JP2003323562A - 製造受発注仲介システム - Google Patents

製造受発注仲介システム

Info

Publication number
JP2003323562A
JP2003323562A JP2002130211A JP2002130211A JP2003323562A JP 2003323562 A JP2003323562 A JP 2003323562A JP 2002130211 A JP2002130211 A JP 2002130211A JP 2002130211 A JP2002130211 A JP 2002130211A JP 2003323562 A JP2003323562 A JP 2003323562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manufacturer
data
manufacturing
contract
cad
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002130211A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kajiwara
隆 梶原
Shinsuke Kurihara
信介 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002130211A priority Critical patent/JP2003323562A/ja
Publication of JP2003323562A publication Critical patent/JP2003323562A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発注品の製造委託に最適な製造業者の選定、
製作図面の作成および製造委託契約書の作成に役立つ製
造受発注システムを提供すること。 【解決手段】 仲介装置10に審査済み登録製造業者の
情報端末30と発注業者の情報端末40とがインターネ
ット50を介して接続された製造受発注仲介システムで
あって、仲介装置10が、登録製造業者データ記憶部2
1と、最適製造業者検索部(CPU11,ROM12)
と、CAD標準設計データ記憶部22と、検索許容部
(CPU11,ROM12)と、CADデータ取次部
(CPU11,ROM12)と、契約書自動作成部(C
PU11,ROM12,契約書記憶部24)とを備えた構
成である。また、仲介装置10に製造状況確認・報告部
(CPU11,ROM12)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製品の受発注を通
信回線を介して行う製造受発注仲介システムに関する。
【0002】
【従来技術】最近、工業製品の受発注の形態が大きく変
わりつつある。従来は、製品の発注相手(受注先)とし
ては、自社と協力関係にある会社(協力会社)や古くか
ら取引関係のある会社あるいは業界団体等を通じて知り
合った会社が一般的であった。
【0003】しかし、現今のグローバル化や景気の長期
低迷に伴い、外国で製造された安価な製品が国内市場に
数多く出回るようになってきており、これまでの発注相
手先を見直そうとする会社も出始めている。
【0004】発注相手先を見直すにあたっては、まず自
社が発注しようとする製品の製造を委託可能な会社を探
すことが第一歩であるが、業界団体等に相談するにして
も最適な製造業者を選定するのは困難である。現在で
は、多くの製造会社が自社のPR等のためにインターネ
ット上にホームページを立ち上げているので、それらの
ホームページを巡回して発注相手を探すことも行われる
ようになってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したホ
ームページを巡回して発注相手を探す方法は、非常に手
間がかかるとともに、その製造業者の製造能力等を客観
的に把握することが困難で、発注先に選定してよいかど
うか判断に迷うことが多い。特に、外国の製造業者が発
注先候補として上がった場合には、品質・納期・請負価
格等について、こちら(発注者)が要求する条件を満た
すかどうかを適確に判断するのは至難である。
【0006】また、発注業者が提出した製品の仕様書等
に基き、製造業者が製作用図面を作成する場合、手書き
図面であると発注業者への送付が面倒であったり、追加
・訂正等に不便となる。また、加工方法(例えば、面取
