JP2003332457A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2003332457A
JP2003332457A JP2003123705A JP2003123705A JP2003332457A JP 2003332457 A JP2003332457 A JP 2003332457A JP 2003123705 A JP2003123705 A JP 2003123705A JP 2003123705 A JP2003123705 A JP 2003123705A JP 2003332457 A JP2003332457 A JP 2003332457A
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oxide film
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JP2003123705A
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Yukihiro Ushiku
幸広 牛久
Satoshi Inaba
聡 稲葉
Minoru Takahashi
稔 高橋
Junji Yagishita
淳史 八木下
Yasunori Okayama
康則 岡山
Yoshiaki Matsushita
嘉明 松下
Hiroyasu Kubota
裕康 久保田
Norihiko Tsuchiya
憲彦 土屋
Masakuni Numano
正訓 沼野
Yoshiki Hayashi
芳樹 林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 埋め込み素子分離や不純物導入に起因する結
晶欠陥を防止することを可能とする半導体装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 半導体基板と、この半導体基板の素子領
域に形成されたMOS型半導体素子とを具備し、前記素
子領域の角部の少なくとも1つ、又は前記素子領域の、
ゲ−ト電極と重なる領域の端部は、前記素子領域のそれ
ら以外の部分よりも低い不純物濃度を有することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に係
り、特に、MIS型電界効果トランジスタ―に代表され
る素子の分離技術に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体基板に形成される絶縁ゲ―ト型電
界効果型トランジスタ―を微細化し、集積化すること
は、占有面積を減らすと同時に素子の駆動電流を増大で
きるという特徴を有する。しかしそれを実現するために
は様々な問題点が生じてくる。その一つに、微細化した
ときに各々の素子をいかにして電気的に分離するかとい
うことがある。
【0003】特に、シリコンを基板材料とする半導体素
子においては、素子間の分離は、局所的にシリコン酸化
膜を形成する改良LOCOS法などにより行われてき
た。しかしながら、半導体素子の微細化が進んでくる
と、分離幅が小さくなることから、従来の局所的な酸化
膜形成による方法では十分な膜厚を得ることが困難とな
ってきており、結果的に素子間耐圧が劣化することが予
想されている。特に、微細化の妨げとなるバ−ズビ−ク
を低減しようとすると、酸化時に基板にかかるストレス
が増加し、基板中に結晶欠陥が発生しやすくなってしま
う。
【0004】このようなことから、新たな素子分離方法
として、半導体基板の素子分離領域に溝を掘ってそこに
絶縁物を堆積する埋め込み素子分離法が試みられてい
る。
【0005】しかし、この埋め込み素子分離法において
は、半導体基板と埋め込む物質との熱膨脹係数の違いに
より、素子形成工程中の熱工程によって応力による歪が
蓄積し、それが他の工程と組み合わされることによっ
て、半導体基板中に結晶欠陥(特に転位などの大きな欠
陥)が発生することが発明者らの研究で明らかになって
きた。特に、この結晶欠陥が素子の不純物拡散層によっ
て形成されているpn接合を横切ると、接合リ―ク電流
が大きくなり、正常な動作をしなくなることがわかって
きた。このことは、特にメモリ―などの製品にとっては
致命的な欠点となる。従って、少なくとも表面から約
0.2μm以内に形成されるpn接合及びそこに生じる
空乏層を、結晶欠陥が横切らないようにすることが必要
である。
【0006】一方、CMOSを基本とする半導体素子に
おいては、n−wellとp−wellの間の分離が問
題であった。すなわち埋め込み素子分離法では深い溝を
形成することでwell分離を行なおうとしているが、
間口が狭く、かつ深い溝を形成しなければならないた
め、従来の技術では加工が困難であり、また結晶欠陥を
誘発する要因にもなっていた。
【0007】また、結晶欠陥は、上述のように、素子分
離に起因するだけでなく、以下に示すように、素子領域
へのイオン注入によっても誘因される。
【0008】図1に、従来技術による素子領域へのイオ
ン注入による不純物の導入方法を示す。図1(a)はM
OSトランジスタの平面パタ―ンを示し、素子領域10
2は、素子分離領域103により分離されている。素子
領域102上にはゲ―ト電極104が形されている。こ
こで、不要な部分だけ、レジストパタ―ン105を形成
し、レジストパタ―ン105とゲ―ト電極104とをマ
スクとして用いて、素子領域へのイオン注入により、例
えばAsなどの不純物を導入する。
【0009】図1(b)は、図1(a)のIB−IB断
面図である。素子分離領域103は、基板101にトレ
ンチを形成し、このトレンチをSiO2 で充てんするこ
とにより形成される。素子領域102上には、ゲ―ト電
極104が形成されており、この状態で、イオン注入を
望まない部分をレジストパタ−ン105でおおう。
【0010】この場合、レジストパタ−ン105の開口
部は、合わせずれを考慮して素子領域102よりも広く
とる必要がある。そのため、素子領域102の全面にわ
たって、Asがイオン注入され、基板101の素子領域
102に不純物領域106が形成される。
【0011】素子分離領域103によって受ける応力
は、素子領域102の角部107に集中する。また、イ
オン注入による一次欠陥は、集中した応力により転位な
どの大きな欠陥に成長し、接合リ―ク電流の増加などの
問題をひきおこしてしまう。
【0012】特に、基板に対し垂直な側面を有する溝が
形成された場合のような高ストレスを生じやすい素子分
離構造、イオン注入によるダメ−ジ、配線材料からのス
トレス等が組合わされると、図2及び図3に示すよう
に、溝の上下のコ−ナ−部から素子領域に延びる結晶欠
陥が発生しやすくなる。
【0013】図2は、従来の構造のDRAMセルの平面
図、図3はそのIII −III 断面図を示す。図2におい
て、参照数字801はゲ−ト配線(ワ−ド線)、802
はビット線を示し、803はAl−ゲ−ト間コンタク
ト、805はビット線コンタクト、806はキャパシタ
コンタクトをそれぞれ示す。なお、804は素子領域、
807はキャパシタ下部電極であるストレ−ジノ−ドを
示す。
【0014】図3において、シリコン基板817上にP
ウエル812が設けられ、このPウエル812には、ト
レンチ内に絶縁物が埋め込まれてなる素子分離領域81
0が形成されている。素子分離領域810により分離さ
れたPウエル812上にはゲ−ト酸化膜813が形成さ
れ、このゲ−ト酸化膜813及び素子分離領域810上
には、ゲ−ト配線801が形成されている。また、ゲ−
ト配線801上には、層間絶縁膜816を介してビット
線802が形成され、更にその上方には、層間絶縁膜8
16´、キャパシタ絶縁膜819、及び層間絶縁膜81
1を介してAl配線809が配置されている。Al配線
