JP2003308771A - 継電器検査装置 - Google Patents

継電器検査装置

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JP2003308771A
JP2003308771A JP2002116078A JP2002116078A JP2003308771A JP 2003308771 A JP2003308771 A JP 2003308771A JP 2002116078 A JP2002116078 A JP 2002116078A JP 2002116078 A JP2002116078 A JP 2002116078A JP 2003308771 A JP2003308771 A JP 2003308771A
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Yoshihiro Kurihara
佳弘 栗原
Satoru Honda
哲 本田
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Tokyo Metropolitan Government
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御盤に装着された継電器の点検作業を短時
間に、しかも確実に実施し得る継電器検査装置を提供す
ることを目的とするものである。 【解決手段】 制御盤から抜脱した継電器RLを装着す
る継電器端子台8と、継電器端子台8に設けた複数の発
光ダイオードDaN,DbNと、発光ダイオードDa
N,DbNへの通電用の電圧源Eとを備え、継電器端子
台8に装着した継電器RLの少なくとも一対のメーク接
点Saとブレーク接点Sbとにそれぞれ対応する発光ダ
イオードを、継電器RLの手動若しくはリレーコイルL
への通電による切り替え動作に応じて点滅させるように
して、制御盤から抜脱した継電器の良否を判定する継電
器検査装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制御盤に配列され
た継電器(リレー)の検査に用いられる継電器検査装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、継電器を使用した制御盤は、多
数の継電器が配列されている。このような制御盤は、大
電力の制御に好ましく、様々な工場や上下水道等の公共
施設でコンベア、ポンプ、反応槽等の制御に使用されて
いる。これらの制御盤の継電器の保守点検では、継電器
を端子台から一個一個引き抜いて、テスターの測定棒を
継電器の端子に当てて、その導通・非導通を点検して、
継電器の良・不良の判定を行わねばならない。殊に、公
共性を有する施設の制御盤の継電器は、誤動作が許され
ないために保守点検が頻繁に行われている。
【0003】継電器は、図5に示したように、鉄心に巻
かれた電磁コイル(リレーコイル)2と、鉄心の励磁に
より可動する可動鉄片3と、可動鉄片3により可撓する
可曲接点4と、可曲接点4を共通接点端子とする一対の
メーク接点5aとブレーク接点5bとを備えている。メ
ーク接点5a、ブレーク接点5b、可曲接点4のそれぞ
れの端部は、ケース基板より突出して、それぞれメーク
接点端子A、ブレーク接点端子B,共通接点端子Cを形
成している。
【0004】次に、図5(a),(b)を参照して、継
電器の点検方法について説明する。図5(a)では、継
電器が正常であれば、スイッチ6がオフとして、電磁コ
イル2は非導通状態となり、ブレーク接点5bと可曲接
点4とが接触した状態となる。この状態において、継電
器の良否をテスター7により判定する場合、テスターの
測定棒のそれぞれをブレーク接点端子Bと共通端子Cと
に接触させると、テスター7は導通状態を示す。続い
て、テスターの測定棒を共通端子Cに接触させて、他の
テスター端子をメーク接点端子Aに接触させると、テス
ター7は非導通状態を示す。
【0005】また、図5(b)では、継電器が正常であ
れば、スイッチ6をオンとして電磁コイル2に通電する
と、メーク接点5aと可曲接点4とが接触した状態とな
る。継電器の動的状態における良否を判定する場合、テ
スター7の測定棒を図5(a)に示す状態とし、スイッ
チ6をオンとすると、テスター7は導通状態から非導通
状態を示す。また、テスター7の測定棒の一方を共通端
子Cに接触させて、他方の測定棒をメーク接点端子Aに
接触させ、スイッチ6をオフ状態からオン状態とする
と、テスター7は非導通状態から導通状態を示す。ま
