JP2003312774A - 廃棄物用コンテナ - Google Patents

廃棄物用コンテナ

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JP2003312774A
JP2003312774A JP2002125155A JP2002125155A JP2003312774A JP 2003312774 A JP2003312774 A JP 2003312774A JP 2002125155 A JP2002125155 A JP 2002125155A JP 2002125155 A JP2002125155 A JP 2002125155A JP 2003312774 A JP2003312774 A JP 2003312774A
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container
waste
lid
waste container
container according
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JP2002125155A
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Takahiro Tabata
隆弘 田畑
Shu Katagiri
衆 片桐
Juichiro Hashimoto
寿一郎 橋本
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Nippon Sharyo Ltd
Nippon Steel Transportation Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
Nippon Steel Transportation Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い密閉性を有し、有害物質を含む廃棄物で
あっても、安全に輸送、保管を行うことができる廃棄物
用コンテナを提供することを課題とする。 【解決手段】 廃棄物用コンテナ10において、蓋部4
0と容器部30とを別々に構成し、蓋部40の下面にシ
ールパッキン45を取り付け、容器部30の上面に縁部
材32およびストッパ38を設ける。そして、縁部材3
2がシールパッキン45に当接した状態で、蓋部40に
設けられたキャッチクリップ42および容器部30に設
けられた係止フック37を用いて、容器部30と蓋部4
0とを締結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物の輸送、保
管に使用する廃棄物用コンテナに関する。より詳細に
は、有害物質を含んだ廃棄物を安全に輸送、保管するこ
とができる廃棄物用コンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】有害物質を含んだ廃棄物は、所定の工場
で処理する必要があるため、その処理工場まで有害物質
を含んだ廃棄物を輸送しなければならない。また、処理
するまでの間は、有害物質を含んだ廃棄物を保管しなけ
ればならない。そして、このような有害物質を含んだ廃
棄物の輸送や保管は、周辺環境を汚染したり、人体へ悪
影響を与えることがないように行わなければならない。
すなわち、有害物質を含んだ廃棄物の輸送や保管には、
高度な安全性が求められるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現状の
廃棄物用コンテナは、通い箱程度のものであって、上面
が開口しているものが一般的であり、有害物質を含んだ
廃棄物の輸送、保管に使用するには適さない。なぜな
ら、密閉構造になっておらず、コンテナの落下や転倒な
どに対する安全性が十分に考慮されているとは言えない
からである。
【0004】ここで、安全性が考慮されたものとして、
IBCs(国連勧告による容器規定)規格の化学製品用
容器がある。ところが、この容器は、粉粒体・液体用で
あり、容器内への積み込み、あるいは容器内からの取り
出しのための開口が小さい。このため、廃棄物の輸送、
保存用には適さない。
【0005】このように現時点では、有害物資を含んだ
廃棄物を安全に輸送、保管することができるコンテナが
存在していないのが実情である。
【0006】そこで、本発明は上記した問題点を解決す
るためになされたものであり、高い密閉性を有し、有害
物質を含む廃棄物であっても、安全に輸送、保管を行う
ことができる廃棄物用コンテナを提供することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めになされた本発明に係る廃棄物用コンテナは、廃棄物
の輸送、保管に使用する廃棄物用コンテナにおいて、上
面のほぼ全域が開口し、内部に廃棄物を収容する容器部
と、容器部の上面開口を開閉するための蓋部とを備え、
蓋部により容器部内部を密閉するために容器部と蓋部と
を締結する締結手段を有することを特徴するものであ
る。
【0008】この廃棄物用コンテナでは、上面のほぼ全
域が開口した容器部と、容器部の上面開口を開閉するた
めの蓋部とが備わっている。つまり、コンテナ内に廃棄
物を積み込むための大きな開口部があり、廃棄物全般を
コンテナ内に容易に積み込むことができる。また、廃棄
物をコンテナ内に積み込んだ後、締結手段により、蓋部
と容器部とが締結される。これにより、コンテナ内部が
