JP2003320084A - 操作器およびゲーム装置 - Google Patents

操作器およびゲーム装置

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JP2003320084A
JP2003320084A JP2002130634A JP2002130634A JP2003320084A JP 2003320084 A JP2003320084 A JP 2003320084A JP 2002130634 A JP2002130634 A JP 2002130634A JP 2002130634 A JP2002130634 A JP 2002130634A JP 2003320084 A JP2003320084 A JP 2003320084A
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Japan
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game
operating device
prize
ball
game board
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Application number
JP2002130634A
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English (en)
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Yoshihiro Inaba
嘉広 稲葉
Mitsuru Ogata
満 緒方
Shunichi Kikuchi
俊一 菊池
Keiichi Hirata
敬一 平田
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Namco Ltd
Original Assignee
Namco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定のゲーム空間内で遊技体を移動させて
楽しむゲームにおいて、より体感性の高いゲームプレイ
を実現すること。 【解決手段】 マレット部800は、操作部840を装
置外部に設け、叩打部820をボール2(遊技体)に接
触可能にゲーム盤40と保護カバー6との間の空間に配
置する。そして、操作部840と叩打部820とは、開
口部Fで連結部860によって一体的に連結されてい
る。操作部840を把持して操作すると、叩打部820
が一体的に移動する。従って、ボール2に対してプレー
ヤの操作をそのままにボール2を叩打することができ
る。また、叩打部820がボール2と衝突した感覚を操
作部840で体感することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技体を用いるゲ
ーム装置及び該ゲーム装置に用いられる操作器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】遊技体(小球やパック等)を用いるゲー
ムとして、ピンボールやエアホッケーが知られている。
【0003】ピンボールは、ゲーム盤を転がり落ちてく
る小球を、ゲーム盤から落とさないようにフリッパーを
操作して弾き返しながら所定の目標(ターゲットやバン
パーなど)に当て得点するゲームである。ゲーム盤上に
は透明なカバーが設けられており、小球が外に出ない構
造となっている。ゲーム盤には、例えば、立体的な通
路、ルーレット、ジャックポッド(特定のヒット条件を
満たすと高得点をえられる仕掛)、明滅するライト、な
ど各種の仕掛が施されている。
【0004】ピンボールのゲーム操作は、ゲーム装置側
面に設けられた左右のフリップボタンを押す単純なもの
であるが、ゲーム盤に設けられた各種仕掛を攻略する楽
しみがあり人気が高い。
【0005】一方、エアホッケーは、対戦型のゲームで
あって、ゲーム盤上にエアフロートされたパックをマレ
ット(叩打具)で交互に叩打して、相手の得点ポケット
に撃ち込み得点を競うゲームである。
【0006】ゲームプレイはパックを叩打して弾き返す
操作が主体であり、マレットを操作する感覚(操作方向
や操作する力加減)がそのままパック伝わるダイレクト
感を常に感じることができる。このようにエアホッケー
は他のゲームに比べて体感性に優れ、室内ゲームであり
ながら適度なスポーツ感を楽しむことが出来るものとし
て人気が高い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ピンボールとエアホッ
ケーのそれぞれの良いところ、即ちピンボールの戦略性
や仕掛の楽しさと、エアホッケーの体感性を両立できる
ようなゲーム装置は今までに存在しなかった。
【0008】エアホッケーのゲーム盤上にピンボールの
仕掛を設け、エアホッケーの操作の要領でパックをピン
ボールの球にみたてる方法では、外部から簡単にゲーム
盤にアクセスできてしまうために、不正操作を防ぐこと
が出来ないという問題があった。また、エアホッケーの
ように激しく操作すると、遊技体がゲーム盤から外に飛
び出してしまう可能性があった。
【0009】逆に、外部からの不正操作や遊技体の飛び
出しを防ぐためにゲーム盤を囲うと、従来のピンボール
やパチンコのように、操作手段の操作感覚とそれによる
遊技体の反応とが異なり、また遊技体と操作手段とが接
触や衝突した際の感覚が伝わり難くなってしまい、体感
性が乏しいものになってしまう問題があった。
【0010】本発明は上記課題を鑑みて成されたもので
あり、その目的とするところは、外部に遊技体が飛び出
さないように閉じられた所定のゲーム空間内で遊技体を
移動させて楽しむゲームにおいて、より体感性の高いゲ
ームプレイを実現することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、遊技体(例えば、図3の
ボール2)がゲーム盤(例えば、図3のゲーム盤40)
と天板(例えば、図3の保護カバー6)との間に設けら
れたゲーム空間内で移動自在なゲーム装置(例えば、図
1のゲーム装置1000)に用いられる操作器(例え
ば、図1のマレット部800)であって、前記ゲーム空
間外に配置されたプレーヤが操作する把持部(例えば、
図3の操作部840)と、前記ゲーム空間内に平面移動
自在に配置された遊技体接触部(例えば、図3の叩打部
820)と、前記把持部を操作することによって前記遊
技体接触部を平面移動させるように一端が前記把持部に
接続され、他端が前記遊技体接触部に接続された連結部
(例えば、図3の連結部860)と、を有することを特
徴とする。
【0012】遊技体とは、例えば、小球、パック、コイ
