JP2003335381A - シーリング材・接着剤用カートリッジ及びシーリング材・接着剤包装体並びにそれらの製造方法及び製造装置 - Google Patents

シーリング材・接着剤用カートリッジ及びシーリング材・接着剤包装体並びにそれらの製造方法及び製造装置

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JP2003335381A JP2002223423A JP2002223423A JP2003335381A JP 2003335381 A JP2003335381 A JP 2003335381A JP 2002223423 A JP2002223423 A JP 2002223423A JP 2002223423 A JP2002223423 A JP 2002223423A JP 2003335381 A JP2003335381 A JP 2003335381A
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Hiroyuki Nakano
浩之 中野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バリア性の高いシーリング材・接着剤用カー
トリッジを提供する。 【解決手段】 メンブラン片6が破かれるまでは、シー
リング材・接着剤Cが金属製プランジャー4とメンブラ
ン片6とアルミラミネートフィルム7とで囲まれた空間
内に納められているので、シーリング材・接着剤Cに対
し、非常に高いガスバリア性を保持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学的変化を活用
してシーリング又は接着するシーリング材又は接着剤を
入れるシーリング材・接着剤用カートリッジ及び、シー
リング材・接着剤用カートリッジ内にシーリング材又は
接着剤を入れたシーリング材・接着剤包装体、並びにプ
ラスチック製筒状本体を有するシーリング材・接着剤用
カートリッジ又はシーリング材・接着剤包装体の製造方
法及び製造装置に関するものである。
【従来の技術】
【0002】従来から、シーリング材・接着剤用カート
リッジに納められているシーリング材・接着剤が外気に
触れてゲル化、硬化又は変質しないようにするため、あ
るいは、シーリング材・接着剤の溶剤がカートリッジ外
部に漏れ出して硬化又は変質しないようにするために、
シーリング材・接着剤用カートリッジは外気や溶剤が気
化して生じた気体に対し高いバリア性を要求される。
【0003】高いバリア性と生産性とを有するシーリン
グ材・接着剤用カートリッジの例として、実開昭62-
130071号公報に、アルミニウム箔層を含む積層フ
ィルムで補強筒を作製し、シーリング材・接着剤用カー
トリッジのプラスチック製筒に補強筒を被せることによ
るバリア性を向上させたシーリング材・接着剤用カート
リッジが記載されている。
【0004】しかし近年、多種多様なシーリング材・接
着剤が開発され、シーリング材・接着剤用カートリッジ
に対し、更に高いバリア性が要求される場面が多くなっ
てきている。ただし、バリア性の高いカートリッジの生
産性の向上によるコストの低減が同時に求められるた
め、シーリング材・接着剤用カートリッジの筒状本体に
は、プラスチック製筒状本体を用いることが好ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、高いバリア性を
有するプラスチック製のシーリング材・接着剤用カート
リッジの製造方法は、アルミニウム箔を含む積層フィル
ムを筒状本体に一部分だけ接着して巻き付けるか、ある
いは、筒状にして被せるように製造するため、筒状本体
と積層フィルムとの間に隙間を生じバリア性の向上に限
界があった。そのため、プラスチック製筒状本体の全面
にわたって、アルミニウム箔が積層されたガスバリア性
フィルムを熱融着する技術を開発し、プラスチック製筒
状本体とガスバリア性フィルムとの間に隙間を生じさせ
ないようにして外気とプラスチック製筒状本体との接触
を完全に絶つことにより、更に高いバリア性を有するシ
ーリング材・接着剤用カートリッジ及びシーリング材、
接着剤包装体の製造方法を提供することを目的とする。
更に、上記の製造方法により得られたシーリング材・接
着剤用カートリッジ及びシーリング材・接着剤包装体に
おいて、最も湿気で硬化し易い湿気硬化型変成シリコン
あるいは湿気硬化型ウレタンを含むシーリング材・接着
剤の一つをプラスチック製筒状本体のガスバリア性によ
り長期保存可能となったので、これらシーリング材・接
着剤を充填し加速試験を行ったところ、プラスチック製
筒状本体以外のプランジャー付近や天蓋付近にシーリン
グ材・接着剤が硬化した固形物を認めることができた。
【0006】そこで、本発明は上記の問題点を解消する
ため、シーリング材・接着剤用カートリッジに対し、高
いバリア性を要求するシーリング材・接着剤、特に湿気
硬化型変成シリコンあるいは湿気硬化型ウレタンを含む
シーリング材・接着剤用を入れて長期間保存できるシー
リング材・接着剤用カートリッジまたはシーリング材・
接着剤包装体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明の
シーリング材・接着剤用カートリッジは、上記の目的を
達成するため、第1の課題解決手段として、プラスチッ
ク製筒状本体と、プラスチック製筒状本体の上方開口端
を塞ぐためのガスバリア性を有する天蓋と、プラスチッ
ク製筒状本体の下方開口端に摺動自在に挿入された金属
製プランジャーと、プラスチック製筒状本体の外周全面
に融着された側部ガスバリア性フィルムと、金属製プラ
ンジャーとプラスチック製筒状本体との隙間に塗布され
たガスバリア性潤滑剤とを備えるものである。
【0008】第2の課題解決手段のシーリング材・接着
剤用カートリッジは、プラスチック製筒状本体と、プラ
スチック製筒状本体の上方開口端を塞ぐためのガスバリ
ア性を有する天蓋と、プラスチック製筒状本体の下方開
口端に摺動自在に挿入されたプラスチック製プランジャ
ーと、プラスチック製筒状本体の外周全面に融着された
側部ガスバリア性フィルムと、プラスチック製プランジ
ャーの天面側又は底面側に融着されプラスチック製プラ
ンジャーの天面又は底面のうち少なくとも一方の略全面
を覆う底部ガスバリア性フィルムと、プラスチック製プ
ランジャーとプラスチック製筒状本体との隙間に塗布さ
れたガスバリア性潤滑剤とを備えるものである。
【0009】第3の課題解決手段は、第1又は第2の課
題解決手段のいずれかにおいて、天蓋がプラスチック製
ヘッドと該プラスチック製ヘッドの底面側に融着されて
いる天部ガスバリア性フィルムとを有し、天部ガスバリ
ア性フィルムの径が、プラスチック製筒状本体の内径に
略等しいか又はそれ以上であるものである。
【0010】第4の課題解決手段は、第1又は第2の課
題解決手段のいずれかにおいて、天蓋がプラスチック製
ヘッドと該プラスチック製ヘッドの天面の少なくとも周
縁部をドーナツ状に覆う天蓋用ガスバリア性フィルムを
備えるものである。
【0011】第1から第4の課題解決手段のいずれかに
おいては、第1及び天部ガスバリア性フィルムが、プラ
スチックフィルムとアルミニウム箔との積層フィルムと
することが好ましい。
【0012】第5の課題解決手段は、プラスチック製筒
状本体と、プラスチック製筒状本体の上方開口端を塞ぐ
ためのガスバリア性を有する天蓋と、プラスチック製筒
状本体の下方開口端に摺動自在に挿入された金属製プラ
ンジャーと、プラスチック製筒状本体の外周全面に融着
された側部ガスバリア性フィルムと、金属製プランジャ
ーとプラスチック製筒状本体との隙間に塗布されたガス
バリア性潤滑剤と、プラスチック製筒状本体内に充填さ
れたシーリング材・接着剤とを備えるものである。第5
の課題解決手段において、シーリング材・接着剤が湿気
硬化型変成シリコン含有又は湿気硬化型ウレタン含有シ
ーリング材・接着剤であることが好ましい。
【0013】第6の課題解決手段は、プラスチック製筒
状本体と、プラスチック製筒状本体の上方開口端を塞ぐ
ためのガスバリア性を有する天蓋と、プラスチック製筒
状本体の下方開口端に摺動自在に挿入されたプラスチッ
ク製プランジャーと、プラスチック製筒状本体の外周全
面に融着された側部ガスバリア性フィルムと、プラスチ
ック製プランジャーの天面側又は底面側に融着されプラ
スチック製プランジャーの天面又は底面のうち少なくと
も一方の略全面を覆う底部ガスバリア性フィルムと、プ
ラスチック製プランジャーとプラスチック製筒状本体と
の隙間に塗布されたガスバリア性潤滑剤と、プラスチッ
ク製筒状本体内に充填されたシーリング材・接着剤とを
備えるものである。第6の課題解決手段において、シー
リング材・接着剤が湿気硬化型変成シリコン含有又は湿
気硬化型ウレタン含有シーリング材・接着剤であること
が好ましい。第6の課題解決手段において、底部ガスバ
リア性フィルムが、プラスチックフィルムとアルミニウ
ム箔との積層フィルムであることが好ましい。
【0014】第7の課題解決手段は、第5又は第6の課
題解決手段のいずれかにおいて、天蓋がプラスチック製
ヘッドと該プラスチック製ヘッドの底面側に融着される
天部ガスバリア性フィルムを有し、天部ガスバリア性フ
ィルムの径が、プラスチック製筒状本体の内径に略等し
