JP2003295785A - 有機el表示装置およびその駆動装置 - Google Patents

有機el表示装置およびその駆動装置

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JP2003295785A
JP2003295785A JP2002101477A JP2002101477A JP2003295785A JP 2003295785 A JP2003295785 A JP 2003295785A JP 2002101477 A JP2002101477 A JP 2002101477A JP 2002101477 A JP2002101477 A JP 2002101477A JP 2003295785 A JP2003295785 A JP 2003295785A
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data electrode
data
organic
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JP2002101477A
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Naoki Kato
直樹 加藤
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Kyocera Display Corp
AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
Kyocera Display Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】有機EL表示装置100における表示の横クロ
ストークを防止する。 【解決の手段】走査電極2とデータ電極3の間に有機E
L構造体が挟持されたパネル20と駆動IC10との配
線接続について、走査電極2は走査電極駆動回路1Cに
対してほぼ直線的に接続され、第1のデータ電極駆動回
路1Aはパネル20の上側に配置され、第2のデータ電
極駆動回路1Bはパネル20の下側に配置され、走査電
極駆動回路1Cと第1のデータ電極駆動回路1Aおよび
第2のデータ電極駆動回路1Bの各出力端子群はパネル
20の左側の一辺に沿って配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パッシブ駆動型の
有機EL表示装置とその駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】有機EL表示装置は対向して設けられた
陰極と陽極間に配置された有機薄膜かに電流を供給する
ことで自発発光する電流駆動型の表示装置である。その
等価回路を図9に示す。有機EL素子は半導体発光ダイ
オードに似た特性を有しているので有機LEDと呼ばれ
ることもある。
【0003】この有機EL素子の陽極側を高電圧側と
し、所定の電圧を両電極間に印加し有機薄膜に電流を供
給すると発光する。逆に、陰極側を高電位とした場合に
は電流がほとんど流れず発光しない。両電極に挟持され
た有機薄膜には無視できない容量を有している。
【0004】有機EL素子の有機薄膜に定電圧を印加し
た際、その発光輝度は温度変化や経時変化によって大き
く変動する。しかし、電流値に対する有機EL素子の発
光輝度の変動は小さい。有機EL素子を用いて表示を行
なうに際し、所定の表示輝度を得るために、駆動回路に
定電流回路を設けて、表示画面を構成するそれぞれの有
機EL素子に定電流を供給する。有機EL表示装置の場
合には、定電流性の駆動法を用いることが一般的であ
る。
【0005】マトリックス電極の各画素部に有機EL素
子をそれぞれ配置した有機EL表示装置が既に実現され
ている。図8に平面図、図10(a)に斜視図、図10
(b)に断面図を示す。陽極に接続されるかまたは陽極
そのものを形成する複数の陽極配線3と、それに直交す
る方向に、陰極に接続するかまたは陰極そのものを形成
する複数の陰極配線2が配置される。
【0006】陰極配線2と陽極配線3の交点が画素5と
なり、両電極間に有機薄膜4が挟持される。このよう
に、ガラス基板6上に有機EL素子によって構成された
画素がマトリックス状に平面配置される。
【0007】一般に、陰極配線2は金属で形成され、陽
極配線3はITO(インジウム・錫・酸化物)などの透
明導電薄膜で形成される。次に、有機EL表示装置に対