ン、人形などの種々の遊技媒体である。操作器とは、プ
レーヤが操作してゲームプレイするためにゲーム装置に
備えられているものである。
【0013】請求項1に記載の発明によれば、プレーヤ
が把持する把持部が装置外部、即ち遊技体とは直接には
触れられない位置に設けられ、ゲーム空間内に遊技体接
触部が遊技体と接触可能に配置されている。そして、把
持部と遊技体接触部とは連結部によって一体に連結され
ている。
【0014】従って、プレーヤが装置外部から操作して
も、遊技体接触部によって遊技体に対してプレーヤの操
作をそのまま伝えることが可能となる。また、遊技体と
遊技体接触部が接触した際には、その接触感や衝突感が
操作感にそのまま伝わり、体感性の高いゲームを楽しむ
ことができる。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の操作器であって、前記連結部は、前記把持部に接続さ
れた第1アーム部と前記遊技体接触部に接続された第2
アーム部とを略平行に有し、略コの字型形状に形成され
ていることを特徴とする。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、第1アー
ム部と第2アーム部の間、すなわち略コの字型形状の内
側にゲーム盤または天板を挟むことによって、第1アー
ム部の長手方向と第2アーム部の長手方向とを概ね方向
が揃った状態でプレーヤに見せることができる。従っ
て、把持部の操作方向と遊技体接触部の移動方向との関
係をプレーヤに視覚的に理解し易くするとともに、把持
部と遊技体接触部との一体感を高めることができる。
【0017】尚、ここで言う略平行とは、第1アーム部
の長手方向と第2アーム部の長手方向とが厳密な平行関
係であることは勿論、第1アーム部と第2アーム部との
間にゲーム盤又は天板を挟むことができる位置関係を含
む意味である。従って、ここで言う略コの字型形状と
は、例えば、U字型形状やV字型形状、ヘアピン型形
状、馬蹄型形状などが含まれる意味である。また、連結
部は、それぞれ別体の第1アーム部と第2アーム部と結
合させる構成でも良いし、第1アーム部と第2アーム部
とが一体成形された構成であっても良い。
【0018】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の操作器であって、前記連結部の前記コの字型形状内側
外面に緩衝部(例えば、図10の緩衝材863)を設け
たことを特徴とする。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、操作器と
前記コの字型形状の内側に位置するゲーム盤又は天板と
が接触した際のショックを緩和することが出来る。従っ
て、操作感がより良好なものとなる。
【0020】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
何れか一項に記載の操作器であって、前記把持部の平面
視中心位置と前記遊技体接触部の平面視中心位置とが略
同一位置である、ことを特徴とする。
【0021】ここで言う平面視中心位置同士が略同一位
置であるとは、操作器の使用状態においてゲーム空間に
対して正面から見ると、把持部と遊技体接触部とが見か
け上重なって一体的に見える位置関係にあることを意味
する。従って、請求項4に記載の発明によれば、請求項
1〜3の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏する
とともに、ゲーム空間に対する把持部と遊技体接触部と
をより一体的に見せて、操作感を向上させることができ
る。
【0022】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
何れか一項に記載の操作器であって、前記遊技体接触部
の側面に弾性部(例えば、図3の反発リング826)を
配したことを特徴とする。
【0023】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏すると
ともに、遊技体接触部と遊技体との接触時のショックを
緩和して操作感を向上させることができる。また、弾性
部の反発性を高めて遊技体を弾く感覚を高めることがで
きる。
【0024】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
何れか一項に記載の操作器であって、前記遊技体接触部
の側面に圧力センサ(例えば、図3の衝突センサ82
8)を配したことを特徴とする。
【0025】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
〜4の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏すると
ともに、遊技体接触部と遊技体との接触を検出すること
が出来る。
【0026】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
記載の操作器であって、前記把持部は、前記圧力センサ
の検知結果に応じて発光する発光手段(例えば、図3の
LED848、IC回路846)及び/又は音出力する
音出力手段(例えば、図3の小スピーカ849、IC回
路846)を有することを特徴とする。
【0027】請求項7に記載の発明によれば、請求項6
に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、接触の検
出とともに効果音や光を発してゲームプレイの雰囲気を
盛り上げることが出来る。
【0028】請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の
何れか一項に記載の操作器であって、前記把持部は、ホ
ールド部(例えば、図3のホールド部844)と、前記
ホールド部を回転自在に保持する台座部(例えば、図3
の軸部845)とを有することを特徴とする。
【0029】ホールド部は、プレーヤが把持する部位で
ある。請求項8に記載の発明によれば、請求項1〜7の
何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、ホールド部を操作器に対して自在に回転させること
ができる。従って、操作器が把持部を中心に結合部が振
れ回るなどの姿勢変化をした場合であっても、持ち替え
や手首の返しを不用とし、操作感を向上させることが出
来る。
【0030】請求項9に記載の発明は、遊技体がゲーム
盤と天板との間に設けられたゲーム空間内で移動自在な
ゲーム装置(例えば、図1のゲーム装置1000)であ
って、前記遊技体接触部を前記ゲーム空間内に配置し、
前記把持部を当該ゲーム装置外部に配置した、請求項1
