JP2003303137A - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム

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JP2003303137A
JP2003303137A JP2002106180A JP2002106180A JP2003303137A JP 2003303137 A JP2003303137 A JP 2003303137A JP 2002106180 A JP2002106180 A JP 2002106180A JP 2002106180 A JP2002106180 A JP 2002106180A JP 2003303137 A JP2003303137 A JP 2003303137A
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JP2002106180A
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English (en)
Inventor
Takaaki Nanba
孝彰 難波
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 固有情報にバインドされたコンテンツ情報を
必ずしも配信サーバから認証を受けて送信されなくて
も、他の情報処理装置が記憶している固有情報とその固
有情報にバインドされているコンテンツ情報を読み込
み、新しい情報処理装置で利用することを可能とする。 【解決手段】 特定の情報を記憶する手段と、前記特定
の情報を利用することができる環境を規定する固有の情
報を記憶する手段と、前記固有の情報を秘密の状態で送
受信する手段とを有し、前記固有の情報を送信した時に
は、前記記憶手段で記憶している固有の情報を削除又は
変更することにより、前記特定の情報を利用できない環
境となり、前記固有の情報を受信した時には、前記固有
の情報を前記記憶手段で記憶することにより、前記特定
の情報を利用できる環境となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像、画像、音
声、データ等を初めとする種々の利用対象コンテンツ情
報が、これを記憶している機器や記憶媒体やこの情報の
使用者を表す固有の情報によって規定される環境の下で
のみ利用可能となる、情報処理装置に関するものであ
る。
【0002】又、その利用対象コンテンツ情報を利用で
きる環境を規定する固有の情報を、秘密の状態で送受信
し、そのコンテンツ情報を利用できる環境を、他の情報
処理装置に移すことのできる、情報処理装置に関するも
のである。更に、これらを行う方法、コンピュータプロ
グラム、コンピュータプログラムを記録したコンピュー
タ読み取り可能な媒体に関するものである。
【0003】
【従来の技術】従来の、映像、画像、音声、データ等を
初めとする利用対象コンテンツ情報を記憶し、これらの
コンテンツ情報を記憶している装置や記憶媒体によって
規定される環境の下でのみ、これらのコンテンツ情報を
利用することができる情報処理装置には、例えば、特開
2001−175540号公報に記載の、アクセス権管
理システムに接続される携帯端末があった。
【0004】この従来のアクセス権管理システムとこれ
に接続される携帯端末のブロック構成を、図4に示す。
図4において、携帯端末933は、固有情報記憶部93
8が記憶している、この携帯端末933に固有の情報
(例えば、機器ID)を、制御部937が読み出し、こ
の固有の情報を送信部935から、ネットワーク913
を経由して、アクセス権管理システム923に送信し、
アクセス権管理システム923がコンテンツ記憶部92
6に記憶しているコンテンツの配信を要求する。
【0005】図示していないが、携帯端末933は表示
画面、ボタンスイッチ入力部等を有し、このコンテンツ
配信要求の起動や、配信要求するコンテンツの指定等を
行うことができる。携帯端末933は、具体的には例え
ば、携帯電話、PHS、PDA(携帯情報端末)、携帯
用パソコン、デスク据え置き型パソコン、その他、ネッ
トワークを経由してアクセス権管理システムからコンテ
ンツの配信を受け、そのコンテンツの再生や利用を行う
ことのできる、種々のマルチメディア機器、オーディオ
・ビデオ機器、家電製品、その他の機器や装置である。
【0006】配信されるコンテンツとは、具体的には例
えば、音楽、映像、画像、文書、顧客データや営業デー
タ等の各種業務に利用される種々の情報、天気予報やカ
ルチャー情報、料理のレシピ、デパートやスーパーマー
ケット、商店街等のバーゲンセール情報等を始めとする
家庭や趣味に係わる情報、これらの組み合わせ等であ
る。
【0007】制御部937とは、具体的には例えば、マ
イクロコンピュータ、RAM、メモリに記憶されたマイ
クロコンピュータで実行されるプログラム、その他電子
回路、これらを含むLSI、これらの組み合わせ等で構
成される。
【0008】コンテンツ記憶部936とは、具体的には
例えば、SDメモリーカード、MD(ミニディスク)、
FD(フロッピー(登録商標)ディスク)、HDD(ハ
ードディスクドライブ)、CD(コンパクトディス
ク)、RAM,ROM、PROM、EPROM、その
他、半導体メモリー等、電子的に、又は、磁気ディスク
等、磁気的に、或いは、MO等、光学的に、或いはその
