JP2003319960A - オストミー装置 - Google Patents
オストミー装置Info
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- A61F5/44—Devices worn by the patient for reception of urine, faeces, catamenial or other discharge; Portable urination aids; Colostomy devices
- A61F5/445—Colostomy, ileostomy or urethrostomy devices
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Abstract
提供すること。 【解決手段】 風船状のシール部材Aと、キャップB
と、面板26からなる接着手段Cと、膨張手段Dと、ベ
ース部材32を有する取付手段Eと、処分パウチFと、
チューブ22からなる拡張手段Gと、を備えている。ベ
ース部材32は、相互に係合するチャンネル36とリブ
34とによって、面板26に脱着可能に取付けられる。
キャップBは、突起40と円周溝44とによって、ベー
ス部材32に脱着可能に取付けられる。キャップBとベ
ース部材32との間には処分パウチFを備えた保持ディ
スク16が位置している。シール部材Aが膨張してスト
ーマ14をシールしている。シール部材Aは保持ディス
ク16に保持されている。チューブ22が膨張ポート2
0及び開口17を通ってシール部材A内に延びている。
Description
皮膚に粘着的に取付けられるようになっているタイプの
オストミー装置、特に、ストーマを最小のシール圧で内
部的にシールすることによって***を制御する手段を備
えた装置、に関するものである。
ウロストミーとして知られている、外科手術では、腹壁
にストーマと呼ばれる開口ができる。ストーマは、体腔
の内部からの***物廃棄を可能とする。しかしながら、
上記のような外科手術を受けた患者は、***物廃棄に関
して制御できないので、ストーマを保護し且つ放出され
る廃物を集めるために、しばしばオストミー装置を利用
する必要がある。
ストミー装置が利用されてきた。種々の材料や接着剤
が、オストミー装置の実用性や装着性を向上させるため
に開発されてきた。
に接続された収集容器又はパウチを備えている。該面板
は、身体にパウチを取付けるのに役立つものである。パ
ウチは、第1及び第2の薄い壁体が周辺に沿って熱溶接
等でシールされて構成されている。パウチは、ストーマ
と並ぶよう設けられた入口開口を有しており、パウチか
ら材料を空にするための出口を有してもよい。ワンピー
スタイプのオストミー装置では、パウチは、接着剤が塗
布された面板に永久に取付けられている。ツーピースタ
イプのオストミー装置では、パウチは、結合リング等に
よって面板に脱着可能に取付けられている。結合リング
等は、その度毎に面板を取り外すことなくパウチの取替
えを可能とする。
ウチを面板に脱着可能に取付ける手段を必要とする。1
つの特に好結果を示す構造は、一対の、環状又はリング
状で、硬質又は半硬質の、プラスチック部品からなって
おり、一方が、軸方向に延びたリブの形を有しており、
他方が、リブを脱着可能に受け入れ且つ摩擦係合するチ
ャンネルの形を有している。
置は、腸から***される廃物を集めるが、***が行われ
る時を制御する手段を備えてはいない。オストミー装置
の主たる目的の1つは、利用者の動作の自由及び利用者
の能力を増大させて、利用者が種々の活動に参加するこ
とによってより普通の生活を送れるようにすることであ
る。しかしながら、ある状況においては、収集パウチに
***が行われることによって、利用者が困惑する場合が
ある。何故なら、音や臭いが発生したり、パウチが大き
くなったりするからである。従って、***が行われる時
を制御して困惑を生じさせるかもしれない状況を発生さ
せないことが、望まれる。
マを一時的にシールすることは可能である。しかしなが
ら、ストーマをシールするには、通常、粘膜組織に大き
な局部圧をかける必要がある。高い局部圧は腸組織をす