809は、Al−ゲ−ト間コンタクト803を介してゲ
−ト配線801に接続されている。
【0015】以上のように構成されるDRAMセルで
は、図3から明らかなように、素子分離領域810のコ
−ナ−部からPウエル812内に、結晶欠陥814が延
びている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、埋め
込み素子分離法を微細半導体素子に適用しようとする
と、結晶欠陥の発生によって素子の接合リ―ク電流特性
が悪化する傾向にあった。また、イオン注入によって
も、特に素子領域の角部に応力が集中し、それによって
結晶欠陥が発生し、接合リ−ク電流の増加を招いてい
た。
【0017】本発明の目的は、このような埋め込み素子
分離や不純物導入に起因する結晶欠陥を防止することを
可能とする半導体装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様は、半導体基板と、この半導体
基板の素子領域に形成されたMOS型半導体素子とを具
備し、前記素子領域の角部の少なくとも1つ、又は前記
素子領域の、ゲ−ト電極と重なる領域の端部は、前記素
子領域のそれら以外の部分よりも低い不純物濃度を有す
ることを特徴とする半導体装置を提供する。
【0019】本発明の第2の態様は、半導体基板と、こ
の半導体基板の表面領域に形成されたMOS型半導体素
子と、このMOS型半導体素子のゲ−ト電極と導通する
第1の配線層と、この第1の配線層の上方に配置された
第2の配線層とを具備し、前記第1の配線層と第2の配
線層との接続部の下方の前記半導体基板内に欠陥集中領
域が存在する半導体装置を提供する。
【0020】本発明の参考例に係る半導体装置では、そ
の表面領域に半導体素子が形成された半導体基板に、前
記表面領域よりも深い溝が形成されており、この溝の少
なくとも一部には前記半導体基板と異なる熱膨脹係数を
有する物質が埋め込まれている。そのため、前記溝から
前記半導体基板内に結晶欠陥が発生し、それによって前
記半導体基板の表面領域の歪は充分に緩和され、前記表
面領域の、前記半導体素子の回路動作に必要な領域には
結晶欠陥が生じない。
【0021】このような半導体装置の変形例として、以
下の構造の半導体装置がある。
【0022】(1)第1の溝を有する半導体基板上に、
第2の溝を有する半導体層が形成されている。第1の溝
は第1の物質で埋め込まれ、第2の溝は第2の物質で埋
め込まれている。また、第1の物質は、半導体基板と異
なる熱膨脹係数を有し、第1の物質と半導体基板との熱
膨脹係数の差よりも、第2の物質と半導体層との熱膨脹
係数の差の方が小さくなるように、第1及び第2の物質
が選択されている。
【0023】かかる構成においても、第1の溝から半導
体基板内に結晶欠陥が発生し、それによって半導体層の
歪は充分に緩和され、半導体層の、半導体素子の回路動
作に必要な領域には結晶欠陥が生じない。
【0024】このような構成の半導体装置において、形
成される半導体素子は、第2の溝とその中に埋め込まれ
る第2の物質によって電気的に互いに分離されている構
造とすることが出来る。また、半導体基板上に形成され
る半導体層は、半導体基板上にエピタキシャル成長され
たものとすることが出来、その膜厚は、素子のpn接合
で形成される空乏層の幅よりも大きくなっていることが
好ましい。
【0025】かかる半導体装置は、次のような方法によ
り製造することが可能である。
【0026】即ち、この方法は、半導体基板に第1の溝
を形成する工程、この第1の溝に前記半導体基板と異な
る熱膨脹係数を有する第1の物質を埋め込む工程、前記
半導体基板上に半導体層をエピタキシャル成長させる工
程、前記半導体層に第2の溝を形成する工程、この第2
の溝に第2の物質を埋め込む工程、及び前記半導体層に
半導体素子を形成する工程を具備するものである。
【0027】(2)半導体基板に、絶縁材料で埋め込ま
れた複数の第1の溝が形成され、これら第1の溝によっ
て分離された素子領域に、半導体素子が形成されてお
り、第1の溝の底部に、絶縁材料で埋め込まれた第2の
溝が形成されている。
【0028】かかる構成においても、第2の溝から半導
体基板内に結晶欠陥が発生し、それによって素子領域の
歪は充分に緩和され、素子領域の、半導体素子の回路動
作に必要な領域には結晶欠陥が生じない。
【0029】この場合、第1及び第2の溝の合計の深さ
bと、隣接する第2の溝間の間隔aとの比b/aが2
1/2 以上であることが好ましい。
【0030】ここで、上述した条件を用いた理由を簡単
に説明する。結晶欠陥は、ある特定の方向に入りやす
く、特にシリコン単結晶の場合、(111)面と平行と
なる角度θ(tanθ=21/2 )に入りやすいことがわ
かっている。そこで、第1の溝底部より発生した結晶欠
陥が他面に終端し、第2の溝上部に終端しないために
は、上述した条件が必要となる。
【0031】上記半導体装置においては、第1の溝から
発生した結晶欠陥は、この第1の溝の底部、又は隣接す
る第1の溝の底部、又は第1の溝の底部よりも深い領域
において終端している。その結果、半導体基板の上部の
歪は充分に緩和されており、半導体基板の上部は欠陥フ
リ−となっている。
【0032】また、上記半導体装置において、半導体基
板中に異なる導電性の不純物を導入してウエル領域を形
成し、かつそのウエル間分離が、第1の溝か、または第
1の溝と第2の溝の両方で行われている構造とすること
が出来る。
【0033】(2)の構成の半導体装置は、半導体基板
に第2の溝を形成する工程、この第2の溝の底部に第2
の溝よりも幅の狭い第1の溝を形成する工程、これら第
2及び第1の溝を絶縁材料で埋め込む工程、及び前記第
2の溝により分離された素子領域に半導体素子を形成す
る工程を具備する方法により製造される。
【0034】以上説明した本発明の参考例によれば、埋
め込み素子分離方式を用いた半導体装置において、あら
かじめ結晶欠陥を半導体基板中又は深い部分に発生させ
ることにより、半導体基板の表面領域又は半導体層の歪
みは緩和され、その結果、欠陥フリ―の状態で素子を形
成することができる。従って、半導体基板の表面領域又
は半導体層に作られた半導体素子は、結晶欠陥による接
合リ―ク電流を低減化できる。
【0035】また、従来は困難であったアスペクト比の
大きな溝を二段にわけて形成できるので、ウエル間分離
も、比較的簡単に行うことが可能になる。
【0036】本発明の第1の態様に係る半導体装置で
は、前記素子領域の角部、又は前記素子領域の、ゲ−ト
電極と重なる領域の端部は、前記素子領域のそれら以外
の部分よりも低い不純物濃度を有している。即ち、不純
物導入用のレジストパタ−ンが、素子領域の角部、又は
素子領域とゲ−ト電極とが重なる領域の端部を覆った状
態で不純物の導入が行われている。
【0037】そのため、素子領域の角部、又は素子領域
とゲ−ト電極とが重なる領域の端部における不純物の導
入による欠陥が生ずることがなく、後の熱工程で、不純
物領域から素子領域の角部に不純物が拡散したとして
も、素子領域の角部の応力集中による転位などの大きな
欠陥は発生しない。その結果、結晶欠陥による接合リ―
ク電流を低減化できる。
【0038】本発明の第2の態様に係る半導体装置で
は、MOS型半導体素子のゲ−ト電極を構成する第1の
配線層と、この第1の配線層の上方に配置された第2の
配線層との接続部の下方の前記半導体基板内に、欠陥集
中領域が存在する。
【0039】このように、欠陥集中領域をSi基板上で
立体交差する配線間のコンタクト形成領域の下部に設置
すれば、欠陥集中領域を設けたことによる面積増大は少
なく、素子領域の面積減少も生じない。上記配線間のコ
ンタクト形成領域の下部には、もともとデバイスが形成
されないことが多いからである。
【0040】このような半導体装置の変形例として、以