りの有無やその形状・寸法)等に関して発注業者と製造
業者との間で行き違いがあると、製品の品質について悪
影響を与えかねないが、かかる不都合は発注相手が外国
の製造業者である場合に特に発生しやすい。
【0007】また、発注業者および製造業者の双方が納
得する製造委託契約書を作成するには手間が掛かる。特
に、発注業者と製造業者とが異なる国に住んでいる場合
には、地理的な制約等があって契約書の作成には非常に
手間が掛かる。
【0008】本発明の目的は、発注品の製造委託に最適
な製造業者の選定、製作図面の作成および製造委託契約
書の作成に役立つ製造受発注仲介システムを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、仲介装置を有し、この仲介装置
に審査済み登録製造業者の情報端末および発注業者の情
報端末がそれぞれ通信回線を介して各種データを送受信
可能に接続された製造受発注仲介システムであって、前
記仲介装置が、製造品質・納期・請負価格を推測するの
に指標となる全審査済み登録製造業者の各種データを記
憶する登録製造業者データ記憶部と、発注品の寸法・仕
様データ等に基き前記登録製造業者データ記憶部に記憶
された各種データを検索して発注品を製造するのに最適
な製造業者を選定する最適製造業者検索部と、業種別に
CAD標準設計データ記憶部を記憶するCADデータ記
憶部と、各製造業者の情報端末からCAD標準設計デー
タ検索要求があった場合には前記CAD標準設計データ
記憶部に記憶されたCAD標準設計データの検索を許容
する検索許容部と、最適製造業者として選定された製造
業者から送られてきた発注品製造用のCADデータを直
接または一部加工して発注業者の情報端末に送信すると
ともに発注業者からCADデータ修正要求を受けた場合
には当該要求を製造業者に送信するCADデータ取次部
と、発注業者によるCADデータ承認後に製造業者およ
び発注業者からそれぞれ送られてきた委託契約書雛型へ
の追加要求項目データに基き製造委託契約書を自動的に
作成する契約書自動作成部と、を備えたものである。
【0010】また、請求項2の発明は、前記仲介装置
に、前記発注業者から発注品製造の進捗状況確認要求信
号が送られてきた場合には前記製造業者側へ製造進捗状
況報告要求信号を送信しかつ当該製造業者側から製造進
捗状況を示すデータが送られてきた場合には前記発注業
者側へ送信する製造状況確認・報告部を設けたものであ
る。
【0011】また、請求項3の発明は、前記仲介装置
は、前記発注業者のデータを指定する金融機関の情報端
末へ送信し、その後当該金融機関の情報端末から当該発
注業者に対する保証限度額データが送られてきた場合に
は記憶して契約書自動作成等の処理に役立てることとし
たものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
しながら説明する。
【0013】本発明に係る製造受発注仲介システムは、
図1に示すように、仲介装置10を有しており、この仲
介装置10に審査済み登録製造業者の情報端末30およ
び製造発注を希望する発注業者の情報端末40がそれぞ
れ通信回線(50)を介して各種データを送受信可能に
接続されたものである。なお、図1では、製造業者側の
情報端末30および発注業者側の情報端末40を、図面
スペースの関係上、各3台のみ図示するが、それ以上設
置してもよいことはもとよりである。また、仲介装置1
0を複数台設けてもよい。
【0014】この実施形態では、通信回線は、インター
ネット回線50とされている。仲介装置10は、インタ
ーネット50に接続されたプロバイダ2と電話回線3な
どで接続されている。一方、製造業者の情報端末30
は、インターネット50に接続されたプロバイダ4と電
話回線5等を介して接続されている。また、発注業者の
情報端末40は、インターネット50に接続されたプロ
バイダ6と電話回線7等を介して接続されている。な
お、各情報端末30ごとにプロバイダ(4)を変えても
よいことはもとよりである。各情報端末40ごとにプロ
バイダ(6)を変えてもよいことはもとよりである。
【0015】仲介装置10と上記各情報端末(30,4
0)とは、TCP/IP等のインターネット用通信プロ
トコルを用いて相互に通信可能に構成されている。仲介
装置10および上記各情報端末(30,40)は、必要
なプログラムをインストールしたコンピュータから形成
されている。
【0016】詳しくは、仲介装置10は、図2に示すよ
うに、所要の演算制御を行う中央処理ユニット(CPU
