JP2003325526A - 超音波トランスジューサ及び超音波トランスジューサの製造方法 - Google Patents

超音波トランスジューサ及び超音波トランスジューサの製造方法

Info

Publication number
JP2003325526A
JP2003325526A JP2002136335A JP2002136335A JP2003325526A JP 2003325526 A JP2003325526 A JP 2003325526A JP 2002136335 A JP2002136335 A JP 2002136335A JP 2002136335 A JP2002136335 A JP 2002136335A JP 2003325526 A JP2003325526 A JP 2003325526A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
piezoelectric
ultrasonic
input
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002136335A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4109013B2 (ja
JP2003325526A5 (ja
Inventor
Hideo Adachi
日出夫 安達
Kazunari Tokuda
一成 徳田
Takeshi Yokoi
武司 横井
Yuji Tosaka
裕司 登坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2002136335A priority Critical patent/JP4109013B2/ja
Publication of JP2003325526A publication Critical patent/JP2003325526A/ja
Publication of JP2003325526A5 publication Critical patent/JP2003325526A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4109013B2 publication Critical patent/JP4109013B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信超音波を高感度、高選択性で、硬性長が
短く湾曲性に優れた超音波トランスジューサが求められ
ている。 【解決手段】 複数の圧電振動子11,12それぞれの
接地電極17と、超音波送信入力信号または超音波受信
出力信号を入出力する超音波入出力電極18,23とか
らなり、圧電振動子11,12のそれぞれの接地電極を
共通接合して延在させた共通接地電極171と、圧電振
動子11,12の送受信入出力電極18,23との端部
に設けられ、かつ、これら電極171,18,23に対
して鉛直方向に設けられた外部電極21,22、25を
信号制御ケーブルを介してた駆動制御装置に接続する超
音波トランスジューサ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハーモニックイメ
ージング超音波診断に用いられ超音波トランスジューサ
と、その超音波トランスジューサの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の鉗子孔に挿通して、挿入部の先
端部から超音波振動子装着部を突出させて生体組織、例
えば胃壁に接触させ、胃壁の深部情報、例えば粘膜の層
状構造を高い解像度で超音波像描出する超音波診断技術
が重要視されつつある。
【0003】このような超音波診断には、例えば短冊状
圧電振動子からなり、30MHzの中心周波数を持つ細
径プローブが製品化されている。
【0004】この細径プローブにおいて、中心周波数で
超音波を送受信することにより、周波数相応の良好な解
像度が得られているが、一方で、検出できる深さ(深達
度)の低下が起こり、診断領域を狭めることにつなが
り、診断の質を低下させる結果となっている。従って深
達度の低下を引き起こさないで、解像度をより良くする
改良が望まれている。具体的には30MHz以上の周波
数に対応した空間分解能を有し、15MHz又はそれ以
下の周波数に対応した基本波並みの深達度の実現が期待
されている。
【0005】一方、最近、体外用超音波診断分野での新
しい診断モダリティーとして、ハーモニックイメージン
グ診断法が脚光を浴びている。
【0006】このハーモニックイメージング診断法は、
(1)超音波が生体中を伝播する時に、生体組織の非線
形性の影響を受け基本波超音波に重畳する高調波を種々
の方法で分離し、この分離した高調波信号を用いて画像
化するティッシューハーモニックイメージング法と、
(2)体内に造影剤バブルを注入し、送信超音波の照射
によってバブルが破裂する時に発生する高調波を受信
し、基本波超音波に重畳した高調波を種々の方法で分離
し、この分離した高調波信号を用いて画像化するコント
ラストハーモニックイメージング法に分類される。
【0007】これらの方法は、いずれも、従来のBモー
ド断層像では得られないほどS/Nが良く、分解能の良
好な診断画像が得られることがわかり、医療診断の診断
精度の向上に寄与している。この高調波の特徴は、S/
Nの向上によるコントラスト分解能の改善効果だけでな
く、周波数が整数倍で高くなる、即ち深さ方向の分解能
がよくなったり、ビーム幅が小さくなることによる横方
向分解能が向上すること、及び超音波の減衰を基本波並
みの低さに抑えることが可能となる。
【0008】すなわち、例えば分解能は30MHz並み
で有りながら深達度は基本波周波数に対応する遠方とす
ることが可能という大きな特徴がある。
【0009】従来の体外用のハーモニックイメージング
診断装置に用いられている超音波トランスデューサは、
基本波送信も高調波受信も同一の圧電エレメントが用い
られてきた。この場合、高調波信号の信号レベルが基本
波に比べはるかに小さいので、ハーモニック画像の劣化
に関わる基本波成分を効率よく除去する必要がある。そ
の為に、パルスインバージョン、フェーズインバージョ
ン、ガウシアンパルスの利用などの特殊な技術が利用さ
れている。
【0010】これに対し、例えば、特開2001−25
8879号公報において、これら特殊な手法を必要とし
ないハーモニックイメージング用の送受信分離型超音波
トランスデューサを提案している。
【0011】このハーモニックイメージング用の送受信
分離型超音波トランスデューサは、基本波送信専用のリ
ング状圧電エレメントと、その内円部に配置した受信専
用の円板状圧電エレメントからなり、それぞれの圧電材
料の組み合わせを最適に選ぶことによって、高感度でし
かも高い選択性で高調波成分を抽出出来るというもので
ある。
【0012】また、この送受信分離型超音波トランスデ
ューサの基本構造を早期胃癌の深速度診断に用いられる
細径プローブに適用させる為の構造を本出願人は、特願
2002−18878号の出願で提案している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記細径プローブは、
内視鏡の鉗子孔に挿通させるために、外径に制限があ
る。例えば2.8mmφの鉗子孔に挿通させるために
は、回転方向の振動子最大長はシース外径を2.4mm
φ、そのシース外径中に配置させる圧電エレメント幅は
1.5mm程度に抑える必要がある。
【0014】この場合、前述した公報に提案しているリ
ング型送信用圧電エレメントとその内円部に円板状受信
用圧電エレメントを配置したトランスデューサ構造を小
