JP2003334462A - ロール破砕機 - Google Patents

ロール破砕機

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JP2003334462A
JP2003334462A JP2002146799A JP2002146799A JP2003334462A JP 2003334462 A JP2003334462 A JP 2003334462A JP 2002146799 A JP2002146799 A JP 2002146799A JP 2002146799 A JP2002146799 A JP 2002146799A JP 2003334462 A JP2003334462 A JP 2003334462A
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crusher
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Hiroyasu Baba
紘保 馬場
Tomio Aimori
冨男 相森
Tomohiro Kitsukawa
智宏 橘川
Noriaki Nakamura
法明 中村
Fusao Tateishi
房雄 立石
Kenichiro Dan
健一郎 團
Hideki Tominaga
秀樹 冨永
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Nakayama Iron Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】破砕効率を高め、メンテナンスを容易にするた
めの構造である。 【解決手段】一次で破砕された被破砕物を受けてロール
破砕機6で二次破砕する。このロール破砕機6は一次破
砕機の下部に設けられ、基台17に、駆動軸に固定され
回転するロータ本体18の破砕刃19群で構成されるロ
ータ部分と、破砕刃19群で回転し放出される破砕物を
叩きつけるための反撥板24を取り付けた構成にして破
砕効率を高める。更にこの構成のフレーム体25を分割
離間できる構成にして、破砕刃19群や反撥板24のメ
ンテナンスを容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンクリート等の原
料を破砕するロール破砕機に関する。特に、メンテナン
スを容易にしたロール破砕機に関する。
【0002】
【従来の技術】道路補修や建物等の解体に、コンクリー
トで代表される種々の産業廃棄物が排出され社会問題に
なっている。従来は埋め立てに多く処分されていたが、
今や環境保全の観点から再利用されるに至っているもの
が多い。特にコンクリート等の廃材は量も多く、殆ど再
利用のできるものである。この破砕のための破砕機が種
々開発され提案されている。回転する回転刃で破砕する
破砕機は本出願人も例えば特開2001−334156
号公報、特開平11−319596号公報で提案してい
る。又、一次と二次の2回に亘って破砕する破砕機も知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】破砕機の破砕対象とな
るコンクリート等の廃材は大きさや厚み、鉄筋等の有無
等不揃いで一定のものではない。これらのコンクリート
を全て同じ条件で破砕し一度に所望の粒度の被破砕物を
得るのは、困難な場合がある。これは、すべてのコンク
リート廃棄物を一様に破砕機に投入しても、所望の大き
さの塊にならない場合や、又、鉄筋等が破砕機のロータ
間に絡みつく場合などが発生し、ロータが回転不能にな
ることもあるからである。更に、ロータの外周に設けら
れた破砕刃が異常に摩耗してしまうことも多く発生して
いる。
【0004】これらを解決する方法の一つとして、一
次、二次と2段階の破砕を行うものが提案され、又、破
砕刃交換を容易にするものも提案されている。しかしな
がら、従来の破砕機は一次、二次と一体的に構成されて
いるので、ローター等にトラブルが生じたときは、機械
内部の修理になるので、困難な作業を強いられていた。
特に二次破砕側のロータ点検あるいは破砕刃の交換は機
械の奥深くに位置していることもあって危険も伴い、安
全上問題であった。
【0005】本発明はこのような従来の課題を解決し、
次の目的を達成するものである。本発明の目的は、一次
