JP4656028B2 - モータおよび圧縮機 - Google Patents

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Description

この発明は、例えばエアコンや冷蔵庫の圧縮機等に用いられるモータ、および、このモータを用いている圧縮機に関する。
従来、圧縮機に用いられるモータとしては、ロータと、このロータの径方向外側に配置されたステータとを備え、上記ステータは、ステータコアと、上記ステータコアの軸方向の両端面のそれぞれに対向して配置されたインシュレータと、上記ステータコアおよび上記インシュレータに共に巻かれたコイルとを有している(特開2002−233091号公報:特許文献1参照)。
上記ステータコアおよび上記インシュレータは、それぞれ、環状部と、この環状部の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に等間隔に配列された複数のティース部とを有し、上記インシュレータの上記複数のティース部は、それぞれ、上記ステータコアの上記複数のティース部に対向して接触している。
特開2002−233091号公報
しかしながら、上記従来のモータでは、上記インシュレータの上記ティース部において、上記ステータコアの上記ティース部の軸方向に重なる部分には、凹部がなくて、上記インシュレータの成型時に、上記ティース部における樹脂材料の流れが悪くなって、上記ティース部の精度が悪くなる。
したがって、上記ステータコアの上記ティース部に対する上記インシュレータの上記ティース部の位置ずれや浮き上がりが生じ、上記ステータコアの上記ティース部に対する上記インシュレータの上記ティース部の設置精度が悪くて、上記ステータコアの上記ティース部に上記コイルが接触し、上記コイルが損傷する。
そこで、この発明の課題は、上記ステータコアの上記ティース部に対する上記インシュレータの上記ティース部の設置精度を向上して、上記コイルの損傷を防止するモータを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明のモータは、
ロータと、このロータの径方向外側に配置されたステータとを備え、
上記ステータは、ステータコアと、上記ステータコアの軸方向の両端面のそれぞれに対向して配置されたインシュレータと、上記ステータコアおよび上記インシュレータに共に巻かれたコイルとを有し、
上記ステータコアおよび上記インシュレータは、それぞれ、環状部と、この環状部の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に等間隔に配列された複数のティース部とを有し、
上記インシュレータの上記環状部は、上記ステータコアの上記環状部に対向して接触し、
上記インシュレータの上記複数のティース部は、それぞれ、上記ステータコアの上記複数のティース部に対向して接触し、
上記インシュレータの上記ティース部において、上記ステータコアの上記ティース部の軸方向に重なる部分に、凹部を設け
上記インシュレータの上記ティース部は、
上記環状部の内周面に一端が取り付けられると共に径方向に延びている胴部と、
この胴部の他端に取り付けられると共に周方向に延びている頭部と
を有し、
上記胴部に上記凹部が設けられ、
上記凹部は、有底で、上記インシュレータの上記ティース部における上記ステータコアに対向する一面に、設けられ、
上記凹部は、上記胴部の周方向の両側面から一定距離をあけて、設けられていることを特徴としている。
この発明のモータによれば、上記インシュレータの上記ティース部において、上記ステータコアの上記ティース部の軸方向に重なる部分に、上記凹部を設けているので、上記インシュレータの成型時に、上記ティース部における樹脂材料の流れがよくなって、上記ティース部の精度が向上する。
したがって、上記ステータコアの上記ティース部に対する上記インシュレータの上記ティース部の位置ずれや浮き上がりを防止し、上記ステータコアの上記ティース部に対する上記インシュレータの上記ティース部の設置精度を向上できて、上記ステータコアの上記ティース部に上記コイルが接触することを防止して、上記コイルの損傷を防止する。また、上記インシュレータの上記ティース部は、上記胴部と上記頭部とを有し、上記胴部に上記凹部が設けられているので、上記ステータコアの上記ティース部に対する上記インシュレータの上記ティース部の設置精度を確実に向上できて、上記コイルの損傷を確実に防止する。また、上記凹部は、有底で、上記インシュレータの上記ティース部における上記ステータコアに対向する一面に、設けられているので、上記インシュレータの上記ティース部の周方向の側面の精度が一層向上して、上記ステータコアの上記ティース部に対する上記インシュレータの上記ティース部の設置精度を一層向上できる。
また、一実施形態のモータでは、