他の物理的に、これらの組み合わせ等によって、情報を
記憶することができる装置であり、特に、そのコンテン
ツ記憶部936の全部若しくは一部が、携帯端末933
と着脱可能であるものも、着脱可能でないものも、含
む。
【0009】ネットワーク913とは、具体的には例え
ば、インターネットや、電話回線、ATM、ISDN、
ADSL、等の公衆通信回線や、CATVネットワー
ク、企業内・大学内・地域内等のLAN(ローカル・エ
リア・ネットワーク)、その他、電気的、光学的、その
他、種々の物理的な方法で情報を伝送することのできる
媒体である。
【0010】携帯端末933から、ネットワーク913
を経由して、固有の情報とコンテンツ配信要求を送信さ
れたアクセス権管理システム923は、これらのデータ
を受信部924で受信し、制御部927が認証部928
に、受信した固有の情報を送る。
【0011】認証部928は、その固有の情報が、要求
されたコンテンツを送信し受信させる正当な権限を有す
るものか否かを認証する。この固有の情報とは、具体的
には例えば、携帯端末933に固有の「機器ID」や、
携帯端末933と着脱可能な固有情報記憶部938に固
有の「記録媒体(メディア)ID」や、これらの使用者
に固有の「使用者ID」等である。この固有の情報が正
当な権限を有するか否かは、具体的には例えば、この使
用者IDで規定される携帯端末933の使用者が、その
コンテンツの配信を要求するのに必要な契約を行ってい
るか、料金を支払っているか、料金を引き落とすための
口座を登録しているか等によって決定される。
【0012】認証部928は、これらの契約を行ってい
る携帯端末や使用者IDやその他のIDのリストを記憶
しており、この記憶しているリストと送信されて来たも
のを比較することによって、認証を行う。認証部928
によって正当であると認証されれば、制御部927は、
配信を要求されたコンテンツをコンテンツ記憶部926
から取り出し、所定の圧縮、同期、暗号化、スクランブ
ル、その他の処理を行って送信部925から、ネットワ
ーク913を経由して、携帯端末933へ送信する。
【0013】又、この認証は、送信された固有の情報だ
けでなく、要求されたコンテンツにも依存して行われる
こともある。例えば、或る映画の配信を要求した使用者
が、その映画の配信を受けるための契約を行っている
か、料金を支払っているか、等である。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の携帯端末933では、新しいコンテンツをこ
の携帯端末933に読み込むには、必ず、アクセス権管
理システム923にネットワーク913を経由して配信
を要求し、アクセス権管理システム923による認証を
受けなければ、新しいコンテンツを読み込むことができ
なかった。例えば、一の携帯端末938が記憶している
コンテンツを、他の携帯端末933に直接ネットワーク
913やその他の通信によって転送し、記憶し、再生す
ることはできなかった。
【0015】又、コンテンツ記憶部936が着脱可能で
ある時には、一の携帯端末933のコンテンツ記憶部9
36に記憶されているコンテンツを、コンテンツ記憶部
936に記憶された状態で、そのコンテンツ記憶部93
6を元の携帯端末933から取り外し、そのコンテンツ
記憶部936を他の携帯端末933に装着することで、
そのコンテンツを元の携帯端末933から他の携帯端末
933に転送することができる。しかしながらこの場合
でも、他の携帯端末933でそのコンテンツを再生する
時、再度、固有情報記憶部938に記憶している固有の
情報と、そのコンテンツの内容を認証し、その正当であ
ることが認証されなければ、他の携帯端末933では再
生できないこともあった。
【0016】この固有の情報は、コンテンツを転送する
前の携帯端末に固有の情報(例えば、前の携帯端末に固
有の「機器ID」や前の携帯端末の保有者に固有の「使
用者ID」)であって、その認証の是非は、元の携帯端
末933やその使用者が、そのコンテンツを利用するた
めの所定の契約を行っているか否かによって決定される
ものであるため、コンテンツ記憶部936だけを他の携
帯端末に移しても、この固有の情報や契約の情報は移さ
れることがなく、そのコンテンツを転送先の他の携帯端
末で再生することはできないからである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の発明は、特定の情報を記
憶する手段と、前記特定の情報を利用することができる
環境を規定する固有の情報を記憶する手段と、前記固有
の情報を秘密の状態で送受信する手段と、を有し、前記
固有の情報を送信した時には、前記記憶手段で記憶して
いる固有の情報を削除又は変更することによって、前記
特定の情報を利用できない環境となり、前記固有の情報
を受信した時には、前記固有の情報を前記記憶手段で記
憶することによって、前記特定の情報を利用できる環境
となる、情報処理装置である。
【0018】本発明の請求項2に記載の発明は、前記固
有の情報を記憶する手段又は前記特定の情報を記憶する
手段の一方若しくは両方の、それぞれの全部又は一部
は、着脱可能な記憶手段である、請求項1に記載の情報
処理装置である。
【0019】本発明の請求項3に記載の発明は、前記固
有の情報は、前記情報処理装置又は前記着脱可能な記憶
手段又は使用者、の何れか1若しくは2以上を表す固有
の情報である、請求項1又は請求項2に記載の情報処理
装置である。
【0020】本発明の請求項4に記載の発明は、前記固
