、設定された印画モードや印画用紙21の種
類などの印刷情報、及びインクジェットヘッド1の記憶
部30から読み出したプリントヘッド4のインク吐出特
性情報に基づいて、LUT保持部32から該プリントヘ
ッド4のインク吐出特性情報に応じたLUTを引き出
し、それを参照して印刷用のCMYK画像データに色変
換するようになっている。なお、印画モードや印画用紙
21の種類などの印刷情報は、画像データのヘッダ部に
付加される場合もあれば、また図1に示すプリンタ2に
設けられた入力パネル(図示省略)から直接供給される
場合もある。また、これらの印刷情報が、新たに何も与
えられない場合は、前回の設定と同じもの、あるいはデ
フォルトとして設定されている値を用いる。
【0032】出力変換部34は、信号変換部33で色変
換された印刷用のCMYK画像データを、インクジェッ
トヘッド1の駆動回路5の駆動信号に変換する出力変換
手段となるもので、図3に示すRGB画像データが色変
換されたCMYK画像データを、誤差拡散法等のハーフ
トーニング手段を用いて印画装置の性能に応じたレベル
数の多値データに変換し、さらに実際にインクジェット
ヘッド1の駆動回路5を駆動するON、OFF信号に変
換するようになっている。
【0033】また、上記画像処理部31には、LUT作
成部35がさらに設けられている。このLUT作成部3
5は、色変換テーブルに基づいて新たな色変換テーブル
を作成するテーブル作成手段となるもので、インクジェ
ットヘッド1の記憶部30に記憶された1D−LUT、
あるいはLUT保持部32に保持された1D−LUTに
基づいて、新たにLUTを作成するようになっている。
例えば、データの補間処理を行うことにより、あるいは
適切な係数を乗算することにより、特定の印画モードや
記録用紙21の種類に対応した1D−LUTをもとに、
他の印画モードや記録用紙に対応する1D−LUTに作
成することができる。したがって、インクジェットヘッ
ド1の記憶部30に記憶させるデータ容量を減らすこと
ができ、コストを削減することができる。
【0034】次に、このように構成されたインクジェッ
トヘッド及び画像形成装置による画像形成方法について
説明する。まず、図1において、以上のように構成され
たインクジェットヘッド1を矢印Hのように収納し、プ
リンタ2に固定状態でセットする。ここで、上記インク
ジェットヘッド1の記憶部30は、プリントヘッド4の
インク吐出特性情報が記憶されたものとする。
【0035】このとき、図3に示す画像処理部31がイ
ンクジェットヘッド1の記憶部30に記憶された色変換
テーブルを読み出し、それをLUTとしてLUT保持部
32に保持する。この状態で信号変換部33にRGB画
像データが入力されると、画像処理部31は、インクジ
ェットヘッド1の記憶部30に記憶されたプリントヘッ
ド4のインク吐出特性情報を読み出し、このインク吐出
特性情報に応じたLUTを参照してRGB画像データを
印刷用のCMYK画像データに色変換することができ
る。
【0036】すなわち、信号変換部33がLUT保持部
32に保持されたLUTを参照し、プリントヘッド4の
インク吐出特性情報に応じてRGB画像データを印刷用
のCMYK画像データに色変換する。このとき、信号変
換部33は、記憶部30に記憶されたプリントヘッド4
のインク吐出特性情報に基づいて、そのインク吐出特性
情報に応じた色変換を行う。例えば、プリントヘッド4
に設けられたノズル8(図2参照)の全色に対して共通
に、又はプリントヘッド4に設けられたノズル8のC,
M,Y,Kの各色ごとに、そのプリントヘッド4に応じ
た1D−LUTをLUT保持部32から選び、それを参
照してRGB画像データを印刷用のCMYK画像データ
に変換することができる。このとき、図3に示すLUT
作成部35で新たに作成された色変換テーブルをLUT
として参照して色変換を行ってもよい。
【0037】このような方法の実施により、インクジェ
ットヘッド1のプリントヘッド4のインク吐出特性情報
に応じてRGB画像データを印刷用のCMYK画像デー
タに色変換することができる。これにより、インクジェ
ットヘッド1の個々のばらつきによる印画結果の濃度や
色のばらつきを低減することができる。また、現在使用
されているインクジェットヘッド1を新たなものと交換
した場合にも、交換前と交換後で同じ印画結果を得るこ
とができる。
【0038】ここで、LUT保持部32から引き出して
参照するLUTのうち、プリンタヘッド4のインク吐出
特性情報によって交換するテーブルは、3D−LUTと
してもよいが、1D−LUTだけでもよい。例えば、あ
