JP2003307520A - 検体チューブの結束具 - Google Patents

検体チューブの結束具

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JP2003307520A
JP2003307520A JP2002111619A JP2002111619A JP2003307520A JP 2003307520 A JP2003307520 A JP 2003307520A JP 2002111619 A JP2002111619 A JP 2002111619A JP 2002111619 A JP2002111619 A JP 2002111619A JP 2003307520 A JP2003307520 A JP 2003307520A
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rack
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blood
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JP2002111619A
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Seiji Taguma
政治 田熊
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SEIKO JUSHI KK
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SEIKO JUSHI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検体採取作業を容易に行うとともに、1台のラ
ックに複数の検査対象者の検体チューブを収容すること
が可能な検査補助セットを提供する。 【解決手段】結束具1は、弾性を有する合成樹脂製で形
成し、所定の外径を有する筒状の検体チューブ2の胴部
2aの外径より若干小径の内径をもつ円筒体の側壁を半
周以上残すようにその一部を切り欠いて開放部3を設け
た複数の支持部4を、切断可能に構成した連繋部5によ
ってそれぞれ連繋してなる。所定数の検体チューブ2の
胴部2aを、一方の結束具1の各支持部4に、その切欠
部3を拡げるようにして順次横方向から嵌め込んだ後
に、他方の結束具1を、前記各検体チューブ2の各胴部
2aの、前記結束具1を存置する側とは反対側に前述と
同様にして嵌め込むことによって、2本の結束具1で所
定本数の検体チューブ2を結束する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、病院などにおい
て、採取血液などの検体を入れた検査対象者ごとの複数
の検体チューブを取り扱うための検体チューブの結束具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば血液検査は、採血時に、血
液を用いる複数の検査を行うために、注射器のピストン
側に設けた血液溜に吸入した採取血液を、複数の検体チ
ューブに注入し、検査対象者ごとに用意したラックの、
検体チューブを起立するように差し込みうる保持部に一
本ずつ収容した後、それぞれにキャップをして、検査対
象者の名前あるいは検体や日付などを表示す記号や数字
などを記入したラベルを貼付し、検査機関や検査部門に
運搬していた。また、検査機関などでは、前記ラックに
収容された検体チューブを一本ずつ取り出し、前記血液
を所定の薬品や装置などを用いて検査していた。そし
て、前記採血において採血スタッフは、一方の手で複数
本の検体チューブを握り、他方の手で前記ピストンを持
って各検体チューブに順次血液の分配を行っていた。な
お、このラックは検査を終えると医療廃棄物として処理
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の血液検査に
おける注射器側から各検体チューブに血液を注入する
際、採血スタッフは、一方の手で空の複数の検体チュー
ブをまとめて握っているため、不安定で検体チューブを
落とすおそれがあるという問題があった。また、各検査
対象者ごとに各別にラックを使用するため、多数の検査
対象者の採取血液を検査すべく検査機関などに運搬する
場合はかさばって不便であるという問題があった。さら
に、前記ラックはかなり高価なものであって、このよう
な使い捨てのラックに多額の経費を当てることは、医療