〜8の何れか一項に記載の操作器を備えることを特徴と
する。
【0031】請求項9に記載の発明によれば、請求項1
〜8の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏するゲ
ーム装置を実現できる。
【0032】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載のゲーム装置であって、前記操作器が、前記ゲーム盤
に平行な方向で且つ所定範囲内(例えば、図4の範囲
R)で遊動自在に保持されていることを特徴とする。
【0033】請求項10に記載の発明によれば、請求項
9に記載の発明と同様の効果を奏するとともに、操作器
をゲーム盤に沿ってスライド移動させるように自在に操
作することが出来る。
【0034】請求項11に記載の発明は、請求項9又は
10に記載のゲーム装置であって、前記連結部を所定方
向に付勢する付勢手段(例えば、図4の左スプリング8
82、右スプリング884)を備えたことを特徴とす
る。
【0035】請求項11に記載の発明によれば、請求項
9又は10に記載の発明と同様の効果を奏するととも
に、例えば、操作器を移動させた場合に、連結部の姿勢
を変化させて、連結部が把持部や遊技体接触部より先に
装置の他の部位に干渉して操作性が損なわれるのを防ぐ
ことが出来る。また、操作部が装置の他の部位との衝突
を防ぐ方向に付勢することによって、衝突時のショック
を緩和することも可能となる。従って、操作性や操作感
をより向上させることが出来る。
【0036】請求項12に記載の発明は、請求項9〜1
1の何れか一項に記載のゲーム装置であって、前記天板
の端部に前記ゲーム空間の開口部(例えば、図3の開口
部F)が形成され、前記把持部と前記遊技媒体接触部と
が前記天板を挟んで配置されるとともに、前記開口部を
通過することにより前記遊技体が前記ゲーム空間から外
出可能であることを特徴とする。
【0037】請求項12に記載の発明によれば、請求項
9〜11の何れか一項に記載の発明と同様の効果を奏す
るとともに、少なくとも開口部近傍に操作器が位置する
ため、例えば、遊技体に開口部を通過させないように操
作器で防ぐゲームプレイや、開口部から操作器を避ける
ことによって遊技体を開口部に通過させるゲームプレイ
などを実現することができる。
【0038】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載のゲーム装置であって、前記ゲーム盤は、前記遊技
体が自重により前記開口部方向に移動するように傾斜し
て配設されたゲーム盤であり、前記天板は、前記把持部
を移動可能に載置した透明板であることを特徴とする。
【0039】請求項13に記載の発明によれば、請求項
12と同様の効果を奏するとともに、開口部に向かって
遊技体が移動する状態を作りだし、天板越しにゲーム盤
を移動する遊技体を見せることができる。従って、例え
ばピンボールのように傾斜を移動する遊技体を開口部か
ら出さないように操作器で弾き返すゲームを実現するこ
とができる。
【0040】
【発明の実施の形態】〔第1の実施の形態〕以下、図1
〜図10を参照して、本発明をピンボール用ゲーム装置
に適用した場合を例に第1の実施の形態について説明す
る。
【0041】[外観の説明]図1は、本実施の形態におけ
るゲーム装置の外観の一例を示す図である。同図に示す
ように、ゲーム装置1000は、ボール2と、ゲーム盤
40と、保護カバー6と、マレット部800と、景品収
納部100と、バックボード12と、景品選択ボタン1
4と、制御ユニット16と、料金投入部18と、スター
トボタン20と、スピーカ22と、電源ユニット(図示
略)を備え、これらを筐体1に収めている。
【0042】ボール2は、遊技体であって、例えば、樹
脂や金属の小球である。
【0043】ゲーム盤40は、ピンボールゲームのゲー
ムフィールドに該当するものであって、ゲーム盤40に
はボール2を当てる目標となるターゲット42やバンパ
ー44などが備えられている。ゲーム盤40には、その
他、ゲームルールや設定に応じて、ピンボールで用いら
れる通路・スピナー・ポスト、ターゲット42やバンパ
ー44に番号を割当ててビンゴを作らせる仕掛、光や音
を発する演出仕掛、などを適宜設けても良い。
【0044】保護カバー6は、ゲーム盤40の上方にゲ
ーム盤40と略平行に設けられた略透明なカバー部材で
あり、例えば、アクリル板、ポリカーボネート板、ガラ
ス板などによって実現される。プレーヤは保護カバー6
越しにゲーム盤40上を移動するボール2の動きを見る
ことが出来る。即ち、ゲーム装置1000によれば、保
護カバー6とゲーム盤40との間に、外部からの不正な
アクセスが不可能で、ボール2が平面的に移動(平面移
動)自在なゲーム空間が形成される。
【0045】マレット部800は、本実施の形態ではエ
アホッケーゲームのマレットの形状を有する叩打具であ
り、ゲーム盤40及び保護カバー6に対して略平行面に
沿って自在にスライド移動可能である。プレーヤは、エ
アホッケーにおいてマレットでパックを叩くのと同様の
操作要領でマレット部800を操作して、ボール2を叩
打する。
【0046】景品収納部100は、所定の得点を挙げた
場合にプレーヤが得られる景品Eを複数収納する。
【0047】バックボード12は、ゲーム得点やゲーム
プレイ時間などの情報やゲームプレイの雰囲気を盛り上
げる各種の演出表示をするものである。バックボード1
2は、様々な図がプリントされたアクリルボード、及
び、LED、LCD、PDP、ELDなどの表示素子な
どによって実現される。
【0048】景品選択ボタン14は、景品収納部100
に収納されている複数の景品Eの中からプレーヤが欲し
いと思う景品を選択するための操作入力を受け付けるも
のである。例えば、ボタンやレバー、ダイヤルなどによ
って実現される。
【0049】制御ユニット16は、例えば、CPU、I
Cメモリ、ASIC等のハードウェア、及び制御プログ
ラム等のソフトウェアによって構成され、ゲーム装置1
000の機能を統合的に制御しゲームプレイを進行す
る。具体的には、例えば、景品の選択、タイマーカウン
ト、得点計算やバックボード12の表示制御、景品払出
の制御、スピーカ22からのBGMの出力、などの各種
制御を実行する。
【0050】プレーヤは、所定の料金を料金投入部18
より投入した後、景品選択ボタン14で景品収納部10
0より所望する景品を選択し、スタートボタン20を押
下してゲームをスタートさせる。プレーヤは、マレット
部800を把持し、所謂エアホッケーゲームのマレット
のようにスライド操作する。そして、ゲーム盤40上を
転がってくるボール2を適宜弾き返し、ボール2をター
ゲット42やバンパー44に当て得点を稼ぐ。即ち、所
