JP2003302058A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JP2003302058A
JP2003302058A JP2002107005A JP2002107005A JP2003302058A JP 2003302058 A JP2003302058 A JP 2003302058A JP 2002107005 A JP2002107005 A JP 2002107005A JP 2002107005 A JP2002107005 A JP 2002107005A JP 2003302058 A JP2003302058 A JP 2003302058A
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heating
cooling
magnetron
heating chamber
air
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Yoshikazu Kitaguchi
良和 北口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マグネトロンの冷却効率低下やヒータ加熱の
加熱効率低下を伴わずに、高周波加熱とヒータ加熱を両
方同時に行うことができる加熱調理器を提供する。 【解決手段】 被加熱物を収納する加熱室1と、被加熱
物を加熱するために高周波エネルギーを供給するマグネ
トロン5と、加熱室1内を加熱するために熱エネルギー
を供給するヒータ12と、マグネトロン5を冷却する冷
却ファン2と、冷却ファン2から発生してマグネトロン
5を冷却した後の冷却風を加熱室1内に導く吸気ダクト
3と、加熱室1内への冷却風の導入と遮断との切り替え
を行うために吸気ダクト3に設けられたダンパー4と、
を備える。ヒータ12が動作する加熱調理のときにはダ
ンパー4が閉じ、ヒータ12が動作しない加熱調理のと
きにはダンパー4が開く。マグネトロン5通過後の冷却
風の流れに沿って吸気ダクト3の入口を配設し、その入
口にダンパー4を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は加熱調理器に関する
ものであり、更に詳しくは、マグネトロンによる高周波
加熱と電熱,ガス等によるヒータ加熱との両加熱機能を
備えた加熱調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高周波加熱方式を採用した加熱調理器で
は、通常、高周波加熱時に高周波エネルギーを発生する
マグネトロンが高温になるため、冷却ファンによりマグ
ネトロンを冷却する必要がある。また、高周波加熱時に
被加熱物(食品)から発生する蒸気等が加熱室内にこもる
のを防止するために、加熱室内の換気を行う必要があ
る。加熱室内の換気は、吸気口から加熱室内に風を入れ
て、加熱室内の空気を蒸気等と共に排気口から加熱室外
へ排出することにより行われる。加熱室内に入れる風と
しては、マグネトロンを冷却した後の冷却風を用いるの
が一般的である。
【0003】冷却ファンで発生させる冷却風は、通常、
マグネトロン以外の電気部品や樹脂部品等の冷却にも用
いられる。また、電熱,ガス等によるヒータ加熱を行う
場合にも、マグネトロン以外の電気部品や樹脂部品等を
冷却する必要があるため、冷却ファンを動作させる必要
がある。しかし、ヒータ加熱時にも冷却風を加熱室内へ
導くと、加熱室内の温度が低下して加熱効率が低下する
等の不具合が生じてしまう。したがって、マグネトロン
による高周波加熱と電熱,ガス等によるヒータ加熱との
両加熱機能を備えた加熱調理器においては、加熱室内へ
の冷却風の導入と遮断とを切り替えるための機構が必要
になる。
【0004】加熱室内への冷却風の導入/遮断の切り替
えを行うために、加熱室への通気口を開閉するシャッタ
ーを備えた加熱調理器が、特開平6−94243号公報
で提案されている。その加熱調理器は、高周波加熱時に
シャッターが開いて加熱室に冷却風を導き、ヒータ加熱
時にシャッターが閉じて加熱室への冷却風の進入を防ぐ
構成になっている。シャッターを閉じるとエアーダクト
内が加圧状態になるため、冷却風はシャッター部分まで
届かない。したがって、加熱室内の熱エネルギーが壁面