下の構造の半導体装置がある。
【0041】(1)第1の配線層と第2の配線層との接
続部の下方の半導体基板に、ウェルよりも深い溝が形成
されており、その溝の底部から結晶欠陥が発生してい
る。
【0042】このような構造では、面積を増大させずに
欠陥集中領域を形成できる。また、素子領域より深い溝
を形成し、その底部に欠陥を集中させているので、結晶
欠陥と素子との距離を大きくすることができる。
【0043】(2)第1の配線層と第2の配線層との接
続部の下方の半導体基板に、高濃度不純物層が形成され
ており、その不純物層の底部から結晶欠陥が発生してい
る。このような構造によっても、面積を増大させずに欠
陥集中領域を形成することができ、素子領域中の欠陥を
低減できる。
【0044】(3)第1の配線層と第2の配線層との接
続部の下方の半導体基板に、溝幅が急峻に変化し、平面
パターン形状が少なくとも1つ以上の角部(角張った部
分)を持つようなウェルより深い溝を形成し、その角部
から結晶欠陥が発生している。
【0045】このような構造によっても、面積を増大さ
せずに欠陥集中領域を形成でき、素子領域中の欠陥を低
減できる。
【0046】以上のように、本発明の第2の態様によれ
ば、結晶欠陥をゲッタ(吸い寄せ)する欠陥集中層を素
子領域の外に設置するから、素子領域中に欠陥が発生し
にくく、また素子領域中に発生した欠陥および金属汚染
が除去される。また、欠陥集中層に転位のような大きな
欠陥が発生したあとは、その後の工程を経ても素子領域
中の欠陥フリーは維持される。そのため、接合リーク電
流特性やゲート酸化膜信頼性などのデバイス特性が飛躍
的に改善する。また、上記欠陥集中層は、MOSFET
等のデバイスが通常作られていない領域(特定の理由に
よりMOSFET用に利用されていない領域)に配置す
るから、面積の増大を引き起こすことがない。即ち、空
いている空間を(結晶欠陥や金属に対する)ゲッタリン
グシンクとして有効に活用できる。
【0047】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の種
々の実施例について説明する。
【0048】実施例1 図4は本発明の第1の実施例に係る半導体装置を示す断
面図である。半導体基板1に第1の溝2が形成されてお
り、ここに第1の埋め込み材3が埋め込まれている。第
1の埋め込み材3は、半導体基板と異なる熱膨脹係数を
有する材料からなり、それによって第1の溝に応力を生
じさせる。
【0049】半導体基板1の上に半導体層4が形成され
ている。この半導体層4が素子形成領域となるが、半導
体層4内の2つの素子形成領域が、第2の溝5と第2の
埋め込み材となる物質6によって電気的に分離されてい
る。半導体層4の上部にゲ―ト酸化膜7が形成され、ゲ
―ト電極8、ソ―ス電極9、ドレイン電極10が設けら
れている。更に、層間絶縁膜11が堆積され、その上に
金属配線層13が形成され、コンタクトホ―ル12を介
してゲ―ト電極8、ソ―ス電極9、ドレイン電極10に
接続されている。
【0050】図4に示す例では、第1の溝に引っ張り応
力を持つ埋め込み材でもよいし、逆の圧縮性応力のもの
でもよい。いずれの場合も大きな応力によって、溝の底
から結晶欠陥が生じる。一度結晶欠陥が発生すれば、す
なわち転位が発生すれば、後は応力が緩和され、歪が小
さくなる。従って、上部の新たに形成された半導体層4
には、応力による結晶欠陥が殆どなくなることになる。
【0051】図5は、本発明をCMOSに適用した例を
示す。この構造では、n−ウエル14とp−ウエル15
の分離を第1の溝と第2の溝を併用して行っている。こ
の構造は、現在の技術では困難なアスペクト比が非常に
大きい溝を形成する必要がないという利点がある。ま
た、“retrograde well”なども、高加
速エネルギ―イオン注入装置を用いることなく、従来用
いている装置で実現可能な範囲である。
【0052】次に、図4に示す半導体装置の製造工程の
一例を図6〜図8を参照して説明する。
【0053】まず、半導体基板1にマスク材16を堆積
し、第1の溝の形成領域だけを開孔してその他の部分を
覆う(図6(a))。この時のマスク材16は必ずしも
レジストである必要はなく、シリコン酸化膜を堆積して
それをパタ―ニングしたものを用いても良い。次に、こ
のマスクを用いてシリコン基板をエッチングし、第1の
溝2を形成する。このエッチングは、異方性を持たせる
ためにRIEを用いるのが一般的である(図6
(b))。
【0054】その後、マスク材を剥離して第1の埋め込
み材3を基板全体に堆積する(図6(c))。この時、
第1の埋め込み材3は、半導体基板1と熱膨脹係数が異
なるものであることが必要である。例えば、シリコン基
板を用いた場合には、LPCVDを用いてシリコン窒化
膜を堆積すると、このシリコン窒化膜はシリコンとの熱
膨脹係数が大きく異なるので(大きさが〜1×1010
yne/cm2 の引っ張り応力を生じる。)、本発明に
は都合が良い。
【0055】次に、この第1の埋め込み材3を溝の部分
を残して剥離する。これは、レジストパタ−ン17によ
るマスキングを行った後、RIEによるエッチバック工
程を用いることなどによって実現できる(図7
(a))。
【0056】レジストパタ−ン17の剥離後、熱工程を
加えることによって第1の溝2の底部から結晶欠陥(転
位)を生じさせる。この時生じた欠陥(転位)が基板表
面に達しないように、第1の溝の深さと間隔を工夫する
必要がある。例えば、(100)面のシリコン基板の場
合、(011)面に平行に断面を取ると、(111)面
に平行な方向に転位が生じやすい傾向にあるので、水平
面から約4.74°方向に転位が生じることになる。即
ち、本発明の要件として発生した転位が半導体基板表面
に達しないためには、少なくとも溝の深さが溝の間隔よ
りも大きいことが必要になる。このようにしておけば、
溝の側面で転位が終端することになり、基板の歪みを緩
和することになって都合が良い。ウエルの形成は、この
熱工程の後で行うと、分離の都合上具合がよい。ここで
はホウ素をイオン注入してp−ウエルを形成する(図7
(b))。
【0057】その後、半導体基板1の上部に半導体層4
を形成する。この時、半導体素子をこの半導体層に形成
する関係から、下地の基板に対してエピタキシャル成長
する条件で結晶性を保ちながら形成しなければならない
(図7(c))。
【0058】具体的には、シリコンの分子線ビ―ムエピ
タキシ―法や有機金属分子CVD(MOCVD)などを
用いて形成する。この半導体層4の厚さは、素子分離に
用いられる第2の溝5から生じる応力が十分小さくなる
くらいの厚さに限定される。しかし、素子のpn接合の
つくる空乏層幅よりも大きい厚さである必要がある。そ
の理由は、空乏層を結晶欠陥が横切ると、接合リ―ク電
流を生じる原因となりうるからである。完全に欠陥を半
導体基板の底部のみにとどめることができれば、この半
導体層の膜厚はできるだけ小さくし、かつ半導体層に対
するド―ピング量を抑えることで素子の性能は改善され
る。
【0059】即ち、MISFETに代表される半導体素
子の電流駆動力を大きくすることができ、かつ、短チャ
ネル効果に寄与するパンチスル―を基板側の不純物ド―
ピングによって抑え込めることになる。また、第1の溝
の上部は結晶性が悪い半導体層になることが予想される
が、ここには必ず第2の溝を形成するような設計にして
おけば問題はない。必要ならば、ここでも半導体層中に
不純物を導入して所望のウエルを形成することができ
る。
【0060】次に、この半導体層に素子分離領域として
第2の溝5を形成する。この第2の溝5は、第1の溝2
と同様にして素子分離領域を開孔するパタ―ニングによ
りマスクを形成し、RIE等で加工する。この際、第2
の溝5は第1の溝2に重なっても問題はない。更に、こ
