JP2003338740A - 高耐圧スイッチング回路 - Google Patents

高耐圧スイッチング回路

Info

Publication number
JP2003338740A
JP2003338740A JP2002147418A JP2002147418A JP2003338740A JP 2003338740 A JP2003338740 A JP 2003338740A JP 2002147418 A JP2002147418 A JP 2002147418A JP 2002147418 A JP2002147418 A JP 2002147418A JP 2003338740 A JP2003338740 A JP 2003338740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
breakdown voltage
low
voltage
potential
mosfet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002147418A
Other languages
English (en)
Inventor
Naohiko Morota
尚彦 諸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002147418A priority Critical patent/JP2003338740A/ja
Publication of JP2003338740A publication Critical patent/JP2003338740A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電圧の出力信号を出力することを可能にし
た高耐圧スイッチング回路を提供する。 【解決手段】 高耐圧が得られるNチャンネルMOSF
ET2をソース接地して、NチャンネルMOSFET2
のドレインと電源端子40との間に複数のPチャンネル
MOSFET(3a,3b)を直列接続し、Pチャンネ
ルMOSFET3bには所定の直流電位を与え、入力端
子42から入力された入力信号でNチャンネルMOSF
ET2のゲートを駆動する一方、反転器50,Nチャン
ネルMOSFET1を介して入力信号と同相の信号でP
チャンネルMOSFET3aのゲートを駆動する。する
と、PチャンネルMOSFETの耐圧よりも大きい電圧
振幅で出力信号をスイッチングすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高耐圧スイッチン
グ回路に係り、特に低耐圧のMOS型電界効果トランジ
スタ(以下、MOSFETと略す)を使用しても高電圧
の出力信号を出力することが可能な高耐圧スイッチング
回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、高電圧の信号をスイッ
チングする回路を構成するためには、高耐圧のPチャン
ネルMOSFETと高耐圧のNチャンネルMOSFET
が必要であった。
【0003】図4は、従来の高耐圧スイッチング回路で
ある。図4の高耐圧スイッチング回路において、1,2
は高耐圧NチャンネルMOSFET、3は高耐圧Pチャ
ンネルMOSFET、10は抵抗、40は電源電圧が供
給される高電位側の電源端子、41は出力信号を出力す
る出力端子、42は入力端子、50は入力端子40から
入力される入力信号を反転する反転器である。
【0004】そして、電源端子40に高い電源電圧Vc
cが印加されている状態で、入力端子42から入力され
る入力信号がローレベルになると、高耐圧Nチャンネル
MOSFET2がオフ状態となり、反転器50の出力信
号(入力信号の反転信号)に応じて動作する高耐圧Nチ
ャンネルMOSFET1がオン状態となる。すると、抵
抗10に電流が流れて、高耐圧PチャンネルMOSFE
T3のゲート電位が下がり、高耐圧PチャンネルMOS
FET3はオンとなり、出力端子41には電源電圧Vc
cとほぼ等しいハイレベルの出力信号が出力される。
【0005】逆に、入力端子42から入力される入力信
号がハイレベルになると、高耐圧NチャンネルMOSF
ET2がオン状態となり、入力信号の反転信号で動作す
る高耐圧NチャンネルMOSFET1がオフ状態とな
る。これにより、抵抗10の電圧降下がゼロになり、高
耐圧PチャンネルMOSFET3がオフ状態となり、出
力端子41にはローレベルの出力信号が出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の高耐
圧スイッチング回路では、高耐圧NチャンネルMOSF
ET1,2及び高耐圧PチャンネルMOSFET3のそ
れぞれに同様の高電圧が印加されるため、それぞれのM
OSFETに対して同レベルの高耐圧が要求される。
【0007】しかしながら、同一の半導体基板上にこの
高耐圧スイッチング回路を集積化する場合、Pチャンネ
ルMOSFETとNチャンネルMOSFETとのどちら