謂ピンボールゲームを楽しむ。ゲーム終了時点で得点が
所定値を超えると、先に選択した景品を得ることが出来
る。
【0051】[構成の説明]図2は、ゲーム装置1000
の構成の一例を示す側断面図である。同図に示すよう
に、ゲーム盤40は、前低後高に筐体1に設置され、ボ
ール2は重力によって装置前方、即ちプレーヤP側に斜
面を転がり落ちる構成となっている。
【0052】斜面を転がり落ちるボール2はプレーヤP
の操作でマレット部800によって弾き返される。プレ
ーヤPが弾き返し損ねたボール2は、ゲーム盤40の前
方側端部に設けられた開口部Fから外出し、ゲーム盤4
0下方に設けられたガータートレイ24によって回収さ
れる。
【0053】ガータートレイ24は、前高後低に筐体1
に設置されており、回収されたボール2はプランジャ装
置26に供給される。ガータートレイ24には、アウト
ボールセンサ242が設けられており、ボール2がガー
タートレイ24に入ってきたことを検出し制御ユニット
16に検出信号を出力する。そして、制御ユニット16
によってプランジャ装置26が起動され、新たにボール
2が適宜ゲーム盤40上に射出される。
【0054】アウトボールセンサ242は、公知の技術
によって実現されるボール2の通過を検知するものであ
る。例えば、ボール2が通過したことによって生じる電
気的変動を検知する。アウトボールセンサ242の構成
及び検出方法は適宜選択して良い。
【0055】プランジャ装置26は、ピンボールゲーム
等で公知に使用されている小球供給手段であって、公知
の技術によって実現することが出来る。
【0056】マレット部800は、叩打部820と、操
作部840と、連結部860と、姿勢保持スプリング8
80と、を有する。
【0057】叩打部820は、ゲーム盤40と保護カバ
ー6との間に配置され、ゲーム盤40上面を自在にスラ
イド移動しボール2を叩打する部位である。操作部84
0は、保護カバー6の上面に配置され、保護カバー6上
面を自在にスライド移動可能な部位であり、プレーヤP
は操作部840を把持してマレット部800を操作す
る。連結部860は、開口部F側に延出して叩打部82
0と操作部840とを一体に連結させる。連結部860
を側面方向(装置横方向)から見ると、保護カバー6を
挟むように概ねコの字形状を成している。
【0058】従って、プレーヤが操作部840を把持し
てマレット部800を操作すると、叩打部820は操作
部840と一体に移動しプレーヤPの操作通りにボール
2を弾き返すことが出来る。また、操作部840におけ
るプレーヤの操作力を叩打部820に、叩打部820に
おけるボール2との衝突感を操作部840に、直接的に
伝えることができるので、プレーヤはあたかも操作部8
40でボール2を弾き返しているかのような操作感を得
ることができる。
【0059】更に、本実施の形態では、叩打部820と
操作部840とは、平面視略同一な円盤形状を成し、ゲ
ーム盤40の面に対して略同じ位置に配置されるように
連結されている。これによって、叩打部820と操作部
840との見かけ上からも一体感をもたらしている。
【0060】姿勢保持スプリング880は、筐体1の前
方フレーム30と連結部860とを連結し、連結部86
0を所定の方向に付勢することによって連結部860の
姿勢を補正する。
【0061】筐体1は、保護カバー6の上方に上部フレ
ーム31を備え、プレーヤのゲームプレイ時の腕置きと
なるとともに、連結部860をプレーヤの視界から隠
す。
【0062】[マレット部の構成の説明]図3は、マレッ
ト部800のより詳細な構造の一例を示す側断面図であ
る。同図に示すように、叩打部820は、ボールキャス
タ822と、スライドガイド824と、反発リング82
6と、衝突センサ828と、を備える。
【0063】ボールキャスタ822は、ゲーム盤40上
面を叩打部820がスライド移動する際の摩擦抵抗を低
減する手段であって、その数や配置は適宜設定して良
い。また、ボールキャスタ822に限らず、先端に曲面
を形成する樹脂突起によってゲーム盤40上面との摩擦
抵抗を低減する構成であっても良い。また、エアホッケ
ーゲームのようにゲーム盤40から空気を噴射させてフ
ローティングさせる構成としても良い。
【0064】スライドガイド824は、先端に曲面を形
成する樹脂突起であり、保護カバー6の裏面(ゲーム盤
40との対向する面)と所定の間隙を有するように叩打
部820上部に設けられる。
【0065】スライドガイド824は、叩打部820が
ゲーム盤40から持ち上がる方向(図中上方向)への動
きを制限して叩打部820がゲーム盤40と保護カバー
6との間で抉る様な動作が行われるのを防ぎ、また、保
護カバー6の裏面に当接した場合の摩擦抵抗を低減さ
せ、叩打部820がゲーム盤40と保護カバー6との間
をスムーズにスライド移動出来るように機能する。尚、
スライドガイド824は、その数や配置等は適宜設定し
て構わない。また、叩打部820の厚さが十分大きい場
合には、叩打部820上部の形状(例えば、中央が高い
凸形状)でその機能を担う構成としても良い。
【0066】反発リング826は、例えば、Oリング、
スプリングなどの弾性部材であって、本実施の形態で
は、叩打部820とボール2との衝突の衝撃を緩和する
一方で、反発力を発生させ叩打部820によるボール2
の弾き返しを容易にする。本実施の形態では、反発リン
グ826は叩打部820の全周に設けられているが、ボ
ール2との衝突が想定される部分にのみ限定されて設け
られるものとしても良い。
【0067】操作部840は、ボールキャスタ842
と、ホールド部844と、IC回路846と、LED8
48と、小スピーカ849と、を備える。
【0068】ボールキャスタ842は、保護カバー6上
面を操作部840がスライド移動する際の摩擦抵抗を低
減する手段であって、その数や配置を適宜設定する。
【0069】ホールド部844はプレーヤが把持する部
位であって、軸部845によって保護カバー6上面に対
して略垂直な軸で回転自在に支持されている。ホールド
部844が回転自在であることで、連結部860の姿勢
に影響されずに、エアホッケーのマレットの操作と同様
に自在にマレット部800を操作することが出来る。
【0070】IC回路846は、LED848と小スピ
ーカ849と衝突センサ828と電気的に接続されてお
り、衝突センサ828から衝突検知信号を受けると所定
のパターンでLED848を点灯させ、また小スピーカ
849から所定の音を発生させる。
【0071】図3では、IC回路846、LED84
8、小スピーカ849及び衝突センサ828を、それぞ
れ別体としているが適宜組み合わせ一つの部品上に構成
し装備する構成であっても良いのは勿論である。また、
適宜バイブレータを具備させて振動を発生させる構成と
