JP2003329964A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JP2003329964A
JP2003329964A JP2002135856A JP2002135856A JP2003329964A JP 2003329964 A JP2003329964 A JP 2003329964A JP 2002135856 A JP2002135856 A JP 2002135856A JP 2002135856 A JP2002135856 A JP 2002135856A JP 2003329964 A JP2003329964 A JP 2003329964A
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JP2002135856A
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English (en)
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Satoru Tamura
覚 田村
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 虚像の遠近のずれを大きくして立体感を際立
たせることを、表示装置の大型化を抑制しつつ可能にす
る。 【解決手段】 車速計10からの表示光C10、C7を
運転者の視線方向に反射して虚像10xとして視認させ
る第1反射板63と、エンジン回転数計20、水温計3
0および燃料計40からの表示光C20、C30、C4
0を視線方向に反射して虚像20x〜40xとして視認
させる第2反射板64とを、それぞれ分割して備える。
そして、第1反射板63と第2反射板64とを視線方向
の遠近にずらして配置する。これにより、両反射板6
3、64の大きさを変えることなく、両反射板63、6
4を視線方向の遠近に大きくずらして配置するだけで両
虚像10x、20x〜40xの遠近のずれを大きくでき
るので、上記課題を解決できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、第1表示器からの
第1虚像と第2表示器からの第2虚像とを運転者に視認
させる、表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平4−306137号公報に
て、図11に示すように、第1および第2表示器10
0、200からの表示光を共通の反射板300で運転者
の視認方向に反射させることにより、第1表示器100
からの第1虚像100xと第2表示器200からの第2
虚像200xとを運転者に視認させる表示装置が提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、第1虚像10
0xと第2虚像200xとを視線方向の遠近にずれた位
置に視認させて立体感を演出したい場合には、第1表示
器100から反射板300までの光路長さL1と、第2
表示器200から反射板300までの光路長さL2+L
3とを異なる長さにする必要がある。上記公報に記載の
表示装置では、第2表示器200から出射した表示光
が、反射板300を一旦透過して別の反射板301で反
射され、その後、前記透過した反射板300にて視線方
向に反射されるようになっている。
【0004】しかし、このような両虚像100x、20
0xの遠近のずれを大きくして立体感をさらに際立たせ
たい場合には、上記従来の表示装置では両表示器10
0、200からの表示光を共通の反射板300で視認方
向に反射させるので、両虚像100x、200xの遠近
のずれを大きくしようとすると反射板300を大きくせ
ざるをえず、ひいては表示装置の大型化を招いてしま
う。
【0005】また、上記従来の表示装置では両表示器1
00、200からの表示光を共通の反射板300で視認
方向に反射させるので、表示装置を視線方向に薄幅化さ
せようとすると、反射板300を小さくせざるを得ず、
ひいては、虚像100x、200xの表示面積が小さく
なってしまう。換言すれば、虚像100x、200xの
表示面積を大きくしようとすると、表示装置の視線方向
への大型化を余儀なくされる。
【0006】本発明は、上記点に鑑み、虚像の遠近のず
れを大きくして立体感を際立たせることを、表示装置の
大型化を抑制しつつ可能にすることを第1の目的とす
る。
【0007】また、表示装置の視線方向への大型化を抑
制しつつ、虚像の表示面積を大きくすることを第2の目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1に記載の発明では、第1表示器(1
0)からの表示光を視認者の視線方向に反射して虚像と
して視認させる第1反射板(63)と、第2表示器(2
0、30、40)からの表示光を視線方向に反射して虚
像として視認させる第2反射板(64)とを、それぞれ
分割して備え、第1反射板(63)と第2反射板(6
4)とを、視線方向の遠近にずらして配置することを特
徴とする。
【0009】これにより、両反射板(63、64)の大
きさを変えることなく、両反射板(63、64)を視線
方向の遠近に大きくずらして配置するだけで両虚像の遠
近のずれを大きくできるので、両虚像の遠近のずれを大
きくして立体感を際立たせることを、視線方向に対して
略垂直な方向への表示装置の大型化を抑制しつつ可能に
できる。
