JP2003318995A - 送信装置及び電子制御装置 - Google Patents

送信装置及び電子制御装置

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JP2003318995A JP2002117858A JP2002117858A JP2003318995A JP 2003318995 A JP2003318995 A JP 2003318995A JP 2002117858 A JP2002117858 A JP 2002117858A JP 2002117858 A JP2002117858 A JP 2002117858A JP 2003318995 A JP2003318995 A JP 2003318995A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ送信用の処理を簡素化すると共に、送
信対象データの追加、削除、送信タイミングの変更を、
容易に行うことができるようにする。 【解決手段】 2つのマイコンが通信しつつ制御処理を
行う電子制御装置において、マイコンのRAMには、8
ms毎に送信されるべきデータが格納されるデータバッ
ファ31と、16ms毎に送信されるべきデータが格納
されるデータバッファ32と、そのデータバッファ32
とは異なる16ms毎のタイミングで送信されるべきデ
ータが格納されるデータバッファ33とが設けられてお
り、マイコンは、8ms毎の送信タイミングが到来する
度に、データバッファ31内のデータを送信バッファ4
1へ転送すると共に、データバッファ32内のデータと
データバッファ33内のデータとについては、交互に送
信バッファ41へ転送する。また、送信バッファ41に
はその時の送信データの内容を示すIDも転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ通信に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば自動車のエンジンを制
御する電子制御装置(以下、ECUともいう)として、
複数のマイコン(詳しくは、マイクロコンピュータ)を
備えたものがあり、そのようなECUでは、複数のマイ
コンが、各自で演算した制御データを通信(いわゆるマ
イコン間通信)によって互いにやり取りしながら、各自
に割り当てられた制御対象を制御するための処理を行
う。
【0003】そして、この種のECUにおいて、各マイ
コンは、データの送信タイミングが到来する度に、他の
マイコンに送信すべき全種類の各データを予め決められ
た順番で送信バッファに転送して、その各データを送信
するようになっていた。ここで、図8に具体例を示す。
尚、図8は、メインのマイコン(メインマイコン)とサ
ブのマイコン(サブマイコン)との2つが双方向に通信
を行う場合の例を表している。
【0004】図8の例では、その図8の上段に示すよう
に、メインマイコンからサブマイコンへ、回転数,吸入
空気量,ブレーキスイッチのオン/オフ,…,IG(イ
グニッション)スイッチのオン/オフといったデータが
送信される。そして、メインマイコンからサブマイコン
に送られるデータの1番目は回転数、2番目は吸入空気
量、3番目はブレーキスイッチのオン/オフといった具
合に、全データの各々を送信する順番が予め決まってお
り、メインマイコンは、送信タイミングが到来する毎
に、サブマイコンへ送信すべき全データを、上記の順番
で送信バッファに転送してサブマイコンへ送信する。
【0005】このため、図8の上段右側に示すように、
サブマイコンの受信バッファには、メインマイコンから
送信される順番通りに各データが格納される。そして、
受信側であるサブマイコンは、受信バッファに格納され
ているデータの順番により、そのデータが何であるかを
特定することとなる。
【0006】また、図8の例では、サブマイコンからメ
インマイコンへ、アクセル開度,スロットルセンサ値,
…,車速といったデータが送信される。そして、サブマ
イコンからメインマイコンに送られるデータについて
も、1番目はアクセル開度、2番目はスロットルセンサ
値といった具合に、全データの順番が決まっており、サ
ブマイコンは、送信タイミングが到来する毎に、メイン
マイコンへ送信すべき全データを、上記の順番で送信バ
ッファに転送してメインマイコンへ送信する。
【0007】このため、図8の下段左側に示すように、
メインマイコンの受信バッファには、サブマイコンから
送信される順番通りに各データが格納され、受信側であ
るメインマイコンは、受信バッファに格納されているデ
ータの順番により、そのデータが何であるかを特定する
こととなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8の
ような方法では、毎回、全ての送信対象データを送信す
るため、例えば8ms毎に通信するようなシステムにお
いては、32ms毎にしか更新されないようなデータに
ついても、8ms毎に送信することとなっていた。つま
り、本当は送信周期が長くて良いデータ(換言すれば、
更新周期が長いデータ)も、送信周期が短いデータと同
じ周期で送信することとなる。よって、図8のような方
法では、無駄が多く、送信データ数を増加させることが
