JP2003310584A - 歯科診療装置及び歯科診療方法 - Google Patents

歯科診療装置及び歯科診療方法

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JP2003310584A JP2002126923A JP2002126923A JP2003310584A JP 2003310584 A JP2003310584 A JP 2003310584A JP 2002126923 A JP2002126923 A JP 2002126923A JP 2002126923 A JP2002126923 A JP 2002126923A JP 2003310584 A JP2003310584 A JP 2003310584A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯科治療や歯科診断等の歯科診療中における
患者の体調変化やストレスを自動的に感知して適切な対
応を行う。 【解決手段】 歯科診療中における患者の生体情報の変
化を計測する生体情報計測手段2と、計測された生体情
報に基づき判定のための基準値を設定する基準値設定手
段3と、基準値と計測された生体情報とを比較して患者
の体調変化又は/及びストレスの判定を行う判定手段5
と、判定手段5が患者の体調変化又は/及びストレスを
判定したとき、診療に必要な処置を行う処置手段6とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科治療中や歯科
診断中における患者の体調変化やストレスを検知するこ
とにより、これらの改善や解消を行うための歯科診療装
置及び歯科診療方法に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科医院における歯科治療や歯科診断で
は、歯の切削のみならず治療ユニットのタービンや電気
エンジンの音、さらには治療台に着座することによって
も患者に体調変化やストレスが生じる。そして、これら
が患者に加わることにより、自律神経系のコントロール
が乱れるため、体調変化やストレスを感知して何らかの
対応を行う必要がある。このことは、高齢者が増加する
傾向にある現状では、社会的に重要なものとなってい
る。
【0003】医科における外科処置では、術者と異なる
麻酔医等の担当者が体調変化やストレスの発生を検知す
るようにしているが、麻酔医等の介添え者のいない歯科
診療では、術者が血圧計によって血圧を測定したり、患
者の顔色や緊張度等を術者が見て判断することにより感
知している。そして、術者が過剰な体調変化やストレス
が生じたと判断したときには、治療を中断したり、会話
を行う等によってこれらの緩和を行っている。
【0004】又、特開平7−193768号公報には、
歯科診療中における患者の痛みや恐怖感を和らげるた
め、患者に対してテレビ放送やビデオ再生の供給或いは
音声の供給を行うことが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、術者に
よる感知では、治療を行いながら体調変化やストレスの
発生や蓄積を判断する必要があるため、術者が治療に専
念することができない問題を有している。また、主観的
な判断のため、判断の遅れやミスを犯し易く、安全な治
療を確保できない問題も有している。
【0006】また、従来より行われている緊張緩和で
は、何らかの症状を発現した患者だけに対するものであ
り、歯科診療の全般に対して十分なものとはなっていな
い。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を考慮
してなされたものであり、術者側で患者の体調変化やス
トレスを感知する必要がなく、術者が治療に専念できる
と共に、体調変化やストレスを正確に判断することが可
能で、安全な治療を確保することが可能な歯科診療装置
及び歯科診療方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明の歯科診療装置は、歯科診療中にお
ける患者の生体情報の変化を計測する生体情報計測手段
と、計測された生体情報に基づいて患者の体調変化又は
/及びストレス判定を行う判定手段とを備えていること
を特徴とする。
【0009】請求項2の発明の歯科診療装置は、歯科診
療中における患者の生体情報の変化を計測する生体情報
計測手段と、計測された生体情報に基づいて患者の体調
変化又は/及びストレス判定を行う判定手段と、判定手
