JP2003301721A - 建設機械 - Google Patents

建設機械

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JP2003301721A
JP2003301721A JP2002106990A JP2002106990A JP2003301721A JP 2003301721 A JP2003301721 A JP 2003301721A JP 2002106990 A JP2002106990 A JP 2002106990A JP 2002106990 A JP2002106990 A JP 2002106990A JP 2003301721 A JP2003301721 A JP 2003301721A
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Hideyuki Izumi
秀之 泉
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 建設機械のエンジンルーム内に仕切部材を介
してエンジンを収納するエンジンルームを設け,冷却装
置の清掃,エンジンルームの温度上昇の低減,騒音の漏
洩の低減,コンパクト化について、改良する。 【解決手段】 左右又は上下に並列に配設された冷却装
置を設け、エンジンルーム12のエンジンフロントカバ
ーC1に設けられた冷却空気を流通する開口50を設
け、冷却ファン20による開口50からの冷却空気を自
身の外周方向に変向させるように案内しエンジンカバー
C1と自身の外周との間にできる冷却空気流通路CDを
形成する仕切部材60設け、冷却空気導入流通路CD1
を流れた冷却空気により、冷却空気換気流通路CDE2
の換気開口CE2に負圧を発生させ、エンジンルーム1
2内の雰囲気流体を換気してエンジンルーム12,エン
ジン22を冷却する冷却空気の流通路を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設機械に搭載さ
れる冷却装置を冷却する冷却ファン後方に配設された略
密閉型エンジンルーム内に配設され、上記略密閉型エン
ジンルームを構成するエンジンカバ−と間隙を存して配
設される仕切部材を有し、上記間隙を介して冷却空気を
導入する冷却空気ダクトを設け、上記の冷却装置の清
掃,略密閉型エンジンルームの温度上昇の低減,騒音漏
洩の低減,コンパクト化について、建設機械の機能を有
機的に且つ総体的に改良した建設機械に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械には、例えばダム,トンネル,
道路,上下水道等の土砂の掘削作業や建造物等の解体作
業等を行なう油圧ショベルがある。上記油圧ショベルは
下部走行体,上記下部走行体上に旋回可能に枢支された
上部旋回体,上記上部旋回体の前部に設けられた作業装
置とから構成されている。
【0003】上記の上部旋回体には通常作業機のオペレ
ータ室用のキャブが設けられているが、ミニ油圧ショベ
ルには上記キャブがなくオペレータが着席するシートだ
けのものがある。更に、上部旋回体のフレーム上には、
エンジン,油圧ポンプ,冷却装置,バッテリ,コントロ
ールバルブ,燃料タンク,作動油タンク等が設けられて
いる。
【0004】上記建設機械は、上記下部走行体による走
行,上記上部旋回体による旋回,上記作業装置による掘
削等の作業を行なうが、上記の作業は油圧モータ,油圧
シリンダから構成される油圧アクチュエータによって行
なわれる。又、図13に示したようにエンジン03によ
り作動する上記油圧ポンプ05により油圧が上記アクチ
ュエータに供給されるように構成されている。
【0005】又、エンジン03,ラジエータ06,油圧
ポンプ05,油圧ポンプ05から供給される圧油の方向
を切り換える方向切換弁等の機器は、上記上部旋回体に
配設されている。上記上部旋回体にはカバー01で覆わ
れたエンジンルーム02が設けられ、このエンジンルー
ム02内にはエンジン03が設けられ、エンジン03を
冷却するラジエータ06,作動油を冷却するオイルクー
ラ010,エンジン03の燃焼室に供給する空気を冷却
するインタクーラ08,凝縮器012が配設されてい
る。
【0006】上記のインタクーラ08,オイルクーラ0
10,ラジエータ06,エアコンの凝縮器012は、冷
却水や作動油や凝縮器012の被冷却媒体を冷却するた
めのそれぞれの熱交換器(冷却装置)であり、これらの
複数個の冷却装置R対して冷却空気を流通させて冷却装
置Rの被冷却媒体を冷却するエンジン03や電動機で駆
動される冷却ファン014が配設されている。
【0007】又、エンジンルーム02を構成するカバー
01には、外気を導入する外気導入口01aとエンジン
ルーム02内から上記で導入され冷却装置Rを冷却した
後、更にエンジン03,油圧ポンプ05,方向切換弁等
を冷却し高温になった空気を、冷却ファン014により
外部に排出するための排出口01bとが設けられてい
る。
【0008】そして、エンジンルーム02を構成するカ
バー01の外気の導入口01aから冷却空気を導入し、
エンジンルーム02内を矢印のように空気流が発生して
上記のエンジン03及び油圧ポンプ05,方向切換弁等
を冷却して排出口01bから排出される。一方、図13
に示したようにオイルクーラ010,ラジエータ06の
順に熱交換器が、図14(A)〜(C)に示したように
直列に重合するように配設されている。
【0009】そして、車体中央に設けられる、図示しな
いコントロールバルブから上記それぞれの稼動を行なっ
た高温油をオイルクーラ010に送りオイルクーラ01
0で冷却された低温油が作動油タンクに戻されている。
従って、オイルクーラ010の後方にラジエータ06が
あるため、オイルクーラ010の冷媒用配管は、図14
〜図16のように熱交換器(冷却装置R)であるラジエ
ータ06の側部に跨るように配設され、上記熱交換器R
の側方及び前方にデットスペース(死空間)DS1及び
DS2が生じ上記スペースの有効活用がされていない。
【0010】又、図13,図15,図16の場合にイン
タクーラの配管018,019が図15,図16に示す
ようにオイルクーラ010,ラジエータ06の上部側又
は左右の側部を跨ぐように配設されデッドスペースDS
2,DS3が発生し、上記スペースの有効活用がされて
いない。又、図13に示したようにインタクーラ08が
設けられている場合には、例えば、エンジンルーム02
内に設けられる冷却装置Rに対しての冷却空気の流れ
は、上流側から凝縮器012,インタクーラ08,オイ
ルクーラ010,ラジエータ06の順に流れる。
【0011】又、インタクーラ08は、図13に示した
ようにエンジン03への吸入空気を過給する過給機01
6で圧縮された空気を冷却するためのものであり、この
ためエンジンルーム02の外部にフィルタ装置017が
配設され、これにより塵埃等の侵入が防止されている。
そして、過給機016はエンジン03の排気ガスのエネ
ルギーでタービンを回転させて、吸入空気を圧縮するも
のであり、この圧縮により温度が上昇するので、吸気効
率を向上させるためエンジン03に供給する前に冷却す
る必要がある。
【0012】そして、インタクーラ08が設けられるの
は、この吸入空気を冷却するためのものであり、一般的
に常温で約40〜70℃程度にまで冷却される場合が多
い。又、インタクーラ08の冷却媒体(冷媒)は、他の
熱交換器(冷却装置)よりも低い温度にまで冷却しなけ
ればならない上、オイルクーラ010やラジエータ06
の放熱量が比較的大きいので、インタクーラ08は、図
13,図15,図16に示したように一般に空気流の最
上流側或いはラジエータ06よりも上流側に配設され
る。
【0013】又、過給機016は、図13に示したよう
に上記のようにエンジン03の部位に配置されなければ
ならないことが多いから、過給機016とインタクーラ
08との間及びインタクーラ08とエンジン03との間
には、圧縮空気を流通させる配管018,019が接続
されている。このように、上記冷却装置Rが重合されて
配管される時には、図13〜図16に示したようにイン
タクーラ08の冷媒用配管018,019がインタクー
ラ08がオイルクーラ010,ラジエータ06の上又は
左右の側面を、本実施形態の場合には、図15に示した
ように上部の側面(上記側部)又は図16に示したよう
に左右側面(上記側部)の近傍を跨いで配管されている
が、インタクーラ08の配管018,019(通常、直
径Dの円形配管を適用されている)の直径Dの面積分だ
け、左右の側部の側面近傍の幅方向又は上記上部側面近
傍の高さ方向に、図14(C),図15,図16に示し
たように上記の冷媒用配管018,019を通過させる
ための収容スペース(デッドスペース)が上記の場合の
2倍のDS1及びD2やDS3ができる。
【0014】更に、従来の上記冷却装置の上記冷媒用配
管の配設について詳細に説明すると、図13,図16に
示したようにそれぞれの車幅方向の幅の寸法が増大す
る。図15に示したようにキャブ008とカウンタウエ
イト0010との距離Lが与えられた場合、インタクー
ラの配管がラジエータ06,オイルクーラ010の側面
に配設されると、デットスペースDS2の長さLa(左
右の合計で2Laの長さ)が生じる。
【0015】又、図15,図16に示したようにインタ