難しい。
【0009】そこで、例えば、32ms毎に更新される
データは、8ms毎の送信タイミングの4回に1回の割
合で(つまり、32ms毎の送信タイミングで)送信す
る、といった具合に、複数通りの送信タイミングを設け
て、その各送信タイミング毎に、そのタイミングで送信
すべきデータだけを送信する、という手法を採ることが
考えられる。
【0010】そして、この手法を実現するためには、全
ての送信対象データの各々について、どのデータをどの
タイミングで送信するのかを管理するようにプログラム
を構成することが考えられる。ところが、そのようにす
ると、データ送信用処理の複雑化を招く上に、送信対象
データの追加、削除、送信タイミングの変更(どのデー
タをどのタイミングで送信するかの変更)を容易に行う
ことができないという問題が生じる。
【0011】つまり、この場合、送信タイミングが到来
する毎に起動されるルーチンにより、今回の送信タイミ
ングが8ms毎や32ms毎といった複数通りの送信タ
イミングのうちの何れであるかを判定し、その判定した
送信タイミングで送信すべき各データを、それが格納さ
れているメモリ領域から読み出して送信バッファに転送
する、といった処理を行うこととなる。
【0012】しかし、例えば、送信タイミングaで送信
していたデータdを、他の送信タイミングbで送信する
ように変更したい場合には、今回の送信タイミングが送
信タイミングaであると判定した場合に実行されるプロ
グラムの内容から、データdの読み出しと送信バッファ
への転送とを行っていた処理部分を削除し、更に、今回
の送信タイミングが送信タイミングbであると判定した
場合に実行されるプログラムの内容に、データdの読み
出しと送信バッファへの転送とを行うための処理部分を
追加しなければならず、プログラムの修正部分が多岐に
及んでしまうのである。
【0013】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
のであり、データ送信用の処理を簡素化すると共に、送
信対象データの追加、削除、送信タイミングの変更を、
容易に行うことができるようにすることを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するためになされた請求項1に記載の送信装置
は、送信タイミングが到来する度に、複数種類のデータ
のうち、その到来した送信タイミングで送信すべきデー
タを送信バッファに転送して、該送信バッファ内のデー
タを他の装置に送信するものであり、この送信装置に
は、複数通りの各送信タイミング別に、その送信タイミ
ングで送信されるべきデータが格納されるデータバッフ
ァが設けられている。そして、この送信装置では、送信
バッファに送信対象のデータを転送するために設けられ
た送信処理手段が、前記送信タイミング別のデータバッ
ファのうちから、到来した送信タイミングで送信される
べきデータが格納されているデータバッファを特定し
て、その特定したデータバッファ内のデータを送信バッ
ファに転送する。
【0015】このような請求項1の送信装置によれば、
下記の(1)〜(3)の効果が得られる。 (1)送信対象データの追加、削除、送信タイミングの
変更は、送信タイミング別に設けられたデータバッファ
の内容(どのデータバッファにどのデータを書き込む
か)を変えるだけで対応することができる。特に、ある
データdの送信タイミングを変更したい場合には、その
データdを求める演算プログラムが、そのデータdを、
変更前の送信タイミングaに対応するデータバッファで
はなく、変更後の送信タイミングbに対応するデータバ
ッファに書き込むといった具合に、データdの書き込み
先を変更するだけで対応することができる。
【0016】(2)送信対象データをデータバッファ単
位で扱うため、データ送信用処理を簡素化することがで
きる。つまり、送信対象データの各々について、今回の
送信タイミングで送信するか否かを個別にチェックする
必要がなく、送信対象データをデータバッファ毎にまと
めて処理することができるため、データ送信のための処
理を効率良く行うことができ、延いては、処理の簡素化
及び高速化を図ることができる。
【0017】(3)各送信タイミングで送るべきデータ
のみが送信されるため、効率が良く、送信データ数を増
加させ易くなる。次に、請求項2に記載の送信装置は、
請求項1の送信装置において、更に、テーブル記憶部を
備えており、そのテーブル記憶部には、各送信タイミン
グで何れのデータバッファ内のデータを送信すべきかを
表す定義テーブルが記憶されている。そして、この請求
項2の送信装置では、送信処理手段が、到来した送信タ
イミングで送信されるべきデータが格納されているデー
タバッファを、前記定義テーブルに基づき特定するよう
になっている。
【0018】このような請求項2の送信装置によれば、
送信処理手段の処理内容を変えなくても、定義テーブル
の内容を変更するだけで、どのデータバッファのデータ
をどの送信タイミングで送信するかを変更することがで
き、送信データのデータバッファ単位での追加や削除を
行う際にも、定義テーブルの内容を変更するだけで対応
することができる。そして、送信処理手段の処理内容を
変えることなく、各種変更に対応することができるた
め、送信対象データ及び送信スケジュールが異なる別の