破砕と二次破砕の2段階の破砕とし、反撥板を設けて破
砕粒度を小さくなるようにしたロール破砕機を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、二次破砕に伴うロー
タ、破砕刃及び反撥板のメンテナンスを容易にしたロー
ル破砕機を提供することにある。本発明の更に他の目的
は、一次破砕機と二次破砕機を分離、接合可能に構成し
柔軟性のある構成にしたロール破砕機を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、次の手段を採る。即ち、本発明1のロール破砕機
は、破砕機本体の基台と、この基台に固定される固定フ
レーム体と、この固定フレーム体に設けられた駆動軸に
固定され回転するロータ本体と、前記ロータ本体に固定
される破砕刃群と、前記基台に設けられ前記ロータ本体
を回転駆動させる駆動体と、前記固定フレーム体に対向
して設けられ前記基台上を進退自在に移動可能な移動側
フレーム体と、前記ロータ本体の回転方向に対向して設
けられ前記移動側フレーム体に固定され前記ロータ本体
の回転で飛散する被破砕物を衝突破砕する反撥板とから
構成されている。
【0007】反撥板に破砕物を叩きつける構成にするこ
とで、被破砕物を細粒化することができる。又、基台に
対してフレーム体を独立して設け、その一部を機外方向
に引き出す構成にすることで、作業空間を広くとること
が可能となり破砕機内部の破砕刃と反撥板等のメンテナ
ンスが容易となる。
【0008】本発明2のロール破砕機は、前記発明1に
おいて、前記基台上に一次破砕のため1対の破砕刃群を
有するロールクラッシャーを設けた構成にしてもよい。
一次、二次と2段階の破砕を行うことができ、効率的な
破砕を施すことができる。本発明3のロール破砕機は、
前記発明1において、前記反撥板の傾きを変える傾き変
更装置を前記移動側フレーム体に設けた構成にしてもよ
い。破砕条件に応じて反撥板の傾き角度を変えることが
でき、最適な条件の破砕を施すことができ、破砕効率を
向上させることができる。
【0009】本発明4のロール破砕機は、前記発明1に
おいて、前記反撥板に揺動動作を与える揺動駆動体を前
記移動側フレームに設けた構成にしてもよい。反撥板に
連続した揺動動作を与えることで、破砕刃と原料の間の
すべりの少ない噛み込みと、無理のない排出を繰り返し
行うため、破砕刃の異常な摩耗を防止させ破砕能力を向
上させる。本発明5のロール破砕機は、前記発明1にお
いて、前記反撥板の反撥面は断面が凹凸形状になってい
る構成にしてもよい。破砕効果を高めるのに有効であ
る。
【0010】本発明6のロール破砕機は、前記発明1に
おいて、前記基台に一次破砕の破砕機を取り付けるため
の取り付け部を設けた構成にしてもよい。どのような一
次破砕機であっても取り付けが可能である。本発明7の
ロール破砕機は、前記発明1において、前記破砕刃群
は、前記ロータ本体の円周上に沿って第1刃群と第2刃
群が交互に配置された構成のものにしてもよい。破砕効
果を高めるのに有効である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、本発明のロール破砕
機を含む全体構成の破砕機1を説明的に示した一部断面
図である。この破砕機1の上部には、一次破砕の構成体
2が載置されていて、この一次破砕の構成体2の下部に
二次破砕の構成体3が配置され構築されている。上部に
配置された構成体2はロールクラッシャー7として、
又、下部に配置された構成体3は、二次ロール破砕機6
として後述する。本実施の形態は、一次破砕と二次破砕
の構成を中心に説明するが、説明する二次破砕の構成体
3は一次破砕機と比較して比較的小さい原料を破砕する
こともできる。しかしながら、本実施の形態に用いられ
る二次ロール破砕機は、二次破砕のみに限定され使用さ
れるものではない。
【0012】産業廃棄物である各種コンクリート等の原
料が、ホッパー4を介して上方から一次破砕の構成体2
に投入される。投入された原料は一次破砕で破砕され、
二次破砕の構成体3へ送り込まれ二次破砕される。この
二次破砕で原料は細粒化されコンベア5上に落下し、コ
ンベア5の端部5aから破砕物として回収される。本発
明のロール破砕機に関する破砕機の構成は概略このよう
になっている。
【0013】本実施の形態の二次ロール破砕機6を説明