有の情報を受信する権限を有することを示す情報を送信
した後に、前記固有の情報を受信し、前記固有の情報を
受信する権限を有することを示す情報を受信した後に、
前記固有の情報を送信する、請求項1から請求項3の何
れか1項に記載の情報処理装置である。
【0021】本発明の請求項5に記載の発明は、前記固
有の情報を秘密の状態で送受信する手段は、暗号通信又
は専用通信回線の何れか一方若しくは両方を使用する、
請求項1から請求項4の何れか1項に記載の情報処理装
置である。
【0022】本発明の請求項6に記載の発明は、特定の
情報を記憶する手段と、前記特定の情報を利用すること
ができる環境を規定する固有の情報を記憶する手段と、
前記固有の情報を秘密の状態で送受信する手段と、を使
用する情報処理方法であって、前記固有の情報を記憶す
る手段又は前記特定の情報を記憶する手段の一方若しく
は両方の、それぞれの全部又は一部は、着脱可能な記憶
手段であり、前記固有の情報は、前記情報処理装置又は
前記着脱可能な記憶手段又は使用者、の何れか1若しく
は2以上を表す固有の情報であり、前記固有の情報を送
信した時には、前記記憶手段で記憶している固有の情報
を削除又は変更することによって、前記特定の情報を利
用できない環境となる手順と、前記固有の情報を受信し
た時には、前記固有の情報を前記記憶手段で記憶するこ
とによって、前記特定の情報を利用できる環境となる手
順と、を有する情報処理方法である。
【0023】本発明の請求項7に記載の発明は、コンピ
ュータによって実行されるプログラムであって、特定の
情報を記憶する手段と、前記特定の情報を利用すること
ができる環境を規定する固有の情報を記憶する手段と、
前記固有の情報を秘密の状態で送受信する手段と、を制
御する情報処理プログラムであり、前記固有の情報を記
憶する手段又は前記特定の情報を記憶する手段の一方若
しくは両方の、それぞれの全部又は一部は、着脱可能な
記憶手段であり、前記固有の情報は、前記情報処理装置
又は前記着脱可能な記憶手段又は使用者、の何れか1若
しくは2以上を表す固有の情報であり、前記固有の情報
を送信した時には、前記記憶手段で記憶している固有の
情報を削除又は変更することによって、前記特定の情報
を利用できない環境となるステップと、前記固有の情報
を受信した時には、前記固有の情報を前記記憶手段で記
憶することによって、前記特定の情報を利用できる環境
となるステップと、を有する情報処理プログラムであ
る。
【0024】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
7に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り
可能な記録媒体である。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照しながら説明する。尚、各図で同一参照番号を付した
ものは、同一のものである。
【0026】(実施の形態1)図1は、本特許出願に係
る情報処理装置の実施の形態1である携帯端末のブロッ
ク構成図である。
【0027】この携帯端末133とは、更に具体的には
例えば、携帯電話、PHS、PDA(携帯情報端末)、
携帯用パソコン、デスク据え置き型パソコン、その他、
ネットワークを経由してアクセス権管理システムからコ
ンテンツの配信を受け、そのコンテンツの再生や利用を
行うことのできる、種々のマルチメディア機器、オーデ
ィオ・ビデオ機器、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジやオー
ブン、エアコン等を始めとする家電製品、家庭用ロボッ
ト、ペットロボット、掃除ロボット、介護ロボット、等
を始めとする種々の家庭用、業務用のロボット、その他
の機器や装置である。
【0028】配信されるコンテンツとは、具体的には例
えば、音楽、映像、画像、文書、顧客データや営業デー
タ等の各種業務に利用される種々の情報、天気予報やカ
ルチャー情報、料理のレシピ、デパートやスーパーマー
ケット、商店街等のバーゲンセール情報、等を始めとす
る家庭や趣味に係わる情報、これらの組み合わせ、上記
携帯端末133の各実施の形態の全体又は一部を制御す
るためのコンピュータプログラム、そのプログラムによ
って使用される種々のデータ等である。
【0029】制御部137とは、具体的には例えば、マ
イクロコンピュータ、RAM、メモリに記憶されたマイ
クロコンピュータで実行されるプログラム、その他電子
回路、これらを含むLSI、これらの組み合わせで構成
される。
【0030】コンテンツ記憶部136とは、具体的には
例えば、SDメモリーカード、MD(ミニディスク)、
FD(フロッピーディスク)、HDD(ハードディスク
ドライブ)、CD(コンパクトディスク)、RAM,R
OM、PROM、EPROM、その他、半導体メモリー
等、電子的に、又は、磁気ディスク等、磁気的に、或い
は、MO等、光学的に、或いはその他の物理的に、これ
らの組み合わせ等によって、情報を記憶することができ
る装置であり、特に、そのコンテンツ記憶部136の全
部若しくは一部が、携帯端末133と着脱可能でないも
のも、破線で示す着脱部143によって着脱可能である
ものをも含む。
【0031】例えば、このコンテンツ記憶部136が、
SDメモリーカード、MD(ミニディスク)、FD(フ
ロッピーディスク)、CD(コンパクトディスク)、等
であれば、その記録媒体が着脱可能である。
