JP2003309921A - 床配線装置 - Google Patents

床配線装置

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JP2003309921A
JP2003309921A JP2002112419A JP2002112419A JP2003309921A JP 2003309921 A JP2003309921 A JP 2003309921A JP 2002112419 A JP2002112419 A JP 2002112419A JP 2002112419 A JP2002112419 A JP 2002112419A JP 2003309921 A JP2003309921 A JP 2003309921A
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将司 中山
Kaoru Tsuda
馨 津田
Norihito Shiraiwa
紀人 白岩
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床面に配設する開口プレートに支持部材を介
して複数の配線器具を配設可能でかつ小型化が図られる
床配線装置を提供する。 【解決手段】 床面Fに配設される開口プレート1と、
配線器具2を保持するとともに開口プレート1内方に配
設される支持部材3とを備えた床配線装置であって、前
記支持部材3は、複数の配線器具2を横並びにしてかつ
傾斜した状態で連なるよう支持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床面に配設される
開口プレートと、配線器具を保持するとともに開口プレ
ート内方に配設される支持部材とを備えた床配線装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、床面に開口プレートを配設
し、この開口プレートに配線器具を保持させて該配線器
具を床面に配設する床配線装置が用いられている。
【0003】これは、床面に枠状をした開口プレート
1’を配設し、この開口プレート1’に支持部材3’を
取り付け、支持部材3’に配線器具2’を取り付けて該
配線器具2’を床面に配設するものである(図15参
照)。このものにあっては、一個の配線器具2’を支持
部材3’を介して開口プレート1’に取り付けるもので
あり、二個以上の配線器具2’を開口プレート1’に配
設することはできないものであった。そこで、開口プレ
ート1’を拡大して二個以上の配線器具2’を配設可能
にすることが考えられるが、配線器具2’を複数個水平
方向に横並びに配設すると、開口プレート1’をかなり
拡大する必要が生じて好ましくないものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、床
面に配設する開口プレートに支持部材を介して複数の配
線器具を配設可能でかつ小型化が図られる床配線装置を
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る床配線装置は、床面Fに配設される開口
プレート1と、配線器具2を保持するとともに開口プレ
ート1内方に配設される支持部材3とを備えた床配線装
置であって、前記支持部材3は、複数の配線器具2を横
並びにしてかつ傾斜した状態で連なるよう支持すること
を特徴とするものである。このような構成とすること
で、複数の配線器具2を配設できるものでありながら、
特に平面視において小さなスペースに床配線装置を配設
可能となって、床配線装置の小型化が図られるものであ
る。
【0006】また、前記支持部材3は、一部の配線器具
2aが他の配線器具2b,2cと逆傾斜で連なるよう支
持することが好ましい。このような構成とすることで、
上下方向においても小さなスペースに配設可能となっ
て、床配線装置の小型化がより一層図られるものであ
る。
【0007】また、前記支持部材3は、一部の配線器具
2aが他の配線器具2b,2cと大略V字状に連なるよ
うに支持することが好ましい。このような構成とするこ
とで、容易に一部の配線器具2aと他の配線器具2b,
2cとを逆傾斜で連なるように配設できると共に、いず
れ側の配線器具2からの配線も中央部に集めることがで
きて配線が容易となる。
【0008】また、前記支持部材3は、開口プレート1
の開口縁部13に係止する係止片31と、係止片31か
ら垂下する支持片32と、支持片32の下端から内方に
折曲するとともに支持片32の左右方向に傾斜する取着
片33とからなることが好ましい。このような構成とす
ることで、簡単な構成で容易に複数の配線器具2を横並
びに傾斜して配設することが可能となる。
【0009】また、前記配線器具2は配線器具本体4及
び配線器具取付枠5とからなり、前記支持部材3は配線
器具取付枠5を介して配線器具本体4を保持するととも
に、配線器具取付枠5を器具本体着脱操作部52のない
端縁部53にて支持するよう形成することが好ましい。
このような構成とすることで、配線器具本体4の配線器
具取付枠5への取り付けを器具本体着脱操作部52にて
容易に行えると共に、配線器具取付枠5の支持部材3へ
の取り付けも容易に行えるものである。
【0010】また、前記支持部材3は、複数の配線器具
2を横並びの単位毎に開口プレート1から着脱可能なよ
う設けることが好ましい。このような構成とすること
で、各支持部材3及び各配線器具2を個別に独立して開
口プレート1から着脱可能となる。
【0011】また、前記支持部材3は、開口プレート1
への取付部に取付順列を特定するための識別部を形成す