費削減が要望されている昨今の社会状況に合わないとい
う問題があった。本発明は、前記各問題を解消すること
を課題とし、該課題を解決した検体チューブの結束具を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した本発明の検体チューブの結束具
は、一端を開放し、他端を閉塞した試験管状の検体チュ
ーブの胴部を、所定以上の力で引くと引き抜くことが可
能に保持しうるとともに、弾性を有する複数の支持部
を、切断可能に構成した連繋部を介して連設したもので
ある。
【0005】また、請求項2に記載した本発明の検体チ
ューブの結束具は、一端を開放し、他端を閉塞した試験
管状の検体チューブの胴部外径より若干小径の内径をも
つ円筒体の側壁を半周以上残すようにその一部を切り欠
いて開放部を設けた複数の支持部を、切断可能な連繋部
によってそれぞれ連繋してなる、軟質合成樹脂製で一体
成形したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施形態
を添付図面の図1〜図6に基づいて詳細に説明する。こ
こにおいて、図1は平面図、図2部分拡大斜視図、図3
は使用状態を示す部分拡大横断面図、図4は使用状態を
示す部分拡大正面図、図5はラックの平面図、図6はラ
ックの縦断面図である。
【0007】図1〜図4に示すように、結束具1は、ハ
サミなどで切断可能で適度な弾性を有する軟質の合成樹
脂で一体成形するもので、上端を開放し下端を閉塞した
試験管状の検体チューブ2の円筒状胴部2aの外径より
若干小径の内径をもつ円筒体の側壁を半周以上残すよう
にその一部を切り欠いて開放部3を設けた10個の支持
部4を、切断可能な連繋部5によってそれぞれ連繋す
る。
【0008】図3に示すように、連繋部5は、隣設する
支持部4の、開放部3の両端近傍の側壁を連繋するよう
に板状に形成し、かつ各側壁から中央に向かって徐々に
薄くなるように傾斜面を形成するとともに、前記中央に
切断ガイド線6を設ける。
【0009】次に、検体チューブ2を起立状態で収容す
るラック7について説明する。図5及び図6に示すよう
に、ラック7は、合成樹脂で一体成形するもので、上記
結束具1に支持された各検体チューブ2の下端がそれぞ
れ嵌合しうる縦横5×10個の凹部8を設けたものであ
る。また、このラック7は、必要に応じてカバーケース
9に収納しうるように構成する(図5及び図6参照)。
【0010】上記結束具1の使用方法を採血作業を例に
とって説明する。先ず、採血を始める前に、2本の結束
具1を、所定数の支持部4を備えるように、ハサミによ
って所定の連繋部5を切断し、検査対象者の血液検査項
目数に応じた必要本数の検体チューブ2を支持しうるよ
うにする。なお、前記連繋部5の切断においては、ハサ
ミの刃が連繋部5のガイド斜面にガイドされて切断線6
にあたるので、その中央を確実に切断することが容易で
ある。続いて、前記所定数の検体チューブ2の胴部2a
を、一方の結束具1の各支持部4に、その切欠部3を拡
げるようにして順次横方向から嵌め込んだ後に、他方の
結束具1を、前記各検体チューブ2の各胴部2aの、前
記結束具1を存置する側とは反対側に前述と同様にして
嵌め込むことによって、2本の結束具1で所定本数の検
体チューブ2を結束する。このように2本の結束具1に
よって両側から支持し結束された各検体チューブ2は、
結束具1から不用意に抜け落ちることがないとともに、
所定以上の力で上方に引き抜くことが可能である。
【0011】続いて採血にあたっては、検査スタッフ
は、一方の手で結束状態の所定数の検体チューブ2を持
ちながら、検査対象者の血管に刺した注射器(図示せ
ず)のピストン側に設けた血液溜に吸入した採取血液
を、この各検体チューブ2に他方の手で注入し、ラック
7の縦方向に並ぶ各凹部8(図5参照)に、所定本数の
検体チューブ2を両結束具1で結束されたまま嵌合し
て、起立状態で収容する(図6参照)。それぞれの検体
チューブ2開放端にキャップ2bを被冠するとともに、
検査対象者の名前あるいは検体(血液)や日付を示す記
号や数字などを記入したラベルを結束具1あるいはいず
れかの検体チューブ2の所定部分に貼付し、一人の検査
対象者の採血作業を終了する。次の検査対象者に対して
も前記最初の検査対象者と同様にして、2本の結束具1
で所定本数の検体チューブ2を結束したものを、前記最
初の検査対象者のものを収容したラック7に収容する。
このようにして、複数の検査対象者の結束状態の検体チ
ューブ2を同一のラック7に収容した後にカバーケース