こに第2の埋め込み材6を堆積して、パタ―ニングとR
IEエッチバック法により素子分離領域を形成する(図
8(a))。
【0061】このときの埋め込み材6は第1の溝2に埋
め込まれている材料3と異なり、半導体層の熱膨脹係数
と大きく相違しないことが要求される。例えば、シリコ
ン酸化膜やポリシリコンなどの材料が用いられる。シリ
コン酸化膜を用いた場合には、堆積温度が重要であり、
約650〜750℃で堆積すると、0〜1×109 dy
ne/cm2 の低い圧縮性の応力しか生じないことが知
られており、これにより低い温度の400〜500℃で
は1〜4×109 dyne/cm2 程度の引っ張り応力
を生じることが知られており、いずれもシリコン窒化膜
よりも小さな応力となっている。これらを用いることに
よって、上部の半導体層は欠陥フリ―にすることができ
る。
【0062】その後の工程は、通常の半導体素子の製造
工程に従えば良い。例えば、MISFETの場合には、
ゲ―ト絶縁膜(シリコン酸化膜)7を形成した後に、ゲ
―ト電極材料、例えばポリシリコンなどを堆積する。次
いで、ゲ―ト電極のパタ―ニングを行い、RIEなどで
ゲ―ト電極の加工を行う。その後、ソ―ス電極9・ドレ
イン電極10とゲ―ト電極8に不純物をイオン注入して
活性化することにより電極部を完成する(図8
(b))。ここでは、砒素を用いている。もちろんゲ―
ト電極材にあらかじめ不純物をド―ピングしておいてか
ら加工することも可能である。
【0063】最後に層間絶縁膜11を堆積し、コンタク
トホ―ル12を開孔し、金属配線部13を形成すること
で図4に示す半導体装置が完成する。
【0064】図5に示すようなCMOSも同様にして製
造することが出来る。即ち、ウエルを作る際にマスキン
グにより不純物の導入を振り分ければほぼ、同様の工程
でCMOSを完成することができる。
【0065】実施例2 図9〜図11は、本発明の第2の実施例に係る半導体装
置の製造工程を示す断面図である。まず、p型シリコン
基板21表面に、厚さ200nmの熱酸化膜22を形成
した後、素子形成領域にレジストパタ−ン23を形成
し、このレジストパタ−ン23をマスクとして用いて、
熱酸化膜22をRIE法によりエッチングする(図9
(a))。
【0066】その後、レジストパタ−ン23を除去し、
熱酸化膜22をマスクとして用いて、シリコン基板21
をRIE法により例えば1μmの深さエッチングして第
1の溝を形成する。これにより、凸型の島状の部分が形
成される。次いで、CVD法により全面に第1のシリコ
ン酸化膜24を100nmの厚さ堆積した後、全面にR
IEを施す。この時、第1の溝の側壁に第1のシリコン
酸化膜24が残存する(図9(b))。
【0067】更に、熱酸化膜22及び側壁のシリコン酸
化膜24をマスクとして用いて、パワ−300W以下、
真空度75mTorrの条件で、HBr単独ガスを用い
たRIE法により、シリコン基板21を1μmの深さエ
ッチングし、第2の溝を形成する。この第2の溝は、側
壁の基部が鋭角状にえぐれている(図9(c))。この
ような形状とすることにより、その部分から結晶欠陥が
発生し易くなる。
【0068】その後、熱酸化膜22及び第1のシリコン
酸化膜24をフッ酸系水溶液、例えばNH4 F水溶液に
より除去する。次に、CVD法により、第2のシリコン
酸化膜25を厚さ2.4μm堆積する。更に、広い素子
分離領域に厚さ2.0μmの第2のレジストパタ−ン2
6を形成し、その後、粘性の低い第3のレジスト27を
塗布し、表面の凹凸を平坦にする(図10(a))。
【0069】次に、第2及び第3のレジスト26,27
と、第2のシリコン酸化膜25のエッチングレ−トが等
しくなる条件で、RIEによりエッチバックする。この
とき、島状部分の上には50nmのシリコン酸化膜25
を残存させる。その後、NH 4 F水溶液により、50n
mだけエッチングする(図10(b))。
【0070】続いて、厚さ10nmのダミ−酸化膜29
´を形成した後、全面にボロンイオンを、加速電圧60
KeV、ド−ズ量6×1012cm-2でシリコン基板21
に打ち込み、p−ウエル領域28を形成する(図10
(c))。その後、ラピッドサ−マルアニ−ル法(RT
A)を用いて、窒素雰囲気で、1000℃、20秒間の
熱処理を行い、ボロンイオンを活性化する。そして、N
4 F水溶液によりダミ−酸化膜29´を除去し、新た
に厚さ10nmのゲ−ト酸化膜29を形成する。
【0071】次に、全面に膜厚200nmの多結晶シリ
コン膜30を堆積し、次いで、ヒ素イオンを加速電圧3
0KeV、ド−ズ量5×1015cm-2で多結晶シリコン
膜30にイオン注入する。その後、RTAを用いて、窒
素雰囲気で、1000℃、20秒間の熱処理を行い、ヒ
素イオンを活性化する(図11(a))。次いで、レジ
ストパタ−ン(図示せず)をマスクとして用いて、RI
Eにより多結晶シリコン膜30をエッチングし、ゲ−ト
電極32を形成する(図11(b))。
【0072】その後、通常のN型MOSFETの製造工
程に従い、ゲ−ト酸化膜32をマスクとして用いて、N
型不純物のイオンをイオン注入し、拡散層33を形成
し、更にCVD酸化膜34のパッシベ−ション工程、コ
ンタクトホ−ル開口工程、Al配線35の形成工程を行
い、N型MOSFETが完成する(図11(c))。
【0073】以上説明した実施例によると、第2の溝の
底部から結晶欠陥が発生しており、発生した結晶欠陥3
6は、第2の溝の底部または隣接する第2の溝の底部に
終端しており、素子領域にまで延びることはなく、素子
領域は結果フリ−の状態にある。なお、以上の実施例
は、N型MOSFETを例に挙げたが、CMOS,P型
MOSFETに対しても、同様に適用可能である。
【0074】実施例3 図12〜図14は、本発明の第3の実施例に係るN型M
OSFETの製造工程を示す断面図である。まず、p型
シリコン基板41表面に、厚さ200nmの熱酸化膜4
2を形成した後、素子形成領域にレジストパタ−ン43
を形成し、このレジストパタ−ン43をマスクとして用
いて、熱酸化膜42をRIE法によりエッチングする
(図12(a))。
【0075】その後、レジストパタ−ン43を除去し、
熱酸化膜42をマスクとして用いて、シリコン基板41
をRIE法により1μmの深さエッチングして第1の溝
を形成する。これにより、凸型の島状の部分が形成され
る。次いで、熱酸化膜42をNH4 F水溶液により除去
した後、第2のレジストパタ−ン44を前記レジストパ
タ−ンからずらして形成する(図12(b))。次い
で、第2のレジストパタ−ン44をマスクとして用い
て、RIE法により、シリコン基板41を1μmの深さ
エッチングし、第2の溝を形成する(図12(c))。
このような幅が狭く、深い溝を形成することにより、溝
の底部から結晶欠陥が発生し易くなる。
【0076】次に、第2のレジストパタ−ン44を除去
した後、CVD法により2.4μmの厚さのシリコン酸
化膜45を堆積する。そして、広い素子分離領域に厚さ
2μmの第3のレジストパタ−ン46を形成し、その
後、粘性の低い第4のレジスト47を塗布し、表面の凹
凸を平坦にする(図13(a))。
【0077】次に、第3及び第4のレジスト46,47
と、シリコン酸化膜45のエッチングレ−トが等しくな
る条件で、RIEによりエッチバックする。このとき、
島状部分の上には50nmのシリコン酸化膜45を残存
させる。その後、NH4 F水溶液により、50nmだけ
エッチングする(図13(b))。
【0078】続いて、厚さ10nmのダミ−酸化膜49
´を形成した後、全面にボロンイオンを、加速電圧60
KeV、ド−ズ量6×1012cm-2でシリコン基板41
に打ち込み、p−ウエル領域48を形成する(図13
(c))。その後、ラピッドサ−マルアニ−ル法(RT
A)を用いて、窒素雰囲気で、1000℃、20秒間の
熱処理を行い、ボロンイオンを活性化する。そして、N
