JP2003333897A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JP2003333897A
JP2003333897A JP2002137608A JP2002137608A JP2003333897A JP 2003333897 A JP2003333897 A JP 2003333897A JP 2002137608 A JP2002137608 A JP 2002137608A JP 2002137608 A JP2002137608 A JP 2002137608A JP 2003333897 A JP2003333897 A JP 2003333897A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置センサを有しない同期型モータを、モー
タの特性に依存しない簡単な制御で高効率に駆動できる
モータ制御装置を提供する。 【解決手段】 モータ電流と回転位相から例えば無効分
電流検出値を求め、無効分電流検出値と無効分電流指令
値との誤差を求め、誤差に応じたモータの印加電圧を適
切にフィードバック補償する。前記無効分電流検出値の
前回の制御周期における値と今回の制御周期における値
との大小を比較してモータ効率が高くなるように無効分
電流指令値を逐次更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期型モータを位
置センサを用いずに制御するためのモータ制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】同期型モータを、そのロータの位置を検
出する位置センサを使用しないで駆動する第1の従来例
のモータ制御装置を図7を用いて説明する。図7は正弦
波駆動のモータ制御装置のブロック図である。正弦波駆
動では、モータに供給する無効電力を検出してその検出
値が目標値に等しくなるようにフィードバック制御す
る。図において、直流電源101の直流電流はインバー
タ回路102によって交流電流に変換され、モータ電流
検出部104を経てモータ103に供給される。モータ
電流はモータ電流検出部104で検出され、インバータ
制御部105に入力される。
【0003】インバータ制御部105の動作を説明す
る。出力指令演算部106は、加算器114から印加さ
れるモータ印加電圧指令値120からPWM指令信号1
21を生成してインバータ回路102に印加する。イン
バータ回路102の内部のスイッチング素子はこのPW
M信号で制御され、モータ103を駆動する駆動電流が
モータ103に供給される。モータ103を流れる電流
はモータ電流検出部104で検出され、検出信号118
を出力する。検出信号118は座標変換部107に印加
される。座標変換部107は検出信号118に基づいて
モータ電流を有効電流124と無効電流126とに分け
る。周波数設定部108はあらかじめ設定されたモータ
103の回転周波数指令値122を出力する。
【0004】無効電力指令部109には、回転周波数指
令値122、モータ印加電圧指令値120、有効電流1
24及び無効電流126が入力され、無効電力指令値1
28が出力される。無効電力演算部110はモータ印加
電圧指令値120と無効電流検出値126から無効電力
検出値130を演算し、加算部111に印加する。加算
部111は無効電力指令値128と無効電力検出値13
0の誤差を演算し、誤差出力を誤差電圧演算部112に
印加する。誤差電圧演算部112はこの誤差出力に基づ
いて印加電圧補償値132を生成し加算部114の一方
の入力端に印加する。V/f変換部113は周波数設定
部108の出力の回転周波数指令値122からモータ基
準電圧値134を生成し、加算部114の他方の入力端
に印加する。加算部114はモータ基準電圧値134と
印加電圧補償値132を加算して新たなモータ印加電圧
指令値120を生成する。新たなモータ印加電圧指令値
120は出力指令演算部106に入力される。出力指令
演算部106は新たな印加電圧指令値120から新たな
PWM指令信号を作成し、これを次の制御周期でインバ
ータ回路102に印加して制御する。この第1の従来例
では、モータ103の出力トルクが最大となるように無
効電力の目標値を無効電力指令部109で設定してい