る3D−LUTは、17×17×17個の入力値と出力
値の対応関係をサンプリングし、各サンプリングされた
値が8ビットの階調を有するものであるとすると、その
データ容量がおよそ20KBにもなり、印画モードや印
画用紙に応じた個数の3D−LUTを用意するとそれだ
けで数百KBにもなり、それを保持するのに必要な記憶
手段(メモリ)の容量が膨大になってしまう。その上、
3D−LUTを作成する作業は大変手間がかかる。これ
に対し、プリントヘッド4のインク吐出特性情報に応じ
て、1D−LUTだけを交換するようにすれば、上記記
憶部30の記憶容量が少なくて済む。また、1D−LU
Tを作成する作業は手間がかからないという利点もあ
る。
【0039】次に、他の例による画像形成方法について
説明する。ここで、図3に示すインクジェットヘッド1
の記憶部30は、プリントヘッド4のインク吐出特性情
報に応じた色変換テーブルが予め記憶されたものとす
る。このようなインクジェットヘッド1をプリンタ2
(図1参照)に固定状態でセットすると、図3に示す画
像処理部31は、記憶手段30に記憶されたプリントヘ
ッド4のインク吐出特性情報に応じた色変換テーブルを
読み出し、その色変換テーブルをLUTとして用いてR
GB画像データを印刷用のCMYK画像データに色変換
することができる。これにより、インクジェットヘッド
1の個々のばらつきによる印画結果の濃度や色のばらつ
きを低減することができる。また、現在使用されている
インクジェットヘッド1を新たなものと交換した場合に
も、交換前と交換後で同じ印画結果を得ることができ
る。
【0040】なお、以上の説明においては、LUT方式
による色変換を示したが、本発明はこれに限られず、線
形1次多項式による色変換方式あるいは非線形マトリッ
クス演算による色変換でもよい。この場合は、印画モー
ドや記録用紙の種類、プリンタヘッド4のインク吐出特
性情報に応じたパラメータをLUT保持部32から引き
出して参照することになる。また、図3に示す画像処理
部31はプリンタ2に設けられたものとして説明した
が、本発明はこれに限られず、プリンタなどの画像形成
装置がパーソナルコンピュータ等に接続されている場合
には、そのパーソナルコンピュータに画像処理部31と
同様の機能の全部あるいは一部を持たせてもよい。さら
に、インクジェットヘッド1の記憶手段31に記憶され
た色変換テーブルは、色変換テーブル全体としたが、本
発明はこれに限られず、その一部あるいは差分のみを記
憶させるようにしてもよい。
【0041】また、図3に示すインクジェットヘッド1
を矢印Hのように収納し、プリンタ2に固定状態でセッ
トしたとき、画像処理部31がインクジェットヘッド1
の記憶部30に記憶されたインク吐出特性情報又はそれ
に応じた色変換テーブルを読み出し、それがLUT保持
部32に保持されるとしたが、本発明はこれに限られ
ず、インクジェットヘッド1の記憶部31からインク吐
出特性情報又はそれに応じた色変換テーブルを受け取る
のは、インクジェットヘッド1を取り付けたときのみで
も良いし、印画するときでもよい。インクジェットヘッ
ド1を取り付けたときのみの場合には、その情報をLU
T保持部32で記憶しておくことになる。さらに、RG
B画像データを色変換する印刷用の画像データは、CM
YK画像データとして説明したが、本発明はこれに限ら
れず、例えばライトシアンやライトマゼンタ等の他の色
のインクが充填されたインクジェットヘッド1の場合に
は、それらの階調特性を各色ごと補正する1D−LUT
を記憶し、それを用いて色変換してもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されたので、
請求項1に係るインクジェットヘッドによれば、一色又
は複数色のインクを各色ごとに吐出するノズルの列が設
けられたプリントヘッドを有するインクジェットヘッド
に、該プリントヘッドのインク吐出特性情報を記憶する
記憶手段を備えたことにより、該記憶手段で、プリント
ヘッドのインク吐出特性情報が記憶される。これらを利
用することにより上記プリントヘッドのインク吐出特性
情報に応じた適切な色変換を行うことができる。
【0043】また、請求項2に係るインクジェットヘッ
ドによれば、インクジェットヘッドの記憶手段には、プ
リントヘッドのインク吐出特性情報に応じて印刷用の画
像データの階調特性を各色ごとに補正する階調特性補正
テーブルが複数記憶されたことにより、これらを利用す
ることで上記プリントヘッドのインク吐出特性情報に応
じた階調特性に応じて適切な色変換を行うことができ
