JP2003321463A - 皮膚外用剤 - Google Patents

皮膚外用剤

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JP2003321463A
JP2003321463A JP2002124455A JP2002124455A JP2003321463A JP 2003321463 A JP2003321463 A JP 2003321463A JP 2002124455 A JP2002124455 A JP 2002124455A JP 2002124455 A JP2002124455 A JP 2002124455A JP 2003321463 A JP2003321463 A JP 2003321463A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全で有効な一重項酸素消去剤、
メラニン生成抑制剤、チロシナーゼ生合成抑制剤、細胞
内グルタチオン産生促進剤、並びにこれら配合してなる
美白および抗老化に有効な皮膚外用剤を提供することを
課題とする。 【解決手段】 天然物由来物質及びそれらと類似
の構造を有する化合物に関して有効成分として検討した
結果、特定の構造を有する2−クロマノン誘導体に優れ
た一重項酸素消去効果、メラニン生成抑制効果、チロシ
ナーゼ生合成抑制効果、細胞内グルタチオン産生促進効
果を見出し、これを皮膚外用剤に配合することで穏和な
皮膚美白作用及び抗老化作用を有する外用剤を提供する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の構造を有す
る化合物を配合して成る、安全性及び安定性が高い一重
項酸素消去剤、メラニン生成抑制剤、グルタチオン産生
促進剤、および、美白効果、抗老化効果の改善効果の高
い皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】加齢,紫外線曝露等により生体内に発生
する活性酸素種は、皮膚のシワ形成、真皮構成成分の変
成等、皮膚の老化に深くかかわることが示唆されてい
る。そこで、ヒドロキシラジカル、一重項酸素、スーパ
ーオキシド等の活性酸素種、脂質過酸化物等の消去ある
いは生成抑制作用を有する成分に関する検討が行われて
いるが、中でも一重項酸素は、最も反応性が高く、老
化、炎症、皮膚黒化、蛋白質変性、サンバーンセル形
成、脂質過酸化、DNA損傷などの一因となるといわれ
ている。
【0003】したがって、かかる活性酸素種を消去する
物質を皮膚外用剤に配合することが、皮膚の老化を防
止、改善に有効であると考えられ、植物由来のタンニ
ン、フラボノイド、ポリフェノール化合物等をはじめと
して、種々の薬用植物抽出物を活性酸素消去剤として皮
膚外用剤に配合する試みがなされている。しかしなが
ら、研究されている植物成分の多くは、活性酸素種とし
てスーパーオキシド、OHラジカル、ハイドロパーオキ
シドから発生するラジカル等を対象としたスーパーオキ
シドディスムターゼ(SOD)やSOD様の物質がほと
んどであり、一重項酸素を対象としたものは、その種類
が限定されており、さらなる新しい一重項酸素消去剤の
開発が要望されていた。
【0004】また、上述の活性酸素消去剤以外に、皮膚
の老化、特にシワ形成に対して予防もしくは改善効果が
有る成分として、レチン酸及びその誘導体、アスコルビ
ン酸誘導体、ビタミンE、α−アミノ酪酸誘導体等が抗
老化皮膚外用剤の有効成分として提案されている。
【0005】また、従来から、日焼けに等による皮膚の
色黒やしみ、そばかすなどの改善を目的とする美白剤の
開発がなされており、メラニン生成抑制剤、チロシナー
ゼ抑制剤、チロシナーゼ生合成抑制剤、還元剤、および
グルタチオンなどの還元剤を細胞内で生成させる成分な
どが提案されている。その有効成分として、アスコルビ
ン酸その誘導体、コウジ酸、アルブチン、ゲラニイン、
没食子酸、およびコロイドイオウやグルタチオンのよう
な含硫黄化合物、および種々の薬用植物抽出物等が使用
されている。
【0006】しかしながら、活性酸素消去剤、抗老化
剤、美白剤の有効成分として従来用いられてきた植物抽