ることが好ましい。このような構成とすることで、開口
プレート1に配設する支持部材3の取付順列をそれぞれ
特定できて誤装着するのを防止できる。
【0012】また、前記支持部材3は、切欠による識別
部を有することが好ましい。このような構成とすること
で、簡単な構成で識別部を形成できるものである。
【0013】また、前記支持部材3は、取付部の寸法を
異ならせてなる識別部を有することが好ましい。このよ
うな構成とすることで、識別部として特別に何ら設ける
ことなく識別部を形成することができる。
【0014】また、前記支持部材3は強電の配線器具本
体4aと弱電の配線器具本体4b,4cを横並びに支持
してなり、強電の配線器具本体4aの背面側に大略箱状
をなす保護カバー6を配設するとともに、弱電の配線器
具本体4bとの境界に位置する保護カバー6の側壁62
aの上端部に、配線が保護カバー6から膨出するのを防
止する鍔部65を設けることが好ましい。このような構
成とすることで、保護カバー6の側壁62aにて弱電の
配線器具本体4bと強電の配線器具本体4aとを隔絶す
ることができると共に、鍔部65によって配線が保護カ
バー6から膨出するのを防止することができる。
【0015】また、前記開口プレート1内方に配線器具
本体4のみを露出させる化粧カバー7を配設してなり、
化粧カバー7は、開口プレート1と凹凸嵌合する一対の
位置決め部77と、開口プレート1とねじ締結される一
対のねじ止め部78とを有するとともに、一対の位置決
め部77間を結ぶ線と一対のねじ止め部78間を結ぶ線
とが交差するように位置決め部77及びねじ止め部78
を配することが好ましい。このような構成とすること
で、配線器具本体4のみを上方に臨ませるように露出さ
せることができるようになり、また、化粧カバー7を正
確に且つ確実に開口プレート1に固定することができ
る。
【0016】また、前記開口プレート1内方に、配線器
具本体4のみを露出させる化粧カバー7と該化粧カバー
7の上に配設されて開口プレート1の開口10部を開閉
する開閉蓋8を配設してなり、開口プレート1に、開閉
蓋8にかかる荷重が化粧カバー7に伝達するのを低減さ
せる蓋受け部17を設けることが好ましい。このような
構成とすることで、開閉蓋8にて開口プレート1の開口
部10を閉塞可能とし、また、装飾部材である化粧カバ
ー7に開閉蓋8から過大な力が加わって破損するのを防
止することができる。
【0017】また、前記開口プレート1内方に、開口部
10を開閉する開閉蓋8と該開閉蓋8に着脱自在に取付
けられて配線引出口80を開閉させる着脱片81とを配
設してなり、前記開閉蓋8及び着脱片81を各々補強板
82によって補強し、一方の補強板82に本体から突出
する突出辺部85を設けるとともに、他方の補強板82
に突出辺部85を挟持する挟持爪部86を設けることが
好ましい。このような構成とすることで、補強板82に
よる補強が行えると共に、突出辺部85と挟持爪部86
とで容易に確実に着脱片81を開閉蓋8に着脱すること
が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。本発明の床配線装置は、建
物の床下配線が配設される床面Fに開口プレート1を配
設し、この開口プレート1に支持部材3を介して配線器
具2を取り付けることによって配線器具2を床面Fに配
設するもので、特に、複数の配線器具2を横並びに傾斜
した状態で連なるように配設するものである。まず、本
発明の床配線装置において主体を為す開口プレート1、
支持部材3、配線器具2について説明する。
【0019】開口プレート1は、図1や図2等に示すよ
うに、建物の床面Fに形成される開口縁に取り付ける平
面視大略ロ字形の枠状のものである。なお、本発明の床
配線装置が採用される床面Fは、床下配線を有するよう
な床面Fであって、通常は、本実施形態の例えば図8に
示すように上面が床面Fとなる床板FPを有して該床板
FPの下側の空間Sに床下配線が配設されるものである
が、特に床板FPを有するものに限定されない。
【0020】開口プレート1について詳述すると、内部
に略矩形状の開口部10を有する平面視略ロ字形のフラ
ンジ状をした上枠部11と、該上枠部11の内端周縁か
ら下方に連設される側縦部12と、該側縦部12の下端
部より内方側に連設される開口縁部13とで構成され
る。
【0021】フランジ状をした上枠部11は、床面Fの
凹空所の上開口縁、即ち床板FPに穿孔した平面視で上
枠部11より若干小さい矩形状の上下方向の貫通口の開
口縁上面に上方より載置されるものである(図8参
照)。上枠部11の内端周縁からは、下方に上下長さが
比較的短い四つの側面部からなる大略角筒状をした側縦
部12が連設されると共に、該側縦部12の一対の対向
する側面部の下端部よりそれぞれ内方側に略水平な開口
縁部13が連設される。
【0022】開口縁部13は、後述する支持部材3の係
止片31が載置係止されてこれを支持・固定するもので
ある。本実施形態では開口縁部13の長手方向(即ち該
開口縁部13を連設する側面部の水平方向の長さ)に三
個の支持部材3の係止片31が横並びに並設されるもの
で、両側の開口縁部13の対向する部位に後述する配線
器具2の両側に取り付けられた支持部材3の係止片31
がそれぞれ載置係止されて固定される(即ち一対の支持
部材3にて一個の配線器具2が配設される)。そして、
前記三個の係止片31が載置される部位にこれらを固定
する固着具が固着される支持部材3用固着孔14がそれ
ぞれ穿設される。また更に、開口縁部13の長手方向の
中央部には、後述する保護カバー6を取り付けるための
