JP2003300441A - 車両の後方映像表示装置 - Google Patents
車両の後方映像表示装置Info
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- JP2003300441A JP2003300441A JP2002108749A JP2002108749A JP2003300441A JP 2003300441 A JP2003300441 A JP 2003300441A JP 2002108749 A JP2002108749 A JP 2002108749A JP 2002108749 A JP2002108749 A JP 2002108749A JP 2003300441 A JP2003300441 A JP 2003300441A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ディスプレイ表示に気を取られずに車両操作
が可能な後方映像表示装置を提供する。 【解決手段】 車両の切り返し操作中に、リバース位置
の解除を検出すると同時にディスプレイ３における表示
を後方映像表示１４から通常画面表示１３に切り換える
のではなく、所定の間は後方映像表示１４を継続する後
方映像表示装置において、前方カメラ６が車両前方の障
害物情報１２を検出した場合には、直ちに後方映像表示
１４を通常画面表示１３に切り換える。
が可能な後方映像表示装置を提供する。 【解決手段】 車両の切り返し操作中に、リバース位置
の解除を検出すると同時にディスプレイ３における表示
を後方映像表示１４から通常画面表示１３に切り換える
のではなく、所定の間は後方映像表示１４を継続する後
方映像表示装置において、前方カメラ６が車両前方の障
害物情報１２を検出した場合には、直ちに後方映像表示
１４を通常画面表示１３に切り換える。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の後方映像表
示装置に関する。
示装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】車両に設置される後方映像表示装置は、
リアビューシステムとも呼ばれ、車両後部に設置された
カメラ等によりとらえた車両後方の映像を車内に設置さ
れたディスプレイに表示させる装置である。一般に後方
映像を表示させるタイミングとしては、変速機のシフト
位置をリバース位置（後退操作）にしているときに、デ
ィスプレイに後方映像を表示し、リバース位置から解除
したときに、後方映像の表示を中止し通常の画面に戻す
ことにより、車両を後退させたいときに後方映像がディ
スプレイに表示されるようになっている。これにより、
ドライバーは車両後方の状況を視覚により認識しながら
運転することができるため、車庫入れ運転等の際の車両
の操作性を向上させることができる。
リアビューシステムとも呼ばれ、車両後部に設置された
カメラ等によりとらえた車両後方の映像を車内に設置さ
れたディスプレイに表示させる装置である。一般に後方
映像を表示させるタイミングとしては、変速機のシフト
位置をリバース位置（後退操作）にしているときに、デ
ィスプレイに後方映像を表示し、リバース位置から解除
したときに、後方映像の表示を中止し通常の画面に戻す
ことにより、車両を後退させたいときに後方映像がディ
スプレイに表示されるようになっている。これにより、
ドライバーは車両後方の状況を視覚により認識しながら
運転することができるため、車庫入れ運転等の際の車両
の操作性を向上させることができる。
【０００３】しかし、前述したような後方映像表示装置
では、後退しているときのみ後方映像を表示するため、
車庫入れ運転等のときの視認性は未だ十分ではない。す
なわち、車庫入れ運転等のような切り返し操作を行うと
きには、前進操作と後退操作を短時間のうちに繰り返し
行うため、ディスプレイでは通常の画面と後方映像とが
目まぐるしく切り換わって表示されることになり、視認
性が十分でなくなる。
では、後退しているときのみ後方映像を表示するため、
車庫入れ運転等のときの視認性は未だ十分ではない。す
なわち、車庫入れ運転等のような切り返し操作を行うと
きには、前進操作と後退操作を短時間のうちに繰り返し
行うため、ディスプレイでは通常の画面と後方映像とが
目まぐるしく切り換わって表示されることになり、視認
性が十分でなくなる。
【０００４】これに対し、ディスプレイに表示される後
方映像の視認性を向上させる技術として、特開平１１−
