JP2003317710A - アルカリマンガン電池用負極及びこれを用いたアルカリマンガン電池 - Google Patents

アルカリマンガン電池用負極及びこれを用いたアルカリマンガン電池

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JP2003317710A JP2002122299A JP2002122299A JP2003317710A JP 2003317710 A JP2003317710 A JP 2003317710A JP 2002122299 A JP2002122299 A JP 2002122299A JP 2002122299 A JP2002122299 A JP 2002122299A JP 2003317710 A JP2003317710 A JP 2003317710A
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Akira Koyama
昭 小山
Seiji Fuchino
誠治 渕野
Mitsuo Shinoda
光男 篠田
Koji Morita
浩二 守田
Shigeo Hirayama
成生 平山
Masamoto Sasaki
正元 佐々木
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ハイレート特性及び耐食性を大幅に向上させ
たアルカリマンガン電池を提供する。 【解決手段】 液状飽和炭化水素の油を亜鉛合金粉に対
して0.01〜10重量%含有するゲル状電解液と、下
記(1)〜(3)から選択される亜鉛合金粉とを含むア
ルカリマンガン電池用負極を用いる。(1)不純物とし
て含まれるGe、Sb、As、Feの含有量を減らした
亜鉛合金粉、Ge<20ppb、Sb<50ppb、A
s<5ppb、Fe<5ppm、(2)Biを0.00
1〜0.1重量%、Inを0.001〜0.1重量%、
Al、Ca、Mg、Pb、Snから選ばれる1種以上を
0.001〜0.1重量%含み、粒度分布が48〜20
0メッシュの亜鉛粉が70重量%以上であり、かつ−2
00メッシュの微粒粉が10重量%以下の亜鉛合金粉、
(3)不純物が(1)の含有量で、かつ(2)の合金組
成を有する亜鉛合金粉。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリマンガン
電池用負極及びこれを用いたアルカリマンガン電池に関
し、詳しくは耐食性に極めて優れ、かつハイレート特性
を向上させたアルカリマンガン電池用負極及びこれを用
いたアルカリマンガン電池に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、アルカリマンガン電池用亜鉛合金粉は、亜鉛合金溶
湯をアトマイズ(エアーアトマイズ)することにより製
造されている。こうして得られた亜鉛合金粉をアルカリ
マンガン電池の負極活物質として電池に充填するが、近
年、電池特性の向上が求められている。特に、漏液の原
因となる電池内で発生する水素ガスの発生を低減させる
ことが大きな課題となっている。
【0003】特表平2001−512284号公報に
は、−200メッシュの微粒亜鉛粉を25重量%以上含
有する電池用亜鉛粉が記載されている。しかし、このよ
うに微粒粉の比率の高いものは、亜鉛ゲルの粘度が高く
なったり、亜鉛ゲルの電池注入が困難となったり、ある
いは電解液の枯渇の問題がある。
【0004】また、アルカリマンガン電池には、ハイレ
ート特性を維持又は向上させることが要望されている。
【0005】従って、本発明の目的は、ハイレート特性
を従来と同等もしくはそれ以上とし、かつ耐食性を大幅
に向上させたアルカリマンガン電池用負極及びこれを用
いたアルカリマンガン電池を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために検討の結果、特定の亜鉛合金粉を負極
活物質とし、かつ液状飽和炭化水素の油を一定量含有し
た負極が上記目的が達成し得ることを知見し、本発明に
至った。
【0007】即ち、本発明は、液状飽和炭化水素の油を
亜鉛合金粉に対して0.01〜10重量%含有するゲル