保護カバー用固着具挿通孔15が穿孔される。
【0023】また、開口プレート1の側縦部12の四つ
の側面部のうち、前記開口縁部13が形成されている一
対の対向する側面部とは別の他の一対の対向する側面部
には、開閉蓋8を上面で受けて支持する蓋受け部17が
内側に突設されると共に、開閉蓋8の係止爪83とロッ
ク爪84とをそれぞれ受ける係止爪受け部18とロック
爪受け部19とが穿設されるもので、後で詳述する。
【0024】次に、支持部材3について説明する。支持
部材3は、係止片31と、該係止片31から垂下される
支持片32と、該支持片32の下端部より連設される取
着片33とからなる(図2等参照)。
【0025】係止片31は、上記開口プレート1の開口
縁部13に載置係止される平面視長方形状をした水平板
状のもので、長手方向(即ち開口縁部13の長手方向)
の長さは開口縁部13の長手方向長さの略1/3に形成
してある。本実施形態では、開口プレート1に配設する
三個の配線器具2に取り付ける三対の支持部材3a,3
b,3cの前記開口縁部13の長手方向の長さL1
2,L3は、上述したようにほぼ開口縁部13の長手方
向長さの1/3であるものの、区別のためにそれぞれ若
干ずつ異ならせてある。即ち、図1に示すように、各支
持部材3a,3b,3cの長手方向長さがL1>L2>L
3となる。また係止片31には、上記開口プレート1の
開口縁部13の支持部材用固着孔14に対応する固着具
挿通孔35が穿孔される。また更に、中央の支持部材3
bにおいては、保護カバー6を取り付ける固着孔を避け
て且つ後述する識別部としての切欠が形成してある。そ
して、この係止片31からは支持片32が下方に向けて
連設される。
【0026】支持片32は、係止片31の内側辺(即ち
係止片31が開口縁部13に載置係止された際に開口部
1側に位置する端辺)から垂下される縦板状のもので、
正面視において下辺が左右方向に傾斜する四角形状のも
のである。本実施形態では、三対の支持部材3a,3
b,3cは図2に示すように、片側の隣接する二個の支
持部材3b,3cの下辺が内側へ行く程下方に位置する
ように直線的に連なると共に、他側の支持部材3aの下
辺も前記二個の支持部材3b,3cの下辺と逆傾斜で内
側へ行く程下方に位置する直線で形成され、これら三対
の支持部材3a,3b,3cを開口プレート1に取り付
けた際に正面視において支持片32の下辺の全体が略V
字状に連なるものである。そして、支持部材3の係止片
31の下辺からは取着片33がそれぞれ連設される。
【0027】取着片33は、上記支持片32の下辺より
内側に連設される傾斜した直板状のもので、中央部に配
線器具2を固定するための固着孔36が穿設してある。
【0028】次に、配線器具2について説明する。配線
器具2は、本実施形態では配線器具本体4と、該配線器
具本体4が取り付けられる配線器具取付枠5とからなる
が、配線器具本体4のみからなるものでもよい(図1等
参照)。
【0029】配線器具本体4としては、マルチメディア
に対応したフロア用コンセントで、例えば1ヶ口や2ヶ
口あるいは3ヶ口以上の電源コンセントやTVコンセン
ト、あるいはモジュラジャック等の電源、映像、情報コ
ンセントが挙げられるが、特に限定はされない。本実施
形態では、上記支持部材3a,3b,3cにそれぞれ取
り付けられる配線器具2の配線器具本体4として3ヶ口
の電源コンセント4a、3ヶ口のTVコンセント4b、
3ヶ口のモジュラジャック4cを用いるもので、これら
はいずれも略箱状をしたものである。
【0030】配線器具取付枠5は、上記配線器具本体4
が嵌入される器具開口50を内部に有する略長方形枠状
のもので、両方の長辺部51に配線器具本体4が取り付
けられる被取付部となる器具本体着脱操作部52が設け
てある。また、器具本体着脱操作部52が設けられない
端縁部53(即ち短辺部)は平板状に形成されており、
この端縁部53が上記支持部材3の取着片33に取り付
けられるもので、端縁部53の中央部に固着孔54が穿
設してある。
【0031】以上のような開口プレート1、支持部材
3、配線器具2の床面Fへの配設について説明する。
【0032】まず、配線器具2の支持部材3への取り付
けについて説明する。これは、図1に示すように、配線
器具本体4が取り付いた配線器具取付枠5の両側の端縁
部53に一対の支持部材3の取着片33をそれぞれ上方
より当接させ、固着具を取着片33の固着孔36に挿通
して配線器具取付枠5の固着孔54に螺着するものであ
る。
【0033】次に、配線器具2が取り付いた支持部材3
の開口プレート1への取り付けについて説明する。これ
は、図1に示すように、床面Fに配設してある開口プレ
ート1の開口部10に上方より配線器具2及び支持部材
3を挿入し、支持部材3の係止片31を開口プレート1
の開口縁部13に載置係止する。そして、支持部材3の
係止片31の固着具挿通孔35に固着具を挿通して開口
プレート1の開口縁部13の支持部材用固着孔14に螺
着するものである。
【0034】またなお、床面Fに配設した開口プレート
1に支持部材3を取り付けた後、支持部材3に配線器具
2を取り付けてもよく(図14参照)、取り付け順序は
特に限定されない。
【0035】また、支持部材3と配線器具取付枠5と
は、個々の機能毎に部材を分けてもよいし、一体のもの
であってもよい。
【0036】このようにして開口プレート1、支持部材
3、配線器具2を床面Fへ配設した床配線装置には、通
常は開口プレート1の開口部10に開閉蓋8が開閉自在
に取り付けられる。
【0037】開閉蓋8は、平面視における外郭が上記開
口プレート1の上枠部11の内端周縁とほぼ同形同大の