る。また、上記記憶手段に記憶される階調特性補正テー
ブルは容易に作成することができ、3D−LUTを複数
作成する手間を省くことができる。
【0044】また、請求項3及び4に係るインクジェッ
トヘッドによれば、インクジェットヘッドの記憶手段に
記憶されたインク吐出特性情報は、プリントヘッドに設
けられたノズルの全色共通に、又はプリントヘッドに設
けられたノズルの各色ごとに記憶されたことにより、上
記プリントヘッドのインク吐出特性情報に応じた適切な
色変換が行われる。
【0045】さらに、請求項5に係るインクジェットヘ
ッドによれば、一色又は複数色のインクを各色ごとに吐
出するノズルの列が設けられたプリントヘッドを有する
インクジェットヘッドに、該プリントヘッドのインク吐
出特性情報に応じた色変換テーブルを記憶する記憶手段
を備えたことにより、該記憶手段で、プリントヘッドの
インク吐出特性情報に応じた色変換テーブルが記憶され
る。これらを利用することにより、上記プリントヘッド
のインク吐出特性情報に応じた適切な色変換を行うこと
ができる。
【0046】また、請求項6に係るインクジェットヘッ
ドによれば、上記記憶手段に記憶された色変換テーブル
は、印刷用の画像データの階調特性を各色ごとに補正す
る階調特性補正テーブルであることにより、これらを利
用することで上記プリントヘッドの階調特性に応じた適
切な色変換を行うことができる。また、上記記憶手段に
記憶される階調特性補正テーブルは容易に作成すること
ができ、3D−LUTを複数作成する手間を省くことが
できる。
【0047】さらに、請求項7及び8に係る画像形成装
置によれば、一色又は複数色のインクを各色ごとに吐出
するノズルの列が設けられたプリントヘッドを有するイ
ンクジェットヘッドに、プリントヘッドのインク吐出特
性情報又はそれに応じた色変換テーブルを記憶する記憶
手段を備え、上記インクジェットヘッドの記憶手段から
インク吐出特性情報又はそれに応じた色変換テーブルを
読み出し、該プリントヘッドのインク吐出特性情報に応
じてRGB画像データを印刷用の画像データに色変換
し、該インクジェットヘッドの駆動信号を生成する画像
処理手段を備えたことにより、該画像処理手段によっ
て、上記インクジェットヘッドの記憶手段に記憶された
プリントヘッドのインク吐出特性情報又はそれに応じた
色変換テーブルを読み出し、該プリントヘッドのインク
吐出特性情報に応じてRGB画像データを印刷用の画像
データに色変換し、インクジェットヘッドの駆動信号を
生成することができる。これにより、一色又は複数色の
インクを各色ごとに吐出するノズルの列が設けられたプ
リントヘッドを有するインクジェットヘッド個々のばら
つきによる印画結果の濃度や色のばらつきを低減するこ
とができる。また、インクジェットヘッドを新たなもの
と交換した場合にも、交換前と交換後で同じ印画結果を
得ることができる。
【0048】また、請求項9に係る画像形成装置によれ
ば、画像処理手段は、色変換テーブルに基づいて新たな
色変換テーブルを作成するテーブル作成手段を備えたこ
とにより、特定の印画モードや記録用紙の種類に対応し
たLUTをもとに、他の印画モードや記録用紙に対応す
るLUTに作成することができる。したがって、インク
ジェットヘッドの記憶手段に記憶させるデータ容量を減
らすことができ、コストを削減することができる。
【0049】さらにまた、請求項10及び11に係る画
像形成方法によれば、一色又は複数色のインクを各色ご
とに吐出するノズルの列が設けられたプリントヘッドを
有するインクジェットヘッドに備えられた記憶手段に、
プリンタヘッドのインク吐出特性情報を記憶し、該記憶
されたインク吐出特性情報を記憶手段から読み出し、こ
のプリンタヘッドのインク吐出特性情報に応じたルック
アップテーブルを参照してRGB画像データを印刷用の
画像データに色変換することにより、プリントヘッドの
インク吐出特性情報に応じてRGB画像データを印刷用
の画像データに色変換することができる。これにより、
一色又は複数色のインクを各色ごとに吐出するノズルの
列が設けられたプリントヘッドを有するインクジェット
ヘッド個々のばらつきによる印画結果の濃度や色のばら
つきを低減することができる。また、インクジェットヘ
ッドを新たなものと交換した場合にも、交換前と交換後
で同じ印画結果を得ることができる。
【0050】そして、請求項12〜14に係る画像形成
方法によれば、一色又は複数色のインクを各色ごとに吐
出するノズルの列が設けられたプリントヘッドを有する
インクジェットヘッドに備えられた記憶手段に、プリン
