JP2003315017A - 厚み計測装置 - Google Patents

厚み計測装置

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JP2003315017A JP2002124599A JP2002124599A JP2003315017A JP 2003315017 A JP2003315017 A JP 2003315017A JP 2002124599 A JP2002124599 A JP 2002124599A JP 2002124599 A JP2002124599 A JP 2002124599A JP 2003315017 A JP2003315017 A JP 2003315017A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度の測定を可能としつつ、コンパクトな
構成で調整を容易にしたマイケルソン干渉計を利用した
厚み計測装置を提供する。 【解決手段】 厚み計測装置100のマイケルソン干渉
計1は、光カプラ3によって接続された2本の光ケーブ
ル4、5からなり、各光ケーブル4、5は光コネクタ4
2等によって接続された偏波保持光ファイバ41等から
なり、光コネクタ42等は、接続される光ファイバ41
等を光軸を中心として転動させてその角度位置を調整す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ等の
厚みを計測するための厚み計測装置に関し、特にマイケ
ルソン干渉計を用いた厚み計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハ等の厚みを非接触で測定す
る装置としてマイケルソン干渉計を用いた厚み計測装置
が知られている。例えば、特開平10−325795号
公報に開示されている装置では、図10に示されるよう
に、光源301からの光を集光レンズ303により集光
して測定対象物308に照射し、測定対象物308また
は集光レンズ303および参照光ミラー306を移動さ
せて、前面、後面それぞれにおける干渉光を光検出器3
04で測定し、最大強度が表れたときの測定対象物30
8または集光レンズ303および参照光ミラー306の
移動距離から測定対象物308の屈折率および厚みを計
測するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような計測装置に
おいては、測定精度を高めるためには、マイケルソン干
渉計302における光学系の配置を厳密に行う必要があ
り、装置の大型化や設備の調整が複雑なものとなる。
【0004】そこで本発明は、高精度の測定を可能とし
つつ、コンパクトな構成で調整を容易にしたマイケルソ
ン干渉計を利用した厚み計測装置を提供することを課題
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る厚み計測装置は、マイケルソン干渉計
を用いた厚み計測装置において、マイケルソン干渉計
は、光カプラによって接続された2本の光ケーブルによ
り光学系が構成され、各光ケーブルは光コネクタによっ
て接続された偏波保持光ファイバからなり、各光コネク
タは接続される偏波保持光ファイバを光軸を中心として
相対的に転動させてその相対位置を調整可能に構成され
ているとともに、少なくとも(1)光カプラと参照光学系
のミラーとの間、(2)光カプラと光源との間、(3)光カプ
ラと測定対象物との間、のいずれかの光軸上に光軸を中
心に転動可能に配置されている偏光子を備えているもの
である。
【0006】マイケルソン干渉計の光学系の主要部分を
光ファイバによって形成することで、装置がコンパクト
になり、配置の自由度が向上する。この光ファイバとし
て偏波保持光ファイバを用いることで光ファイバの曲げ
具合を変えても偏光面が保たれるので安定した干渉光の
生成が可能となる。また、偏波保持光ファイバを光コネ
クタにより連結することで装置の製造や調整が容易とな
る。この光コネクタは、連結する光ファイバ同士を相対
的に転動可能な構成としているので、光ファイバ間で偏
光面方向を確実に合致させることができる。さらに、少
なくとも(1)光カプラと参照光学系のミラーとの間、(2)
光カプラと光源との間、(3)光カプラと測定対象物との