しても良い。叩打部820と操作部840との間の電気
的接続は、例えば、連結部860に信号線868を設け
る。また電源は、連結部860に電池を内蔵させるか、
電源ケーブル869によって電源ユニット(図示略)か
ら供給を受ける構成とするなど、適宜設定する。
【0072】連結部860は、叩打部820に一端を固
定する下部アーム862と、操作部840に一端を固定
する上部アーム864と、下部アーム862の他端と上
部アーム864の他端とを連結固定する結合部866
と、を備える。
【0073】下部アーム862と上部アーム864と
は、例えば、金属や樹脂のパイプ材や棒材である。結合
部866も同様に金属や樹脂などの部材であって、下部
アーム862と上部アーム864とを略平行にしてボル
ト締めや接着等で結合する。
【0074】マレット部800のゲーム盤40の奥行き
方向(ゲーム装置1000の前後方向)の移動は、緩衝
部280と筐体1の前方フレーム30とによって制限さ
れる。
【0075】緩衝部280は、緩衝フレーム282と、
緩衝材284と、を備える。緩衝フレーム282は、筐
体1の左フレーム32と右フレーム34とを繋ぐ部材で
ある。緩衝フレーム282は、下部アーム862と上部
アーム864との間を通るように配置されている。
【0076】緩衝フレーム282には、結合部866と
の当接面(ゲーム装置1000の前方向面)に緩衝材2
84が設けられ、緩衝部280とマレット部800との
衝突を緩和する。同様に、前方フレーム30と結合部8
66との当接面には適宜緩衝材36を設けるとしても良
い。
【0077】従って、マレット部800をゲーム盤40
の奥行き方向に移動させると、緩衝部280とマレット
部800の結合部866とが当接して移動が制限され
る。また反対に、マレット部800をゲーム盤40の手
前方向に移動させると、前方フレーム30と結合部86
6とが当接して移動が制限される。
【0078】姿勢保持スプリング880は、結合部86
6と前方フレーム30とを連結し、結合部866がゲー
ム装置1000のセンター軸C(ゲーム盤40の左右方
向の対称軸)及び前方フレーム30の方向に向くように
付勢して、連結部860の姿勢を保持する。
【0079】図4は、姿勢保持スプリング880の作用
を説明するためのゲーム盤40を上から見た俯瞰図であ
る。同図に示すように、姿勢保持スプリング880は、
結合部866と筐体1の前方フレーム30の左前方部と
を連結する左スプリング882と、前方フレーム30の
右前方部とを連結する右スプリング884と、を有す
る。結合部866は左スプリング882と右スプリング
884から常に張力FL及びFRを受けている。
【0080】図中ポジションQ1の場合、右スプリング
884の張力FRが左スプリング882の張力より勝
り、結合部866をセンター軸C方向に向ける。逆に、
ポジションQ3の場合は、左スプリング882の張力F
Lが右スプリング884の張力より勝り、やはり結合部
866をセンター軸C方向に向けるように作用する。
【0081】例えば図5に示すように、ポジションQ4
からQ6までマレット部800を移動させる際、姿勢保
持スプリング880が無い場合では、ポジションQ5で
結合部866が先に筐体1の右フレーム34と干渉し、
スムーズに移動させることが出来ない。一方、姿勢保持
スプリング880を備える場合では、マレット部800
の移動にともなって張力FLによって結合部866がセ
ンター軸Cに向けられるために、ポジションQ5では結
合部866と右フレーム34とが干渉せず、操作部84
0が右フレーム34に当接するまでスムーズに移動させ
ることが可能になる。
【0082】[景品収納部の構成の説明]図6は、景品収
納部100の構成の一例を示す上から見た水平断面図と
側断面図である。同図に示すように、景品収納部100
は、天板101と、床板102と、側板103と、収納
扉108と、景品トレー部110と、景品払出部120
と、を備える。
【0083】景品収納部100は、天板101と床板1
02と側板103と収納扉108とでケース構造を構成
し、筐体1の上部からゲーム装置1000の前方に向け
て水平断面が略半円となるように延出している。
【0084】収納扉108は、該延出形状に応じた曲面
を有し、プレーヤが景品Eを外から見ることが出来る透
明な引戸式の扉である。例えば、アクリル板、ポリカー
ボネート板を湾曲させる。
【0085】収納扉108には把手109が設けられて
いる。景品Eを補充・交換する場合には、天板101と
床板102に略円状に設けられた溝105をガイドとし
て、把手109でスライド操作して開閉する(図中、矢
印G)。尚、把手109には景品Eの盗難等を防止する
ロック機構を適宜設けるとしても良い。
【0086】景品収納部100の内部には、景品トレー
部110が設置されている。景品トレー部110は、景
品トレーモータ111と、モータハウス112と、複数
の景品トレー114と、を備える。
【0087】景品トレーモータ111は、床板102に
略鉛直な回転軸を有するように固定されている。景品ト
レーモータ111は、例えば、ステッピングモータなど
によって実現され、制御ユニット16によって回転角度
の検出及び回転制御がされる。
【0088】モータハウス112は、景品トレーモータ
111の回転軸に固定されている。そして、モータハウ
ス112には、トレー軸113を介して複数の景品トレ
ー114が回転自在に軸支されている。トレー軸113
は略水平な軸を有し、景品トレー114は上下方向に傾
斜可能になっている。
【0089】景品トレー114には、それぞれ景品Eが
収納される。また、景品トレー114にはプレーヤから
見える位置に識別番号表示(図示略)を備える。
【0090】床板102の景品トレー部110との対向
面には、ボールキャスタ106が備えられており、景品
トレーモータ111を回転させると、景品トレー部11
0はボールキャスタ106で転がりながら、床板102
に略平行な回転面で回転運動する。尚、ボールキャスタ
106の数や配置位置は適宜設定して構わない。
【0091】図7は、景品収納部100の構成の一例を
示す下面図と側断面図である。同図に示すように、床板
102の前方には1つの景品トレー114が挿通可能な
景品払出口Dが設けられている。景品トレー114は、
トレー軸113で回転傾斜して景品払出口Dを挿通す
る。
【0092】景品払出部120は、景品払出口Dの景品
払出口蓋121と、景品払出口蓋ステー122と、略水
平な軸を有する景品払出軸123と、制御ユニット16
によって正逆回転制御される景品払出モータ124と、
ベルト125と、ロック126と、を備える。
【0093】景品払出口蓋121は、景品払出口蓋ステ
ー122を介して景品払出軸123で上下方向に回転可
能に支持されている。また、景品払出口蓋121は、床