り減らしたり傷つけたりし、また、局部圧が局部毛細管
圧を越える場合には組織への血流を妨げたりするので、
そのような結果は避けなければならない。
出るのを防止することが望まれるが、同じことは腸内ガ
スには当てはまらない。腸容積の3分の2は腸内ガスか
らなっている。腸内ガスは、利用者の快適さのために、
及び、***と***との間の時間間隔を最大にするため
に、放出されなければならない。
ストミー面板と結合できるようになっていること、及
び、それにより、標準のツーピースタイプのオストミー
パウチと交換可能であること、も望まれる。一方、新た
なシール手段を取付ける度に面板を取外さなければなら
ないが、そのような取外しを繰り返すことは知覚組織を
傷つけたり不快感を生じさせたりするので、そのような
結果は避けるべきである。
ール部材からなるシール手段を使用する我々の発明によ
って叶えられる。該シール部材は、腸内に受け入れられ
て、固体又は半固体の大便の***に対抗してストーマを
シールするものである。
口付近の腸の内壁の広い範囲に渡って、低い圧力(好ま
しくは10mmHgから30mmHg)を及ぼす。シー
ル部材は、一端が閉じて他端が開いている、薄くて可撓
性の壁体でできている。シール部材は、加圧されると、
風船のように膨張し、内部腸壁を広い接触面積でシール
する。シール部材の壁体の可撓性は、腸壁に追従するこ
とを可能とする。予備実験結果によれば、シール部材
は、50mmHg以上に内部腸圧を上げることで、腸か
らの大便の放出を防止できる。
でもある材料でできているのが好ましい。そのような壁
体の材料として、ポリウレタンがあるが、シリコンゴ
ム、熱可塑性エラストマー、又は、広く知られた多機能
バリヤーフィルムも、良好に使用できる。
めに、種々の形態をとることができる。一つの好ましい
形状は、腹壁付近の領域の腸壁と完全に接触するのを保
証するために、比較的大きな球状近接部を有している。
シール部材の全体の直径及び長さも、重要であり、それ
は、種々の体型やストーマ形状の利用者におけるシール
効果を最大にするために、選択される。
その内部圧力を腸内の圧力と等しくすることにより、内
部腸圧の一時的な増加に対応する。シール部材の可撓性
及び非硬質性は、動作の完全な自由と、腸圧及び形状の
局所変化への追従と、をもたらす。
ール部材の壁体の外面と腸壁との間の界面に存在する腸
内ガスが界面に沿って通過するように、故意に、軽度に
「不完全」でもある。大便にような、固体又は半固体の
材料はシールを通過できない。
ル手段を備えた***制御オストミー装置を提供すること
である。
えた***制御オストミー装置であって、内部シール手段
が、最小のシール圧のみを及ぼしながらストーマを効果
的にシールする、膨張可能な風船状シール部材からなる
ものである、オストミー装置、を提供することである。
えた***制御オストミー装置であって、内部シール手段
が、固体又は半固体の大便の放出を防止するが腸内ガス
の放出は可能とするものである、オストミー装置、を提
供することである。
えた***制御オストミー装置であって、内部シール手段
が、腹壁付近で、ストーマ内にシール部材を挿入するこ
とによって使用されるものである、オストミー装置、を
提供することである。
えた***制御オストミー装置であって、シール部材が、
しぼんだ状態で腸内に挿入され、その後、それを囲む腸
の内壁の形状に追従して膨張されるものである、オスト
ミー装置、を提供することである。
えた***制御オストミー装置であって、シール部材の内
部シール圧が、内部腸圧の増加に晒された時に増加する
ものである、オストミー装置、を提供することである。
えた***制御オストミー装置であって、内部シール手段
が、標準ツーピースタイプのオストミー装置と両立でき
るものである、オストミー装置、を提供することであ
る。
は、腸内に受け入れられて膨張してストーマをシールす
るようになっている風船状シール部材を備えている。シ
ール部材は、開口を有する可撓性の壁体からなってい
る。シール部材の壁体を保持し且つシール部材の開口を
閉じるキャップ手段が、ストーマ付近の組織にキャップ
手段を固着させる手段と共に、設けられている。
