JP2003305714A - コンクリートの製造方法及びコンクリートの製造装置 - Google Patents

コンクリートの製造方法及びコンクリートの製造装置

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JP2003305714A JP2002109180A JP2002109180A JP2003305714A JP 2003305714 A JP2003305714 A JP 2003305714A JP 2002109180 A JP2002109180 A JP 2002109180A JP 2002109180 A JP2002109180 A JP 2002109180A JP 2003305714 A JP2003305714 A JP 2003305714A
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  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】コンクリートミキサ車により直接コンクリート
を得るときの粉塵の問題も、洗浄水の問題もない、コン
クリートの製造方法を提供する。 【解決手段】 砂利と砂は、コンクリートミキサ車(C
V)に直接的に投入する。セメントは、連続加湿投入機
(30)に供給して、所定の品位のコンクリートを得る
に必要な設定量の混練水の所定量で混練加湿してからコ
ンクリートミキサ車(CV)に投入する。次いで、加湿
に使用した残りの混練水で連続加湿投入機(30)内を
洗浄し、そして洗浄に供した混練水はコンクリートミキ
サ車(CV)に投入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定量の砂利、
砂、セメント、混練水、混和剤等からなるコンクリート
材料をコンクリートミキサ車に投入してコンクリートを
製造するコンクリートの製造方法及びこの方法の実施に
使用されるコンクリートの製造装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】コンクリートの製造装置すなわちバッチ
ャープラントは、従来周知のように、コンクリート混練
用の専用のミキサを備えている。そして、その上方に砂
利計量槽、砂計量槽、セメント計量槽等からなる計量槽
が配置され、さらにその上方に砂利貯蔵ビン、砂貯蔵ビ
ン、セメント貯蔵ビン等からなる材料貯蔵ビンが設けら
れている。このようなコンクリート混練用のミキサ、計
量槽、材料貯蔵ビンは、地上所定高さに組み立てられた
層状構造物に設けられている。一方、地上に設置されて
いるセメント貯蔵サイロの下方には、セメント貯蔵ビン
まで延びている空気輸送管が設けられている。また、同
様に地上に設置されている砂貯蔵サイロ、砂利貯蔵サイ
ロ等からなる骨材貯蔵サイロの下方には、略水平に配置
されている第1の骨材受入ベルトコンベヤが設けられ、
この第1の骨材受入ベルトコンベヤは、傾斜状に配置さ
れている第2の骨材受入ベルトコンベヤを介して振分装
置に接続されている。したがって、骨材貯蔵サイロから
第1、2の骨材受入ベルトコンベヤで送られる砂利と砂
は、この振分装置により砂利貯蔵ビンと砂貯蔵ビンとに
それぞれ振り分けられる。そして、それぞれの材料は計
量後、定置されたコンクリート混練用のミキサにより混
練される。
【0003】従来のバッチャープラントは、概略上記の
ように構成されているので、従来周知のようにしてコン
クリートを製造し、そしてアジテータトラックあるいは
コンクリートミキサ車に供給することができ、色々な利
点を有するが、従来のバッチャープラントは、コンクリ
ート混練用の専用のミキサを備え、このコンクリート混
練用のミキサの上方には計量槽、貯蔵ビン等が配置され
ているので、バッチャープラント全体が高くなる欠点が
ある。高くなると、バッチャープラントの建設費が高く
なると同時にコンクリート材料を搬送する動力費が嵩む
ようにもなる。さらには、コンクリート混練用の専用の
ミキサを備えているので、消費電力も大きく、コンクリ
ート混練用のミキサの保守、点検の問題、例えば操業後
の洗浄という大きな問題もある。また、従来のバッチャ
ープラントも、自動化は進んでいるが、コンクリート混
練用ミキサを備えているので、これを監視メインテナン
スする専門の操作員が必要で、完全に無人化できないと
いう問題もある。
【0004】そこで、本出願人は、定置されたコンクリ
ート混練用のミキサを設置せずに、アジテータトラック
を使用した、コンクリートの製造方法を特願平11−2
88160号により提案している。本出願人が提案して
いる上記発明によると、単一の共通のベルトコンベヤを
使用し、このベルトコンベヤ上に計量済みの砂利、砂、
セメント等のコンクリート材料を夫々の計量槽から排出
するとき、ベルトコンベヤ上において、これらの材料が
夫々の配合比率通りの帯状の積層をなし、しかもセメン
トが最上層あるいは砂利と砂の中間層となるように、計
量槽からの排出量及び排出開始及び終了時間を制御し、
