JP2003340831A - タイヤ加硫用金型の製造時に使用するサイプ固定用治具 - Google Patents

タイヤ加硫用金型の製造時に使用するサイプ固定用治具

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JP2003340831A
JP2003340831A JP2002156739A JP2002156739A JP2003340831A JP 2003340831 A JP2003340831 A JP 2003340831A JP 2002156739 A JP2002156739 A JP 2002156739A JP 2002156739 A JP2002156739 A JP 2002156739A JP 2003340831 A JP2003340831 A JP 2003340831A
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JP
Japan
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sipe
mold
holding
jig
sipes
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JP2002156739A
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English (en)
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Kimiya Hamamoto
公弥 濱本
Kenji Enokido
健治 榎戸
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0606Vulcanising moulds not integral with vulcanising presses
    • B29D2030/0607Constructional features of the moulds
    • B29D2030/0613Means, e.g. sipes or blade-like elements, for forming narrow recesses in the tyres, e.g. cuts or incisions for winter tyres

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】パターン金型の表面に多数のサイプを効率良く
挿入でき、タイヤ金型の鋳造時間を大幅に短縮すること
が出来ると共に、サイクルタイムが短縮することが出来
るタイヤ加硫用金型の製造時に使用するサイプ固定用治
具を提供する。 【解決手段】この発明ではサイプ固定用治具は、パター
ン金型1を係合保持する係合保持部5を備えた保持治具
4と、サイプ保持部材8と、このサイプ保持部材8を支
持する位置決め保持治具12とで構成することで、一度
に多数のサイプSをパターン金型1の係合溝3に挿入す
ることが出来、タイヤ金型の鋳造時間を大幅に短縮する
ことが出来ると共に、サイクルタイムが短縮され、パタ
ーン金型の温度を維持出来るので金型鋳造品の品質を安
定させることが出来るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ダイカスト鋳造
法で用いるタイヤ加硫用金型の製造時に使用するサイプ
固定用治具にかかわり、更に詳しくはタイヤ加硫用金型
の製造時に用いるパターン金型への多数のサイプ植え込
みを同時に行うことが出来るサイプ固定用治具に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイカスト鋳造法で用いるタイヤ
加硫用金型を製造する場合、複数に分割されたパターン
金型と呼称される金型基礎部材が使用され、またタイヤ
の表面にサイプと呼称される細くて狭い切り込み模様を
形成するために、前記パターン金型の表面には、金属製
の薄い板から成るサイプを所定の位置に嵌め込み、そし
て金型の鋳造時にサイプをタイヤ金型の表面に一体的に
鋳込むことが一般に行われている。
【0003】このようなパターン金型を成形する場合、
パターン金型の表面に予めサイプの植え込み用の係合溝
を作成し、そして鋳造時には、パターン金型の表面に形
成した複数の係合溝に前記サイプを手作業により一枚ず
つ挿入していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記のよ
うなサイプの挿入作業には、多くの手間と時間がかか
り、特に、スタッドレスタイヤ等の金型鋳造時には、パ
ターン金型の表面に数十枚のサイプを人手により挿入し
なければならず、鋳造時間のサイクルタイムが長くなる
と言う問題があり、また段取り時間がかかり過ぎるとパ
ターン金型の温度が低くなって、鋳造ピース(タイヤ金
型を構成する一つのブロック)の湯廻り不良が生じてタ