板102と同様に景品トレー114との対向面にはボー
ルキャスタ127を有している。(図6参照)。
【0094】景品払出軸123は、ベルト125を介し
て景品払出モータ124と連結されている。従って、景
品払出モータ124を正転/逆転させることによって、
景品払出口蓋121を自在に開閉することが出来る。
【0095】ロック126は、制御ユニット16からの
制御信号に従って、例えば、シャフトを出し入れして景
品払出口蓋121が景品Eの重量で開かないように施錠
し支える。
【0096】[機能ブロックの説明]次に、図8を参照し
て、本実施の形態における機能構成を説明する。図8
は、本実施の形態における機能構成の一例を示す機能ブ
ロック図である。同図に示すように、ゲーム装置100
0は、制御部1010と、入力部1020と、表示部1
030と、音出力部1040と、景品払出制御部105
0と、ボール射出部1060と、を有する。これら各要
素は信号回路1090によって信号送受可能に接続され
ている。
【0097】制御部1010は、例えば、CPU101
2、RAM1014、ROM1016、各種ドライバ回
路などを備え、ゲーム装置1000の機能を統合的に制
御する。図1の例では、制御ユニット16がこれに該当
する。
【0098】CPU1012は、所定のプログラム及び
データに従って演算処理し、各構成要素を制御してゲー
ム装置1000としての種々の機能を実現する。具体的
には、得点の計算、タイマー処理、景品の払出し制御、
得点表示の制御、BGMや効果音などの音データの再生
処理などを実現する。
【0099】RAM1014は、CPU1012の演算
処理に係るデータやプログラムを一時的に記憶するもの
である。RAM1014には、例えば、ゲームプレイ時
間を計時するタイマー値1014aと、得点データ10
14bと、を記憶する。
【0100】ROM1016は、ゲーム装置1000の
制御、ゲームの進行に必要な種々の機能をCPU101
2に実現させる為の制御プログラム1017と、BGM
や効果音などの音データ1018と、得点表示や各種延
出表示の表示データ1019と、を記憶している。
【0101】入力部1020は、プレーヤによる操作入
力等を受け付けるものであり、例えば、ボタンスイッ
チ、レバー、各種センサなどによって実現される。操作
入力信号はCPU1012に出力される。
【0102】入力部1020には、景品選択部1022
と、スタート指示部1024と、入金チェック部102
6と、アウトボール検知部1028と、が含まれる。図
1の例では、それぞれ景品選択ボタン14、スタートボ
タン20、料金投入部18、アウトボールセンサ24
2、がこれに該当する。
【0103】表示部1030は、各種情報等を表示出力
するものであって、例えば、LED、LCD、ELDな
どの表示素子及びそのドライバ回路等によって実現され
る。図1の例では、バックボード12がこれに該当す
る。
【0104】音出力部1040は、例えば、ゲームプレ
イを盛り上げるBGM、効果音、ゲーム説明や各種指示
の音声などを出力するものである。図1の例では、スピ
ーカ22がこれに該当する。
【0105】景品払出制御部1050は、CPU101
2の制御に従って景品収納部100の動作を実行・制御
する。図6、7の例では、景品トレーモータ111と、
景品払出モータ124と、ロック126とがこれに該当
する。
【0106】ボール射出部1060は、CPU1012
の指示に従ってボール2をゲーム盤40に射出する。図
2の例では、プランジャ装置26がこれに該当する。
【0107】[ゲームプレイの流れの説明]次に、図9を
参照して、本実施の形態におけるゲームプレイの流れに
ついて説明する。
【0108】同図に示すように、先ず料金投入部18に
所定のコインを投入すると(ステップS102)、景品
トレー部110を回してプレーヤに入手可能な景品Eを
見せる(ステップS104)。この際、例えば、プレー
ヤに景品選択ボタン14の入力を促すようにアナウンス
する音データ1018をスピーカ22から出力する。
【0109】景品選択ボタン14で、例えば、景品トレ
ーの識別番号を入力されると(ステップS105)、制
御部1010は景品トレーモータ111を回転させ選択
された景品トレー114を前面に移動させる(ステップ
S106)。
【0110】スタートボタン20が押下されると、ゲー
ムプレイスタートとなる(ステップS108)。制御部
1010は、得点をリセットし、またゲームプレイ時間
を計時するタイマー(図示略)をリセットの後スタート
させる(ステップS110)。そして、プランジャ装置
26から1つ目のボール2を射出させる(ステップS1
12)。
【0111】次に、制御部1010はゲームプレイ時間
のタイマーがタイムアップしていないか、即ち所定のゲ
ームプレイ時間をオーバしていないかをチェックする
(ステップS114)。
【0112】タイムアップしていない場合(ステップS
114のNO)、ボール2がターゲット42やバンパー
44などに衝突した場合には(ステップS116のYE
S)、制御部1010は得点を加算する(ステップS1
18)。
【0113】ボール2がガータートレイ24に入った場
合には(ステップS120のYES)、制御部1010
はプランジャ装置26からボール2を射出させる(ステ
ップS122)。ゲームプレイ時間が残っている限り、
ステップS114からS122が繰り返される。
【0114】タイムアップしている場合は(ステップS
114のYES)、制御部1010は得点が所定条件を
満たしているか判定する(ステップS124)。
【0115】得点が所定条件を満たす場合は(ステップ
S124のYES)、制御部1010はロック126を
解除し(ステップS126)、景品払出モータ124を
回転させて景品払出口蓋121を開ける(ステップS1
28)。尚、ロック126と景品払出口蓋121との摩
擦が大きい場合には、ステップS126においてロック
126の解除前に、景品払出モータ124を適量景品払
出口蓋121閉方向に回転させて景品払出口蓋121を
景品収納部100内側に持ち上げてからロック126を
解除する。
【0116】景品払出口蓋121が開けられると、プレ
ーヤに選択されてステップS106で前面に移動されて
いた景品トレー114は、自重によってトレー軸113
で下向きに回動傾斜して、景品払出口Dを挿通する。景
品トレー114に収納されていた景品Eが落下し払い出
される(ステップS130)。
【0117】制御部1010は、タイマーをカウントし
て所定時間景品払出口蓋121を開けたままに維持し、
景品Eが上手く落下しなかった場合にプレーヤが取り出
せるようにする(ステップS132)。
【0118】そして、制御部1010は景品払出モータ