する前に、一次破砕機について説明する。二次ロール破
砕機6の基台の上部には、一次破砕機のための取付部6
aが形成され、ボルトで着脱自在に取り付けられる構成
になっている。一次破砕機の形態はどのようなものであ
ってもよく、二次ロール破砕機6の取付部6aは単純化
しているので、ボルトのピッチが合わなければ型鋼等の
部材を介して一次破砕機を取り付けることは可能であ
る。
【0014】本実施の形態においては、本発明と同一出
願人に係る特開2001−334156号公報に記載の
ロールクラッシャー7と実質的に同一構造のものを適用
する。このロールクラッシャー7は図2、図3に示すよ
うに、第1ロータ8と第2ロータ9の2つのロータが配
置されていて、第1ロータ8の駆動軸10と第2ロータ
9の駆動軸11は互いに平行になるように配置されてい
る。
【0015】図3は図2の平面図であり、破砕刃12の
配置を示した図である。破砕刃12は、解砕刃13、圧
縮刃14及び切削刃15の3種類が使用されている。図
3はこの3種類の破砕刃12が各ロータ8,9に規則的
に交互に配置された状態を示している。2つのロータ
8,9は、実質的に同一構造であるが、破砕刃12が回
転に伴って対向するときは互いに食い違うように、駆動
軸10,11の軸線方向の位相が異なって配置されてい
る。
【0016】駆動軸10,11は図示していないがモー
ターによりチェーンを介して駆動される。図2に示すの
は破砕構成の1つの形態のものである。図2の例は、大
きな異形原料と小粒径原料との相互作用による破砕プロ
セスの例を示す断面図である。ホッパー内に原料が投入
されると、破砕室16の上部には原料を案内するものが
ないので、原料はランダムに破砕室16内の全面に投入
される。このとき破砕刃12の間には空間があるので小
粒径原料はこの空間に挟まれ、2つのロータ8,9の外
周面に搭載される。
【0017】搭載された小粒径原料は、破砕空間側に2
つのロータ8,9の回転により送られる。2つのロータ
8,9が互いに矢印のように逆方向に回転し、小粒径原
料は圧縮刃14で相手側のロータの圧縮刃14、又は切
削刃15に押し付けて圧縮破砕を起こす。互いの切削刃
15は、小粒径原料が破砕空間に詰まり留まっていると
き、これを切削して隙間を作り小粒径原料を落下させて
詰まりを解消する。大きな異形原料は、解砕刃13が最
も直径が大きいのでこのくさび面に接して、破砕空間側
に移送される。
【0018】2つのロータ8,9の両方の各々の破砕刃
12が同様の作用で破砕空間側に、即ち、2つのロータ
8,9の中間部にホッパー等で案内することなく寄せる
ことができる。従って、大きな異形原料でも図に示すよ
うに、2つのロータ8,9の破砕刃12に挟まれるよう
な姿勢となり、これらの破砕刃12により破砕空間に移
動し破砕、又は楔効果により切断される。このようにし
て、原料の大塊を一気に本例では40mm程度以下の粒
度に破砕する。
【0019】このようにして破砕された破砕物をこの一
次破砕機の直下に設けられた二次破砕機である本発明の
二次ロール破砕機6に落下させる。本実施の形態のロー
ルクラッシャー7を取り付けた場合は、破砕機1の高さ
を低くすることができるので、油圧ショベルで原料を投
入することは容易である。
【0020】次に、図4以下の図において本発明の主要
部をなす二次ロール破砕機6の詳細な構成を説明する。
図5は図4のX−X断面図を示し、図6及び図7は、破
砕構成を示す部分図である。本発明の主となる二次ロー
ル破砕機6は二次破砕を行うための破砕機で、全体構成
の破砕機1の略中央部に配置されている。この二次ロー
ル破砕機6は、基台17上に固定され、ロータ本体18
がロータ軸18aにより回転自在に設置されたものであ
る。このロータ本体18の外周には複数の破砕刃19が
固定されている。
【0021】図に示す破砕刃19は単位刃であって、等
角度間隔に複数個配置されている。この破砕刃19を有
したロータ本体18の基本構成は同一出願人の特開平1
1―319596号公報に詳細が記載されているので、
詳細な説明は省略する。特に取り付け方法はこの記載の
方法を適用しており、ロータ本体構成における破砕刃1
9の固定化と替刃交換を迅速に行う構造が特徴である。
【0022】破砕刃19は色々な種類があり、原料によ
って適正なものに変更することができる。本実施の形態
においては単位刃である解砕刃を用いている。ロータ本
