JP2003309172A - デュアルダマシンプロセスにおけるパターン形成方法 - Google Patents

デュアルダマシンプロセスにおけるパターン形成方法

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JP2003309172A
JP2003309172A JP2002114234A JP2002114234A JP2003309172A JP 2003309172 A JP2003309172 A JP 2003309172A JP 2002114234 A JP2002114234 A JP 2002114234A JP 2002114234 A JP2002114234 A JP 2002114234A JP 2003309172 A JP2003309172 A JP 2003309172A
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via hole
resist
dual damascene
soluble resin
insulating film
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Tadashi Fujimoto
匡志 藤本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デュアルダマシン構造を製造する際のビアホ
ール内におけるレジスト残りを防止し、信頼性を向上す
る。 【解決手段】 下層配線12を覆う層間絶縁膜17にビ
アホール18を開口した後、ビアホール18の底部に反
射防止膜19を埋め込み、さらにその上にレジスト現像
液に溶解する溶解性樹脂20を埋め込み、その上でフォ
トレジスト21を塗布し、かつこのフォトレジスト21
を露光、現像してビアホール18を含む領域に開口窓を
有するレジストパターン21aを形成する。そして、レ
ジストパターン21aを利用して層間絶縁膜17に配線
溝を凹設した上で、ビアホール及び配線溝に金属材料を
埋設してデュアルダマシン構造を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデュアルダマシンプ
ロセスに関し、特に上下層の配線接続を行うビアを先に
形成するいわゆるビアファースト法におけるビア及び配
線溝のパターンを形成するためのパターン形成方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】デュアルダマシンプロセスは、層間絶縁
膜中に埋め込み状態に形成される上層配線となる配線溝
と、当該上層配線を下層配線に接続するためのビアホー
ルの両方を形成した後、これら配線溝とビアホールに同
時に金属膜を埋め込んで多層配線を形成する手法であ
り、ビアホールと配線溝をそれぞれ個別に形成するプロ
セスに比較して工程数を削減し、製造コストを大きく低
減できるという利点がある。特に、ビアファースト法
は、層間絶縁膜中にまずビアホールを形成し、その後に
配線溝を形成するというデュアルダマシンプロセスの一
つである。
【0003】図7及び図8に従来のビアファースト法を
示す。まず、図7(a)において、図外のシリコン基板
上の絶縁膜111上に形成された下層配線112上にシ
リコン酸化膜113、エッチングストッパ膜114、低
誘電率膜115、シリコン酸化膜116を順次積層して
層間絶縁膜117を形成する。そして、図外のフォトレ
ジストを利用したフォトリソグラフィ技術により層間絶
縁膜117に前記下層配線112に達するビアホール1
18を開口する。続いて、図7(b)において、層間絶
縁膜117の全面に反射防止膜119を塗布し、硬化ベ
ークすることで前記ビアホール118内にほぼ1/2程
度の深さまで反射防止膜119を埋め込む。続いて、図
7(c)において、パターニング用の化学増幅ポジ型レ
ジスト121を塗布する。続いて、図7(d)におい
て、前記ポジ型レジスト121を所要パターンに露光
し、現像して配線溝レジストパターン121aを形成す
