JP2003318472A - 電気光学複合機器 - Google Patents

電気光学複合機器

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JP2003318472A
JP2003318472A JP2002121844A JP2002121844A JP2003318472A JP 2003318472 A JP2003318472 A JP 2003318472A JP 2002121844 A JP2002121844 A JP 2002121844A JP 2002121844 A JP2002121844 A JP 2002121844A JP 2003318472 A JP2003318472 A JP 2003318472A
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JP2002121844A
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Tadahiko Nakai
忠彦 中井
Tomoshi Uramatsu
知史 浦松
Masatoshi Tahira
昌俊 田平
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電気系ユニット(2)と光学系ユニ
ット(3)を備えた電気光学複合機器(1)であって、これら
両ユニットの分離・再接続を容易にすることを課題とす
る。 【解決手段】 本発明に係る電気光学複合機器(1)は、
発光素子ドライバ(6)を含む電気系ユニット(2)と、光フ
ァイバ、光増幅素子、発光素子を含む光学系ユニット
(3)とが別体に形成され、それら電気系ユニット(2)と光
学系ユニット(3)が電気的配線(20)によりに接続された
ことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、希土類ドープファ
イバを用いた光増幅装置や自然放射光増幅光源といった
電気光学複合機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光通信システムにおいて光フ
ァイバ中を伝送され減衰した信号光を増幅するための希
土類ドープファイバ増幅器や、加工用光源として用いる
ための希土類ドープファイバ増幅器を用いた高出力レー
ザパルス光源や、あるいは、光学機器測定用として用い
られるASE(Amplified Spotaneous Emission:自然
放射光)光源等の電気光学複合機器が広く用いられてい
る。
【0003】そして、これら電気光学複合機器には、光
学素子、電気・光変換素子及び電気制御装置が使用され
ている。例えば、光学素子としては、光ファイバ、光増
幅素子、光アイソレータ、各種光カプラ等がある。電気
・光変換素子としては、レーザダイオード(以下、「L
D」ともいう。)やフォトダイオード(以下、「PD」
ともいう。)などがある。LDは、電気信号の入力を受
けてレーザ光を発生する発光素子であり、PDは、受け
た光の強度等に応じて電気信号を出力する受光素子であ
る。
【0004】また、電気制御装置には、レーザダイオー
ドを駆動するLDドライバ等電子回路が組み込まれてい
る。
【0005】上記光学系素子は電気制御装置で発生する
熱の影響を受けやすいため、電気系素子や電気・光変換
素子を組み込んだ電気系ユニットとは別体の光学系ユニ
ットとして組み込まれていた。そして、図3に示すよう
に、光学系ユニットは、電気系ユニットのLDやPDと
いった電気・光変換素子と光ファイバにより接続されて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の電気系
ユニットと光学系ユニットが光ファイバで接続された電
気光学複合機器においては以下の問題があった。
【0007】すなわち、従来の電気光学複合機器は、電
気系ユニットと光学系ユニットをそれぞれ別体に組み立
て、最後に両者を光ファイバにより接続して完成されて
いた。
【0008】このように完成した電気光学複合機器につ
いては、作動確認検査が行なわれている。この作動確認
検査は、電気系ユニットに通電し、光学系ユニットの出
力端から出力される出力光を測定することにより行なわ
れる。この検査段階で不具合が見つかった場合、再び電
気系ユニットと光学系ユニットを分離して所定部品を調
整しなければならない。しかし、両ユニットを接続する
光ファイバは容易に着脱することができないため、一旦
光ファイバを切断しなければなかった。そして、両ユニ
ットを検査し、不良個所を調整した後、再び光ファイバ
