JP2003299999A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP2003299999A
JP2003299999A JP2002103951A JP2002103951A JP2003299999A JP 2003299999 A JP2003299999 A JP 2003299999A JP 2002103951 A JP2002103951 A JP 2002103951A JP 2002103951 A JP2002103951 A JP 2002103951A JP 2003299999 A JP2003299999 A JP 2003299999A
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Hideo Suzuki
秀雄 鈴木
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送されてくる面材への塗装を均一に行うこと
ができ、容器内やローラー刷毛の塗料が乾燥固化しにく
く、塗料の不均一化を防止することができる塗布装置を
提供する。 【解決手段】塗布装置に駆動コンベアと、貯留容器2
と、塗装用ローラー部材5と、塗料タンク6と、送出用
ポンプ7と、オーバーフロー装置8とを設け、送出用ポ
ンプ7により塗料タンク6から塗料を吸引すると共に、
一定量でその塗料を送出し塗装用ローラー部材5から浸
出させて被塗布面材の塗装をさせるようにした。また、
貯留容器2内の過剰塗料をオーバーフロー装置8により
塗料タンク6へ回収して循環させるようにした。そし
て、塗装用ローラー部材5をモータ13により回転駆動
させるようにした。さらに、被塗布面材が搬送されてこ
ないときには、塗装用ローラー部材5を貯留容器内に没
入させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間欠的に搬送され
てくる壁パネル等の被塗布面材に塗料を塗布するローラ
ー式塗布装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、壁パネル等の被塗布面材等に塗料
を塗布する塗布装置としては、被塗布面材を搬送するコ
ンベアと、塗料を貯留している貯留容器と、被塗布面材
に塗料を塗布するローラー刷毛と、を有するものが採用
されている。
【0003】この従来の塗布装置では、貯留された塗料
にローラー刷毛の下方半分を浸しておき、被塗布面材を
そのローラー刷毛の上部に接触させて通過させることに
より、ローラー刷毛を接触回転させて塗布していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の塗布装置では、貯留されている塗料(貯留塗料)に
ローラー刷毛を浸して塗料を供給しているため、塗布量
を調整することは困難であった。
【0005】また、貯留塗料の量が減少したときには塗
布される塗料の量も減少するため、貯留塗料を常時一定
量に保つために塗料を補充する作業が必要であった。
【0006】さらに、塗布時におけるローラー刷毛の回
転を、被塗布面材に接触させることにより行っているた
め、ローラー刷毛が回転しない等、回転が円滑に行われ
ないと塗料を均一に塗布できないことがあるという問題
があった。
【0007】そこで、本発明は、このような従来の問題
点に着目してされたものであり、塗布量の調整が容易で
均一な塗布を可能とすると共に、塗料の補充間隔を延ば
すことができる塗布装置を提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、本発明の請求項1に係る塗布装置は、貯留容器
上方に被塗布面材を搬送する搬送手段と、該貯留容器上
方に搬送された被塗布面材に塗料を塗布する塗装用ロー
ラー部材と、 該塗装用ローラー部材に塗料タンク内の
塗料を送出し、送出された塗料を該塗装用ローラー部材
の外表面に浸出させる送出用ポンプと、前記貯留容器内
の塗料が一定量を超えたときに過剰となった塗料を前記
塗料タンクに回収する塗料回収手段としての塗料回収手
段と、を有することを特徴としている。
【0009】このように構成された請求項1記載のもの
では、送出用ポンプから送られてきた塗料が塗装用ロー
ラー部材から浸出するため、一定量の塗料を被塗布面材
に塗布することができ、均一な塗布が可能となる。
【0010】そして、塗料の供給が送出用ポンプにより