る。続いて、図8(a)のように、前記配線溝レジスト
パターン121aを用いてエッチングストッパ膜114
上のシリコン酸化膜116、低誘電率膜115をエッチ
ングして配線溝122を形成する。その後、図8(b)
において、前記層間絶縁膜117上及びビアホール11
8内の反射防止膜119を除去した上で、図8(c)の
ように、シリコン酸化膜116をエッチング除去した
後、前記配線溝122及びビアホール118内に金属材
料123を埋め込み、CMP(化学機械研磨)を行って
金属材料123をビアホール118及び配線溝122内
にのみ残し、ビア124と溝配線(上層配線)125か
らなるデュアルダマシン構造を完成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のかかる
ビアファースト法では次のような問題が生じている。す
なわち、図7(d)の工程においてポジ型レジスト12
1を露光、現像して配線溝レジストパターン121aを
形成する際に、深いビアホール118内に塗布されたポ
ジ型レジスト121に対して現像液による現像が十分に
行われずに当該レジスト121の一部がビアホール11
8内に残ることがある。そのため、この状態でシリコン
酸化膜116及び低誘電率膜115をエッチングして配
線溝122を形成すると、図8(a)のように、残存し
ているレジスト121に沿ってクラウンと呼ばれるエッ
チング残渣Xが配線溝122の中に発生する。このエッ
チング残渣Xは有機剥離液で容易に除去できないため、
図8(b),(c)のように、その後の配線溝122及
びビアホール118内に金属材料123を埋め込み、か
つさらにビア124と溝配線125を形成するまで残る
ことになり、ビア124と配線溝125との間に電気的
な不連続部、あるいは高抵抗部が発生し、配線の歩留ま
り、信頼性の低下を生じることになる。
【0005】このようなクラウンが発生する原因として
は次の2点が挙げられる。第1に、ビアホールがかなり
深いため、配線溝のレジストパターンを露光する際、ビ
アホール内に入り込んだレジストは1mm近いデフォー
カス状態で露光されることになる。したがって、この部
分での光強度が極めて低くなり、現像時に高い溶解速度
が得られなくなる。その結果、レジストがビアホール内
に残ることになる。第2に、多層配線に用いられる低誘
電率の層間絶縁膜は一般に密度が低く、その内部に多量
の水分や塩基性不純物を含んでいる。それらがビアホー
ルからレジスト内へ拡散することによって化学増幅反応
が阻害されるため、ビアホール内のレジストの溶解速度
はさらに減少し、ポイズニングと呼ばれるレジスト残り
や解像不良が発生する。
【0006】そのため、本発明者の検討によれば、ビア
ファースト法のデュアルダマシンプロセスでは、ビアホ
ール内に残されたレジストを除去することが必要とされ
ることが判明した。このような観点で、本願発明と同様
なビアファース法について開示されている特開2000
−195955号公報を参照すると、同公報では、ビア
ホールに充填する埋込材として、熱架橋性化合物を含有
するものを提案しており、その際の比較例としてアルカ
リ可溶性樹脂とポジ型レジスト組成物を用いることが例
示されているが、これは配線溝用のレジストパターンを
形成するためのレジストとは別な工程で埋め込んでいる
ため、当該レジストパターンを形成する際にはそのレジ
ストの一部がビアホール内に進入して現像によってビア
ホール内に残ることは避けられない。
【0007】本発明の目的は、ビアホール内におけるレ
ジスト残りを防止し、信頼性の高いデュアルダマシン構
造を製造することが可能なパターン形成方法を提供する
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下層の導電層
を覆う層間絶縁膜に前記下層の導電層を露出するビアホ
ールを開口する工程と、前記ビアホールの底部に保護膜
を埋め込む工程と、前記ビアホール内の前記保護膜の上
に未露光でレジスト現像液に溶解する溶解性樹脂を埋め
込む工程と、前記層間絶縁膜上にフォトレジストを塗布
し、かつこのフォトレジストを露光、現像して前記ビア