出成分の中には、皮膚の老化症状の防止、改善作用が十
分ではなく、美白用もしくは抗老化用皮膚外用剤に配合
する場合、多量を用いる必要のある場合があった。ま
た、植物由来の成分に関しては、安定かつ一定の品質の
物が得られない場合がある。
【0007】また、アスコルビン酸やその誘導体やコウ
ジ酸は酸化されやすく不安定でり、グルタチオンやコロ
イドイオウは特有の異臭や沈澱が生じることが知られて
いるように、植物由来の原料以外の有効成分を用いる場
合も、製剤化に際して、解決しなければならない問題が
あることが多い。その他にも、連用により副作用の発生
が懸念される有効成分もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明におい
ては、安全で有効な一重項酸素消去剤、メラニン生成抑
制剤、チロシナーゼ生合成抑制剤、細胞内グルタチオン
産生促進剤、並びにこれら配合してなる美白および抗老
化に有効な皮膚外用剤を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】皮膚の外観を美しく見せ
るために用いる皮膚外用剤は日常的に連用されるもので
あるため、これに配合する有効成分としては、作用が穏
和で連用により十分な効果を現わし、しかも連用による
副作用のないものが望まれる。
【0010】かかる観点からは、天然物由来物質及びそ
れらと類似の構造を有する化合物が有効成分として好ま
しいものであるが、上記した作用の有効性,品質の安定
性等における問題点を解決するため、われわれは、数あ
る候補物質に関して鋭意検討を行った。
【0011】その結果、次にあげる特定の構造を有した
化合物が有効且つ穏和な皮膚美白作用及び抗老化作用を
有し、さらに安定性も高いということを見出し、発明を
完成するに至った。
【0012】すなわち、本発明は下記一般式(1)で表
される化合物3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラ
ン−2−オン誘導体(以下、2−クロマノン誘導体)の
1種又は2種以上を有効成分として含有する皮膚外用剤
である。これらの2−クロマノン誘導体のうち、
(2)、(4)、(6)、(7)の合成方法、およびラ
ジカル消去作用に関しては、本発明者らが既に開示して
いる(BiosciBiotechnolBioc
hem.,65(5),1127−1133(200
1))。また(3)および(5)に関しては、別の文献
にて開示されている(OrgChem.,64,
156−161(1999))。しかし、2−クロマノ
ン誘導体の一重項酸素消去作用、メラニン生成抑制作
用、チロシナーゼ抑制作用、細胞内グルタチオン生成促
進作用の作用は、本発明によりはじめて見出され、皮膚
外用剤に配合することにより、優れた美白効果および抗
老化効果を発揮することははじめて見出された。
【0013】
【化2】 〔式中、R、R、R、Rは水素原子、同一また
は異なっていても良い直鎖もしくは分岐鎖を有する飽和
もしくは不飽和の炭素数1〜6の炭化水素基を示し、R
は水素原子、水酸基、直鎖もしくは分岐鎖を有する飽
和もしくは不飽和の炭素数1〜6の炭化水素基、直鎖も
しくは分岐鎖を有する飽和もしくは不飽和の炭素数1〜
6のアルコール基、アルデヒド基、またはケトン基を示
す。〕
【0014】
【発明の実施の形態】本発明にかかる一般式(1)で表
される2−クロマノン誘導体の具体例としては、次のも
のが挙げられる。
【0015】
【化3】 〔2−クロマノン誘導体(2):R=R=R=R
=CH、R=OH〕
【0016】
【化4】 〔2−クロマノン誘導体(3):R=R=R=R
=CH、R=H〕
【0017】
【化5】 〔2−クロマノン誘導体(4):R=R=R=R
=R=CH
【0018】
【化6】 〔2−クロマノン誘導体(5):R=R=R=R
=CH、R=−CHCH=CH
【0019】
【化7】 〔2−クロマノン誘導体(6):R=R=R=R
=CH、R=−CHCHCHOH〕
【0020】
【化8】 〔2−クロマノン誘導体(7):R=R=R=R
=CH、R=プロピル基〕
【0021】本発明にかかる一般式(1)で表される化
合物の配合量としては、一般的に0.0001重量%〜
