JP2003322496A - 玩具銃 - Google Patents

玩具銃

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JP2003322496A
JP2003322496A JP2002128204A JP2002128204A JP2003322496A JP 2003322496 A JP2003322496 A JP 2003322496A JP 2002128204 A JP2002128204 A JP 2002128204A JP 2002128204 A JP2002128204 A JP 2002128204A JP 2003322496 A JP2003322496 A JP 2003322496A
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    • F41WEAPONS
    • F41BWEAPONS FOR PROJECTING MISSILES WITHOUT USE OF EXPLOSIVE OR COMBUSTIBLE PROPELLANT CHARGE; WEAPONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F41B11/00Compressed-gas guns, e.g. air guns; Steam guns
    • F41B11/50Magazines for compressed-gas guns; Arrangements for feeding or loading projectiles from magazines
    • F41B11/55Magazines for compressed-gas guns; Arrangements for feeding or loading projectiles from magazines the projectiles being stored in stacked order in a removable box magazine, rack or tubular magazine
    • F41B11/56Magazines for compressed-gas guns; Arrangements for feeding or loading projectiles from magazines the projectiles being stored in stacked order in a removable box magazine, rack or tubular magazine the magazine also housing a gas cartridge

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弾倉部に直径が比較的大とされて潰れ易いペイ
ント弾が収容されたもとにあっても、そのペイント弾を
潰れてしまう事態をまねくことなく確実に装弾室に自動
供給できるものとする。 【解決手段】弾丸収容部80とそれから突出して形成さ
れてペイント弾Pを係止するアーチ状部81と、さら
に、弾丸収容部80を移動可能に格納する格納部82及
び弾丸収容部に対して設けられた付勢手段とを有した弾
倉部65を備え、弾倉部65がフレーム部10に装着さ
れたもとで装弾室4aに近接配置されたアーチ状部81
により係止されるペイント弾Pの中心が、略銃身部2に
沿う方向に伸びる装弾室4aの中心軸線上に位置せしめ
られ、そのペイント弾Pが、ガス圧の作用を受けて移動
するスライダ部15に伴って移動する可動部材17によ
り、アーチ状部81から装弾室4aへと搬送されて、装
弾室4aに供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、装弾室に装填された弾丸の発射及び装弾
室への弾丸の供給がガス圧が利用されて行われるととも
に、装弾室に供給されて発射される弾丸が、例えば、潰
れると塗料を放出する塗料内蔵弾とされる玩具銃に関す
る。
【0002】
【従来の技術】遊戯銃(エアソフトガン)と称される玩
具銃にあっては、通常、形状,質感に加えて、見かけ上
の動作も実物と同様なものとなるように作成される。斯
かる玩具銃のうち、トリガーの操作に応じて、弾丸が発
射されるとともに、銃身に沿って配されたスライダが移
動するようになされた銃を模したものにおいて、銃身の
後方側部分に設けられた装弾室に装填された弾丸の発射
をガス圧により行うことに加えて、装弾室に対する弾丸
の供給もガス圧を利用して行うようにされたものが知ら
れている。
【0003】このような玩具銃にあっては、一般に、例
えば、グリップ内に複数の弾丸を収容できる弾倉とガス
を貯留する蓄圧室とが設けられ、装弾室に装填された弾
丸が、グリップ内に設けられた蓄圧室からのガス圧が利
用されて発射されると、その都度、蓄圧室からのガス圧
がさらに利用されて、スライダの銃身に沿う方向の後退
及びそれに続く前進が行われ、それによりグリップに設
けられた弾倉に収容された弾丸が空になった装弾室に供
給されて、自動連射が可能とされる。斯かるガス圧が利
用されて装弾室に装填された弾丸の発射と装弾室に対す
る弾丸の供給とが行われるようにされた玩具銃において
用いられる弾丸は、通常、例えば、6mm程度とされる比
較的小なる直径を有したプラスチック製の模擬弾とさ
れ、BB弾と通称される。
【0004】このような直径が6mm程度とされるBB弾
が用いられる玩具銃とは別に、例えば、17mm程度と、
10mmを越える比較的大なる直径を有するとともに、容
易に潰れて塗料を放出する、ペイント弾と通称される塗
料内蔵弾(以下、ペイント弾という)が用いられる玩具
銃も知られている。このようなペイント弾が用いられる
玩具銃の一つである、例えば、月刊誌『Gun』199
2年10月号(国際出版株式会社発行)の66〜75頁
に記載されているペイントガンにおいては、CO2 ガス
・タンクがバレル(銃身)の下方に配されるとともに、
複数のペイント弾を収容できるローダーと称されるマガ
ジン(弾倉)が、ペイント弾の直径より若干大なる通路
径を有したフィーディング・ポートを介して、銃身の後
部にそれより上方側に突出する状態をもって取り付られ
る。そして、バレルの後部に配されたペイント弾が、C
2 ガス・タンクからのガス圧が利用されて発射される
と、フィーディング・ポートとバルレの後部との間を遮
断していた部材が、CO2ガス・タンクからのガス圧に
よりバレルに沿って移動せしめられることにより、フィ
ーディング・ポートとバレルの後部とが連通状態にさ
れ、ローダーに収容されたペイント弾のうちの一つが、
フィーティング・ポートを通じてバレルの後部へと自重
により落下する状態とされる。それにより、バレルの後
部からペイント弾が発射される毎に、空となったバレル
の後部に新たなペイント弾が自動供給されることにな
る。
【0005】斯かるペイントガンにあっては、実質的に
装弾室とされるバレルの後部に供給される複数のペイン
ト弾を収容するローダーは、多数のペイント弾を収納し
て、それらを順次継続的にバレルの後部に供給すること
ができるように比較的大なる容積を有するものとされ
る。さらに、ローダーは、フィーディング・ポートに連
結された底部が、収容されたペイント弾の夫々をその自
重によってフィーディング・ポートに向かわせるべく湾
曲形状をとるものとされ、各ペイント弾を、潰れを生じ
させることなく、フィーディング・ポートを通じてバレ
ルの後部へと落下させるものとされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くの、実質的
に装弾室とされるバレルの後部に装填されたペイント弾
の発射と、ペイント弾がローダーからフィーディング・
ポートを通じて落下することにより行われるペイント弾
のバレルの後部への供給とが、ガス圧が利用されて行わ
れるようにされたペイントガンにあっては、ペイント弾
を収容するローダーが、比較的大なる容積を有して、銃
身の後部にそれより上方側に突出する状態をもって取り
付られる構成とされることにより、通常の実銃の形状と
は著しく相違する形状を有したものとされてしまい、実
銃に対する類似性に欠けるという問題がある。また、比
較的大なる容積を有したローダーがバレルの後部にそれ
より上方側に突出する状態をもって取り付られること
は、ペイントガンを極めて操作し難いものとすることに
なってしまう。
【0007】このような不都合を回避すべく、ペイント
弾を用いる玩具銃についても、ペイント弾が収容される
弾倉を玩具銃における、例えば、グリップ内等の、銃身
