JP2003298361A - 電力増幅方法および電力増幅器 - Google Patents

電力増幅方法および電力増幅器

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JP2003298361A
JP2003298361A JP2002093611A JP2002093611A JP2003298361A JP 2003298361 A JP2003298361 A JP 2003298361A JP 2002093611 A JP2002093611 A JP 2002093611A JP 2002093611 A JP2002093611 A JP 2002093611A JP 2003298361 A JP2003298361 A JP 2003298361A
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signal
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divided signals
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JP2002093611A
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Shoji Iwakura
章次 岩倉
Naoaki Segawa
直明 瀬川
Kenji Muramoto
研治 村本
Masatoshi Nakayama
正敏 中山
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SPC Electronics Corp
Mitsubishi Electric Corp
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SPC Electronics Corp
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非線形素子を用いて入力信号を、振幅変動を位
相情報に変換した2つの定振幅信号に変換して増幅する
線形増幅方式による電力増幅する際に、振幅増幅器など
の非線形素子において発生した歪みを効果的に除去する
ことができるようにする。 【解決手段】非線形素子を用いて入力信号を該入力信号
の振幅変動を位相情報に変換した2つの定振幅の分割信
号に分割し、該2つの分割信号を増幅した後に合成して
出力信号として出力する線形増幅方式による電力増幅方
法において、入力信号と出力信号との比較結果に応じ
て、2つの分割信号の位相を制御して該出力信号の振幅
の歪みを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力増幅方法およ
び電力増幅器に関し、さらに詳細には、通信機器あるい
は放送機器などにおける高周波電力増幅装置などを構成
する際に用いて好適な電力増幅方法および電力増幅器に
関し、特に、高効率低歪みの歪み補償増幅装置を構成す
る際に用いて好適な電力増幅方法および電力増幅器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、通信機器あるいは放送機器な
どにおける高周波電力増幅装置などを構成する際に用い
る電力増幅器においては、広い周波数帯域にわたって低
歪みであって良好な線形性を有することが求められてい
る。このため、電力増幅器における良好な線形性を得る
ための技術として、例えば、LINC(LinearA
mplification with Nonline
ar Components)方式などのような、非線
形素子を用いて入力信号を当該入力信号の振幅変動を位
相情報に変換した2つの定振幅の分割信号に分割し、当
該2つの分割信号を増幅した後に合成して出力信号とし
て出力する線形増幅方式による電力増幅方法などの電力
増幅器の歪み補償に関する技術が提案されている。
【0003】ここで、LINC方式とは、振幅増幅器な
どの非線形素子を用いた線形増幅方式であり、振幅変動
を位相情報に変換した一定振幅信号を増幅するという手
法を用いる。
【0004】LINC方式の基本原理は、振幅変動と位
相変動とのいずれか一方、あるいは、両方を持っている
帯域通過の入力信号を、振幅が一定で位相のみの変化が
ある2つの信号に分けて増幅することにある。図1を参
照しながら、この点について説明する。
