JP2003304171A - 通信機器 - Google Patents

通信機器

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JP2003304171A
JP2003304171A JP2002108707A JP2002108707A JP2003304171A JP 2003304171 A JP2003304171 A JP 2003304171A JP 2002108707 A JP2002108707 A JP 2002108707A JP 2002108707 A JP2002108707 A JP 2002108707A JP 2003304171 A JP2003304171 A JP 2003304171A
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high frequency
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JP2002108707A
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English (en)
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Shotaro Nishimura
章太郎 西村
Masahiro Ohara
正廣 大原
直志 ▲高▼木
Naoshi Takagi
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話を始めとするアンテナを備えた通信
機器に関し、搭載された回路基板の長手方向の全長が、
送受信する電波の波長の1/4λよりも短くても、広い
帯域で送受信可能な通信機器を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 アンテナ3が装着された回路基板12
は、高周波的に基板の長手方向に平行に結合する第1領
域13と、それとは異なる方向に結合する第2領域14
となり、第2領域14に装着されたアンテナ3を含めて
第1および第2領域13および14の高周波的な有効長
さの総和を、送受信する電波の波長の1/4λに整合さ
せるようにしたため、広い帯域で送受信可能なものにで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話を始めと
するアンテナを備えた通信機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話に代表される通信機器の
普及が目覚しく、特に小型・薄型で軽量なものが好まれ
るようになってきた。
【0003】そして、通信機器は、通常、電波を送受信
するためのアンテナを有し、このアンテナを含めて外形
の小さいものが好まれ、アンテナとしても機器筐体内に
収容状態で配設される内蔵タイプのものが普及してい
る。
【0004】以下に、上記従来の内蔵タイプのアンテナ
を備えた通信機機としての携帯電話について、図面を用
いて説明する。
【0005】図7は、従来の内蔵タイプのアンテナを備
えた通信機器としての携帯電話の分解斜視図、図8は、
同要部であるアンテナの装着状態を示す回路基板の下面
図である。
【0006】同図において、1は、上ケース1Aと下ケ
ース1Bが組み合わされて構成された携帯電話の筐体で
あり、この筐体1内には、回路基板2が位置決め収納さ
れている。
【0007】この回路基板2としては、各種部品が上下
両面に搭載できる両面配線基板もしくは両面多層配線基
板が使用されており、通常、回路基板2のグランドライ
ン(図示せず)は、回路基板2全面に亘って配設されて
いる。
【0008】そして、この回路基板2の下面側の上方位
置には、内蔵タイプのアンテナ3が装着されている。
【0009】なお、回路基板2に装着された他の電子部
品や集積回路などについては、図示および説明を省略す
る。
【0010】次に、上記のように回路基板2に装着され
たアンテナ3について、図9を用いて説明する。
【0011】同図に示すように、このアンテナ3は、一
般的に逆Fアンテナと呼称されるものであり、略方形に
加工形成された導電金属板4が、略直方体に形成された
誘電性の絶縁樹脂からなる樹脂部5の上面に固定されて
構成されたものである。
【0012】そして、導電金属板4の端部から一体に延
出形成された二つのアーム部が、下方に折り曲げ加工さ
れ、各々給電端子6、グランド端子7として形成されて
いる。
【0013】このように構成された内蔵タイプのアンテ
ナ3は、上記給電端子6が、回路基板2の導電ライン
(図示せず)に、また、上記グランド端子7が、回路基
板2のグランドライン(図示せず)に接続されることに
よって、回路基板2の下面に電気的に接続されている。
【0014】そして、アンテナ3を含めて各種電子部品
などが装着された回路基板2は、下側筐体1B内に収納
保持され、その上方を上側筐体1Aにより覆われて筐体
1内に収納されている。
