JP2003334106A - 運動靴のスパイク取付け構造 - Google Patents

運動靴のスパイク取付け構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雄ネジ部材と雌ネジ部材との合理的な改造を
もって、スパイクに加わる衝撃力が突き上げ感として装
着者の足裏に伝播されることを抑制することができ、し
かも、ネジの締め直し操作に要する手間も削減する。 【解決手段】 靴底1のスパイク取付け位置相当箇所に
貫通形成された取付け孔に対して、それの開口周縁部分
に接当可能な当り部6Aにネジ軸6Bの一端を連設して
ある雄ネジ部材6が、靴底1の内面1a側から装着さ
れ、この雄ネジ部材6のネジ軸6Bに螺合自在なネジ孔
7Aが形成され、かつ、靴底1の外面1bとの間でスパ
イクBを挾持固定するための押え部7aを備えた雌ネジ
部材7が、雄ネジ部材6のネジ軸6Bに対して靴底1の
外面1b側から螺合固定されているとともに、雌ネジ部
材7には、靴底1の取付け孔に嵌入する嵌合部7Cが形
成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野球靴等の運動靴
のスパイク取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の運動靴のスパイク取付け構造で
は、図10に示すように、靴底1のスパイクB取付け位
置相当箇所に貫通形成された取付け孔8に対して、それ
の開口周縁部分に接当可能な鍔状の当り部50Aと、そ
れの中心位置に取付け孔8の軸線方向に沿って貫通する
ネジ孔50Bを備えたネジ筒部50Cとを一体形成して
ある雌ネジ部材50が、ネジ筒部50Cを取付け孔8内
に嵌入させる状態で靴底1の内面1a側から装着すると
ともに、雌ネジ部材50のネジ孔50Bに螺合自在なネ
ジ軸51Aと、靴底1の踏付け面(外面)1bとの間で
スパイクBを挾持固定するための押え面51aを備えた
回転操作用の六角柱状の頭部51Bとを一体形成してあ
る雄ネジ部材51が、雌ネジ部材50のネジ孔50Bに
対して靴底1の踏付け面1b側から螺合固定され、更
に、靴底1に対する雌ネジ部材50の埋設代、換言すれ
ば、当り部50Aとネジ筒部50Cとを合わせた全長
が、靴底1の厚みと同一寸法に構成されていて、靴底1
に装着されたネジ筒部50Cの先端面50aと靴底1の
踏付け面1bとが面一になるように構成されていた(例
えば、実開平7−107号公報、実開平7−39505
号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の運動靴のスパイ
ク取付け構造では、雄ネジ部材51と雌ネジ部材50と
の螺合操作でスパイクBを靴底1に締め付け固定するた
め、スパイクBの取替えや形状修正のための脱着操作を
購入者自身で容易に行なうことができるものの、靴底1
に装着されたネジ筒部50Cの先端面50aが靴底1の
踏付け面1bと面一状態にあって、このネジ筒部50C
の先端面50aにスパイクBの上面が直接接当し、か
つ、雌ネジ部材50の当り部50Aが靴底1の内面1a
に接当して靴内側に移動可能であるため、靴底1の内面
1aとの間に中底等が介在されている状態でも、スパイ
クBに加わる衝撃力が突き上げ感として装着者の足裏に
伝播され易い。
【0004】しかも、金属製のスパイクBを介在した状
態での雄ネジ部材51と雌ネジ部材50との金属的な締
付け力であるため、雌ネジ部材50に螺合された雄ネジ
部材51が使用時の振動等で弛み易く、その都度、雄ネ
ジ部材51を締め直し操作する必要がある。
【0005】本発明は、上述の実状に鑑みて為されたも
のであって、その主たる課題は、雄ネジ部材と雌ネジ部
材との合理的な改造をもって、スパイクに加わる衝撃力
が突き上げ感として装着者の足裏に伝播されることを抑
制することができ、しかも、ネジの締め直し操作に要す
る手間も削減することのできる運動靴のスパイク取付け
構造を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
運動靴のスパイク取付け構造の特徴構成は、靴底のスパ
イク取付け位置相当箇所に貫通形成された取付け孔に対
して、それの開口周縁部分に接当可能な当り部にネジ軸
の一端を連設してある雄ネジ部材が、靴底の内面側から
装着され、この雄ネジ部材のネジ軸に螺合自在なネジ孔