とも高耐圧化するには、特殊な拡散工程が必要となるこ
と、更には拡散工程の数が増えること等の理由でコスト
アップとなり、高耐圧スイッチング回路をワンチップ内
に構成するのは困難であった。
【0008】本発明は、一方のMOSFET(例えばP
チャンネルMOSFET)の耐圧が低くても、その耐圧
よりも大きな電圧振幅の出力信号を出力することが可能
な高耐圧スイッチング回路を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の高耐圧スイッチ
ング回路は、一極性の低耐圧MOSFETの複数から成
る直列回路と、前記低耐圧MOSFETとは逆極性の高
耐圧MOSFETとを、高電位側の電源端子と低電位側
の電源端子との間に直列に接続して成る高耐圧スイッチ
ング回路であって、ソース接地された前記高耐圧MOS
FETのドレインに接続されている出力端子と、前記複
数の低耐圧MOSFETのうちの1つであって、ソース
接地型のインバータ回路を構成する第1の低耐圧MOS
FETと、前記複数の低耐圧MOSFETのうちの1つ
であって、前記第1の低耐圧MOSFETのドレイン側
にソースを接続し、ドレインに前記出力端子を接続し、
ゲートに所定のバイアス電位を与えられている第2の低
耐圧MOSFETと、前記高耐圧MOSFETのゲート
に入力される入力信号を反転する反転器と、反転器の出
力信号に応じて動作し前記入力信号と同相の信号をレベ
ルシフトさせて前記第1の低耐圧MOSFETのゲート
に与えるレベルシフト回路と、を備えている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の高耐圧スイッチング回路について、詳細に説明する。
【0011】(第1の実施形態)図1は、本発明の第1
の実施形態に係る高耐圧スイッチング回路の回路構成図
である。図1において、1,2は高耐圧NチャンネルM
OSFET(逆極性の高耐圧MOSFET)、3a、3
bは低耐圧PチャンネルMOSFET(一極性の低耐圧
MOSFET)、4a、4bは保護用ツェナーダイオー
ド、5aはバイアス電圧発生用のツェナーダイオード、
6a,10,11は抵抗、40は電源端子(高電位側の
電源端子)、41は出力端子、42は入力端子、50は
入力端子42の入力信号の極性を反転する反転器、60
はハイサイドスイッチング回路である。ソースを接地点
(低電位側の電源端子)に接続した高耐圧Nチャンネル
MOSFET2はローサイドスイッチング回路を構成し
ている。
【0012】そして、電源端子40と接地点との間に接
続されたツェナーダイオード5aおよび抵抗6aはバイ
アス回路を構成しており、このバイアス回路はツェナー
ダイオード5aの降伏電圧を活用して、電源端子40に
与えられる電源電圧と接地電位との間の中間電位を発生
させ、低耐圧PチャンネルMOSFET3bのゲートに
所定のバイアス電位を与えている。
【0013】ソースに抵抗11を接続しドレインに抵抗
10を接続した高耐圧NチャンネルMOSFET1はレ
ベルシフト回路を構成しており、反転器50の出力信号
に応じてスイッチング動作し、入力端子42の入力信号
と同相の信号を電源端子40側の電位にレベルシフトさ
せて、低耐圧PチャンネルMOSFET3aのゲートに
与えている。
【0014】図1中の破線で囲んだハイサイドスイッチ
ング回路60は、上述したバイアス回路、レベルシフト
回路および低耐圧PチャンネルMOSFET3a,3b
によって構成されている。
【0015】但し、低耐圧PチャンネルMOSFET3
a,3bのゲート・ソース間に接続された保護用ツェナ
ーダイオード4a,4bは、低耐圧PチャンネルMOS
FET3a,3bのゲート・ソース間に過大な電圧が印
加されないように、保護用ツェナーダイオード4a,4
bの降伏電圧で印加電圧を制限している。従って、保護
用ツェナーダイオード4a,4bとしては、降伏電圧が
低耐圧PチャンネルMOSFET3aのゲート・ソース
間耐圧を超えない範囲で低耐圧PチャンネルMOSFE
T3aの閾値電圧Vtより十分に大きい電圧になるもの
を選定すれば良い。
【0016】また、バイアス回路を構成するツェナーダ
イオード5aは、低耐圧PチャンネルMOSFET3a
がオフした時のドレイン・ソース間電圧を耐圧以下に制
限するために設けるものであるから、降伏電圧がドレイ
ン・ソース間耐圧より小さいもの選定すれば良い。
【0017】次に、図1に示す第1の実施形態の回路構
成を基に回路動作について具体的に説明する。例えば、
低耐圧PチャンネルMOSFET3a、3bの耐圧が4
0V、高耐圧NチャンネルMOSFET1、2の耐圧が
150V、ツェナーダイオード5aの降伏電圧が35
V、保護用ツェナーダイオード4a、4bの降伏電圧が
15Vであるものとして、以下に回路動作を説明する。
【0018】入力端子42に入力される入力信号がハイ
レベルとなる時、高耐圧NチャンネルMOSFET2が
オン状態となる一方、反転器50の出力信号に応じて動
作する高耐圧NチャンネルMOSFET1はオフ状態に