る。無効電力の目標値を設定する時には、モータの回転
数、モータを流れる電流及びモータの発電定数やインダ
クタンスなどのモータ定数を使用している。
【0005】第2の従来例のモータ制御装置として、モ
ータの効率が最大になるように無効電力の目標値を設定
するものがある。一般にモータの効率を最大にする無効
電力の目標値はモータ定数から計算によって求める。し
かしモータ定数は、温度や負荷などの運転条件によって
変化するため、計算で求めた目標値ではモータの効率が
最大とならない場合が多い。そこで、この第2の従来例
では、回転周波数と負荷の大きさに対応する、モータ効
率が最大となる無効電力の目標値を事前にテーブル等で
準備しておく。そしてモータの運転中に回転周波数や負
荷の大きさを検出して、検出値に対応する無効電力の目
標値をテーブルから読み出して出力するという方法を用
いている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】出力トルクが最大とな
るように無効電力の目標値を設定する第1の従来例で
は、モータ定数が温度や負荷の影響を受けて変化するた
め、運転状態に応じてモータ定数を補正する必要があっ
た。また、モータ定数の異なる他のモータを駆動する場
合には各モータ定数を設定しなおす必要がある。そのた
め第1の従来例のモータ制御装置は定数の異なる他のモ
ータに任意に適用することはできなかった。また、無効
電力指令値を求めるには複雑な式を用いる演算が必要で
あるため、高価なマイクロコンピュータあるいはDSP
を用いる必要があった。第2の従来例では、モータ効率
が最大となるように無効電力の目標値を設定するテーブ
ルを作るため、回転周波数、負荷及び無効電力設定値の
それぞれの関係をあらかじめ決める必要があり、設定値
を決めるための作業が膨大になるという問題があった。
また、モータ定数が異なる他のモータを用いる場合に
は、最高効率が得られる設定値が異なるため、モータ定
数の異なる他のモータにモータ制御装置を任意に適用す
ることができなかった。本発明の目的は、常に高効率で
モータを駆動できるとともに、モータ定数の異なる他の
モータに任意に適用できるモータ制御装置を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のモータ制御装置
は、直流を交流に変換してモータに交流電力を供給する
インバータ回路、前記モータを流れる電流を検出し検出
信号を出力するモータ電流検出部、及び前記インバータ
回路を制御するインバータ制御部を備える。前記インバ
ータ制御部は、前記モータの回転周波数の指令信号を出
力する周波数設定部、前記周波数設定部の指令信号から
回転位相信号を生成する波形生成部、前記波形生成部の
回転位相信号及び前記モータ電流検出部の検出信号から
無効分電流を演算する無効分電流演算部及び有効分電流
を演算する有効分電流演算部、前記無効分電流演算部及
び前記有効分電流演算部の出力に基づいて検出値を演算
する検出値演算部、前記無効分電流演算部及び前記有効
分電流演算部の出力に基づいて所定の指令値を演算し、
前記モータを流れる電流が最小となるように出力を調節
する指令部、前記指令部の出力と前記検出値演算部の出
力との差から誤差電圧を演算する誤差電圧演算部、前記
周波数設定部の指令信号から基準電圧を求めるV/f変
換部、前記誤差電圧演算部及び前記V/f変換部の出力
からモータ印加電圧指令値を演算する加算部、及び前記
波形生成部及び前記加算部の出力から前記インバータ回
路に与える制御信号を生成する出力指令演算部を有す
る。
【0008】本発明によれば、無効分電流及び有効分電
流を用いて検出されたモータの駆動状態を表す検出値
を、モータ定数を用いずに演算することができるので、
モータ定数の異なるモータに対しても任意に本モータ制
御装置を適用することができる。指令値はモータに流れ
る電流もしくは供給する電力が最小となるように調節さ
れるので、常に高効率でモータを駆動することができ
る。また指令値の演算が簡単なため、モータ制御装置を
安価に提供することができる。
【0009】本発明の他の観点のモータ制御装置は、イ
ンバータ制御部に、前記指令部及び前記周波数設定部の
出力に基づいて前記モータが効率の高い駆動状態となっ
ている時に、前記モータの回転周波数、前記モータに流
れる電流、及び前記指令部の指令値を記憶する記憶部を