体18に複数の破砕刃19が、貫通ピン19bにより貫
通され固定されている。この破砕刃19は、この貫通ピ
ン19bの出し入れにより交換ができるようになってい
る。本実施の形態において、図に示すように、同じ破砕
刃19を複数個配置した構成にしている。
【0023】破砕刃19は中央部に凹溝19aを設けた
構成のもので、破砕刃19が回転しながら破砕物を破砕
する過程でこの凹溝19aにかかり、この凹溝形状はフ
ラットな形状に比べ破砕を一層増長させるのに効果的な
形状である。また、凹溝19aを配置することにより、
これを設けないより摩耗量が少ない効果がある。ロータ
本体18は、隣接して基台17上に設けられているモー
ター20によって、モーター20側のスプロケット21
とロータ本体18側のスプロケット22に巻き掛けられ
たチェーン23を介して駆動されている(図5参照)。
この駆動装置は、二次ロール破砕機6のロータ軸18a
の両端に2組設けられている。
【0024】このモーター20の制御は、電流値を検出
し、弱過負荷のときは一旦停止し、設定時間後に若干逆
転させ、その後正転させて再度破砕を行う。強過負荷の
ときはモーター20を停止させる。本実施の形態の二次
ロール破砕機6は1軸構成のものである。この1軸のロ
ータ本体18の構成に後述する反撥板24を付随させ、
ロータ本体18の回転に伴って外方へ放出される破砕物
を反撥板24に激しく叩きつけ細かく破砕するものであ
る。
【0025】図8及び図9は、破砕刃19の取り付け構
成を変えた他の実施の形態である。図8は、複数の単位
刃である解砕刃19cの間に切削刃19dを交互に取り
付けた構成のものである。又図9は、単位刃である解砕
刃19cと切削刃19dを1つ毎に交互に取り付けた構
成のものである。前述したように原料の性質や条件等の
状態をみて適切な組み合わせにするとよい。
【0026】本実施の形態では、このロータ構成に反撥
板24を設けたことが特徴となっている。破砕刃19の
回転方向に対向して反撥板24がフレーム体25に取り
付けられている。反撥板24は図5には段差として示さ
れているが、回転方向の断面で反撥板24の反撥面は凹
部24a、凸部24bの凹凸状になっている。一次破砕
された破砕物はロータ本体18の回転に伴い破砕刃19
によってこの反撥板24に叩きつけられる。反撥板24
の反撥面24aは凹凸状になっているので、破砕物は不
規則に叩きつけられて細かく破砕される。破砕された破
砕物は反撥板24の下部のロータ本体18の破砕刃19
との間からロータ本体18の回転に伴って排出される。
【0027】又、トラブル等で破砕物が破砕刃19と反
撥板24にくい込んでしまったような場合には、ロータ
本体18を逆転させ破砕物を引き出すことも可能であ
る。例えば、反撥板24先端で鉄筋が絡まった場合に
は、ロータ本体18を逆転させることで、絡まった鉄筋
をほぐし取り除くことができる。フレーム体25(移動
側フレーム体)は基台17に設置されロータ本体18及
び破砕刃19を内蔵しているボックス17b(固定フレ
ーム体)からロータ本体18の中心軸を境に反撥板24
側の部分が分割された状態で、離間するようになってい
る。このフレーム体25は機外に延長して張り出してい
る基台17の案内部17a端部との間で矢印のように進
退移動自在である。
【0028】通常破砕状態のときは基台17の内側、即
ちボックス17bにさし込まれ固定されている。このフ
レーム体25には反撥板24と油圧シリンダー26が取
り付けられている。反撥板24は、片寄りの穴27を有
するブラケット28に軸体29を介して取り付けられて
いる。この軸体29はフレーム体25を貫通して設けら
れている。反撥板24への破砕力をこの軸体29が負う
ことになり、破砕物に対してはこの軸体29の支持力で
反撥力を与えることになる。
【0029】その詳細が図6及び図7に示されていて、
ブラケット28の穴27の位置が図に示すようにフレー
ム体25の端部25aからの寸法が間隔aと間隔bで異
なるようになっているが、ブラケット28の止めボルト
30の位置は変わらない。従って、ブラケット28を反
転させて取り付けると、穴27の位置が変わるようにな
っている。フレーム体25の端部25aを基準にして間
隔a寸法側で取り付けたのが図6であり、間隔b寸法側
で取り付けたのが図7である。
【0030】即ち、間隔aと間隔bの寸法差で反撥板2