する単純マトリックス駆動法について説明する。以下、
陽極配線、陰極配線のいずれか一方を走査電極、他方を
データ電極とする。
【0008】まず、定電圧回路が備えられた走査配線駆
動回路に走査電極を接続する。走査電極に対して定電圧
性の駆動を行なう。そして、走査電極を順次走査して走
査電極のうちの1本を選択状態、残りを非選択状態と
し、所定の期間ごとに選択する。一般的に、走査電極の
一方の端から他方の端に対して走査を行ない、一定の期
間の間にすべての走査電極を走査し、所定の駆動電圧を
印加する。
【0009】次に、出力段に定電流回路が備えられたデ
ータ電極駆動回路にデータ電極を接続する。選択した走
査電極の表示パターンに対応する表示データを、走査に
同期して、すべてのデータ電極に供給する。定電流回路
からデータ電極に供給した電流パルスIは、選択した
走査電極とデータ電極との交点に位置する有機EL素子
を通して、選択した走査電極に流れる。
【0010】有機EL素子の画素は、その画素が接続さ
れた走査電極が選択されていて、かつデータ電極から電
流が供給されている期間だけ発光する。データ電極から
電流の供給が止まると発光も停止する。
【0011】このようにして、データ電極と走査電極と
の間に挟持された有機EL素子に対して電流を供給し、
すべての走査電極の走査を順次繰り返す。そして、所望
の表示パターンに応じて表示画面全体の画素の発光・非
発光を制御する。
【0012】駆動を行なう際に、有機EL素子の陽極お
よび陰極は、走査電極またはデータ電極のいずれにも設
定できる。つまり、陽極を走査電極とし、陰極をデータ
電極とするか、または陽極をデータ電極、陰極を走査電
極として使用できる。両電極は駆動を行なう上で互換性
を有している。有機EL素子の極性と電極との関係を調
整して配置すればよい。
【0013】一般的には、データ電極を陽極に対応さ
せ、走査電極を陰極に対応させることが多い。以後、陰
極が走査電極、陽極がデータ電極として有機EL表示装
置の駆動法と表示状態について説明する。
【0014】なお、表示画面を人間が見るときの上下左
右にかかわらず、走査配線に対して平行に配列した方向
の画素の並びを「行」、データ配線に対して平行な方向
に配列した画素の並びを「列」、とも呼ぶこととする。
【0015】まず、有機EL素子の陰極に接続した走査
電極は以下の電位条件を満たすことが必要である。つま
り、選択状態の走査電極の電位は、非選択状態の走査電
極の電位より低く設定しなければならない。そのため、
選択状態の走査電極の電位はグラウンド(接地)電位と
し、非選択状態の走査電極電位は接地電位より高い電位
を与えるように駆動を行なう。
【0016】列側のデータ電極には、その出力データが
「画素」を発光させるオンデータである場合には定電流
を供給する。出力データが「画素」を非発光とさせるオ
フデータである場合には、接地電位に等しい定電圧の出
力を供給する。つまり、「画素」がオンかオフかによっ
て、定電流性出力または定電圧性出力の間で切り替わる
ように構成されている。データ電極に対して定電流出力
をするのは、上述したように発光輝度を電流値で制御す
るためである。
【0017】また、有機EL素子に流れる電流の方向
は、陽極であるデータ電極から有機薄膜を通して、陰極
である走査電極へ流れるように設定する。そのため、デ
ータ電極の電位は、選択状態にある走査電極の電位であ
る接地電位より高く設定する。有機EL表示装置では、
その表示画面を全面発光させる場合、選択状態の1本の
走査電極に流れ込む電流は、行数を一定とすると、列数
に比例して大きくなる。また、列数が大きくなると、そ
れに対応して走査電極が長くなる。そのため、画面の左
端から右端までの走査電極の総抵抗値も大きくなる。
【0018】また、有機EL表示装置の外部の駆動回路
へ、走査電極を接続するために引き出す配線も抵抗を有
している。所定の抵抗を有する走査電極および引出し配
線に流れ込む電流が大きくなると、本来、接地電位であ
るべき走査電極の電位が、接地電位よりも高くなる。
【0019】そして、有機EL表示装置を単純マトリッ
クス駆動法で駆動し、全面発光時の走査電極(陰極)の
電位が本来の接地電位よりも高くなることがある。する
と、以下のような問題が生じた。
【0020】有機EL表示装置の駆動を行なうに際し、
列側に定電流回路を備えたデータ電極駆動回路を使用し
ている。そのため、上述したように、走査電極に電位上
昇が生じても、データ電極には所定の電流Iがデータ
電極駆動回路から供給される。基本的に有機EL素子の