【0015】なお、上側筐体1Aには、表示部や操作部
分となるスイッチ群などが設けられているが、その説明
は省略する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】近年、携帯機器の小型
化が進展していき、それに搭載された回路基板2の全長
が、送受信する電波の波長の1/4λより短いものも要
求されるようになってきた。
【0017】しかしながら、電波の送受信時には、高周
波電流がアンテナ3のみならず回路基板2のグランドラ
インにも共振し、高周波的には、グランドラインは結合
してその長手方向の長さで電波の波長との整合がとられ
るため、回路基板2の全長が、送受信する電波の波長の
1/4λより短くなると、アンテナ3の送受信帯域が狭
くなるという課題があった。
【0018】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、回路基板の長さが送受信する電波の波長
の1/4λより短くても、広い帯域で送受信可能な通信
機器を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、以下の構成を有するものである。
【0020】本発明の請求項1に記載の発明は、電波の
送受信用のアンテナと、このアンテナが装着されると共
に、上記アンテナを介して送受信する電波の波長の1/
4λよりも長手方向の全長が短い回路基板とを有する通
信機器であって、上記回路基板は、グランドラインが高
周波的に結合された状態で、有効長さの方向が異なる方
向に向く第1領域と第2領域とになり、この第2領域の
グランドラインは、その板厚内を含んで当該第2領域中
で上面視同一パターンで高周波的に結合され、装着され
た上記アンテナを含んで上記第1および第2領域の高周
波的な有効長さの総和が、上記電波の波長の1/4λと
整合している通信機器としたものであり、回路基板の第
2領域中のグランドラインは、高周波的には、第1領域
とは異なる方向の同一パターンで繋がり、装着されたア
ンテナを含んで第1領域との総和で、送受信する電波の
波長の1/4λと整合が取られたものであるため、回路
基板の長さが送受信する電波の波長の1/4λより短く
ても、広い帯域で送受信可能な通信機器にできるという
作用を有する。
【0021】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、回路基板の第1領域に高周波的に接続さ
れた第2領域の一端側に対し、上記第2領域の他端を、
導電金属板が樹脂部に固定されて構成されたアンテナの
グランド端子に接続したものであり、アンテナのグラン
ド端子は、第2領域を介して第1領域に繋がるものとな
るため、グランド経路が最も効率良く長く取れるという
作用を有する。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
発明において、回路基板の第2領域中のグランドライン
をなくし、第1領域のみを有するものとすると共に、送
受信する電波の波長の1/4λと上記第1領域との差を
補填する高周波的なグランド長となるシールド部を有す
るシールド付同軸ケーブルを上記第2領域中に配置し、
上記シールド部の一端を上記第1領域のグランドライン
に高周波的に接続すると共に、上記シールド部の他端
を、上記第1領域に高周波的に接続されないよう、アン
テナのグランド端子に接続したものであり、この同軸ケ
ーブルのシールド部により送受信する電波の1/4λに
整合が取れて送受信する帯域が広帯域化できると共に、
アンテナへの入力インピーダンスも一定値になるため、
アンテナ側と送受信回路側とのインピーダンス整合がし
やすくなるという作用を有する。
【0023】請求項4に記載の発明は、請求項2記載の
発明において、回路基板の第2領域中のグランドライン
がマイクロストリップ線路のグランド部で構成され、そ
のマイクロストリップ線路の導電部およびグランド部
が、アンテナの給電端子およびグランド端子に接続され
たものであり、このマイクロストリップ線路構造は、同
軸ケーブルと同様に入力インピーダンスが一定値にでき
るため、アンテナ側と送受信回路側とのインピーダンス
整合がしやすくなるという作用を有する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図6を用いて説明する。
【0025】なお、従来の技術の項で説明した構成と同
一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略
する。
【0026】(実施の形態1)実施の形態1を用いて、
本発明の特に請求項1および2記載の発明について説明
する。
【0027】図1は、本発明の第1の実施の形態による
通信機器としての携帯電話の分解斜視図、図2は同要部
である回路基板のグランドラインの高周波的な結合状態
を示す模式図である。
【0028】同図において、11は、上側筐体11Aと
下側筐体11Bが組み合わされて構成された筐体で、そ
の筐体11内には、回路基板12が位置決め収納されて
いる。