この帯状にほぼ完全に積層され分散された材料を直接コ
ンクリートミキサ車に投入すると共に、計量済みの混練
水及び混和剤を流量調整可能な弁を備えた配管を介して
直接コンクリートミキサ車に投入し、各材料投入後所定
時間コンクリートミキサ車のドラムを高速回転に切り換
えて運転し、所要のコンクリートを得るように構成され
ている。
【0005】また、特開平11−300188号によ
り、加湿混練装置が提案されている。この加湿混練装置
の攪拌羽根には、液体を噴出する噴出口が設けられてい
る。したがって、攪拌羽根を回転駆動すると共に、噴出
口から液体を噴出すると、粉粒体を連続して加湿混練す
ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本出願人が提案してい
る上記のコンクリートの製造方法によると、コンクリー
ト混練用のミキサがなくても、コンクリートミキサ車に
より所定の品質のコンクリートを得ることができるとい
う効果が得られる。また、セメントが最上層あるいは中
間層に積層されているので、吸湿性のセメントがベルト
コンベヤに付着することが防止される。さらには、コン
クリート混練用のミキサがないので、コンクリート製造
装置全体を低く安価に構成することができ、また保守点
検の費用も安く、さらにはコンクリート製造装置は、骨
材管理、計量管理、出荷管理等を集中管理できるシステ
ムを具備することにより無人運転で、例えばコンクリー
トミキサ車のドライバーが、コンクリート製造装置の押
釦を押して、コンクリート材料をコンクリートミキサ車
に投入するだけでコンクリートを製造することもできる
効果も得られる。
【0007】上記のように、本出願人が提案している発
明によると、色々な効果あるいは利点があり、問題は少
ないが、改良すべき点も認められる。例えば、セメント
をコンクリートミキサ車に投入するとき、セメントが粉
塵として飛散し、環境を汚染することがある。特に、冬
から春にかけて乾燥する時期に、強風が吹けば風下はセ
メント粉塵の被害を受けることになる。このように、セ
メント粉塵の問題があるので、一般にバッチャープラン
トには集塵装置が付設されている。集塵装置は、従来周
知のようにバックフイルタ、吸引機としてのブロワー等
からなるので、高価でバッチャープラントの建設費が高
くなるという問題がある。そこで、本出願人は特願20
01−392128により、セメント粉塵の発生量が少
なく、したがって安価に得られる小型の粉塵機を備えた
バッチャープラントを提案している。本バッチャープラ
ントの粉塵機は、小型であるので、建設費及び維持費が
安価である特徴は有するが、集塵機を備えていることに
変わりはない。
【0008】一方、上記の特開平11−300188号
に示されている加湿混練装置は、液体の噴出口を備えて
いるので、粉粒体の飛散の問題は少ないといえる。しか
しながら、この加湿混練装置はコンクリートミキサ車に
より直接コンクリートを得るバッチャープラントに適用
することは意図されていない。例え、粉粒体の飛散の問
題の少ない上記加湿混練装置をバッチャープラントに適
用しようとしても、適用できない。なぜならば、湿潤し
たセメントは固化するので、加湿混練後は水洗する必要
があるが、水洗方法が確立されていないからである。特
に、セメントを含んだ洗浄水は、そのまま排水すると、
環境を汚染するが、コンクリートミキサ車により直接コ
ンクリートを得るバッチャープラントでは、セメントは
バッチ的に投入されるので、その都度洗浄すると、洗浄
水の問題は大きくなる。
【0009】また、セメントは粒子の径がほぼ揃った粉
体であるが、このような粒子径の揃ったセメントと水と
を混練すると、セメントの粒子間に水が結合水として作
用し、セメントの粒子が塊状になる、いわゆるキャピラ
リー状になる。キャピラリー状のセメント粒子の結合力
は強く、この結合力を解くには多大のエネルギを必要と
し、コンクリートミキサ車では完全に解けない可能性も
ある。
【0010】本発明は、上記したような粉塵の問題ある
いはセメント粒子同志の結合の問題を解決したコンクリ
ートの製造方法及びコンクリート製造装置を提供しよう
とするもので、具体的には、コンクリートミキサ車によ
り直接コンクリートを得るときの粉塵の問題も、さらに
は洗浄の問題もない、コンクリートの製造方法及びこの
製造方法の実施に使用されるコンクリート製造装置を提
供することを目的としている。さらに、他の発明は、上
記目的に加えて、セメント粒子の凝集の問題も解決した
コンクリートの製造方法及びコンクリート製造装置を提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、上記目的を達成するために、所定量の砂利、砂、セ
メント、混練水、混和剤等からなるコンクリート材料を
コンクリートミキサ車に投入し、そして前記コンクリー
トミキサ車内でコンクリートを製造する製造方法であっ
て、砂利と砂は、コンクリートミキサ車に直接的に投入
し、セメントは、連続加湿投入機に供給して、所定の品
位のコンクリートを得るに必要な設定量の混練水の所定