4の取り付け位置がずれる。反撥板24はこの穴27に
取り付けられた軸体29に吊された状態となる。反撥板
24の下部はロータ本体18の破砕刃19に対向して位
置は変わらないので、結果的に反撥板24の傾きが変わ
ることになる。この傾きを維持するためにフレーム体2
5に油圧シリンダー26が設けられていて、この油圧シ
リンダー26で進退するピストンロッドの先端部が押圧
部材26aとして反撥板24の略中央部を支えている。
【0031】この油圧シリンダー26は反撥板24の緩
衝用として設けられており、又破砕物が回転する破砕刃
19によってこの反撥板24に叩きつけられたときの破
砕効果を高めている。この油圧シリンダー26のロッド
の進退は油圧制御で短時間の連続制御で強制的に行うこ
とができ、この場合は反撥板24を連続して揺動させる
ことになる。これにより破砕効果は一層高まる。この油
圧シリンダー26の圧力変動を検出して信号を制御系に
送れば、反撥板24の反撥抵抗をコントロールすること
も可能である。
【0032】又、この油圧シリンダー26で支持する力
が一定のものであれば、バネ等であってもよい。二次ロ
ール破砕機6はこのような構成になっていて、この二次
ロール破砕機6で破砕された破砕物は、13〜0mmに
なり下部に設置されたコンベア5に落下する。落下した
破砕物はコンベア5の動作で機外に搬出される。このコ
ンベア5は、二次ロール破砕機6の下部にロータ本体1
8の回転方向とコンベア5の進行方向が概略同一方向に
なるように設置される。
【0033】これは、鉄筋の多い原料や細長く破砕され
易い木材等を排出するのに対応している。排出方向とコ
ンベア5の進行方向が逆方向又は交差するような方向に
すると、コンベア5のゴムベルトを損傷させるおそれが
あるためである。同一方向にすることによりスムースな
破砕物の排出ができる。コンベア5の形式は、フラット
形式のものであってもよく、スクリュウ形式のものでも
よい。
【0034】又、前述のとおり、このフレーム体25は
機外に延長して張り出している基台17の案内部17a
を矢印のように進退移動自在である。このフレーム体2
5は基台17上に設置されたボックス17bを2つに分
割したうちの片側であって、ロータ本体18の中心線を
境に分離している。通常の破砕行程にあるとき、フレー
ム体25はボックス17b側にあって、ボックス17b
と一体に固定されている。破砕刃19あるいは破砕物の
詰まり等のトラブルやメンテナンスの必要があって内部
を点検しなければならないときに、このフレーム体25
をボックス17b側から引き離し移動させる。ボックス
17bは、基台17と分離した構成になっているが例え
ば基台17が鋳物等で構成されていれば、基台17とボ
ックス17bは一体構造にすることも可能である。
【0035】このフレーム体25には反撥板24、油圧
シリンダー26等が取り付けられているので、これらの
装置もフレーム体25と一緒に案内部17aを介して機
外方向に引き出される。フレーム体25を引き出したこ
とによりボックス17bとフレーム体25の間には大き
な空間が確保され、しかも点検すべき対象の装置が全て
開放された状態になる。この結果安全に作業を行うこと
ができる。フレーム体25の引き出しは人手で、レバー
ブロックやチェーンブロック等を用いて行うが、重量の
重いような場合には、フレーム体25の引き出しを補助
的に行う装置を設け、自動的に引き出すようにしてもよ
い。
【0036】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明の具体的構成は一次破砕機を直結したタ
イプの実施の形態に限定されるものではない。本発明
は、一次破砕で破砕された破砕物を対象としているが、
例えば破砕機本体から離れたところで一次破砕されシュ
ート等で投入される破砕物であってもよい。又、フレー
ム体の移動構成は、ヒンジを介してボックスから回転さ
せ開放できるような構成であってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
一次破砕された破砕物を更に二次破砕する2段階の破砕
構成とし、この構成に反撥板を設けたので破砕粒度の小
さい破砕物を得ることができた。二次破砕を行うロー
タ、破砕刃、反撥板等を内蔵しているボックスを分割し
て分離できる構成にしたので、これらの装置のメンテナ