4 F水溶液によりダミ−酸化膜49´を除去し、新た
に厚さ10nmのゲ−ト酸化膜49を形成する。
【0079】次に、全面に膜厚200nmの多結晶シリ
コン膜50を堆積し、次いで、ヒ素イオンを加速電圧3
0KeV、ド−ズ量5×1015cm-2で多結晶シリコン
膜30にイオン注入する。その後、RTAを用いて、窒
素雰囲気で、1000℃、20秒間の熱処理を行い、ヒ
素イオンを活性化する(図14(a))。次いで、レジ
ストパタ−ン(図示せず)をマスクとして用いて、RI
Eにより多結晶シリコン膜50をエッチングし、ゲ−ト
電極52を形成する(図14(b))。
【0080】その後、通常のN型MOSFETの製造工
程に従い、ゲ−ト酸化膜52をマスクとして用いて、N
型不純物のイオンをイオン注入し、拡散層53を形成
し、更にCVD酸化膜54のパッシベ−ション工程、コ
ンタクトホ−ル開口工程、Al配線55の形成工程を行
い、N型MOSFETが完成する(図14(c))。
【0081】以上説明した実施例によると、第2の溝の
底部から結晶欠陥が発生しており、発生した結晶欠陥5
6は、第2の溝の底部または隣接する第2の溝の底部に
終端しており、素子領域にまで延びることはなく、素子
領域は結果フリ−の状態にある。なお、以上の実施例
は、N型MOSFETを例に挙げたが、CMOS,P型
MOSFETに対しても、同様に適用可能である。
【0082】実施例4 図15〜図17は、本発明の第4の実施例に係るN型M
OSFETの製造工程を示す断面図である。まず、p型
シリコン基板61表面に、厚さ200nmの第1の熱酸
化膜62を形成した後、素子形成領域にレジストパタ−
ン63を形成し、このレジストパタ−ン63をマスクと
して用いて、第1の熱酸化膜62をRIE法によりエッ
チングする(図15(a))。
【0083】その後、レジストパタ−ン63を除去し、
第1の熱酸化膜62をマスクとして用いて、シリコン基
板61をRIE法により2μmの深さエッチングして溝
を形成する。これにより、凸型の島状の部分が形成され
る。次いで、熱酸化膜62をNH4 F水溶液により除去
した後、溝の底部にファセットが現れるような酸化条件
を用いて、溝の側壁に第2の熱酸化膜64を形成する
(図15(b))。なお、このように溝の底部にファセ
ットが現れると、ファセットから結晶欠陥が発生し易く
なる。
【0084】次に、CVD法により2.4μmの厚さの
多結晶シリコン膜65を堆積し、CDE法によりエッチ
バック埋め込みを行う。なお、この時、多結晶シリコン
膜65を堆積した後、レジストを用いて平坦化し、多結
晶シリコン膜とレジストのエッチングレ−トが等しくな
るような条件でRIEによりエッチバックしてもよい。
【0085】その後、第2のレジストパタ−ン66を形
成し、この第2のレジストパタ−ン66をマスクとして
用いて、シリコン基板61と第1の多結晶シリコン65
のエッチングレ−トが等しくなるような条件でRIE法
により1μmの深さエッチングする(図15(c))。
そして、第2のレジストパタ−ン66を除去する。
【0086】その後、CVD法によりシリコン酸化膜6
7を厚さ1.4μm堆積する。更に、広い素子分離領域
に厚さ1.4μmの第3のレジストパタ−ン68を形成
し、その後、粘性の低い第4のレジスト69を塗布し、
表面の凹凸を平坦にする(図16(a))。
【0087】次に、第3及び第4のレジスト68,69
と、シリコン酸化膜67のエッチングレ−トが等しくな
る条件で、RIEによりエッチバックする。このとき、
島状部分の上には50nmのシリコン酸化膜67を残存
させる。その後、NH4 F水溶液により、50nmだけ
エッチングする(図16(b))。
【0088】続いて、厚さ10nmのダミ−酸化膜71
´を形成した後、全面にボロンイオンを、加速電圧60
KeV、ド−ズ量6×1012cm-2でシリコン基板61
に打ち込み、p−ウエル領域70を形成する。その後、
ラピッドサ−マルアニ−ル法(RTA)を用いて、窒素
雰囲気で、1000℃、20秒間の熱処理を行い、ボロ
ンイオンを活性化する。そして、NH4 F水溶液により
ダミ−酸化膜71´を除去し、新たに厚さ10nmのゲ
−ト酸化膜71を形成する(図16(c))。
【0089】次に、全面に膜厚200nmの第2の多結
晶シリコン膜72を堆積し、次いで、ヒ素イオンを加速
電圧30KeV、ド−ズ量5×1015cm-2で多結晶シ
リコン膜30にイオン注入する。その後、RTAを用い
て、窒素雰囲気で、1000℃、20秒間の熱処理を行
い、ヒ素イオンを活性化する(図17(a))。次い
で、レジストパタ−ン(図示せず)をマスクとして用い
て、RIEにより多結晶シリコン膜72をエッチング
し、ゲ−ト電極74を形成する(図17(b))。
【0090】その後、通常のN型MOSFETの製造工
程に従い、ゲ−ト酸化膜74をマスクとして用いて、N
型不純物のイオンをイオン注入し、拡散層75を形成
し、更にCVD酸化膜76のパッシベ−ション工程、コ
ンタクトホ−ル開口工程、Al配線77の形成工程を行
い、N型MOSFETが完成する(図17(c))。
【0091】以上説明した実施例によると、第2の溝の
底部から結晶欠陥が発生しており、発生した結晶欠陥7
8は、第2の溝の底部または隣接する第2の溝の底部に
終端しており、素子領域にまで延びることはなく、素子
領域は結晶欠陥フリ−の状態にある。なお、以上の実施
例は、N型MOSFETを例に挙げたが、CMOS,P
型MOSFETに対しても、同様に適用可能である。
【0092】実施例5図18〜図20は、本発明の第5
の実施例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図であ
る。まず、p型シリコン基板81表面に、厚さ200n
mの熱酸化膜82を形成した後、素子形成領域にレジス
トパタ−ン83を形成し、このレジストパタ−ン83を
マスクとして用いて、熱酸化膜82をRIE法によりエ
ッチングする(図18(a))。
【0093】その後、レジストパタ−ン83を除去し、
熱酸化膜82をマスクとして用いて、シリコン基板81
をRIE法により1μmの深さエッチングして第1の溝
を形成する。これにより、凸型の島状の部分が形成され
る。次いで、CVD法により全面に第1のシリコン酸化
膜84を100nmの厚さ堆積した後、全面にRIEを
施す。この時、第1の溝の側壁に第1のシリコン酸化膜
84が残存する(図18(b))。
【0094】更に、熱酸化膜82及び側壁のシリコン酸
化膜84をマスクとして用いて、パワ−300W以下、
真空度75mTorrの条件で、HBr単独ガスを用い
たRIE法により、シリコン基板81を1μmの深さエ
ッチングし、第2の溝を形成する。この第2の溝は、側
壁の基部が鋭角状にえぐれている(図18(c))。こ
のような形状とすることにより、その部分から結晶欠陥
が発生し易くなる。
【0095】その後、熱酸化膜82及び第1のシリコン
酸化膜84をNH4 F水溶液により除去する。次に、C
VD法により、第2のシリコン酸化膜85を厚さ2.4
μm堆積する。更に、広い素子分離領域に厚さ2.0μ
mの第2のレジストパタ−ン86を形成し、その後、粘
性の低い第3のレジスト87を塗布し、表面の凹凸を平
坦にする(図18(d))。
【0096】次に、第2及び第3のレジスト86,87
と、第2のシリコン酸化膜85のエッチングレ−トが等
しくなる条件で、RIEによりエッチバックする。この
とき、島状部分の上には50nmのシリコン酸化膜85
を残存させる。その後、NH 4 F水溶液により、50n
mだけエッチングする(図19(a))。
【0097】続いて、厚さ10nmのダミ−酸化膜90
´を形成した後、全面にボロンイオンを、加速電圧60
KeV、ド−ズ量6×1012cm-2でシリコン基板81
に打ち込み、p−ウエル領域88を形成する。その後、