124を回転させて景品払出口蓋121を閉じ(ステッ
プS134)、ロックを施錠する(ステップS13
6)。尚、ロック126と景品払出口蓋121との摩擦
が大きい場合には、ステップS134において景品払出
口蓋121を閉じる際に、景品払出モータ124を適量
景品払出口蓋121閉方向に回転させて景品払出口蓋1
21を景品収納部100内側まで持ち上げてからロック
126を施錠し、施錠後、景品払出モータ124を景品
払出口蓋121開方向に回転させる。
【0119】以上、本発明を適用した第1の実施の形態
について説明したが、本発明の適用がこれに限定される
ものではなく、発明の主旨を逸脱しない限りにおいて適
宜要素の追加や変更をしても構わない。
【0120】例えば、姿勢保持スプリング880の数、
連結関係等は適宜設定して良い。より具体的には、図3
及び図4において、姿勢保持スプリング880の固定位
置は前方フレーム30に限らず、上部フレーム31に固
定して、結合部866を更に上方に引き上げるように付
勢する構成としても良い。また、例えば、姿勢保持スプ
リング880をゴム紐などで実現しても良い。
【0121】また、マレット部800の形状は、操作部
840はエアホッケーのマレットを模した形状に限ら
ず、例えば図10に示すように、ホールド部844をス
ティック形状など他の形状としても良い。
【0122】また、連結部860は、上部アーム864
と下部アーム862とがU字型に一体形成されたもので
あっても良い。また、上部アーム864の長さと下部ア
ーム862の長さとが異なるものであっても良い。
【0123】また、叩打部820と操作部840とは略
同じ形状(平面視略円盤型)で、ゲーム盤40に対して
同じ平面座標に位置するものとしたが、叩打部820と
操作部840とは互いに異型で、ゲーム盤40に対して
異なる平面座標に位置する構成であっても良い。例えば
図10の例では、叩打部820が操作部840に比べて
大きく、ボール2の弾き返しが容易になされるように設
定されており、初心者や低年齢のプレーヤにも遊び易く
なっている。
【0124】また、反発リング826に、ターゲット4
2やバンパー44のようにボール2の衝突時に駆動し反
発力を生む機構を備えるとしても良い。
【0125】上部アーム864と下部アーム862とを
弾性部材で構成する場合、又は曲加工で形成する場合に
は、上部アーム864と下部アーム862とを所定角度
を付けて連結して連結部860を形成することとしても
良い。この場合には、プレーヤによって操作部840が
把持され保護ボード6に押圧されると、連結部860の
弾性力により叩打部820がゲーム盤40の上面に押圧
されることになる。この結果、尚一層、ボール2を確実
に反発リング826の位置で接触・反発させることがで
きる。
【0126】〔第2の実施の形態〕次に、図11を参照
して、本発明を適用した第2の実施の形態について説明
する。本実施の形態では、マレット部800を直動案内
器で支持する点を特徴とする。尚、本実施の形態におい
て第1の実施の形態と同様の構成要素には同じ符号を付
け説明は省略するものとする。
【0127】図11は、本実施の形態におけるマレット
部800の構成の一例を示す側断面図である。同図に示
すように、ゲーム装置1000には直動案内器50が備
えられている。直動案内器50は、ベアリングボールや
ローラなどの転動体を内蔵したスライドユニット52、
53が、それぞれトラックレール54、55に沿って直
線方向にスライドする案内器である。
【0128】トラックレール54は、スライド方向がゲ
ーム盤40の左右方向になるように、筐体1の左フレー
ム32と右フレーム34とに固定されている。スライド
ユニット52はトラックレール54上をスライド移動す
る。トラックレール55は、マレット部800の下部ア
ーム862の下面(ゲーム盤40と対向する面)に設け
られている。スライドユニット53はその上面をトラッ
クレール55がスライド移動可能に保持する。そして、
スライドユニット52と53とは、スライド移動方向が
略直角の関係を成すように連結・固定されている。
【0129】従って、マレット部800はゲーム盤40
の左右方向にはトラックレール54に沿って移動し、前
後方向(ゲーム盤40の奥行き方向)にはトラックレー
ル55に沿って移動する。
【0130】尚、トラックレール55は、下部アーム8
62の上面側、或いは上部アーム864の下面側に設け
る構成としても良い。
【0131】以上、本発明を適用した第1〜第2の実施
の形態について説明したが、本発明の適用はこれらに限
定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない限りに
おいて、適宜追加や変更をして構わない。
【0132】例えば、ボール2の代わりにエアホッケー
で使用されるパックを用いる構成としても良いし、ゲー
ム装置1000を一人プレイ用としたが、例えば、マレ
ット部8を複数設けて複数人数でゲームプレイ可能な構
成としても良い。
【0133】また、保護カバー6とゲーム盤40とを略
平行としたが、保護カバー6とゲーム盤40との距離均
一な全くの平行であっても良いし、マレット部800が
滑らかに移動可能であれば、保護カバー6とゲーム盤4
0との距離が均一ではない、即ち略平行な状態であって
も良い。要は、略平行とは平行はもとより、平行に近い
状態を含む意味である。
【0134】同様に、マレット部800の上部アーム8
64と下部アーム862との関係における略平行と言う
意味は、上部アーム864と下部アーム862とが全く
の平行であっても良いし、保護カバー6とゲーム盤40
との間を滑らかに移動可能であれば、上部アーム864
と下部アーム862とが平行ではない、略平行な状態で
あっても良い。
【0135】また、保護カバー6とゲーム盤40とは、
前低後高に限らず、水平や垂直であっても良い。
【0136】適用されるゲーム種類はピンボールゲーム
に限らず、エアホッケー、コインゲームなど、外部に遊
技体が飛び出さないように閉じられた所定のゲーム空間
内で遊技体を移動させて遊ぶゲームに適用することが出
来る。
【0137】
【発明の効果】本発明によれば、プレーヤが把持する把
持部が装置外部、即ち遊技体とは直接には触れられない
位置に設けられ、ゲーム空間内に遊技体接触部が遊技体
と接触可能に配置されている。そして、把持部と遊技体
接触部とは連結部によって一体に連結されている。
【0138】即ち、プレーヤが装置外部から操作して
も、遊技体接触部によって遊技体に対してプレーヤの操
作をそのまま伝えることが可能となる。また、遊技体と
遊技体接触部が接触した際には、その接触感や衝突感が
操作感にそのまま伝わり、体感性の高いゲームを楽しむ
ことができる。
【0139】従って、外部に遊技体が飛び出さないよう