を接続し直さなければならなかった。
【0009】また、従来の電気光学複合機器に故障が生
じた場合、電気系ユニット又は光学系ユニットのいずれ
に故障個所が含まれているかを調べるため、同様に一旦
光ファイバを切断し、両ユニットを分離してそれぞれ検
査修理した後、再び光ファイバを接続し直さなければな
らなかった。
【0010】このように一旦切断された光ファイバを再
度接続するためには、非常に高度な技術を要するという
問題があった。すなわち、光ファイバ表面の傷の発生を
低く抑えながら清浄な表面を得るような被覆除去技術、
光ファイバを直角且つ平滑に切断する技術及び切断した
光ファイバ端面同士を高精度に調心する技術など高度な
技術が要求される。しかも、光ファイバを融着して接続
するためには、アーク放電装置やH2−O2火炎装置等大
掛かりな機器を要するという問題もあった。
【0011】また、このように従来の電気光学複合機器
では、電気系ユニットと光学系ユニットを接続する光フ
ァイバを切断しなければならない状況を想定し、光ファ
イバに余長を持って使用しなければならず不経済であっ
た。
【0012】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、別体に形成された電
気系ユニットと光学系ユニットを容易に分離可能とし、
更に容易に再接続することができる電気光学複合機器を
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、少な
くとも発光素子、光ファイバ、光増幅素子、及び発光素
子ドライバを有する電気光学複合機器であって、光ファ
イバ、光増幅素子、発光素子を含む光学系ユニットと、
発光素子ドライバを含む電気系ユニットが別体に形成さ
れ、それら光学系ユニットと電気系ユニットが電気的接
続により接続されたことを特徴とする電気光学複合機器
である。
【0014】このように構成されることにより、電気的
接続により接続された電気系ユニットと光学系ユニット
を分離する必要が生じた場合、容易に分離することがで
きる。 また、分離された両ユニットを容易に再接続す
ることも可能である。
【0015】すなわち、電気的接続に用いられる電線等
は、ニッパーなど既存の工具を用いて容易に切断するこ
とができるため、簡単に両ユニットを分離することがで
きる。 そのうえ、両ユニットの再接続も、電線の切断
部分の被覆を剥いてハンダ付け等により接続し、接続部
分に絶縁処理を施すのみで可能である。
【0016】また、電線が接続されている端子部分のハ
ンダ付けを外すことにより、電線を切断することなく容
易に両ユニットを分離することができる。また、両ユニ
ットを再接続する際には、電線と端子部分を再びハンダ
付け等により固着することで容易に接続することができ
る。
【0017】請求光2の発明は、請求項1に記載の電気
光学複合機器において、電気系ユニットと光学系ユニッ
トとが電気コネクタにより着脱自在に接続されたことを
特徴とする電気光学複合機器である。
【0018】このように構成されることにより、切断器
具やハンダ付け作業を要することなく、電気コネクタの
着脱のみで光学系ユニットと電機系ユニットを極めて容
易に分離、再接続することができる。
【0019】また、本発明に係る電気光学複合機器は、
電気系ユニットと光学系ユニットが電気的配線により着
脱自在に接続されている。そのため、各ユニットを検査
したり、修理したりする際、容易に分離することがで
き、再接続する際にも光ファイバの接続のように高度な
技術や種々の機器を要することもない。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を図面に基づいて詳細に説明する。
【0021】《実施形態1》本実施の形態に係る電気光
学複合機器(1)は、光通信システムにおいて、光ファイ
バの中継点に備えられ、減衰した光信号を増幅して再出
力を行なうエルビウムドープファイバ光増幅器(以下、
「EDFA」という。)である。ここで、エルビウムド
ープファイバ(以下、「EDF」という。)とは、エル
ビウムイオンが添加された石英ガラスをコアに用いた光
ファイバであって、励起光で励起されたエルビウムイオ
ンの作用により信号光を増幅する光増幅素子をいう。
【0022】図1に本実施形態に係るEDFA(1)の概
略図を示す。本実施形態に係るEDFA(1)は、電気系
ユニット(2)と光学系ユニット(3)がそれぞれ別体に形成
されていて、両ユニットが電気的配線(20)で接続されて
いることを特徴とする。
【0023】本実施形態に係る電気系ユニット(2)は、
電源装置(5)及び発光素子ドライバ(6)を備える。電源装