間、のいずれかの光軸上に偏光子を配置することで、光
カプラの外で偏光面が回転することによって生ずるノイ
ズ成分をカットして、干渉光信号を高精度で検出するこ
とが可能である。
【0007】光コネクタの少なくとも1つは、接続され
る光ファイバの端面間に光軸を軸として転動可能に配置
された偏光子を備えていることが好ましい。コネクタ部
で接続される光ファイバの端面間に偏光子を配置するこ
とで、ノイズ成分を除去して高精度の測定が可能とな
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態について詳細に説明する。説明の理
解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に
対しては可能な限り同一の参照番号を附し、重複する説
明は省略する。
【0009】図1は、本発明に係る厚み計測装置の一実
施形態を示す概略構成図である。この厚み計測装置10
0は、計測対象である半導体ウエハ200に計測光を照
射し、半導体ウエハ200からの反射光と、参照光学系
で反射させた参照光とを干渉させて得られた干渉光の光
強度変化を利用して半導体ウエハ200の厚みを計測す
るマイケルソン干渉計タイプの非接触式の厚み計測計で
ある。
【0010】この厚み計測装置100は、マイケルソン
干渉計1とこれを制御するとともに検出結果から厚みの
演算を行う演算・制御部2とからなる。
【0011】マイケルソン干渉計1は、光カプラ3によ
って接続される2本の光ケーブル4、5によって主要部
分の光学系が構成されており、光ケーブル4の一端に
は、計測光源6が配置され、他端には、ウエハ200に
測定光を照射して反射光を受光するためのプローブヘッ
ド7が配置される。一方、光ケーブル5の一端には、光
検出器8が配置され、他端には、参照光学系9が配置さ
れている。
【0012】このうち、計測光源6としては、低コヒー
レンス光源、例えば波長1.3μmの光を発生させる赤
外SLD(Super Luminescent Diode)等を用いること
が好ましい。また、光検出器8としては、光強度の時間
的変化を測定できるタイプのものであれば良く、光電子
カウンターのほか、各種の光検出器を用いることができ
る。
【0013】光ケーブル4は、偏波保持光ファイバ4
0、41を光コネクタ42によって連結することで構成
されている。光ファイバ40の他端は、計測光源6から
延びる出力用の偏波保持光ファイバ60と光コネクタ6
2により接続されている。一方、光ファイバ41の他端
は、光プラグ46によりプローブヘッド7に接続されて
いる。
【0014】もう1本の光ケーブル5は、偏波保持光フ
ァイバ50、51を光コネクタ52によって連結するこ
とで構成されている。光ファイバ50の他端は、光検出
器8の入力端に光プラグ53を介して接続されている。
一方、光ファイバ51の他端にも光プラグ54が設けら
れ、その光路上に参照光学系9が配置されている。
【0015】光カプラ3は、光ファイバ41と光ファイ
バ50とを溶融させて結合させることで形成されてい
る。こうした偏波保持光ファイバカプラについては蒲野
哲也らの”CO2レーザ照射法による偏波保持光ファイバ
カプラの作製”、第61回応用物理学会学術講演会講演予
稿集No.3,4p-Q-2(2000.9)等に開示されている。
【0016】参照光学系9は、入射した光を反射させて
戻す光学系であって、内部の光路長を変更する機能を有
している。具体的には、光プラグ54側に光軸を中心と
して転動可能に配置されている偏光子90と、光路のこ
の偏光子90とは反対側の末端に配置されているミラー
91と、偏光子90とミラー91の間に配置されるガラ
ス基板92と、ガラス基板92を周期的に振動させるガ
ルバノメータ93とを備えている。
【0017】演算・制御部2は、光検出器8から送られ
る信号を処理する信号処理部20と、ガルバノメータ9
3を制御する光路長制御部21と、信号処理部20の処
理結果を基にウエハ200の厚みを算出する演算部22
からなる。これらはハード的に区分されていてもよい
し、演算・制御部2としてパーソナルコンピュータやE
WSを用いる場合には、これらの機能をソフトウェアに
よって実現してもよい。
【0018】光コネクタ42、52、62の構成は共通