状電解液と、下記(1)〜(3)から選択される亜鉛合
金粉とを含むアルカリマンガン電池用負極。 (1)随伴不純物のGeの含有量が20ppb以下、S
bの含有量が50ppb以下、Asの含有量が5ppb
以下、Feの含有量が5ppm以下の亜鉛合金粉、 (2)Biを0.001〜0.1重量%、Inを0.0
01〜0.1重量%、Al、Ca、Mg、Pb、Snか
ら選ばれる1種以上を0.001〜0.1重量%含み、
粒度分布が48〜200メッシュの亜鉛粉が70重量%
以上であり、かつ−200メッシュの微粒粉が10重量
%以下の亜鉛合金粉、 (3)随伴不純物のGeの含有量が20ppb以下、S
bの含有量が50ppb以下、Asの含有量が5ppb
以下、Feの含有量が5ppm以下であって、Biを
0.001〜0.1重量%、Inを0.001〜0.1
重量%、Al、Ca、Mg、Pb、Snから選ばれる1
種以上を0.001〜0.1重量%含み、粒度分布が4
8〜200メッシュの亜鉛粉が70重量%以上であり、
かつ−200メッシュの微粒粉が10重量%以下の亜鉛
合金粉を提供するものである。
【0008】また、本発明は、ゲル状電解液と、下記
(1)〜(3)から選択される亜鉛合金粉とを含む負極
に、液状炭化水素系の油を亜鉛合金粉に対して0.00
1〜10%添加してなるアルカリマンガン電池用負極。 (1)随伴不純物のGeの含有量が20ppb以下、S
bの含有量が50ppb以下、Asの含有量が5ppb
以下、Feの含有量が5ppm以下の亜鉛合金粉、 (2)Biを0.001〜0.1重量%、Inを0.0
01〜0.1重量%、Al、Ca、Mg、Pb、Snか
ら選ばれる1種以上を0.001〜0.1重量%含み、
粒度分布が48〜200メッシュの亜鉛粉が70重量%
以上であり、かつ−200メッシュの微粒粉が10重量
%以下の亜鉛合金粉、 (3)随伴不純物のGeの含有量が20ppb以下、S
bの含有量が50ppb以下、Asの含有量が5ppb
以下、Feの含有量が5ppm以下であって、Biを
0.001〜0.1重量%、Inを0.001〜0.1
重量%、Al、Ca、Mg、Pb、Snから選ばれる1
種以上を0.001〜0.1重量%含み、粒度分布が4
8〜200メッシュの亜鉛粉が70重量%以上であり、
かつ−200メッシュの微粒粉が10重量%以下の亜鉛
合金粉。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のアルカリマンガン電池用負極に用いられる負極
活物質として亜鉛合金粉は、下記の(1)〜(3)から
選択される。
【0010】(1)随伴不純物のGeの含有量が20p
pb以下、Sbの含有量が50ppb以下、Asの含有
量が5ppb以下、Feの含有量が5ppm以下の亜鉛
合金粉を用いる。
【0011】(2)Biを0.001〜0.1重量%、
Inを0.001〜0.1重量%、Al、Ca、Mg、
Pb、Snから選ばれる1種以上を0.001〜0.1
重量%含み、粒度分布が48〜200メッシュの亜鉛粉
が70重量%以上、好ましくは90重量%以上であり、
かつ−200メッシュの微粒粉が10重量%以下の亜鉛
合金粉を用いる。
【0012】(3)随伴不純物のGeの含有量が20p
pb以下、Sbの含有量が50ppb以下、Asの含有
量が5ppb以下、Feの含有量が5ppm以下であっ
て、Biを0.001〜0.1重量%、Inを0.00
1〜0.1重量%、Al、Ca、Mg、Pb、Snから
選ばれる1種以上を0.001〜0.1重量%含み、粒
度分布が48〜200メッシュの亜鉛粉が70重量%以
上、好ましくは90重量%以上であり、かつ−200メ
ッシュの微粒粉が10重量%以下の亜鉛合金粉。
【0013】上記(1)及び(3)において、随伴不純
物が上記範囲を超えて含有すると、電池の負極活物質と
して用いられた時に、高い耐食性を得ることができな
い。
【0014】また、上記(2)及び(3)において、添
加元素を含有しない場合や添加元素の含有量が上記範囲
を超える場合には、ハイレート特性を従来と同等もしく
はそれ以上とし、かつ耐食性を向上させることができな
い。また、粒度分布が上記範囲を外れた場合も上記目的
を達成することができない。