クーラ08の上記冷媒用配管018,019をラジエー
タ06又はオイルクーラ010の上部の側部(側面)の
近傍に配設した場合には、インタクーラ08の配管01
8,019の直径DだけデットスペースDS3によりエ
ンジンフードが高くなり、後方視界性や外観(見栄え)
が低下する。
【0016】一方、図15に示した従来装置のエンジン
ルーム02内に配設された冷却装置R,冷却ファン01
4、エンジン03はエンジンルーム02内に開放的に配
設されており、上記冷却装置の前面の全面積が開放さ
れ、その後方に冷却ファン014が配設されているの
で、上記冷却空気の流通騒音や冷却ファン014やエン
ジン03の稼動騒音がエンジンルーム02の外部に、そ
のまま騒音として漏洩している。
【0017】又、過給機016はエンジン03の部位に
配置されなければならないことから、過給機016とイ
ンタクーラ08との間及びインタクーラ08とエンジン
03との間には、圧縮空気を流通させる配管018,0
19が接続されている。上記した熱交換は上記の理由の
ように、例えば凝縮器012,インタクーラ08,オイ
ルクーラ010,ラジエータ06の順に、且つ冷却効率
をあげるため、できるだけ上記熱交換器(冷却装置R)
の各々の相互間を近接するように配設されているが、上
記塵埃の多い作業現場では、凝縮器012,インタクー
ラ08,オイルクーラ010,ラジエータ06に塵埃等
が付着するため、この塵埃等が付着した場合には比較的
頻繁に清掃しなければ上記作業を続行することができな
い。
【0018】又、インタクーラ08,オイルクーラ01
0,ラジエータ06の順に配設されている場合には、上
記油圧ショベルのエンジンルーム02内の狭い空間で
の、特に小旋回機の小型油圧ショベルのエンジンルーム
02内の狭い空間での上記オイルクーラ010の旋回が
困難になる場合も生じる。又インタクーラ08とオイル
クーラ010及びラジエータ06とが重合するように配
設され場合には、インタクーラ08が邪魔になりオイル
クーラ010を清掃することができない。
【0019】そこで、ラジエータ06又はオイルクーラ
010を軽量なアルミ合金製にして容易に上方に引き抜
きインタクーラ08の後方を開けて、インタクーラ08
を、例えばエアージェットのノズルにより清掃し、又上
記で引き抜いたラジエータ06又はオイルクーラ010
を清掃した後、元の部位に戻し装着することもある。
又、インタクーラ08の空気の吸排用の配管の直径が大
きく、一般に上記上部旋回体上にインタクーラ08を固
定的に配設されているので、上記のような作業が必要に
なる。
【0020】又、上記したように、図13に示した従来
の建設機械では上記の冷却装置R,エンジン03,油圧
ポンプ05をエンジンルーム02内に冷却装置Rの広い
冷却空気流通路の面積を有するコアを介して開放的に連
通される冷却空気通路に配設されているので、上記広い
面積からエンジン03,冷却ファン014の騒音が外部
に漏洩され騒音の原因になっている恐れがある。そし
て、この騒音の漏洩を低減するために上記エンジンを密
閉エンジンルーム内に配設すると、密閉エンジンルーム
内の温度の上昇を避けることができない。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の建設機械の作動騒音を低減するために上記エン
ジンを密閉エンジンルーム内に配設すると、密閉エンジ
ンルーム内の温度の上昇を避けることができない。又逆
に上記エンジンを開放的に配設すると温度上昇は低減で
きるが、上記騒音の漏洩は増大してしまう恐れがある。
又上記の冷却装置Rの清掃を怠れば、フィンの目詰まり
により冷却装置Rの冷却空気の流通が減少するので、冷
却効率が落ち、更に上記目詰まりにより冷却空気の流通
が悪くなり流通抵抗が増大し、従って上記冷却空気の流
通騒音が増大し、冷却ファンの回転騒音が増大する恐れ
がある。そして、上記建設機械の過酷な作業ができない
ばかりか、ラジエータ06又はオイルクーラ010の清
掃のため、ラジエータ06又はオイルクーラ010の引
抜き及び装着の作業に工数と時間を要し、結果的に作業
効率が低下すると共に、又上記目詰まりにより更に騒音
の増大の原因になっている恐れがあり、上記したように
冷却装置Rの大型化する恐れがある。
【0022】又、図13,図14に示したようにオイル
クーラ010とラジエータ06とを直列に重合するよう
に配設すると、図14(C)に示したように熱交換器R
の側方及び前方にデットスペースDS1,DS2が生
じ、上記デットスペースDS2には冷媒用配管018が
あるために工具箱を設置する等有効活用ができず、又キ
ャブ008と熱交換器R(オイルクーラ010とラジエ
ータ06)との間の上記デットスペースDS1が生じ冷
却能力の向上のために熱交換器Rの容量を上げるなど、
有効活用ができない。
【0023】又、図15,図16に示したようにインタ
ークーラ018の冷媒用配管018,019をラジエー
タ06又はオイルクーラ010の上方に配設すると、イ
ンタークーラ08の冷媒用配管018,019の直径D
だけデットスペースDS3が生じてエンジンフードが高
くなり,後方視界性及び外観(見栄えが低下する。又、
図15,図16に示したようにラジエータ06又はオイ
ルクーラ010の側方に配設すると、インタークーラ0
8の冷媒用配管018,019の直径Dだけ上記デット
スペースDS2の長さLa(左右両側分で2Laの長さ
が生じ、上記建設の前後方向の長さが長くなり大型化す
る。
【0024】本発明は、上記のような課題に鑑み創案さ
れたもので、上記の複数個の冷却装置を左右又は上下に
並列に配設した冷却装置を効果的に冷却した冷却空気
を、エンジンルームを構成するエンジンフロンカバーの
開口から有機的に効果的に導入して、上記のエンジンフ
ロントカバーと仕切部材との間の間隙で構成される冷却
空気導入流通路を流れた冷却空気をエンジンカバーに設
けられた排出口から排出させ、上記エンジンカバーと上
記仕切部材の外周との間の間隙でできる冷却空気換気流
通路のうちの少なくとも一つの上記冷却空気換気流通路
の換気開口を上記冷却空気導入流通路に開口させること
により上記エンジンルーム,エンジンを冷却する上記冷
却空気の流通路を形成し、上記エンジンの作動騒音,温
度上昇の低減をすると共に、上記冷却装置の清掃がで
き、且つ小型化できるように配設し、上記冷却騒音の低
減と上記建設機械の小型化を行ない、建設機械の機能を
有機的且つ総体的に改良した建設機械を提供することを
目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明の建設機械は、複数個の冷却装置を並列に配設
された冷却装置と、上記冷却装置を冷却する冷却ファン
と、上記冷却装置と間隔を存して配設されエンジンが収
納されるエンジンルームと、上記冷却装置と間隔を存し
て配設され上記エンジンルームを構成するエンジンカバ
ーのエンジンフロントカバーに設けられた冷却空気を流
通する開口と、上記エンジンフロントカバーと上記エン
ジンとの間に上記エンジンフロントカバーと間隔を存し
て配設された仕切部材と、上記冷却ファンによる上記開
口からの冷却空気を上記仕切部材により上記冷却空気の
流通方向と交差する方向に変向させるように導入し、上
記のエンジンフロントカバーと仕切部材との間の間隙で
できる冷却空気導入流通路を介して排出する上記間隙の
間の上記エンジンルームを構成する上記エンジンカバー
に設けられた排出口と、上記エンジンカバーと上記仕切
部材の外周との間にできる冷却空気換気流通路のうちの
少なくとも一つの冷却空気換気流通路の上記冷却空気導
入流通路に対して開口する上記冷却空気換気流通路の換
気開口とを備えたことを特徴としている。
【0026】請求項2記載の本発明の建設機械は、請求
項1記載の構成において、上記の冷却空気換気流通路及
び換気開口の少なくともいずれか一方に設けられ上記エ
ンジンルーム内の雰囲気流体を上記換気開口を介して排
出して換気させる換気ファンを備えたことを特徴として
いる。請求項3記載の本発明の建設機械は、請求項1又
は2記載の構成において、上記エンジンフロントカバー
の開口から流入し上記エンジンフロントカバーと上記仕
切部材との間の上記冷却空気導入流通路に流れた冷却空
気により上記冷却空気換気流通路の換気開口に発生する
負圧及び上記換気ファンの作動のうちの少なくともいず
れか一方により、上記のエンジンルームを構成するエン
ジンアッパカバーと仕切部材との間の間隙にできる上記
冷却空気換気流通路,上記のエンジンルームを構成する
エンジンサイドカバーと仕切部材との間の間隙にできる
冷却空気換気流通路,上記のエンジンルームを構成する
エンジンアンダカバーと仕切部材との間の間隙にできる
冷却空気換気流通路のうちの少なくともいずれか一つの
冷却空気換気流通路から上記エンジンルーム内の雰囲気
流体を換気するように構成されていることを特徴として
いる。
【0027】請求項4記載の本発明の建設機械は、請求
項1〜3のいずれか1項に記載の構成において、上記仕
切部材は上記エンジンルーム内に上記エンジンカバ−と
間隙を存して配設され自身の内面側に上記エンジンを配
設し、上記のエンジンフロントカバーの開口からの冷却
空気を上記冷却空気導入流通路を介して導入し上記排出
口より排出し上記冷却空気換気流通路の換気開口に負圧
を発生させることより上記エンジンルームの雰囲気流体