【0010】また、請求項2に記載の発明では、第1反
射板(63)を第2反射板(64)よりも視線方向の遠
方側にずらして配置し、第1表示器(10)を、第2反
射板(64)に対して視線方向の背後に配置することを
特徴とする。
【0011】これによれば、第2反射板(64)に対し
て視線方向の背後に位置するスペースを、第1表示器
(10)の搭載スペースとして利用するので、表示装置
の、より一層の大型化抑制を図ることができる。
【0012】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項3に記載の発明では、第1表示器(80)からの表
示光を運転者の視線方向に反射して虚像として視認させ
る第1反射板(63)と、第2表示器(90)からの表
示光を視線方向に反射して虚像として視認させる第2反
射板(64)とを、それぞれ分割して備え、第1反射板
(63)と第2反射板(64)とを、視線方向に対して
略垂直の方向に、少なくとも一部分が重なるように配置
することを特徴とする。
【0013】これにより、虚像の表示面積を小さくさせ
ることなく、上記従来の表示装置に比べて表示装置の視
線方向への薄幅化を図ることができる。換言すれば、表
示装置の視線方向への大型化を抑制しつつ、虚像の表示
面積を大きくできる。
【0014】なお、上記請求項3に記載の発明におい
て、上記第2の目的を達成しつつ、第1表示器(80)
による虚像と第2表示器(90)による虚像とを視線方
向の遠近にずれた位置に視認させて立体感を演出させた
い場合には、例えば、両反射板(63、64)の一部分
を重ねて配置できる範囲内において、両反射板(63、
64)を運転者の視線方向の遠近にずらして配置する等
すればよい。
【0015】また、請求項4に記載の発明では、第1お
よび第2反射板(63、64)のうち少なくとも一方の
反射板の反射面(63a、64a)を、凹面形状にする
ことを特徴とする。
【0016】これにより、表示器(10〜40、80、
90)から出射した表示光は、凹面形状の反射面(63
a、64a)にて反射される際に拡大されるので、表示
器(10〜40、80、90)および反射板(63、6
4)を大きくすることなく虚像の表示面積を大きくする
ことができる。
【0017】また、請求項5に記載の発明では、第1お
よび第2表示器(10〜40、80、90)の少なくと
も一方の表示器と車両のフロントウインドシールド(6
7)との間に、少なくとも一方の表示器からの表示光を
フロントウインドシールド(67)に対して遮る、窓映
り防止用遮断部材(5a、66a)を配置したことを特
徴とする。
【0018】これにより、表示器(10〜40、80、
90)からの表示光がフロントウインドシールド(6
7)に入射してしまい、フロントウインドシールド(6
7)にて反射された表示光が運転者に視認されてしまう
といった、いわゆる窓写りの現象を防止できる。
【0019】また、請求項6に記載の発明では、少なく
とも第1反射板(63)と第2反射板(64)とを、視
線方向の手前側から、スモーク調の透光性カバー(6
8)で覆うことを特徴としている。これにより、表示装
置を構成する各種部品が虚像と重なって運転者に視認さ
れてしまうことを防止できる。すなわち、上記各種部品
を目隠ししつつ虚像を視認させることができ、好適であ
る。
【0020】特に、請求項5に記載の窓映り防止用遮断
部材(5a、66a)が第1反射板(63)と第2反射
板(64)との間に配置されている場合に請求項6に記
載の発明を適用すれば、当該窓写り防止用遮断部材(5
a、66a)をスモーク調の透光性カバー(68)で目
隠ししつつ虚像を視認させることができ、好適である。
【0021】また、請求項7に記載の発明のように、第
1および第2反射板(63、64)から運転者を臨む開
口部(5b)を有し、開口部(5b)の開口縁部により
第1および第2表示器(80、90)による虚像の輪郭
を形成するように機能する見返し板(5)を備え、開口
部(5b)に透光性カバー(68)を配置するようにし
て好適である。
【0022】そして、請求項8に記載の発明では、見返
し板(5)の表面と透光性カバー(68)の表面とは、
連続した面を形成していることを特徴としているので、
開口部(5b)内にて視認される虚像と見返し板(5)
との一体感を演出することができ、運転者に斬新な印象
を与えることができる。
【0023】また、請求項9に記載の発明では、車両の
走行を許可するスイッチをオンさせたときに、第1表示
器(10、80)と第2表示器(20、30、40、9
0)とを時差をもって点灯させ、請求項10に記載の発
明では、車両の走行を許可するスイッチをオフさせたと
きに、第1表示器(10、80)と第2表示器(20、
30、40、90)とを時差をもって消灯させることを
特徴としている。これらの請求項9、10に記載の発明
により、運転者に斬新な印象を与えることができる。
【0024】なお、車両の走行を許可するスイッチの例
としては、エンジンを駆動源として走行する車両におけ
るエンジン点火許可スイッチや、バッテリーを駆動源と
して走行する車両におけるバッテリー通電許可スイッチ
等が挙げられ、車両のキースイッチが具体例として挙げ
られる。
【0025】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一
例である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態を図に