であるため、以下、光コネクタ42を例にその構成を説
明する。図2はこの光コネクタの分解斜視図であり、図
3は、断面構成図である。この光コネクタ42は、各光
ファイバ40、41の端部に取り付けられたプラグ40
0、410とその中間に配置されるアダプタ420から
なる。基本的な構成は、JIS C 5970のF01
形単心光ファイバコネクタに準拠しており、アダプタ4
20の構造について本発明に係る必要な改良を加えたも
のである。
【0019】プラグ400は、被覆40aを除去した光
ファイバ40の端部に取り付けられており、光ファイバ
40を固定するフェルール400aと、これを取り巻き
固定するフレーム400bと、その周囲に軸方向に設け
られたねじ込み用の接続ナット400cと、フレーム4
0aより光ファイバ40側で被覆光ファイバを固定する
フード400dからなる。なお、プラグ410、46、
53、54も同様の構成をなしている。
【0020】一方、アダプタ420は、例えば、第一電
子工業製FCN−AA−001に類似した構成を有し、
スリーブ420aと、同一形状の2個のスリーブホルダ
ー420bと、ホルダースリーブ420cと、形状の異
なる2個のハウジング420d、420eと、2〜4本
の小ねじ420fからなる。本発明に係るアダプタ42
0とFCN−AA−001とは、ハウジング420e側
の構造が相違する。
【0021】ハウジング420eは、図4に示されるよ
うに、小ねじ420fが貫通するねじ孔の断面がFCN
−AA−001のような円形ではなく、そら豆のような
形状をしている。すなわち、ハウジング420eの内側
円筒の中心を中心とする2つの円弧の両側に半円を配置
した形状となっており、円弧の角度は35度に設定され
ている。そして、半円の半径は、従来の円形のねじ孔の
半径と同一である。これに応じて座面もこれに略相似す
る形状に座繰りされている。この構成によって、アダプ
タ420の両側にプラグ400、410を取り付けた状
態でプラグ400を410に対して相対的に回転させる
ことが可能となる。
【0022】偏光子90を前述したように転動可能とす
るためには、図5に示されるように円形の偏光フィルタ
からなる偏光子90をホルダー90a内の孔内に配置
し、必要に応じて止めねじ90bで固定する構成をとれ
ばよい。あるいはギヤを用いてフィルタの角度を調整可
能としてもよい。
【0023】次に、この厚み計測装置100を用いた半
導体ウエハ200の厚み測定について具体的に説明す
る。計測光源6から発せられた光は、光ファイバ60、
光コネクタ62、光ファイバ40へと導かれる。光ファ
イバ40を導波する光は、光カプラ3によってその一部
が光ファイバ50へと入射し、光コネクタ52、光ファ
イバ51、光プラグ54を介して参照光学系9へと導か
れる。参照光学系9に入射した光は、偏光子90、ガラ
ス基板92を通過した後にミラー91で反射されて再び
ガラス基板92、偏光子90を通過して再度光プラグ5
4を介して光ファイバ51に入射し、光コネクタ52を
介して光ファイバ50へと導かれる。
【0024】一方、光ファイバ40をそのまま導波した
光は光コネクタ42、光ファイバ41、光プラグ46を
介してプローブヘッド7へと導かれ、ウエハ200へと
向けて照射される。ウエハ200においては、空気とウ
エハ200との屈折率差により、図6で示されるよう
に、その表面と、裏面の2カ所で入射した光が反射され
る。図では反射位置をわかりやすく示すために垂直に入
射した光が斜めに反射するかのように描かれているが、
実際には、垂直に入射した光は垂直に反射する。反射光
は、入射した際の光路を逆に導波して、プローブヘッド
7へと入射し、光プラグ46、光ファイバ41、光コネ
クタ42を介して光ファイバ40へと導かれ、光カプラ
3部分へと至る。
【0025】光カプラ3では、ウエハ200で反射され
て光ファイバ40まで戻ってきた光が参照光学系9を往
復して光ファイバ50まで戻ってきた光とが合波されて
干渉し干渉光を生成する。生成された干渉光は光ファイ
バ50を導波して光プラグ53を介し、光検出器8へと
送られる。光検出器8は入力された干渉光の強度信号を
電気信号に変換する等して信号処理部20へ伝達する。
演算部22は信号処理部20で得られた時間−強度変化
と光路長制御部21の制御結果を基にしてウエハ200
の厚みを算出する。