ホールを含む領域に開口窓を有するレジストパターンを
形成する工程と、前記レジストパターンを利用して前記
層間絶縁膜の表面に配線溝を凹設する工程と、前記保護
膜を除去する工程と、前記ビアホール及び配線溝に金属
材料を埋設してデュアルダマシン構造を形成する工程と
を含むことを特徴とする。
【0009】前記溶解性樹脂は、例えば未露光でレジス
ト現像液に溶解する保護率が0の樹脂で構成される。あ
るいは、未露光でレジスト現像液に溶解する20nm/
S以上の溶解速度をもつ樹脂で構成される。あるいは、
水性樹脂で構成される。
【0010】ここで、溶解性樹脂は、ビアホールを完全
に埋め込む厚さに塗布した後、エッチングバックしてビ
アホールに埋め込む工程とする。あるいは、溶解性樹脂
は、ビアホールを90%程度の深さに埋め込む厚さで塗
布する。
【0011】本発明によれば、ビアホール内に予め溶解
性樹脂を埋め込んでおくことにより、配線溝用のレジス
トは殆どビアホール内に充填されることはなく、レジス
トを現像した際に当該レジストがビアホール内に残ら
ず、またビアホール内の溶解性樹脂は現像によってレジ
ストによりも容易に溶解除去されるため、結局、ビアホ
ール内にレジストや樹脂が残ることが回避される。これ
により、ビアホール内に残されたレジストが要因となる
クラウンの発生もなく、信頼性の高いデュアルダマシン
構造が実現される。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明のパターン形成方法の
第1の実施形態で形成するデュアルダマシンの平面パタ
ーン図である。同図において、下層配線12は所要のパ
ターンに形成されており、この下層配線12を覆う層間
絶縁膜17上には前記下層配線12と一部において交差
している所要パターンをした溝配線が上層配線25とし
て形成されている。そして、前記交差部位において前記
上層配線25から下方に向けてビア24が延長され、前
記下層配線12に接することで、下層配線12と上層配
線25とがビアを介して電気接続されることになる。
【0013】図2〜図4は第1の実施形態のパターン形
成方法を工程順に示す断面図であり、図1のAA線に沿
う箇所を示している。先ず、図2(a)のように、図外
の半導体基板の表面上の絶縁膜11に形成された下層配
線12を覆うように、下層層間絶縁膜としてシリコン酸
化膜13を所要の厚さに形成し、その上にエッチングス
トッパ膜として炭化シリコン膜14を薄く形成する。さ
らにその上に上層層間絶縁膜として低誘電率膜15及び
シリコン酸化膜16を所要の厚さに積層し、これら上下
層の層間絶縁膜からなる層間絶縁膜17を形成する。そ
して、前記層間絶縁膜17上に図には現れない反射防止
膜及びフォトレジストを塗布し、露光及び現像を行って
前記ビアを形成する箇所を開口したレジストパターンを
形成し、このレジストパターンをマスクにして前記上層
層間絶縁膜15,16、エッチングストッパ膜14、下
層層間絶縁膜13を順次エッチングしてビアホール18
を開口する。一般的なビアホールの深さは0.5〜1.
5mm程度である。
【0014】次いで、前記フォトレジスト及び反射防止
膜を除去した後、図2(b)のように、全面に改めて反
射防止膜19を塗布し、これを硬化ベークすることで、
ビアホール18内の50%前後の深さまで硬化された反
射防止膜19を埋め込む。次いで、図2(c)のよう
に、前記反射防止膜19の上から未露光でもフォトレジ
スト用現像液によって現像可能な樹脂(以下、溶解性樹
脂)として、保護率0の化学増幅ポジ型レジスト20、
すなわち有機溶媒にポリヒドロキシスチレン樹脂を溶か
したものを厚く塗布する。この溶解性樹脂20は前記ビ
アホール18内に充填されて当該ビアホール18を完全
に埋め込むのに十分な膜厚に形成する。その上で、図3
(a)のように、エッチバックを行って反射防止膜19
より上の溶解性樹脂20を全て除去し、ビアホール18
内のみに溶解性樹脂20を残す。
【0015】続いて、図3(b)のように、パターニン
グ用の化学増幅ポジ型レジスト21、すなわち通常のフ