た、継電器のリレーコイルの断線の有無は、リレーコイ
ルの端子間をテスターで当たり、所定の抵抗値を有する
か否かで確認することでができる。
【0006】このような継電器の点検では、片手で継電
器を持ち、他方で2本の測定棒を持ちながら上記のよう
な方法で点検を行う。なお、手動で接点の切り替えが可
能な継電器の場合は、図5に示すような電源1を必要と
しないが、手動による接点切替手段がない継電器では、
電圧源1から電源電圧を継電器のコイルに供給しなけれ
ばならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来、工場や公共施設
等で使用する制御盤では、継電器の故障が重大な事故に
つながるおそれがあり、保守点検が頻繁に行われてい
る。工場や公共施設等では、連続運転が行われる場合が
多く、頻繁に施設を停止して、行うことができないし、
操業を停止して行うにしても短時間に保守点検ができる
ことが要求される。
【0008】また、制御盤の継電器の点検は、点検作業
が手間の掛かる手作業であり、施設の運転を中止し、手
間の掛かる頻繁な作業であるので、点検作業に時間を要
し、稼動効率を低下させるおそれもあった。施設の稼動
効率の低下を防止するためには、技術員を増して点検を
短時間に完了させることも可能であるが、経費の増大に
つながる欠点がある。
【0009】また、短時間に運転を復旧しようとすれ
ば、点検に誤認が生じるおそれもあるし、継電器はその
接点が気まぐれな動作をすることもあって、従来のテス
ターによる点検方法には改善の余地があった。
【0010】本発明は、上記のような課題に鑑みなされ
たものであって、制御盤に装着された継電器の点検作業
を短時間に、しかも確実に実施し得る継電器検査装置を
提供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するためになされたものであり、請求項1の発明は、
制御盤から抜脱した継電器を装着する継電器端子台と、
該継電器端子台に設けた複数の発光ダイオードと、該発
光ダイオードへの通電用の電圧源とを備え、該継電器端
子台に装着した該継電器の少なくとも一対のメーク接点
とブレーク接点とにそれぞれ対応する前記発光ダイオー
ドを、該継電器の手動若しくはリレーコイルへの通電に
よる切り替え動作に応じて点滅させるようにして、制御
盤から抜脱した継電器の良否を判定することを特徴とす
る継電器検査装置である。
【0012】請求項1の発明では、継電器の継電器端子
台を利用した継電器の継電器検査装置であり、継電器検
査装置には電圧源が備えられ、検査のために装着される
継電器の一対のメーク接点とブレーク接点とに対応して
発光ダイオードが設けられており、制御盤から抜脱した
継電器を継電器検査装置に装着し、この継電器のメーク
接点とブレーク接点との何れかがオン状態となると、発
光ダイオードが点灯するようにし、この動作を手動若し
くはリレーコイルへの通電による切り替え動作に応じ
て、発光ダイオードが点灯或いは消灯することを確認し
て、継電器の良否を判定するようにしたものである。ま
た、本発明の継電器検査装置によれば、高価で技術的に
高度な検査装置を用いることなく、携帯性に優れ、現場
で簡単に継電器の点検が可能であり、しかも取り扱うが
容易であり、短時間に点検ができる作用を有するもので
ある。
【0013】また、請求項2の発明は、前記継電器の少
なくとも一対のメーク接点とブレーク接点とに対応して
設けた前記発光ダイオードの発光色を異ならせることを
特徴とする請求項1に記載の継電器検査装置である。
【0014】請求項2の発明では、継電器の一対のメー
ク接点とブレーク接点とに対応して設けられる発光ダイ
オードの発光色を異ならせることによって、継電器の良
否を視覚的に確実に確認することができるので、熟練し
た技術者でなくても保守点検が容易になし得るととも
に、制御盤のように多数の継電器が配列されていたとし
ても短時間に確実に点検することができ、早急に施設の
復旧が可能となり稼働率の向上にもつながる作用を有す
る。
【0015】また、請求項3の発明は、前記継電器端子
台の裏面に電圧源を備え、継電器の少なくとも一対のメ
ーク接点とブレーク接点とが挿入される端子に前記発光
色の異なる発光ダイオードのカソードを接続し、該一対
のメーク接点とブレーク接点との共通接点端子が挿入さ
れる共通端子を他の共通端子と共通接続し、各発光ダイ
オードの発光部を継電器挿入側に突出させたことを特徴
とする請求項1又は2に記載の継電器検査装置である。
【0016】請求項3の発明では、継電器端子台の裏面
に電圧源を備え、電圧源は収納ボックスに収納されてお