段が患者の体調変化又は/及びストレスを判定したと
き、診療に必要な処置を行う処置手段とを備えているこ
とを特徴とする。
【0010】以上の請求項1及び2の発明では、歯科診
療中における患者の生体情報に基づいて、判定手段が患
者の体調変化又は/及びストレス判定するため、患者の
体調変化やストレスを正確、且つ客観的に判断すること
ができ、術者が主観的な判断を行う必要がなく、歯科診
療に専念することができる。
【0011】請求項3の発明の歯科診療装置は、歯科診
療中における患者の生体情報の変化を計測する生体情報
計測手段と、計測された生体情報に基づき判定のための
基準値を設定する基準値設定手段と、基準値と計測され
た生体情報とを比較して患者の体調変化又は/及びスト
レス判定を行う判定手段と、判定手段が患者の体調変化
又は/及びストレスを判定したとき、診療に必要な処置
を行う処置手段とを備えていることを特徴とする。
【0012】請求項4の発明の歯科診療装置は、歯科診
療中における患者の生体情報の変化を計測する生体情報
計測手段と、計測された生体情報に基づき判定のための
基準値を設定する基準値設定手段と、生体情報の変化量
を患者の歯科診療中に計測する生体情報変化量計測手段
と、基準値と計測された生体情報との比較に基づいて及
び/又は生体情報の変化量に基づいて患者の体調変化又
は/及びストレスの判定を行う判定手段と、判定手段が
患者の体調変化又は/及びストレスを判定したとき、診
療に必要な処置を行う処置手段とを備えていることを特
徴とする。
【0013】請求項3及び4の発明では、歯科診療中に
おける患者の生体情報に基づいて基準値を設定し、判定
手段が患者の体調変化又は/及びストレスを判定するた
め、患者の体調変化やストレスを正確、且つ客観的に判
断することができる。このため、術者が主観的な判断を
行う必要がなく、歯科診療に専念することができる。
【0014】又、患者の体調変化又は/及びストレスが
あった場合には、処置手段が診療に必要な処置を行うた
め、患者の体調変化又は/及びストレスを軽減或いは解
消することができ、患者が安心して歯科診療を受けるこ
とができる。
【0015】特に、請求項4の発明では、歯科診療中の
生体情報の変化量を計測し、この変化量を判断に加える
ため、歯科診療中に生体情報の数値が上昇或いは減少し
ても、これらの変化に対し正確に判断することができ
る。
【0016】請求項5の発明は、請求項3又は4記載の
発明において、歯科診療を開始した後における生体情報
の変化量に基づいて基準値を補正する補正手段をさらに
有し、前記判定手段は補正された基準値と生体情報とを
比較することを特徴とする。
【0017】歯科診療における歯科治療では、治療ユニ
ットのインスツルメント等の器具を用いて行うため、歯
科診断に比べて患者の生体情報が特に大きく変化する。
請求項5の発明では、このときの変化量に基づいて基準
値を補正し、補正した基準値によって判断するため、歯
科診療中の患者の体調変化又は/及びストレスに好適に
対応することができ、正確な判断を行うことができる。
【0018】請求項6の発明は、請求項1〜4のいずれ
かに記載の歯科診療装置であって、前記生体情報計測手
段は、少なくとも患者の呼吸数、呼吸波形、心拍数、皮
膚電位、手掌又は手指での発汗量、手掌又は手指を介し
ての筋肉の緊張度或いは血圧の変動を計測することを特
徴とする。
【0019】請求項6の発明で計測する情報は、歯科治
療や歯科診断中に明瞭に変化するため、これらの情報を
計測することにより的確な判断を行うことができる。
【0020】請求項7の発明は、請求項2〜4のいずれ
かに記載の歯科診療装置であって、前記処置手段は、患
者の体調変化又は/及びストレスを術者に告知する告知
手段、治療器具の出力を低減又は停止する治療制限手段
又は患者の緊張度合いを緩和する緊張緩和手段であるこ
とを特徴とする。
【0021】このような告知手段、治療制限手段、緊張
緩和手段により、歯科診療中の患者の体調変化又は/及
びストレスに対応することができる。
【0022】請求項8の発明は、請求項7記載の歯科診
療装置であって、前記告知手段は、治療箇所を照明する
インスツルメントのハンドピースライトの点滅、治療ユ
ニットの無影灯の点滅、ドクターチェアー装着のバイブ
レータの駆動、術者着用のバイブレータの駆動又はブザ
ー警報を行うことを特徴とする。
【0023】請求項8の発明のような告知手段を用いる
ことにより、術者に対する告知を明確に行うことができ
る。
【0024】請求項9の発明は、請求項7記載の歯科診
