JP2003319327A - デジタルカメラおよびサーバ - Google Patents

デジタルカメラおよびサーバ

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JP2003319327A
JP2003319327A JP2002119234A JP2002119234A JP2003319327A JP 2003319327 A JP2003319327 A JP 2003319327A JP 2002119234 A JP2002119234 A JP 2002119234A JP 2002119234 A JP2002119234 A JP 2002119234A JP 2003319327 A JP2003319327 A JP 2003319327A
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JP
Japan
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digital camera
shooting
server
data
photographing
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JP2002119234A
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English (en)
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Katsuhito Shinkawa
勝仁 新川
Yasuteru Yamano
泰照 山野
Yasuaki Serita
保明 芹田
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタルカメラにおいて、より柔軟な撮影条
件の設定を可能にする技術を提供する。 【解決手段】 デジタルカメラ1は、サーバSV1から
ネットワークを介して撮影条件を受信し、受信した撮影
条件を撮影時に用いるものとして設定する。たとえば、
プログラムAEモードにおける撮影を、受信した撮影条
件に含まれるプログラムラインを用いて行う。撮影条件
は、サーバSV1においてサムネイル画像とともに格納
されており、デジタルカメラ1の操作者はサムネイル画
像を参照しながら所望の撮影条件を設定することができ
る。また、デジタルカメラ1に内蔵されていない新たな
プログラムラインをサーバSV1からダウンロードして
利用することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルカメラの
撮影条件の設定技術に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルカメラを用いて撮影するに際し
て、撮影者の意図は様々である。このような撮影者の意
図を反映させるためには、デジタルカメラにおいて様々
な撮影条件を適切に設定することが求められる。そのた
め、デジタルカメラは、このような撮影者の意図を反映
させることが可能となるように多機能化の一途を辿って
いる。しかしながら、撮影者の意図に応じて適切な設定
を行うことは容易ではない。
【0003】撮影者の意図をより適切に反映させるため
の技術として、各画像の撮影条件を設定するにあたっ
て、そのあらかじめ設定された複数の撮影条件の中から
任意の条件を選択し、その選択した撮影条件にしたがっ
て撮影を行う技術が存在する。
【0004】例えば特開2001−186406におい
ては、ユーザによる撮影時点の撮影条件をカスタム条件
としてデジタルカメラ内部に格納しておき、カスタム撮
影モードにおいて、そのカスタム条件を読み出して設定
する技術が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来技術においては、あらかじめデジタルカメラ
内において設定された条件の中から選択するものであ
り、その選択対象となる撮影条件の種類および数が限定
されている。
【0006】したがって、撮影対象等によっては、より
適切な撮影条件が存在するにも関わらず、必ずしも十分
な撮影条件を設定することができていない場合も存在す
る。
【0007】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、デジ
タルカメラにおいて、より柔軟な撮影条件の設定を可能
にする技術を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、デジタルカメラであって、撮影
条件を取得する取得手段と、前記取得された撮影条件
を、撮影画像とは別個に外部記憶手段にネットワークを
介して送信する送信手段と、を備えることを特徴とす
る。
【0009】請求項2の発明は、デジタルカメラであっ
て、外部記憶手段からネットワークを介して撮影条件を
受信する受信手段と、前記受信された撮影条件を、撮影
時に用いる撮影条件として設定する設定手段と、を備え
ることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項2の発明に係る
デジタルカメラにおいて、前記受信された撮影条件に関
連づけられたテーマを表示する表示手段、をさらに備え
ることを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項2の発明に係る
デジタルカメラにおいて、前記設定手段は、絞り値とシ
ャッタスピードとの関係を規定するプログラムラインの
設定を、各撮影条件に関連づけられたテーマに応じて変
更することを特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、サーバであって、撮影
時に用いることが可能な少なくとも1つの撮影条件を記
憶する記憶手段と、前記少なくとも1つの撮影条件の中
から選択された被選択条件をネットワークを介してネッ
トワーク端末に送信する送信手段と、を備えることを特
徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0014】<1.構成> <1−1.全体システムの構成>図1は、このシステム
100の全体構成を示す図である。システム100は、
デジタルカメラ1とサーバSV1とサーバSV2とを備
えている。
【0015】デジタルカメラ1は、家庭内に設けられた
ホームネットワークにおいて、ルータRTを介して、パ
ーソナルコンピュータPC1,PC2、プリンタPRな
どの端末装置と接続されている。ルータRTは、有線接
続機能および無線接続機能を有しており、必要に応じて
有線または無線によってこれらの端末装置の相互間を接
続する。
【0016】また、デジタルカメラ1は、2つのカード
を装着することが可能なデュアルタイプのスロット81
(後述)を有しており、撮影画像を記録するメモリカー
ド8とともに、無線ネットワークカード(無線LANカ
ード)をも装着することが可能である。デジタルカメラ
1は、ルータRTの無線通信機能を利用して、ホームネ
ットワークに接続された他の端末装置等とデータ通信す
ることができる。
【0017】このように、デジタルカメラ1は、ホーム
ネットワークを用いることによって、撮影画像等をPC
1,PC2などに転送して格納しておくことができると
ともに、必要に応じてプリンタPRによって印刷出力す
ることも可能である。
【0018】また、このホームネットワークは、ルータ
RTを介してWAN側のネットワーク(ここではインタ
ーネット)に接続されている。サーバSV1,SV2
は、それぞれ、インターネットに接続されたコンピュー
タであり、より詳細にはWWW(World-Wide-Web)サー
バである。サーバSV1は、撮影条件を記憶する機能
(格納機能)と課金機能とを有するサーバである。ま
た、サーバSV2は、クレジット会社等の決済用のサー
バであり、サーバSV1からの課金情報に基づいて決済
を行う機能を有している。したがって、デジタルカメラ
1は、ネットワーク(ここでは、ホームネットワークお
よびインターネット)を介してサーバSV1等とデータ
通信することができる。
【0019】また、デジタルカメラ1は、無線ネットワ
ークカードに代えて、公衆電話回線を利用してデータ通
信を行うPHS(登録商標)(Personal Handyphone Sy
stem)カードを装着することも可能である。デジタルカ
メラ1は、このPHSカードを用いてインターネットに
接続することもできる。
【0020】このように、デジタルカメラ1は、家庭内