を介して冷却風により奪われることはなく、加熱効率は
改善される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】昨今の加熱調理器は、
ヒータ加熱時の加熱スピード改善や加熱品位向上のため
に、ヒータ加熱時にも高周波加熱を併用すること(つま
り高周波加熱とヒータ加熱を両方同時に行うこと)が一
般的に行われている。その場合、加熱室への冷却風の導
入を遮断するとともにマグネトロンの冷却も行う必要が
ある。特開平6−94243号公報で提案されている加
熱調理器では、シャッターを閉じるとマグネトロンの冷
却効率が低下してしまうため、マグネトロンが高温にな
り寿命等に問題が発生することになる。したがって、高
周波加熱とヒータ加熱の両方を同時に行う場合には対応
することができない。特開平6−94243号公報の従
来技術に示されているように、エアーダクトの一部に排
気口を設け、シャッターを閉じたときにも冷却風が流れ
るようにすると、マグネトロンの冷却効率を向上させる
ことは可能である。しかし、シャッターの壁面を冷却風
が通り加熱室内の熱エネルギーを奪ってしまうため、加
熱効率は低下することになる。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであって、マグネトロンの冷却効率低下やヒータ加
熱の加熱効率低下を伴わずに、高周波加熱とヒータ加熱
を両方同時に行うことができる加熱調理器を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明の加熱調理器は、被加熱物を収納する加
熱室と、被加熱物を加熱するために高周波エネルギーを
供給するマグネトロンと、前記加熱室内を加熱するため
に熱エネルギーを供給するヒータと、前記マグネトロン
を冷却する冷却ファンと、この冷却ファンから発生して
前記マグネトロンを冷却した後の冷却風を前記加熱室内
に導くエアーダクトと、前記加熱室内への冷却風の導入
と遮断との切り替えを行うために前記エアーダクトに設
けられたダンパーと、を備え、前記ヒータが動作する加
熱調理のときには前記ダンパーが閉じるように構成され
た加熱調理器において、前記マグネトロン通過後の冷却
風の流れに沿って前記エアーダクトの入口を配設し、そ
の入口に前記ダンパーを設けて成ることを特徴とする。
【0008】また第2の発明の加熱調理器は、被加熱物
を収納する加熱室と、被加熱物を加熱するために高周波
エネルギーを供給するマグネトロンと、前記加熱室内を
加熱するために熱エネルギーを供給するヒータと、前記
マグネトロンを冷却する冷却ファンと、この冷却ファン
から発生して前記マグネトロンを冷却した後の冷却風を
前記加熱室内に導くエアーダクトと、前記加熱室内への
冷却風の導入と遮断との切り替えを行うために前記エア
ーダクトに設けられたダンパーと、を備え、前記ヒータ
が動作する加熱調理のときには前記ダンパーが閉じるよ
うに構成された加熱調理器において、前記マグネトロン
の冷却風出口面と前記エアーダクトの冷却風入口面とを
90度以上の角度で隣接させて成ることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施した加熱調理
器を、図面を参照しつつ説明する。図1〜図3に、本発
明に係る加熱調理器の一実施の形態を示す。図1はダン
パー4が閉じた状態にある加熱調理器を示しており、図
2はダンパー4が開いた状態にある加熱調理器を示して
いる。また、図3は背面側から見た加熱調理器内部の部
品配置を示している。この加熱調理器は、高速熱風循環
加熱(ヒータ加熱の一例)と高周波加熱の両加熱機能を備
えており、いずれか一方のみの加熱も両方同時の加熱も
行うことが可能になっている。そして、その設定やその
他の調理条件等の設定は、機器前面の操作パネル(不図
示)からの入力により行う構成になっている。
【0010】高速熱風循環加熱は、図3に示すように、
ヒータ12,熱風循環用ファン11,熱風循環用モータ
(不図示)等から成るヒータ加熱装置で行われる。ヒータ
12は上ダクトDUと横ダクトDSの中にそれぞれ配置
されており、熱風循環用ファン11はファンケースFC
内に配置されている。熱風循環用ファン11を駆動する
熱風循環用モータは、加熱室1の背壁後方に位置する機