ンスが容易になった。又、一次破砕機は原料に応じて最
も適する破砕機を設置できる構成にしたので、柔軟性の
ある構成のロール破砕機となり、全体的に破砕効率を高
めることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のロール破砕機を含む破砕機の
全体構成を示す説明図である。
【図2】図2は、一次破砕機であるロールクラッシャー
の断面図である。
【図3】図3は、図2の平面図である。
【図4】図4は、破砕機の二次ロール破砕機部分を示す
正面図である。
【図5】図5は、図4のX−X断面図である。
【図6】図6は、二次ロール破砕機の反撥板取り付け構
成を示す部分図である。
【図7】図7は、二次ロール破砕機の反撥板取り付け構
成を示す部分図である。
【図8】図8は、二次ロール破砕機における破砕刃の取
り付け構成の他の実施の形態で複数の解砕刃と単一の切
削刃の組み合わせを示す正面図である。
【図9】図9は、二次ロール破砕機における破砕刃の取
り付け構成の他の実施の形態で単一の解砕刃と単一の切
削刃の組み合わせを示す正面図である。
【符号の説明】
1…破砕機 2… 一次破砕の構成体 3…二次破砕の構成体 5…コンベア 6…二次ロール破砕機 17…基台 17b…ボックス 18…ローター本体 19…破砕刃 20…モーター 24…反撥板 25…フレーム体 26…油圧シリンダー 28…ブラケット 29…軸体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橘川 智宏 佐賀県武雄市朝日町大字甘久2246番地の1 株式会社中山鉄工所内 (72)発明者 中村 法明 佐賀県武雄市朝日町大字甘久2246番地の1 株式会社中山鉄工所内 (72)発明者 立石 房雄 佐賀県武雄市朝日町大字甘久2246番地の1 株式会社中山鉄工所内 (72)発明者 團 健一郎 佐賀県武雄市朝日町大字甘久2246番地の1 株式会社中山鉄工所内 (72)発明者 冨永 秀樹 佐賀県武雄市朝日町大字甘久2246番地の1 株式会社中山鉄工所内 Fターム(参考) 4D063 CC01 CC08 GA10 GC35 4D065 AA04 BB07 CA12 CA16 CB01 CC01 CC08 DD05 EB20 EC07 ED45 4D067 DD02 GA06 GB03 GB07

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】破砕機本体の基台と、 この基台に固定される固定フレーム体と、 この固定フレーム体に設けられた駆動軸に固定され回転
    するロータ本体と、 前記ロータ本体に固定される破砕刃群と、 前記基台に設けられ前記ロータ本体を回転駆動させる駆
    動体と、 前記固定フレーム体に対向して設けられ前記基台上を進
    退自在に移動可能な移動側フレーム体と、 前記ロータ本体の回転方向に対向して設けられ前記移動
    側フレーム体に固定され前記ロータ本体の回転で飛散す
    る被破砕物を衝突破砕する反撥板とからなるロール破砕
    機。
  2. 【請求項2】請求項1記載のロール破砕機において、 前記基台上に一次破砕のため1対の破砕刃群を有するロ
    ールクラッシャーを設けたことを特徴とするロール破砕
    機。
  3. 【請求項3】請求項1記載のロール破砕機において、 前記反撥板の傾きを変える傾き変更装置を前記移動側フ
    レーム体に設けたことを特徴とするロール破砕機。
  4. 【請求項4】請求項1記載のロール破砕機において、 前記反撥板に揺動動作を与える揺動駆動体を前記移動側
    フレーム体に設けたことを特徴とするロール破砕機。
  5. 【請求項5】請求項1記載のロール破砕機において、 前記反撥板の反撥面は断面が凹凸形状になっていること
    を特徴とするロール破砕機。
  6. 【請求項6】請求項1記載のロール破砕機において、 前記基台に一次破砕の破砕機を取り付けるための取り付
    け部材を設けたことを特徴とするロール破砕機。
  7. 【請求項7】請求項1記載のロール破砕機において、 前記破砕刃群は、前記ロータ本体の円周上に沿って第1
    刃群と第2刃群が交互に配置された構成のものであるこ
    とを特徴とするロール破砕機。
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