10.0重量%であり、好ましくは、0.001重量%
〜5.0容量%、さらに好ましくは、0.001重量%
〜1.0重量%である。
【0022】また、本発明にかかる化合物を配合する皮
膚外用剤の剤型としては、クリームや乳液などの乳化物
や、化粧水やジェル状化粧料などの水性化粧料、石鹸や
洗顔フォームなどの洗浄用化粧料、あるいはピールオフ
型や洗い流し型のパック剤などがあげられる。
【0023】このような剤型中に組み合わせて使用でき
る原料としては、油分、保湿剤、界面活性剤、増粘剤、
中和剤、防腐剤、粉体成分、色素、キレート剤、香料、
紫外線吸収剤、薬効剤、細胞賦活剤、本発明以外の美白
剤、殺菌剤、抗酸化剤などが挙げられ、これらを目的に
応じて組み合わせて使用することができる。当然のこと
であるが、本発明は、併用できる原料は上記の原料に限
るものではなく、発明の効果を損なわない範囲で種々の
原料と併用することができる。
【0024】
【実施例】次に実施例に用いる一重項酸素消去剤、メラ
ニン産生抑制剤、チロシナーゼ生合成抑制剤、グルタチ
オン産生促進剤としての2−クロマノン誘導体の製造
例、有効性を評価するための試験、皮膚外用剤としての
実施例とその有効性の確認試験を用いて、本発明を、さ
らに詳細に説明するが、本発明の技術範囲はこれによっ
て何ら限定されるものではないことは言うまでもない。
【0025】<製造例> 既に開示している合成方法を
用いて、以下の化9に示すように、前駆体として、対応
するポリフェノール誘導体(8)と、アクリル酸誘導体
(9)を混合し、溶媒中、加熱することで目的の2−ク
ロマノン誘導体が得られる。また、(6)に関しては前
駆体としてメトキシメチル誘導体(13)を調製して
(化10)、これをパラジウム−カーボン触媒を用いた
還元により脱保護して得られる(化13)。
【0026】
【化9】
【0027】
【化10】
【0028】
【化11】
【0029】次いで、これらの化合物の有効性について
行った検討項目について説明する。
【0030】<一重項酸素消去作用>本発明にかかる2
−クロマノン誘導体の一重項酸素消去作用の評価を行っ
た。評価法は、テトラメチルパラフェニレンジアミン
(TMPD)をスピントラップ剤としたESRスピント
ラップ法により測定した。まず、2.0mMの濃度に調
製した2−クロマノン誘導体の50容量%エタノール水
溶液0.01mLを、0.05mMのTMPD0.1m
Mリン酸緩衝液(pH7.4)0.05mL、0.1m
Mのヘマトポルフィリン0.1mMリン酸緩衝液(pH
7.4)0.05mLと混合し、更に、0.1mMリン
酸緩衝液(pH7.4)を加え0.2mLの混合液と
し、2−クロマノン誘導体の試料中の濃度を0.1mM
に調製した。この混合液をESR用扁平水溶液セルに移
し、これに長波長紫外線(UVA)を1分間照射して一
重項酸素を発生させ、ESRスペクトルを測定した。E
SRスペクトル強度から、一重項酸素消去率を求めた。
また、構造が類似しており、抗酸化剤として知られてい
るα−トコフェロールの一重項酸素消去率と併せて、結
果を表1に示した。
【0031】
【表1】
【0032】表1から明らかなように、2−クロマノン
誘導体の一重項酸素消去能が認められ、また、その効果
は抗酸化剤として汎用されている類似の構造を有するα
−トコフェロールよりもはるかに優れていることが明ら
かとなった。この結果は、構造の類似性からは用意には
想到できない結果である。
【0033】<B16メラノーマ細胞を用いたメラニン
産生抑制能の評価>B16マウスメラノーマ細胞(F0
株)を35mmディッシュに1ディッシュあたり200
0個にて播種した。24時間培養後、試験用試料(2−
クロマノン誘導体(3)および(4))を任意の濃度と
なるように添加した5重量%ウシ胎児血清(FCS)添
加ダルベッコ改変イーグル培地(DMEM)に交換し
た。7日間静置培養後、0.25%トリプシンにて細胞
を収獲し、1.5mLマイクロチューブに移して遠心操
作して細胞沈殿物を得た。最後に沈殿物の色を表2に示
す判定基準を基に、肉眼判定により5段階評価を実施し
た。なお、培地に対して50mMの濃度で乳酸ナトリウ
ムを加えたものをポジティブコントロールとし、何も加