密閉される。すなわち、コンテナの落下や転倒などに対
する安全性が十分に考慮されているのである。このよう
に本廃棄物用コンテナは、密閉構造を有するので、有害
物質を含んだ廃棄物の輸送、保管に使用することができ
る。
【0009】ここで、本発明に係る廃棄物用コンテナに
おいては、締結手段は、ほぼ等間隔に複数個設けられて
いることが望ましい。これにより、蓋部と容器部との締
結力を均一にすることができ、高度な気密性を確保する
ことができるからである。
【0010】そして、締結手段は、所定値以上の締結力
で容器部と容器部とを締結するものであることが望まし
い。これにより、より確実に高度な気密性を確保するこ
とができるからである。なお、所定の締結力としては、
10kPa程度あればよい。
【0011】また、本発明に係る廃棄物用コンテナにお
いては、蓋部下面の周縁全周に、シールパッキンが設け
られていることが望ましい。さらに、容器部に、シール
パッキンの潰れしろを一定にするために蓋部の下面に当
接するストッパが設けられていることがより望ましい。
これらにより、蓋部と容器部とのシール性能を向上させ
ることができ、より高度な気密性を確保することができ
るからである。
【0012】そして、本発明に係る廃棄物用コンテナに
おいては、締結手段は、ワンタッチ方式の締結金具であ
ることが望ましい。これにより、蓋部と容器部との締結
作業時における操作性を向上させることができるからで
ある。
【0013】この場合には、ワンタッチ方式の締結金具
の両側に締結金具への外傷を防止するためのガード部材
を設けるのがよい。特に、ガード部材は、締結金具を締
めた状態において、締結金具を側方からカバーできる大
きさとするのがよい。
【0014】ワンタッチ方式の締結金具を用いることに
より、蓋部と容器部との締結作業時における操作性を向
上させることができる反面、締結金具に外傷が与えられ
ると、締結金具が開放されてしまうおそれがある。そこ
で、締結金具の両側にガード部材を設けることにより、
外傷による締結金具の意図しない開放を防止することが
できる。これにより、ワンタッチ方式の締結金具を用い
ても、高度な安全性を確保することができる。また、こ
のようなガード部材を設けていることにより、蓋部同士
の段積を行うことができる。
【0015】また、本発明に係る廃棄物用コンテナにお
いては、容器部の各隅部上面にはそれぞれ受台が設けら
れ、容器部の各隅部下面には受台に嵌合する柱状部がそ
れぞれ設けられており、受台は、吊り金具を兼用し、そ
の高さが容器部に蓋部を装着した状態で受台の先端が最
高点となるように設定されていることが望ましい。
【0016】この廃棄物用コンテナでは、段積を行う際
に、上方に位置する廃棄物用コンテナの柱状部が受台に
勘合する。このため、上方の廃棄物用コンテナがぐらつ
かずにしっかりと保持される。すなわち、非常に安定し
た段積を行うことができるので、保管時おける安全性お
よびスペース効率が優れている。また、受台は、吊り金
具を兼用しているため、蓋部を人力の他、クレーンなど
によって移動させることができる。
【0017】さらに、受台の高さが容器部に蓋部を装着
した状態で受台の先端が最高点となるように設定されて
いるので、廃棄物用コンテナが転倒した場合に、蓋部に
損傷を与えない。すなわち、コンテナ転倒時の安全性も
高い。
【0018】具体的には、受台は、脚部側面と嵌合する
アングル部材と脚部下面に当接する棒部材とを有し、棒
部材が水平となるようにアングル部材の各内側面に棒部
材の各端部が取り付けられているものであればよい。
【0019】また、本発明に係る廃棄物用コンテナにお
いては、容器部の各辺には、容器部と蓋部との位置合わ
せを行うためのガイド部材が設けられているが望まし
い。
【0020】これにより、常に容器部の同じ位置に蓋部
を装着することができるからである。特に、クレーンで
吊り下げて蓋部を容器部に装着する場合にはその効果が
大きい。すなわち、クレーンで吊り下げて蓋部を容器部
に装着する場合、蓋部はある程度の揺れを伴って、容器
部に向かって降ろされるため、蓋部と容器部との位置合
わせを行うことが非常に困難であるからである。
【0021】さらに、本発明に係る廃棄物用コンテナに
おいては、容器部の内側側壁には、収容されている廃棄
物の内側側壁への干渉を防止するための干渉防止板が貼
り付けられていることが望ましい。
【0022】これにより、廃棄物の出し入れ、あるいは
輸送中の振動や落下などにより、廃棄物に対して衝撃が
加わったとしても、廃棄物がコンテナの側壁に直接接触
しない。このため、廃棄物の破損などが防止され、内容
物の漏洩が発生しない。つまり、廃棄物の輸送や保管を
安全に行うことができる。
【0023】さらにまた、本発明に係る廃棄物用コンテ
ナにおいては、容器部に廃棄物を収容し、蓋部により容
器部内部を密閉したとき、容器部の底面に吸着シートが
敷かれ、廃棄物と蓋部との隙間は吸着シートで埋めら
れ、廃棄物の隙間は枕形状の吸着材で埋められているこ
とが望ましい。
【0024】これにより、廃棄物用コンテナ内に発生す
る隙間は、吸着シートと吸着材とにより埋められている
ので、コンテナ内での廃棄物の上下振動や横転・横揺れ
が発生しない。また、輸送中にコンテナ内で漏洩が発生
したとしても、吸着シートと吸着材とにより漏洩物が吸
着される。したがって、非常に安全に廃棄物を輸送する
ことができる。つまり、この廃棄物用コンテナを用いれ
ば、有害物質を含む廃棄物を輸送する際に、周辺環境を