している。球状近接部は、シール部材の壁体が腸に十分
に接触するのを可能とする。
このポートを通してシール部材を膨張させる膨張手段が
設けられている。可撓性のチューブ手段が、キャップ手
段からシール部材内へ延びている。可撓性のチューブ手
段は、膨張ポートに接続した膨張チャンネルを有してい
る。逆止弁が膨張ポートに連結している。
らなっている。ノズルは、キャップ手段の膨張ポートに
挿し込まれるようになっている。リリーフ弁が、シール
部材の膨れすぎを防止するために、ポンプ手段に連結し
ている。
を備えている。キャップ手段を面板上に脱着可能に取付
ける取付手段が設けられている。
な上記取付手段は第2係合部を備えている。第2係合部
は開口を有している。第1係合部は、ストーマと並んだ
第2係合部の開口と、係合するようになっている。
保持ディスクからなる保持部材も備えている。廃物収集
容器が設けられている。該収集容器は、第2係合部の開
口と並んだ第1入口と、第2入口を有する壁体と、を有
している。第2入口付近の上記収集容器の壁体の部分
は、上記保持ディスクにシールされている。
集容器の内壁との間に設けられている。フィルター手段
が、チャンネルと周囲との間に使用可能に介設されてい
る。フィルター手段は、好ましくは保持ディスク内に位
置している。
付ける手段が設けられている。保持ディスクは、キャッ
プ手段と第2係合部との間に受け入れられるようになっ
ている。
置は、腸内に受け入れられて膨張してストーマをシール
するようになっている風船状シール部材を備えている。
該装置は、面板と、面板をストーマ周囲の組織に固着さ
せる固着手段と、を備えている。シール部材は、開口を
有する可撓性の壁体からなっている。キャップ手段が、
シール部材の壁体を保持し且つシール部材の開口を閉じ
るよう設けられている。キャップ手段は、膨張ポートを
備えている。キャップ手段を面板に取付ける手段が設け
られている。
手段が設けられている。ノズルは、膨張ポートに脱着可
能に接続するようになっている。なお、膨張手段は、キ
ャップに一体に組み入れることができる。
間に使用可能に介設されている。キャップ手段を取付け
る取付手段は、面板を脱着可能に係合する手段と、キャ
ップ手段を該面板係合手段に脱着可能に取付ける手段
と、を備えている。上記面板係合手段は、保持ディスク
も備えている。上記収集容器の壁体は、保持ディスクに
取付けられている。保持ディスクは、腸内ガスを通して
周囲に発散させるフィルター手段を備えている。
手段は第2係合部を備えている。これらの部分は、キャ
ップを面板に脱着可能に取付けるために、相互に作用し
合う。
可撓性のチューブも備えている。該チューブはシール部
材内に受け入れられる。逆止弁が膨張チャンネルに連結
している。
基本概念を示す分解略図である。図に示すように、本発
明のオストミー装置は、風船状シール部材Aを備えてい
る。シール部材Aは、開口12と球状近接部13とを有
する薄くて可撓性の壁体10でできている。シール部材
Aは、ストーマ14を通して腸内に挿入されるようにな
っている。
部分は、キャップBの頂壁の内面に固定されている。キ
ャップBは、ストーマ14の外側で、開口12と共にシ
ール部材Aを保持し、且つ、シール部材Aの開口12を
閉じるよう、機能する。キャップBは、硬質又は半硬質
の材料でできている。接着手段Cは、キャップBの底縁
をストーマ14の周囲の組織18に固着するために設け
られている。
る。逆止弁又はチェック弁21が膨張ポート20に連結
している。チェック弁21は、単なる可撓性フラップで
よく、その一端は、膨張ポート20の近くで、キャップ
Bの頂壁の下側に、固定されている。
部分からなるノズル28と、を備えた、ハンドポンプか
らなっている。従来構造のリリーフ弁25が、シール部
材Aの膨れすぎを防止するためにノズル28に連結して
いる。なお、小さなポンプをキャップBの一体部分とし
て組み込んでもよい。
に挿し込み、バルブ23を絞ってシール部材Aを膨らま
せる。シール部材Aは、膨らむと、ストーマをシールす
る。そして、ノズル28を引き出すと、チェック弁21
が、膨張ポート21を閉じて、シール部材Aの圧力を維
持する。