２４５７２３号公報に記載された技術がある。同公報に
は、変速機のシフト位置がリバース位置であると検出し
ている間はディスプレイに後方映像を表示させると共
に、リバース位置の解除を検出しても解除されてからの
時間もしくは車速のいずれか一方が所定値に達するまで
は「切り返し走行中」と判断して後方映像の表示を維持
し、解除されてからの時間もしくは車速のいずれか一方
が所定値に達したときに後方映像の表示を中止すること
により、後方映像の視認性を向上させる技術が開示され
ている。
方映像の視認性を向上させる技術として、特開平１１−
２４５７２３号公報に記載された技術がある。同公報に
は、変速機のシフト位置がリバース位置であると検出し
ている間はディスプレイに後方映像を表示させると共
に、リバース位置の解除を検出しても解除されてからの
時間もしくは車速のいずれか一方が所定値に達するまで
は「切り返し走行中」と判断して後方映像の表示を維持
し、解除されてからの時間もしくは車速のいずれか一方
が所定値に達したときに後方映像の表示を中止すること
により、後方映像の視認性を向上させる技術が開示され
ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報に記載された技術では、リバース位置が解除され車両
が前進しているときでも、リバース位置が解除されてか
らの時間もしくは車速のいずれか一方が所定値に達する
までは常に後方映像の表示を維持する。このため、前方
に車両等の障害物がある場合に、ドライバーがディスプ
レイに表示された後方映像に気を取られ、この障害物の
発見が遅れるおそれがある。
報に記載された技術では、リバース位置が解除され車両
が前進しているときでも、リバース位置が解除されてか
らの時間もしくは車速のいずれか一方が所定値に達する
までは常に後方映像の表示を維持する。このため、前方
に車両等の障害物がある場合に、ドライバーがディスプ
レイに表示された後方映像に気を取られ、この障害物の
発見が遅れるおそれがある。
【０００６】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、ディスプレイの表示に気を取られることなく運転操
作を行えるようにした後方映像表示装置を提供すること
を目的とする。
で、ディスプレイの表示に気を取られることなく運転操
作を行えるようにした後方映像表示装置を提供すること
を目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１に係る発明では、シフト位置がリバース位
置にあるか否かを検出するシフト位置検出手段と、車両
の後方映像を検出する後方映像検出手段と、前記後方映
像を表示する後方映像表示手段と、シフト位置がリバー
ス位置であると検出したとき、後方映像を表示すると共
に、リバース位置の解除を検出したとき、後方映像の表
示を所定時間継続した後に中止する後方映像表示制御手
段とを有する後方映像表示装置において、車両前方の障
害物を検出する前方障害物検出手段と、リバース位置の
解除を検出し、かつ前記障害物を検出したときに、後方
映像の表示を禁止する後方映像表示禁止手段とを備え付
けた。これにより、車庫入れ等の切り返し操作中に前方
の障害物がある場合でも障害物の発見を素早く行うこと
ができ、安全性を向上させることができる。
め、請求項１に係る発明では、シフト位置がリバース位
置にあるか否かを検出するシフト位置検出手段と、車両
の後方映像を検出する後方映像検出手段と、前記後方映
像を表示する後方映像表示手段と、シフト位置がリバー
ス位置であると検出したとき、後方映像を表示すると共
に、リバース位置の解除を検出したとき、後方映像の表
示を所定時間継続した後に中止する後方映像表示制御手
段とを有する後方映像表示装置において、車両前方の障
害物を検出する前方障害物検出手段と、リバース位置の
解除を検出し、かつ前記障害物を検出したときに、後方
映像の表示を禁止する後方映像表示禁止手段とを備え付
けた。これにより、車庫入れ等の切り返し操作中に前方
の障害物がある場合でも障害物の発見を素早く行うこと
ができ、安全性を向上させることができる。
【０００８】前記車両前方の障害物とは、自車以外の車
両、人間、建造物等が挙げられ、前記前方障害物検出手
段とは、ＣＣＤカメラ、レーザセンサー、ミリ波レーダ
等が挙げられる。
両、人間、建造物等が挙げられ、前記前方障害物検出手
段とは、ＣＣＤカメラ、レーザセンサー、ミリ波レーダ