【0005】はじめに、式(1)に示す一定の位相のバ
ンドパス信号Saを考える。
【0006】 S(a)=E(t)cosωt ・・・式(1) EmをE(t)の最大値とすると、 E(t)=Emsinφ(t) ・・・式(2) と表すことができる。
【0007】図1において、信号分割部(コンポーネン
トセパレータ:COMPONENTSEPARATO
R)100は、2つの一定のアンプリチュード信号S1
a、S1bを作り出す。ここで、以下の式(3)が成立
する。
【0008】 Sa(t)=(Em/2)[sin[ωt+φ(t)]−sin[ωt −φ(t)]]=S1a(t)−S2a(t) ・・・式(3) ただし、 S1a(t)=(Em/2)sin[ωt+φ(t)] ・・・式(4) S2a(t)=(Em/2)sin[ωt−φ(t)] ・・・式(5) である。
【0009】従って、Gをアンプ部102a、102b
における増幅の利得とすると、増幅されたGSa(t)
は、信号合成部104でGS1a(t)からGS2a
(t)を減算して合成することにより、式(6)に示す
ように表される。
【0010】 GSa(t)−GS1a(t)=GEmsinφ(t)cosωt=GS a(t) ・・・式(6) これらのことから、2つの一定な振幅角度変調信号は、
その振幅線形性に関わらず十分な帯域でどのような増幅
器によっても増幅されるものであることがわかる。
【0011】ところで、W−CDMA(Wideban
d−Code DivisionMultiple A
ccess)などのように包絡線変動を示す変調方式に
おいて、上記した原理を備えたLINC方式による電力
増幅器を用いた場合には、電力合成時において有効電力
に対する無効電力の比率が増加し、効率の低下が著しい
ことが指摘されていた。
【0012】即ち、LINC方式においては、その電力
効率は入力信号のピーク電力対平均電力の比によって決
定され、その比が大きいほど無効電力が大きくなり、結
果として電力効率が悪化する。つまり、LINC方式に
おいては、入力信号の振幅情報を位相情報に変換した上
で信号分割部で2つの一定振幅信号に分割するが、一定
振幅であるため電力合成後の信号振幅が小さい場合(入
力信号の振幅が小さい)には、無効電力が増加すること
になり、そのため電力効率が低下してしまうものであっ
た。
【0013】こうしたLINC方式における電力効率の
高効率化をはかる手法として、リアクタンスマッチング
法ならびにRF-DC電力変換法などが提案されてい
る。
【0014】ここで、リアクタンスマッチング法とは、
増幅器の出力をリアクタンス性終端器で終端することに
より、歪みを多少犠牲にすることにはなるが電力効率を
向上させるという手法である。
【0015】また、RF−DC電力変換法とは、電力合
成器で発生する無効電力をRF−DC変換して、DC電
源にフィードバックすることにより、全体の電力のロス
を減らし電力増幅器の電力効率を向上させるようにした
ものである。
【0016】しかしながら、上記した従来のLINC方
式などによる電力増幅器においては、振幅増幅器などの
非線形素子において発生した歪みを除去することが困難
であるという問題点があった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな従来の技術の有する種々の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、非線形素子を用
いて入力信号を当該入力信号の振幅変動を位相情報に変
換した2つの定振幅の分割信号に分割し、当該2つの分
割信号を増幅した後に合成して出力信号として出力する
線形増幅方式により電力増幅する際に、振幅増幅器など
の非線形素子において発生した歪みを効果的に除去する
ことができる電力増幅方法および電力増幅器を提供しよ
うとするものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による電力増幅方法および電力増幅器は、非
線形素子を用いて入力信号を当該入力信号の振幅変動を
位相情報に変換した2つの定振幅の分割信号に分割し、
当該2つの分割信号を増幅した後に合成して出力信号と
して出力する線形増幅方式による電力増幅方法や電力増
幅器においては、入力信号を信号分割部で2つの分割信
号に分割する際に、入力信号の振幅情報は位相情報とし
て当該2つの分割信号に含まれることになり、これら対
となる2つの分割信号の振幅は同一となるものである