が形成され、かつ、靴底の外面との間でスパイクを挾持
固定するための押え部を備えた雌ネジ部材が、雄ネジ部
材のネジ軸に対して靴底の外面側から螺合固定されてい
るとともに、前記雌ネジ部材には、靴底の取付け孔に嵌
入する嵌合部が形成されている点にある。
【0007】上記特徴構成によれば、靴底の取付け孔に
内面側から装着された雄ネジ部材のネジ軸に対して、靴
底の取付け孔に外面側から装着された雌ネジ部材のネジ
孔を締付け側に螺合操作すると、その締付け操作に連れ
て、雄ネジ部材の当り部と雌ネジ部材の押え部との間
で、スパイクを介して靴底が挾持されるから、挾持状態
においても、装着者の荷重が加わっている雄ネジ部材及
び雌ネジ部材に対して、スパイクが靴底を圧縮する側に
相対移動することが可能となり、スパイクに加わる衝撃
力を靴底で緩衝することができる。
【0008】しかも、靴底の弾性復元力が螺合された両
ネジ部材に引張力として作用するとともに、両ネジ部材
の螺合操作に連れて、雌ネジ部材に形成された嵌合部が
靴底の取付け孔に嵌入して、この嵌筒部の外周面と取付
け孔の内周面との間で摩擦力が発生するため、螺合され
た両ネジ部材の弛み側への相対回動を抑制することがで
きる。
【0009】従って、両ネジ部材の配置及び形状を上述
の如く工夫するだけの安価な改造でありながら、靴底の
緩衝機能を有効利用して、スパイクに加わる衝撃力が突
き上げ感として装着者の足裏に伝播されることを抑制す
ることができるとともに、靴底の弾性復元力及び靴底と
の間での摩擦力を利用して、ネジの弛みを効果的に抑制
することができ、締め直し操作に要する手間を削減する
ことができる。
【0010】本発明の請求項2による運動靴のスパイク
取付け構造の特徴構成は、前記雄ネジ部材に、靴底の取
付け孔に嵌合可能で、かつ、その先端側ほど取付け孔の
内径よりも大径となるテーパー状の嵌合部が形成されて
いる点にある。
【0011】上記特徴構成によれば、両ネジ部材の螺合
操作に連れて、雄ネジ部材に形成された嵌合部が靴底の
取付け孔に嵌入し、嵌合部の外周面と取付け孔の内周面
とが密着するとともに、嵌合部がその先端側ほど取付け
孔の内径よりも大径となるテーパー状に形成されている
から、靴底に対する雄ネジ部材の靴内側への相対抜出し
移動を抑制することができ、スパイクに加わる衝撃力が
突き上げ感として装着者の足裏に伝播されることを良好
に抑制することができる。
【0012】本発明の請求項3による運動靴のスパイク
取付け構造の特徴構成は、前記雄ネジ部材の当り部に、
靴底の取付け孔の開口周縁部分に対してネジ軸芯方向か
ら突刺し可能な複数の回り止め突起が突出形成されてい
るとともに、少なくとも一部の回り止め突起には、ネジ
軸芯方向に対して交差方向に突出する抜止め部が形成さ
れている点にある。
【0013】上記特徴構成によれば、靴底の取付け孔に
内面側から装着された雄ネジ部材のネジ軸に対して、靴
底の取付け孔に外面側から装着された雌ネジ部材のネジ
孔を締付け側に螺合操作すると、その締付け操作に連れ
て、当り部に突出形成されている複数の回り止め突起
が、靴底の取付け孔の開口周縁部分に対してネジ軸芯方
向から所定深さまで突き刺され、雄ネジ部材の供回りを
防止することができ、しかも、少なくとも一部の回り止
め突起には、ネジ軸芯方向に対して交差方向に突出する
抜止め部が形成されているので、靴底に対する雄ネジ部
材の靴内側への相対抜出し移動を抑制することができ、
スパイクに加わる衝撃力が突き上げ感として装着者の足
裏に伝播されることを一層良好に抑制することができ
る。
【0014】本発明の請求項4による運動靴のスパイク
取付け構造の特徴構成は、前記回り止め突起が中空状に
打出し形成されているとともに、その打出し形成に伴う
回り止め突起の先端側での破断によって抜止め部が形成
されている点にある。
【0015】上記特徴構成によれば、雄ネジ部材の当り
部に対する打出し加工で回り止め突起と抜止め部とを同
時に形成することができるから、少なくとも一部の回り
止め突起に形成された抜止め部により、靴底に対する雄
ネジ部材の靴内側への相対抜出し移動を抑制しながら
も、雄ネジ部材の製造コストの低廉化を図ることができ
る。
【0016】本発明の請求項5による運動靴のスパイク
取付け構造の特徴構成は、前記雌ネジ部材の回転操作部
が、ネジ軸芯方向視において六角形以外の多角形に形成