量で混合加湿し、そしてコンクリートミキサ車に投入
し、次いで加湿に使用した残りの混練水で前記連続加湿
投入機内を洗浄し、そして洗浄に供した混練水をコンク
リートミキサ車に投入して、所要の品位のコンクリート
を得るように構成される。請求項2に記載の発明は、所
定量の砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等からなる
コンクリート材料をコンクリートミキサ車に投入し、そ
して前記コンクリートミキサ車内でコンクリートを製造
する製造方法であって、砂利は、コンクリートミキサ車
に直接的に投入し、セメントと砂は、連続加湿投入機に
供給して、所定の品位のコンクリートを得るに必要な設
定量の混練水の所定量で混合加湿し、そしてコンクリー
トミキサ車に投入し、次いで加湿に使用した残りの混練
水で前記連続加湿投入機内を洗浄し、そして洗浄に供し
た混練水をコンクリートミキサ車に投入して、所要の品
位のコンクリートを得るように構成され、請求項3に記
載の発明は、所定量の砂利、砂、セメント、混練水、混
和剤等からなるコンクリート材料をコンクリートミキサ
車に投入し、そして前記コンクリートミキサ車内でコン
クリートを製造する製造方法であって、セメントは、連
続加湿投入機に供給して、所定の品位のコンクリートを
得るに必要な設定量の混練水の所定量で混合加湿し、そ
してベルトコンベヤ等の搬送装置に砂利又は砂を最下層
に積層されている上に積層してコンクリートミキサ車に
投入し、次いで加湿に使用した残りの混練水で前記連続
加湿投入機内を洗浄し、そして洗浄に供した混練水をコ
ンクリートミキサ車に投入して、所要の品位のコンクリ
ートを得るように構成され、請求項4に記載の発明は、
所定量の砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等からな
るコンクリート材料をコンクリートミキサ車に投入し、
そして前記コンクリートミキサ車内でコンクリートを製
造する製造方法であって、セメントと砂は、連続加湿投
入機に供給して、所定の品位のコンクリートを得るに必
要な設定量の混練水の所定量で混合加湿し、そしてベル
トコンベヤ等の搬送装置上の砂利の上に積層してコンク
リートミキサ車に投入し、次いで加湿に使用した残りの
混練水で前記連続加湿投入機内を洗浄し、そして洗浄に
供した混練水をコンクリートミキサ車に投入して、所要
の品位のコンクリートを得るように構成され、そして請
求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかの項に
記載の洗浄に供した混練水の投入終了は、他のコンクリ
ート材料の投入終了と略同時であるように構成される。
請求項6に記載の発明は、砂利、砂、セメント、混練
水、混和剤等のコンクリート材料をそれぞれ計量する計
量槽と、一方の上流側からセメントが供給され、そして
他方の下流側から排出されるようになっている連続加湿
投入機と、制御装置とを備え、これらの計量槽で計量さ
れる設定量の砂利、砂、セメント及び混練水がコンクリ
ートミキサ車に投入され、そしてコンクリートミキサ車
によりコンクリートが製造されるようになっているコン
クリートの製造装置であって、前記連続加湿投入機は、
その内部の上流側には噴射ノズルが設けられ、前記制御
装置は、設定量のセメントが前記連続加湿投入機に連続
的に供給され、そしてコンクリートミキサ車へと連続的
に投入されるとき、その間中は設定量の混練水の所定量
を前記噴射ノズルに供給するように制御すると共に、セ
メントの投入が終わった後にも設定量の混練水の残りを
前記連続加湿投入機に供給するように制御するように構
成される。請求項7に記載の発明は、砂利、砂、セメン
ト、混練水、混和剤等のコンクリート材料をそれぞれ計
量する計量槽と、一方の上流側からセメントと砂とが供
給され、そして他方の下流側から排出されるようになっ
ている連続加湿投入機と、制御装置とを備え、これらの
計量槽で計量される設定量の砂利、砂、セメント及び混
練水がコンクリートミキサ車に投入され、そしてコンク
リートミキサ車によりコンクリートが製造されるように
なっているコンクリートの製造装置であって、前記連続
加湿投入機は、その内部の上流側に噴射ノズルが設けら
れ、前記制御装置は、設定量のセメントと砂とが前記連
続加湿投入機に連続的に供給され、そしてコンクリート
ミキサ車へと連続的に投入されるとき、その間中は設定
量の混練水の所定量を前記噴射ノズルに供給するように
制御すると共に、セメントと砂の投入が終わった後にも
設定量の混練水の残りを前記連続加湿投入機に供給する
ように制御するように構成され、請求項8に記載の発明
は、請求項6又は7に記載の、セメント計量槽と連続加
湿投入機は、可撓性のキャンバスを介して接続されるよ
うに、そして請求項9に記載の発明は、請求項6〜8の
いずれかの項に記載の連続加湿投入機は、上流側の定量
供給部とその下流側の加湿部とからなり、前記定量供給
部にはスクリュが、そして加湿部には複数個の噴射ノズ