有する。前記記憶部は、前記回転周波数と前記モータに
流れる電流とから記憶内容に基づいて前記指令部への出
力を決定し、前記指令部は前記記憶部からの出力に基づ
いて指令値を出力する。本発明のモータ制御装置によれ
ば、無効分電流や有効分電流とモータの回転周波数を用
いて高効率で駆動するモータの駆動状態を記億部に記憶
することができるので、記憶部はモータの最適な運転状
態を記憶している。従って電源をオンにすれば記憶部か
ら指令部の出力値を読み出して直ちに高い効率での運転
状態に入ることができる。このモータ制御装置を定数の
異なる他のモータに適用した場合には、始めはモータが
高効率となる駆動状態にはないが、モータを駆動しつつ
高効率な状態になるように逐次指令部の出力を更新する
ことで最終的には高効率の駆動ができる。従って本発明
のモータ制御装置は定数の異なるモータにも任意に適用
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例のモ
ータ制御装置について、図1から図6を用いて説明す
る。
【0011】《第1実施例》図1は本発明の第1実施例
のモータ制御装置のブロック図である。図1において、
直流電源1の直流出力はインバータ回路2に印加されて
交流出力に変換され、モータ電流検出部4を経てモータ
3に供給される。モータ3は例えば、同期型のブラシレ
スモータであり、ロータの位置を検出する位置センサは
備えていない。インバータ回路2はインバータ制御部5
により制御される。インバータ制御部5において、モー
タ3の回転周波数を設定する周波数設定部6の出力は波
形生成部7とV/f変換部13に入力されている。波形
生成部7の出力は、無効分電流演算部8、有効分電流演
算部9及び出力指令演算部15に入力されている。V/
f変換部13の出力は加算器14の一方の入力端に入力
されている。無効分電流演算部8及び有効分電流演算部
9の出力は検出値演算部10に入力されるとともに、指
令部11にも入力されている。指令部11は、検出値演
算部10の出力の電流値Ir又は位相差φ、α、β及び
δの内のいずれか1つの位相差に対応する指令値を出力
する。指令値は加算器16の一方の入力端に入力され
る。加算器16の他方の入力端には検出値演算部10の
出力が印加されている。加算器16の出力は誤差電圧演
算部12に印加される。誤差電圧演算部12の出力は加
算器14の他方の入力端に入力される。加算器14の出
力は出力指令演算部15に印加される。出力指令演算部
15の出力はインバータ回路2に印加される。モータ電
流を検出するモータ電流検出部4の出力は無効分電流演
算部8及び有効分電流演算部9に入力されている。
【0012】モータ3の三相の巻線U、V、Wに印加す
る電圧をVu、Vv、Vwとするとき、出力指令演算部
15は、波形生成部7からの回転位相信号θと加算部1
4からのモータの印加電圧指令値Vaを用いて、式
(1)の演算をする。そして演算結果の電圧Vu、V
v、Vwがモータ3に印加されるようにインバータ回路
2のスイッチング素子(図示省略)をPWM駆動するた
めの信号を出力する。
【0013】
【数1】
【0014】モータ電流検出部4はモータ3の三相の巻
線U、V、Wの電流のうち少なくとも二相の巻線の電流
を検出して、検出信号を無効分電流演算部8と有効分電
流演算部9に印加する。モータ電流検出部4が巻線U、
V、Wの電流を検出したときに出力する信号をそれぞれ
Iu、Iv、Iwとすると、無効分電流演算部8は式
(2)の演算を行って、無効分電流検出値Irを求め
る。
【0015】
【数2】
【0016】また、有効分電流演算部9は式(3)の演
算を行って有効分電流検出値Iaを求める。
【0017】
【数3】
【0018】検出信号Iu、Iv、Iwには、Iu+I
v+Iw=0の関係があるので、モータ電流検出部4の
検出信号が少なくとも二相分あれば、無効分電流演算部
8及び有効分電流演算部9で式(2)及び式(3)の演
算ができる。周波数設定部6にはモータ3の回転周波数
指令値が設定されている。
【0019】図2の(a)はベクトル値の、モータの印
加電圧指令値Va、誘起電圧V0及び電流Isの関係を
d−q軸上で表したベクトル図である。モータ3の内部
の磁石による発生電圧はq軸上にあり、巻線U、V、W
のリラクタンス分を含むモータ定数によりロータとステ