ロータと、このロータの径方向外側に配置されたステータとを備え、
上記ステータは、ステータコアと、上記ステータコアの軸方向の両端面のそれぞれに対向して配置されたインシュレータと、上記ステータコアおよび上記インシュレータに共に巻かれたコイルとを有し、
上記ステータコアおよび上記インシュレータは、それぞれ、環状部と、この環状部の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に等間隔に配列された複数のティース部とを有し、
上記インシュレータの上記環状部は、上記ステータコアの上記環状部に対向して接触し、
上記インシュレータの上記複数のティース部は、それぞれ、上記ステータコアの上記複数のティース部に対向して接触し、
上記インシュレータの上記ティース部において、上記ステータコアの上記ティース部の軸方向に重なる部分に、凹部を設け、
上記インシュレータの上記ティース部は、
上記環状部の内周面に一端が取り付けられると共に径方向に延びている胴部と、
この胴部の他端に取り付けられると共に周方向に延びている頭部と
を有し、
上記胴部に上記凹部が設けられ、
上記凹部は、上記インシュレータの上記ティース部における上記ステータコアに対向する一面およびこの一面の反対側の他面を、貫通しており、
上記凹部は、上記胴部の周方向の両側面から一定距離をあけて、設けられている。
この実施形態のモータによれば、上記インシュレータの上記ティース部において、上記ステータコアの上記ティース部の軸方向に重なる部分に、上記凹部を設けているので、上記インシュレータの成型時に、上記ティース部における樹脂材料の流れがよくなって、上記ティース部の精度が向上する。したがって、上記ステータコアの上記ティース部に対する上記インシュレータの上記ティース部の位置ずれや浮き上がりを防止し、上記ステータコアの上記ティース部に対する上記インシュレータの上記ティース部の設置精度を向上できて、上記ステータコアの上記ティース部に上記コイルが接触することを防止して、上記コイルの損傷を防止する。また、上記インシュレータの上記ティース部は、上記胴部と上記頭部とを有し、上記胴部に上記凹部が設けられているので、上記ステータコアの上記ティース部に対する上記インシュレータの上記ティース部の設置精度を確実に向上できて、上記コイルの損傷を確実に防止する。また、上記凹部は、上記インシュレータの上記ティース部における上記ステータコアに対向する一面およびこの一面の反対側の他面を、貫通しているので、上記インシュレータの上記ティース部の周方向の側面の精度が一層向上して、上記ステータコアの上記ティース部に対する上記インシュレータの上記ティース部の設置精度を一層向上できる。
また、この発明の圧縮機は、密閉容器と、この密閉容器内に配置された圧縮要素と、上記密閉容器内に配置され、上記圧縮要素をシャフトを介して駆動する上記モータとを備えている。
この発明の圧縮機によれば、上記モータを備えているので、上記モータは損傷がなくて、圧縮機の品質を向上できる。
この発明の圧縮機によれば、上記インシュレータの上記ティース部において、上記ステータコアの上記ティース部の軸方向に重なる部分に、上記凹部を設けているので、上記ステータコアの上記ティース部に対する上記インシュレータの上記ティース部の設置精度を向上して、上記コイルの損傷を防止する。
また、この発明の圧縮機によれば、上記モータを備えているので、上記モータは損傷がなくて、圧縮機の品質を向上できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、この発明の圧縮機の第1実施形態である縦断面図を示している。この圧縮機は、密閉容器1と、この密閉容器1内に配置された圧縮要素2と、上記密閉容器1内に配置され、上記圧縮要素2を上記シャフト12を介して駆動するモータ3とを備えている。
この圧縮機は、いわゆる縦型の高圧ドーム型のロータリ圧縮機であって、上記密閉容器1内に、上記圧縮要素2を下に、上記モータ3を上に、配置している。このモータ3のロータ6によって、上記シャフト12を介して、上記圧縮要素2を駆動するようにしている。
上記圧縮要素2は、アキュームレータ10から吸入管11を通して冷媒ガスを吸入する。この冷媒ガスは、この圧縮機とともに、冷凍システムの一例としての空気調和機を構成する図示しない凝縮器、膨張機構、蒸発器を制御することによって得られる。この冷媒は、例えば、二酸化炭素やHCやR410A等のHFC、R22等のHCFCである。
上記圧縮機は、圧縮した高温高圧の冷媒ガスを、上記圧縮要素2から吐出して密閉容器1の内部に満たすと共に、上記モータ3のステータ5と上記ロータ6との間の隙間を通して、上記モータ3を冷却した後、上記モータ3の上側に設けられた吐出管13から外部に吐出するようにしている。