【0029】そして、この筐体11は、長手方向が送受
信する電波の波長の1/4λの寸法よりも短い全長の略
直方体に構成されており、この筐体11内に配された回
路基板12も、上面視略長方形で長手方向の全長が送受
信する電波の波長の1/4λの寸法よりも短い両面多層
配線基板で構成されている。
【0030】そして、上側筐体11Aには、表示部、各
種操作キーほかが配設されると共に、回路基板12の上
下面の所定位置には、それらを作動させるための部品や
各種電子部品が装着されているが、図示および説明は省
略する。
【0031】そして、回路基板12の下面の上方位置に
は、樹脂部5に導電金属板4が固定された逆Fアンテナ
(以下、アンテナ3と記載する。)が装着されている。
【0032】このアンテナ3は、従来によるものと同じ
であるため、その構成の説明は省略する。
【0033】なお、アンテナ3は、回路基板12に対し
て、短手方向の全域に亘るように装着されている。
【0034】そして、この回路基板12のグランドライ
ンは、図2に示すように、上記のアンテナ3が装着され
たスペースを除く部分は、回路基板12の長手方向に平
行に高周波的に結合する配設状態に配されており、この
範囲が、高周波的な第1領域13となる。
【0035】これに対して、上記のアンテナ3が装着さ
れたスペース内のグランドラインは、回路基板12の長
手方向と平行にならないように、その長手方向と異なる
方向で高周波的に結合するように配設されており、この
範囲が、高周波的な第2領域14となる。
【0036】この第2領域14においては、高周波的に
は、回路基板12の上下面およびその中間階層のグラン
ドラインが、回路基板12の上面視で、全て基板の長手
方向に対して所定の傾斜角度の直線状同一パターンに結
合されるように構成され、第1領域13の端部13A
は、第2領域14の一端側15と高周波的に接続されて
いる。
【0037】そして、この第2領域14の他端側16
は、アンテナ3のグランド端子7に電気的に接続されて
いる。
【0038】なお、アンテナ3の給電端子6は、第2領
域14内に配された導電ライン(図示せず)に電気的に
接続され、この導電ラインを含んで第2領域14は、上
記に説明したように高周波的に結合するものとなってい
る。
【0039】そして、この第2領域14の高周波的な有
効長さは、アンテナ3を介して送受信する電波の1/4
λに対し、アンテナ3を含んで上記第1および第2領域
13および14の高周波的な有効長さの総和が、整合す
るように調整されて設定されている。
【0040】なお、上記の第2領域14における高周波
的な有効長さ方向は、いかなる方向であってもよいし、
曲線状のものなどとしてもよい。
【0041】本実施の形態による通信機器は、以上のよ
うにアンテナ3が装着された回路基板12を搭載したも
のである。
【0042】そして、本通信機器は、回路基板12の長
手方向の長さが、送受信する電波の波長の1/4λより
も短いものではあるが、アンテナ3を介して電波を送受
信する時には、高周波的に接続された上記の第1領域1
3と第2領域14とに分離し、アンテナ3を含んで上記
1/4λと整合が取れたものとなるため、広い帯域でア
ンテナ3を介して電波を送受信できるものとなる。
【0043】また、上記構成であれば、第2領域14の
他端側16に接続されたアンテナ3のグランド端子7
は、高周波的には、回路基板12の第2領域14を介し
て第1領域13に繋がるものとなるため、グランド経路
が最も効率良く長くできるので、送受信する電波の波長
の1/4λとの整合が取りやすくできる。
【0044】なお、第2領域14の設定位置は、アンテ
ナ3の装着スペース以外としてもよく、アンテナを含ん
で第1領域と第2領域との高周波的な有効長さの総和
が、送受信する電波の波長の1/4λと整合していれば
よい。
【0045】(実施の形態2)実施の形態2を用いて、
本発明の特に請求項3記載の発明について説明する。
【0046】図3は、本発明の第2の実施の形態による
通信機器としての携帯電話の要部である回路基板のグラ
ンドラインの高周波的な結合状態を示す模式図、図4
は、同要部であるアンテナの装着状態を示す概念図であ
る。
【0047】本実施の形態によるものは、実施の形態1
のものに対し、回路基板21の構成およびアンテナ3の
装着状態が異なっているものであり、実施の形態1の構
成と同一構成の部分の詳細な説明は省略する。
【0048】通信機器の筐体11内に収納された回路基
板21は、図3に示すように、この下面の上方位置全域
に亘ってアンテナ3が装着されていると共に、長手方向
の全長が、送受信する電波の波長の1/4λよりも短い
ものとなっている。
【0049】そして、この回路基板21は、アンテナ3
が装着されているスペース内においては、その厚み内を
含めてグランドラインは配設されておらず、この領域が
第2領域22となっている。
【0050】なお、アンテナ3が装着されていない残部
は、実施の形態1によるものと同様に、回路基板21の
第1領域23となり、高周波的に回路基板21の長手方
向に平行に結合するようにグランドライン(図示せず)