を換気するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0028】請求項5記載の本発明の建設機械は、請求
項1,3,4のいずれか1項に記載の構成において、上
記仕切部材の外周辺より上記エンジンの側壁に沿って突
出する仕切部材片を備え、上記仕切部材片の内側に上記
エンジンの少なくとも一部を囲繞し、上記エンジンフロ
ントカバーの開口からの冷却空気を上記エンジンフロン
トカバーと上記仕切部材とで構成される上記冷却空気導
入流通路に導入し上記換気開口に負圧を発生させて上記
冷却空気換気流通路の換気開口より上記エンジンルーム
内の雰囲気流体を換気し上記のエンジンルーム,エンジ
ンを冷却するように構成されていることを特徴としてい
る。
【0029】請求項6記載の本発明の建設機械は、請求
項5記載の構成において、上記仕切部材は上記のエンジ
ンルーム内で上記エンジンの少なくとも一部を囲繞する
ようにコ字状又は凹状に構成されていることを特徴とし
ている。請求項7記載の本発明の建設機械は、請求項
1,2,3,6のいずれか1項に記載の構成において、
上記の仕切部材,エンジンカバーのうちの少なくともい
ずれか一方に吸音材が設けられていることを特徴として
いる。
【0030】請求項8記載の本発明の建設機械は、請求
項1〜3,6のいずれか1項に記載の構成において、上
記冷却装置は複数個の冷却装置から構成され上記複数個
の冷却装置のうちの少なくとも一つの冷却装置と上記冷
却ファンとを直列に重合するように配設されたことを特
徴としている。請求項9記載の本発明の建設機械は、請
求項1,3,7,8のいずれか1項に記載の構成におい
て、上記の並列に配設された複数個の冷却装置と、上記
並列に配設された冷却装置のうちのいずれかの冷却装置
へ給排させる冷媒用配管が上記冷却装置の側壁に配設さ
れる配設部が設けられ、上記配設部を通過する上記配管
の少なくとも一部分が扁平状に形成された扁平部と上記
配管の少なくとも一部が没入するように上記配設部に設
けられた窪み部とのうちの少なくともいずれか一方が設
けられていることを特徴としている。
【0031】請求項10記載の本発明の建設機械は、請
求項1,2,3,7,8のいずれか1項に記載の構成に
おいて、上記冷却ファンは軸流ファン又は斜軸流ファン
又は遠心ファンで構成されていることを特徴としてい
る。請求項11記載の本発明の建設機械は、複数個の冷
却装置からなる冷却装置を容易に清掃できる配設構造
と、上記冷却装置の冷却ファンと、上記冷却装置と間隔
を存して配設されたエンジンルームと、上記エンジンル
ームを構成するエンジンフロントカバーに設けられた開
口と、上記開口からの上記冷却空気の流通方向と交差す
る方向に変向させる仕切部材と、上記の仕切部材とエン
ジンカバーとの間隙で構成され上記冷却空気が流通する
冷却空気換気流通路とを備えたことを特徴としている。
【0032】請求項12記載の本発明の建設機械は、請
求項1,3,4,11のいずれか1項に記載の構成にお
いて、上記エンジンルームにエジェクタを設けたことを
特徴としている。請求項13記載の本発明の建設機械
は、請求項12記載の構成において、上記エンジンルー
ムにエジェクタ用の換気ファンを設けたことを特徴とし
ている。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の建設機械を油圧シ
ョベルに適用した場合を示すもので、油圧ショベルの側
面を示す概略側面図、図2は図1の2A−2A線矢視の
平面図を示す概略説明図、図3は図2の矢印3Aを示す
概略説明図、図4は図2に示したエンジンカバーと仕切
部材との間隙で構成される冷却空気ダクトの冷却空気流
通路の平面図を示す拡大概略説明図、図5は図4の立体
斜視図を示すもので、(A)は上記冷却空気流通路を示
す概略斜視説明図、(B)は図5(A)の矢印5Bを示
す概略説明図、図6は図5に示した上記冷却空気換気流
通路を構成する種種の冷却空気換気流通路の組合わせに
よる冷却空気の流れを示す概略説明図であり、(A)は
図5の上記冷却空気換気流通路が上方にのみ設けられる
場合の側面視を示す概略説明図、(B)は図5の上記冷
却空気換気流通路が下方にのみ設けられる場合の側面視
を示す概略説明図、(C)は図5の上記冷却空気換気流
通路を上下の両方に設けたもので、図6(A),(B)
とを組合わせた場合を示す概略説明図、図7は図6と同
様の状態を示す説明図であり、図7(D)は図5の上記
冷却空気流通路が右方にのみに設けられる場合の平面視
を示す概略説明図、図7(E)は図7(D)の上記冷却
空気換気流通路が左右両方に設けられる場合の平面視を
示す概略説明図、図7(F)は図6(A)と図7(D)
の組合わせたもので上記冷却空気換気流通路が上方及び
右方の両方に設けられる場合の前面視を示す概略説明
図、図8は複数個の冷却装置を並列に配設した冷却装置
の斜視図を示すもので、(A)は図3の矢視8Aを示す
拡大略斜視を示す概略説明図、(B)は図8(A)の配
管の扁平部の拡大図を示す概略説明図、図9は図8に示
したオイルクーラ,ラジエータ,インタクーラの同一側
に配設された上記それぞれの冷却媒体給排用の配管の配
設状態を示す概略説明図、図10は図3に示した冷却装
置を示す拡大斜視を示す概略説明図であり、(A)は並
列に配設されたラジエータ,オイルクーラ,インタクー
ラの拡大斜視図を示す概略説明図、(B)は図10
(A)の正面図を示す概略説明図、(C)は図2のキャ
ブ,冷却装置,カウンタウエイトの部位の拡大平面図を
示す概略説明図、図11は上記冷却装置の冷却に遠心フ
ァンを適用した場合の、図3と同様の状態を示す概略説
明図、図12は図3,図11の実施形態にエジェクタを
装着を適用した場合の、図3,図11と同様の状態を示
す概略説明図である。
【0034】図1に示したように、建設機械である、例
えば油圧ショベルPは、上部旋回体2と下部走行体4と
作業装置6とから構成されている。上記の上部旋回体2
の前端部にはオペレータ室用のキャブ8が設けられ、後
端部にはカウンタウエイト10が設けられ、更に上部旋
回体2のフレーム上には、図2,図3に示したように油
圧ショベルPのカウンタウエイト10に於ける前側に冷
却装置室CRと上記冷却空気を自身の内部から吸出して
換気する吸出し式のエンジン22を収容するエンジンル
ーム12が設けられ、本実施形態の場合にはエンジン2
2を略密閉状に収容する略密閉型エンジンルーム12と
が設けられている。
【0035】この略密閉型エンジンルーム12は、略密
閉型に限られるものではなく通常適用されているエンジ
ンの周囲を仕切板等のエンジンカバーで囲繞されるエン
ジンルームであってもよく、その密閉度の割合によって
騒音の漏洩の度合いが相違するが、上記の冷却効率,騒
音の低減を図ることができる。又、図2,図3,図8に
示したように上記の冷却装置室CRは、複数個の冷却装
置Rであるインタクーラ14,オイルクーラ16,ラジ
エータ18を左右方向又は上下方向に並列するように、
本実施形態の場合は油圧ショベルの前後方向に並列する
ように配設された冷却装置Rと適宜必要に応じて設けら
れる凝縮器19とが配設されている。
【0036】この略密閉型エンジンルーム12は、略密
閉型に限られるものではなく通常適用されているエンジ
ンの周囲を仕切板等のエンジンカバーで囲繞されるエン
ジンルームであってもよく、その密閉度の割合によって
騒音の漏洩の度合いが相違するが、上記の冷却効率,騒
音の低減を図ることができる。図2,図8において、上
記の複数個の冷却装置Rのインタクーラ14,オイルク
ーラ16,ラジエータ18が上記前後方向に並列するよ
うに配設された冷却装置Rと適宜必要に応じて設けられ
る凝縮機19とが配設されている。
【0037】そして、図2,図3に示したように冷却装
置室CRは、冷却装置Rと、上記冷却装置Rを冷却する
冷却ファン20とが収納され、冷却空気の流通騒音,冷
却ファン20の稼動騒音の外部への漏洩を低減してい
る。又、冷却ファン20の後方に配設され略密閉される
ように形成されエンジン22が配設される上記した略密
閉型エンジンルーム12が設けられている。図4〜図7
に示したように上記冷却ファン20側の後方に設けられ
上記略密閉型エンジンルーム12を構成するエンジンフ
ロントカバーC1に設けられた冷却空気を流通する開口
50が設けられている。上記冷却ファン20による開口
50からの冷却空気自身の流通方向に対して交差する方
向に変向させるように導入し、上記略密閉型エンジンル
ーム12を構成するエンジンカバーCと上記自身の外周
との間にできるの冷却空気流通路CDが形成される間隙
のうちの少なくとも一つの上記間隙により冷却空気換気
路CDEを構成する仕切部材60とを備えている。上記
仕切部材60は上記略密閉型エンジンルーム12内にエ
ンジンカバ−Cと間隙を存して配設され仕切部材60の
自身の内側に上記エンジン22の少なくとも一部を囲繞
し、上記エンジンフロントカバーC1の開口50からの
冷却空気を上記間隙で形成される冷却空気流通路CDで
ある、冷却空気導入流通路CD1に流し上記冷却空気導
入流通路CD1に対して開口する換気開口に発生する負
圧及び上記冷却空気換気流通路CDEの換気開口CEに
設けられた換気ファン20Kの作動のうちの少なくとも
いずれか一方により換気して上記の略密閉型エンジンル
ーム12,エンジン22等を効果的に冷却することがで