上記密閉容器1内の高圧領域の下部には、潤滑油が溜められた油溜まり部9が形成されている。この潤滑油は、上記油溜まり部9から、上記シャフト12に設けられた(図示しない)油通路を通って、上記圧縮要素2や上記モータ3のベアリング等の摺動部に移動して、この摺動部を潤滑する。この潤滑油は、例えば、(ポリエチレングリコールやポリプロピレングリコール等の)ポリアルキレングリコール油や、エーテル油や、エステル油や、鉱油である。
上記圧縮要素2は、上記密閉容器1の内面に取り付けられるシリンダ21と、このシリンダ21の上下の開口端のそれぞれに取り付けられている上側の端板部材50および下側の端板部材60とを備える。上記シリンダ21、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60によって、シリンダ室22を形成する。
上記上側の端板部材50は、円板状の本体部51と、この本体部51の中央に上方へ設けられたボス部52とを有する。上記本体部51および上記ボス部52は、上記シャフト12に挿通されている。
上記本体部51には、上記シリンダ室22に連通する吐出口51aが設けられている。上記本体部51に関して上記シリンダ21と反対側に位置するように、上記本体部51に吐出弁31が取り付けられている。この吐出弁31は、例えば、リード弁であり、上記吐出口51aを開閉する。
上記本体部51には、上記シリンダ21と反対側に、上記吐出弁31を覆うように、カップ型のマフラカバー40が取り付けられている。このマフラカバー40は、(ボルト等の)固定部材35によって、上記本体部51に固定されている。上記マフラカバー40は、上記ボス部52に挿通されている。
上記マフラカバー40および上記上側の端板部材50によって、マフラ室42を形成する。上記マフラ室42と上記シリンダ室22とは、上記吐出口51aを介して、連通されている。
上記マフラカバー40は、孔部43を有する。この孔部43は、上記マフラ室42と上記マフラカバー40の外側とを連通する。
上記下側の端板部材60は、円板状の本体部61と、この本体部61の中央に下方へ設けられたボス部62とを有する。上記本体部61および上記ボス部62は、上記シャフト12に挿通されている。
要するに、上記シャフト12の一端部は、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60に支持されている。すなわち、上記シャフト12は、片持ちである。上記シャフト12の一端部(支持端側)は、上記シリンダ室22の内部に進入している。
上記シャフト12の支持端側には、上記圧縮要素2側の上記シリンダ室22内に位置するように、偏心ピン26を設けている。この偏心ピン26は、ローラ27に嵌合している。このローラ27は、上記シリンダ室22内で、公転可能に配置され、このローラ27の公転運動で圧縮作用を行うようにしている。
言い換えると、上記シャフト12の一端部は、上記偏心ピン26の両側において、上記圧縮要素2のハウジング7で支持されている。このハウジング7は、上記上側の端板部材50および上記下側の端板部材60を含む。
次に、上記シリンダ室22の圧縮作用を説明する。
図2に示すように、上記ローラ27に一体に設けたブレード28で上記シリンダ室22内を仕切っている。すなわち、上記ブレード28の右側の室は、上記吸入管11が上記シリンダ室22の内面に開口して、吸入室(低圧室)22aを形成している。一方、上記ブレード28の左側の室は、(図1に示す)上記吐出口51aが上記シリンダ室22の内面に開口して、吐出室(高圧室)22bを形成している。
上記ブレード28の両面には、半円柱状のブッシュ25,25が密着して、シールを行っている。上記ブレード28と上記ブッシュ25,25との間は、上記潤滑油で潤滑を行っている。
そして、上記偏心ピン26が、上記シャフト12と共に、偏心回転して、上記偏心ピン26に嵌合した上記ローラ27が、このローラ27の外周面を上記シリンダ室22の内周面に接して、公転する。
上記ローラ27が、上記シリンダ室22内で公転するに伴って、上記ブレード28は、このブレード28の両側面を上記ブッシュ25,25によって保持されて進退動する。すると、上記吸入管11から低圧の冷媒ガスを上記吸入室22aに吸入して、上記吐出室22bで圧縮して高圧にした後、(図1に示す)上記吐出口51aから高圧の冷媒ガスを吐出する。
その後、図1に示すように、上記吐出口51aから吐出された冷媒ガスは、上記マフラ室52を経由して、上記マフラカバー40の外側に排出される。
図1と図3に示すように、上記モータ3は、上記ロータ6と、このロータ6の径方向外側にエアギャップを介して配置された上記ステータ5とを有する。