ルと複数個の攪拌羽根が設けられるように構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】初めに、コンクリート製造装置の
実施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態に
係わるコンクリート製造装置の模式図であるが、同図に
示されているように、本実施の形態によると、コンクリ
ート製造装置は、図1の右方の下方に示されているよう
に、コンクリートミキサ車CVよりも高所に設けられた
材料投入ホッパ1を備えている。また、この材料投入ホ
ッパ1内の隅の方に加湿セメント投入補助シュート2が
設けられている。この材料投入ホッパ1から砂利、砂等
のコンクリート材料が、そして加湿セメント投入補助シ
ュート2から加湿されたセメントあるいは加湿されたセ
メントと砂とが、その下方に配車されるコンクリートミ
キサ車CVに直接的に投入されるようになっている。こ
のように、本実施の形態によると、コンクリート材料が
直接的にコンクリートミキサ車CVに投入されので、従
来のバッチャープラントのように専用のコンクリート混
練用のミキサは必要としない。したがって、バッチャー
プラントの層状構造物も低く、安価に建設される。な
お、コンクリートミキサ車CVには、大型車と小型車が
あるので、材料投入ホッパ1の下端部には補助シュート
3が揺動自在に設けられ、大型のコンクリートミキサ車
CVに投入するときは、図1に示されているように、こ
の補助シュートは揺動的に退避させるようになってい
る。
【0013】このような材料投入ホッパ1にコンクリー
ト材料を供給するために、図1及び図3に示されている
本実施の形態では登り勾配にベルトコンベヤ10が設け
られている。そして、このベルトコンベヤ10に対応し
て、下方位置すなわち最下流位置に砂利を計量する砂利
計量槽12が、その下流側に砂を計量する砂計量槽13
が、そして最上端にセメントを加湿する連続加湿投入機
30がそれぞれ設けられている。なお、砂利計量槽12
と砂計量槽13は、計量器例えばロードセルにより支持
されているが、図1にはロードセルは示されていない。
【0014】ベルトコンベヤ10は、ベルトを支持する
水平ローラ11、11…、側部を斜めに支えるガイドロ
ーラ、ベルトの両側部に設けられている側板等からなっ
ている。これらのローラは、長手方向に所定の間隔をお
いて複数個設けられている。したがって、ベルトコンベ
ヤ10の側断面形は、略樋状を呈することになる。そし
て、本実施の形態では、砂利と砂は、砂利を下層にし
て、材料投入ホッパ1まで搬送される。また、セメント
は加湿されて加湿セメント投入補助シュート2に供給さ
れる。砂利計量槽12は、全体として略漏斗状に形成さ
れ、その下部に例えばエアシリンダにより開閉される砂
利放出ゲート14が設けられている。砂計量槽13も、
全体として略漏斗状を呈し、その下部には同様にエアシ
リンダにより開閉される砂放出ゲート15が設けられて
いる。
【0015】砂利計量槽12の上方には、砂利貯蔵ビン
16が、また砂計量槽13の上方には、砂貯蔵ビン17
がそれぞれ設けられている。そして、これらのビン1
6、17の排出下端には、計量ゲート18、19がそれ
ぞれ設けられている。これらの計量ゲート18、19に
より、砂利と砂は、その排出量あるいは流量が調整され
て、その下方の砂利及び砂計量槽12、13のそれぞれ
に供給される。図1には示されていないが、地上には砂
利ビンと砂ビンとが設けられている。そして、これらの
ビンからは、共通のベルトコンベヤ5が層状構造物すな
わちバッチャープラントの上方に設けられている振分装
置6まで延びている。この共通のベルトコンベヤ5によ
り砂利ビンから搬送される砂利は、振分装置6により砂
利貯蔵ビン16の方へ、また共通のベルトコンベヤ5に
より砂ビンから搬送される砂は、砂貯蔵ビン17の方へ
それぞれ振り分け貯蔵される。
【0016】連続加湿投入機30の上方には、図3に詳
しく示されているように、ロードセル21、21に支持
されているセメント計量槽20が、さらにその上方にセ
メント一時貯槽22が設けられている。このセメント一
時貯槽22には、地上のセメントビンに貯蔵されている
セメントが、モータ23で駆動されるスクリュコンベヤ
23’により供給されるようになっている。セメント一
時貯槽22の下方の排出口には、セメント計量ゲート2
4が設けられている。このセメント計量ゲート24によ
り、セメント一時貯槽22中のセメントを調節しながら
セメント計量槽20に供給することができる。連続加湿
投入機30の斜め上方には、ロードセル25、25に支
持されている混練水計量槽26が、そしてその下方に計
量された混練水が貯められる混練水ホッパ27が設けら
れている。混練水ホッパ27の下方には、ポンプ28が
設けられ、このポンプ28の吐出管は管路29により、
詳しくは後述する連続加湿投入機30の噴射ノズル4
0、40、…に接続されている。したがって、混練水は
ポンプ28により加圧されて、噴射ノズル40、40、
…から連続加湿投入機30内に霧状になって、あるいは
小さな水滴となって噴射されることになる。