においては無線ネットワークカードを用いてインターネ
ットに接続することによりサーバSV1,SV2とデー
タ通信することが可能であるとともに、屋外においては
PHSカードを用いてインターネットに接続することに
よりサーバSV1,SV2とデータ通信することが可能
である。すなわり、デジタルカメラ1は、無線ネットワ
ークカードあるいはPHSカード等の通信カードを用い
てサーバSV1,SV2とデータ通信することが可能で
ある。
【0021】後述するように、デジタルカメラ1は、サ
ーバSV1等との間でネットワークを介して撮影条件等
を送受信することによって、より多様な撮影条件を容易
に設定することが可能になる。
【0022】<1−2.デジタルカメラの構成> <1−2−1.デジタルカメラの要部構成>つぎに、デ
ジタルカメラについて説明する。
【0023】図2、図3および図4は、本発明の実施形
態に係るデジタルカメラ1の要部構成を示す図であり、
図2は正面図、図3は上面図、図4は背面図に相当す
る。これらの図は必ずしも三角図法に則っているもので
はなく、デジタルカメラ1の要部構成を概念的に例示す
ることを主眼としている。
【0024】図3に示すように、デジタルカメラ1は、
撮影レンズであるマクロ機能付きレンズ群(以下、単に
「レンズ」とも称する)30を含む撮像部3を備えてい
る。また、デジタルカメラ1は、ズーム機能を有してお
り、ズームリング33を回転させることなどにより、撮
影倍率の変更を行うことができる。さらに、デジタルカ
メラ1は、マクロ切替えレバー34を備えており、マク
ロ撮影と通常撮影とを切り換えることができる。また、
デジタルカメラ1の上面にはシャッターボタン9が設け
られている。
【0025】また、デジタルカメラ1の上面には、「撮
影モード」と「再生モード」と「通信モード」とを切替
設定するモード切替えダイアル14が設けられている。
撮影モードは、写真撮影を行なうモードであり、再生モ
ードは、メモリカード8に記録された撮影画像データを
背面LCD10に再生表示するモードである。また、通
信モード(ないし「コネクトモード」とも称する)は、
外部装置との通信を行うモードである。具体的には、こ
の通信モードにおいて、デジタルカメラ1の側面に設け
られるUSB端子226を介して、外部のパーソナルコ
ンピュータ225などにデータ転送することが可能であ
る。あるいは、この通信モード(コネクトモード)にお
いては、上述の無線ネットワークカードあるいはPHS
カードなどの通信カード8bを用いてネットワークに接
続し、各種のデータをサーバSV1等に転送するモード
でもある。また、デジタルカメラ1の上面には、データ
パネル36がさらに設けられており、このデータパネル
36において各種モードの設定状態等が表示される。
【0026】図4に示すように、デジタルカメラ1の背
面左方には、撮影画像のライブビュー表示及び記録画像
の再生表示等を行なうための液晶ディスプレイ(背面L
CD)10と電子ビューファインダ(EVF)20とが
設けられている。この背面LCD10およびEVF20
では、カラーで画像表示が行われる。
【0027】デジタルカメラ1の背面右方には、カーソ
ルボタン(十字キー)U、D、L、R、および実行ボタン
32を含むコントロールボタン35が設けられており、
このコントロールボタン35を用いて各種操作が行われ
る。また、デジタルカメラ1の背面には、メニューボタ
ン37が設けられている。このメニューボタン37が押
下されることにより、各種のメニューが背面LCD10
に表示される。
【0028】また、デジタルカメラ1の背面には、ディ
スプレイ切換レバー31とビデオ出力端子222とが設
けられている。ディスプレイ切換レバー31は、背面L
CD10の表示とEVF20の表示との切換等を行うレ
バーである。ビデオ出力端子222は、外部モニタ22
3と通信線を介して接続するための端子である。
【0029】デジタルカメラ1の側面には、メモリカー
ド8、通信カード(無線ネットワークカード、PHSカ
ード等)8bを挿入して装着できるスロット81が設け
られている。このスロット81は、2つのカードを装着
することが可能なデュアルタイプのスロット81であ
る。このスロット81においては、撮影画像を記録する
メモリカード8とともに、所定の方式によって通信を行
う通信カードをも装着することが可能である。
【0030】<1−2−2.デジタルカメラ1の機能ブ
ロック>図5は、デジタルカメラ1の機能ブロック図で
ある。同図において、CCD303は、2560×19
20画素を有し、レンズ群30により結像された被写体
の光像を、R(赤),G(緑),B(青)の色成分の画
像信号(各画素で受光された画素信号の信号列からなる
信号)に光電変換して出力する。タイミングジェネレー
タ314は、CCD303の駆動を制御するための各種
のタイミングパルスを生成するものである。
【0031】撮像部3における露出制御は、レンズ駆動
部306によるレンズ群30の絞りと、CCD303の
露光量、すなわち、シャッタスピードに相当するCCD
303の電荷蓄積時間を調節して行なわれる。ここで、
被写体輝度が低輝度時に適切なシャッタスピードが設定
できない場合は、CCD303から出力される画像信号
のレベル調整を行なうことにより露光不足による不適正
露出が補正される。すなわち、低輝度時は、シャッタス
ピードと信号処理回路313のゲイン調整とを組み合わ
せて露出制御が行なわれることとなる。
【0032】タイミングジェネレータ314は、全体制
御部211から送信される基準クロック基づきCCD3
03の駆動制御信号を生成するものである。このタイミ
ングジェネレータ314は、例えば積分開始/終了(露
出開始/終了)のタイミング信号、各画素の受光信号の
読出制御信号(水平同期信号,垂直同期信号,転送信号
等)等のクロック信号を生成し、CCD303に出力す
る。
【0033】信号処理回路313は、CCD303から
出力される画像信号(アナログ信号)に所定のアナログ
信号処理を施すものである。この信号処理回路313
は、CDS(相関二重サンプリング)回路とAGC(オ
ートゲインコントロール)回路とを有し、CDS回路に
より画像信号のノイズ低減処理を行ない、AGC回路で
ゲインを調整することにより画像信号のレベル調整を行
なう。
【0034】A/D変換器205は、画像信号の各画素
信号を12ビットのデジタル信号に変換するものであ
る。A/D変換器205は、タイミング発生回路から入
力されるA/D変換用のクロックに基づいて各画素信号
(アナログ信号)を12ビットのデジタル信号に変換す
る。
【0035】WB(ホワイトバランス)回路207は、
R,G,Bの各色成分の画素データのレベル変換を行な
うものである。このWB回路207は、全体制御部21
1で記憶されるレベル変換テーブルを用いてR,G,B
の各色成分の画素データのレベルを変換する。なお、レ
ベル変換テーブルの各色成分のパラメータ(特性の傾
き)は全体制御部211により、オートまたはマニュア
ルで、撮影画像毎に設定される。γ補正回路208は、
画素データの階調を補正するものである。
【0036】色変換・色補正回路231は、γ補正回路
208から入力される画像データに対して、例えばYC
rCb系に色空間を変換し、色再現性を向上させる色補
正を行うものである。
【0037】解像度変換部232は、ライブビュー撮影
時に、CCD303で取得される画像データを1/8に
間引いた画像データ(320×240画素)を生成する。
【0038】AF評価値演算部233は、シャッターボ
タン9が半押し状態(SW1)になった場合に、コントラ
スト方式のAFを行うための評価値演算動作が行われ
る。具体的には、撮影画像データのうち所定のAFエリ
アに相当するデータに関して、隣接する各画素に関する
差分の絶対値の和である評価値が演算される。そして、
レンズ群30を駆動し、この評価値の最も高いレンズ位
置が合焦位置とされる。このような合焦動作により、所
定のAFエリアに存在する被写体にピントを合わせるこ
とができる。
【0039】測光演算部234では、解像度変換部23
2から出力される画像データを例えば300(20×1
5)ブロックに分割し、各ブロックごとに測光データを
算出する多分割測光を行うことができる。これにより、
被写体輝度を測定することができる。
【0040】画像メモリ209は、CCD303で取得
され、上記の画像処理が施された画像データを記憶する
メモリである。画像メモリ209は、少なくとも1フレ
ーム分の記憶容量を有している。すなわち、画像メモリ
209は、CCD303画素数に対応する2560×1
920画素分の画素データの記憶容量を少なくとも有