通信システムに転用することも容易になる。
【0019】また、請求項3に記載の送信装置では、請
求項1,2の送信装置において、送信処理手段が、当該
装置から送信されるデータの内容を示す識別情報のデー
タも、送信バッファに転送するようになっている。この
ような送信装置によれば、本来の送信データと共に、そ
の送信データの内容を示す識別情報のデータも送信され
ることとなるため、データを受信する側の他の装置は、
上記識別情報のデータにより、今回受信したデータの内
容を確実に知ることができ、非常に有利である。
【0020】次に、請求項4に記載の電子制御装置で
は、複数のマイコンがデータ通信を行いつつ制御対象を
制御するための処理を行うが、特に、その複数のマイコ
ンのうち、データを送信する側である送信側マイコンに
は、複数通りの各送信タイミング別に、その送信タイミ
ングで送信されるべきデータが格納されるデータバッフ
ァが設けられている。そして更に、その送信側マイコン
は、送信タイミングが到来する度に、前記送信タイミン
グ別のデータバッファのうちから、到来した送信タイミ
ングで送信されるべきデータが格納されているデータバ
ッファを特定して、その特定したデータバッファ内のデ
ータを他のマイコンに送信する。
【0021】このような請求項4の電子制御装置によれ
ば、請求項1の送信装置と同様の上記(1)〜(3)の
効果を得ることができる。尚、例えば、複数のマイコン
の各々が送信者となり得る電子制御装置の場合には、そ
の全てのマイコンに対して上記送信側マイコンの構成を
適用するのが効果的であるが、一部のマイコンだけに上
記送信側マイコンの構成を適用しても良い。
【0022】次に、請求項5に記載の電子制御装置で
は、請求項4の電子制御装置において、送信側マイコン
には、更に、テーブル記憶部が備えられており、そのテ
ーブル記憶部には、各送信タイミングで何れのデータバ
ッファ内のデータを送信すべきかを表す定義テーブルが
記憶されている。そして更に、この請求項5の電子制御
装置において、送信側マイコンは、到来した送信タイミ
ングで送信されるべきデータが格納されているデータバ
ッファを、前記定義テーブルに基づき特定するようにな
っている。
【0023】このような請求項5の電子制御装置によれ
ば、送信側マイコンがデータ送信のために行う処理の内
容を変えなくても、定義テーブルの内容を変更するだけ
で、どのデータバッファのデータをどの送信タイミング
で送信するかを変更することができ、送信データのデー
タバッファ単位での追加や削除を行う際にも、定義テー
ブルの内容を変更するだけで対応することができる。そ
して、処理内容を変えることなく、各種変更に対応する
ことができるため、その処理のプログラムを、送信対象
データ及び送信スケジュールが異なる別の装置に転用す
ることも容易になる。
【0024】また、請求項6に記載の電子制御装置で
は、請求項4,5の電子制御装置において、送信側マイ
コンは、前記特定したデータバッファ内のデータと共
に、当該マイコンから送信されるデータの内容を示す識
別情報も、他のマイコンに送信するようになっている。
この電子制御装置によれば、データを受信する側のマイ
コンは、上記識別情報により、今回受信したデータの内
容を確実に知ることができ、非常に有利である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用された実施形
態について、図面を用いて説明する。まず図1は、実施
形態のECU(電子制御装置)1の構成を表すブロック
図である。
【0026】本実施形態のECU1は、自動車のエンジ
ンを制御するものであり、2つのマイコン3a,3bを
備えている。そして、マイコン3a,3bの各々は、プ
ログラムを実行するCPU5と、CPU5により実行さ
れるプログラム及び該プログラムの実行時に参照される
固定データ等が格納されたROM7と、CPU5によっ
て演算されるデータが格納されるRAM9と、外部との
入出力を行うためのI/Oインタフェース11と、それ
らを接続するバス13等とを有している。
【0027】また、ECU1には、エンジンの運転状態
を検出するための各種センサ(クランク角センサ,吸入
空気量センサ等)や各種スイッチ(ブレーキスイッチ,
IGスイッチ等)からの信号をマイコン3a,3bに入
力させたり、マイコン3a,3bからの指令に応じてイ
ンジェクタやスロットル開度調節用モータ等の各種アク
チュエータに駆動信号を出力する入出力回路15と、自
動車のバッテリ17からの電力を受けて、マイコン3
a,3bや入出力回路15に一定の電源電圧Vddを供
給する電源IC19とが備えられている。
【0028】そして、このECU1において、マイコン
3aとマイコン3bは、通信ライン21で接続されてい
る。尚、図示は省略しているが、通信ライン21は、マ
イコン3aからマイコン3bへのデータ送信線、マイコ
ン3bからマイコン3aへのデータ送信線、及びマイコ
ン3a,3b同士でデータ送受信用のクロックを共有す
るためのクロック線等を含んでいる。一方、電源IC1
9は、マイコン3aから所定時間以内毎にウォッチドッ
グパルスWDPが出力されない場合に該マイコン3aへ
リセット信号RSTを出力する、いわゆるウォッチドッ
グタイマ機能(暴走監視機能)を備えている。また、マ