療装置であって、少なくとも前記緊張緩和手段は、治療
用椅子の緩やかな振動、ディスプレーの画像表示又はス
ピーカからの音楽供給を行うことを特徴とする。
【0025】請求項9の発明の緊張緩和手段では、歯科
診療中の患者の体調変化又は/及びストレスに対応する
ことができ、患者の苦痛の緩和や解消を行うことができ
る。
【0026】請求項10の発明の歯科診療方法は、歯科
診療中における患者の生体情報の変化を計測して患者の
体調変化又は/及びストレスを判定することを特徴とす
る。
【0027】請求項11の発明の歯科診療方法は、歯科
診療中における患者の生体情報の変化を計測して患者の
体調変化又は/及びストレスを判定し、診療に際しての
必要な処置を行うことを特徴とする。
【0028】請求項12の発明の歯科診療方法は、歯科
診療中における患者の生体情報の変化を計測し、計測さ
れた生体情報に基づいて基準値を設定し、この基準値と
計測された生体情報とを比較して患者の体調変化又は/
及びストレスを判定して診療に際しての必要な処置を行
うことを特徴とする。
【0029】請求項13の発明の歯科診療方法は、歯科
診療中における患者の生体情報の変化を計測し、計測さ
れた生体情報に基づいて基準値を設定した後、歯科治療
開始後における生体情報の変化量に基づいて基準値を補
正し、補正された基準値と計測された生体情報とを比較
して患者の体調変化又は/及びストレスを判定して診療
に際しての必要な処置を行うことを特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施の形態の
構成を示すブロック図であり、患者着座確認手段1、生
体情報計測手段2、基準値設定手段3、生体情報変化量
計測手段4、判定手段5、処置手段6、治療・診断確認
手段7を備え、さらに補正手段8、記録手段9を備えて
いる。
【0031】患者着座確認手段1は、患者が治療用椅子
に着座したことを検知するものであり、この検知によっ
て生体情報計測手段2が患者に対する生体情報の変化の
計測を開始する。患者着座確認手段1としては、治療用
椅子やその周辺の治療ユニットに設けられ、患者の体温
や体重等を感知してスイッチがONとなる自動スイッ
チ、或いは術者等がON、OFF操作する手動スイッ
チ、その他のスイッチを用いることができる。又、患者
着座確認手段1としては、患者用椅子にセットされるこ
とにより患者の着座を検知することが可能な後述の空気
袋センサを用いることができる。
【0032】生体情報計測手段2は、歯科診療中におけ
る患者の生体情報の変化を計測する手段である。ここ
で、歯科診療とは、歯科治療及び歯科診断の双方を含む
概念である。歯科治療としては、歯の切削、充填、印象
などの保存補綴治療、歯の抜去等の口腔外科、歯石除去
(スケーリング)などの歯周治療、歯の根管治療などの
歯内治療、歯の矯正治療、ホワイトニング等の審美治療
及び口腔衛生指導などの予防歯科治療等が含まれる。歯
科診断としては、問診、電気歯髄診、細胞診、血液検
査、細菌検査、治療計画等のカウンセリング等が含まれ
る。これらの歯科治療、歯科診断のいずれにおいても、
患者の生体情報が変化するものであり、この生体情報の
変化を計測する。
【0033】生体情報計測手段2が計測する生体情報と
しては、歯科治療及び歯科診断中での変化が大きな情報
が良好であり、例えば、次のような情報を単独で或いは
組み合わせて計測する。なお、計測する生体情報は患者
に合わせて任意に選択するものであり、従って、患者の
年齢、身長、体重、性別等に合わせて選択される。 (1)圧力の変化 例えば、歪み素子を設けたハンドグリップを患者の手で
握らせ、ハンドグリップへの握り圧力の変化を歪みアン
プで増幅して検出する。 (2)物理的な変位量の変化 例えば、患者が握っているハンドグリップを患者が左右
や前後に傾けた変位量を検出する。 (3)呼吸数の変化、心拍数の変化 これらの情報は、空気袋センサを用いて計測することが
できる。空気袋センサは、例えば、特許第324263
1号に開示されているように、空気を封入した柔軟な空
気袋内に無指向性マイクロホン、圧力センサ等の検出素
子をセットした構造となっている。この空気袋センサの
上に、人体が乗った状態における空気圧を検出すること
により、呼吸数、呼吸波形、心拍数を計測することがで
きる。従って、空気袋センサを治療用椅子の座部、背も
たれ部或いはヘッドレストに取り付け、その上に患者を
着座させることにより、歯科治療中や歯科診断中におけ
る呼吸数の変化、心拍数の変化或いは呼吸波形を計測す