タヘッドのインク吐出特性情報に応じた色変換テーブル
を記憶し、該記憶された色変換テーブルを記憶手段から
読み出し、この色変換テーブルをルックアップテーブル
として用いてRGB画像データを印刷用の画像データに
色変換することにより、プリントヘッドのインク吐出特
性情報に応じてRGB画像データを印刷用の画像データ
に色変換することができる。これにより、一色又は複数
色のインクを各色ごとに吐出するノズルの列が設けられ
たプリントヘッドを有するインクジェットヘッド個々の
ばらつきによる印画結果の濃度や色のばらつきを低減す
ることができる。また、インクジェットヘッドを新たな
ものと交換した場合にも、交換前と交換後で同じ印画結
果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるインクジェットヘッド及びこの
インクジェットヘッドを装着するプリンタの実施の形態
を示す斜視図である。
【図2】 上記インクジェットヘッドのプリンタヘッド
の構造を示す斜視図である。
【図3】 上記インクジェットヘッド及び画像処理部の
構成を示すブロック図である。
【図4】 LUT方式による色変換で用いられる3D−
LUTの概念を示す説明図である。
【図5】 上記3D−LUTの格子点に位置しない入力
値を補間する立方体補間法を説明する図である。
【符号の説明】
1…インクジェットヘッド 2…プリンタ 4…プリントヘッド 5…駆動回路 8…ノズル 30…記憶部 31…画像処理部 32…LUT保持部 33…信号変換部 34…出力変換部 35…LUT作成部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一色又は複数色のインクを各色ごとに吐出
    するノズルの列が設けられたプリントヘッドと、 該プリントヘッドに設けられたノズルの列からのインク
    の吐出を駆動制御する駆動回路と、を備えて成るインク
    ジェットヘッドにおいて、 上記プリントヘッドのインク吐出特性情報を記憶する記
    憶手段を備えたことを特徴とするインクジェットヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】上記記憶手段には、上記プリントヘッドの
    インク吐出特性情報に応じて印刷用の画像データの階調
    特性を各色ごと補正する階調特性補正テーブルが記憶さ
    れたことを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘ
    ッド。
  3. 【請求項3】上記インク吐出特性情報は、上記プリント
    ヘッドに設けられたノズルの全色に共通であることを特
    徴とする請求項1又は2記載のインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】上記インク吐出特性情報は、上記プリント
    ヘッドに設けられたノズルの各色ごとに記憶されたこと
    を特徴とする請求項1又は2記載のインクジェットヘッ
    ド。
  5. 【請求項5】一色又は複数色のインクを各色ごとに吐出
    するノズルの列が設けられたプリントヘッドと、 該プリントヘッドに設けられたノズルの列からのインク
    の吐出を駆動制御する駆動回路と、を備えて成るインク
    ジェットヘッドにおいて、 上記プリントヘッドのインク吐出特性情報に応じた色変
    換テーブルを記憶する記憶手段を備えたことを特徴とす
    るインクジェットヘッド。
  6. 【請求項6】上記記憶手段に記憶された色変換テーブル
    は、印刷用の画像データの階調特性を各色ごとに補正す
    る階調特性補正テーブルであることを特徴とする請求項
    5記載のインクジェットヘッド。
  7. 【請求項7】一色又は複数色のインクを各色ごとに吐出
    するノズルの列が設けられたプリントヘッドを有するイ
    ンクジェットヘッドを駆動しそのノズルからインクを液
    滴化して吐出し、記録媒体上に画像形成を行う画像形成
    装置において、 上記インクジェットヘッドに、プリントヘッドのインク
    吐出特性情報又はそれに応じた色変換テーブルを記憶す
    る記憶手段を備え、 上記インクジェットヘッドの記憶手段からインク吐出特
    性情報又はそれに応じた色変換テーブルを読み出し、該
    プリントヘッドのインク吐出特性情報に応じてRGB画
    像データを印刷用の画像データに色変換し、該インクジ
    ェットヘッドの駆動信号を生成する画像処理手段を備え