が、これら2つの分割信号の信号経路内にある非線形素
子により分割信号の振幅に歪みが混入した場合には、対
となる2つの分割信号の位相を制御することによりその
振幅の歪みを補正して、歪みを効果的に除去するように
したものである。
【0019】即ち、本発明のうちの請求項1に記載の発
明は、非線形素子を用いて入力信号を該入力信号の振幅
変動を位相情報に変換した2つの定振幅の分割信号に分
割し、該2つの分割信号を増幅した後に合成して出力信
号として出力する線形増幅方式による電力増幅方法にお
いて、入力信号と出力信号との比較結果に応じて、2つ
の分割信号の位相を制御して該出力信号の振幅の歪みを
補正するようにしたものである。
【0020】また、本発明のうちの請求項2に記載の発
明は、非線形素子を用いて入力信号を該入力信号の振幅
変動を位相情報に変換した2つの定振幅の分割信号に分
割し、該2つの分割信号を増幅した後に合成して出力信
号として出力する線形増幅方式による電力増幅方法にお
いて、入力信号と出力信号との比較結果に応じて、2つ
の分割信号の位相を制御して該出力信号の振幅の歪みを
補正する第1の処理と、前記入力信号の振幅に応じて、
前記2つの分割信号の振幅値を制御する第2の処理とを
有するようにしたものである。
【0021】また、本発明のうちの請求項3に記載の発
明は、非線形素子を用いて入力信号を該入力信号の振幅
変動を位相情報に変換した2つの定振幅の分割信号に分
割し、該2つの分割信号を増幅した後に合成して出力信
号として出力する線形増幅方式による電力増幅方法にお
いて、入力信号と出力信号との比較結果に応じて、2つ
の分割信号の位相を制御して該出力信号の振幅の歪みを
補正する第1の処理と、前記入力信号の包絡線の振幅に
応じて、前記2つの分割信号の振幅値を多段階に制御す
る処理とを有するようにしたものである。
【0022】また、本発明のうちの請求項4に記載の発
明は、非線形素子を用いて入力信号を該入力信号の振幅
変動を位相情報に変換した2つの定振幅の分割信号に分
割し、該2つの分割信号を増幅した後に合成して出力信
号として出力する線形増幅方式による電力増幅器におい
て、入力信号と出力信号とを比較する比較手段と、前記
比較手段の比較結果に応じて2つの分割信号の位相を制
御する位相制御手段と、前記入力信号の包絡線の振幅を
検出する検出手段と、前記検出手段による検出結果に応
じて、前記2つの分割信号の振幅値を多段階に制御する
振幅制御手段とを有するようにしたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面に基づいて、本
発明による電力増幅器の実施の形態の一例について詳細
に説明するものとする。
【0024】図2には、本発明による電力増幅器の実施
の形態の一例のブロック構成図が示されている。
【0025】この電力増幅器は、非線形素子を用いて振
幅変動を位相情報に変換した定振幅信号を増幅する線形
増幅方式による電力増幅器であり、外部から入力された
入力信号をIF信号に周波数変換するRFダウンコンバ
ータ10と、アナログ/デジタル変換(A/D変換)に
よりRFダウンコンバータ10から出力されたアナログ
信号たる入力信号(IF信号)をデジタル信号に変換す
るアナログ/デジタル(A/D)コンバータ12と、A
/Dコンバータ12によりA/D変換された入力信号を
IQ分配するIQ分配部14と、IQ分配部14により
IQ分配された入力信号を入力される信号分割部16
と、IQ分配部14によりIQ分配された入力信号を入
力される位相制御部18と、信号分割部16において入
力信号の振幅変動を位相情報に変換することにより当該
入力信号を2つに分割して生成した一定振幅の分割信号
をそれぞれデジタル/アナログ(D/A)変換してアナ
ログ信号に変換するデジタル/アナログ(D/A)コン
バータ20と、D/Aコンバータ20から出力されたデ
ジタル信号をそれぞれ周波数変換するRFアップコンバ
ータ22a、22bと、RFアップコンバータ22a、
22bにより周波数変換されたデジタル信号をそれぞれ
増幅するアンプ(Amp)部24a、24bと、アンプ
部24a、24bにより増幅されたデジタル信号を合成
して出力信号として出力するRFパワーコンバイナ(R
F POWER COMBINER)およびカップラー
(COUPLER)よりなる信号合成部26と、信号合
成部26のカップラーから出力された出力信号の一部を
周波数変換するRFダウンコンバータ28と、アナログ
/デジタル変換(A/D変換)によりRFダウンコンバ