基づいて説明する。
【0027】(第1実施形態)本実施形態は、本発明の
表示装置を自動車用表示装置に適用したものであり、こ
の自動車用表示装置は、車両前方に位置するインストル
メントパネルに備えられている。
【0028】図1は、本実施形態の表示装置1の構成を
示す断面図であり、図中の矢印に示す上下前後方向は、
表示装置1をインストルメントパネルに備えた状態にお
ける、車両に対する上下前後方向を示している。
【0029】はじめに、表示装置1の構成部品を説明す
る。
【0030】図1に示すように、当該表示装置1は、車
速を表示する車速計10、エンジン回転数を表示するエ
ンジン回転数計20、エンジン冷却水の水温を表示する
水温計30、燃料タンク内の燃料残量を表示する燃料計
40、および車両各部の異常を警告するインジケータ5
0を備えており、上記車速、回転数、水温、燃料残量お
よび警告を表示するようになっている。
【0031】また、図1では、水温計30および燃料計
40を直接には図示していないが、これらの計器30、
40は、エンジン回転数計20とともに左右方向に並ん
で配置されており、エンジン回転数計20と同様の構造
である。
【0032】そして、上記特許請求の範囲の請求項1に
記載の第1表示器は、表示装置1のうち車速計10の部
分と対応し、請求項1に記載の第2の表示器は、表示装
置1のうちエンジン回転数計20、水温計30および燃
料計40の部分と対応する。
【0033】表示装置1は、断面コの字形状のロアケー
ス2を備えており、ロアケース2内には、プリント配線
板3および回動内機11、21、31、41が保持され
ている。そして、回動内機11〜41の回転軸11a、
21a、31a、41aには指針12、22、32、4
2が備えられており、回動内機11〜41の作動にとも
なって指針12〜42が回動するようになっている。
【0034】また、指針12〜42に対してプリント配
線板3と反対側には、プリント配線板3と略平行に文字
板4が備えられている。ここで、ロアケース2の開口部
2aにはフード5が組み付けられており、文字板4は、
ロアケース2と見返し板5との間に挟まれて保持されて
いる。なお、ロアケース2およびフード5は、遮光性の
樹脂により形成されており、内部の光が表示装置1外部
に漏れ出ることを防止している。
【0035】図2(a)は、車速計10部分を示すA−
A断面図であり、図2(b)は文字板4のB矢視図であ
る。文字板4は、例えばポリカシート材等の樹脂からな
る導光性の部材であり、文字板4の表面には、符号4b
に示す指針表示窓、符号4cに示す副目盛りの部分、符
号4dに示す数字部、図示しない文字部およびレッドゾ
ーン部をのぞいては、符号4aに示す遮光性の黒色印刷
が施されている。レッドゾーン部には透光性の赤色印刷
が施されている。
【0036】そして、指針表示窓4bは、車両左右方向
(図2(b)の紙面上下方向)に円弧状に延びるように
形成されており、表示窓4bからは図2(b)に示すよ
うに指針12の一部が見えるようになっている。
【0037】文字板4の裏面には、ロアケース2に設け
られた保持部材6により保持された副目盛り・文字・数
字用導光部材7が備えられている。また、文字板4の表
面には主目盛り用導光部材8が備えられている。そし
て、文字板4および両導光部材7、8は上側を凸とする
1枚の半円形状に形成されている。なお、副目盛り・文
字・数字用導光部材7の裏面には、白色印刷が全面に施
されている。
【0038】そして、主目盛り用導光部材8の裏面には
溝部8aが形成されており、この溝部が主目盛り8aを
構成する。なお、主目盛り8aおよび副目盛り4cは、
指針表示窓4bの円弧形状に沿って交互に複数備えられ
ている。また、文字板4および主目盛り用導光部材8の
うち、車速計10の他のエンジン回転数計20、水温計
30、燃料計40に対応する部分にも、上述した副目盛
り4cおよび主目盛り8aと同様の副目盛り4cおよび
主目盛り8a等が形成されている。
【0039】プリント配線板3には、各指針12、2
2、32、42を照明する指針用光源13、23、3
3、43と、各計器10〜40に対応した主目盛り8a
のそれぞれを照明する主目盛り用光源14、24、3
4、44と、各計器10〜40に対応した副主目盛り4
cのそれぞれを照明する副目盛り・文字・数字用光源1
5、25、35、45と、主目盛り用導光部材8に形成
されたシボ8bによる背景部を照明する背景用光源61
と、インジケータ50用の光源53とが備えられてい
る。
【0040】そして、指針用光源13〜43が点灯する
と、光源13〜43からの光は、指針12〜42内部に
備えられた導光部材12aにより指針12〜42の先端
に導かれ、指針12〜42の表面側から出射する。そし
て、このように出射した光は、矢印C1に示すように、
文字板4の指針表示窓4bを透過するとともに主目盛り
用導光部材8を透過して、指針を表示する表示光として
出射する。
【0041】また、主目盛り用光源14〜44が点灯す
ると、光源14〜44からの光は、図示しない導光部材
に導かれ、矢印C2に示すように、主目盛り用導光部材
8の端面から主目盛り用導光部材8内部に入射する。そ
して、このように入射した光は、溝部8aにて反射さ
れ、矢印C3に示すように導光部材8の表面側に主目盛
りを表示する表示光として出射する。
【0042】また、副目盛り・文字・数字用光源15〜
45が点灯すると、光源15〜45からの光は、図示し