ータ間に発生する誘起電圧はV0となる。印加電圧指令
値Vaと誘起電圧V0とのベクトル差はモータの巻線抵
抗Rにモータ電流Isを乗じたものとなる。式(2)の
演算で得られる無効分電流検出値Irは、図2の(b)
に示すように印加電圧指令値Vaの方向に直交する方向
のモータ電流Isの成分である。また、式(3)の演算
で得られる有効分電流検出値Iaは、印加電圧指令値V
aの方向に平行な方向のモータ電流Isの成分である。
したがって、図2の(a)のd−q座標に示すように、
モータ電流Isを、印加電圧指令値Vaに平行な方向で
あるa軸方向と、a軸に直交する方向であるr軸方向と
に分解した時、無効分電流検出値Irはr軸方向の成分
であり、有効分電流検出値Iaはa軸方向の成分であ
る。従って、無効分電流検出値Irは式(4)でも表わ
され、有効分電流検出値Iaは式(5)でも表わされ
る。
【0020】
【数4】
【0021】
【数5】
【0022】ここで、φは印加電圧指令値Vaとモータ
電流Isとの位相差であり、力率角を意味する。検出値
演算部10は、無効分電流演算部8の出力である無効分
電流検出値Irと有効分電流演算部9の出力である有効
分電流検出値Iaを用いて、必要に応じて各種の検出値
を出力することができる。これらの検出値は、図2の
(a)及び(b)に示す、無効分電流検出値Ir、力率
角φ、印加電圧指令値Vaと誘起電圧V0との位相差
α、ロータ軸であるq軸とモータ電流Isとの位相差
β、及びq軸と印加電圧Vaとの位相差δである。力率
角φは式(6)で計算され、位相差αは式(7)で計算
される。
【0023】
【数6】
【0024】
【数7】
【0025】位相差βは式(8)で計算され、位相差δ
は式(9)で計算される。
【0026】
【数8】
【0027】
【数9】
【0028】これらの式において、Rはモータ3の巻線
抵抗値、Lqはインダクタンスのq軸成分、ωはモータ
3の回転周波数である。モータ電流Isは式(10)で
計算できる。
【0029】
【数10】
【0030】本実施例では、前記各種の検出値の内の無
効分電流検出値Irに対する制御について説明する。指
令部11には検出値演算部10が出力する各種の検出値
に対応する指令値を出力するように、それぞれの指令値
が設定されている。本実施例の説明では、無効分電流検
出値Irに対する制御を行うので、指令部11は設定さ
れている無効分電流指令値Ir*を出力する。加算部1
6は指令値Ir*と検出値Irとの誤差を求めて出力す
る。誤差電圧演算部12は、この誤差が減少して検出値
Irが指令値Ir*に近づくように、次の制御周期にお
いてモータ印加電圧をフィードバック補償するための電
圧補償値を求めて出力する。電圧補償値の演算には比例
(P)制御、比例積分制御(PI)、比例積分微分(P
ID)制御などの従来からよく用いられている制御方法
を用いればよい。このときの各制御ゲインは固定値でも
よいし、モータの回転周波数や負荷に応じて値を変更し
てもよい。なお、ここで述べた誤差電圧演算部12の演
算に用いる制御方法は一般的なものであり、本発明の誤
差電圧演算部12の動作がこれらの制御方法に限定され
るものではない。
【0031】周波数設定部6はモータ3の回転周波数を
表す回転周波数指令値ωを出力する。V/f変換部13
はこの回転周波数指令値ωに基づいて、モータ3に印加
すべき基準の電圧指令値Vc*を出力する。モータ3が
ブラシレスモータであれば、印加電圧と回転数は比例関
係にあるので、回転周波数指令値ωを定数倍した値を電
圧指令値Vc*とするのが一般的である。モータ3の起
動時には加速トルクが必要なので、若干大き目の電圧指
令値を出力してもよい。上記の例は一般的な電圧指令値
の生成方法を挙げたにすぎず、本発明のV/f変換部1
3の動作がこれらに限定されるものではない。
【0032】加算部14はV/f変換部13から出力さ
れた電圧指令値Vc*と誤差電圧演算部12から出力さ
れた電圧補償値を加算し、次の制御周期における印加電
圧指令値Vaを生成する。印加電圧指令値Vaは出力指
令演算部15に印加され、インバータ回路2を制御する
PWM指令信号が生成される。モータ3はPWM指令信
号で制御されるインバータ回路2の出力に応じて回転を
する。以上述べた一連の動作を所定の制御周期毎に繰り
返すことによって、最終的にモータ3に印加すべき電圧
の過不足分が補償される。