置(5)は、外部電源(4)から供給された交流電流を直流電
流に調整して、発光素子ドライバ(6)に供給する。
【0024】本実施形態に係る発光素子ドライバ(6)
は、LDドライバ回路(8)を備える。このLDドライバ
回路(8)は、発光素子であるLD(10)で励起光を発生さ
せるために必要な駆動電流を出力する。また、発光素子
ドライバ(6)は、PDフィードバック回路(7)を備える。
このPDフィードバック回路(7)は、光学系ユニット(3)
に装着されたPD(9)がEDF(12)で増幅された信号光
の強度等を検出して出力する電気信号を受けて、LDド
ライバ回路(8)からLD(10)へ出力される駆動電流の強
度を適正化するための制御を行なう。
【0025】本実施形態では、電気系ユニット(2)は電
気コネクタ(11)を有する。この電気コネクタ(11)は、光
学系ユニット(3)に装着されたLD(10)にリード線等の
電気的配線(20)を通じて駆動電流を中継する。また、電
気コネクタ(11)は、光学系ユニット(3)に装着されたP
D(9)から出力される電気信号をPDフィードバック回
路(7)に中継する。
【0026】本実施形態に係る光学系ユニット(3)は、
LD(10)、PD(9)、EDF(12)、WDMカプラ(13)、
分岐カプラ(14)、光アイソレータ(15,16)、入力側光コ
ネクタ(17)、出力側光コネクタ(18)及びこれらを結ぶ光
ファイバ(19)等を備える。また、LD(10)及びPD(9)
には、前記電気系ユニット(2)に設けられた電気コネク
タ(11)に接続可能な端子を備えたリード線等の電気的配
線(20)が接続されている。
【0027】図1に示すように、本実施形態に係る光学
系ユニット(3)では、入力側光コネクタ(17)から出力側
光コネクタ(18)に向かって入力側光アイソレータ(15)、
EDF(12)、WDMカプラ(13)、出力側光アイソレータ
(16)、分岐カプラ(14)が順に光ファイバ(19)により接続
されている。また、WDMカプラ(13)から分岐した光フ
ァイバ(19)が前記LD(10)に接続されており、分岐カプ
ラ(14)から分岐した光ファイバ(19)が前記PD(9)に接
続されている。
【0028】入力側光コネクタ(11)は、外部の光源で出
力された信号光を本実施形態に係る光学系ユニット(3)
に導入するための光部品であり、出力側のプラグと入力
側のアダプタとからなる。光コネクタには単心光コネク
タや多心光コネクタなど種々のものがあり、適宜選択し
て用いることができる。
【0029】入力側光アイソレータ(15)は、順方向の光
のみを透過し、逆方向の光を遮断する非相反性を有する
光学素子である。本実施形態では、入力側コネクタ(17)
からEDF(12)へ向かう光のみを透過し、逆向きの光を
遮断する。すなわち、WDMカプラ(13)からEDF(12)
へ入射される励起光及びEDF(12)で発生した自然放射
光が、入力側光コネクタ(17)からこれに接続された通信
線路である光ファイバへ漏洩するのを防止する。
【0030】本実施形態に係るEDF(12)は、エルビウ
ムイオンを所定量添加した石英ガラスをコアに用いた光
ファイバである。EDF(12)に外部光源からの信号光を
入射するとともに、ある特定波長(例えば、エルビウム
の吸収波長である1.48μm帯又は、0.98μm
帯)の励起光を入射することにより、入射された信号光
を増幅することができる。これは、EDFに入射された
励起光がEDF内のエルビウムイオンを励起させ、その
反転分布媒質からの誘導放出によって、信号光と同じ位
相の強い光を放出することで信号光を増幅する作用によ
る。
【0031】WDMカプラ(13)は、LD(10)からの励起
光をEDF(12)に入力するために用いられる光学素子で
ある。WDMカプラ(13)としては、誘電多層膜型カプラ
や溶融延伸型カプラ等がある。
【0032】出力側光アイソレータ(16)も前記入力側光
アイソレータ(15)と同様、順方向の光のみを透過し、逆
方向の光を遮断する非相反性を有する光学素子である。
本実施形態では、希土類ドープファイバ(12)から分岐カ
プラ(14)へ向かう光のみを透過し、逆向きの光を遮断す
る。すなわち、分岐カプラ(14)で反射した信号光や自然
放射光がEDF(12)へ入射するのを防止する。
【0033】分岐カプラ(14)は、EDF(12)で増幅され
た信号光の一部をPD(9)に分岐するための光学素子で
ある。
【0034】出力側光コネクタ(18)は、本実施形態に係
る光学系ユニット(3)で増幅された信号光を外部へ出力
するための光学素子であり、出力側のアダプタと入力側
のプラグからなる。
【0035】本実施形態に係るLD(10)は、前記EDF