より下方側に設けられたものとなすことが考えられる。
しかしながら、ペイント弾を収容した弾倉をグリップ内
等の銃身より下方側に配する場合には、弾倉に収容され
たペイント弾の一つを、ガス圧の作用により銃身に沿う
方向の後退及びそれに続く前進を行うスライダを利用し
て運び、銃身の後方側部分に設けられた装弾室に供給す
ることになるが、ペイント弾は機械的衝撃に対して強靱
でなく、比較的潰れ易い特性を有しているので、装弾室
に運ばれるペイント弾が機械的衝撃を受けて潰されてし
まうという事態をまねくことなく、ペイント弾を装弾室
に供給することに困難が伴い、従前にあっては、この問
題が克服されていない。それゆえ、従来にあっては、装
弾室に装填されたペイント弾の発射と装弾室に対するペ
イント弾の供給とがガス圧が利用されて行われるように
されたもとで、ペイント弾を収容する弾倉がグリップ内
等の銃身より下方側に配され、その弾倉に収容されたペ
イント弾を、潰されてしまう事態をまねくことなく、装
弾室に供給できるようにされた玩具銃は見当たらない。
【0008】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、銃身部の後方側部分に設けられた装
弾室に装填された弾丸の発射と、その装弾室に対する弾
丸の供給とが、ガス圧が利用されて行われるようにされ
るとともに、弾倉部を銃身部より下方側に配されるもの
となすことができ、弾倉部に収容される弾丸が直径が比
較的大とされて潰れ易いペイント弾とされる場合にあっ
ても、弾倉部に収容されたペイント弾の装弾室への供給
を、当該ペイント弾が潰れてしまう事態をまねくことな
く確実に行うことができるようにされた玩具銃を提供す
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項8までのいずれかに記載され
た発明に係る玩具銃は、銃身部,その後方側部分に設け
られた装弾室及びトリガー部が設けられたフレーム部
と、フレーム部に対して銃身部に沿う方向に移動可能と
されて配されたスライダ部と、スライダ部における銃身
部の後方となる部分内に設けられてスライダ部と一体的
に移動する受圧部と、弾丸収容部,弾丸収容部から突出
して形成されて弾丸を係止するアーチ状部,弾丸収容部
を移動可能に格納する格納部及び弾丸収容部に対して設
けられた付勢手段を有し、フレーム部に装着されたもと
で、アーチ状部を装弾室の後方に近接配置させ、アーチ
状部により係止された弾丸の中心を、略銃身部に沿う方
向に伸びる上記装弾室の中心軸線上に位置させることに
なる状態をとる弾倉部と、第1のガス通路形成部,第2
のガス通路形成部及び第1のガス通路形成部と第2のガ
ス通路形成部との間の中間部を有し、弾倉部が上記フレ
ーム部に装着されたもとでスライダ部が基準位置をとる
とき、第1のガス通路形成部をアーチ状部を貫通して先
端部分が装弾室に係合するものとなす位置に置かれ、そ
の位置からの銃身部に沿う方向の後退をスライダ部の基
準位置からの後退に伴って行う可動部材と、トリガー部
の操作に応じて、可動部材における中間部内にガスを供
給するガス供給状態をとるガス供給制御手段と、弾倉部
がフレーム部に装着されたもとでガス供給制御手段がガ
ス供給状態をとる期間において、可動部材における中間
部内に供給されるガスを、第1のガス通路形成部内を通
じて装弾室に導く状態と、第2のガス通路形成部内を通
じて受圧部に作用させ、スライダ部を基準位置から後退
させる状態とをとるガス制御部と、を備えて構成され
る。
【0010】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項3に記載された発明に係る玩具銃は、可動部材におけ
る第1のガス通路形成部の先端部分が、アーチ状部によ
り係止される弾丸が有する外面に沿った曲面をもって当
該弾丸に当接するものとされる。
【0011】上述の如くに構成される本願の特許請求の
範囲における請求項1から請求項8までのいずれかに記
載された発明に係る玩具銃にあっては、弾倉部がフレー
ム部に装着され、それにより弾倉部が銃身部より下方側
に配された状態をとることができるものとされる。斯か
る弾倉部のフレーム部に対する装着は、可動部材がその
第1のガス通路形成部の先端部分を装弾室に係合させる
位置をとり、それにより、第1のガス通路形成部とアー
チ状部とが相互当接するもとにあっても、弾丸収容部が
それに作用する付勢力に抗する方向に移動せしめられる
ことによりアーチ状部が弾倉部内に引き込まれる状態を
もって、容易に行われる。
【0012】弾倉部がフレーム部に装着されたもとで、
スライダ部が基準位置から銃身部に沿う方向に後退せし
められるとき、それに伴って、可動部材が、銃身部に沿
う方向に伸びる装弾室の中心軸線に沿って後退する。そ
れにより、アーチ状部が可動部材における第1のガス通
路形成部に当接した状態から解放され、それに伴って、
弾丸収容部がそれに作用する付勢力に従う方向に移動せ
しめられる。その結果、アーチ状部が装弾室の後方に近
接配置され、アーチ状部により係止される弾丸の中心と
銃身部に沿う方向に伸びる装弾室の中心軸線とが略一致
せしめられ、弾丸の中心が略装弾室の中心軸線上に位置
する状態に置かれる。スライダ部は、後退後、基準位置
に戻る前進に転じ、それに伴って可動部材も装弾室の中
心軸線に沿って前進する。そして、可動部材の前進によ
り、可動部材における第1のガス通路形成部が、先端部
分をアーチ状部により係止された弾丸に当接させてその
アーチ状部を貫通し、先端部分を装弾室に係合させる状
態をとり、それによって装弾室に弾丸が供給される。
【0013】斯かる際、アーチ状部により係止された弾
丸の中心が略装弾室の中心軸線上に位置する状態に置か
れているとともに、可動部材の前進が装弾室の中心軸線
に沿って行われることにより、可動部材における第1の
ガス通路形成部の先端部分による、アーチ状部により係
止された弾丸の装弾室への搬送が、当該弾丸が受ける機
械的衝撃が比較的小とされる状態をもって行われる。そ
の結果、弾倉部における弾丸収容部から送り出されてア
ーチ状部により係止される弾丸が、潰れ易いペイント弾
とされる場合にも、アーチ状部により係止されたペイン
ト弾が、機械的衝撃により潰されてしまう事態がまねか
れることなく、装弾室に供給されることになる。
【0014】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項3に記載された発明に係る玩具銃の場合には、可動部
材における第1のガス通路形成部の先端部分が、アーチ
状部により係止される弾丸が有する外面に沿った曲面を
もって弾丸に当接するものとされるので、アーチ状部に
より係止された弾丸が、可動部材における第1のガス通
路形成部の先端部分によって、安定に保持されたもとで
装弾室へと搬送されることになる。その結果、当該弾丸
が装弾室へと搬送される際に受ける機械的衝撃が一段と
小なるものとされ、装弾室へと搬送される弾丸が潰され
てしまう事態の回避がより確実なものとされる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本願の特許請求
の範囲における請求項1〜請求項5,請求項7及び請求
項8のいずれかに記載された発明に係る玩具銃の一例を
示す。
【0016】図1及び図2に示される例においては、銃
身部2,銃身部2の後方側部分に設けられた装弾室4
a,グリップ部6及びトリガー部7が設けられたフレー
ム部10が備えられている。装弾室4aは、ゴム材等の
弾性摩擦材で成る環状部材4によって形成されており、
環状部材4は、銃身部2の後方側部分の内側に配されて
いる。そして、フレーム部10には、それに対して銃身
部2に沿う方向に移動可能とされたスライダ部15、及
び、スライダ部15の移動に伴う移動が可能とされた可
動部材17が配されている。フレーム部10に設けられ
たグリップ部6は、その内部にケース部18が着脱可能
に係合するものとされている。ケース部18は、図2に
示される如くに、フレーム部10とは別体のものであ
り、グリップ部6内において、フレーム部10への装着
及びフレーム部10からの離脱が行われることになる。
さらに、フレーム部10には、上方側部分21aと下方
側部分21bとを有したハンマー21が取り付けられて
いる。
【0017】グリップ部6には、トリガー部7から後方
に向けて屈曲して伸びる可動バー22が配されており、
可動バー22の後端部には、板状ばね部材24における
湾曲形状とされた先端部が当接している。板状ばね部材
24は、可動バー22に、トリガー部7をその後方側か
ら押圧する付勢力を作用させるものとされている。
【0018】トリガー部7は、それが引かれるとき、図