【0026】ここで、光カプラ4において、参照光と反
射光の到達タイミングが一致したときに生成される干渉
光は、参照光と反射光の偏光軸が一致しているときに強
度が最大となる。厚み計測装置100では、導波路の大
部分に偏波保持光ファイバを用いているので、同一の光
ファイバ内(光カプラ4内も含む)では偏光面は保持さ
れる。しかし、光コネクタ部分において相互の光ファイ
バの偏波主軸の向きが異なっていると、上流側の光ファ
イバで偏波主軸方向の直線偏光は、下流側の光ファイバ
では、偏波主軸方向の直線偏光と、これに直交する直線
偏光の2成分に分離される。そして、偏波主軸方向とこ
れに直交する方向とでは、屈折率が相違することから、
その伝播速度に違いを生じ、下流側の光ファイバを導波
するにしたがい、両偏光にずれが生ずる。この結果、偏
光主軸が揃っている場合とは異なるタイミングに参照
光、反射光が生成され、これらにより発生する干渉光が
ノイズとなる。特に、半導体ウエハ200の透過率が低
いような場合には、ウエハ200の裏面からの反射光自
体の強度が弱く、これに対して表面からの反射光強度が
強く、この結果、表面からの反射光に伴って生ずるノイ
ズも大きくなるため、ノイズのほうが裏面からの反射光
より強い場合があり、正確な測定が困難になる。図7
(a)〜(c)は偏光主軸の位置関係によって光検出器
の出力がどのように変化するかを示したものである。偏
光主軸が全て揃っている場合には、光検出器8から出力
される信号の時間変化は、図7(a)に示されるように
なり、表面からの反射に対応する信号P1と裏面からの
反射に対応する信号P2の2つのみが得られる。しか
し、偏光主軸が不揃いの場合には図7(b)に示される
ように本来の信号P1、P2に前後してノイズが発生す
る。そして、半導体ウエハ200の不純物濃度が高いほ
ど光吸収が大きくなり、この結果、信号P1に付随して
発生するノイズ成分が大きくなる結果、図7(c)に示
されるように信号P2とこれらのノイズ成分の識別が困
難になる。
【0027】そこで、この厚み計測装置100において
は、光コネクタ42、52、62で接続される光ファイ
バ相互の光軸に対する相対位置をそれぞれ独立して調整
可能としている。これにより、偏光主軸を揃えてノイズ
の発生を抑制することにより高精度の測定を行うことが
可能となっている。また、偏光子90の回転角を調整可
能とすることで、参照光学系9の空間中の光路内で偏波
面が回転することによって発生するノイズを抑制する効
果がある。
【0028】この調整方法について次に説明する。ま
ず、半導体ウエハ200に代えて、リファレンス媒体を
配置し、厚み計測装置100を作動させる。このリファ
レンス媒体としては、透過率が低く、表面裏面での反射
は大きな媒体、例えばガラス基板等が好ましい。
【0029】このとき、各コネクタを構成するアダプタ
の小ねじを緩めておき、装着したプラグ同士の相対的な
回転を許容しうる状態にしておく。この状態で光検出器
8から出力される信号強度の変化をモニターしながら、
ノイズが小さくなるように各コネクタにおけるハウジン
グ相互の角度、偏光子の回転角を交互に調整する。図8
はこの信号強度例を示す図である。回転させるコネク
タ、偏光子によって強度の変化するノイズは異なってく
るので、強度変化の大きい信号成分(ノイズ)に着目し
て調整を行うとよい。ただし、他のコネクタ、偏光子の
回転角度を変化させた影響も受けるので、全てのノイズ
が許容限度以下になるまで繰り返し調整を行うことが好
ましい。なお、ノイズは本来の信号ピークに対して、基
本的には対称に表れるが、厳密に対称に表れるのではな
く、調整時にも一方を小さくすると、他方が大きくなる
場合が存在する。しかし、除去する必要が大きいのは、
ピーク信号より後に表れるノイズ、つまり図8ではピー
ク信号の下に表れるノイズなのでこれに着目して調整を
行うとよい。
【0030】調整後に小ねじを締め付けることで各光フ
ァイバ同士を調整した角度で固定する。このときも信号
強度をモニターしながら作業を行うと、締め付けに伴っ
て不用意に角度ずれが起こるのを防止でき、好ましい。
なお、調整後に回転させた側のアダプタからプラグを外
して再度取り付けることで、光ファイバのねじれを除去
し、さらにノイズを低減させることができる。この調整
は測定ごとに行う必要はなく、光学系を移動させた場合
