JP2003324692A - 静止画像再生方法および画像再生装置 - Google Patents
静止画像再生方法および画像再生装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 静止画像再生時に画像の品質が落ちることの
ない静止画像再生方法を提供。 【解決手段】 画像表示装置10の画像メモリ18は、制御
部26に制御されて、再生している画像フレームＣ以外
に、この画像フレームＣの前後の時間に対応する画像フ
レームＡ、Ｂ、Ｄ、Ｅを複数蓄積できる。静止画像再生
時にはこれら複数の画像フレームＡ〜Ｅを連続して繰り
返し再生することにより、静止画像の画質を向上するこ
とができる。
ない静止画像再生方法を提供。 【解決手段】 画像表示装置10の画像メモリ18は、制御
部26に制御されて、再生している画像フレームＣ以外
に、この画像フレームＣの前後の時間に対応する画像フ
レームＡ、Ｂ、Ｄ、Ｅを複数蓄積できる。静止画像再生
時にはこれら複数の画像フレームＡ〜Ｅを連続して繰り
返し再生することにより、静止画像の画質を向上するこ
とができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像再生装置およ
びその静止画像再生方法に関するものである。
びその静止画像再生方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、画像を再生するための装置、
たとえばVHS 方式のビデオ、またはMPEG（Moving Pictu
re Experts Group）方式のディジタルビデオディスク
（DVD ）が家庭で広く普及している。これらは動画を再
生し、また再生中の光景をより詳細に見るために一時停
止して静止画像を再生する機能を有するものが多い。こ
の場合、静止画像を再生するために、静止させたい画像
フレームを１つだけ画像表示装置に出力し続ける方法が
多く用いられる。したがって、一時停止をしている間、
画像表示装置には一時停止を指示された時点に対応する
画像フレームのみが延々と映し出されることになる。
たとえばVHS 方式のビデオ、またはMPEG（Moving Pictu
re Experts Group）方式のディジタルビデオディスク
（DVD ）が家庭で広く普及している。これらは動画を再
生し、また再生中の光景をより詳細に見るために一時停
止して静止画像を再生する機能を有するものが多い。こ
の場合、静止画像を再生するために、静止させたい画像
フレームを１つだけ画像表示装置に出力し続ける方法が
多く用いられる。したがって、一時停止をしている間、
画像表示装置には一時停止を指示された時点に対応する
画像フレームのみが延々と映し出されることになる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、静止画像を再
生するために１つの画像フレームのみを再生し、表示す
ると、非常に画像が荒く感じ、特に文字などは、動画再
生時には読むことができるが静止画像にすると読めなく
なってしまうこともある。これは、動画情報を表わす画
像フレームが個々に瞬間的な描写を表わし、動画再生時
には人間の目が連続する画像フレーム群を合成して平均
値を知覚するために画像の品質が高く感じられるが、静
止画像再生時には１つの画像フレームのみを見るため、
画質が落ちて認識されるからである。
生するために１つの画像フレームのみを再生し、表示す
ると、非常に画像が荒く感じ、特に文字などは、動画再
生時には読むことができるが静止画像にすると読めなく
なってしまうこともある。これは、動画情報を表わす画
像フレームが個々に瞬間的な描写を表わし、動画再生時
には人間の目が連続する画像フレーム群を合成して平均
値を知覚するために画像の品質が高く感じられるが、静
止画像再生時には１つの画像フレームのみを見るため、
画質が落ちて認識されるからである。
【０００４】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、静止画像再生時に画像の品質が落ちることのない画