ォトレジストを塗布する。そして、当該フォトレジスト
21について配線溝のパターンの露光、現像を行なう。
これにより、図3(c)のように、配線溝レジストパタ
ーン21aが形成されると同時に、当該配線溝レジスト
パターン21aの開口内においてビアホール18内に埋
め込まれていた溶解性樹脂20がレジスト現像液によっ
て現像、すなわち溶解除去される。続いて、図4(a)
のように、前記配線溝レジストパターン21aをマスク
にし、エッチングストッパ膜14を利用して上層層間絶
縁膜15,16をエッチングし、配線溝22を形成す
る。このときビアホール18内では底部に埋め込まれて
いる反射防止膜19によって下層配線12がエッチング
から保護される。さらに、図4(b)のように、配線溝
レジストパターン21aを剥離し、反射防止膜19を剥
離する。このとき、ビアホール18内の反射防止膜19
も除去される。その上で、図4(c)のように、上層層
間絶縁膜のうち酸化膜16をエッチング除去した後、ビ
アホール18及び配線溝22を含む領域に金属材料23
を埋め込み、CMPを行って層間絶縁膜17上の金属材
料を除去することで、ビアホール18及び配線溝22内
にのみ金属材料23を残し、前記したビア24と上層配
線25からなるデュアルダマシン構造が製造される。
【0016】以上のように、デュアルダマシン構造の製
造工程中においてビアホール18内に予め溶解性樹脂2
0を埋め込んでおくことにより、配線溝用のレジスト2
1がビアホール18内に充填されることがない。そのた
め、当該レジスト21を現像した際に当該レジスト21
がビアホール18内に残ることはなく、同時に、ビアホ
ール18内の溶解性樹脂20は現像によってレジスト2
1によりも容易に溶解除去されるため、結局、ビアホー
ル18内にレジスト21等が残ることが回避される。し
たがって、ビアホール18内に残されたレジストが要因
となるクラウンの発生もなく、好適なデュアルダマシン
構造が実現できる。また、深いビアホール内部ではフォ
トレジストと溶解性樹脂とのミキシングは起こり難く、
たとえ起こったとしても、ここでは溶解性樹脂の比率の
方が圧倒的に大きいので、フォトレジストに対する露光
時のデフォーカス等により光強度が極めて小さくなった
場合でも、また、層間絶縁膜中から化学増幅反応を阻害
する塩基性不純物が拡散してきた場合でも、ビアホール
内で十分に高い溶解速度が得られ、ビアホール内でのフ
ォトレジストや溶解性樹脂の残りが確実に防止される。
【0017】図5〜図6は本発明の第2の実施形態を工
程順に示す断面図であり、第1の実施形態と同じ箇所の
断面図を示している。また、第1の実施形態と等価な箇
所には同一符号を付してある。先ず、図5(a)のよう
に、図外の半導体基板上の絶縁膜11上に形成された下
層配線12を覆うように、下層層間絶縁膜としてシリコ
ン酸化膜13を所要の厚さに形成し、その上にエッチン
グストッパ膜として炭化シリコン膜14を薄く形成す
る。さらにその上に上層層間絶縁膜として低誘電率膜1
5及びシリコン酸化膜16を所要の厚さに積層し、これ
ら上下層の層間絶縁膜によって層間絶縁膜17を形成す
る。そして、前記層間絶縁膜17上に第1の実施形態と
同様に図には現れないレジストパターンを形成し、この
レジストパターンをマスクにして前記上層層間絶縁膜1
5,16、エッチングストッパ膜14、下層層間絶縁膜
13を順次エッチングしてビアホール18を開口する。
【0018】次いで、前記フォトレジスト及び反射防止
膜を除去した後、図5(b)のように、全面に反射防止
膜19を塗布し、これを硬化ベークすることで、ビアホ
ール18内の50%前後の深さまで硬化された反射防止
膜19を埋め込む。次いで、図5(c)のように、前記
反射防止膜19の上から溶解性樹脂20として、未露光
でも約20nm/S以上の溶解速度が得られる程度の保
護率の化学増幅ポジ型レジスト21を前記ビアホール1
8の90%程度の深さまで埋め込むように塗布する。
【0019】続いて、図6(a)のように、パターニン
グ用の化学増幅ポジ型レジスト21、すなわち通常のフ
ォトレジストを塗布する。このとき、ビアホール18の