型化したのでは、高調波受信感度に大きな影響を及ぼす
送信用超音波振動子の開口面積を大きくとれないため
に、細径プローブは、短冊形開口にせざるを得ない。
【0015】この場合、従来の―体型では、基本波送受
信のための短冊形開口の縦横比が1からずれるにつれ
て、中心軸音場の最終ピーク点、すなわち音響焦点にお
ける音圧は大きく変動し、近距離音場におけるピーク点
での音圧よりも小さくなる場合があることが知られてい
る。
【0016】これは、最終ピーク点、即ち音響焦点近傍
における超音波診断像の輝度が得られなかったり、近距
離音場領域に存在するバルーン壁等による多重反射の影
響を受け、良質なBモード像が得られないことを意味し
ている。
【0017】従って、矩形開口でありながら中心軸音場
の最終ピーク点、即ち音響焦点における音圧が近距離音
場領域におけるピーク音圧よりも出来るだけ大きくする
必要がある。
【0018】これに対し高調波を用いる時の音場は、こ
の様なことが起こりにくく、縦横比が3前後であっても
音圧ピーク点は中心軸音場の最終ピーク点近傍に存在す
る。
【0019】更に、高周波を扱う為に、圧電エレメント
の厚さは薄くなり、細径プローブへの適用を前提として
いるので、圧電エレメントの主面の寸法が小さくなる。
【0020】この圧電エレメントの厚さが薄くなり、寸
法が小さくなると、信号入出力用ワイヤの接続点の質量
の影響を顕著に受けるようになり、送受信する超音波音
場の対称性が悪くなったり、感度が低下する。従って圧
電振動子の振動方向に対する質量負荷を極力低減させる
必要がある。
【0021】このような上記課題を解決した超音波プロ
ーブを前述の本件出願人の先の出願で提案しているが、
この提案された超音波プローブで平均的には上記課題が
改善されるが、一部、製造工程のバラツキによって、上
記課題を解決しきれずに不良となる確率が高いことが判
明した。
【0022】また、信号入出力用のワイヤの配線の後
に、ダンピング形成を行うので、ダンピング形成によっ
て配線が変形してショートしないように細心の注意を払
う配線作業が求められ、作業効率の低下となっている。
【0023】さらに、従来のプローブは、硬性長の短縮
という技術課題がある。前述したように、細径プローブ
を内視鏡の鉗子孔に挿通させるが、内視鏡が軟性鏡の場
合、自由自在に多方向に出来るだけ小さな曲率半径で湾
曲する機能が必要とされている。
【0024】この湾曲の曲率半径を小さくすることに対
して、内視鏡内に構成された部材の硬性長であり、特に
鉗子孔を挿通させる鉗子や細径プローブの硬性長は、鉗
子孔の内径が細いので直接湾曲径に影響を及ぼす。この
為に内視鏡用の細径プローブの硬性長を極力短くするこ
とが求められる。
【0025】本発明は、上記課題に鑑みなされたもの
で、受信超音波を高感度、高選択性で検出でき、しかも
音響焦点が生体組織の程良い位置に来るようにできると
共に、製造の歩留まりが高く硬性長が短く湾曲性に優れ
た超音波トランスジューサと超音波トランスジューサの
製造方法を提供することを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の超音波トランス
ジューサは、両主面の略全面に電極が形成された複数の
圧電振動子と、これら圧電振動子それぞれの一方の電極
を接地する接地手段と、前記複数の圧電振動子の他方の
電極に超音波送信入力信号または超音波受信出力信号を
入出力する超音波入出力手段とからなる超音波トランス
デューサにおいて、前記複数の圧電振動子のそれぞれの
一方の電極を共通接合して延在させた共通接地電極と、
前記複数の圧電振動子のそれぞれの他方の電極に接合し
て延在させた送受信入出力電極と、前記共通接地電極
と、送受信入出力電極のそれぞれの端部に設けられ、か
つ、これら電極に対して鉛直方向に設けられた外部電極
と、を具備し、前記共通接地電極の外部電極に前記接地
手段を接続し、前記送受信入出力電極の外部電極に前記
超音波入出力手段を接続することを特徴としている。
【0027】更に、本発明の超音波トランスジューサの
前記複数の圧電振動子は、基本波超音波を生成送信する
一対の送信用圧電振動子エレメントと、この一対の圧電
振動子エレメントとほぼ同一面内で、かつ、前記一対の
圧電振動子エレメントに挟まれるように配置された高調
波超音波を受信する受信用圧電振動子エレメントからな
ることを特徴としている。
【0028】また、本発明の超音波トランスジューサの
製造方法は、表面にシリンドリカルな凸面部を有した音
響レンズ型台が載置されたレンズ成形型に、音響レンズ
用樹脂材料を注型硬化し、その硬化した音響レンズの表
面を平滑化する音響レンズ成形工程と、前記音響レンズ
成形工程で、成型平滑化された音響レンズ表面に共通電
極膜を形成する共通電極膜形成工程と、前記共通電極膜
形成工程で形成された共通電極膜面に、一対の短冊状で
両主面に電極が形成された基本波送信用圧電振動子と、
その基本波送信用圧電振動子に挟まれて配置される一片
の短冊状で両主面に電極が形成された高調波受信用圧電
振動子とを接合する圧電振動子接合工程と、前記圧電振
動子接合工程で接合した基本波送信用圧電振動子の表面
に入力電極膜と、高調波受信用圧電振動子の表面に出力
電極膜を形成する入出力電極膜形成工程と、前記圧電振
動子接合工程で、前記電極膜面に接合された基本波送信
用圧電振動子と高調波受信用圧電振動子の間隙や寸法誤
差を埋設修正する接着剤を注入塗布する接着剤注入塗布
工程と、前記接着剤注入塗布工程で注入塗布された接着
剤にて、前記基本波送信用圧電振動子と高調波受信用圧
電振動子の表面にダンピング層シートを接合するダンピ
ング層シート接合工程と、前記ダンピング層シート接合
工程のダンピング層シートの接合固化後、前記レンズ形
成型から離型すると共に、所定の形状寸法に裁断する裁
断工程と、前記裁断工程で裁断された裁断面に露出した
前記共通電極膜形成工程で生成した共通電極膜と、前記
入出力電極膜形成工程で生成した入出力電極膜の端部の
一部にそれぞれ外部電極を形成する外部電極形成工程
と、前記外部電極形成工程で形成された共通電極膜の外
部電極と、入出力電極膜の外部電極に前記送信用圧電振
動子と受信用圧電振動子を駆動する同軸ケーブルのシー
ルド線と信号線を接続するケーブル接続工程と、前記ケ
ーブル接続工程での同軸ケーブルのシールド線と信号線
を外部電極に接続後、音響レンズ型台を除去してハウジ
ング内に収納すると共に、樹脂剤で封止固定するハウジ
ング装填工程と、からなることを特徴としている。
【0029】本発明は、送受信分離型構造で、超音波の
高調波を高感度・高選択性で検出出来、しかも音響焦点
が生体組織の程良い位置に来るように設定できる。ま
た、超音波の深達度も大きくとれ、かつ、軟性内視鏡の
鉗子孔に挿通した時、湾曲径に影響する硬性長を短縮で
きる超音波トランスジューサが得られる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について詳細に説明する。最初に図1乃至図4
を用いて、本発明の第一の実施形態の超音波トランスジ
ューサを説明する。図1は本発明の第一の実施形態に係
る超音波トランスジューサを用いた細径プローブの断面
図、図2は本発明の第一の実施形態に係る超音波トラン
スジューサの基本構成を示す断面図、図3は本発明の第
一の実施形態に係る超音波トランスジューサの詳細構成
を示す断面図、図4は本発明の第一の実施形態に係る超
音波トランスジューサをハウジングに収納した状態を示
す断面図である。
【0031】図1を用いて、本発明の超音波トランスジ
ューサである超音波振動子1を細径プローブに組み込ん
だ状態を説明する。
【0032】超音波振動子1は、超音波送受面側を開放
したハウジング9に内蔵されている。この超音波振動子
1を内蔵したハウジング9は、音響カプラー液3を満た