像再生装置およびその静止画像再生方法を提供すること
を目的とする。
し、静止画像再生時に画像の品質が落ちることのない画
像再生装置およびその静止画像再生方法を提供すること
を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、動画再
生機能を有する画像再生装置の静止画像再生方法は、一
連の複数の画像フレームを蓄積する蓄積工程と、静止画
再生を指示する工程と、この蓄積された画像フレームの
うち、静止画再生を指示された時点に対応する画像フレ
ームを含む複数の画像フレームを順次繰り返し読み出す
工程と、この読み出された画像フレームを可視画像して
再生する工程とを含むことを特徴とする。
生機能を有する画像再生装置の静止画像再生方法は、一
連の複数の画像フレームを蓄積する蓄積工程と、静止画
再生を指示する工程と、この蓄積された画像フレームの
うち、静止画再生を指示された時点に対応する画像フレ
ームを含む複数の画像フレームを順次繰り返し読み出す
工程と、この読み出された画像フレームを可視画像して
再生する工程とを含むことを特徴とする。
【０００６】また、動画再生機能を有する画像再生装置
は、一連の複数の画像フレームを蓄積する蓄積手段と、
画像フレームの再生を指示する指示手段と、この指示手
段に応動してこの蓄積手段を制御し、その蓄積された画
像フレームを読み出す制御手段と、その読み出された画
像フレームを表わす画像信号を出力する出力手段とを含
み、この制御手段は、この指示手段によって静止画再生
を指示されると、その蓄積された画像フレームのうち指
示された時点に対応する画像フレームを含む複数の画像
フレームを順次繰り返し読み出して、この出力手段に与
えることを特徴とする画像再生装置。
は、一連の複数の画像フレームを蓄積する蓄積手段と、
画像フレームの再生を指示する指示手段と、この指示手
段に応動してこの蓄積手段を制御し、その蓄積された画
像フレームを読み出す制御手段と、その読み出された画
像フレームを表わす画像信号を出力する出力手段とを含
み、この制御手段は、この指示手段によって静止画再生
を指示されると、その蓄積された画像フレームのうち指
示された時点に対応する画像フレームを含む複数の画像
フレームを順次繰り返し読み出して、この出力手段に与
えることを特徴とする画像再生装置。
【０００７】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる画像再生装置の実施例を詳細に説明する。
よる画像再生装置の実施例を詳細に説明する。
【０００８】実施例の画像再生装置10は、図１に示すよ
うに、データ記憶装置12、情報記録媒体14、データバス
16、画像メモリ18、入力インタフェース20、出力インタ
フェース22、画像表示装置24、制御部26および操作部28
を有し、これらが図示のように接続されている。
うに、データ記憶装置12、情報記録媒体14、データバス
16、画像メモリ18、入力インタフェース20、出力インタ
フェース22、画像表示装置24、制御部26および操作部28
を有し、これらが図示のように接続されている。
【０００９】本実施例の画像再生装置10では、動画を記
録している情報記録媒体14の静止画像を再生するとき
に、前後の時間の画像を利用、たとえば図４に示すよう
に、静止画再生の指示された時点に対応する画像フレー
ムをＦ(０)と表わすとき、その前後の時間の画像フレー
ムＦ(−ｎ)〜Ｆ(−１)、Ｆ(１)〜Ｆ(ｍ)をも使用するこ
とにより静止画像の画質を向上させる。ただし、ｍ、ｎ
はともに自然数である。このとき、Ｆ（０）と合わせて
使用する画像フレームは、前の時間の画像フレーム、ま
たは後の時間の画像フレームだけでもよい。
録している情報記録媒体14の静止画像を再生するとき
に、前後の時間の画像を利用、たとえば図４に示すよう
に、静止画再生の指示された時点に対応する画像フレー
ムをＦ(０)と表わすとき、その前後の時間の画像フレー
ムＦ(−ｎ)〜Ｆ(−１)、Ｆ(１)〜Ｆ(ｍ)をも使用するこ
とにより静止画像の画質を向上させる。ただし、ｍ、ｎ
はともに自然数である。このとき、Ｆ（０）と合わせて