1に示される如くの、フレーム部10に設けられた当接
部27からその前方側に離隔した操作開始位置から、当
接部27に当接する操作完了位置に向けて、銃身部2に
沿って移動せしめられ、それに伴って、可動バー22
も、板状ばね部材24の付勢力に抗する方向に移動せし
められる。斯かる可動バー22の後端部には、可動当接
部材28も当接している。可動当接部材28は、軸29
を介してフレーム部10により回動可能に支持された回
動係合部材30に選択的に当接するものとされている。
【0019】回動係合部材30は、ハンマー21の下方
側部分21bに選択的に係合せしめられる上方先端部3
0aが設けられた湾曲形状部を有している。回動係合部
材30における湾曲形状部には、それから伸びる下方突
出部30bが設けられており、下方突出部30bには、
板状ばね部材25の先端部が当接している。板状ばね部
材25は、回動係合部材30に、その上方先端部30a
をハンマー21の下方側部分21bに近接させる付勢力
を作用させるものとされている。トリガー部7が操作開
始位置をとるときには、回動係合部材30は、その下方
突出部30bが可動バー22の後端部から所定の距離だ
け離隔するものとなる回動基準位置をとる。
【0020】可動当接部材28は、回動係合部材30を
貫通する軸29が挿通せしめられた透孔28aと、回動
係合部材30の下方突出部30bに選択的に当接する当
接部28bとを有しており、その当接部28bが設けら
れた部分が、可動バー22の後端部に常時当接せしめら
れるとともに、板状ばね部材24における湾曲形状とさ
れた先端部に選択的に当接せしめられるものとされてい
る。
【0021】さらに、可動当接部材28は、図5に示さ
れる如くの、透孔28aが設けられた部分からスライダ
部15の底面部に向けて伸びる摺動部28cを有してい
る。摺動部28cは、図示が省略されているが、フレー
ム部10に設けられた一対のガイド部の間に摺動可能に
挿通せしめられている。斯かる可動当接部材28は、透
孔28aを挿通する軸29により、それに対する透孔2
8aにより規制される範囲内での移動が可能とされた状
態をもって、摺動部28cを介して一対のガイド部によ
り支持されている。それにより、可動当接部材28は、
昇降動も行い得るものとされていて、トリガー部7が操
作開始位置にあるときには、当接部28bが設けられた
部分を通じて板状ばね部材24に押圧力を作用させるこ
とのない上方位置を維持する。このとき、上方位置を維
持する可動当接部材28における摺動部28cの上端側
部分は、図5において破線により示される、スライダ部
15の底面部に設けられた凹部に入り込む。
【0022】なお、可動バー22及び可動当接部28の
夫々に付勢力を作用させる板状ばね部材24と回動係合
部材30に付勢力を作用させる板状ばね部材25とは、
板状ばね部材24及び25との間に配されてフレーム部
10に当接する板状ばね部材(図示省略)とともに板ば
ね部材を構成しており、板ばね部材は、図示が省略され
ているが、板状ばね部材24及び25とそれらの間の板
状ばね部材との夫々における下端部が相互連結されて、
フレーム部10に取り付けられている。
【0023】スライダ部15は、図1及び図2に示され
る如く、銃身部2の外側に配されていて、フレーム部1
0における銃身部2が設けられた部分に嵌合しており、
その前方側部分を成す第1の部分15aと、第1の部分
15aと一体的に形成されて銃身部2の後方に位置せし
められた後方側部分を成す第2の部分15bとを有して
いる。そして、スライダ部15は、トリガー部7が操作
開始位置にあるもとでは、通常、第1の部分15aにお
ける前端部をフレーム部10の前端部に近接させる、図
1及び図2に示される如くの基準位置に置かれる。
【0024】スライダ部15における第1の部分15a
は、フレーム部10におけるトリガー部7の前方側に配
されて銃身部2に沿って伸びるガイド部材31にも嵌合
せしめられており、ガイド部材31には、コイルスプリ
ング32が嵌装されている。コイルスプリング32は、
ガイド部材31に沿って伸びてスライダ部15の第1の
部分15aに係合し、スライダ部15の全体をフレーム
部10の前方側に向けて付勢している。
【0025】スライダ部15における第2の部分15b
には、有底筒状部16が設けられている。この有底筒状
部16の底部は、受圧部16aを形成している。
【0026】スライダ部15の内側には、スライダ部1
5の移動方向に沿う方向、即ち、銃身部2に沿う方向に
移動可能とされた可動部材17が配されている。可動部
材17は、内部にガス通路部37を形成する第1のガス
通路形成部と、内部にガス通路部38を形成する第2の
ガス通路形成部と、第1のガス通路形成部と第2のガス
通路形成部との間の中間部とを有しており、中間部内に
は、ガス通路部37とガス通路部38とを連結する連結
部39が形成されている。ガス通路部37は、連結部3
9から装弾室4aに向けて伸び、装弾室4aに対して開
口するものとされ、また、ガス通路部38は、連結部3
9から受圧部16aに向けて伸び、受圧部16aに対し
て開口するものとされている。
【0027】可動部材17は、少なくとも銃身部2に沿
う方向に伸びる第1のガス通路形成部の中心軸線が、銃
身部2に沿う方向に伸びる装弾室4aの中心軸線に略合
致する位置に配される。そして、可動部材17は、それ
とスライダ部15との間に配されたコイルスプリング4
1の付勢力によって、有底筒状部16の底部が形成する
受圧部16a側に向けて付勢されており、スライダ部1
5が基準位置におかれたもとで、ガス通路部37を形成
する第1のガス通路形成部の先端部分を装弾室4aに係
合させる弾丸発射用位置をとり、そのとき、ガス通路部
38を形成する第2のガス通路形成部が有底筒状部16
内に挿入され、ガス通路部38における受圧部16aに
対向する開口端が受圧部16aにより閉塞される。
【0028】さらに、可動部材17における第2のガス
通路形成部には、弾性部材により形成された環状シール
部材42が装着されている。環状シール部材42は、可
動部材17における第2のガス通路形成部が有底筒状部
16内に挿入されて、有底筒状部16と相互係合状態に
あるとき、有底筒状部16の筒状内壁面に当接して、そ
の筒状内壁面と可動部材17における第2のガス通路形
成部の外周面との間を密封する。
【0029】可動部材17の内部には、ガス通路部37
及び38におけるガスの状態を制御するガス制御部45
が配されている。ガス制御部45は、連結部39からガ
ス通路部37内に伸びる整流板部分46と、整流板部分
46の後端側に設けられた弁部分47とを有している。
整流板部分46は、ガス通路部37を通じるガスを整流
する複数の整流板が相互連結するものとされて構成され
ている。また、弁部分47は、ガス通路部37を閉塞す
る状態とガス通路部38を閉塞する状態とを選択的にと
ることができるものとされており、その後方側において
コイルスプリング49に係合している。コイルスプリン
グ49は、ガス制御部45に、その全体を装弾室4aに
向かわせる方向の付勢力を作用させている。弁部分47
は、ガス制御部45の全体の移動に伴ってガス通路部3
7とガス通路部38との間を移動し、ガス通路部37と
ガス通路部38とを開閉制御する。
【0030】ハンマー21は、その下方側部分21bが
軸51を介してフレーム部10における後端部分に取り
付けられており、フレーム部10に対して軸51を回動
中心とした回動が可能とされている。ハンマー21にお
ける下方側部分21bには、回動係合部材30における
上方先端部30aが選択的に係合せしめられる複数の係
合段部が設けられている。また、ハンマー21における
上方側部分21aは、ハンマー21の近傍に配された可
動ピン55を選択的に殴打するものとされている。
【0031】ハンマー21の下方側部分21bには、グ
リップ部6の下方側部分内に配されたコイルスプリング
56にキャップ57を介して係合する一端部を有したハ
ンマーストラット58の他端部が、ピンを介して取り付
けられている。それにより、ハンマー21は、コイルス
プリング56による付勢力をキャップ57及びハンマー
ストラット58を通じて受けて、図1において矢印aに
より示される如くの、上方側部分21aをスライダ部1
5の後端部に向かわせる方向(a方向)に付勢されてい
る。
【0032】ケース部18内には、ガス室61,ガス室
61から上方に伸びるガス導出通路部62、及び、弾倉
部65が設けられている。さらに、ケース部18内に
は、ガス導出通路部62をガス室61から遮断する閉状
態とガス導出通路部62をガス室61に連通させる開状
態とを選択的にとる開閉弁部69、及び、開閉弁部69