行われるため、貯留塗料を一定量に保つ管理が不要とな
り、そのための作業工数を減らすことができる。
【0011】さらに、塗布の目的や被塗布面材の種類に
応じて塗料の送出量を調整し、適切な塗膜厚に塗布する
ことが可能となる。
【0012】そして、塗料回収手段により、過剰となっ
た塗料を塗料タンクに回収することができるため、塗料
を無駄なく使うことができる。さらに、この塗料は装置
内を循環することとなるため、塗料が固化することを防
止することができると共に、塗料濃度の均一化を図るこ
とができる。
【0013】また、本発明の請求項2に係る塗布装置
は、前記塗布装置が、前記塗装用ローラーを回転させる
駆動手段を有することを特徴としている。
【0014】このように構成された請求項2記載のもの
では、駆動手段により塗装用ローラー部材が円滑に回転
駆動させられるため、被塗布面材に接触させて回転させ
る場合と異なり、塗布用ローラー部材が回転しなくなる
ことはない。したがって、塗料の均一な塗布をより確実
にすることができる。
【0015】また、本発明の請求項3に係る塗布装置
は、前記塗装用ローラー部材を前記被塗布面材に塗料を
塗布していないときには前記貯留容器内の塗料に没入す
る位置まで下降させると共に、塗布時には前記被塗布面
材に塗装用ローラー部材の外表面が当接する位置まで上
昇させる上下方向ローラー移動手段を有することを特徴
としている。
【0016】このように構成された請求項3記載のもの
では、被塗布面材に塗料を塗布していないときに、塗装
用ローラー部材を貯留塗料に没入させているため、塗装
用ローラー部材の乾燥固化を防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図を参照し
て説明する。
【0018】図1および図2において、塗布装置1は、
貯留容器2の上方に被塗布面材3を搬送する搬送手段と
しての駆動コンベア4と、貯留容器2の上方に搬送され
た被塗布面材3に塗料を塗布する塗装用ローラー部材5
と、塗装用ローラー部材5に塗料タンク6内の塗料を送
出し、送出された塗料を塗装用ローラー部材5の外表面
に浸出させる送出用ポンプ7と、貯留容器2に貯留され
ている塗料(貯留塗料)2aが一定量を超えたときに過
剰となった塗料を塗料タンク6に回収する塗料回収手段
としてのオーバーフロー装置8とを有している。
【0019】駆動コンベア4は、工程ラインの上流側か
ら壁パネル等の被塗布面材3を搬送してくると共に、被
塗布面材3を貯留容器2の上方に送り出す。この駆動コ
ンベア4の上方には搬入センサ9が設置されており、所
定の位置に到達した被塗布面材2を検知し、この検知結
果を電気信号に変換して、この搬入センサ9と電気的に
接続された塗布装置制御部10に送るように構成されて
いる。
【0020】また、貯留容器2には塗装用ローラー部材
5が設けられている。この塗装用ローラー部材5は、塗
料が浸出可能なフェルト等の材質から成る円筒状のロー
ラー刷毛部5aと、軸管5bとを有しており、ローラー刷
毛部5aが軸管部5bに回転可能に嵌挿させられた構成と
なっている。
【0021】この軸管5bの一端は閉塞されていると共
に、他端は、圧送ホース16の自由端と接続しているア
ーム管11に接続されている。また、軸管5bの外周面
には、複数の小孔(又はスリット)が形成されており、
圧送ホース16から送出されてきた塗料がこの小孔を介
してローラー刷毛部5aの外表面に浸出されるように構
成されている。
【0022】さらに、塗装用ローラー部材5の一端に
は、歯車部5cが固着されており、歯車部5cは、塗装用
ローラー部材5の近傍に配設された駆動手段としてのロ
ーラー駆動モータ13の回転軸13aの先端に取り付け
られた歯車部13bと噛合し、回転軸13aの回転駆動力
が伝達されて、回転するような構成となっている。
【0023】ローラー駆動モータ13は、速度コントロ
ーラ14と電気的に接続されており、速度コントローラ
14により回転軸13aの回転速度が調整されるように
なっている。また、速度コントローラ14は、塗布装置
制御部10と電気的に接続されており、遠隔制御が可能
となっている。
【0024】そして、アーム管11には、スライド部材
(図示せず)が支持柱12のスライド溝12a内におい
て、ほぼ上下方向にスライド移動可能となるように設け
られている。
【0025】さらに、アーム管11に設けられた連結部
材11aは、シリンダ15のピストンロッド15aの先端
に軸支されており、ピストンロッド15aの伸縮動作に