きる。
【0038】又、図3,図5,図8に示したように、上
記エンジンフロントカバーC1の開口50から流入し上
記エンジン22のエンジンフロントカバーC1と仕切部
材60の仕切部材本体60sとの間の冷却空気流通路C
D1に流れた冷却空気は、仕切部材本体60sに当たり
変向され、図5に示したように上記エンジンアッパカバ
ーC2と仕切部材60との間の冷却空気換気流通路CD
Eの一つである冷却空気換気流通路CDE2を構成する
間隙,上記エンジンサイドカバーC3,C4と上記仕切
部材60との間の冷却空気換気流通路CDE3,CDE
4を構成する間隙,上記エンジンアンダカバーC5と仕
切部材60との間の冷却空気換気流通路CDE5を構成
する間隙のうちの少なくともいずれか一つの上記間隙か
らなる冷却空気換気流通路CDEの換気開口が冷却空気
導入流通路CD1に対して開口し、その開口の前面を流
れ,上記換気開口に負圧を発生させ換気開口CEからエ
ンジンルーム内の雰囲気流体を換気し、エンジン22,
過給機32等を冷却するように構成されているものであ
る。
【0039】上記のように本実施形態の場合には、図5
に示したように仕切部材本体60sの上記外周辺であ
る、上辺6U,左右辺6L,6R,下辺6UDとエンジ
ンルーム12のエンジンカバーC1〜C5との間の全て
の上記間隙にできる上記すべての冷却空気流通路CD
(冷却空気導入流通路CD1及び冷却空気換気流通路C
DE(CDE2〜CDE5)によりエンジン22の略全
外周を冷却し、図3に示したように空気導入口1a、換
気口1eから供給された冷却空気は略密閉型エンジンル
ーム12の排出口1dより排出されるように構成されて
いる。
【0040】又、図5に示したように上記の仕切部材6
0の外周辺の上辺6U,左右辺6L,6R,下辺6UD
より上記エンジン22の側壁に沿って突出する仕切部材
片70が設けられる各々のアッパ,左右,アンダの仕切
部材片70U,70L,70R,70UDが設けられて
いる。上記仕切部材片70の内側(内面側)にエンジン
22の少なくとも一部を囲繞し、上記エンジンフロント
カバーC1と仕切部材本体60sとの間の間隙で構成さ
れる冷却空気導入流通路CD1がエンジンアッパカバー
C2に設けられた排出口1dから排出される。この時、
上記換気開口CE(CE2〜CE5)の部位に発生する
負圧により上記エンジンカバーCと仕切部材60との上
記間隙で形成される上記冷却空気換気流通路CDEを介
してエンジンルーム12内の雰囲気流体が吸出されて換
気される、上記の略密閉型エンジンルーム12,エンジ
ン22,過給機32等を冷却する上記冷却空気ダクトD
である流通路より効果的に冷却できる。
【0041】上記実施形態では、図3に示したように空
気導入口1aから供給された冷却空気は、図5(B)示
したように仕切部材本体60sに当たり変向されて上記
前面の換気開口CEに沿って冷却空気導入流通路CD1
を流れ上記の排出口1dから排出されるが、この時冷却
空気導入流通路CD1に開口する上記換気開口CE2の
部位に発生する負圧により、上記の各々の冷却空気導入
通路CD1を介して上記の各々の冷却空気換気流通路C
DE2〜CDE5から吸出されて換気される場合につい
て説明したが、冷却空気通路CDは設計仕様等により設
定される冷却空気換気流通路CDE2〜CDE5の換気
開口CE2〜CE5を適宜必要に応じて適用すればよい
ものである。上記の冷却空気換気流通路CDE2〜CD
E5のうち適宜の組合わせて適用する場合について、冷
却空気換気流通路CDE2〜CDE5の各々の組合せに
よる作用効果の相違について、図6,図7により説明す
る。
【0042】上記の仕切部材60における冷却空気換気
流通路CDE(CDE2〜CDE5)の換気開口CE2〜
CE5の個所を示すもので、図6(A)は上記の略密閉
型エンジンルーム12の側面視であり、図5に示したよ
うに油圧ポンプ24を接続されたエンジン22を収容す
る略密閉型エンジンルーム12のエンジンアッパカバー
C2,エンジンサイドカバーC3,C4,エンジンアン
ダカバーC5,エンジンリアカバーC6,仕切部材60
を有している。
【0043】又、エンジン22の排気管に接続されたマ
フラ38に接続された排気管40はエンジンアッパカバ
ーC2の貫通孔を介して大気中に排出されている。上記
構成において冷却空気ダクトDの冷却空気換気流通路C
DEの換気開口CE2〜CE5)は、上方部のみの換気
開口CE2が開口しているものである。エンジンアッパ
カバーC2は冷却ファン20により取入れられ仕切部材
本体60sの前面側で冷却空気の流通方向と交差する方
向へ変向させ冷却空気を排出させる排出口1dが設けら
れている。従って、冷却ファン20からの冷却空気は上
記のように仕切部材本体60sにより変向され、図6
(A)に示したように矢印Y1のように冷却空気導入流
通路CD1に開口する冷却空気換気流通路CDE2の換
気開口CE2の前面に沿って流れ吸出し、換気開口CE
2に対面する部位に負圧を発生させながら排出される。
【0044】従って、上記の換気開口CE2の開口の部
位に負圧が発生することにより冷却空気換気流通路CD
E2を介してエンジンルーム12内の雰囲気流体は矢印
Y2のように吸出され、必要に応じて設けられる換気口
1eからの空気と換気せしめて矢印Y2のように流れ略
密閉型エンジンルーム12,エンジン22,過給機3
2,マフラ38等を冷却し、又上記換気孔1eはルー
バ,多数の流通孔等で構成される遮音部材DFを介して
上方に設けられた上記の排出口1dから排出される。こ
の遮音部材DFは、図5に示したように上記流通孔EH
が設けられるが,これに限られるものではなく、例えば
多数の流通孔で構成し,その多数の孔の周囲に吸音材を
配設するようにしてもよい。
【0045】又、図6(B)は上記の仕切部材60にお
ける下部の冷却空気換気流通路CDE5の換気開口CE
5の開口個所を示すもので、略密閉型エンジンルーム1
2の側面視であり、油圧ポンプ24を接続されたエンジ
ン22を収容する略密閉型エンジンルーム12のエンジ
ンアッパカバーC2,エンジンサイドカバーC3,C
4,エンジンアンダカバーC5,エンジンリアカバーC
6,仕切部材60を有し、エンジン22の排気管に接続
されたマフラ38に接続された排気管40はエンジンア
ッパカバーC2の貫通孔を介して大気中に排出されてい
る。上記構成において下部冷却空気換気流通路CDE5
の換気開口CE5は下方部のみ開口するものであり、エ
ンジンアンダカバーC5と仕切部材本体60sの下辺6
UDとの間に下部の冷却空気換気流通路CDE5の換気
開口CE5が開口しているものである。
【0046】従って、冷却ファン20からの冷却空気が
仕切部材本体60sにより上記のように変向され、図6
(A)に示したように矢印Y1のように排出口1dから
排出され、矢視Y5のように流れ略密閉型エンジンルー
ム12,エンジン22,過給機32,マフラ38等を効
率よく冷却し上記の遮音部材DFを介して略密閉型エン
ジンルーム12の上部に設けられた排出口1dから排出
される。
【0047】上記のエンジン22の下方は配管等が集ま
っているため流通抵抗が増大して、冷却空気の流通を阻
害しているが、例えば冷却空気を円滑に流すガイド板を
設けて流通抵抗を低減するなど必要に応じて設計仕様に
沿って活用すれば、上記冷却の作用効果を奏することが
できる。又、図6(B)に示したようにエンジンアンダ
カバーC5に上記冷却空気流通路CD1からの冷却空気
を排出する排出口2dを設けた場合を示したが、これは
なくてもよく、排出口2dから排出される冷却空気が地
上にあたり散乱するため、あまり大きくすることはでき
ないが、設計仕様により設定される大きさの排出口2d
にすればよい。
【0048】図6(C)は、図6(A),図6(B)の
場合を組合わせたもので、上記の上部冷却空気換気流通
路CDE2,下部の冷却空気換気流通路CDE5を有す
るもので、上記多量の冷却空気が矢印Y2,Y5のよう
に流れ、略密閉型エンジンルーム12,エンジン22,
過給機32,マフラ38等を冷却して排出口1dから排
出される。この場合には上部の冷却空気換気流通路CD
E2、下部の冷却空気換気流通路CDE5の両方からエ
ンジンルーム12内の雰囲気流体である上記冷却空気が
吸出されるので、上記両方の冷却空気換気流通路CDE
2,CDE5の換気開口CE2,CE5の開口から騒音
の漏洩が大きくなり騒音レベルが上昇するため、上記の
冷却効果と騒音低減との組合わせて有機的に上記双方の
利点を適用すれば所望の効果を得ることができる。
【0049】又、図7(D)は略密閉型エンジンルーム
12の平面視であり、上記の仕切部材60における左部
又は右部の片方のみの冷却空気換気流通路CDE3又は
CDE4の換気開口CE3又はCE4を示すもので、本
実施形態の場合は右部の冷却空気換気流通路CDE4を
有する場合である。上記のように油圧ポンプ24を接続
されたエンジン22を収容する略密閉型エンジンルーム
12のエンジンアッパカバーC2,エンジンサイドカバ
ーC3,C4,エンジンアンダカバーC5,エンジンリ
アカバーC6,仕切部材60を有し、エンジン22の排
気管に接続されたマフラ38に接続された排気管40は
エンジンアッパカバーC2の貫通孔を介して大気中に排
出されている。上記構成において、エンジンサイドカバ
ーC4と仕切部材60の上記外周との間に上部の冷却空