ない導光部材に導かれ、矢印C4に示すように、副目盛
り・文字・数字用導光部材7の端面から副目盛り・文字
・数字用導光部材7内部に入射する。そして、このよう
に入射した光は、矢印C5に示すように、文字板4の副
目盛り4c、数字部4dおよび文字部を透過するととも
に主目盛り用導光部材8を透過して、副目盛りおよび文
字・数字部を表示する表示光として出射する。
【0043】また、背景用光源61が点灯すると、光源
61からの光は、図示しない導光部材に導かれ、矢印C
6に示すように、主目盛り用導光部材8の端面から主目
盛り用導光部材8内部に入射する。そして、このように
入射した光は、シボ8bにて反射され、矢印C7に示す
ように導光部材8の表面側に背景部8bを表示する表示
光として出射する。
【0044】ここで、図1に示すように、主目盛り用導
光部材8の表面側には、透光性の材質からなる第1反射
板63および第2反射板64が、それぞれ分割して備え
られている。また、第1反射板63を、第2反射板64
よりも運転者の視線方向の遠方側にずらして配置してお
り、第1表示器としての車速計10を、第2反射板64
に対して視線方向の背後、すなわち車両前方側に配置し
ている。
【0045】そして、上述の指針表示光C1、主目盛り
表示光C3、副目盛り・文字・数字表示光C5のうち車
速計10から出射される車速計表示光C10と、背景部
表示光C7とが、第1反射板63の反射面63aにて車
両の運転者の視線方向に反射される。これにより、運転
者には、一点鎖線10xに示す虚像として車速計表示光
C10および背景部表示光C7が視認されることとな
る。
【0046】また、上述の指針表示光C1、主目盛り表
示光C3、副目盛り・文字・数字表示光C5のうち、エ
ンジン回転数計20から出射されるエンジン回転数計表
示光C20と、水温計30から出射される水温計表示光
C30と、燃料計40から出射される水温計表示光C4
0とが、第2反射板64の反射面64aにて車両の運転
者の視線方向に反射される。これにより、運転者には、
一点鎖線20x、30x、40xに示す虚像としてエン
ジン回転数計表示光C20、水温計表示光C30および
水温計表示光C40が視認されることとなる。
【0047】図3は、運転者に視認される表示態様を示
す正面図であり、各虚像10x、20x、30x、40
xを構成する指針表示光C1、主目盛り表示光C3およ
び副目盛り・文字・数字表示光C5と、背景部表示光C
7とは、図3に示す表示態様となる。
【0048】すなわち、第1虚像としての虚像10xは
車両左右方向に延びる円弧形状である。第2虚像として
の虚像20x、30x、40xは、虚像10xの下方に
て車両左右方向に並んで配置されており、虚像10xの
円弧形状に沿った円弧形状である。そして、上述したよ
うに、第1反射板63を第2反射板64よりも運転者の
視線方向の遠方側にずらして配置しているので、第1虚
像が第2虚像よりも視線方向の遠方側にずれた位置に視
認されることとなり、立体感が演出される。
【0049】また、背景部表示光C7は、図3の上方か
ら下方にかけて徐々に輝度が落ちていくようにシボ8b
が施されている。すなわち、シボ8bの表面荒さが、上
方では荒く、下方にいくにつれて細かくなるように形成
されている。これにより、グラディエーションを演出し
ている。
【0050】また、両反射板63、64の反射面63
a、64aは凹面形状に形成されており、各表示光C
7、C10、C20、C30、C40が反射面63a、
64aにて拡大されるようになっている。なお、本実施
形態の反射面63a、64aは、車両左右方向に拡大す
るように湾曲した凹面形状に形成されている。
【0051】図1中の符号65は、インジケータ50用
の光源53を覆って外部に光が漏れ出ることを防止する
遮光性のカバーを示しており、カバー65内にはインジ
ケータパネル66が備えられている。このパネル66の
うち複数の警告表示部66aを除いた部分には、遮光性
の黒色印刷が施されている。そして、上述のインジケー
タ用光源53は、複数の警告表示部66aに対応して、
車両左右方向に複数個並べて配置されている。
【0052】そして、インジケータ用光源53が点灯す
ると、光源53からの光は、インジケータパネル66の
うち光源53に対応した警告表示部66aを透過して、
図1中の矢印C50に示すように、カバー65の開口部
65aから警告表示部66aを実像として運転者に視認
させる。
【0053】ロアケース2および見返し板5内には、車
速計表示光C10および背景部表示光C7と、エンジン
回転数計表示光C20、水温計表示光C30および水温
計表示光C40と、インジケータ表示光C50との3種
類の表示光を仕切る、遮光性の仕切部材66が備えられ
ている。
【0054】そして、仕切部材66のうち、エンジン回
転数計20、水温計30、燃料計40と車両のフロント
ウインドシールド67との間に位置する部分66aと、
インジケータ50とフロントウインドシールド67との
間に位置する部分66aとは、窓映り防止用遮断部材と
して機能している。この窓映り防止用遮断部材66aに
より、表示光C20、C30、C40、C50がフロン
トウインドシールド67に入射してしまい、フロントウ
インドシールド67にて反射された表示光が運転者に視
認されてしまうといった、いわゆる窓写りの現象を防止
できる。
【0055】同様にして、見返し板5のうち車速計10
とフロントウインドシールド67との間に位置する部分
5aも窓映り防止用遮断部材として機能しており、表示