より、塗装用ローラー部材5が昇降移動するように構成
されている。
【0026】また、送出用ポンプ7は、一端が塗料タン
ク6内の塗料に没入している吸込ホース17の他端と接
続されており、この吸込ホース17に吸引負圧を作用さ
せることにより、塗料タンク内の塗料を吸引する。そし
て、送出用ポンプ7は、吸引した塗料を一定の流量で圧
送ホース16に送出する。
【0027】さらに、送出用ポンプ7は塗布装置制御部
10と電気的に接続されていて、塗布装置制御部10に
より始動、停止および流量調整の制御がされるようにな
っている。
【0028】また、オーバーフロー装置8は、フローパ
イプ本体8aと、フローパイプ本体8aに内挿されている
スクリュー8bと、スクリュー8bを駆動回転させるスク
リューモータ8cとを有している。
【0029】フローパイプ本体8aは、貯留容器2の底
面を上下方向に貫通していると共に、その上端は貯留容
器2内の一定の高さ(図1、2におけるAの高さ)に保
持されている。また、フローパイプ本体8aの下端部に
は、塗布装置制御部10と電気的に接続された、フロー
パイプ本体8aを開閉する切替バルブ8dが設けられてい
る。そして、フローパイプ本体8aの下方には、塗料タ
ンク6が配設されている。
【0030】また、スクリュー8bは、スクリュー軸心
8fを中心軸とした螺旋状の羽根によって形成されてお
り、スクリュー軸心8fは、フローパイプ本体8aの上方
に配設されたスクリューモータ8cの回転軸に接続され
ている。
【0031】そして、塗装タンク6は、タンク架台部6
aを有しており、タンク架台部6aの天板6bは、内蔵さ
れた昇降手段(図示せず)により、塗装タンクの重量の
減少に応じて上昇する仕組みになっている。さらに、タ
ンク架台部6aは、別途設けられた警報灯18と電気的
に接続されたセンサ手段(図示せず)を有しており、天
板6bが一定の高さになったときに前記センサ手段が警
報灯に電気信号を送るようになっている。
【0032】次に、このように構成された塗布装置1の
動作について説明する。
【0033】塗布装置1の運転前は、貯留容器2内に一
定量の貯留塗料2aが貯留されている。また、ピストン
ロッド15aは縮んだ状態に保たれており、このため、
塗装用ローラー部材5は、貯留塗料2a内に没入させら
れている。そして、切替バルブ8dは、閉止状態に保た
れている。
【0034】このような塗布装置1に、被塗布面材3が
駆動コンベア4により搬送されてくると、まず、搬入セ
ンサ9が被塗布面材3を検知して、電気信号を塗布装置
制御部10に送る。
【0035】塗布装置制御部10は、塗布装置1の運転
開始、停止および運転条件を制御しており、搬入センサ
9からの電気信号を受けて、あらかじめ設定されている
所定の運転条件を送出用ポンプ7、スクリューモータ8
c、切替バルブ8d、速度コントローラ14、シリンダ1
5に電気信号として送る。
【0036】塗布装置制御部10からの電気信号を受
け、送出用ポンプ7は、吸込ホース17を介して塗料タ
ンク6から塗料を吸引すると共に、所定流量の塗料を圧
送ホース16を介してローラー部材5に送出する。
【0037】また、切替バルブ8dが開き、スクリュー
モータ8cは、スクリュー軸心8fを回転させてスクリュ
ー8bを回転させる。
【0038】そして、速度コントローラ14は、ローラ
ー駆動モーターを始動させる。このとき、回転軸13a
の回転速度は、速度コントローラ14により、被塗布面
材3の搬送速度に応じた所定の速度で回転するように制
御される。
【0039】さらに、シリンダ15は、ピストンロッド
15aを伸張させて、塗装用ローラー部材5を、貯留さ
れている塗料面Aより上に上昇移動させる。このとき、
塗装用ローラー部材5は、ローラー刷毛部5aの上側
が、搬送されてくる被塗布面材3と適度な押圧を保ち接
触するような位置に保持される。
【0040】そして、被塗布面材3が塗装用ローラー部
材5の直上まで搬送されてくると、被塗布面材3とロー
ラー刷毛部5aとが接触し、被塗布面材3に塗料が塗布
される。
【0041】ここで、ローラー刷毛部5aから滲み出る
塗料の量は、送出用ポンプ7により一定に保たれている
ため、塗布量の増減による塗りムラを防ぐことができ
る。さらに、塗料の送出量を調節することにより、塗布
量を調節することができるため、適当な塗装厚に塗り上
げることができる。
【0042】また、ローラー刷毛部5aは、歯車部5c、
歯車部13b、回転軸13aを介してローラー駆動モータ