表面側の10%程度の深さにフォトレジスト21を塗布
するため、低粘度のレジストの薄塗りで比較的容易に埋
め込める。そして、当該フォトレジスト21について配
線溝のパターンの露光、現像を行なう。これにより、図
6(b)のように、配線溝レジストパターン21aが形
成されると同時に、当該配線溝レジストパターン21a
の開口内においてビアホール18内に埋め込まれたフォ
トレジスト21とその下側の溶解性樹脂20がレジスト
現像液によって現像、すなわち溶解除去される。続い
て、図6(c)のように、前記配線溝レジストパターン
21aをマスクにし、エッチングストッパ膜14を利用
して上層層間絶縁膜15,16をエッチングし、配線溝
22を形成する。このときビアホール18内では底部に
埋め込まれている反射防止膜19によって下層配線12
がエッチングから保護される。さらに、配線溝レジスト
パターンを剥離し、続いて反射防止膜を剥離する。しか
る後、層間絶縁膜17上及びビアホール18内の反射防
止膜19をエッチング除去する。その上で、図4
(b),(c)に示したと同様に、ビアホール18及び
配線溝22を含む領域に金属材料を埋め込み、CMPを
行って層間絶縁膜上の金属材料を除去することで、ビア
ホール及び配線溝内にのみ金属材料を残し、ビアと上層
配線(溝配線)からなるデュアルダマシン構造が製造さ
れる。
【0020】以上のように、ビアホール18内の90%
の深さ位置まで予め溶解性樹脂20を埋め込んでおくこ
とにより、配線溝レジスト21はビアホール18内の表
面側10%程度に充填されるのみとなる。そのため、レ
ジスト21を現像した際にビアホール18内のレジスト
21も確実に除去されることになり、同時に、ビアホー
ル18内の溶解性樹脂20も溶解除去されるため、結
局、ビアホール18内にレジスト等が残ることが回避さ
れる。したがって、ビアホール内に残されたレジストが
要因となるクラウンの発生もなく、好適なデュアルダマ
シン構造が実現できる。また、深いビアホール内部では
フォトレジストと溶解性樹脂とのミキシングは起こり難
く、たとえ起こったとしても、ここでは溶解性樹脂の比
率の方が圧倒的に大きいので、フォトレジストに対する
露光時のデフォーカス等により光強度が極めて小さくな
った場合でも、また、層間絶縁膜中から化学増幅反応を
阻害する塩基性不純物が拡散してきた場合でも、ビアホ
ール内で十分に高い溶解速度が得られ、ビアホール内で
のフォトレジストや溶解性樹脂の残りが確実に防止され
る。
【0021】なお、前記第1及び第2の実施形態におい
て、溶解性樹脂をビアホールに埋め込むに際しては、溶
解性樹脂は露光前ベーク(プリベーク)中にフローして
ビアホール内に流れ込むので層間絶縁膜の表面上に残る
溶解性樹脂の量は十分少ない。したがって、層間絶縁膜
の表面上でパターニング用レジストとミキシングが生じ
ても解像性能にはほとんど影響することはない。
【0022】ここで、前記各実施形態では溶解性樹脂を
用いているが、溶解性樹脂に代えてポリビニルアルコー
ル等の水性樹脂を用いても同様の効果が得られる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ビアホー
ル内に予め溶解性樹脂を埋め込んでおくことにより、配
線溝用のレジストはほとんどビアホール内に充填され
ず、レジストを現像した際に当該レジストがビアホール
内に残ることはなく、また、ビアホール内の溶解性樹脂
は現像によってレジストによりも容易に溶解除去される
ため、結局、ビアホール内にレジストや樹脂が残ること
が回避される。これにより、ビアホール内に残されたレ
ジストが要因となるクラウンの発生もなく、信頼性の高
いデュアルダマシン構造が実現できる。また、深いビア
ホール内部ではフォトレジストと溶解性樹脂とのミキシ
ングは起こり難く、たとえ起こったとしても、ここでは
溶解性樹脂の比率の方が圧倒的に大きいので、フォトレ
ジストに対する露光時のデフォーカス等により光強度が
極めて小さくなった場合でも、また、層間絶縁膜中から
化学増幅反応を阻害する塩基性不純物が拡散してきた場