汚染したり、人体へ悪影響を与えることがない。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の廃棄物用コンテナ
を具体化した最も好適な実施の形態について図面に基づ
いて詳細に説明する。本実施の形態は、主としてPCB
を含む廃棄物を収容するための箱形コンテナに関するも
のである。そこで、本実施の形態に係る廃棄物用コンテ
ナの概略構成を図1〜図5に示す。図1は、蓋部40を
容器部30に装着した状態における廃棄物用コンテナ1
0を示す斜視図であり、図2は、蓋部40を容器部30
から取り外した状態における廃棄物用コンテナ10を示
す斜視図である。図3は、廃棄物用コンテナ10を示す
平面図である。図4は、廃棄物用コンテナ10を示す正
面図である。図5は、廃棄物用コンテナ10を示す側面
図である。
【0026】廃棄物用コンテナ10は、ステンレス鋼材
により構成された箱形のコンテナである。ステンレス鋼
材を使用するのは、廃棄物を輸送した後に、洗浄して繰
り返し用いるためである。その寸法は、長さが約110
0mm、幅が約1200mm、高さが約1250mm、
自重が約300kg、内容積が約1.2m3 となってい
る。これにより、ドラム缶であれば2個(図2参照)、
トランスであれば単相・三相75kVAまでのものを収
納できるようになっている。
【0027】そして、この廃棄物用コンテナ10は、図
1に示すように、大別して、脚部20、容器部30、お
よび蓋部40により構成されている。脚部20には、フ
ォークポケット21,21と、4つの柱状部22とが設
けられている。フォークポケット21は、フォーク爪が
差し込まれる箇所である。このフォークポケット21
は、箱形鋼材またはC形鋼材などを容器部30の下面に
溶接またはボルト止めなどにより取り付けて構成されて
いる。また、柱状部22は、廃棄物用コンテナ10の脚
に相当するものである。これらの柱状部22は、容器部
30の四隅にそれぞれ設けられている。
【0028】容器部30は、図2に示すように、全体と
して箱形に形成され、その上面の開口部位が廃棄物の積
み込み・取り出し口になっている。そして、容器部30
において、底面と側面の接合部および側面同士の接合部
は、内側から溶接されており、気密構造になっている。
容器部30内側の各側壁には、ゴム板31が貼り付けら
れている。このゴム板31は、廃棄物の出し入れ、ある
いは輸送中の振動や落下などの衝撃発生時に、廃棄物を
容器部30の側壁に干渉させないようにするための緩衝
材である。
【0029】容器部30の上面開口部位の周囲には、縁
部材32が立設されている。この縁部材32は、蓋部4
0により容器部30の上面開口部位を閉じたときに、蓋
部40に備わるシールパッキン45(図7、図8参照)
に当接するようになっている。
【0030】また、容器部30の上面四隅には、アング
ル材33とC形棒材34とで構成された受台35が取り
付けられている。すなわち、C形棒材34が水平になる
ように、アングル材33の各内面に対してC形棒材の各
端部がそれぞれ溶接されている。この受台35は、廃棄
物用コンテナ10の段積金具および吊り金具の役割を持
つものである。すなわち、廃棄物用コンテナ10を段積
する際に、上方に位置する廃棄物用コンテナ10の柱状
部22が、アングル材33に勘合し、C形棒材34で上
方に位置する廃棄物用コンテナ10が支持されるように
なっている。これにより、上方の廃棄物用コンテナ10
がぐらつかずにしっかりと保持される。また、C形棒材
34にワイヤーをかけることにより、廃棄物用コンテナ
10を吊り上げることができるようになっている。
【0031】そして、受台35の高さは、受台35の先
端が廃棄物用コンテナ10の最高点になるように設定さ
れている。より詳細には、蓋部40を装着した状態で、
アングル材33の先端が廃棄物用コンテナ10の最高点
となるようになっている。このように受台35の高さを
設定しているのは、廃棄物用コンテナ10が転倒した場
合に、蓋部40に損傷を与えないようにするためであ
る。
【0032】さらに、容器部30の上面には、図3に示
すように、各辺の中央付近に上端が外側に屈曲させられ
ている蓋ガイド36がそれぞれ設けられている(図8参
照)。この蓋ガイド36は、蓋部40を容器部30に装
着する際に、蓋部40と容器部30との位置合わせを行
うためのものである。この蓋ガイド36を設けることに
より、蓋部40を容器部30に対してずれることなく装
着することができるようになっている。
【0033】また、容器部30の上面には、図4および
図5に示すように、受台35と蓋ガイド36との中間付
近に係止フック37が設けられている。つまり、係止フ
ック37は、各辺ごとに2個ずつ設けられている。この
係止フック37は、後述するキャッチクリップ42のリ
ング部材42aを係止させるものである。
【0034】そして、係止フック37の両側に、ストッ
パ38が設けられている。つまり、ストッパ38は、図
4および図5に示すように、各辺ごとに4個ずつ設けら
れている。このストッパ38は、蓋部40を装着した際
に、蓋部40に備わるシールパッキン45の潰れしろを
一定に保つものである(図7参照)。
【0035】一方、容器部30の底面には、図6に示す
ように、ドレン孔39が開口している。なお、図6は、
図4に示すVI−VI線における断面図である。そし
て、このドレン孔39には、図4に示すように、ドレン
ノズル25が接続されている。なお、ドレンノズル25