えなかったものをコントロールとした。
【0034】
【表2】
【0035】
【表3】
【0036】表3より明らかなように、2−クロマノン
誘導体(3)および(4)の両方とも、培地に対する添
加濃度が100μMの時に、B16マウスメラノーマ細
胞におけるメラニンの産生を抑制することがわかった。
【0037】<チロシナーゼ生合成抑制効果>試験サン
プルとして、2−クロマノン誘導体(5)と、ポジティ
ブコントロールとしてα−トコフェロールを用いて試験
を行った。正常ヒトメラノサイトを96穴マイクロプレ
ートに、各ウェル当たり5.0×10個づつ播種し、
5%ウシ胎仔血清(FCS)を含むDMEM培地を用い
て37℃で24時間培養する。その後、各試料を100
μMを添加したDMEM培地で24時間培養したのち、
PBSで2回洗浄し、0.1%トライトン−Xを含んだ
0.05mMリン酸緩衝液(pH6.8)50μLで3
0分間処理して細胞を溶解させる。各ウェルに0.1%
L−3,4−ジヒドロキシフェニルアラニン(DOP
A)を含む0.1mMリン酸緩衝液(pH6.8)を1
00μL加えて37℃で3時間反応させ,生成したメラ
ニン量を単位タンパク量当たりで比較することで,チロ
シナーゼ生合成量を求めた。試験サンプル無添加の場合
のチロシナーゼ量を100とした相対知を算出し、チロ
シナーゼ生合成抑制効果の指標とした。その結果を表4
に示す。
【0038】
【表4】
【0039】表4から明らかなように、ポジティブコン
トロールであるα−トコフェロールと同様に2−クロマ
ノン誘導体(5)は、コントロールに対して危険率5%
で有意にチロシナーゼの量が少ないことがわかり、チロ
シナーゼの生合成を抑制することがわかった。
【0040】<細胞内グルタチオン産生促進効果>正常
ヒトメラノサイトをコラーゲンコートした96穴マイク
ロプレートに、各ウェル当たり3.0×10個づつ播
種し、2%FCS、線維芽細胞増殖因子(以下FGF)
(3ng/mL)、インシュリン(5μg/mL)、ハ
イドロコルチゾン(0.18μg/mL)を加えたMG
M培地で37℃で24時間、5%CO雰囲気下で培養
した。その後、それぞれのサンプルをDMSOに溶解さ
せたのち培地に最終濃度100μMとなるように添加し
て48時間培養した。培養後、フェニルメチルスルフォ
ニルフロリド((PMSF)0.1mM)を含むリン酸
緩衝化生理食塩水(以下PBS)(pH7.5)で洗浄
後、PMSF(0.1mM)を含むPBS100mLを
加えて5秒間超音波破砕処理を行った。処理液を他のプ
レートに移し、2mMのNADPHを含む5%炭酸水素
ナトリウム水溶液25μLとエチレンジアミン四酢酸
(0.5mM)、BSA(1mg/mL)とグルタチオ
ンリダクターゼ(12.5/mL)を含む0.1Mリン
酸緩衝液25μLを添加した0.5mMのエチレンジア
ミン四酢酸を含むリン酸緩衝液125μLを加え、37
℃で10分間放置後、0.5mMのエチレンジアミン四
酢酸と10mMの5,5’−ジチオビス(2−ニトロ安
息香酸)を含む0.1Mリン酸緩衝液25μLをそれぞ
れのウェルに加えて、450nmの吸光度からグルタチ
オン濃度を測定した。グルタチオン量はタンパク質分析
キットBCA−200で測定したタンパク量と比較する
ことで求めた。コントロール(サンプル無添加)のグル
タチオン量を100とし、それぞれのサンプル添加時の
グルタチオン量の相対量を求め、細胞内グルタチオン産
生促進効果の指標とした。その結果を表5に示した。
【0041】
【表5】
【0042】表5より、明らかなように全ての試料にお
いて、グルタチオンの量がコントロールよりも増加する
傾向にあり、特に2−クロマノン誘導体(2)、2−ク
ロマノン誘導体(4)、2−クロマノン誘導体(5)の
場合は、コントロールに対して5%の危険率で有意にグ
ルタチオン量が増加していた。すなわち、これらのサン
プルには、細胞内グルタチオン産生促進効果があること
が明らかとなった。
【0043】次に、2−クロマノン誘導体を有効成分と
して含有する皮膚外用剤に関する実施例を示す。