【0015】本発明では、上記亜鉛合金粉(1)〜
(3)が、不活性雰囲気中で熱処理した150メッシュ
未満、好ましくは150未満〜300メッシュの微粒粉
5〜50重量%と150メッシュ以上、好ましくは20
〜150メッシュ、さらに好ましくは35〜150メッ
シュの未処理亜鉛合金粉95〜50重量%との混合亜鉛
合金粉からなるものを用いてもよい。このような熱処理
微粒粉を含む混合亜鉛合金粉を用いることによって、電
池の負極活物質として用いた時に、上記目的をより有効
に達成することができる。微粒粉の熱処理は、例えばア
ルゴン雰囲気下、300℃、2時間行われる。
【0016】また、本発明では、上記亜鉛合金粉(1)
〜(3)が、150メッシュ未満、好ましくは150未
満〜300メッシュの球状粉5〜50重量%と150メ
ッシュ以上、好ましくは20〜150メッシュ、さらに
好ましくは35〜150メッシュの亜鉛合金粉95〜5
0重量%との混合亜鉛合金粉からなるものを用いてもよ
い。このような球状粉を含む混合亜鉛合金粉を用いるこ
とによって、電池の負極活物質として用いた時に、上記
目的を有効に発揮することができる。
【0017】本発明では、液状飽和炭化水素の油をゲル
状電解液中に含有させるか、あるいはゲル状電解液と上
記亜鉛合金粉を含む負極に添加する。液状飽和炭化水素
の油の含有又は添加量は、上記亜鉛合金粉に対して、
0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜10重量%
である。液状飽和炭化水素系の油としては、流動パラフ
ィン等が挙げられる。このようにアルカリマンガン電池
用負極に液状飽和炭化水素系の油を用いることにより、
上記目的が有効に達成される。液状飽和炭化水素系の油
の被覆量が上記範囲未満では、有効な被覆が行えず、上
記範囲を超えると経済的に不利である。
【0018】このような本発明の負極は、得られたアル
カリマンガン電池のハイレート特性を従来と同等もしく
はそれ以上とし、かつ耐食性を大幅に向上させることが
できる。
【0019】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。
【0020】〔実施例1〕所定の合金組成となるよう
に、合金溶湯を作成し、これをアトマイズすることによ
って、Geの含有量が20ppb以下、Sbの含有量が
50ppb以下、Asの含有量が5ppb以下、Feの
含有量が5ppm以下で、かつ合金組成がAlを100
ppm、Biを500ppm、Caを200ppm、I
nを500ppm、Pbを500ppmそれぞれ含む亜
鉛合金粉を得た。
【0021】電解液として濃度40重量%の水酸化カリ
ウム水溶液に酸化亜鉛を飽和させたものを用い、これに
上記亜鉛合金粉に対して流動パラフィンを2重量%とな
るように含有させた。
【0022】上記亜鉛合金粉及び電解液を用いて、ガス
特性及び電池特性を評価した。ガス特性としては、上記
電解液5mlに上記亜鉛合金粉を10g浸漬し、45℃
で3日間のガス発生速度(μl/g・day)を測定す
ることによって行った。この結果を表1に原粉ガスとし
て示した。また、亜鉛合金粉を負極としたアルカリマン
ガン電池(JIS規格LR6形式)を構成し、放電抵抗
1Ωで連続放電を行い、終止(Cut)電圧0.2Vと
し、放電後のアルカリマンガン電池を60℃の温度で3
日間保存した後のガス発生量の測定を行なった。1Ω定
抵抗放電後、電池内包ガス量として表1に示す。また、
電池特性としては、JIS規格LR6形式としたアルカ
リ電池を20℃の温度で7日間保存した後、内部抵抗測
定終了後、放電抵抗1Ωで連続放電を行い、電圧0.9
Vに至るまでの放電持続時間の測定を行った。結果を表
1に示す。
【0023】〔実施例2〕合金組成が、Bi1230p
pm、In230ppm、Ca142ppmで、48〜
200メッシュの粒度を有するものが92重量%、−2
00メッシュの微粒粉が8重量%の亜鉛合金粉を用いた
以外は、実施例1と同様に負極を作成し、さらにアルカ
リマンガン電池を作成した。実施例1と同様にしてガス
特性及び電池特性の評価を行った。結果を表1に示す。
【0024】〔実施例3〕合金組成が、Geの含有量が