等が挙げられる。
【０００９】また、請求項２に係る発明では、請求項１
において、前記所定時間を、リバース位置の解除を検出
したときから一定時間が経過するまでの時間とリバース
位置の解除を検出したときから車両が所定速度になるま
での時間とのいずれか短い方の時間とした。
において、前記所定時間を、リバース位置の解除を検出
したときから一定時間が経過するまでの時間とリバース
位置の解除を検出したときから車両が所定速度になるま
での時間とのいずれか短い方の時間とした。
【００１０】前記一定時間とは、切り返し操作における
前進及び後退操作の切換の間隔を参考にして予め設定さ
れる時間（数十秒程度）であり、前記所定速度とは、切
り返し操作時における一般的な運転速度を参考にして予
め設定される速度（約１０ｋｍ／ｈ程度）である。
前進及び後退操作の切換の間隔を参考にして予め設定さ
れる時間（数十秒程度）であり、前記所定速度とは、切
り返し操作時における一般的な運転速度を参考にして予
め設定される速度（約１０ｋｍ／ｈ程度）である。
【００１１】すなわち、請求項２に係る後方映像表示制
御手段とは、リバース位置の解除を検出してから一定時
間が経過するか、または車両の速度が所定速度を越える
までは、後方映像表示を継続し、前記どちらかの条件が
満たされたときは、後方映像表示を通常の画面表示に戻
す機能である。
御手段とは、リバース位置の解除を検出してから一定時
間が経過するか、または車両の速度が所定速度を越える
までは、後方映像表示を継続し、前記どちらかの条件が
満たされたときは、後方映像表示を通常の画面表示に戻
す機能である。
【００１２】また、請求項３に係る発明では、請求項１
又は請求項２において、ドライバーの注意を喚起する警
報手段を更に備え、前記後方映像表示禁止手段により後
方映像の表示を禁止すると共に前記警報手段によりドラ
イバーの注意を喚起するようにした。これにより、車庫
入れ等の切り返し操作中に前方の障害物がある場合でも
障害物の発見をより素早く行うことができ、安全性を向
上させることができる。
又は請求項２において、ドライバーの注意を喚起する警
報手段を更に備え、前記後方映像表示禁止手段により後
方映像の表示を禁止すると共に前記警報手段によりドラ
イバーの注意を喚起するようにした。これにより、車庫
入れ等の切り返し操作中に前方の障害物がある場合でも
障害物の発見をより素早く行うことができ、安全性を向
上させることができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の好適
な実施例を例示的に詳しく説明する。図１は、本発明の
実施例に係る後方映像表示装置を備えた車両の概略平面
図である。図２は、前記後方映像表示装置を制御するブ
ロックの構成図である。
な実施例を例示的に詳しく説明する。図１は、本発明の
実施例に係る後方映像表示装置を備えた車両の概略平面
図である。図２は、前記後方映像表示装置を制御するブ
ロックの構成図である。
【００１４】図１に示すように、車両１の後部には後方
映像検出手段である後方カメラ２が設置され、後方カメ
ラ２により検出された後方映像はダッシュボード上に設
置された後方映像表示手段であるディスプレイ３に表示
される。これにより、ドライバーが車両後方の状況を視
認できるようになっている。当該後方映像を表示するタ
イミングは、変速レバー５から得られるシフト位置及び
図示しない車両センサ９から得られる車両速度に関する
情報と、車両１の前部に設置された前方障害物検出手段
である前方カメラ６から得られる車両前方の障害物に関
する情報とに基づいて、リアビューコントローラ４によ
り制御される。更に、警報手段である警報器７がダッシ
ュボード上に設置され、車両前方に障害物があるとき、
車両乗員にブザー音や音声により警告するようになって
いる。なお、ディスプレイ３は後方映像表示手段として
の機能のみでなく、ナビゲーションやテレビ等の通常の
画面を表示する機能も有する装置である。
映像検出手段である後方カメラ２が設置され、後方カメ
ラ２により検出された後方映像はダッシュボード上に設
置された後方映像表示手段であるディスプレイ３に表示
される。これにより、ドライバーが車両後方の状況を視
認できるようになっている。当該後方映像を表示するタ
イミングは、変速レバー５から得られるシフト位置及び
図示しない車両センサ９から得られる車両速度に関する
情報と、車両１の前部に設置された前方障害物検出手段
である前方カメラ６から得られる車両前方の障害物に関