発光を電流性の駆動で行なっているからである。よっ
て、データ電極の電位はその電位上昇分が加えられた電
位まで上昇する。「データ配線電位=走査電極電位+有
機EL素子の端子電圧」の関係となる。
【0021】しかし、対向する走査電極側の電位上昇が
大きい場合には、データ電極の電位はデータ電極駆動回
路の電源電圧に近い電位まで上昇することになる。そし
て、データ電極駆動回路の定電流回路の駆動能力が飽和
して、データ電極の電位を充分に上昇させることができ
なくなる。すると画素を構成する有機EL素子には所定
の電流が充分に流れず、その画素の発光輝度は所望の設
定値より暗くなる。
【0022】結果として、発光画素数が多い行、すなわ
ち走査電極の電位上昇が大きい行ほど発光輝度が暗くな
るという現象が発生する。正常状態の表示を図11
(a)に示す。これに対して、走査電極の電位上昇が大
きいと、表示のパターンに応じた横帯状のムラが発生す
る(図11(b))。これを横クロストークと呼ぶ。
【0023】次に、有機EL表示装置における駆動回路
と電極の配置構成について説明する。パッシブ駆動型の
有機EL表示装置に関し、その駆動回路と画像を表示す
るパネルの各電極との間の配線方式に、パッシブ駆動型
の液晶表示装置のそれと同様の構成を採用していた。駆
動ICの2辺にそれぞれ走査電極駆動回路の出力端子と
データ電極駆動回路の出力端子を設けて、パネルの各電
極に接続するように構成されている(図5参照)。
【0024】また、図12に、ワンチップ型の駆動IC
を用いフィルム上に実装した従来例の有機EL表示装置
50を示す。走査電極2とデータ電極3が直交配置され
たパネル20の下側の辺に沿って駆動IC10の出力端
子が配置され、第1の走査電極駆動回路1Cと第2の走
査電極駆動回路2Cが駆動IC10の両側端部に分けて
配置されている。パネル20の左側と右側から、それぞ
れ走査電極に至る引き回し配線が配置されている。デー
タ電極駆動回路1Aからデータ電極3に至る配線は短
く、ほぼ直線的に配置されている。この有機EL表示装
置50では走査電極の引き回し配線に電圧上昇が生じ
て、表示に横クロストークが生じていた。
【0025】これらの従来例のように、駆動回路から電
極に至る配線の引き回しについて、パッシブ駆動型の液
晶表示装置と同様の配置構成を採用すると、パネル20
のデータ電極3の下側の辺に沿って、駆動IC10の出
力端子が配置されることになる。この場合、パネル20
の左右方向に位置する走査電極2に対する、走査電極駆
動回路1C、2Cの各出力端子からの引き回し配線1C
−L、2C−Lの実効配線長が長くなる。
【0026】すると、走査電極を駆動する走査電極駆動
回路の出力端子から走査電極の接続端部の間に不要な電
気抵抗を有することになる。また、マルチプレックス駆
動で走査電極の選択時に大電流を必要とするので、引き
回し配線から走査電極の各部位において、電気抵抗によ
る電圧降下を生じて駆動電位の変動を引き起こしてい
た。
【0027】この走査電極駆動回路から走査電極に至る
間の駆動条件の変動、たとえば、走査電極の左側端部か
ら右側端部の間での位置による駆動電位の変動は、上述
したように、表示画面の横クロストークとなって視認さ
れる(特願2001−353260参照)。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を解決し、最適な駆動条件を満足し得る有機EL表
示装置の駆動系の回路構成を得ることを目的とする。ま
た、有機EL表示装置において、基板に一個の部品とし
て実装された駆動装置、特にチップ・オン・グラス法を
用いて、装置の小型化と接続の機械的強度を向上するこ
とを目的とする。また、実装が容易で額縁領域が狭い有
機EL表示装置を得ることを目的とする。また、新しい
出力端子のレイアウトを有する有機EL表示装置用の駆
動装置を得ることを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の態様
1は、基板上に走査電極とデータ電極と発光層とが設け
られ、駆動装置が集積回路によって構成され、駆動装置
に走査電極駆動回路およびデータ電極駆動回路が設けら
れ、走査電極は走査電極駆動回路に接続され、データ電
極はデータ電極駆動回路に接続され、駆動装置は走査電
極とデータ電極によって構成される表示面の一辺の近傍
に設けられた有機EL表示装置であって、駆動装置は走
査電極への接続側の辺に沿って配置され、走査電極駆動