に閉じられた所定のゲーム空間内で遊技体を移動させて
楽しむゲームにおいて、より体感性の高いゲームプレイ
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるゲーム装置の外観の
一例を示す図。
【図2】第1の実施の形態におけるゲーム装置の構成の
一例を示す側断面図。
【図3】第1の実施の形態におけるマレット部のより詳
細な構成の一例を示す側断面図。
【図4】第1の実施の形態における、姿勢保持スプリン
グの作用を説明するための俯瞰図。
【図5】第1の実施の形態における、姿勢保持スプリン
グの作用を説明するための俯瞰図。
【図6】景品収納部の構成の一例を示す上から見た水平
断面図と側断面図。
【図7】景品収納部の構成の一例を示す下から見た水平
断面図と側断面図。
【図8】第1の実施の形態における機能構成の一例を示
す機能ブロック図。
【図9】第1の実施の形態におけるゲームプレイの流れ
を説明するためのフローチャート。
【図10】マレット部の変形例を示す斜視図。
【図11】第2の実施の形態における、マレット部の構
成の一例を示す側面図。
【符号の説明】
1 筐体 2 ボール 6 保護カバー 14 景品選択ボタン 16 制御ユニット 24 ガータートレイ 26 プランジャ装置 40 ゲーム盤 50 直動案内器 100 景品収納部 105 溝 106 ボールキャスタ 108 収納扉 110 景品トレー部 111 景品トレーモータ 114 景品トレー 120 景品払出部 121 景品払出口蓋 124 景品払出モータ 126 ロック 280 緩衝部 800 マレット部 820 叩打部 822 ボールキャスタ 824 スライドガイド 826 反発リング 828 衝突センサ 840 操作部 842 ボールキャスタ 844 ホールド部 860 連結部 862 下部アーム 864 上部アーム 866 結合部 880 姿勢保持スプリング 1000 ゲーム装置 1010 制御部 1012 CPU 1014 RAM 1014a タイマー値 1014b 得点データ 1016 ROM 1017 制御プログラム 1018 音データ 1019 表示データ 1020 入力部 1022 景品選択部 1024 スタート指示部 1026 入金チェック部 1028 アウトボール検知部 1030 表示部 1040 音出力部 1050 景品払出制御部 1060 ボール射出部 C センター軸 D 景品払出口 E 景品 F 張力 P プレーヤ
フロントページの続き (72)発明者 菊池 俊一 神奈川県横浜市神奈川区大口通40−5− 103 (72)発明者 平田 敬一 東京都中央区日本橋箱崎町20−3 箱崎公 園ビル6階 株式会社ウイール内 Fターム(参考) 2C088 AA77 BA39 DA09 DA23

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技体がゲーム盤と天板との間に設けられ
    たゲーム空間内で移動自在なゲーム装置に用いられる操
    作器であって、 前記ゲーム空間外に配置されたプレーヤが操作する把持
    部と、 前記ゲーム空間内に平面移動自在に配置された遊技体接
    触部と、 前記把持部を操作することによって前記遊技体接触部を
    平面移動させるように一端が前記把持部に接続され、他
    端が前記遊技体接触部に接続された連結部と、 を有することを特徴とする操作器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の操作器であって、 前記連結部は、前記把持部に接続された第1アーム部と
    前記遊技体接触部に接続された第2アーム部とを略平行
    に有し、略コの字型形状に形成されていることを特徴と
    する操作器。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の操作器であって、 前記連結部の前記コの字型形状内側外面に緩衝部を設け
    たことを特徴とする操作器。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の何れかに記載の操作器であ
    って、 前記把持部の平面視中心位置と前記遊技体接触部の平面
    視中心位置とが略同一位置であることを特徴とする操作
    器。
  5. 【請求項5】請求項1〜4の何れか一項に記載の操作器
    であって、 前記遊技体接触部の側面に弾性部を配したことを特徴と
    する操作器。
  6. 【請求項6】請求項1〜5の何れか一項に記載の操作器
    であって、 前記遊技体接触部の側面に圧力センサを配したことを特
    徴とする操作器。
  7. 【請求項7】請求項6記載の操作器であって、 前記把持部は、前記圧力センサの検知結果に応じて発光
    する発光手段及び/又は音出力する音出力手段を有する
    ことを特徴とする操作器。
  8. 【請求項8】請求項1〜7の何れか一項に記載の操作器
    であって、 前記把持部は、ホールド部と、前記ホールド部を回転自
    在に保持する台座部とを有することを特徴とする操作
    器。
  9. 【請求項9】遊技体がゲーム盤と天板との間に設けられ
    たゲーム空間内で移動自在なゲーム装置であって、 前記遊技体接触部を前記ゲーム空間内に配置し、前記把
    持部を当該ゲーム装置外部に配置した、請求項1〜8の
    何れか一項に記載の操作器を備えることを特徴とするゲ
    ーム装置。
  10. 【請求項10】請求項9に記載のゲーム装置であって、 前記操作器が、前記ゲーム盤に平行な方向で且つ所定範
    囲内で遊動自在に保持されていることを特徴とするゲー
    ム装置。
  11. 【請求項11】請求項9又は10に記載のゲーム装置で
    あって、 前記連結部を所定方向に付勢する付勢手段を備えたこと
    を特徴とするゲーム装置。
  12. 【請求項12】請求項9〜11の何れか一項に記載のゲ
    ーム装置であって、 前記天板の端部に前記ゲーム空間の開口部が形成され、 前記把持部と前記遊技媒体接触部とが前記天板を挟んで
    配置されるとともに、前記開口部を通過することにより
    前記遊技体が前記ゲーム空間から外出可能であることを
    特徴とするゲーム装置。
  13. 【請求項13】請求項12に記載のゲーム装置であっ
    て、 前記ゲーム盤は、前記遊技体が自重により前記開口部方
    向に移動するように傾斜して配設されたゲーム盤であ
    り、 前記天板は、前記把持部を移動可能に載置した透明板で
    あることを特徴とするゲーム装置。
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