する情報とに基づいて、リアビューコントローラ４によ
り制御される。更に、警報手段である警報器７がダッシ
ュボード上に設置され、車両前方に障害物があるとき、
車両乗員にブザー音や音声により警告するようになって
いる。なお、ディスプレイ３は後方映像表示手段として
の機能のみでなく、ナビゲーションやテレビ等の通常の
画面を表示する機能も有する装置である。
【００１５】図２により、前記後方映像表示装置８の機
能を従来技術と比較しながら説明する。従来の後方映像
表示装置の機能は本実施例に係る後方映像表示装置８に
含まれるため、図２の一部を用いて従来の後方映像表示
装置を説明する。従来の後方映像表示装置は、リアビュ
ーコントローラ４が変速レバー５から出力されるシフト
位置の情報（リバース位置か否か）を判断し、ディスプ
レイ３に、後方カメラ２により得られる後方映像１１を
表示する（後方映像表示１４）か、通常画面を表示する
（通常画面表示１３）かを選択することを主な機能とし
た装置である。更に、後方映像表示１４の状態から通常
画面表示１３に戻す場合には、リバース位置が解除され
てから直ちに通常画面表示１３に戻すのではなく、車両
速度が所定速度に達するか、またはリバース位置が解除
されてからの時間（タイマ１５によりカウントされる）
が一定時間に達するまで後方映像表示１４を継続する機
能も備えている。
能を従来技術と比較しながら説明する。従来の後方映像
表示装置の機能は本実施例に係る後方映像表示装置８に
含まれるため、図２の一部を用いて従来の後方映像表示
装置を説明する。従来の後方映像表示装置は、リアビュ
ーコントローラ４が変速レバー５から出力されるシフト
位置の情報（リバース位置か否か）を判断し、ディスプ
レイ３に、後方カメラ２により得られる後方映像１１を
表示する（後方映像表示１４）か、通常画面を表示する
（通常画面表示１３）かを選択することを主な機能とし
た装置である。更に、後方映像表示１４の状態から通常
画面表示１３に戻す場合には、リバース位置が解除され
てから直ちに通常画面表示１３に戻すのではなく、車両
速度が所定速度に達するか、またはリバース位置が解除
されてからの時間（タイマ１５によりカウントされる）
が一定時間に達するまで後方映像表示１４を継続する機
能も備えている。
【００１６】一方、本実施例に係る後方映像表示装置８
には、前方カメラ６と警報器７とが更に設けられてお
り、前述する従来の機能に加え更に以下の機能を有す
る。すなわち、後方映像表示装置８は、前方カメラ６が
検出する障害物情報１２をリアビューコントローラ４に
出力し、当該出力が行われたときには、前述した後方映
像表示１４が継続されているときでも通常画面表示１３
に切り換えるとともに警報器７を作動させる機能をも有
している。
には、前方カメラ６と警報器７とが更に設けられてお
り、前述する従来の機能に加え更に以下の機能を有す
る。すなわち、後方映像表示装置８は、前方カメラ６が
検出する障害物情報１２をリアビューコントローラ４に
出力し、当該出力が行われたときには、前述した後方映
像表示１４が継続されているときでも通常画面表示１３
に切り換えるとともに警報器７を作動させる機能をも有
している。
【００１７】図３は、本実施例に係る後方映像表示装置
のリアビューコントローラによる制御動作を示したフロ
ーチャートである。以下、リアビューコントローラ４に
よる制御動作を図３に基づいて具体的に説明する。
のリアビューコントローラによる制御動作を示したフロ
ーチャートである。以下、リアビューコントローラ４に
よる制御動作を図３に基づいて具体的に説明する。
【００１８】図３に示すように、まず、ステップＳ１で
は、ディスプレイ３に通常画面表示１３を行う。次にス
テップＳ２では、リバース位置を選択しているか否かを
判断し、リバース位置が選択されていなければステップ
Ｓ１に戻る。すなわち、ステップＳ２では、変速レバー
５からシフト位置検出手段により検出されるシフト位置
を判断し、リバース位置でなければステップＳ１に戻
る。これにより、切り返し操作以外の通常の走行状態に
おいて、シフト位置がリバース位置とならない限りディ
スプレイ３に通常画面表示１３を行う。
は、ディスプレイ３に通常画面表示１３を行う。次にス
テップＳ２では、リバース位置を選択しているか否かを
判断し、リバース位置が選択されていなければステップ
Ｓ１に戻る。すなわち、ステップＳ２では、変速レバー
５からシフト位置検出手段により検出されるシフト位置
を判断し、リバース位置でなければステップＳ１に戻