【0033】実験によって求めた無効分電流指令値Ir
*とモータ3の効率との関係を図3の(a)に示す。図
3の(a)において、点線は負荷が小さい一定値のと
き、実線は負荷が大きい一定値のとき、一点鎖線は負荷
が上記両者の間の一定値であるときのモータ効率の変化
を示している。図3の(a)から、一定値の負荷が加わ
った状態において、点線、一点鎖線、及び実線のカーブ
で表すモータ効率がそれぞれ一定の無効分電流指令値I
r*で最大となることから、モータ効率が最大になる無
効分電流指令値Ir*が存在することがわかる。図3の
(b)は実験によって求めた無効分電流指令値Ir*と
モータ電流Isとの関係を示すグラフであり、実線、一
点鎖線、点線で示す負荷の大中小は図3の(a)の場合
と同じである。図3の(b)から、一定の負荷が加わっ
た状態において、モータ電流Isが最小になる無効分電
流指令値Ir*が存在することがわかる。図3の(a)
及び(b)からモータ効率とモータ電流Isとの関係を
求めたグラフが図3の(c)である。図3の(c)か
ら、モータ電流Isが最小のときモータ効率が最大とな
ることがわかる。従ってモータ電流Isが最小となるよ
うに指令部11の無効分電流指令値Ir*を調節すれば
よい。
【0034】指令部11が、モータ電流Isが最小にな
るように無効分電流指令値Ir*を逐次更新する制御の
各ステップを図4のフローチャートに示す。図4のステ
ップ31において、無効分電流検出値Irと有効分電流
検出値Iaから式(10)によりモータ電流Isを演算
する。同ステップ32で前回の制御周期(指令部制御周
期)におけるモータ電流Isと今回の制御周期における
モータ電流Isとの大小を比較する。指令部11の制御
周期である指令部制御周期は、モータ印加電圧指令値V
aを作成するモータ印加電圧制御周期とは異なるもので
ある。モータ電流Isを検出して無効分電流Irを演算
し、目標である無効分電流指令値Ir*との誤差から印
加電圧指令値Vaを作成する、というフィードバック制
御の制御周期であるモータ印加電圧制御周期は、通常は
キャリア周期(インバータ回路2をPWM駆動するスイ
ッチング周波数の逆数)であり、この周期で無効分電流
Irが無効分電流指令値Ir*に等しくなるように制御
する。
【0035】これに対して指令部制御周期は、無効分電
流指令値Ir*を変化させる周期である。無効分電流指
令値Ir*を上記の周期で変化させて、一定負荷、一定
回転数の条件においてモータ電流Isが最小となるよう
にモータを制御する。安定な制御動作を実現するため
に、指令部制御周期はキャリア周期の5倍以上の長さに
するのが望ましい。すなわち無効分電流指令値Ir*を
モータ印加電圧制御周期より長い周期で変化させてモー
タ電流Isの増減を検出し、モータ電流Isが最小にな
るように無効分電流指令値Ir*を調節する。今回の制
御周期のモータ電流Isの方が前回の制御周期のモータ
電流Isよりも大きい場合、ステップ33に進み前回の
制御周期で無効分電流指令値Ir*を増加したかどうか
を判定する。無効分電流指令値Ir*を増加していた場
合は、ステップ34に進み無効分電流指令値Ir*を減
らす。前回の制御周期で無効分電流指令値Ir*を減少
していた場合は、ステップ35に進み無効分電流指令値
Ir*を増やす。ステップ32で今回の制御周期のモー
タ電流値の方が前回の制御周期のモータ電流値よりも小
さい場合、ステップ36に進み前回の制御周期で無効分
電流指令値Ir*を増やしたかどうかを判定する。無効
分電流指令値Ir*を増やしていた場合は、無効分電流
指令値Ir*を増加する(ステップ37)。前回の制御
周期で無効分電流指令値Ir*を減らしていた場合は、
無効分電流指令値Ir*を減少する(ステップ38)。
無効分電流指令値Ir*を増やしたり減らしたりする時
の変化量は常に一定値でもよく、また制御周期毎に変え
てもよい。例えば、今回の制御周期における無効分電流
指令値Ir*と前回の制御周期における無効分電流指令
値Ir*との差に応じて変えてもよい。または、図3の
(a)や図3の(b)に示したように、負荷が大きい時
は無効分電流指令値Ir*の可変幅が小さく、負荷が小
さい時は無効分電流指令値Ir*の可変幅が大きいの
で、負荷が大きい時には無効分電流指令値Ir*の変化
量を小さく、負荷が小さい時には無効分電流指令値Ir