上記ロータ6は、ロータ本体610と、このロータ本体610に埋設された磁石620とを有する。上記ロータ本体610は、円筒形状であり、例えば積層された電磁鋼板からなる。上記ロータ本体610の中央の孔部には、上記シャフト12が取り付けられている。上記磁石620は、平板状の永久磁石である。6つの上記磁石620が、上記ロータ本体610の周方向に等間隔の中心角度で、配列されている。
上記ステータ5は、ステータコア510と、上記ステータコア510の軸方向の両端面のそれぞれに対向して配置されたインシュレータ530と、上記ステータコア510および上記インシュレータ530に共に巻かれたコイル520とを有する。なお、図3では、上記コイル520および上記インシュレータ530を一部省略して描いている。
上記ステータコア510は、積層された複数の鋼板からなり、上記密閉容器1に、焼き嵌めなどによって、嵌め込まれている。上記ステータコア510は、環状部511と、この環状部511の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に等間隔に配列された9つのティース部512とを有する。
上記コイル520は、上記各ティース部512にそれぞれ巻かれて複数の上記ティース部512に渡って巻かれていない、いわゆる集中巻きである。上記モータ3は、いわゆる6極9スロットである。上記コイル520に電流を流して上記ステータ5に発生する電磁力によって、上記ロータ6を、上記シャフト12と共に、回転させる。
上記インシュレータ530は、上記ステータコア510と上記コイル520との間に挟持され、上記ステータコア510と上記コイル520とを絶縁している。上記インシュレータ530は、例えば、液晶ポリマー(LCP)やポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリイミドやポリエステル等の耐熱性のよい樹脂材料からなる。また、上記インシュレータ530は、例えば、強度向上のためにガラス繊維入りの材料からなる。
上記インシュレータ530は、環状部531と、この環状部531の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に等間隔に配列された複数のティース部532とを有している。
上記インシュレータ530の上記環状部531は、上記ステータコア510の上記環状部511に対向して接触し、上記インシュレータ530の上記複数のティース部532は、それぞれ、上記ステータコア510の上記複数のティース部512に対向して接触している。
上記ステータコア510の上記ティース部512と、上記インシュレータ530の上記ティース部532とは、上記ステータコア510の軸方向(上記シャフト12の回転軸12a方向)からみて、略同じ形状である。
上記インシュレータ530の上記ティース部532において、上記ステータコア510の上記ティース部512の軸方向に重なる部分に、凹部71を設けている。この凹部71は、上記インシュレータ530の上記ティース部532における上記ステータコア510に対向する一面(つまり、底面)に、設けられている。
具体的に述べると、図4の底面図、および、図5の断面図に示すように、上記インシュレータ530の上記ティース部532は、上記環状部531の内周面に一端が取り付けられると共に径方向に延びている胴部532aと、この胴部532aの他端に取り付けられると共に周方向に延びている頭部532bとを有している。上記胴部532aの底面に、上記凹部71が設けられている。
上記凹部71は、有底である。上記凹部71は、上記インシュレータ530の底面からみて、略矩形状に形成されている。上記凹部71は、上記胴部532aの周方向の両側面から一定距離をあけて、設けられている。
上記構成のモータ3によれば、上記インシュレータ530の上記ティース部532において、上記ステータコア510の上記ティース部512の軸方向に重なる部分に、上記凹部71を設けているので、上記インシュレータ530の成型時に、上記ティース部532における樹脂材料の流れがよくなって、上記ティース部532の精度が向上する。
したがって、上記ステータコア510の上記ティース部512に対する上記インシュレータ530の上記ティース部532の位置ずれや浮き上がりを防止し、上記ステータコア510の上記ティース部512に対する上記インシュレータ530の上記ティース部532の設置精度を向上できて、上記ステータコア510の上記ティース部512に上記コイル520が接触することを防止して、上記コイル520の損傷を防止する。
また、上記インシュレータ530の上記ティース部532は、上記胴部532aと上記頭部532bとを有し、上記胴部532aに上記凹部71が設けられているので、上記ステータコア510の上記ティース部512に対する上記インシュレータ530の上記ティース部532の設置精度を確実に向上できて、上記コイル520の損傷を確実に防止する。