11)、CPU11の処理手順等が格納されたリードオ
ンリーメモリ(ROM12)、演算制御の結果等を格納
するランダムアクセスメモリ(RAM13)、所要の指
令や数値等を入力するためのキーボード14、種々の表
示を行うディスプレイ15、外部との通信を行う通信装
置16、記憶部(図示省略)を備えている。上記記憶部
は、ハードディスク等のストレージデバイスから形成さ
れており、ワークエリア(作業領域)を備えるととも
に、当該記憶手段にはオペレーティングシステム、グラ
フィカルユーザーインターフェイス、ブラウザ、本発明
に係る処理を行うためのアプリケーションプログラム等
が記憶されている。
【0017】また、仲介装置10は、製造品質・納期・
請負価格を推測するのに指標となる全審査済み登録製造
業者の各種データを記憶する登録製造業者データ記憶部
21と、発注品の寸法・仕様データ等に基き登録製造業
者データ記憶部21に記憶された各種データを検索して
発注品を製造するのに最適な製造業者を選定する最適製
造業者検索部と、業種別にCAD標準設計データ記憶部
を記憶するCADデータ記憶部23と、各製造業者の情
報端末30からCAD標準設計データ検索要求があった
場合にはCAD標準設計データ記憶部に記憶されたCA
D標準設計データの検索を許容する検索許容部と、最適
製造業者として選定された製造業者から送られてきた発
注品製造用のCADデータを直接または一部加工して発
注業者の情報端末に送信するとともに発注業者からCA
Dデータ修正要求を受けた場合には当該要求を製造業者
に送信するCADデータ取次部と、発注業者によるCA
Dデータ承認後に製造業者および発注業者からそれぞれ
送られてきた委託契約書雛型への追加要求項目データに
基き製造委託契約書を自動的に作成する契約書自動作成
部と、を備えている。さらに、仲介装置10は、登録申
請した製造業者のデータを格納した登録申請製造業者デ
ータ記憶部17と、発注品の概算見積額を算出するため
の資料を格納した概算見積額算出用資料記憶部18とを
備えている。
【0018】この実施形態では、上記した最適製造業者
検索部は、CPU11等と最適製造業者検索のためのア
プリケーションプログラムの機能を利用して、登録製造
業者データ記憶部21に記憶された各種データを検索し
て発注品を製造するのに最適な製造業者を抽出可能に形
成されている。
【0019】また、検索許容部は、CPU11と通信装
置16等との一部機能を利用して、情報端末30からの
CAD標準設計データ検索要求に基きCAD標準設計デ
ータ記憶部に記憶されたCAD標準設計データの検索を
許容するように形成されている。CADデータ取次部
は、CPU11と通信装置16等との一部機能を利用し
て、CADデータ(または一部加工したCADデータ)
を情報端末(30,40)間で取次ぎ可能に形成されて
いる。また、契約書自動作成部は、CPU11と通信装
置16等との一部機能を利用して、製造業者および発注
業者から送られてきた追加要求項目データに基き製造委
託契約書を作成可能に形成されている。
【0020】さらにまた、仲介装置10は、製造状況確
認・報告部を備えている。具体的には、仲介装置10
は、CPU11と通信装置16等との一部機能を利用し
て、発注業者の情報端末から発注品製造の進捗状況確認
要求信号が送られてきた場合には製造業者側へ製造進捗
状況報告要求信号を送信しかつ当該製造業者側から製造
進捗状況を示すデータが送られてきた場合には発注業者
側へ送信するように形成されている。
【0021】上記した仲介装置10の各構成要素(CP
U等)はバス19で接続されている。また、上記した電
話回線3が通信装置16に接続されている。
【0022】次に、製造業者の情報端末は、中央処理ユ
ニット(CPU)、リードオンリーメモリ(ROM)、
ランダムアクセスメモリ(RAM)、キーボード、ディ
スプレイ、外部との通信を行う通信装置、記憶部(図示
省略)を備えている。上記記憶部は、ハードディスク等
のストレージデバイスから形成されており、ワークエリ
ア(作業領域)を備えるとともに、当該記憶手段にはオ
ペレーティングシステム、グラフィカルユーザーインタ
ーフェイス、ブラウザ、アプリケーションプログラム等
が記憶されている。
【0023】同様に、発注業者の情報端末は、中央処理
ユニット(CPU)、リードオンリーメモリ(RO
M)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、キーボー