イコン3bが正常に動作しているか否かは、マイコン3
aが監視するようになっている。
【0029】このようなECU1において、2つのマイ
コン3a,3bは、各自が求めたデータを上記通信ライ
ン21を介して互いにやり取りしながら、各自に割り当
てられた制御対象を制御するための処理を行う。例え
ば、マイコン3aからマイコン3bへは、エンジン回転
数,吸入空気量,ブレーキスイッチのオン/オフ,IG
スイッチのオン/オフといったデータが定期的に送信さ
れ、マイコン3bからマイコン3aへは、アクセル開
度,スロットルセンサ値,車速といったデータが定期的
に送信される。そして、マイコン3aは、自分が求めた
データとマイコン3bから受信したデータとに基づい
て、インジェクタや点火装置を制御(つまり、エンジン
に対する燃料噴射や点火時期を制御)するための処理を
行い、マイコン3bは、自分が求めたデータとマイコン
3aから受信したデータとに基づいて、スロットル開度
調節用モータを制御(つまり、スロットル開度を制御)
するための処理を行う。
【0030】次に、各マイコン3a,3bがどの様にし
てデータを送信しているのかについて説明する。尚、以
下では、マイコン3aからマイコン3bへのデータ送信
についてのみ説明するが、マイコン3bからマイコン3
aへのデータ送信についても同様である。
【0031】まず、図2に示すように、マイコン3aの
RAM9には、8ms毎に送信されるべきデータが格納
されるデータバッファ(以下、8msデータバッファと
いう)31と、16ms毎に送信されるべきデータが格
納される2つのデータバッファ32,33と、通信相手
(この場合はマイコン3b)に送信されるデータ(送信
データ)が格納される送信バッファ41との、各領域が
設けられている。
【0032】そして、マイコン3aは、8ms毎に、そ
のタイミングで送信すべきデータを送信バッファ41に
転送して、その送信バッファ41内のデータをマイコン
3bへと送信するようになっており、8msデータバッ
ファ31に格納されるデータは、毎回(即ち、8ms毎
の送信タイミングが到来する度に)送信される。また、
データバッファ32に格納されるデータと、データバッ
ファ33に格納されるデータは、交互に送信される。
【0033】つまり、データバッファ32に格納される
データの送信間隔と、データバッファ33に格納される
データの送信間隔は、両方共に16msであるが、その
送信タイミングは8msだけずれている。そこで以下、
データバッファ32を、16ms−Aデータバッファ3
2といい、データバッファ33を16ms−Bデータバ
ッファ33という。また、16ms−Aデータバッファ
32内のデータを送信するタイミングを、8msタイミ
ングといい、16ms−Bデータバッファ33内のデ
ータを送信するタイミングを、8msタイミングとい
う。
【0034】よって、マイコン3aは、図2に示すよう
に、8msタイミングでは、8msデータバッファ3
1内のデータ(以下、8msデータという)と、16m
s−Aデータバッファ32内のデータ(以下、16ms
−Aデータという)とを、送信バッファ41に転送し
て、それらをマイコン3bに送信し、その次の送信タイ
ミングである8msタイミングでは、8msデータ
と、16ms−Bデータバッファ33内のデータ(以
下、16ms−Bデータという)とを、送信バッファ4
1に転送して、それらをマイコン3bに送信することと
なる。
【0035】また更に、マイコン3aは、送信バッファ
41の先頭位置に、今回送信されるデータの内容(つま
り、送信データの編成であり、その送信データの何番目
がどのデータであるかということ)を示すID(識別情
報のデータに相当)も転送する。よって、そのIDも、
本来の送信データと共に通信相手のマイコン3bへと送
信され、マイコン3bは、そのIDにより、今回受信し
たデータの内容を知ることとなる。
【0036】尚、本実施形態では、マイコン3aでの演
算プログラムによって演算されるデータのうち、エンジ
ン回転数や吸入空気量等、8ms毎に更新されるデータ
が、8msデータバッファ31に格納される。そして、
IGスイッチのオン/オフやブレーキスイッチのオン/
オフ等、16ms毎に更新されるデータが、16ms−
Aデータバッファ32と16ms−Bデータバッファ3
3との何れかに、ほぼ均等に割り振られて格納される。
【0037】次に、図2の動作を行うためにマイコン3
aのCPU5が実行する送信データ処理の内容につい
て、図3のフローチャートを用い説明する。尚、図3の
送信データ処理は、8ms毎の送信タイミングが到来す
る度に実行される。図3に示すように、マイコン3aの
CPU5が送信データ処理の実行を開始すると、まず、
ステップ(以下単に「S」と記す)110にて、8ms
データバッファ31の内容(即ち8msデータ)を送信
バッファ41に転送し、続くS120にて、カウンタC
ntの値が0であるか否かを判定する。尚、カウンタC
ntは、今回の送信タイミングが8msタイミングと
8msタイミングとの何れであるかを判定するための
ものであり、その値は、当該マイコン3aが動作を開始
した時に0に初期化されている。
【0038】ここで、上記S120にて、カウンタCn
tの値が0であると判定した場合には、今回の送信タイ