【0017】連続加湿投入機30の具体的な実施の形態
が、図2に拡大して示されている。連続加湿投入機30
は、加湿部31とこの加湿部31に接続されている定量
供給部45とからなっている。加湿部31は、筒状のケ
ーシング32を備え、このケーシング32の、図2にお
いて左方には第1のフランジ33が取り付けられ、その
中心部が材料通過路34となっている。また、他方には
第2のフランジ35が取り付けられている。この第2の
フランジ35の中心部には、後述する駆動軸36の軸受
が設けられ、また上下方向にスライド的に駆動されるゲ
ート37も設けられている。このゲート37により、加
湿部31に滞留する時間が調節される。ゲート37の下
方部分は排出口38となり、この排出口38には排出シ
ュート39が取り付けられている。このように構成され
ているケーシング32の上流側すなわち図2において左
方位置には、内方へ向いた複数個の噴射ノズル40、4
0、…が円周方向に所定の間隔をおいて取り付けられて
いる。これらの噴射ノズル40、40、…から混練水が
ケーシング32内へ噴射される。このように構成されて
いるケーシング32、第1、2のフランジ33、35、
排出シュート39の内周面あるいは内面は、フッ素樹脂
のような摩擦係数の小さい樹脂あるいは耐摩耗性の樹脂
によりコーテイングされている。
【0018】加湿部31のケーシング32内の中心部に
は、軸方向に駆動軸36が設けられている。そして、こ
の駆動軸36には複数本の混合羽根42、42、…が軸
方向と円周方向とに所定の間隔をおいて取り付けられて
いる。これらの混合羽根42、42、…の形状は、格別
に限定されないが、図2に示されている実施の形態で
は、ケーシング32の内周壁に近い方は幅広になり、そ
の先端部は円弧状に切り落とされている。これにより、
ケーシング32の内周壁に付着するセメントの量が少な
くなる。このように構成されている駆動軸36と混合羽
根42、42、…の表面も、フッ素樹脂のような樹脂に
よりコーテイングされている。
【0019】定量供給部45も軸方向に所定長さの筒状
のケーシング46を備えている。そして、ケーシング4
6の両端部には、第1、2のフランジ47、48が取り
付けられ、第1のフランジ47は駆動装置55のフラン
ジに、そして他方の第2のフランジ48は加湿部31の
第1のフランジ33に、例えばボルトにより結合されて
いる。これにより、加湿部31のケーシング32と定量
供給部の45のケーシング46は一体化されている。加
湿部31のケーシング32内に設けられている駆動軸3
6は、定量供給部45のケーシング46の方へ延びそし
て駆動装置55に至っている。定量供給部45のケーシ
ング46内に位置する駆動軸36には、スクリュフライ
ト49が設けられている。したがって、駆動軸36を設
定速度で回転駆動することにより、セメントはスクリュ
フライト49により定量宛加湿部31の方へ移送され
る。このように構成されているケーシング46の、図2
において左方よりの上流側には、略筒状を呈するセメン
ト投入シュート50が密閉状態で取り付けられている。
なお、定量供給部45のケーシング46の内周面も樹脂
によりコーテイングされている。
【0020】駆動装置55は、モータ56と、このモー
タ56に直結されている減速機57とからなり、減速機
57の出力軸がカップリング58を介して駆動軸36に
接続されている。
【0021】上記のように構成されている連続加湿投入
機30は、第1の実施の形態では、図1あるいは図3に
示されているように、全体として下流側に向かって傾斜
し、その排出シュート39が加湿セメント投入補助シュ
ート2内に臨むようにしてバッチャープラントの層状構
造物に取り付けられている。そして、セメント投入シュ
ート50の上方端部は、可撓性のキャンバス51を介し
てセメント計量槽20の下端部に取り付けられている。
このように、セメント計量槽20とセメント投入シュー
ト50は、キャンバス51を介して接続されているの
で、セメントを連続加湿投入機30に供給するとき、セ
メントが粉塵となって外部へ漏れることはない。また、
キャンバス51により、セメント計量槽20とセメント
投入シュート50は、フレキシブル状態で接続されてい
るので、連続加湿投入機30の振動がセメント計量槽2
0に伝わり、計量精度を落とすようなこともない。
【0022】次に、上記の実施の形態によるコンクリー
トの製造例を説明する。図には示されていないが、本実
施の形態によるコンクリートの製造は、制御装置も備え
ているので、自動運転もできるが、便宜上手動運転と自
動運転とが混在したような運転法について説明する。砂
利貯蔵ビン16と砂貯蔵ビン17に、砂利と砂とを上記
したようにしてそれぞれ貯蔵する。そして、砂利及び砂
計量槽12、13により砂利と砂とをそれぞれ計量す
る。また、セメントもセメント計量槽20で計量する。
砂利計量槽12からは砂利を、砂計量槽13からは砂
を、ベルトコンベヤ10上に均一に供給する。また、セ
メントを後述するように連続加湿投入機30に供給す
る。このとき、ベルトコンベヤ10の走行速度、連続加