気換気流通路CDE4の換気開口CE4が開口している
ものである。
【0050】従って、冷却ファン20からの冷却空気は
上記のように仕切部材本体60sにより変向され、図6
(A)に示したように矢印Y1のように排出口1dから
排出されると上記換気開口CE4の開口する部位に負圧
が発生するが、図6(A)で説明したと同様にガイド部
60bに案内され矢印Y4のように流れ略密閉型エンジ
ンルーム12,エンジン22,過給機32,マフラ38
等を冷却した冷却空気は上記換気開口CE4により吸出
し換気して排出口1dから排出される。
【0051】又、図7(E)は、略密閉型エンジンルー
ム12の平面視であり、図7(D)の場合の左右の上記
の左部の冷却空気換気流通路CDE3,右部の冷却空気
換気流通路CDE4を有するもので、冷却空気は矢印Y
3,Y4のように流れ、略密閉型エンジンルーム12,
エンジン22,過給機32,マフラ38等を冷却して上
記の排出口1dから排出される。この場合には左部の冷
却空気換気流通路CDEE3,右部の冷却空気換気流通
路CDE4から上記エンジンルーム12内の温度の上昇
した雰囲気流体を吸出されるが、上記両方の左右部の冷
却空気換気流通路CDE3,CDE4の換気開口CE
3,CE4から騒音の漏洩が大きくなり騒音レベルが上
昇するため、後述の仕切部材本体60sから突設される
仕切部材片70によりエンジン22の少なくとも一部が
囲繞されエンジン稼動騒音等の漏洩を減少させることが
できる等、上記の冷却効果と騒音低減との組合わせて有
機的に上記双方の利点を適用すれば所望の効果を得るこ
とができる。
【0052】又、図7(F)は、略密閉型エンジンルー
ム12の前面視であり、図5(B)の冷却空気換気流通
路CDEを構成する上下部・左右の冷却空気換気流通路
CDE2〜CDE5を組合わせる場合で、本実施形態の
場合は上部の冷却空気換気流通路CDE2と右部の冷却
空気換気流通路CDE4とを有するもので、上記のよう
に矢印Y2,Y4のように流れ、略密閉型エンジンルー
ム12,エンジン22,過給機32,マフラ38等を冷
却して上記の排出口1dから排出される。この場合には
上記の上部の冷却空気換気流通路CDE2、右部の冷却
空気換気流通路CDE4から略密閉型エンジンルーム1
2内の温度が上昇した雰囲気流体が吸出されるので、上
記両方の冷却空気換気流通路CDE2,CDE4の換気
開口CE2,CE4からの騒音の漏洩が大きくなり騒音
レベルが上昇するため、上記図6,図7の場合と同様
に、例えば仕切部材片70等を設けることにより、上記
の冷却効果と騒音低減との組合わせを行ない、有機的に
上記双方の利点を適用すれば所望の効果を得ることがで
きる。
【0053】又、上記の本実施形態の場合は上部の冷却
空気換気流通路CDE2と右部の冷却空気換気流通路C
DE4とを有する場合であったが、これに限られるもの
ではなく、例えば上部の冷却空気換気流通路CDE2と
左部の冷却空気換気流通路CDE3とを組合わせる場
合、下部の冷却空気換気流通路CDE5と右部の冷却空
気換気流通路CDE4とを組合せる場合、下部の冷却空
気換気流通路CDE5と左部冷却空気換気流通路CDE
3とを組合せる場合も、上記冷却空気が上記対応する矢
印Y2〜Y5のように流れ、上記の図7(F)に示した
場合と略同様の作用効果を奏することができるものであ
り、更に上部の冷却空気換気流通路CDE2と左・右部
の冷却空気換気流通路CDE3,CDE4との組合わせ
る場合、下部の冷却空気換気流通路CDE5と左・右部
の冷却空気換気流通路CDE3,CDE4との組合わせ
る場合にも、上記冷却空気が上記対応する矢印Y2〜Y
5のように流れ、上記に示した場合と略同様の作用効果
を奏することができる。
【0054】又、本実施形態では仕切部材60は、図5
(A),(B)に一点鎖線で示したようにエンジン22
の少なくとも一部を囲繞する左右の仕切部材片70L,
70Rによりコ字状に構成されたものや、点鎖線で示し
たように仕切部材本体60s,アッパ仕切部材片70
U,左右のサイド仕切部材片70L,70R,アンダ仕
切部材片70UDにより凹状に構成されたものを示した
が、これに限られるものではなく、冷却空気の流れ方向
を変向できるものであればよく、例えば板状のものであ
ってもよい。
【0055】又、図4に示したようにエンジンカバー
C,仕切部材60の表裏の少なくともいずれか一箇所に
上記冷却空気の流通路には吸音材65が設けられ冷却空
気の流通騒音,エンジンの稼動騒音等を吸収して騒音の
低減を図っている。更に、エンジンフロントカバーC1
と仕切部材本体60sとの間の間隙で構成される冷却空
気導入流通路CD1、エンジンアッパカバーC2と仕切
部材60との間の間隙で構成される冷却空気換気流通路
CDE2、エンジンサイドカバーC3,C4と仕切部材
都60との間の間隙で構成される左右部の冷却空気換気
流通路CDE3,CDE4、エンジンアンダカバーC5
と仕切部材60との間の間隙で構成される冷却空気換気
流通路CDE5のうちの少なくともいずれか一つの冷却
空気換気流通路CDEが設けられ略密閉型エンジンルー
ム12,エンジン22を冷却する冷却のための上記の冷
却空気ダクトDを構成している。
【0056】又、上記の略密閉型エンジンルーム12に
連設される冷却装置Rは、本実施形態では、図8に示し
たように、例えばインタクーラ14,オイルクーラ1
6,ラジエータ18が建設機械の前後方向又は左右方
向,上下方向のいずれかの方向に並列に配設されるが,
本実施形態では建設機械の前後方向に配設されている。
そして、図9に示したようにラジエータ18,オイルク
ーラ16,インタクーラ14のそれぞれのアッパタンク
UT及びロア―タンクLTの各々のインレットパイプ1
8i,16i,34i及びアウトレットパイプ18o,
16o,36oは同一側(エンジン側)に配置されてい
る。そしてし配管18pi,18po,16pi,16
po,34pi,36poを設けることにより、反対側
(熱交換器前面側)の作動油の配管が不要となる。
【0057】即ち、図10(C)に示したようにデット
スペースDS2がなくなると、同じスペース内に大型の
熱交換器が設置できるようになり、冷却性能を向上させ
ることができる。又、図10(C)に示したデットスペ
ースDS2がなくなると熱交換器の前が広くなり工具を
設置できるなど利便性を向上する。又同性能の熱交換器
を使用する場合は、デットスペースDS1がなくなるた
め、キャブ8又は作動油タンク又は燃料タンクとカウン
タウエイト10との距離Lを縮小し車体の小型化が可能
になる。
【0058】上記実施形態の上記の略密閉型エンジンル
ーム12は、上記のように構成されているので、図3に
示したようにエンジン22及び冷却ファン20が稼働す
るとカバー1の外気導入口1aから冷却空気が導入され
冷却装置Rであるインタクーラ14,オイルクーラ1
6,ラジエータ18を有機的に且つ効率よく冷却した
後、図3〜図6で説明したように、開口50を介して冷
却空気導入流通路CD1に流れ仕切板60で、上記のよ
うに変向されエンジンアッパカバーC2に設けられた排
出口1dから排出される。
【0059】この時、上記ラジエータ18,オイルクー
ラ16,インタクーラ14,及び適宜設けられる凝縮器
19等は冷却ファン20により効率良く冷却されるが、
例えば特に建造物の解体作業等の作業現場では毎日、場
合によっては一日のうちに複数回、上記冷却装置Rの清
掃を頻繁に行なう必要がある。上記清掃作業を行なう場
合には、上記実施形態の冷却装置Rの構成が役立つもの
である。
【0060】即ち、ラジエータ18,オイルクーラ1
6,インタクーラ14,或いは適宜配設される凝縮器1
9等の複数の冷却装置Rを並列に配列されているので、
オイルクーラ16,ラジエータ18,インタクーラ14
を取付けられているそのままの状態で、直接エアージェ
ットのノズルで吹き飛ばすことによりインタクーラ1
4,オイルクーラ16,ラジエータ18等を容易に清掃
することができる。上記の凝縮器19については、コア
の数も少なく、コアの密度を小さく容量,形状を小型な
ので、図8に示したように並列に配列された冷却装置R
のいずれかと重合するように配設されるものでもよい。
【0061】又、例えばインタクーラ14の配管34,
36は、図8,図9に示したように、上記配管34,3
6の一部を扁平部PLに構成すればコンパクトにするこ
とができる。即ち、この扁平部PLは、図8,図9示し
たように扁平管部55a,55bに形成して、図8
(B)に示したようにこの扁平管部の外形寸法の厚みH
tを略上記の円形状の配管34,36の直径PDよりも
小さくなるように構成されているので、建設機械はコン
パクトに造ることができる。図9においては、図面が複
雑になるので、上記の扁平部PLを有するは配管34,
36が冷却装置Rの上流側を向くように配設された場合
を示しているが、上記冷却装置Rの下流側に向くように
することもできる。
【0062】更に、上記の冷却装置の配管を冷却装置R
の側部に設ける場合には、図8〜図10に示したよう
に、例えば並列に配設した上記の複数個の冷却装置Rの
うちの少なくともいずれか一つの冷却装置の側部に上記
冷却装置へ給排させる冷媒用配管を配設する窪み部Vを
設け、上記の窪み部Vに扁平部PLを取付ければ更にコ
ンパクトにすることができる。
【0063】又、図9に2点鎖線で示した図8(A)の
応用例の場合には、上記したようにラジエータ18の上