した超音波透過性に優れたバルーン2内に収納固定され
ている。前記超音波振動子1には、シース5に内装され
ると共に、ケーブル埋設管32に内蔵された信号制御用
2芯同軸ケーブル6が接続されている。この信号制御用
2芯同軸ケーブル6を内装したケーブル埋設管32の端
部は、ハウジング9に固定されると共に、回転支持手段
4、例えば、ボールベアリングの回動部に固定される。
この回転支持手段4の外周側には、バルーン2と、ケー
ブル埋設管32を被覆するシース5の端部が密着固定さ
れて、バルーン2内の音響カプラー液3が漏洩されない
ようになっている。
【0033】つまり、信号制御用2芯同軸ケーブル6を
内蔵したケーブル埋設管32を回動させると、回転支持
手段4を介して、バルーン2内のハウジング2と超音波
振動子1が回動するようになっている。
【0034】前記超音波振動子1は、図2に示すよう
に、一対の両主面に電極が形成された基本波送信用圧電
振動子(以下、送信用圧電振動子と称する)11a,1
1bと、この基本波送信用圧電振動子11a,11bに
ほぼ同一面上で、かつ挟まれるように配置され、両主面
に電極が形成された高調波受信用圧電振動子(以下、受
信用圧電振動子と称する)12が、前記基本波送信用圧
電振動子11a,11bが形成する送信超音波7(図1
参照)による音場の中心軸と、高調波受信用圧電振動子
12が形成する受信超音波8による音場の中心軸が一致
するように配置されている。
【0035】また、前記送信用圧電振動子11a,11
bの背面には、送信超音波振動子としての共振尖鋭度Q
が2〜4程度になる柔軟性エポキシ樹脂にアルミナ等の
粉末を分散させた送信振動子用ダンピング層13が、ま
た、前記受信用圧電振動子12の背面には、受信超音波
振動子としての共振尖鋭度Qが4〜8程度になる受信振
動子用ダンピング層14が配設されている。なお、受信
振動子用ダンピング層14の材質は、前記送信振動子用
ダンピング層13とは異なる組成のエポキシ樹脂にアル
ミナ等の粉末を分散したものである。
【0036】前記送信用圧電振動子11a,11bと受
信用圧電振動子12の超音波送受信面側に音響レンズ1
5が接合されている。
【0037】この音響レンズ15の送信用圧電振動子1
1a,11bと受信用圧電振動子12と接する面には、
前記送信用圧電振動子11a,11bと受信用圧電振動
子12の超音波送受信面側の電極が共通接地状態になる
ように図示していない導電層が設けられ、他面には、曲
率半径R16の凹面が形成されている。
【0038】なお、図2に示した超音波振動子1の断面
図は、紙面に垂直方向にシリンドリカルに伸びた層状構
造体をダイシングして現したものである。
【0039】この超音波振動子1の送信用圧電振動子1
1a,11bと受信用圧電振動子12の各電極と外部配
線電極について、図3を用いて説明する。なお、図3
(a)は超音波振動子1の側面から見た層状平面図で、
図中矢印A方向から前記信号制御用2芯同軸ケーブル6
が接続される。図3(b)は超音波振動子1の信号制御
用2芯同軸ケーブル6が接続される側の層状平面図で、
図3(c)は図3(a)に示した超音波振動子1を裏面
から見た層状平面図である。
【0040】前記送信用圧電振動子11a,11bの超
音波送信面側には、送信振動子用接地電極17a,17
bが設けられ、この送信振動子用接地電極17a,17
bが設けられた超音波送信面側の反対面側には、送信振
動子用入力側電極18a,18aが設けられている。
【0041】前記受信用圧電振動子12の超音波受信面
側には、接地電極24が設けられ、この接地電極24が
設けられた超音波受信面側の反対面には、受信振動子用
出力側電極23が設けられている。
【0042】前記音響レンズ15の送信用圧電振動子1
1a,11bと受信用圧電振動子12の超音波送受信面
側と接する面には、共通接地電極171が設けられてい
る。
【0043】この音響レンズ15の共通接地電極171
は、前記送信用圧電振動子11a,11bの送信振動子
用接地電極17a,17bと受信用圧電振動子12の接
地電極24と接合され、断層面に露出されている。この
音響レンズ15の共通電極171の断層面に露出された
一端部には、図3(b)に示すように、前記信号制御用
2芯同軸ケーブル6が接続する側の略中央部分に接地配
線電極22が設けられている。
【0044】前記送信用圧電振動子11a,11bの送
信振動子用入力側電極18a,18bが露出した電極断
層部には、送信振動子用入力側引出配線20が接続配置
されている。この送信振動子用入力側引出配線20は、
送信用圧電振動子11a,11bの送信振動子用入力電
極18a,18bを同電位とすると共に、図3(b)に
示すように、前記信号制御用2芯同軸ケーブル6が接続
する側の図中左側に設けた送信振動子用入力側配線電極
21へと延在接続されている。
【0045】また、図3(c)に示すように、前記送信
振動子用入力側引出配線20と反対側の側面に露出した
電極断層部には、前記受信用圧電振動子12の受信振動
子用出力電極23に接続された受信振動子用出力引出配
線241が配線され、図3(b)に示すように、前記信
号制御用2芯同軸ケーブル6が接続する側の図中右側に
設けた受信振動子用出力側配線電極25へと延在接続さ
れている。
【0046】つまり、送信振動子用入力側電極18a,
18bと受信振動用出力側電極23及び共通接地電極1
71に対して、ほぼ鉛直方向に断層面に送信振動子用入
力側引出配線20、送信振動子用入力側配線電極21、
受信振動子用出力側引出配線241、受信振動子用出力
側配線電極25、及び共通接地電極171が設けられて
いる。
【0047】このような構成の超音波振動子1を前記ハ
ウジング9への収納と信号制御用2芯同軸ケーブル6と
の接続について、図4を用いて説明する。図4(a)は
超音波振動子の前記信号制御用2芯同軸ケーブル6と接
続される送信振動子用入力側配線電極21、接地配線電
極22、及び受信振動子用出力側配線電極25が設けら
れた側から見た平面図で、図4(b)は信号制御用2芯
同軸ケーブル6が送信振動子用入力側配線電極21、接
地配線電極22、及び受信振動子用出力側配線電極25
に接続された超音波振動子を側面から見た平面図であ
る。
【0048】前記送信振動子用入力側配線電極21、接
地配線電極22、及び受信振動子用出力側配線電極25
が設けられた超音波振動子1は、断面が略半円筒形状の
金属部材で形成されたハウジング26の内側に収納し、
封止樹脂27で固着内蔵される。この時、超音波振動子
1の音響レンズ15の凹面、すなわち、送信用圧電振動
子11a,11b及び受信用圧電振動子12の超音波送
受信面側がハウジング26の開口側となるように収納配
置する。
【0049】このハウジング26は、図4(b)に示す
ように、超音波振動子1の送信振動子用入力側配線電極
21、接地配線電極22、及び受信振動子用出力側配線
電極25が位置する側の外側には、前記信号制御用2芯
同軸ケーブル6が挿通されるケーブル埋設管32が設け
られ、このケーブル埋設管32が設けられたハウジング
26の内側には、接地部31が設けられている。このケ
ーブル埋設管32と接地部31は、電気的に同電位とな
っている。
【0050】このケーブル埋設管32に挿通された前記
信号制御用2芯同軸ケーブル6の接地用のシールド線2
8は、前記接地部31と前記超音波振動子1の接地配線
電極22に接続される。また、前記ケーブル埋設管32
に挿通された前記信号制御用2芯同軸ケーブル6の一方
の芯線である受信振動子用出力信号ケーブル29は、前
記超音波振動子1の受信振動子用出力側配線電極25に
接続され、他方の芯線である送信振動子用入力信号ケー
ブル30は、前記超音波振動子1の送信振動子用入力側
配線電極21に接続される。