にはキャップ26が装着されており、キャップ26を取
り外すことにより、容器部30内部の排水が行えるよう
になっている。
【0036】蓋部40は、図2に示すように、容器部3
0の上面開口部位と同形状で若干大きめの面積を持つ蓋
本体41と、その蓋本体41の上面に取り付けられたキ
ャッチクリップ42、クリップガード43、および吊り
金具44により構成されている。キャッチクリップ42
は、容器部30の係止フック37に対応する位置に取り
付けられている。つまり、各辺ごとに2個ずつ、合計8
個のキャッチクリップ42が、ほぼ等間隔で蓋本体41
に取り付けられている。そして、図7に示すように、キ
ャッチクリップ42のリング部材42aを係止フック3
7に係止させてキャッチクリップ42を締めると、蓋部
40と容器部30とが締結されるようになっている。キ
ャッチクリップ42を用いることにより、蓋部40と容
器部30との締結作業時の操作性が非常によい。ただ
し、操作性を重視しない場合であれば、蓋部40と容器
部30との締結をネジで行うこともできる。なお、図7
は、図3に示すVII−VII線における断面図であ
る。
【0037】ここで、蓋本体41の下面周縁には、図7
あるいは図8に示すようなゴム製のシールパッキン45
が取り付けられている。図7あるいは図8には、中実の
パッキンが示されているが、中実のパッキンの代わりに
中空のパッキンを用いることもできる。なお、図8は、
図3に示すVIII−VIII線における断面図であ
る。このシールパッキン45は、蓋部40を容器部30
に装着した際に、容器部30の縁部材32に当接するよ
うになっている。そして、キャッチクリップ42を締め
ると、図7に示すように、ストッパ38が蓋本体41の
下面に当接するまで、シールパッキン45が縁部材32
により押し潰されてシールされるようになっている。ま
た、8個のキャッチクリップ42をほぼ等間隔で蓋本体
41に取り付けられているので、縁部材32のシールパ
ッキン45に対する押圧力がほぼ均一になっている。こ
のようにして、蓋部40を容器部30に装着した状態で
は、高度な密閉性が確保されるようになっているのであ
る。
【0038】クリップガード43は、図2に示すよう
に、キャッチクリップ42の両側に取り付けられた板状
部材である。このクリップガード43は、図7に示すよ
うに、キャッチクリップ42を締めた状態において、キ
ャッチクリップ42のレバー42bを側方からカバーで
きる大きさになっている。つまり、キャッチクリック4
2のレバー42bよりも若干大きめに形成されている。
外傷によるキャッチクリップ42の外れを防止するため
である。また、このようなクリップガード43を設けて
いることにより、蓋部40同士の段積ができるようにな
っている。
【0039】吊り金具44は、図2に示すように、逆U
形の金具であり、蓋本体41の中央部に2個取り付けら
れている。この吊り金具44を設けることにより、蓋部
40の取り付け・取り外しをクレーン等でも行えるよう
になっている(図9参照)。なお、蓋部40と容器部3
0とをヒンジで接続して蓋部40の脱着性を向上させる
こともできる。
【0040】次に、上記した廃棄物用コンテナ10を用
いた廃棄物の輸送について、図9〜図15を用いて説明
する。図9は、廃棄物用コンテナ10に廃棄物を積み込
む様子を示した図である。図10と図11は、トラック
輸送を説明するための図である。図12〜図14は、鉄
道輸送を説明するための図である。そして、図15は、
海上輸送を説明するための図である。
【0041】まず、容器部30の底面に吸着マット23
を敷く(図2参照)。この吸着マット23は、市販され
ている油液吸着用のシートである。容器部30の底面に
吸着マット23を敷くことにより、廃棄物用コンテナ1
0に収容する廃棄物の上下振動を防止することができる
とともに、コンテナ内で漏洩が発生した場合には漏洩物
を吸着することができる。
【0042】次いで、図9に示すように、廃棄するトラ
ンス50や廃棄物が収容されたドラム缶51などを容器
部30へ積み込む。トランス50あるいはドラム缶51
の積み込みが完了したら、容器部30内部にできた隙間
に枕状の吸着材24を詰め込む。この吸着材24も、市
販されている油液吸着用のものである。このように吸着
材24により隙間を埋めることにより、輸送中にトラン
ス50あるいはドラム缶51が転倒、横揺れすることを
防止することができるとともに、コンテナ内で漏洩が発
生した場合には漏洩物を吸着することができる。
【0043】容器部30へのトランス50あるいはドラ
ム缶51の積み込みが終了したら、それらの上に吸着マ
ット23(吸着材24も使用する場合有り)を敷き、蓋
部40を容器部30に装着する。このとき、クレーンで
吊り下げられた蓋部40は、ある程度の揺れを伴って、
容器部30へ向かって降ろされる。しかしながら、容器
部30には、蓋ガイド36が設けてあるので、この蓋ガ
イド36にガイドされながら蓋部40は容器部30へ降
ろされる。したがって、蓋部40は、容器部40に対し
て位置合わせがされた状態で降ろされる。
【0044】蓋部40が容器部30に降ろされると、蓋
部40に備わる各キャッチクリップ42の各リング部材
42aを、容器部30に備わる各係止フック37にそれ
ぞれ引っかけていく。このとき、キャッチクリップ42
のレバー42bは起きた状態になっている。そして、各
リング部材42aを各係止フック37にそれぞれ引っか
けたら、各キャッチクリップ42のレバー42bを倒し