13により回転させられる。この回転方向は、ローラー
刷毛部5aの上側が被塗布面材3を送り出す方向(図2
において反時計回り方向)であり、且つ、塗布時の回転
速度は一定に保たれている。
【0043】このようにローラー刷毛部5aの回転速度
が一定であれば、回転速度の変化により発生する塗りム
ラを防ぐことができる。
【0044】また、ローラー刷毛部5aから滴り落ちた
塗料により、貯留容器2の貯留塗料の量が増えることと
なるが、過剰となった塗料はオーバーフロー装置8が有
しているフローパイプ本体8aの上端からフローパイプ
本体8a内に落ち込み、回転しているスクリュー8bを介
して塗料タンク6に回収される。
【0045】このような塗料回収手段としてのオーバー
フロー装置8を有していれば、塗布されなかった塗料を
効率よく回収し、塗料タンク6に戻すことができる。し
たがって、塗料の無駄な消費をなくすことができる。
【0046】また、貯留塗料2aの量を一定に保つ作業
が不要となり、作業負担を減少することができる。
【0047】さらに、スクリュー8bを回転させて、フ
ローパイプ本体8a内の管壁に付着した塗料を強制的に
塗料タンク6に回収するため、フローパイプ本体8aへ
の塗料の付着固化を防ぐことができる。
【0048】また、塗料が塗料タンク6、送出用ポンプ
7、貯留容器2の間で循環することとなるため、揮発に
よる塗料濃度の不均一化を防止することができる。しか
も、揮発が大きく固化しやすい貯留塗料2aの上澄みの
塗料を、フローパイプ本体8aの上端から落ち込ませて
回収するため、塗料の固化を有効に防止することが可能
となる。
【0049】そして、塗料タンク6の塗料の残量が少な
くなってきたときには、タンク架台部6aが有している
センサ手段(図示せず)が電気信号を警報灯18に送
り、この電気信号を受信した警報灯18が点灯するよう
になっている。
【0050】このような警報手段としての警報灯を有し
ていれば、塗料の量管理が容易となり、作業負担を減少
することができる。
【0051】そして、被塗布面材3が塗装用ローラー部
材5の上方を通過し塗布が完了した後一定時間内に、次
に搬送されてきた被塗布面材3’(図示せず)を搬入セ
ンサ9が検知した場合には、塗布装置1は運転状態を維
持して被塗布面材3’の塗布を連続的に行う。
【0052】一方、被塗布面材3が塗装用ローラー部材
5の上方を通過した後、一定時間内に、次に搬送されて
くる被塗布面材3’を搬入センサ9が検知しなかった場
合には、塗布装置制御部10から所定の電気信号が、送
出ポンプ7、スクリューモータ8c、切替バルブ8d、速
度コントローラ14、シリンダ15に送られる。
【0053】この電気信号を受信して、スクリューモー
タ8cは停止し、切替バルブ8dが閉止する。また、送出
用ポンプ7が停止すると共に、速度コントローラ14は
ローラー駆動モータ13の回転を停止させる。
【0054】さらに、シリンダ15はピストンロッド1
5aを縮小させ、塗装用ローラー部材5を貯留塗料2a内
に没入させる。
【0055】このように、塗布対象となる被塗布面材3
が一定時間搬送されてこない場合に、塗装用ローラー部
材5を貯留塗料2a内に没入させておけば、ローラー刷
毛部5aの乾燥固化を防ぐことができる。
【0056】本実施例では、被塗布面材3が一定時間搬
送されてこない場合に、送出用ポンプ7による塗料の吸
引および送出を停止しているが、塗料の吸引および送出
は停止しないように設定しておいてもよい。この場合に
は、スクリューモータ8cを作動させてスクリュー8bを
回転させておくと共に、切替バルブ8dを開けておく。
【0057】このようにしておけば、被塗布面材3が一
定時間搬送されてこない場合であっても、塗料が塗料タ
ンク6、送出用ポンプ7、貯留容器2の間で循環するこ
ととなるため、揮発による塗料濃度の不均一化を防止す
ることができる。しかも、揮発が大きく固化しやすい貯
留塗料2aの上澄みの塗料を、フローパイプ本体8aの上
端から落ち込ませて回収するため、塗料の固化を有効に
防止することが可能となる。
【0058】なお、上記は、所定の運転条件により自動
運転とされている場合の動作であるが、塗布装置1で
は、塗布装置制御部10に設けられた切り替え手段10
aにより、手動運転とすることができる。この場合に
は、塗布装置制御部10に設けられた複数の制御スイッ
チ10bにより、送出用ポンプ7、スクリューモータ8
c、切替バルブ8d、速度コントローラ14、シリンダ1
