JP2003335312A - 上包み包装機の転写印刷装置 - Google Patents

上包み包装機の転写印刷装置

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JP2003335312A
JP2003335312A JP2002137466A JP2002137466A JP2003335312A JP 2003335312 A JP2003335312 A JP 2003335312A JP 2002137466 A JP2002137466 A JP 2002137466A JP 2002137466 A JP2002137466 A JP 2002137466A JP 2003335312 A JP2003335312 A JP 2003335312A
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Japan
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air cylinder
marking
cushion layer
stamping
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Hitoshi Tanpo
仁 丹保
Tatsuya Gen
達也 巖
Hirofumi Ochiai
洋文 落合
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Japan Tobacco Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 刻印を作動させるエアシリンダや打刻台への
負荷を軽減しつつ、高品質な転写印刷を維持することが
できる上包み包装機の転写印刷装置を提供する。 【解決手段】 上包み包装機の転写印刷装置は、包装フ
ィルムFを挟んで配置され、刻印76を作動させるたエ
アシリンダ40及び刻印76をプリンタテープT及び包
装フィルムFを介して受け止める打刻台78とを備え、
打刻台78のカウンタパッド86は硬質プレート84及
びクッション層82を介してカウンタプレート80上に
配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばシガレット
パックの包装フィルムに賞味期限等の情報を印刷する上
包み包装機の転写印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、シガレットパックの包装フィルム
には賞味期限が印刷されており、この印刷には転写印刷
装置が使用されている。この種の転写印刷装置は、包装
フィルムの繰出し経路の途中に印刷ユニットを備え、こ
の印刷ユニットは繰出し経路の片側に配置されたエアシ
リンダと、繰出し経路の他方の側に配置された打刻台と
を含んでいる。エアシリンダにはそのピストンロッドの
先端にヒータブロックを介して刻印ホルダが取り付けら
れており、この刻印ホルダに賞味期限に対応した刻印が
装着されている。一方、打刻台はカウンタプレート上に
カウンタラバーを張り付けて構成されている。更に、印
刷ユニットには刻印と繰出し経路上の包装フィルムとの
間に熱転写用のプリントテープを供給するテープ供給機
構もまた含まれている。
【0003】上述の印刷ユニットによれば、エアシリン
ダのピストンロッドが伸長され、打刻台のカウンタラバ
ーに対する刻印の打刻、つまり、刻印と打刻台のカウン
タラバーとの間にプリンタテープ及び包装フィルムが挟
持されることで、刻印に対応したプリンタテープの一部
が包装フィルムに熱転写される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】包装フィルムに熱転写
される印刷品質は、打刻台に対する刻印の打刻圧により
大きく左右される。即ち、打刻圧が低いと、刻印と打刻
台との間にてプリンタテープ及び包装フィルムをしっか
りと挟持することができず、プリンタテープから包装フ
ィルムへの熱転写が不完全となり、印刷濃度が淡くな
る。
【0005】逆に打刻圧を高くし過ぎると、印刷濃度に
関して所望の濃度が得られるもののき、包装フィルムに