ミングが8msタイミングであると判断して、S13
0に進み、16ms−Aデータバッファ32の内容(即
ち16ms−Aデータ)を送信バッファ41に転送す
る。次に、S140にて、IDの値を0に設定すると共
に、そのID(=0)を、送信バッファ41の先頭位置
に転送する。そして、続くS150にて、カウンタCn
tの値を1インクリメント(+1)し、その後、当該送
信データ処理を終了する。すると、図示しない送信処理
により、送信バッファ41内のデータがマイコン3bへ
と送信される。
【0039】一方、上記S120にて、カウンタCnt
の値が0ではないと判定した場合には、今回の送信タイ
ミングが8msタイミングであると判断して、S16
0に移行し、16ms−Bデータバッファ33の内容
(即ち16ms−Bデータ)を送信バッファ41に転送
する。次に、S170にて、IDの値を1に設定すると
共に、そのID(=1)を、送信バッファ41の先頭位
置に転送する。そして、続くS180にて、カウンタC
ntの値を0に戻し(初期化し)、その後、当該送信デ
ータ処理を終了する。すると、この場合にも、図示しな
い送信処理により、送信バッファ41内のデータがマイ
コン3bへと送信される。
【0040】以上の送信データ処理により、8msタイ
ミング(つまり、8ms毎の送信タイミングの2回に
1回のうちの一方)では、図2の如く、値が0のID
と、8msデータと、16ms−Aデータとが、その順
で送信バッファ41に集められてマイコン3bへと送信
され、8msタイミング(つまり、8ms毎の送信タ
イミングの2回に1回のうちの他方)では、値が1のI
Dと、8msデータと、16ms−Bデータとが、その
順で送信バッファ41に集められてマイコン3bへと送
信されることとなる。尚、本実施形態では、図3の送信
データ処理が、送信処理手段としての処理に相当してい
る。
【0041】以上のように、本実施形態のECU1にお
けるマイコン3a,3bには、複数通りの各送信タイミ
ング別に、その送信タイミングで送信されるべきデータ
が複数格納されるデータバッファ31,32,33が設
けられている。よって、各マイコン3a,3bにおい
て、通信相手に送信されるデータは、同じタイミングで
送信されるもの同士がブロック化されて格納されること
となる。そして、マイコン3a,3bは、8ms毎の送
信タイミングが到来する度に、送信タイミング別のデー
タバッファ31〜33のうちから、今回到来した送信タ
イミングで送信されるべきデータが格納されているデー
タバッファを特定して(S120)、その特定したデー
タバッファ内のデータを送信バッファ41に転送し通信
相手へと送信するようにしている。
【0042】このため、本実施形態のECU1によれ
ば、前述した(1)〜(3)の効果を得ることができ
る。尚、図3の処理では、カウンタCntの代わりに、
フラグを用いても良い。ところで、データバッファの数
は3つ以外でも良い。
【0043】例えば、マイコン3aにおいて、図4に示
すように、データバッファ31〜33に加えて、更に、
32ms毎に送信されるべきデータ(換言すれば、32
ms毎に更新されるデータ)が格納される2つのデータ
バッファ34,35を追加したとする。尚、以下では、
一方のデータバッファ34を、32ms−Aデータバッ
ファ34といい、他方のデータバッファ35を、32m
s−Bデータバッファ35という。
【0044】そして、この場合、マイコン3aは、例え
ば、16ms−Aデータを送信するタイミングの2回に
1回の割合で、32ms−Aデータバッファ34内のデ
ータ(以下、32ms−Aデータという)を送信バッフ
ァ41に転送し、16ms−Bデータを送信するタイミ
ングの2回に1回の割合で、32ms−Bデータバッフ
ァ35内のデータ(以下、32ms−Bデータという)
を送信バッファ41に転送する、といった具合に、送信
対象のデータバッファ(即ち、送信バッファ41へのデ
ータ転送対象とするデータバッファ)を切り替えるよう
にすれば良い。
【0045】つまり、このようにすれば、32ms−A
データと、32ms−Bデータは、8ms毎の送信タイ
ミングの4回に1回の割合で且つ互いに違うタイミング
で、通信相手のマイコン3bへと送信されることとな
る。そして、この場合、5つのデータバッファ31〜3
5のうち、8ms毎の送信タイミングで同時に送信対象
とされるデータバッファの組み合わせは、「31+32
+34」と「31+33+35」と「31+32」と
「31+33」との4通りになる(図5参照)。
【0046】尚、この場合、送信バッファ41の先頭位
置に転送されるIDの値は、送信対象となったデータバ
ッファの4通りの組み合わせに応じて、0〜3のうちの
何れかに設定される。また、図4の送信バッファ41内
において、「16msデータ」と記載された部分は、そ
こに16ms−Aデータと16ms−Bデータとの何れ
かが転送されることを表しており、「32msデータ」
と記載された部分は、そこに32ms−Aデータと32
ms−Bデータとの何れかが転送されることを表してい
る。
【0047】一方、図4の如くデータバッファを5つ設
けた場合でも、図3の処理と同様に、カウンタの値に応
じて送信対象のデータバッファが切り替わるようにプロ
グラムを構成することができる。但し、どのデータバッ