略矩形状の板状のもので(図11,図12参照)、開口
プレート1の上枠部11の内部に嵌合されて開口部10
を覆うものである(図9,図10,図13等参照)。開
閉蓋8の一辺には、略矩形状をした配線引出口80が切
欠開口してあり、この配線取出口80を覆う着脱片81
が着脱自在に該配線取出口80に取り付けられるもの
で、二種類の着脱片81のうちの一方が取り付けられ、
他方は開閉蓋8の下面に取着収納される。着脱片81と
しては、開口着脱片81aと閉塞着脱片81bの二種類
があり、以下に説明する。なお、図11は開口着脱片8
1aが配線取出口80に取り付けられて閉塞着脱片81
bが開閉蓋8の下面に取着収納された状態を示すもので
あり、図12は閉塞着脱片81bが配線取出口80に取
り付けられて開口着脱片81aが開閉蓋8の下面に取着
収納された状態を示すものである。
【0038】開口着脱片81aは、平面視において配線
引出口80とほぼ同形同大を為す一側方及び下方に開口
する大略箱状をしたもので、下端縁部が配線引出口80
に嵌入される(図11参照)。この開口着脱片81aの
側方開口によって開口プレート1内と床上空間とが連通
され、開口プレート1内より配線を床上に取り出すこと
が可能となる。
【0039】閉塞着脱片81bは、平面視において配線
引出口80とほぼ同形同大の板状をしたもので、配線引
出口に80嵌入されて該配線引出口80を閉塞するもの
である(図12参照)。
【0040】このような開閉蓋8と着脱片81(開口着
脱片81aと閉塞着脱片81b)には、下面に補強板8
2がそれぞれ設けてある。上記開閉蓋8及び着脱片81
は、通常は合成樹脂にて主体が形成されるため、金属等
の剛性及び強度が大きい材料で形成された補強板82を
設けて補強される。そして更にこの補強板82に、着脱
片81を開閉蓋8に対して着脱自在とする突出辺部85
及び挟持爪部86を設けるものである。
【0041】これは、図11,図12に示すように、開
閉蓋8と着脱片81とにそれぞれ設けた補強板82のう
ち、一方(本実施形態では開閉蓋8に設けた補強板8
2)に突出辺部85を設け、他方(本実施形態では着脱
片81に設けた補強板82)に水平方向の異なる位置に
おいて上下に二股となる挟持爪部86を設け、挟持爪部
86にて突出片を挟持して保持するものである。このよ
うにすることで、容易な構成で突出辺部85と挟持爪部
86とを互いにスライドさせて開閉蓋8と着脱片81と
を自在に着脱することができる。
【0042】次に、開閉蓋8の開口プレート1への取り
付けについて説明する。開閉蓋8は、開口プレート1の
上枠部11の内部に嵌合されて開口部10を覆う際、開
口プレート1の蓋受け部17に載置支持されると共に、
開閉蓋8の係止爪83とロック爪84とをそれぞれ開口
プレート1の係止爪受け部18とロック爪受け部19と
に係合する。
【0043】開口プレート1の蓋受け部17は、開口プ
レート1の側縦部12の四つの側面部のうち開口縁部1
3が形成されていない対向する側面部にそれぞれ二個ず
つ計四個突設してある(図4参照)。
【0044】開閉蓋8の係止爪83は、開閉蓋8の配線
引出口80が形成してある辺の該配線引出口80の両側
に二個突設してあり(図11,図12参照)、一方、開
口プレート1の係止爪受け部18は、開口プレート1の
上記蓋受け部17を突設した側縦部12の対向する側面
部の係止爪83に対応する部分に、下方に開口する切欠
として二個ずつ計四個形成してある(図6参照)。ま
た、開閉蓋8のロック爪84は、開閉蓋8の前記係止爪
83を突設した辺と対向する辺の中央部に一個突設して
あり(図11,図12参照)、一方、開口プレート1の
ロック爪受け部19は、開口プレート1の上記係止爪受
け部18を形成した対向する側面部のロック爪84に対
応する部分に、下方に開口する切欠として一個ずつ計二
個形成してある(図6参照)。
【0045】このような開閉蓋8を開口プレート1に取
り付けるには、図7に示すように、開閉蓋8の係止爪8
3を開口プレート1の一方の側面部に形成した係止爪受
け部18にそれぞれ係合し、開閉蓋8のロック爪84側
の端縁を開口プレート1に嵌入してロック爪84を開口
プレート1のロック爪受け部19に係合させるものであ
る。このようにして、開閉蓋8を係止爪83とロック爪
84とで係止して誤って開くことを防止できる。なお、
ロック爪84は、図11,図12に示すように、上面側
のロックボタン87を回転させることで開閉蓋8の側方
に突出・収納自在に設けてある。またなお、係止爪8
3,ロック爪84,係止爪受け部18,ロック爪受け部
19を補強板82に一体に形成することで、これらの補
強を図ることができる。
【0046】また、この開閉蓋8及び開口プレート1に
おいては、係止爪受け部18及びロック爪受け部19を
開口プレート1の側縦部12の対向する側面部にそれぞ
れ形成してあるため、図9及び図13に示すように、互
いに180°反転させた二種類の向きで取り付けること
ができるものである。
【0047】また、このような床配線装置には、配線器
具本体4のみを露出して上方に臨ませる化粧カバー7を
設けてもよい。化粧カバー7は、上鍔枠71と、該上鍔
枠71から垂下される側板部72及び側縦板部73と、
底部を為す傾斜板部74及び底板部75とからなる上方
に開口する大略箱状をしたものである(図2,図3,図
5等参照)。
【0048】上鍔枠71は、外郭が開口プレート1の開
口部10とほぼ同形同大平面視略ロ字形のフランジ状を
したもので、上鍔枠71の内端周縁からは側板部72及
び側縦板部73が垂下される。側板部72は、上鍔枠7
1の内端周縁の四辺のうち、開口プレート1の開口縁部