【0044】 [実施例] 有効性試験用乳液 (1)ステアリン酸 1.00(重量%) (2)セタノール 1.00 (3)リンゴ酸ジイソステアリル 3.00 (4)スクワラン 8.00 (5)2−エチルヘキサン酸セチル 8.00 (6)モノステアリン酸ポリオキシエチレン ソルビタン(20E.O.) 1.50 (7)モノステアリン酸グリセリン 1.50 (8)コレステロール 0.20 (9)1重量%カルボキシビニルポリマー水溶液 15.00 (10)ジプロピレングリコール 6.00 (11)10重量%L−アルギニン水溶液 1.50 (12)精製水 全量を100とする量 (13)表6に示す2−クロマノン誘導体 0.20 製造方法:(1)から(8)までを80℃まで加熱し均
一に溶解もしくは分散し、油相とする。また、(9)、
(10)および(12)を80℃まで加熱し、水相とす
る。水相に油相を撹拌しながら加え、予備乳化を行った
後、(11)を加えてホモミキサーを用いて均一に乳化
する。乳化終了後、冷却を行い45℃で(13)を加
え、実施例1〜実施例6とし、(13)を精製水に置き
換えたものを比較例1とした(表6)。
【0045】
【表6】
【0046】<紫外線によるシワ形成予防効果>ヘアレ
スマウス5匹を一群とし、各群について実施例1〜実施
例6および比較例1をそれぞれ1日1回背部に塗布し、
1J/cm/Weekの長波長紫外線(UVA)を5
0週間照射し、表7に示した判定基準にしたがって点数
化して評価を行った。この際精製水のみを塗布した群を
対照とした。結果は各群の平均値を算出し、UVA照射
日数との関係を表8に示した。
【0047】
【表7】
【0048】
【表8】
【0049】表8より明らかなように、対照群において
は、UVA照射日数が40週をこえるころには皮膚に形
成されたシワの深さは中程度にまで達し、50週後には
深いシワの形成が認められた。これに対し、本発明にか
かる実施例塗布群は、50週後に微細あるいは軽微なシ
ワの形成をみとめた程度あった。以上の結果より実施例
塗布群に於いては、シワの形成は顕著に抑制されたこと
がわかった。
【0050】<美白効果>上記実施例1〜実施例6およ
び比較例1を用いて、使用試験を行った。パネラーは、
皮膚のシミ、ソバカス、日焼け等の色素沈着を主な症状
とする20名を一群として選んだ。各群にそれぞれ実施
例と比較例をブラインドにて顔面及び手の甲に連続3ヶ
月間使用させた。使用試験開始前および使用試験終了後
の肌の状態を写真撮影し、色素沈着状態の変化を専門の
判定員に「改善」、「やや改善」、「変化なし」の3段
階で判定させた。その結果を表9に示した。
【0051】
【表9】
【0052】表9から明らかなように、2−クロマノン
誘導体を配合した実施例を使用したパネラーでは、一人
を除いた全員に色素沈着の改善傾向が認められた。これ
に対し、比較例1を使用したパネラーでは、「改善」と
認められるほどの色素沈着の状態が変化したパネラーは
おらず、「やや改善」も一人しかいなかった。以上の結
果より、本発明にかかる2−クロマノン誘導体を配合し
た皮膚外用剤に非常に優れた美白効果があることが明ら
かとなった。
【0053】続いて、本発明の他の実施例について示
す。
【0054】 [実施例7] 化粧水 (1)エタノール 10.00(重量%) (2)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.30 (3)2−クロマノン誘導体(2) 0.20 (4)パラオキシ安息香酸メチル 0.02 (5)濃グリセリン 3.00 (6)1、3−ブチレングリコール 1.00 (7)精製水 全量を100とする量 製法:(1)に(2)、(3)、(4)を順次添加し、
均一に溶解しアルコール相とする。これを、あらかじめ
(7)に(5)及び(6)を添加して均一にした水相に
撹拌しながら均一に混合する。
【0055】 [実施例8] クリーム (1)スクワラン 10.00(重量%) (2)ステアリン酸 2.00 (3)水素添加パーム核油 0.50 (4)水素添加大豆リン脂質 0.10 (5)セタノール 3.60 (6)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.00 (7)グリセリン 10.00 (8)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (9)1重量%カルボキシビニルポリマー水溶液 15.00 (10)10重量%L−アルギニン水溶液 1.00 (11)2−クロマノン誘導体(3) 0.50 (12)精製水 全量を100とする量 製法:(1)〜(6)の油相成分を加熱溶解し、80℃