20ppb以下、Sbの含有量が50ppb以下、As
の含有量が5ppb以下、Feの含有量が5ppm以下
で、かつ合金組成がAlを100ppm、Biを500
ppm、Caを200ppm、Inを500ppm、P
bを500ppmで、48〜200メッシュの粒度を有
するものが92重量%、−200メッシュの微粒粉が8
重量%の亜鉛合金粉を用いた以外は、実施例1と同様に
負極を作成し、さらにアルカリマンガン電池を作成し
た。実施例1と同様にしてガス特性及び電池特性の評価
を行った。結果を表1に示す。
【0025】〔実施例4〜6〕実施例1〜3でそれぞれ
得られた亜鉛合金粉を篩分けし、150メッシュ未満の
微粒粉をアルゴン雰囲気下、300℃、2時間熱処理し
た。この熱処理した150メッシュ未満の微粒粉42重
量%と150メッシュ以上の未処理亜鉛合金粉58重量
%とを混合し、熱処理微粒粉を含む混合亜鉛合金粉をそ
れぞれ得た。
【0026】これらの熱処理微粒粉を含む混合亜鉛合金
粉を用いた以外は、実施例1と同様に負極を作成し、さ
らにアルカリマンガン電池を作成した。実施例1と同様
にしてガス特性及び電池特性の評価を行った。結果を表
1に示す。
【0027】〔実施例7〜9〕実施例1〜3でそれぞれ
得られた亜鉛合金粉を篩分けし、150メッシュ未満の
微粒粉を除去し、これに代えて150メッシュ未満の球
状粉を用いた。この150メッシュ未満の球状粉42重
量%と150メッシュ以上の亜鉛合金粉58重量%とを
混合し、球状粉を含む混合亜鉛合金粉をそれぞれ得た。
【0028】これらの球状粉を含む混合亜鉛合金粉を用
いた以外は、実施例1と同様に負極を作成し、さらにア
ルカリマンガン電池を作成した。実施例1と同様にして
ガス特性及び電池特性の評価を行った。結果を表1に示
す。
【0029】〔実施例10〕実施例1で得られた亜鉛合
金粉と濃度40重量%の水酸化カリウム水溶液に酸化亜
鉛を飽和させた電解液を用い、上記電解液5mlに上記
亜鉛合金粉を10g浸漬し、負極を作成した。この負極
に上記亜鉛合金粉に対して流動パラフィンを2重量%と
なるように含有させた。実施例1と同様にアルカリマン
ガン電池を作成した。実施例1と同様にしてガス特性及
び電池特性の評価を行った。結果を表1に示す。
【0030】〔実施例11〜18〕実施例2〜9で得ら
れた亜鉛合金粉末又は混合亜鉛合金粉末を用いた以外
は、実施例10と同様に負極を作成し、さらにアルカリ
マンガン電池を作成した。実施例1と同様にしてガス特
性及び電池特性の評価を行った。結果を表1に示す。
【0031】〔比較例1〜3〕実施例1〜3で得られた
亜鉛合金粉を用い、電解液中に流動パラフィンを含有さ
せない以外は、実施例1と同様に負極を作成し、さらに
アルカリマンガン電池を作成した。実施例1と同様にし
てガス特性及び電池特性の評価を行った。結果を表1に
示す。
【0032】
【表1】
【0033】表1の結果から明らかなように、実施例1
〜18は、比較例1〜4に比して、高いハイレート特性
を有し、、耐食性が大幅に優れる。
【0034】
【発明の効果】本発明の、アルカリマンガン電池用負極
によって、ハイレート特性を従来と同等もしくはそれ以
上とし、かつ耐食性を大幅に向上させたアルカリマンガ
ン電池を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いたアルカリ電池を例示する断面図
【符号の説明】
1・・・正極缶、2・・・正極、3・・・セパレータ
ー、4・・・負極、5・・・負極集電子、6・・・封口
キャップ、7・・・ガスケット、8・・・負極端子。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 4/62 H01M 4/62 C 6/08 6/08 A (72)発明者 守田 浩二 山口県下関市彦島西山町2−8−2 (72)発明者 平山 成生 広島県竹原市塩町1−8−12 (72)発明者 佐々木 正元 埼玉県さいたま市常盤10−23−18 Fターム(参考) 4K018 BA10 BB04 BC01 BD10 5H024 AA03 AA14 BB01 BB07 BB18 HH01 HH13 5H050 AA02 AA18 BA03 BA04 CA05 CB13 DA09 EA22 FA07 FA17 GA02 GA10 GA27 HA01 HA05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状飽和炭化水素の油を亜鉛合金粉に対