ド、ディスプレイ、外部との通信を行う通信装置、記憶
部(図示省略)を備えている。上記記憶部は、ハードデ
ィスク等のストレージデバイスから形成されており、ワ
ークエリア(作業領域)を備えるとともに、当該記憶手
段にはオペレーティングシステム、グラフィカルユーザ
ーインターフェイス、ブラウザ、アプリケーションプロ
グラム等が記憶されている。
【0024】次に、この実施形態の作用について、図5
に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0025】上記した仲介装置10に登録を希望する製
造業者は、情報端末30を利用して仲介業者がインター
ネット上で運営するホームページ(HP)へアクセスす
る。そして、ホームページ中の登録希望欄の各項目に入
力して仲介装置へ送信する。ここで、上記登録希望欄に
は、製造業者名、住所、連絡先(電話、メール、ファク
シミリ)、製造品目(完成品・半製品・部品・材料)、
販売品目(完成品・半製品・部品・材料)、仕入品目
(完成品・半製品・部品・材料)、加入業界団体、業種
登録、資格登録、個別製造能力、自社工程表、自社工程
表の負荷の有無、ISO基準に則った品質管理、製造品
の販売ルート(業界、業種)および売上金額に対する割
合(%)、個々の原材料の仕入金額に対する割合
(%)、個々の部品の仕入金額に対する割合(%)、個
々の仕入商品の仕入金額に対する割合(%)等の各項目
がある。
【0026】仲介業者は、製造業者から申告された上記
各項目の内容は登録申請製造業者データ記憶部17に記
憶される。仲介業者は、上記データ記憶部17に記憶さ
れた製造業者の各項目について検討し、登録を認めるか
否かを審査する。そして、登録を認める場合には、登録
製造業者データ記憶部21へ上記各項目データを登録す
る。登録した製造業者へは、登録した旨を通知するとと
もに、識別番号(ID)とパスワード(PW)とを知ら
せる。なお、上記各項目について、仲介業者は適時再評
価を行いその結果データを修正する場合もある。
【0027】発注を希望する業者(発注業者)が、情報
端末40を介して仲介業者の運営するインターネット上
のホームページにアクセスし、所定の手順で発注(この
実施形態では、部品の製造)する(図3のステップST
1のYES)と、仲介装置10は部品製造の注文があっ
たものとして、その部品寸法や仕様書等に基いて概算見
積額算出用資料記憶部18を検索して、参考となる資料
を抽出する。仲介業者は、抽出された資料等を参考にし
て概算見積金額を算出する(ステップST2)。
【0028】なお、上記したように発注業者から発注が
あった場合に、仲介装置10が、発注業者のデータを指
定する金融機関(銀行、信用組合等)の情報端末へ送信
し、その後当該金融機関の情報端末から当該発注業者に
対する保証限度額(例えば、500万円)データが送ら
れてきた場合には発注業者データ記憶部(図示省略)に
記憶して契約書自動作成等の処理に役立てるようにして
もよい。これにより、発注業者と製造業者との双方が納
得する製造委託契約書を一段と迅速かつ容易に作成でき
る。また、製造業者も一段と安心して製造できる。ま
た、同一の発注業者から2回目以降発注を受けた場合に
は、より一層円滑かつ迅速に製造受発注の仲介業務を遂
行できる。
【0029】次に、算出した概算見積金額や、部品の製
造分野、要求品質・納期等に基き登録製造業者データ記
憶部21を検索して発注部品を製造するのに最適な製造
業者を選定する(ST3,ST4)。そして、選定した
最適製造業者のデータを発注業者に電子メール等を利用
して知らせる。発注業者の承諾が得られた場合には、次
のステップST5に進む。発注業者の承諾が得られない
場合には、再度、発注業者の要望等も参考にして登録製
造業者データ記憶部21を検索して最適製造業者を選定
し、発注業者へ報告する。発注業者の承諾が得られるま
で上記したステップを繰り返す。
【0030】このように、厳格な審査を受けた登録製造
業者の中から発注品の製造に最適な製造業者を選定する
ので、発注業者は手間をかけることなく発注品の製造に
最適な製造業者を見つけることができる。
【0031】次に、発注業者の承諾が得られた製造業者
に対して発注部品の製造を委託する意思があるか否か確
認し、意思があることが確認された場合には発注部品寸
法データや仕様書データ等を製造業者に送信し、共通使
用するものとして決定されたCAD(例えば、AUTO
CAD)を利用して製作図面を作成するように求める。
【0032】製造業者は、寸法データや仕様書データ等
