JP2003319887A - 殺菌性ウェットティッシュ及びその製造方法 - Google Patents

殺菌性ウェットティッシュ及びその製造方法

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JP2003319887A JP2002129554A JP2002129554A JP2003319887A JP 2003319887 A JP2003319887 A JP 2003319887A JP 2002129554 A JP2002129554 A JP 2002129554A JP 2002129554 A JP2002129554 A JP 2002129554A JP 2003319887 A JP2003319887 A JP 2003319887A
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憲司 中村
Koji Nakamura
興司 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】拭いた部分に殺菌効果を有し、肌に刺激が
なく、殺菌効果に即効性の優れた殺菌性ウェットティッ
シュの提供。 【解決手段】有機性/無機性400〜600/400〜600群より
選ばれたカチオン系殺菌剤の0.02〜0.5部を、相溶性の
近似する有機性/無機性100〜250/300〜600群の溶媒よ
り選ばれた1種類又は2種類以上の溶媒0.2〜4部に包含
せしめ、次いで相溶性に差を有する有機性/無機性40〜
60/100〜300群の溶媒より選ばれた1種類又は2種類以上
の溶媒2〜10部に包含せしめ、該混和物を水100部に混合
して、繊維素成分を含有する不織布に含浸することによ
って殺菌性ウェットティッシュを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、拭いた部分に殺菌
効果を有し、肌に刺激がなく、殺菌効果に即効性の優れ
た殺菌性ウェットティッシュに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ウェットティッシュには、殺
菌性を付与するために一般に殺菌剤が使用されている
が、殺菌剤の使用には次の2つのタイプがある。(1)製
品自体をカビや細菌から守って品質の安全性を保つタイ
プのものと、(2)拭いた部分に殺菌効果を得る対物に殺
菌効果を得るタイプのものとに分かれる。上記(1)のタ
イプのものとしては、カビや細菌から中身を守る技術に
は次のものがある。水不溶性のパラベン類の溶媒とし
て、エタノールやイソプロピールアルコールを用いてア
ルコール類に包含して水に配合して中液とするか、グル
コン酸クロルヘキシジン、塩化セチルビリジニウム又は
塩化ベンザルコニウムを水に溶解して中液とするかある
いはそれらの混合、さらには肌に潤いや平滑性や保湿性
を付与する目的でグリコール類を配合する例がある。例
えば、特開平6- 46968号公報の技術は、殺菌剤として塩
化ベンザルコニウム、パラベンの1種以上を含有し、溶
剤としてアルコール溶剤を含有せず、肌に潤いを与え得
るグリコール系溶剤を用いて肌に刺激がないようにして
いるが、用いた殺菌剤はウエットティッシュ製品の防黴
のためであり、拭いた部分に殺菌効果を得る殺菌性ウェ
ットティッシュではない。
【0003】また、特開平3-168118号公報は、不織布に
含浸する中液として、塩化ベンザルコニウム0.01重量
%、エタノール10重量%、プロピレングリコール1重量
%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル0.5重量%と
水よりなる配合のものを中液として用いているが、この
場合のグリコール類は化粧品的効果として潤いと平滑性
を得るために使用しているが、同じく拭いた部分に殺菌
効果を得るものではない。
【0004】また、(2)拭いた部分に殺菌効果を得るタ
イプの技術としては、特開昭62-2365516号公報あるが、
この技術は、皮膚に用いて外用殺菌効果により脱臭する
清浄製品において、硫酸アルミニウムを担持した不織布
に、40重量%もの高濃度のアルコール及び水を殺菌剤の
溶媒とすると共にアルコールの多い組成としておくと穏
やかな殺菌作用と皮膚に清涼感を与えものであり、特開
平1-143808号公報では、エタノール/イソプロピルアル