【0032】一方、このコンテンツ記憶部136が、H
DD(ハードディスクドライブ)、RAM、ROM、P
ROM、EPROM、であれば、着脱可能でないことが
多いが、HDDでもその記録媒体が着脱可能なこともあ
り、RAMでも着脱部を備えることによって着脱可能な
こともある。
【0033】ネットワーク113とは、具体的には例え
ば、インターネットや、電話回線、ATM、ISDN、
ADSL、等の公衆通信回線や、CATVネットワー
ク、企業内・大学内・地域内等のLAN(ローカル・エ
リア・ネットワーク)、その他、電気的、光学的、その
他、種々の物理的な方法で情報を伝送することのできる
媒体である。
【0034】携帯端末133はネットワーク113を経
由して、例えば図示していないが、コンテンツ配信サー
バ等に、何らかのコンテンツの配信を要求する。この
時、携帯端末133からコンテンツ配信サーバに、配信
要求と同時に要求するコンテンツの配信を受ける正当な
権限を有することを示すために、固有情報を送信する。
【0035】この固有情報とは、コンテンツの配信を受
ける契約に応じて、契約を行った当該携帯端末133の
使用者を表す「使用者ID」であったり、契約によって
取り決められた配信を受ける携帯端末133を表す「携
帯端末ID」であったり、契約によって取り決められた
配信を受ける携帯端末に装着され、配信されたコンテン
ツを記憶するコンテンツ記憶部やそのコンテンツ記憶部
の一部であるコンテンツ記録媒体を表す「記録媒体I
D」や配信を受ける地域を表す「地域ID」や、これら
の組み合わせ、例えば「契約した使用者によって使用さ
れる記録媒体を特定するID」や、これらのグループ、
例えば「契約している使用者からなる団体」、より具体
的には、その使用者からなる企業、学校、企業の一部
門、学校のクラスやクラブ、仲良しグループ等の任意の
グループ、地域の婦人会、自治会、老人会、子供会、あ
る地域に居住する人全体、等の地域グループ、その他を
表す何らかの固有情報である。
【0036】この固有情報は、固有情報記憶部138に
記憶される。この固有情報記憶部138とは、具体的に
は例えば、上記コンテンツ記憶部と同様のものである。
又、この固有情報記憶部の、全部若しくは一部が、携帯
端末133と着脱可能でないことも、破線で示す着脱部
145によって着脱可能であることもある。これについ
ても、上記コンテンツ記憶部と同様である。
【0037】又、図1では、コンテンツ記憶部136と
固有情報記憶部138は、別の記憶部であり、別に着脱
可能なように記載しているが、他の実施の形態では、こ
れらの記憶部は一つの記憶部で、コンテンツ記憶部13
6と固有情報記憶部138の両者を兼ねるものであって
も良いし、異なる記憶部ではあるが、着脱は一体的に行
われるものであっても良い。
【0038】又、この固有情報は、他者に取得されるこ
とが無いよう、暗号化部123によって暗号化されて配
信サーバに送信される。
【0039】コンテンツの配信要求と固有情報が送信さ
れたのを受信した配信サーバは、暗号化されたものを復
号化し、その固有情報が、そのコンテンツの配信を要求
する正当な権限を有するものであるか否かを制御部13
7で認証する。この正当な権限を有する条件や、その認
証の方法は、前記従来の携帯端末と同じであるから説明
を省略する。
【0040】コンテンツ配信サーバが固有情報を認証し
た結果、正当な権限を有すると認められると、コンテン
ツ配信サーバは、そのコンテンツを記憶部から取り出
し、そのコンテンツをその固有情報にバインドして、即
ち、その固有情報によって規定される環境の下でしか利
用できないようにして、その固有情報がバインドされた
コンテンツを、要求元である携帯端末に送信する。
【0041】バインドとは、上記のように或る情報(例
えば上記、コンテンツ)を別の或る情報(例えば上記、
固有情報)と結び付けて管理することによって、これら
がペアになった状態でしか、これらの情報の利用をする
ことができないようにする技術である。具体的には例え
ば、上記固有情報を鍵としてコンテンツを暗号化する方
法がある。
【0042】このような「バインド」やこれと関連する
暗号化に関する一般的な技術は、例えば、吹田智章著の
「暗号のすべてがわかる本(技術評論社)」や、D.R.St
insin著、桜井幸一監訳の「暗号理論の基礎(共立出
版)」等に詳細に解説されているので、ここでは詳しく
説明しない。この送信も、他者に取得されることが無い
よう、暗号化して送信される。
【0043】本実施の形態では、固有情報の送受信と、
固有情報がバインドされたコンテンツ情報の送受信とを
秘密の状態で行うため、暗号通信を使用したが、他の実
施の形態では必ずしも暗号通信されることは必要で無
く、スクランブルを用いる方法や、VPN(バーチャル
プライベートネットワーク)やその他の専用通信回線を
使用する方法や、これらを組み合わせた方法や、その他
種々の方法によって、秘密の状態で通信することができ
る。
【0044】又、このコンテンツ情報や固有情報がバイ
ンドされたコンテンツ情報は、何らかの圧縮やコード変
換、構造化等の符号化処理が行われて送信されることも
ある。或いは、それほどのセキュリティや秘密の状態を
必要としない実施の形態やその他では、コンテンツ情報
の送信や配信その他は、必ずしも暗号化等が行われない
こともあり、或いは放送や、CATVやインターネット
等を使った放送型ネットワークによって送信や配信され
ることもある。
【0045】又、固有情報も暗号化やその他の方法によ