また、上記凹部71は、有底で、上記インシュレータ530の上記ティース部532における上記ステータコア510に対向する一面に、設けられているので、上記インシュレータ530の上記ティース部532の周方向の側面の精度が一層向上して、上記ステータコア510の上記ティース部512に対する上記インシュレータ530の上記ティース部532の設置精度を一層向上できる。
また、上記構成の圧縮機によれば、上記モータ3を備えているので、上記モータ3は損傷がなくて、圧縮機の品質を向上できる。
参考例
図6は、この発明の圧縮機の参考例を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この参考例では、インシュレータに設けられた凹部の形状が相違する。
つまり、この参考例のインシュレータ1530では、凹部72は、有底で、上記ティース部532における上記ステータコア510に対向する一面の反対側の他面(つまり、上面)に、設けられている。
上記凹部72は、上記胴部532aの上面に形成されている。上記凹部72は、上記インシュレータ1530の上面からみて、略矩形状に形成されている。上記凹部72は、上記胴部532aの周方向の両側面から一定距離をあけて、設けられている。
したがって、上記ティース部532の周方向の側面の精度が一層向上して、上記ステータコア510の上記ティース部512に対する上記インシュレータ1530の上記ティース部532の設置精度を一層向上できる。
(第の実施形態)
図7は、この発明の圧縮機の第の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第の実施形態では、インシュレータに設けられた凹部の形状が相違する。
つまり、この第の実施形態のインシュレータ2530では、凹部73は、上記ティース部532における上記ステータコア510に対向する一面(つまり、底面)およびこの一面の反対側の他面(つまり、上面)を、貫通している。
上記凹部73は、上記インシュレータ2530の上面からみて、略矩形状に形成されている。上記凹部73は、上記胴部532aの周方向の両側面から一定距離をあけて、設けられている。
したがって、上記ティース部532の周方向の側面の精度が一層向上して、上記ステータコア510の上記ティース部512に対する上記インシュレータ2530の上記ティース部532の設置精度を一層向上できる。
(第の実施形態)
図8は、この発明の圧縮機の第の実施形態を示している。上記第1の実施形態と相違する点を説明すると、この第の実施形態では、インシュレータに設けられた凹部の形状が相違する。
つまり、この第の実施形態のインシュレータ3530では、上記凹部71に、ブリッジ75が設けられている。このブリッジ75は、周方向に延びており、上記凹部71の周方向に対向する両内面を、架橋している。
したがって、上記ティース部532の強度を向上しつつ、上記ステータコア510の上記ティース部512に対する上記インシュレータ2530の上記ティース部532の設置精度を一層向上できる。
なお、この発明は上述の実施形態に限定されない。例えば、上記圧縮要素2として、ローラとブレードが別体であるロータリタイプでもよい。上記圧縮要素2として、ロータリタイプ以外に、スクロールタイプやレシプロタイプを用いてもよい。
また、上記圧縮要素2として、2つのシリンダ室を有する2シリンダタイプでもよい。上記圧縮要素2が上、上記モータ3が下に配置されていてもよい。上記ティース部512として、9スロット以外に、6スロットでもよい。
また、上記第の実施形態の上記ブリッジ75を、上記参考例の上記凹部72や、上記第の実施形態の上記凹部73に設けてもよく、上記ティース部532の強度を向上できる。
また、上記凹部の形状や数量の増減は、自由である。つまり、上記インシュレータの各ティース部において、上記凹部を複数設けてもよい。また、上記モータを、圧縮機以外のファン等に、用いてもよい。
本発明の圧縮機の第1実施形態を示す縦断面図である。 圧縮機の要部の平面図である。 圧縮機のモータ付近の横断面図である。 インシュレータの底面図である。 図4のA−A断面図である。 本発明の圧縮機の参考例を示すと共に他のインシュレータを示す断面図である。 本発明の圧縮機の第実施形態を示すと共に別のインシュレータを示す断面図である。 本発明の圧縮機の第実施形態を示すと共にさらに他のインシュレータを示す断面図である。
1 密閉容器
2 圧縮要素
3 モータ
5 ステータ
510 ステータコア
511 環状部
512 ティース部
520 コイル
530,1530,2530,3530 インシュレータ
531 環状部
532 ティース部
532a 胴部
532b 頭部
6 ロータ
12 シャフト
12a 回転軸
21 シリンダ
50 上側の端板部材
60 下側の端板部材
71,72,73 凹部
75 ブリッジ

Claims (3)

  1. ロータ(6)と、このロータ(6)の径方向外側に配置されたステータ(5)とを備え、