コール30〜60重量%、アルミニウムクロルヒドロキサイ
ド0.1〜1.0重量%及び殺菌剤0.005〜0.2重量%を水40〜
70重量%に配合した組成物と、30〜60重量%の高濃度の
アルコールとよりなるものであるが、高濃度のアルコー
ルを使用することによって、拭いた部分に殺菌効果を得
る殺菌性ウェットティッシュとしている。また、特開昭
64-64612号では、水解紙を用いて便座用の殺菌効果を得
る方法として、水解紙を分解させないために有機溶剤を
用いて殺菌剤を含有させている。上記(2)のタイプのも
のでは、いずれもエタノールは、50〜90重量%と、きわ
めて高濃度のものを用いていることが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、上述の(2)の拭
いた部分に殺菌効果を得るには、高濃度のアルコールを
用いるが一般であるが、高濃度アルコールは、肌の脂肪
を除いて肌荒れを招き、独特の刺激や臭気があって嫌わ
れてはいるが、即効性を求める場合にはアルコールを主
剤とせざるを得なかった。アルコール以外に即効性の殺
菌剤としてカチオン系殺菌剤が知られているが、カチオ
ン系殺菌剤は、ウェットティッシュの製造時に中身を無
菌状態にするために有効であっても、繊維素成分を含有
する基体に含浸した場合には、抗菌剤が繊維素成分に吸
着するために、中液には有効成分がほとんど残存せず、
拭いた部分に殺菌効果を得ることができなかった。な
お、ここでいう即効性とは1分以内好ましくは30秒以内
に殺菌することを意味するものである。
【0006】本発明では、基体として繊維素成分を含む
綿不織布、レーヨン不織布又はパルプ紙(おしぼり用に
対する)において殺菌剤が繊維素成分に吸着されること
がなく、アルコールの使用を必須とせず、仮に用いたと
しても最小限の10重量%程度以下の低濃度でよいので、
肌荒れや刺激の心配は全くなく、しかも拭いた肌部分に
殺菌効果を即効的に発揮することのできる殺菌性ウェッ
トティッシュを提供する。
【0007】殺菌効果を有する従来の薬剤における繊維
素成分を含有する基体に対する吸着率を表1に示す。従
来の薬剤としては、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼ
トニウム、メチルパラベン又はエチルパラベンを示した
が、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムは、基
体への吸着率が高いのに対して、パラベン類は基体への
吸着率は低いので、中身の繊維基体を殺菌から保護する
には有効であるが、それ自体に即効性がないので、肌の
拭いた部分に即効的に殺菌効果を発揮することはできな
かった。
【0008】
【表1】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、従来、上述
のようにウェットティッシュで拭いた部分に即効的に殺
菌効果を得るために必須であった高濃度のアルコールを
用いることなく、殺菌剤が繊維素成分からなる基体に吸
着しないように製造することを要件とする。また、本発
明では、肌への優しさや保湿性を得るために中液として
使用していたグリコール類を使用することなく、殺菌効
果も発揮し、肌への優しさや保湿性を確保できるウエッ
トティッシュを製造できる。
【0010】本発明で使用する、基体を構成する繊維素
成分は、水酸基により水中で(−)になり、カチオン系
殺菌剤は水に溶解して(+)となるために、両成分が直
接的な接触の場合には吸着が生じるものと考えられる。
しかしながら、カチオン系殺菌剤が、仮に水中に均一に
存在したとしても、間接的な存在の場合、例えばカチオ
ン系殺菌剤がそのままの状態で水に溶解することなく、
乳化に近いような状態で、溶媒に包含されておれば吸着
は起き難いものと考えられる。そこで、本発明では、基
本的には、先ず、(A)カチオン系殺菌剤を、(B)相溶性の
近似する有機性/無機性を有する溶媒に包含せしめ、次
いで得られた生成状態のものを第2段として(C)相溶性
に差のある有機性/無機性を有する溶媒に包含せしめ
て、その混和物を水に混合して中液として、これを不織
布のような基体に含浸することによって、高濃度のアル
コールを用いることなく、殺菌剤が基体に吸着しないよ
うにウエットティッシュを製造することを要件とする。