【0051】つまり、ケーブル埋設管32を送通させた
信号制御用2芯同軸ケーブル6のシールド線28は、ハ
ウジング26の接地部31と超音波振動子1の接地配線
電極22に接続し、前記信号制御用2芯同軸ケーブル6
の一方の芯線である受信振動子用出力信号ケーブル29
を前記超音波振動子1の受信振動子用出力側配線電極2
5に接続し、他方の芯線である送信振動子用入力信号ケ
ーブル30を前記超音波振動子1の送信振動子用入力側
配線電極21に接続した後、超音波振動子1は、ハウジ
ング26内に封止樹脂27で封止固着される。これによ
り、信号制御用2芯同軸ケーブル6の各芯線である信号
ケーブル29,30とシールド線28は、ハウジング2
6に密閉固着される。
【0052】このようにして信号制御用2芯同軸ケーブ
ル6に接続され、かつ、ハウジング26に封止固着され
た超音波振動子1は、図1に示すように、ケーブル埋設
管32を前記回転支持手段4であるボールベアリングの
回動部の内径に固定し、超音波振動1とハウジング26
を音響カプラー液3が充填されたバルーン2に収納し、
かつ、バルーン2と回転支持手段4との接続部分をシー
ス5で覆うことで、超音波プローブが形成できる。
【0053】このような超音波振動子1を有した超音波
プローブは、信号制御用2芯同軸ケーブル6の送信振動
子用入力信号ケーブル30とシールド線28との間に供
給されたインパルスやバースト波駆動信号は、接地配線
電極22と送信振動子用入力側配線電極21から送信用
圧電振動子11a,11bの接地電極17a,17bと
送信振動子用入力電極18a,18bの間に入力され
る。
【0054】これによって一対の送信用圧電振動子11
a,11bは、送信用圧電振動子の共振周波数近傍で超
音波振動し、音響レンズ15の曲率半径R16に依存す
る基本波集束超音波である送信超音波7が生体対象物に
送信される。
【0055】この送信超音波7の伝播時、或いは造影剤
バブルの破裂や共振で発生する高調波を含んだエコー信
号である受信超音波8が、その共振周波数が高調波周波
数近傍にある受信用圧電振動子12によって受信され
る。この受信用圧電振動子12は、受信された受信超音
波8との共振特性によって、高調波成分が選択的に圧電
変換され、受信振動子用出力電極23と接地電極24の
間に生じた高調波信号は、受信振動子用出力側配線電極
25と接地配線電極22に接続された信号制御用2芯同
軸ケーブル6の受信振動用出力信号ケーブル29とシー
ルド線28へと出力される。
【0056】このような超音波振動子の動作において、
前記送信用圧電振動子11a,11bの共振周波数近傍
での超音波振動は、その振動方向に機械的な負荷がある
と、その質量負荷効果によって共振周波数や共振抵抗が
変化する。
【0057】一方、前記受信用圧電振動子12は、その
共振周波数が、基本波周波数の整数倍の高調波周波数に
合うように設計されているが、その振動方向に機械的な
負荷があると、基本波周波数の整数倍からはずれ、高調
波信号が効率良く共振しくなる。
【0058】しかし、本発明の超音波振動子は、送信用
圧電振動子11a,11b及び受信用圧電振動子12の
前面には音響レンズ15、背面にはダンピング層13、
14のみの超音波振動子としての基本構造部材のみが配
置することができ、超音波駆動入力及び出力信号配線
や、その配線を電極に接続するための半田等の導電部材
は一切存在しない状態を得ることができる。
【0059】したがって、前記受信用圧電振動子12の
共振周波数を容易に基本波周波数の整数倍の高調波周波
数に合わせることが出来、常に良好な送受信感度が得ら
れるようになる。
【0060】さらに、従来、質量負荷効果の軽減を目的
にワイヤボンドで軽量配線をしたとしても、配線の中継
部が別に必要になり、細径プローブの長軸方向の長さが
長くなってしまい、前記した硬性長を増加させることに
なるが、本発明の超音波振動子は、送信振動子用入力側
引出配線20、受信振動子用出力側引出配線241、を
帯状の薄膜とすることで、硬性長の短縮が可能となる。
【0061】さらに本発明は、ダンピング層形成が容易
となる。圧電振動子面上に半田点等の凹凸部が無いので
シート状のダンピング層を接着等の方法で容易に接合出
来る為に、加工組み立てが安易となり、バラツキの少な
い超音波細径プローブが生成できる。
【0062】次に、本発明の超音波トランスジューサで
ある超音波振動子と信号制御用2芯同軸ケーブル6との
接続の変形例を図5を用いて説明する。
【0063】図5(a)は超音波振動子の長軸方向から
見た平面図で、図5(b)は信号制御用2芯同軸ケーブ
ル6を送信振動子用入力側電極18、共通接地電極17
1、及び受信振動子用出力側電極23に接続された超音
波振動子を側面から見た平面図である。なお、前述の図
1乃至図4と同一部分は、同一符号を付して詳細説明は
省略する。
【0064】この超音波振動子の長軸方向の一方の側面
には、前記送信用圧電素子11a,11bの送信振動子
用入力電極18a,18bに接続された前記送信振動子
用入力側引出配線20に変わって、送信振動子用入力電
極パッド35が設けられている。この送信振動子用入力
電極パッド35は、超音波振動子の断層面に露出した前
記送信用振動子用入力電極18a,18bにまたがって
設けられている。更に、超音波振動子の断層面に露出し
た前記共通接地電極171に接続された接地配線電極2
2に変わって、共通接地電極パッド34が設けられてい
る。
【0065】また、超音波振動子の長軸方向の他方の側
面には、超音波振動素子の断層面に露出した受信振動子
用出力電極23に接続された受信振動子用出力側引出配
線241に変わって、受信振動子用出力電極パッド33
が設けられている。
【0066】このような構成の超音波振動子をハウジン
グ26に収納する際に、共通接地電極パッド34は、接
地配線37を介してハウジング26に接続し、送信振動
子用出力電極パッド36には、送信振動子用入力ケーブ
ル30の送信振動子用入力信号線40が半田付け39で
接続されると共に、この送信振動子用入力ケーブル33
をシールドしているシールド線38をハウジング26に
接続し、受信振動子用出力電極パッド33には、受信振
動子用出力ケーブル31の図示していない受信振動用出
力信号線が半田接続されると共に、この受信振動子用出
力ケーブル31をシールドしているシールド線36をハ
ウジング26に接続する。
【0067】この送信振動子用入力ケーブル30と受信
振動子用出力ケーブル31は、ハウジング26から導出
される位置から束ねられてケーブル埋設管32に埋設さ
れて、封止樹脂27でハウジング26内に封止固着さ
れ、前記ケーブル埋設管32を前記回転支持手段4であ
るボールベアリングの回動部に固定支持される。
【0068】つまり、共通接地電極171、送信振動子
用入力側電極18a,18b、受信振動子用出力側電極
23にそれぞれ接続された共通接地電極パッド34、送
信振動子用入力電極パッド35、受信振動子用出力電極
パッド33を設けている。これら送信振動子用入力電極
パッド35に送信振動子用入力ケーブル30の送信振動
用入力信号線40、受信振動子用出力電極パッド33に
受信振動子用出力ケーブル31の受信振動子用出力信号
線、及び共通接地電極パッド33、送信振動子用入力ケ
ーブル30と受信振動子用出力ケーブル31のシールド
線36,37,38がハウジング26に接続されるよう
になっている。
【0069】なお、前記送信振動子用入力ケーブル30
と受信振動子用出力ケーブル31に代えて、前記信号制
御用2芯同軸ケーブル6を用いても良い。ただし、信号
制御用2芯同軸ケーブル6を用いた場合には、送信振動
子用入力信号線がハウジング26のケーブル埋設管32
の位置から送信振動子用入力電極パッド35までの間で
ノイズ侵入を防止するためのシールドの配慮が必要とな