方のアッパタンクUTの上部及びロアタンクLTの下部
に上記窪み部Vを設け、この窪み部Vにインタクーラ1
4の配管34,36の扁平管部55a,55bを設け、
高さ方向のデットスペースを低減すると、(1):エン
ジン22の高さが、図8(A)に示した配管34,36
の高さが低減されキャブ後方の視界性が改善される。又
(2):車体全体の外観(見栄え)が向上させることが
できる。又上記扁平管部55a,55bをオイルクーラ
16,ラジエータ18,インタクーラー14,凝縮器1
9の側部(上下,左右の側方のいずれでもよい)に着脱
可能に又は接着材や螺合などにより固定的に配設されて
いる。
【0064】そして、図9に示したように冷却装置の配
管14i,16i,18i,34i及び14o,16
o,18o,36oのそれぞれに連結配管14pi,1
6pi,18pi,34pi及び14po,16po,
18po,36poが接続されバンド等により締結され
ている。又、上記実施形態では、扁平管55a,55b
をインタクーラ14の側部に設けられた配設部Uを通過
する上記配管34,36の一部分を扁平状に設けられた
扁平部PLで構成されたものについて説明したが、図8
(A)に示したように扁平管部55a,55bを使用し
ない場合であっても、上記配設部Uは,図10(A)に
示したように上記配管34,36の少なくとも一部が没
入するように配設するものでもよい。更に、図8に示し
たように扁平管部55a,55bを使用しない場合であ
っても、配管34,36をアッパタンクUT上部の配設
部Uに設けられた窪み部Vに配設すれば、上記実施形態
と同様の作用効果を奏することができる。
【0065】そして、上記の扁平管部55a,55b及
び窪み部Vの両方を適用すれば,上記窪み部Vに上記配
管の扁平管部55a,55bを没入するように配設する
ことができるので、更にコンパクトに構成することがで
きる作用効果を奏することができる。又、本願発明は、
上記複数の冷却装置Rは清掃し易いように並列に設けら
れ、上記配管が偏平部PLを有するように形成され、上
記配設部Uに窪み部V等を適宜組合わせて構成される配
設構造PSを設けて、所望のより効果的な作用効果を奏
することができるものである。
【0066】又、上記冷却ファン20は軸流ファン又は
斜軸流ファン又は遠心ファンを適宜適用することにより
冷却効率を向上させ、コンパクトに構成することができ
る。又、上記遠心ファンに代えて上記斜軸流ファンでも
よく、更に上記軸流ファンでもよく、この場合は上記遠
心方向に案内するガイドを必要に応じて設ければよい。
【0067】又、上記したように、図11に示したシロ
ッコファン20を適用した場合には、シロッコファン2
0のケーシング20Cの端部と仕切部材本体60s端部
との間に上記両端部のいずれか一方からガイド20Gが
設けられ、上記冷却空気はシロッコファン20により導
入された冷却空気の一部は排出口1dから排出され、上
記冷却空気導入流通炉CD1に開口する冷却空気換気流
通路CDEの換気開口CE部分に負圧を発生せしめてエ
ンジンルーム12内の雰囲気流体を換気して排出口1d
から排出して上記冷却を行なうものである。又、図11
に示した変形例の場合には、開口50,冷却空気導入流
通路CD1,仕切板60の存在により冷却ファン20の
稼動騒音を遮断できるので、更に上記騒音の低減を図る
ことができる。
【0068】又、特にマフラからの排気風の風速が大き
く、エジェクタEJの負圧が高い場合には、上記実施形
態において、略密閉型エンジンルーム12に、図12に
示したようにエジェイクタEJを設け、略密閉型エンジ
ンルーム部12内の冷却効果を向上させると共に、上記
略密閉型エンジンルーム12内のエンジン22,油圧ポ
ンプ24から発生する騒音の漏洩を低減することができ
る。
【0069】そして、上記のエジェイクタEJについて
説明すると、エンジン22の排気系において、エンジン
22の排気管40にマフラ38を配設し、このマフラ3
8の排気出口端部40aが配設された上記の略密閉型エ
ンジンルーム12のカバー1を構成するエンジンアッパ
カバーC2(又はエンジンフード兼用)が設けられてい
る。
【0070】又、このエンジンアッパカバーC2の一部
に、外部に排出されるエンジン22の排気圧を用いて略
密閉型エンジンルーム12内の加熱された空気を吸出し
て換気し気外部に排出せしめる、後述する外管と内管と
からなるエジェクタEJを設ければ、略密閉型エンジン
ルーム12,エンジン22等を、更に効果的に冷却し上
記冷却効率を向上することもできる。
【0071】そして、上記のエジェクタEJは、マフラ
38から突出する内管としてのマフラ38から延設され
る排気管40の排気出口端部40aと、この排気出口端
部40aの周囲に間隔を存して上記のエンジンアッパカ
バーC2から排気出口端部40aより長く突出された外
管としての吸出管40Aと、上記の排気出口端部40a
と吸出管40Aとの間に形成され、略密閉型エンジンル
ーム12内の空気を吸出する間隙40cとにより構成さ
れている。
【0072】又、図12に示したように上記のエジェク
タEJは略密閉型エンジンルーム12内の風路EYを介
し反対側の位置する略密閉型エンジンルーム12のエン
ジンアンだカバーC5、必要に応じてスリット状の多数
の吸気口S1を設けて、略密閉型エンジンルーム12内
の換気を促進すれば、上記冷却効率を向上することがで
きる。
【0073】上記の吸気口S1は、略密閉型エンジンル
ーム12外部へのエンジン騒音の漏洩を抑制する騒音抑
制手段NSとしてのルーバSをそれぞれ具備しており、
これらのルーバSは各吸気口S1より切起こして形成さ
れた換気口1eを構成している。又、エンジン22に配
設された排気管40の排気出口端部40aから噴出する
エンジン22排気流の周囲に負圧が生じ吸出間隙40c
が負圧となるので、この負圧によるポンプ作用により、
略密閉型エンジンルーム12内の空気を熱と共に、吸出
して機外に強制的に排出することができる。
【0074】又、図示しないが略密閉型エンジンルーム
12に、エジェクタEJと共に換気ファン、例えば熱発
生源となる加給機32やマフラ38の近傍に、図12に
示したように軸流ファン21Kを適宜に配設し、略密閉
型エンジンルーム12内の換気を促進すれば冷却効率を
向上させることができる。又、図3,図11に示した実
施形態に、更に図12に示したようにエジェクタEJを設
け、設計仕様により上記種々の目的に合わせて決定し、
上記の各冷却,騒音の低減,冷却装置等を更に効果的に
行なうことができる。又、上記のように冷却空気ダクト
Dと冷却装置室CRとによりエンジン22,冷却装置R
を収納するので、図3,図11,図13,図14に示し
たように特にエンジン22,冷却ファン20は仕切部材
60,エンジンカバーC,上記建設機械の外周の側壁等
で覆われるため、上記騒音の低減を効果的に行なうこと
ができる。又、上記換気ファン20k,21kはエンジ
ンルーム12内の雰囲気流体の温度を温度センサTSで
感知して作動するようにすれば効果的な冷却を行なうこ
とができる。
【0075】又、上記実施形態では建設機械に横置きに
搭載される横置型エンジンの場合について説明したが、
これに限られるものではなく、縦置きに搭載される縦置
型エンジンの場合でも上記と同様の作用効果を奏するこ
とができる。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明の建設機械によれば、複数個の冷却装置を並列に配
設した冷却装置と、上記冷却装置を冷却する冷却ファン
と、上記冷却装置と間隔を存して配設されエンジンが収
納されるエンジンルームと、上記冷却装置と間隔を存し
て配設され上記エンジンルームを構成するエンジンカバ
ーのエンジンフロントカバーに設けられた冷却空気を流
通する開口と、上記エンジンフロントカバーと上記エン
ジンとの間に上記エンジンフロントカバーと間隔を存し
て配設された仕切部材と、上記冷却ファンによる上記開
口からの冷却空気を上記仕切部材により上記冷却空気の
流通方向と交差する方向に変向させるように導入し、上
記のエンジンフロントカバーと仕切部材との間の間隙で
できる冷却空気導入流通路を介して排出する上記間隙の
間の上記エンジンルームを構成する上記エンジンカバー
に設けられた排出口と、上記エンジンカバーと上記仕切
部材の外周との間にできる冷却空気換気流通路のうちの
少なくとも一つの冷却空気換気流通路の上記冷却空気導
入流通路に対して開口する冷却空気換気流通路の換気開
口とを備えているので、上記開口から導入された冷却空
気は上記仕切部材で流通方向が変向され冷却空気導入流
通路を介して上記排出口から排出される.この時上記上
記冷却空気換気流通路の換気開口に発生する負圧によ
り、冷却空気換気流通路を介して上記エンジンルーム内
の温度が上昇した雰囲気流体を吸出し上記排出口から排
出させて上記のエンジンルーム,エンジンを効率よく冷
却し、且つ上記仕切部材により稼動騒音,冷却空気の流
通騒音を遮るので、騒音の漏洩を低減することができ
る。
【0077】請求項2記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項1記載の構成において、上記の冷却空気換気
流通路及び換気開口の少なくともいずれか一方に設けら
れ上記エンジンルーム内の雰囲気流体を上記換気開口を