回路の出力端子は走査電極に対して一対一に接続され、
データ電極駆動回路はデータ電極の本数がほぼ二分され
るように、二つの領域に分けて配置され、第1のデータ
電極駆動回路はデータ電極の一端の側に配置され、第2
のデータ電極駆動回路はデータ電極の他端の側に配置さ
れてなることを特徴とする有機EL表示装置を提供す
る。
【0030】態様2は、基板上に走査電極とデータ電極
と発光層とが設けられ、駆動装置が集積回路によって構
成され、駆動装置に走査電極駆動回路およびデータ電極
駆動回路が設けられ、走査電極は走査電極駆動回路に接
続され、データ電極はデータ電極駆動回路に接続され、
駆動装置は走査電極とデータ電極によって構成される表
示面の一辺の近傍に設けられた有機EL表示装置であっ
て、駆動装置は走査電極の接続側の辺に沿って配置さ
れ、走査電極駆動回路の出力端子は走査電極に対して一
対一に接続され、データ電極駆動回路の出力端子が駆動
装置の片側に配置され、データ電極駆動回路からデータ
電極に至る配線が表示面の一辺のみに沿って配置されて
なることを特徴とする有機EL表示装置を提供する。
【0031】態様3は、チップ状の駆動装置が基板上に
配置されてなる態様1または2に記載の有機EL表示装
置を提供する。
【0032】態様4は、走査電極駆動回路の出力端子か
ら走査電極の端部までの引き回し配線の平均的配線長が
20mm以下である態様1、2または3に記載の有機E
L表示装置を提供する。表示装置としての小型化を達成
するには、10mm以下にすることが好ましい。
【0033】態様5は、有機EL表示装置の走査電極と
データ電極をそれぞれ駆動する走査電極駆動回路とデー
タ電極駆動回路が設けられた駆動装置であって、走査電
極駆動回路とデータ電極駆動回路が一つのパッケージの
中に設けられた駆動ICまたは一つのチップであり、デ
ータ電極駆動回路が第1のデータ電極駆動回路と第2の
データ電極駆動回路にほぼ二分され、第1のデータ電極
駆動回路と第2のデータ電極駆動回路のそれぞれの出力
端子群の間に、走査電極駆動回路の出力端子群が配置さ
れた駆動装置を提供する。
【0034】態様6は、駆動する走査電極に対応する走
査電極駆動回路の出力端子が30以上である態様5に記
載の駆動装置を提供する。
【0035】態様7は、駆動するデータ電極に対応する
データ電極駆動回路の出力端子が20以上である態様5
または6に記載の駆動装置を提供する。
【0036】態様8は、データ電極1本あたりの最大駆
動電流×データ電極の本数≧10mAである態様5、6
または7に記載の駆動装置を提供する。
【0037】また、上記の各態様において、データ電極
とデータ電極駆動回路とを接続する引き回し配線の幅が
10〜100μmであることが好ましい。高精細画面に
適応した電極の構成をとることができ、また表示面の外
側の額縁部を小さく構成することができる。
【0038】また、走査電極駆動回路の出力端子から走
査電極の接続端部に至るまでの電圧降下が1.0V以内
であることが好ましい。また、走査電極本数×データ電
極本数の画面サイズが対角で40mm以上であることが
好ましい。一個の駆動装置で駆動し得る画面サイズであ
っても、その画面表示に適した電極構成をとることによ
って良好な表示を提供できる。
【0039】また、データ電極駆動回路の出力端子から
データ電極の接続端子に至るまでの電圧降下が1.0V
以下であることが好ましい。また、すべての走査電極の
接続端部の他端から駆動回路の出力端子までの間の電圧
降下が1.5V以下であることが好ましい。より、画面
の明るさの均一な表示装置を得ることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明では、駆動回路の出力端子
から有機EL表示装置の電極に至るまでの配線の引き回
しを短くするように配置構成する。走査電極駆動回路と
データ電極駆動回路のそれぞれの出力端子から、走査電
極およびデータ電極の各接続端部に至るまでの配線の引
き回しを、電気的影響を低減し走査電極側の実効配線長
を短くするように構成する。
【0041】特に、走査電極駆動回路とデータ電極駆動
回路とが一個の集積回路に設けられた場合、実質的に一
辺または3辺に沿って、ほぼ一列状に配置される出力電
極の配置構成(図6、図7参照)に関し、走査電極とデ
ータ電極の各出力端子が表示面に対してバランス化され
た配置をとるようにし、駆動回路系における総合的な実
効配線長を短くするように設計を行なう。
【0042】駆動回路は複数のパッケージのものでもよ