刻印による凹凸が発生し、最悪の場合、包装フィルムが
破れてしまう。また、包装フィルムへの熱転写印刷が繰
り返されると、刻印は打刻台のカウンタラバーの同一箇
所を打刻することから、熱劣化が激しく、カウンタラバ
ーの交換が頻度に必要となる。即ち、カウンタラバー
は、エアシリンダのピストンストロークのばらつきを吸
収し且つ刻印の片当たりを防止するため、比較的柔軟な
材料から形成されるているが、この種の材料は耐熱性は
乏しい。それ故、打刻に伴い、刻印からの熱がカウンタ
ラバーに繰り返して加えられることで、カウンタラバー
は早期に損傷してしまう。
【0006】更に、打刻圧が高いと、エアシリンダのピ
ストンやピストンロッドにかかる負荷が大きく、これら
の摩耗が促進されるばかりでなく、ヒートブロックに対
する刻印ホルダの組付けにがたつきを発生させ易い。打
刻圧はエアシリンダに供給される圧縮空気の圧力により
決定されるため、上述の不具合を解消するにはエアシリ
ンダへの圧縮空気圧を適正な範囲に維持する必要があ
る。しかしながら、近年、上包み包装機の高速運転化に
伴い、エアシリンダの作動速度、つまり、刻印の打刻速
度にも高速性が要求されることから、エアシリンダへの
圧縮空気圧を高くしなければならず、圧縮空気圧の制御
のみでは、上述の不具合を解消することができない。
【0007】本発明は上述の事情に基づいてなされたも
ので、その目的とするところは、エアシリンダや打刻台
にかかる負荷を軽減し、なおかつ、印刷品質を高く維持
することができる上包み包装機の転写印刷装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の上包み包装機の転写印刷装置(請求項1)
はその印刷ユニットの打刻台が、繰出し経路に対向して
配置されたカウンタプレートと、カウンタプレートの繰
出し経路側の面に設けられた弾性材料からなるクッショ
ン層と、クッション層の繰出し経路側の面に設けられた
硬質プレートと、この硬質プレートの繰出し経路側の面
に設けられ、刻印の打刻時、刻印をプリンタテープ及び
包装フィルムを介して受け止めるカウンタパッドとから
なり、そして、このカウンタパッドは耐熱性を有し且つ
硬質プレートとクッション層との間の硬度を有してい
る。
【0009】上述の転写印刷装置によれば、刻印の打刻
時、その打刻圧がプリンタテープ及び包装フィルムを介
してカウンタパッドに局所的に加わるが、カウンタパッ
ドへの局所的な打刻圧は硬質プレートにより一様に分散
され、そして、クッション層の収縮により吸収される。
即ち、クッション層はエアシリンダにおけるピストンス
トロークのばらつきを吸収するとともに、カウンタパッ
ドに対する刻印の片当たりを防止し、包装フィルムに対
する転写印刷の品質を保証する。
【0010】この結果、エアシリンダに供給される圧縮
空気の圧力を高め、打刻速度の高速化が可能となる。ま
た、打刻圧がクッション層により吸収されることで、カ
ウンタパッドは耐熱性を有し、且つ、硬質プレートとク
ッション層との間の硬度を有する材料から形成でき、刻
印の打刻によるカウンタパッドの熱劣化も低減される。
【0011】更に、エアシリンダは、打刻時、ピストン
を受け止める緩衝部材を内蔵しているのが好ましく(請
求項2)、この場合、緩衝部材は、カウンタパッドとク
ッション層との間の硬度を有することができる(請求項
3)。このような緩衝部材は打刻時、その収縮を伴って
エアシリンダのピストンを受け止め、ピストンやピスト
ンロッド、そして刻印ホルダにかかる衝撃を緩和する。
この結果、カウンタパッドに対する刻印のソフトタッチ
が可能となって印刷品質の向上が図られるばかりでな
く、エアシリンダ及び刻印ホルダにかかる負荷の低減に
大きく寄与する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、上包み包装機におけるフ
ィルムウエブWの繰出し経路2の一部、つまり、その下
流部分を示している。フィルムウエブWはウエブロール
から繰り出される、この繰出し過程にて、ロータリナイ
フ4によりその幅方向中央から裁断され、2本の包装フ
ィルムFa,Fbが得られる。この後、これら包装フィル
ムFa,Fbは互いに所定間隔を存して離間し、繰出し経