使用する画像フレームは、前の時間の画像フレーム、ま
たは後の時間の画像フレームだけでもよい。
【００１０】データ記憶装置12は、情報記録媒体14が記
録する画像情報 102を読み出し、画像フレームデータ 1
04として入力インタフェース20へ伝送する機能を有して
いる。これらの機能は制御部26から供給される制御信号
106により制御される。情報記録媒体14は、VHS 方式の
ビデオテープやMPEG方式のDVD でよく、着脱自在に装着
可能でもよい。本実施例では、制御信号 106はデータ読
み出しおよび読み出しストップを指示する信号を含み、
データ記憶装置12はデータ読み出しの指示があるとき
は、画像情報 102の読み出しおよび画像フレームデータ
104の伝送を行ない、読み出しストップの指示があると
きは、これらを行なわない。以下の説明において、信号
は、その現れる接続線の参照符号で指定する。
録する画像情報 102を読み出し、画像フレームデータ 1
04として入力インタフェース20へ伝送する機能を有して
いる。これらの機能は制御部26から供給される制御信号
106により制御される。情報記録媒体14は、VHS 方式の
ビデオテープやMPEG方式のDVD でよく、着脱自在に装着
可能でもよい。本実施例では、制御信号 106はデータ読
み出しおよび読み出しストップを指示する信号を含み、
データ記憶装置12はデータ読み出しの指示があるとき
は、画像情報 102の読み出しおよび画像フレームデータ
104の伝送を行ない、読み出しストップの指示があると
きは、これらを行なわない。以下の説明において、信号
は、その現れる接続線の参照符号で指定する。
【００１１】データバス16は、本実施例では、入力イン
タフェース20および出力インタフェース22と、画像メモ
リ18とを電気的に接続して画像フレームデータの伝送を
行なう機能を有している。
タフェース20および出力インタフェース22と、画像メモ
リ18とを電気的に接続して画像フレームデータの伝送を
行なう機能を有している。
【００１２】画像メモリ18は、たとえば半導体メモリ等
の一時記憶媒体でよく、画像フレームデータを書換可能
に蓄積する機能を有している。たとえば、再生している
画像フレームデータをＦ（０）としたとき、画像メモリ
18には、画像フレームデータＦ（０）およびその前後の
時間の画像フレームデータＦ(−ｎ)〜Ｆ(−１)、Ｆ
（１）〜Ｆ（ｍ）が蓄積され、ｎ＋ｍ＋１枚の画像フレ
ームを蓄積可能な記憶容量を有する。画像メモリ18は、
制御信号 114により制御されて、制御信号 114にデータ
ライト指示が含まれるとき、データバス16から入力され
る画像フレームデータを指定の入力メモリ領域に書き込
み、制御信号 114にデータリード指示が含まれるとき、
出力メモリ領域で指定される画像フレームデータを読み
出してデータバス16に出力する。入力メモリ領域および
出力メモリ領域の指定は制御信号 114に含まれる。
の一時記憶媒体でよく、画像フレームデータを書換可能
に蓄積する機能を有している。たとえば、再生している
画像フレームデータをＦ（０）としたとき、画像メモリ
18には、画像フレームデータＦ（０）およびその前後の
時間の画像フレームデータＦ(−ｎ)〜Ｆ(−１)、Ｆ
（１）〜Ｆ（ｍ）が蓄積され、ｎ＋ｍ＋１枚の画像フレ
ームを蓄積可能な記憶容量を有する。画像メモリ18は、
制御信号 114により制御されて、制御信号 114にデータ
ライト指示が含まれるとき、データバス16から入力され
る画像フレームデータを指定の入力メモリ領域に書き込
み、制御信号 114にデータリード指示が含まれるとき、
出力メモリ領域で指定される画像フレームデータを読み
出してデータバス16に出力する。入力メモリ領域および
出力メモリ領域の指定は制御信号 114に含まれる。
【００１３】入力インタフェース20は、制御信号 116に
より制御され、データ記憶装置12から供給される画像フ
レームデータ 104をデータバス16に入力する機能を有し
ている。本実施例では、入力インタフェース20は、制御
信号 116がデータ入力指示を含むときに限りデータ入力
110を行なう。
より制御され、データ記憶装置12から供給される画像フ
