JP2003302434A - 欠相検出装置 - Google Patents
欠相検出装置Info
- Publication number
- JP2003302434A JP2003302434A JP2002103749A JP2002103749A JP2003302434A JP 2003302434 A JP2003302434 A JP 2003302434A JP 2002103749 A JP2002103749 A JP 2002103749A JP 2002103749 A JP2002103749 A JP 2002103749A JP 2003302434 A JP2003302434 A JP 2003302434A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- phase
- detecting
- detecting means
- open
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 インチング動作等で負荷電流が急激に変化す
る場合でも、欠相の誤検出をしないようにして、信頼性
を向上させる。 【解決手段】 従来、全波整流出力の波高値と平均値と
を利用して欠相の判別をするものがあるが、この方式で
はインチング動作等で負荷電流が急激に変化すると、波
高値との差が増大して欠相を誤検出するおそれがあった
が、この発明では、各相毎に絶対値を検出する絶対値検
出手段２１〜２３と、各相毎に平均値を検出する平均値
検出手段３１〜３３と、各相電流の最大値と最小値を検
出する最大値・最小値検出手段４１と、最大値と最小値
の比を求めてそれが所定値以上のとき欠相と判定する欠
相判定手段５１とを設け、負荷電流が急変しても誤検出
をしないようにする。
る場合でも、欠相の誤検出をしないようにして、信頼性
を向上させる。 【解決手段】 従来、全波整流出力の波高値と平均値と
を利用して欠相の判別をするものがあるが、この方式で
はインチング動作等で負荷電流が急激に変化すると、波
高値との差が増大して欠相を誤検出するおそれがあった
が、この発明では、各相毎に絶対値を検出する絶対値検
出手段２１〜２３と、各相毎に平均値を検出する平均値
検出手段３１〜３３と、各相電流の最大値と最小値を検
出する最大値・最小値検出手段４１と、最大値と最小値
の比を求めてそれが所定値以上のとき欠相と判定する欠
相判定手段５１とを設け、負荷電流が急変しても誤検出
をしないようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、電動機等が接続
される三相電路における欠相状態の発生を検出する欠相
検出装置に関する。
される三相電路における欠相状態の発生を検出する欠相
検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の装置として、例えば特開２００
０−５０４８７号公報に示すものがある。その要部構成
を図２に示す これは、三相電路２における各線電流を検出する３個の
電流検出手段ＣＴ１〜ＣＴ３と、これら検出手段の各出
力信号が入力され三相全波整流された整流信号１ａを出
力する三相全波整流手段１と、整流信号１ａの波高値に
応じた波高値信号３ａを出力する波高値検出手段３と、
整流信号１ａの平均値に応じた平均値信号４ａを出力す
る平均値検出手段４と、波高値信号３ａおよび平均値信
号４ａを取り込み、波高値信号３ａから平均値信号４ａ
を減算し、その減算結果が所定値を越えたときは主回路
が欠相していると判断し、上記減算結果が所定値以下の
ときは、平均値に三相電流用の定数を乗じて実効値を得
る判定手段１２とを設けるようにしたものである。
０−５０４８７号公報に示すものがある。その要部構成
を図２に示す これは、三相電路２における各線電流を検出する３個の
電流検出手段ＣＴ１〜ＣＴ３と、これら検出手段の各出
力信号が入力され三相全波整流された整流信号１ａを出
力する三相全波整流手段１と、整流信号１ａの波高値に
応じた波高値信号３ａを出力する波高値検出手段３と、
整流信号１ａの平均値に応じた平均値信号４ａを出力す
る平均値検出手段４と、波高値信号３ａおよび平均値信
号４ａを取り込み、波高値信号３ａから平均値信号４ａ
を減算し、その減算結果が所定値を越えたときは主回路
が欠相していると判断し、上記減算結果が所定値以下の
ときは、平均値に三相電流用の定数を乗じて実効値を得
る判定手段１２とを設けるようにしたものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図２のよう
な構成においては、波高値を検出する波高値検出手段３
は、コンデンサと抵抗から構成されたＣＲ充放電回路か
らなり、この充電時定数を短く設定し放電時定数を長く
設定する。同様に、平均値検出手段４もＣＲ充放電回路
からなるが、その充放電時定数を波高値検出手段の放電
時定数より短く設定しなければならない。従って、イン
チング（駆動している機械などに小さな動きを生じさせ