路2の終端に向けて走行する。
【0013】一方、上包み包装機は、各包装フィルムF
にて包装されるべき製品、例えばシガレットパックPの
パック搬送経路6もまた備えており、パック搬送経路6
はパック包装機(図示しない)から繰出し経路2の終端
に向けて延びている。パック包装機は20本のフィルタ
シガレットを収容したハード又はソフトのシガレットパ
ックPを製造し、これらシガレットパックPを1列にし
てパック搬送経路6に送出する。
【0014】パック搬送経路6の途中には分離ドラム8
が配置されており、この分離ドラム8は1列状態のシガ
レットパックPを2列に分離する。従って、分離ドラム
8を通過したシガレットパックPは2列状態で、繰出し
経路2の終端、つまり、各包装フィルムFに向けて搬送
される。繰出し経路2の途中には転写印刷装置10が配
置され、この転写印刷装置10は各包装フィルムFに対
応して印刷ユニット12を備えている。各印刷ユニット
12は包装フィルムFの繰出し経路2に沿って往復動可
能に支持されている。
【0015】即ち、図2に示されているように転写印刷
装置10は垂直な支持壁14を備え、この支持壁14に
は一対ずつの可動アーム16,18が取り付けられてい
る。可動アーム16,18は繰出し経路2に沿って離間
し、それらの上端はアッパアーム軸20,22に取り付
けられている。これらアッパアーム軸20,22は一端
が支持壁14に回転自在に支持される一方、それらの他
端は支持ビーム24に回転自在に支持されている。支持
ビーム24は支持壁14と平行にして水平方向に延びて
いる。
【0016】一対の可動アーム16の下端はロアアーム
26を介して互いに連結され、また、一対の可動アーム
18の下端もまた互いにロアアーム28を介して連結さ
れている。更に、支持壁14側の可動アーム16,18
の下端及び支持ビーム24側の可動アーム16,18は
互いに連結ロッド30を介してそれぞれ連結され、これ
ら連結ロッド30は繰出し経路2に沿って延びている。
【0017】可動アーム16,18及び連結ロッド30
は平行リンクを構成し、上述した各印刷ユニット12は
連結ロッド30に支持されている。従って、例えばアッ
パアーム軸22に回転動力が入力されると、各印刷ユニ
ット12は連結ロッド30を介して繰出し経路2に沿い
往復動することができる。更に、上述した可動アーム1
6側のアッパアーム軸20及びロアアーム軸26にはガ
イドローラ32,34がそれぞれ回転自在に取り付けら
れ、そして、可動アーム18側のアッパアーム軸22及
びロアアー輪軸28にもガイドローラ36,38がそれ
ぞれ回転自在に取り付けられている。これらガイドロー
ラ32〜38は繰出し経路2の一部を構成し、包装フィ
ルムFの繰出しを案内する。即ち、図2に示されるよう
に包装フィルムFはガイドローラ32,34,38,3
6を介して導かれ、対応する印刷ユニット12を通過し
ている。
【0018】次に、印刷ユニット12について、図3を
参照しながら説明する。印刷ユニット12は、繰出し経
路2上の包装フィルムFの上方に配置されたエアシリン
ダ40を備え、このエアシリンダ40は包装フィルムF
に対して垂直に配置されている。エアシリンダ40は外
筒42を備え、外筒42内にはシリンダボアが形成され
ている。シリンダボアにはピストン44が摺動自在に嵌
合され、ピストン44はシリンダボア内を上下の圧力室
46,48に区画している。ピストン44からは下側の
圧力室48内を通じてピストンロッド50が延び、ピス
トンロッド50は外筒42の下端面から気密を存して摺
動自在に突出している。
【0019】外筒42には一対の給排コネクタ52,5
4が上下に取り付けられ、これら給排コネクタ52,5
4は上下の圧力室46,48にそれぞれ連通している。
給排コネクタ52,54からは給排ホース56,58が
延び、これら給排ホース56,58は電磁切換え弁60
に接続されている。電磁切換え弁60は例えば4ポート
3位置の方向制御弁からなり、2つの給排ポートa,b
と、大気開放ポートc及び入力ポートdを有している。
給排ホース56,58は給排ポートa,bにそれぞれ接
続され、そして、入力ポートdに空圧管路62を介して
圧空源64が接続されている。
【0020】電磁切換え弁60が図示の休止位置にある