し、各画素データが対応する画素位置に記憶されるよう
になっている。
【0041】EVF/背面LCD切替え部235は、デ
ィスプレイ切替えレバー31の設定に基づいて、背面L
CD10とEVF20との表示切替えを行う。
【0042】デジタルカメラ1の撮影待機状態では、C
CD303により1/30(秒)毎に撮像された画像の
各画素信号がA/D変換器205〜解像度変換回路23
2により所定の信号処理を施された後、全体制御部21
1を介してEVF/LCD切替え部235に転送され、
背面LCD10やEVF20に表示される(ライブビュ
ー表示)。これにより、ユーザはCCD303で撮像さ
れる被写体像を視認することができることとなる。ま
た、再生モードにおいては、メモリカード8から読み出
された画像が全体制御部211で所定の信号処理が施さ
れた後、EVF/LCD切替え部235に転送され、背
面LCD10やEVF20に再生表示される。
【0043】カードI/F212は、スロット81に装
着される各種カードとのデータの授受を行うためのイン
ターフェースである。たとえば、スロット81にメモリ
カード8が装着されるときには、メモリカード8への画
像データの書込み及び読出しを行なうためのインターフ
ェースとして機能する。このメモリカード8への画像デ
ータの読み書きでは、圧縮・伸張部236において例え
ばJPEG方式で画像の圧縮・伸張が行われる。
【0044】また、スロット81に通信カード(無線ネ
ットワークカードあるいはPHSカードなど)8bが装
着されるときには、このカードI/F212は、通信カ
ード8bを利用したデータ通信機能を実現するためのイ
ンターフェースとして機能する。
【0045】また、USBI/F224は、外部のパー
ソナルコンピュータ225と通信可能にするための、U
SB規格に準拠した通信用インターフェースである。こ
れらのカードI/F212、USBI/F224を介し
て、メモリカード8やパーソナルコンピュータ225に
セットされるCD−ROMなどの記録媒体に記録されて
いる制御プログラムを、全体制御部211のフラッシュ
EEPROM(フラッシュメモリ)211b内に取り込
むことができる。
【0046】操作部250は、上述したシャッターボタ
ン9、ディスプレイ切換レバー31、コントロールボタ
ン35などの各種ボタン、レバーなどで構成されてい
る。
【0047】シャッターボタン9は、銀塩カメラで採用
されているような半押し状態(SW1)と押し込んだ状
態(SW2)とが検出可能な2段階スイッチになってい
る。待機状態でシャッターボタン9をSW1状態にする
と、AFのためのレンズ駆動を開始し、AF評価値演算
部233で画像のコントラストを評価しながら、コント
ラストがもっとも高くなるようにレンズを駆動し停止さ
せる。一方、シャッターボタン9をSW2状態にする
と、CCD303で取得され画像処理が施された画像デ
ータが圧縮・伸張部236でデータ圧縮されるととも
に、そのサムネイル画像が全体制御部211で生成され
る。そして、生成された画像データとサムネイル画像デ
ータとが、カードI/F212を介してメモリカード8
に記録される。
【0048】外部モニタI/F221は、EVF/LC
D切替え部235から転送される画像データを、例えば
NTSC方式に信号変換を行うインターフェースであ
り、ビデオ出力端子222を介して外部モニタ223に
画像信号を送信する。
【0049】全体制御部211は、マイクロコンピュー
タ(CPU)、RAM211aおよびフラッシュEEPR
OM(フラッシュメモリ)211bを有しており、上述
したカメラの各部材の駆動を有機的に制御してデジタル
カメラ1の動作を統括制御する。
【0050】<1−2−3.撮影条件モード>また、こ
のデジタルカメラ1は、3つの撮影条件モードを有して
いる。操作者は、所定の操作によって、「プログラムA
Eモード」、「シャッター優先モード」、「絞り優先モ
ード」のうちから所望の撮影条件モードを選択すること
ができる。
【0051】プログラムAEモードは、AEプログラム
にしたがって絞り値とシャッタースピードとの組合せを
自動的に設定するモードであり、シャッター優先モード
は、予め設定したシャッタースピードで撮影するための
モードであり、絞り優先モードは、予め設定された絞り
値で撮影するためのモードである。
【0052】全体制御部211(図5)は、測光演算部
234により測定された被写体輝度を用いて、各モード
に応じた露出制御(具体的には、絞り値およびシャッタ
ースピードの調整制御)を行う。
【0053】たとえば、プログラムAEモードにおいて
は、輝度判定による被写体の明るさの判定結果(被写体
輝度)と撮影シーン選択ボタン39により選択されたシ
ーンに応じたプログラムラインとに基づいて、絞り値お
よびシャッタースピード(CCD303の露光量)が決
定される。また、絞り優先モードにおいては、被写体輝
度と予め設定された絞り値とに基づいて、シャッタース
ピードが決定される。さらに、シャッター優先モードに
おいては、被写体輝度と予め設定されたシャッタースピ
ードとに基づいて、絞り値が決定される。
【0054】<2.動作> <2−1.概略>つぎに、このデジタルカメラ1につい
ての撮影条件をサーバSV1との間で授受する動作につ
いて説明する。まず、サーバSV1に対して接続する動
作を説明した後、デジタルカメラ1からサーバSV1へ
と撮影条件をアップロードする動作、そして、サーバS
V1からデジタルカメラ1に撮影条件をダウンロードす
る動作の順に説明する。
【0055】まず、モード切替えダイアル14を操作し
て、カメラをコネクトモードに設定した後、所定のメニ
ュー操作によって、図6に示すような画面を背面LCD
10に表示させる。
【0056】図6は、接続先を設定する画面である。図
6においては、接続先に関する複数の候補(CN1,C
N2,CN3)が表示されている。
【0057】デジタルカメラ1の操作者は、コントロー
ルボタン35等を用いて所望の接続先を選択する。ここ
では、最上段の接続先CN1が選択されたものとする。
【0058】接続先が決定されると、図7に示すよう
に、IDおよびパスワードの確認動作が行われる。デジ
タルカメラ1のROM211b内においては、そのデジ
タルカメラ1に固有の認証情報(具体的には、IDおよ
びパスワードなど)が格納されており、デジタルカメラ
1は、これらの認証情報を接続先CN1に送信する。接
続先のアドレスとしては、デジタルカメラ1においてあ
らかじめ格納されている情報を用いることができる。
【0059】接続先のサーバSV1は、デジタルカメラ
1から送信されてきた認証情報を受信すると、認証動作
を行う。そして、IDおよびパスワードが正式のもので
あることが確認されると、サーバSV1はデジタルカメ
ラ1に対して接続を許可する。これにより、サーバSV
1とデジタルカメラ1との接続状態が確立される。図8
は接続状態が確立されたときの背面LCD10における
表示画面を示す図である。
【0060】その後、接続先のサーバSV1からメニュ
ー画面G10がデジタルカメラ1に対して送信されてく
る。図9は、デジタルカメラ1の背面LCD10に表示
されたメニュー画面G10を示す図である。
【0061】ここでは、「画像データと撮影条件の保
管」、「撮影条件の設定」、および「その他」の3つの
選択肢が表示されている。
【0062】「画像データと撮影条件の保管」は、撮影
条件のアップロード動作等を行うことが可能な選択肢で
あり、「撮影条件の設定」は、撮影条件のダウンロード
動作等を行うことが可能な選択肢である。また、「その
他」は、他の設定動作を行うことが可能な選択肢であ
る。
【0063】まず、最も上段の選択肢、すなわち「画像
データと撮影条件の保管」が選択されたものとして、説
明を続ける。
【0064】<2−2.撮影条件の保存>デジタルカメ
ラ1からサーバSV1へと撮影条件をアップロードする
動作について説明する。
【0065】「画像データと撮影条件の保管」が選択さ
れると、所望の画像データとその画像データに関する撮
影条件とを所定のサーバSV1に転送することが可能に
なる。
【0066】そのため、まず、転送対象となる画像を選
択する。図10は、画像の選択画面G11を示す図であ
る。画面G11においては、メモリカード8内の画像
(既に撮影された画像)についての複数のサムネイル画
像が左側に表示されている。操作者は、カーソルボタン
U、Dを用いてカーソルCS(図において太線で示す)
を移動させ、実行ボタン32を押下することによって、
これらのサムネイル画像の中から所望の画像を選択す
る。このとき、画面右側においては、カーソルCSに囲