械室9(図1,図2)の中央部に配置されている。加熱室
1(図1,図2)内には被加熱物が収納されており、その
加熱室1内を加熱するためにヒータ12が熱エネルギー
の供給を行う。また加熱室1内には、熱風吹出し用の上
吹出口及び横吹出口(不図示)、熱風吸込み用の吸込口
(不図示)が設けられている。
【0011】高速熱風循環加熱による調理を開始する
と、熱風循環用モータにより熱風循環用ファン11が回
転する。熱風循環用ファン11の回転により、加熱室1
内の空気が吸込口からファンケースFC内に吸い込ま
れ、上ダクトDUと横ダクトDSを流れてヒータ12で
加熱され、上吹出口と横吹出口から加熱室1内へ吹き出
される。加熱室1内に吹き出された空気は、再び吸込口
に吸い込まれることにより熱風循環気流が形成される。
このようにして高速の熱風循環気流が形成され、その熱
風循環気流により加熱室1内の被加熱物が熱風加熱され
る。
【0012】高周波加熱は、マグネトロン5(図1〜図
3),マグネトロン5を動作させる高圧トランス(不図
示)等から成る高周波加熱装置で行われる。マグネトロ
ン5は、図1,図2に示すように加熱室1の背壁後方の
角部分に配置されており、加熱室1内の被加熱物を加熱
するために高周波エネルギーの供給を行う。高周波加熱
による調理を開始すると、高圧トランスによりマグネト
ロン5が作動してマイクロ波が発生する。発生したマイ
クロ波は導波管7で加熱室1内に導かれ、そのマイクロ
波により加熱室1内の被加熱物が高周波加熱される。
【0013】いずれかの加熱による調理を開始すると、
冷却ファン2(シロッコファン)が回転する。冷却ファン
2の回転によって、図1,図2に示すように、底面板1
0に設けられている吸気口Eから機内に空気が取り込ま
れ、冷却ファン2から冷却風が発生する。発生した冷却
風でマグネトロン5の冷却が行われるが、マグネトロン
5以外の電気部品や樹脂部品等の冷却も必要であるた
め、いずれの加熱を行う場合でも冷却ファン2は動作す
ることになる。
【0014】高周波加熱のみを行うと、加熱室1内にお
いて被加熱物の温度が最も早く上昇するため、被加熱物
から発生した蒸気等が加熱室1内にこもって機器前面の
ドア6等に曇りが発生しやすくなる。この曇りの発生を
防止するために、加熱室1内の換気を行う必要がある。
これに対し少なくとも高速熱風循環加熱を行う調理にお
いては、高速の熱風循環気流によって加熱室1全体の温
度が上昇するため、ドア6等に曇りが発生することはな
い。高速熱風循環加熱時に冷却風を加熱室1内へ導く
と、加熱室1内の温度が低下して加熱効率が低下する等
の不具合が生じてしまうので、加熱室1内の温度低下を
抑えて加熱効率を向上させるために、むしろ加熱室1内
の密閉状態を保つ必要がある。
【0015】そこでこの加熱調理器では、ヒータ加熱装
置(ヒータ12等)が動作する加熱調理であるか否かに応
じて加熱室1の換気/密閉の切り替えを行う構成を採用
している。加熱室1の換気は、冷却ファン2から発生し
てマグネトロン5を冷却した後の冷却風を吸気口3aか
ら加熱室1内に導く吸気ダクト(エアーダクト)3、さら
に加熱室1内の空気を蒸気等と共に排気口8aから加熱
室1外へ排出する排気ダクト8等により行われる。加熱
室1内の加熱室1の換気/密閉の切り替えは、加熱室1
内への冷却風の導入と遮断との切り替えを行うために吸
気ダクト3に設けられたダンパー(蓋)4等により行われ
る。このダンパー4は、図4(I)に示すように吸気ダク
ト3の冷却風入口3eに設けられており、軸4aを中心
とした回動により冷却風入口3eの開閉を行うことがで
きるように構成されている。また吸気ダクト3の冷却風
入口3eは、マグネトロン5通過後の冷却風の流れに沿
って配設されており、図4(I)に示すように、マグネト
ロン5の冷却風出口5eに対して互いの面の成す角度θ
が90度を成すように隣接している。
【0016】高速熱風循環加熱のみを行う場合や両方の
加熱を同時に行う場合のように、少なくとも高速熱風循
環加熱を行う場合(つまりヒータ加熱装置が動作する場
合)には、図1に示すようにダンパー4を閉じて、吸気
ダクト3に冷却風が入らないようにする。すると、加熱
室1内の密閉状態が保たれ、マグネトロン5を冷却した
後の空気は閉成状態のダンパー4に沿って上昇した後、