ファのデータをどの送信タイミングで送信するか、とい
ったスケジューリングの変更や、送信データのデータバ
ッファ単位での追加/削除を簡単に行いたいならば、以
下に説明する第2実施形態のようにすることが好まし
い。
【0048】そこで次に、第2実施形態のECUについ
て説明する。尚、第2実施形態のECUは、図1〜図3
を用いて説明した先の実施形態(以下、第1実施形態と
いう)のECU1と比較すると、ハードウェア面は全く
同じであるため、以下の説明において、各部の符号は、
第1実施形態と同じものを用いることとする。また、以
下では、第1実施形態の場合と同様に、マイコン3aか
らマイコン3bへのデータ送信についてのみ説明する
が、マイコン3bからマイコン3aへのデータ送信につ
いても同様である。
【0049】まず、第2実施形態のECUにおいて、マ
イコン3aのRAM9には、図4に示した5つのデータ
バッファ31〜35(詳しくは、そのデータバッファ3
1〜35としての各領域)が設けられている。また、マ
イコン3aのROM7には、テーブル記憶部としての領
域が設けられており、その領域には、各送信タイミング
で何れのデータバッファ内のデータを送信すべきか(換
言すれば、何れのデータバッファを送信対象とすべき
か)を表す図5の如き定義テーブルが記憶されている。
【0050】即ち、本第2実施形態では、8ms毎の送
信タイミングを、送信データの内容別に、8msタイミ
ングAと、8msタイミングBと、8msタイミングC
と、8msタイミングDとの、4つに区別している。そ
して、定義テーブルは、8msタイミングA〜Dの各々
について、データバッファ31〜35のうちの何れを送
信対象にすべきかを示した2次元テーブルとなってい
る。より詳しく説明すると、この定義テーブルでは、1
行目〜4行目が、8msタイミングA〜Dの各々に対応
しており、1列目〜5列目が、データバッファ31〜3
5の各々に対応している。そして、このテーブルでは
“1”が“送信対象にする”を意味している。よって、
例えば、定義テーブルの1行目は、その行の各データが
「1,1,0,1,0」であるため、「8msタイミン
グAでは、8msデータバッファ31と、16ms−A
データバッファ32と、32ms−Aデータバッファ3
4とを、送信対象にする」ということを示しており、定
義テーブルの2行目は、その行の各データが「1,0,
1,0,1」であるため、「8msタイミングBでは、
8msデータバッファ31と、16ms−Bデータバッ
ファ33と、32ms−Bデータバッファ35とを、送
信対象にする」ということを示している。
【0051】そして更に、第2実施形態のECUにおい
て、マイコン3aのCPU5は、図3の処理に代えて、
図6に示す送信データ処理を実行することにより、今回
の送信タイミングで送信対象とすべきデータバッファ
を、上記定義テーブルから特定し、その特定したデータ
バッファ内のデータを送信バッファ41に転送する。
【0052】そこで次に、本第2実施形態のECUでマ
イコン3aのCPU5が実行する送信データ処理の内容
について、図6を用い詳しく説明する。尚、図6の送信
データ処理及び以下の説明では、定義テーブルの1行目
を0行目とし、同様に定義テーブルの1列目を0列目と
している。また、図6及び以下の説明において、Cnt
は、定義テーブルの行数を示す変数であり、iは、定義
テーブルの列数を示す変数である(図5参照)。そして
更に、「Table[Cnt][i]」は、定義テーブ
ルにおけるCnt行目且つi列目のデータ値を意味して
いる。また、Cntの値は、マイコン3aが動作を開始
した時に0に初期化されている。
【0053】図6に示すように、マイコン3aのCPU
5が送信データ処理の実行を開始すると、まずS210
にて、iの値を0に初期化する。そして、続くS220
にて、iの値がデータバッファの数(この例では5)よ
りも小さいか否かを判定する。
【0054】ここで、iの値がデータバッファの数より
も小さければ(S220:YES)、S230に進み、
定義テーブルを参照して、「Table[Cnt]
[i]」が1であるか否かを判定する。そして、1であ
れば(S230:YES)、S240に進み、定義テー
ブルにおいてiの値に対応するデータバッファ(即ち、
i列目に対応するデータバッファ)内のデータを、送信
バッファ41に転送する。
【0055】そして、上記S240の処理を行うか、或
いは、上記S230にて「Table[Cnt]
[i]」が1ではないと判定したならば(S230:N
O)、S250に進んで、iの値を1インクリメント
し、その後、S220に戻る。一方、上記S220に
て、iの値がデータバッファの数よりも小さくないと否
定判定した場合(つまり、iの値がデータバッファの数
に達した場合)には、今回の送信タイミングで送信すべ
きデータバッファ内のデータを全て送信バッファ41に
転送できたと判断して、S260に移行する。
【0056】そして、このS260にて、IDの値を、
現在のCntの値に設定し、そのIDを送信バッファ4
1の先頭位置に転送する。そして更に、続くS270に
て、Cntの値が「ID数−1」よりも小さいか否かを
判定し、「ID数−1」よりも小さければ(S270:
YES)、次のS280にて、Cntの値を1インクリ
メントした後、当該送信データ処理を終了する。する