いか又はそれ以上であるものである。
【0015】第8の課題解決手段は、第5又は第6の課
題解決手段のいずれかにおいて、天蓋がプラスチック製
ヘッドと該プラスチック製ヘッドの天面の少なくとも周
縁部をドーナツ状に覆う天蓋用ガスバリア性フィルムを
備えるものである。第5から第8の課題解決手段のいず
れかにおいて、側部ガスバリア性フィルム及び天部ガス
バリア性フィルムが、プラスチックフィルムとアルミニ
ウム箔との積層フィルムであることが好ましい。
【0016】第9の課題解決手段は、プラスチック製筒
状本体を有するシーリング材・接着剤用カートリッジ又
はシーリング材・接着剤包装体の製造方法において、少
なくとも一方主面の略全面に感熱接着部材層を有すると
ともに中間層にガスバリア層を有する側部ガスバリア性
フィルムを準備する工程と、弾性部材の表面に、皺を伸
ばしつつ積層フィルムの他方主面を吸着して固定する吸
着固定工程と、プラスチック製筒状本体をスピンドルに
挿入する工程と、側部ガスバリア性フィルムの感熱接着
部材層を加熱手段により溶融する加熱工程と、プラスチ
ック製筒状本体の表面を予熱する予熱工程と、弾性部材
の表面に対しプラスチック製筒状本体の中心軸を略平行
に保ちつつ、弾性部材とスピンドルとの位置関係を相対
的に変化させて感熱接着部材がプラスチック製筒状本体
に当接する状態に弾性部材とスピンドルとを配置する配
置工程と、弾性部材が変形するほどにプラスチック製筒
状本体を側部ガスバリア性フィルムに押し付けつつ、ス
ピンドルの周りを弾性部材の表面が相対的に回転するよ
うに、弾性部材とスピンドルとの相対的な位置関係を変
えつつ、プラスチック製筒状本体に側部ガスバリア性フ
ィルムを巻き付け接着する接着工程とを備え、接着工程
において予熱工程により予熱されたプラスチック製筒状
本体の表面が環境温度に戻る前に接着を行うものであ
る。
【0017】第10の課題解決手段は、第9の課題解決
手段において、弾性部材はドラムの表面に貼り付けられ
た弾性シートであり、弾性シートには吸着用の空気抜き
穴が多数設けられ、吸着固定工程は、側部ガスバリア性
フィルムを弾性シートにのせて空気抜き穴から空気を抜
くことにより吸着固定する工程を含み、配置工程は、ス
ピンドルの中心軸とドラムの中心軸を略平行に保ちつ
つ、弾性シートに吸着固定されている側部ガスバリア性
フィルムにプラスチック製筒状本体を押し付ける工程を
含み、接着工程は、スピンドルの回転に連れて側部ガス
バリア性フィルムをプラスチック製筒状本体に巻き付け
る工程を含むものである。
【0018】第11の課題解決手段は、第9又は第10
の課題解決手段において、 加熱手段は、熱風を噴出す
熱風発生器であり、加熱工程において、ドラムとスピン
ドルとの近接領域で熱風発生器から噴き付けた熱風を対
流させるものである。
【0019】第12の課題解決手段は、プラスチック製
筒状本体と該プラスチック製筒状本体に巻き付けて接着
される側部ガスバリア性フィルムとを備え、側部ガスバ
リア性フィルムが該側部ガスバリア性フィルムの略全面
に感熱接着部材層を有するとともに側部ガスバリア性フ
ィルムの中間層にガスバリア層を有するシーリング材・
接着剤用カートリッジ又はシーリング材・接着剤包装体
の製造装置において、プラスチック製筒状本体が挿入さ
れるスピンドルと、表面に弾性部材が設けられ、弾性部
材の表面に側部ガスバリア性フィルムの他方主面を吸着
固定可能な吸着固定手段と、吸着固定手段により弾性部
材の表面に側部ガスバリア性フィルムを吸着固定する際
に、側部ガスバリア性フィルムの皺を伸ばす皺取り手段
と、弾性部材の表面に対しプラスチック製筒状本体の中
心軸を略平行に保ちつつ、スピンドルと弾性部材の表面
との相対的な位置関係を変化させ、スピンドルと弾性部
材の表面との相対的な位置関係を変化させ、スピンドル
に挿入されたプラスチック製筒状本体に側部ガスバリア
性フィルムを当接させる駆動を行う第1の駆動手段と、
弾性部材が変形するほどプラスチック製筒状本体を側部
ガスバリア性フィルムに押し付けつつ、スピンドルの周
りに弾性部材の表面を相対的に回転させて、側部ガスバ
リア性フィルムをプラスチック製筒状本体に巻き付ける
ように駆動する第2駆動手段と、第2の駆動手段が側部
ガスバリア性フィルムをプラスチック製筒状本体に巻き
付ける前に、感熱接着部材層を加熱して感熱接着部材を
溶融する加熱手段と、第2の駆動手段が側部ガスバリア
性フィルムをプラスチック製筒状本体に巻き付ける前
に、プラスチック製筒状本体を予熱する予熱手段とを備
えるものである。
【0020】第13の課題解決手段は、第12の課題解
決手段において、吸着固定手段がドラムを備え、弾性部
材はドラムの表面に貼り付けられた弾性シートであり、
弾性シートには側部ガスバリア性フィルムを弾性シート
にのせて空気を抜くことにより吸着固定するための吸着
用の空気抜き穴が多数設けられ、第1の駆動手段は、ス
ピンドルの中心軸とドラムの中心軸とを略平行に保ちつ
つ、側部ガスバリア性フィルムをプラスチック製筒状本
体に押し付け、第2の駆動手段は、ドラムを回転させつ
つ、側部ガスバリア性フィルムをプラスチック製筒状本
体に巻き付けるものである。
【0021】第14の課題解決手段は、第12又は第1
3の課題解決手段において、加熱手段は、ドラムとスピ
ンドルとの近接領域で熱風を対流させる向きに取り付け
られた熱風発生器であるものである。
【0022】第15の課題解決手段のシーリング材・接
着剤用カートリッジは、外周全面が改質されているオレ
フィン製筒状本体と、オレフィン製筒状本体の上方開口
端を塞ぐためのガスバリア性を有する天蓋と、オレフィ
ン製筒状本体の下方開口端に摺動自在に挿入された金属
製プランジャーと、オレフィン製筒状本体の外周全面に
接着された側部ガスバリア性フィルムと、金属製プラン
ジャーとオレフィン製筒状本体との隙間に塗布されたガ
スバリア性潤滑剤とを備えるものである。
【0023】第16の課題解決手段のシーリング材・接
着剤用カートリッジは、外周全面が改質されているオレ
フィン製筒状本体と、オレフィン製筒状本体の上方開口
端を塞ぐためのガスバリア性を有する天蓋と、オレフィ
ン製筒状本体の下方開口端に摺動自在に挿入されたプラ
スチック製プランジャーと、オレフィン製筒状本体の外
周全面に接着された側部ガスバリア性フィルムと、オレ
フィン製プランジャーの天面側又は底面側に融着されオ
レフィン製プランジャーの天面又は底面のうち少なくと
も一方の略全面を覆う底部ガスバリア性フィルムと、オ
レフィン製プランジャーとプラスチック製筒状本体との
隙間に塗布されたガスバリア性潤滑剤とを備えるもので
ある。
【0024】第17の課題解決手段のシーリング材・接
着剤包装体は、外周全面が改質されているオレフィン製
筒状本体と、オレフィン製筒状本体の上方開口端を塞ぐ
ためのガスバリア性を有する天蓋と、オレフィン製筒状
本体の下方開口端に摺動自在に挿入された金属製プラン
ジャーと、オレフィン製筒状本体の外周全面に融着され
た側部ガスバリア性フィルムと、金属製プランジャーと
オレフィン製筒状本体との隙間に塗布されたガスバリア
性潤滑剤と、オレフィン製筒状本体内に充填されたシー
リング材・接着剤とを備えるものである。
【0025】第18の課題解決手段のシーリング材・接
着剤包装体は、外周全面が改質されているオレフィン製
筒状本体と、オレフィン製筒状本体の上方開口端を塞ぐ
ためのガスバリア性を有する天蓋と、オレフィン製筒状
本体の下方開口端に摺動自在に挿入されたプラスチック
製プランジャーと、オレフィン製筒状本体の外周全面に
接着された側部ガスバリア性フィルムと、オレフィン製
プランジャーの天面側又は底面側に融着されプラスチッ
ク製プランジャーの天面又は底面のうち少なくとも一方
の略全面を覆う底部ガスバリア性フィルムと、オレフィ
ン製プランジャーとプラスチック製筒状本体との隙間に
塗布されたガスバリア性潤滑剤と、オレフィン製筒状本
体内に充填されたシーリング材・接着剤とを備えるもの
である。
【0026】第1の課題解決手段による作用効果につい
て説明する。天蓋により天部を外気から遮断し、側部ガ
スバリア性フィルムにより、プラスチック製筒状本体の
外周表面をほぼ完全に外気から遮断し、金属製プランジ
ャー及びガスバリア性潤滑剤により、プラスチック製筒
状本体の下方開口端をほぼ完全に外気から遮断する。そ
れにより、プラスチック製筒状本体の内側の空間を外気
から遮断して、シーリング材・接着剤のゲル化、固化又
は硬化による固まりが発生するのを防止することができ
る。従って、プラスチック製筒状本体の内側面及び金属
製プランジャーの天面側近傍に発生したシーリング材・
接着剤の固まりが金属製プランジャーの摺動の妨げにな
るのを防止できまた、固まりがノズルから吐出されたシ
ーリング材・接着剤に混じるのを防止することができる
という効果を奏する。
【0027】第2の課題解決手段による作用効果は、第
1の課題解決手段による作用効果と実質的に同じである
が、プランジャー天面側近傍にシーリング材・接着剤の
固まりが発生するのを防止する手段として、底部ガスバ
リア性フィルムがガスの透過を遮断することにより達成
する点が異なる。
【0028】第2の課題解決手段を具体化するに当た
り、底部ガスバリア性フィルム内にアルミニウム箔が積
層されていれば、第2の課題解決手段の作用効果を容易
かつ十分に発揮せしめることができるものである。