とき、エアシリンダ40の上側の圧力室46は大気に開
放され、そして下側の圧力室48は圧空源64及び大気
の双方から隔離されている。電磁切換え弁60が休止位
置から図3でみて上側の第1切換え位置に切り換えられ
ると、エアシリンダ40の圧力室46に圧空源64から
の圧縮空気が供給される一方、圧力室48は大気に開放
され、これにより、ピストン44が下死点まで押し下げ
られ、ピストンロッド50が伸長する。これに対し、電
磁切換え弁60が休止位置の下側の第2切換え位置に切
り換えられると、圧力室48に圧縮空気が供給される一
方、圧力室48が大気に開放され、ピストン44は図示
されているように上死点まで上昇し、ピストン50は収
縮する。
【0021】更に、エアシリンダ40の圧力室48内に
は緩衝部材66が収容されており、この緩衝部材66は
ピストン44の下死点、即ち、ピストン44のストロー
クSを決定する。緩衝部材66は硬質ゴム又は硬質スポ
ンジ等の弾性材料からなり、HS30〜60のショア硬
度を有している。ピストンロッド50の下端にはヒータ
ブロック68が取り付けられ、このヒータブロック68
にはヒータ70及び熱電対72が内蔵されている。ヒー
タブロック68の下面からは刻印ホルダ74が突出して
おり、刻印ホルダ74はヒータブロック68に脱着可能
に取り付けられている。刻印ホルダ74には賞味期限を
印字する刻印76が包装フィルムFと対向した状態で装
着されている。
【0022】ここで、ヒータ70はヒータブロック68
及び刻印ホルダ74を介して刻印76を加熱し、例え
ば、刻印76を加熱温度を熱電対72からの出力に基づ
き、140〜150℃に維持する。一方、エアシリンダ
40の下方には繰出し経路2上の包装フィルムFを挟ん
で、打刻台78が配置されており、この打刻台78は金
属製のカウンタプレート80上にクッション層82、硬
質プレート84及びカウンタパッド86を順次積層して
構成されている。ここで、エアシリンダ40のピストン
ロッド50が収縮しているとき、刻印76とカウンタパ
ッド86との間の離間距離Dは前述したストロークSと
ほぼ同一に設定されている。
【0023】クッション層82は軟質ゴム又は軟質スポ
ンジ等からなり、HS10〜30のショア硬度を有して
いる。従って、クッション層82は前述した緩衝部材6
6よりも十分に柔らかい。なお、硬質プレート84は例
えばカウンタプレート80と同様な金属からなってい
る。そして、カウンタパッド86は耐熱性を有した弾性
材料からなり、例えばHS70〜100のショア硬度を
有している。具体的には、カウンタパッド86は例えば
ニトリルブタジレンラバーからなり、HS90のショア
硬度を有している。従って、カウンタパッド86は緩衝
部材66の硬度よりも高く、緩衝部材66はカウンタパ
ッド86とクッション層82との間を硬度を有する。
【0024】更に、刻印76と包装フィルムFとの間に
は熱転写用のプリンタテープTが供給され、このプリン
タテープTはテープロールTRから繰り出されている。
即ち、テープロールTRからはエアシリンダ40を囲よ
うにしてテープ繰出し経路88が延びており、このテー
プ繰出し経路88は多数のガイドローラ90から規定さ
れ、プリンタテープTを巻取りローラ92まで導いてい
る。
【0025】プリンタテープTの繰出し方向でみて、刻
印76の下流にはピンチローラ94を備えたフィードロ
ーラ96がテープ繰出し経路88に介挿され、フィード
ローラ96は巻取りローラ92と連動して間欠的に回転
される。上述した転写印刷装置によれば、各印刷ユニッ
ト12は包装フィルムFの繰出しに連動して往復運動
し、そして、その運動方向及び運動速度が包装フィルム
Fの繰出し方向及び繰出し速度に一致したとき、エアシ
リンダ40のピストンロッド50がストロークエンドま
で伸長される。この結果、刻印76はプリンタテープT
及び包装フィルムFを介して打刻台78、つまり、その
カウンタパッド86に打刻され、この際、刻印76に従
ってプリンタテープTの一部が包装フィルムFに熱転写
される。
【0026】この後、エアシリンダ40のピストンロッ
ド50が収縮し、刻印76は打刻台78からプリンタテ
ープT及び包装フィルムFとともに離間し、そして、プ