13に対応する対向する一対の辺よりそれぞれ下方に連
設されるもので、下方の二辺が支持部材3の取着片33
に沿って傾斜する略V字を為す正面視略五角形状をした
ものである。また、側縦板部73は、上鍔枠71の内端
周縁の四辺のうち前記側板部72が形成されていない辺
よりそれぞれ下方に連設されて前記側板部72に側端縁
で連続するもので、下端からはそれぞれ傾斜板部74が
連設される。傾斜板部74は、前記側板部72の下方の
傾斜する二辺にそれぞれ側端縁で連続すると共に、下端
縁で略水平な底板部75にそれぞれ連続する。この傾斜
板部74には、配線器具本体4に対応する部分にのみ開
口部76が穿孔してある。
【0049】このような化粧カバー7は、配線器具2が
取り付いた支持部材3を開口プレート1に取り付けた
後、開口プレート1内に上方より挿入して(図2,図1
4等参照)、上鍔枠71の下面を支持部材3の係止片3
1の上面に載置し、傾斜板部74が配線器具本体4に沿
う状態で開口プレート1に固定するものである(図4参
照)。
【0050】化粧カバー7には、図5に示すように、上
鍔枠71の開口プレート1の開口縁部13に対応する部
分に位置決め部77とねじ止め部78とが設けてある。
位置決め部77は、開口プレート1の両側の開口縁部1
3に対応する上鍔枠71の対向する辺の下面にそれぞれ
一個ずつ下方に円形状のリブとして突設し、ねじ止め部
78も前記位置決め部77が突設された上鍔枠71の対
向する辺の下面にそれぞれ一個ずつ穿設してある。特に
本実施形態では、位置決め部77を前記上鍔枠71の対
向する辺の互いに反対側となる端部付近に突設すると共
に、ねじ止め部78を上鍔枠71の位置決め部77を設
けた辺の位置決め部77と反対側の端部にそれぞれ穿設
し、位置決め部77同士を結ぶ線とねじ止め部78同士
を結ぶ線とが互いに交差するように形成してある(図5
参照)。本実施形態では、略矩形状をした開口プレート
1の一方の対角位置にそれぞれ位置決め部77を設け、
他の対角位置にそれぞれねじ止め部78を設けてあっ
て、位置決め部77同士を結ぶ線とねじ止め部78同士
を結ぶ線とが互いに略直交するように形成してある。
【0051】この化粧カバー7を開口プレート1に上方
より挿入して位置決め部77を開口縁部13の対応する
部分に穿設した位置決め孔に嵌入して位置決めし、ねじ
止め部78にねじからなる固着具を挿通して開口縁部1
3のねじ止め孔(図示せず)に螺着して固定するもので
ある。また上鍔枠71には、上記位置決め部77及びね
じ止め部78が形成されていない下面に多数のリブ部が
形成してあり、支持部材3の係止片31に載置した際に
係止片31を開口プレート1に固着する固着具を逃がす
ことができる。
【0052】また、化粧カバー7は支持部材3の係止片
31に載置された状態で配設され、この上方に開閉蓋8
を配設するのであるが、この時、化粧カバー7の上鍔枠
71の上面は開口プレート1に設けた蓋受け部17の上
面より若干低い位置にあるか略面一となるため、開閉蓋
8から受ける下方への荷重はほぼ開口プレート1の蓋受
け部17で受けるもので、化粧カバー7に伝達する荷重
を軽減することができる。
【0053】また更に、このような床配線装置には、配
線器具2の背面側に保護カバー6を設けてもよい。これ
は、電源コンセントのような強電の配線器具本体4a
と、TVコンセントやモジュラジャック等の弱電の配線
器具本体4b,4cを隔絶するため、強電の配線器具本
体4aの背面側(即ち下側)に設けるものである。
【0054】保護カバー6は、図2等に示すように、四
方の側壁62と、側壁62の上端縁に設けられる上端鍔
部61と、側壁62の下方開口に取り付けられる底板部
63とで構成される上方に開口する略箱状をしたもので
ある。側壁62と上端鍔部61は一体に形成してあり、
別体の底板部63を固着具を固着具挿通孔35に挿通し
て側壁62に穿設した固着孔に螺着して底板部63を取
り付ける。この保護カバー6を開口プレート1の強電の
配線器具本体4aが取り付けられる部分に予め取り付け
ておくことで、配線器具2が取り付いた支持部材3をそ
れぞれ開口プレート1に取り付けた際、強電の配線器具
本体4aと弱電の配線器具本体4bとを保護カバー6の
側壁62aにて隔絶することが可能となる。また、保護
カバー6の強電の配線器具本体4aと弱電の配線器具本
体4bとを隔絶する側壁62aの上端部には、配線が膨
出するのを防止する鍔部65が設けてある。
【0055】以上のような構成によれば、支持部材3に
て複数の配線器具2を横並びに且つ傾斜した状態で連な
るように開口プレート1に支持するため、従来のように
一個の配線器具2のみを配設するのではなく複数の配線
器具2a,2b,2cを配設できるものでありながら、
これらの配線器具2a,2b,2cを横並びに傾斜して
配設するため、特に平面視において小さなスペースに配
設可能となって、該床配線装置の小型化が図られるもの
である。
【0056】また、一部の配線器具2aを他の配線器具
2b,2cと逆傾斜で連なるように支持するため、上下
方向においても小さなスペースに配設可能となって、床
配線装置の小型化がより一層図られるものである。ま
た、前記一部の配線器具2aと他の配線器具2b,2c
との逆傾斜を大略V字状に連なるようにしたことで、容
易に一部の配線器具2aと他の配線器具2b,2cとを
逆傾斜で連なるように配設できると共に、いずれ側の配
線器具2からの配線も中央部に集めることができて配線
が容易となる。
【0057】また、支持部材3を上述したような係止片
31と支持片32と取着片33とで構成したので、簡単