【0029】第3の課題解決手段による作用効果は、天
蓋をプラスチック製ヘッドと天部ガスバリア性フィルム
から構成することによりプラスチック製筒状本体と密に
結合させて、一体的に成型して高い生産性と強度とを確
保することができ、天部ガスバリア性フィルムによりプ
ラスチック製の天蓋を介したガスの出入りを遮断でき
る。それにより、天蓋底面側近傍にシーリング材・接着
剤の固まりが生じるのを防止することができる。
【0030】次に、第4の課題解決手段による作用効果
について説明する。プラスチック製ヘッドの少なくとも
周縁部が天蓋用ガスバリア性フィルムで覆われているこ
とにより、天蓋底面側周縁部のガスバリア性が向上す
る。それにより、プラスチック製ヘッドの周縁部を介し
たガスの出入りを防止し、プラスチック製ヘッドの底面
側周縁部にあるシーリング材・接着剤が固まるのを防止
する効果を高めることができる。なお、プラスチック製
ヘッドの底面側中心部に天部ガスバリア性フィルムによ
りガスバリア性が確保されるが、この場合には、天部ガ
スバリア性フィルムの径をプラスチック製筒状本体の内
径よりも小さくすることができ製造容易なシーリング材
・接着剤用カートリッジを提供できる。
【0031】第1から第4の課題解決手段のいずれかを
具体化するに当たり、側部ガスバリア性フィルム及び天
部ガスバリア性フィルム内にアルミニウム箔を積層する
ことにより、第1から第4の課題解決手段の作用効果を
容易かつ十分に発揮せしめることができるものである。
【0032】第5の課題解決手段によれば、プラスチッ
ク製筒状本体内に充填されたシーリング材・接着剤に限
定されている点を除いて、第1の課題解決手段による作
用効果と同様の作用効果を奏する。
【0033】第6の課題解決手段によれば、プラスチッ
ク製筒状本体内に充填されたシーリング材・接着剤に限
定されている点を除いて、第2の課題解決手段による作
用効果と同様の作用効果を奏する。第6の課題解決手段
において、底部ガスバリア性フィルム内にアルミニウム
箔が積層されていれば、第6の課題解決手段の作用効果
を容易かつ十分に発揮せしめることができる。
【0034】第7の課題解決手段によれば、天蓋をプラ
スチック製ヘッドと天部ガスバリア性フィルムとで構成
することによりプラスチック製筒状本体と密に結合させ
て高い生産性と強度とを確保することができ、天部ガス
バリア性フィルムにより、プラスチック製ヘッドを介し
たガスの出入りを遮断できる。それにより、天蓋底面側
近傍にシーリング材・接着剤の固まりが生じるのを防止
することができる。
【0035】第8の課題解決手段によれば、プラスチッ
ク製ヘッドの少なくとも周縁部が天蓋用ガスバリア性フ
ィルムで覆われていることにより、天蓋底面側周縁部の
ガスバリア性が向上する。それにより、プラスチック製
ヘッドの周縁部を介したガスの出入りを防止し、プラス
チック製ヘッドの底面側周縁部にあるシーリング材・接
着剤が固まるのを防止する効果を高めることができる。
なお、プラスチック製ヘッドの底面側中心部は天部ガス
バリア性フィルムによりガスバリア性が確保されるが、
この場合には、天部ガスバリア性フィルムの径をプラス
チック製筒状本体の内径よりも小さくすることができ製
造容易なシーリング材・接着剤用カートリッジを提供で
きる。
【0036】第9の課題解決手段によれば、吸着工程に
おいて皺を伸ばしつつ吸着して固定するので略全面に渡
って感熱接着部材層が設けられているにもかかわらず、
弾性部材の表面には皺がないかまたは非常に少ない状態
で側部ガスバリア性フィルムが固定され、プラスチック
製筒状本体の中心軸が弾性部材の表面と略平行であるこ
とから側部ガスバリア性フィルムを巻き付けるので小さ
な皺も取れて、プラスチック製筒状本体と側部ガスバリ
ア性フィルムとを密に融着できる。それにより、皺の発
生を防止しつつプラスチック製筒状本体の略全面にガス
バリア性フィルムを蜜に融着できるので、気体の侵入経
路が極端に少なくなり、バリア性の高いシーリング材用
容器を効率良く製造することができるという効果があ
る。
【0037】第10の課題解決手段によれば、ドラムが
歪みのない円筒形をしておりかつ、弾性シートの厚みが
ほぼ均一になっていれば、ドラムの中心軸とスピンドル
の中心軸とを略平行に保つことにより、容易に側部ガス
バリア性フィルムとプラスチック製筒状本体とを略平行
に保てるので、側部ガスバリア性フィルムを巻き付ける
際にしわが発生し難くなるという効果がある。
【0038】第11の課題解決手段によれば、プラスチ
ック製筒状本体の表面も熱風の対流で加熱されるため、
側部ガスバリア性フィルムを貼り付けた際に小さな皺も
伸ばせるという効果がある。第11の課題解決手段にお
いて、スピンドルが回転自在に支持され、ドラムの回転
をスピンドルに伝えてスピンドルをドラムの回転に連動
させれば、ドラムとスピンドルとの回転誤差が生じない
ため、回転誤差に起因する皺の発生を防止できるという
効果が生じる。
【0039】第12の課題解決手段によれば、皺取り手
段により皺を伸ばしつつ吸着して固定するので、略全面
に渡って接着部材層が設けられているにもかかわらず、
弾性部材の表面には皺がないかまたは非常に少ない状態
で側部ガスバリア性フィルムが固定され、第1の駆動手
段により、プラスチック製筒状本体の中心軸が弾性部材
の表面と略平行に駆動されることから側部ガスバリア性
フィルムにプラスチック製筒状本体が当接したときに皺
が発生し難く、第2の駆動手段により弾性部材で押し付
けつつプラスチック製筒状本体に側部ガスバリア性フィ
ルムを巻き付けるので小さな皺も取れて、プラスチック
製筒状本体と側部ガスバリア性フィルムとを密に接着す
ることができるという効果がある。それにより、皺の発
生を防止しつつプラスチック製筒状本体の全面に側部ガ
スバリア性フィルムを密に接着できるので、気体の侵入
経路が極端に少なくなり、バリア性の高いシーリング材
・接着剤用カートリッジ及びシーリング材・接着剤包装
体を効率良く製造することができる。
【0040】第13の課題解決手段によれば、ドラムが
正しく円筒形になっておりかつ、弾性シートの厚みがほ
ぼ均一になっていれば、ドラムの中心軸とスピンドルの
中心軸を略平行に保つことにより、容易に側部ガスバリ
ア性フィルムとプラスチック製筒状本体とを略平行に保
てるという効果があり、このことにより側部ガスバリア
性フィルムを巻きつける際に皺が発生し難くなるという
効果がある。
【0041】第14の課題解決手段によれば、プラスチ
ック製筒状本体の表面も熱風の対流で加熱されるため、
側部ガスバリア性フィルムを貼り付けた際に小さな皺が
延びるという効果がある。第14の課題解決手段におい
て、スピンドルが回転自在に支持され、ドラムの回転を
スピンドルに伝えてスピンドルをドラムの回転に連動さ
せれば、ドラムとスピンドルとの回転誤差が生じないた
め、回転誤差に起因する皺の発生を防止できるという効
果がある。
【0042】第15の課題解決手段による作用効果は、
第1の課題解決手段と同じであるが、その実現方法とし
て、側部ガスバリア性フィルムを融着する代わりに、改
質されたオレフィン製筒状本体に接着する点が異なって
いる。加熱しない点で優れているが、接着剤を用いるた
め材料構成が複雑になる。
【0043】第16の課題解決手段による作用効果は、
第15の課題解決手段による作用効果と実質的に同じで
あるが、プランジャー天面側近傍にシーリング材・接着
剤の固まりが発生するのを防止する手段として、底部ガ
スバリア性フィルムがガスの透過を遮断することにより
達成する点が異なる。
【0044】第17の課題解決手段によれば、プラスチ
ック製筒状本体内に充填されたシーリング材・接着剤に
限定されている点を除いて、第15の課題解決手段によ
る作用効果と同様の作用効果を奏する。
【0045】第18の課題解決手段によれば、プラスチ
ック製筒状本体内に充填されたシーリング材・接着剤に
限定されている点を除いて、第16の課題解決手段によ
る作用効果と同様の作用効果を奏する。
【発明の実施の形態】
【0046】(第1実施形態)図1は、この発明の第1
実施形態によるシーリング材・接着剤包装体の構成の概
要を示す模式的断面図である。図1に示すシーリング材
・接着剤用カートリッジ1は、プラスチック製円筒状本
体2と、ノズル3と、可動板である金属製プランジャー
4とヘッド5と、ヘッド5の開口を密封するためのメン
ブラン片6と、プラスチック製円筒状本体2の外周に巻
き付けて融着されたアルミラミネートフィルム7とを備
える。説明を分り易くするため、図1の断面図におい
て、要部以外の図示を省略している。図示省略している
が、プラスチック製円筒状本体2の内周面と金属製プラ
ンジャー4の外周面との隙間にグリースが塗布されてい
る。
【0047】シーリング材・接着剤用カートリッジ1の
内部には、シーリング材・接着剤Cが納められている。
シーリング材・接着剤用カートリッジ1にシーリング材
・接着剤Cが充填されて密封されシーリング材・接着剤
包装体が構成される。充填されるシーリング材・接着剤
Cには例えば、湿気硬化型変成シリコン含有シーリング
材として、コニシ株式会社製「ボンド変成シリコンコー
ク」があり、湿気硬化型ウレタン含有シーリング材とし
てオート化学工業株式会社製「オートンQイックシーラ
ント」がある。
【0048】プラスチック製円筒状本体2は、ポリエチ