リンタテープTは所定の長さだけ繰り出される。上述し
た包装フィルムFへの熱転写及びプリンタテープTの繰
出しは、包装フィルムFが個々のシガレットパックPの
包装に必要な長さだけ繰り出される度に実施される。
【0027】刻印76による打刻時、その打刻圧は打刻
台78のクッション層82が収縮することで吸収され、
包装フィルムFに過大な衝撃力が加わることはない。従
って、包装フィルムFに印刷による凹凸や破れが生じる
ことはない。また、カウンタパッド86への衝撃もまた
同時に緩和されるので、カウンタパッド86自体の機械
的な損傷もまた低減される。
【0028】また、クッション層82の収縮はエアシリ
ンダ40のピストンストロークにばらつきがあっても、
このばらつきをも吸収する。クッション層82とカウン
タパッド86との間には金属等の硬質プレート84が介
在されているので、刻印76の打刻圧は硬質プレート8
4に一様に分散された後、クッション層82に伝達され
る。従って、カウンタパッド86は硬質プレート84と
一体的に沈み込み、カウンタパッド86に対する刻印7
6の片当たりが防止され、包装フィルムFへの高品質な
転写印刷が保証される。
【0029】この結果、エアシリンダ40に供給される
圧縮空気の圧力を高くして、包装フィルムFへの転写印
刷を高速化しても、高品質な転写印刷の担保され、上包
み包装機の高速化に十分に対応することができる。更
に、カウンタパッド86はクッション層82の存在によ
り、耐熱性を重視し且つ比較的硬質な材料から形成でき
るので、打刻が繰り返されても、その熱劣化が低減さ
れ、カウンタパッド86の交換頻度が大幅に減少する。
具体的には、従来のカウンタラバーの場合、上包み包装
機の運転時間でみて8〜50時間毎に、その交換が必要
であったが、カウンタバッド86は300時間以上の耐
久性を有する。
【0030】更にまた、打刻時、高圧の圧縮空気がピス
トン44に加わっても、エアシリンダ40内の緩衝部材
66はカウンタパッド86よりも柔らかいので、カウン
タパッド86よりも先に僅かに収縮し、この収縮により
ピストン44の衝突が緩和され、刻印76のソフトタッ
チを可能とする。この結果、包装フィルムFへの高品質
な転写印刷がより確実になるばかりでなく、カウンタパ
ッド86の損傷もまた同時に低減される。
【0031】また、ピストン44の衝突が緩和されるこ
とで、ヒータブロック68に対する刻印ホルダ74の取
り付けやピストンロッド50の組付けに、がた付きが発
生するようなことなく、これら刻印ホルダ74及びピス
ントロッド50の損傷や劣化もまた同時に低減される。
本発明は上述の一実施列に制約されるものではなく、種
々の変形が可能である。
【0032】例えば、打刻台78のカウンタパッド86
をパッドウエブから形成すれば、プリンタテープTと同
様に、硬質プレート84上に新たなカウンタパッドを間
欠的に供給でき、カウンタパッド86の自動交換が実現
される。また、実施例では、フィルムウエブWから2本
の包装フィルムFa,Fbを形成するダブルトラック型の
包装機に適用されているが、シングルトラックの上包み
包装機にあっても同様に適用可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明の上包み包装
機の転写印刷装置(請求項1)は、印刷ユニットの打刻
台に関し、カウンタプレートにクッション層及び硬質プ
レートを介してカウンタパッドを設けてあるので、刻印
の打刻時、その打刻圧は硬質プレートにより一様に分散
され、そして、クッション層の収縮により吸収される。
従って、刻印はカウンタパッドに片当たりすることがな
く、包装フィルムへの高品質な転写印刷が可能となる。
【0034】また、打刻圧が実質的にクッション層によ
り吸収されるので、カウンタパッドは弾性よりも耐熱性
を重視した材料から形成でき、カウンタパッドの熱劣化
が大幅に低減される。従って、カウンタパッドの耐久性
が向上し、その交換頻度が少なくなる。この結果、エア
シリンダに供給される圧縮空気の圧力を高め、刻印の打
刻速度を速めても、包装フィルムへの高品質な転写印刷
が保証され、上包み包装機の高速化に十分に対処するこ
とができる。
【0035】エアシリンダ内に緩衝部材が内蔵され(請