湿投入機30の駆動軸36の回転速度、砂利計量槽1
2、砂計量槽13及びセメント計量槽20からの供給
量、供給開始時期、供給終了時期等は制御装置により制
御されて、ほぼ同時に材料投入ホッパ1に供給し終わる
ように制御される。これにより、ベルトコンベヤ10の
最下層に砂利、その上に砂が層状に重なって材料投入ホ
ッパ1を介してコンクリートミキサ車CVのドラムに投
入供給される。セメントは、後述するように、加湿され
て加湿セメント投入補助シュート2を介してコンクリー
トミキサ車CVのドラムに投入される。
【0023】連続加湿投入機30の駆動軸36は、駆動
装置55のモータ56により設定速度で駆動されてい
る。セメント計量槽20内のセメントは、定量供給部5
0のスクリュフライト49により、所定の割合で加湿部
31に送られる。そして、排出シュート39から排出さ
れてる。このとき、計量された混練水の設定量の混練水
が、ポンプ28により加圧され、そして管路28から噴
射ノズル40、40、…に供給される。混練水は、噴霧
状態で噴射される。これにより、セメントは加湿されな
がら混合羽根42、42、…により混合され、そしてコ
ンクリートミキサ車CVのドラムに投入される。
【0024】セメントの加湿供給が終了したら、引き続
き加湿に使用した残りの混練水が噴射ノズル40、4
0、…から噴射される。これにより、連続加湿投入機3
0の内周壁、混合羽根42、42、…の表面、駆動軸3
6等が洗浄される。そして、洗浄に供された混練水は、
排出シュート39からコンクリートミキサ車CVのドラ
ムに投入される。このようにして、計量された全量の混
練水がコンクリートミキサ車CVに投入される。コンク
リート材料がコンクリートミキサ車CVのドラムに投入
供給されたら、コンクリートミキサ車CVのドラムを所
定時間高速に切り換えて運転する。これにより、コンク
リートの製造を終わる。混練を終わったら所定の回転速
度に戻し、コンクリートミキサ車CVは、コンクリート
打設現場へ運行される。以下同様にしてコンクリートを
製造する。
【0025】本発明は、上記の実施の形態に限定される
ことなく色々な形で実施できることは明らかである。例
えば、上記実施の形態ではセメントは、混合物を含まな
いセメントとして説明されているが、セメントには高炉
スラグ微粉末、石粉等の混和材料が混入されている時
も、同様に実施できる。また、混練水に混和剤が添加さ
れていても、同様に実施できることは明らかである。し
たがって、本特許請求の範囲における「セメント」とう
いう表現の中には、混和材料が含まれることもあり、同
様に「混練水」の中には混和剤が含まれることもある。
【0026】また、上記実施の形態では、コンクリート
材料は、一度にコンクリートミキサ車CVに投入される
ように説明されているが、複数回のバッチに分けて投入
するように実施することもできる。このように実施する
ときは、比較的安価に得られる小型コンクリートミキサ
車用の砂利計量槽12、砂計量槽13等の計量槽を設け
ておき、大型コンクリートミキサ車には数回のバッチに
分けて投入するように実施することもできる。
【0027】砂利、砂、セメント及び混練水の投入開始
時期並びに砂利、砂、セメント、混練水及び洗浄水の投
入終了時期は、格別に限定されないが、加湿されたセメ
ントがコンクリートミキサ車の内周壁に付着するのを避
けるために、砂利あるいは砂利と砂とをある程度投入し
てから加湿されたセメントを投入するように実施するこ
ともできる。さらには、セメントの加湿を多少先行し
て、計量された砂利と砂の投入が終了するのと略同じ時
期に、洗浄水の投入も終わるように実施することもでき
る。また、連続加湿投入機30を洗浄するときは、短時
間に洗浄が終わるように実施することもできる。このよ
うに実施するときは、加湿用の噴射ノズルの他に洗浄用
のノズルも設けておき、洗浄するときは洗浄用のノズル
からも噴射するように実施することが望ましい。
【0028】また、上記実施の形態は、砂利と砂は層状
になって材料投入ホッパ1に供給されるようになってい
るが、必ずしも層状に重ねて投入する必要はない。さら
には、砂をセメントと同じように連続加湿投入機30の
方へ供給するように実施することもできる。そうする
と、粒子の径の異なるセメントと砂とが、定量供給部4
5で予め混合され、そして加湿部31で加湿されるの
で、セメントの粒子が塊状になる、いわゆるキャピラリ
ー状になる現象を抑えることができる。したがって、コ
ンクリート専用のミキサによらずに、コンクリートミキ
サ車により高品位のコンクリートを得ることができる。
【0029】コンクリート製造装置に関しても、上記実
施の形態に限定されることなく色々な形で実施できる。
例えば、ベルトコンベヤ10に代えて他のコンベヤで実
施できることは明らかである。また、砂利計量槽12と
砂計量槽13の排出下端部に、流量制御が可能な電磁振
動フイーダを設けることもできる。この電磁振動フイー
ダは、例えば複数本のコイルスプリングにより吊り下
げ、そしてインバーターによって振動を加えるように構
成することもできる。