と、図示しない送信処理により、送信バッファ41内の
データがマイコン3bへと送信される。
【0057】尚、本第2実施形態では、前述したよう
に、8ms毎の送信タイミングを、送信データの内容別
に、4つのタイミングA〜Dに区別しており、その各タ
イミングA〜Dでの送信データに、夫々異なる値のID
を付与している。詳しくは、図5に示すように、8ms
タイミングAでの送信データのIDを「0」、8msタ
イミングBでの送信データのIDを「1」、8msタイ
ミングCでの送信データのIDを「2」、8msタイミ
ングDでの送信データのIDを「3」としている。この
ため、本実施形態において、ID数(IDの数)は4で
ある。
【0058】一方、上記S270にて、Cntの値が
「ID数−1」よりも小さくないと判定した場合には
(S270:NO)、S290に移行して、Cntの値
を0に初期化し、その後、当該送信データ処理を終了す
る。すると、この場合にも、図示しない送信処理によ
り、送信バッファ41内のデータがマイコン3bへと送
信される。
【0059】このような送信データ処理(図6)によれ
ば、S270〜S290の処理により、当該処理が実行
される毎に、Cntの値が0→1→2→3→0→1→、
といった具合に繰り返し更新されることとなる。そし
て、Cntの値がM(但しMは0〜3の何れか)である
ときには、S220〜S250の処理により、図5の定
義テーブルにおけるM行目が0列目から4列目まで1列
ずつ検索され、データ値が1となっている列に対応する
データバッファが、送信対象とすべきデータバッファで
あると特定されて、そのデータバッファ内のデータが、
送信バッファ41に転送されることとなる。そして、そ
の後、S260の処理により、IDの値がMに設定され
て、送信バッファ41に転送されることとなる。
【0060】よって、例えば、Cntの値が0のときに
は、定義テーブルにて8msタイミングAに対応する0
行目が1列ずつ検索され、データ値が1となっている列
に対応する8msデータバッファ31と、16ms−A
データバッファ32と、32ms−Aデータバッファ3
4とが、送信対象とすべきデータバッファであると特定
されて、その各データバッファ31,32,34内のデ
ータが、送信バッファ41に転送されることとなる。そ
して、この場合には、S260の処理により、値が0の
IDが、送信バッファ41の先頭位置に転送されること
となる。
【0061】また、例えば、Cntの値が3のときに
は、定義テーブルにて8msタイミングDに対応する3
行目が1列ずつ検索され、データ値が1となっている列
に対応する8msデータバッファ31と、16ms−B
データバッファ33とが、送信対象とすべきデータバッ
ファであると特定されて、その各データバッファ31,
33内のデータが、送信バッファ41に転送されること
となる。そして、この場合には、S260の処理によ
り、値が3のIDが、送信バッファ41の先頭位置に転
送されることとなる。
【0062】尚、本第2実施形態では、図6の送信デー
タ処理が、送信処理手段としての処理に相当している。
以上のような第2実施形態のECUによれば、マイコン
3a,3bがデータ送信のために行う処理(図6の送信
データ処理)の内容を変えなくても、定義テーブルの内
容を変更するだけで、どのデータバッファのデータをど
の送信タイミングで送信するかを変更することができ、
送信データのデータバッファ単位での追加や削除を行う
際にも、定義テーブルの内容を変更することで簡単に対
応することができる。
【0063】例えば、32ms−Aデータバッファ34
と32ms−Bデータバッファ35との、2つの各送信
タイミングとは異なる32ms毎のタイミングで、何等
かのデータ(以下、追加データという)を送信するよう
に変更したい場合には、その追加データが格納されるデ
ータバッファ(以下、32ms−Cデータバッファとい
う)を追加すると共に、図7に例示するように、定義テ
ーブルにて、その32ms−Cデータバッファに対応す
る5列目を設ければ良く、この場合には、図6のS22
0でiの値と大小比較するデータバッファの数を、
「5」から「6」に変更するだけで対応することができ
る。
【0064】そして、本第2実施形態の送信データ処理
によれば、その処理内容を変えなくても、各種変更に対
応することができるため、送信対象データ及び送信スケ
ジュールが異なる別のECUに転用することも容易であ
る。以上、本発明の一実施形態について説明したが、本
発明は、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
【0065】例えば、 上記第2実施形態の送信データ
処理(図6)では、その送信データ処理が終了する度に
Cntの値を更新して、IDを毎回切り替えるようにし
たが、正しく送信が行われなかった場合には、Cntの
値を1つ戻して(つまり、更新せずに)、次回の送信タ
イミングで、再び同じIDのデータを送信するように構
成しても良い。
【0066】また、上記各実施形態において、24ms
毎に送信されるべきデータが格納されるデータバッファ
や、40ms毎に送信されるべきデータが格納されるデ
ータバッファを設けるようにしても良い。つまり、各デ
ータバッファの送信周期は、最短送信周期(上記実施形