イヤ金型の品質不良を起こすと言う問題があった。
【0005】この発明は、かかる従来の問題点に着目し
て案出されたもので、パターン金型の表面に多数のサイ
プを効率良く挿入でき、タイヤ金型の鋳造時間を大幅に
短縮することが出来ると共に、サイクルタイムが短縮さ
れ、パターン金型の温度を維持出来るので金型鋳造品の
品質を安定させることが出来るタイヤ加硫用金型の製造
時に使用するサイプ固定用治具を提供することを目的と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、タイヤ加硫用金型の製造時にパターン金
型へのサイプ植え込みに用いるサイプ固定用治具であっ
て、前記サイプ固定用治具は、複数の位置決め穴を備
え、かつパターン金型を係合保持する係合保持部を備え
た保持治具と、前記複数のサイプを着脱可能に保持する
サイプ保持部材と、このサイプ保持部材を支持し、かつ
前記保持治具の位置決め穴に係合可能な突起を備えた位
置決め保持治具とで構成したことを要旨とするものであ
る。
【0007】前記保持治具は、中央部にパターン金型を
係合保持する凹状の係合保持部を備え、その両側に支持
部の相対向する位置に、複数の位置決め穴を設け、また
前記サイプ保持部材は、表面に複数のサイプを着脱可能
に係合する切欠溝を備え、側面の複数の切欠溝にそれぞ
れ係合したサイプを固定する固定手段を設け、更に前記
位置決め保持治具は、支持プレートの両側に、前記位置
決め穴に係合可能な一対の突起を設け、この突起間に、
前記サイプ保持部材を固定して構成するものである。
【0008】このように、サイプ固定用治具は、パター
ン金型を係合保持する係合保持部を備えた保持治具と、
サイプ保持部材と、このサイプ保持部材を支持する位置
決め保持治具とで構成することで、一度に多数のサイプ
をパターン金型に挿入することが出来、タイヤ金型の鋳
造時間を大幅に短縮することが出来ると共に、サイクル
タイムが短縮され、パターン金型の温度を維持出来るの
で金型鋳造品の品質を安定させることが出来るものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づきこの発明
の実施の形態を説明する。
【0010】図1は、この発明のタイヤ加硫用金型の製
造時に使用する1つの鋳造ピース分のパターン金型(ダ
イカスト鋳造法で用いる金型)の斜視図、図2はサイプ
固定用治具を構成する保持治具の斜視図、図3はサイプ
固定用治具を構成するサイプ保持部材を取付けた位置決
め保持治具の斜視図、図4はサイプ固定用治具を用いて
サイプをパターン金型に挿入する状態を示す説明図であ
る。
【0011】前記パターン金型1は、図1に示すよう
に、金属材料により一体的に成形され、その表面2はタ
イヤのトレッド面等に対応した形態で凹凸状に形成さ
れ、更にその表面には、多数の金属製の薄い板により所
定の大きさで形成したサイプSを植え込むための係合溝
3が形成されている。
【0012】また、前記サイプ固定用治具を構成する保
持治具4は、図2に示すように、中央部にパターン金型
1を係合保持する凹状の係合保持部5を備え、その両側
の支持部6a,6bの相対向する位置には、複数の位置
決め穴7が設けてある。
【0013】また前記サイプ保持部材8は、図3に示す
ように、表面に複数のサイプSを着脱可能に係合する切
欠溝9を備え、側面には複数の切欠溝9にそれぞれ係合
したサイプSを固定する固定手段10が設けてある。こ
の固定手段10としては、例えば、サイプ保持部材8の
側面に形成した貫通穴11に、ボルト・ナットや固定ピ
ンを差し込みサイプSを側面から押圧して切欠溝9に固
定させるものである。
【0014】更に、前記位置決め保持治具12は、図3
に示すように、支持プレート13の両側に、前記位置決
め穴7に係合可能な一対の突起14a,14bを植設
し、この突起間に、前記サイプ保持部材8を下向きに固
定してある。
【0015】次に、パターン金型1にサイプSを植え込
む場合には、図4に示すように保持治具4の中央部の係
合保持部5にパターン金型1を係合保持させ、この状態
からサイプ保持部材8の多数の切欠溝9に予めサイプS
を係合させた状態で位置決め保持治具12の一対の突起
14a,14bを位置決め穴7に嵌合させて位置決めす
ると共に、サイプSをパターン金型1の係合溝3に係合
させる。
【0016】そして、固定手段10を解除して多数のサ
イプSをパターン金型1の係合溝3に同時に植え込む。
その後、位置決め保持治具12をパターン金型1から取
外し、サイプSを再びサイプ保持部材8の多数の切欠溝
9に係合させ、同様の操作を繰返し行う。
【0017】このような操作をパターン金型1の複数の
係合溝3に繰返し行うことにより、短時間に多数枚のサ
イプSの植え込み作業を完了させることが出来る。
【0018】以上のように、この発明のサイプ固定用治
具は、パターン金型1を係合保持する係合保持部5を備
えた保持治具4と、サイプ保持部材8と、このサイプ保
持部材8を支持する位置決め保持治具12とで構成する