光C10、C7による窓写りの現象を防止できる。
【0056】また、見返し板5には開口部5bが形成さ
れており、この開口部5bには、所定値以下の透光率を
有して減光するスモーク調の透光性カバー68が備えら
れている。そして、このカバー68により、第1反射板
63、第2反射板64、および窓映り防止用遮断部材6
6a、5a等が、視線方向の手前側から覆われるので、
これらの指針計器ユニット1を構成する各種部品63、
64、66a、5aが虚像10x、20x、30x、4
0xと重なって運転者に視認されてしまうことを防止で
きる。すなわち、上記各種部品63、64、66a、5
a等を目隠ししつつ虚像10x〜40xを視認させるこ
とができができる。
【0057】なお、見返し板5は、各計器10〜40に
よる各虚像10x〜40xの輪郭を形成するように機能
している。
【0058】また、見返し板5の表面と透光性カバー6
8の表面とは、連続した面を形成しており、これによ
り、開口部5b内にて視認される虚像10x〜40xお
よび実像50Cと見返し板5との一体感を演出すること
ができ、運転者に斬新な印象を与えることができる。
【0059】なお、本実施形態では、上記各光源13〜
43、14〜44、15〜45、53、61として発光
ダイオードを適用している。また、各光源に異なる色の
光源を用いて好適であり、本実施形態では、指針用光源
13〜43は赤色、主目盛り用光源14〜44は青色、
副目盛り・文字・数字用光源15〜45は白色、インジ
ケータ用光源53は赤色、背景用光源61は青色の発光
ダイオードを採用している。
【0060】次に、上記構成の表示装置1による作動を
説明する。
【0061】図1に示すように、プリント配線板3には
マイクロコンピュータ69が実装されている。そして、
図4のブロック図に示すように、マイクロコンピュータ
69を備える電子制御装置(以下、メータECUと呼
ぶ)70は、車両のバッテリー71からイグニッション
スイッチ72を介して電力供給されている。
【0062】なお、本実施形態の車両はエンジンを駆動
源として走行する車両であり、車両のキースイッチを、
エンジン点火許可位置であるスタート位置に回動操作す
ると、メータECUに電力が供給されるようになってい
る。以下、このようにキースイッチをスタート位置に回
動操作した状態をIGオンの状態と呼び、スタート位置
以外のアクセサリスイッチ位置やオフ位置に回動操作し
た状態をIGオフの状態と呼ぶ。
【0063】そして、IGオンによりメータECU70
に電力が供給されると、指針用光源13〜43、主目盛
り用光源14〜44、副目盛り・文字・数字用光源15
〜45、インジケータ用光源53、背景用光源61、お
よび各回動内機11〜41の駆動がメータECU70に
より制御される。
【0064】図5は、マイクロコンピュータ69による
作動フローを示すフローチャートであり、はじめに、ス
テップS1において、IGオンであるか否かを判定し、
IGオンの状態になってはじめてステップS2に進む。
次に、ステップS2において、車速計10と、エンジン
回転数計20、水温計30および燃料計40とを、時差
をもって点灯して照明し、かつ、指針用光源13〜43
と、主目盛り用光源14〜44と、副目盛り・文字・数
字用光源15〜45とを、時差をもって点灯して照明す
る、後述する演出オンのサブルーチンプログラムS2
1、S22が実行される。
【0065】そして、演出オンの実行が完了すると、ス
テップS3に進み、各指針12〜42が所定の物理量を
表示するように回動して主目盛り8aおよび副目盛り4
cを指示するように、各回動内機11〜41を駆動制御
する。また、車両各部に異常が発生した場合には、対応
するインジケータ用光源53を発光させて、対応する警
告表示部66aを点灯させる。
【0066】そして、ステップS4においてIGオフと
判定されるまでは、ステップS3による通常表示を実行
し続け、ステップS4においてIGオフと判定された場
合には、ステップS5に進み、車速計10と、エンジン
回転数計20、水温計30および燃料計40とを、時差
をもって消灯させ、かつ、指針用光源13〜43と、主
目盛り用光源14〜44と、副目盛り・文字・数字用光
源15〜45とを、時差をもって消灯させる、後述する
演出オフのサブルーチンプログラムS51〜S57が実
行される。
【0067】図6は、ステップS2における演出オンの
サブルーチンプログラムを示すフローチャートであり、
はじめに、ステップS21において、エンジン回転数計
20、水温計30および燃料計40である第2表示器の
照明を行う。この照明にあたり、各指針22、32、4
2と目盛り部8aと数字部4dとを、時差をもって点灯
して照明する。なお、ステップS21の詳細フローは、
図7を用いて後に詳述する。
【0068】そして、ステップS21の作動が終了する
と、ステップS22において、車速計10である第1表
示器の照明を行う。この照明にあたっても、第2表示器
の照明と同様に、指針12と目盛り部8aと数字部4d
とを、時差をもって点灯して照明する。なお、ステップ
S22の詳細は、図7と同様であるため省略する。
【0069】次に、図7のフローチャートを説明する
と、はじめに、ステップS211において、エンジン回
転数計20、水温計30および燃料計40に対応する各
指針用光源22、33、43を点灯させて、各指針2
2、32、42の照明を行う。次に、ステップS212
において、上記各指針22、32、42が主目盛り8a