まれた画像についての情報、具体的には、その画像のデ
ータファイル名、撮影日時、撮影条件等が表示される。
【0067】このようにして、操作者は、サムネイル画
像等を参照しながら、保管しておきたい画像を選択する
ことができる。
【0068】送信対象画像が操作者によって選択される
と、全体制御部211は、その送信対象画像に関するデ
ータを収集して取得する。その後、取得されたデータ
は、サーバSV1に向けて送信される。
【0069】図11は、デジタルカメラ1のメモリカー
ド8内のフォルダ構成を示す図であり、図12は、その
メモリカード8内のメモリマップを示す図である。
【0070】送信対象画像は、図11に示すように、メ
モリカード8内のいずれかのフォルダ内に格納されてい
る。全体制御部211は、そのフォルダ内に格納されて
いる送信対象画像に関するデータを取得して、サーバS
V1に向けて送信する。
【0071】また、図12に示すように、各撮影画像B
Tiに関するデータPTiは、撮影条件データ(タグ情
報)MA、サムネイル画像データMB(サイズを縮小し
た撮影画像データ)、フルサイズ画像データMC(本来
のサイズの撮影画像データ)の3種類のデータを含んで
いる。デジタルカメラは、送信対象画像に関するこれら
3種類のデータMA,MB,MCをあわせて送信する。
さらに、プログラムラインを表現するデータ(プログラ
ムラインデータ)を送信する必要がある場合には、全体
制御部211は、ROM211bからプログラムライン
データをも取得して、サーバSV1に向けて他のデータ
とともに送信する。
【0072】デジタルカメラ1が、選択された画像に関
するデータPTiをサーバSV1に送信すると、送信さ
れたデータは、サーバSV1内の各対応フォルダに格納
される。
【0073】図13は、この送信動作(アップロード動
作)を示すフローチャートであり、図14は、受信側の
サーバSV1内のフォルダ構成を示す図である。
【0074】まず、図14を参照しながら、サーバSV
1における受信データの格納状況について説明する。
【0075】図14に示すように、撮影条件ファイルF
A(図15参照)は、サーバSV1において、デジタル
カメラ1の各ユーザ(ここではユーザA)に割り当てら
れたフォルダ(「UserA」)内の「DigitalCamera」フォ
ルダに保存される。この撮影条件ファイルFAは、後述
のステップSP7(図13)においてデジタルカメラ1
からサーバSV1へと送信されたデータPTiに含まれ
る撮影条件データMAに基づいて生成(もしくは更新)
されるデータである。後述するように、この撮影条件フ
ァイルFAには、上記3つの種類のデータを互いに関連
づける情報が記載されている。
【0076】また、各画像BTiに関するサムネイル画
像データMB(「Thum0001.jpg」、「Thum0002.jpg」な
ど)は、「DigitalCamera」フォルダ内のサムネイル保
存用フォルダ(「thumb」)において格納される。
【0077】各画像BTiに関するフルサイズ画像デー
タMC(図13)は、サーバSV1において、各撮影年
月日の名称を有するフォルダ(「20020101」など)に、
その撮影日付ごとに整理されて保存される。各撮影年月
日の名称を有するフォルダは、サーバSV1において、
各ユーザ(ここではユーザA)に割り当てられたフォル
ダ(「UserA」)内の「DigitalCamera」フォルダ内に作
成される。
【0078】たとえば、2002年1月1日に撮影され
たフルサイズ画像データMCである「Pict0001.jpg」
は、フォルダ「20020101」に保存され、2002年1月
3日に撮影されたフルサイズ画像データMCである「Pi
ct0003.jpg」は、フォルダ「20020103」に保存される。
【0079】また、プログラムライン(後述)を表現す
るデータ(プログラムラインデータ)は、プログラムラ
イン保存用フォルダ(「p_line」)において、各プログ
ラムライン毎にテーブル形式で格納される。
【0080】このような情報をサーバSV1内に構築す
るため、デジタルカメラ1は、図13に示すような動作
を行う。つぎに、図13を参照しながらアップロード時
の動作について説明する。
【0081】まず、ステップSP1において、画像の撮
影条件を確認する。ここで、たとえば後述する「テー
マ」などの項目に関して、未入力のものが存在する場合
には、操作者に対して入力を促す。これによって、撮影
条件の各項目を整える。
【0082】つぎに、ステップSP2において、サーバ
SV1内に撮影条件ファイルFAが既に存在するか否か
を判定する。撮影条件ファイルFAが未だ存在しない場
合には、ステップSP3に進んで、撮影条件ファイルを
新規に作成すべき旨の指示をサーバSV1に対して与え
る。一方、撮影条件ファイルFAが既に存在する場合に
は、ステップSP4に進んで、撮影条件ファイルFAを
更新すべき旨の指示をサーバSV1に対して与える。な
お、この撮影条件ファイルFAの実際の作成動作および
更新動作は、サーバSV1によって行われる。
【0083】ステップSP5においては、送信対象とな
る画像の撮影日付に対応するフォルダがサーバSV1に
存在するか否かを判定する。その撮影日付に対応するフ
ォルダが存在する場合にはそのままステップSP7に進
み、その撮影日付に対応するフォルダが存在しない場合
にはステップSP6で撮影日付のフォルダを作成すべき
旨をサーバSV1に指示した上で、ステップSP7に進
む。なお、ステップSP6でフォルダ作成指示がデジタ
ルカメラ1からサーバSV1へと送出された場合には、
サーバSV1は、この指示に応答して、その撮影日付の
フォルダを新規に生成する。
【0084】ステップSP7においては、デジタルカメ
ラ1は、画像に関するデータPTiをサーバSV1に対
して送信する。このデータPTiには、3種類のデータ
MA,MB,MCが含まれており、サーバSV1は、受
信したデータPTiに基づいて、各データMA,MB,
MCに相当するデータを対応フォルダに分類して格納す
る。
【0085】具体的には、サーバSV1は、受信したデ
ータPTiから抽出した撮影条件データMA(図12)
の内容に基づいて、撮影条件に関するデータである撮影
条件ファイルFAを生成(もしくは更新)する。より具
体的には、ステップSP3で新規作成指示が与えられて
いた場合には撮影条件ファイルFAを新規に作成し、ス
テップSP4で更新指示が与えられていた場合には撮影
条件ファイルFAを更新する。
【0086】また、サーバSV1は、データPTiの撮
影条件データMA内に含まれている「撮影日時」を参照
することによって撮影年月日についての情報を取得し、
取得した情報に基づいてデータPTiの保存先フォルダ
を決定する。そして、サーバSV1は、決定された保存
先フォルダに対して、受信したデータPTiを保存す
る。この結果、データPTiに含まれるフルサイズ画像
データMCが、対応する撮影日付フォルダに格納される
ことになる。図14においては、各撮影日付に対応する
フォルダに対して、フルサイズ画像データMC(「Pict
0001.jpg」等)が格納されている状態が概念的に示され
ている。
【0087】ステップSP8においては、デジタルカメ
ラ1はサムネイル画像データMBをサーバSV1に送信
する。サーバSV1は、受信したサムネイル画像データ
MBをサムネイル保存用フォルダ(「thumb」)に格納
する。
【0088】ステップSP9においては、プログラムラ
インデータを送信する必要がある場合には、そのプログ
ラムラインデータを、プログラムライン保存用フォルダ
(「p_line」)に向けて送信する。具体的には、その画
像に対応する撮影条件内に含まれているプログラムライ
ンがサーバSV1に未だ格納されていないものであると
判定される場合(たとえば後述するように撮影者が設定
した新規のプログラムラインの場合)には、そのプログ
ラムラインのデータを送信する。
【0089】ここで、撮影条件ファイルFAについて説
明する。図15は、撮影条件ファイルFAを示す図であ
る。
【0090】撮影条件ファイルFAは、サーバSV1に
送信されてきた複数の画像BTiに関するデータPTi
を有しており、各画像PTiについて、そのフルサイズ
画像データMCのファイル名とサムネイル画像データM
Bのファイル名と様々な撮影条件とを有している。撮影
条件ファイルFAは、たとえば画像BT1に関して、フ
ルサイズ画像データMCのファイル名が「Pict0001.jp
g」であり、サムネイル画像データMBのファイル名が
「Thum0001.jpg」であるという情報に加えて、プログラ
ムライン「P1」を用いて撮影されたことなどの撮影条