の材料でできており、良好なバリヤー特性を有してい
る。そのような材料としては、ポリウレタンがあるが、
シリコンゴム、熱可塑性エラストマー、又は、多機能バ
リヤーフィルムも、良好に使用できる。
ために種々の形態を採ることができる。1つの好ましい
形状は、図に示すように、腹壁に近い領域の腸壁への完
全な接触を保証するために、球状近接部を有する比較的
大きなチューブ状形態である。シール部材Aの全体の直
径と長さも、重要である。それらは、種々の体型及びス
トーマ形状を有する利用者にとってのシール効果を最大
にする際の基本要因である。
ているので、軽度に収縮することによってその内圧を腸
内の圧力と等しくすることにより、内部腸圧の一時的な
増加に対応する。シール部材Aは、可撓性及び非硬質特
性を有しているので、利用者の動作は完全に自由とな
り、腸圧及び形状の局所変化にも追従する。
故意に、軽度に「不完全」となっている。それにおいて
は、シール部材Aの壁体と腸壁との間の界面に存在する
腸内ガスは、その界面に沿って通過可能である。大便の
ような、固体又は半固体の物質は、通過不可能である。
に直接取り付けることができる。キャップBは、一般に
面板26と呼ばれている皮膚相溶性接着剤の層を有する
可撓性メンブレンによって、ストーマ14の周りの皮膚
に一時的に取り付けるのが好ましい。しかしながら、以
下に示すように、接着部材の取外しの繰り返しを避ける
ために、キャップBを面板26に脱着可能に取付けるた
めの手段を組み入れるのが好ましい。
トミー装置の好ましい実施形態を示している。本実施形
態は、上述したような、風船状シール部材A、キャップ
B、接着手段C、及び、膨張手段D、を備えているが、
更に、キャップBを面板26に脱着可能に取付けるため
の取付手段E、廃物収集容器(処分パウチ)F、及び、
拡張手段Gも、備えている。
ス部材32を備えている。また、取付手段Eは、面板2
6の表面から延びた環状の突起又はリブ34からなる、
第1係合部、も備えている。
り、環状チャンネル36からなる第2係合部を備えてい
る。ベース部材32は、ストーマ14と並んだ中央開口
33を有している。
ル36内に嵌り込み、面板26とベース部材32との間
に液密シールを構成する。なお、第1及び第2係合部
は、従来のツーピースタイプのオストミー装置で使用さ
れるのと同じ形態のものでもよい。
を備えている。一方、ベース部材32の外壁42は、円
周溝44を有している。円周溝44には、キャップBを
ベース部材32に固定するために突起40がスナップ嵌
合するようになっている。これは、キャップBをベース
部材32に脱着可能に取り付けるための1つの可能な構
成であるが、当業者ならば、多くの他の構成も容易に採
用できる。
キャップBの頂壁15の下面とベース部材32との間に
位置している。保持ディスク16は、シール部材Aの開
口12と並んだ中央開口17を有している。シール部材
Aの開口12付近の壁体10の部分は、保持ディスク1
6に固定されている。キャップBがベース部材32に取
付けられると、シール部材Aの壁体10は保持され、開
口12は覆われる。
撓性の拡張チューブ22からなる拡張手段Gによって、
ストーマ14内に挿入できる。拡張チューブ22は、シ
ール部材Aの内部に位置しているが、壁体10には取付
けられていない。拡張チューブ22は、ストーマ14内
へのシール部材Aの挿入を助ける。シール部材Aが一旦
挿入されると、拡張チューブ22は、正しい位置に留ま
るが、小さくて可撓性であるので、利用者にひりひりす
る痛みや不快感を生じさせない。また、拡張チューブ2
2は、シール部材Aを膨張させるために内部膨張チャン
ネル24を通して空気を送る。
からなる膨張手段Dによって、シールを加圧することが
できる。ノズル28は、キャップBの膨張ポート20を
通して拡張チューブ22中へ挿し込まれる。バルブ23
は、シール部材Aを加圧するために絞られる。拡張チュ
ーブ22は、シール部材Aの後からの空気漏れを防止す
るために、内部逆止弁(図示せず)と連結している。な
お、膨張手段Dを構成するポンプは、キャップBに組み
入れて一体物とすることもできる。
も、主要な関心事である。我々の目標は、粘膜組織の壊