ラピッドサ−マルアニ−ル法(RTA)を用いて、窒素
雰囲気で、1000℃、20秒間の熱処理を行い、ボロ
ンイオンを活性化する。
【0098】次に、高加速イオン注入法を用いて不純物
の導入を行うが、不純物の導入は、この段階には限られ
ず、また、レジストをマスクとして用いて、部分的に打
ち込んでもよい。ここでは全面に打ち込む場合について
説明する。
【0099】即ち、全面に高速イオン注入法を用いて不
純物を第2の溝の深さと同程度の深さか、又はそれ以上
の深さに打ち込み、ダメ−ジ層89を形成する。なお、
ダメ−ジ層89は、第2の溝より発生する結晶欠陥を終
端させるために形成される(図19(b))。
【0100】その後、NH4 F水溶液によりダミ−酸化
膜90´を除去し、新たに厚さ10nmのゲ−ト酸化膜
90を形成する。次に、全面に膜厚200nmの多結晶
シリコン膜91を堆積し、次いで、ヒ素イオンを加速電
圧30KeV、ド−ズ量5×1015cm-2で多結晶シリ
コン膜91にイオン注入する。その後、RTAを用い
て、窒素雰囲気で、1000℃、20秒間の熱処理を行
い、ヒ素イオンを活性化する(図19(c))。
【0101】次いで、レジストパタ−ン(図示せず)を
マスクとして用いて、RIEにより多結晶シリコン膜9
1をエッチングし、ゲ−ト電極92を形成する(図19
(d))。その後、通常のN型MOSFETの製造工程
に従い、ゲ−ト電極92をマスクとして用いて、N型不
純物のイオンをイオン注入し、拡散層93を形成し、更
にCVD酸化膜94のパッシベ−ション工程、コンタク
トホ−ル開口工程、Al配線95の形成工程を行い、N
型MOSFETが完成する(図20)。
【0102】以上説明した実施例によると、第2の溝の
底部から結晶欠陥が発生しており、発生した結晶欠陥9
7は、ダメ−ジ層89や第2の溝の底部または隣接する
第2の溝の底部に終端しており、素子領域にまで延びる
ことはなく、素子領域は結果フリ−の状態にある。な
お、以上の実施例は、N型MOSFETを例に挙げた
が、CMOS,P型MOSFETに対しても、同様に適
用可能である。
【0103】以上のように、実施例1〜5によれば、埋
め込み素子分離方式を用いた半導体装置において、あら
かじめ結晶欠陥を半導体基板中又は深い部分に発生さ
せ、基板中の歪を緩和した状態で、半導体層又は半導体
基板の上部は、欠陥フリ―の状態で素子を形成すること
ができるため、結晶欠陥による接合リ―ク電流を低減化
できる。
【0104】実施例6 この実施例は、レジストパタ−ンのパタ−ン形状により
結晶欠陥を防止する種々の例を示す。
【0105】図21に示す例では、開口部の形状が、角
部を欠いた8角形状のレジストパタ−ンを用いている。
なお、図21(a)は平面図、図21(b)は図21
(a)のXIB−XIB断面図である。図21におい
て、素子分離領域203によって素子領域202を分離
した後、必要があればゲ―ト電極204等を形成し、不
純物導入用のレジストパタ−ン205をフォトリソグラ
フィ工程を用いて形成する。この時、レジストパタ−ン
205は、素子領域の角部206を覆うような形状とす
る。
【0106】この状態でイオン注入を行い、不純物領域
207を形成すると、素子領域202の角部206に
は、イオン注入による一次欠陥が入らないので、後の熱
工程で、不純物領域207から素子領域202の角部2
06に不純物が拡散したとしても、素子領域202の角
部206の応力集中による転位などの大きな欠陥は発生
しない。なお、素子領域202の角部206には、後の
熱工程において不純物の拡散が生ずるが、その濃度は、
他の素子領域の部分に比べて低い。
【0107】図22に示す例では、素子分離領域301
で分離された、矩形の素子領域302があるが、イオン
注入時のマスクとなるレジストパタ−ン303は、素子
領域302の角部304をおおっており、これによっ
て、イオン注入の大きな結晶欠陥の発生が抑制される。
このように90°だけの角部を有するレジストパタ―ン
303を用いることも可能である。
【0108】図23に示す例では、素子分離領域401
で分離された、複雑な形状をした素子領域402が形成
されている。結晶欠陥の発生する可能性のない、又は発
生してもさしつかえない素子領域の角部405は、レジ
スト403でおおわれていないが、結晶欠陥の発生の可
能性があり、発生してはこまる素子領域402の角部4
04は、レジストパタ−ン403で覆われている。この
ように、すべての素子領域402の角部がレジストパタ
−ン403でおおわれている必要はない。
【0109】図24に示す例では、素子領域502の角
部504のみならず、辺部505もレジストパタ−ン5
03で覆っている。
【0110】以上の例では、トレンチ素子分離の場合に
ついて説明したが、通常のLOCOS法その他の素子分
離法を用いた場合についても、同様の効果を得ることが
出来る。また、以上の例では、レジストパタ−ンをマス
クとして用いて、イオン注入により不純物を導入した例
を示したが、酸化膜をマスクに、固相あるいは気相拡散
で不純物を導入する、あるいは他の方法で角部をマスク
して、不純物を導入することによっても同様の効果が得
られる。
【0111】図25に示す例では、素子領域602とゲ
―ト電極603とが重なる領域の端部605をもレジス
トパタ−ン604で覆っている。これは、素子領域60
2とゲ―ト電極603とが重なる領域の端部605にも
応力の集中が生ずるからであり、そうすることによって
も、上記した例と同様の効果を得ることができる。
【0112】なお、図26に示す例では、素子領域70
2と同一の形状の開口部を有し、領域702の角部70
4を覆うように配置する位置をかえたレジストパタ−ン
703を示している。
【0113】以上のように、実施例6によれば、応力が
集中する素子領域の角部と、不純物を導入する部分とが
重ならないように、レジストパタ−ンの形状を選択して
いるため、大きな転位の発生を防止することが可能とな
り、これによっても結晶欠陥による接合リ―ク電流を低
減化できる。
【0114】実施例7 図27は、本発明の第7の実施例に係る、スタック型キ
ャパシタを用いたDRAM(ダイナミック型ランダムア
クセスメモリー)セルアレイの一部を示す平面図、図2
8は図12のXVIII −XVIII 断面図、図29はXI
X−XIX断面図をそれぞれ示す。なお、図28及び図
29は、初めのメタル配線(first Al)形成まで製造
工程を進めた場合の断面図である。
【0115】通常のDRAMにおいては、ゲート配線8
01の抵抗を低減するため、ゲートの真上にほぼ同じ幅
で同じ方向に走るメタル配線(ここの例ではAl)80
9を形成し、ところどころで、そのメタル配線809と
ゲート801とを接続するためのコンタクト803を形
成している。この例では、コンタクトを設けている領域
を、Alシャント領域820と呼ぶことにする。このA
lシャント領域820と別のAlシャント領域との間隔
は、ギガビットレベルのDRAMでは数十〜百数十ミク
ロン程度になる。
【0116】本実施例においては、Alシャント領域8
20の下のSi基板中には、トランジスタ等のデバイス
が形成されていないため、そこに欠陥集中層808を形
成する。領域808に欠陥を集中させる方法は何でも良
いが、図17〜図19には、領域808に深い溝808
´を形成することによって欠陥を誘発させる方法を示し
た。
【0117】図28及び図29に示すように、Alシャ
ント領域820の下のSi基板中に深い溝808′を形
成し、この溝808′を絶縁物で埋め込むと、溝底部の
コーナー部分を端点(始点)814′とした結晶欠陥8
14を発生しやすい。もう一つの端点(終点)は別の溝
の底部コーナー部分であっても良いし、また、セルアレ
イ領域の基板中に、溝底部と同じかそれ以上の深さに形