って秘密の状態にして送信や配信されるとは限らず、ネ
ットワークや放送によって送信や配信されることもあ
る。固有情報がバインドされたコンテンツ情報が、ネッ
トワーク113を経由して送信されたのを受信した、当
該コンテンツの要求元である携帯端末133は、その情
報を受信部134を経由して、復号化部125で暗号を
解除、即ち復号化し、制御部137が、コンテンツ記憶
部136に記憶する。
【0046】図示していないが、携帯端末133は表示
画面、ボタンスイッチ入力部等を有し、このコンテンツ
配信要求の起動や、配信要求するコンテンツの指定等を
行うことができるのは、前記従来の携帯端末と同じであ
る。又、携帯端末133は、同じ表示画面やボタンスイ
ッチ入力部、その他のユーザーインターフェースを使用
して、コンテンツの受信や、記憶や、後述するコンテン
ツの再生や利用を行うことができる。
【0047】又、本実施の形態では、携帯端末Aが固有
情報をコンテンツ配信サーバに送り、コンテンツ配信サ
ーバがこの固有情報にバインドし、この固有情報の環境
下でしか利用できないようにした映像コンテンツを送信
したが、他の実施の形態では、携帯端末が固有情報を配
信サーバに送信せず、コンテンツの配信のみを要求す
る。
【0048】本実施の形態では、コンテンツの配信の要
求を受けたコンテンツ配信サーバは、固有情報をバイン
ドしたコンテンツは配信せず、形態端末側で何らかの固
有情報をバインドした後でなければ利用できないように
設定した映像コンテンツを配信する。
【0049】このような映像コンテンツの配信を受けた
形態端末は、例えば、自分が有する使用者ID「12
3」とバインドした後で無ければ、この配信を受けた映
像コンテンツを利用することができない。
【0050】この携帯端末133は、使用者の要求に応
じて、制御部137がコンテンツ記憶部136から、受
信した固有情報がバインドされたコンテンツ情報を読み
出し、固有情報記憶部138に記憶している固有情報と
比較して、このコンテンツを利用する正当な権限の有無
を検証する。
【0051】元来、このコンテンツ情報の配信を要求す
る時に、固有情報を送信しているので、本来この検証は
合致するはずであり、この検証は不要であるとも思われ
る。しかし、上記のように固有情報記憶部138は着脱
部145によって着脱可能であるので、固有情報が変更
されている可能性がある。
【0052】従って、本実施の形態では、このコンテン
ツ情報の利用に先立って、再度固有情報の検証を行い、
このコンテンツを利用する正当な権限の有無を確認す
る。
【0053】又、コンテンツ記憶部136も着脱部14
3によって着脱可能であるため、配信を受けたコンテン
ツをコンテンツ記憶部136に記憶された状態で、他の
携帯端末133に移動させることもできる。しかしこの
時、固有情報が同時に移動され無い限り、移動先の携帯
端末133では、この固有情報の検証が合致せず、コン
テンツの利用はできない。
【0054】コンテンツ記憶部136と固有情報記憶部
138が、必ず一緒に着脱され、移動されるように構成
される実施の形態や、コンテンツ記憶部136と固有情
報記憶部138が個別に着脱可能な構成で、これらの両
者を同じ移動先の携帯端末133に移動させたような時
には、固有情報がバインドされたコンテンツ情報と固有
情報の検証は合致し、この移動先の携帯端末133でこ
のコンテンツを利用することができる。
【0055】この個別に着脱可能な固有情報記憶部13
8とコンテンツ記憶部136を着脱させて、他の携帯端
末133に移動させる時の状態を、模式的に図2に示
す。例えば、携帯端末Aの固有情報が使用者ID「12
3」であり、この固有情報をネットワーク113経由
で、コンテンツ配信サーバに送り、固有情報である使用
者ID「123」にバインドされた映像コンテンツの配
信を受け、その映像コンテンツをコンテンツ記憶部13
6に記憶したとする。
【0056】図2に示すように、この固有情報である使
用者ID「123」にバインドされた映像コンテンツを
記憶しているコンテンツ記憶部136を、元の携帯端末
Aから取り外し、それを他の携帯端末Bに装着したとし
ても、この携帯端末Bの固有情報記憶部に記憶している
固有情報は、使用者ID「567」であるので、携帯端
末Bで、この映像コンテンツを利用することはできな
い。
【0057】しかし、携帯端末Aの固有情報記憶部13
8を、携帯端末Aから取り外し、その固有情報記憶部を
携帯端末Bに装着すれば、携帯端末Bの固有情報が使用
者ID「123」となり、あたかも携帯端末Bが契約し
ている使用者(使用者ID「123」)の携帯端末Aで
あるかのように、携帯端末Bで、使用者ID「123」
にバインドされた映像コンテンツが利用可能となる。
【0058】又、他の実施の形態では、必ずしも、固有
情報を記憶している固有情報記憶部138を携帯端末A
から取り外し、それを他の携帯端末Bに装着しなくて
も、固有情報である使用者ID「123」を固有情報記
憶部138から制御部137が読み出し、それを暗号化
部123で暗号化して送信部135からネットワーク1
13を経由して、携帯端末Bに送信することもできる。
【0059】ネットワーク113を経由して送信された
固有情報である使用者ID「123」を受信した携帯端
末Bは、受信部134で受信し、復号化部125で暗号
を復号し、制御部137が携帯端末Bの固有情報記憶部
138に記憶する。この方法によっても、固有情報であ
る使用者ID「123」を携帯端末Aから携帯端末Bに