レン製で、シーリング材・接着剤を納める容量に応じて
異なる形状になるが例えば、シーリング材・接着剤を3
30ml程度納めているものにあっては全長が200mm程
度、外径が50mm程度、厚さが1mm程度である。
【0049】ポリエチレンで形成されるヘッド5とメン
ブラン片6とから、プラスチック製円筒状本体2の上方
開口端を塞ぐためのガスバリア性を有する天蓋が構成さ
れる。ヘッド5は、筒状突出部5aと、開口5bと、円
板状平面部5cと、環状周壁5dとを備える。ヘッド5
とプラスチック製円筒状本体2とは、環状周壁5dの外
周面とプラスチック製円筒状本体2の内周面が熱融着す
ることにより、同じ材質であることから、隙間なく強固
に結合されている。ヘッド5の開口5bは、ヘッド5の
円板状平面部5cの中央部に設けられている。ヘッド5
の天面側の開口5b周囲には、開口5bから続く中空部
を備えた筒状突出部5aが形成されている。筒状突出部
5aの外周部には雄ネジが形成されている。なお、ヘッ
ド5は射出成型などのよってプラスチック製円筒状本体
2と一体的に同時に成型することもできる。ヘッド5の
筒状突出部5aには、開口内部に雌ネジが形成されてい
る朝顔型のノズル3が螺合されている。ヘッド5の開口
5bを塞ぐためメンブラン片6がヘッド5の底面側に貼
付されている。メンブラン片6は、例えば数十μmのア
ルミニウム箔と数十μmの高密度ポリエチレンとを積層
して形成される。アルミラミネートフィルム7は、アル
ミニウム箔をプラスチックフィルムで挟みこんだサンド
イッチ構造の積層フィルムであり、例えば、16μmの
ポリエチレンテレフタレートフィルムと、7μmのアル
ミニウム箔と、20μmのポリエチレンとを積層して形
成される。メンブラン片6及びアルミラミネートフィル
ム7は、アルミニウム箔を積層しているので、非常に高
いガスバリア性を有している。ここで、メンブレン片6
が天部ガスバリア性フィルムであり、アルミラミネート
フィルム7が側部ガスバリア性フィルムである。
【0050】上記の実施の形態において、アルミラミネ
ートフィルム7が積層フィルムに相当し、アルミラミネ
ートフィルム7のアルミニウム箔がガスバリア層に相当
し、アルミラミネートフィルム7のポリエチレン層が感
熱接着部材層に相当する。なお、上記の実施の形態で
は、金属箔としてアルミニウム箔を用いたが例えば銅箔
等の他の金属箔を用いてもよい。また、ガスバリア層
を、金属箔以外に、シリカ蒸着層など他の材料を用いて
形成してもよい。
【0051】金属製プランジャー4は、有底円筒形状で
あり、金属製プランジャー4の外径がプラスチック製円
筒状本体2の内径に等しいか僅かに小さく形成されてい
る。金属製プランジャー4は、有底部の方がプラスチッ
ク製円筒状本体2の内部の方に向くようにプラスチック
製円筒状本体2の下方開口端に嵌め込まれる。以下の説
明において、金属製プランジャー4のようなプランジャ
ーの有底部において、プラスチック製円筒状本体2の内
部に面する方をプランジャーの天面と呼び、外気に接す
る方をプランジャーの底面と呼ぶ。
【0052】グリースは、プラスチック製円筒状本体2
と金属製プランジャー4との間の摺動抵抗を下げる役割
を果たす。同時に、プラスチック製円筒状本体2の内周
面と金属製プランジャー4の外周面との隙間からガスが
入り、又はシーリング材・接着剤用カートリッジ1の内
部から外部へガスが出ることにより、シーリング材・接
着剤Cが硬化するのを防止することができる。即ち、グ
リースは、ガスバリア性潤滑剤として機能している。グ
リースとしては例えば、低分子量ポリエチレン(ポリエ
チレンワックス)を主成分とするものやポリブテンを主
成分とするものなどがある。金属製プランジャー4の天
面側の周縁部は、グリースを均一に隙間に入り込ませる
ため、角張らないように面取りされて、滑らかな曲面状
に仕上げられている。
【0053】使用時において、シーリング材・接着剤C
が充填されたシーリング材・接着剤用カートリッジ1
は、ガン8にセットされる。使用直前に、ノズル3の先
は切り取られ、またメンブラン片6が破られる。ガン8
のトリガを引くと、ガン8のロッド8aにより金属製プ
ランジャー4が押されて、ノズル3の先からシーリング
材・接着剤Cが吐出される。メンブラン片6が破かれる
までは、シーリング材・接着剤Cが金属製プランジャー
4とメンブラン片6とアルミラミネートフィルム7とで
囲まれた空間内に納められているので、シーリング材・
接着剤Cに対し、非常に高いガスバリア性を保持するこ
とができる。プラスチック製円筒状本体2の一部がアル
ミラミネートフィルム7及びメンブラン片6に包まれて
いない部分があるが、外気のガス、例えば酸素、水蒸
気、窒素などがシーリング材・接着剤Cに到達するため
ガスは実質的に1cm程度の距離ポリエチレンの中を通過
しなければならないことから、1cmの厚みのポリエチレ
ンに相当するガスバリア性を有することとなり高いガス
バリア性が付与される。また、グリースを通過するガス
の最短通過距離も1cm程度あるため、グリースにより金
属製プランジャー4とプラスチック製円筒状本体2との
隙間に高いガスバリア性が付与される。
【0054】図2はシーリング材・接着剤用カートリッ
ジの製造方法におけるアルミラミネートフィルム7を熱
融着する工程を示すフローチャートである。図3乃至図
6はシーリング材・接着剤用カートリッジの製造工程に
おける製造装置の動作を説明するための側面図である。
図7はドラムの構成を示す斜視図である。図3乃至図6
に示すシーリング材・接着剤用カートリッジの製造装置
10は、アルミラミネートフィルム7を送る送り装置1
1と、アルミラミネートフィルム7を切断するカッター
12と、アルミラミネートフィルム7の押え手段13
と、ドラム14と、弾性シート15と、ドラム14を駆
動するモーター16と、ドラム14内のエアーを吸引す
る吸引ポンプ17と、センサー18と、熱風発生器19
と、スピンドル20と、スピンドル20を上下させるエ
アーシリンダー21とを備える。なお、図3乃至図6に
おいて、説明の対象とならない部分の図示を省略する。
【0055】押え手段13は、例えばゴム製板により構
成される。ここでは、皺取り手段としてゴム製板を押え
手段13に用いているが、皺取り手段は、例えば、ゴム
製板の代わりにブラシを用いてもよく、エアーを噴き付
けて皺を伸ばしてもよく、中心を境に対称にネジ溝が切
られているローターを接触回転して中心から外側に向か
う応力を発生させて皺を伸ばしてもよく、押え手段13
に限定されるものではない。
【0056】アルミラミネートフィルム7は、押え手段
13に押えられながらドラム14と同じ曲率を有する弾性
シート15の表面に巻きつけられる。ドラム14及び弾
性シート15には、図7に示すように、例えば直径1mm
程度の空気抜き穴22が、アルミラミネートフィルム7
の固定される領域全体に渡って設けられている。ただ
し、空気抜き穴22の大きさは、全部同じである必要は
なく、アルミラミネートフィルム7の固定領域の周辺部
に在るものを大きく、内部にあるものを小さくするのが
好ましい。弾性シート15もゴムで構成されるが、耐熱
性が要求されるため、シリコーンゴムを用いるのが好ま
しい。ドラム14には、吸引ポンプ17が接続されてい
る。ドラム14からエアーを吸引すると、ドラム14及
び弾性シート15に設けられた空気抜き穴22からエア
ーが吸い込まれる。なお、弾性シート15のみに空気抜
き穴22を設け、吸引ポンプ17を直接弾性シート15
に接続するようにしてもよい。
【0057】次に、図2のフローチャートに示す手順に
沿って、図3乃至図6を用いてシーリング材・接着剤用
カートリッジの製造方法について説明する。スッテプS
T1において、吸引ポンプ17が作動しており、ドラム
14の弾性シート15上にアルミラミネートフィルム7
の一方端が吸着固定されている(図3参照)。このと
き、モーター16は停止しており、従ってドラム14も
回転していない。送り手段11は、送りを停止している
が、アルミラミネートフィルム7を吸着して固定してい
る。押え手段13は、アルミラミネートフィルム7が浮
かないように押えることで、皺の発生を防止している。
アルミラミネートフィルム7が送り手段11と弾性シー
ト15とに固定されている状態で、カッター12がアル
ミラミネートフィルム7を所定の寸法に切断する。この
とき、押え手段13により、皺の発生が防止されている
ので、アルミラミネートフィルム7のカッティング精度
が向上する。
【0058】ステップST2において、スピンドル20
にプラスチック製円筒状本体2が挿入される。このと
き、エアーシリンダー21によって、スピンドル20は
下に下がった状態にある。
【0059】次に、ステップST3において、シーリン
グ材・接着剤用カートリッジの製造装置10は、カッタ
ー12でアルミラミネートフィルム7を切断した後、モ
ーター16がドラム14を駆動してドラム14を回転さ
せ、アルミラミネートフィルム7を弾性シート15上に
吸着固定する。その際、アルミラミネートフィルム7
は、押え手段13の弾性により皺を伸ばしつつ固定され
る。
【0060】センサー18がアルミラミネートフィルム
7を感知すると、シリンダー21はスピンドル20を上
昇させてプラスチック製円筒状本体2を弾性シート15
に押し付ける。シリンダー21は、回転自在にプラスチ