【0030】連続加湿投入機30の他の配置の実施の形
態が、図4に示されている。図1あるいは図3に示され
ている実施の形態と比較すると、連続加湿投入機30が
逆方向に配置されている点で相違している。したがっ
て、前述した実施の形態の構成要素と同じような要素に
は同じ参照数字を付けて重複説明はしない。本実施の形
態によると、加湿されたセメントあるいは加湿されたセ
メントと砂は、砂利と砂あるいは砂利の上に積層され、
そして材料投入ホッパ1からコンクリートミキサ車に投
入されることになる。本実施の形態によっても、前述し
たような効果が得られ、また同様に変形可能なことも明
らかである。なお、図4に示されている実施の形態で
は、洗浄水をコンクリートミキサ車に投入するために、
ベルトコンベヤ10は、連続加湿投入機30よりも下流
側では下り勾配に配置されている。本実施の形態による
と、ベルトコンベヤ10の表面も洗浄されることにな
る。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、コンク
リート材料をコンクリートミキサ車に投入して、コンク
リートミキサ車内でコンクリートを得るとき、砂利と砂
は、直接的にコンクリートミキサ車に投入し、セメント
は加湿して投入するので、セメントをコンクリートミキ
サ車に投入するとき、セメントが粉塵として当たりに飛
散するようなことはない。したがって、本発明による
と、集塵装置のような高価な装置を格別に設けることな
く、安価にコンクリートを得ることができるという本発
明に特有の効果が得られる。また、このようにセメント
を加湿するとき、所定の混練水の一部で加湿し、残りの
混練水は連続加湿投入機の洗浄に使用するので、連続加
湿投入機にセメントが固化することを防止することがで
きる、さらには洗浄水はコンクリートミキサ車に投入す
るので、洗浄水により環境を破壊するようなこともな
い、という効果も得られる。また、他の発明によると、
コンクリート材料をコンクリートミキサ車に投入して、
コンクリートミキサ車内でコンクリートを得るとき、砂
利は直接的にコンクリートミキサ車に投入し、セメント
と砂は連続加湿投入機で加湿して投入するので、上記の
ような効果に加えて、セメント粒子の凝集の問題もな
く、高品質のコンクリートをコンクリートミキサ車内で
安価に製造することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係わるコンクー
ト製造装置を模式的に示す正面図である。
【図2】 図1に示すコンクート製造装置の連続加湿投
入機の実施の形態を拡大して示す断面図である。
【図3】 図1に示すコンクート製造装置の連続加湿投
入機の配置状態を拡大して示す正面である。
【図4】 図1に示すコンクート製造装置の連続加湿投
入機の他の配置状態を拡大して示す正面である。
【符号の説明】
1 材料投入ホッパ 10 ベルトコ
ンベヤ 12 砂利計量槽 13 砂計量
槽 20 セメント計量槽 30 連続加
湿投入機 31 加湿部 40 噴射ノ
ズル 42 混合羽根 45 定量供
給部 49 スクリュフライト 50 セメン
ト投入シュート 51 キャンバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新里 智庸 千葉県習志野市東習志野7ー5ー2 大平 洋機工株式会社内 (72)発明者 會澤 祥弘 北海道苫小牧市若草町3−1−4 独楽ビ ル 會澤高圧コンクリート株式会社内 Fターム(参考) 4G056 AA07 CB25 CD47 CD64

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量の砂利、砂、セメント、混練水、
    混和剤等からなるコンクリート材料をコンクリートミキ
    サ車に投入し、そして前記コンクリートミキサ車内でコ
    ンクリートを製造する製造方法であって、 砂利と砂は、コンクリートミキサ車に直接的に投入し、 セメントは、連続加湿投入機に供給して、所定の品位の
    コンクリートを得るに必要な設定量の混練水の所定量で
    混合加湿し、そしてコンクリートミキサ車に投入し、次
    いで加湿に使用した残りの混練水で前記連続加湿投入機
    内を洗浄し、そして洗浄に供した混練水をコンクリート
    ミキサ車に投入して、所要の品位のコンクリートを得る
    ことを特徴とするコンクリートの製造方法。
  2. 【請求項2】 所定量の砂利、砂、セメント、混練水、
    混和剤等からなるコンクリート材料をコンクリートミキ
    サ車に投入し、そして前記コンクリートミキサ車内でコ
    ンクリートを製造する製造方法であって、 砂利は、コンクリートミキサ車に直接的に投入し、 セメントと砂は、連続加湿投入機に供給して、所定の品
    位のコンクリートを得るに必要な設定量の混練水の所定
    量で混合加湿し、そしてコンクリートミキサ車に投入
    し、次いで加湿に使用した残りの混練水で前記連続加湿
    投入機内を洗浄し、そして洗浄に供した混練水をコンク