移し、携帯端末Bがあたかも契約している使用者(使用
者ID「123」)の携帯端末Aであるかのように、固
有情報である使用者ID「123」にバインドされた映
像コンテンツを、携帯端末Bで利用することが可能にな
る。
【0060】更に、この方法によると、固有情報記憶部
を取り外したり、持ち運んだりすることなく、固有情報
を移動することができるし、更に、使用者ID「12
3」にバインドされた映像コンテンツも、同様の方法に
よって、携帯端末Aから携帯端末Bに送信すれば、記録
部や携帯端末を何ら移動すること無しに、携帯端末Bを
あたかも契約している使用者(使用者ID「123」)
の携帯端末Aであるかのように、使用することができ
る。
【0061】固有情報である使用者ID「123」を送
信した携帯端末Aは、固有情報記憶部138に記憶して
いる固有情報である使用者ID「123」を、削除する
か又は、他の何らかの値に変更する。これによって、携
帯端末Aの固有情報は使用者ID「123」でなくな
り、固有情報である使用者ID「123」がバインドさ
れたコンテンツ情報を利用することはできない。
【0062】これは、通常、コンテンツ情報配信を受信
する契約において、配信を受信したコンテンツ情報を利
用することのできる、契約者及びその契約者が使用する
携帯端末の数は1に限られているからである。しかし、
例えば、このようなことが問題にならない契約が行われ
ている実施の形態では、必ずしも、固有情報を送信した
携帯端末が、その固有情報を削除又は変更しないことも
可能である。
【0063】固有情報である使用者ID「123」がバ
インドされたコンテンツ記憶部136に記憶している映
像コンテンツも、固有情報と同様、着脱可能なコンテン
ツ記憶部に記憶された状態で、コンテンツ記憶部を携帯
端末Aから取り外し、携帯端末Bに装着することで、携
帯端末Aから携帯端末Bに移動することができる。
【0064】しかし、他の実施の形態では、これも固有
情報と同様、携帯端末Aのコンテンツ記憶部136か
ら、固有情報である使用者ID「123」がバインドさ
れた映像コンテンツを、制御部137が読み出し、暗号
化部123で暗号化し、送信部135からネットワーク
113を経由して、携帯端末Bに送信することもでき
る。
【0065】携帯端末Bは、ネットワーク113を経由
して送信された、固有情報である使用者ID「123」
がバインドされた映像コンテンツを、受信部134で受
信し、復号化部125で復号化し、制御部137が、携
帯端末Bのコンテンツ記憶部136に記憶する。この方
法によると、コンテンツ記憶部を取り外したり、持ち運
んだりすることなく、固有情報がバインドされたコンテ
ンツ情報を移動することができる。
【0066】このような使い方は、例えば、旅行や出張
等で場所を移動する時、いちいち平素自分が使っている
携帯端末を持ち歩かなくても、移動先にある携帯端末
を、あたかも自分が平素使っている携帯端末であるかの
ように使用することが出来る利点がある。
【0067】即ち、平素自分が使っている携帯端末の
「環境」をソックリ、他の携帯端末に移動して、その移
動先の携帯端末をあたかも平素自分が使っている携帯端
末であるかのようにすることができる。旅行や出張等か
ら戻った時には、又、固有情報や、コンテンツ情報を逆
方向に送信することで、元の状態に戻すことができる。
【0068】この具体的な一実施の形態の例として、携
帯端末が「ペットロボット」である時を示す。例えば、
家庭でペットロボットを飼っていたとする。旅行や出張
先のホテル等で、家庭に残して来たペットロボットに逢
いたくなることがあるかも知れない。
【0069】しかし旅行や出張にいちいちペットロボッ
トを持ち歩くことはできないか、或いは出来ても面倒で
ある。例えば、ホテルのフロントでペットロボットが借
りられるかも知れないが、それは同一モデルであっても
別のペットであり、家庭に残して来たペットとは、その
性格や個性は異なっている。
【0070】しかし家庭に残して来たペットロボットの
固有情報と、その固有情報にバインドされたコンテン
ツ、この例では、そのペットロボットの性格や個性を記
憶しているプログラムやデータを、ホテルのペットロボ
ットにそっくりそのまま転送すれば、ホテルのペットロ
ボットがあたかも家庭に残して来たペットそのものであ
るかのようになり、そのホテルで家庭に残して来たペッ
トに逢うことができる。
【0071】ホテルをチェックアウトし、そのペットロ
ボットをホテルのフロントに返却する時は、その固有情
報とその固有情報にバインドされたコンテンツを元の家
庭のペットロボットに転送し、元の状態に戻しておかな
ければならない。
【0072】(実施の形態2)本発明の実施の形態1で
は、主に、固有情報が使用者IDである時について詳細
に説明したが、固有情報が、その他の機器IDや、記録
媒体IDや、その他である実施の形態でも同様である。
【0073】本発明の実施の形態2では、固有情報は
「記録媒体ID」である。例えば、ある音楽配信事業者
と音楽配信契約を行ったとする。通常このような音楽配
信契約は、音楽配信を受ける機器を「機器ID」によっ
て特定して行われたり、配信を受けた音楽を保存する記
録媒体を「記録媒体ID」によって特定して行われる。
【0074】何故なら、このような特定を行わないと、
一つの契約を流用して、契約をしていない多くの機器か
ら音楽配信要求を行って音楽配信を受けたり、一旦音楽
配信要求を行って配信された音楽を他の多くの記録媒体