または副目盛り4cの最大目盛り位置に向かって回動す
るように回動内機21、31、41を駆動制御する。
【0070】次に、ステップS213において、各指針
22、32、42が最大目盛り位置に到達したか否かを
判定し、到達が判定されれば、ステップS214に進
み、エンジン回転数計20、水温計30および燃料計4
0に対応する各主目盛り用光源24、34、44を点灯
させて、主目盛り8aの照明を行う。
【0071】すなわち、各指針22、32、42の照明
が行われた後、所定時間の経過を待って主目盛り8aの
照明が行われるようになっており、当該所定時間とは、
各指針22、32、42の照明が行われてから各指針2
2、32、42が最大目盛り位置に到達するまでの時間
である。
【0072】ステップS214にて主目盛り8aの照明
が行われると、ステップS215において計時を開始
し、ステップS216において所定時間t1が経過した
か否かを判定し、所定時間t1が経過していればステッ
プS217に進む。そして、ステップS217におい
て、エンジン回転数計20、水温計30および燃料計4
0に対応する各副目盛り・文字・数字用光源25、3
5、45を点灯させて、副目盛り4c、数字部4dおよ
び数字の照明を行う。
【0073】すなわち、主目盛り8aの照明が行われた
後、所定時間t1の経過を待って副目盛り4c、数字部
4dおよび数字の照明が行われるようになっている。
【0074】次に、ステップS218において、各指針
22、32、42が主目盛り8aまたは副目盛り4cの
最小目盛り位置に向かって回動するように回動内機2
1、31、41を駆動制御する。その後、ステップS2
19において、各指針22、32、42が最小目盛り位
置に到達したか否かを判定し、到達が判定されれば、ス
テップS21における処理を終了して図6に示すステッ
プS22に進む。
【0075】すなわち、副目盛り4c、数字部4dおよ
び数字の照明が行われた後、所定時間の経過を待って車
速計10の照明が行われるようになっており、当該所定
時間とは、副目盛り4c、数字部4dおよび数字の照明
が行われてから各指針22、32、42が最小目盛り位
置に到達するまでの時間である。
【0076】ステップS22では、ステップS211〜
S219と同様に、指針12と目盛り部8aと数字部4
dとを、時差をもって点灯させるとともに、指針12を
最大目盛り位置まで回動させ、その後最小目盛り位置ま
で回動させる。なお、ステップS22では、主目盛り用
光源14の点灯と同時に背景部用光源61をも点灯させ
るようにして、主目盛り8aの照明と同時に背景部8b
を照明させている。
【0077】図8は、ステップS5における演出オフの
サブルーチンプログラムを示すフローチャートであり、
はじめに、ステップS51において、車速計10である
第1表示器の照明をオフする。この照明オフにあたり、
指針12と目盛り部8aと数字部4dとを、時差をもっ
て照明オフする。なお、ステップS51の詳細フロー
は、図9を用いて後に詳述する。
【0078】次に、ステップS51にて車速計10の照
明がオフされると、ステップS52において計時を開始
し、ステップS53において所定時間t2が経過したか
否かを判定し、所定時間t2が経過していればステップ
S54に進む。そして、ステップS54において、エン
ジン回転数計20、水温計30および燃料計40の照明
をオフする。すなわち、車速計10と、エンジン回転数
計20、水温計30および燃料計40とを、時差をもっ
て消灯させる。なお、ステップS54の詳細は、図9と
同様であるため省略する。
【0079】また、ステップS54にてエンジン回転数
計20、水温計30および燃料計40の照明がオフされ
ると、ステップS55において計時を開始し、ステップ
S56において所定時間t3が経過したか否かを判定
し、所定時間t3が経過していればステップS57に進
む。そして、ステップS57において、インジケータ5
0の照明をオフする。
【0080】次に、図9のフローチャートを説明する
と、はじめに、ステップS511において、車速計10
に対応する副目盛り・文字・数字用光源15を消灯させ
て、副目盛り4c、数字部4dおよび数字の照明をオフ
する。そして、ステップS511にて副目盛り4c、数
字部4dおよび数字の照明がオフされると、ステップS
512において計時を開始し、ステップS513におい
て所定時間t4が経過したか否かを判定し、所定時間t
4が経過していればステップS514に進む。
【0081】そして、ステップS514において、車速
計10に対応する主目盛り用光源14を消灯させて、主
目盛り8aの照明をオフする。すなわち、副目盛り4
c、数字部4dおよび数字の照明がオフされた後、所定
時間t4の経過を待って主目盛り8aの照明がオフされ
るようになっている。
【0082】なお、ステップS514では、主目盛り用
光源14の消灯と同時に背景部用光源61をも消灯させ
るようにして、主目盛り8aの照明オフと同時に背景部
8bを照明オフさせている。
【0083】そして、ステップS514にて主目盛り8
aの照明がオフされると、ステップS515において計
時を開始し、ステップS516において所定時間t5が
経過したか否かを判定し、所定時間t5が経過していれ
ばステップS517に進む。
【0084】そして、ステップS517において、車速
計10に対応する指針用光源13を消灯させて、指針1
2の照明をオフする。すなわち、主目盛り8aの照明が