ータ28から出力されたアナログ信号たる出力信号をデ
ジタル信号に変換して位相制御部18へ入力するアナロ
グ/デジタル(A/D)コンバータ30とを有して構成
されている。
【0026】ここで、図3には、信号分割部16と位相
制御部18との詳細な構成が示されており、信号制御部
16は、IQ分配部14によりIQ分配された入力信号
を直交座標系から極座標系に変換する直交−極座標変換
部16−1と、振幅情報である直交−極座標変換部16
−1の出力(振幅r)を位相情報である位相φに変換す
る振幅位相変換部16−2と、アンプ24a、24bな
どの非線形性に起因する歪みを補正するために参照する
補正テーブルを記憶した補正テーブル記憶部16−3
と、直交−極座標変換部16−1からの出力(位相θ)
と補正テーブル記憶部16−3からの出力とを加算する
第1加算器16−4と、振幅位相変換部16−2からの
出力(位相φ)と補正テーブル記憶部16−3からの出
力とを加算する第2加算器16−5と、第1加算器16
−4からの出力(位相θ)と第2加算器16−5からの
出力(位相φ)とを入力して振幅変動分を位相に変換し
た所定の一定振幅値を持つ2つの分割信号S1、S2を
出力する信号分割器16−6とを有して構成されてい
る。
【0027】また、位相制御部18は、IQ分配部14
によりIQ分配された入力信号を一時記憶する第1バッ
ファ18−1と、アナログ/デジタル(A/D)コンバ
ータ30から出力された出力信号を一時記憶する第2バ
ッファ18−2と、第1バッファ18−1に記憶された
入力信号と第2バッファ18−2に記憶された出力信号
とを比較して誤差信号より補正テーブルを作成して補正
テーブル記憶部16−2へ出力するDSP(デジタルシ
グナルプロセッサ)部18−3とを有して構成されてい
る。
【0028】以上の構成において、図4に示す本発明に
よる電力増幅器の動作を説明するための位相制御ベクト
ル図を参照しながら、本発明による電力増幅器の実施の
形態の一例の動作を説明する。
【0029】入力信号は、RFダウンコンバータ10に
おいてIF信号に周波数変換され、さらにA/Dコンバ
ータ12によりA/D変換された後に、IQ分配部14
においてIQ分配される。そして、IQ分配部14にお
いてIQ分配された入力信号は、信号分割部16と位相
制御部18とに送られる。
【0030】ここで、信号分割部16においては、IQ
分配された入力信号が一定振幅に制御された2つの分割
信号S1、S2に分割される。この際に、後述する処理
によりDSP部18−3から出力された補正テーブル値
を記憶した補正テーブル記憶部16−3を参照して、I
Q分配された入力信号を直交座標系から極座標系に変換
する直交−極座標変換部16−1の出力(位相θ)と補
正テーブル記憶部16−3に記憶された補正テーブル値
とが第1加算器16−4により加算されて位相の制御が
なされるとともに、直交−極座標変換部16−1の出力
(振幅r)を位相情報に変換する振幅位相変換部16−
2からの出力(位相φ)と補正テーブル記憶部16−3
に記憶された補正テーブル値とが第2加算器16−5に
より加算されて位相の制御がなされことにより、分割信
号S1、S2の位相の制御が行われる。
【0031】さらに、上記のようにして位相制御された
分割信号S1、S2は、D/Aコンバータ20によりア
ナログ信号にD/A変換され、さらにRFアップコンバ
ータ22a、22bにより周波数変換された後に、アン
プ部24a、24bでそれぞれ増幅された後に信号合成
部26で合成されて出力信号となる。
【0032】ここで、出力信号の一部は、信号合成部2
6のカップラーからRFダウンコンバータ28を経て、
A/Dコンバータ30によりA/D変換された後に位相
制御部18へ戻される。
【0033】位相制御部18のDSP部18−3は、A
/Dコンバータ30から戻された出力信号とIQ分配部
14によってIQ分配された入力信号とを比較し、当該
比較結果に基づく誤差信号より位相に関する補正テーブ
ル値を作成し、その補正テーブル値を所定周期毎に補正
テーブル記憶部16−3へ転送する。なお、この際に、
IQ分配部14によってIQ分配された入力信号を第1
バッファ18−1に一時記憶するとともに、A/Dコン
バータ30から出力された出力信号を第2バッファ18
−2に一時記憶して、DSP部18−3における比較処
理のタイミングの同期をとるようにしている。
【0034】従って、本発明による電力増幅器において
は、アンプ部24a、24bなどの非線形性に起因して