件に関する情報をも有している。
【0091】図16は、プログラムラインについて説明
する図である。図16に示すように、このプログラムラ
イン(プログラム線図)は、各露出値Eと絞り値A(F
ナンバー)とシャッタースピードS(CCDの露出時
間)との関係を示すである。後述するように、プログラ
ムAEモードにおいては、所定値の露出値Eが測定され
たときに、このプログラムラインにしたがって、絞り値
(Fナンバー)とシャッタースピード(CCDの露出時
間)とが全体制御部211により決定される。たとえ
ば、プログラムAEモードにおいて、図16のプログラ
ムラインP1に従った場合には、露出値が11のとき、
絞り値が4、シャッタースピードが1/125秒とな
る。また、図16のプログラムラインP2に従った場合
には、露出値が10のとき、絞り値が5.6、シャッタ
ースピードが1/30秒となる。
【0092】このようなプログラムラインを表現するデ
ータ(プログラムラインデータ)は、具体的には、図1
7に示すように、各露出値Eに対して、シャッタースピ
ードSと絞り値Aとの組合せが規定されたテーブルTB
Lとして作成されて格納される。また、図17に示すよ
うに、このテーブルTBLにおいては、各プログラムラ
インについての説明も含まれており、後述するように、
プログラムラインの選択の際に利用される。
【0093】また、図15に示すように、撮影条件ファ
イルFAにおいては、各画像BTiに対してテーマ(大
テーマおよび小テーマ(サブテーマ))が関連づけられ
ている。後述するように、このテーマ等を参考にして撮
影条件を選択することが可能になる。操作者は、このよ
うなテーマを、撮影時点あるいは送信時点などにおいて
入力する。
【0094】図18は、テーマ選択入力用画面G12の
一例を示す図である。この画面G12は、所定の時点
(例えば図13のステップSP1)において背面LCD
10に表示される。デジタルカメラ1の操作者は、コン
トロールボタン35を用いることによって、背面LCD
10に表示された様々な選択肢の中から適宜の名称の選
択肢を選択してそのテーマ(より詳細には、大テーマ)
を決定することができる。また、サブテーマも、同様の
サブテーマ選択用画面を用いて決定される。
【0095】以上のようにして、デジタルカメラ1は、
撮影に際して設定された撮影条件を、ネットワークに接
続されたサーバSV1にネットワークを介して、撮影画
像とは別個に送信することができる。デジタルカメラ1
の外部に設けられた記憶手段であるサーバSV1に撮影
条件を格納しておくことができるので、デジタルカメラ
1の記憶容量の制限を受けることなく、多くの撮影条件
を保存しておくことができる。
【0096】<2−3.撮影条件の設定> <2−3−1.概要>つぎに、サーバSV1からデジタ
ルカメラ1に撮影条件をダウンロードする動作、すなわ
ち撮影時における撮影条件の設定動作について説明す
る。撮影時においては、上述したような撮影済みの画像
に関する撮影条件等を利用して、撮影条件を設定するこ
とができる。
【0097】デジタルカメラ1とサーバSV1との間に
おいて接続を確立するまでの動作は、上述した動作と同
じである。その後、画面G10(図9)において、上か
ら2つ目の選択肢、すなわち「撮影条件の設定」が選択
されると、図19のような画面G21が背面LCD10
に表示される。
【0098】図19は、撮影条件の設定に関するメニュ
ー画面G21を示す図である。画面G21においては、
「撮影設定のダウンロード(有償)」と「撮影設定の呼
出」との2つの選択肢が表示されている。
【0099】<2−3−2.撮影条件の呼出>ここで
は、上述したような撮影済みの画像に関する撮影条件等
を利用するため、2つ目の「撮影設定の呼出」を選択す
るものとする。なお、後述するように、1つ目の「撮影
設定のダウンロード(有償)」を選択することによれ
ば、プロカメラマン等による撮影設定を購入することも
できる。具体的には、デジタルカメラ1は、購入対象と
なる撮影設定を、サーバSV1から新たにダウンロード
して、デジタルカメラ1内に格納しておくことができ
る。なお、デジタルカメラのROM211bの容量が不
足するのであれば、あらかじめ警告して、既存の撮影設
定のサーバへのアップロードと削除とを促すようにす
る。
【0100】さて、画面G21において「撮影設定の呼
出」を選択すると、背面LCD10には画面G22(図
20)が表示される。画面G22においては、適宜の撮
影条件を検索するためのメニューが示されている。具体
的には、操作者は、「日付」、「テーマ」などの各選択
肢の中から所望の検索方法を指定することができる。な
お、既に購入した撮影設定が存在する場合には、検索方
法として選択肢「購入分」を指定することによって、購
入済みの撮影設定の中から所望の撮影条件を選択するこ
ともできる。
【0101】たとえば、「日付」をキーにして検索する
場合について説明する。
【0102】サーバSV1は、「日付」をキーにして検
索する旨を受信すると、デジタルカメラ1に対して、複
数の候補日に関する情報を返送する。デジタルカメラ1
は、これらの複数の候補日に関する情報を背面LCD1
0に表示し、操作者は、これらの複数の候補日の中から
コントロールボタン35を利用して、所望の日を選択し
て指定することができる。なお、これに限定されず、操
作者が、年月日を直接的に入力して指定するようにして
もよい。
【0103】これに対して、サーバSV1は、操作者に
よって指定された年月日に撮影された画像に関するサム
ネイル画像データを、デジタルカメラ1に対して返信す
る。具体的には、サーバSV1は、撮影条件ファイルF
A(図15)を参照し、指定された年月日に撮影された
画像BTiのサムネイル画像データをサムネイル保存用
フォルダ「thumb」(図14)から抽出して、デジタル
カメラ1に送信する。
【0104】さらに、サーバSV1は、そのサムネイル
画像についての撮影条件データをもデジタルカメラ1に
対して送信する。デジタルカメラは、それをROM21
1bにダウンロードする。
【0105】図21は、2002年1月1日に撮影され
た画像が一覧表示されている様子を示す図である。より
詳細には、画面左側においては各画像に関するサムネイ
ル画像が表示されており、画面右側においては、カーソ
ルCSに囲まれたサムネイル画像に対応する情報、具体
的には、その画像のデータファイル名、撮影日時、撮影
条件等が表示されている。これらの情報は、撮影条件フ
ァイルFAに含まれる情報のうち、カーソルCSに囲ま
れたサムネイル画像に対応する撮影条件に関する情報で
ある。
【0106】そして、撮影者は、所望のサムネイル画像
がカーソルCSで囲まれた状態で実行ボタン32を押下
する。デジタルカメラ1は、この押下を検出すると、操
作者によって選択された画像(サムネイル画像)に関す
る撮影条件(被選択条件)を、撮影時に用いる撮影条件
として設定する。すなわち、そのサムネイル画像に関す
る撮影条件がデジタルカメラ1に設定される。たとえ
ば、画像BT1が選択された場合には、その画像BT1
を撮影するときに利用された撮影条件(より具体的に
は、プログラムラインP1等)が設定される。なお、こ
の設定動作は、全体制御部211によって行われる。
【0107】その後、このようにして設定された撮影条
件を用いた撮影が可能になる。たとえば、プログラムA
Eモードにおいて、プログラムラインP1を用いて適宜
の露光制御を行うことが可能になる。この撮影動作につ
いては後に詳述する。
【0108】以上のように、デジタルカメラ1は、サー
バSV1に格納しておいた撮影条件をネットワークを介
して受信し、受信した撮影条件を、撮影時に用いる撮影
条件として設定することができる。したがって、より多
様な撮影条件を容易に設定することが可能になる。
【0109】また、過去に撮影した画像のサムネイル画
像に基づいて、撮影時点での状況に応じた撮影条件(プ
ログラムライン)を設定することができるので、利便性
が高い。言い換えれば、撮影条件を設定する場合におい
て、サムネイル画像を参照しつつ適切な撮影条件を選択
することが可能になる。
【0110】さらに、サムネイル画像およびそのサムネ
イル画像に対応する撮影条件(プログラムライン)に関
する情報は、サーバSV1に格納されている。したがっ
て、デジタルカメラ1の記憶容量の制限を受けることが
ないので、より多くの撮影条件をサムネイル画像に関連
づけて記憶しておくことができる。
【0111】また、サーバSV1は、撮影時に用いるこ
とが可能な撮影条件を記憶しておき、その中から選択さ
れた被選択条件をネットワークを介してネットワーク端
末(ここではデジタルカメラ自身)に送信することがで