ることができる。 (4)筋肉の緊張度 患者の手掌又は手指に検出クリップを取り付け、患者の
筋肉内の電流変化を手掌又は手指を介して検出クリップ
からの信号に基づいて検出する。 (5)皮膚電位の変化 患者の手掌又は手指に電極を取り付けて電位の変化を検
出する。 (6)手掌又は手指での発汗量 手掌又は手指等の患者の身体から発生する汗量の変化を
検出する。 (7)血圧の変動 歯科診療中の患者の血圧を測定してその変動を検出す
る。
【0034】本発明者は、歯科治療中及び歯科診断中に
おける患者の発汗量とストレスとの関係を次のようにし
て追求した。
【0035】患者の左手拇指に局所発汗量連続記録装置
のプローブを両面テープで装着し、上からテープを巻く
ことにより固定した。局所発汗量連続記録装置として
は、商品名「Kenz−Perspiro OSS−1
00」(スズケン(社)製)を用いた。また、歯の切削
中は治療用椅子を水平位の姿勢とし、可能な限りリラッ
クスさせた。このような条件の下では、歯の切削中の体
調変化やストレスによる発汗が主に見られるものであ
る。そして、歯の生死を判定する電気歯髄診療器での診
断時中に疼痛を感じたときに、プローブを装着していな
い右手を動かして術者に疼痛(ストレス)を感じたこと
を知らせた。このときの発汗量を上記装置で測定した結
果、患者の疼痛と発汗量とが良好に対応していた。従っ
て、上記(6)項における手掌からの発汗量は、患者の
体調変化やストレスの有無に良好に対応することが可能
となっている。
【0036】なお、生体情報計測手段2による計測は、
患者が治療用椅子に着座した状態で行う。この場合、治
療用椅子の背もたれ部を起てた状態で行っても良いが、
背もたれ部を倒して患者を略水平にした状態で行う方が
患者をリラックスさせることができ、これにより患者の
体調変化を敏感に検出できる点で好ましい。
【0037】基準値設定手段3は、生体情報計測手段2
によって計測された生体情報に基づいて基準値を設定す
る手段である。患者が治療用椅子に着座することによ
り、上述した生体情報が変化するが、この変化が少なく
なった安定状態での生体情報の数値を基準とする。この
ように、治療用椅子への着座状態で計測することによ
り、歯科診療時における患者の体調に合わせた基準値を
設定することができる。
【0038】生体情報変化量計測手段4は、歯科診療中
における患者の生体情報の変化量を計測する手段であ
る。歯科治療中や歯科診断中においては、患者の生体情
報が大きく変化するものであり、基準値設定手段3で設
定した基準値だけでは、患者の体調変化又は/及びスト
レスを正確に判断することが難しく、生体情報変化量計
測手段4によって生体情報の変化量を計測し、この計測
値を判定手段5に出力する。かかる生体情報変化量計測
手段4としては、上述した生体情報計測手段2をそのま
ま用いることができる。又、生体情報変化量計測手段4
が計測する生体情報の変化量は、一定時間内における数
値の加減乗除の値や積分値あるいは微分値によって得る
ものである。
【0039】判定手段5は、生体情報計測手段2によっ
て計測された生体情報と、基準値設定手段3によって設
定された基準値とを比較して患者の体調変化又は/及び
ストレスの判定を行う。判定は患者の体調変化又は/及
びストレスの有無や体調変化又は/及びストレスの程度
(大きさ)について行う。そして、計測された生体情報
は、基準値設定手段3を介して判定手段5に入力され
る。
【0040】判定手段5は、生体情報計測手段2からの
生体情報と基準値設定手段3からの基準値との比較に加
えて、生体情報変化量計測手段4からの変化量からも患
者の体調変化又は/及びストレスを判定する。これによ
り、歯科治療中や歯科診断中に患者の生体情報の数値が
大きく増減した場合であっても、確実に判断することが
できる。
【0041】処置手段6は、判定手段5によって患者の
体調変化又は/及びストレスを判断したとき、診療に必
要な処置を行う。この処置手段6としては、患者の体調
変化又は/及びストレスを術者に告知する告知手段、治
療器具の出力を低減又は停止する治療制限手段、患者の
緊張度合いを緩和する緊張緩和手段のいずれか一つ、あ
るいは複数を用いて処置を行う。
【0042】告知手段としては、例えば、治療箇所を照
明するインスツルメントのハンドピースライトの点滅、
治療ユニットの無影灯の点滅、ドクターチェアー装着の
バイブレータの駆動、術者着用のバイブレータの駆動、
ブザー警報等の内の一種又は複数が選択される。
【0043】図2は、インスツルメント用器具の一種で