り、継電器の少なくとも一対のメーク接点とブレーク接
点とが挿入される端子には、異なる発光色の発光ダイオ
ードのカソードが接続され、この一対のメーク接点とブ
レーク接点との共通接点端子が挿入される共通端子を他
の共通端子と共通接続し、かつ各発光ダイオードのアノ
ードは共通接続されている。発光ダイオードのアノード
の共通接続点と、共通接続された共通端子との間に電圧
源から電源電圧が印加されるようになされている。発光
ダイオードの発光部は継電器端子台の継電器挿入側に配
置され、発光ダイオードの点滅を容易に確認することが
できる。また、発光ダイオードは、継電器端子台の端子
部の貫通孔を利用して装着されている。これらの配線
は、継電器端子台の裏面空洞内に収納されている。継電
器検査装置が既存の継電器端子台を利用して形成されて
おり、安価に提供できる。
【0017】また、請求項4の発明は、前記継電器端子
台に装着した継電器のリレーコイルに対して直列に接続
された発光ダイオードに、前記電圧源の電源電圧を印加
して通電し、該発光ダイオードの点灯により、該リレー
コイルの断線の有無を検査することを特徴とする請求項
1,2又は3に記載の継電器検査装置である。
【0018】請求項4の発明では、継電器のリレーコイ
ルの断線を検出し得るように、リレーコイルと直列接続
される発光ダイオードが設けられており、継電器端子台
に設けられた電圧源から電源電圧を直列接続されるリレ
ーコイルと発光ダイオード間に印加して通電し、この発
光ダイオードの点灯によって、断線の有無を検出するこ
とができる。
【0019】また、請求項5の発明は、前記継電器のリ
レーコイルに供給される電源電圧が、前記制御盤からの
電源電圧であることを特徴とする請求項1,2又は3に
記載の継電器検査装置である。
【0020】請求項5の発明では、継電器のリレーコイ
ルに供給される電源電圧を前記制御盤から供給し得るよ
うにして、継電器の型式に対応できる継電器検査装置と
したものである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る継電器検査装
置の実施の形態について、図面を参照して説明する。な
お、図1,図2は、本発明の継電器検査装置の一実施形
態を示し、図3,図4は、本発明の継電器検査装置の他
の実施形態を示している。
【0022】(実施形態1)図1は本実施形態の継電器
検査装置の回路図を示し、図2は本実施形態の継電器検
査装置の正面図である。なお、図1は継電器検査装置に
点検のため継電器RLが差し込まれた状態の回路図を示
している。図2(a)は継電器検査装置の継電器端子台
8の正面図であり、配線が点線で示され、図2(b)
は、継電器を装着した継電器検査装置の側面図である。
【0023】図1,図2を参照して、本実施形態の継電
器検査装置について説明する。本実施形態の継電器検査
装置は、図1,図2に示したように、既存の継電器端子
台8を利用して構成されており、継電器端子台8の裏面
空洞部に回路が形成され、継電器端子台8の裏面に電源
ボックス10が設けられている。継電器端子台8には、
点検する継電器の接点端子が差し込まれる端子(Ta
1,Tb1)〜(TaN,TbN)と共通端子T1〜T
Nとが設けられている。端子(Ta1,Tb1)には継
電器RLの一対のメーク接点Saとブレーク接点Sbと
のそれぞれの接点端子が挿入され、共通端子T1にはメ
ーク接点Saとブレーク接点Sbとの共通接点端子が挿
入される。同様に、端子(TaN,TbN)には、継電
器RLの他の一対のメーク接点Saとブレーク接点Sb
とのそれぞれの接点端子が挿入される端子であり、メー
ク接点Saとブレーク接点Sbとの共通接点端子が共通
端子TNに挿入される。
【0024】端子Ta1,Tb1には、発光ダイオード
Da1,Db1のカソードがそれぞれ接続される。同様
に、端子TaN,TbNには、発光ダイオードDaN,
DbNのカソードがそれぞれ接続される。発光ダイオー
ド(Da1,Db1)〜(DaN,DbN)のアノード
は、共通接続されて抵抗Rの一端に接続され、抵抗Rの
他端が電源電圧Eの陽極端子に接続される。また、共通
端子T1〜TNは共通接続されて電源電圧Eの陰極端子
に接続される。コイル端子Tc1とTc2間には、継電
器RLのリレーコイルLが接続され、コイル端子Tc1
は電源電圧Eの陰極端子に接続され、コイル端子Tc2
は発光ダイオードDcのカソードに接続され、そのアノ
ードが電源電圧Eの陽極端子に接続される。なお、図2
の実施形態ではNが4である。
【0025】また、継電器RLには接点を手動で切り替
えることができる切替手段Mが備えられ、切替手段Mを