背面板20に形成されている排気口Aから加熱調理器外
部へ速やかに排出される。吸気ダクト3はダンパー4に
対して排気口Aの反対側に位置するため、マグネトロン
5を冷却した後の空気が吸気ダクト3に触れることはな
い。
【0017】高周波加熱のみを行う場合(つまりヒータ
加熱装置が動作しない場合)には、図2に示すようにダ
ンパー4を開いて、吸気ダクト3,排気ダクト8等で加
熱室1内を換気する気流を形成する。マグネトロン5を
冷却した後の空気は、開成状態のダンパー4により偏向
されて吸気ダクト3に流れ込む。吸気ダクト3に流れ込
んだ空気は、吸気口3aから加熱室1内に入り、加熱室
1の排気口8aから排気ダクト8へ流れ出る。その結
果、加熱室1内が換気され、被加熱物から発生した蒸気
等も一緒に排気ダクト8へ流れ出ることになる。排気ダ
クト8に流れ込んだ空気は、排気ダクト8内を機械室9
側に向かって流れ、背面板20に形成されている排気口
Cから加熱調理器外部へ排出される。このようにマグネ
トロン5を冷却した後の冷却風を加熱室1内の換気に利
用することにより、ドア6等に曇りが発生するのを防止
することができる。
【0018】この加熱調理器では、マグネトロン5通過
後の冷却風の流れに沿って吸気ダクト3の入口3eが配
設されており、その入口3eにダンパー4が設けられて
いる。そして、ヒータ12等が動作する加熱調理のとき
にはダンパー4が閉じ、ヒータ12等が動作しない加熱
調理のときにはダンパー4が開くように構成されてい
る。この構成によると、図1に示すダンパー4の閉成状
態では、吸気ダクト3の入口3eに蓋をしているダンパ
ー4に沿って冷却風が舐めるように流れることになる。
このため、ダンパー4は冷却風によって冷却されにく
く、マグネトロン5に対する冷却風の流れも妨げない。
しかも、吸気ダクト3は冷却風を受けず吸気ダクト3内
の空気移動も生じないため、吸気ダクト3及びその中の
空気を介して加熱室1内の熱エネルギーが奪われること
もない。したがって、マグネトロン5の冷却効率低下や
高速熱風循環加熱の加熱効率低下を伴わずに高周波加熱
と高速熱風循環加熱を同時もしくは交互に行うことがで
きる。
【0019】この加熱調理器では、図4(I)に示すよう
に、マグネトロン5の冷却風出口5e面と吸気ダクト3
の冷却風入口3e面とが90度の角度θで隣接している
が、これに限らない。例えば、図4(II)に示すように、
マグネトロン5の冷却風出口5e面と吸気ダクト3の冷
却風入口3e面とが90度を超える角度θで隣接するよ
うに構成してもよく、図4(III)に示すように、マグネ
トロン5の冷却風出口5e面と吸気ダクト3の冷却風入
口3e面とが90度未満の角度θで隣接するように構成
してもよい。
【0020】ただし、図4(I),(II)に示すように、冷却
風の出口5e面と入口3e面とが90度以上の角度θで
隣接する流路切替構成を採用する方が望ましい。マグネ
トロン5の冷却風出口5e面と吸気ダクト3の冷却風入
口3e面とを90度以上の角度で隣接させると、閉成状
態のダンパー4に冷却風が触れにくくなるため、ダンパ
ー4は冷却風によって冷却されにくく、マグネトロン5
に対する冷却風の流れも妨げない。したがって、マグネ
トロン5の冷却効率低下や高速熱風循環加熱の加熱効率
低下を伴わずに高周波加熱と高速熱風循環加熱を同時も
しくは交互に行うことができる。なお、図4(III)に示
すように角度θが90度未満の流路切替構成では、冷却
風が閉成状態のダンパー4に当たってからダンパー4を
回り込んで上昇する気流が形成されるため、高速熱風循
環加熱の加熱効率が低下しやすくなる。
【0021】この加熱調理器では、加熱調理時には必ず
動作する冷却ファン2によって、前側下方の吸気口Eか
ら後側上方の排気口Aへの気流を発生させている(図
1,図2)。そして、前側に位置する加熱室1の壁面に
気流ができるだけ触れないようにするため、吸気ダクト
3の入口3e(図4)やマグネトロン5の出口5e(図4)
を加熱室1の背壁後方の角部分に配置し、その下方から
上方に向けて冷却風を流す構成にしている。マグネトロ
ン5の出口5eは排気口Aの近くに位置し、しかも排気
口Aまでの間に加熱室1の壁面が存在しないため、ダン
パー4が閉じている場合(図1)には、冷却風は加熱室1
の壁面に触れることなく速やかに加熱調理器外部へ排出