るために、回路を迅速に繰り返し開閉すること）動作等
で負荷電流が急激に変化するときは、波高値と平均値と
の差が増大し、欠相を誤検出すると言う問題がある。し
たがって、この発明の課題は、インチング動作等で負荷
電流が急激に変化した場合でも正確に欠相を検出できる
ようにして、精度および信頼性を向上させることにあ
る。
な構成においては、波高値を検出する波高値検出手段３
は、コンデンサと抵抗から構成されたＣＲ充放電回路か
らなり、この充電時定数を短く設定し放電時定数を長く
設定する。同様に、平均値検出手段４もＣＲ充放電回路
からなるが、その充放電時定数を波高値検出手段の放電
時定数より短く設定しなければならない。従って、イン
チング（駆動している機械などに小さな動きを生じさせ
るために、回路を迅速に繰り返し開閉すること）動作等
で負荷電流が急激に変化するときは、波高値と平均値と
の差が増大し、欠相を誤検出すると言う問題がある。し
たがって、この発明の課題は、インチング動作等で負荷
電流が急激に変化した場合でも正確に欠相を検出できる
ようにして、精度および信頼性を向上させることにあ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、請求項１の発明では、三相電路における欠相状
態の発生を検出する欠相検出装置であって、前記三相電
路における各線電流を検出する第１，第２，第３電流検
出手段と、これら第１，第２，第３電流検出手段の各出
力信号を入力されそれぞれの絶対値を検出する第１，第
２，第３絶対値検出手段と、これら第１，第２，第３絶
対値検出手段の各出力信号を入力されそれぞれの平均値
を検出する第１，第２，第３平均値検出手段と、これら
第１，第２，第３平均値検出手段の各出力信号を入力さ
れその中の最大値と最小値を検出する最大値・最小値検
出手段と、この最大値と最小値との比を求めこの比が所
定値以上のとき欠相と判定する欠相判定手段とを有する
ことを特徴とする。この請求項１の発明においては、前
記欠相判定手段は、前記最大値と最小値との比が所定値
以上となる回数が、一定時間内に一定回数越えたとき欠
相と判定することができる（請求項２の発明）。
るため、請求項１の発明では、三相電路における欠相状
態の発生を検出する欠相検出装置であって、前記三相電
路における各線電流を検出する第１，第２，第３電流検
出手段と、これら第１，第２，第３電流検出手段の各出
力信号を入力されそれぞれの絶対値を検出する第１，第
２，第３絶対値検出手段と、これら第１，第２，第３絶
対値検出手段の各出力信号を入力されそれぞれの平均値
を検出する第１，第２，第３平均値検出手段と、これら
第１，第２，第３平均値検出手段の各出力信号を入力さ
れその中の最大値と最小値を検出する最大値・最小値検
出手段と、この最大値と最小値との比を求めこの比が所
定値以上のとき欠相と判定する欠相判定手段とを有する
ことを特徴とする。この請求項１の発明においては、前
記欠相判定手段は、前記最大値と最小値との比が所定値
以上となる回数が、一定時間内に一定回数越えたとき欠
相と判定することができる（請求項２の発明）。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１はこの発明の実施の形態を示
すブロック図である。図示のように、三相電路２におけ
る各線電流を検出する第１，第２，第３の電流検出手段
ＣＴ１〜ＣＴ３と、これら電流検出手段の各出力信号
（１ｒ〜１ｔ）を入力し、その絶対値に応じた信号（２
ｒ〜２ｔ）を出力する絶対値検出手段２１〜２３と、こ
れら絶対値信号を入力し平均値に応じた信号（３ｒ〜３
ｔ）を出力する平均値検出手段３１〜３３と、これら平
均値信号を入力しその最大値４ｘと最小値４ｎを検出す
る最大値・最小値検出手段４１と、最大値４ｘと最小値
４ｎとの比（最大値４ｘ／最小値４ｎ）を例えば所定値
と比較し、所定値より大きいとき欠相と判定する欠相判
定手段５１等より構成される。５ａは欠相判定信号を示
す。
すブロック図である。図示のように、三相電路２におけ
る各線電流を検出する第１，第２，第３の電流検出手段
ＣＴ１〜ＣＴ３と、これら電流検出手段の各出力信号
（１ｒ〜１ｔ）を入力し、その絶対値に応じた信号（２
ｒ〜２ｔ）を出力する絶対値検出手段２１〜２３と、こ
れら絶対値信号を入力し平均値に応じた信号（３ｒ〜３
ｔ）を出力する平均値検出手段３１〜３３と、これら平
均値信号を入力しその最大値４ｘと最小値４ｎを検出す
る最大値・最小値検出手段４１と、最大値４ｘと最小値
４ｎとの比（最大値４ｘ／最小値４ｎ）を例えば所定値
と比較し、所定値より大きいとき欠相と判定する欠相判
定手段５１等より構成される。５ａは欠相判定信号を示
す。
【０００６】上記所定値としては、経験的に「３」程度
の値に選ばれる。また、最大値４ｘと最小値４ｎとの比
が１回だけ所定値より大きくなったときに欠相と判定す
る方法では、誤判定のおそれがあるので、一定時間内に
予め設定された回数以上になったときに欠相と判定する
などして、より一層信頼性を向上させるようにすること
が望ましい。