な構成で容易に複数の配線器具2を横並びに傾斜して配
設することが可能となる。
【0058】また、配線器具本体4と配線器具取付枠5
とからなる配線器具2を支持部材3に取り付けるにあた
って、配線器具本体4が取り付いた配線器具取付枠5の
器具本体着脱操作部52のない端縁部53にて支持部材
3に支持するようにしたので、配線器具本体4の配線器
具取付枠5への取り付けを器具本体着脱操作部52にて
容易に行えると共に、配線器具取付枠5の支持部材3へ
の取り付けも容易に行えるものである。
【0059】また、配線器具本体4の交換を支持部材3
と配線器具取付枠5とを分解することなく行うことがで
きる。
【0060】また、複数の配線器具2を横並びの単位毎
に開口プレート1から着脱可能としたことで、即ち、支
持部材3の係止片31を開口プレート1の開口縁部13
に並設したことで、各支持部材3を開口縁部13から個
別に独立して着脱可能となると共に、支持部材3を開口
プレート1に取り付けた状態においても支持部材3に取
り付けられた各配線器具2が個別に独立して着脱可能と
なる。これによって、例えば異なる業者がそれぞれ配線
作業を行うことが可能となる。
【0061】また、開口プレート1に取付ける複数の支
持部材3において、開口プレート1への取付部(本実施
形態では係止片31)に取付順列を特定するための識別
部を形成したことで、開口プレート1に配設する配線器
具2及び支持部材3の取付順列(取り付け位置,取り付
け順)をそれぞれ特定できて誤装着するのを防止でき
る。特に、支持部材3bの係止片31にのみ切欠を形成
してこの支持部材3bを特定する識別部とすることで、
簡単な構成で識別部を形成できるものであり、更に、支
持部材3a,3b,3cの係止片31の寸法L1,L2
3をそれぞれ異ならせて識別部としたことで、識別部
として特別に何ら設けることなく識別部を形成すること
ができる。
【0062】また、強電の配線器具本体4aと弱電の配
線器具本体4b,4cを横並びに隣接して配設し、強電
の配線器具本体4aの背面側に保護カバー6を配設した
ので、保護カバー6の側壁にて弱電の配線器具本体4
b,4cと強電の配線器具本体4aとを隔絶することが
でき、前述のように隔絶する側壁62aの上端部に鍔部
65を設けることで配線が保護カバー6から膨出するの
を防止することができる。
【0063】また、開口プレート1内方に化粧カバー7
を配設して配線器具本体4のみを上方に臨ませるように
露出して配線器具取付枠5や支持部材3及びこれらが配
設されている空間等を覆い隠すことができる。そして、
化粧カバー7に開口プレート1と凹凸嵌合する一対の位
置決め部77と、開口プレート1にねじ締結するための
一対のねじ止め部78とを形成し、特にこれら位置決め
部77とねじ止め部78とを位置決め部77間を結ぶ線
とねじ止め部78間を結ぶ線とを交差するように配した
ので、化粧カバー7を正確に位置決めできると共に確実
に開口プレート1に固定することができる。特に、ねじ
止め部78を化粧カバー7の対角二点でねじ止めするこ
とでねじ二個にて固定できてねじ部材の削減が可能とな
る。
【0064】また、開口プレート1の開口部10を開閉
する開閉蓋8を配設することで、床配線装置を設けた部
分においても床面Fとほぼ面一の上面を形成することが
でき、更に、開口プレート1に開閉蓋8にかかる荷重が
化粧カバー7に伝達するのを低減させる蓋受け部17を
突設してあるので、装飾部材である化粧カバー7に開閉
蓋8から過大な力が加わって破損するのを防止すること
ができる。
【0065】また、開閉蓋8及び該開閉蓋8の配線引出
口80にに着脱自在に取付けられる着脱片81とを各々
補強板82によって補強したので、合成樹脂にて形成さ
れる主体を金属等の剛性及び強度が大きい材料で形成さ
れる補強板82にて補強できる。そして更に、開閉一方
の補強板82(本実施形態では開閉蓋8に設けた補強板
82)に突出辺部85を設け、他方の補強板82(本実
施形態では着脱片81に設けた補強板82)に挟持爪部
86を設けたので、突出辺部85と挟持爪部86とを互
いにスライドさせて互いに保持したり保持を解除したり
することができ、開閉蓋8と着脱片81とを自在に着脱
することができるもので、特に補強板82に突出辺部8
5と挟持爪部86とを設けたことで破損の惧れが無いも
のである。
【0066】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、床面に配設される開口プレートと、配線
器具を保持するとともに開口プレート内方に配設される
支持部材とを備えた床配線装置であって、前記支持部材
は、複数の配線器具を横並びにしてかつ傾斜した状態で
連なるよう支持したので、複数の配線器具を配設できる
ものでありながら、小さなスペースに、特に平面視にお
いて小さなスペースに配設可能となって、床配線装置の
小型化が図られるものである。
【0067】また請求項2記載の発明にあっては、上記
請求項1記載の発明の効果に加えて、前記支持部材は、
一部の配線器具が他の配線器具と逆傾斜で連なるよう支
持したので、上下方向においても小さなスペースに配設
可能となって、床配線装置の小型化がより一層図られる
ものである。
【0068】また請求項3記載の発明にあっては、上記
請求項2記載の発明の効果に加えて、前記支持部材は、
一部の配線器具が他の配線器具と大略V字状に連なるよ
うに支持したので、容易に一部の配線器具と他の配線器
具とを逆傾斜で連なるように配設できると共に、いずれ
側の配線器具からの配線も中央部に集めることができて
配線が容易となる。
【0069】また請求項4記載の発明にあっては、上記