に選択的に係合するロック部材71も設けられている。
【0033】ガス室61には、ガス供給通路部61aが
連通しており、ガス供給通路部61aには、例えば、ガ
スボンベとされる外部ガス供給源から伸びるパイプ72
が連結される。ガス供給通路部61aは、外部ガス供給
源からパイプ72を通じて供給されるガスをガス室61
に導入する。
【0034】開閉弁部69は、ガス導出通路部62に配
された弁形成部分69aと、ガス導出通路部62から外
部に向けて伸びるピストン部分69bとを有していて、
ケース部18内において移動可能に配されている。開閉
弁部69には、弁形成部分69aを介してコイルスプリ
ング74の付勢力が作用しており、開閉弁部69は、コ
イルスプリング74の付勢力によって、図1及び図2に
示される如く、ガス導出通路部62を弁形成部分69a
により閉塞してガス室61から遮断する閉状態を維持し
ようとする状態におかれている。
【0035】ロック部材71は、開閉弁部69における
ピストン部分69bの後方側に移動可能に配されてい
る。そして、ロック部材71は、それに配されたコイル
スプリング75により、ピストン部分69bに向かう方
向に付勢されている。また、ロック部材71には、図示
が省略されているが、スライダ部15により選択的に押
圧される昇降部材が連結されている。
【0036】上述のガス室61,ガス導出通路部62,
開閉弁部69,コイルスプリング74,ロック部材71
及びコイルスプリング75等は、ガス供給制御手段を構
成している。
【0037】弾倉部65は、それに設けられた弾丸収容
部80に、例えば、略11mmとされる比較的大なる直径
を有するとともに潰れると塗料を放出するペイント弾P
を複数個収容できるものとされている。また、弾倉部6
5には、弾丸収容部80の開口部分に連なって立設さ
れ、ケース部18から外部に突出するアーチ状部81
と、弾丸収容部80を格納する格納部82とが設けられ
ている。
【0038】弾倉部65における弾丸収容部80内に
は、コイルスプリング83と押圧部材84とが配されて
いる。コイルスプリング83は、押圧部材84を通じ
て、弾丸収容部80に収容されたペイント弾Pに対し、
アーチ状部81に向かわせる方向の付勢力を作用させ
る。そして、コイルスプリング83によりアーチ状部8
1に向けて付勢され、それにより、弾丸収容部80から
その開口部分を通じて外部に送り出されたペイント弾P
は、アーチ状部81により係止される。コイルスプリン
グ83はその付勢力が、弾丸収容部80に収容されるペ
イント弾Pの個数が適切であれば、ペイント弾Pが潰れ
る事態をまねかないものに選定されている。
【0039】弾倉部65における格納部82内には、弾
丸収容部80に加えてコイルスプリング86も配されて
いる。コイルスプリング86は、弾丸収容部80に格納
部82における底部から離隔する方向の付勢力を作用さ
せ、それにより、図2に示される如く、弾丸収容部80
に立設されたアーチ状部81に、ケース部18から外部
に突出する位置をとらせるものとされている。
【0040】弾丸収容部80に立設されてケース部18
から外部に突出するアーチ状部81は、ペイント弾Pが
有する外面に沿った曲面をもって当該ペイント弾Pを係
止するものとされている。従って、アーチ状部81は、
コイルスプリング83の付勢力により弾丸収容部80か
ら送り出されたペイント弾Pを、それを潰してしまうこ
となく確実に保持することができる。
【0041】弾丸収容部80にアーチ状部81が立設さ
れたケース部18は、アーチ状部81及び弾丸収容部8
0に複数個、例えば、5個のペイント弾Pを収容したも
とで、グリップ部6にその底部側から挿入されて、フレ
ーム部10に装着される。その際、例えば、スライダ部
15は、基準位置をとる状態におかれ、また、可動部材
17は、その第1のガス通路形成部の先端部分を装弾室
4aに係合させる弾丸発射用位置をとる状態におかれ
る。なお、トリガー部7から後方に向けて屈曲して伸び
る可動バー22は、ケース部18のグリップ部6内への
挿入を妨げない屈曲形状を有するものとされている。ま
た、ケース部18におけるガス室61に連通したガス供
給通路部61aに対するパイプ72の連結は、ケース部
18がフレーム部10に装着される以前及び以後のいず
れにおいて行われてもよい。
【0042】スライダ部15が基準位置をとるととも
に、可動部材17がその第1のガス通路形成部の先端部
分を装弾室4aに係合させる弾丸発射用位置をとるもと
で、グリップ部6内にケース部18が挿入されると、可
動部材17における第1のガス通路形成部が、図3に示
される如くに、ケース部18から外部に突出するアーチ
状部81にその上方から当接するものとされる。そし
て、グリップ部6内へのケース部18の挿入が、可動部
材17における第1のガス通路形成部が上方から当接し
たアーチ状部81に、格納部82内に配されたコイルス
プリング86の付勢力に抗する方向の押圧力が作用する
ことになる状態をもって、継続される。それにより、ア
ーチ状部81が立設された弾丸収容部80が、コイルス
プリング86の付勢力に抗して格納部82における底部
側に移動せしめられ、それに伴い、アーチ状部81が弾
倉部65内、即ち、ケース部18内に引き込まれること
になる。
【0043】その結果、図1に示される如くに、弾丸発
射用位置をとる可動部材17における第1のガス通路形
成部により、アーチ状部81がケース部18から外部に
突出するものとなることが阻止される状態をもって、ケ
ース部18がグリップ部6内に挿入されてフレーム部1
0に装着される。即ち、可動部材17における第1のガ
ス通路形成部及び格納部82に配されたコイルスプリン
グ86は、弾丸収容部80にアーチ状部81が立設され
たもとにあっても、ケース部18のグリップ部6への挿
入を支障なく行わせるものとされている。
【0044】このようにしてケース部18がグリップ部
6内においてフレーム部10に装着されたもとでは、グ
リップ部6が、実質的に、その内部にガス室61,ガス
導出通路部62,弾倉部65,開閉弁部69及びロック
部材71が設けられたものとされる。さらに、開閉弁部
69におけるピストン部分69bと可動ピン55とが相
互近接配置される。可動ピン55には、それをピストン
部分69bから離隔させる方向に付勢するコイルスプリ
ング87が巻装されている。
【0045】上述の如くに構成される本願の特許請求の
範囲における請求項1〜請求項5,請求項7及び請求項
8のいずれかに記載された発明に係る玩具銃の一例にお
いては、例えば、ケース部18がグリップ部6内に挿入
されてフレーム部10に装着された後に、図1に示され
る如くの基準位置におかれたスライダ部15が、手動操
作により後退せしめられる。このような手動操作による
スライダ部15の後退に伴って、図1及び図3に示され
る如くに、第1のガス通路形成部をアーチ状部81に当
接させた可動部材17が、第1のガス通路形成部の先端
部分を装弾室4aに係合させる弾丸発射用位置から、装
弾室4aの中心軸線に沿って後退せしめられる。それに
より、可動部材17における第1のガス通路形成部が、
装弾室4aから離隔する。
【0046】さらに、スライダ部15の基準位置からの
後退に伴って、ハンマー21が、その上方側部分21a
をスライダ部15の後端部に対向させた図1に示される
如くの回動位置から、a方向とは逆の方向に回動せしめ
られる。
【0047】可動部材17の後退により、図4に示され
る如く、弾倉部65内に引き込まれていたアーチ状部8
1が、可動部材17における第1のガス通路形成部に当
接した状態から解放される。それに伴い、弾丸収容部8
0がコイルスプリング86の付勢力に従う方向に移動せ
しめられ、それにより、アーチ状部81が、ケース部1
8から外部に突出するものとされる。このように、ケー
ス部18がグリップ部6内に挿入されてフレーム部10
に装着されたもとで、ケース部18から外部に突出する
アーチ状部81は、装弾室4aの後方に近接配置され
る。斯かるもとでは、アーチ状部81により係止されて
いるペイント弾Pの中心は、略銃身部2に沿う方向に伸
びる装弾室4aの中心軸線上に位置せしめられる。
【0048】一方、可動部材17にあっては、第1のガ
ス通路形成部の先端部分を、アーチ状部81により係止
されているペイント弾Pにその後方側から対向配置させ
る。斯かる可動部材17における第1のガス通路形成部
は、アーチ状部81を貫通することが可能とされる断面
形状を有するとともに、その先端部分が、アーチ状部8
1により係止されるペイント弾Pが有する外面に沿った
曲面を有したものとされている。
【0049】そして、ケース部18から外部に突出する