ていく。これで、キャッチクリップ42と係止フック3
7とにより、蓋部40と容器部30とが締結される。つ
まり、蓋部40と容器部30との締結作業時における操
作が非常によい。
【0045】この締結状態においては、図7に示すよう
に、容器部30の縁部材32の先端部が蓋部40のシー
ルパッキン45の一部を押し潰している。そして、その
シールパッキン45の潰れしろは、ストッパ38が蓋部
40に当接することにより常に一定に保たれる。これに
より、蓋部40を容器部30に装着した状態において
は、高い気密性が確保される。また、蓋ガイド36の働
きにより、縁部材32は常にシールパッキン45の同じ
箇所に当接するので、常に高い気密性が保たれる。この
ように、本実施の形態に係る廃棄物用コンテナ10で
は、非常に簡単に蓋部40と容器部30とを締結するこ
とができるとともに、高度な気密性を確保することがで
きる。したがって、廃棄物用コンテナ10で内部漏洩が
発生して、吸着マット23および吸着材24で漏洩物を
吸着しきれなかった場合であっても、コンテナ外部へ漏
洩物が流れ出ることはない。つまり、廃棄物用コンテナ
10は、非常に安全性の高いコンテナになっている。
【0046】そして、蓋部40と容器部30とが締結さ
れた廃棄物用コンテナ10を、図10に示すように、フ
ォークリフト52あるいはクレーンなどによって、トラ
ック53に順次積み込む。トラック53への廃棄物用コ
ンテナ10の積み込みが終了したら、図11に示す状態
で、トラック53を走行させて処理工場まで輸送する。
その後、処理工場で廃棄物用コンテナ10からトランス
50あるいはドラム缶51が取り出されて処理される。
そして、空になった廃棄物用コンテナ10は洗浄され、
繰り返し廃棄物の輸送に使用される。
【0047】次に、鉄道輸送について説明する。上記の
ようにして、トランス50あるいはドラム缶51が収容
された廃棄物用コンテナ10を、図12に示すように、
まず、フォークリフト52により、貨物コンテナ54に
収容する。ここで、本実施の形態に係る廃棄物用コンテ
ナ10は、図13に示すように、12フィート貨物コン
テナ54に6個収容することができるようになってい
る。
【0048】そして、廃棄物用コンテナ10を収容した
貨物コンテナ54を、図12に示すように、トラック5
3に積載して最寄りの貨物ステーションへ搬送する。次
いで、貨物ステーションにおいて、貨物コンテナ54
を、トラック53から貨車55へ移し替える。その後、
貨物コンテナ54を積載した貨車55を、図14に示す
ように、牽引機関車で牽引して処理工場の最寄りの貨物
ステーションまで輸送する。その後、処理工場の最寄り
の貨物ステーションまで輸送した貨物コンテナ54を、
再びトラック53に移し替え、トラック53を走行させ
て処理工場まで輸送する。
【0049】最後に、海上輸送について説明する。上記
のようにして、トランス50あるいはドラム缶51が収
容された廃棄物用コンテナ10を、図12に示すよう
に、まず、フォークリフト52により、貨物コンテナ5
4に収容する。そして、廃棄物用コンテナ10が収容さ
れた貨物コンテナ54を、トラック53に積載して最寄
りの港へ輸送する。次いで、港において、貨物コンテナ
54を、トラック53から降ろし貨物船56に積み込
む。あるいは、貨物コンテナ54を積載したトラック5
3ごと貨物船に乗船する。なお、貨物コンテナ54を用
いずに、廃棄物用コンテナ10を船内に積み込むことも
できる。
【0050】そして、貨物コンテナ54を積載した貨物
船56は、図15に示すように、船体内に貨物コンテナ
54あるいは貨物コンテナ54を積載したトラック53
を収容した状態で、処理工場の最寄りの港まで航行す
る。その後、処理工場の最寄りの港に寄港した貨物船5
6から貨物コンテナ54を運び出し、再びトラック53
に積載して処理工場まで輸送する。あるいは、貨物コン
テナ54を積載したトラック53を貨物船56から下船
させて、そのまま処理工場まで貨物コンテナ54を輸送
する。
【0051】上記したいずれの輸送形態であっても、廃
棄物用コンテナ10内に発生する隙間は、吸着マット2
3と吸着材24とにより埋められているので、コンテナ
内でのトランス50あるいはドラム缶51の上下振動や
横転・横揺れが発生しない。また、廃棄物用コンテナ1
0は、上記したように高度な気密性を有している。した
がって、輸送中にコンテナ内で漏洩が発生したとして
も、まず、吸着マット23と吸着材24とにより漏洩物
は吸着される。このとき、吸着マット23および吸着材
24で漏洩物を吸着しきれなかった場合であっても、コ
ンテナ外部へ漏洩物が流れ出ることはない。このよう
に、廃棄物用コンテナ10は、非常に安全性が高い。よ
って、本実施の形態の廃棄物用コンテナ10を用いれ
ば、有害物質を含む廃棄物を輸送する際に、周辺環境を
汚染したり、人体へ悪影響を与えることがない。
【0052】また、処理工場に運び込まれた廃棄物は、
処理されるまで一定の期間保管される場合がある。この
ような保管を行う場合には、本実施の形態の廃棄物用コ
ンテナ10であれば、高い気密性を有するので保管期間
中も、廃棄物を安全に保管することができる。つまり、
有害物質を含む廃棄物の保管中に、周辺環境を汚染した
り、人体へ悪影響を与えることがない。
【0053】さらに、廃棄物用コンテナ10には、容器
部30の下面四隅に柱状部22がそれぞれ設けられ、容
器部30の上面四隅に受台35がそれぞれ設けられてい
るので、段積した際に、図16に示すように、受台35