ることは明らかである。
【0070】この超音波振動子の変形例により、信号制
御用同軸ケーブルを超音波振動子の側面の断層面に露出
し送信振動子用入力側電極18、受信振動子用出力側2
3、及び共通接地電極171にそれぞれ直接設けた電極
パッド33,34,35に直接接続するために、信号制
御用同軸ケーブルの中継配線を不要とするため硬性長を
更に短縮ことが可能になる。
【0071】また、この変形例の構造においても、圧電
振動子の表面上にワイヤを全く使用していないので、前
述の第1の実施形態と同様に質量負荷は軽減でき、不要
振動のない圧電振動を実現出来る。
【0072】すなわち、受信用圧電振動子12の共振周
波数を容易に送信用圧電振動子の共振周波数の整数倍、
即ち高調波の周波数に合わすことはでき、大きな送受信
感度が得られるようになる。
【0073】次に本発明の超音波振動子の製造方法を図
6乃至図8を用いて説明する。図6(a,b)に示すよ
うに、表面の一部にシリンドリカルな凸面42と平滑面
43からなるシリンドリカル音響レンズ型台41を準備
する。図6(a)はシリンドリカル音響レンズ型台41
の長軸方向の側面から見た平面で、図6(b)はシリン
ドリカル音響レンズ型台41の長軸方向から見た平面図
である。
【0074】このシリンドリカル音響レンズ型台41を
図6(c,d)に示すように、箱形状のレンズ材料形成
型44の底部に配置する。図6(c)はレンズ材料形成
型44に前記シリンドリカル音響レンズ型台41を配置
した際の長軸方向の側面から見た平面図で、図6(d)
はレンズ材料形成型44に前記シリンドリカル音響レン
ズ型台41を配置した際の長軸方向から見た平面図であ
る。
【0075】レンズ材料形成型44に配置したシリンド
リカル音響レンズ型台41の凸面22と平滑面43の表
面、及びレンズ材料形成型44の内壁面に離型剤を塗布
した後、図6(e)に示すように、最終的に音響レンズ
15となる樹脂45をレンズ材料形成型44の開口端ま
で注入し、そのレンズ樹脂45が硬化した後、表面を平
滑に研削する。
【0076】このレンズ樹脂45の研削された表面に、
図6(f)に示すように、スパッタリング、無電解めっ
き、または蒸着等の手段で電極膜46を形成する。
【0077】この電極膜46の表面に、両主面に電極が
形成された短冊状の一対の送信用圧電振動子47a,4
7bと、受信用圧電振動子48を粘性の小さなエポキシ
系接着剤で図6(g)に示すように長軸方向に配置接着
する。この送信用圧電振動子47a,47bは、前記凸
面42の頂点を中心に所定の間隔で前記電極膜46に配
置し、その送信用圧電振動子47a,47bの間に受信
用圧電振動子48が配置される。
【0078】次に、前記送信用圧電振動子47a,47
bと受信用圧電振動子48の表面に図6(h,i)に示
すように、電極箔51a,51b,52を接合させる。
図6(h)はレンズ材料形成型44に前記シリンドリカ
ル音響レンズ型台41を配置し、送受信用圧電素子47
a,47b,48に電極箔51a,51b,52が接合
された際の長軸方向の側面から見た平面図で、図6
(d)はレンズ材料形成型44に前記シリンドリカル音
響レンズ型台41を配置し、送受信用圧電素子47a,
47b,48に電極箔51a,51b,52が接合され
た際の長軸方向から見た平面図である。
【0079】この電極箔51a,51b,52は、後述
する断層面に露出する電極断層部となり確実に外部電極
を接合させるためのものであり、圧電振動子47a,4
7b,48自体の電極だけで後述する外部電極58,5
9,60が確実に導通接続できるのであれば必ずしも必
要ではない。
【0080】次に、図7(j,k)に示すように前記送
信用圧電振動子47a,47bと受信用圧電振動子48
との厚さの差によって出来た溝状窪みに、適度の弾力性
があるエポキシ接着剤をディスペンサーを用いて、多少
はみ出す程度に注型して弾力接着剤層53を形成する。
図7(j)はレンズ材料形成型44に前記シリンドリカ
ル音響レンズ型台41を配置し、送受信用圧電素子47
a,47b,48に電極箔51a,51b,52が接合
され、更に弾力接着剤層53を形成した際の長軸方向の
側面から見た平面図で、図7(k)はレンズ材料形成型
44に前記シリンドリカル音響レンズ型台41を配置
し、送受信用圧電素子47a,47b,48に電極箔5
1a,51b,52が接合され、更に弾力接着剤層53
を形成した際の長軸方向から見た平面図である。
【0081】この弾力接着剤層53が形成された直後
に、例えばフェライト粉末をネオプレンゴムに分散した
シート状ダンピング層54を、図7(l,m)に示すよ
うに、前記送信用圧電素子47a,47bの電極箔51
a,51b上に積層されるように、前記弾力接着剤層5
3のはみ出した弾力性接着剤で接着する。図7(l)は
シート上ダンピング層54を形成したレンズ材料形成型
44に前記シリンドリカル音響レンズ型台41を配置
し、送受信用圧電素子47a,47b,48に電極箔5
1a,51b,52が接合された際の長軸方向の側面か
ら見た平面図で、図6(d)はレンズ材料形成型44に
前記シリンドリカル音響レンズ型台41を配置し、送受
信用圧電素子47a,47b,48に電極箔51a,5
1b,52が接合された際の長軸方向から見た平面図で
ある。
【0082】このようにして、レンズ材料形成型44に
載置させたシリンドリカル音響レンズ型台41の上面
に、レンズ樹脂45を注入硬化し、そのレンズ樹脂45
の表面に電極膜46を形成させた後、送信用圧電振動子
47a,47bと受信用圧電振動子48を長軸方向に設
けると共に、更に、その送信用圧電振動子47a,47
bの上面に電極膜51a,51bと受信用圧電振動子4
8の上面に電極膜52を形成し、その送信用圧電振動子
47a,47bと受信用圧電振動子48の上面の電極膜
51a,51b、52の上面にシート状のダンピング層
54が設けられた長尺の超音波振動形成部材が生成され
る。この長尺超音波振動形成部材の状態で、前記レンズ
材料形成型44から取り出す。
【0083】このレンズ材料形成型44から取り出され
た長尺超音波振動形成部材は、図7(n)に示すよう
に、長軸方向の所定の間隔のダイシング線551,55
2,553,55nでダイシングを行う。このダイシン
グ線551〜55nでダイシングされたダイシング面
は、図7(o)示すように、シリンドリカル音響レンズ
型台41、レンズ樹脂45、電極膜46、送信用圧電振
動子47a,47b、受信用圧電振動子48、電極膜5
1a,51b,52、弾力接着剤層53、及びダンピン
グ層54の断層面が得られる。
【0084】このダイシング線551〜55nでダイシ
ング後、図7(o)に示すダイシング線56,57で長
軸方向にダイシングする。つまり、送信用圧電振動子4
7a,47bの長軸方向の両側面からダイシングして、
超音波振動子チップが形成される。この長軸方向のダイ
シング面には、シリンドリカル音響レンズ型台41、レ
ンズ樹脂45、電極膜46、送信用圧電振動子47a,
47b、電極膜51a,51b、及びダンピング層54
の断層面が得られる。
【0085】すなわち、図7(n,o)で説明したダイ
シング後は、図7(p)に示す超音波振動子チップが生
成される。
【0086】この超音波振動子チップに、図7(q)に
示すように、長軸方向と直交する方向のダイシング面に
露出している受信用圧電振動子48の電極膜52に受信
用圧電振動子電極導通外付け電極58、送信用圧電振動
子47a,47bの電極膜51a,51bに送信用圧電
振動子電極導通外付け電極59、及び電極膜46に共通
接地電極外付け電極60を形成する。なお、図7(q)
には、送信用圧電振動子電極導通外付け電極59は、送
信用圧電振動子47bの電極膜51bにのみ接続された
状態が示されているが、送信用圧電振動子47aの電極