(12)に入射される励起光を発生する発光素子であり、前
記電気系ユニット(2)からの駆動電流を受けて励起光を
発生する電気・光変換素子の一種である。本実施形態で
は、分布帰還型レーザダイオード(DFB−LD)等が
使用される。このLD(10)は、光学系ユニット(3)に設
置されており、その入力端子には、電気系ユニット(2)
に設けられた電気コネクタ(11)に係合する端子を備えた
リード線等の電気的配線(20)が取り付けられている。
【0036】尚、本実施形態では、EDF(12)の励起光
源としてLD(10)を使用したが、励起光源として特にL
Dに限定されるものではなく、気体レーザなどその他レ
ーザ光源を使用することができる。
【0037】本実施形態に係るPD(9)は、EDFで増
幅された光を検出する受光素子であり、分岐カプラ(14)
で一部分岐された信号光を検出して電気信号に変換する
電気・光変換素子の一種である。PD(9)には、Pin
フォトダイオード等が使用される。このPD(9)は、光
学系ユニット(3)に設置されており、その出力端子に
は、電気系ユニット(2)に設けられた電気コネクタ(11)
に係合する端子を備えたリード線等の電気的配線(20)が
取り付けられている。
【0038】PD(9)から出力された電気信号は、前記
電気系ユニット(2)の発光素子ドライバ(6)に組み込まれ
たPDフィードバック回路(7)に伝達される。PDフィ
ードバック回路(7)では、入力された信号に基づき、L
Dドライバ回路(8)からLD(10)に出力される駆動電流
を制御する。
【0039】本実施形態に係るEDFA(1)は、上記各
素子を備えた電気系ユニット(2)と光学系ユニット(3)か
らなり、それら両ユニットは、電気的配線(20)と電気コ
ネクタ(11)により接続されている。つまり、電気系ユニ
ット(2)に設置された電気コネクタ(11)に、LD(10)及
びPD(9)に接続された端子を係合させることにより接
続される。従って、作動確認検査や修理の際、両ユニッ
トを分離する必要が生じた場合でも、電気コネクタ(11)
から端子を抜くだけで極めて容易に分離することができ
る。更に、修理等が済んだ後、両ユニットを再接続する
際にも電気コネクタ(11)と端子を係合するだけで接続す
ることができる。従って、本実施形態によると、従来、
光ファイバを切断し、所要の作業の後、再び光ファイバ
を接続するときのような高度な技術や大掛かりな機器を
全く要しない。
【0040】《実施形態2》本発明に係る他の実施の形
態について、図面に基づき詳細に説明する。
【0041】本実施形態に係る電気光学複合機器は、希
土類ドープファイバ(12)を用いたASE光源(30)であ
る。ASE光源(30)とは、エルビウム、プラセオジウ
ム、ネオジウム等といった希土類元素がコア部に添加さ
れた希土類ドープファイバ(12)を利用した光源である。
すなわち、ある特定波長の励起光を希土類ドープファイ
バ(12)に入力することにより、希土類元素を励起させ
る。そして、励起された希土類元素が基底状態に戻る際
に放出される広域帯で安定した光を出力として取り出し
て利用する光源である。
【0042】図2に本実施形態に係るASE光源(30)の
概略図を示す。本実施形態に係るASE光源(30)は、電
気系ユニット(2)と光学系ユニット(3)がそれぞれ別体に
形成されていて、両ユニットが電気的配線(20)で接続さ
れていることを特徴とする。
【0043】本実施形態に係る電気系ユニット(2)は、
電源装置(5)及び発光素子ドライバ(6)を備える。電源装
置(5)は、外部電源(4)から供給された交流電流を直流電
流に調整して、発光素子ドライバ(6)に供給する。
【0044】本実施形態に係る発光素子ドライバ(6)
は、LDドライバ回路(8)を備える。このLDドライバ
回路(8)は、発光素子であるLD(10)で励起光を発生さ
せるために必要な駆動電流を出力する。また、発光素子
ドライバ(6)は、PDフィードバック回路(7)を備える。
このPDフィードバック回路(7)は、光学系ユニット(3)
に装着されたPD(9)が希土類ドープファイバ(12)で増
幅された信号光の強度等を検出して出力する電気信号を
受けて、LDドライバ回路(8)からLD(10)へ出力され
る駆動電流の強度を適正化するための制御を行なう。
【0045】本実施形態では、電気系ユニット(2)は電
気コネクタ(11)を有する。この電気コネクタ(11)は、光
学系ユニット(3)に装着されたLD(10)にリード線等の
電気的配線(20)を通じて駆動電流を中継する。また、電
気コネクタ(11)は、光学系ユニット(3)に装着されたP