いが、一個のパッケージからなる集積回路であることが
好ましい。また、ガラス基板の周辺にチップの状態で搭
載されたチップ・オン・グラスであることが特に好まし
い。単位面積あたりの実装密度を向上でき、表示装置の
小型化と周辺回路の規模を抑制することができるので好
ましい。
【0043】表示を行なうために直交配置された走査電
極とデータ電極のうち、表側にはITOなどの透明電極
を用いる。裏側には積層された金属電極を用いることが
好ましい。そして、表側の透明電極をデータ電極とし、
裏側の電極を走査電極として用いることが好ましい。
【0044】本発明では、駆動回路から走査電極に至る
引き回し配線が、駆動回路からデータ電極へ至る引き回
し配線よりも相対的に短くなるように設計する。走査電
極により大きな電流が流れるからである。この際、走査
電極への引き回し配線およびデータ電極への引き回し配
線はともに、金属配線または金属を含む積層された配線
であることが好ましい。
【0045】また、選択時の走査電極には、「直交する
データ電極1本あたりの最大駆動電流×データ電極の本
数」の電流が流れ得る。よって、走査電極に接続される
引き回し配線には低抵抗性の金属材料を用いることが好
ましい。たとえば、クロム・アルミニウムやモリブデン
・アルミニウムなどの積層された金属配線を用いること
が好ましい。
【0046】また、駆動回路の出力端子からパネルの電
極の接続端部までの引き回し配線のシート抵抗は0.0
2Ω/□以上とする。たとえば、3000Å程度の厚み
のアルミニウム配線の場合、そのシート抵抗は約0.1
Ω/□であり、通常の製造プロセスと生産コストの観点
から所定の厚みの配線にすることが好ましい。次に、有
機EL発光素子を備えた基板の製造について説明する。
目標のパネル輝度は200cd/mである。
【0047】膜厚200nmのITOをエッチングして
線幅10〜100μmのデータ電極引き回し配線を形成
する。データ電極は陽極として機能する。さらに、その
上に絶縁膜としてポリイミドを塗布し、各画素において
発光させる正方形または長方形の領域を除去する。
【0048】この上に、有機EL素子の有機薄膜を真空
蒸着法により積層する。まず、第1正孔輸送層として膜
厚20nmの銅フタロシアニンと、第2正孔輸送層とし
て膜厚40nmのα−NPDを形成し、次に発光層のホ
スト化合物としてAlq、ゲスト化合物の蛍光性色素と
してクマリン6を同時に蒸着し、膜厚60nmとなるよ
うに形成する。さらに陰極界面層としてLiFを0.5
nm蒸着する。
【0049】最後に陰極として、膜厚100nmのアル
ミニウムで走査電極を形成し、走査電極駆動回路に接続
する。所定の画素サイズになるように走査電極の幅を基
板上で許容され得る範囲で線幅を確保することができ
る。走査電極駆動回路の出力端子と走査電極の接続端部
とがほぼ直線的に接続できるからである。
【0050】このようにしてガラス基板上に形成した有
機EL素子を、有機薄膜への水分の侵入を防ぐために、
他のガラス基板1枚を対向配置して周辺シール材によっ
て両基板を接合し、内部から外部に引き出したデータ電
極および走査電極に、それぞれデータ電極駆動回路、走
査電極駆動回路を接続する。この際、対向した両基板の
間の空間内部に吸湿剤を設けることが好ましい。以下の
実施例では、引き回し配線に約3000Å厚のアルミニ
ウムまたはアルミニウムやクロムを含む積層構造の金属
電極を用いた。
【0051】本発明は対角サイズで50mm程度の携帯
用表示装置や、対角サイズで10cm以内の車載用の表
示装置などに使用することが好適である。
【0052】
【実施例】(例1)図1は、本発明の有機EL表示装置
100の左側に一個の駆動IC10を配置した例であ
る。出力端子の領域は駆動IC10を3分割するように
設けられ、第1のデータ電極駆動回路1A、走査電極駆
動回路1C、第2のデータ電極駆動回路1Bが順に配置
されている。
【0053】パネル20にはデータ電極3と走査電極2
が直交配置され、両電極の間に有機EL構造体からなる
発光層が挟持され、電流を供給することによって自発発
光する。XYマトリックス中の所望の位置の画素をオン
・オフするように駆動を行ない、パネル20に画像を表
示する。
【0054】駆動IC10の出力端子は図6または図7
に示す配置でもよい。実質的にパネル20に対して、ほ
ぼ一列になるように配置されている。そして、第1のデ
ータ電極駆動回路1Aの出力からパネル20に至る引き
回し配線1A−Lはパネル20の上側の辺に沿って配置
される。