アーチ状部81の後方となる位置におかれた可動部材1
7は、スライダ部15がその手動操作から解放され、コ
イルスプリング32の付勢力により基準位置に向けて前
進するとき、スライダ部15に伴って前進する。
【0050】斯かる可動部材17の前進により、可動部
材17における第1のガス通路形成部は、その先端部分
を、それに設けられた上述の曲面をもって、アーチ状部
81により係止されたペイント弾Pに当接させる状態と
したもとで、アーチ状部81を貫通し、ペイント弾P
を、アーチ状部81から装弾室4aに向け、銃身部2に
沿う方向に伸びる装弾室4aの中心軸線に沿って搬送す
る。このようにして可動部材17により搬送されるペイ
ント弾Pは、可動部材17内に配されたガス制御部45
をコイルスプリング49の付勢力に抗する方向に押圧す
る。
【0051】ペイント弾Pをアーチ状部81から装弾室
4aに向けて搬送する可動部材17は、スライダ部15
が図5に示される如くの基準位置に到達すると略同時
に、図6及び図7にも示される如くに、内部にガス通路
部37を形成する第1のガス通路形成部がアーチ状部8
1を貫通する状態のもとで、第1のガス通路形成部の先
端部分を装弾室4aに係合させる弾丸発射用位置に到達
し、ペイント弾Pの装弾室4aへの供給を完了する。
【0052】斯かる際、アーチ状部81により係止され
たペイント弾Pの中心が略装弾室4aの中心軸線上にお
かれているとともに、可動部材17の移動が装弾室4a
の中心軸線に沿う方向をもって行われることにより、可
動部材17によるアーチ状部81から装弾室4aへのペ
イント弾Pの搬送が、ペイント弾Pに及ぼされる機械的
衝撃が比較的小とされる状況のもとで行われる。しか
も、可動部材17における第1のガス通路形成部が、ア
ーチ状部81により係止されるペイント弾Pが有する外
面に沿った曲面を有した先端部分を、アーチ状部81に
より係止されたペイント弾Pにその後方側から当接させ
た状態をもって、アーチ状部81を貫通し、ペイント弾
Pに当接した先端部分を装弾室4aに係合させるものと
されるとともに、アーチ状部81が装弾室4aに近接配
置されたものとされるので、可動部材17はペイント弾
Pを安定に保持したもとで装弾室4aに搬送することに
なる。これよりして、可動部材17によるアーチ状部8
1により係止されたペイント弾Pの装弾室4aへの供給
が、当該ペイント弾Pが潰されてしまう事態をまねくこ
となく、確実に行われる。
【0053】なお、ケース部18のグリップ部6内にお
けるフレーム部10への装着は、図2に示される如く
に、可動部材17が、その第1のガス通路形成部の先端
部分を装弾室4aに係合させる弾丸発射用位置をとるも
とで行われなくてもよく、例えば、手動操作によるスラ
イダ部15の基準位置からの後退に伴う可動部材17の
後退後に行われてもよい。斯かる場合には、コイルスプ
リング86の付勢力よってケース部18から外部に突出
する位置をとるアーチ状部81が、図4に示される如く
に、装弾室4aと後退した可動部材17との間に形成さ
れた空間部に進入する状態をもって、ケース部18がグ
リップ部6内に挿入されてフレーム部10に装着され
る。そして、手動操作から解放されたスライダ部15の
前進に伴う可動部材17の前進により、上述と同様にし
て、図5に示される如くに、アーチ状部81により係止
されたペイント弾Pの装弾室4aに対する供給が行われ
る。即ち、ケース部18は、可動部材17の位置に関わ
りなく、グリップ部6内に挿入してフレーム部10に装
着することが可能なものとされているのである。
【0054】一方、スライダ部15の基準位置からの後
退に伴ってa方向とは逆の方向に回動せしめられたハン
マー21は、スライダ部15の後退に続く基準位置に戻
る前進により、図5に示される如くに、上方側部分21
aを可動ピン55から所定の距離離隔させた殴打待機位
置において、下方側部分21bが回動基準位置をとる回
動係合部材30の上方先端部30aに係合し、位置固定
される。
【0055】上述の如くにしてケース部18がフレーム
部10に着脱可能に装着され、スライダ部15が基準位
置をとるとともに、可動部材17が、第1のガス通路形
成部にケース部18から外部に突出するアーチ状部81
を貫通する状態をとらせて、弾丸発射用位置をとり、ハ
ンマー21が殴打待機位置をとるもとでは、図5及び図
7に示される如くに、可動部材17における第1のガス
通路形成部の先端部分と環状部材4とによって装弾室4
aに位置決め保持されたペイント弾Pにより、ガス制御
部45がコイルスプリング49の付勢力に抗する方向に
押圧され、それにより、ガス制御部45における弁部分
47が、可動部材17における第1のガス通路形成部内
のガス通路部37を開状態とする位置におかれる。図5
及び図7にあっては、このとき、ガス制御部45におけ
る弁部分47は、可動部材17における第2のガス通路
形成部内のガス通路部38を閉状態としている。但し、
このとき、ガス制御部45における弁部分47が可動部
材17における第2のガス通路形成部内のガス通路部3
8を閉状態としないようにされてもよい。
【0056】さらに、可動部材17における中間部内の
連結部39とガス導出通路部62とが連通状態とされる
とともに、可動ピン55が、開閉弁部69におけるピス
トン部分69bの後端部に当接しない位置をとり、それ
により、開閉弁部69が、ガス導出通路部62を弁形成
部分69aにより閉塞して、連結部39とガス室61と
の間を遮断する閉状態におかれる。また、ロック部材7
1が、閉状態をとる開閉弁部69におけるピストン部分
69bにより押圧されて下方位置を維持するとともに、
アーチ状部81を貫通する可動部材17における第1の
ガス通路形成部が、弾丸収容部80における開口部分を
実質的に閉塞し、コイルスプリング83の付勢力により
弾丸収容部80からペイント弾Pが送り出される事態を
阻止する。
【0057】斯かるもとで、トリガー部7が、図5に示
される如くの操作開始位置から、図8に示される如くの
操作完了位置に向けて引かれるべく操作されると、その
トリガー部7の移動に伴って、可動バー22が板状ばね
部材24の付勢力に抗して後退し、上方位置をとる可動
当接部材28を押圧する。後退する可動バー22によっ
て押圧される可動当接部材28は、図8に示される如く
に、その当接部28bを回動係合部材30の下方突出部
30bに当接させて、回動係合部材30を板状ばね部材
25の付勢力に抗する方向に回動させ、ハンマー21の
下方側部分21bと回動係合部材30の上方先端部30
aとの相互係合を解除させる。それにより、ハンマー2
1が回動係合部材30により位置固定された状態から解
放されて、コイルスプリング56の付勢力に従ってa方
向に回動せしめられる。
【0058】a方向に回動するハンマー21は、その上
方側部分21aにより可動ピン55を殴打して、図9に
示される如くに、可動ピン55をコイルスプリング87
の付勢力に抗する方向に移動させる。可動ピン55を殴
打したハンマー21の上方側部分21aは、フレーム部
10の後端部に当接し、その結果、ハンマー21のa方
向への回動が停止せしめられる。また、コイルスプリン
グ87の付勢力に抗する方向に移動した可動ピン55
は、ピストン部分69bの後端部に当接して、開閉弁部
69をコイルスプリング74の付勢力に抗する方向に移
動させる。それにより、開閉弁部69が、図8に示され
る如くの、弁形成部分69aによりガス導出通路部62
を閉塞して、連結部39をガス室61から遮断する閉状
態から、図9に示される如くの、ガス導出通路部62を
弁形成部分69aにより閉塞する状態を解除して、連結
部39をガス室61に連通させる開状態へと移行せしめ
られる。
【0059】斯かる開閉弁部69のコイルスプリング7
4の付勢力に抗する方向への移動により、下方位置をと
るロック部材71が、開閉弁部69のピストン部分69
bによって押圧される状態から解放され、コイルスプリ
ング75の付勢力に従う方向に移動せしめられる。
【0060】そして、開閉弁部69の閉状態から開状態
への移行によって、外部ガス供給源からガス室61内に
導入されたガスが、ガス導出通路部62を通じて連結部
39に急速に流入する。連結部39に急速に流入したガ
スは、ガス制御部45により開状態とされたガス通路部
37を通じて装弾室4aに導かれる。それにより、環状
部材4及び可動部材17における第1のガス通路形成部
の先端部分により保持されて、装弾室4aに装填されて
いるペイント弾Pには比較的大なるガス圧が作用せしめ
られる。斯かるガス圧の作用により、ペイント弾Pは、
図9において一点鎖線により示される如くに、環状部材
4の前方に移動せしめられる。
【0061】そして、環状部材4の前方、即ち、銃身部