に基き製作図面を上記CADを利用して作成する。この
際、製造業者は、情報端末30からCAD標準設計デー
タ検索要求を出力して仲介装置のCAD標準設計データ
記憶部22に記憶されたCADデータの検索をして、製
作図面の作成の参考にできる。なお、CAD標準設計デ
ータ記憶部22には、参加会員による業種別CAD設計
データ、業種別加工技術データ、業種別標準部品データ
等がバーコード管理されて格納されている。これによ
り、発注業者の承認を得やすい製作図面を迅速に作成で
きる。
【0033】製造業者の情報端末30から完成した製作
図面(CADデータ)が仲介装置10に送られると、当
該CADデータはCADデータ記憶部23へ格納され
る。そして、CADデータの内容が仲介業者によって確
認され、問題がなり場合には、当該CADデータは発注
業者の情報端末40へ送信される(ステップST6)。
なお、この際、CADデータが、そのままでは発注業者
の所有するCADソフトでは開けない場合には開けるよ
うに形式変換するとともに、変換によって消えてしまっ
た線等を補った後に送信される。
【0034】発注業者の情報端末40からCADデータ
承認信号が送られてきた場合(ステップST7のYE
S)には、仲介装置10のCADデータ取次部は当該信
号を製造業者の情報端末30へ送信する。発注業者側か
らCADデータ修正要求を受けた場合(ステップST7
のNO)には図面修正を指示し、修正図面が製造業者か
ら送られてきた場合には当該修正図面を発注業者の情報
端末30へ送信する(ステップST8,ST9)。
【0035】製作図面の承認を受けた製造業者は、委託
契約書雛型への追加要求項目(請負金額、支払方法、納
期、品質等)を決定して、当該項目データを仲介装置3
0へ送信する。一方、発注業者も委託契約書雛型への追
加要求項目(支払方法等)を決定して、当該項目データ
を仲介装置10へ送信する。これら項目データは仲介装
置10の契約書記憶部24へ格納される。仲介装置10
の契約書自動作成部は、製造業者および発注業者からそ
れぞれ送られてきた追加要求項目データに基き製造委託
契約書を自動的に作成し(ステップST10)、当該契
約書を製造業者および発注業者へ送信する。両者が契約
内容を承諾するまで、修正・送信が繰り返される(ステ
ップST11のNO,ST12)。こうして作成された
委託契約書は、発注業者、製造業者および仲介業者の三
者が保管する。
【0036】製造業者は、契約内容に基き発注部品を製
造する。なお、仲介装置10の製造状況確認・報告部
は、発注業者から発注品製造の進捗状況確認要求信号が
送られてきた場合(ステップST13のYES)には、
進捗状況報告要請信号を製造業者の情報端末へ送信す
る。そして、仲介装置10の製造状況確認・報告部は、
製造業者側から製造進捗状況を表すデータが送られてき
た場合には当該データを発注業者の情報端末40へ送信
する(ステップST15)。
【0037】完成した部品は完成検査がなされた後運送
されて、発注業者が指定した場所に届けられる。
【0038】なお、上記実施形態では、通信回線として
インターネット50を用いたが、光通信回線、衛星通信
回線および有線通信回線のいずれかを用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、仲介装置に審
査済み登録製造業者の情報端末と発注業者の情報端末と
が通信回線を介して接続された製造受発注仲介システム
であって、仲介装置が、登録製造業者データ記憶部と、
最適製造業者検索部と、CAD標準設計データ記憶部
と、検索許容部と、CADデータ取次部と、契約書自動
作成部とを備えているので、発注品の製造委託に最適な
製造業者の選定、製作図面の作成および製造委託契約書
の作成に役立つ。
【0040】また、請求項2の発明によれば、仲介装置
に製造状況確認・報告部を設けたので、請求項1記載の
発明と同様な効果を奏し得るほか、発注業者は適時に発
注品の製造状況を確認でき、一段と安心して製造委託で
きる。
【0041】また、請求項3の発明によれば、仲介装置
は、指定する金融機関の情報端末から発注業者に対する
保証限度額データが送られてきた場合には記憶して契約
書自動作成等の処理に役立てることとしたので、請求項
1又は2記載の発明と同様な効果を奏し得るほか、一段
と発注業者と製造業者との双方が納得する製造委託契約
書を迅速かつ容易に作成できる。また、製造業者も一段