ことで、一度に多数のサイプSをパターン金型1の係合
溝3に挿入することが出来、この結果、タイヤ金型の鋳
造時間を大幅に短縮することが出来ると共に、サイクル
タイムが短縮され、パターン金型の温度を維持出来るの
で金型鋳造品の品質を安定させることが出来るものであ
る。
【0019】因みに、従来のサイクルタイムを100と
した場合、この発明では140であり、4割以上アップ
させることが出来、また鋳造品質についても従来が10
0とした場合、110で、1割程度向上させることが出
来た。
【0020】
【発明の効果】この発明は、上記のようにタイヤ加硫用
金型の製造時にパターン金型へのサイプ植え込みに用い
るサイプ固定用治具であって、前記サイプ固定用治具
は、複数の位置決め穴を備え、かつパターン金型を係合
保持する係合保持部を備えた保持治具と、前記複数のサ
イプを着脱可能に保持するサイプ保持部材と、このサイ
プ保持部材を支持し、かつ前記保持治具の位置決め穴に
係合可能な突起を備えた位置決め保持治具とで構成した
ので、パターン金型の表面に多数のサイプを効率良く挿
入でき、タイヤ金型の鋳造時間を大幅に短縮することが
出来ると共に、サイクルタイムが短縮され、パターン金
型の温度を維持出来るので金型鋳造品の品質を安定させ
ることが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のタイヤ加硫用金型の製造時に使用す
る1鋳造ピース分のパターン金型の斜視図である。
【図2】サイプ固定用治具を構成する保持治具の斜視図
である。
【図3】サイプ固定用治具を構成するサイプ保持部材を
取付けた位置決め保持治具の斜視図である。
【図4】サイプ固定用治具を用いてサイプをパターン金
型に挿入する状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 パターン金型 2 表面 S サイプ 3 係合溝 4 保持治具 5 係合保持部 6a,6b 支持部 7 位置決め穴 8 サイプ保持部材 9 切欠溝 10 固定手段 11 貫通穴 12 位置決め保持治具 13 支持プレート 14a,14b 一対の突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ加硫用金型の製造時にパターン金
    型へのサイプ植え込みに用いるサイプ固定用治具であっ
    て、 前記サイプ固定用治具は、複数の位置決め穴を備え、か
    つパターン金型を係合保持する係合保持部を備えた保持
    治具と、前記複数のサイプを着脱可能に保持するサイプ
    保持部材と、このサイプ保持部材を支持し、かつ前記保
    持治具の位置決め穴に係合可能な突起を備えた位置決め
    保持治具とで構成して成るタイヤ加硫用金型の製造時に
    使用するサイプ固定用治具。
  2. 【請求項2】 前記保持治具は、中央部にパターン金型
    を係合保持する凹状の係合保持部を備え、その両側に支
    持部の相対向する位置に、複数の位置決め穴を設けた請
    求項1に記載のタイヤ加硫用金型の製造時に使用するサ
    イプ固定用治具。
  3. 【請求項3】 前記サイプ保持部材は、表面に複数のサ
    イプを着脱可能に係合する切欠溝を備え、側面の複数の
    切欠溝にそれぞれ係合したサイプを固定する固定手段を
    設けた請求項1または2に記載のタイヤ加硫用金型の製
    造時に使用するサイプ固定用治具。
  4. 【請求項4】 前記位置決め保持治具は、支持プレート
    の両側に、前記位置決め穴に係合可能な一対の突起を設
    け、この突起間に、前記サイプ保持部材を固定した請求
    項1,2または3に記載のタイヤ加硫用金型の製造時に
    使用するサイプ固定用治具。
JP2002156739A 2002-05-30 2002-05-30 タイヤ加硫用金型の製造時に使用するサイプ固定用治具 Pending JP2003340831A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007190803A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ成形用金型へのサイピングブレードの固定構造及びタイヤ成形用金型へのサイピングブレードの固定方法
JP2008168511A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ成形用金型の製造方法

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JP2007190803A (ja) * 2006-01-19 2007-08-02 Yokohama Rubber Co Ltd:The タイヤ成形用金型へのサイピングブレードの固定構造及びタイヤ成形用金型へのサイピングブレードの固定方法
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