    リートミキサ車に投入して、所要の品位のコンクリート
    を得ることを特徴とするコンクリートの製造方法。
  3. 【請求項3】 所定量の砂利、砂、セメント、混練水、
    混和剤等からなるコンクリート材料をコンクリートミキ
    サ車に投入し、そして前記コンクリートミキサ車内でコ
    ンクリートを製造する製造方法であって、 セメントは、連続加湿投入機に供給して、所定の品位の
    コンクリートを得るに必要な設定量の混練水の所定量で
    混合加湿し、そしてベルトコンベヤ等の搬送装置に砂利
    又は砂を最下層に積層されている上に積層してコンクリ
    ートミキサ車に投入し、次いで加湿に使用した残りの混
    練水で前記連続加湿投入機内を洗浄し、そして洗浄に供
    した混練水をコンクリートミキサ車に投入して、所要の
    品位のコンクリートを得ることを特徴とするコンクリー
    トの製造方法。
  4. 【請求項4】 所定量の砂利、砂、セメント、混練水、
    混和剤等からなるコンクリート材料をコンクリートミキ
    サ車に投入し、そして前記コンクリートミキサ車内でコ
    ンクリートを製造する製造方法であって、 セメントと砂は、連続加湿投入機に供給して、所定の品
    位のコンクリートを得るに必要な設定量の混練水の所定
    量で混合加湿し、そしてベルトコンベヤ等の搬送装置上
    の砂利の上に積層してコンクリートミキサ車に投入し、
    次いで加湿に使用した残りの混練水で前記連続加湿投入
    機内を洗浄し、そして洗浄に供した混練水をコンクリー
    トミキサ車に投入して、所要の品位のコンクリートを得
    ることを特徴とするコンクリートの製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかの項に記載の洗浄
    に供した混練水の投入終了は、他のコンクリート材料の
    投入終了と略同時であるコンクリートの製造方法。
  6. 【請求項6】 砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等
    のコンクリート材料をそれぞれ計量する計量槽と、一方
    の上流側からセメントが供給され、そして他方の下流側
    から排出されるようになっている連続加湿投入機と、制
    御装置とを備え、これらの計量槽で計量される設定量の
    砂利、砂、セメント及び混練水がコンクリートミキサ車
    に投入され、そしてコンクリートミキサ車によりコンク
    リートが製造されるようになっているコンクリートの製
    造装置であって、 前記連続加湿投入機は、その内部の上流側には噴射ノズ
    ルが設けられ、前記制御装置は、設定量のセメントが前
    記連続加湿投入機に連続的に供給され、そしてコンクリ
    ートミキサ車へと連続的に投入されるとき、その間中は
    設定量の混練水の所定量を前記噴射ノズルに供給するよ
    うに制御すると共に、セメントの投入が終わった後にも
    設定量の混練水の残りを前記連続加湿投入機に供給する
    ように制御することを特徴とするコンクリートの製造装
    置。
  7. 【請求項7】 砂利、砂、セメント、混練水、混和剤等
    のコンクリート材料をそれぞれ計量する計量槽と、一方
    の上流側からセメントと砂とが供給され、そして他方の
    下流側から排出されるようになっている連続加湿投入機
    と、制御装置とを備え、これらの計量槽で計量される設
    定量の砂利、砂、セメント及び混練水がコンクリートミ
    キサ車に投入され、そしてコンクリートミキサ車により
    コンクリートが製造されるようになっているコンクリー
    トの製造装置であって、 前記連続加湿投入機は、その内部の上流側に噴射ノズル
    が設けられ、前記制御装置は、設定量のセメントと砂と
    が前記連続加湿投入機に連続的に供給され、そしてコン
    クリートミキサ車へと連続的に投入されるとき、その間
    中は設定量の混練水の所定量を前記噴射ノズルに供給す
    るように制御すると共に、セメントと砂の投入が終わっ
    た後にも設定量の混練水の残りを前記連続加湿投入機に
    供給するように制御することを特徴とするコンクリート
    の製造装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は7に記載の、セメント計量槽
    と連続加湿投入機は、可撓性のキャンバスを介して接続
    されているコンクリートの製造装置。
  9. 【請求項9】請求項6〜8のいずれかの項に記載の連続
    加湿投入機は、上流側の定量供給部とその下流側の加湿
    部とからなり、前記定量供給部にはスクリュが、そして
    加湿部には複数個の噴射ノズルと複数個の攪拌羽根が設
    けられているコンクリートの製造装置。
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