されている点にある。
【0017】上記特徴構成によれば、一般に用いられる
6角形用の繁用工具は使用できず、専用の工具が必要と
なるため、過剰な締付け操作に起因するネジの破損を抑
制することができる。
【0018】本発明の請求項6による運動靴のスパイク
取付け構造の特徴構成は、前記雄ネジ部材に、靴底の内
面側から工具で回り止め操作可能な操作凹部が形成され
ている点にある。
【0019】上記特徴構成によれば、靴底の取付け孔に
対して内面側から回り止め状態で装着された雄ネジ部材
の回り止め機能が長期使用に連れて低下しても、雄ネジ
部材に形成された操作凹部に対して内面側から係合操作
することにより、雄ネジ部材を回り止め状態に維持する
ことができるから、スパイクの取替えや形状修正のため
の脱着操作を購入者自身で確実、容易に行なうことがで
きる。
【0020】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1、図2は、
運動靴の一例である野球用スパイクシューズAのスパイ
ク取付け構造を示し、靴底1の踏付け面(外面)1bに
は、スパイクBを構成する三つの部材で、足の指の付け
根に沿う靴底1の屈曲ラインXの爪先側に配置される爪
先座板3と、屈曲ラインXの土踏まず側に配置される中
間座板4と、踵側に配置される踵座板5の各々が、金属
製の雄ネジ部材6と金属製の雌ネジ部材7とを介して締
付け固定されている。
【0021】前記爪先座板3には、靴中心線Yの内側に
位置する一つの突片3Aと、靴中心線Yの外側に置する
二つの突片3B,3Cと、それらよりも爪先側位置にお
いて靴中心線Yと交差する一つの突片3Dとが折曲げ形
成されているとともに、中間座板4には、靴中心線Yの
内側に位置する一つの突片4Aと、靴中心線Yの外側に
置する一つの突片4Bとが折曲げ形成され、更に、踵座
板5には、靴中心線Yの内側に位置する二つの突片5
A,5Bと、靴中心線Yの外側に置する二つの突片5
C,5Dとが折曲げ形成されている。
【0022】前記靴底1は、天然皮革やポリウレタン樹
脂等で製作された耐摩耗性及び可撓性を有する外底(ア
ウトソール)1Aの上面に、高分子発泡体の一例である
エチレンビニルアセテート共重合体(EVA)で成形さ
れた下底(ミッドソール)1Bが積層接着されていると
ともに、この下底1Bの上面には、天然皮革や合成皮
革、織布、不織布等で製作された胛被部(アッパー)2
の一部と、天然皮革や合成皮革不織布等で製作された中
底1Cとが積層接着され、更に、このように構成された
靴底1の内面(上面)1aに、クッション性に優れた材
料で製作された中敷き9が脱着自在に設けられている。
【0023】そして、図3、図4に示すように、靴底1
のスパイク取付け位置相当箇所に貫通形成された取付け
孔8に対して、それの開口周縁部分に接当可能な鍔状の
当り部6Aにネジ軸6Bの一端を連設してある雄ネジ部
材6が、靴底1の内面1a側から装着され、この雄ネジ
部材6のネジ軸6Bに螺合自在なネジ孔7Aが貫通形成
され、かつ、靴底1の踏付け面(外面)1bとの間でス
パイクBの各座板3〜5を挾持固定するための押え部で
ある円環状の押え面7aを備えた雌ネジ部材7が、雄ネ
ジ部材6のネジ軸6Bに対して靴底1の踏付け面1b側
から螺合固定されている。
【0024】前記雄ネジ部材6の当り部6Aとネジ軸6
Bとの間には、靴底1の取付け孔8に対して内面1a側
からネジ軸芯Z方向に沿って嵌合可能で、かつ、ネジ軸
6B側に位置する先端面の最大径が取付け孔8の内径よ
りも大径となるように、その先端側ほど大径となるテー
パー状の嵌合部6Cが一体形成されているとともに、雄
ネジ部材6の当り部6Aの円周方向複数箇所には、靴底
1の取付け孔8の開口周縁部分に対してネジ軸芯Z方向
から突刺し可能な回り止め突起6Dが突出形成され、更
に、各回り止め突起6Dには、ネジ軸芯Z方向に対して
交差方向に突出する抜止め部6Eが形成されている。
【0025】前記回り止め突起6Dが、当り部6Aの打
出し形成によって中空状の円錐形状に形成されていると
ともに、それの打出し形成に伴う先端側での破断によっ
て抜止め部6Eが形成されている。
【0026】前記雌ネジ部材7は、環状の押え面7aを
形成する筒状の回転操作部7Bに、靴底1の取付け孔8
に嵌入する筒状の嵌合部7Cが一体形成され、そのう
ち、回転操作部7Bの外周面(回転操作面)の輪郭形状