    た、ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】上記画像処理手段は、 上記インクジェットヘッドの記憶手段からインク吐出特
    性情報又はそれに応じた色変換テーブルを読み出してル
    ックアップテーブルとして保持するテーブル保持手段
    と、 上記プリントヘッドのインク吐出特性情報に応じてルッ
    クアップテーブルを参照し、RGB画像データを印刷用
    の画像データに色変換する信号変換手段と、 上記印刷用の画像データをインクジェットヘッドの駆動
    信号に変換する出力変換手段と、を備えて成ることを特
    徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】上記画像処理手段は、上記色変換テーブル
    に基づいて新たな色変換テーブルを作成するテーブル作
    成手段を備えたことを特徴とする請求項8記載の画像形
    成装置。
  10. 【請求項10】一色又は複数色のインクを各色ごとに吐
    出するノズルの列が設けられたプリントヘッドを有する
    インクジェットヘッドを駆動しそのノズルからインクを
    液滴化して吐出し、記録媒体上に画像形成を行う画像形
    成方法において、 上記インクジェットヘッドに備えられた記憶手段に、プ
    リンタヘッドのインク吐出特性情報を記憶し、 該記憶されたインク吐出特性情報を記憶手段から読み出
    し、このプリンタヘッドのインク吐出特性情報に応じた
    ルックアップテーブルを参照してRGB画像データを印
    刷用の画像データに色変換する、ことを特徴とする画像
    形成方法。
  11. 【請求項11】上記色変換は、上記プリントヘッドのイ
    ンク吐出特性情報に応じて印刷用の画像データの階調特
    性を各色ごとに補正して行うことを特徴とする請求項1
    0記載の画像形成方法。
  12. 【請求項12】一色又は複数色のインクを各色ごとに吐
    出するノズルの列が設けられたプリントヘッドを有する
    インクジェットヘッドを駆動しそのノズルからインクを
    液滴化して吐出し、記録媒体上に画像形成を行う画像形
    成方法において、 上記インクジェットヘッドに備えられた記憶手段に、プ
    リンタヘッドのインク吐出特性情報に応じた色変換テー
    ブルを記憶し、 該記憶された色変換テーブルを記憶手段から読み出し、
    この色変換テーブルをルックアップテーブルとして用い
    てRGB画像データを印刷用の画像データに色変換す
    る、ことを特徴とする画像形成方法。
  13. 【請求項13】上記色変換は、印刷用の画像データの階
    調特性を各色ごとに補正して行うことを特徴とする請求
    項12記載の画像形成方法。
  14. 【請求項14】上記色変換は、上記色変換テーブルに基
    づいて作成された新たな色変換テーブルをルックアップ
    テーブルとして用いて行うことを特徴とする請求項12
    又は13記載の画像形成方法。
JP2002151444A 2002-05-24 2002-05-24 インクジェットヘッド及び画像形成装置並びに画像形成方法 Pending JP2003341110A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002151444A JP2003341110A (ja) 2002-05-24 2002-05-24 インクジェットヘッド及び画像形成装置並びに画像形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002151444A JP2003341110A (ja) 2002-05-24 2002-05-24 インクジェットヘッド及び画像形成装置並びに画像形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003341110A true JP2003341110A (ja) 2003-12-03

Family