2内に移動したペイント弾Pと銃身部2との間に生じる
比較的小なる隙間を通じて銃身部2内にガスが漏れ出
し、それにより、ペイント弾Pの銃身部2における前端
部側に向かう移動が加速され、それに伴って、銃身部2
内におけるペイント弾Pの後方の空間が急激に拡大さ
れ、可動部材17における第1のガス通路形成部内のガ
ス通路部37におけるガス圧が低下する。このようなガ
ス通路部37におけるガス圧の低下に伴って、ガス制御
部45がコイルスプリング49の付勢力により前進する
ものとなり、それに伴ってガス制御部45の弁部分47
が、ガス通路部38側からガス通路部37に向けて移動
せしめられる。斯かるガス通路部37におけるガス圧の
低下に伴うガス制御部45の前進により、ガス制御部4
5の弁部分47が、図10に示される如くのガス通路部
37を閉状態となす位置におかれるまでの間において、
銃身部2内に移動したペイント弾Pが銃身部2の先端で
ある銃口から発射される。
【0062】このようにして、ガス制御部45の弁部分
47が、ガス通路部37を閉状態とするもとで、ガス通
路部38が、連結部39を介して、ケース部18内にお
けるガス導出通路部62に連通する状態におかれると、
ガス通路部38の開口部分を閉塞する状態におかれた受
圧部16aには、連結部39及びガス通路部38を通じ
たガス室61からの比較的大なるガス圧が作用せしめら
れる。そして、斯かるガス圧の作用を受ける受圧部16
aが設けられたスライダ部15は、そのガス圧の作用に
より、受圧部16aと可動部材17における後端面部と
の間に可変容積の圧力室90を形成しつつ、コイルスプ
リング32の付勢力に抗して、基準位置から急速に後退
せしめられる。
【0063】基準位置から後退するスライダ部15は、
その後端部に当接するハンマー21を、コイルスプリン
グ56の付勢力に抗する方向に回動させる。それによ
り、可動ピン55が、ハンマー21により押圧された状
態から解放され、コイルスプリング87の付勢力に従っ
て、開閉弁部69におけるピストン部分69bの後端部
から所定の距離だけ離隔した位置に向けて移動せしめら
れる。斯かるもとにあっても、開閉弁部69がガス導出
通路部62を開状態となす状態は、コイルスプリング7
5の付勢力に従う移動により上方位置をとってピストン
部分69bに当接するロック部材71によって維持され
る。
【0064】また、スライダ部15が、ガス室61から
可動部材17内の連結部39及びガス通路部38を通じ
て可変容積の圧力室90に供給されるガス圧によってさ
らに後退せしめられる際、図11において破線により示
される如くに、スライダ部15の底面部に設けられた凹
部に入り込んでいた可動当接部材28における摺動部2
8cの上端側部分が、凹部から外れてスライダ部15の
底面部により下方に押圧される。それにより、可動当接
部材28が、その当接部28bが設けられた部分を可動
バー22の後端部とそれに当接する板状ばね部材24に
おける湾曲形状とされた先端部との間に入り込ませ、板
状ばね部材24に押圧力を作用させる下方位置に移動せ
しめられる。このような可動当接部材28の下方位置へ
の移動により、可動当接部材28の当接部28bと回動
係合部材30の下方突出部30bとの相互当接が解除さ
れる。それにより、回動係合部材30が、それに作用す
る板状ばね部材25の付勢力により回動基準位置に復帰
せしめられる。
【0065】さらに、図示が省略されているが、スライ
ダ部15の底面部に設けられた突出部によって、ロック
部材71に連結されている昇降部材が上方位置から下方
位置へと押圧移動せしめられる。それに伴い、図11に
示される如く、ロック部材71も、コイルスプリング7
5の付勢力に抗して、上方位置から下方位置へと移動せ
しめられ、ロック部材71と開閉弁部69におけるピス
トン部分69bとの相互係合が解除される。その結果、
開閉弁部69が、コイルスプリング74の付勢力に従う
方向に移動して、ガス導出通路部62を開状態として連
結部39をガス室61に連通させる状態から、ガス導出
通路部62を閉状態として連結部39をガス室61から
遮断する状態に戻される。それにより、ガス室61から
連結部39へのガスの流入が停止される。また、下方位
置に移動したロック部材71は、ガス導出通路部62を
開状態となす状態から閉状態となす状態に移行した開閉
弁部69のピストン部分69bによって押圧されて、下
方位置を維持するものとされる。
【0066】このようにして、ガス室61から可変容積
の圧力室90へのガスの供給が停止されても、スライダ
部15はその慣性によって後退を継続する。スライダ部
15がその慣性によって後退を継続しているとき、図1
2に示される如くに、スライダ部15に設けられた有底
筒状部16と可動部材17における第2のガス通路形成
部との相互係合状態が解除される。それにより、有底筒
状部16,ガス通路部38,連結部39及びガス導出通
路部62内に残存したガスが大気中に放出される。ま
た、スライダ部15は、その慣性による後退を、図13
に示される如くの最後退位置に到達するまで継続する。
【0067】そして、大気中へのガスの放出により、可
動部材17が、コイルスプリング41の付勢力により、
第1のガス通路形成部の先端部分を装弾室4aに係合さ
せた弾丸発射用位置から、急速に有底筒状部16に向け
て後退せしめられる。その結果、図13に示される如く
に、可動部材17が、第1のガス通路形成部をアーチ状
部81から離隔させるとともに、第2のガス通路形成部
を有底筒状部16内に挿入させた状態におかれる。斯か
る可動部材17の後退によって、可動部材17における
第1のガス通路形成部により閉塞されていた弾丸収容部
80の開口部分が開状態にされ、弾丸収容部80に収容
されているペイント弾Pのうち最上方位置にあるもの
が、コイルスプリング83の付勢力により弾丸収容部8
0から送り出されてアーチ状部81により係止される。
【0068】図13に示される如くの最後退位置に到達
したスライダ部15は、直ちにコイルスプリング32の
付勢力により基準位置に向けて前進する状態に転じ、そ
のスライダ部15の前進に伴って可動部材17も前進す
る。
【0069】また、スライダ部15が最後退位置から基
準位置に向けて前進する際には、ハンマー21は、その
下方側部分21bに回動基準位置をとる回動係合部材3
0の上方先端部30aが係合せしめられて位置固定さ
れ、上方側部分21aを可動ピン55から所定の距離離
隔させる殴打待機位置を維持するものとされる。
【0070】前進する可動部材17における第1のガス
通路形成部は、その先端部分をアーチ状部81により係
止されたペイント弾Pに当接させてアーチ状部81を貫
通し、ペイント弾Pをその外面に沿った曲面を有した先
端部分によって安定に保持し、装弾室4aに向けて、装
弾室4aの中心軸線に沿って搬送する。そして、スライ
ダ部15が、図14に示される如くの基準位置に到達し
た際には、可動部材17もその第1のガス通路形成部の
先端部分を装弾室4aに係合させる弾丸発射用位置に到
達し、装弾室4aに対するペイント弾Pの供給が完了す
る。装弾室4aに供給されたペイント弾Pは、環状部材
4と可動部材17の第1のガス通路形成部の先端部分と
により位置決め保持されて、装弾室4aに装填された状
態におかれる。さらに、可動当接部材28がそれに設け
られた摺動部28cを介してスライダ部15により押圧
される状態から解放され、板状ばね部材24の付勢力に
よる上方位置への復帰が可能な状態におかれる。
【0071】このようにして、装弾室4aに装填された
ペイント弾Pにより、可動部材17内におけるガス制御
部45が後退せしめられ、ガス制御部45の弁部分47
が、ガス通路部37を、連結部39を介して、ケース部
18内に設けられたガス導出通路部62に連通させる位
置におかれる。斯かるもとで、トリガー部7がそれを引
く操作から解放されると、図5に示される如くに、可動
バー22に作用する板状ばね部材24の付勢力により、
トリガー部7が操作開始位置に復帰せしめられるととも
に、可動当接部材28が、板状ばね部材24の付勢力に
より上方に押圧され、当接部28bが回動係合部材30
の下方突出部30bにおける傾斜状端部に案内される状
態をもって、摺動部28cの上端部側部分をスライダ部
15の底面部に設けられた凹部に入り込ませる上方位置
に状態復帰せしめられる。そして、トリガー部7が再び
引かれることにより、上述の如くにして、装弾室4aに
おけるペイント弾Pの発射,それに続く装弾室4aに対
するペイント弾Pの供給が行われる。
【0072】また、ケース部18のそれが装着されたフ
レーム部10からの離脱は、図4に示される如くに、ス
ライダ部15の手動操作による後退に伴う可動部材17