D(9)から出力される電気信号をPDフィードバック回
路(7)に中継する。
【0046】本実施形態に係る光学系ユニット(3)は、
LD(10)、PD(9)、希土類ドープファイバ(12)、WD
Mカプラ(13)、分岐カプラ(14)、光アイソレータ(16)、
無反射終端(31)、出力側光コネクタ(18)及びこれらを結
ぶ光ファイバ(19)等を備える。
【0047】また、LD(10)及びPD(9)には、前記電
気系ユニット(2)に設けられた電気コネクタ(11)に接続
可能な端子を備えたリード線等の電気的配線(20)が接続
されている。
【0048】図2に示すように、本光学系ユニット(3)
では、無反射終端(31)から出力側光コネクタ(18)に向か
って希土類ドープファイバ(12)、WDMカプラ(13)、出
力側光アイソレータ(16)、分岐カプラ(14)が順に光ファ
イバ(19)により接続されている。また、WDMカプラ(1
3)から分岐した光ファイバ(19)は前記LD(10)に接続さ
れており、分岐カプラ(14)から分岐した光ファイバ(19)
は前記PD(9)に接続されている。
【0049】本実施形態に係る希土類ドープファイバ(1
2)は、エルビウム、プラセオジウム、ネオジウム等を所
定量添加した石英ガラスをコアに用いた希土類ドープフ
ァイバである。この希土類ドープファイバ(12)にLD(1
0)からある特定波長(希土類ドープファイバに含まれる
希土類元素の吸収波長)の励起光を入射することにより
コアに含まれる希土類元素が励起される。このように励
起された希土類元素が基底状態に戻る際、広域帯で安定
した自然放出光が放出される。
【0050】WDMカプラ(13)は、LD(10)からの励起
光を希土類ドープファイバ(12)に導入するために用いら
れる光学素子である。WDMカプラ(13)としては、誘電
多層膜型カプラや溶融延伸型カプラ等がある。
【0051】無反射終端(31)は、希土類ドープファイバ
(12)で放出された自然放出光のうち出力側光コネクタ(1
8)と反対方向に放射される自然放出光を吸収するための
光学素子である。ここで、無反射終端(31)に変えて、反
射器を用いて自然放出光を希土類ドープファイバ(12)へ
再入力させる構成とすることもできる。
【0052】出力側光アイソレータ(16)は、順方向の光
のみを透過し、逆方向の光を遮断する非相反性を有する
光学素子である。本実施形態では、希土類ドープファイ
バ(12)から分岐カプラ(14)へ向かう光のみを透過し、逆
向きの光を遮断する。すなわち、分岐カプラ(14)で反射
した自然放出光が希土類ドープファイバ(12)へ再入射す
るのを防止する。
【0053】分岐カプラ(14)は、希土類ドープファイバ
(12)で放出された自然放出光の一部をPD(9)に分岐す
るための光学素子である。
【0054】出力側光コネクタ(18)は、本実施形態に係
る光学系ユニット(3)で発生した自然放出光を外部へ出
力するための光学素子であり、出力側のアダプタと入力
側のプラグからなる。
【0055】本実施形態に係るLD(10)は、前記希土類
ドープファイバ(12)に入射される励起光を発生する発光
素子であり、前記電気系ユニット(2)からの駆動電流を
受けて励起光に変換する電気・光変換素子の一種であ
る。本実施形態では、分布帰還型レーザダイオード(D
FB−LD)等が使用される。このLD(10)は、光学系
ユニット(3)に設置されており、その入力端子には、電
気系ユニット(2)に設けられた電気コネクタ(11)に係合
する端子を備えたリード線等の電気的配線(20)が取り付
けられている。
【0056】尚、本実施形態では、希土類ドープファイ
バ(12)の励起光源としてLD(10)を使用したが、励起光
源として特にLDに限定されるものではなく、気体レー
ザなどその他レーザ光源を使用することができる。
【0057】本実施形態に係るPD(9)は、希土類ドー
プファイバ(12)で放出された光を検出する受光素子であ
って、分岐カプラ(14)で一部分岐された自然放出光を検
出して電気信号に変換する電気・光変換素子の一種であ
る。このPD(9)は、光学系ユニット(3)に設置されてお
り、その出力端子には、電気系ユニット(2)に設けられ
た電気コネクタ(11)に係合する端子を備えたリード線等
の電気的配線(20)が取り付けられている。
【0058】PD(9)から出力された電気信号は、前記
電気系ユニット(2)の発光素子ドライバ(6)に組み込まれ
たPDフィードバック回路(7)に伝達される。PDフィ
ードバック回路(7)では、入力された信号に基づき、L
Dドライバ回路(8)からLD(10)に出力される駆動電流
を制御する。