と柱状部22とが嵌合するため、安定した段積を行うこ
とができる。このように、廃棄物用コンテナ10は、廃
棄物の保管時におけるスペース効率に優れている。な
お、廃棄物用コンテナ10は、3段まで段積することが
できる。
【0054】ここで、廃棄物用コンテナ10とは異なる
形態に係る廃棄物用コンテナ60について、図17〜図
19を参照しつつ説明する。図17は、廃棄用コンテナ
60を示す平面図である。図18は、廃棄用コンテナ6
0を示す正面図である。図19は、廃棄用コンテナ60
を示す側面図である。この廃棄物用コンテナ60は、廃
棄用コンテナ10とほぼ同様の構成を有するものである
が、コンテナサイズが異なる。すなわち、廃棄物用コン
テナ60は、廃棄物用コンテナ10よりも大きい。この
ため、廃棄物用コンテナ10と同様の構成のものについ
ては、同じ符号を付してその説明を省略し、相違点を中
心に説明する。
【0055】廃棄物用コンテナ60も、ステンレス鋼材
により構成された箱形コンテナであり、その寸法は、長
さが約2200mm、幅が約1200mm、高さが約1
550mm、自重が約550kg、内容積が約3.0m
3 となっている。これにより、ドラム缶であれば5個
(図17参照)、トランスであれば単相・三相200k
VAまでのものを収納することができるようになってい
る。
【0056】すなわち、廃棄物用コンテナ60は、図1
8、図19に示すように、廃棄物用コンテナ10に比
べ、長さが約2倍になり、高さが約1.2倍になってい
る。このため、蓋部40を容器部30に装着した際の気
密性を確保するために、図17に示すように、長辺側に
はキャッチクリップ42を片側4個ずつ取り付けてい
る。なお、短辺側は、廃棄物用コンテナ10と同様、片
側2個ずつである。これに伴い、容器部30の係止フッ
ク37も、図19に示すように、長辺側には片側4個ず
つ取り付けている。これにより、長辺側でも縁部材32
のシールパッキン45に対する押圧力が均一になり、気
密性が確保されている。
【0057】そして、この廃棄物用コンテナ60を用い
て、上記したいずれの輸送形態により廃棄物の輸送を行
った場合でも、廃棄物用コンテナ60内に発生する隙間
は、吸着マット23と吸着材24とにより埋められてい
るので、コンテナ内でのトランス50あるいはドラム缶
51の上下振動や横転・横揺れが発生しない。また、廃
棄物用コンテナ60は、上記したように高度な気密性が
確保されている。したがって、輸送中にコンテナ内で漏
洩が発生したとしても、まず、吸着マット23と吸着材
24とにより漏洩物は吸着される。このとき、吸着マッ
ト23および吸着材24で漏洩物を吸着しきれなかった
場合であっても、コンテナ外部へ漏洩物が流れ出ること
はない。このように、廃棄物用コンテナ60も、非常に
安全性が高い。したがって、棄物用コンテナ60を用い
ても、有害物質を含む廃棄物を輸送する際に、周辺環境
を汚染したり、人体へ悪影響を与えることがない。な
お、廃棄物用コンテナ60は、図20に示すように、貨
物コンテナ(12フィートコンテナ)54に3個収容す
ることができるようになっている。
【0058】また、廃棄物用コンテナ60でも、高い気
密性を有するので保管期間中も、廃棄物を安全に保管す
ることができる。つまり、有害物質を含む廃棄物の保管
中に、周辺環境を汚染したり、人体へ悪影響を与えるこ
とがない。さらに、廃棄物用コンテナ60にも、容器部
30の下面四隅に柱状部22がそれぞれ設けられ、容器
部30の上面四隅に受台35がそれぞれ設けられている
ので、段積した際に、図21に示すように、受台35と
柱状部22とが嵌合するため、安定した段積を行うこと
ができる。このように、廃棄物用コンテナ60も、廃棄
物の保管時におけるスペース効率に優れている。なお、
廃棄物用コンテナ60は、2段まで段積することができ
る。
【0059】以上、詳細に説明したように本実施の形態
に係る廃棄物用コンテナ10,60によれば、シールパ
ッキン45が取り付けられた蓋部40と縁部材32およ
びストッパ38が設けられた容器部30とを、縁部材3
2がシールパッキン45に当接した状態で、複数のキャ
ッチクリップ42により締結する。このため、縁部材3
2のシールパッキン45に対する押圧力がほぼ均一とな
るとともに、シールパッキン45の潰れしろが一定に保
たれる。これにより、蓋部40を容器部30に装着した
状態で、高度な密閉性を確保することができる。
【0060】また、容器部30の上面に蓋ガイド36を
設けているので、蓋部40が常に容器部30の所定位置
に装着されるため、縁部材32が常にシールパッキン4
5の同じ箇所に当接する。これにより、常に高い密閉性
を確保することができる。
【0061】さらに、廃棄物用コンテナ10,60内に
発生する隙間は、吸着マット23と吸着材24とにより
埋められているので、コンテナ内でのトランス50ある
いはドラム缶51の上下振動や横転・横揺れが発生しな
い。したがって、輸送中にコンテナ内で漏洩が発生した
としても、吸着マット23と吸着材24とにより漏洩物
は吸着されるため安全性が高い。
【0062】このとき、吸着マット23および吸着材2
4で漏洩物を吸着しきれなかった場合であっても、廃棄
物用コンテナ10,60は、高度な密閉性を確保してい
るので、コンテナ外部へ漏洩物が流れ出ることはない。
このように、廃棄物用コンテナ10,60は、非常に安
全性が高い。
【0063】このように、廃棄物用コンテナ10,60
を用いることにより、有害物質を含む廃棄物を輸送、保