なる。すると、低耐圧PチャンネルMOSFET3aの
ゲートの電位がハイレベルとなり、低耐圧Pチャンネル
MOSFET3aはオフ状態となると同時に、低耐圧P
チャンネルMOSFET3bもオフ状態となる。このと
き、低耐圧PチャンネルMOSFET3bのゲート・ソ
ース間電圧がほぼゼロになるため、低耐圧Pチャンネル
MOSFET3aのドレイン・ソース間に印加される電
圧はツェナーダイオード5aの降伏電圧によって制限さ
れる。
【0019】したがって、図1に示す高耐圧スイッチン
グ回路としての耐圧は、ツェナーダイオード5aの降伏
電圧(35V)と、低耐圧PチャンネルMOSFET3
bの耐圧(40V)の和で決まり、75Vとなる。この
ことから、電源端子40に印加する電源電圧は70Vで
動作することができる。
【0020】入力端子42に入力される入力信号がロー
レベルの信号になる時、高耐圧NチャンネルMOSFE
T2がオフ状態となり、高耐圧NチャンネルMOSFE
T1がオン状態となり、抵抗10に電流が流れて低耐圧
PチャンネルMOSFET3aのゲート電位が下がるた
めに、低耐圧PチャンネルMOSFET3aはオン状態
になる。そして、低耐圧PチャンネルMOSFET3a
のドレイン電位が上昇するため、保護用ツェナーダイオ
ード4bの降伏現象による導通によって、抵抗6aの端
子電圧が上昇することになるが、低耐圧PチャンネルM
OSFET3bもオン状態になり、出力端子41から出
力される出力電圧のハイレベルは電源電圧(70V)と
ほぼ等しい電圧となる。
【0021】このとき低耐圧PチャンネルMOSFET
3a、3bのゲート・ソース間電圧はそれぞれ保護用ツ
ェナーダイオード4a、4bの降伏電圧(15V)によ
って制限されるため、低耐圧PチャンネルMOSFET
3a,3bのゲート・ソース間が破損する心配はない。
【0022】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態に係る高耐圧スイッチング回路について、以
下、図2を参照しながら更に高耐圧化が図れる回路例を
詳細に説明する。
【0023】図2において、ハイサイドスイッチング回
路60内部における低耐圧PチャンネルMOSFET3
a,3b、保護用ツェナーダイオード4a、4b、ツェ
ナーダイオード5a、電流制限用の抵抗6a、高耐圧N
チャンネルMOSFET1および抵抗11による構成は
第1の実施形態と同じである。そして、低耐圧Pチャン
ネルMOSFET3bのドレインと出力端子41との間
に低耐圧PチャンネルMOSFET3c〜3gを追加
し、それらの各ゲートにバイアス電圧を与えるためのバ
イアス回路(電源端子40と接地点との間に構成された
ツェナーダイオード5b〜5fおよび抵抗6b〜6fに
よる直列回路)を追加し、更に低耐圧PチャンネルMO
SFET3c〜3gのゲート・ソース間に保護用ツェナ
ーダイオード4c〜4gを備えている点で、図1に示し
た第1の実施形態の回路構成と異なる。
【0024】例えば、第1の実施形態の説明で仮定した
条件と同じように、低耐圧PチャンネルMOSFET3
a〜3gの耐圧が40V、高耐圧NチャンネルMOSF
ET1、2の耐圧が150V、ツェナーダイオード5a
〜5fの1個分の降伏電圧が35V、保護用ツェナーダ
イオード4a〜4gの降伏電圧が15Vであるものとし
て、以下に回路動作を説明する。
【0025】入力端子42から入力される入力信号がハ
イレベルになる時、高耐圧NチャンネルMOSFET3
はオフ状態になり、低耐圧PチャンネルMOSFET3
a〜3gはオフ状態になる。そして、低耐圧Pチャンネ
ルMOSFET3bのゲート電位は電源端子40の電源
電圧Vccよりツェナーダイオード1個分(35V)下
がった電位となり、低耐圧PチャンネルMOSFET3
cのゲート電位は電源電圧Vccよりツェナーダイオー
ド2個分(70V)下がった電位となるというように、
直列接続した低耐圧PチャンネルMOSFET3a〜3
gの個数が増える毎に、直列接続するツェナーダイオー
ドの個数を増やすようにバイアス回路を構成している。
低耐圧PチャンネルMOSFET3a〜3cがオフした
時のソース電位とゲート電位はほぼ同電位になっている
と考えて支障がなく、低耐圧PチャンネルMOSFET
3a〜3cの各ドレイン・ソース間の電圧はそれぞれツ
ェナーダイオード1個分の降伏電圧に相当する電圧に制
限されている。そして、出力端子41に直接接続された
低耐圧PチャンネルMOSFET3gには、ドレイン・
ソース間電圧を制限する手段が無いため、抵抗6fの端
子間電圧とほぼ等しい電圧が印加されることになる。従
って、5個の低耐圧PチャンネルMOSFETを用いて
ハイサイドスイッチング回路60を構成した場合、出力
端子41に直接接続された低耐圧PチャンネルMOSF
ET3g以外の4個の低耐圧PチャンネルMOSFET
には、それぞれ35Vずつ印加されることから4個分で
140Vを負担することになる。その電圧(140V)
に低耐圧PチャンネルMOSFET3gの耐圧(40