介して排出して換気させる換気ファンを備えているの
で、請求項1の効果に加え、例えば上記雰囲気流体の温
度を感知して上記換気ファンの作動を行なうようにすれ
ば、効果的な冷却と騒音の低減をすることができる。
【0078】請求項3記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項1又は2記載の構成において、上記エンジン
フロントカバーの開口から流入し上記エンジンフロント
カバーと上記仕切部材との間の上記冷却空気導入流通路
に流れた冷却空気により上記冷却空気換気流通路の換気
開口に発生する負圧及び上記換気ファンの作動のうちの
少なくともいずれか一方により、上記のエンジンルーム
を構成するエンジンアッパカバーと仕切部材との間の間
隙にできる上記冷却空気換気流通路,上記のエンジンル
ームを構成するエンジンサイドカバーと仕切部材との間
の間隙にできる冷却空気換気流通路,上記のエンジンル
ームを構成するエンジンアンダカバーと仕切部材との間
の間隙にできる冷却空気換気流通路のうちの少なくとも
いずれか一つの冷却空気換気流通路から上記エンジンル
ーム内の雰囲気流体を換気するように構成されているの
で、請求項1又は2の効果に加え、上記各々の冷却空気
流通路を設計仕様により設定される上記冷却空気流通路
の組合せを選定して、所望の上記冷却効率及び上記騒音
の低減を効果的に達成することができる。
【0079】請求項4記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、上
記仕切部材は上記エンジンルーム内に上記エンジンカバ
−と間隙を存して配設され自身の内面側に上記エンジン
を配設し、上記のエンジンフロントカバーの開口からの
冷却空気を上記冷却空気導入流通路を介して導入し上記
排出口より排出し上記冷却空気換気流通路の換気開口に
負圧を発生させることにより上記エンジンルームの雰囲
気流体を換気するように構成されているので、請求項1
〜3のいずれかの効果に加え、上記のエンジンカバー,
仕切部材により上記エンジンの稼動騒音が上記開口から
漏洩するのを低減させることができる。
【0080】請求項5記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項1,3,4のいずれかに記載の構成におい
て、上記仕切部材の外周辺より上記エンジンの側壁に沿
って突出する仕切部材片を備え、上記仕切部材片の内側
に上記エンジンの少なくとも一部を囲繞し、上記エンジ
ンフロントカバーの開口からの冷却空気を上記エンジン
フロントカバーと上記仕切部材とで構成される上記冷却
空気導入流通路に導入し上記換気開口に負圧を発生させ
て上記冷却空気換気流通路の換気開口より上記エンジン
ルーム内の雰囲気流体を換気し上記のエンジンルーム,
エンジンを冷却するように構成されているので、請求項
1,3,4のいずれかの効果に加え、上記冷却装置を冷
却し上記エンジンルームに流入した冷却空気は上記仕切
部材片で円滑に案内され、上記のエンジンルーム,エン
ジンを冷却した冷却空気を上記エンジンルームに設けら
れた排出口から排出することができ、上記冷却効果を増
大させると共に、上記仕切部材片により囲繞されるの
で、更に騒音の漏洩を低減させることができる。
【0081】請求項6記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項5記載の構成において、上記の仕切部材は上
記エンジンルーム内で上記エンジンの少なくとも一部が
囲繞するようにコ字状又は凹状に構成されているので、
請求項5の効果に加え、上記のコ字状又は凹状の仕切部
材により所望の部位を集中的に冷却し、且つ上記騒音の
漏洩を低減させることができる。
【0082】請求項7記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項1〜3,6のいずれかに記載の構成におい
て、上記の仕切部材,エンジンカバーのうちの少なくと
もいずれか一方に吸音材が設けられているので、請求項
1〜3,6のいずれかの効果に加え、上記のエンジン稼
動騒音や冷却空気の流通騒音を吸収し低騒音の建設機械
を得ることができる。
【0083】請求項8記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項1〜3、6のいずれかに記載の構成におい
て、上記冷却装置は複数個の冷却装置から構成され上記
複数個の冷却装置のうちの少なくとも一つの冷却装置と
上記冷却ファンとを直列に重合するように配設されてい
るので、請求項1〜3,6のいずれかの効果に加え、上
記冷却装置を効率よく冷却した後の上記冷却空気を上記
エンジンフロンカバーの開口から有機的に導入して上記
エンジンルーム,エンジン,過給機等を効果的に冷却
し、上記騒音の低減を図ることができる。
【0084】請求項9記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項1,3,7,8のいずれかに記載の構成にお
いて、上記の並列に配設された複数個の冷却装置と、上
記並列に配設された冷却装置のうちのいずれかの冷却装
置へ給排させる冷媒用配管が上記冷却装置の側壁に配設
される配設部が設けられ、上記配設部を通過する上記配
管の少なくとも一部分が扁平状に形成された扁平部と上
記配管の少なくとも一部が没入するように上記配設部に
設けられた窪み部とのうちの少なくともいずれか一方が
設けられているので、請求項1,3,7,8のいずれか
の効果に加え、上記冷却装置の冷媒用配管の直径が低減
された上記扁平部又は上記窪み部により上記冷却装置の
配設スペースが低減でき,上記建設機械をコンパクトに
構成することができる。
【0085】請求項10記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項1,2,3,7,8のいずれかに記載の構成
において、上記冷却ファンは軸流ファン又は斜軸流ファ
ン又は遠心ファンで構成されているので、請求項1,
2,3,7,8のいずれかの効果に加え、軸流ファン又
は遠心ファンを適宜適用することにより冷却効率を向上
させ、コンパクトに構成することができる。
【0086】請求項11記載の本発明の建設機械によれ
ば、複数個の冷却装置からなる冷却装置を容易に清掃で
きる配設構造と、上記冷却装置の冷却ファンと、上記冷
却装置と間隔を存して配設された略密閉型エンジンルー
ムと、上記略密閉型エンジンルームを構成するエンジン
フロントカバーに設けられた開口と、上記開口からの上
記冷却空気の流通方向と交差する方向に変向させる仕切
部材と、上記の仕切部材とエンジンカバーとの間隙で構
成され上記冷却空気が流通する冷却空気換気流通路とを
備えているので、上記配設手段により上記冷却装置の清
掃を容易にできるようにすると共にし、上記冷却装置を
冷却した上記冷却空気を有機的に配設された上記開口か
ら導入し上記仕切部材で流通方向が変向せしめて、上記
冷却空気流通路を介して上記のエンジンルーム,エンジ
ンを効率よく冷却することができる。更に、上記のエン
ジンカバー,仕切部材により稼動騒音,冷却空気の流通
騒音が遮られ騒音の漏洩を低減することができ、建設機
械をコンパクトに構成することができる。
【0087】請求項12記載の本発明の建設機械によれ
ば、請求項1,3,4,11のいずれかに記載の構成に
おいて、上記略密閉型エンジンルームにエジェクタを設
けたので、請求項1,3,4,11のいずれかの効果に
加え、エジェクタにより上記略密閉型エンジンルーム内
の冷却を効率よく行なうことができる。請求項13記載
の本発明の建設機械によれば、請求項12記載の構成に
おいて、上記エンジンルームにエジェクタ用の換気ファ
ンを設けたので、請求項12の効果に加え、上記換気開
開口に発生する負圧とにより上記エンジンルーム内の冷
却効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる建設機械を油圧ショベルに適用
した場合の実施形態を示す概略側面図である。
【図2】図1の2A−2A線矢視の平面を示す概略説明
図である。
【図3】図2の矢視3Aを示す概略説明図である。
【図4】図2に示したエンジンカバーと仕切部材との間
隙で構成される冷却空気ダクトの冷却空気流通路の平面
図を示す拡大概略説明図である。
【図5】図4の部分を示すもので、(A)は上記冷却空
気流通路の概略斜視説明図、(B)は図5(A)の矢印
5Bの概略説明図である。
【図6】図5に示した上記冷却空気流通路を構成する種
種の冷却空気流通路の組合わせによる冷却空気の流れを
示す概略説明図であり、図6(A)は図3,図5の上記
冷却空気流通路が上方にのみ設けられる場合の側面視を
示す概略説明図、図6(B)は図3の上記冷却空気流通
路が下方にのみ設けられる場合の側面視を示す概略説明
図、図6(C)は上記冷却空気流通路を上下の両方に設
けたもので、図6(A),(B)とを組合わせた場合を
示す概略説明図である。
【図7】図6と同様の状態を示す概略説明図であり、図
7(D)は図5の上記冷却空気流通路が右方にのみに設
けられる場合の平面視を示す概略説明図、図7(E)は
図7(D)の上記冷却空気流通路が左右両方に設けられ
る場合の平面視を示す概略説明図、図7(F)は図6
(A)と図7(D)の組合わせたもので上記冷却空気流
通路が上方及び右方の両方に設けられる場合の前面視を