発生した振幅の歪みは、上記したようにして分割信号S
1、S2の位相を制御することにより補正することがで
き、発生した歪みを効果的に除去することができる。
【0035】図4には、上記した分割信号S1、S2の
位相の制御を示す位相制御ベクトル図が示されている。
この図4の位相制御ベクトル図において、入力信号をS
INとし、出力信号をSOUTとすると、入力信号S
INは分割信号S1と分割信号S2とに分割されるが、
分割信号S1および分割信号S2はアンプ部24a、2
4bの非線形歪みにより振幅誤差をうける。
【0036】従って、こうした振幅誤差をうけたままで
は、分割信号S1と分割信号S2とを合成した出力信号
OUTは入力信号SINとは異なるようになる。
【0037】しかしながら、本発明による電力増幅器に
おいては、上記したように位相制御部18と信号分割部
16とにより分割信号S1、S2の位相を制御して、分
割信号S1、S2の位相をφからφ’に調整することに
より、アンプ部24a、24bの非線形歪みによる振幅
誤差を補正して、発生した歪みを除去することができ
る。
【0038】次ぎに、図5を参照しながら、本発明によ
る電力増幅器の実施の形態の他の例(以下、「第二の実
施の形態」と適宜に称する。)について説明する。
【0039】図5は、第二の実施の形態による電力増幅
器を示す図3に対応する信号分割部16と位相制御部1
8との詳細な構成説明図である。
【0040】なお、この第二の実施の形態による電力増
幅器は、信号分割部16ならびに位相制御部1の内部構
成を除いて、図2乃至図3を参照しながら上記において
説明した本発明による電力増幅器と同一または相当する
構成を備えるものであるので、上記した説明ならびに図
2乃至図3を援用することにより、当該同一または相当
する構成に関する説明を省略する。また、図5において
用いる符号に関しても、当該同一または相当する構成に
関しては、図2乃至図3において用いた符号と同一のも
のを用いる。
【0041】この第二の実施の形態による電力増幅器
は、信号分割部16において、包絡線レベル検出部16
−7と振幅制御部16−8とを有している点において、
図2乃至図3に示す電力増幅器とは異なる。
【0042】即ち、第二の実施の形態による電力増幅器
は、直交−極座標変換部16により直交座標系から極座
標系に変換された入力信号(振幅r)を入力される包絡
線レベル検出部16−7と、信号分割器16−6により
入力信号の振幅変動を位相情報に変換することにより当
該入力信号を2つに分割して生成した分割信号S1、S
2を入力するとともに包絡線レベル検出部16−7から
の検出信号を入力して該検出信号に応じて該分割信号S
1、S2の振幅制御を行う振幅制御部16−8とを有し
ている。なお、振幅制御部16−8により振幅制御され
た分割信号S1、S2は、D/Aコンバータ20に入力
されてD/A変換される。
【0043】以上の構成において、図6に示す第二の実
施の形態による電力増幅器の動作を説明するための振幅
制御概念図ならびに図7に示す振幅制御の処理に関する
フローチャートを参照しながら、第二の実施の形態によ
る電力増幅器の動作を説明する。
【0044】なお、この第二の実施の形態による電力増
幅器においても、信号合成部26のカップラーから出力
信号の一部をRFダウンコンバータ28ならびにA/D
コンバータ30を経て位相制御部18へ戻し、位相制御
部18のDSP部18−3により補正テーブル値を作成
して補正テーブル記憶部16−3へ転送し、補正テーブ
ル記憶部16−3を参照して分割信号S1、S2の位相
の制御を行う点については、図2乃至図3に示す電力増
幅器と同一であるので、こうした位相の制御に関する説
明は省略する。
【0045】ただし、この第二の実施の形態による電力
増幅器においては、DSP部18−3は振幅に関する補
正テーブル値も作成して、補正テーブル記憶部16−3
へ転送するものである。補正テーブル記憶部16−3に
は、直交−極座標変換部16−1の出力(振幅r)も入
力され、振幅に関する補正テーブル値により補正されて
位相情報に変換され、その位相情報は第1加算器16−
4および第2加算器16−5に出力されて、分割信号S
1、S2の位相の制御に用いられる。
【0046】こうした第二の実施の形態による電力増幅
器の信号分割部16においては、IQ分配された入力信
号を直交座標系から極座標系に変換する直交−極座標変
換部16−1の出力(振幅r)が包絡線レベル検出部1
6−7に入力される。包絡線レベル検出部16−7にお