にコピーし、契約していない多くの記録媒体で利用され
たり、その他種々の不正な利用が行われる可能性が存在
するためである。
【0075】このように、使用者IDや機器IDや記録
媒体ID等を始めとする固有情報とコンテンツをバイン
ドして配信したり、バインドしなければ利用することが
できないようにすることで、このような不正な利用を防
止することができる。しかし反面、このような固有情報
によって規定される環境下でしかそのコンテンツが利用
できないという、不便が生じる。
【0076】本実施の形態では、例えば、或る携帯音楽
プレイヤーJに装着された記録媒体Gに、この記録媒体
Gの固有情報である記録媒体ID「X98」にバインド
された音楽コンテンツが配信され、それが記録されたと
する。
【0077】この状態を図3に示す。図3に示すよう
に、本実施の形態では固有情報である記録媒体ID(X
98)とこの固有情報にバインドされた音楽コンテンツ
は同じ記録媒体Gに記録されているので、その記録媒体
Gを携帯音楽プレイヤーJから取り外し、他の携帯音楽
プレイヤーKに装着すると、固有情報と音楽コンテンツ
が同時に携帯音楽プレイヤーKに移転し、携帯音楽プレ
イヤーKで固有情報である記録媒体ID(X98)にバ
インドされた音楽コンテンツを利用することができる。
【0078】しかし、例えば、固有情報である記録媒体
ID(X98)がバインドされた音楽コンテンツだけ
を、携帯音楽プレイヤーJが記録媒体Gから読み出し、
それをネットワーク113を経由して携帯音楽プレイヤ
ーKに送信し、それを携帯音楽プレイヤーKに装着され
た固有情報が記録媒体ID(Y75)である記録媒体に
記録したとする。
【0079】この時、携帯音楽プレイヤーKに装着され
た記録媒体Hの固有情報である記録媒体IDは「Y7
5」であり、この記録媒体Hに送信されて記録された音
楽コンテンツは固有情報である記録媒体ID(X98)
にバインドされているので、記録媒体Hに記録された状
態で携帯音楽プレイヤーKによって利用することはでき
ない。
【0080】しかしながら、本実施の形態でも実施の形
態1と同様、記録媒体Gの固有情報である記録媒体ID
(X98)を、携帯音楽プレイヤーJが読み出して、ネ
ットワーク113を経由し、携帯音楽プレイヤーKに送
信し、元々記録媒体ID(Y75)であった記録媒体H
の記録媒体IDを「X98」に書き換えることで、記録
媒体Hがあたかも記録媒体Gになったかのように、この
携帯音楽プレイヤーKで、記録媒体Hに記録された固有
情報である記録媒体ID(X98)にバインドされた音
楽コンテンツを利用することが可能になる。
【0081】しかしながら本実施の形態で、どのような
携帯音楽プレイヤーと記録媒体に対してでも、この固有
情報である記録媒体ID(X98)を送信し、記録媒体
Gの固有情報を移転して記録媒体Gにバインドされたコ
ンテンツの利用を許可してはならないこともある。
【0082】例えば、音楽配信事業者との契約で、『記
録媒体ID(X98)にバインドされた音楽コンテンツ
は、記録媒体IDが「X98」である記録媒体に記録さ
れた状態でのみ使用することが出来るが、記録媒体ID
をこの「X98」に書き換えて、この音楽コンテンツを
利用することができるのは、元々記録媒体IDが「X9
8」である記録媒体と、元来記録媒体IDが「Y75」
であった記録媒体だけであり、これら2つ以外の記録媒
体では、例え記録媒体IDを「X98」に書き換えても
この音楽コンテンツを利用することはできない、或い
は、これら2つ以外の記録媒体は記録媒体IDを「X9
8」に書き換えることが許可されない』ような取り決め
が行われていることが考えられる。
【0083】このような契約が行われるのは、「無制限
に記録媒体IDを書き換えて、どの記録媒体でもその音
楽コンテンツが利用可能となってしまうのを防止するた
め」である。
【0084】このような実施の形態では、携帯音楽プレ
イヤーJから固有情報である記録媒体ID(X98)を
携帯音楽プレイヤーKに送信する前に、携帯音楽プレイ
ヤーKは、自分自身に装着されている記録媒体Hの固有
情報である記録媒体ID(Y75)を読み出して携帯音
楽プレイヤーJに送信する。携帯音楽プレイヤーJは、
この送信された記録媒体ID(Y75)を受信し、その
記録媒体ID(Y75)が、記録媒体IDを「X98」
に書き換えることが許可されている固有情報であるか否
かを検証する。
【0085】そしてこの送信された固有情報である記録
媒体IDが、書き換えを許可されている固有情報である
と判断された時にのみ、記録媒体Gの固有情報である記
録媒体ID(X98)を、携帯音楽プレイヤーKに送信
する。送信された固有情報である記録媒体IDが、書き
換えを許可されている固有情報では無いと判断される
と、記録媒体Gの固有情報である記録媒体ID(X9
8)は送信されない。
【0086】このように本実施の形態では、契約で許可
された範囲の記録媒体にのみ、固有情報を送信し、その
範囲内でのみ、その固有情報にバインドされた音楽コン
テンツを利用可能にすることができる。
【0087】(本発明のその他の実施の形態)尚、本特
許出願に係る発明は、コンピュータとそのコンピュータ
で実行されるプログラムによって実施される実施の形態
もあり、そのプログラムはそのコンピュータが読み取り
可能な記録媒体に記録される実施の形態もある。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、固有情報にバインドさ