管する際に、周辺環境を汚染したり、人体へ悪影響を与
える内容にすることができる。すなわち、棄物用コンテ
ナ10,60を用いることにより、有害物質を含む廃棄
物の輸送、保管を非常に安全に行うことができる。
【0064】さらにまた、廃棄物用コンテナ10,60
には、容器部30の下面四隅に柱状部22がそれぞれ設
けられ、容器部30の上面四隅に受台35がそれぞれ設
けられている。このため段積した際に、受台35と柱状
部22とが嵌合して、安定した段積を行うことができ
る。したがって、廃棄物の保管時におけるスペース効率
を向上させることができる。
【0065】なお、上記した実施の形態は単なる例示に
すぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨
を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であるこ
とはもちろんである。上記実施の形態では、主としてP
CBを含む廃棄物を処理工場へ輸送する場合を例示した
が、本発明に係る廃棄物用コンテナ10,60は、PC
B以外の環境汚染廃棄物、医療汚染廃棄物、ポップス等
を輸送する場合にも使用することができる。また、蓋部
40と容器部30とを締結する締結手段として、キャッ
チクリップ42と係止フック37を例示したが、これに
限られず、例えばキャッチクリップ以外のワンタッチ金
具やスイングボルトなど種々の締結金具を使用すること
ができる。また、本発明に係る廃棄物用コンテナとし
て、2つのサイズのコンテナを例示したが、コンテナサ
イズはこれらに限られることなく、使用用途・目的、輸
送形態などによって最適なサイズを任意に設定すること
ができる。さらに、本発明は箱形コンテナに限らず、異
型や円筒型のコンテナにも適用することができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明した通り本発明に係る廃棄物用
コンテナによれば、蓋部と容器部とが締結手段により、
しっかりと締結されるので、高度な気密性を確保するこ
とができる。また、廃棄物用コンテナ内に発生する隙間
は、吸着シートと吸着材とにより埋められているので、
コンテナ内での廃棄物の上下振動や横転・横揺れが発生
しない。したがって、輸送中にコンテナ内で漏洩が発生
したとしても、まず、吸着シートと吸着材とにより漏洩
物は吸着される。このとき、吸着シートおよび吸着材で
漏洩物を吸着しきれなかった場合であっても、高度な気
密性が確保されているので、コンテナ外部へ漏洩物が流
れ出ることはない。このように、本発明に係る廃棄物用
コンテナは、非常に安全性が高い。また、本発明に係る
廃棄物用コンテナであれば、高い気密性を有するので保
管期間中も、廃棄物を安全に保管することができる。よ
って、本発明に係る廃棄物用コンテナを用いれば、有害
物質を含む廃棄物を輸送あるいは保管する際に、周辺環
境を汚染したり、人体へ悪影響を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係る廃棄物用コンテナの斜視図で
あり、蓋部を装着した状態を示す。
【図2】同じく、実施の形態に係る廃棄物用コンテナの
斜視図であり、蓋部を取り外した状態を示す。
【図3】図1の廃棄物用コンテナの平面図である。
【図4】図1の廃棄物用コンテナの正面図である。
【図5】図1の廃棄物用コンテナの側面図である。
【図6】図4に示すVI−VI断面を示す断面図であ
る。
【図7】図3に示すVII−VII断面を示す断面図で
ある。
【図8】図3に示すVIII−VIII断面を示す断面
図である。
【図9】廃棄物用コンテナへの廃棄物の積み込み方法を
説明するための図である。
【図10】廃棄物用コンテナのトラックへの積み込み方
法を説明するための図である。
【図11】廃棄物用コンテナのトラック輸送中の様子を
説明するための図である。
【図12】廃棄物用コンテナの貨車への積み込み方法を
説明するための図である。
【図13】貨物コンテナ内における図1の廃棄物用コン
テナの収容状態を説明するための図である。
【図14】廃棄物用コンテナの鉄道輸送中の様子を説明
するための図である。
【図15】廃棄物用コンテナの海上輸送中の様子を説明
するための図である。
【図16】図1の廃棄物用コンテナを段積した状態を示
す斜視図である。
【図17】別の形態に係る廃棄物用コンテナの平面図で
ある。
【図18】図17の廃棄物用コンテナの正面図である。
【図19】図17の廃棄物用コンテナの側面図である。
【図20】貨物コンテナ内における図17の廃棄物用コ
ンテナの収容状態を説明するための図である。
【図21】図17の廃棄物用コンテナを段積した状態を
示す斜視図である。
【符号の説明】
10 廃棄物用コンテナ 20 脚部 22 柱状部 23 吸着マット 24 吸着材 30 容器部 31 ゴム板 33 アングル部材 34 C形棒材 35 受台 36 蓋ガイド 37 係止フック 38 ストッパ 40 蓋部 42 キャッチクリップ 43 クリップガード 45 シールパッキン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月24日(2002.5.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】そして、締結手段は、所定値以上の締結力
で容器部と部とを締結するものであることが望まし
い。これにより、より確実に高度な気密性を確保するこ