【0055】第2のデータ電極駆動回路1Bの出力端子
からパネル20のデータ電極3に至る引き回し配線1B
−Lはパネルの下側の辺に沿って配置される。
【0056】走査電極駆動回路1Cからパネル20の走
査電極2の接続端部までは、ほぼ直線的に短い配線長で
接続がなされている。本例の有機EL表示装置を駆動し
たところ、横クロストークのない、画面上の各画素の輝
度が均一である良好な画像を表示することができた。
【0057】(例2)図2に本例の有機EL表示装置1
01の配置構成を模式的に示す。本例では、データ電極
駆動回路1Aは一個の駆動ICの一方の側(パネル20
の上側)に配置され、走査電極駆動回路は駆動ICの他
方の側(パネル20の下側)に配置される。走査電極駆
動回路1Cからパネル20の走査電極2の接続端部に至
る引き回しの配線は直線的であり、その配線長を短くす
ることができた。本例の有機EL表示装置の駆動を行な
ったところ、例1と同様にきれいな表示を得た。
【0058】(例3)図3に本例の有機EL表示装置1
10の配置構成を示す。本例は例1と逆であり、パネル
20の上側に位置する第1のデータ電極駆動回路1Aに
接続されるデータ電極3がパネル20の左側に位置する
ものである。
【0059】パネル20の下側に位置する第2のデータ
電極駆動回路1Bに接続されるデータ電極3はパネル2
0の右側に位置するように配置されている。例1と同様
に、走査電極駆動回路1Cの出力端子から走査電極2の
接続端子に至る引き回し配線は直線的であり、その配線
長を短くすることができた。駆動を行なったところ、横
クロストークのない、画面上の各画素の輝度が均一であ
る良好な画像を表示することができた。
【0060】(例4)本例の有機EL表示装置111を
図4に示す。本例におけるデータ配線の端部までの引き
回し配線1B−Lは例2の配置構成に対して、パネル面
を基準にした場合に、逆の関係を有するように配置構成
した。本例の有機EL表示装置の駆動を行なったとこ
ろ、例3と同様にきれいな表示を得た。
【0061】(例5)本例では、データ電極に至る引き
回し配線をデータ配線の1本おきにパネルの上下に振り
分けて構成した。データ電極の配線の偶数列と奇数列に
至る引き回し配線をパネルの上側と下側にそれぞれ別に
配置するようにした。本例ではデータ電極への引き回し
配線の接続端部におけるスペースを十分確保できるの
で、全体として引き回し配線の幅を太くすることがで
き、抵抗値をより低減することができる。本例の有機E
L表示装置の駆動を行なったところ、きれいな表示を得
ることができた。
【0062】(例6)上記の例1〜5について、駆動回
路の基板への実装方式を一個のチップ・オン・グラスと
し、有機EL表示装置を製造した。周辺回路を小型化す
ることができ、表示面の外側の額縁領域を小さくするこ
とができた。また、表示特性のすぐれた有機EL表示装
置を得ることができた。
【0063】
【発明の効果】本発明においては、走査電極駆動回路の
出力端子から走査電極に至る実効配線長を短くし、駆動
の際の不要な電圧降下を低減し、安定した表示特性を容
易に得ることができる。
【0064】また、表示面の周辺の配線をコンパクトに
まとめることができ、表示装置の小型化に寄与できる。
また、駆動装置を一個の駆動ICとすることができ、有
機EL表示装置の実装を容易にする。また、生産効率を
向上できる。
【0065】また、走査電極に大電流駆動を可能とする
低抵抗材料を用いた場合、たとえば、アルミニウムやモ
リブデンなどの複数の金属を積層した電極構造とするこ
とで、さらに高輝度で均一な明るさの表示を得ることが
できる。
【0066】また、駆動装置としてチップ状の集積回路
を用いて基板上に実装し、有機EL表示装置の走査電極
およびデータ電極と接続すると、有機EL表示装置と駆
動装置の接続の機械的強度が向上し、また外部へのFP
C実装の端子数が少なくなるため、接続の機械的信頼性
を十分確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の例1の模式的平面図。
【図2】本発明の例2の模式的平面図。
【図3】本発明の例3の模式的平面図。
【図4】本発明の例4の模式的平面図。
【図5】従来例の駆動装置の模式的平面図。
【図6】本発明における駆動ICの出力端子の第1の構
成例。
【図7】本発明における駆動ICの出力端子の第2の構
成例。
【図8】従来例の有機EL表示装置の模式的平面図。
【図9】有機EL素子の等価回路図。
【図10】有機EL表示装置の模式的斜視図(a)、模