きるので、多様な撮影条件を簡易に提供することができ
る。
【0112】<2−3−3.撮影条件の有償ダウンロー
ド>つぎに、図19の画面G21において、「撮影設定
のダウンロード(有償)」を選択して、プロカメラマン
等による撮影設定を導入する場合について説明する。こ
れによれば、デジタルカメラ1において、プログラムA
Eモードにおける新たなプログラムラインを利用するこ
とが可能になる。
【0113】図19の画面G21において、「撮影設定
のダウンロード(有償)」が選択されると、図22の画
面G32が背面LCD10に表示される。この画面G3
2は、テーマ(より詳細には大テーマ)を選択する画面
である。操作者は、表示されたこれらのテーマの中か
ら、所望のテーマを選択する。たとえば、花の画像を撮
影する際のプログラムラインを導入したい場合には、大
テーマとして「花」を選択すればよい。
【0114】この画面G32において大テーマを選択す
ると、次に小テーマ(サブテーマ)を選択するための画
面G33(図23)が背面LCD10に表示される。こ
の小テーマの選択も、大テーマの選択と同様に行われ
る。操作者は、撮影対象となる被写体に応じた小テーマ
を選択すればよい。ここでは、「花束」が選択されるも
のとする。
【0115】このような選択操作が行われると、サーバ
SV1は、選択されたテーマに応じたサンプル画像とそ
の説明文章とをデジタルカメラ1に対して送信する。デ
ジタルカメラ1の背面LCD10においては、サーバS
V1から送信されてきた情報に基づいて、図24のよう
な画面G34が表示される。なお、この時点では、撮影
条件自体はデジタルカメラ1に未だ送信されていない。
【0116】図24の画面G34においては、大テーマ
が「花」であり、かつ、小テーマ(サブテーマ)が「花
束」である、サンプル画像が示されているとともに、こ
の大テーマおよび小テーマによって特定された撮影条件
に関する説明文章が表示されている。ここでは、「比較
的近距離にある花束を撮影するための設定です。...」
などの文字が説明文章として表示されている。また、画
面右下においては、この設定の購入価格(ここでは¥5
00)が示されている。なお、各設定の価格は、その設
定内容に応じて異なる金額が定められている。
【0117】そして、デジタルカメラ1の操作者によっ
て画面下側の「ダウンロード」ボタンが押下されると、
設定情報を含む各種データのダウンロードが開始され
る。
【0118】具体的には、図25に示すように、このフ
ルサイズ画像データ、サムネイル画像データ、および撮
影条件データ(プログラムラインのデータを含む)がデ
ジタルカメラ1にダウンロードされる。なお、この画像
に関するデータ(ダウンロードデータ)は、通常の撮影
データと同様の構成を有している。したがって、デジタ
ルカメラ1は、このダウンロードデータを、通常の画像
データ(言い換えれば、撮影された画像データ)と同様
に取り扱うことができる。
【0119】そして、ダウンロードが完了したことを検
出すると、サーバSV1は、各購入者に対する課金情報
(課金データ)を作成し、その課金情報をサーバSV2
に対して送信する。サーバSV2はクレジット会社のサ
ーバであり、このサーバSV2によって決済が行われ
る。
【0120】また、デジタルカメラ1は、ダウンロード
した設定情報のうちプログラムラインに関する情報を所
定の記憶部(例えばROM211b)に格納する。
【0121】図26は、更新された撮影条件ファイルF
Aを示す図である。撮影条件ファイルFAにおいては、
画像ファイル「Pif0001.jpg」の撮影時に利用された撮
影条件がプログラムラインPXである旨が記述されてい
る。
【0122】このプログラムラインPXは、新規のプロ
グラムラインPXである。この新たなプログラムライン
PXの具体的内容を示すデータファイルは、「PX.tbl」
のファイル名で、プログラムライン保存用フォルダ
(「p_line」)内に新たに保存される。このような設定
情報を購入することによって、デジタルカメラ1に格納
されていなかった撮影条件(具体的には、プログラムラ
イン)を追加することができる。
【0123】以上のように、デジタルカメラ1の外部の
記憶手段に格納されていた新たな撮影条件(より詳細に
は新たなプログラムライン)をダウンロードしてデジタ
ルカメラ1に設定することができるので、より多様なプ
ログラムラインによる撮影が可能になる。
【0124】<2−3−4.撮影>つぎに、上記の撮影
条件に基づく撮影動作について説明する。ここでは、撮
影条件モードとして、「プログラムAEモード」が選択
されている場合について説明する。
【0125】上述したような「撮影設定のダウンロード
(有償)」あるいは「撮影設定の呼出」を選択して所定
の撮影条件がサーバSV1からダウンロードされると、
その撮影条件がデジタルカメラ1において有効に設定さ
れる。具体的には、プログラムラインが、選択された画
像に対応するものに設定される。たとえば、ファイル名
「Pict0001.jpg」の画像BT1に対する撮影条件が選択
されている場合には、絞り値およびシャッタースピード
を規定するためにプログラムラインP1が利用されるべ
き旨が設定される。あるいは、ファイル名「Pif0001.jp
g」の画像の撮影時に利用された撮影条件が選択されて
いる場合には、絞り値およびシャッタースピードを規定
するためにプログラムラインPXが利用されるべき旨が
設定される。
【0126】そして、操作者は、この状態で撮影動作を
行えばよい。これにより、設定されたプログラムライン
に基づいて、画像を撮影することができる。
【0127】たとえば、プログラムラインP1(図1
6)が利用されるべき旨が設定されている場合には、所
定値の露出値Eが測定されると、このプログラムライン
P1(図16)にしたがって、絞り値(Fナンバー)と
シャッタースピード(CCDの露出時間)とが全体制御
部211により決定される。たとえば、露出値が11で
あるときには、絞り値が4、シャッタースピードが1/
125秒となる。
【0128】このようにして、デジタルカメラ1は、撮
影条件のダウンロード直後において、ダウンロードした
その撮影条件に基づく撮影を行うことができる。
【0129】さらに、このデジタルカメラ1において
は、ダウンロードされた撮影条件およびプログラムライ
ンは、フラッシュEEPROM211bに格納されるた
め、たとえば、電源を遮断した後、再投入したときに
も、各プログラムラインを利用することができる。
【0130】図27は、デジタルカメラ1においていず
れのプログラムラインが採用されるかを示す状態遷移図
である。各状態の矩形内の情報は、データパネル36に
おける表示内容を表現したものである。図27において
は、撮影シーン選択ボタン39(図3)が押下されるご
とに、各プログラムラインが順次に選択される様子が示
されている。なお、撮影シーン選択ボタン39は、その
場面(状況)に応じた撮影条件を設定するための選択ボ
タンである。また、ここでは、元々デジタルカメラ1に
内蔵されていた3つのプログラムラインと、上述の購入
動作による新規の2つのプログラムラインとがインスト
ールされているものとする。
【0131】具体的には、まず、電源投入時点におい
て、購入された1つのプログラムライン、もしくは、ダ
ウンロード直後のプログラムラインが優先的に選択され
る(状態ST1)。このとき、デジタルカメラ1の上部
に設けられたデータパネル36においては、選択されて
いるプログラムラインのテーマおよび説明が表示されて
いる。この状態ST1においては、選択されているプロ
グラムラインのテーマ(大テーマ,小テーマ)が(花,
花束)であることと、そのプログラムラインの説明文章
(「比較的近距離にある花束を美しく撮るための設定で
す。...」)とが表示されている。
【0132】次に、撮影シーン選択ボタン39をもう一
度押下すると、別のプログラムラインが選択される。こ
こでは、購入されたもう1つのプログラムラインが選択
される(状態ST2)。データパネル36においては、
この2つ目のプログラムラインが、テーマ(大テーマ,
小テーマ)が(動物,野鳥)である画像の撮影に適した
ものである旨等が表示されている。また、データパネル
36にはその説明も表示されている。
【0133】撮影シーン選択ボタン39をさらにもう一
度押下すると、今度は、デジタルカメラ1に内蔵されて
いた最初のプログラムラインが選択される(状態ST
3)。データパネル36においては、「フルオート」の
設定である旨とその説明とが表示されている。
【0134】撮影シーン選択ボタン39をもう一度押下
すると、今度は、デジタルカメラ1に内蔵されていた2