【0011】すなわち、本発明は、以下の構成よりなる
ものである。 (1)繊維素成分を含有する不織布に中液を含浸してな
るウェットティッシュにおいて、中液が(A)有機性/無
機性400〜600/400〜600群より選ばれたカチオン系殺菌
剤が、該カチオン系殺菌剤に相溶性の近似する(B)有機
性/無機性100〜250/300〜600群より選ばれた溶媒に包
含されて、更に相溶性に差のある((C)有機性/無機性4
0〜60/100〜300群より選ばれた溶媒に包含されてなり、
該混和物が水(有機性/無機性0〜100)に混合されて
なる中液であることを特徴とする殺菌性ウェットティッ
シュ。 (2)(A)有機性/無機性400〜600/400〜600群より選ば
れたカチオン系殺菌剤の0.02〜0.5部を、相溶性の近似
する(B)有機性/無機性100〜250/300〜600群の溶媒より
選ばれた1種類又は2種類以上の溶媒0.2〜4部に包含せ
しめ、次いで相溶性に差を持つ(C)有機性/無機性40〜6
0/100〜300群の溶媒より選ばれた1種類又は2種類以上の
溶媒2〜10部に包含せしめ、該混和物を水100部に混合し
て、繊維素成分を含有する不織布に含浸することを特徴
とする殺菌性ウェットティッシュの製造方法。 (3)(A)有機性/無機性400〜600/400〜600群のカチオ
ン系殺菌剤が、塩化オクタデシルトリメチルアンモニウ
ム540/410、塩化セチルトリメチルアンモニウム420/41
0、塩化セチルピリジニウム460/425、塩化ベンザルコニ
ウム460/425、塩化ベンゼトニウム540/535又は塩化メチ
ルベンゼトニウム560/525より選ばれたものであること
を特徴とする上記(2)に記載の殺菌性ウェットティッ
シュの製造方法。 (4)(B)有機性/無機性100〜250/300〜600の溶媒が、
グルコース120/585、トリエチレングリコール120/350、
ジグリセリン120/420、トリグリセリン180/540、ポリエ
チレングリコール200、160/425又はポリエチレングリコ
ール300、240/575の群より選ばれたものであること
を特徴とする上記(2)又は(3)に記載の殺菌性ウェ
ットティッシュの製造方法。 (5)(C)有機性/無機性40〜60/100〜300の溶媒が、グ
リセリン60/300、エチレングリコール40/200、エチレン
グリコールメチルエーテル60/120、エチレンジアミン40
/140、プロパノール60/100又はイソプロパノール60/170
の群より選ばれたものであることを特徴とする上記
(2)〜(4)のいずれかに記載の殺菌性ウェットティ
ッシュの製造方法。ちなみに、水は、有機性/無機性0
〜100の範囲にある。。
【0012】上述するように、本発明の殺菌性ウェット
ティッシュは、(A)有機性/無機性400〜600/400〜600群
より選ばれるカチオン系殺菌剤は、塩化オクタデシルト
リメチルアンモニウム540/410、塩化セチルトリメチル
アンモニウム420/410、塩化セチルピリジニウム460/42
5、塩化ベンザルコニウム460/425、塩化ベンゼトニウム
540/535又は塩化メチルベンゼトニウム560/525を用い
る。また、(B)有機性/無機性100〜250/300〜600の群よ
り選ばれた溶媒は、グルコース120/585、トリエチレン
グリコール120/350、ジグリセリン120/420、トリグリセ
リン180/540、ポリエチレングリコール200、160/425又
はポリエチレングリコール300、240/575を用いることが
できる。
【0013】さらに、(C)有機性/無機性40〜60/100〜3
00の群より選ばれた溶媒は、グリセリン60/300、エチレ
ングリコール40/200、エチレングリコールメチルエーテ
ル60/120、エチレンジアミン40/140、プロパノール60/1
00又はイソプロパノール60/170を用いることができる。
本発明では、先ず、(A)有機性/無機性400〜600/400〜6
00群より選ばれるカチオン系殺菌剤は、親和性を有する
溶媒に包含される構造とし、水に直接接触させないよう
にすることにより繊維素成分への吸着を防止した。溶媒
に多重に包含して水より保護したのである。アルコール
は使用する必要はないが、使用したとしても水100部に
対してイソプロパノールは10部以下の低アルコールでよ
い。
【0014】本発明の中液の製造を例示すると、先ず、