ック製円筒状本体2を支持しているので、ドラム14の
回転に連れてシリンダー21が回転し、プラスチック製
円筒状本体2がドラム14に完全に同期して回転する
(図4参照)。アルミラミネートフィルム7を吸着固定
したまま、ドラム14は回転を続け、アルミラミネート
フィルム7をプラスチック製円筒状本体2に当接させる
(ステップST4)。
【0061】熱風発生器19は、センサー18がアルミ
ラミネートフィルム7を感知して所定の時間が経過する
までは、ドラム14から遠い位置にあり、所定時間が経
過して熱風が当たる位置にアルミラミネートフィルム7
が到達する時点で、ドラム14から近い位置に移動す
る。熱風発生器19の熱風により、アルミラミネートフ
ィルム7の表面(ポリエチレン層)が溶融し、接着可能
な状態となる(ステップST5)。このとき同時に、熱
風発生器19から噴き出す熱風がドラム14とスピンド
ル20との近接領域で対流するため、対流する熱風によ
りプラスチック製円筒状本体2の表面が熱せられる(図
5参照)。
【0062】ポリエチレン層が溶融したアルミラミネー
トフィルム7が表面温度の上昇したプラスチック製円筒
状本体2の表面に巻き付けられて、アルミラミネートフ
ィルム7とプラスチック製円筒状本体2とが接着される
(ステップST6)。
【0063】その後、ドラム14の回転を停止させた状
態で、送り手段11により、アルミラミネートフィルム
7を送り、アルミラミネートフィルム7の一方端を弾性
シート15上に吸着固定させる(図6参照)。押え手段
13は、送り手段11がドラム14から遠い方に離れる
際に、アルミラミネートフィルム7の表面を摺動しなが
ら所定の位置に戻る。そのため、アルミラミネートフィ
ルム7が伸ばされて皺が発生し難くなる。
【0064】送り手段11とカッター12と押え手段1
3で長尺のアルミラミネートフィルム7を所定の大きさ
に切断する工程が積層フィルムを準備する工程に相当す
る。筒状本体当接工程ST4とそれに続くドラム14を
回転させる工程が、プラスチック製円筒状本体2をアル
ミラミネートフィルム7のポリエチレン層に当接する状
態に配置することから、配置工程に相当する。
【0065】押え手段13が皺取り手段に相当する。ド
ラム14とモーター16とシリンダー21とが第1の駆
動手段に相当し、ドラム14とモーター16が第2の駆
動手段にも相当する。
【0066】以上のように構成されて本発明によるシー
リング材・接着剤用カートリッジの製造方法及び製造装
置によれば、皺なしに効率的に、プラスチック製円筒状
本体2の周囲にアルミラミネートフィルム7を巻き付
け、接着することができる。また、ドラム14に代えて
平板な板を用いることもできる。
【0067】(第2実施形態)図8は、この発明の第2
実施形態によるシーリング材・接着剤包装体の一例を示
す模式的断面図である。図8に示すシーリング材・接着
剤用カートリッジ100は、プラスチック製円筒状本体
2と、ノズル3と、可動板であるプラスチック製のプラ
ンジャー4aと、ヘッド5と、ヘッド5の開口を密封す
るためのメンブラン片6と、プラスチック製円筒状本体
2の外周に巻き付けて融着されたアルミラミネートフィ
ルム7とを備える。さらにプラスチック製のプランジャ
ー4aの天面には、アルミラミネートフィルム4Xが熱
融着されている。例えば、プランジャー4aを射出成型
する際にアルミラミネートフィルム4Xを金型内に入れ
た状態でプラスチックを流し込むことでインサートモー
ルドして、図8に示すプランジャー4aを形成すること
ができる。アルミラミネートフィルム4Xが底部ガスバ
リア性フィルムに相当する。第2実施形態のシーリング
材・接着剤用カートリッジ100が第1実施形態のシー
リング材・接着剤用カートリッジ1と異なる点は、金属
製プランジャー4に代えてアルミラミネートフィルム4
Xが貼り付けられたプラスチック製のプランジャー4a
を使用しているところにある。アルミラミネートフィル
ム4Xによりバリア性が確保されるので、金属製プラン
ジャー4を用いる第1実施形態と同様の効果を奏する。
バリア性を向上するためには、アルミラミネートフィル
ム4Xはできる限りプランジャー4aの側壁まで覆うこ
とが好ましい。
【0068】(第3実施形態)図9は、この発明の第3
実施形態によるシーリング材・接着剤包装体の一例を示
す模式的断面図である。図9に示すシーリング材・接着
剤用カートリッジ101は、プラスチック製円筒状本体
2と、ノズル3と、可動板であるプラスチック製のプラ
ンジャー4bと、ヘッド5と、ヘッド5の開口を密封す
るためのメンブラン片6と、プラスチック製円筒状本体
2の外周に巻き付けて融着されたアルミラミネートフィ
ルム7とを備える。さらにプラスチック製のプランジャ
ー4bの底面には、アルミラミネートフィルム4Yが熱
融着されている。例えば、プランジャー4bを射出成型
する際にアルミラミネートフィルム4Yをインサートモ
ールドして形成することができる。アルミラミネートフ
ィルム4Yが底部ガスバリア性フィルムに相当する。ヘ
ッド5の円板状平面部5cの天面周縁部に、天蓋用ガス
バリア性フィルムとして、ドーナツ状のアルミラミネー
トフィルム7aが熱融着されている。アルミラミネート
フィルム7aの内径よりもメンブラン片6の直径を大き
くすることが必要である。アルミラミネートフィルム7
aの内径とメンブラン片6の直径との差が大きいほど透
過するガスがプラスチック中を通過する距離が大きくな
るのでガスバリア性が向上して好ましい。
【0069】なお、アルミラミネートフィルム7aは、
プラスチック製円筒状本体2の外周面に熱融着されてい
るアルミラミネートフィルム7の縁の部分を円板状平面
部5cの天面上に折り曲げてラミネートすることにより
形成しても良い。第3実施形態のシーリング材・接着剤
用カートリッジ101が第1実施形態のシーリング材・
接着剤用カートリッジ1と異なる点は、金属製プランジ
ャー4に代えてアルミラミネートフィルム4Yが熱融着
されているプラスチック製のプランジャー4bを使用し
ているところにある。また、第3実施形態のシーリング
材・接着剤用カートリッジ101の構成が、メンブラン
片6の径をプラスチック製円筒状本体2に比べて小さく
することにより製造容易とするとともに、メンブラン片
6とアルミラミネートフィルム7aとでヘッド5周辺の
バリア性を向上させている点が第1実施形態と異なる点
である。アルミラミネートフィルム4Yによりバリア性
が確保されるので、金属製プランジャー4を用いる第1
実施形態と同様の効果を奏する。アルミラミネートフィ
ルム4Yはできる限りプランジャー4bの内側壁まで覆
うことが好ましい。
【0070】(第4実施形態)図10は、本発明の第4
実施形態によるシーリング材・接着剤用カートリッジの
製造装置を示す側面図である。図10において、示すシ
ーリング材・接着剤用カートリッジの製造装置10は、
粘着材塗布ローラー30と、ドクター31とを備える。
粘着材塗布ローラー30についた粘着材をドクター31
により均一化した後、アルミラミネートフィルム7に転
写する。この場合、アルミラミネートフィルム7の他方
主面側、即ち粘着材が塗布される側の材質には、粘着材
の密着が良い材質を用いている。また、ポリエチレン製
円筒状本体2Aの密着性を向上させ、気密性を上げるた
め、フレーミング処理、コロナ放電処理あるいはプライ
マー処理によりポリエチレン製円筒状本体2Aの外周全
面が改質されている。フレーミング処理あるいはコロナ
放電処理が終了した後、これらの効果がなくならないう
ちにポリエチレン製円筒状本体2Aをエアーシリンダー
21に挿入してアルミラミネートフィルム7との粘着や
接着を行う。粘着材としては、ゴム系の粘着材が好まし
い。ゴム系の粘着材は、アクリル系の粘着材に比べて極
性が小さいため水分を拡散し難いからである。そのた
め、透水率が小さく、高いバリア性を付与することがで
きる。
【0071】上記の第1実施形態乃至第3実施形態で
は、熱融着によりアルミラミネートフィルム7とプラス
チック製円筒状本体2とを接着しているので、高いガス
バリア性を付与することができるが、ある種のシーリン
グ材・接着剤においては、オーバースペックとなってい
る場合もある。粘着材を用いれば熱融着よりもバリア性
を得難くなるが、全面の粘着によるバリア性向上という
効果を得て、従来よりも高いバリア性を付与することが
できる。なお、粘着材の代わりに、ウレタン系接着剤を
用いても同様の効果を奏する。
【0072】
【実施例】各実施例における試験方法は、シーリング材
・接着剤用カートリッジの中に、湿気硬化型変成シリコ
ン又は湿気硬化型ウレタンを充填し、雰囲気温度40
℃、相対湿度90%の雰囲気中で保存し、湿気硬化型変
成シリコン又は湿気硬化型ウレタンの硬化の状況を、カ
ートリッジを切断して展開し、天部、側面部及び底部に
分けて目視並びに棒をシーリング材に挿入しての触診観
察を行った。全長約200mm、外径約50mm、厚さ約
1.15mmの高密度ポリエチレン製円筒状本体を用い
る。プランジャーとして、全長約20mm、外径約48m
m、厚さ約1.2mmの高密度ポリエチレン製プランジャー
又は、長さ約20mm、外径約48mm、厚さ約0.2mmの
スチール製プランジャーを用いる。プラスチック製ヘッ
ドとして、厚さ約1.5mmの高密度ポリエチレン製ヘッ
ドを用いる。側部ガスバリア性フィルムのアルミラミネ