番目のプログラムラインが選択される(状態ST4)。
データパネル36においては、「ポートレート」の設定
である旨とその説明とが表示されている。
【0135】撮影シーン選択ボタン39をさらにもう一
度押下すると、今度は、デジタルカメラ1に内蔵されて
いた3番目のプログラムラインが選択される(状態ST
5)。データパネル36においては、「テキスト」の設
定である旨とその説明とが表示されている。
【0136】撮影シーン選択ボタン39をもう一度押下
すると、最初の状態ST1に戻る。このように、撮影シ
ーン選択ボタン39を押下するごとに、各プログラムラ
インが順次にかつ循環的に選択される。
【0137】なお、ここでは、ダウンロードされたプロ
グラムラインがインストールされている場合について説
明したが、ダウンロードされたプログラムラインがイン
ストールされていない場合には、デジタルカメラ1に元
々内蔵されている複数のプログラムラインが、撮影シー
ン選択ボタン39の押下に応じて、順次にかつ循環的に
選択されることになる。具体的には、3つの状態ST
3,ST4,ST5が循環的に選択されることになる。
【0138】以上のように、操作者は、データパネル3
6に表示されたテーマを参照しつつ、適宜のプログラム
ラインを選択することができる。そして、各テーマに応
じてプログラムラインの設定が変更される。このよう
に、テーマを利用することによって、プログラムライン
を容易に設定することができる。
【0139】また、各プログラムライン(撮影条件)に
関連づけられたテーマがデータパネル36に表示される
ので、操作者はそのプログラムライン(撮影条件)の内
容を理解し易い。
【0140】さらに、データパネル36には、撮影条件
についての説明が表示されているので、操作者はその撮
影条件の内容をより詳細に理解することができる。そし
て、操作者は、データパネル36に表示された説明を参
照しつつ、適宜のプログラムラインを選択することがで
きる。
【0141】なお、ここでは、撮影時において、その撮
影条件についてのテーマと説明との両方がデータパネル
36(表示部)に常に表示されている場合について例示
しているが、これに限定されない。たとえば、撮影時に
おいて、撮影条件のテーマは常に表示されるようにして
おく一方で、撮影条件の説明はヘルプボタン38(図
4)などの所定のボタンの押下に応じて表示されるよう
にしても良い。
【0142】また、サーバSV1から新たにダウンロー
ドしたプログラムラインを用いることによれば、デジタ
ルカメラ1に内蔵されていなかった新たなプログラムラ
インを利用して撮影を行うことが可能になる。
【0143】<2−3−5.撮影条件のカスタマイズ>
また、このデジタルカメラ1においては、撮影条件、よ
り具体的にはプログラムラインをカスタマイズすること
もできる。
【0144】図28は、プログラムラインのカスタマイ
ズの一例を説明する図である。図28に示すように、プ
ログラムラインをユーザの好みに応じて調整することが
できる。例えば元のプログラムラインPAをプログラム
ラインPBに修正することができる。これにより、上記
のように購入したプログラムラインをさらに調整してカ
スタマイズすることが可能である。
【0145】このようなカスタマイズ動作は、たとえ
ば、図29のような設定画面を用いて行う。設定モード
において、プログラムラインの調整に関する項目を選択
することにより、操作者は、微調整の対象となるプログ
ラムラインに関する調整画面G40を表示させる。
【0146】修正前においては、元のプログラムライン
PAにおける各輝度に対して、絞り値とシャッタースピ
ードとの組合せが画面G40に表示されている。たとえ
ば、図28のプログラムラインPAに従った場合には、
露出値Eが5(低輝度)のとき、絞り値Aが2.8、シ
ャッタースピードSが1/4秒となり、露出値Eが10
(中輝度)のとき、絞り値Aが5.6、シャッタースピ
ードSが1/30秒となり、露出値Eが15(高輝度)
のとき、絞り値Aが11、シャッタースピードSが1/
250秒となる。
【0147】これに対して、操作者は、いずれかの輝度
における絞り値AとシャッタースピードSとの組合せを
変更する。たとえば、図29の画面G40において、露
出値Eが5(低輝度)のときの「絞り」および「シャッ
ター」の各欄に、それぞれ、3.3、1/4を入力する
ことにより、絞り値を3.3としシャッタースピードを
1/3にする旨を指定する。露出値と絞り値とシャッタ
ースピードとのこの組合せは、図28において、プログ
ラムラインPA上にはない点Qに対応する。
【0148】デジタルカメラ1は、この入力に応じて、
プログラムラインPAの斜行部分を点Qを通るように平
行移動することによって、プログラムラインPAをプロ
グラムラインPBに変更して修正する。また画面G40
においては、この変更後のプログラムラインPBに従っ
て、各輝度における絞り値AとシャッタースピードSと
の変更後の組合せが表示される。このようにして、各露
出に対する絞り値とシャッタースピードとの関係を規定
するプログラムラインをカスタマイズすることができ
る。
【0149】操作者は、このような操作によってプログ
ラムラインをカスタマイズした後、カスタマイズしたプ
ログラムラインを上記の図27のような操作で選択する
ことによって、撮影に利用することができる。したがっ
て、より柔軟な設定が可能になる。
【0150】<3.その他>上記実施形態においては、
図25において、サーバSV1からデジタルカメラ1に
対して直接的に撮影条件データ等をダウンロードする場
合について説明した。この場合、デジタルカメラ1の記
憶容量の制限を受けるため、所定数以上の撮影条件を設
定することが困難である。
【0151】これに対して、さらに多くの撮影条件を利
用するためには次のような構成とすることが好ましい。
すなわち、撮影条件データ等をデジタルカメラ1内に直
接的に取り込むのではなく、サーバSV1に多くの撮影
条件を格納しておき、必要に応じてサーバSV1からデ
ジタルカメラ1にその撮影条件を取り込むのである。
【0152】以下では、このような動作について説明す
る。
【0153】図30は、設定情報購入時のデータの流れ
に関する変形例を示す図である。上記と同様に、画面G
34(図24)の「ダウンロード」ボタンが押下される
と、まず、図30に示されるように、選択した画像に関
するフルサイズ画像データ、サムネイル画像データ、お
よび撮影条件データ(プログラムラインデータを含む)
を、サーバSV1内においてそのユーザに割り当てられ
た所定のユーザフォルダ内の各フォルダにコピーする。
具体的には、フルサイズ画像データが所定の日付フォル
ダ内に格納されるとともに、サムネイル画像データがサ
ムネイル保存用フォルダに格納される。また、撮影条件
ファイルFAは更新される。
【0154】その後、その撮影条件のダウンロードが開
始される。このとき、デジタルカメラ1に既に取り込ま
れている撮影条件の数が所定の制限数を超える場合に
は、新たな撮影条件をダウンロードする直前に、デジタ
ルカメラ1内の撮影条件を1つを削除しておく。削除す
る撮影条件としては、たとえば、デジタルカメラ内に格
納されている撮影条件のうち、以前に同様の手順でダウ
ンロードされたものを選択すればよい。同様の手順でダ
ウンロードされた撮影条件は、サーバSV1のユーザフ
ォルダ内に格納されているので、デジタルカメラ1から
一旦削除しても、上述した「撮影設定の呼出」の操作に
よって再びデジタルカメラ1に取り込むことができる。
したがって、デジタルカメラ1の記憶容量に制限がある
場合にも、より多様な撮影条件を利用することが可能に
なる。
【0155】また、上記実施形態においては、撮影条件
としてプログラムラインに関する設定について説明した
が、γデーブルやシャープネスの設定について本発明を
適用しても良い。
【0156】さらに、上記実施形態においては、テーマ
を、階層構造を有する形式で(具体的には、大テーマと
小テーマ(サブテーマ)との組合せとして)表現する場
合について説明したが、これに限定されず、階層構造を
有しない形式で表現しても良い。
【0157】また、上記実施形態においては、インター
ネット等を介してデジタルカメラ1とサーバSV1との
間で撮影条件を送受信する場合を例示したが、本発明は
これに限定されず、サーバSV1以外の外部記憶装置と
デジタルカメラとの間で撮影条件を送受信するようにし
ても良い。たとえば、デジタルカメラ1は、ホームネッ
トワークなどのLAN内の所定のコンピュータ(PC1
など)との間で撮影条件を送信するようにしても良い。
また、逆に、デジタルカメラ1は、撮影条件を記憶して