膜51aは、送信用圧電振動子47bの電極膜51bと
電気的に接続同電位となっていることは明らかである。
【0087】前記超音波振動子チップからシリンドリカ
ル音響レンズ型台41を除去して、各電極膜51a,5
1b,52,46に電極導通外付け電極58、59、6
0を設けた超音波振動子チップに、図7(r)に示すよ
うに、受信用圧電振動子電極導通外付け電極58に受信
用圧電振動子48を駆動させる駆動信号ケーブル62、
送信用圧電振動子電極導通外付け電極59に送信信号ケ
ーブル61、及び共通接地電極外付け電極60に接地配
線63を接続する。また、このようにして、超音波振動
子チップに信号ケーブルを接続後、図8に示すように、
ハウジング66内に装填し、前記受信信号ケーブル61
のシールド線64と、駆動信号ケーブル62のシールド
線65、及び設置配線63をハウジング66に接地接続
した後に、封止樹脂67で封止することで、超音波振動
子が生成できる。
【0088】このような製造方法で生成された超音波振
動子は、送信用圧電振動子及び受信用圧電振動子の前面
には音響レンズ、背面にはダンピング層のみの超音波振
動子としての基本構造部材のみが配置することができ、
超音波駆動入力及び出力信号配線や、その配線を電極に
接続するための半田等の導電部材は一切存在しない状態
を得ることができ、受信用圧電振動子の共振周波数を容
易に基本波周波数の整数倍の高調波周波数に合わせるこ
とが出来、良好な送受信感度が得られる。
【0089】また、圧電振動子電極導通外付け電極を断
層面に露出している電極膜に設けることで、硬性長の短
縮が可能となる。
【0090】なお、前述の説明で、音響レンズは、直接
圧電振動子に接するとしたが、両者の間に平面平板状の
音響整合層を1層以上配設した構造としても良い。但し
この場合は、圧電振動子に接する音響整合部材の圧電振
動子に接する面には、導電膜を形成するか、音響整合層
の材料そのものが例えばカーボンガラスの様な高導電材
料にする必要がある。
【0091】また帯状外部電極も必ずしも直線状である
必要はなく、状況に応じてカーブした帯状電極であって
も構わない。更に、2芯同軸ケーブルは、2芯を束ねる
様にシールド線が覆っていてもよいし、2芯のそれぞれ
がシールド線を有していても良いことは明らかである。
【0092】[付記]以上詳述した本発明の実施形態に
よれば、以下のごとき構成を得ることができる。
【0093】(付記1)両主面の略全面に電極が形成さ
れた複数の圧電振動子と、これら圧電振動子それぞれの
一方の電極を接地する接地手段と、前記複数の圧電振動
子の他方の電極に超音波送信入力信号または超音波受信
出力信号を入出力する超音波入出力手段とからなる超音
波トランスデューサにおいて、前記複数の圧電振動子の
それぞれの一方の電極を共通接合して延在させた共通接
地電極と、前記複数の圧電振動子のそれぞれの他方の電
極に接合して延在させた送受信入出力電極と、前記共通
接地電極と、送受信入出力電極のそれぞれの端部に設け
られ、かつ、これら電極に対して鉛直方向に設けられた
外部電極と、を具備し、前記共通接地電極の外部電極に
前記接地手段を接続し、前記送受信入出力電極の外部電
極に前記超音波入出力手段を接続することを特徴とした
超音波トランスジューサ。
【0094】(付記2)前記複数の圧電振動子は、基本
波超音波を生成送信する一対の送信用圧電振動子エレメ
ントと、この一対の圧電振動子エレメントとほぼ同一面
内で、かつ、前記一対の圧電振動子エレメントに挟まれ
るように配置された高調波超音波を受信する受信用圧電
振動子エレメントからなることを特徴とした付記1記載
の超音波トランスジューサ。
【0095】(付記3)前記共通接地電極は、前記複数
の圧電振動子のそれぞれの一方の電極と接するように配
置した部材の表面に形成した電極膜であることを特徴と
する付記1に記載された超音波トランスジューサ。
【0096】(付記5)前記共通接地電極は、前記複数
の圧電振動子のそれぞれの一方の電極と接するように配
置したバルク導電性部材であることを特徴とする付記1
に記載された超音波トランスジューサ。
【0097】(付記6)前記共通接地電極は、前記複数
の圧電振動子のそれぞれの一方の電極と接するように配
置した部材が音響レンズであることを特徴とする付記3
に記載された超音波トランスジューサ。
【0098】(付記7)前記共通接地電極は、前記複数
の圧電振動子のそれぞれの一方の電極と接するように配
置した部材が音響整合層であることを特徴とする付記1
に記載された超音波トランスジューサ。
【0099】(付記8)前記共通接地電極の前記複数の
圧電振動子のそれぞれの一方の電極と接するように配置
した部材であるバルク導電性部材がグラッシーカーボン
であることを特徴とする付記5に記載された超音波トラ
ンスジューサ。
【0100】(付記9)前記一対の圧電振動子エレメン
トの駆動信号入力側電極の端部において、前記駆動信号
入力側電極に対し鉛直で、かつ、同電位とする外部電極
を設けたことを特徴とする付記2に記載した超音波トラ
ンスデューサ。
【0101】(付記10)前記外部電極は、該外部電極
が形成された面から他の面へ屈曲して帯状に引きまわさ
れていることを特徴とする付記1に記載の超音波トラン
スジューサ。
【0102】(付記11)前記外部電極に、同軸ケーブ
ルを介して、駆動制御装置が直接接続されたことを特徴
とする付記1または付記10に記載の超音波トランスジ
ューサ。
【0103】(付記12)表面にシリンドリカルな凸面
部を有した音響レンズ型台が載置されたレンズ成形型
に、音響レンズ用樹脂材料を注型硬化し、その硬化され
た音響レンズの表面を平滑化する音響レンズ成形工程
と、前記音響レンズ形成工程で、成形平滑化した音響レ
ンズ表面に共通電極膜を形成する共通電極膜形成工程
と、前記共通電極膜形成工程で形成された共通電極膜面
に、一対の短冊状で両主面に電極が形成された基本波送
信用圧電振動子と、その基本波送信用圧電振動子に挟ま
れて配置される一片の短冊状で両主面に電極が形成され
た高調波受信用圧電振動子とを接合する圧電振動子接合
工程と、前記圧電振動子接合工程で接合した基本波送信
用圧電振動子の表面に入力電極膜と、高調波受信用圧電
振動子の表面に出力電極膜を形成する入出力電極膜形成
工程と、前記圧電振動子接合工程で、前記電極膜面に接
合された基本波送信用圧電振動子と高調波受信用圧電振
動子の間隙や寸法誤差を埋設修正する接着剤を注入塗布
する接着剤注入塗布工程と、前記接着剤注入塗布工程で
注入塗布された接着剤にて、前記基本波送信用圧電振動
子と高調波受信用圧電振動子の表面にダンピング層シー
トを接合するダンピング層シート接合工程と、前記ダン
ピング層シート接合工程のダンピング層シートの接合固
化後、前記レンズ形成型から離型すると共に、所定の形
状寸法に裁断する裁断工程と、前記裁断工程で裁断され
た裁断面に露出した前記共通電極膜形成工程で生成した
共通電極膜と、前記入出力電極膜形成工程で生成した入
出力電極膜の端部の一部にそれぞれ外部電極を形成する
外部電極形成工程と、前記外部電極形成工程で形成され
た共通電極膜の外部電極と、入出力電極膜の外部電極に
前記送信用圧電振動子と受信用圧電振動子を駆動する同
軸ケーブルのシールド線と信号線を接続するケーブル接
続工程と、前記ケーブル接続工程での同軸ケーブルのシ
ールド線と信号線を外部電極に接続後、音響レンズ型台
を除去してハウジング内に収納すると共に、樹脂剤で封
止固定するハウジング装填工程と、からなることを特徴
とした超音波トランスジューサの製造方法。
【0104】
【発明の効果】本発明の超音波トランスジューサは、、
配線用ワイヤを一切用いず、圧電振動子、音響レンズ、
音響整合層及びダンピング層等が積層された構造を全層