成された高歪み層(例えば高濃度不純物層815)であ
っても良い。図には後者の場合を示した。また、結晶欠
陥が溝の底部のみで発生し、素子領域にまで延びていな
ければ、高濃度不純物層815は無くても良い。
【0118】簡単に第7の実施例に係る半導体装置の製
造方法を説明すると、まず、面方位(100)のSiウ
ェハ817を用意し、高加速のイオン注入または固相拡
散+エピ成長により、例えばウェハ817の表面から深
さ5μm程度の位置に、高濃度不純物層815を形成す
る。その後、同程度の深さの溝808′を形成し、Si
2 系の絶縁物で埋め込む。次いで、ボロンをイオン注
入し、熱拡散することによって、深さ2〜3μmのPウ
ェル812を形成する。
【0119】次に、素子分離領域を形成するため、リソ
グラフィーによりパターンニングを行ない、深さ0.5
μm程度の浅い溝810を形成し、この溝810をSi
2系の絶縁物で埋め込み、表面を平坦化する。この例
では、あとでキャパシタのコンタクトを形成しやすいよ
うにするため、素子活性領域804の平面パターン形状
はゲート配線801に対して斜めに設計されている。ま
た、ここでは素子分離法としてトレンチ分離を用いた
が、LOCOS法を用いても良い。
【0120】その後、熱酸化により厚さ6nm程度のゲ
ート酸化膜813を形成し、更に150nmの厚さのポ
リSiを堆積し、これに不純物をドーピングした後、W
Si(タングステンシリサイド)をスパッタする。次い
で、ポリSi層とWSi層をリソグラフィーとRIEで
パターンニング加工して、ゲート配線801を形成す
る。
【0121】次いで、ソース・ドレイン拡散層(図示せ
ず)を形成した後、層間絶縁膜としてSiO2 膜816
を300nm程度の厚さにCVD法により堆積し、CM
P(chemical mechanical polishing )により平坦化す
る。
【0122】層間絶縁膜816にビット線コンタクト8
05を形成した後、ポリSiを350nm程度の厚さに
堆積し、これにイオン注入し、RIEによるエッチバッ
クにより、ポリSiをコンタクト孔中に埋め込む。その
上に、ドーピングしたポリSi、WSiをそれぞれ50
nm、150nm程度の厚さに形成し、パターンニング
加工によりビット線802とする。この時、Alシャン
ト部分のコンタクト孔803′も同時に開孔され、ビッ
ト線によるプラグ802′が形成されることが多い。こ
うするとAl配線のコンタクトを介してゲートに接続す
るとき、コンタクト孔のアスペクト孔が小さくて済み、
都合が良い。
【0123】次に、層間絶縁膜としてSiO2 膜81
6′を300nm程度の厚さにCVD法により堆積し、
平坦化する。次いで、キャパシタコンタクト806を開
孔し、例えばドープトポリSiを用いて下部電極(スト
レージノード:807)を形成する。キャパシタ絶縁膜
819として、例えばCVDにより形成されたTa2
5 膜を用い、キャパシタリーク低減のためのアニール処
理を施し、上部電極( プレート:818)を、例えばT
iN層のスパッタとRIEによって形成する。
【0124】この上にさらにSiO2 からなる層間絶縁
膜(811)を堆積形成し、Alコンタクト孔803を
開孔し、バリアメタル(Ti/TiN)層とAl層80
9をスパッタにより形成する。最後に、Al層809の
パターンニングを行ない、図17〜図19に示すような
構造のDRAMセルアレイが形成される。
【0125】実施例8 図30は、本発明の第8の実施例に係るDRAMセルア
レイの一部を示す、図27のXVIII −XVIII 断面図
に相当する図である。Alシャント領域下にウェルより
深い溝が形成される点は上記実施例7と同様であるが、
溝底部の形状に特徴がある。即ち、エッチング条件を最
適化することで、溝底部のエッジ部分に中央部分よりも
深い鋭角な部分814”を形成する。こうすることによ
って、溝底部エッジ部分に応力集中が起こりやすくな
り、欠陥が集中する。この場合、高歪み層(例えば高濃
度不純物層:815)はあっても無くても良い。
【0126】実施例9 図31は、本発明の第9の実施例に係るDRAMセルア
レイの一部を示す、図17のXIX−XIX断面図に相
当する図である。Alシャント領域下のウェルより深い
溝が形成される点は上記実施例7,8と同様であるが、
溝808′の中に埋め込まれる材料に特徴がある。すな
わち素子分離領域の埋め込み材料810がSiO2 から
なる絶縁物であるのに対し、溝808′の中にはSiN
等のSiO2 より高ストレスを生ずる膜、即ち高ストレ
ス821を埋め込んである。高ストレス膜821が存在
すると、そこから欠陥814が発生しやすくなり、素子
領域中の欠陥や金属のゲッタリングシンクになる。
【0127】実施例10 図32は、本発明の第10の実施例に係るDRAMセル
アレイの一部を示す、図27のXVIII −XVIII 断面
図である。この実施例に係るDRAMセルアレイでは、
Alシャント領域下に、局所イオン注入によって高歪み
層(高濃度不純物層:822)が形成されている。結晶
欠陥はここから発生しやすく、素子領域中の欠陥や金属
のゲッタリングシンクになる。この場合も高歪み層(例
えば高濃度不純物層:815)はあっても無くても良
い。
【0128】実施例11 図33は、本発明の第11の実施例に係る、スタック型
キャパシタを用いたDRAM(ダイナミック型ランダム
アクセスメモリー)セルアレイの一部を示す平面図、図
34は図33のXXIV−XXIV断面図をそれぞれ示
す。Alシャント領域下にウェルより深い溝が形成され
る点は、以上の実施例と同様であるが、その溝808′
の平面パターン形状は、次のような特徴を有する。
【0129】すなわち、溝幅が急に細くなる部分(また
は角部分)823が存在し、応力集中が起こりやすくな
っている。従って、結晶欠陥はここから発生しやすく、
素子領域中の欠陥や金属のゲッタリングシンクになる。
この場合も高歪み層(例えば高濃度不純物層:815)
はあっても無くても良い。
【0130】以上のように、実施例7〜11によれば、
結晶欠陥をゲッタ(吸い寄せ)する欠陥集中層を素子領
域の外に設置しているため、素子領域中に欠陥が発生し
にくくなり、また素子領域中に発生した欠陥および金属
汚染が欠陥集中層により除去される。そのため、接合リ
ーク電流特性やゲート酸化膜信頼性などのデバイス特性
が飛躍的に改善する。また、上記欠陥集中層は、MOS
FET等のデバイスが通常作られていない領域(特定の
理由によりMOSFET用に利用されていない領域、
例:DRAMにおけるAlシャント領域)に配置してい
るので、面積増大を引き起こすことはない。即ち、空い
ている空間を結晶欠陥や金属に対するゲッタリングシン
クとして有効に活用できる。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の態
様によれば、応力が集中する素子領域の角部と、不純物
を導入する部分とが重ならないように、レジストパタ−
ンの形状を選択しているため、大きな転位の発生を防止
することが可能となり、これによっても結晶欠陥による
接合リ―ク電流を低減化できる。
【0132】更に、本発明の第2の態様によれば、結晶
欠陥をゲッタ(吸い寄せ)する欠陥集中層を素子領域の
外に設置するから、素子領域中に欠陥が発生しにくく、
また素子領域中に発生した欠陥および金属汚染が除去さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来のレジストパタ−ンの配置例とイオン注
入の状態を示す平面図及び断面図。
【図2】 従来のDRAMセルアレイの一部を示す平面
図。
【図3】 図2のIII −III 断面図。
【図4】 本発明の第1の実施例に係る半導体装置の断
面図。
【図5】 本発明の第1の実施例をCMOSに適用した
半導体装置の断面図。