が、ネジ軸芯Z方向視において六角形以外の多角形の一
例である奇数の五角形に形成されているとともに、靴底
1の取付け孔8に内面1a側から装着された雄ネジ部材
6のネジ軸6Bに対して、靴底1の取付け孔8に踏付け
面1b側から装着された雌ネジ部材7のネジ孔7Aを最
大締付け位置にまで螺合操作したとき、雄ネジ部材6の
テーパー状嵌合部6Cの先端面と雌ネジ部材7の嵌合部
7Cの先端面との対向面間に空隙Sが形成されている、
換言すれば、テーパー状嵌合部6Cの先端面と嵌合部7
Cの先端面とが非接触状態に構成されている。
【0027】そして、靴底1の取付け孔8に内面1a側
から装着された雄ネジ部材6のネジ軸6Bに対して、靴
底1の取付け孔8に踏付け面1b側から装着された雌ネ
ジ部材7のネジ孔7Aを締付け側に螺合操作すると、そ
の締付け操作に連れて、雄ネジ部材6の当り部6Aと雌
ネジ部材7の押え部7aとの間で、スパイクBを介して
靴底1が挾持固定されるから、挾持状態においても、装
着者の荷重が加わっている雄ネジ部材6及び雌ネジ部材
7に対して、スパイクBが靴底1を圧縮する側に相対移
動することが可能となり、スパイクBに加わる衝撃力を
靴底1の弾性力で緩衝することができる。
【0028】しかも、靴底1の弾性復元力が螺合された
両ネジ部材6,7に引張力として作用するとともに、両
ネジ部材6,7の螺合操作に連れて、雌ネジ部材7に形
成された嵌合部7Cが靴底1の取付け孔8に嵌入して、
この嵌合部7Cの外周面と取付け孔8の内周面との間で
摩擦力が発生するため、螺合された両ネジ部材6,7の
弛み側への相対回動を抑制することができる。
【0029】それ故に、靴底1の緩衝機能を有効利用し
て、スパイクBに加わる衝撃力が突き上げ感として装着
者の足裏に伝播されることを抑制することができるとと
もに、靴底1の弾性復元力及び靴底1との間での摩擦力
を利用して、両ネジ部材6,7の弛みを効果的に抑制す
ることができ、締め直し操作に要する手間を削減するこ
とができる。
【0030】〔第2実施形態〕上述の第1実施形態で
は、雄ネジ部材6の当り部6Aの円周方向複数箇所に、
靴底1の取付け孔8の開口周縁部分に対してネジ軸芯Z
方向から突刺し可能な回り止め突起6Dを突出形成し
て、靴底1の取付け孔8に内面1a側から装着される雄
ネジ部材6のネジ軸6Bに対して、靴底1の取付け孔8
に踏付け面1b側から装着される雌ネジ部材7のネジ孔
7Aを締付け側に螺合操作する際、その締付け操作に連
れて雄ネジ部材6が供回りすることを防止するように構
成したが、回り止め突起6Dによる回り止め機能が低下
又は喪失する可能性を考慮して、図8、図9 に示すよう
に、前記雄ネジ部材6の当り部6Aのネジ軸芯Z相当箇
所には、靴底1の内面1a側から六角レンチ等の工具で
回り止め操作可能な操作凹部6Fを形成してもよい。
【0031】尚、その他の構成は、第1実施形態で説明
した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1
実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略す
る。
【0032】〔その他の実施形態〕 (1)上述の各実施形態では、靴底1の取付け孔8に嵌
入する雌ネジ部材7の嵌合部7Cを筒状(円筒状)に構
成したが、この嵌合部7Cとしては、周方向で断続して
存在するものや周方向の一部の特定箇所にだけ存在する
ものであってもよい。
【0033】(2)上述の各実施形態では、全ての回り
止め突起6Dに、ネジ軸芯方向に対して交差方向に突出
する抜止め部6Eを形成したが、この抜止め部6Eを一
部の回り止め突起6Dにだけ形成してもよい。
【0034】(3)上述の各実施形態では、回り止め突
起6Dの打出し形成に伴う先端側での破断によって抜止
め部6Eを形成したが、回り止め突起6Dと抜止め部6
Eとを中実状態で一体形成してもよい。
【0035】(4)上述の各実施形態では、雌ネジ部材
7に、雄ネジ部材6のネジ軸6Bに螺合自在なネジ孔7
Aを貫通形成したが、このネジ孔7Aの一端側が閉塞さ
れていてもよい。
【0036】(5)上述の各実施形態では、雄ネジ部材
6の当り部6Aとネジ軸6Bとの間に、靴底1の取付け
孔8に対して内面1a側からネジ軸芯方向に沿って嵌合
可能なテーパー状の嵌合部6Cを一体形成したが、この