    上記ステータ(5)は、ステータコア(510)と、上記ステータコア(510)の軸方向の両端面のそれぞれに対向して配置されたインシュレータ(530,1530,2530,3530)と、上記ステータコア(510)および上記インシュレータ(530,1530,2530,3530)に共に巻かれたコイル(520)とを有し、
    上記ステータコア(510)および上記インシュレータ(530,1530,2530,3530)は、それぞれ、環状部(511,531)と、この環状部(511,531)の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に等間隔に配列された複数のティース部(512,532)とを有し、
    上記インシュレータ(530,1530,2530,3530)の上記環状部(531)は、上記ステータコア(510)の上記環状部(511)に対向して接触し、
    上記インシュレータ(530,1530,2530,3530)の上記複数のティース部(532)は、それぞれ、上記ステータコア(510)の上記複数のティース部(512)に対向して接触し、
    上記インシュレータ(530,1530,2530,3530)の上記ティース部(532)において、上記ステータコア(510)の上記ティース部(512)の軸方向に重なる部分に、凹部(71,72,73)を設け
    上記インシュレータ(530,1530,2530,3530)の上記ティース部(532)は、
    上記環状部(531)の内周面に一端が取り付けられると共に径方向に延びている胴部(532a)と、
    この胴部(532a)の他端に取り付けられると共に周方向に延びている頭部(532b)と
    を有し、
    上記胴部(532a)に上記凹部(71,72,73)が設けられ、
    上記凹部(71)は、有底で、上記インシュレータ(530)の上記ティース部(532)における上記ステータコア(510)に対向する一面に、設けられ、
    上記凹部(71)は、上記胴部(532a)の周方向の両側面から一定距離をあけて、設けられていることを特徴とするモータ。
  2. ロータ(6)と、このロータ(6)の径方向外側に配置されたステータ(5)とを備え、
    上記ステータ(5)は、ステータコア(510)と、上記ステータコア(510)の軸方向の両端面のそれぞれに対向して配置されたインシュレータ(530,1530,2530,3530)と、上記ステータコア(510)および上記インシュレータ(530,1530,2530,3530)に共に巻かれたコイル(520)とを有し、
    上記ステータコア(510)および上記インシュレータ(530,1530,2530,3530)は、それぞれ、環状部(511,531)と、この環状部(511,531)の内周面から径方向内側に突出すると共に周方向に等間隔に配列された複数のティース部(512,532)とを有し、
    上記インシュレータ(530,1530,2530,3530)の上記環状部(531)は、上記ステータコア(510)の上記環状部(511)に対向して接触し、
    上記インシュレータ(530,1530,2530,3530)の上記複数のティース部(532)は、それぞれ、上記ステータコア(510)の上記複数のティース部(512)に対向して接触し、
    上記インシュレータ(530,1530,2530,3530)の上記ティース部(532)において、上記ステータコア(510)の上記ティース部(512)の軸方向に重なる部分に、凹部(71,72,73)を設け
    上記インシュレータ(530,1530,2530,3530)の上記ティース部(532)は、
    上記環状部(531)の内周面に一端が取り付けられると共に径方向に延びている胴部(532a)と、
    この胴部(532a)の他端に取り付けられると共に周方向に延びている頭部(532b)と
    を有し、
    上記胴部(532a)に上記凹部(71,72,73)が設けられ、
    上記凹部(73)は、上記インシュレータ(2530)の上記ティース部(532)における上記ステータコア(510)に対向する一面およびこの一面の反対側の他面を、貫通しており、
    上記凹部(73)は、上記胴部(532a)の周方向の両側面から一定距離をあけて、設けられていることを特徴とするモータ。
  3. 密閉容器(1)と、
    この密閉容器(1)内に配置された圧縮要素(2)と、
    上記密閉容器(1)内に配置され、上記圧縮要素(2)をシャフト(12)を介して駆動する請求項1または2に記載のモータ(3)と
    を備えていることを特徴とする圧縮機。
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