ートフィルムとして、厚さ約16μmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムと、厚さ約7μmのアルミ箔と、
厚さ約20μmの低密度ポリエチレンフィルムとを積層
して形成されている。天部ガスバリア性フィルムのアル
ミラミネートフィルムとして、厚さ約16μmのポリエ
チレンテレフタレートフィルムと、厚さ約40μmのア
ルミ箔と、厚さ約20μmの低密度ポリエチレンフィル
ムとを積層して形成されている。下記各実施例におい
て、シーリング材・接着剤用カートリッジとして、上記
高密度ポリエチレン製円筒状本体を用い、上記高密度ポ
リエチレン製ヘッドを用い、上記天部ガスバリア性フィ
ルムを用いている点は共通している。
【0073】(実施例1)高密度ポリエチレン製円筒状
本体の外周に上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、ス
チール製プランジャーを用い、変成シリコン系シーリン
グ材としてサンスター技研株式会社の商品名「ペンギン
シール2550HM」を充填した。 (実施例2)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周に
上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、スチール製プラ
ンジャーを用い、変成シリコン系シーリング材としてセ
メダイン株式会社の商品名「POSシールF」を充填し
た。 (実施例3)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周に
上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、スチール製プラ
ンジャーを用い、変成シリコン系シーリング材としてセ
メダイン株式会社の商品名「POSシールFL」を充填
した。 (実施例4)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周に
上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、スチール製プラ
ンジャーを用い、変成シリコン系シーリング材として日
本シーカ株式会社の商品名「Sikaflex-100M
S」を充填した。 (実施例5)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周に
上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、スチール製プラ
ンジャーを用い、変成シリコン系シーリング材として横
浜ゴム株式会社の商品名「ハマタイトスーパーワン」を
充填した。 (実施例6)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周に
上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、スチール製プラ
ンジャーを用い、変成シリコン系シーリング材としてコ
ニシ株式会社の商品名「ボンド変成シリコンコーク」を
充填した。 (実施例7)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周に
上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、スチール製プラ
ンジャーを用い、変成シリコン系シーリング材としてコ
ニシ株式会社の商品名「ボンド変成シリコンコークR」
を充填した。
【0074】(実施例8)高密度ポリエチレン製円筒状
本体の外周に上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、ス
チール製プランジャーを用い、変成シリコン系シーリン
グ材として世界長株式会社の商品名「セカイチョーシー
ラーM-1」を充填した。 (実施例9)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周に
上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、スチール製プラ
ンジャーを用い、ウレタン系シーリング材としてオート
化学工業株式会社の商品名「オートンQイックシーラン
ト」を充填した。 (実施例10)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周
に上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、スチール製プ
ランジャーを用い、ウレタン系シーリング材としてコニ
シ株式会社の商品名「ボンドウレタンコーク」を充填し
た。 (実施例11)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周
に上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、スチール製プ
ランジャーを用い、ウレタン系シーリング材としてサン
スター技研株式会社の商品名「ペンギンシール999」
を充填した。 (実施例12)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周
に上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、スチール製プ
ランジャーを用い、ウレタン系シーリング材として世界
長株式会社の商品名「セカイチョーシーラーU-1」を
充填した。 (実施例13)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周
に上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、スチール製プ
ランジャーを用い、ウレタン系シーリング材としてセメ
ダイン株式会社の商品名「S-700M」を充填した。 (実施例14)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周
に上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、スチール製プ
ランジャーを用い、ウレタン系シーリング材として日本
シーカ株式会社の商品名「Sikaflex-15L
M」を充填した。
【0075】(比較例1)高密度ポリエチレン製円筒状
本体の外周に上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、ポ
リエチレン製プランジャーを用い、変成シリコン系シー
リング材として日本シーカ株式会社の商品名「Sika
flex-100MS」を充填した。 (比較例2)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周に
上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、ポリエチレン製
プランジャーを用い、変成シリコン系シーリング材とし
て横浜ゴム株式会社の商品名「ハマタイトスーパーワ
ン」を充填した。 (比較例3)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周に
上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、ポリエチレン製
プランジャーを用い、変成シリコン系シーリング材とし
てコニシ株式会社の商品名「セカイチョーシーラーM-
1」を充填した。 (比較例4)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周に
上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、ポリエチレン製
プランジャーを用い、ウレタン系シーリング材としてオ
ート化学工業株式会社の商品名「オートンQイックシー
ラント」を充填した。 (比較例5)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周に
上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、ポリエチレン製
プランジャーを用い、ウレタン系シーリング材としてサ
ンスター技研株式会社の商品名「ペンギンシール99
9」を充填した。 (比較例6)高密度ポリエチレン製円筒状本体の外周に
上記側部ガスバリア性フィルムを捲き、ポリエチレン製
プランジャーを用い、ウレタン系シーリング材として日
本シーカ株式会社の商品名「Sikaflex-15L
M」を充填した。 (比較例7)高密度ポリエチレン製円筒状本体を外周に
何も巻かずそのまま用い、ポリエチレン製プランジャー
を用い、変成シリコン系シーリング材として日本シーカ
株式会社の商品名「Sikaflex-100MS」を
充填した。 (比較例8)高密度ポリエチレン製円筒状本体を外周に
何も巻かずそのまま用い、ポリエチレン製プランジャー
を用い、変成シリコン系シーリング材として横浜ゴム株
式会社の商品名「ハマタイトスーパーワン」を充填し
た。 (比較例9)高密度ポリエチレン製円筒状本体を外周に
何も巻かずそのまま用い、ポリエチレン製プランジャー