死を防止するために、腸又はストーマに及ぼされるシー
ル圧が局部毛細管圧を越えないこと、を保証することで
ある。それ故、予め定めた限界を超える圧力で開く圧力
リリーフ弁25を設けている。好ましくは、このリリー
フ弁25は、ノズル28のような膨張手段Dの中に組み
入れられ、装置自身の中に設けなくてもよい。リリーフ
弁25は、シール部材Aの膨れすぎを防止する。
に、完全なシールではない。腸壁の軽度な不規則性、及
び/又は、シール部材Aに形成される軽度なしわは、非
常に小さな漏れ経路を造る。実際、これらの漏れ経路
は、固体又は半固体の大便が通過するには小さすぎる
が、シール面に存在している腸内ガスを放出可能とす
る。
されると、図4、図5、及び、図6に示すように、保持
ディスク16中に位置している1つ以上のろ過要素30
によってろ過されることが可能である。従来のオストミ
ーパウチで使用されているのと同じ活性炭素フィルター
を、この目的に使用してもよい。
ーマ14の周囲の皮膚18に取り付けることができる。
当該手段は、従来のワンピースタイプのオストミーパウ
チを皮膚へ取り付けるのに使用される接着剤と類似した
一時的皮膚相溶性接着剤の層を含んでいる。しかしなが
ら、図示しているように、キャップBは、標準ツーピー
スタイプのオストミー装置の面板26と一緒にするのが
好ましい。キャップBは、ツーピースタイプのオストミ
ーパウチと同じようにして、面板26に連結する。それ
は、図10に示すように、ツーピースタイプのオストミ
ーパウチと共に交換可能であるので、利用者は、***制
御装置又は標準オストミーパウチを使用することにつ
き、いつでも選択の自由を有している。
の内面の内向き突起40は、ベース部材32の外面42
の円周溝44に嵌め込まれる。キャップBは、ベース部
材32を覆って、その間に位置する保持ディスク16と
共に、取付けられる。キャップBは、シール部材Aの開
口12をシールする。
と、腸の内容物が、***され、処分される必要がある。
処分を容易にするための一手段は、処分パウチFを***
制御装置内に組み込むことである。
しており、薄くて可撓性のプラスチックフィルムででき
ており、オストミー装置の中心軸と同心円に位置してい
る。処分パウチFは、保持ディスク16とベース部材3
2との間に取付けられており、ベース部材32の開口3
3と並んだ開口を有している。処分パウチFは、好まし
くは、図5に示すように、オストミー装置内に保管する
ために薄い環状スペース内に折畳まれている。なお、多
くの他の代わりの形態が、自己充足型の処分パウチに適
していることは、明らかである。
すように、面板26に取り付けられているベース部材3
2を残しておいて、ベース部材32からキャップBを取
外す。処分パウチFの一端は保持ディスク16に、他端
はベース部材32に、取付いたまま残る。キャップBを
取外すと、シールが開放され、コンサーティーナの蛇腹
のように処分パウチFが広がりながら、処分パウチF内
への***が可能となる。図8に示すように、腸の内容物
が処分パウチFへ放出されると、図9に示すように、ベ
ース部材32を面板26から取外す。そして、保持ディ
スク16と処分パウチFとベース部材32とからなるア
ッセンブリを、適当な廃物容器内にて処分する。
ミーパウチ50を示している。該パウチ50は、周辺5
6にてシールされた壁体52、54を備えている。パウ
チ50は、チャンネル60を備えた環状係合部材58を
備えている。係合部材58は、ベース部材32が面板2
6に取付けられるのと同じようにして、面板26上のリ
ブ34と係合するようになっている。従って、パウチ5
0又は本発明のオストミー装置のいずれかを、面板26
に取付けることができる。
るものであり、該装置は、腸内に受け入れられて膨張し
てストーマをシールするようになっている風船状シール
部材を備えている、と認識される。該装置は、組織に最
小の圧力を加え、且つ、可撓性及び追従性を有するもの
であり、その結果、***が行われる時を制御する快適手
段となるものである。内部拡張チューブは、シール部材
の挿入及び膨張を容易にするために設けられている。収
集容器も、オストミー装置の一部として設けられてい
る。
て開示しているが、それらに多くの変形や変更を施すこ