求項2)、そして、この緩衝部材がカウンタパッドとク
ッション層との間の硬度を有していれば(請求項3)、
打刻時、エアシリンダや打刻ホルダにかかる負荷が共に
軽減され、より高品質な転写印刷が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上包み包装機内での転写印刷装置の配置を示し
た図である。
【図2】転写印刷装置における印刷ユニットの支持構造
を示した図である。
【図3】図2の印刷ユニットの詳細を示した断面図であ
る。
【符号の説明】
12 印刷ユニット 40 エアシリンダ 66 緩衝部材 68 ヒータブロック 74 刻印ホルダ 76 刻印 78 打刻台 80 カウンタプレート 82 クッション層 84 硬質プレート 86 カウンタパッド F 包装フィルム T プリンタテープ
フロントページの続き (72)発明者 落合 洋文 静岡県磐田市西之島78−3 日本たばこ産 業株式会社東海工場内 Fターム(参考) 3E043 AA03 BA12 CA09 CA10 DB04 3E056 AA02 BA17 CA04 DA01 EA05 FA01 FB02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上包み包装機における包装フィルムの繰
    出し経路に配置され、前記フィルムに所定の情報をプリ
    ンタテープを介して転写する印刷ユニットを備えた熱転
    写印刷装置において、 前記印刷ユニットは、 前記繰出し経路の一方の側に配置され、前記繰出し経路
    に対して伸縮するピストンロッドを有したエアシリンダ
    と、 前記ピストンロッドの先端に設けられたヒータブロック
    と、 前記ヒータブロックに保持され、前記情報に対応した刻
    印を有する刻印ホルダと、 前記刻印と前記繰出し経路との間に前記プリンタテープ
    を供給するテープ供給手段と、 前記繰出し経路の他方の側に配置され、前記エアシリン
    ダのピストンロッドが伸長される打刻時、前記刻印との
    間にて前記プリンタテープ及び前記包装フィルムを挟持
    する打刻台とを備え、 前記打刻台は、 前記繰出し経路に対向して配置されたカウンタプレート
    と、 前記カウンタプレートの前記繰出し経路側の面に設けら
    れた弾性材料からなるクッション層と、 前記クッション層の前記繰出し経路側の面に設けられた
    硬質プレートと、 前記硬質プレートの前記繰出し経路側の面に設けられ、
    前記打刻時、前記刻印を前記プリンタテープ及び前記包
    装フィルムを介して受け止めるカウンタパッド層とを含
    み、 前記カウンタパッドは、耐熱性を有し且つ前記硬質プレ
    ートと前記クッション層との間の硬度を有していること
    を特徴とする上包み包装機の転写印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記エアシリンダは前記打刻時、ピスト
    ンを受け止める緩衝部材を内蔵していることを特徴とす
    る請求項1に記載の上包み包装機の転写印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記緩衝部材は、前記カウンタパッドと
    前記クッション層との間の硬度を有することを特徴とす
    る請求項2に記載の上包み包装機の転写印刷装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006347612A (ja) * 2005-06-20 2006-12-28 General Technology Kk 包装装置
CN104477455A (zh) * 2014-12-09 2015-04-01 重庆永健食品集团股份有限公司 真空包装机及其压条
CN104527239A (zh) * 2015-01-20 2015-04-22 上海迪凯标识科技有限公司 热转印打码机打印驱动***控制装置及其方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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