る。これにより、切り返し操作以外の通常の走行状態に
おいて、シフト位置がリバース位置とならない限りディ
スプレイ３に通常画面表示１３を行う。
【００１９】一方、ステップＳ２において、リバース位
置が選択された場合、ステップＳ３に進み、ディスプレ
イ３に後方映像表示１４を行う。すなわち、ステップＳ
３において、後方映像検出手段である後方カメラ２によ
り検出される後方映像１１をディスプレイ３に表示（後
方映像表示１４）する。次に、ステップＳ４では、リバ
ース位置が解除されているか否かを判断し、リバース位
置が解除されていなければステップＳ３に戻る。これに
より、ドライバーが車両１を後退させるためシフト位置
をリバース位置にしているときには、常に後方映像表示
１４を行う。
置が選択された場合、ステップＳ３に進み、ディスプレ
イ３に後方映像表示１４を行う。すなわち、ステップＳ
３において、後方映像検出手段である後方カメラ２によ
り検出される後方映像１１をディスプレイ３に表示（後
方映像表示１４）する。次に、ステップＳ４では、リバ
ース位置が解除されているか否かを判断し、リバース位
置が解除されていなければステップＳ３に戻る。これに
より、ドライバーが車両１を後退させるためシフト位置
をリバース位置にしているときには、常に後方映像表示
１４を行う。
【００２０】一方、ステップＳ４において、リバース位
置が解除された場合、すなわち、車両１を後退させてい
る状態から、リバース位置を解除し車両１を前進させる
場合、ステップＳ５以降の制御動作を行う。
置が解除された場合、すなわち、車両１を後退させてい
る状態から、リバース位置を解除し車両１を前進させる
場合、ステップＳ５以降の制御動作を行う。
【００２１】ステップＳ５では、車両１の前方に障害物
があるか否かの判断を行う。すなわち、前方障害物検出
手段である前方カメラ６により障害物情報１２が検出さ
れたか否かを判断する。ここで、前方に障害物があるこ
とを検出した場合、ステップＳ６において警報手段であ
る警報器７を作動させ注意警報を行うと共に、ステップ
Ｓ１に戻り、ディスプレイ４を後方映像表示１４から通
常画面表示１３に切り換える。本実施例においては、通
常画面表示１３に切り換えるようにしているが、他には
警告文字等を表示させてもよい。
があるか否かの判断を行う。すなわち、前方障害物検出
手段である前方カメラ６により障害物情報１２が検出さ
れたか否かを判断する。ここで、前方に障害物があるこ
とを検出した場合、ステップＳ６において警報手段であ
る警報器７を作動させ注意警報を行うと共に、ステップ
Ｓ１に戻り、ディスプレイ４を後方映像表示１４から通
常画面表示１３に切り換える。本実施例においては、通
常画面表示１３に切り換えるようにしているが、他には
警告文字等を表示させてもよい。
【００２２】これにより、前方に障害物があると判断さ
れたときは、すぐさま後方映像表示が解除されると共に
警告が行われるため、ドライバーは素早く障害物を発見
することができ、安全性が向上される。
れたときは、すぐさま後方映像表示が解除されると共に
警告が行われるため、ドライバーは素早く障害物を発見
することができ、安全性が向上される。
【００２３】一方、ステップＳ５において、前方に障害
物がないと判断した場合は、ステップＳ７に進み、リバ
ース位置が解除されてから所定時間以内か否かを判断す
る。すなわち、リバース位置が解除されたという情報が
シフト位置検出手段として機能する変速レバー５から検
出されたときから、タイマ１５が作動し予め設定された
所定時間と比較する。そして、リバース位置が解除され
てから所定時間以内であればステップＳ８に進む一方、
リバース位置が解除されてから所定時間を越えた場合は
ステップＳ１に戻り、ディスプレイ３に通常画面表示１
３を行う。また、ステップＳ８では、車両速度が所定速
度以下か否かを判断する。すなわち、車速センサ９から
車両速度を検出し、予め設定された所定速度との比較を
行う。
物がないと判断した場合は、ステップＳ７に進み、リバ
ース位置が解除されてから所定時間以内か否かを判断す
る。すなわち、リバース位置が解除されたという情報が
シフト位置検出手段として機能する変速レバー５から検
出されたときから、タイマ１５が作動し予め設定された
所定時間と比較する。そして、リバース位置が解除され
てから所定時間以内であればステップＳ８に進む一方、
リバース位置が解除されてから所定時間を越えた場合は
ステップＳ１に戻り、ディスプレイ３に通常画面表示１
３を行う。また、ステップＳ８では、車両速度が所定速