の後退により、可動部材17における第1のガス通路形
成部をアーチ状部81から離隔させたもとで、グリップ
部6内からケース部18を引き抜くだけの比較的簡単な
作業とされる。従って、例えば、ペイント弾Pの発射が
繰り返し行われて弾倉部65における弾丸収容部80が
空となったとき、その弾倉部65が設けられたケース部
18をフレーム部10から離脱させ、そのケース部18
と同様のものであって、弾倉部に設けられた弾丸収容部
にペイント弾Pが充填された他のケース部をグリップ部
6内に挿入してフレーム部10に装着することにより、
ペイント弾Pの発射を継続的に行うことができる。
【0073】図15及び図16は、本願の特許請求の範
囲における請求項1〜請求項4及び請求項6〜請求項8
のいずれかに記載された発明に係る玩具銃の一例を示
す。
【0074】図15及び図16に示される例において
は、図1及び図2に示される例における弾丸収容部80
とコイルスプリング83及び86とに代えて、弾丸収容
部91及びコイルスプリング92を有した弾倉部65が
ケース部18に設けられたものとされ、その他の各部及
び各部材については、図1及び図2に示される例と同様
とされる。これらの各部及び各部材には、図1及び図2
に示される例と同様の符号が付されて示され、重複説明
は省略される。
【0075】図15及び図16に示される例において、
ケース部18の弾倉部65における格納部82には、筒
状の弾丸収容部91及びコイルスプリング92が格納さ
れている。弾丸収容部91は、図1及び図2に示される
弾丸収容部80と同様に、その開口部分に連なってアー
チ状部81が立設されるとともに内部に押圧部材84が
配され、ペイント弾Pを複数個収容できるものとされて
いる。
【0076】コイルスプリング92は、格納部82の底
部側から弾丸収容部91内に入り込み、弾丸収容部91
に対し格納部82の底部から離隔する方向の付勢力を作
用させるとともに、押圧部材84を通じて、弾丸収容部
91に収容されたペイント弾Pに対し、アーチ状部81
に向かわせる方向の付勢力を作用させる。そして、コイ
ルスプリング92によりアーチ状部81に向けて付勢さ
れ、それにより、弾丸収容部91からその開口部分を通
じて外部に送り出されたペイント弾Pは、アーチ状部8
1により係止される。コイルスプリング92はその付勢
力が、弾丸収容部91に収容されるペイント弾Pの個数
が適切であれば、ペイント弾Pが潰れる事態をまねかな
いものに選定されている。
【0077】弾丸収容部91に立設されたアーチ状部8
1は、弾丸収容部91に及ぼされるコイルスプリング9
2の付勢力により、ケース部18から外部に突出する位
置をとるものとされている。斯かるアーチ状部81のケ
ース部18から突出する位置は、ケース部18がフレー
ム部10に装着されたもとでアーチ状部81が装弾室4
aの後方に近接配置されたとき、アーチ状部81により
係止されているペイント弾Pの中心を、略銃身部2に沿
う方向に伸びる装弾室4aの中心軸線上に位置させるべ
く、設定されている。
【0078】弾丸収容部91とそれに収容されたペイン
ト弾Pとの夫々に付勢力を作用させるコイルスプリング
92は、実質的に、図1及び図2に示されるコイルスプ
リング83及び86の夫々の機能を備えるものとされ
る。従って、図16に示される如くに、フレーム部10
とは別体とされて、弾丸収容部91及びコイルスプリン
グ92を有した弾倉部65が設けられたケース部18の
フレーム部10への装着は、図1及び図2に示される例
におけるケース部18の場合と同様にして行われる。即
ち、弾丸収容部91にアーチ状部81が立設されたケー
ス部18は、アーチ状部81及び弾丸収容部91に、例
えば、5個のペイント弾Pを収容したもとで、グリップ
部6にその底部側から挿入されて、フレーム部10に装
着される。その際、例えば、スライダ部15は、基準位
置をとる状態におかれ、また、可動部材17は、その第
1のガス通路形成部の先端部分を装弾室4aに係合させ
る弾丸発射用位置をとる状態におかれる。
【0079】そして、グリップ部6内にケース部18が
挿入されると、可動部材17における第1のガス通路形
成部が、ケース部18から外部に突出するアーチ状部8
1にその上方から当接するものとされるが、グリップ部
6内へのケース部18の挿入は、可動部材17における
第1のガス通路形成部が上方から当接したアーチ状部8
1に、コイルスプリング92の付勢力に抗する方向の押
圧力が作用することになる状態をもって、継続される。
それにより、アーチ状部81が立設された弾丸収容部9
1が、コイルスプリング92の付勢力に抗して格納部8
2における底部側に移動せしめられ、それに伴い、アー
チ状部81が弾倉部65内、即ち、ケース部18内に引
き込まれることになる。
【0080】その結果、図15に示される如くに、弾丸
発射用位置をとる可動部材17における第1のガス通路
形成部により、アーチ状部81がケース部18から外部
に突出するものとなることが阻止される状態をもって、
ケース部18がグリップ部6内に挿入されてフレーム部
10に装着される。即ち、可動部材17における第1の
ガス通路形成部及びコイルスプリング92は、弾丸収容
部91にアーチ状部81が立設されたもとにあっても、
ケース部18のグリップ部6への挿入を支障なく行わせ
るものとされている。
【0081】このようにして、弾丸収容部91及びコイ
ルスプリング92を有した弾倉部65が設けられたケー
ス部18がグリップ部6内においてフレーム部10に装
着されたもとでは、図1及び図2に示される例における
ケース部18がグリップ部6内においてフレーム部10
に装着された場合と同様に、グリップ部6が、実質的
に、その内部にガス室61,ガス導出通路部62,弾倉
部65,開閉弁部69及びロック部材71が設けられた
ものとされ、さらに、開閉弁部69におけるピストン部
分69bと可動ピン55とが相互近接配置される。
【0082】そして、例えば、ケース部18がグリップ
部6内に挿入されてフレーム部10に装着された後に、
図15に示される如くの基準位置におかれたスライダ部
15が、手動操作により後退せしめられ、それに伴う可
動部材17の後退により、弾倉部65内に引き込まれて
いたアーチ状部81が、可動部材17における第1のガ
ス通路形成部に当接した状態から解放される。それによ
り、図17に示される如くに、弾丸収容部91がコイル
スプリング92の付勢力に従う方向に移動して、アーチ
状部81が、ケース部18から外部に突出するものとさ
れる。このように、ケース部18がグリップ部6内に挿
入されてフレーム部10に装着されたもとで、ケース部
18から外部に突出するアーチ状部81は、装弾室4a
の後方に近接配置される。斯かるもとでは、アーチ状部
81により係止されているペイント弾Pの中心は、略銃
身部2に沿う方向に伸びる装弾室4aの中心軸線上に位
置せしめられる。
【0083】手動操作により後退したスライダ部15の
その後のコイルスプリング32の付勢力に従った基準位
置に向かう前進に伴うペイント弾Pの装弾室4aへの供
給及びそれに続く装弾室4aに供給されたペイント弾P
の発射、さらには、手動操作によるスライダ部15の後
退に伴う可動部材17の後退後においての、ケース部1
8のグリップ部6内におけるフレーム部10への装着及
びケース部18のそれが装着されたフレーム部10から
の離脱は、図1及び図2に示される例と同様にして行わ
れる。
【0084】なお、図1に示される例及び図15に示さ
れる例のいずれにあっても、ケース部18に設けられ
て、外部ガス供給源に連結されるガス室61が、開閉弁
部69等と共にガス供給制御手段を形成するものとされ
るが、ガス室61に代えて、例えば、ガスボンベ等が用
いられて充填されるガスを貯留する蓄圧室が備えられ、
斯かる蓄圧室と開閉弁部69等とを含むガス供給制御手
段が形成されてもよい。
【0085】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項8までのいず
れかに記載された発明に係る玩具銃にあっては、弾倉部
がフレーム部に装着され、それにより弾倉部が銃身部よ
り下方側に配された状態をとることができるものとされ
る。斯かる弾倉部のフレーム部に対する装着は、可動部
材がその第1のガス通路形成部の先端部分を装弾室に係
合させる位置をとり、それにより、第1のガス通路形成
部とアーチ状部とが相互当接するもとにあっても、弾丸
収容部がそれに作用する付勢力に抗する方向に移動せし
められることによりアーチ状部が弾倉部内に引き込まれ
る状態をもって、容易に行われる。そして、弾倉部がフ
レーム部に装着されたもとで、スライダ部が基準位置か