手動で接点の切替作動を行うと、通常開放状態にあるメ
ーク接点Saを共通接点端子に接触状態とし、かつ通常
共通接点端子に接触状態にあるブレーク接点Sbを開放
状態にすることができる。
【0026】また、発光ダイオードDa1〜Da4は赤
色発光ダイオードであり、発光ダイオードDb1〜Db
4は緑色発光ダイオードであり、発光ダイオードDcは
橙色発光ダイオードとした。このように発光ダイオード
の発光色を異ならせることによって、継電器RLの不良
が容易に確認し得るようになされている。無論、発光ダ
イオードの発光色はこの配色に限定するものではない。
【0027】図2(a)には継電器端子台8の正面図が
示され、配線が点線で示されている。継電器端子台8に
は、継電器RLの接点端子等を挿入する端子(Ta1〜
Ta4,Tb1〜Tb4,T1〜4,Tc1,Tc2)
が設けられ、継電器RLの端子と外部リード線とを接続
する端子部のネジ孔を利用して、発光ダイオード(Da
1,Db1)〜(Da4,Db4)の発光部が挿入され
る。なお、発光ダイオードの発光部を接着剤で固着して
もよいし、発光ダイオードのリード線が硬質であるの
で、その硬度を利用して装着してもよい。
【0028】発光ダイオード(Da1,Db1)〜(D
a4,Db4)のアノードは、共通接続されて抵抗Rの
一端に接続され、それらのカソードは、端子(Ta1,
Tb1)〜(Ta4,Tb4)にそれぞれ接続されてい
る。端子T1〜T4,Tc1は共通接続されている。コ
イル端子Tc1にリード線が接続され、電源ボックス1
0に収納された電圧源Eの陰極電極に接続されている。
また、発光ダイオードDcのアノードは、抵抗Rの他端
と電圧源Eの陽極電極とに接続されている。
【0029】本実施形態の継電器検査装置の点検方法に
ついて図1,図2を説明する。制御盤に配列した継電器
RLを抜脱して、継電器RLの各接点端子を継電器端子
台8の各端子に装着すると、リレーコイルLに電流i
が流れて発光ダイオードDcが点灯するが、励磁状
態とはならないので、図2に示すように、メーク接点S
aは共通接点端子に非接触状態であり、ブレーク接点S
bは接触状態となる。従って、継電器が正常であれば、
赤色の発光ダイオードDa1〜Da4は消灯し、緑色の
発光ダイオードDb1〜Db4は点灯する。また、発光
ダイオードDcが発光すれば、リレーコイルLが断線し
ていないことを確認できる。
【0030】このような点灯状態において、継電器RL
の切替手段Mを作動させて、強制的に接触状態のメーク
接点Saを接触状態に、接触状態のブレーク接点Sbを
非接触状態として、赤色の発光ダイオードDa1〜Da
4の点灯させ、緑色の発光ダイオードDb1〜Db4を
消灯させ、この切替動作を数回繰り返すことによって、
継電器の動作時の良否を確認することができる。
【0031】(実施形態2)図3は本発明の他の実施形
態の継電器検査装置の回路図を示し、図4(a)は本実
施形態の継電器検査装置の正面図、図4(b)はその側
面図である。なお、図3は点検のために継電器RLが差
し込まれた状態の回路図を示し、リレーコイルLには電
流が流れないので継電器RLは非動作状態である。
【0032】先ず、図3を参照して回路図を説明する。
端子(Ta1,Tb1)〜(TaN,TbN)、端子T
1〜TN及びコイル端子Tc1,Tc2は、先に説明し
たように、継電器RLの接点端子等が挿入される継電器
端子台8の端子である。端子Ta1〜TaNには、発光
ダイオードDa1〜DaNのカソードがそれぞれ接続さ
れ、端子Tb1〜TbNには、発光ダイオードDb1〜
DbNのカソードがそれぞれ接続される。発光ダイオー
ドDa1〜DaN,Db1〜DbNのアノードは、共通
接続されて抵抗Rの一端に接続され、抵抗Rの他端が電
圧源Eの陽極端子に接続される。端子T1〜TNは、共
通接続されて電圧源Eの陰極端子に接続される。コイル
端子Tc1,Tc2は、リード線導出用端子にそれぞれ
接続されて、リード線導出用端子の一方がヒューズFに
接続されてリード線を介し鰐口クリップ11に接続さ
れ、リード線導出用端子の他方がリード線を介して鰐口
クリップ11に接続されている。両鰐口クリップ11
は、制御盤の電源端子に接続して、リレーコイルLの端
子間に電圧を印加することで、リレーコイルLに通電す
ることができる。
【0033】図4は、継電器端子台8の正面図であり、
継電器端子台8の裏面空洞部に回路が形成され、その配
線が点線で示されている。図4の配線は、コイル端子T
c1,Tc2の配線が図2と相違点するのみで他の配線
は同一であり、共通部分の説明は省略する。継電器端子