度以下か否かを判断する。すなわち、車速センサ９から
車両速度を検出し、予め設定された所定速度との比較を
行う。
【００２４】そして、ステップＳ８において車両速度が
所定速度を越えたと判断した場合に、ステップＳ１に戻
り後方映像表示１４から通常画面表示１３に切り換える
一方、車両速度が所定速度以下である場合は、ステップ
Ｓ３に戻り、ディスプレイ３への後方映像表示１４を継
続する。
所定速度を越えたと判断した場合に、ステップＳ１に戻
り後方映像表示１４から通常画面表示１３に切り換える
一方、車両速度が所定速度以下である場合は、ステップ
Ｓ３に戻り、ディスプレイ３への後方映像表示１４を継
続する。
【００２５】これにより、車庫入れ等の切り返し操作中
は、後退操作から前進操作に移ると共に直ちに後方映像
表示１４を通常画面表示１３に切り換えるのではなく、
所定の間は後方映像表示１４を継続するため、切り返し
操作中の後方映像の視認性が向上する。更にステップＳ
５において、前方に障害物があると判断されたときは、
リバース解除から所定時間以内で且つ車両速度が所定速
度以下でも後方映像表示１４を禁止するため、リバース
解除後の車両１の前進時にドライバーが後方映像に気を
取られて前方障害物の発見が遅れるおそれはない。
は、後退操作から前進操作に移ると共に直ちに後方映像
表示１４を通常画面表示１３に切り換えるのではなく、
所定の間は後方映像表示１４を継続するため、切り返し
操作中の後方映像の視認性が向上する。更にステップＳ
５において、前方に障害物があると判断されたときは、
リバース解除から所定時間以内で且つ車両速度が所定速
度以下でも後方映像表示１４を禁止するため、リバース
解除後の車両１の前進時にドライバーが後方映像に気を
取られて前方障害物の発見が遅れるおそれはない。
【００２６】以上より、本実施例によれば、以下二つの
効果を同時に得ることができる。すなわち、一つ目の効
果は、車庫入れ等の切り返し操作において、車両１の前
方に障害物が検出されないかぎり、後退操作から前進操
作に移っても、直ちには後方映像表示１４を通常画面表
示１３に切り換えずに、後方映像表示１４を所定の間は
継続することにより、後方映像表示装置８の視認性が向
上するという効果である。
効果を同時に得ることができる。すなわち、一つ目の効
果は、車庫入れ等の切り返し操作において、車両１の前
方に障害物が検出されないかぎり、後退操作から前進操
作に移っても、直ちには後方映像表示１４を通常画面表
示１３に切り換えずに、後方映像表示１４を所定の間は
継続することにより、後方映像表示装置８の視認性が向
上するという効果である。
【００２７】また、二つ目の効果は、車庫入れ等の切り
返し操作において、車両１の前方に障害物が検出された
場合には、直ちに後方映像表示１４を通常画面表示１３
に切り換えることにより、切り返し走行における前進操
作中にドライバーが後方映像表示１４に気を取られるこ
となく、車両前方の障害物を素早く発見することができ
るという効果である。
返し操作において、車両１の前方に障害物が検出された
場合には、直ちに後方映像表示１４を通常画面表示１３
に切り換えることにより、切り返し走行における前進操
作中にドライバーが後方映像表示１４に気を取られるこ
となく、車両前方の障害物を素早く発見することができ
るという効果である。
【００２８】
【発明の効果】請求項１又は請求項２の発明によれば、
前記後方映像表示制御手段を有する後方映像表示装置に
おいて、リバース位置の解除と車両前方の障害物の検出
とが共に行われたときに後方映像の表示を禁止する後方
映像表示禁止手段を備えたことにより、切り返し操作中
の後方映像表示装置の視認性を向上させると共に、車両
前方に障害物があったとしても、ドライバーが後方映像
表示に気を取られることなく車両前方の障害物を素早く
発見することができる。
前記後方映像表示制御手段を有する後方映像表示装置に
おいて、リバース位置の解除と車両前方の障害物の検出
とが共に行われたときに後方映像の表示を禁止する後方
映像表示禁止手段を備えたことにより、切り返し操作中
の後方映像表示装置の視認性を向上させると共に、車両
前方に障害物があったとしても、ドライバーが後方映像
表示に気を取られることなく車両前方の障害物を素早く
発見することができる。
【００２９】また、請求項３の発明によれば、ドライバ
ーの注意を喚起する警報手段を更に備え付けたことによ
り、切り返し操作中に前方の障害物がある場合でも障害
物の発見をより素早く行うことができ、更に安全性を向