を用い、変成シリコン系シーリング材としてコニシ株式
会社の商品名「ボンド変成シリコンコークR」を充填し
た。 (比較例10)高密度ポリエチレン製円筒状本体を外周
に何も巻かずそのまま用い、ポリエチレン製プランジャ
ーを用い、ウレタン系シーリング材としてオート化学工
業株式会社の商品名「オートンQイックシーラント」を
充填した。 (比較例11)高密度ポリエチレン製円筒状本体を外周
に何も巻かずそのまま用い、ポリエチレン製プランジャ
ーを用い、ウレタン系シーリング材としてサンスター技
研株式会社の商品名「ペンギンシール999」を充填し
た。 (比較例12)高密度ポリエチレン製円筒状本体を外周
に何も巻かずそのまま用い、ポリエチレン製プランジャ
ーを用い、ウレタン系シーリング材として日本シーカ株
式会社の商品名「Sikaflex-15LM」を充填
した。
【0076】(結果)実施例1〜実施例14について
は、1ヶ月目及び2ヶ月目においてシーリング材の増粘
及び硬化は見られなかった。比較例1では、2ヶ月目底
部にのみ厚さ5mmの硬化が見られた。比較例2では、2
ヶ月目底部にのみ厚さ0.5mmの硬化が見られた。比較
例3では、1ヶ月目及び2ヶ月目においてシーリング材の
増粘及び硬化は見られなかった。比較例4では、1ヶ月
目底部にのみ厚さ8mmの硬化が見られ、2ヶ月目底部に
のみ厚さ12mmの硬化が見られた。比較例5では、2ヶ
月目底部にのみ厚さ1mmの硬化が見られた。比較例6で
は、2ヶ月目底部にのみ厚さ10mmの硬化が見られた。
比較例7では、1ヶ月目側面部に厚さ0.5mm、底部に
厚さ5mmの硬化が見られ、2ヶ月目天部に厚さ5mm、側
面部に厚さ15mm、底部に厚さ15mmの硬化が見られ
た。比較例8では、1ヶ月目底部に厚さ1mmの硬化が見
られ、2ヶ月目天部に厚さ3mm、側面部に厚さ1mm、底
部に厚さ5mmの硬化が見られた。比較例9では、2ヶ月
目底部にのみ厚さ1mmのリング状の硬化が見られた。比
較例10では、1ヶ月目天部、側面部及び底部に厚さ2
〜3mm程度の硬化が見られ、2ヶ月目天部に厚さ7mm、
側面部に厚さ7mm、底部に厚さ23mm程度の硬化が見ら
れた。比較例11では、1ヶ月目天部、側面部及び底部
に厚さ1mm程度の領域において増粘が見られ、2ヶ月目
天部に厚さ5mm、側面部に厚さ1mm、底部に厚さ10mm
程度の硬化が見られた。比較例12では、1ヶ月目天部
に厚さ2mm、側面部に厚さ3mm、底部に厚さ5mmの硬化
が見られ、2ヶ月目天部に厚さ8mm、側面部に厚さ10
mm、底部に厚さ8mm程度の硬化が見られた。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態におけるシーリング材・接着剤
包装体の一例を示す模式的断面図である。
【図2】 一実施の形態におけるシーリング材・接着剤
用カートリッジの製造方法を示すフローチャートであ
る。
【図3】 シーリング材・接着剤用カートリッジの一製
造工程を示すシーリング材・接着剤用カートリッジの製
造装置の側面図である。
【図4】 シーリング材・接着剤用カートリッジの一製
造工程を示すシーリング材・接着剤用カートリッジの製
造装置の側面図である。
【図5】 シーリング材・接着剤用カートリッジの一製
造工程を示すシーリング材・接着剤用カートリッジの製
造装置の側面図である。
【図6】 シーリング材・接着剤用カートリッジの一製
造工程を示すシーリング材・接着剤用カートリッジの製
造装置の側面図である。
【図7】 ドラムと弾性シートの構成を示す斜視図であ
る。
【図8】 第2実施形態におけるシーリング材・接着剤
包装体の一例を示す模式的断面図である。
【図9】 第3実施形態におけるシーリング材・接着剤
包装体の一例を示す模式的断面図である。
【図10】 第4実施形態におけるシーリング材・接着
剤用カートリッジの一製造工程を示すシーリング材・接
着剤用カートリッジの製造装置の側面図である。
【符号の説明】
1,100,101 シーリング材・接着剤用カートリ
ッジ、2 円筒状本体、4 金属製プランジャー、4
a,4b プランジャー、6 メンブラン片、7,7a
アルミラミネートフィルム、11 送り手段、12
カッター、13押え手段、14 ドラム、15 弾性シ
ート、16 モーター、17 吸引ポンプ、18 セン
サー、19 熱風発生器、20 スピンドル、21 シ
リンダー、22 空気抜き穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 KA05 4F041 CB02 CB30 4F042 FA22 FA30 4F211 AD05 AD08 AD29 AG03 AG08 TA03 TA05 TC07 TD20 TJ22 TJ23 TN24

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製筒状本体と、 プラスチック製筒状本体の上方開口端を塞ぐためのガス
    バリア性を有する天蓋と、 プラスチック製筒状本体の下方開口端に摺動自在に挿入
    された金属製プランジャーと、 プラスチック製筒状本体の外周全面に融着された側部ガ
    スバリア性フィルムと、 金属製プランジャーとプラスチック製筒状本体との隙間
    に塗布されたガスバリア性潤滑剤とを備えることを特徴
    とするシーリング材・接着剤用カートリッジ。
  2. 【請求項2】 プラスチック製筒状本体と、 プラスチック製筒状本体の上方開口端を塞ぐためのガス
    バリア性を有する天蓋と、 プラスチック製筒状本体の下方開口端に摺動自在に挿入
    されたプラスチック製プランジャーと、 プラスチック製筒状本体の外周全面に融着された側部ガ
    スバリア性フィルムと、 プラスチック製プランジャーの天面側又は底面側に融着
    されプラスチック製プランジャーの天面又は底面のうち
    少なくとも一方の略全面を覆う底部ガスバリア性フィル
    ムと、 プラスチック製プランジャーとプラスチック製筒状本体
    との隙間に塗布されたガスバリア性潤滑剤とを備えるこ
    とを特徴とするシーリング材・接着剤用カートリッジ。
  3. 【請求項3】 天蓋がプラスチック製ヘッドと該プラス
    チック製ヘッドの底面側に融着される天部ガスバリア性
    フィルムとを有し、天部ガスバリア性フィルムの径が、
    プラスチック製筒状本体の内径に略等しいか又はそれ以
    上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載のシ
    ーリング材・接着剤用カートリッジ。
  4. 【請求項4】 天蓋がプラスチック製ヘッドと該プラス
    チック製ヘッドの天面の少なくとも周縁部をドーナツ状
    に覆う天蓋用ガスバリア性フィルムを備えることを特徴
    とする、請求項1又は2に記載のシーリング材・接着剤
    用カートリッジ。
  5. 【請求項5】 プラスチック製筒状本体と、 プラスチック製筒状本体の上方開口端を塞ぐためのガス
    バリア性を有する天蓋と、 プラスチック製筒状本体の下方開口端に摺動自在に挿入
    された金属製プランジャーと、 プラスチック製筒状本体の外周全面に融着された側部ガ
    スバリア性フィルムと、 金属製プランジャーとプラスチック製筒状本体との隙間
    に塗布されたガスバリア性潤滑剤と、 プラスチック製筒状本体内に充填されたシーリング材・
    接着剤とを備えることを特徴とするシーリング材・接着
    剤包装体。
  6. 【請求項6】 プラスチック製筒状本体と、 プラスチック製筒状本体の上方開口端を塞ぐためのガス
    バリア性を有する天蓋と、 プラスチック製筒状本体の下方開口端に摺動自在に挿入
    されたプラスチック製プランジャーと、 プラスチック製筒状本体の外周全面に融着された側部ガ
    スバリア性フィルムと、 プラスチック製プランジャーの天面側又は底面側に融着
    されプラスチック製プランジャーの天面又は底面のうち
    少なくとも一方の略全面を覆う底部ガスバリア性フィル
    ムと、 プラスチック製プランジャーとプラスチック製筒状本体
    との隙間に塗布されたガスバリア性潤滑剤と、 プラスチック製筒状本体内に充填されたシーリング材・
    接着剤とを備えることを特徴とするシーリング材・接着
    剤包装体。
  7. 【請求項7】 天蓋がプラスチック製ヘッドと該プラス
    チック製ヘッドの底面側に融着される天部ガスバリア性
    フィルムを有し、天部ガスバリア性フィルムの径が、プ
    ラスチック製筒状本体の内径に略等しいか又はそれ以上
    であることを特徴とする、請求項5又は6に記載のシー
    リング材・接着剤包装体。
  8. 【請求項8】 天蓋がプラスチック製ヘッドと該プラス
    チック製ヘッドの天面の少なくとも周縁部をドーナツ状
    に覆う天蓋用ガスバリア性フィルムを備えることを特徴
    とする、請求項5又は6に記載のシーリング材・接着剤
    包装体。
  9. 【請求項9】 プラスチック製筒状本体を有するシーリ
    ング材・接着剤用カートリッジ又はシーリング材・接着
    剤包装体の製造方法において、 少なくとも一方主面の略全面に感熱接着部材層を有する
    とともに中間層にガスバリア層を有する側部ガスバリア