請求項1乃至3のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、前記支持部材は、開口プレートの開口縁部に係止す
る係止片と、係止片から垂下する支持片と、支持片の下
端から内方に折曲するとともに支持片の左右方向に傾斜
する取着片とからなるので、簡単な構成で容易に複数の
配線器具を横並びに傾斜して配設することが可能とな
る。
【0070】また請求項5記載の発明にあっては、上記
請求項1乃至4のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、前記配線器具は配線器具本体及び配線器具取付枠と
からなり、前記支持部材は配線器具取付枠を介して配線
器具本体を保持するとともに、配線器具取付枠を器具本
体着脱操作部のない端縁部にて支持するよう形成したの
で、配線器具本体の配線器具取付枠への取り付けを器具
本体着脱操作部にて容易に行えると共に、配線器具取付
枠の支持部材への取り付けも容易に行えるものである。
【0071】また請求項6記載の発明にあっては、上記
請求項1乃至5のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、前記支持部材は、複数の配線器具を横並びの単位毎
に開口プレートから着脱可能なよう設けたので、各支持
部材及び各配線器具を個別に独立して開口プレートから
着脱可能となる。
【0072】また請求項7記載の発明にあっては、上記
請求項6記載の発明の効果に加えて、前記支持部材は、
開口プレートへの取付部に取付順列を特定するための識
別部を形成したので、開口プレートに配設する配線器具
及び支持部材の取付順列(取り付け位置,取り付け順)
をそれぞれ特定できて誤装着するのを防止できる。
【0073】また請求項8記載の発明にあっては、上記
請求項7載の発明の効果に加えて、前記支持部材は、切
欠による識別部を有するので、簡単な構成で識別部を形
成できるものである。
【0074】また請求項9記載の発明にあっては、上記
請求項7又は8記載の発明の効果に加えて、前記支持部
材は、取付部の寸法を異ならせてなる識別部を有するの
で、識別部として特別に何ら設けることなく識別部を形
成することができる。
【0075】また請求項10記載の発明にあっては、上
記請求項1乃至9のいずれかに記載の発明の効果に加え
て、前記支持部材は強電の配線器具本体と弱電の配線器
具本体を横並びに支持してなり、強電の配線器具本体背
面側に大略箱状をなす保護カバーを配設するとともに、
弱電の配線器具本体との境界に位置する保護カバー側壁
の上端部に、配線がカバーから膨出するのを防止する鍔
部を設けたので、保護カバーの側壁にて弱電の配線器具
本体と強電の配線器具本体とを隔絶することができると
共に、鍔部によって配線がカバーから膨出するのを防止
することができる。
【0076】また請求項11記載の発明にあっては、上
記請求項1乃至10記載の発明の効果に加えて、前記開
口プレート内方に配線器具本体のみを露出させる化粧カ
バーを配設してなり、化粧カバーは、開口プレートと凹
凸嵌合する一対の位置決め部と、開口プレートとねじ締
結される一対のねじ止め部とを有するとともに、一対の
位置決め部間を結ぶ線と一対のねじ止め部間を結ぶ線と
が交差するように位置決め部及びねじ止め部を配したの
で、配線器具本体のみを上方に臨ませるように露出させ
ることができるようになり、また、化粧カバーを正確に
且つ確実に開口プレートに固定することができる。
【0077】また請求項12記載の発明にあっては、上
記請求項1乃至11のいずれかに記載の発明の効果に加
えて、前記開口プレート内方に、配線器具本体のみを露
出させる化粧カバーと該化粧カバーの上に配設されて開
口プレートの開口部を開閉する開閉蓋を配設してなり、
開口プレートに、開閉蓋にかかる荷重が化粧カバーに伝
達するのを低減させる蓋受け部を設けたので、開閉蓋に
て開口プレートの開口部を閉塞可能となり、また、装飾
部材である化粧カバーに開閉蓋から過大な力が加わって
破損するのを防止することができる。
【0078】また請求項13記載の発明にあっては、上
記請求項1乃至12のいずれかに記載の発明の効果に加
えて、前記開口プレート内方に、開口部を開閉する開閉
蓋と該開閉蓋に着脱自在に取付けられて配線引出口を開
閉させる着脱片とを配設してなり、前記開閉蓋及び着脱
片を各々補強板によって補強し、一方の補強板に本体か
ら突出する突出辺部を設けるとともに、他方の補強板に
突出辺部を挟持する挟持爪部を設けたので、補強板によ
る補強が行えると共に、突出辺部と挟持爪部とで容易に
確実に着脱片を開閉蓋に着脱することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の要部における一部分解斜
視図である。
【図2】同上の実施形態の分解斜視図である。
【図3】同上の実施形態における床面への配設を説明す
る図であり、化粧カバーを取り付ける直前を示す斜視図
である。
【図4】同上の実施形態における床面への配設を説明す
る図であり、化粧カバーを取り付けた状態を示す斜視図
である。
【図5】同上の実施形態における化粧カバーの下側から
見た斜視図である。
【図6】同上の実施形態における床面への配設を説明す
る図であり、化粧カバーを取り付けた状態を示す図4よ
り低い位置から見た斜視図である。
【図7】同上の実施形態における開閉蓋の取り付けを説
明する図であり、(a)は一方向から見た斜視図であ
り、(b)は(a)と別の方向から見た斜視図である。
【図8】同上の実施形態の床配線装置を床面に配設した