ら銃身部に沿う方向に後退せしめられるとき、それに伴
って、可動部材が、銃身部に沿う方向に伸びる装弾室の
中心軸線に沿って後退する。それにより、アーチ状部が
可動部材における第1のガス通路形成部に当接した状態
から解放され、それに伴って、弾丸収容部がそれに作用
する付勢力に従う方向に移動せしめられる。その結果、
アーチ状部が装弾室の後方に近接配置され、アーチ状部
により係止される弾丸の中心と銃身部に沿う方向に伸び
る装弾室の中心軸線とが略一致せしめられ、弾丸の中心
が略装弾室の中心軸線上に位置する状態に置かれる。
【0086】スライダ部は、後退後、基準位置に戻る前
進に転じ、それに伴って可動部材も装弾室の中心軸線に
沿って前進する。そして、可動部材の前進により、可動
部材における第1のガス通路形成部が、先端部分をアー
チ状部により係止された弾丸に当接させてそのアーチ状
部を貫通し、先端部分を装弾室に係合させる状態をと
り、それによって装弾室に弾丸が供給される。
【0087】斯かる際、アーチ状部により係止された弾
丸の中心が略装弾室の中心軸線上に位置する状態に置か
れているとともに、可動部材の前進が装弾室の中心軸線
に沿って行われることにより、可動部材における第1の
ガス通路形成部の先端部分による、アーチ状部により係
止された弾丸の装弾室への搬送が、当該弾丸が受ける機
械的衝撃が比較的小とされる状態をもって行われる。そ
の結果、弾倉部における弾丸収容部から送り出されてア
ーク状部により係止される弾丸が、潰れ易いペイント弾
とされる場合にも、アーチ状部により係止されたペイン
ト弾が、機械的衝撃により潰されてしまう事態がまねか
れることなく、装弾室に供給されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1〜請
求項5,請求項7及び請求項8のいずれかに記載された
発明に係る玩具銃の一例の構成及び動作の説明に供され
る断面図である。
【図2】 図1に示される例の構成及び動作の説明に供
される断面図である。
【図3】 図1に示される例における要部を示す縦断面
図である。
【図4】 図1に示される例の構成及び動作の説明に供
される断面図である。
【図5】 図1に示される例の構成及び動作の説明に供
される部分断面図である。
【図6】 図1に示される例の要部を示す縦断面図であ
る。
【図7】 図1に示される例の要部を示す横断面図であ
る。
【図8】 図1に示される例の構成及び動作の説明に供
される部分断面図である。
【図9】 図1に示される例の構成及び動作の説明に供
される部分断面図である。
【図10】 図1に示される例の構成及び動作の説明に
供される部分断面図である。
【図11】 図1に示される例の構成及び動作の説明に
供される部分断面図である。
【図12】 図1に示される例の構成及び動作の説明に
供される部分断面図である。
【図13】 図1に示される例の構成及び動作の説明に
供される部分断面図である。
【図14】 図1に示される例の構成及び動作の説明に
供される部分断面図である。
【図15】 本願の特許請求の範囲における請求項1〜
請求項4及び請求項6〜請求項8のいずれかに記載され
た発明に係る玩具銃の一例の構成及び動作の説明に供さ
れる断面図である。
【図16】 図15に示される例の構成及び動作の説明
に供される断面図である。
【図17】 図15に示される例の構成及び動作の説明
に供される断面図である。
【符号の説明】
2・・・銃身部, 4・・・環状部材, 4a・・・装
弾室, 6・・・グリップ部, 7・・・トリガー部,
10・・・フレーム部, 15・・・スライダ部,
16・・・有底筒状部, 16a・・・受圧部, 17
・・・可動部材, 18・・・ケース部, 21・・・
ハンマー, 32,41,49,56,74,75,8
3,86,92・・・コイルスプリング, 37,38
・・・ガス通路部, 39・・・連結部, 45・・・
ガス制御部, 55・・・可動ピン, 61・・・ガス
室, 62・・・ガス導出通路部, 65・・・弾倉
部,69・・・開閉弁部, 71・・・ロック部材,
80,91・・・弾丸収容部, 81・・・アーチ状
部, 82・・・格納部, 90・・・圧力室, P・
・・ペイント弾

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】銃身部,該銃身部の後方側部分に設けられ
    た装弾室及びトリガー部が設けられたフレーム部と、 該フレーム部に対して上記銃身部に沿う方向に移動可能
    とされて配されたスライダ部と、 該スライダ部における上記銃身部の後方となる部分内に
    設けられて上記スライダ部と一体的に移動する受圧部
    と、 弾丸収容部,該弾丸収容部から突出して形成されて弾丸
    を係止するアーチ状部,上記弾丸収容部を移動可能に格
    納する格納部及び上記弾丸収容部に対して設けられた付
    勢手段を有し、上記フレーム部に装着されたもとで、上
    記アーチ状部を上記装弾室の後方に近接配置させ、該ア
    ーチ状部により係止された弾丸の中心を、略上記銃身部
    に沿う方向に伸びる上記装弾室の中心軸線上に位置させ
    ることになる状態をとる弾倉部と、 第1のガス通路形成部,第2のガス通路形成部及び上記
    第1のガス通路形成部と第2のガス通路形成部との間の
    中間部を有し、上記弾倉部が上記フレーム部に装着され
    たもとで上記スライダ部が基準位置をとるとき、上記第
    1のガス通路形成部を上記アーチ状部を貫通して先端部
    分が上記装弾室に係合するものとなす位置に置かれ、該
    位置からの上記銃身部に沿う方向の後退を上記スライダ
    部の上記基準位置からの後退に伴って行う可動部材と、 上記トリガー部の操作に応じて、上記可動部材における
    中間部内にガスを供給するガス供給状態をとるガス供給
    制御手段と、 上記弾倉部が上記フレーム部に装着されたもとで上記ガ
    ス供給制御手段が上記ガス供給状態をとる期間におい
    て、上記可動部材における中間部内に供給されるガス
    を、上記第1のガス通路形成部内を通じて上記装弾室に
    導く状態と、上記第2のガス通路形成部内を通じて上記
    受圧部に作用させ、上記スライダ部を上記基準位置から
    後退させる状態とをとるガス制御部と、を備えて構成さ
    れる玩具銃。
  2. 【請求項2】弾倉部に収納される弾丸が、潰れると塗料
    を放出する塗料内蔵弾とされることを特徴とする請求項
    1記載の玩具銃。
  3. 【請求項3】可動部材における第1のガス通路形成部の
    先端部分が、アーチ状部により係止される弾丸が有する
    外面に沿った曲面をもって上記弾丸に当接するものとさ
    れることを特徴とする請求項1記載の玩具銃。
  4. 【請求項4】弾倉部のフレーム部に対する装着が、可動
    部材の位置の如何によらず行われ得ることを特徴とする
    請求項1記載の玩具銃。
  5. 【請求項5】付勢手段が、格納部内に配され、上記弾丸
    収容部に上記格納部における底部から離隔する方向の付
    勢力を作用させる第1の付勢部材と、上記弾丸収容部内
    に配され、該弾丸収容部に収容される弾丸にアーチ状部
    に向かう方向の付勢力を作用させる第2の付勢部材とを
    含んで構成されることを特徴とする請求項1記載の玩具
    銃。
  6. 【請求項6】付勢手段が、格納部における底部側から弾
    丸収容部内に入り込み、該弾丸収容部に上記格納部にお
    ける底部から離隔する方向の付勢力を作用させるととも
    に、上記弾丸収容部に収容される弾丸にアーチ状部に向
    かう方向の付勢力を作用させるものとされることを特徴
    とする請求項1記載の玩具銃。
  7. 【請求項7】弾倉部とガス供給制御手段とが、共通のケ
    ース部内に設けられ、該ケース部のフレーム部への装着
    により、上記弾倉部が上記フレーム部に装着されること
    を特徴とする請求項1記載の玩具銃。
  8. 【請求項8】ガス供給制御手段が、外部からのガスが導
    入されるガス室もしくは充填されたガスを貯留する蓄圧
    室と、トリガー部の操作に応じて、上記ガス室もしくは
    上記蓄圧室と可動部材における中間部内とを遮断する閉
    状態と上記ガス室ともしくは上記蓄圧室と上記可動部材
    における中間部内とを連通させる開状態とをとる開閉弁
    部と、を備えて構成されることを特徴とする請求項7記
    載の玩具銃。
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