式的断面図(b)。
【図11】有機EL表示装置の正常な表示画面(a)、
横クロストーク表示(b)。
【図12】従来例の模式的平面図。
【符号の説明】
1:出力端子 2:走査電極 3:データ電極 10:駆動IC 20:パネル 1A−L、1B−L:データ電極への引き回し配線 1C−L:走査電極への引き回し配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/30 G09G 3/30 J H05B 33/14 H05B 33/14 A Fターム(参考) 3K007 AB17 BA06 BB07 CC04 DB03 GA00 5C080 AA06 BB05 DD10 DD25 DD28 FF12 JJ01 JJ06 5C094 AA03 AA09 BA01 BA27 CA19 DA09 DB01 EA10 FA01 FB12 HA08 HA10 JA04 JA08 5G435 AA01 AA16 BB05 CC09 EE37 EE44 HH12 KK05 KK09 LL06 LL07 LL08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に走査電極とデータ電極と発光層と
    が設けられ、 駆動装置が集積回路によって構成され、 駆動装置に走査電極駆動回路およびデータ電極駆動回路
    が設けられ、 走査電極は走査電極駆動回路に接続され、 データ電極はデータ電極駆動回路に接続され、 駆動装置は走査電極とデータ電極によって構成される表
    示面の一辺の近傍に設けられた有機EL表示装置であっ
    て、 駆動装置は走査電極への接続側の辺に沿って配置され、 走査電極駆動回路の出力端子は走査電極に対して一対一
    に接続され、 データ電極駆動回路はデータ電極の本数がほぼ二分され
    るように、二つの領域に分けて配置され、第1のデータ
    電極駆動回路はデータ電極の一端の側に配置され、第2
    のデータ電極駆動回路はデータ電極の他端の側に配置さ
    れてなることを特徴とする有機EL表示装置。
  2. 【請求項2】基板上に走査電極とデータ電極と発光層と
    が設けられ、 駆動装置が集積回路によって構成され、 駆動装置に走査電極駆動回路およびデータ電極駆動回路
    が設けられ、 走査電極は走査電極駆動回路に接続され、 データ電極はデータ電極駆動回路に接続され、 駆動装置は走査電極とデータ電極によって構成される表
    示面の一辺の近傍に設けられた有機EL表示装置であっ
    て、 駆動装置は走査電極の接続側の辺に沿って配置され、 走査電極駆動回路の出力端子は走査電極に対して一対一
    に接続され、 データ電極駆動回路の出力端子が駆動装置の片側に配置
    され、データ電極駆動回路からデータ電極に至る配線が
    表示面の一辺のみに沿って配置されてなることを特徴と
    する有機EL表示装置。
  3. 【請求項3】チップ状の駆動装置が基板上に配置されて
    なる請求項1または2に記載の有機EL表示装置。
  4. 【請求項4】走査電極駆動回路の出力端子から走査電極
    の端部までの引き回し配線の平均的配線長が20mm以
    下である請求項1、2または3に記載の有機EL表示装
    置。
  5. 【請求項5】有機EL表示装置の走査電極とデータ電極
    をそれぞれ駆動する走査電極駆動回路とデータ電極駆動
    回路が設けられた駆動装置であって、 走査電極駆動回路とデータ電極駆動回路が一つのパッケ
    ージの中に設けられた駆動ICまたは一つのチップであ
    り、 データ電極駆動回路が第1のデータ電極駆動回路と第2
    のデータ電極駆動回路にほぼ二分され、 第1のデータ電極駆動回路と第2のデータ電極駆動回路
    のそれぞれの出力端子群の間に、走査電極駆動回路の出
    力端子群が配置された駆動装置。
  6. 【請求項6】駆動する走査電極に対応する走査電極駆動
    回路の出力端子が30以上である請求項5に記載の駆動
    装置。
  7. 【請求項7】駆動するデータ電極に対応するデータ電極
    駆動回路の出力端子が20以上である請求項5または6
    に記載の駆動装置。
  8. 【請求項8】データ電極1本あたりの最大駆動電流×デ
    ータ電極の本数≧10mAである請求項5、6または7
    に記載の駆動装置。
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