状態を示す側面図である。
【図9】同上の状態を示す斜視図である。
【図10】同上の状態を示す平面図である。
【図11】同上の実施形態における開閉蓋及び着脱片を
示し、(a)は上方から見た斜視図であり、(b)は下
方から見た斜視図である。
【図12】同上の実施形態における開閉蓋及び他の着脱
片を示し、(a)は上方から見た斜視図であり、(b)
は下方から見た斜視図である。
【図13】同上の実施形態の床配線装置を床面に他の向
きで配設した状態を示す斜視図である。
【図14】同上の実施形態において他の取付け順序での
取付けを説明する説明図である。
【図15】従来例の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 開口プレート 2 配線器具 3 支持部材 F 床面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白岩 紀人 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5G361 CA04 CB01 5G363 AA08 AA15 DB11 DB12

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に配設される開口プレートと、配線
    器具を保持するとともに開口プレート内方に配設される
    支持部材とを備えた床配線装置であって、前記支持部材
    は、複数の配線器具を横並びにしてかつ傾斜した状態で
    連なるよう支持することを特徴とする床配線装置。
  2. 【請求項2】 前記支持部材は、一部の配線器具が他の
    配線器具と逆傾斜で連なるよう支持することを特徴とす
    る請求項1記載の床配線装置。
  3. 【請求項3】 前記支持部材は、一部の配線器具が他の
    配線器具と大略V字状に連なるように支持することを特
    徴とする請求項2記載の床配線装置。
  4. 【請求項4】 前記支持部材は、開口プレートの開口縁
    部に係止する係止片と、係止片から垂下する支持片と、
    支持片の下端から内方に折曲するとともに支持片の左右
    方向に傾斜する取着片とからなることを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載の床配線装置。
  5. 【請求項5】 前記配線器具は配線器具本体及び配線器
    具取付枠とからなり、前記支持部材は配線器具取付枠を
    介して配線器具本体を保持するとともに、配線器具取付
    枠を器具本体着脱操作部のない端縁部にて支持するよう
    形成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の床配線装置。
  6. 【請求項6】 前記支持部材は、複数の配線器具を横並
    びの単位毎に開口プレートから着脱可能なよう設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の床配
    線装置。
  7. 【請求項7】 前記支持部材は、開口プレートへの取付
    部に取付順列を特定するための識別部を形成したことを
    特徴とする請求項6記載の床配線装置。
  8. 【請求項8】 前記支持部材は、切欠による識別部を有
    することを特徴とする請求項7記載の床配線装置。
  9. 【請求項9】 前記支持部材は、取付部の寸法を異なら
    せてなる識別部を有することを特徴とする請求項7又は
    8記載の床配線装置。
  10. 【請求項10】 前記支持部材は強電の配線器具本体と
    弱電の配線器具本体を横並びに支持してなり、強電の配
    線器具本体背面側に大略箱状をなす保護カバーを配設す
    るとともに、弱電の配線器具本体との境界に位置する保
    護カバー側壁の上端部に、配線がカバーから膨出するの
    を防止する鍔部を設けたことを特徴とする請求項1乃至
    9のいずれかに記載の床配線装置。
  11. 【請求項11】 前記開口プレート内方に配線器具本体
    のみを露出させる化粧カバーを配設してなり、化粧カバ
    ーは、開口プレートと凹凸嵌合する一対の位置決め部
    と、開口プレートとねじ締結される一対のねじ止め部と
    を有するとともに、一対の位置決め部間を結ぶ線と一対
    のねじ止め部間を結ぶ線とが交差するように位置決め部
    及びねじ止め部を配したことを特徴とする請求項1乃至
    10のいずれかに記載の床配線装置。
  12. 【請求項12】 前記開口プレート内方に、配線器具本
    体のみを露出させる化粧カバーと該化粧カバーの上に配
    設されて開口プレートの開口部を開閉する開閉蓋を配設
    してなり、開口プレートに、開閉蓋にかかる荷重が化粧
    カバーに伝達するのを低減させる蓋受け部を設けたこと
    を特徴とする請求項1乃至11のいずれかに記載の床配
    線装置。
  13. 【請求項13】 前記開口プレート内方に、開口部を開
    閉する開閉蓋と該開閉蓋に着脱自在に取付けられて配線
    引出口を開閉させる着脱片とを配設してなり、前記開閉
    蓋及び着脱片を各々補強板によって補強し、一方の補強
    板に本体から突出する突出辺部を設けるとともに、他方
    の補強板に突出辺部を挟持する挟持爪部を設けたことを
    特徴とする請求項1乃至12のいずれかに記載の床配線
    装置。
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