とする。一方(7)〜(9)及び(12)を加熱溶解
し、80℃とする。これに前記油相を攪拌しながら加え
たあと、(10)を加えて、ホモジナイザーにより均一
に乳化する。30℃まで冷却した後、(11)を添加し
混合、均一化する。
【0056】 [実施例9] 乳液 (1)スクワラン 5.00(重量%) (2)メチルフェニルポリシロキサン 4.00 (3)水素添加パーム核油 0.50 (4)モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン (20E.O.) 1.30 (5)モノステアリン酸ソルビタン 1.00 (6)グリセリン 10.00 (7)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (8)1重量%カルボキシビニルポリマー水溶液 13.00 (9)10重量%L−アルギニン水溶液 1.00 (10)精製水 全量を100とする量 (11)2−クロマノン誘導体(7) 1.00 製法:(1)〜(5)の油相成分を加熱溶解し、80℃
とする。一方(6)〜(8)および(10)を80℃ま
で加熱し溶解させる。水相を前記油相に攪拌しながら加
えたあと、(9)を加え、ホモジナイザーにより均一に
乳化した後、冷却し、45℃で(11)を加える。
【0057】 [実施例10] ゲル状化粧料 (1)ジプロピレングリコール 10.00(重量%) (2)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (3)1重量%カルボキシビニルポリマー水溶液 50.00 (4)2−クロマノン誘導体(6) 0.10 (5)10重量%水酸化カリウム水溶液 1.00 (6)精製水 全量を100とする量 製法:(1)に(2)を加熱溶解した後、(3)、
(4)、(6)を溶解して添加し、次いで(5)を加え
て増粘させる。
【0058】 [実施例11] ピールオフ型パック (1)ポリビニルアルコール 10.00(重量%) (2)エタノール 2.00 (3)精製水 50.00 (4)ポリエチレングリコール1500 1.50 (5)1,3−ブチレングリコール 5.00 (6)パラオキシ安息香酸メチル 0.10 (7)2−クロマノン誘導体(5) 0.30 (8)ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(50E.O.) 0.20 (9)エタノール 8.00 (10)精製水 全量を100とする量 製法:(1)に(2)を加え湿らせておいたものに、常
温の(3)を加え、ゆっくりと撹拌しながら80℃まで
加熱する。(1)が均一に溶解したことを確認後、50
℃まで冷却し、(4)、(5)を加え撹拌する。(4)
の溶解を確認後、30℃まで冷却し、あらかじめ(9)
に(6)〜(8)を溶解したアルコール相と(10)を
順次添加して、均一に撹拌する。
【0059】 [実施例12] 洗顔料 (1)ミリスチン酸 24.00(重量%) (2)ステアリン酸 12.00 (3)親油型モノステアリン酸グリセリン 3.00 (4)濃グリセリン 15.00 (5)精製水 30.00 (6)水酸化カリウム 7.80 (7)2−クロマノン誘導体(4) 0.25 (8)精製水 全量を100とする量 製法:(1)、(2)、(3)、(4)を順次量りこ
み、80℃まで加熱する。これに、(6)を溶解させた
(5)を80℃まで加熱したものをゆっくりと撹拌しな
がら加える。均質になるまで撹拌後、45℃まで冷却
し、(7)および(8)を加えて均質になるまで撹拌す
る。
【0060】[安定性試験]これらの実施例1〜実施例
12に関して、50℃にて1ヶ月静置した場合における
製剤の安定性を評価したが、これらの実施例の皮膚外用
剤に於いては製剤の変色、変臭などが見られず、安定性
には大きな問題はなかった。
【0061】