れたコンテンツ情報を必ずしも配信サーバから認証を受
けて送信されなくても、他の情報処理装置が記憶してい
る固有情報とその固有情報にバインドされているコンテ
ンツ情報を読み込み、新しい情報処理装置で利用するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の携帯端末のブロック構
成図
【図2】本発明の実施の形態1の携帯端末の固有情報の
移動例を模式的に示す図
【図3】本発明の実施の形態2の携帯音楽プレイヤーと
音楽コンテンツの移動例を示す図
【図4】従来のアクセス権管理システムとこれに接続さ
れる携帯端末のブロック構成図
【符号の説明】
113 ネットワーク 123 暗号化部 125 復号化部 133 携帯端末 134 受信部 135 送信部 136 コンテンツ記憶部 137 制御部 138 固有情報記憶部 139 コンテンツ再生部 143 着脱部 145 着脱部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の情報を記憶する手段と、 前記特定の情報を利用することができる環境を規定する
    固有の情報を記憶する手段と、 前記固有の情報を秘密の状態で送受信する手段と、 を有し、 前記固有の情報を送信した時には、前記記憶手段で記憶
    している固有の情報を削除又は変更することによって、
    前記特定の情報を利用できない環境となり、 前記固有の情報を受信した時には、前記固有の情報を前
    記記憶手段で記憶することによって、前記特定の情報を
    利用できる環境となる、 情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記固有の情報を記憶する手段又は前記
    特定の情報を記憶する手段の一方若しくは両方の、それ
    ぞれの全部又は一部は、着脱可能な記憶手段である、 請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記固有の情報は、前記情報処理装置又
    は前記着脱可能な記憶手段又は使用者、の何れか1若し
    くは2以上を表す固有の情報である、 請求項1又は請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記固有の情報を受信する権限を有する
    ことを示す情報を送信した後に、前記固有の情報を受信
    し、 前記固有の情報を受信する権限を有することを示す情報
    を受信した後に、前記固有の情報を送信する、 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の情報処理装
    置。
  5. 【請求項5】 前記固有の情報を秘密の状態で送受信す
    る手段は、暗号通信又は専用通信回線の何れか一方若し
    くは両方を使用する、 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の情報処理装
    置。
  6. 【請求項6】 特定の情報を記憶する手段と、 前記特定の情報を利用することができる環境を規定する
    固有の情報を記憶する手段と、 前記固有の情報を秘密の状態で送受信する手段と、 を使用する情報処理方法であって、 前記固有の情報を記憶する手段又は前記特定の情報を記
    憶する手段の一方若しくは両方の、それぞれの全部又は
    一部は、着脱可能な記憶手段であり、 前記固有の情報は、前記情報処理装置又は前記着脱可能
    な記憶手段又は使用者、の何れか1若しくは2以上を表
    す固有の情報であり、 前記固有の情報を送信した時には、前記記憶手段で記憶
    している固有の情報を削除又は変更することによって、
    前記特定の情報を利用できない環境となる手順と、 前記固有の情報を受信した時には、前記固有の情報を前
    記記憶手段で記憶することによって、前記特定の情報を
    利用できる環境となる手順と、 を有する情報処理方法。
  7. 【請求項7】 コンピュータによって実行されるプログ
    ラムであって、 特定の情報を記憶する手段と、 前記特定の情報を利用することができる環境を規定する
    固有の情報を記憶する手段と、 前記固有の情報を秘密の状態で送受信する手段と、 を制御する情報処理プログラムであり、 前記固有の情報を記憶する手段又は前記特定の情報を記
    憶する手段の一方若しくは両方の、それぞれの全部又は
    一部は、着脱可能な記憶手段であり、 前記固有の情報は、前記情報処理装置又は前記着脱可能
    な記憶手段又は使用者、の何れか1若しくは2以上を表
    す固有の情報であり、 前記固有の情報を送信した時には、前記記憶手段で記憶
    している固有の情報を削除又は変更することによって、
    前記特定の情報を利用できない環境となるステップと、 前記固有の情報を受信した時には、前記固有の情報を前
    記記憶手段で記憶することによって、前記特定の情報を
    利用できる環境となるステップと、 を有する情報処理プログラム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のプログラムを記録した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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