レームデータ 104をデータバス16に入力する機能を有し
ている。本実施例では、入力インタフェース20は、制御
信号 116がデータ入力指示を含むときに限りデータ入力
110を行なう。
【００１４】出力インタフェース22は、制御信号 118に
より制御され、データバス16から出力される画像フレー
ムデータ 112を画像表示装置24に供給する機能を有して
いる。本実施例では、出力インタフェース22は、制御信
号 118がデータ出力指示を含むときに限りデータ出力 1
12を取り扱う。
より制御され、データバス16から出力される画像フレー
ムデータ 112を画像表示装置24に供給する機能を有して
いる。本実施例では、出力インタフェース22は、制御信
号 118がデータ出力指示を含むときに限りデータ出力 1
12を取り扱う。
【００１５】画像表示装置24は、出力インタフェース22
から供給される画像フレームデータ120を可視画像とし
て表示する画像出力機能を有し、本実施例では、たとえ
ばCRT （Cathode-Ray Tube）や液晶表示装置等の映像モ
ニタ装置でよい。
から供給される画像フレームデータ120を可視画像とし
て表示する画像出力機能を有し、本実施例では、たとえ
ばCRT （Cathode-Ray Tube）や液晶表示装置等の映像モ
ニタ装置でよい。
【００１６】制御部26は、操作部28から供給される操作
信号 122に応動して、本装置全体の動作を制御、統括す
る制御機能を有している。操作部28は、たとえば再生開
始ボタンおよび一時停止ボタン等（図示せず）を有し、
それぞれの操作状態、たとえば再生開始指示および一時
停止指示等を操作信号 122として制御部26に供給する。
制御部26は、操作信号 122に基づいて制御信号 106、 1
14、 116および 118を生成し、それぞれデータ記憶装置
12、画像メモリ18、入力インタフェース20および出力イ
ンタフェース22に供給する。また、画像メモリ18に蓄積
される画像フレームデータ数ｎおよびｍを設定する信号
を制御信号 114に含むことによって静止画像の画質を制
御してもよい。
信号 122に応動して、本装置全体の動作を制御、統括す
る制御機能を有している。操作部28は、たとえば再生開
始ボタンおよび一時停止ボタン等（図示せず）を有し、
それぞれの操作状態、たとえば再生開始指示および一時
停止指示等を操作信号 122として制御部26に供給する。
制御部26は、操作信号 122に基づいて制御信号 106、 1
14、 116および 118を生成し、それぞれデータ記憶装置
12、画像メモリ18、入力インタフェース20および出力イ
ンタフェース22に供給する。また、画像メモリ18に蓄積
される画像フレームデータ数ｎおよびｍを設定する信号
を制御信号 114に含むことによって静止画像の画質を制
御してもよい。
【００１７】次に画像再生装置10の動作について簡単に
説明する。
説明する。
【００１８】本実施例では、画像メモリ18は、蓄積する
画像フレーム、すなわち静止画再生に使用する画像フレ
ームの枚数を５枚（前方２枚、後方２枚）とする。この
とき、画像メモリ18は、図２および図３のように、蓄積
可能なメモリ領域をＡ、Ｂ、Ｃ、ＤおよびＥ領域とす
る。
画像フレーム、すなわち静止画再生に使用する画像フレ
ームの枚数を５枚（前方２枚、後方２枚）とする。この
とき、画像メモリ18は、図２および図３のように、蓄積
可能なメモリ領域をＡ、Ｂ、Ｃ、ＤおよびＥ領域とす
る。
【００１９】操作者は操作部28を操作して、たとえば再
生開始ボタンを押すと、制御部26は操作信号 122に応動
して、データ読み出し指示を含む制御信号 106を生成し
てデータ記憶装置12に供給し、データ入力指示を含む制
御信号 116を生成して入力インタフェース20に供給す
る。このとき、データ記憶装置12によって情報記録媒体
14から画像フレームデータが読み出され、画像フレーム
データは入力インタフェース20によってデータバス16に
入力される。
生開始ボタンを押すと、制御部26は操作信号 122に応動
して、データ読み出し指示を含む制御信号 106を生成し