一括裁断した時の栽断面に露出する電極エッジ断面に鉛
直に接触するように外部電極と共通接地電極を設けたこ
とにより、圧電振動子の振動方向に一切質量負荷が存在
しない為に、圧電振動子の共振周波数のシフトが生ずる
こともなく、基本超音波送信用圧電振動子の2又は3倍
の周波数の高調波受信用圧電振動子用の共振周波数を生
じさせることができ高調波受信感度が向上する効果を有
する。
【0105】また、ダンピング層の形成が容易で、配線
同士のショートによる事故の生じる虞もなく、更に、ワ
イヤを用いないので中継基板を必要しないために、硬性
長が短くでき、湾曲径を低下させる要望を実現可能とな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る超音波トランス
ジューサを用いた細径プローブの断面図。
【図2】本発明の第一の実施形態に係る超音波トランス
ジューサの基本構成を示す断面図。
【図3】本発明の第一の実施形態に係る超音波トランス
ジューサの詳細構成を示す断面図。
【図4】本発明の第一の実施形態に係る超音波トランス
ジューサをハウジングに収納した状態を示す断面図。
【図5】本発明の他の実施形態に係る超音波トランスジ
ューサをハウジングに収納した状態を示す断面図。
【図6】本発明に係る超音波トランスジューサの製造方
法を説明する説明図。
【図7】本発明に係る超音波トランスジューサの製造方
法を説明する説明図。
【図8】本発明に係る超音波トランスジューサのハウジ
ング収納状態を説明する説明図。
【符号の説明】
1…超音波振動子 2…バルーン 3…音響カプラー液 4…回転支持手段 5…シース 6…信号制御用2芯同軸ケーブル 7…送信超音波 8…受信超音波 9…ハウジング 11…送信用圧電振動子 12…受信用圧電振動子 13…送信振動子用ダンピング層 14…受信振動子用ダンピング層 15…音響レンズ 16…音響レンズ曲率半径 17…送信振動子用接地電極 18…送信振動子用入力側電極 20…送信振動子用入力側引出配線 21…送信振動子用入力側配線電極 22…接地配線電極 23…受信振動子用出力用電極 24…接地電極 25…受信振動子用出力側配線電極 32…ケーブル埋設管
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 17/00 330 H01L 41/08 J 41/22 Z (72)発明者 横井 武司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 登坂 裕司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C301 AA03 BB28 BB30 EE06 EE13 EE17 FF04 FF15 GA01 GA02 GA15 GB14 GB18 GB19 GB20 GB29 GB33 GB37 GC01 GC17 HH47 HH48 JA17 5D019 HH03 5D107 AA12 AA14 BB07 CC05 CC10 CC11 CC13 DD11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両主面の略全面に電極が形成された複数の
    圧電振動子と、これら圧電振動子それぞれの一方の電極
    を接地する接地手段と、前記複数の圧電振動子の他方の
    電極に超音波送信入力信号または超音波受信出力信号を
    入出力する超音波入出力手段とからなる超音波トランス
    デューサにおいて、 前記複数の圧電振動子のそれぞれの一方の電極を共通接
    合して延在させた共通接地電極と、 前記複数の圧電振動子のそれぞれの他方の電極に接合し
    て延在させた送受信入出力電極と、 前記共通接地電極と、送受信入出力電極のそれぞれの端
    部に設けられ、かつ、これら電極に対して鉛直方向に設
    けられた外部電極と、 を具備し、前記共通接地電極の外部電極に前記接地手段
    を接続し、前記送受信入出力電極の外部電極に前記超音
    波入出力手段を接続することを特徴とした超音波トラン
    スジューサ。
  2. 【請求項2】前記複数の圧電振動子は、基本波超音波を
    生成送信する一対の送信用圧電振動子エレメントと、こ
    の一対の圧電振動子エレメントとほぼ同一面内で、か
    つ、前記一対の圧電振動子エレメントに挟まれるように
    配置された高調波超音波を受信する受信用圧電振動子エ
    レメントからなることを特徴とした請求項1記載の超音
    波トランスジューサ。
  3. 【請求項3】表面にシリンドリカルな凸面部を有した音
    響レンズ型台が載置されたレンズ成形型に、音響レンズ
    用樹脂材料を注型硬化し、その硬化された音響レンズの
    表面を平滑化する音響レンズ成形工程と、 前記音響レンズ成形工程で、成型平滑化した音響レンズ
    表面に共通電極膜を形成する共通電極膜形成工程と、 前記共通電極膜形成工程で形成された共通電極膜面に、
    一対の短冊状で両主面に電極が形成された基本波送信用
    圧電振動子と、その基本波送信用圧電振動子に挟まれて
    配置される一片の短冊状で両主面に電極が形成された高
    調波受信用圧電振動子とを接合する圧電振動子接合工程
    と、 前記圧電振動子接合工程で接合した基本波送信用圧電振
    動子の表面に入力電極膜と、高調波受信用圧電振動子の
    表面に出力電極膜を形成する入出力電極膜形成工程と、 前記圧電振動子接合工程で、前記電極膜面に接合された
    基本波送信用圧電振動子と高調波受信用圧電振動子の間
    隙や寸法誤差を埋設修正する接着剤を注入塗布する接着
    剤注入塗布工程と、 前記接着剤注入塗布工程で注入塗布された接着剤にて、
    前記基本波送信用圧電振動子と高調波受信用圧電振動子
    の表面にダンピング層シートを接合するダンピング層シ
    ート接合工程と、 前記ダンピング層シート接合工程のダンピング層シート
    の接合固化後、前記レンズ形成型から離型すると共に、
    所定の形状寸法に裁断する裁断工程と、 前記裁断工程で裁断された裁断面に露出した前記共通電
    極膜形成工程で生成した共通電極膜と、前記入出力電極
    膜形成工程で生成した入出力電極膜の端部の一部にそれ
    ぞれ外部電極を形成する外部電極形成工程と、 前記外部電極形成工程で形成された共通電極膜の外部電
    極と、入出力電極膜の外部電極に前記送信用圧電振動子
    と受信用圧電振動子を駆動する同軸ケーブルのシールド
    線と信号線を接続するケーブル接続工程と、 前記ケーブル接続工程での同軸ケーブルのシールド線と
    信号線を外部電極に接続後、音響レンズ型台を除去して
    ハウジング内に収納すると共に、樹脂剤で封止固定する
    ハウジング装填工程と、 からなることを特徴とした超音波トランスジューサの製
    造方法。
JP2002136335A 2002-05-10 2002-05-10 超音波トランスデューサ及び超音波トランスデューサの製造方法 Expired - Lifetime JP4109013B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002136335A JP4109013B2 (ja) 2002-05-10 2002-05-10 超音波トランスデューサ及び超音波トランスデューサの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002136335A JP4109013B2 (ja) 2002-05-10 2002-05-10 超音波トランスデューサ及び超音波トランスデューサの製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003325526A true JP2003325526A (ja) 2003-11-18