0.02〜0.5部の(A)有機性/無機性480〜540/425〜535群
より選ばれたカチオン系殺菌剤を、これに相溶性の近似
する溶媒0.2〜4部によって包含せしめる。このとき、
上記カチオン系殺菌剤が溶媒100部に対して0.02部以下
の場合には、得られた製品の殺菌効果が低く、0.5部以
上では殺菌効果が不変であるので、上記0.02〜0.5部の
範囲が適当である。カチオン系殺菌剤に相溶性の近似す
る上記(B)有機性/無機性120〜240/350〜570群の溶媒よ
り選ばれた1種類又は2種類以上は、上記0.2〜4部使
用するのは、0.2部以下では包含が不十分になり、4部以
上は必要性がないからである。次いで、得られた混合物
を上記溶媒(B)との相溶性に相違のある(C)有機性/無機
性40〜60/100〜300群の溶媒より選ばれた1種類又は2種
類以上の2〜10部に包含せしめるようにするが、溶媒
(C)は、2部以下であれば包含の安定性が悪く、10部以上
は必要がない。得られた混和物を水100部に混合するこ
とにより本発明で目的とする中液が生成できる。
【0015】
【実施例1】綿100重量%目付80g/m2 の不織布を裁断し
て、下記処方の試料液を150重量%含浸を行い、1日後及
び1ヶ月後、3ヶ月後に殺菌剤の不織布に対する吸着率を
測定した。 試料液(1):塩化ベンゼトニウム0.1部、水100部、 試料液(2):塩化ベンゼトニウム0.1部、ジグリセリン1.
5部、水100部 試料液(3):塩化ベンゼトニウム0.1部、ジグリセリン1.
5部、グリセリン8部、水100部 試料液(4):塩化セチルピリジニウム0.08部、水100部 試料液(5):塩化セチルピリジニウム0.08部、トリエチ
レングリコール2部、水100部 試料液(6):塩化セチルピリジニウム0.08部、トリエチ
レングリコール2部、エチレングリコール7部、水100部
【0016】
【表2】 試料の吸着率の測定結果 試料液 1日後 1ヶ月後 3ヶ月後 (1) 98.9 98.5 98.0 (2) 94.4 92.6 92.1 (3) 7.5 7.1 7.3 (4) 97.8 97.3 97.4 (5) 95.8 95.2 94.7 (6) 6.7 6.5 6.2
【0017】吸着率の測定結果は表2の通りで、本発明
による試料液(3)、試料液(6)が吸着の抑制されているこ
とがわかる。相溶性を有する溶媒は1段の包含では水に
対する保護が不十分で効果がない。2段に包含すること
で効果が得られている。
【0018】上記中液を使用してウェットティッシュを
作成して1日放置した。ウェットティッシュを取出して
絞ってシャーレーに中液を回収し、大腸菌3×106ヶ/ml
を植菌して、1分後、1時間後、1日後にサンプリングし
て培養法により菌数を測定して殺菌効果とその即効性を
表3に示した。
【0019】
【表3】 試料液に植菌後の菌数 試料液 植菌後1分 植菌後1時間後 植菌後1日後 (1) 8×105 7×105 1×105 (2) 6×105 2×105 3×105 (3) 102 以下 102以下 102以下 (4) 3×105 3×106 3×106 (5) 3×105 1×105 6×105 (6) 102以下 102以下 102以下
【0020】殺菌効果については、表3に示すように、
ウェットティッシュを絞って採取した中液の殺菌効果を
培養による菌数測定で有効性が明らかである。該ウェッ
トティシュを用いて拭いた部分の殺菌効果があることを
意味するものである。本発明の試料液(3)、試料液(6)
で、1分後に菌数102以下であることは、細菌が存在しな
いと評価されているレベルであり、殺菌性が優れている
ことを示している。繊維素成分を含有する不織布として
綿100%の不織布を用いたが、綿、レーヨン、パルプの
単独又は複合又は合成繊維との混用であってもよい。本
発明による中液は、アルコールを使用する必要がない
が、用いても10重量%以下であるので、従来の殺菌性ウ
ェットティッシュのように肌荒れや刺激の心配がないの
である。
【0021】
【実施例2】目付90g/m2のレーヨン不織布を裁断して、
下記の試料液を130重量%の含浸とした。 試料液(7) 塩化メチルベンゼトニウム0.05部、水100
部、 試料液(8) 塩化メチルベンゼトニウム0.05部、トリエ
チレングリコール2部、プロパノール5部、水100部 ウェットティッシュを作成して、1日後、1ヶ月後、3ヶ