てデータ記憶装置12に供給し、データ入力指示を含む制
御信号 116を生成して入力インタフェース20に供給す
る。このとき、データ記憶装置12によって情報記録媒体
14から画像フレームデータが読み出され、画像フレーム
データは入力インタフェース20によってデータバス16に
入力される。
【００２０】また、制御部26は、データライト指示、入
力メモリ領域、データリード指示および出力メモリ領域
を含む制御信号 114を生成して画像メモリ18に供給し、
データ出力指示を含む制御信号 118を生成して出力イン
タフェース22に供給する。このとき、入力インタフェー
ス20からデータバス16を介して入力される画像フレーム
データは、画像メモリ18で指定される入力メモリ領域に
書き込まれ、また画像メモリ18で指定される出力メモリ
領域から画像フレームデータが読み出されて、画像フレ
ームデータはデータバス16を介して出力インタフェース
22へと出力される。出力された画像フレームデータは出
力インタフェース22を介して画像表示装置24に供給され
て、画像フレームが再生、表示される。
力メモリ領域、データリード指示および出力メモリ領域
を含む制御信号 114を生成して画像メモリ18に供給し、
データ出力指示を含む制御信号 118を生成して出力イン
タフェース22に供給する。このとき、入力インタフェー
ス20からデータバス16を介して入力される画像フレーム
データは、画像メモリ18で指定される入力メモリ領域に
書き込まれ、また画像メモリ18で指定される出力メモリ
領域から画像フレームデータが読み出されて、画像フレ
ームデータはデータバス16を介して出力インタフェース
22へと出力される。出力された画像フレームデータは出
力インタフェース22を介して画像表示装置24に供給され
て、画像フレームが再生、表示される。
【００２１】このとき、画像フレームが新しい順にＢ、
Ｃ、Ｄ、Ｅ、Ａ領域に蓄積されているとすると、図２に
示すように、出力メモリ領域には画像フレームを再生す
るためにＣ領域を指定し、入力メモリ領域には、最も新
しい画像フレームを書き込むために、最も古い画像フレ
ームであるＡ領域を指定する。次の画像フレームを再生
するときには、出力メモリ領域にはＣ領域の次に新しい
画像フレームであるＢ領域を指定し、入力メモリ領域に
はこの時点で最も古い画像フレームであるＥ領域を指定
する。このように、画像メモリ18の使用可能領域内で時
間毎にスライドさせて領域の指定を行ない、効率よく画
像メモリ18を使用する。
Ｃ、Ｄ、Ｅ、Ａ領域に蓄積されているとすると、図２に
示すように、出力メモリ領域には画像フレームを再生す
るためにＣ領域を指定し、入力メモリ領域には、最も新
しい画像フレームを書き込むために、最も古い画像フレ
ームであるＡ領域を指定する。次の画像フレームを再生
するときには、出力メモリ領域にはＣ領域の次に新しい
画像フレームであるＢ領域を指定し、入力メモリ領域に
はこの時点で最も古い画像フレームであるＥ領域を指定
する。このように、画像メモリ18の使用可能領域内で時
間毎にスライドさせて領域の指定を行ない、効率よく画
像メモリ18を使用する。
【００２２】ところで、操作部28が操作されて一時停止
ボタンが押された場合、制御部26は操作信号 122に応動
して、読み出しストップ指示を含む制御信号 106を生成
してデータ記憶装置12に供給する。このとき、データ記
憶装置12では画像フレームの読み出しが停止して、画像
データフレームの入力側の供給が行なわれない。
ボタンが押された場合、制御部26は操作信号 122に応動
して、読み出しストップ指示を含む制御信号 106を生成
してデータ記憶装置12に供給する。このとき、データ記
憶装置12では画像フレームの読み出しが停止して、画像
データフレームの入力側の供給が行なわれない。
【００２３】また、制御部26は、データリード指示およ
び出力メモリ領域を含む制御信号 114を生成して画像メ
モリ18に供給し、データ出力指示を含む制御信号 118を
生成して出力インタフェース22に供給する。このとき、
画像メモリ18で指定される出力メモリ領域から画像フレ