上させることができる。
ーの注意を喚起する警報手段を更に備え付けたことによ
り、切り返し操作中に前方の障害物がある場合でも障害
物の発見をより素早く行うことができ、更に安全性を向
上させることができる。
【図１】本発明の実施例に係る後方映像表示装置を備え
た車両の概略平面図である。
た車両の概略平面図である。
【図２】本発明の実施例に係る後方映像表示装置を制御
するブロックの構成図である。
するブロックの構成図である。
【図３】本発明の実施例に係る後方映像表示装置のリア
ビューコントローラによる制御動作を示したフローチャ
ート図である。
ビューコントローラによる制御動作を示したフローチャ
ート図である。
１ 車両
２ 後方カメラ
３ ディスプレイ
４ リアビューコントローラ
５ 変速レバー
６ 前方カメラ
７ 警報器
８ 後方映像表示装置
９ 車速センサ
１３ 通常画面表示
１４ 後方映像表示
１５ タイマ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｂ６０Ｒ 21/00 ６２８ Ｂ６０Ｒ 21/00 ６２８Ｄ
1/00 1/00 Ａ
Ｈ０４Ｎ 7/18 Ｈ０４Ｎ 7/18 Ｊ
Claims (3)
- 【請求項１】 変速機のシフト位置がリバース位置にあ
るか否かを検出するシフト位置検出手段と、 車両の後方映像を検出する後方映像検出手段と、 前記後方映像検出手段による後方映像を表示する後方映
像表示手段と、 前記シフト位置検出手段によりシフト位置がリバース位
置であると検出したとき、前記後方映像表示手段により
後方映像を表示すると共に、前記シフト位置検出手段に
よりリバース位置の解除を検出したとき、前記後方映像
表示手段による後方映像の表示を所定時間継続した後に
中止する後方映像表示制御手段とを有する後方映像表示
装置であって、 車両前方の障害物を検出する前方障害物検出手段と、 前記シフト位置検出手段によりリバース位置の解除を検
出し、かつ前記前方障害物検出手段により障害物を検出
したときに、前記後方映像表示手段による後方映像の表
示を禁止する後方映像表示禁止手段とを備えたことを特
徴とする後方映像表示装置。 - 【請求項２】 前記所定時間が、前記シフト位置検出手
段によりリバース位置の解除を検出したときから一定時
間が経過するまでの時間と前記シフト位置検出手段によ
りリバース位置の解除を検出したときから車両が所定速
度になるまでの時間とのいずれか短い方の時間であるこ
とを特徴とする請求項１に記載の後方映像表示装置。 - 【請求項３】 請求項１又は請求項２に記載の後方映像
表示装置において、 ドライバーの注意を喚起する警報手段を更に備え、 前記後方映像表示禁止手段により後方映像の表示を禁止
すると共に前記警報手段によりドライバーの注意を喚起
するようにしたことを特徴とする後方映像表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002108749A JP2003300441A (ja) | 2002-04-11 | 2002-04-11 | 車両の後方映像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002108749A JP2003300441A (ja) | 2002-04-11 | 2002-04-11 | 車両の後方映像表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003300441A true JP2003300441A (ja) | 2003-10-21 |
Family
ID=29392402
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002108749A Pending JP2003300441A (ja) | 2002-04-11 | 2002-04-11 | 車両の後方映像表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003300441A (ja) |
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- 2002-04-11 JP JP2002108749A patent/JP2003300441A/ja active Pending
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