【0059】本実施形態に係るASE光源(30)は、上記
各素子を備えた電気系ユニット(2)と光学系ユニット(3)
からなり、それら両ユニットは、電気的配線(20)と電気
コネクタ(11)により接続されている。つまり、電気系ユ
ニット(2)に設置された電気コネクタ(11)に、LD(10)
及びPD(9)に接続された端子を係合させることにより
接続される。従って、作動確認検査や修理の際、両ユニ
ットを分離する必要が生じた場合でも、電気コネクタ(1
1)を外すだけで極めて容易に分離することができる。更
に、修理等が済んだ後、両ユニットを再接続する際にも
電気コネクタ(11)を係合するだけで接続することができ
る。従って、本実施形態によると、従来、光ファイバを
切断し、所要の作業の後、再び光ファイバを接続すると
きのような高度な技術や大掛かりな機器を全く要しな
い。
【0060】《実施形態の変形例》前記実施形態は、電
気系ユニット(2)と光学系ユニット(3)をリード線等の電
気的配線(20)と電気コネクタ(11)を用いて接続するもの
である。この実施形態の変形例として、電気コネクタ(1
1)のみを用いて、両ユニットを接続することも可能であ
る。すなわち、電気系ユニット(2)と光学系ユニット(3)
が所定の位置関係で筐体等に収納される場合、当該位置
関係において係合するプラグとアダプタをそれぞれ各ユ
ニットに設け、それらを係合させることで接続するもの
である。
【0061】このように構成することによりリード線等
が不要となり、電気光学複合機器(1)内の省スペース化
が図れるうえ、断線による故障を防止することができ
る。
【0062】また、上記実施形態の変形例として、発光
素子ドライバ(6)の構成につき、LDドライバ回路(8)と
PDフィードバック回路(7)が一体に構成されたもの
や、発光素子ドライバ(6)に電源装置が組み込まれて構
成されたものであってもよい。
【0063】
【発明の効果】本発明は、以下に述べる効果を奏する。
【0064】本発明に係る電気光学複合機器は、電気系
ユニットと光学系ユニットが別体に構成され、これら両
ユニットが電気的配線により接続されている。そのた
め、何らかの理由で両ユニットを分離しなければならな
い場合に、容易に分離することができる。また、両ユニ
ットを再接続する際にも、電気的配線線を接続する作業
は、従来の光ファイバを接続する作業に比べて遥かに容
易である。
【0065】更に、本発明に係る電気系ユニットと光学
系ユニットが電気コネクタを用いて接続されている場
合、両ユニットの分離・再接続は、電気コネクタの着脱
のみによって行なうことができ、更に容易になる。ま
た、各ユニットを検査したり、修理したりする際、電気
コネクタを抜いてそれらを分離し、抜いた電気コネクタ
に検査機器等を接続することにより、容易に作動確認や
調整を行なうことも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1に係るEDFAの概略図である。
【図2】実施形態2に係るASE光源の概略図である。
【図3】従来の電気光学複合機器の概略図である。
【符号の説明】
(1) 電気光学複合機器 (2) 電気系ユニット (3) 光学系ユニット (9) PD (10) LD (11) 電気コネクタ (20) 電気的接続
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田平 昌俊 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電線 工業株式会社伊丹製作所内 Fターム(参考) 5F072 AB09 AK06 HH02 JJ12 MM20 PP07 YY06 YY11 YY17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも発光素子、光ファイバ、光増
    幅素子、及び発光素子ドライバを有する電気光学複合機
    器であって、 発光素子ドライバを含む電気系ユニットと、光ファイ
    バ、光増幅素子、発光素子を含む光学系ユニットとが別
    体に形成され、それら電気系ユニットと光学系ユニット
    が電気的配線によりに接続されたことを特徴とする電気
    光学複合機器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気光学複合機器にお
    いて、 電気系ユニットと光学系ユニットとが電気コネクタによ
    り着脱自在に接続されたことを特徴とする電気光学複合
    機器。
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