*の変化量を大きくしてもよい。可変幅は各曲線の両端
間の無効分電流指令値Ir*の範囲で表される。
【0036】なお、本実施例では制御周期毎にモータ電
流の瞬時値を検出してその大小を比較しているが、無効
分電流指令値Ir*を変更した時点から次に無効分電流
指令値Ir*を変更する時点までの時間中のモータ電流
の平均値を演算し平均値同士の大小を比較してもよい。
無効分電流指令値Ir*の変更直後はモータの駆動状態
が安定せず無効分電流指令値Ir*通りに正確に駆動さ
れていない場合を想定し、無効分電流指令値Ir*を変
更してから所定時間経過後の時点から次の制御周期の開
始時点までの時間中のモータ電流の平均値を演算して平
均値同士の大小を比較してもよい。
【0037】本実施例では式(10)により求めたモー
タ電流の大小を比較する例を説明したが、大小を比較す
るモータ電流値としては、平方根を取らない二乗和の値
(Ia+Ir)であってもよい。通常は有効分電流
検出値Iaの方が無効分電流検出値Irに比べてはるか
に大きいので、無効分電流検出値Irは無視して、近似
的に有効分電流検出値Iaのみの大小を比較してもよ
い。モータ電流Isの大小を比較する代わりに、モータ
3に供給する電力の大小を比較してもよい。電力を演算
する方法としては、インバータ制御部5のモータ印加電
圧指令値Vaとモータ電流Isとの乗算を行なえばよ
い。この時には従来から知られている、インバータ回路
の上下アームの両スイッチ(図示省略)がオフしている
時間(いわゆるデッドタイム)を補償したモータ印加電
圧を用いてもよい。モータ電力の検出方法としては、モ
ータ3の端子電圧を検出する検出回路を設けて、実際に
モータ3に印加されている電圧を検出し、検出された電
圧値とモータ電流Isとの乗算を行う方法でもよい。こ
のようにして、指令部11は無効分電流指令値Ir*を
逐次更新することで、モータ電流Isあるいはモータ3
に供給する電力が最小となるように無効分電流指令値I
r*を設定することができる。
【0038】本実施例によれば、インバータ制御部5の
指令部11の制御動作によって、モータ3が常に最高の
効率で駆動されるモータ制御装置を提供することができ
る。検出値が無効分電流Ir又は力率角φである場合
は、その演算にモータ定数を必要としない。従って、モ
ータ定数の異なる種々のモータに対しても特にモータ制
御装置を調整することなく直ちに適用できる。第1実施
例では、指令部11に無効分電流指令値Ir*を設定
し、無効分電流指令値Ir*の設定値をモータ電流Is
が最小になるように変化させることにより、モータ3を
最大の効率で駆動できるモータ制御装置が得られた。本
実施例で、前記の無効分電流指令値Ir*の代わりに、
印加電圧指令値Vaとモータ電流Isとの位相差φ、印
加電圧指令値Vaと誘起電圧Voとの位相差α、ロータ
軸であるq軸とモータ電流Isとの位相差β及びq軸と
印加電圧指令値Vaとの位相差δ等の検出値の内のいず
れか1つを用いて、前記無効分電流指令値Ir*の場合
と同様の制御を行うことができる。この場合には、指令
部11にその検出値を設定し、検出値演算部10がその
検出値の演算を行うように設定すればよい。この場合で
も無効分電流指令値Ir*を用いる場合と同様の効果が
得られる。
【0039】《第2実施例》図5は本発明の第2実施例
のモータ制御装置のブロック図である。図5において、
直流電源1、インバータ回路2、モータ3及びモータ電
流検出部4は第1実施例のものと同じである。図5のイ
ンバータ制御部5Aは、第1実施例の図1のインバータ
制御部5と以下の点で異なっている。図1の周波数設定
部6の代わりに図5では周波数設定部6Aが設けられ、
指令部11の代わりに指令部11Aが設けられている。
図5のインバータ制御部5Aはさらに記憶部17を有し
ている。記憶部17は周波数設定部6A及び指令部11
Aに接続されている。その他の構成は第1実施例と同様
であるので重複する説明は省略する。
【0040】記憶部17はフラッシュメモリやEEPR
OMなどの不揮発性メモリで構成されており、モータ制
御装置の電源が遮断されても記憶内容が消去されないメ
モリ装置である。周波数設定部6Aにはモータ3の回転
周波数指令値ωが設定されており、回転周波数指令値ω
を記憶部17に出力する。記憶部17は周波数設定部6
A及び指令部11Aの出力を受けて、回転周波数指令値