とができるからである。なお、所定の締結力としては、
10kPa程度あればよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65F 1/16 B65D 21/02 C (72)発明者 片桐 衆 名古屋市熱田区三本松町1−1 日本車輌 製造株式会社内 (72)発明者 橋本 寿一郎 福岡県北九州市八幡東区枝光本町8番1号 日鐵運輸株式会社内 Fターム(参考) 3E006 AA01 BA01 CA05 DA10 DB03 3E023 AA18 MA01 MB03 MC03 3E070 AA25 AB21 AB25 PA06 PA14 QA10 RA01 WH01 WH02 WJ07 WJ08

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄物の輸送、保管に使用する廃棄物用
    コンテナにおいて、 上面のほぼ全域が開口し、内部に廃棄物を収容する容器
    部と、 前記収容部の上面開口を開閉するための蓋部とを備え、 前記蓋部により前記容器部内部を密閉するために前記容
    器部と蓋部とを締結する締結手段を有することを特徴す
    る廃棄物用コンテナ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載する廃棄物用コンテナに
    おいて、 前記締結手段は、ほぼ等間隔に複数個設けられているこ
    とを特徴する廃棄物用コンテナ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載する廃棄
    物用コンテナにおいて、 前記締結手段は、所定値以上の締結力で前記容器部と前
    記容器部とを締結するものであることを特徴する廃棄物
    用コンテナ。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3に記載するいずれ
    か1つの廃棄物用コンテナにおいて、 前記締結手段は、ワンタッチ方式の締結金具であること
    を特徴する廃棄物用コンテナ。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4に記載するいずれ
    か1つの廃棄物用コンテナにおいて、 前記蓋部下面の周縁全周に、シールパッキンが設けられ
    ていることを特徴する廃棄物用コンテナ。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載する廃棄物用コンテナに
    おいて、 前記ワンタッチ方式の締結金具の両側に前記締結金具へ
    の外傷を防止するためのガード部材が設けられているこ
    とを特徴する廃棄物用コンテナ。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載する廃棄物用コンテナに
    おいて、 前記容器部に、前記シールパッキンの潰れしろを一定に
    するために前記蓋部の下面に当接するストッパが設けら
    れていることを特徴する廃棄物用コンテナ。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7に記載するいずれ
    か1つの廃棄物用コンテナにおいて、 前記容器部の各隅部上面にはそれぞれ受台が設けられ、 前記容器部の各隅部下面には前記受台に嵌合する柱状部
    がそれぞれ設けられており、 前記受台は、吊り金具を兼用し、その高さが前記容器部
    に前記蓋部を装着した状態で前記受台の先端が最高点と
    なるように設定されていることを特徴する廃棄物用コン
    テナ。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載する廃棄物用コンテナに
    おいて、 前記受台は、前記脚部側面と嵌合するアングル部材と前
    記脚部下面に当接する棒部材とを有し、 前記棒部材が水平となるように前記アングル部材の各内
    側面に前記棒部材の各端部が取り付けられていることを
    特徴する廃棄物用コンテナ。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9に記載するいず
    れか1つの廃棄物用コンテナにおいて、 前記容器部の各辺には、前記容器部と前記蓋部との位置
    合わせを行うためのガイド部材が設けられていることを
    特徴する廃棄物用コンテナ。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項10に記載するい
    ずれか1つの廃棄物用コンテナにおいて、 前記容器部の内側側壁には、収容されている廃棄物の前
    記内側側壁への干渉を防止するための干渉防止板が貼り
    付けられていることを特徴する廃棄物用コンテナ。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項11に記載するい
    ずれか1つの廃棄物用コンテナにおいて、 前記容器部に廃棄物を収容し、前記蓋部により前記容器
    部内部を密閉したとき、前記容器部の底面に吸着シート
    が敷かれ、廃棄物と前記蓋部との隙間は吸着シートで埋
    められ、廃棄物の隙間は枕形状の吸着材で埋められてい
    ることを特徴する廃棄物用コンテナ。
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