    性フィルムを準備する工程と、 弾性部材の表面に、皺を伸ばしつつ前記積層フィルムの
    他方主面を吸着して固定する吸着固定工程と、 前記プラスチック製筒状本体をスピンドルに挿入する工
    程と、 前記側部ガスバリア性フィルムの前記感熱接着部材層を
    加熱手段により溶融する加熱工程と、 前記プラスチック製筒状本体の表面を予熱する予熱工程
    と、 前記弾性部材の前記表面に対し前記プラスチック製筒状
    本体の中心軸を略平行に保ちつつ、前記弾性部材と前記
    スピンドルとの位置関係を相対的に変化させて前記感熱
    接着部材が前記プラスチック製筒状本体に当接する状態
    に前記弾性部材と前記スピンドルとを配置する配置工程
    と、 前記弾性部材が変形するほどに前記プラスチック製筒状
    本体を前記側部ガスバリア性フィルムに押し付けつつ、
    前記スピンドルの周りを前記弾性部材の前記表面が相対
    的に回転するように、前記弾性部材と前記スピンドルと
    の相対的な位置関係を変えつつ、前記プラスチック製筒
    状本体に前記側部ガスバリア性フィルムを巻き付け接着
    する接着工程とを備え、 前記接着工程において前記予熱工程により予熱された前
    記プラスチック製筒状本体の表面が環境温度に戻る前に
    接着を行うことを特徴とするシーリング材・接着剤用カ
    ートリッジ又はシーリング材・接着剤包装体の製造方
    法。
  10. 【請求項10】 前記弾性部材はドラムの表面に貼り付
    けられた弾性シートであり、前記弾性シートには吸着用
    の空気抜き穴が多数設けられ、 前記吸着固定工程は、前記側部ガスバリア性フィルムを
    前記弾性シートにのせて前記空気抜き穴から空気を抜く
    ことにより吸着固定する工程を含み、 前記配置工程は、前記スピンドルの中心軸と前記ドラム
    の中心軸を略平行に保ちつつ、前記弾性シートに吸着固
    定されている前記側部ガスバリア性フィルムに前記プラ
    スチック製筒状本体を押し付ける工程を含み、 前記接着工程は、前記スピンドルの回転に連れて前記側
    部ガスバリア性フィルムを前記プラスチック製筒状本体
    に巻き付ける工程を含むことを特徴とする、請求項9記
    載のシーリング材・接着剤用カートリッジ又はシーリン
    グ材・接着剤包装体の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記加熱手段は、熱風を噴出す熱風発
    生器であり、 前記加熱工程において、前記ドラムと前記スピンドルと
    の近接領域で前記熱風発生器から噴き付けた熱風を対流
    させることを特徴とする、請求項9又は10に記載のシ
    ーリング材・接着剤用カートリッジ又はシーリング材・
    接着剤包装体の製造方法。
  12. 【請求項12】 プラスチック製筒状本体と該プラスチ
    ック製筒状本体に巻き付けて接着される側部ガスバリア
    性フィルムとを備え、前記側部ガスバリア性フィルムが
    該側部ガスバリア性フィルムの略全面に感熱接着部材層
    を有するとともに前記側部ガスバリア性フィルムの中間
    層にガスバリア層を有するシーリング材・接着剤用カー
    トリッジ又はシーリング材・接着剤包装体の製造装置に
    おいて、 前記プラスチック製筒状本体が挿入されるスピンドル
    と、 表面に弾性部材が設けられ、前記弾性部材の表面に前記
    側部ガスバリア性フィルムの他方主面を吸着固定可能な
    吸着固定手段と、 前記吸着固定手段により前記弾性部材の前記表面に前記
    側部ガスバリア性フィルムを吸着固定する際に、前記側
    部ガスバリア性フィルムの皺を伸ばす皺取り手段と、 前記弾性部材の前記表面に対し前記プラスチック製筒状
    本体の中心軸を略平行に保ちつつ、前記スピンドルと前
    記弾性部材の前記表面との相対的な位置関係を変化さ
    せ、前記スピンドルと前記弾性部材の前記表面との相対
    的な位置関係を変化させ、前記スピンドルに挿入された
    前記プラスチック製筒状本体に前記側部ガスバリア性フ
    ィルムを当接させる駆動を行う第1の駆動手段と、 前記弾性部材が変形するほど前記プラスチック製筒状本
    体を前記側部ガスバリア性フィルムに押し付けつつ、前
    記スピンドルの周りに前記弾性部材の前記表面を相対的
    に回転させて、前記側部ガスバリア性フィルムを前記プ
    ラスチック製筒状本体に巻き付けるように駆動する第2
    駆動手段と、 前記第2の駆動手段が前記側部ガスバリア性フィルムを
    前記プラスチック製筒状本体に巻き付ける前に、前記感
    熱接着部材層を加熱して前記感熱接着部材層を溶融する
    加熱手段と、 前記第2の駆動手段が前記側部ガスバリア性フィルムを
    前記プラスチック製筒状本体に巻き付ける前に、前記プ
    ラスチック製筒状本体を予熱する予熱手段とを備えたこ
    とを特徴とする、シーリング材・接着剤用カートリッジ
    又はシーリング材・接着剤包装体の製造装置。
  13. 【請求項13】 前記吸着固定手段がドラムを備え、前
    記弾性部材は前記ドラムの表面に貼り付けられた弾性シ
    ートであり、前記弾性シートには前記側部ガスバリア性
    フィルムを前記弾性シートにのせて空気を抜くことによ
    り吸着固定するための吸着用の空気抜き穴が多数設けら
    れ、 前記第1の駆動手段は、前記スピンドルの中心軸と前記
    ドラムの中心軸とを略平行に保ちつつ、前記側部ガスバ
    リア性フィルムを前記プラスチック製筒状本体に押し付
    け、 前記第2の駆動手段は、前記ドラムを回転させつつ、前
    記側部ガスバリア性フィルムを前記プラスチック製筒状
    本体に巻き付けることを特徴とする、請求項12記載の
    シーリング材・接着剤用カートリッジ又はシーリング材
    ・接着剤包装体の製造装置。
  14. 【請求項14】 前記加熱手段は、前記ドラムと前記ス
    ピンドルとの近接領域で熱風を対流させる向きに取り付
    けられた熱風発生器であることを特徴とする、請求項1
    3記載のシーリング材・接着剤用カートリッジ又はシー
    リング材・接着剤包装体の製造装置。
  15. 【請求項15】 外周全面が改質されているオレフィン
    製筒状本体と、 オレフィン製筒状本体の上方開口端を塞ぐためのガスバ
    リア性を有する天蓋と、 オレフィン製筒状本体の下方開口端に摺動自在に挿入さ
    れた金属製プランジャーと、 オレフィン製筒状本体の外周全面に接着された側部ガス
    バリア性フィルムと、 金属製プランジャーとオレフィン製筒状本体との隙間に
    塗布されたガスバリア性潤滑剤とを備えることを特徴と
    するシーリング材・接着剤用カートリッジ。
  16. 【請求項16】 外周全面が改質されているオレフィン
    製筒状本体と、 オレフィン製筒状本体の上方開口端を塞ぐためのガスバ
    リア性を有する天蓋と、 オレフィン製筒状本体の下方開口端に摺動自在に挿入さ
    れたプラスチック製プランジャーと、 オレフィン製筒状本体の外周全面に接着された側部ガス
    バリア性フィルムと、 オレフィン製プランジャーの天面側又は底面側に融着さ
    れオレフィン製プランジャーの天面又は底面のうち少な
    くとも一方の略全面を覆う底部ガスバリア性フィルム
    と、 オレフィン製プランジャーとプラスチック製筒状本体と
    の隙間に塗布されたガスバリア性潤滑剤とを備えること
    を特徴とするシーリング材・接着剤用カートリッジ。
  17. 【請求項17】 外周全面が改質されているオレフィン
    製筒状本体と、 オレフィン製筒状本体の上方開口端を塞ぐためのガスバ
    リア性を有する天蓋と、 オレフィン製筒状本体の下方開口端に摺動自在に挿入さ
    れた金属製プランジャーと、 オレフィン製筒状本体の外周全面に融着された側部ガス
    バリア性フィルムと、金属製プランジャーとオレフィン
    製筒状本体との隙間に塗布されたガスバリア性潤滑剤
    と、 オレフィン製筒状本体内に充填されたシーリング材・接
    着剤とを備えることを特徴とするシーリング材・接着剤
    包装体。
  18. 【請求項18】 外周全面が改質されているオレフィン
    製筒状本体と、 オレフィン製筒状本体の上方開口端を塞ぐためのガスバ
    リア性を有する天蓋と、 オレフィン製筒状本体の下方開口端に摺動自在に挿入さ
    れたプラスチック製プランジャーと、 オレフィン製筒状本体の外周全面に接着された側部ガス
    バリア性フィルムと、 オレフィン製プランジャーの天面側又は底面側に融着さ
    れプラスチック製プランジャーの天面又は底面のうち少
    なくとも一方の略全面を覆う底部ガスバリア性フィルム
    と、 オレフィン製プランジャーとプラスチック製筒状本体と
    の隙間に塗布されたガスバリア性潤滑剤と、 オレフィン製筒状本体内に充填されたシーリング材・接
    着剤とを備えることを特徴とするシーリング材・接着剤
    包装体。
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