ID=29769038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002151444A Pending JP2003341110A (ja) 2002-05-24 2002-05-24 インクジェットヘッド及び画像形成装置並びに画像形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003341110A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006150257A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Konica Minolta Holdings Inc 液体射出ヘッド及び液体射出装置
CN102700266A (zh) * 2012-05-23 2012-10-03 深圳市润天智数字设备股份有限公司 一种喷印控制装置、***及数据处理的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006150257A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Konica Minolta Holdings Inc 液体射出ヘッド及び液体射出装置
CN102700266A (zh) * 2012-05-23 2012-10-03 深圳市润天智数字设备股份有限公司 一种喷印控制装置、***及数据处理的方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6351320B1 (en) Memory-saving printer driver
US20170173971A1 (en) Image processor, printing apparatus, and image processing method
JPH03218851A (ja) インクジェットカートリッジおよびそれを用いるインクジェット記録装置
JP5473985B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2009012390A (ja) インクジェット記録システムおよびインクジェット記録方法
KR19990014016A (ko) 잉크 젯 인쇄 장치 및 방법
US7046844B2 (en) Image processing device, image processing method, recorded medium, and program
JP4608008B2 (ja) 画像プリント方法
JP4123825B2 (ja) インクジェットヘッド及び画像形成装置並びに画像形成方法
JP6012425B2 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP3666427B2 (ja) 画像処理装置、印刷制御装置、画像処理方法、および記録媒体
JP4371640B2 (ja) カラー出力方法及び出力装置
JP3922052B2 (ja) 単色プリンタ、および画像処理装置
JP4183167B2 (ja) 単色画像を印刷するための画像処理装置
JP2003341110A (ja) インクジェットヘッド及び画像形成装置並びに画像形成方法
JP2001158085A (ja) 印刷装置および印刷方法ならびに印刷装置の調整方法、更にそのためのプログラムを記録した記録媒体
JP5072350B2 (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JP2011255540A (ja) 補正値取得方法、補正値取得プログラム、及び、印刷装置
JP2005028661A (ja) 濃淡画像を印刷するための画像処理装置
JP2005014488A (ja) 改善インクの吐出制御
JP4300742B2 (ja) 画像データの階調数を変換する画像処理装置
JP2006263938A (ja) 印刷装置、画像処理装置、印刷方法、および画像処理方法
JP4109725B2 (ja) 画像処理装置及びその方法
JP2003320647A (ja) インクジェット記録装置
JP2003341044A (ja) カラーインクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050518

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070914

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080311

A02 Decision of refusal

Effective date: 20080708

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02