いては、図7のフローチャートに示す振幅制御の処理を
実行し、検出した入力信号の包絡線レベルと予め設定し
ておいたしきい値とを逐次に比較し、その比較結果に基
づいて分割信号S1、S2の振幅を制御する振幅制御部
16−8に対する処理を行う。
【0047】即ち、入力信号たる直交−極座標変換部1
6−1の出力(振幅r)の包絡線(入力包絡線)のレベ
ルを検出し(ステップS702)、入力包絡線のレベル
がしきい値を越えるように変化したか、即ち、入力包絡
線のレベルがしきい値を下から上に切るように変化した
かを判断し(ステップS704)、入力包絡線のレベル
がしきい値を越えるように変化した、即ち、入力包絡線
のレベルがしきい値を下から上に切るように変化したと
判断された場合には、分割信号S1、S2の振幅制御を
行う振幅制御部22において分割信号に付与する振幅値
である出力振幅値を大レベルの値に設定する(ステップ
S706)。
【0048】一方、ステップS704の処理において、
入力信号の包絡線のレベルがしきい値を越えるように変
化したとは判断されなかった場合には、入力信号の包絡
線のレベルがしきい値を越えないように変化したか、即
ち、入力信号の包絡線のレベルがしきい値を上から下に
切るように変化したかを判断する(ステップS70
8)。
【0049】ここで、ステップS708の処理におい
て、入力包絡線のレベルがしきい値を越えないように変
化した、即ち、入力包絡線のレベルがしきい値を上から
下に切るように変化したと判断された場合には、分割信
号S1、S2の振幅制御を行う振幅制御部16−8にお
いて分割信号に付与する振幅値である出力振幅値を小レ
ベルの値に設定する(ステップS710)。
【0050】一方、ステップS708の処理において、
入力包絡線のレベルがしきい値を越えないように変化し
たとは判断されなかった場合、即ち、入力包絡線のレベ
ルがしきい値を切るようには変化しなかった場合、換言
すれば、入力包絡線のレベルがしきい値を跨ぐようには
変化しなかった場合には、分割信号S1、S2の振幅制
御を行う振幅制御部16−8において分割信号に付与す
る振幅値である出力振幅値のレベルを変化しない。
【0051】ここで、図6に示す振幅制御概念図を参照
すると、地点Aにおいては、入力包絡線のレベルがしき
い値を越えるように変化した、即ち、入力包絡線のレベ
ルがしきい値を下から上に切るように変化したと判断さ
れ、分割信号S1、S2の振幅制御を行う振幅制御部1
6−8において分割信号S1、S2に付与する振幅値で
ある出力振幅値を、小レベルから大レベルの値に変化さ
せる(ステップ704→ステップS706)。
【0052】一方、図36示す地点Bにおいては、入力
包絡線のレベルがしきい値を越えないように変化した、
即ち、入力包絡線のレベルがしきい値を上から下に切る
ように変化したと判断され、分割信号S1、S2の振幅
制御を行う振幅制御部16−8において分割信号S1、
S2に付与する振幅値である出力振幅値を、大レベルか
ら小レベルの値に変化させる(ステップ704→ステッ
プS708→ステップS710)。
【0053】さらに、図6に示す地点Cにおいては、入
力包絡線のレベルがしきい値を越えるように変化した、
即ち、入力包絡線のレベルがしきい値を下から上に切る
ように変化したと判断され、分割信号S1、S2の振幅
制御を行う振幅制御部16−8において分割信号S1、
S2に付与する振幅値である出力振幅値を、小レベルか
ら大レベルの値に変化させる(ステップS704→ステ
ップS706)。
【0054】そして、振幅変動分を位相に変換され一定
振幅に分割された分割信号S1、S2は、包絡線レベル
検出部16−7により出力振幅値のレベルを制御された
振幅制御部16−8においてその振幅値を制御される。
即ち、濡y包絡線がしきい値を超えない場合は分割信号
S1、S2の出力振幅値を小レベルとするように制御さ
れ、また、しきい値を超えた場合は分割信号S1、S2
の出力振幅値を大レベルとするように制御される。
【0055】従って、入力包絡線レベルがしきい値を下
から上へ切る場合(図6における地点A、図6における
地点C)には、信号ベクトルの単位円は、小レベルの出
力振幅値に対応する小径の円から大レベルの出力振幅値
に対応する大径の円へ移るとともに、2つのベクトルの
位相角は広がることになる(図6を参照する。)。逆に
入力包絡線レベルがしきい値を上から下に切る場合(図
6における地点B)には、信号ベクトルの単位円は、大