    して0.01〜10重量%含有するゲル状電解液と、下
    記(1)〜(3)から選択される亜鉛合金粉とを含むア
    ルカリマンガン電池用負極。 (1)随伴不純物のGeの含有量が20ppb以下、S
    bの含有量が50ppb以下、Asの含有量が5ppb
    以下、Feの含有量が5ppm以下の亜鉛合金粉、 (2)Biを0.001〜0.1重量%、Inを0.0
    01〜0.1重量%、Al、Ca、Mg、Pb、Snか
    ら選ばれる1種以上を0.001〜0.1重量%含み、
    粒度分布が48〜200メッシュの亜鉛粉が70重量%
    以上であり、かつ−200メッシュの微粒粉が10重量
    %以下の亜鉛合金粉、 (3)随伴不純物のGeの含有量が20ppb以下、S
    bの含有量が50ppb以下、Asの含有量が5ppb
    以下、Feの含有量が5ppm以下であって、Biを
    0.001〜0.1重量%、Inを0.001〜0.1
    重量%、Al、Ca、Mg、Pb、Snから選ばれる1
    種以上を0.001〜0.1重量%含み、粒度分布が4
    8〜200メッシュの亜鉛粉が70重量%以上であり、
    かつ−200メッシュの微粒粉が10重量%以下の亜鉛
    合金粉。
  2. 【請求項2】 ゲル状電解液と、下記(1)〜(3)か
    ら選択される亜鉛合金粉とを含む負極に、液状炭化水素
    系の油を亜鉛合金粉に対して0.001〜10%添加し
    てなるアルカリマンガン電池用負極。 (1)随伴不純物のGeの含有量が20ppb以下、S
    bの含有量が50ppb以下、Asの含有量が5ppb
    以下、Feの含有量が5ppm以下の亜鉛合金粉、 (2)Biを0.001〜0.1重量%、Inを0.0
    01〜0.1重量%、Al、Ca、Mg、Pb、Snか
    ら選ばれる1種以上を0.001〜0.1重量%含み、
    粒度分布が48〜200メッシュの亜鉛粉が70重量%
    以上であり、かつ−200メッシュの微粒粉が10重量
    %以下の亜鉛合金粉、 (3)随伴不純物のGeの含有量が20ppb以下、S
    bの含有量が50ppb以下、Asの含有量が5ppb
    以下、Feの含有量が5ppm以下であって、Biを
    0.001〜0.1重量%、Inを0.001〜0.1
    重量%、Al、Ca、Mg、Pb、Snから選ばれる1
    種以上を0.001〜0.1重量%含み、粒度分布が4
    8〜200メッシュの亜鉛粉が70重量%以上であり、
    かつ−200メッシュの微粒粉が10重量%以下の亜鉛
    合金粉。
  3. 【請求項3】 上記亜鉛合金粉(1)〜(3)が、不活
    性雰囲気中で熱処理した150メッシュ未満の微粒粉5
    〜50重量%と150メッシュ以上の未処理亜鉛合金粉
    95〜50重量%との混合亜鉛合金粉である請求項1又
    は2記載のアルカリマンガン電池用負極。
  4. 【請求項4】 上記亜鉛合金粉(1)〜(3)が、15
    0メッシュ未満の球状粉5〜50重量%と150メッシ
    ュ以上の未処理亜鉛合金粉95〜50重量%との混合亜
    鉛合金粉である請求項1又は2記載のアルカリマンガン
    電池用負極。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の負極を
    用いてなるアルカリマンガン電池。
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CN102274964A (zh) * 2011-08-16 2011-12-14 新乡市天力能源材料有限公司 无汞碱性锌粉

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