の値に選ばれる。また、最大値４ｘと最小値４ｎとの比
が１回だけ所定値より大きくなったときに欠相と判定す
る方法では、誤判定のおそれがあるので、一定時間内に
予め設定された回数以上になったときに欠相と判定する
などして、より一層信頼性を向上させるようにすること
が望ましい。
【０００７】
【発明の効果】この発明によれば、相電流の平均値の最
大値と最小値との比から欠相判定するようにし、同じ時
定数で平均化処理をして判定するようにしたので、イン
チング動作等で負荷電流が急激に変化した場合でも、欠
相の誤判定を回避することができる。また、絶対値検出
手段，平均値検出手段，最大値・最小値検出手段，欠相
判定手段等をＡ／Ｄコンバータを内蔵したマイクロコン
ピュータ等を主体とする論理演算回路で構成することに
より、外付け回路が不要となり低コスト化，小型化を実
現することができる。
大値と最小値との比から欠相判定するようにし、同じ時
定数で平均化処理をして判定するようにしたので、イン
チング動作等で負荷電流が急激に変化した場合でも、欠
相の誤判定を回避することができる。また、絶対値検出
手段，平均値検出手段，最大値・最小値検出手段，欠相
判定手段等をＡ／Ｄコンバータを内蔵したマイクロコン
ピュータ等を主体とする論理演算回路で構成することに
より、外付け回路が不要となり低コスト化，小型化を実
現することができる。
【図１】この発明の実施の形態を示す構成図である。
【図２】従来例を示す概要図である。
１ｒ〜１ｔ…相電流信号、２…三相電路、２１〜２３…
絶対値検出手段、２ｒ〜２ｔ…絶対値信号、３１〜３３
…平均値検出手段、３ｒ〜３ｔ…平均値信号、４１…最
大値・最小値検出手段、４ｘ，４ｎ…最大値，最小値、
５１…欠相判定手段、５ａ…欠相判定信号、ＣＴ１〜Ｃ
Ｔ３…電流検出手段。
絶対値検出手段、２ｒ〜２ｔ…絶対値信号、３１〜３３
…平均値検出手段、３ｒ〜３ｔ…平均値信号、４１…最
大値・最小値検出手段、４ｘ，４ｎ…最大値，最小値、
５１…欠相判定手段、５ａ…欠相判定信号、ＣＴ１〜Ｃ
Ｔ３…電流検出手段。
Claims (2)
- 【請求項１】 三相電路における欠相状態の発生を検出
する欠相検出装置であって、 前記三相電路における各線電流を検出する第１，第２，
第３電流検出手段と、これら第１，第２，第３電流検出
手段の各出力信号を入力されそれぞれの絶対値を検出す
る第１，第２，第３絶対値検出手段と、これら第１，第
２，第３絶対値検出手段の各出力信号を入力されそれぞ
れの平均値を検出する第１，第２，第３平均値検出手段
と、これら第１，第２，第３平均値検出手段の各出力信
号を入力されその中の最大値と最小値を検出する最大値
・最小値検出手段と、この最大値と最小値との比を求め
この比が所定値以上のとき欠相と判定する欠相判定手段
とを有することを特徴とする欠相検出装置。 - 【請求項２】 前記欠相判定手段は、前記最大値と最小
値との比が所定値以上となる回数が、一定時間内に一定
回数越えたとき欠相と判定することを特徴とする請求項
１に記載の欠相検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002103749A JP2003302434A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 欠相検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002103749A JP2003302434A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 欠相検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003302434A true JP2003302434A (ja) | 2003-10-24 |
Family
ID=29389385
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002103749A Pending JP2003302434A (ja) | 2002-04-05 | 2002-04-05 | 欠相検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003302434A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011023137A1 (en) * | 2009-08-31 | 2011-03-03 | Byd Company Limited | Open phase detection system and method for three-phase motor |
| CN102798770A (zh) * | 2012-08-09 | 2012-11-28 | 中国西电电气股份有限公司 | 一种变频器缺相的检测方法 |
| CN110932239A (zh) * | 2019-12-23 | 2020-03-27 | 四川虹美智能科技有限公司 | 电机缺相的检测方法、装置及电器设备 |