される。したがって、加熱室1内の熱エネルギーが壁面
を介して冷却風により奪われにくく、高速熱風循環加熱
の加熱効率低下を防ぐことができる。
【0022】冷却風を流路規制する規制部材を更に設け
て、冷却風が加熱室1の壁面から離れて流れるようにす
れば、高速熱風循環加熱の加熱効率低下をより効果的に
防ぐことができる。ただし、この加熱調理器ではマグネ
トロン5の冷却フィン5a(図3)によって冷却風が流路
規制されるため、冷却フィン5aがマグネトロン5の冷
却効率を向上させるとともに、流路規制部材として加熱
効率低下を防ぐようにも作用する。したがって、別部材
としての流路規制部材を設けなくても高い効果を得るこ
とが可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明の加熱調理器
によれば、ヒータ加熱調理時のダンパー閉成状態におけ
るダンパー及びエアーダクトが冷却されにくくなり、ヒ
ータ加熱効率を改善できる。更にはマグネトロンの冷却
効率低下やヒータ加熱の加熱効率低下を伴わずに、高周
波加熱とヒータ加熱の複合加熱を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ダンパー閉成状態にある加熱調理器の実施の
形態を示す斜視図。
【図2】 ダンパー開成状態にある加熱調理器の実施の
形態を示す斜視図。
【図3】 背面側から見た加熱調理器内部の部品配置を
示す斜視図。
【図4】 加熱調理器における冷却風の流路切替構成例
を示す断面図。
【符号の説明】
1 加熱室 2 冷却ファン 3 吸気ダクト(エアーダクト) 3a 吸気口 3e 入口 4 ダンパー(蓋) 5 マグネトロン 5a 冷却フィン 5e 出口 8 排気ダクト 8a 排気口 12 ヒータ A,C 排気口 E 吸気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 6/64 H05B 6/64 A 6/68 310 6/68 310B Fターム(参考) 3K086 AA06 AA08 BA02 BA08 CB20 CC20 3K090 AA02 AA07 AB02 BA01 BA09 BB01 EB21 EB22 EB25 3L086 AA02 BA05 BE00 BE01 BE08 BE11 DA06 DA17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加熱物を収納する加熱室と、被加熱物
    を加熱するために高周波エネルギーを供給するマグネト
    ロンと、前記加熱室内を加熱するために熱エネルギーを
    供給するヒータと、前記マグネトロンを冷却する冷却フ
    ァンと、この冷却ファンから発生して前記マグネトロン
    を冷却した後の冷却風を前記加熱室内に導くエアーダク
    トと、前記加熱室内への冷却風の導入と遮断との切り替
    えを行うために前記エアーダクトに設けられたダンパー
    と、を備え、前記ヒータが動作する加熱調理のときには
    前記ダンパーが閉じるように構成された加熱調理器にお
    いて、 前記マグネトロン通過後の冷却風の流れに沿って前記エ
    アーダクトの入口を配設し、その入口に前記ダンパーを
    設けて成ることを特徴とする加熱調理器。
  2. 【請求項2】 被加熱物を収納する加熱室と、被加熱物
    を加熱するために高周波エネルギーを供給するマグネト
    ロンと、前記加熱室内を加熱するために熱エネルギーを
    供給するヒータと、前記マグネトロンを冷却する冷却フ
    ァンと、この冷却ファンから発生して前記マグネトロン
    を冷却した後の冷却風を前記加熱室内に導くエアーダク
    トと、前記加熱室内への冷却風の導入と遮断との切り替
    えを行うために前記エアーダクトに設けられたダンパー
    と、を備え、前記ヒータが動作する加熱調理のときには
    前記ダンパーが閉じるように構成された加熱調理器にお
    いて、 前記マグネトロンの冷却風出口面と前記エアーダクトの
    冷却風入口面とを90度以上の角度で隣接させて成るこ
    とを特徴とする加熱調理器。
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