あるハンドピース21を示す。ハンドピース21の先端
には、歯の切削を行うバー22が着脱自在に装着されて
おり、このバー22に近接した位置にハンドピースライ
ト23が配置されている。ハンドピースライト23は、
歯の治療中に点灯して治療箇所を照明するように使用さ
れる。このハンドピースライト23を点灯状態から点滅
状態に切り替えることにより、術者は患者の体調変化又
は/及びストレスを治療中に知ることができる。これに
より、術者による適宜の処置が促進される。
【0044】図3は、同様にハンドピース21による告
知を示す。図3のハンドピース21においては、術者が
把持するグリップ24にLED等の発光ランプ25が複
数配置されている。この発光ランプ25を点灯すること
により、患者の体調変化又は/及びストレスを術者に告
知することができる。この場合、複数の発光ランプ25
の点灯数を変えることにより、体調変化やストレスの大
小に対応させることができる。
【0045】治療ユニットの無影灯は、歯科治療や歯科
診断の際に術者が操作して点灯するが、この照明を点滅
に切り替えることにより告知を行うことができる。
【0046】また、ドクターチェアーの座部にバイブレ
ータを配置したり、術者の体にバイブレータを装着し、
これらのバイブレータを駆動することにより、術者にだ
け告知を行うことができる。さらに、治療ユニットにブ
ザーを配置し、ブザーを駆動した音により告知すること
もできる。
【0047】処置手段における治療制御手段は、歯科治
療や歯科診断中におけるインスツルメントへの出力を制
御するものである。この出力の制御は、判定手段5が判
定した患者の体調変化又は/及びストレスの大きさに応
じて行うことができる。具体的には、患者の体調変化又
は/及びストレスの数値が基準値よりも、例えば20%
程度大きい場合には、インスツルメントの出力を例えば
50%程度に低減し、それ以上の場合には、インスツル
メントへの出力を停止する等により制御することができ
る。
【0048】緊張緩和手段としては、治療用椅子を緩や
かに振動させて着座している患者の緊張を緩和させた
り、治療用椅子近辺に配置したディスプレーに娯楽等の
画像を表示したり、あるいはスピーカから音楽を供給す
ることにより行うことができる。
【0049】図1における治療・診断確認手段7は、歯
科治療・歯科診断が終了したか、終了していないかを確
認するものである。終了が確認されない場合には、処置
手段6による処置が継続される。
【0050】図1における補正手段8は、生体情報計測
手段2、基準値設定手段3、生体情報変化量計測手段4
及び記録手段9に接続されている。この補正手段8は、
歯科診療における歯科治療を開始した後に、生体情報計
測手段2から生体情報が入力される。これにより、補正
手段8は歯科治療中の生体情報の変化量に基づいて基準
値を補正し、基準値設定手段3に出力する。基準値設定
手段3では、補正手段8から入力された新たな基準値に
基づいて患者の体調変化又は/及びストレスを判定す
る。
【0051】歯科治療では、治療ユニットのタービンや
マイクロモータ、電気エンジン、超音波スケーラ、エア
スケーラ或いはレーザ光切削機等の治療器具が駆動する
ため、これらによって患者の不安感が増大し、患者の体
調変化又は/及びストレスが大きく変化する。これは、
問診等を中心とし、治療器具を用いない歯科診断と大き
く異なる点である。従って、治療前に設定した基準値に
よって比較した場合には、現状と大きなズレを生じる。
補正手段8はこのような歯科治療における患者の生体情
報の変化量に基づいて基準値を補正するものである。こ
れにより、判定手段5は、患者の体調変化又は/及びス
トレスをさらに正確に判断することができる。この場合
の補正は、歯科治療に用いる治療器具の種類を加味して
行うことにより、さらに正確な基準値を設定することが
可能となる。補正手段8の作動の開始は、治療器具のス
イッチと連動させ治療器具のスイッチをONした同時に
行うことができる。又、術者が判断して手動で開始スイ
ッチをONしても良い。なお、補正手段8は必要がない
場合には、省くことも可能である。
【0052】この実施の形態では、生体情報計測手段2
に記録手段9が接続されている。記録手段9は生体情報
計測手段2から入力される生体情報の内、通常状態での
生体情報の基準値を患者毎に記録しており、患者への歯
科治療や歯科診断を行う際に、その基準値を判定手段5
に出力する。
【0053】かかる患者毎の基準値の記録は、初診の際