オフされた後、所定時間t5の経過を待って指針12の
照明がオフされるようになっている。
【0085】なお、上記図5のフローチャートにおい
て、演出オフのステップS5の作動中にIGオンの信号
を受けた場合は、このIGオン信号を無視し、ステップ
S5の作動を完結させる。また、演出オンのステップS
2の作動中にIGオフの信号を受けた場合は、ステップ
S2の作動を中断し、IGオフ信号に従ってステップS
5における演出オフの作動を実行させる。
【0086】以上に説明した如く、本実施形態では、車
速計10からの表示光C10、C7を運転者の視線方向
に反射して虚像10xとして視認させる第1反射板63
と、エンジン回転数計20、水温計30および燃料計4
0からの表示光C20、C30、C40を視線方向に反
射して虚像20x〜40xとして視認させる第2反射板
64とを、それぞれ分割して備えている。そして、第1
反射板63と第2反射板64とを視線方向の遠近にずら
して配置している。
【0087】これにより、本実施形態によれば、両反射
板63、64の大きさを変えることなく、両反射板6
3、64を視線方向の遠近に大きくずらして配置するだ
けで両虚像10x、20x〜40xの遠近のずれを大き
くできるので、両虚像10x、20x〜40xの遠近の
ずれを大きくして立体感を際立たせることを、視線方向
に対して略垂直な方向への表示装置1の大型化を抑制し
つつ可能にできる。
【0088】また、本実施形態では、車速計10を、第
2反射板64に対して視線方向の背後に配置しているの
で、第2反射板64に対して視線方向の背後に位置する
スペースを、車速計10の搭載スペースとして利用する
ので、表示装置1の、より一層の大型化抑制を図ること
ができる。
【0089】また、本実施形態では、第1および第2反
射板63、64の反射面63a、64aを、凹面形状に
しているので、各計器10〜40から出射した表示光
は、凹面形状の反射面63a、64aにて反射される際
に拡大されるので、各計器10〜40および反射板6
3、64を大きくすることなく虚像10x〜40xの表
示面積を大きくすることができる。
【0090】また、本実施形態では、IGオンさせたと
きに、車速計10と、エンジン回転数計20、水温計3
0および燃料計40とを、時差をもって照明させ、さら
に、これらの計器10〜40の照明にあたり、指針12
〜42と目盛り部8aと数字部4dとを、時差をもって
照明するので、運転者に斬新な印象を与えることができ
る。
【0091】また、本実施形態では、IGオフさせたと
きに、車速計10と、エンジン回転数計20、水温計3
0および燃料計40とを、時差をもって照明オフさせ、
さらに、これらの計器10〜40の照明オフにあたり、
指針12〜42と目盛り部8aと数字部4dとを、時差
をもって照明オフするので、運転者に斬新な印象を与え
ることができる。
【0092】(第2実施形態)上記第1実施形態では、
第1反射板63と第2反射板64とを視線方向の遠近に
ずらして配置しているが、本実施形態では、第1反射板
63と第2反射板64とを、視線方向に対して略垂直の
方向に、少なくとも一部分が重なるように配置してい
る。
【0093】図10は、本実施形態の表示装置1を模式
的に示す断面図であり、両反射板63、64の全体が視
線方向に対して垂直の方向に重なるように配置してお
り、具体的には、第1反射板63を第2反射板64の上
方に配置し、第1表示器80を第1反射板63の上方に
配置し、第2表示器90を第2反射板64の下方に配置
している。なお、本実施形態の表示器80、90には、
液晶表示器を採用している。
【0094】以上により本実施形態によれば、虚像80
x、90xの表示面積を小さくさせることなく、図11
に示す従来の表示装置に比べて表示装置1の視線方向へ
の薄幅化を図ることができる。換言すれば、表示装置1
の視線方向への大型化を抑制しつつ、虚像80x、90
xの表示面積を大きくできる。
【0095】(他の実施形態)上記第1および第2実施
形態では、第1および第2反射板63、64を上下に並
べて配置しているが、本発明の実施にあたり、左右に並
べて配置してもよいことは勿論である。
【0096】また、上記第1実施形態では、2枚の反射
板63、64を備え、運転者には虚像10xと虚像20
x、30x、40xとが遠近に2段階にずれて視認され
るようになっているが、本発明の実施にあたり、3枚以
上の反射板を備え、これらの反射板を視線方向の遠近に
ずらして、各反射板に対応する虚像が遠近に3段階以上
にずれて視認されるようにしてもよいことは勿論であ
る。
【0097】また、上記第1実施形態では、上方に位置
する第1反射板63を下方に位置する第2反射板64よ
りも視線方向の遠方側にずらして配置しているが、本発
明の実施にあたり、第2反射板64を第1反射板63よ
りも視線方向の遠方側にずらして配置するようにしても
よい。
【0098】また、上記第1実施形態の各計器10〜4
0は、指針12〜42が回動して目盛り8a、4cを指
示することにより物理量を表示するものとして、第1お
よび第2表示器10〜40を構成しているが、本発明の
実施にあたり、上記構成の計器10〜40の替わりに、
第1および第2表示器として液晶表示器を採用してもよ
い。
【0099】また、上記第1および第2実施形態では、
本発明の表示装置1を自動車用表示装置に適用したが、
本発明はこのような用途に限られるものではなく、例え
ば、自動車以外の車両、船舶、飛行機の計器等に適用し