嵌合部6Cを、靴底1の取付け孔8に嵌合可能な状態で
ネジ軸芯Z方向の全域で同径に構成して実施してもよ
く、更に、当り部6Aとネジ軸6Bとを直接一体形成し
て実施してもよい。
【0037】(6)上述の各実施形態では、運動靴Aと
して野球用スパイクシューズを例に挙げて説明したが、
本発明の技術は、サッカー用スパイクシューズや陸上用
スパイクシューズ等の他の運動靴Aにも適用することが
できる。
【0038】(7)上述の各実施形態では、前記雌ネジ
部材7 の回転操作部7Bにおける外周面(回転操作面)
の輪郭形状を、ネジ軸芯Z方向視において五角形に形成
したが、三角形や四角形など、他の六角形以外の多角形
に形成してもよく、更に、多角形以外の楕円等の異径形
状に形成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す野球用スパイクシ
ューズ全体の縦断側面図
【図2】野球用スパイクシューズ全体の底面図
【図3】スパイク取付け前の要部の分解断面図
【図4】スパイク取付け後の要部の断面図
【図5】雄ネジ部材の拡大正面図
【図6】雄ネジ部材の回り止め突起の拡大断面図
【図7】雄ネジ部材と雌ネジ部材との分解状態の一部破
断側面図
【図8】本発明の第2 実施形態を示すスパイク取付け後
の要部の断面図
【図9】雄ネジ部材の拡大平面図
【図10】従来の運動靴のスパイク取付け構造を示す断
面図
【符号の説明】
B スパイク 1 靴底 1a 内面 1b 外面(踏付け面) 6 雄ネジ部材 6A 当り部 6B ネジ軸 6C 嵌合部 6D 回り止め突起 6E 抜止め部 6F 操作凹部 7 雌ネジ部材 7A ネジ孔 7C 嵌合部 7a 押え部(押え面)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 和彦 滋賀県大津市竜が丘29−13 Fターム(参考) 4F050 BA13 BA16 BA21 JA03 MA52 MA68

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴底のスパイク取付け位置相当箇所に貫
    通形成された取付け孔に対して、それの開口周縁部分に
    接当可能な当り部にネジ軸の一端を連設してある雄ネジ
    部材が、靴底の内面側から装着され、この雄ネジ部材の
    ネジ軸に螺合自在なネジ孔が形成され、かつ、靴底の外
    面との間でスパイクを挾持固定するための押え部を備え
    た雌ネジ部材が、雄ネジ部材のネジ軸に対して靴底の外
    面側から螺合固定されているとともに、前記雌ネジ部材
    には、靴底の取付け孔に嵌入する嵌合部が形成されてい
    る運動靴のスパイク取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記雄ネジ部材には、靴底の取付け孔に
    嵌合可能で、かつ、その先端側ほど取付け孔の内径より
    も大径となるテーパー状の嵌合部が形成されている請求
    項1記載の運動靴のスパイク取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記雄ネジ部材の当り部には、靴底の取
    付け孔の開口周縁部分に対してネジ軸芯方向から突刺し
    可能な回り止め突起が突出形成されているとともに、少
    なくとも一部の回り止め突起には、ネジ軸芯方向に対し
    て交差方向に突出する抜止め部が形成されている請求項
    1又は2記載の運動靴のスパイク取付け構造。
  4. 【請求項4】前記回り止め突起が中空状に打出し形成さ
    れているとともに、その打出し形成に伴う回り止め突起
    の先端側での破断によって抜止め部が形成されている請
    求項3記載の運動靴のスパイク取付け構造。
  5. 【請求項5】前記雌ネジ部材の回転操作部が、ネジ軸芯
    方向視において六角形以外の多角形に形成されている請
    求項1〜4のいずれか1項に記載の運動靴のスパイク取
    付け構造。
  6. 【請求項6】前記雄ネジ部材には、靴底の内面側から工
    具で回り止め操作可能な操作凹部が形成されている請求
    項1〜5のいずれか1項に記載の運動靴のスパイク取付
    け構造。
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