ームデータが読み出されて、画像フレームデータはデー
タバス16を介して出力インタフェース22へと出力され
る。出力された画像フレームデータは出力インタフェー
ス22を介して画像表示装置24に供給されて、画像フレー
ムが再生、表示される。
び出力メモリ領域を含む制御信号 114を生成して画像メ
モリ18に供給し、データ出力指示を含む制御信号 118を
生成して出力インタフェース22に供給する。このとき、
画像メモリ18で指定される出力メモリ領域から画像フレ
ームデータが読み出されて、画像フレームデータはデー
タバス16を介して出力インタフェース22へと出力され
る。出力された画像フレームデータは出力インタフェー
ス22を介して画像表示装置24に供給されて、画像フレー
ムが再生、表示される。
【００２４】このとき、画像フレームが新しい順にＡ，
Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ領域に蓄積されているとすると、図３に
示すように、出力メモリ領域には、一時停止ボタンが押
された時点の画像フレームを再生するためにＣ領域を指
定する。次の画像フレームを再生するときには、出力メ
モリ領域には、たとえばＣ領域の次に新しいフレームで
あるＢ領域を指定する。また、出力メモリ領域にＡ領域
を指定したとき、次に画像フレームを再生するときに
は、たとえばＥ領域を指定する。このように、一時停止
のときに、一時停止を指示された時点の画像フレームだ
けでなく、その前後の時間の画像フレームを使用するこ
とによって静止画像の画質を向上させる。
Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅ領域に蓄積されているとすると、図３に
示すように、出力メモリ領域には、一時停止ボタンが押
された時点の画像フレームを再生するためにＣ領域を指
定する。次の画像フレームを再生するときには、出力メ
モリ領域には、たとえばＣ領域の次に新しいフレームで
あるＢ領域を指定する。また、出力メモリ領域にＡ領域
を指定したとき、次に画像フレームを再生するときに
は、たとえばＥ領域を指定する。このように、一時停止
のときに、一時停止を指示された時点の画像フレームだ
けでなく、その前後の時間の画像フレームを使用するこ
とによって静止画像の画質を向上させる。
【００２５】また、図４に示すような静止画ポイントの
画像フレーム、およびその前後の時間の画像フレームを
使用して静止画を再生するとき、それらを組み合わせた
表示パターンは複数存在する。たとえば、図５に示す順
方向リピート表示パターンは、静止画ポイントの画像フ
レームＦ（０）および、その前後のｎ、ｍ枚の画像フレ
ームを時間の順方向に連続して再生し、これを繰り返す
方法である。図６の逆方向リピート表示パターンは、静
止画ポイントの画像フレームＦ（０）および、その前後
のｎ、ｍ枚の画像フレームを時間の逆方向に連続して再
生し、これを繰り返す方法である。
画像フレーム、およびその前後の時間の画像フレームを
使用して静止画を再生するとき、それらを組み合わせた
表示パターンは複数存在する。たとえば、図５に示す順
方向リピート表示パターンは、静止画ポイントの画像フ
レームＦ（０）および、その前後のｎ、ｍ枚の画像フレ
ームを時間の順方向に連続して再生し、これを繰り返す
方法である。図６の逆方向リピート表示パターンは、静
止画ポイントの画像フレームＦ（０）および、その前後
のｎ、ｍ枚の画像フレームを時間の逆方向に連続して再
生し、これを繰り返す方法である。
【００２６】また、図７および図８はフレームを単振動
の順に再生していく方式である。図７の順方向単振動表
示パターンは、静止画ポイントの画像フレームＦ（０）
および、その前後のｎ、ｍ枚の画像フレームを最初に時
間の順方向に連続して再生し、次に逆方向に連続して再
生し、これを繰り返す方法である。図８の逆方向単振動
表示パターンは、静止画ポイントの画像フレームＦ
（０）および、その前後のｎ、ｍ枚の画像フレームを最
初に時間の逆方向に連続して再生し、次に順方向に連続
して再生し、これを繰り返す方法である。
の順に再生していく方式である。図７の順方向単振動表