月後の殺菌剤の不織布に対する吸着率を測定した結果を
表4に示した。
【0022】
【表4】 試料の吸着率の測定結果 試料液 1日後 1ヶ月後 3ヶ月後 (7) 99.1 98.0 98.3 (8) 93.7 92.4 91.8 (9) 8.3 8.1 8.4
【0023】本発明による試料液(9)は殺菌剤の吸着が
なく、中液に殺菌剤が存在していることを示す。
【0024】
【発明の効果】本発明のウエットティッシュでは、アル
コールの使用を必須とするものではなく、仮に用いたと
しても最小限の10重量%程度以下の低濃度でよいので、
肌荒れや刺激の心配は全くない。しかも、拭いた部分に
殺菌効果を即効的に発揮することのできるという顕著な
効果を発揮することができる。
フロントページの続き (72)発明者 中村 憲司 大阪府大阪市東淀川区西淡路6丁目3番41 号 株式会社タイキ淡路工場内 (72)発明者 中村 興司 大阪府大阪市東淀川区西淡路6丁目3番41 号 株式会社タイキ淡路工場内 Fターム(参考) 4C058 AA04 AA07 BB07 JJ06 JJ23 4H011 AA02 BA01 BB04 BB09 BC03 BC08 DA13 DC05 DD07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維素成分を含有する不織布に中液を含
    浸してなるウェットティッシュにおいて、中液が、(A)
    有機性/無機性400〜600/400〜600群より選ばれたカチ
    オン系殺菌剤が該カチオン系殺菌剤に相溶性の近似する
    (B)有機性/無機性100〜250/300〜600群より選ばれた溶
    媒に包含され、さらに相溶性に差のある(C)有機性/無
    機性40〜60/100〜300群より選ばれた溶媒に包含されて
    なり、得られた混和物が水に混合されてなるものである
    ことを特徴とする殺菌性ウェットティッシュ。
  2. 【請求項2】 (A)有機性/無機性400〜600/400〜600群
    より選ばれたカチオン系殺菌剤0.02〜0.5部を、相溶性
    の近似する(B)有機性/無機性100〜250/300〜600群の溶
    媒より選ばれた1種類又は2種類以上の溶媒0.2〜4部に
    包含せしめ、次いで相溶性に差を持つ(C)有機性/無機
    性40〜60/100〜300群の溶媒より選ばれた1種類又は2種
    類以上の溶媒2〜10部に包含せしめ、該混和物を水100部
    に混合して、繊維素成分を含有する不織布に含浸するこ
    とを特徴とする殺菌性ウェットティッシュの製造方法。
  3. 【請求項3】 (A)有機性/無機性400〜600/400〜600群
    のカチオン系殺菌剤が、塩化オクタデシルトリメチルア
    ンモニウム540/410、塩化セチルトリメチルアンモニウ
    ム420/410、塩化セチルピリジニウム460/425、塩化ベン
    ザルコニウム460/425、塩化ベンゼトニウム540/535又は
    塩化メチルベンゼトニウム560/525より選ばれたもので
    あることを特徴とする請求項に記載の殺菌性ウェットテ
    ィッシュの製造方法。
  4. 【請求項4】 (B)有機性/無機性100〜250/300〜600の
    溶媒が、グルコース120/585、トリエチレングリコール1
    20/350、ジグリセリン120/420、トリグリセリン180/54
    0、ポリエチレングリコール200、160/425又はポリエ
    チレングリコール300、240/575の群より選ばれたも
    のであることを特徴とする請求項2又は3に記載の殺菌
    性ウェットティッシュの製造方法。
  5. 【請求項5】 (C)有機性/無機性40〜60/100〜300の溶
    媒が、グリセリン60/300、エチレングリコール40/200、
    エチレングリコールメチルエーテル60/120、エチレンジ
    アミン40/140、プロパノール60/100又はイソプロパノー
    ル60/170の群より選ばれたものであることを特徴とする
    請求項2〜4のいずれかに記載の殺菌性ウェットティッ
    シュの製造方法。
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