【発明の効果】以上、詳細に述べたように、本発明によ
り、一般式(1)で表される2−クロマノン誘導体を有
効成分として配合することを特徴とする皮膚外用剤が提
供でき、製剤として優れた美白効果および抗老化効果を
発揮することがわかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/00 A61K 7/00 U 7/50 7/50 31/353 31/353 A61P 39/06 A61P 39/06 43/00 107 43/00 107 111 111 Fターム(参考) 4C062 EE36 4C083 AA122 AB032 AC022 AC072 AC102 AC122 AC432 AC442 AC482 AC582 AC841 AD042 AD092 AD112 AD152 AD572 CC04 CC05 CC07 CC23 DD23 DD27 DD33 DD41 EE01 EE12 EE16 FF05 4C086 AA01 AA02 BA08 MA01 MA04 MA63 NA14 ZA89 ZC02 ZC37

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表される6−ヒドロキシ
    −3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−オ
    ン誘導体から選択される化合物の1種もしくは2種以上
    を含有することを特徴とする皮膚外用剤。 【化1】 〔式中、R、R、R、Rは水素原子、同一また
    は異なっていても良い直鎖もしくは分岐鎖を有する飽和
    もしくは不飽和の炭素数1〜6の炭化水素基を示し、R
    は水素原子、水酸基、直鎖もしくは分岐鎖を有する飽
    和もしくは不飽和の炭素数1〜6の炭化水素基、直鎖も
    しくは分岐鎖を有する飽和もしくは不飽和の炭素数1〜
    6のアルコール基、アルデヒド基、またはケトン基を示
    す。〕
  2. 【請求項2】 一般式(1)で表される6−ヒドロキシ
    −3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−オ
    ン誘導体から選択される化合物の1種もしくは2種以上
    を含有することを特徴とする抗老化剤。
  3. 【請求項3】 一般式(1)で表される6−ヒドロキシ
    −3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−オ
    ン誘導体から選択される化合物の1種もしくは2種以上
    を含有することを特徴とする美白剤。
  4. 【請求項4】 一般式(1)で表される6−ヒドロキシ
    −3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−オ
    ン誘導体から選択される化合物の1種もしくは2種以上
    を含有することを特徴とする一重項酸素消去剤。
  5. 【請求項5】 一般式(1)で表される6−ヒドロキシ
    −3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−オ
    ン誘導体から選択される化合物の1種もしくは2種以上
    を含有することを特徴とするメラニン生成抑制剤。
  6. 【請求項6】 一般式(1)で表される6−ヒドロキシ
    −3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−オ
    ン誘導体から選択される化合物の1種もしくは2種以上
    を含有することを特徴とするチロシナーゼ生合成抑制
    剤。
  7. 【請求項7】 一般式(1)で表される6−ヒドロキシ
    −3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾピラン−2−オ
    ン誘導体から選択される化合物の1種もしくは2種以上
    を含有することを特徴とするグルタチオン産生促進剤。
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