とができることは明らかである。
図1に示してある。図1のオストミー装置は、風船状の
シール部材Aと、キャップBと、接着手段Cと、膨張手
段Dと、を備えている。シール部材Aは、腸内に挿入さ
れて膨張してストーマ14をシールするようになってい
る。シール部材Aは、可撓製の壁体10でできており、
開口12と球状近接部13を有している。球状近接部1
3が腸内壁に接触する。キャップBは、シール部材Aを
保持するとともに開口12を塞ぐようになっている。キ
ャップBは、その底縁にて、接着手段Cを構成する面板
26に取付けられる。シール部材Aは、膨張手段Dのノ
ズル28をキャップBの膨張ポート20からシール部材
A内に挿し込んで、バルブ23を絞ることにより、空気
が送り込まれて膨張するようになっている。このオスト
ミー装置によれば、シール部材Aによってストーマ14
をシールした状態を、キャップ手段Bによって維持でき
る。即ち、キャップ手段Bを固着させている間は、***
を止めておくことができる。従って、***を行う時を制
御できる。しかも、簡単な構成により、制御できる。
置の好ましい実施形態を示している。これは、風船状の
シール部材Aと、キャップBと、接着手段Cと、膨張手
段Dと、取付手段Eと、処分パウチFと、拡張手段G
と、を備えている。接着手段Cは、面板26からなって
おり、面板26は、表面にリブ34を有している。リブ
34が第1係合部を構成している。取付手段Eは、ベー
ス部材32を備えている。ベース部材32は、チャンネ
ル36を有している。チャンネル36が第2係合部を構
成している。リブ34とチャンネル36とが相互に係合
することによって、ベース部材32が面板26に脱着可
能に取付けられる。キャップBは突起40を有してお
り、一方、ベース部材32は円周溝44を有している。
突起40が円周溝44に嵌合することによって、キャッ
プBがベース部材32に脱着可能に取付けられる。従っ
て、キャップBは、ベース部材32を介在させることに
よって、面板26に、脱着可能に取付けられるようにな
っている。よって、取付手段Eは、突起40と、円周溝
44及びチャンネル36を有するベース部材32と、リ
ブ34とで、構成されていると言える。キャップBとベ
ース部材32との間には、保持ディスク16が存在して
いる。処分パウチFは、上端が保持ディスク16の下面
に固定され、下端がベース部材32の開口33の下縁に
固定されている。保持ディスク16はシール部材Aを保
持している。拡張手段Gは、可撓性のチューブ22から
なっている。チューブ22は、キャップBの膨張ポート
20及び保持ディスク16の開口17を通って、開口1
2からシール部材A内に延びている。
キャップBを取付けて、膨張手段Dにより、チューブ2
2を通してシール部材Aを膨らませてストーマ14をシ
ールする。シールは、大便のような固体又は半固体の物
質は通過させないが、腸内ガスは通過させるようになっ
ているので、利用者は不快にならない。しかも、通過し
た腸内ガスは、ろ過要素30でろ過されるので、臭いが
外部に漏れることはない。
ップBをチューブ22と共に取外す。そうすると、図8
に示すように、シール部材Aが萎み、***物が処分パウ
チFへ流入していき、処分パウチFは、保持ディスク1
6を伴ったまま広がっていく。***が終了すると、図9
に示すように、ベース部材32を面板26から取外す。
そして、保持ディスク16と処分パウチFとベース部材
32とからなる一体のアッセンブリを処分する。
によれば、***を行う時を制御できる。また、***後の
処分が簡単である。更に、***の度に接着手段Cを取外
すということをしなくてよいので、知覚組織を傷つけた
り不快感を生じさせたりすることもない。
材によってストーマをシールした状態を、キャップ手段
によって維持できる。即ち、キャップ手段を固着させて
いる間は、***を止めておくことができる。従って、排
泄を行う時を制御できる。しかも、簡単な構成により、
制御できる。
を膨張させてストーマをシールできる。
段の膨張チャンネルを通して空気をシール部材内へ確実
に送ることができるので、シール部材を確実に膨張させ
てストーマをシールできる。