レベルの出力振幅値に対応する大径の円から小レベルの
出力振幅値に対応する小径の円へ移行して位相角は狭ま
ることになる(図6を参照する。)。
【0056】このように、第二の実施の形態による電力
増幅器によれば、包絡線がしきい値を越えない状態のと
きには分割信号の振幅が小さくなって、2つに分割した
分割信号の位相角が広がらないことになり、小振幅時の
無効電力を小さく抑えることができるようになる。
【0057】即ち、第二の実施の形態による電力増幅器
によれば、入力信号の包絡線レベルの変動を2つの一定
振幅信号の位相情報として変換することにより、効率よ
い電力増幅を実現することができるとともに、それに加
えて、入力信号の包絡線の変動のレベルを検出して、ア
ンプ部24a、24bへ入力される分割信号のレベルを
入力信号の包絡線の変動のレベルに応じて変化させて、
アンプ部24a、24bでの小信号入力時の電力損失を
小さく抑えることができる。
【0058】なお、上記した実施の形態においては、し
きい値を1つ設定して入力信号の包絡線の変動のレベル
を2段階のレベルに分割し、それに応じて振幅制御部1
6−8における分割信号の出力振幅値ならびに信号ベク
トルの単位円の大きさが2段階のレベルとなるように設
定したが、これに限られるものではないことは勿論であ
り、しきい値を2つ以上設定して入力信号の包絡線の変
動のレベルを3段階以上の多段階に分割するようにし
て、それに応じて振幅制御部16−8における分割信号
の出力振幅値ならびに信号ベクトルの単位円の大きさが
3段階以上の多段階となるように設定してもよい。
【0059】例えば、図8には、しきい値レベル1、し
きい値レベル2およびしきい値レベル3の異なる3種類
の値のしきい値を設定して、包絡線の変動のレベルを4
段階のレベルに分割し、それに応じて振幅制御部16−
8における分割信号の出力振幅値ならびに信号ベクトル
の単位円の大きさが4段階のレベルとなるように設定し
た例が示されている。このようにすると、包絡線の変動
のレベルを2段階のレベルに分割する場合と比較すると
より精密な制御を行うことができるようになり、電力損
失をより一層小さく抑えることが可能となる。
【0060】また、振幅制御部16−8における分割信
号の出力振幅値ならびに信号ベクトルの単位円の大きさ
の切り換えのタイミングは、入力信号の包絡線の振幅の
瞬時値としきい値とを比較した結果に応じて切り換える
ようにすればよい。
【0061】さらに、上記したしきい値の数ならびにし
きい値のレベルは、入力信号のピーク電力対平均電力比
を検知し、その検知結果に応じて最適なしきい値の数な
らびにしきい値のレベルを可変するようにして、それに
より分割信号の出力振幅値ならびに信号ベクトルの単位
円の大きさに関する多段階のレベルを制御するようにし
てもよい。
【0062】さらにまた、上記したしきい値の数ならび
にしきい値のレベルは、入力信号の振幅確率密度分布関
数を検知し、その検知結果に応じて最適なしきい値の数
ならびにしきい値のレベルを可変するようにして、それ
により分割信号の出力振幅値ならびに信号ベクトルの単
位円の大きさに関する多段階のレベルを制御するように
してもよい。
【0063】なお、上記した補正テーブルの入力アドレ
スとしては、IQ信号を用いても良いし、振幅rと位相
θとの信号を用いるようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、非線形素子を用いて入力信号を、振幅変動
を位相情報に変換した2つの定振幅信号に変換して増幅
する線形増幅方式により電力増幅する際に、振幅増幅器
などの非線形素子において発生した歪みを効果的に除去
することができるようになるという優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】LINC方式の基本原理の説明図である。
【図2】本発明による電力増幅器の実施の形態の一例を
示すブロック構成図である。
【図3】信号分割部と位相制御部との詳細な構成を示す
ブロック構成図である。
【図4】本発明による電力増幅器の動作を説明するため
の位相制御ベクトル図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態による電力増幅器を
示す図3に対応する信号分割部と位相制御部との詳細な
構成説明図である。
【図6】本発明の第二の実施の形態による電力増幅器の
動作を説明するための振幅制御概念図である。
【図7】本発明の第二の実施の形態による電力増幅器の