が配されている。
【0051】そして、この回路基板21の下面におい
て、第2領域22内にはシールド付同軸ケーブル24が
配されており、シールド付同軸ケーブル24のシールド
部25の一端は、回路基板21下面に設けた第1領域2
3の端部26(図3参照)に接続されていると共に、シ
ールド部25の他端は、図4に示すように、アンテナ3
のグランド端子7に接続されている。
【0052】なお、図4においては、アンテナ3を導電
金属板4のみに斜線を付けて記載したものとしている。
【0053】また、シールド付同軸ケーブル24の導体
部26の一端は、上記第1領域23の導電ライン(図示
せず)に接続されていると共に、他端はアンテナ3の給
電端子6に接続されている。
【0054】そして、このシールド付同軸ケーブル24
は、シールド部25の長さが、装着された上記アンテナ
3を含んで送受信する電波の波長の1/4λと上記第1
領域23との差を補填する高周波的なグランド長となる
ように設定されている。
【0055】つまり、本実施の形態によるものは、上記
第1領域23と、シールド付同軸ケーブル24のシール
ド部25と、アンテナ3との高周波的な有効長さの総和
が、送受信する電波の波長の1/4λと整合しているも
のとなっているため、実施の形態1によるものと同様に
送受信する帯域が広帯域化されたものとなる。
【0056】なお、上記のシールド付同軸ケーブル24
は、第2領域22内で、回路基板21の長手方向とは異
なる方向に向けた直線状や曲線状などに自在に設置し
て、高周波的な必要有効長を取ればよいが、アンテナ3
のグランド端子7に接続されるシールド部25の他端な
どが、高周波的に第1領域23に結合されないように配
することが肝要である。
【0057】そして、本実施の形態によるものは、シー
ルド付同軸ケーブル24にアンテナ3を電気的に接続す
るものであるため、アンテナ3に対する入力インピーダ
ンスが一定の値にでき、アンテナ側と送受信回路側との
インピーダンス整合がしやすくなるという効果も得られ
る。
【0058】なお、実施の形態1に説明した回路基板1
2において、高周波的な第2領域14の結合パターンに
合わせてシールド付同軸ケーブル24を配設し、そのシ
ールド部25および導体部26をアンテナ3のグランド
端子7および給電端子6に電気的に接続しても良い。
【0059】(実施の形態3)実施の形態3を用いて、
本発明の特に請求項4記載の発明について説明する。
【0060】図5は、本発明の第3の実施の形態による
通信機器としての携帯電話の要部である回路基板のグラ
ンドラインの高周波的な結合状態を示す模式図、図6
は、同要部であるアンテナの装着状態を示す概念図であ
る。
【0061】本実施の形態によるものは、実施の形態1
に説明したものと同様に、その要部である回路基板31
として、長手方向の全長が、送受信する電波の波長の1
/4λよりも短いが、高周波的には、基板の長手方向に
平行に結合する第1領域32と、その長手方向に対して
所定の傾斜状態の直線状に結合する第2領域33となる
ものを有する。
【0062】そして、この回路基板31下面の第2領域
33内にアンテナ3が装着されていること、またこのア
ンテナ3を含んで、第1領域32と第2領域33との高
周波的な有効長さが、送受信する電波の波長の1/4λ
に整合が取れていることは実施の形態1の場合と同じで
ある。
【0063】そして、本実施の形態によるものの回路基
板31の第2領域33は、簡易的なマイクロストリップ
線路構造にて構成されたものとなっている。
【0064】つまり、図5に示すように、回路基板31
上面の第2領域33内には、一端が第1領域32の端部
34に接続された上面グランドライン35が、基板の長
手方向に対して所定の傾斜角度で斜めの直線状に伸びる
ように配設されている。
【0065】そして、この上面グランドライン35は、
回路基板31上面において、他端側が、アンテナ3のグ
ランドおよび給電端子7および6が位置する部分まで設
けられており、上記グランド端子7は、基板の側部を介
して上面グランドライン35に接続されている。
【0066】そして、回路基板31下面側の第2領域3
3内においては、上面グランドライン35が対向面上に
設けられている範囲内に、導電ライン36が配設され、
その端部はアンテナ3の給電端子6に接続されている。
【0067】なお、この導電ライン36の両端に、所定
の間隔を空けてグランドラインを設けてもよい。
【0068】このように、本実施の形態による第2領域
33には、基板を介して、導電ライン36と、上面グラ
ンドライン35が設置された、簡易的なマイクロストリ
ップ線路の構造になっているものである。
【0069】本構成の回路基板31であっても、高周波
域では、送受信する電波の波長の1/4λと整合が取れ
たものにできるため、上記の実施の形態1および2の場
合と同じで、広い帯域で送受信可能な通信機器にでき
る。
【0070】また、第2領域33のパターンを簡易的な
マイクロストリップ線路の構造にて構成したため、アン
テナ3への入力インピーダンスが一定値にしやすくな