ω、モータ電流Is及び無効分電流指令値Ir*の関係
を記憶する。指令部11Aはモータが最高の効率で駆動
されているかどうかを判定し、最高の効率で駆動されて
いると判定した時に、モータ電流Isと無効分電流指令
値Ir*を記憶部17に入力し記憶17はこれらを記憶
する。指令部11Aにおいてモータ3が最高効率で駆動
されているかどうかを判定する処理を図6のフローチャ
ートを用いて説明する。
【0041】指令部11Aは、まずステップ39で図4
に示すフローチャートのステップ31から38の処理を
行う。次にステップ40に進み、前回の制御周期のモー
タ電流Isと今回の制御周期のモータ電流Isの差(モ
ータ電流差)が電流の所定値よりも小さいかどうかを判
定する。モータ電流差が電流の所定値よりも小さい場合
はステップ41に進み指令部11Aの内部に設けられた
カウンタ11Bの計数値Nを1つ増やして(N+1)に
してステップ42に進む。モータ電流差が電流の所定値
に等しいか大きいとき、ステップ44に進みカウンタ1
1Bの計数値Nを零にクリアし、指令部11Aの演算処
理を終わる。ステップ42において、カウンタ11Bの
計数値が、カウンタ11Bにあらかじめ設定されている
所定の計数値以上になると、ステップ43に進む。ステ
ップ43において記憶部17へモータ電流Isと無効分
電流指令値Ir*を印加して、指令部11Aの演算処理
を終了する。
【0042】図6に示す処理を行うことによって、モー
タ電流差が小さい場合のモータ電流Isと無効分電流指
令値Ir*を検出することができる。無効分電流指令値
Ir*を変化させてもモータ電流Isが大きく変化しな
い場合は、図3の(a)から分かるように、モータ3の
駆動状態が最高の効率に近い領域、すなわち山状の曲線
の頂上付近の無効分電流指令値Ir*に基づいてモータ
3が駆動されているといえる。そこで、モータ3を最高
の効率で駆動している時のモータ電流Isと無効分電流
指令値Ir*を記憶部17に印加し記憶させる。なお、
指令部11Aの動作は図6に示した処理法以外であって
もよく、モータ3が最高効率で駆動されていることを判
定できる検出方法を含む処理方法であればよいことはい
うまでもない。図6ではモータ電流Isを検出して処理
をする実施例について説明したが、第1実施例の場合と
同様に、モータ電流Isの平均値やモータ3への供給電
力を検出して処理を実施してもよい。
【0043】本実施例によれば指令部11Aと記憶部1
7を設けることによってモータ3の効率が最高になる回
転周波数指令値ω、モータ電流Is及び無効分電流指令
値Ir*の関係をモータを駆動しつつ得ることができ
る。この得られた結果を記憶部17に記憶し、記憶した
結果に基づいて記憶部17から指令部11Aに無効分電
流指令値Ir*を出力すれば、モータの駆動状態に応じ
て常に最高の効率でモータを駆動することができる。な
お、本実施例は無効分電流指令値Ir*を記憶部17に
記憶させる場合の例であるが、力率角φ、α、β、δを
用いてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上の各実施例で詳細に説明したよう
に、本発明によれば、モータ電流からモータの瞬時の無
効分電流、力率角、印加電圧と誘起電圧の位相差、ロー
タ軸と電流の位相差及びロータ軸と印加電圧の位相差の
いずれか1つの検出値を求め、検出値が対応する指令値
に等しくなるようにインバータ回路を制御する。このと
き指令値の設定をモータが最高の効率で駆動されるよう
に設定するので、常に最高の効率でモータを駆動でき
る。また、モータが最高効率で駆動される時の、モータ
電流、回転周波数及び指令値の関係を記憶させることに
より、記憶結果を利用して常に最高の効率でモータを駆
動できる。無効分電流または力率角を検出するときはモ
ータ定数を使用しないので、モータ定数の異なる他のモ
ータにこのモータ制御装置を適用する場合でも調整が不
要であり、利用範囲の広いモータ制御装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるモータ制御装置の
ブロック図
【図2】(a)及び(b)は第1実施例における、モー
タ印加電圧とモータ電流及びそれらの位相差を示すd−
q軸上のベクトル図
【図3】(a)はモータの無効分電流指令値とモータ効
率の関係を示すグラフ、(b)はモータの無効分電流指