合でも、ビアホール内で十分に高い溶解速度が得られ、
ビアホール内でのフォトレジストや溶解性樹脂の残りが
確実に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のデュアルダマシン構
造の平面図である。
【図2】第1の実施形態を工程順に示す断面図のその1
である。
【図3】第1の実施形態を工程順に示す断面図のその2
である。
【図4】第1の実施形態を工程順に示す断面図のその3
である。
【図5】第2の実施形態を工程順に示す断面図のその1
である。
【図6】第2の実施形態を工程順に示す断面図のその2
である。
【図7】従来の製造方法を工程順に示す断面図のその1
である。
【図8】従来の製造方法を工程順に示す断面図のその2
である。
【符号の説明】
11 絶縁膜 12 下層配線 13 下層層間絶縁膜(シリコン酸化膜) 14 エッチングストッパ膜 15 低誘電率膜 16 シリコン酸化膜 17 層間絶縁膜 18 ビアホール 19 反射防止膜 20 溶解性樹脂 21 フォトレジスト 22 配線溝 23 金属材料 24 ビア 25 上層配線(溝配線)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H025 AA04 AA19 AA20 AB16 DA23 DA40 4M104 DD07 DD15 DD16 DD75 HH20 5F033 HH07 JJ01 JJ07 KK07 MM02 QQ01 QQ03 QQ04 QQ08 QQ09 QQ10 QQ21 QQ25 QQ31 QQ37 QQ48 RR01 RR04 SS22 TT02 TT04 XX21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下層の導電層を覆う層間絶縁膜に前記下
    層の導電層を露出するビアホールを開口する工程と、前
    記ビアホールの底部に保護膜を埋め込む工程と、前記ビ
    アホール内の前記保護膜の上に未露光でレジスト現像液
    に溶解する溶解性樹脂を埋め込む工程と、前記層間絶縁
    膜上にフォトレジストを塗布し、かつこのフォトレジス
    トを露光、現像して前記ビアホールを含む領域に開口窓
    を有するレジストパターンを形成する工程と、前記レジ
    ストパターンを利用して前記層間絶縁膜の表面に配線溝
    を凹設する工程と、前記保護膜を除去する工程と、前記
    ビアホール及び配線溝に金属材料を埋設してデュアルダ
    マシン構造を形成する工程とを含むことを特徴とするデ
    ュアルダマシンプロセスにおけるパターン形成方法。
  2. 【請求項2】 前記溶解性樹脂は未露光でレジスト現像
    液に溶解する保護率が0の樹脂であることを特徴とする
    請求項1に記載のデュアルダマシンプロセスにおけるパ
    ターン形成方法。
  3. 【請求項3】 前記溶解性樹脂は未露光でレジスト現像
    液に溶解する20nm/S以上の溶解速度をもつ樹脂で
    あることを特徴とする請求項1に記載のデュアルダマシ
    ンプロセスにおけるパターン形成方法。
  4. 【請求項4】 前記溶解性樹脂は水性樹脂であることを
    特徴とする請求項1に記載のデュアルダマシンプロセス
    におけるパターン形成方法。
  5. 【請求項5】 前記溶解性樹脂は、前記ビアホールを完
    全に埋め込む厚さに塗布した後、エッチングバックして
    ビアホールに埋め込むことを特徴とする請求項1ないし
    4のいずれかに記載のデュアルダマシンプロセスにおけ
    るパターン形成方法。
  6. 【請求項6】 前記溶解性樹脂は、前記ビアホールを9
    0%程度の深さに埋め込む厚さで塗布することを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかに記載のデュアルダマ
    シンプロセスにおけるパターン形成方法。
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