を使用することにより、請求項3記載の発明による効果
をより簡単に発揮できる。
が膨れすぎるのを防止できる。従って、シールに起因し
て粘膜組織が傷ついたり組織への血流が阻害されたりす
ることを防止できる。
を防止できるので、シール部材を効率良く且つ確実に膨
張させることができる。
段が脱着可能であるので、面板を***の度に取外す必要
は無い。従って、面板の取外しを繰り返すことに起因し
て知覚組織が傷ついたり不快感を感じたりすることを防
止できる。
2係合部という簡単な構成で、請求項7記載の発明によ
る効果を確実に発揮できる。
器が組み込まれているので、***後の処分を簡単に行う
ことができる。
る臭いの発生を防止できる。
れる箇所にフィルター手段があるので、請求項10記載
の発明による効果を、確実に発揮できる。また、フィル
ター手段が組み込まれているので、取扱いが簡単であ
る。
手段を間接的に且つ脱着可能に面板に取付けることがで
きる。
によって、最終的に処分する、ディスクと廃物収集容器
と(ベース部材の)第2係合部とからなるアッセンブ
リ、を構成できる。
を、不使用時には取外すことができるので、オストミー
装置が嵩張るのを防止できる。また、膨張手段を簡単な
構成で実現できる。
部が効果的に腸内壁に接触するので、シールを効果的に
行うことができる。
材によってストーマをシールした状態を、キャップ手段
によって維持できる。即ち、キャップ手段を固着させて
いる間は、***を止めておくことができる。従って、排
泄を行う時を制御できる。しかも、簡単な構成により、
制御できる。
容器が組み込まれているので、***後の処分を簡単に行
うことができる。
手段が脱着可能であるので、面板を***の度に取外す必
要は無い。従って、面板の取外しを繰り返すことに起因
して知覚組織が傷ついたり不快感を感じたりすることを
防止できる。
を簡単な構成で実現できる。
材を膨張させてストーマをシールできる。
手段の膨張チャンネルを通して空気をシール部材内へ確
実に送ることができるので、シール部材を確実に膨張さ
せてストーマをシールできる。しかも、チューブ手段が
組み込まれているので、取扱いが簡単である。
流を防止できるので、シール部材を効率良く且つ確実に
膨張させることができる。
る臭いの発生を防止できる。
によって、最終的に処分する、廃物収集容器を含むアッ
センブリ、を構成できる
れる箇所にフィルター手段があるので、請求項23記載
の発明による効果を、確実に発揮できる。また、フィル
ター手段が組み込まれているので、取扱いが簡単であ
る。
を、不使用時には取外すことができるので、オストミー
装置が嵩張るのを防止できる。また、膨張手段を簡単な
構成で実現できる。
部が効果的に腸内壁に接触するので、シールを効果的に
行うことができる。
解略図である。
の構成要素を示す分解略図である。
である。
る。
トミー装置の断面図である。
の断面図である。
トミー装置の図である。
ル部材の断面図である。
材の断面図である。
が据え付けられた、本発明の好ましい実施形態の面板を
示す。
Claims (27)
- 【請求項1】 腸内に挿入されて膨張してストーマをシ
ールするようになっており、開口を有する可撓性の壁体
からなっている、風船状のシール部材と、 上記シール部材の壁体を保持し且つ上記開口を閉じるキ
ャップ手段と、 上記キャップ手段をストーマ付近の組織に固着させる固
着手段と、を備えていることを特徴とするオストミー装
置。 - 【請求項2】 上記シール部材を膨張させる膨張手段を
備えている、請求項1記載のオストミー装置。 - 【請求項3】 上記キャップ手段が、ポートと、該ポー
トに接続した可撓性のチューブ手段と、を備えており、 該チューブ手段が、上記シール部材中に延びるようにな
っており、且つ、膨張チャンネルを備えている、請求項
2記載のオストミー装置。 - 【請求項4】 上記膨張手段が、上記ポートを通して上
記膨張チャンネルに接続するようになっているポンプ手
段を備えている、請求項3記載のオストミー装置。 - 【請求項5】 上記膨張手段が、圧力リリーフ弁を備え
ている、請求項2記載のオストミー装置。 - 【請求項6】 上記チューブ手段が、逆止弁を備えてい