示パターンは、静止画ポイントの画像フレームＦ（０）
および、その前後のｎ、ｍ枚の画像フレームを最初に時
間の順方向に連続して再生し、次に逆方向に連続して再
生し、これを繰り返す方法である。図８の逆方向単振動
表示パターンは、静止画ポイントの画像フレームＦ
（０）および、その前後のｎ、ｍ枚の画像フレームを最
初に時間の逆方向に連続して再生し、次に順方向に連続
して再生し、これを繰り返す方法である。
【００２７】
【発明の効果】このように本発明によれば、画像再生装
置およびその静止画像再生方式は、再生している画像フ
レームおよびその前後の時間の画像フレームを蓄積する
ことができ、静止画像再生時にこれらを順次繰り返して
再生することができる。これによって、静止画像再生時
に、静止画ポイントの画像フレームが前後の時間の画像
フレームと合わせて連続して再生されるため、品質の高
い静止画像を見ることができる。
置およびその静止画像再生方式は、再生している画像フ
レームおよびその前後の時間の画像フレームを蓄積する
ことができ、静止画像再生時にこれらを順次繰り返して
再生することができる。これによって、静止画像再生時
に、静止画ポイントの画像フレームが前後の時間の画像
フレームと合わせて連続して再生されるため、品質の高
い静止画像を見ることができる。
【図１】本発明が適用された画像再生装置の一実施例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図２】図１に示す実施例における動画再生時の、制御
信号および画像フレームデータの流れを示す図である。
信号および画像フレームデータの流れを示す図である。
【図３】同実施例における静止画再生時の、制御信号お
よび画像フレームデータの流れを示す図である。
よび画像フレームデータの流れを示す図である。
【図４】同実施例の画像メモリにおいて、蓄積される画
像フレームを例示した図である。
像フレームを例示した図である。
【図５】同実施例の画像メモリにおいて、静止画再生時
の画像フレームの表示パターンが順方向リピート表示で
ある場合を例示した図である。
の画像フレームの表示パターンが順方向リピート表示で
ある場合を例示した図である。
【図６】同実施例の画像メモリにおいて、静止画再生時
の画像フレームの表示パターンが逆方向リピート表示で
ある場合を例示した図である。
の画像フレームの表示パターンが逆方向リピート表示で
ある場合を例示した図である。
【図７】同実施例の画像メモリにおいて、静止画再生時
の画像フレームの表示パターンが順方向単振動表示であ
る場合を例示した図である。
の画像フレームの表示パターンが順方向単振動表示であ
る場合を例示した図である。
【図８】同実施例の画像メモリにおいて、静止画再生時
の画像フレームの表示パターンが逆方向単振動表示であ
る場合を例示した図である。
の画像フレームの表示パターンが逆方向単振動表示であ
る場合を例示した図である。
【符号の説明】
10 画像再生装置
12 データ記憶装置
14 画像記録媒体
16 データバス
18 画像メモリ
20 入力インタフェース
22 出力インタフェース
24 画像表示装置
26 制御部
28 操作部
Claims (11)
- 【請求項１】 動画再生機能を有する画像再生装置の静
止画像再生方法において、該方法は、 一連の複数の画像フレームを蓄積する蓄積工程と、 静止画再生を指示する工程と、 前記蓄積された画像フレームのうち、静止画再生を指示
された時点に対応する画像フレームを含む複数の画像フ
レームを順次繰り返し読み出す工程と、 前記読み出された画像フレームを可視画像して再生する
工程とを含むことを特徴とする静止画像再生方法。 - 【請求項２】 請求項１に記載の静止画像再生方法にお
いて、前記読み出す工程では、前記指示された時点に対
応する画像フレームを含みその前後の画像フレームを読
み出すことを特徴とする静止画像再生方法。 - 【請求項３】 請求項２に記載の静止画像再生方法にお
いて、前記読み出す工程では、前記画像フレームを時間
の順方向に読み出すことを特徴とする静止画像再生方
法。 - 【請求項４】 請求項２に記載の静止画像再生方法にお