いるLAN内の所定のコンピュータ(PC1)などから
撮影条件を受信するようにしても良い。
【0158】さらに、デジタルカメラ1は、LAN内の
所定のコンピュータ(PC1)とWWWサーバ(SV
1)との両方に撮影条件を送信するようにしても良い。
この場合、デジタルカメラ1は、サーバSV1とコンピ
ュータPC1とのいずれからも撮影条件を受信すること
が可能になる。なお、LAN内の所定のコンピュータ
(PC1)とWWWサーバ(SV1)との両方に撮影条
件を送信するに際しては、LAN内の所定のコンピュー
タに対してはデジタルカメラから直接的に撮影条件を送
信する一方で、WWWサーバに対してはLAN内の所定
のコンピュータから撮影条件を送信するようにしても良
い。これによれば、デジタルカメラはLAN内のコンピ
ュータのみに送信すればよいので、デジタルカメラにお
ける送信負荷が軽減される。
【0159】また、上記実施形態においては、サーバS
V1からデジタルカメラ1に対して、撮影条件が送信さ
れる場合について説明したが、本発明はこれに限定され
ない。たとえば、サーバSV1がインターネットなどの
ネットワークを介してコンピュータPC1(ネットワー
ク端末)に撮影条件をダウンロードした後、その撮影条
件をコンピュータPC1からデジタルカメラに取り込む
ようにしても良い。このように、デジタルカメラ1は、
コンピュータPC1を経由してその撮影条件を取得して
設定することも可能である。
【0160】なお、上述した具体的実施形態には以下の
構成を有する発明が含まれている。
【0161】(1)請求項2に記載のデジタルカメラに
おいて、前記受信された撮影条件に応じた説明を表示す
る表示手段、をさらに備えることを特徴とするデジタル
カメラ。この構成によれば、撮影条件に応じた説明が表
示されるので、操作者はその撮影条件の内容を理解し易
い。
【0162】(2)請求項4に記載のデジタルカメラに
おいて、前記プログラムラインをカスタマイズすること
が可能な調整手段、をさらに備えることを特徴とするデ
ジタルカメラ。この構成によれば、より柔軟な設定が可
能になる。
【0163】(3)請求項5に記載のサーバにおいて、
前記送信手段によって前記被選択条件が前記ネットワー
ク端末に送信されたことを検出して課金する課金手段、
をさらに備えることを特徴とするサーバ。
【0164】(4)前記(3)に記載のサーバにおい
て、前記課金手段は、前記送信手段により送信された前
記被選択条件の内容に応じた金額を課金することを特徴
とするサーバ。
【0165】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、撮影条件を撮影画像とは別個に外部記憶手段に
ネットワークを介して送信することができる。したがっ
て、デジタルカメラにおける記憶容量の制限を受けるこ
となく、多くの撮影条件を外部記憶手段に保存しておく
ことができる。
【0166】請求項2に記載の発明によれば、外部記憶
手段からネットワークを介して受信した撮影条件を、撮
影時に用いる撮影条件として設定することができる。し
たがって、より多様な撮影条件を容易に設定することが
可能になる。
【0167】請求項3に記載の発明によれば、受信され
た撮影条件に関連づけられたテーマが表示されるので、
操作者はその撮影条件の内容を理解し易い。
【0168】請求項4に記載の発明によれば、設定手段
は、プログラムラインの設定をテーマに応じて変更する
ので、テーマを利用してプログラムラインを容易に設定
することができる。
【0169】請求項5に記載の発明によれば、撮影時に
用いることが可能な少なくとも1つの撮影条件を記憶し
ておき、その中から選択された被選択条件をネットワー
クを介してネットワーク端末に送信することができるの
で、多様な撮影条件を簡易に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】システム100の全体構成を示す図である。
【図2】デジタルカメラ1の正面図である。
【図3】デジタルカメラ1の上面図である。
【図4】デジタルカメラ1の背面図である。
【図5】デジタルカメラ1の機能ブロック図である。
【図6】接続先の選択画面G1を示す図である。
【図7】認証動作が行われているときの画面G2を示す
図である。
【図8】接続状態が確立されたときの表示画面G3を示
す図である。
【図9】メニュー画面G10を示す図である。
【図10】画像の選択画面G11を示す図である。
【図11】デジタルカメラ1のメモリカード8内のフォ
ルダ構成を示す図である。
【図12】メモリカード8内のデータ構成を示す図であ
る。
【図13】アップロード動作を示すフローチャートであ
る。
【図14】受信側のサーバSV1内のフォルダ構成を示
す図である。
【図15】撮影条件ファイルFAを示す図である。
【図16】プログラムラインについて説明する図であ
る。
【図17】所定のプログラムラインの具体例を示す図で
ある。
【図18】テーマ選択入力用画面G12を示す図であ
る。
【図19】設定方法を選択するメニュー画面G21を示
す図である。
【図20】画像検索方法を選択する画面G22を示す図
である。
【図21】画像の選択画面G23を示す図である。
【図22】テーマの選択画面G32を示す図である。
【図23】サブテーマの選択画面G33を示す図であ
る。
【図24】サンプル画像等が示された画面G34を示す
図である。
【図25】設定情報購入時のデータの流れを示す図であ
る。
【図26】更新された撮影条件ファイルFAを示す図で
ある。
【図27】プログラムラインに関する状態遷移図であ
る。
【図28】プログラムラインのカスタマイズの一例を説
明する図である。
【図29】プログラムラインのカスタマイズに用いられ
る設定画面G40を示す図である。
【図30】設定情報購入時のデータの流れに関する変形
例を示す図である。
【符号の説明】
1 デジタルカメラ 100 システム 35 コントロールボタン 36 データパネル 38 ヘルプボタン 39 撮影シーン選択ボタン 8 メモリカード 8b 通信カード FA 撮影条件ファイル MA 撮影条件データ MB サムネイル画像データ MC フルサイズ画像データ P1,PA,PB,PX プログラムライン PC1,PC2 パーソナルコンピュータ SV1,SV2 サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H04N 101:00 (72)発明者 芹田 保明 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5C022 AA13 5C052 GA02 GA07 GA08 GA09 GC03 GE08 5C053 FA08 FA23 GB06 HA29 KA24 LA01 LA11 LA14

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルカメラであって、 撮影条件を取得する取得手段と、 前記取得された撮影条件を、撮影画像とは別個に外部記
    憶手段にネットワークを介して送信する送信手段と、を
    備えることを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】 デジタルカメラであって、 外部記憶手段からネットワークを介して撮影条件を受信
    する受信手段と、 前記受信された撮影条件を、撮影時に用いる撮影条件と
    して設定する設定手段と、を備えることを特徴とするデ
    ジタルカメラ。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記受信された撮影条件に関連づけられたテーマを表示
    する表示手段、をさらに備えることを特徴とするデジタ
    ルカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のデジタルカメラにおい
    て、 前記設定手段は、絞り値とシャッタスピードとの関係を
    規定するプログラムラインの設定を、各撮影条件に関連
    づけられたテーマに応じて変更することを特徴とするデ
    ジタルカメラ。
  5. 【請求項5】 サーバであって、 撮影時に用いることが可能な少なくとも1つの撮影条件
    を記憶する記憶手段と、 前記少なくとも1つの撮影条件の中から選択された被選
    択条件をネットワークを介してネットワーク端末に送信
    する送信手段と、を備えることを特徴とするサーバ。
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