に検出した患者の通常状態での生体情報の基準値を、患
者に関するデータと一組にして生体情報計測手段2から
記録手段9に送出することにより行うことができる。そ
して、患者の次回の治療や診断の際に、術者は記録手段
9に患者データを入力することにより、記録手段9がそ
の患者に関連した生体情報の基準値を判定手段5に出力
する。これにより、患者毎についての体調変化やストレ
スの判定を行うことができる。
【0054】このように記録手段9を備えることによ
り、個々の患者についての体調変化やストレスの基準値
が自動的に判定手段5に設定されるため、個々の患者に
対しての判定を正確に行うことができ、個々の患者に対
する対応を迅速に行うことができる。なお、記録手段9
に記録される基準値は、適宜更新することも可能であ
り、これにより、治療の進行や治療の種類に合わせた基
準値を判定手段5に供給することが可能となる。
【0055】次に、生体情報計測手段2によって実際に
計測した生体情報を図4に示す。同図において、Aは心
電図の波形、B〜Gは上述した空気袋センサによって計
測したデータであり、Bは患者の肩での生波形、Cは生
波形Bから解析した患者の肩での呼吸数、Dは生波形B
から解析した患者の肩での心拍数、Eは患者の腰での生
波形、Fは生波形Eから解析した患者の腰での呼吸数、
Gは生波形Eから解析した患者の腰での呼吸数である。
又、Hは手掌での発汗量、I及びJは皮膚電位である。
なお、縦軸の単位はmVである。
【0056】患者が深呼吸すると、いずれの波形も乱れ
るが、深呼吸からある程度の時間(図4では、10分程
度)を経過することにより、波形が定常的となって安定
する。基準値設定手段3は、波形が安定した時点での各
生体情報の値を基準値と設定するものである。
【0057】図5は、歯石除去を行った際の患者の生体
情報を図4と同様にして計測した結果であり、A〜Jは
図4と対応した生体情報である。歯石除去に基づいた歯
痛刺激によって、波形A〜Hに乱れが発生しており、こ
れらの生体情報の値を図4で設定した基準値と比較する
ことにより、患者の体調変化又は/及びストレスの有無
を判定することができる。
【0058】図6は、基準値設定のフローチャートを示
す。患者が治療用椅子に着座すると(ステップS1)、
患者着座確認手段1が着座を確認し、着座信号をONと
する(ステップS2)。そして、生体情報計測手段2が
患者の生体情報を計測し(ステップS3)、基準値設定
手段3が基準値を設定する。次のステップS4では、基
準値が設定されているから否かを判別し、基準値が設定
されている場合には、図7の歯科診療に移行する。
【0059】基準値が設定されていない場合、生体情報
の計測値が増減(変化)しているか否かを判別する(ス
テップS5)。そして、計測値が増減していない場合に
は、上述した基準値を設定し(ステップS6)、ステッ
プS3に戻って生体情報の計測を行う。計測値が増減し
ている場合には、リラックス付与を行う(ステップS
7)。リラックス付与は、例えば音楽の供給、治療用椅
子の緩やかな振動、あるいはディスプレーへの画像表示
等によって行い、ステップS3の生体情報計測に戻る。
【0060】図7は、歯科診療のフローチャートを示
し、ステップS11では歯科治療に入り、ステップS1
2では歯科診断に入る。歯科治療では、治療に用いる治
療器具の種類等の情報が補正手段8に入力され(ステッ
プS18)、この情報に基づいて補正手段8は基準値・
増減値の補正を行う(ステップS13)。そして、ステ
ップS14で処置手段6を駆動するか否かの判定を行
い、駆動する必要がある場合には、処置手段6が駆動し
(ステップS15)、ステップMに移行する。駆動する
必要のない場合には、そのままステップMに移行する。
【0061】ステップS12の歯科診断では、処置手段
6を駆動するか否かの判定を行い、駆動する必要がある
場合には、処置手段6が駆動して(ステップS16)、
ステップMに移行し、駆動する必要のない場合には、そ
のままステップMに移行する。
【0062】図8は、この実施の形態が適用された歯科
治療装置の具体的な一例を示す。座部11a、背もたれ
部11b及びヘッドレスト11cからなる治療用椅子1
1の周囲に、ディスプレー12、スピットン18、無影
灯16、インスツルメントハンガー14が配置されてお
り、インスツルメントハンガー14にはインスツルメン
ト13が掛けられている。インスツルメント13はフッ
トスイッチ15によって駆動の開始、停止が行われる。
17は術者のドクターチェアーである。
【0063】この歯科治療装置では、治療用椅子11、