と安心して製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造受発注システムの概要を説明する
ための図である。
【図2】仲介装置の電子的構成を説明するためのブロッ
ク図である。
【図3】仲介装置の動作を説明するためのフローチャー
トである。
【符号の説明】
10 仲介装置 30 製造業者の情報端末 40 発注業者の情報端末 50 インターネット(通信回線) 11 仲介装置のCPU 12 仲介装置のROM 13 仲介装置のRAM 16 仲介装置の通信装置 21 登録製造業者データ記憶部 22 CAD標準設計データ記憶部 23 CADデータ記憶部 24 契約書記憶部 25 製造状況データ記憶部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仲介装置を有し、この仲介装置に審査
    済み登録製造業者の情報端末および発注業者の情報端末
    がそれぞれ通信回線を介して各種データを送受信可能に
    接続された製造受発注仲介システムであって、 前記仲介装置が、製造品質・納期・請負価格を推測する
    のに指標となる全審査済み登録製造業者の各種データを
    記憶する登録製造業者データ記憶部と、発注品の寸法・
    仕様データ等に基き前記登録製造業者データ記憶部に記
    憶された各種データを検索して発注品を製造するのに最
    適な製造業者を選定する最適製造業者検索部と、業種別
    にCAD標準設計データ記憶部を記憶するCADデータ
    記憶部と、各製造業者の情報端末からCAD標準設計デ
    ータ検索要求があった場合には前記CAD標準設計デー
    タ記憶部に記憶されたCAD標準設計データの検索を許
    容する検索許容部と、最適製造業者として選定された製
    造業者から送られてきた発注品製造用のCADデータを
    直接または一部加工して発注業者の情報端末に送信する
    とともに発注業者からCADデータ修正要求を受けた場
    合には当該要求を製造業者に送信するCADデータ取次
    部と、発注業者によるCADデータ承認後に製造業者お
    よび発注業者からそれぞれ送られてきた委託契約書雛型
    への追加要求項目データに基き製造委託契約書を自動的
    に作成する契約書自動作成部と、を備えたことを特徴と
    する製造受発注仲介システム。
  2. 【請求項2】 前記仲介装置に、前記発注業者から発注
    品製造の進捗状況確認要求信号が送られてきた場合には
    前記製造業者側へ製造進捗状況報告要求信号を送信しか
    つ当該製造業者側から製造進捗状況を示すデータが送ら
    れてきた場合には前記発注業者側へ送信する製造状況確
    認・報告部を設けた請求項1記載の製造受発注仲介シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記仲介装置は、前記発注業者のデータ
    を指定する金融機関の情報端末へ送信し、その後当該金
    融機関の情報端末から当該発注業者に対する保証限度額
    データが送られてきた場合には記憶して契約書自動作成
    等の処理に役立てることとした請求項1又は2記載の製
    造受発注仲介システム。
JP2002130211A 2002-05-01 2002-05-01 製造受発注仲介システム Pending JP2003323562A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002130211A JP2003323562A (ja) 2002-05-01 2002-05-01 製造受発注仲介システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002130211A JP2003323562A (ja) 2002-05-01 2002-05-01 製造受発注仲介システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003323562A true JP2003323562A (ja) 2003-11-14

Family