にのみ行えば十分である。
【0031】図9(b)は本発明に係る厚み計測装置1
00のマイケルソン干渉計1の変形形態1aを示す図で
ある。比較のため図9(a)に図1に示されるマイケル
ソン干渉計を示す。このマイケルソン干渉計1aでは、
コネクタ42、52、62のプラグ間およびプローブヘ
ッド7の先端にそれぞれ光軸を中心に回転可能に配置さ
れた偏光子420g、520g、620g、70が配置
されている。この構成を実現するためには、図3に示さ
れるアダプタ420に代えて、中央に偏光子420gを
配置したアダプタを設置するか、2つのレセプタクルの
間に偏光子を配置する等の方法が採用できる。この場
合、不要な成分を偏光フィルタによってカットすること
でよりS/N比を向上させ、透過率の低い対象物につい
ても測定が可能となる。この干渉計では、配置可能な位
置全てに偏光フィルタを配置しているが、少なくともこ
のうち1カ所に偏光フィルタを配置すればよい。
【0032】以上の説明では、半導体ウエハの厚み計測
を例に説明してきたが、その他の光透過性の媒体の厚み
計測にも本発明は適用可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、マ
イケルソン干渉計を偏波保持光ファイバを中心として構
成し、この偏波保持光ファイバの接続部に用いる光コネ
クタを光ファイバ相互を転動させてその相対位置を調整
可能としているので、偏波主軸を揃える調整が容易であ
り、その結果、ノイズを抑制して高精度の測定を行うこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る厚み計測装置の一実施形態を示す
概略構成図である。
【図2】図1の装置で用いられる光コネクタの分解斜視
図である。
【図3】図2の光コネクタの断面構成図である。
【図4】図2の光コネクタのアダプタ部分の構成図であ
る。
【図5】図1の装置の偏光子の構成図である。
【図6】半導体ウエハにおける反射の様子を説明する図
である。
【図7】偏光主軸同士の配置関係による光検出器の出力
の違いを説明する図である。
【図8】図1の装置の調整時の信号強度例を説明する図
である。
【図9】図1のマイケルソン干渉計の変形例を示す図で
ある。
【図10】従来の厚み計測装置を示す図である。
【符号の説明】
1…マイケルソン干渉計、2…演算・制御部、3…光カ
プラ、4、5…光ケーブル、6…計測光源、7…プロー
ブヘッド、8…光検出器、9…参照光学系、20…信号
処理部、21…光路長制御部、22…演算部、40、4
1、50、5160…偏波保持光ファイバ、42、5
2、62…光コネクタ、46、53、54…光プラグ、
90…偏光子、91…ミラー、92…ガラス基板、93
…ガルバノメータ、100…厚み計測装置、200…半
導体ウエハ、400、410…プラグ、420…アダプ
タ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA30 BB03 CC19 FF52 GG07 GG12 GG22 HH09 LL00 LL02 LL12 LL33 UU07

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイケルソン干渉計を用いた厚み計測装
    置において、 前記マイケルソン干渉計は、光カプラによって接続され
    た2本の光ケーブルにより光学系が構成され、各光ケー
    ブルは光コネクタによって接続された偏波保持光ファイ
    バからなり、各光コネクタは接続される偏波保持光ファ
    イバを光軸を中心として相対的に転動させてその相対位
    置を調整可能に構成されているとともに、少なくとも前
    記光カプラと参照光学系のミラーとの間、前記光カプラ
    と光源との間、前記光カプラと測定対象物との間、のい
    ずれかの光軸上に光軸を中心に転動可能に配置されてい
    る偏光子を備えている厚み計測装置。
  2. 【請求項2】 前記光コネクタの少なくとも1つは、接
    続される光ファイバの端面間に光軸を軸として転動可能
    に配置された偏光子を備えている請求項1記載の厚み計
    測装置。
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