V)を加算した電圧が、ハイサイドスイッチング回路6
0の耐圧となり、その値は180Vになる。このように
して、直列接続される低耐圧PチャンネルMOSFET
の個数を増やすほどに耐圧を得ることができる。
【0026】また、このハイサイドスイッチング回路6
0の耐圧(160V)は高耐圧NチャンネルMOSFE
T2の耐圧150Vに比べて十分に大きな値となるた
め、この場合、高耐圧スイッチング回路全体としての耐
圧は、ハイサイドスイッチング回路60の耐圧に比べて
小さくなる高耐圧NチャンネルMOSFET2の耐圧1
50Vに依存して決定される。
【0027】次に、入力端子42に入力される入力信号
がローレベルになる時には、高耐圧NチャンネルMOS
FET1はオフ状態になり、高耐圧NチャンネルMOS
FET1はオン状態になり、抵抗10の電圧降下が大き
くなるのに従って、低耐圧PチャンネルMOSFET3
aがオン状態になる。すると、電源端子40から2番目
に接続された低耐圧PチャンネルMOSFET3bのソ
ース電位が上昇して、低耐圧PチャンネルMOSFET
3bもオン状態になる。そして更に、低耐圧Pチャンネ
ルMOSFET3cは、それに従ってソース電位も上昇
することからオン状態になる。このようにして、低耐圧
PチャンネルMOSFET3a〜3gの全てがオン状態
になり、出力端子41に電源電圧Vccとほぼ等しいハ
イレベルを出力することができる。
【0028】上述したように、第2の実施形態の高耐圧
スイッチング回路は、もしも高耐圧NチャンネルMOS
FETの耐圧が無限大であれば、ハイサイドスイッチン
グ回路60を構成する低耐圧PチャンネルMOSFET
の個数を増やせば増やすほど回路全体の耐圧を大きくす
ることができる。
【0029】(第3の実施形態)次に、本発明の第3の
実施形態に係る高耐圧スイッチング回路について、以下
に図3を参照しながら詳細に説明する。
【0030】図3は第3の実施形態に係る高耐圧スイッ
チング回路の回路構成図であり、ハイサイドスイッチン
グ回路60がオンする時の回路電流を削減することがで
きる。
【0031】図3において、低耐圧PチャンネルMOS
FET3a〜3gを直列接続する事については、上述し
た第2の実施形態(図2)と同じ構成であり、これによ
り高耐圧スイッチング回路の耐圧をより高められること
は第2の実施形態と同様である。但し、バイアス回路を
構成するツェナーダイオード5a〜5fのアノード側に
接続された抵抗6a〜6fの低電位側配線と接地点との
間に電流制御回路61を備えている点で、第2の実施形
態と回路構成が異なる。
【0032】電流制御回路61は、オン時導通スイッチ
21及び抵抗12の直列回路と、オフ時導通スイッチ2
2との並列回路によって構成され、オフ時導通スイッチ
22は入力端子42の入力信号に応じてオン状態にな
り、オン時導通スイッチ21は反転器50の出力信号に
応じてオン状態になる。そして、ハイサイドスイッチン
グ回路60内の各低耐圧PチャンネルMOSFET3a
〜3gがオンする時には、オン時導通スイッチ21がオ
ンとなり、電流制限用の抵抗12によって保護用ツェナ
ーダイオード4a〜4gに流れる電流の値を制限してい
る。
【0033】ハイサイドスイッチング回路60内の各低
耐圧PチャンネルMOSFET3a〜3gがオフする時
には、オフ時導通スイッチ21がオン状態となり、抵抗
6a〜6fの低電位側配線の電位をほぼ接地電位にする
ため、バイアス回路を構成する各ツェナーダイオード5
a〜5fに図2と同様な電流を供給して、低耐圧Pチャ
ンネルMOSFET3a〜3gの各ゲートにそれぞれ異
なる所定のバイアス電圧が与えられる。
【0034】すなわち、電流制御回路61によって、ハ
イサイドスイッチング回路60に供給される回路電流
を、オン時とオフ時とで切り替えることが可能となり、
少ない消費電流で動作する高耐圧スイッチング回路を実
現することができる。
【0035】なお、上述した第3の実施形態(図3に図
示)において、オン時導通スイッチ21は必ずしも必要
ではなく、抵抗6a〜6fの低電位側配線と接地点との
間に抵抗12を直接接続しても、オフ時導通スイッチ2
2のオン/オフをスイッチング制御するだけで、第3の
実施形態と同様に動作させることができる。
【0036】また、上述した第1〜第3の実施形態で
は、バイアス回路を構成するツェナーダイオード5a
は、降伏電圧が低耐圧PチャンネルMOSFETの耐圧
より低いものであって、1個で構成される事例で説明し
たが、複数個を直列接続したツェナーダイオードの直列
接続体によって同様の特性を持たせても、同様の効果が
得られることは言うまでもない。また、ツェナーダイオ
ード5aの降伏電圧と、保護用ツェナーダイオード4a
の降伏電圧とが異なる事例で説明したが、同じ降伏電圧
を持つ降伏電圧の小さいツェナーダイオードを直列接続
する個数によって、降伏電圧を等価的に異ならせても構
わない。
【0037】
【発明の効果】本発明の高耐圧スイッチング回路による
と、相補関係にあるMOSFETの一方の耐圧が低くて