実施の形態の一例の分割信号の振幅制御の処理に関する
フローチャートである。
【図8】本発明の第二の実施の形態による電力増幅器の
他の実施の形態を示す図6に対応する振幅制御概念図で
ある。
【符号の説明】
10 RFダウンコンバータ 12 アナログ/デジタル(A/D)コンバータ 14 IQ分配部 16 信号分割部 16−1 直交−極座標変換部 16−2 振幅位相変換部 16−3 補正テーブル記憶部 16−4 第1加算器 16−5 第1加算器 16−6 信号分割器 16−7 包絡線レベル検出部 16−8 振幅制御部 18 位相制御部 18−1 第1バッファ 18−2 第2バッファ 18−3 DSP(デジタルシグナルプロセッ
サ)部 20 デジタル/アナログ(D/A)コンバ
ータ 22a、22b RFアップコンバータ 24a、24b アンプ(Amp)部 26 信号合成部 28 RFダウンコンバータ 30 アナログ/デジタル(A/D)コンバータ 100 信号分割部(コンポーネントセパレータ:
COMPONENTSEPARATOR) 102a、102b アンプ部 104 信号合成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬川 直明 東京都調布市柴崎2丁目1番地3 島田理 化工業株式会社内 (72)発明者 村本 研治 東京都調布市柴崎2丁目1番地3 島田理 化工業株式会社内 (72)発明者 中山 正敏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J090 AA01 AA41 CA21 FA19 KA00 KA03 KA26 KA34 MA20 SA13 TA01 TA06 TA07 5J500 AA01 AA41 AC21 AF19 AK00 AK03 AK26 AK34 AM20 AS13 AT01 AT06 AT07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非線形素子を用いて入力信号を該入力信
    号の振幅変動を位相情報に変換した2つの定振幅の分割
    信号に分割し、該2つの分割信号を増幅した後に合成し
    て出力信号として出力する線形増幅方式による電力増幅
    方法において、 入力信号と出力信号との比較結果に応じて、2つの分割
    信号の位相を制御して該出力信号の振幅の歪みを補正す
    るものである電力増幅方法。
  2. 【請求項2】 非線形素子を用いて入力信号を該入力信
    号の振幅変動を位相情報に変換した2つの定振幅の分割
    信号に分割し、該2つの分割信号を増幅した後に合成し
    て出力信号として出力する線形増幅方式による電力増幅
    方法において、 入力信号と出力信号との比較結果に応じて、2つの分割
    信号の位相を制御して該出力信号の振幅の歪みを補正す
    る第1の処理と、 前記入力信号の振幅に応じて、前記2つの分割信号の振
    幅値を制御する第2の処理とを有する電力増幅方法。
  3. 【請求項3】 非線形素子を用いて入力信号を該入力信
    号の振幅変動を位相情報に変換した2つの定振幅の分割
    信号に分割し、該2つの分割信号を増幅した後に合成し
    て出力信号として出力する線形増幅方式による電力増幅
    方法において、 入力信号と出力信号との比較結果に応じて、2つの分割
    信号の位相を制御して該出力信号の振幅の歪みを補正す
    る第1の処理と、 前記入力信号の包絡線の振幅に応じて、前記2つの分割
    信号の振幅値を多段階に制御する処理とを有する電力増
    幅方法。
  4. 【請求項4】 非線形素子を用いて入力信号を該入力信
    号の振幅変動を位相情報に変換した2つの定振幅の分割
    信号に分割し、該2つの分割信号を増幅した後に合成し
    て出力信号として出力する線形増幅方式による電力増幅
    器において、 入力信号と出力信号とを比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に応じて2つの分割信号の位相
    を制御する位相制御手段と、 前記入力信号の包絡線の振幅を検出する検出手段と、 前記検出手段による検出結果に応じて、前記2つの分割
    信号の振幅値を多段階に制御する振幅制御手段とを有す
    る電力増幅器。
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