いて、前記読み出す工程では、前記画像フレームを時間
の逆方向に読み出すことを特徴とする静止画像再生方
法。 - 【請求項５】 請求項２に記載の静止画像再生方法にお
いて、前記読み出す工程では、前記画像フレームを時間
の順方向に読み出し、また逆方向に読み出すことを交互
に繰り返すことを特徴とする静止画像再生方法。 - 【請求項６】 動画再生機能を有する画像再生装置にお
いて、該装置は、 一連の複数の画像フレームを蓄積する蓄積手段と、 画像フレームの再生を指示する指示手段と、 該指示手段に応動して前記蓄積手段を制御し、前記蓄積
された画像フレームを読み出す制御手段と、 前記読み出された画像フレームを表わす画像信号を出力
する出力手段とを含み、 前記制御手段は、前記指示手段によって静止画再生を指
示されると、前記蓄積された画像フレームのうち前記指
示された時点に対応する画像フレームを含む複数の画像
フレームを順次繰り返し読み出して、前記出力手段に与
えることを特徴とする画像再生装置。 - 【請求項７】 請求項６に記載の画像再生装置におい
て、前記制御手段は、前記指示された時点に対応する画
像フレームを含みその前後の画像フレームを読み出すこ
とを特徴とする画像再生装置。 - 【請求項８】 請求項７に記載の画像再生装置におい
て、前記制御手段は、前記画像フレームを時間の順方向
に読み出すことを特徴とする画像再生装置。 - 【請求項９】 請求項７に記載の画像再生装置におい
て、前記制御手段は、前記画像フレームを時間の逆方向
に読み出すことを特徴とする画像再生装置。 - 【請求項１０】 請求項７に記載の画像再生装置におい
て、前記制御手段は、前記画像フレームを時間の順方向
に読み出し、また逆方向に読み出すことを交互に繰り返
すことを特徴とする画像再生装置。 - 【請求項１１】 請求項７に記載の画像再生装置におい
て、前記出力手段は、前記画像フレームを可視画像とし
て再生する画像表示手段を含むことを特徴とする画像再
生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002129503A JP2003324692A (ja) | 2002-05-01 | 2002-05-01 | 静止画像再生方法および画像再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002129503A JP2003324692A (ja) | 2002-05-01 | 2002-05-01 | 静止画像再生方法および画像再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003324692A true JP2003324692A (ja) | 2003-11-14 |
Family
ID=29542882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002129503A Withdrawn JP2003324692A (ja) | 2002-05-01 | 2002-05-01 | 静止画像再生方法および画像再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003324692A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011097366A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Canon Inc | 画像処理装置及び画像処理方法 |
-
2002
- 2002-05-01 JP JP2002129503A patent/JP2003324692A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011097366A (ja) * | 2009-10-29 | 2011-05-12 | Canon Inc | 画像処理装置及び画像処理方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050705 |