示す概略説明図である。
【図8】図3の矢視8Aを示す拡大斜視を示すもので、
(A)は左右方向に並列に配設されたインタクーラ,オ
イルクーラ,ラジエータを示す概略斜視説明図、(B)
は図8(A)の配管の扁平部の拡大図を示す概略説明図
である。
【図9】図8(A)に示したオイルクーラ,ラジエー
タ,インタクーラの同一側に配設された上記それぞれの
冷却媒体給排用配管の配設状態を示す概略説明図であ
る。
【図10】図3に示した冷却装置を示す拡大斜視を示す
概略説明図であり、(A)は並列に配設されたラジエー
タ,オイルクーラ,インタクーラとの拡大斜視図を示す
概略説明図、(B)は図10(A)の正面図を示す概略
説明図、(C)は図2のキャブ,冷却装置,カウンタウ
エイトの部位を示す概略拡大平面図である。
【図11】上記冷却装置の冷却に遠心ファンを適用した
場合の、図3と同様の状態を示す概略説明図である。
【図12】図3,図11の実施形態にエジェクタを装着
を適用した場合の、図3,図11と同様の状態を示す概
略説明図である。
【図13】従来油圧ショベルのエンジンルームの縦断面
を示す概略説明図である。
【図14】図13の冷却装置の拡大斜視を示すもので、
(A)は上記冷却装置のラジエータ及びオイルクーラを
配設した場合の斜視を示す概略説明図、(B)は図14
(A)の正面を示す概略説明図、(C)は図14(B)
の平面図を示す概略説明図である。
【図15】その他の従来例を示す、図14(A)と同様
の状態を示す冷却装置の拡大斜視を示す概略説明図であ
る。
【図16】図15の変形例を示す概略説明図である。
【符号の説明】
1 カバー 1a 空気導入口 1d 排出口 1e 換気口 2 上部旋回体 4 下部走行体 6 作業装置 10 カウンタウエイト 12 略密閉型エンジンルーム 14 インタクーラ 16 オイルクーラ 18 ラジエータ 18a 仕切 19 凝縮器 20 冷却ファン 22 エンジン 24 油圧ポンプ 32 過給機 38 マフラ 40 排気管 50 開口 55 扁平管 55a 扁平管部 55b 扁平管部 60 仕切部材 60s 仕切部材本体 70L 左部仕切部材片 70R 右部仕切部材片 70U アッパ仕切部材片 70UD アンダ仕切部材片 BK ブラッケト BK1 ボルト BK2 ナット C エンジンカバー D 冷却空気ダクト CD 冷却空気流通路 CD1 冷却空気導入流通路 C 冷却空気換気流通路 CDE2〜CD5冷却空気換気流通路 CE 換気開口 PL 扁平部 R 冷却装置 U 配設部 V 窪み部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の冷却装置を並列に配設した冷却
    装置と、上記冷却装置を冷却する冷却ファンと、上記冷
    却装置と間隔を存して配設されエンジンが収納されるエ
    ンジンルームと、上記冷却装置と間隔を存して配設され
    上記エンジンルームを構成するエンジンカバーのエンジ
    ンフロントカバーに設けられた冷却空気を流通する開口
    と、上記エンジンフロントカバーと上記エンジンとの間
    に上記エンジンフロントカバーと間隔を存して配設され
    た仕切部材と、上記冷却ファンによる上記開口からの冷
    却空気を上記仕切部材により上記冷却空気の流通方向と
    交差する方向に変向させるように導入し、上記のエンジ
    ンフロントカバーと仕切部材との間の間隙でできる冷却
    空気導入流通路を介して排出する上記間隙の間の上記エ
    ンジンルームを構成する上記エンジンカバーに設けられ
    た排出口と、上記エンジンカバーと上記仕切部材の外周
    との間にできる冷却空気換気流通路のうちの少なくとも
    一つの冷却空気換気流通路の上記冷却空気導入流通路に
    対して開口する上記冷却空気換気流通路の換気開口とを
    備えたことを特徴する、建設機械。
  2. 【請求項2】 上記の冷却空気換気流通路及び換気開口
    の少なくともいずれか一方に設けられ上記エンジンルー
    ム内の雰囲気流体を上記換気開口を介して排出して換気
    させる換気ファンを備えたことを特徴とする、請求項1
    記載の建設機械。
  3. 【請求項3】 上記エンジンフロントカバーの開口から
    流入し上記エンジンフロントカバーと上記仕切部材との
    間の上記冷却空気導入流通路に流れた冷却空気により上
    記冷却空気換気流通路の換気開口に発生する負圧及び上
    記換気ファンの作動のうちの少なくともいずれか一方に
    より、上記のエンジンルームを構成するエンジンアッパ
    カバーと仕切部材との間の間隙にできる上記冷却空気換
    気流通路,上記のエンジンルームを構成するエンジンサ
    イドカバーと仕切部材との間の間隙にできる冷却空気換
    気流通路,上記のエンジンルームを構成するエンジンア
    ンダカバーと仕切部材との間の間隙にできる冷却空気換
    気流通路のうちの少なくともいずれか一つの冷却空気換
    気流通路から上記エンジンルーム内の雰囲気流体を換気
    するように構成されていることを特徴とする、請求項1
    又は2記載の建設機械。
  4. 【請求項4】 上記仕切部材は上記エンジンルーム内に
    上記エンジンカバ−と間隙を存して配設され自身の内面
    側に上記エンジンを配設し、上記のエンジンフロントカ
    バーの開口からの冷却空気を上記冷却空気導入流通路を
    介して導入し上記排出口より排出し上記冷却空気換気流
    通路の換気開口に負圧を発生させることにより上記エン
    ジンルームの雰囲気流体を換気するように構成されてい
    ることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の建設機械。
  5. 【請求項5】 上記仕切部材の外周辺より上記エンジン
    の側壁に沿って突出する仕切部材片を備え、上記仕切部
    材片の内側に上記エンジンの少なくとも一部を囲繞し、
    上記エンジンフロントカバーの開口からの冷却空気を上
    記エンジンフロントカバーと上記仕切部材とで構成され
    る上記冷却空気導入流通路に導入し上記換気開口に負圧
    を発生させて上記冷却空気換気流通路の換気開口より上
    記エンジンルーム内の雰囲気流体を換気し上記のエンジ
    ンルーム,エンジンを冷却するように構成されているこ
    とを特徴とする、請求項1,3,4のいずれか1項に記
    載の建設機械。
  6. 【請求項6】 上記仕切部材は上記のエンジンルーム内
    で上記エンジンの少なくとも一部を囲繞するようにコ字
    状又は凹状に構成されていることを特徴とする、請求項
    5記載の建設機械。
  7. 【請求項7】 上記の仕切部材,エンジンカバーのうち
    の少なくともいずれか一方に吸音材が設けられているこ
    とを特徴とする、請求項1〜3,6のいずれか1項に記
    載の建設機械。
  8. 【請求項8】 上記冷却装置は複数個の冷却装置から構
    成され上記複数個の冷却装置のうちの少なくとも一つの
    冷却装置と上記冷却ファンとを直列に重合するように配
    設されたことを特徴とする、請求項1〜3,6のいずれ
    か1項に記載の建設機械。
  9. 【請求項9】 上記の並列に配設された複数個の冷却装
    置と、上記並列に配設された冷却装置のうちのいずれか
    の冷却装置へ給排させる冷媒用配管が上記冷却装置の側
    壁に配設される配設部が設けられ、上記配設部を通過す
    る上記配管の少なくとも一部分が扁平状に形成された扁
    平部と上記配管の少なくとも一部が没入するように上記
    配設部に設けられた窪み部とのうちの少なくともいずれ
    か一方が設けられていることを特徴とする、請求項1,
    3,7,8のいずれか1項に記載の建設機械。
  10. 【請求項10】 上記冷却ファンは軸流ファン又は斜軸
    流ファン又は遠心ファンで構成されていることを特徴と
    する、請求項1,2,3,7,8のいずれか1項に記載
    の建設機械。
  11. 【請求項11】 複数個の冷却装置からなる冷却装置を
    容易に清掃できる配設構造と、上記冷却装置の冷却ファ
    ンと、上記冷却装置と間隔を存して配設されたエンジン
    ルームと、上記エンジンルームを構成するエンジンフロ
    ントカバーに設けられた開口と、上記開口からの上記冷
    却空気の流通方向と交差する方向に変向させる仕切部材
    と、上記の仕切部材とエンジンカバーとの間隙で構成さ
    れ上記冷却空気が流通する冷却空気換気流通路とを備え
    たことを特徴とする、建設機械。
  12. 【請求項12】 上記エンジンルームにエジェクタを設
    けたことを特徴とする、請求項1,3,4,11のいず
    れか1項に記載の建設機械。
  13. 【請求項13】 上記エンジンルームにエジェクタ用の
    換気ファンを設けたことを特徴とする、請求項12記載
    の建設機械。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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