ディスプレー12、インスツルメント13、フットスイ
ッチ15、無影灯16、ドクターチェアー17が制御コ
ンピュータ20に有線或いは無線によって接続されてい
る。治療用椅子11には、空気袋センサ(図示省略)が
取り付けられ、患者の着座を検知すると共に、着座した
患者の呼吸数、心拍数が計測されて、そのデータが制御
コンピュータ20に出力される。これにより、制御コン
ピュータ20は患者の体調変化、ストレスを判定する。
【0064】患者の体調変化やストレスを判定したと
き、制御コンピュータ20はディスプレー12、インス
ツルメント13、フットスイッチ15、無影灯16、ド
クターチェアー17のいずれかを制御する。例えば、デ
ィスプレー12に対しては、画像の表示を行うように制
御して患者の緊張緩和を促す。インスツルメント13、
フットスイッチ15に対しては、出力の低減や停止の制
御を行う。
【0065】又、制御コンピュータ20は、インスツル
メント13のハンドピースライト23(図2参照)や無
影灯16に対し、その点滅を行うように制御する。イン
スツルメント13の発光ランプ25(図3参照)に対し
ては、その点灯制御を行う。ドクターチェアー17に対
しては、装着されているバイブレータを駆動する。これ
らの作動によって、患者の体調変化やトレスを術者に告
知することができる。
【0066】以上の実施の形態では、歯科治療中や歯科
診断中の患者の体調変化やストレスを生体情報計測手段
2が計測し、判定手段5が基準値と比較して判定し、過
度の体調変化や過度のストレスと判断したとき、処置手
段6による所定の処置が行われる。このため、患者の苦
痛の緩和や解消を行うことができる。また、患者の体調
変化やストレスを術者の主観に頼ることなく、客観的に
判断することができるため、判断の遅れや判断ミスが少
なくなると共に、術者側での患者の体調変化やストレス
の感知が不要となり、術者が治療に専念することが可能
となる。
【0067】なお、本発明は以上の実施形態に限定され
ることなく、種々変形が可能である。例えば、生体情報
計測手段によって患者の生体情報の変化を計測し、この
生体情報に基づいて患者の体調変化又は/及びストレス
の判定を行うことができる。この場合には、基準値を設
定する必要がなくなる。又、生体情報計測手段によって
計測した患者の生体情報に基づいて患者の体調変化又は
/及びストレスの判定を行い、判定結果に基づいて診療
に必要な処置を行っても良い。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
患者の過度の体調変化やストレスを客観的に判断するた
め、正確な判断が可能となると共に、術者の主観に頼る
ことないため、判断遅れや判断ミスがなくなる。しか
も、術者側での患者の体調変化やストレスの感知が不要
となるため、治療に専念することができ、安全な歯科診
療を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を構成するブロック図で
ある。
【図2】告知手段の一例を示す側面図である。
【図3】告知手段の別例を示す側面図である。
【図4】生体情報の計測結果を示す特性図である。
【図5】歯痛刺激を加えた場合の生体情報の計測結果を
示す特性図である。
【図6】基準値設定を示すフローチャートである。
【図7】歯科診療のフローチャートである。
【図8】歯科診療装置の一例の側面図である。
【符号の説明】
1 患者着座確認手段 2 生体情報変化量計測手段 3 基準値設定手段 4 生体情報変化量計測手段 5 判定手段 6 処置手段 8 補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C017 AA02 AA08 AA14 AA18 AA20 AB03 AB06 AB10 AC02 AC16 AC30 BC11 BC23 CC01 CC10 DD14 EE01 FF05 4C038 PP03 PS00 PS01 4C052 AA01 AA13 GG01 GG24 LL02 NN01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科診療中における患者の生体情報の変
    化を計測する生体情報計測手段と、 計測された生体情報に基づいて患者の体調変化又は/及
    びストレスの判定を行う判定手段とを備えていることを
    特徴とする歯科診療装置。
  2. 【請求項2】 歯科診療中における患者の生体情報の変