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る表示装置の構成
を、模式的に示す断面図である。
【図2】(a)は図1の車速計部分を示すA−A断面図
であり、(b)はB矢視図である。
【図3】第1実施形態の表示装置による、運転者に視認
される表示態様を示す正面図である。
【図4】第1実施形態に係るメータECU等のブロック
図である。
【図5】図4のマイクロコンピュータによる作動フロー
を示すフローチャートである。
【図6】図5のステップS2における演出オンのサブル
ーチンプログラムを示すフローチャートである。
【図7】図6のステップS21の詳細フローチャートで
ある。
【図8】図5のステップS5における演出オフのサブル
ーチンプログラムを示すフローチャートである。
【図9】図8のステップS51の詳細フローチャートで
ある。
【図10】本発明の第2実施形態に係る表示装置の構成
を、模式的に示す断面図である。
【図11】従来の表示装置の構成を模式的に示す断面図
である。
【符号の説明】
1…表示装置、10…車速計(第1表示器)、20…エ
ンジン回転数計(第2表示器)、30…水温計(第2表
示器)、40…燃料計(第2表示器)、63…第1反射
板、64…第2反射板。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1表示器(10)からの表示光を視認
    者の視線方向に反射して虚像として視認させる第1反射
    板(63)と、第2表示器(20、30、40)からの
    表示光を前記視線方向に反射して虚像として視認させる
    第2反射板(64)とを、それぞれ分割して備え、 前記第1反射板(63)と前記第2反射板(64)と
    を、前記視線方向の遠近にずらして配置することを特徴
    とする表示装置。
  2. 【請求項2】 前記第1反射板(63)を前記第2反射
    板(64)よりも前記視線方向の遠方側にずらして配置
    し、 前記第1表示器(10)を、前記第2反射板(64)に
    対して前記視線方向の背後に配置することを特徴とする
    請求項1に記載の表示装置。
  3. 【請求項3】 第1表示器(80)からの表示光を運転
    者の視線方向に反射して虚像として視認させる第1反射
    板(63)と、第2表示器(90)からの表示光を前記
    視線方向に反射して虚像として視認させる第2反射板
    (64)とを、それぞれ分割して備え、 前記第1反射板(63)と前記第2反射板(64)と
    を、前記視線方向に対して略垂直の方向に、少なくとも
    一部分が重なるように配置することを特徴とする表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2反射板(63、6
    4)のうち少なくとも一方の反射板の反射面(63a、
    64a)を、凹面形状にすることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれか1つに記載の表示装置。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2表示器(10〜4
    0、80、90)の少なくとも一方の表示器と車両のフ
    ロントウインドシールド(67)との間に、前記少なく
    とも一方の表示器からの表示光を前記フロントウインド
    シールド(67)に対して遮る、窓映り防止用遮断部材
    (5a、66a)を配置したことを特徴とする請求項1
    ないし4のいずれか1つに記載の表示装置。
  6. 【請求項6】 少なくとも前記第1反射板(63)と前
    記第2反射板(64)とを、前記視線方向の手前側か
    ら、スモーク調の透光性カバー(68)で覆うことを特
    徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の表示
    装置。
  7. 【請求項7】 前記第1および第2反射板(63、6
    4)から前記運転者を臨む開口部(5b)を有し、前記
    開口部(5b)の開口縁部により前記第1および第2表
    示器(80、90)による虚像の輪郭を形成するように
    機能する見返し板(5)を備え、 前記開口部(5b)に前記透光性カバー(68)を配置
    したことを特徴とする請求項6に記載の表示装置。
  8. 【請求項8】 前記見返し板(5)の表面と前記透光性
    カバー(68)の表面とは、連続した面を形成している
    ことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
  9. 【請求項9】 車両の走行を許可するスイッチ(72)
    をオンさせたときに、前記第1表示器(10、80)と
    前記第2表示器(20、30、40、90)とを時差を
    もって点灯させることを特徴とする請求項1ないし8の
    いずれか1つに記載の表示装置。
  10. 【請求項10】 車両の走行を許可するスイッチ(7
    2)をオフさせたときに、前記第1表示器(10、8
    0)と前記第2表示器(20、30、40、90)とを
    時差をもって消灯させることを特徴とする請求項1ない
    し9のいずれか1つに記載の表示装置。
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