【図6】 本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製
造工程を示す断面図。
【図7】 本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製
造工程を示す断面図。
【図8】 本発明の第1の実施例に係る半導体装置の製
造工程を示す断面図。
【図9】 本発明の第2の実施例に係る半導体装置の製
造工程を示す断面図。
【図10】 本発明の第2の実施例に係る半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図11】 本発明の第2の実施例に係る半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図12】 本発明の第3の実施例に係る半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図13】 本発明の第3の実施例に係る半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図14】 本発明の第3の実施例に係る半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図15】 本発明の第4の実施例に係る半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図16】 本発明の第4の実施例に係る半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図17】 本発明の第4の実施例に係る半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図18】 本発明の第5の実施例に係る半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図19】 本発明の第5の実施例に係る半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図20】 本発明の第5の実施例に係る半導体装置の
製造工程を示す断面図。
【図21】 本発明の第6の実施例に係る半導体装置の
平面図及び断面図。
【図22】 本発明の第6の実施例で用いるレジストパ
タ−ンの配置例を示す平面図。
【図23】 本発明の第6の実施例で用いるレジストパ
タ−ンの配置例を示す平面図。
【図24】 本発明の第6の実施例で用いるレジストパ
タ−ンの配置例を示す平面図。
【図25】 本発明の第6の実施例で用いるレジストパ
タ−ンの配置例を示す平面図。
【図26】 本発明の第6の実施例で用いるレジストパ
タ−ンの配置例を示す平面図。
【図27】 本発明の第7の実施例に係る半導体装置を
示す平面図。
【図28】 図27のXVIII −XVIII 断面図。
【図29】 図27のXIX−XIX断面図。
【図30】 本発明の第8の実施例に係る半導体装置を
示す断面図。
【図31】 本発明の第9の実施例に係る半導体装置を
示す断面図。
【図32】 本発明の第10の実施例に係る半導体装置
を示す断面図。
【図33】 本発明の第11の実施例に係るDRAMセ
ルアレイの一部を示す平面図。
【図34】 図33のXXIV−XXIV断面図。
【符号の説明】
1,21,41,61,81,101,201…半導体
基板、2…第1の溝、3…第1の溝に対する埋め込み
材、4…半導体層、5…第2の溝、6…第2の溝に対す
る埋め込み材、7,29,49,71…ゲ―ト絶縁膜、
8,32,52,75…ゲ―ト電極、9…ソ―ス電極、
10…ドレイン電極、11…層間絶縁膜、12…コンタ
クトホ―ル、13…金属配線層、14…n−well領
域、15…p−well領域、16…マスク材、17,
23,26,43,44,46,66,83,86…レ
ジスト。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 27/088 H01L 29/78 301S 27/092 27/10 621B 27/108 681D 29/78 (72)発明者 高橋 稔 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 八木下 淳史 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 岡山 康則 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 松下 嘉明 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地 株式会 社東芝川崎事業所内 (72)発明者 久保田 裕康 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 (72)発明者 土屋 憲彦 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 沼野 正訓 大分県大分市大字松岡3500番地 株式会社 東芝大分工場内 (72)発明者 林 芳樹 神奈川県川崎市幸区堀川町72番地 株式会 社東芝川崎事業所内 Fターム(参考) 5F032 AA35 AA44 AA46 AA47 AA67 AA70 BA01 BA05 BB08 CA03 CA17 DA02 DA12 DA25 DA33 5F048 AA01 AA04 AA07 AB01 AC01 AC03 BA02 BA04 BA10 BA11 BB05 BB06 BC01 BD01 BD09 BE03 BE07 BF11 BF15 BG01 BG03 BG13 BG14 BH02 5F083 AD42 GA06 HA01 JA35 JA36 JA39 JA40 JA53 MA06 MA17 MA20 NA01 NA02 PR03 PR36 PR40 5F140 AA08 AA24 AB03 BA01 BA16 BF01 BF04 BG38 BH01 BH02 BH12 BK13 CB04 CD06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、この半導体基板の素子領
    域に形成されたMOS型半導体素子とを具備し、前記素
    子領域の角部の少なくとも1つ、又は前記素子領域の、
    ゲ−ト電極と重なる領域の端部は、前記素子領域のそれ
    ら以外の部分よりも低い不純物濃度を有することを特徴
    とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 半導体基板と、この半導体基板の表面領
    域に形成されたMOS型半導体素子と、このMOS型半
    導体素子のゲ−ト電極と導通する第1の配線層と、この
    第1の配線層の上方に配置された第2の配線層とを具備
    し、前記第1の配線層と第2の配線層との接続部の下方
    の前記半導体基板内に欠陥集中領域が存在する半導体装
    置。
  3. 【請求項3】 前記表面領域はウェル層であり、前記第
    1の配線層と第2の配線層との接続部の下方の半導体基
    板には、絶縁物質で埋められた溝が形成され、前記欠陥
    集中領域は、前記ウェル層よりも深く形成され、前記溝
    の底部から結晶欠陥が発生している請求項2に記載の半
    導体装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の配線層と第2の配線層との接
    続部の下方の半導体基板に、高濃度不純物層が形成され
    ており、その不純物層の底部から結晶欠陥が発生してい
    る請求項2に記載の半導体装置。
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