り、アンテナ側と送受信回路側とのインピーダンス整合
がしやすくなるという効果も得られる。
【0071】なお、上面グランドライン35を基板の中
間層に設けるようにして同様の効果が期待できる。
【0072】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回路基板
の長さが送受信する電波の波長の長さの1/4λより短
くても、アンテナを含む高周波的な有効長さの整合が取
れるものにできるため、広い帯域で送受信可能な通信機
器にできるという有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による通信機器とし
ての携帯電話の分解斜視図
【図2】同要部である回路基板のグランドラインの高周
波的な結合状態を示す模式図
【図3】本発明の第2の実施の形態による通信機器とし
ての携帯電話の要部である回路基板のグランドラインの
高周波的な結合状態を示す模式図
【図4】同要部であるアンテナの装着状態を示す概念図
【図5】本発明の第3の実施の形態による通信機器とし
ての携帯電話の要部である回路基板のグランドラインの
高周波的な結合状態を示す模式図
【図6】同要部であるアンテナの装着状態を示す概念図
【図7】従来の内蔵タイプのアンテナを備えた通信機器
としての携帯電話の分解斜視図
【図8】同要部であるアンテナの装着状態を示す回路基
板の下面図
【図9】同要部であるアンテナの外観斜視図
【符号の説明】
3 アンテナ 4 導電金属板 5 樹脂部 6 給電端子 7 グランド端子 11 筐体 11A 上側筐体 11B 下側筐体 12,21,31 回路基板 13,23,32 第1領域 13A,34 端部 14,22,33 第2領域 15 一端側 16 他端側 24 シールド付同軸ケーブル 25 シールド部 26 導体部 35 上面グランドライン 36 導電ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼木 直志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5J047 AA04 AB13 FD01 5K011 AA06 AA15 AA16 DA02 JA01 5K023 AA07 BB06 LL01 LL05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波の送受信用のアンテナと、このアン
    テナが装着されると共に、上記アンテナを介して送受信
    する電波の波長の1/4λよりも長手方向の全長が短い
    回路基板とを有する通信機器であって、上記回路基板
    は、グランドラインが高周波的に結合された状態で、有
    効長さの方向が異なる方向に向く第1領域と第2領域と
    になり、この第2領域のグランドラインは、その板厚内
    を含んで当該第2領域中で上面視同一パターンで高周波
    的に結合され、装着された上記アンテナを含んで上記第
    1および第2領域の高周波的な有効長さの総和が、上記
    電波の波長の1/4λと整合している通信機器。
  2. 【請求項2】 回路基板の第1領域に高周波的に接続さ
    れた第2領域の一端側に対し、上記第2領域の他端を、
    導電金属板が樹脂部に固定されて構成されたアンテナの
    グランド端子に接続した請求項1記載の通信機器。
  3. 【請求項3】 回路基板の第2領域中のグランドライン
    をなくし、第1領域のみを有するものとすると共に、送
    受信する電波の波長の1/4λと上記第1領域との差を
    補填する高周波的なグランド長となるシールド部を有す
    るシールド付同軸ケーブルを上記第2領域中に配置し、
    上記シールド部の一端を上記第1領域のグランドライン
    に高周波的に接続すると共に、上記シールド部の他端
    を、上記第1領域に高周波的に接続されないよう、アン
    テナのグランド端子に接続した請求項2記載の通信機
    器。
  4. 【請求項4】 回路基板の第2領域中のグランドライン
    がマイクロストリップ線路のグランド部で構成され、そ
    のマイクロストリップ線路の導電部およびグランド部
    が、アンテナの給電端子およびグランド端子に接続され
    た請求項2記載の通信機器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005303543A (ja) * 2004-04-08 2005-10-27 Fujitsu Ltd 携帯端末装置
EP2093063A1 (en) 2002-12-10 2009-08-26 Seiko Epson Corporation Liquid cartridge
JP2013179694A (ja) * 2013-06-04 2013-09-09 Toshiba Corp 無線通信装置とそのアンテナ

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