    化を計測する生体情報計測手段と、 計測された生体情報に基づいて患者の体調変化又は/及
    びストレスの判定を行う判定手段と、 判定手段が患者の体調変化又は/及びストレスを判定し
    たとき、診療に必要な処置を行う処置手段とを備えてい
    ることを特徴とする歯科診療装置。
  3. 【請求項3】 歯科診療中における患者の生体情報の変
    化を計測する生体情報計測手段と、 計測された生体情報に基づき判定のための基準値を設定
    する基準値設定手段と、 基準値と計測された生体情報とを比較して患者の体調変
    化又は/及びストレスの判定を行う判定手段と、 判定手段が患者の体調変化又は/及びストレスを判定し
    たとき、診療に必要な処置を行う処置手段とを備えてい
    ることを特徴とする歯科診療装置。
  4. 【請求項4】 歯科診療中における患者の生体情報の変
    化を計測する生体情報計測手段と、 計測された生体情報に基づき判定のための基準値を設定
    する基準値設定手段と、 生体情報の変化量を患者の歯科診療中に計測する生体情
    報変化量計測手段と、 基準値と計測された生体情報との比較に基づいて及び/
    又は生体情報の変化量に基づいて患者の体調変化又は/
    及びストレスの判定を行う判定手段と、 判定手段が患者の体調変化又は/及びストレスを判定し
    たとき、診療に必要な処置を行う処置手段とを備えてい
    ることを特徴とする歯科診療装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の発明において、歯
    科診療を開始した後における生体情報の変化量に基づい
    て基準値を補正する補正手段をさらに有し、前記判定手
    段は補正された基準値と生体情報とを比較することを特
    徴とする歯科診療装置。
  6. 【請求項6】 前記生体情報計測手段は、少なくとも患
    者の呼吸数、呼吸波形、心拍数、皮膚電位、手掌又は手
    指での発汗量、手掌又は手指を介しての筋肉の緊張度或
    いは血圧の変動を計測することを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の歯科診療装置。
  7. 【請求項7】 前記処置手段は、患者の体調変化又は/
    及びストレスを術者に告知する告知手段、治療器具の出
    力を低減又は停止する治療制限手段又は患者の緊張度合
    いを緩和する緊張緩和手段であることを特徴とする請求
    項2〜4のいずれかに記載の歯科診療装置。
  8. 【請求項8】 前記告知手段は、治療箇所を照明するイ
    ンスツルメントのハンドピースライトの点滅、治療ユニ
    ットの無影灯の点滅、ドクターチェアー装着のバイブレ
    ータの駆動、術者着用のバイブレータの駆動又はブザー
    警報を行うことを特徴とする請求項7記載の歯科診療装
    置。
  9. 【請求項9】 前記緊張緩和手段は、少なくとも治療用
    椅子の緩やかな振動、ディスプレーの画像表示又はスピ
    ーカからの音楽供給を行うことを特徴とする請求項7記
    載の歯科診療装置。
  10. 【請求項10】 歯科診療中における患者の生体情報の
    変化を計測して患者の体調変化又は/及びストレスを判
    定することを特徴とする歯科診療方法。
  11. 【請求項11】 歯科診療中における患者の生体情報の
    変化を計測して患者の体調変化又は/及びストレスを判
    定し、診療に際しての必要な処置を行うことを特徴とす
    る歯科診療方法。
  12. 【請求項12】 歯科診療中における患者の生体情報の
    変化を計測し、計測された生体情報に基づいて基準値を
    設定し、この基準値と計測された生体情報とを比較して
    患者の体調変化又は/及びストレスを判定して診療に際
    しての必要な処置を行うことを特徴とする歯科診療方
    法。
  13. 【請求項13】 歯科診療中における患者の生体情報の
    変化を計測し、計測された生体情報に基づいて基準値を
    設定した後、歯科治療開始後における生体情報の変化量
    に基づいて基準値を補正し、補正された基準値と計測さ
    れた生体情報とを比較して患者の体調変化又は/及びス
    トレスを判定して診療に際しての必要な処置を行うこと
    を特徴とする歯科診療方法。
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