5の運転条件を所望の条件に設定することができる。
【0059】以上、この発明の実施の形態を図により説
明してきたが、具体的な構成はこの実施例に限らず、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更があっても
この発明に含まれる。
【0060】例えば、シリンダ15を省略して、塗装用
ローラー部材5が昇降移動可能ではない構成としてもよ
い。
【0061】また、歯車部5c およびローラー駆動モー
タ13を省略して、塗装用ローラー部材5を被塗布面材
3と接触回転させる構成としてもよい。
【0062】そして、タンク架台部6aを有していなく
てもよい。
【0063】また、オーバーフロー装置8が、スクリュ
ー8b、スクリューモータ8cおよびスクリュー軸心8f
を有していなくてもよいし、切替バルブ8dを有してい
なくてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の請求
項1記載の塗布装置では、送出用ポンプにから送られて
きた塗料を塗装用ローラー部材から浸出させるため、一
定量の塗料を被塗布面材に塗布することができ、均一な
塗布が可能となる。
【0065】また、塗料の供給を送出用ポンプに行わせ
るため、貯留塗料を一定量に保つ管理が不要となり、そ
のための作業工数を減らすことができる。
【0066】そして、塗布の目的や被塗布面材の種類に
応じて塗料の送出量を調整し、適切な塗膜厚に塗布する
ことが可能となる。
【0067】さらに、塗料回収手段に、過剰となった塗
料を塗料タンクに回収させるため、塗料を無駄なく使う
ことができる。さらに、この塗料は装置内を循環するこ
ととなるため、塗料が固化することを防止することがで
きると共に、塗料濃度の均一化を図ることができる。
【0068】そして、揮発が大きく固化しやすい貯留塗
料の上澄みの塗料を、塗料回収手段の上端から落ち込ま
せて回収するため、塗料の固化を有効に防止することが
可能となる。また、請求項2記載のものでは、駆動手段
により塗装用ローラー部材を回転させるため、被塗布面
材に接触させて回転させる場合と異なり、塗布用ローラ
ー部材が滑って回転しなくなることはなく、より確実に
塗料の均一な塗布が可能となる。
【0069】また、請求項3記載のものでは、被塗布面
材に塗料を塗布していないときに、塗装用ローラー部材
を貯留塗料に没入させるため、塗装用ローラー部材の乾
燥固化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗布装置の全体斜視図である。
【図2】本発明に係る塗布装置の側面模式図である。
【符号の説明】
1・・・塗布装置 2・・・貯留容器 3・・・被塗布面材 4・・・駆動コンベア(搬送手段) 5・・・塗装用ローラー部材 6・・・塗料タンク 7・・・送出用ポンプ 8・・・オーバーフロー装置(塗料回収手段) 13・・・ローラー駆動モータ(駆動手段) 15・・・シリンダ(上下方向ローラー移動手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯留容器上方に被塗布面材を搬送する搬送
    手段と、 該貯留容器上方に搬送された被塗布面材に塗料を塗布す
    る塗装用ローラー部材と、 該塗装用ローラー部材に塗料タンク内の塗料を送出し、
    送出された塗料を該塗装用ローラー部材の外表面に浸出
    させる送出用ポンプと、 前記貯留容器内の塗料が一定量を超えたときに過剰とな
    った塗料を前記塗料タンクに回収する塗料回収手段と、
    を有することを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】前記塗装用ローラー部材を回転させる駆動
    手段を有することを特徴とする請求項1に記載の塗布装
    置。
  3. 【請求項3】前記塗装用ローラー部材は、前記被塗布面
    材に塗料を塗布していないときには前記貯留容器内の塗
    料に没入する位置まで下降させられると共に、塗布時に
    は前記被塗布面材に塗装用ローラー部材の外表面が当接
    する位置まで上昇させる上下方向ローラー移動手段を有
    することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    塗布装置。
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