も、その耐圧よりも大きい電圧振幅の出力信号をスイッ
チング駆動することができる。
【0038】また、別の構成によると、低耐圧MOSF
ETを直列接続する個数を増やすことにより、スイッチ
ング回路の高耐圧化を更に高めることができる。
【0039】更に、別の構成によると、直列接続された
低耐圧MOSFET用のバイアス回路の回路電流を、低
耐圧MOSFETがオンする時に合わせて減少させるた
め、低消費電流で動作する高耐圧スイッチング回路を実
現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る高耐圧スイッチ
ング回路の回路構成図
【図2】本発明の第2の実施形態に係る高耐圧スイッチ
ング回路の回路構成図
【図3】本発明の第3の実施形態に係る高耐圧スイッチ
ング回路の回路構成図
【図4】従来の高耐圧スイッチング回路の回路構成図
【符号の説明】
1 高耐圧NチャンネルMOSFET 2 高耐圧NチャンネルMOSFET 3 高耐圧PチャンネルMOSFET 3a〜3g 低耐圧PチャンネルMOSFET 4a〜4g 保護用ツェナーダイオード 5a〜5f バイアス回路用のツェナーダイオード 6a〜6f 抵抗 10、11,12 抵抗 21 オン時導通スイッチ 22 オフ時導通スイッチ 40 電源端子 41 出力端子 42 入力端子 50 反転器 60 ハイサイドスイッチング回路 61 電流制御回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一極性の低耐圧MOSFETの複数から
    成る直列回路と、前記低耐圧MOSFETとは逆極性の
    高耐圧MOSFETとを、高電位側の電源端子と低電位
    側の電源端子との間に直列に接続して成る高耐圧スイッ
    チング回路であって、 ソース接地された前記高耐圧MOSFETのドレインに
    接続されている出力端子と、 前記複数の低耐圧MOSFETのうちの1つであって、
    ソース接地型のインバータ回路を構成する第1の低耐圧
    MOSFETと、 前記複数の低耐圧MOSFETのうちの1つであって、
    前記第1の低耐圧MOSFETのドレイン側にソースを
    接続し、ドレインに前記出力端子を接続し、ゲートに所
    定のバイアス電位を与えられている第2の低耐圧MOS
    FETと、 前記高耐圧MOSFETのゲートに入力される入力信号
    を反転する反転器と、 反転器の出力信号に応じて動作し前記入力信号と同相の
    信号をレベルシフトさせて前記第1の低耐圧MOSFE
    Tのゲートに与えるレベルシフト回路と、を備えた高耐
    圧スイッチング回路。
  2. 【請求項2】 ツェナーダイオードの降伏電圧を活用し
    て高電位側と低電位側の電源端子間の中間電位を発生さ
    せ、その中間電位を第2の低耐圧MOSFETのゲート
    に与える所定のバイアス電位とすることを特徴とする請
    求項1記載の高耐圧スイッチング回路。
  3. 【請求項3】 第2の低耐圧MOSFETのドレインと
    出力端子との間に第3の低耐圧MOSFETを接続し、
    前記第3の低耐圧MOSFETのゲート電位、次に前記
    第2の低耐圧MOSFETのゲート電位の順に高くなる
    所定のバイアス電位を与えることを特徴とする請求項1
    或いは請求項2に記載の高耐圧スイッチング回路。
  4. 【請求項4】 複数の低耐圧MOSFETのうち第1の
    MOSFETを除くその他の低耐圧MOSFETのゲー
    トにバイアス電位を与えるバイアス回路と、前記バイア
    ス回路の回路電流を入力信号に応じてスイッチング制御
    する電流制御回路とを構成し、前記複数の低耐圧MOS
    FETがオフする時に前記バイアス電位を所定の電位に
    すると共に、前記複数のMOSFETがオンする時に前
    記バイアス回路の回路電流を小さくするように制限する
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3のうちの1つに記
    載の高耐圧スイッチング回路。
JP2002147418A 2002-05-22 2002-05-22 高耐圧スイッチング回路 Pending JP2003338740A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002147418A JP2003338740A (ja) 2002-05-22 2002-05-22 高耐圧スイッチング回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002147418A JP2003338740A (ja) 2002-05-22 2002-05-22 高耐圧スイッチング回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003338740A true JP2003338740A (ja) 2003-11-28