JP2003325526A5 JP2003325526A5 (ja) 2005-09-15
JP4109013B2 JP4109013B2 (ja) 2008-06-25

Family

ID=29698373

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002136335A Expired - Lifetime JP4109013B2 (ja) 2002-05-10 2002-05-10 超音波トランスデューサ及び超音波トランスデューサの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4109013B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005324008A (ja) * 2004-04-16 2005-11-24 Toshiba Corp 超音波プローブおよび超音波診断装置
JP2006035003A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Olympus Corp 超音波振動子及び超音波振動子の製造方法
WO2006129525A1 (ja) * 2005-05-31 2006-12-07 Olympus Medical Systems Corp. 静電容量型超音波振動子とその製造方法
WO2014105442A1 (en) * 2012-12-28 2014-07-03 Volcano Corporation Transducer assembly for an imaging device
WO2016047772A1 (ja) * 2014-09-26 2016-03-31 テルモ株式会社 画像診断プローブ
JP7120485B1 (ja) * 2021-06-24 2022-08-17 Tdk株式会社 情報処理装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005324008A (ja) * 2004-04-16 2005-11-24 Toshiba Corp 超音波プローブおよび超音波診断装置
JP2006035003A (ja) * 2004-07-22 2006-02-09 Olympus Corp 超音波振動子及び超音波振動子の製造方法
JP4727953B2 (ja) * 2004-07-22 2011-07-20 オリンパス株式会社 超音波振動子及び超音波振動子の製造方法
WO2006129525A1 (ja) * 2005-05-31 2006-12-07 Olympus Medical Systems Corp. 静電容量型超音波振動子とその製造方法
JP2006333952A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Olympus Medical Systems Corp 静電容量型超音波振動子とその製造方法
US7589455B2 (en) * 2005-05-31 2009-09-15 Olympus Medical Systems Corp. Capacitive micromachined ultrasonic transducer and production method of same
WO2014105442A1 (en) * 2012-12-28 2014-07-03 Volcano Corporation Transducer assembly for an imaging device
WO2016047772A1 (ja) * 2014-09-26 2016-03-31 テルモ株式会社 画像診断プローブ
JPWO2016047772A1 (ja) * 2014-09-26 2017-07-20 テルモ株式会社 画像診断プローブ
US11116477B2 (en) 2014-09-26 2021-09-14 Terumo Kabushiki Kaisha Imaging probe for diagnosis
JP7120485B1 (ja) * 2021-06-24 2022-08-17 Tdk株式会社 情報処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4109013B2 (ja) 2008-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4723732B2 (ja) 脈検出装置及び超音波診断装置
KR101196214B1 (ko) 초음파 진단장치용 프로브
KR101031010B1 (ko) 피씨비 및 이를 구비하는 프로브
JP2015503283A (ja) バッキング部材、超音波プローブおよび超音波画像表示装置
KR101137261B1 (ko) 초음파 진단장치용 프로브 및 그 제조방법
WO2008056643A1 (en) Ultrasonic probe and ultrasonographic device using the same
JP2003153899A (ja) 超音波発生要素を回路に結合するシステム及び方法
JP2010220216A (ja) 超音波診断装置用プローブ及びその製造方法
JP3913463B2 (ja) 脈検出装置、及びその製造方法
JP2003153389A (ja) 圧電トランスデューサ、圧電トランスデューサの製造方法、及び脈波検出装置
JP2010158522A (ja) 超音波診断装置用プローブ及びその製造方法
JP4961224B2 (ja) 超音波探触子
JP5406374B2 (ja) 超音波探触子およびそれを用いた超音波診断装置
JP3450430B2 (ja) 超音波トランスジューサ
JP4988034B2 (ja) 脈検出装置及び超音波診断装置
JP2008119318A (ja) 超音波探触子及び超音波診断装置
JPWO2020174640A1 (ja) ソナー、超音波振動子
JP2003325526A (ja) 超音波トランスジューサ及び超音波トランスジューサの製造方法
JPH07136164A (ja) 超音波探触子
JP2015524318A (ja) 超音波内視鏡及びその製造方法
JP2011124997A (ja) 超音波プローブ及びその製造方法
JP2009072349A (ja) 超音波トランスデューサ及びその製造方法、並びに、超音波探触子
JP2002224104A (ja) 超音波アレイ振動子
JPH07194517A (ja) 超音波探触子
JP3656016B2 (ja) 超音波探触子

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050324

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050324

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080403

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120411

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130411

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140411

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250