ID=29543355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002130211A Pending JP2003323562A (ja) 2002-05-01 2002-05-01 製造受発注仲介システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003323562A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021060995A (ja) * 2019-10-02 2021-04-15 伊福精密株式会社 造形空間での3次元造形物データの作成及び保管システム、及び、造形空間での3次元造形物の提供システム
KR102269616B1 (ko) * 2020-09-24 2021-06-28 이현규 공장 없는 제조 기업을 위한 스마트 제조 솔루션 시스템
KR20210081213A (ko) * 2019-12-23 2021-07-01 이현규 제조업체 풀 기반 공유 생산 시스템 및 방법

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021060995A (ja) * 2019-10-02 2021-04-15 伊福精密株式会社 造形空間での3次元造形物データの作成及び保管システム、及び、造形空間での3次元造形物の提供システム
KR20210081213A (ko) * 2019-12-23 2021-07-01 이현규 제조업체 풀 기반 공유 생산 시스템 및 방법
KR102449114B1 (ko) * 2019-12-23 2022-09-30 이현규 제조업체 풀 기반 공유 생산 시스템 및 방법
KR102269616B1 (ko) * 2020-09-24 2021-06-28 이현규 공장 없는 제조 기업을 위한 스마트 제조 솔루션 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3948429B2 (ja) 価格改訂方法及び価格改訂支援システム
JP6118959B2 (ja) 取引管理システムおよび取引管理プログラム
JP2003141392A (ja) 資材調達装置および資材調達方法
KR20220133824A (ko) 판매자를 위한 온라인 쇼핑몰 통합관리 시스템 및 방법
KR101996765B1 (ko) 기술 중개 거래 서비스를 제공하는 기업 친화형 서비스 제공 시스템
WO2021066151A1 (ja) 製造発注支援装置、方法およびプログラム
KR20170017446A (ko) 분할구매 기능이 적용된 역경매 방식의 자재구매 시스템
JP2004503036A (ja) ネットワークベースのピア・トゥ・ピアのビジネス取引のための方法、装置及びシステム
JP2003323562A (ja) 製造受発注仲介システム
JP4395230B2 (ja) 見積及び設計システム
JP5358038B2 (ja) 商品管理サーバ及び商品管理方法
JP2002063235A (ja) 成型品受発注システムおよび成型品の製造方法
KR20090000722A (ko) 다수의 온라인 쇼핑몰을 대상으로 하는 표준 포맷 생성방법 및 그를 이용한 상품정보 자동 통합 등록 방법
JP2001222652A (ja) コンピュータ通信網を通じ標準商品情報を利用した商品配達サービス装置及び方法
JP2004280610A (ja) 受発注支援システム、管理サーバおよび受発注支援プログラム
JP2009129007A (ja) 納品書発行代行システム及びその方法
JP7193190B1 (ja) 製造委託支援システム、製造委託支援プログラム、製造委託支援方法
KR101908912B1 (ko) B2b 전용 글로벌 무역지원 플랫폼을 가지는 거래물량 전환 가능 수출 비즈니스 시스템 및 이를 이용한 서비스 제공방법
US20220374976A1 (en) Manufacturing ordering assistance apparatus, method and storage medium
JP2002366855A (ja) サーバ、設備貸し借り仲介方法、設備貸し借り仲介システム、プログラム
KR20010099579A (ko) 인터넷을 이용한 상품 조달 및 직배송 서비스 시스템 및방법
KR102492265B1 (ko) 기계 거래의 견적 시스템 및 그 방법
WO2021157131A1 (ja) 製造発注支援装置、方法およびプログラム
KR20090000730A (ko) 통신망을 통한 지적 재산권 관리 및 거래 방법 및 그시스템
KR20050091676A (ko) 카메라를 이용한 온라인 쇼핑몰 운영방법