る、請求項3記載のオストミー装置。 - 【請求項7】 上記固着手段が、面板と、該面板上に上
記キャップ手段を脱着可能に取付ける取付手段と、を備
えている、請求項1記載のオストミー装置。 - 【請求項8】 上記面板が、開口を有する第1係合部を
備えており、該第1係合部は、ストーマと並んだ上記第
2係合部の上記開口と係合するようになっている、請求
項7記載のオストミー装置。 - 【請求項9】 上記取付手段が、開口を有する保持部材
と、上記第2係合部の開口と並んだ第1入口、及び、第
2入口を有する壁体、を有する廃物収集容器と、を備え
ており、該容器の壁体は、上記保持部材の上記開口と並
んだ上記第2入口を有する上記保持部材にシールされて
いる、請求項8記載のオストミー装置。 - 【請求項10】 上記シール部材の上記壁体と上記廃物
収集容器の内面との間に設けられたチャンネルと、該チ
ャンネルと周囲との間に使用可能に介設されたフィルタ
ー手段と、を備えている、請求項9記載のオストミー装
置。 - 【請求項11】 上記フィルター手段が、上記保持部材
内に位置している、請求項10記載のオストミー装置。 - 【請求項12】 上記キャップ手段を上記第2係合部に
脱着可能に取付ける手段を備えている、請求項8記載の
オストミー装置。 - 【請求項13】 上記保持部材が、ディスクからなって
おり、該ディスクは、上記キャップ手段と上記第2係合
部との間に受け入れられるようになっている、請求項9
記載のオストミー装置。 - 【請求項14】 上記膨張手段が、上記膨張チャンネル
に連結した状態で、上記チューブ手段に脱着可能に接続
するようになっているノズルを備えたハンドポンプ、か
らなっている、請求項3記載のオストミー装置。 - 【請求項15】 上記シール部材が、球状近接部を備え
ている、請求項1記載のオストミー装置。 - 【請求項16】 腸内に受け入れられて膨張してストー
マをシールするようになっており、開口を有する可撓性
の壁体からなっている、風船状のシール部材と、 面板と、 該面板をストーマの周囲の組織に固着させる手段と、 上記シール部材の壁体を保持し且つ上記シール部材の上
記開口を閉じるものであり、膨張ポートを備えている、
キャップ手段と、 上記面板上に上記キャップ手段を取付ける取付手段と、
を備えたことを特徴とするオストミー装置。 - 【請求項17】 上記キャップ手段と上記面板との間に
使用可能に介設された廃物収集容器、を備えている、請
求項16記載のオストミー装置。 - 【請求項18】 上記取付手段が、上記面板を脱着可能
に係合する係合手段と、該係合手段に上記キャップ手段
を脱着可能に取付ける手段と、を備えている、請求項1
7記載のオストミー装置。 - 【請求項19】 上記面板が第1係合部を備え、上記取
付手段が第2係合部を備えている、請求項16記載のオ
ストミー装置。 - 【請求項20】 上記シール部材を膨張させる膨張手段
を備えている、請求項16記載のオストミー装置。 - 【請求項21】 上記キャップ手段が、上記膨張ポート
に接続した膨張チャンネルを有する可撓性のチューブ手
段を備えている、請求項20記載のオストミー装置。 - 【請求項22】 上記膨張チャンネルに連結した逆止弁
を備えている、請求項21記載のオストミー装置。 - 【請求項23】 上記シール部材の上記壁体と上記廃物
収集容器の内壁との間に設けられたチャンネルと、該チ
ャンネルと周囲との間に使用可能に介設されたフィルタ
ー手段と、を備えている、請求項17記載のオストミー
装置。 - 【請求項24】 上記取付手段が、上記シール部材の壁
体が固定される保持部材を備えている、請求項23記載
のオストミー装置。 - 【請求項25】 上記フィルター手段が上記保持部材中
に位置している、請求項24記載のオストミー装置。 - 【請求項26】 上記膨張手段が、上記膨張ポートに脱
着可能に接続するようになっているノズルを有するハン
ドポンプ、からなっている、請求項20記載のオストミ
ー装置。 - 【請求項27】 上記シール部材が球状近接部を備えて
いる、請求項16記載のオストミー装置。
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