Family

ID=29705994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002147418A Pending JP2003338740A (ja) 2002-05-22 2002-05-22 高耐圧スイッチング回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003338740A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006167327A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波診断装置
JP2011029386A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Sharp Corp 半導体装置および電子機器
JP2016148879A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 パワーサプライテクノロジー株式会社 高圧電源装置
CN111211763A (zh) * 2018-11-22 2020-05-29 三菱电机株式会社 高电位侧驱动电路

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006167327A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 超音波診断装置
JP2011029386A (ja) * 2009-07-24 2011-02-10 Sharp Corp 半導体装置および電子機器
JP2016148879A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 パワーサプライテクノロジー株式会社 高圧電源装置
CN111211763A (zh) * 2018-11-22 2020-05-29 三菱电机株式会社 高电位侧驱动电路
CN111211763B (zh) * 2018-11-22 2023-09-26 三菱电机株式会社 高电位侧驱动电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6646469B2 (en) High voltage level shifter via capacitors
US7173471B2 (en) High frequency switching circuit and semiconductor device
US8604862B2 (en) Four-quadrant bootstrapped switch circuit
JP2003529992A (ja) 低コストハーフブリッジドライバ集積回路
US7915946B2 (en) Switch circuit for high frequency signals wherein distortion of the signals are suppressed
US6380793B1 (en) Very high voltage switch
JP5341780B2 (ja) 電力供給制御回路
US10211826B2 (en) Electronic switch, and corresponding device and method
JP2004320439A (ja) 高周波スイッチ回路
KR970067335A (ko) 반도체 출력 회로
US8723585B2 (en) Level shift circuit
JP2011139404A (ja) 電力供給制御回路
EP0351820B1 (en) Output circuit
US7075335B2 (en) Level shifter
CN105897246B (zh) 用于高电压应用的电压电平移位器
JP2000164730A (ja) Mos型半導体集積回路
JP2003338740A (ja) 高耐圧スイッチング回路
KR19980050807A (ko) 고출력 전압 생성용 반도체 회로
JP4641660B2 (ja) レベルシフト回路
JP3518310B2 (ja) 容量性負荷駆動回路
JP2001111412A (ja) 入力信号レベル変換回路及び液晶表示装置
JPH04268813A (ja) 誘導性負荷用mosfetを備えた回路装置
JP2006191527A (ja) クランプ回路及びトランジスタ駆動回路
US20220337158A1 (en) Voltage conversion circuit having self-adaptive mechanism
JP3031090B2 (ja) 出力ポート回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041108

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20050706

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060217

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060228

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20060428

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060530

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20061205