態では8ms)の整数倍であれば良い。
【0067】一方、上記各実施形態は、本発明の送信装
置をECU内のマイコン間通信に適用したものであった
が、本発明の送信装置は、例えば、自動車内でLANを
構成するECU間の通信や、他の装置間の通信にも同様
に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態のECU(電子制御装置)の構成を
表すブロック図である。
【図2】 マイコンに設けられたデータバッファ及び送
信バッファと、それらの関係とを説明する説明図であ
る。
【図3】 マイコンで実行される送信データ処理の内容
を表すフローチャートである。
【図4】 データバッファを5つ設けた場合の例を説明
する説明図である。
【図5】 第2実施形態で用いられる定義テーブルの内
容を表す説明図である。
【図6】 第2実施形態の送信データ処理の内容を表す
フローチャートである。
【図7】 第2実施形態の作用を説明する説明図であ
る。
【図8】 従来技術を説明するための説明図である。
【符号の説明】
1…ECU(電子制御装置)、3a,3b…マイコン、
5…CPU、7…ROM、9…RAM、11…I/Oイ
ンタフェース、13…バス、15…入出力回路、17…
バッテリ、19…電源IC、21…通信ライン、31〜
35…データバッファ、41…送信バッファ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G084 DA06 EB05 EC01 5B077 DD03 5K034 AA02 AA09 DD03 EE10 HH01 HH02 LL01 QQ07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信タイミングが到来する度に、複数種
    類のデータのうち、その到来した送信タイミングで送信
    すべきデータを送信バッファに転送して、該送信バッフ
    ァ内のデータを他の装置に送信する送信装置であって、 複数通りの各送信タイミング別に、その送信タイミング
    で送信されるべきデータが格納されるデータバッファが
    設けられており、 更に、前記送信バッファに送信対象のデータを転送する
    手段として、 前記データバッファのうちから、到来した送信タイミン
    グで送信されるべきデータが格納されているデータバッ
    ファを特定し、その特定したデータバッファ内のデータ
    を前記送信バッファに転送する送信処理手段を備えてい
    ること、 を特徴とする送信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の送信装置において、 各送信タイミングで何れのデータバッファ内のデータを
    送信すべきかを表す定義テーブルが記憶されたテーブル
    記憶部を備え、 前記送信処理手段は、到来した送信タイミングで送信さ
    れるべきデータが格納されているデータバッファを、前
    記定義テーブルに基づき特定すること、 を特徴とする送信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の送信装置
    において、 前記送信処理手段は、当該装置から送信されるデータの
    内容を示す識別情報のデータも、前記送信バッファに転
    送すること、 を特徴とする送信装置。
  4. 【請求項4】 複数のマイコンを備えると共に、その複
    数のマイコンがデータ通信を行いつつ制御対象を制御す
    るための処理を行う電子制御装置であって、 前記複数のマイコンのうち、データを送信するマイコン
    (以下、送信側マイコンという)には、複数通りの各送
    信タイミング別に、その送信タイミングで送信されるべ
    きデータが格納されるデータバッファが設けられてお
    り、 更に、前記送信側マイコンは、送信タイミングが到来す
    る度に、前記データバッファのうちから、到来した送信
    タイミングで送信されるべきデータが格納されているデ
    ータバッファを特定して、その特定したデータバッファ
    内のデータを他のマイコンに送信すること、 を特徴とする電子制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の電子制御装置におい
    て、 前記送信側マイコンには、各送信タイミングで何れのデ
    ータバッファ内のデータを送信すべきかを表す定義テー
    ブルが記憶されたテーブル記憶部が備えられており、 更に、前記送信側マイコンは、到来した送信タイミング
    で送信されるべきデータが格納されているデータバッフ
    ァを、前記定義テーブルに基づき特定すること、 を特徴とする電子制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は請求項5に記載の電子制御
    装置において、 前記送信側マイコンは、前記特定したデータバッファ内
    のデータと共に、当該マイコンから送信されるデータの
    内容を示す識別情報も、他のマイコンに送信すること、 を特徴とする電子制御装置。
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