| CN112283087A (zh) * | 2020-09-07 | 2021-01-29 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 一种具有缺相保护功能的压缩机控制方法及其控制器 |
-
2002
- 2002-04-05 JP JP2002103749A patent/JP2003302434A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011023137A1 (en) * | 2009-08-31 | 2011-03-03 | Byd Company Limited | Open phase detection system and method for three-phase motor |
| US8497651B2 (en) | 2009-08-31 | 2013-07-30 | Byd Company Limited | Open phase detection system and method for three-phase motor |
| CN102798770A (zh) * | 2012-08-09 | 2012-11-28 | 中国西电电气股份有限公司 | 一种变频器缺相的检测方法 |
| CN110932239A (zh) * | 2019-12-23 | 2020-03-27 | 四川虹美智能科技有限公司 | 电机缺相的检测方法、装置及电器设备 |
| CN110932239B (zh) * | 2019-12-23 | 2021-08-31 | 四川虹美智能科技有限公司 | 电机缺相的检测方法、装置及电器设备 |
| CN112283087A (zh) * | 2020-09-07 | 2021-01-29 | 珠海格力节能环保制冷技术研究中心有限公司 | 一种具有缺相保护功能的压缩机控制方法及其控制器 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8649130B2 (en) | Motor driving apparatus having fault diagnostic function | |
| JP5274236B2 (ja) | ３相インバータの電源回路保護装置 | |
| KR101619593B1 (ko) | 레졸버 고장판단 방법 | |
| CN106405202B (zh) | 电动机驱动装置 | |
| US7323841B2 (en) | Method and apparatus for detecting multiple overcurrent thresholds using a single comparator device | |
| US7205756B1 (en) | Unbalanced current detection | |
| JPH08220152A (ja) | 直流電動機過電流検出装置 | |
| JP2003302434A (ja) | 欠相検出装置 | |
| JPH07239359A (ja) | インバータ装置及びその運転方法 | |
| EP1401076B1 (en) | System and method for detecting loss of phase in a compressor system | |
| KR102514642B1 (ko) | 조향모터제어장치 및 방법 | |
| JP3740937B2 (ja) | コンデンサの過電圧抑制回路 | |
| JPH0819168A (ja) | 直流送電線の保護継電方法およびその装置 | |
| US20120182655A1 (en) | Methods and Systems Involving Monitoring Circuit Connectivity | |
| JP2791157B2 (ja) | インバータ装置の異常検出装置 | |
| JP2007181356A (ja) | 欠相検出装置および負荷駆動装置 | |
| JP4921656B2 (ja) | 電力系統の事故検出装置 | |
| JP4308624B2 (ja) | エンジン制御装置 | |
| US20240246420A1 (en) | Cutoff device for vehicle and cutoff method | |
| JPH11205999A (ja) | 漏電遮断器 | |
| JP2002329625A (ja) | 差動トランスの異常検出装置 | |
| WO2021039377A1 (ja) | 電力変換装置 | |
| EP4354684A1 (en) | Cutoff device for vehicle and cutoff method | |
| JPH0870477A (ja) | テレビジョン受像機の保護回路 | |
| KR101904647B1 (ko) | 전력 케이블 오결선 검출 방법 및 그 장치 |