令値とモータ電流の関係を示すグラフ、(c)はモータ
効率とモータ電流の関係を示すグラフ
【図4】本発明の第1実施例における指令部11の動作
ステップを示すフローチャート
【図5】本発明の第2実施例におけるモータ制御装置の
ブロック図
【図6】本発明の第2実施例における指令部11Aの動
作ステップを示すフローチャート
【図7】第1の従来例のモータ制御装置のブロック図
【符号の説明】
1 直流電源 2 インバータ回路 3 モータ 4 モータ電流検出部 5、5A インバータ制御部 6、6A 周波数設定部 7 波形生成部 8 無効分電流演算部 9 有効分電流演算部 10 検出値演算部 11、11A 指令部 12 誤差電圧演算部 13 V/f変換部 14 加算部 15 出力指令演算部 16 加算部 17 記憶部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流を交流に変換してモータに交流電力
    を供給するインバータ回路、 前記モータを流れる電流を検出し検出信号を出力するモ
    ータ電流検出部、及び前記インバータ回路を制御するイ
    ンバータ制御部を備えるモータ制御装置において、 前記インバータ制御部は、 前記モータの回転周波数の指令信号を出力する周波数設
    定部、 前記周波数設定部の指令信号から回転位相信号を生成す
    る波形生成部、 前記波形生成部の回転位相信号及び前記モータ電流検出
    部の検出信号から、無効分電流を演算する無効分電流演
    算部及び有効分電流を演算する有効分電流演算部、 前記無効分電流演算部及び前記有効分電流演算部の出力
    に基づいて所定の検出値を演算する検出値演算部、 前記無効分電流演算部及び前記有効分電流演算部の出力
    に基づいて所定の指令値を演算し、前記モータを流れる
    電流が最小となるように出力を調節する指令部、 前記指令部の出力と前記検出値演算部の出力との差から
    誤差電圧を演算する誤差電圧演算部、 前記周波数設定部の指令信号から基準電圧を求めるV/
    f変換部、 前記誤差電圧演算部及び前記V/f変換部の出力からモ
    ータ印加電圧指令値を演算する加算部、及び前記波形生
    成部及び前記加算部の出力から前記インバータ回路に与
    える制御信号を生成する出力指令演算部、 を有するモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記指令部は、前記モータに供給する電
    力が最小となるように前記指令部の出力を調整する請求
    項1記載のモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の検出値が無効分電流検出値で
    ある請求項1記載のモータ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の検出値が、印加電圧指令値と
    モータ電流との間の位相差である請求項1記載のモータ
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記所定の検出値が、印加電圧指令値と
    誘起電圧との位相差である請求項1記載のモータ制御装
    置。
  6. 【請求項6】 前記所定の検出値が、d−q座標におけ
    るq軸とモータ電流との位相差である請求項1記載のモ
    ータ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の検出値が、d−q座標におけ
    るq軸と印加電圧指令値との位相差である請求項1記載
    のモータ制御装置。
  8. 【請求項8】 前記インバータ制御部は、 前記指令部及び前記周波数設定部の出力に基づいて前記
    モータが効率の高い駆動状態となっている時に、前記モ
    ータの回転周波数、前記モータに流れる電流及び前記指
    令部の指令値を記憶する記憶部を有し、 前記記憶部は、前記回転周波数と前記モータを流れる電
    流に対応する指令値を記憶内容に基づいて決定して、前
    記指令部を経て出力する請求項1から7のいずれかに記
    載のモータ制御装置。
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