台8の裏面には、電源ボックス10が設けられ、この電
源ボックス10から電圧源Eが主要回路部に電源電圧が
供給されている。
【0034】本実施形態は、手動による接点の切替動作
が出来ない継電器に用いられ、両鰐口クリップ11を制
御盤の電源端子に接続して、制御盤からの電源電圧を供
給することによって、リレーコイルLに通電して継電器
を駆動するようにしたものである。
【0035】また、図3の実施形態では、鰐口クリップ
11を接続したリード線にスイッチを設けて、継電器を
オン・オフ動作させて、発光ダイオードを点滅させて、
点検を行ってもよい。
【0036】
【発明の効果】上記記載のように、本発明によれば、携
帯に優れた継電器検査装置であり、継電器の煩雑な点検
作業が極めて容易なものとなり、短時間に点検作業を行
えるようになり、施設の稼働率の低下を防止することが
できる。しかも、従来より少ない人員であっても短時間
に確実に故障の有無を検出することができる利点があ
る。
【0037】また、本発明によれば、継電器を断続的に
動作させて、点検することができるので、継電器の気ま
ぐれな故障に対しても確実に検出することができ、施設
の故障による運転停止を未然に防止することができる利
点がある。
【0038】また、本発明によれば、装置が安価に提供
できるとともに、直流又は交流駆動用の継電器であって
も対応し得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る継電器検査装置の一実施形態の回
路図である。
【図2】(a)は継電器検査装置の正面図、(b)はそ
の側面図である。
【図3】本発明に係る継電器検査装置の他の実施形態の
回路図である。
【図4】(a)は継電器検査装置の正面図、(b)はそ
の側面図である。
【図5】一般の継電器の動作及び点検方法を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
8 継電器端子台 10 電源ボックス Da1〜DaN 発光ダイオード(赤) Db1〜DbN 発光ダイオード(緑) Dc 発光ダイオード(橙) E 電圧源 L リレーコイル M 切替手段 RL 継電器 Sa メーク接点 Sb ブレーク接点 Ta1〜TaN,Tb1〜TbN 端子 T1〜TN 共通端子 Tc1,Tc2 コイル端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御盤から抜脱した継電器を装着する継
    電器端子台と、該継電器端子台に設けた複数の発光ダイ
    オードと、該発光ダイオードへの通電用の電圧源とを備
    え、該継電器端子台に装着した該継電器の少なくとも一
    対のメーク接点とブレーク接点とにそれぞれ対応する前
    記発光ダイオードを、該継電器の手動若しくはリレーコ
    イルへの通電による切り替え動作に応じて点滅させるよ
    うにして、制御盤から抜脱した継電器の良否を判定する
    ことを特徴とする継電器検査装置。
  2. 【請求項2】 前記継電器の少なくとも一対のメーク接
    点とブレーク接点とに対応して設けた前記発光ダイオー
    ドの発光色を異ならせることを特徴とする請求項1に記
    載の継電器検査装置。
  3. 【請求項3】 前記継電器端子台の裏面に電圧源を備
    え、継電器の少なくとも一対のメーク接点とブレーク接
    点とが挿入される端子に前記発光色の異なる発光ダイオ
    ードのカソードを接続し、該一対のメーク接点とブレー
    ク接点との共通接点端子が挿入される共通端子を他の共
    通端子と共通接続し、各発光ダイオードの発光部を継電
    器挿入側に突出させたことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の継電器検査装置。
  4. 【請求項4】 前記継電器端子台に装着した継電器のリ
    レーコイルに対して直列に接続された発光ダイオード
    に、前記電圧源の電源電圧を印加して通電し、該発光ダ
    イオードの点灯により、該リレーコイルの断線の有無を
    検査することを特徴とする請求項1,2又は3に記載の
    継電器検査装置。
  5. 【請求項5】 前記継電器のリレーコイルに供給される
    電源電圧が、前記制御盤からの電源電圧であることを特
    徴とする請求項1,2又は3に記載の継電器検査装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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