9に入れて、検査機関や検査部門に運搬する。一方、検
査機関などでは、前記ラック7に起立状態で収容されて
いる検体チューブ2を一本ずつ取り出し、前記血液を所
定の薬品や装置などを用いて検査する。
【0012】図7(ラックの斜視図)及び図8(同じく
平面図)に基づいて、ラックにおける他の実施形態を説
明する。図7及び図8に示すように、ラック51は、基
台52上に、検体チューブ2の閉鎖端(下端)を挿入し
うる複数の挿入孔53を一列配置した支持枠54を設け
たものである。このラック51は、2本の結束具1で結
束した4本の検体チューブ2のうち端部に位置するもの
の閉塞端を、前記挿入孔53に挿入して支持することに
よって、検体チューブ2を起立状態で収容するものであ
る。
【0013】なお、本発明は上記実施形態になんら限定
されるものではなく、例えば、結束具1の支持部は、検
体チューブを保持しうるとともに、所定以上の力で引き
抜くことが可能なリング状に形成してもよい。この場
合、支持具は1本で足りる。また、上記実施形態におけ
る支持部4は、開放部3の幅を短くして保持力を大きく
すれば、一本の結束具1で検体チューブ2を保持しても
よい。さらに、適用する検体は血液でなくてもよい。ま
た、結束具は合成樹脂で一体成形したものでなくてもよ
いほか、ラックは、結束具1で結束した複数の検体チュ
ーブ2を起立状態で収容するものであれば上記各実施形
態のものとは異なる構成を有するものであってもよい。
さらに、採血時において、結束具1は、全ての支持部4
に検体チューブ2を支持しておき、検査対象者の検査項
目数に応じて所定の連繋部5を切断してもよい。また、
結束具1の連繋部5を切断するためにはハサミではな
く、カッターなどの他の刃物を用いてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
本発明の検体チューブの結束具は、所定の連繋部を切断
して、検査対象者の血液検査項目数に応じた所定数の検
体チューブを検査対象者ごとに結束することが可能なの
で、検体採取作業時に検査対象者ごとにまとめておいた
検体チューブを持ちやすく、検体の採取作業やその後の
検査対象者ごとの検体チューブの取り扱いが楽であると
いう効果を奏する。
【0015】また、請求項2に記載の本発明の検体チュ
ーブの結束具は、請求項1に記載の発明の効果に加え
て、各支持部に、その切欠部を拡げるようにして順次横
方向から嵌め込むので、検体チューブの支持部への取り
付け作業が行いやすいという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面図。
【図2】部分拡大斜視図。
【図3】使用状態を示す部分拡大横断面図。
【図4】使用状態を示す部分拡大正面図。
【図5】ラックの平面図。
【図6】ラックの縦断面図。
【図7】他の実施形態のラックの斜視図。
【図8】同じく平面図。
【符号の説明】
1 結束具 2 検体チューブ 2a 胴部 2b キャップ 3 開放部 4 支持部 5 連繋部 6 切断ガイド線 7 ラック 8 凹部 9 カバーケース 51 ラック 52 基台 53 挿入孔 54 支持枠

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を開放し、他端を閉塞した試験管状
    の検体チューブの胴部を、所定以上の力で引くと引き抜
    くことが可能に保持しうるとともに、弾性を有する複数
    の支持部を、切断可能に構成した連繋部を介して連設し
    た検体チューブの結束具。
  2. 【請求項2】 一端を開放し、他端を閉塞した試験管状
    の検体チューブの胴部外径より若干小径の内径をもつ円
    筒体の側壁を半周以上残すようにその一部を切り欠いて
    開放部を設けた複数の支持部を、切断可能な連繋部によ
    ってそれぞれ連繋してなる、軟質合成樹脂製で一体成形
    した検体チューブの結束具。
JP2002111619A 2002-04-15 2002-04-15 検体チューブの結束具 Pending JP2003307520A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009100499A1 (en) * 2008-02-13 2009-08-20 Noble House Group Pty. Ltd. Test tube management device

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